JP2003065407A - トラクションドライブ装置 - Google Patents

トラクションドライブ装置

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JP2003065407A
JP2003065407A JP2001256575A JP2001256575A JP2003065407A JP 2003065407 A JP2003065407 A JP 2003065407A JP 2001256575 A JP2001256575 A JP 2001256575A JP 2001256575 A JP2001256575 A JP 2001256575A JP 2003065407 A JP2003065407 A JP 2003065407A
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traction drive
speed
traction
drive device
power transmission
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JP2001256575A
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Tomoaki Makino
智昭 牧野
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな変速比を得られるとともに、軸方向サ
イズを小さくしたトラクションドライブ装置を提供す
る。 【解決手段】 ケーシング10内に、遊星ローラ式動力
伝達装置20と、コーン型無段変速機40とを同軸状に
配置し、かつ、遊星ローラ式動力伝達装置20とコーン
型無段変速機40とに加圧力を変化させて付与する可変
加圧機構であるトルクカム31を共用化した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機械用減速機
や風力発電機用増速機に用いられるトラクションドライ
ブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクションドライブは、摩擦伝動装置
の一種であり、相互に押し付けられた滑らかな表面を有
する転がり要素間に形成される油膜を介して動力が伝達
される。転がり要素としては、リング/コーン、ボール
/ディスク、ローラ/ローラ、トロイダルディスク/ロ
ーラなどの各種組み合わせがある。このようなトラクシ
ョンドライブは、以下の特徴を有する。
【0003】(1)歯車による動力伝達装置に比較し
て、振動および騒音レベルが低い。
【0004】(2)無段変速機(Continuously Variabl
e Transmission,CVT)を構築でき る。
【0005】トラクションドライブを用いた減速機や増
速機は、一定の変速比を有する固定変速比型と、連続的
な変速比を有する無段変速比型とに分類される。
【0006】一定の変速比を有するトラクションドライ
ブ(固定変速比型)の代表的なものに、図4に示すよう
な遊星ローラ式トラクションドライブ110がある。こ
の装置は、遊星歯車を構成する各歯車をローラまたはリ
ング状部材に置き換えたもので、その軸心が一致するよ
うに配置されたサンローラ(高速回転軸)111とアウ
ターリング(固定輪)112と、そのサンローラ111
とアウターリング112の間に形成される空間に配置さ
れた複数の遊星ローラ113と、その遊星ローラ113
を円周方向に等間隔、かつ、回転自在に保持するキャリ
ア114と、キャリア114と一体に形成された低速回
転軸115とで構成される。
【0007】この装置において、例えば、アウターリン
グ112の回転を拘束することで、サンローラ111と
キャリア114間で動力が伝達される。すなわち、例え
ば、サンローラ111を高速で回転駆動させると、この
サンローラ111と圧接する遊星ローラ113がその外
径比に反比例した変速比で減速された回転数で回転し、
この遊星ローラ113のアウターリング112に対する
回転数(公転数)に応じて、キャリア114(低速回転
軸115)が低速回転する減速機として用いることがで
きる。
【0008】また、上記と逆に、低速回転軸115(キ
ャリア114)を低速で回転駆動させると、遊星ローラ
113が増速されて回転し、この遊星ローラ113の回
転数に応じて、その外径比に反比例してサンローラ11
1が高速回転する増速機として用いることができる。
【0009】トラクションドライブを構成する動力伝達
部材の回転半径(回転軸心から他の動力伝達部材との接
触部までの距離)を連続的に変えることによって無段変
速機を実現できる。その回転半径を変える方式によっ
て、さまざまな形式のトラクションドライブ式無段変速
機が開発されており、その一例を図5に示す。
【0010】図5はコーン型無段変速機120の一例を
