JP2021012071A - 光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置 - Google Patents

光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度な物体検出を可能とする光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置を提供する。【解決手段】光ビームを出射する光源部と、前記光源部が出射した前記光ビームを検出領域の物体に向けて偏向走査する光偏向器と、前記光偏向器が偏向走査して前記検出領域の前記物体で反射・散乱された前記光ビームを受光する受光光学素子と、を有し、前記受光光学素子の受光画角は、前記光偏向器の走査角速度と、前記検出領域における前記物体の最長検出距離と、前記検出領域における前記光ビームの広がり角とに基づいて決定される、ことを特徴とする光走査装置。【選択図】図3

Description

本発明は、光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置に関する。
従来、光ビームを照射領域に偏向走査する光走査装置、並びに、照射した光ビームを用いて物体の有無や物体までの距離等を検出する物体検出装置及びこれを用いたセンシング装置が知られている。このような装置は、特に、レーザレーダ及びLIDAR(Light Detection and Ranging)と呼ばれることがある。
LIDARは、例えば、走行中の車両(移動体)の前方における物体の有無や物体までの距離等を検出する。LIDARは、光源から出射したレーザ光を物体に照射・投光し、その物体から反射・散乱(反射と散乱の少なくとも一方)された光を受光器で検出することで、所望の範囲における物体の有無や物体までの距離等を検出する。
特許文献1には、対象物に向けて出射されたレーザ光の戻り光を受光部が受光することにより対象物までの距離を計測する計測装置が開示されている。計測装置は、レーザ光を出射する出射部と、出射されたレーザ光を透過し、当該レーザ光の光路を含む所定領域を通過する戻り光を反射して受光部に受光させる光学素子とを有している。また計測装置は、出射部が出射するレーザ光を光走査部(MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー)へ反射し、かつ、光走査部から入射した戻り光を光学素子へ集光させるように配置された凹面鏡を有している。
特許文献1では、レーザ光を光走査部(MEMSミラー)で走査し、物体で反射又は散乱された光を、再度光走査部を介して受光部で受光することで、所望の範囲における物体の有無や物体までの距離等を検出する。このように、レーザ光と検出器で検出できる検出可能領域の両方を走査する走査型LIDARは、検出が必要な部分のみにレーザ光を集中できるので、検出精度や検出距離の点で有利である。また、検出器による検出可能領域を最小限にすることができるため、検出器のサイズを小型にしやすく、コスト的にも有利である。
特許文献2には、光源から出射された光を光偏向器によって走査させ、その走査領域内に物体があるときに、物体で反射された光を結像光学系を介して受光部で受光する物体検出装置が開示されている。光偏向器は、回転軸まわりに回転する2つの反射面を有する回転ミラーから構成されている。
特許文献3には、発光部と受光部と制御部と処理部を備えており、観察範囲内に存在する物体までの距離の分布を示す距離画像データを取得する装置が開示されている。発光部は、光ビームの射出装置と、その光ビームを反射するミラーと、そのミラーを第1軸の周りに揺動させる第1揺動機構と、そのミラーを第2軸の周りに揺動させる第2揺動機構を備えている。ミラーは、MEMSミラーから構成されている。
特許文献1−3は、所望の角度範囲(有効走査領域)で光ビームを走査する方式である点で共通している。特許文献1の光走査部と特許文献3のミラーは、MEMSミラーから構成されており、特許文献2の光偏向器は、回転軸まわりに回転する2つの反射面を有する回転ミラーから構成されているが、これ以外にも種々の走査機構が知られている。
特開2018−151278号公報 特開2015−212647号公報 特開2011−089874号公報
本発明者らは、特許文献1−3を含む従来の走査機構について鋭意研究を重ねた結果、次のような技術課題が存在することを見出した。すなわち、走査機構の走査速度によっては、光の速度で物体までの距離を往復するとはいえ、その往復時間での光偏向器の進みによる検出精度の悪化が懸念される。
