JP2003064756A - 便器用泡発生装置 - Google Patents

便器用泡発生装置

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JP2003064756A JP2001264788A JP2001264788A JP2003064756A JP 2003064756 A JP2003064756 A JP 2003064756A JP 2001264788 A JP2001264788 A JP 2001264788A JP 2001264788 A JP2001264788 A JP 2001264788A JP 2003064756 A JP2003064756 A JP 2003064756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 泡を便器内の所望個所に確実に吐出すること
のできる便器用泡発生装置を提供する。 【解決手段】 泡発生液16を貯めておくタンク2と、
タンク2内の泡発生液16に泡を発生させる泡発生手段
と、発生した泡22をタンク2外部に流出させる泡流出
口70と、泡22を便器51内に供給する泡供給口14
と、泡流出口70と泡供給口14を連通させる泡送出経
路部73を備えた局部洗浄装置1において、泡供給口1
4を便器上面51aよりも下方に配置するとともに開口
方向を下方に向ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器用泡発生装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の便器用泡発生装置として
は、洗剤等を希釈して生成した泡発生液をタンク内にて
発泡させ、生じた泡を便器内に向けて開口した泡供給口
にまで送り出すとともに該泡供給口から吐出した泡で便
器内の溜水面上を覆うことで、便器内からの悪臭の遮
断、排便時における水の跳ね返り防止、及び、便器内の
洗浄を行うものが提案されている。ただ、上記したよう
な従来の便器用泡発生装置にあっては、泡供給口から便
器内に吐出される泡が便器内の所望箇所に落下せず、便
器上面や使用者に一部が附着して不快感を与えることが
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、便器上面や使用者に附着する
ことなく便器内の所望個所に確実に泡を吐出することの
できる便器用泡発生装置を提供することを課題とするも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明を、泡発生液を貯めておくタンクと、タンク内
の泡発生液に泡を発生させる泡発生手段と、発生した泡
をタンク外部に流出させる泡流出口と、泡を便器内に供
給する泡供給口と、泡流出口と泡供給口を連通させる泡
送出経路部を備えた局部洗浄装置において、泡供給口を
便器上面よりも下方に配置するとともに開口方向を下方
に向けたことを特徴とする便器用泡発生装置とする。こ
のようにすることで、泡の供給が便器上面より下方に位
置する泡供給口から下方向けて行われることとなり、便
器上面や使用者に泡が付着することが防止される。
【0005】また、上記課題を解決するために本発明
を、泡発生液を貯めておくタンクと、タンク内の泡発生
液に泡を発生させる泡発生手段と、発生した泡をタンク
外部に流出させる泡流出口と、泡を便器内に供給する泡
供給口と、泡流出口と泡供給口を連通させる泡送出経路
部を備えた局部洗浄装置において、泡供給口の開口方向
を下方に向けるとともに該泡供給口から下方に泡ガイド
部を延設したことを特徴とする便器用泡発生装置とする
ことも好ましい。このようにすることで、泡は表面張力
により泡ガイド部の壁面に沿って下方に向けて供給され
ることとなり、便器上面や使用者に泡が付着することが
防止される。
【0006】また、泡供給口の一部を塞ぐ泡吐出方向変
更壁を、該泡供給口の後端部から前方に延設させて備え
ることも好ましく、このようにすることで、泡供給口ま
で送出された泡を泡吐出方向変更壁でガイドして前方に
向けて吐出し、便器の内面にでなく溜水面上の所望箇所
に落下させることができる。
【0007】また、泡吐出方向変更壁の上面を、前方に