示す。ケーシング121内に高速回転軸122および低
速回転軸123が同一軸心上に配置され、高速回転軸1
22の端部には、外周部に転走面を有するサンローラ1
24が設けられている。また、低速回転軸123の端部
には、その内周部に転走面を有するアウターリング12
5が取り付けられている。なお、図5では、アウターリ
ング125と低速回転軸123とは別体で構成されてい
るが、一体に形成してもよい。サンローラ124とアウ
ターリング125との間に形成される空間部には、複数
のダブルコーン126が円周方向等間隔に、かつ、回転
自在に配置される。前記ダブルコーン126は、転走面
である2つの円錐面126a,126bを有し、一方の
円錐面126aにおいてサンローラ124と圧接し、他
方の円錐面126bにおいてアウターリング125と圧
接する。例えば、無段変速機を減速機として使用する場
合、高速回転軸122側が入力軸に、そして低速回転軸
123側が出力軸となる。
【0011】前記複数のダブルコーン126を円周方向
等間隔位置に保持するキャリア127は、入出力軸心回
りの回転が規制されている。すなわち、ダブルコーン1
26は、入出力軸心回りの公転が規制されており、その
回転軸心回りの自転のみ可能である。この場合の変速比
e(=高速回転軸回転数/低速回転軸回転数)は、次式
で与えられる。
【0012】
【式1】
【0013】図5を用いて、コーン型無段変速機120
の変速の仕組みを説明する。ダブルコーン126は、サ
ンローラ122と圧接する円錐面126aの円錐母線と
アウターリング125と圧接する円錐面126bの円錐
母線とが平行になるように形成される。このため、図5
に示すように、ダブルコーン126は、円錐母線に沿っ
て移動することが可能である。ダブルコーン126が移
動すると、上式における半径寸法bおよびcが変化する
ため、変速比eは連続的に可変となる。本無段変速機1
20では、ダブルコーン126を支持するキャリア12
7に取り付けたラック128を、変速軸に取り付けたピ
ニオン歯車129により駆動させることにより、キャリ
ア127を入出力軸方向に移動させる。130は軸方向
に加圧力を付与する加圧手段としての加圧用ばねであ
る。
【0014】摩擦伝動装置の一種であるトラクションド
ライブでは、動力伝達のために動力伝達部材間に十分な
法線力を作用させる必要がある。接触部に十分な法線力
が作用しない場合、過大な滑り(グロススリップ)が生
じ、負荷を低下させなければ焼き付きに至る。
【0015】遊星ローラ式動力伝達装置の動力伝達部材
間に法線力を作用させる代表的な加圧方式に、焼き嵌め
方式がある。焼き嵌め方式とは、サンローラと遊星ロー
ラの外径寸法およびアウターリングの内径寸法によって
設定される締め代以上にアウターリングを膨張させて遊
星ローラ式動力伝達装置を組み立てる方式であり、組み
立て後、アウターリングは冷却のため収縮し、その結
果、各接触部に一定な法線力が作用することになる。焼
き嵌めによる法線力発生方式は、動力伝達部材のみで法
線力を得ているため、部品点数が少なく、構造が簡単で
あるという長所を有する。
【0016】動力伝達部材間に法線力を作用させる方式
として、上述の焼き嵌め方式以外に、ばねを用いた加圧
方式がある。ばね方式は、構造が簡単であることや、
接触部に与える法線力の管理が容易であるという長所
を有する。図5に示すコーン型無段変速機120では、
加圧用ばね130を用いており、このばね方式によって
各接触部に動力伝達に必要な法線力を発生させている。
【0017】焼き嵌め方式やばね方式などのように、接
触部に一定の法線力を作用させる加圧方式では、最大負
荷に合わせてその法線力が設定される。そのため、低負
荷時には法線力が過剰となり、伝達効率および転動疲労
寿命が悪化する。このような伝達効率および転動疲労寿
命の低下をなるべく小さくするには、負荷トルクに応じ
て接触部の法線力を制御することができる可変加圧機構
を設けることが有効である。可変加圧機構を設けること
により、接触面に過剰な法線力が発生することを抑える
ことができ、低負荷トルク時の伝達効率向上および変速
機の寿命延長が可能である。
【0018】トラクションドライブに適用可能な可変加
圧機構には、加圧カム(トルクカム)や油圧方式、また
は電磁力方式などが考えられるが、そのうち、最も機構
が簡単なものに、トルクカム機構がある。トルクカム機
構では、トルクが伝達される2部材に対向するカム面が
形成されており、トルク伝達時にカム面同士が接触する
ことで、伝達トルクに応じた軸方向加圧力が発生する。
なお、摩擦を低減して軸方向加圧力の挙動を安定させる
ために、対向するカム面間に鋼球などの転動体を介在さ
せる場合がある。
【0019】図6にトルクカムによる加圧方式を用いた
遊星ローラ式動力伝達装置140の構造を示す。図6に
示される遊星ローラ式動力伝達装置140では、高速回
転軸141側のサンローラ142が軸方向に2分割(1
42a,142b)されており、それらによって形成さ