例えば、投光した瞬間から、光速cで距離Lの物体まで往復するのに要する時間tは、t=2L/cであり、L=300mとしたときには、t=2usとなる。MEMSミラーで、共振周波数2000Hz、振幅25°(機械的振れ角は±25°で振れる)とすると、走査中央部で走査角速度が最速になり、t=2usだと、MEMSミラー振れ角で0.6°、光学的な画角としては、その倍の1.3°だけ、走査方向に角度が進むことになる。このように、投光した瞬間から受光するまでに2usの時間がかかると、投受光で走査方向に1.3°ずれることになり、投受光画角それぞれの設定によっては、画角が足りずに受光できず、物体の検出精度が落ちてしまう(極端な場合は物体を検出できなくなってしまう)。
本発明は、以上の問題意識に基づいてなされたものであり、高精度な物体検出を可能とする光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置を提供することを目的とする。
本実施形態の光走査装置は、光ビームを出射する光源部と、前記光源部が出射した前記光ビームを検出領域の物体に向けて偏向走査する光偏向器と、前記光偏向器が偏向走査して前記検出領域の前記物体で反射・散乱された前記光ビームを受光する受光光学素子と、を有し、前記受光光学素子の受光画角は、前記光偏向器の走査角速度と、前記検出領域における前記物体の最長検出距離と、前記検出領域における前記光ビームの広がり角とに基づいて決定される、ことを特徴とする。
本発明によれば、高精度な物体検出を可能とする光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置を提供することができる。
第1実施形態による光走査装置の構成の一例を示す図である。 第1実施形態による物体検出装置の構成の一例を示す図である。 TOF方式による距離計測を実現する物体検出装置の一例を示す機能ブロック図である。 投光光学素子からの光ビームの角度強度分布の一例を示す図である。 受光光学素子の受光画角の一例を示す図である。 検出領域における物体の最長検出距離の一例を示す図である。 検出領域における光ビームの広がり角の一例を示す図である。 光偏向器の偏向による投受光の画角差の一例を示す図である。 投光ビームと受光画角の関係を示す図4に対応する図である。 第6実施形態によるセンシング装置の構成の一例を示す図である。
≪第1実施形態≫
図1〜図9を参照しながら、第1実施形態による光走査装置1について詳細に説明する。以下の説明におけるX軸方向とY軸方向とZ軸方向は、図中に示す矢線方向を基準とする。X軸方向とY軸方向とZ軸方向は互いに直交する三次元空間を構成する。
図1は、第1実施形態による光走査装置1の構成の一例を示す図である。
光走査装置1は、光源素子10と、投光光学素子20と、光偏向器(走査ミラー)30とを有している。
光源素子10は、所定の角度で発散する光ビームを出射する。光源素子10は、例えば、半導体レーザ(LD:Laser Diode)から構成することができる。あるいは、光源素子10は、面発光レーザ(VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER))又はLED(Light Emitting Diode)等から構成することができる。このように、光源素子10をどのように構成するかには自由度があり、種々の設計変更(代用)が可能である。
投光光学素子20は、光源素子10からの光ビームを成形する。具体的に、投光光学素子20は、所定の角度で発散しながら入射する光ビームを略平行光に成形する。投光光学素子20は、例えば、発散光である光ビームをカップリングして略平行光に成形する共軸非球面レンズから構成することができる。なお、図1では、投光光学素子20を1枚のレンズで描いているが、投光光学素子20を複数枚のレンズから構成してもよい。
光源素子10と投光光学素子20により、光ビームを出射する「光源部」が構成される。
光偏向器30は、投光光学素子20からの光ビームを偏向走査する偏向面31を有している。具体的に、光偏向器30は、光源素子10と投光光学素子20によりX軸方向に出射された光ビームをX軸方向とZ軸方向を含むXZ平面の所定の走査範囲に偏向走査する。光偏向器30による走査範囲は、例えば、偏向面31の角度を振動や回転で変えることにより設定される。図1では、上記の走査範囲における光偏向器30(偏向面31)の基準位置を実線で描いており、光偏向器30(偏向面31)の走査位置(例えば走査両端位置)を破線で描いている。このようにして、光偏向器30は、光源素子10と投光光学素子20(光源部)が出射した光ビームを検出領域の物体に向けて偏向走査する。ここで「検出領域」は、投光光学素子20と光偏向器30の間の領域と、光偏向器30による偏向走査後の領域とを含む概念で使用する。