向かうほど下方に位置するように傾斜させることも好ま
しく、このようにすることで、泡供給口に泡のもとであ
る泡発生液が溜まって固着することが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施の形態に基づいて説明する。図1には本発明の実施の
形態における一例の便器用泡発生装置1を一体に構成し
た局部洗浄装置50を示している。局部洗浄装置50と
は便器51上に固定されるものであり、主制御手段を備
えた局部洗浄装置本体52と、便座53と、便座53の
上方を開閉する便蓋54とを備えている。更に局部洗浄
装置本体52には、洗浄手段と、便器用泡発生装置1
と、操作手段と、人体検出センサとが接続されている。
【0009】局部洗浄装置50の基本構成について、図
1に基づいて更に詳細な説明を行う。上記主制御手段
は、操作手段からの操作信号に応じて、便座53に対し
ては便座温度を、洗浄手段に対しては洗浄温度及び洗浄
流量を、便器用泡発生装置1に対しては泡発生量を、夫
々制御するものである。
【0010】上記便座53には、便座温度調節手段や着
座検出センサ等が備えられている。この便座温度調節手
段は、便座温度可変手段、便座温度検出手段により構成
されたものであり、主制御手段からの便座温度変更指示
を受けて、指定された温度に便座を保持するものであ
る。着座検出センサは、使用者が着座したことを検出し
て、その検出情報を主制御手段に伝達するものである。
【0011】上記洗浄手段は、洗浄温度可変手段、洗浄
流量可変手段等で構成されており、主制御手段からの洗
浄温度変更指示及び洗浄流量変更指示を受けて、指示さ
れた温度及び流量でおしり洗浄やビデ洗浄といった局部
洗浄を行うものである。
【0012】上記便器用泡発生装置1は、泡22を発生
させて便器51内に供給するものであり、泡発生速度や
泡発生時間を変更することにより泡発生量を調節する手
段を備えている。便器用泡発生装置1の具体的な構成は
後に詳述する。
【0013】上記操作手段は、便座操作部、洗浄操作
部、泡発生操作部により構成されている。便座操作部に
は、便座温度を変更する為の便座温度操作キーが配され
ており、洗浄操作部には、お尻洗浄やビデ洗浄を行う為
の洗浄操作キーと、洗浄水の温度を変更する為の洗浄温
度操作キーと、洗浄時の洗浄流量を変更する為の洗浄流
量操作キーとが配されている。泡発生操作部には、手動
泡発生操作キーと、泡発生量操作キーと、泡発生モード
切換キーとが配されている。操作手段に備えたこれらの
キーを使用者が操作すると、そのキー入力情報は主制御
手段へと伝達される。
【0014】上記人体検出センサは、例えば赤外線セン
サや超音波センサを用いて使用者のトイレへの入室を検
出するものである。
【0015】このような構成の局部洗浄装置50におい
て、使用者が操作手段に備えた洗浄操作キーを操作する
と、所定の温度に暖められた洗浄水が局部洗浄装置本体
52下部に備えられた局部洗浄ノズル(図示せず)にま
で供給される。局部洗浄ノズルは、送り込まれた洗浄水
の水圧により洗浄位置にまで進出した後に、便座53に
着座した使用者の局部に向けて洗浄水を噴射する。
【0016】次に、便器用泡発生装置1の構成について
詳細な説明を行う。図2には泡発生装置本体上ケース8
aと一体に形成した局部洗浄装置本体下ケース52aを
示しており、図3、図5には泡発生装置本体上ケース8
aを取り外した状態の便器用泡発生装置1の全体を示し
ている。便器用泡発生装置1は、泡発生液16を貯めて
おく為のタンク2を備えるとともに、該タンク2の上側
には泡発生装置本体8及び泡発生装置本体上ケース8a
を装着している。上記泡発生装置本体8を図2に示す泡
発生装置本体上ケース8aの下部に接続させることで、
便器用泡発生装置1を局部洗浄装置50と一体に便器5
1に装着させことができる。
【0017】タンク2は、上方の開口したタンク本体3
と、該タンク本体3の上方に超音波溶接等で一体に接続
させた封止蓋4とで構成されている。封止蓋4に形成し
た取付口63にはタンク蓋7を着脱自在に設けており、
該タンク蓋7にはタンク2の内部と外部を連通させる泡
流出部7a及び空気導入部7bを設けている。泡発生装
置本体8には、空気ポンプ9と供給経路部材12を配設