れる外周部は凹面状になっている。さらに各サンローラ
142a,142bとサポートカム143a,143b
間にトルクカム144a,144bが設けられている。
前記分割されたサンローラ142a,142bの周り
に、その軸心を一致させて内周部が凹面状のアウターリ
ング145が配置され、分割されたサンローラ142
a,142bとアウターリング145との間に形成され
る空間部に、外周部が凸面状の複数の遊星ローラ146
が円周方向等配置で、かつ、回転自在に配置されてい
る。キャリア148には遊星ローラ支持軸147が高速
回転軸141に平行に挿入されており、このキャリア1
48および遊星ローラ支持軸147により遊星ローラが
円周等間隔、かつ、回転自在に設けられる。このキャリ
ア148に低速回転軸149が一体に形成されている。
【0020】この遊星ローラ式動力伝達装置140にお
いて、サポートカム143a,143bは、圧入などの
一体化またはスプラインなどの動力伝達手段によって高
速回転軸141との間でトルクが伝達される。また、ト
ルクカム144a,144bによって発生する軸方向加
圧力が2分割されたサンローラ142a,142bに作
用し、その結果、サンローラ142a,142bとサポ
ートカム143a,143b間に伝達されるトルクに応
じた法線力が、サンローラ142a,142bと遊星ロ
ーラ146間、および遊星ローラ146とアウターリン
グ145間の各接触部に発生する。
【0021】図7にトルクカムによる加圧方式を用いた
コーン型無段変速機150を示す。このコーン型無段変
速機150は、高速回転軸151にカム部材152およ
びトルクカム153を介してサンローラ154を取り付
け、このサンローラ154の外周部の転走面に圧接する
円錐面155aと後述するアウターリングの内周部の転
走面に圧接する円錐面155bとを有するダブルコーン
155を、キャリア156と低速回転軸157とで支持
し、このダブルコーン155の円錐面155bが圧接す
るアウターリング158を、トルクカム159を介して
低速回転軸157に固定されたリングサポート160に
取り付けている。また、前記キャリア156にはラック
161が形成されており、このラック161に噛み合い
結合するピニオン歯車162によって軸方向に移動可能
に構成されている。
【0022】このコーン型無段変速機150では、高速
回転軸151側および低速回転軸157側の両方にトル
クカム153,159を設けている。高速回転軸151
側のトルクカム153のカム面はカム部材152とサン
ローラ154とに設けられており、低速回転軸157側
のトルクカム159のカム面はアウターリング158と
リングサポート160とに設けられている。カム部材1
52と高速回転軸151との間の動力伝達は、キーやス
プラインによる動力伝達手段または圧入などによる一体
化などで行なわれる。また、リングサポート160も、
先の高速回転軸151とカム部材152で用いられたと
同様の機構により低速回転軸157との間で動力を伝達
する。
【0023】このコーン型無段変速機150において、
カム部材152およびリングサポート160は、それぞ
れ高速回転軸151および低速回転軸157と別体であ
るが、一体で製作することも可能である。また、トルク
カム153,159の設置場所は、高速回転軸151側
と低速回転軸157側の両方に設ける構成だけでなく、
そのどちらか一方のみに設ける場合も有効な手段とな
る。
【0024】次に、遊星ローラ式動力伝達装置などの固
定変速比型トラクションドライブと、トラクションドラ
イブ式無段変速機のトルク伝達容量の差異について説明
する。一般に、トラクションドライブ式無段変速機で
は、接触部のいずれかにおいてスピンが発生する。「ス
ピン」とは、動力伝達に寄与しない接触部中心における
法線周りの相対回転成分が発生する現象であり、このス
ピンにより、トラクションの低下および接触部における
動力損失の増加が引き起こされる。スピンの影響は、接
触楕円の大きさや形状に大きく依存するため、スピンに
よる動力損失を低下させ、変速機の伝達効率を向上させ
るためには、接触部面積を小さくし、かつ、周速方向お
よび周速と直角方向のどちらにおいても、その接触領域
の幅を小さくすることが必要である。また、接触部の転
動疲労寿命を延長させるためには、接触面圧を低下させ
ることが必要である。スピンによる動力損失の低減と耐
久性向上を両立させるためには、トラクションドライブ
構成部材の大きさを大きくせざるを得ない。
【0025】一方、遊星ローラ式動力伝達装置は、変速
比が一定ではあるが、その接触部においてスピンが発生
しないか、もしくは発生するスピンを小さくさせる設計
が可能である。したがって、接触状態を線接触にするこ
とで、効率を低下させることなく接触面圧を低下させる
ことができるため、サイズを小型化できる。換言すれ
ば、一般に遊星ローラ式動力伝達装置のトルク伝達容量
は、トラクションドライブ式無段変速機のトルク伝達容