図2は、第1実施形態による物体検出装置2の構成の一例を示す図である。物体検出装置2は、光走査装置1の光源素子10と投光光学素子20と光偏向器30に加えて、受光光学系40と、受光光学素子50と、駆動基板60とを有している。
光偏向器30によって光ビームを走査する領域内に物体がある場合、光ビームが物体によって反射・散乱(反射と散乱の一方又は双方)する。物体によって反射・散乱した光ビームは、受光光学系40を通って、受光光学素子50で受光される。すなわち、受光光学素子50は、光偏向器30が偏向走査して検出領域の物体で反射・散乱された光ビームを受光する。受光光学素子50は、検出領域の物体で反射・散乱された光ビームを検知してその物体検知タイミングを決定する「物体検知部」として機能する。駆動基板60は、光源素子10及び受光光学素子50を駆動制御する。
受光光学系40は、例えば、レンズ系、ミラー系及びその他の受光光学素子50に光を集められる種々の構成の1つを採用することができる(受光光学系40の構成には自由度があり特定の構成に限定されない)。
受光光学素子50は、例えば、PD(Photo Diode)、APD(Avalanche Photo Diode)、ガイガーモードAPDであるSPAD(Single Photon Avalanche Diode)、TOF(Time of Flight)演算機能を画素毎に有するCMOS撮像素子(TOFセンサ)から構成することができる。
図3は、TOF方式による距離計測を実現する物体検出装置2の機能ブロック図である。図3に示すように、光源素子10と受光光学素子50とを接続する構成要素として、波形処理回路70と、時間計測回路80と、測定制御部90と、光源駆動回路100とが設けられている。
波形処理回路70は、受光光学素子50が受光した光ビームに所定の波形処理を施して検出信号を出力する。時間計測回路80は、波形処理回路70からの検出信号に基づいて、光源素子10の発光タイミングから受光光学素子50の物体検知タイミングまでの時間を計測し、その時間計測結果を出力する。測定制御部90は、時間計測回路80から入力した光源素子10の発光タイミングから受光光学素子50の物体検知タイミングまでの時間計測結果(光源素子10の発光タイミングと受光光学素子50の物体検知タイミング)に基づいて、検出領域に存在する物体の情報を検出する。また、測定制御部90は、検出した物体の情報に基づいて、光源駆動信号を出力する。光源駆動回路100は、測定制御部90からの光源駆動信号に基づいて、光源素子10の発光を制御する。
光源素子10をパルス発光させたタイミングから、物体を経由して返ってきた光ビームが受光光学素子50に到達するまでの時間を波形処理回路70、時間計測回路80を介して測定し、その値を光速と掛け合わせると、光が物体検出装置2と物体との間で往復する距離が算出される。投光系と受光系は物体に対してほとんど同距離にあり、光源素子10から物体までの距離と、物体から受光光学素子50までの距離とが略同一とみなせることを利用して、求めた往復の距離の半分を、物体検出装置2から物体までの距離として算出する。
図4は、投光光学素子20からの光ビームの角度強度分布(投光光学素子20でカップリングした後の光ビームの角度強度分布)の一例を示す図である。図4において、検出領域における光ビームの広がり角θtは、光ビームのプロファイルにおいてピーク強度の1/eで表される強度となる角度(中心方向とピーク強度の1/eの強度となる方向がなす角度)で規定されている。例えば、光ビームの強度がガウス型の角度分布である場合、広がり角θtの中には、光源素子10が出力する全光量の95%の光量が含まれている(この光量が受光光学素子50でけられず光量の損失が殆どなくなることを狙っている)。図4の例では、広がり角θtが0.16°となっている。