しており、この供給経路部材12には泡供給経路12a
と空気供給経路12bを形成している。
【0018】泡供給経路12aは、一端を泡流出部7a
の泡発生装置本体8側の開口部に接続させるとともに、
他端を泡発生装置本体上ケース8aに設けたホース経路
71に配されるホース(図示せず)の一端に接続させ
る。泡発生装置本体上ケース8aにはホース経路71と
連通して泡供給口14が形成されているので、泡流出部
7aのタンク2側の開口部である泡流出口70は、泡流
出部7a、泡供給経路12a、ホース、ホース経路71
等により構成される泡送出経路部72を介して泡供給口
14と連通している。また、空気供給経路12bは、空
気導入部7bの泡発生装置本体8側の開口部と空気ポン
プ9を接続させるものであり、且つ、タンク2内に配さ
れた多孔質から成る泡発生部10は、管15を介して空
気導入部7bのタンク2側の開口部と接続されるので、
泡発生部10は、管15、空気導入部7b、空気供給経
路12b等を介して空気ポンプ9と連通している。
【0019】泡流出部7aと泡供給経路12aとはOリ
ング13aの介在により気密性を持って接続されてい
る。本例では泡流出部7aを雄形状に形成するとともに
泡供給経路12aを雌形状に形成し、Oリング13aを
泡流出部7aの外周に装着させているので、雄形状の泡
流出部7aを雌形状の泡供給経路12aに挿入させるこ
とで、Oリング13aのシールにより気密性を保持した
状態で泡流出部7aと泡供給経路12aを接続させるこ
とができる。加えて、このようにOリング13aを泡流
出部7a側に配することにより、タンク2の取り外しと
共にOリング13aを泡発生装置本体8側から取り外す
ことができ、Oリング13aが消耗した場合等には交換
を容易に行うことができる。空気導入部7bと空気供給
経路12bにおいても同様に、Oリング13bの介在に
より気密性を持って両者が接続されている。
【0020】次に、タンク2を泡発生装置本体8に着脱
自在に装着させる為の構成について説明する。泡発生装
置本体8には、泡発生装置本体8の前後方向を長手方向
とした長穴であるとともに後側より前側を幅広としたガ
イド部11を備えている。タンク2には、封止蓋4の上
面に立設されるとともに段部を介して上側が下側より幅
広となるような略逆L字状に形成された固定部5を備え
ている。段部における固定部5の最大幅はガイド部11
前側の幅より小さく、且つ、ガイド部11後側の幅より
大きく形成しており、加えて、固定部5の段部よりも下
側の幅はガイド部11後側の幅より小さく形成している
ので、図6(a)〜(c)に示すように固定部5をガイ
ド部11前側の下方より挿入したのちに後方に移動させ
れば、固定部5はガイド部11に案内されてスライドす
るとともに、固定部5とガイド部11の係合によりタン
ク2は泡発生装置本体8に着脱自在に装着される。
【0021】タンク2と泡発生装置本体8との装着箇所
にはクリック構造を設けている。具体的には、図7に示
すようにタンク2の封止蓋4の上面にクリック用突部1
7を設け、泡発生装置本体8のクリック用突部17と対
向する位置には、略長方形の穴部18を設けるとともに
該穴部18の後側の内側面から一対の係止部19を泡発
生装置本体8の下面と平行に延設している。上記一対の
係止部19は、両者の隙間が先端部側のみクリック用突
部17の幅より小さくなるよう弾性体を用いて形成して
いるので、図8(a)〜(c)に示すように、タンク2
の前方から後方へのスライドに伴ってクリック用突部1
7は一対の係止部19の先端部を押し広げながら係止部
19間に侵入し、所定の位置までスライドしたときにク
リック用突部17が係止部19の先端部より根元側の隙
間に嵌合する。この嵌合の際に使用者はクリック感を得
て、Oリング13aやOリング13bの気密性が確保さ
れた状態にあることを知ることができる。
【0022】上記したクリック構造を設ける代りに、若
しくは、それに加えて、ロック構造を設けても構わな
い。ロック構造としては、例えば図9(a)、(b)に
示すようにタンク2側にロック用突部20を設け、泡発
生装置本体8側にはフック21を設けて、Oリング13
aやOリング13bの気密性が確保された状態となるま
でタンク2がスライドしたときに、フック21とロック
用突部20の係合によりロックがなされて、タンク2が