量よりも大きいといえる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】近年の機械装置では、
より一層の静粛性が要求される傾向にある。また、無段
変速機を採用することにより、変速時におけるトルク変
動に起因するショックを低減でき、また、機械の総合効
率を向上させることが可能である。これらの観点から、
トラクションドライブは、歯車式動力伝達装置よりも有
利であるといえる。また、産業機械用減速機や風力発電
機用増速機では、大きな変速比が要求される場合があ
る。
【0027】例えば、一般的な風力発電機では、毎分数
十〜100回転のロータ回転数を増速機によって発電機
定格回転数まで増速させるため、その増速機には5〜2
0程度の増速比が必要になる。このような高増速比を一
つのトラクションドライブ式無段変速機で得ることに
は、構造上の限界がある(トロイダル型は不可、コーン
型は可など)。
【0028】コーン型無段変速機では、ある程度大きな
変速比を得ることは機構上可能であるが、同じ大きさの
変速機で比較すると、変速比が大きくなるほどトルク伝
達容量は低下する。そのため、例え一つのトラクション
ドライブ式無段変速機で高変速比を実現させたとして
も、十分な耐久性を確保するために、径方向のサイズを
大きくさせなければならない。
【0029】以上の理由により、高変速比を有し、か
つ、なるべく小型な無段変速機を構築するためには、ト
ルク伝達容量の大きい固定変速比型トラクションドライ
ブ(遊星ローラ式動力伝達装置など)と、トラクション
ドライブ式無段変速機とを組み合わせることが有効であ
る。さらに、前述のように、低負荷時の伝達効率および
耐久性を向上させるために、組み合わされるトラクショ
ンドライブがトルクカム機構などのような可変加圧機構
を有することが必要である。
【0030】図8は、各々トルクカム加圧機構を有する
遊星ローラ式動力伝達装置およびコーン型無段変速機を
一つずつ組み合わせることで構成した変速機170を示
す。本変速機170は、大きく分けて、ケーシング18
0と、このケーシング180内に、遊星ローラ式動力伝
達装置190と、コーン型無段変速機200とを具備し
ている。
【0031】前記ケーシング180は、筒状部材181
と、この筒状部材181の内部を仕切る仕切り部材18
2と、筒状部材181の一方側開口端を閉止する端部部
材183および筒状部材181の他方側開口端部を閉止
する端部部材184とで構成されている。
【0032】また、前記遊星ローラ式動力伝達装置19
0は、中間軸191に2分割されたサンローラ192
a,192bを、サポートカム193およびトルクカム
194を介して取り付け、中間軸191の周りにその軸
心を一致させてアウターリング195を配置し、このア
ウターリング195を、筒状部材181の仕切り部材1
82に固定し、前記サンローラ192a,192bとア
ウターリング195との間に形成される空間部に、複数
の遊星ローラ196をキャリア197で円周方向等間
隔、かつ、回転自在に配置し、このキャリア197を低
速回転軸198と一体に構成している。なお、199は
トルクカム194に軸方向の加圧力を作用させるための
皿ばねである。
【0033】前記コーン型無段変速200は、前記中間
軸191にカップリング201を介して結合された中間
軸202と、この中間軸202にサポートカム203お
よびトルクカム204を介して取り付けたアウターリン
グ205と、後述するサンローラの外周部の転走面に圧
接する円錐面206aおよび前記アウターリング205
の内周部の転走面に圧接する円錐面206bとを有する
ダブルコーン206と、他方の端部部材184に軸受2
07を介して取り付けられた高速回転軸208と、この
高速回転軸208に取り付けられて前記ダブルコーン2
06の円錐面206aと圧接するサンローラ209と、
前記ダブルコーン206の回転軸210の一方端部21
0aおよび他方端部210bを支持するキャリア211
と、このキャリア211に固定されたラック212と、
このラック212を駆動するピニオン歯車213とを具
備して、キャリア211を軸方向に移動可能に構成され
ている。なお、214はアウターリング205とダブル
コーン206との間に所定の加圧力を付与する皿ばねで
ある。
【0034】以上の構成を有する変速機170は、その
遊星ローラ式動力伝達装置190において、トルクカム
194を介して遊星ローラ式動力伝達装置190のサン
ローラ192bとサポートカム193間で動力が伝達さ
れる。また、サンローラ192aの図示左端部およびサ
ポートカム193の図示右端部には、ナットまたは止め
輪により中間軸191に対して軸方向移動を拘束された
スペーサ(環状部材)が設けられており、該トルクカム
194によって伝達トルクに応じた軸方向加圧力がサン
ローラ192bだけでなく、サンローラ192aにも作
用する。また、キーやスプラインなどによる動力伝達手
段または圧入などによる一体化などにより、サンローラ