図5A、図5Bは、受光光学素子50の受光画角θrの一例を示す図である。物体で反射・散乱された光ビームを受光光学素子50で受光するとき、理想的には、図5Aに示すように、受光光学素子50の主平面から受光光学素子50の焦点距離frの位置で集光点が作られる。しかし、実際の受光光学素子50は受光面に面積を持つため、当該受光面積の影響を考慮して、受光光学素子50の走査方向のサイズをdと定義したとき、受光光学素子50の受光画角θrは以下の数式で表される。すなわち、受光光学素子50の受光画角をθr、受光光学素子50の焦点距離をfr、受光光学素子50の走査方向のサイズをdと定義したとき、以下の数式を満足する(受光光学素子50の受光画角θrが受光光学素子50の焦点距離frと受光光学素子50の走査方向のサイズdで規定される)。
ここで、受光光学素子50(の受光面)は、例えば、正方形、長方形、円形、楕円形とすることができる。受光光学素子50(の受光面)が正方形の場合、当該正方形の一辺の長さ又はその半分の長さが、受光光学素子50の走査方向のサイズdとなる。受光光学素子50(の受光面)が長方形の場合、当該長方形の長辺若しくは短辺の長さ又はその半分の長さが、受光光学素子50の走査方向のサイズdとなる。受光光学素子50(の受光面)が円形の場合、当該円形の直径又は半径が、受光光学素子50の走査方向のサイズdとなる。受光光学素子50(の受光面)が楕円形の場合、当該楕円形の長径若しくは短径又はその半分の長さが、受光光学素子50の走査方向のサイズdとなる。
光速の光ビームが物体との間で往復する時間が、光偏向器30の走査速度に対して無視できるほど短い場合、受光光学素子50の受光画角θrが、検出領域における光ビームの広がり角θtと同じかそれ以上であれば(θr≧θt)、受光光学素子50での光ビームのけられがなく、物体で反射・散乱した光ビームを効率良く受光光学素子50で受光できる。一般的には、光学系の調整をより容易にするため、又は、経時的などの誤差要因に対してロバストにするため、調整残差や変動分だけ、受光画角を大きめにとっておくことが多い。
しかしながら、本発明者らの鋭意研究によると、走査機構の走査速度によっては、光の速度で物体までの距離を往復するとはいえ、その往復時間での光偏向器の進みが無視できないために、検出精度の悪化を招くおそれがある。
図6は、検出領域における物体の最長検出距離Lの一例を示す図である。例えば、投光した瞬間から、光速cで距離Lの物体(ターゲット)まで往復するのに要する時間tは、t=2L/cであり、L=300mとしたときには、t=2usとなる。MEMSミラーで、共振周波数2000Hz、振幅25°(機械的振れ角は±25°で振れる)とすると、走査中央部で走査角速度が最速になり、t=2usだと、MEMSミラー振れ角で0.6°、光学的な画角としては、その倍の1.3°だけ、走査方向に角度が進むことになる。このように、投光した瞬間から受光するまでに2usの時間がかかると、投受光で走査方向に1.3°ずれることになり、投受光画角それぞれの設定によっては、画角が足りずに受光できず、物体の検出精度が落ちてしまう(極端な場合は物体を検出できなくなってしまう)。
あるいは/加えて、光偏向器30の走査速度(走査角速度)が遅い場合、検出領域における物体の最長検出距離Lが長いために遠距離から光ビームが返ってくる場合などにも同様の問題が発生するので、光偏向器30の走査速度(走査角速度)も考慮した方が良い。
いま、光偏向器30が等角速度走査特性を有するポリゴンミラーであることを想定する。この場合、上述した通り、光速cで距離Lの物体(ターゲット)まで往復するのに要する時間tはt=2L/cであり、一定の角速度ωuについて、時間tの間にポリゴンミラーの角度はt×ωu=2L/c×ωuだけ変化する。従って、光源素子10が発光した瞬間から光ビームが距離Lの物体(ターゲット)との間で往復すると、ポリゴンミラーの角度が2L/c×ωuだけ進んでしまい、その分だけ、投受光ビームでのポリゴンミラーへの入射角が変化し、ポリゴンミラーでの反射で受光光学素子50に導かれることを考えると、この2倍の角度だけ投受光ビームでの角度ずれが生じることとなる。
そこで、第1実施形態では、受光光学素子50の受光画角θrを設定するのに際して、検出領域における光ビームの広がり角θtを確保しながら、光ビームが物体との間を往復する間にポリゴンミラーの角度が進む分をカバーするべく、受光光学素子50の受光画角θrを、光偏向器30の走査角速度ωuと、検出領域における物体の最長検出距離Lと、検出領域における光ビームの広がり角θtとに基づいて決定している。より具体的には、光速cを定義として加えた上で、次の条件式を満足するように、受光光学素子50の受光画角θrを設定している。