泡発生装置本体8に着脱自在に固定される構造にすれば
良い。これによれば上記ロックを解除しないとタンク2
は取り外せないので、タンク2が不用意に外れてしまう
ことがない。
【0023】また、クリック構造やロック構造の代り
に、若しくは、それに加えて、タンク2の装着の際にO
リング13aやOリング13bの気密性が確保されたか
否かを電気的な判定により検出し、表示する検出機構
(図示せず)を設けても良い。上記検出機構としては、
プッシュ式のリミットスイッチや、ホール素子によるリ
ードスイッチ等を用いる。更に、検出機構によりOリン
グ13aやOリング13bの気密性が確保されていない
と検出された場合には泡22の発生を停止させるととも
に、泡22の発生を停止した状態であることを使用者に
表示することも好ましい。
【0024】次に、本発明の特徴的な構成である泡供給
口14の構成について説明する。図11に示すように、
泡発生装置本体上ケース8aに設けたホース経路71の
一端は、局部洗浄装置本体下ケース52aにおける便器
上面51aとの当接面である便器設置面Aよりも下方に
まで延設されており、このホース経路71の延設部の下
端に泡供給口14が開口方向を下方に向けて形成されて
いる。従って、局部洗浄装置50を便器51に設置した
際には、上記泡供給口14は図1に示すように便器上面
51aよりも下方に位置することとなる。本例では供給
口14を便器上面51aより20mm下方に位置するよ
うに設けており、これにより泡22が便器上面51aに
附着することが防止される。
【0025】また、局部洗浄装置本体52の下部に備え
られる乾燥温風吐出口(図示せず)及び局部洗浄ノズル
は、便器設置面Aよりも上方である乾燥温風吐出口取付
位置B及び局部洗浄ノズル取付位置Cに夫々設置される
ので、泡22が乾燥温風吐出口や局部洗浄ノズルに附着
するとともに乾燥温風に飛ばされる等して使用者に附着
してしまうことが防止される。
【0026】次に、便器用泡発生装置1の実際の操作に
ついて説明する。まず、タンク2内に泡発生液16を補
充するには、泡発生装置本体8から取り外して図4に示
すような状態にあるタンク2から泡発生液供給口64を
塞ぐ泡発生液供給口蓋68を取り外し、泡発生液供給口
64から例えば10倍から100倍に希釈した洗剤を泡
発生液16として補充する。補充後は、泡発生液供給口
蓋68を取り付けたうえでタンク2の固定部5を泡発生
装置本体8のガイド部11の下方より挿入し、ガイド部
11の案内に従ってタンク2をクリック感が得られる位
置まで発生装置本体8の後方に向けてスライドさせれば
良い。
【0027】使用者が泡発生モード切換キーを操作して
例えば自動泡発生モードを選択した場合には、人体検出
センサによるトイレへの入室検出、或いは、着座検出セ
ンサによる便座への着座検出に伴って、空気ポンプ9か
ら送り込まれた空気が泡22となって泡発生部10から
吐出され、図10(a)に示すようにタンク2内で泡発
生液16を発泡させる。図10(b)に示すようにタン
ク2の上部に位置する泡流出口70にまで到達した泡2
2は、その後に図10(c)に示すように泡送出経路部
72を経由して泡供給口14から便器51内に供給され
る。運転開始から所定時間経過すると空気ポンプ9は自
動停止し、便器51への泡22の供給が停止する。
【0028】使用者が泡発生モード切換キーを操作して
例えば手動泡発生モードを選択した場合には、使用者が
手動泡発生操作キーを押下することで空気ポンプ9は運
転を開始し、運転開始から所定時間経過後に自動停止す
る。また、運転中に使用者が手動泡発生操作キーを再び
押下することで空気ポンプ9が停止するようにしても良
い。
【0029】泡22の発生量については、図12にも示
されているように泡発生量と泡発生時間は略正比例の関
係にあり、従って、運転開始から停止までの所定時間を
泡発生量操作キーの操作により或る範囲内で変更するこ
とで、泡発生量を自在に変更することができる。
【0030】自動泡発生モードにおける便器用泡発生装
置1の運転を開始するタイミングは、人体の便座53か
らの離座検出やトイレからの退室検出と連動させても良
い。具体的には、局部洗浄装置50の使用後に、着座検
出センサ或いは人体検出センサがオフになった直後若し