192aおよびサポートカム193と中間軸191間で
動力が伝達される。
【0035】一方、コーン型無段変速機200において
は、トルクカム204を介してサポートカム203とア
ウターリング205間で動力が伝達され、かつ、該トル
クカム204によって伝達トルクに応じた軸方向加圧力
がアウターリング205に作用する。また、キーやスプ
ラインなどによる動力伝達手段または圧入などによる一
体化などにより、中間軸202とサポートカム203間
で動力が伝達される。さらに、スプラインなどによる動
力伝達手段により、中間軸191と中間軸202間で動
力を伝達させる。
【0036】本変速機170は、遊星ローラ式動力伝達
装置190とコーン型無段変速機200を組み合わせる
ことにより、単独のコーン型無段変速機の場合に比較し
て、より高い変速比が得られ、径方向サイズも縮小でき
るという長所を有する。しかしながら、軸方向にサイズ
が拡大するという問題が生じる。
【0037】したがって、本発明は、高い変速比が得ら
れ、かつ、軸方向サイズが小さいトラクションドライブ
装置を提供することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
されたトラクションドライブ装置は、上記課題を解決す
るために、入力軸と出力軸との間に複数のトラクション
ドライブを介在させたトラクションドライブ装置におい
て、隣り合う2つのトラクションドライブの間に配置さ
れ、この2つのトラクションドライブにおけるトラクシ
ョン部材間の動力伝達面に前記入力軸から出力軸に伝達
される伝達トルクに応じて加圧力を変化させて付与する
可変加圧機構を設けたことを特徴とするものである。
【0039】本発明の請求項2に記載されたトラクショ
ンドライブ装置は、前記2つのトラクションドライブ
が、固定変速比型トラクションドライブと可変変速比型
トラクションドライブであり、固定変速比型トラクショ
ンドライブと可変変速比型トラクションドライブとの間
に、前記可変加圧機構を設けたものである。
【0040】本発明の請求項3に記載されたトラクショ
ンドライブ装置は、前記固定変速比型トラクションドラ
イブが、遊星ローラ型トラクションドライブで構成され
たものである。
【0041】本発明の請求項4に記載されたトラクショ
ンドライブ装置は、前記遊星ローラ型トラクションドラ
イブは、サンローラおよびアウターリングが円錐面状の
転走面を有し、前記サンローラとアウターリングの間に
介在する遊星ローラが、前記入力軸に対して傾斜した支
持軸により支持されているものである。
【0042】本発明の請求項5に記載されたトラクショ
ンドライブ装置は、前記可変変速比型トラクションドラ
イブが、コーン型およびトロイダル型トラクションドラ
イブのいずれかで構成されたものである。
【0043】本発明の請求項6に記載されたトラクショ
ンドライブ装置は、前記可変加圧機構が、トルクカムで
構成されたものである。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
トラクションドライブ装置について、図面を参照して説
明する。
【0045】図1は第一実施形態のトラクションドライ
ブ装置1の全体縦断面図で、図2はその遊星ローラ式動
力伝達装置部の拡大縦断面図を示す。このトラクション
ドライブ装置1は、大きく分けると、ケーシング10
と、このケーシング10内に設けられた遊星ローラ式動
力伝達装置(トラクションドライブ)20と、コーン式
無段変速機(トラクションドライブ)30とを具備して
いる。
【0046】前記ケーシング10は、筒状部材11と、
この筒状部材11の一方側開口部を閉止する端部部材1
2と、他方側開口部を閉止する端部部材13とで構成さ
れている。
【0047】前記遊星ローラ式動力伝達装置20は、中
間軸21と、この中間軸21に取り付けられた周面部が
円錐面に形成されたサンローラ22と、このサンローラ
22とその軸心が一致するように一方の端部部材12に
固定されている内周部が円錐面に形成されたアウターリ
ング23と、前記サンローラ22とアウターリング23
との間に形成される空間部に配置された複数の遊星ロー
ラ24と、これらの遊星ローラ24を中間軸21の軸心
に対して傾斜した遊星ローラ支持軸25によって円周方
向等間隔に、かつ、回転自在に保持するキャリア26
と、このキャリア26と一体に構成された低速回転軸2
7とで構成されている。
【0048】一方、コーン式無段変速機30は、前記中
間軸21にサンローラ22、および可変加圧機構の一例
として採用したトルクカム31を介して取り付けられた
内周部が転走面となるように形成されたアウターリング
32と、後述するサンローラと圧接する円錐面33aお
よび前記アウターリング32と圧接する円錐面33bを
有するダブルコーン33と、このダブルコーン33の回
転軸34の一方端部34aを支持するフランジ部35a
と、中間軸21に取り付けられて回転軸34の他方端部