このように、光偏向器30の走査速度(走査角速度)が遅い場合、検出領域における物体の最長検出距離Lが長いために遠距離から光ビームが返ってくる場合であっても、光ビームを確実に受光できるように受光光学素子50の受光画角θrを設定することができる。より具体的に、上記の条件式を満足することにより、光ビームが物体との間を往復する間にポリゴンミラーの角度が進む分をカバーして、投受光ビームでの角度ずれにかかわらず光ビームを確実に受光することができる。
なお、ポリゴンミラーの回転速度は、1分間あたりの回転数Rで表すことも多い。ここから、1秒あたりの回転数はR/60となり、1回転は360°なので、単位時間あたりの回転速度、つまり回転角速度(走査角速度)ωuは、ωu=360°×(R/60)=60°×Rで表される。
図7は、検出領域における光ビームの広がり角θtの一例を示す図である。光源素子10を点光源として捉えた場合、光源素子10の発光点から投光光学素子20の主平面までの光路長を投光光学素子20の焦点距離ftとすると、光源素子10から出力されて投光光学素子20で成形される光ビームは略平行光となる。
これに対して、より遠距離の物体を検出するためにより高出力な光源素子10を用いる場合、光源素子10の発光領域の面積(例えば図7のサイズdtで規定される)を大きくして出力を上げることが一般的に行われる。このとき、図7に示すように、光源素子10の発光領域から投光光学素子20の主平面までの光路長を投光光学素子20の焦点距離ftに配置しても、光源素子10の発光領域の面積(dt)の影響を受けて、光源素子10から出力されて投光光学素子20で成形される光ビームは平行光とはならない。
図7では、光源素子10の発光領域の中心部から出る光ビームを実線で描き、光源素子10の発光領域の一端部(図中の上端部)から出る光ビームを破線で描き、光源素子10の発光領域の他端部(図中の下端部)から出る光ビームを二点鎖線で描いている。図7に示すように、光源素子10の発光領域の中心部から出る光ビーム(実線)は、投光光学素子20で略平行光に成形される。一方、光源素子10の発光領域の一端部と他端部から出る光ビームは、投光光学素子20を出た後に光束径が広がる成分を持つ。光源素子10の発光領域の一端部と他端部から出る光線(破線、二点鎖線)の一成分は、投光光学素子20の主平面でその光軸を通過すると直進する。光ビームは、投光光学素子20のカップリングで略平行光となるので、投光光学素子20の端部に入射した光線も同様の角度で出射する。このため、光ビームは、図7にθt又はθt/2で示す角度で広がることになる。この性質上、光源素子10の発光領域のサイズdtが大きいほど、光ビームの広がり角度θt又はθt/2が大きくなる(無視できなくなってくる)。
図8は、光偏向器30の偏向による投受光の画角差の一例を示す図である。図8では、投光時偏向角にある光偏向器30を実線で描いており、受光時偏向角にある光偏向器30を破線で描いている。また図8では、光偏向器30に対する入射前後の投光ビームの軌跡を実線で描いており、光偏向器30に対する入射前後の受光ビームの軌跡を破線で描いている。検出領域の物体(ターゲット)への光の入射角度は投受光ともに同じとなっている。また、投光時と受光時の各々の光偏向器30の偏向角差がαとなっており、これを投光時と受光時に合わせて2倍すると、投受光の間に光偏向器30の偏向で発生する画角差2αとなる。
図9は、投光ビームと受光画角の関係を示す図4に対応する図である。図9では、図4と同様に、走査方向角度の中央部分に、検出領域における光ビームの広がり角θtが位置しており、その右部分に、投受光の間に光偏向器30の偏向で発生する画角差2αが位置している。そして、検出領域における光ビームの広がり角θtと、投受光の間に光偏向器30の偏向で発生する画角差2αとの総和は、受光光学素子50の受光画角θrと同じかそれより大きく設定されている(θt+2α≧θr)。別言すると、投受光の間に光偏向器30の偏向で発生する画角差2αを、上述の条件式における(4L/c)・ωuに当てはめることができる。
≪第2実施形態≫
上述した第1実施形態は、光偏向器30が等角速度走査特性を有するポリゴンミラーであることを想定している。これに対して、第2実施形態は、光偏向器30が正弦波状角速度走査特性を有するMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーであることを想定している。
光偏向器30がMEMSミラーである場合、走査速度(走査角速度)が正弦波状に変化するので、所定の時間tにおける角度変化δθは一定とならず、任意の時間t’における角度変化δθは、以下の数式で表される。数式において、ωsinは光偏向器20の走査角速度、Lは検出領域における物体(ターゲット)の最長検出距離、cは光速をそれぞれ意味している。
ここで、MEMSミラーは走査中央部で走査速度が最大となるため、角度がゼロとなる箇所を切り取ると、t=2L/cでの角度変化δθが最大となるのは、−t/2〜t/2の範囲となる。このため、角度変化δθについて、以下の数式が成立する。
そして、光偏向器(MEMSミラー)30の光学的な画角のずれで考えると、上記の角度変化δθの2倍が投受光画角のずれとなる。このため、受光光学素子50の受光画角をθr、光偏向器30の走査角速度をωsin、検出領域における物体の最長検出距離をL、検出領域における光ビームの広がり角をθt、光速をcと定義したとき、次の条件式を満足するように、受光光学素子50の受光画角θrを設定する。
これにより、光偏向器30の走査速度(走査角速度)が遅い場合、検出領域における物体の最長検出距離Lが長いために遠距離から光ビームが返ってくる場合であっても、光ビームを確実に受光できるように受光光学素子50の受光画角θrを設定することができる。より具体的に、上記の条件式を満足することにより、光ビームが物体との間を往復する間にMEMSミラーの角度が進む分をカバーして、投受光ビームでの角度ずれにかかわらず光ビームを確実に受光することができる。
また、MEMSミラーは、物体(ターゲット)との間で往復走査を実行可能であるが、往路と復路のいずれでも物体検出を行えるようにする場合、投光から受光までにMEMSミラーの角度が進んでしまう方向が往路と復路で逆方向になる。その場合であっても受光光学素子50で確実に受光ができるように、次の条件式を満足するように、受光光学素子50の受光画角θrを設定してもよい。
≪第3実施形態≫
第3実施形態では、光源素子10と投光光学素子20(光源部)からの光ビームの中心光線の進行方向と直交する面内において、互いに直交する第1、第2の方向を規定している。例えば、第1の方向をZ軸方向とX軸方向を含むZX平面における方向とし、第2の方向をX軸方向とY軸方向を含むXY平面における方向とすることができる。第1の方向(ZX平面)と第2の方向(XY平面)では、光源素子10の発光領域のサイズや光ビームの発散角度が異なり、それに応じて、投光光学素子20を第1、第2の方向に対応した異なる焦点距離のシリンドリカルレンズとして構成することができる。
第3実施形態では、光偏向器30が、光源素子10と投光光学素子20(光源部)からの光ビームを、当該光ビームの中心光線の進行方向と直交する面内における第1の方向に走査する。そして、投光光学素子20と受光光学素子50の少なくとも一方が、第1の方向(例えばZX平面)において非円弧形状を有している。
第3実施形態では、投光光学素子20として共軸非球面レンズを用いることで、収差による投光ビームの広がりを抑えることができる。投光ビームが広がってしまうと、当該投光ビームがけられずに受光光学素子50に結像できるように、受光光学素子50の受光面のサイズを大きくしたり、受光光学素子50の焦点距離を長くしたりして、受光光学素子50の受光画角を広げなければ、光利用効率が低下してしまう。また、投光ビームの受光光量が落ちてしまい、検出距離が稼げなかったり、検出安定性が低下してしまったりする。さらに、受光光学素子50の受光画角を広げてしまうと、その分、信号光とは無関係の、外光の取り込み量も増やしてしまうこととなるため、極力、投光ビームを要求される広がり角に抑えつつ、受光画角を必要最小限にすることが望ましい。受光光学素子50を非球面形状とすることで、受光画角を必要最小限とすることができる。また、上述したように、光偏向器30をポリゴンミラーとした場合に当該ポリゴンミラーの走査角速度で投受光の角度がずれても、確実に受光ができるように走査方向の受光画角を広げておくと、特に、走査方向で非球面形状とすると効果が高い。
あるいは/加えて、投受光ともに1枚の共軸非球面レンズとする構成に限らず、例えば、投受光光学系の焦点距離を、光源素子10(LDやAPD)の直後の、走査方向(図1中のZ方向)と、走査方向と投受光の光の進行方向(図1中のX方向)に直交する非走査方向(図1中のY方向)とで異ならせる構成を採用することもできる。また、投受光ともに走査方向にパワーを持つシリンドリカルレンズと、非走査方向にパワーを持つシリンドリカルレンズとの2群構成により、投光のカップリングおよび受光の結像を行い、そのうちの少なくとも走査方向のみを非円弧形状のシリンドリカルレンズで構成するなど、種々の変形が可能である。