34bを支持するフランジ部35bとを有するキャリア
35と、ダブルコーン33の円錐面33aに圧接する外
周部が転走面となるよう形成されたサンローラ37と、
このサンローラ37が取り付けられた高速回転軸38
と、前記キャリア35のフランジ部35aに固定された
ラック39と、このラック39に噛み合い結合するピニ
オン歯車40とを具備している。なお、41は遊星ロー
ラ式動力伝達装置20部におけるサンローラ22と遊星
ローラ24との間、コーン式無段変速機30部における
アウターリング32とダブルコーン33との間、および
ダブルコーン33とサンローラ37との間に加圧力を付
与する皿ばねである。
【0049】上記のトラクションンドライブ装置1で
は、例えば、遊星ローラ式動力伝達装置20部における
低速回転軸27を入力軸として回転駆動することによっ
て遊星ローラ24が増速回転し、遊星ローラ24の回転
動作によってサンローラ22が回転する。したがって、
遊星ローラ式動力伝達装置20部は、低速回転軸27の
回転数に対して、サンローラ22の回転数が増大する増
速機として動作する。
【0050】また、前記遊星ローラ式動力伝達装置20
部におけるサンローラ22の回転動作によって、コーン
式無段変速機30部におけるアウターリング32が回転
し、アウターリング32の回転動作によってダブルコー
ン33が増速されて自転し、ダブルコーン33の自転動
作によってサンローラ37が回転し、サンローラ37の
回転動作によって出力軸である高速回転軸38が回転す
る。したがって、コーン式無段変速機30部は、アウタ
ーリング32の回転数に対して、高速回転軸38の回転
数が増大する増速機として動作する。
【0051】以上のようにして、上記のトラクションド
ライブ装置1は、遊星ローラ式動力伝達装置20部にお
ける変速比(増速比)と、コーン式無段変速機30部に
おける変速比(増速比)とによって、大きな変速比(増
速比)が得られる。また、上記と逆に、高速回転軸38
を入力軸として高速回転させると、大きな変速比(減速
比)で出力軸である低速回転軸27を減速回転させるこ
とができる。
【0052】したがって、上記のトラクションドライブ
装置1によれば、遊星ローラ式動力伝達装置20部にお
ける変速比(増速比/減速比)と、コーン式無段変速機
30部における変速比(増速比/減速比)とによって、
大きな変速比(増速比/減速比)が連続的に得られる無
段変速機としての動作が得られる。
【0053】さらに、上記のトラクションンドライブ装
置1では、遊星ローラ式動力伝達装置20用の可変加圧
機構と、コーン式無段変速機30用の可変加圧機構と
に、一つのトルクカム31を共用化している。この可変
加圧機構(トルクカム31)の共用化により、図8に示
す従来の変速機170に比較して、片方の可変加圧機
構の省略、中間軸の低減および軸受支持構造の簡素
化、カム部材などの部品の省略が可能になり、その結
果、図1に示す本発明のトラクションドライブ装置1と
図8に示す従来の変速機170との対比から明らかなよ
うに、トラクションドライブ装置1全体の軸方向サイズ
が小型化されている。
【0054】図2は前述のとおり、図1に示したトラク
ションンドライブ装置1における遊星ローラ式動力伝達
装置20部の拡大縦断面図である。本遊星ローラ式動力
伝達装置20部は、以下の構造的特徴を有する。
【0055】(1)サンローラ22の転走面となる円錐
面の円錐母線X1と、入出力軸心X0とは、ある角度θ
1をなす。
【0056】(2)低速回転軸27の一端部に形成され
たフランジ部(キャリア26)に円周方向等間隔に圧挿
一体化される遊星ローラ支持軸25の軸心X2と、入出
力軸心X0とは、ある角度θ2をなす。
【0057】(3)アウターリング32の転走面となる
内周部の円錐面の円錐母線X3と、入出力軸心X0と
は、ある角度θ3をなす。
【0058】以上の構成によって、サンローラ22に、
入出力軸方向の加圧力Fが作用することにより、所定の
動力伝達を可能とする法線力が、各接触部に作用する。
図2では、θ1=θ2=θ3となっているが、これ以外
の角度であってもよい。また、図2に示す遊星ローラ式
動力伝達装置20部を構成する転走面は、すべて円錐面
(または円筒面)であるが、該転走面にクラウニング半
径を形成してもよい。
【0059】図3は本発明の他の実施形態におけるトラ
クションドライブ装置50の縦断面図を示す。このトラ
クションドライブ装置50は、大きく分けて、ケーシン
グ60と、このケーシング60内に設けられた遊星ロー
ラ式動力伝達装置(トラクションドライブ)70と、ト
ロイダル型無段変速機(トラクションドライブ)80と
を具備して構成されている。
【0060】前記ケーシング60は、筒状部材61と、
この筒状部材61の一方の開口部を閉止する端部部材6
2と、他方の開口部を閉止する端部部材63とで構成さ
れている。
【0061】前記遊星ローラ式動力伝達装置70は、中
間軸71と、この中間軸71に取り付けられた周面部が
円錐面に形成されたサンローラ72と、その軸心が中間