≪第4実施形態≫
第4実施形態でも、第3実施形態と同様に、光源素子10と投光光学素子20(光源部)からの光ビームの中心光線の進行方向と直交する面内において、互いに直交する第1、第2の方向を規定している。例えば、第1の方向をZ軸方向とX軸方向を含むZX平面における方向とし、第2の方向をX軸方向とY軸方向を含むXY平面における方向とすることができる。
第4実施形態では、光偏向器30が、投光光学素子20からの光ビームを、光ビームの中心光線の進行方向と直交する面内において第1の方向と直交する第2の方向に走査する。また、第1、第2の方向における光偏向器30の走査角速度が異なっている。そして、投光光学素子20と受光光学素子50の少なくとも一方が、第1、第2の方向のうち光偏向器30の走査角速度が速い方向(例えばZX平面)において非円弧形状を有している。
光偏向器(例えばMEMSミラー)30が2軸走査(第1、第2の方向)であるときに、少なくとも走査角速度が速い方向、つまり受光画角が大きく必要な方向において、非円弧形状を持たせることで、収差を補正して受光画角を必要最小限にするとともに、受光画角が増えたときの外光の入射に起因するノイズを減らして、測距性能を向上させることができる。
≪第5実施形態≫
第5実施形態では、光偏向器30の一方向の走査方向(例えばZX平面の第1の方向とXY平面の第2の方向の一方)のみで物体検出を行うことを想定している(一軸片側走査)。この場合、最長検出距離Lから反射・散乱された光ビームが受光光学素子50の受光画角内にあり、最長検出距離Lより短い距離から反射・散乱された光ビームの少なくとも一部が受光光学素子50の受光画角外にあるように光走査装置1を設計することができる。
第5実施形態では、受光光学素子50の受光画角を制限する方式として、上述の条件式に基づいて受光画角を広げておくのではなく(又はそれに加えて)、遠距離の物体で反射・散乱された光ビームの画角を優先して画角に含め、近距離の物体で反射・散乱された光ビームの一部を受光画角外となるレベルに狭めておく。近距離の物体からは光量が強く返ってくるので、投受光で軸がずれて、一部が受光画角外になっていても、残りの光ビームで物体の検出に十分な受光光量を稼げる。そこで、受光光学素子50の受光画角をむやみに広げず、外光の入射を抑えつつ、遠距離の物体を検知できるようにする。
≪第6実施形態≫
図10は、第6実施形態によるセンシング装置3の構成の一例を示す図である。センシング装置3は、上述した物体検出装置2と、監視制御装置4とを有している。物体検出装置2と監視制御装置4は、電気的に接続されている。
センシング装置3は、例えば、車両に搭載される(車両のバンパー付近やバックミラー近傍に取り付けられる)。なお、図10では、監視制御装置4がセンシング装置3の内部に設けられているように描いているが、監視制御装置4をセンシング装置3とは別に車両に設けることも可能である。
監視制御装置4は、物体検出装置2の出力に基づいて、物体の有無、物体の移動方向及び物体の移動速度の少なくとも1つを含む情報を取得する。また、監視制御装置4は、物体検出装置2の出力に基づいて、物体の形状や大きさの決定、物体の位置情報の算出、移動情報の算出、物体の種類の認識等の処理を行う。そして、監視制御装置4は、物体の位置情報と移動情報の少なくとも1つに基づいて、車両の走行に関する制御を行う。例えば、車両の前方に障害物があると判断された場合には、自動運転技術によって自動ブレーキを掛けるほか、アラームを出したり、ハンドルを切ったり、ブレーキを踏んだりするための指令を出す。
以上のように、本実施形態の光走査装置、物体検出装置及びセンシング装置では、受光光学素子の受光画角が、光偏向器の走査角速度と、検出領域における物体の最長検出距離と、検出領域における光ビームの広がり角とに基づいて決定される。これにより、光偏向器の走査速度や物体までの距離にかかわらず、物体からの反射光を確実に受光して、高精度な物体検出を可能とすることができる。
1 光走査装置
2 物体検出装置
3 センシング装置
4 監視制御装置
10 光源素子(光源部)
20 投光光学素子(光源部)
30 光偏向器(走査ミラー)
31 偏向面
40 受光光学系
50 受光光学素子(物体検知部)
60 駆動基板
70 波形処理回路
80 時間計測回路
90 測定制御部
100 光源駆動回路

Claims (11)

  1. 光ビームを出射する光源部と、
    前記光源部が出射した前記光ビームを検出領域の物体に向けて偏向走査する光偏向器と、
    前記光偏向器が偏向走査して前記検出領域の前記物体で反射・散乱された前記光ビームを受光する受光光学素子と、
    を有し、
    前記受光光学素子の受光画角は、前記光偏向器の走査角速度と、前記検出領域における前記物体の最長検出距離と、前記検出領域における前記光ビームの広がり角とに基づいて決定される、
    ことを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光偏向器は、等角速度走査特性を有し、
    前記受光光学素子の受光画角をθr、前記光偏向器の走査角速度をωu、前記検出領域における前記物体の最長検出距離をL、前記検出領域における前記光ビームの広がり角をθt、光速をcと定義したとき、次の条件式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光偏向器は、正弦波状角速度走査特性を有し、
    前記受光光学素子の受光画角をθr、前記光偏向器の走査角速度をωsin、前記検出領域における前記物体の最長検出距離をL、前記検出領域における前記光ビームの広がり角をθt、光速をcと定義したとき、次の条件式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記受光光学素子の受光画角をθr、前記受光光学素子の焦点距離をfr、前記受光光学素子の走査方向のサイズをdと定義したとき、次の数式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記光源部は、前記光ビームを出射する光源素子と、前記光源素子からの前記光ビームを成形する投光光学素子とを有し、
    前記光偏向器は、前記投光光学素子からの前記光ビームを、前記光ビームの中心光線の進行方向と直交する面内における第1の方向に走査し、
    前記投光光学素子と前記受光光学素子の少なくとも一方は、前記第1の方向において非円弧形状を有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の光走査装置。
  6. 前記光偏向器は、前記投光光学素子からの前記光ビームを、前記光ビームの中心光線の進行方向と直交する面内において前記第1の方向と直交する第2の方向に走査し、
    前記第1、第2の方向における前記光偏向器の走査角速度が異なっており、
    前記投光光学素子と前記受光光学素子の少なくとも一方は、前記第1、第2の方向のうち前記光偏向器の走査角速度が速い方向において非円弧形状を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。
  7. 前記最長検出距離から反射・散乱された前記光ビームが前記受光光学素子の受光画角内にあり、前記最長検出距離より短い距離から反射・散乱された前記光ビームの少なくとも一部が前記受光光学素子の受光画角外にある、
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の光走査装置。
  8. 前記光偏向器は、正弦波状角速度走査特性を有し、且つ、前記物体との間で往復走査を実行し、
    前記受光光学素子の受光画角をθr、前記光偏向器の走査角速度をωsin、前記検出領域における前記物体の最長検出距離をL、前記検出領域における前記光ビームの広がり角をθt、光速をcと定義したとき、次の条件式を満足する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の光走査装置と、
    前記検出領域の前記物体で反射・散乱された前記光ビームを検知してその物体検知タイミングを決定する物体検知部と、
    を有し、
    前記光源部の発光タイミングと前記物体検知タイミングに基づいて、前記物体の情報を検出することを特徴とする物体検出装置。
  10. 請求項9に記載の物体検出装置と、
    前記物体検出装置の出力に基づいて、前記物体の有無、前記物体の移動方向及び前記物体の移動速度の少なくとも1つを含む情報を取得する監視制御装置と、
    を有することを特徴とするセンシング装置。
  11. 前記センシング装置は、車両に搭載されており、
    前記監視制御装置は、前記物体の位置情報と移動情報の少なくとも1つに基づいて、前記車両の走行に関する制御を行うことを特徴とする請求項10に記載のセンシング装置。
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