軸71の軸心と一致するように配置され一方の端部部材
62に固定された内周部が円錐面に形成されたアウター
リング73と、前記サンローラ72とアウターリング7
3との間に形成される空間部に配置された複数の遊星ロ
ーラ74と、これらの遊星ローラ74を中間軸71の軸
心に対して傾斜している遊星ローラ支持軸75によって
円周方向等間隔に、かつ、回転自在に保持するキャリア
76と、このキャリア76と一体に形成された低速回転
軸77とで構成されている。
【0062】一方、前記トロイダル型無段変速機80
は、前記遊星ローラ式動力伝達装置70における中間軸
71にサンローラ72およびトルクカム81を介して取
り付けられた外周部が凹面状の一方側のディスク82
と、このディスク82と圧接する外周部が凸面状のロー
ラ83と、このローラ83が接触する外周部が凹面状の
他方側のディスク84と、このディスク84が固定さ
れ、かつ、他方側の端部部材63に回転自在に取り付け
られた高速回転軸85とを具備して構成されている。な
お、86はローラ83を鋼球よりなる転動体87を介し
て保持する押さえリングである。
【0063】上記のトラクションンドライブ装置50で
は、例えば、遊星ローラ式動力伝達装置70部における
低速回転軸77を入力軸として回転駆動することによっ
て遊星ローラ74が増速回転し、遊星ローラ74の回転
動作によってサンローラ72が回転する。したがって、
遊星ローラ式動力伝達装置70部は、入力軸である低速
回転軸77の回転数に対して、サンローラ72の回転数
が増大する増速機として動作する。
【0064】また、前記遊星ローラ式動力伝達装置70
部におけるサンローラ72の回転動作によって、可変加
圧機構であるトルクカム81を介してトロイダル型無段
変速機80部における一方側のディスク82が回転し、
ディスク82の回転動作によってローラ83が増速回転
し、ローラ83の回転動作によって他方側のディスク8
4が回転し、ディスク84の回転動作によって高速回転
軸85が回転する。ここで、ローラ83の接触部は、一
方のディスク82側ではその凹面状の大径側に位置し、
他方のディスク84側ではその凹面状の小径側に位置す
るように、中間軸71および高速回転軸85の軸心に対
して傾斜して設けられているので、ディスク82の回転
数よりディスク84の回転数が大きくなる。したがっ
て、このトロイダル型無段変速機80部は、一方側のデ
ィスク82の回転数に対して、他方側のディスク84の
回転数が増大し、それによって高速回転軸85の回転数
が増大する増速機として動作する。
【0065】したがって、上記のトラクションドライブ
装置50は、遊星ローラ式動力伝達装置70部における
変速比(増速比)と、トロイダル型無段変速機80部に
おける変速比(増速比)とによって、大きな変速比(増
速比)を得ることができる。
【0066】また、上記と逆に、高速回転軸85を入力
軸として高速回転駆動すると、出力軸である低速回転軸
77を大きな変速比(減速比)で減速回転させることが
できる。
【0067】以上のようにして、上記のトラクションド
ライブ装置50は、遊星ローラ式動力伝達装置70部に
おける変速比(増速比/減速比)と、トロイダル型無段
変速機80部における変速比(増速比/減速比)とによ
って、大きな変速比(増速比/減速比)が連続的に得ら
れる無段変速機としての動作が得られる。
【0068】また、上記のトラクションンドライブ装置
50では、遊星ローラ式動力伝達装置70用の可変加圧
機構と、トロイダル型無段変速機80用の可変加圧機構
とに、一つのトルクカム81を共用化している。この可
変加圧機構(トルクカム81)の共用化により、前記図
1に示すトラクションンドライブ装置1と同様に、軸方
向サイズが小さくなっている。
【0069】なお、上記各実施形態では、いずれも可変
加圧機構をトルクカム方式で構成する場合について説明
したが、例えば、油圧方式、または電磁力方式などのよ
うに、トルクカム方式以外の方式で構成するようにして
もよい。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上のように、入力軸と出力
軸との間に複数のトラクションドライブを介在させたト
ラクションドライブ装置において、隣り合う2つのトラ
クションドライブの間に配置され、この2つのトラクシ
ョンドライブにおけるトラクション部材間の動力伝達面
に前記入力軸から出力軸に伝達される伝達トルクに応じ
て加圧力を変化させて付与する可変加圧機構を設けたこ
とを特徴とするものであるから、複数のトラクションド
ライブの変速比によって大きな変速比を得ることがで
き、しかも、可変加圧機構を隣り合う2つのトラクショ
ンドライブに共用したので、軸方向サイズを小さくする
ことができる。また、装置構造の簡素化により、装置の
低コスト化および信頼性向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係るトラクションドラ
イブ装置の全体縦断面図図である。
【図2】図1に示す本発明のトラクションドライブ装置
における遊星ローラ式動力伝達装置部の拡大縦断面図で
ある。
【図3】本発明の第二実施形態に係るトラクションドラ
イブ装置の全体縦断面図である。
【図4】従来の遊星ローラ式動力伝達装置部の分解斜視
図である。
【図5】従来のコーン型無段変速機の縦断面図である。
【図6】従来の可変加圧機構を有する遊星ローラ式動力
伝達装置の縦断面図である。
【図7】従来の可変加圧機構を有するコーン型無段変速
機の縦断面図である。
【図8】従来の遊星ローラ式動力伝達装置とコーン型無
段変速機とを組み合わせた無段変速機の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 トラクションドライブ装置 10 ケーシング 20 遊星ローラ式動力伝達装置(トラクションドライ
ブ) 21 中間軸 22 サンローラ 23 アウターリング(固定輪) 24 遊星ローラ 26 キャリア 27 入出力軸(低速回転軸) 30 コーン型無段変速機(トラクションドライブ) 31 可変加圧機構(トルクカム) 32 アウターリング 33 ダブルコーン 35(35a,35b) キャリア 37 サンローラ 38 入出力軸(高速回転軸) 50 トラクションドライブ装置 60 ケーシング 70 遊星ローラ式動力伝達装置(トラクションドライ
ブ) 71 中間軸 72 サンローラ 73 アウターリング(固定輪) 74 遊星ローラ 76 キャリア 77 入出力軸(低速回転軸) 80 トロイダル型無段変速機(トラクションドライ
ブ) 81 可変加圧機構(トルクカム) 82 一方側のディスク 83 ローラ 84 他方側のディスク 85 入出力軸(高速回転軸)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力軸と出力軸との間に複数のトラクシ
    ョンドライブを介在させたトラクションドライブ装置に
    おいて、 隣り合う2つのトラクションドライブの間に配置され、
    この2つのトラクションドライブにおけるトラクション
    部材間の動力伝達面に前記入力軸から出力軸に伝達され
    る伝達トルクに応じて加圧力を変化させて付与する可変
    加圧機構を設けたことを特徴とするトラクションドライ
    ブ装置。
  2. 【請求項2】 前記2つのトラクションドライブは、固
    定変速比型トラクションドライブと可変変速比型トラク
    ションドライブであり、固定変速比型トラクションドラ
    イブと可変変速比型トラクションドライブとの間に、前
    記可変加圧機構を設けた請求項1に記載のトラクション
    ドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記固定変速比型トラクションドライブ
    は、遊星ローラ型トラクションドライブである請求項2
    に記載のトラクションドライブ装置。
  4. 【請求項4】 前記遊星ローラ型トラクションドライブ
    は、サンローラおよびアウターリングが円錐面状の転走
    面を有し、前記サンローラとアウターリングの間に介在
    する遊星ローラが、前記入力軸に対して傾斜した支持軸
    により支持されている請求項3に記載のトラクションド
    ライブ装置。
  5. 【請求項5】 前記可変変速比型トラクションドライブ
    は、コーン型およびトロイダル型トラクションドライブ
    のいずれかである請求項2から4のいずれかに記載のト
    ラクションドライブ装置。
  6. 【請求項6】 前記可変加圧機構は、トルクカムである
    請求項1から5のいずれかに記載のトラクションドライ
    ブ装置。
JP2001256575A 2001-08-27 2001-08-27 トラクションドライブ装置 Withdrawn JP2003065407A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010014268A (ja) * 2007-11-13 2010-01-21 Kyocera Mita Corp トラクション動力伝達装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2013104545A (ja) * 2011-11-17 2013-05-30 Nsk Ltd 摩擦ローラ式減速機

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JP2010014268A (ja) * 2007-11-13 2010-01-21 Kyocera Mita Corp トラクション動力伝達装置及びこれを搭載した画像形成装置
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Effective date: 20081104