くは一定時間経過後に便器用泡発生装置1の運転を開始
するような設定とする。運転により発生した泡22は2
〜3時間消滅しないので、長時間の留守後に使用する場
合や起床後初めて使用する場合以外は便器51内に常時
泡22が存在することとなり、従って、使用者は入室後
に便器51内に泡22が溜まるまでの時間を待つ必要な
く即座に排便行為を行うことができる。
【0031】タンク2は例えば透明或いは半透明の樹脂
にて形成されており、使用者は泡発生液16の残量を目
視にて確認することができる。残量が少なくなったと確
認される場合には、再びタンク2を取り外して泡発生液
16を補充し、再装着すれば良い。
【0032】本例のように、空気ポンプ9から空気を送
り込むことにより泡発生液16を発泡させ、生じた泡2
2を泡供給口14から便器51内に供給する手段を用い
ることで、泡22を十分に発生させることができるとと
もに、泡22が便器51内に附着した際にも流れ難いこ
とから高い洗浄効果を得ることができる。また、便器5
1内の溜水面上を泡22で覆うことにより、便器51内
からの悪臭の遮断、排便時における水の跳ね返り防止と
いった効果を得ることもできる。
【0033】次に、本発明の実施の形態における他例の
便器用泡発生装置1について説明を行うが、他例の基本
的構成は上記一例の基本的構成と略同一であるので、一
例と異なる他例の特徴的構成である泡供給口14の構成
について図13、図14に基づいて説明する。
【0034】泡発生装置本体上ケース8aに設けたホー
ス経路71の一端は、一例と同様に局部洗浄装置本体下
ケース52aにおける便器上面51aとの当接面よりも
下方にまで延設されており、このホース経路71の下端
に泡供給口14が開口方向を下方に向けて形成されてい
る。従って、局部洗浄装置50を便器51に設置した際
には、上記泡供給口14は図1に示すように便器上面5
1aよりも下方に位置することとなる。
【0035】更に、泡供給口14の後端部からは下方に
泡ガイド部73が延設されており、泡供給口14から吐
出される泡22は表面張力により上記泡ガイド部73の
壁面上を沿うようにガイドされ、下方に向けて放出され
る。これにより、泡22が便器上面51aに附着するこ
とが防止される。また、局部洗浄装置本体52において
便器上面51aとの当接面より上方に位置する乾燥温風
吐出口取付位置B及び局部洗浄ノズル取付位置Cに夫々
備えられる乾燥風吐出口及び局部洗浄ノズルに泡22が
附着するとともに乾燥温風に飛ばされる等して使用者に
附着してしまうことも防止される。
【0036】次に、本発明の実施の形態における更に他
例の便器用泡発生装置1について説明を行うが、更に他
例の基本的構成は上記他例の基本的構成と略同一である
ので、他例と異なる更に他例の特徴的構成について図1
5、図16に基づいて説明する。
【0037】泡発生装置本体上ケース8aに設けたホー
ス経路71の一端には、局部洗浄装置50を設置した際
に便器上面51aより下方に位置するように泡供給口1
4を備えており、この泡供給口14の後端部からは前方
に向けて泡吐出方向変更壁80を延設させて備え、泡供
給口14の一部を塞いでいる。これにより、泡供給口1
4まで送出された泡22は泡吐出方向変更壁80にガイ
ドされて前方に向けて吐出されるので、泡22を便器5
1の内面にでなく溜水面上の所望箇所に落下させること
ができる。但し、泡供給口14としては、泡22を前方
に吐出させ易くする為に、開口をホース経路71の前面
側まで設けることが望ましい。
【0038】また、上記泡吐出方向変更壁80の上面8
0aは、前方に向かうほど下方に位置するように傾斜し
て形成されており、これによって、泡供給口14に泡の
もとである泡発生液16が溜まって固着することが防止
されている。
【0039】
【発明の効果】上記のように請求項1に記載の発明にあ
っては、泡の供給が便器上面より下方に位置する泡供給
口から下方向けて行われることにより、便器上面や使用
者に泡が付着することが防止されるという効果がある。
【0040】また、請求項2に記載の発明にあっては、
泡が表面張力により泡ガイド部の壁面に沿って下方に向
けて供給されることにより、便器上面や使用者に泡が付
着することが防止されるという効果がある。
【0041】また、請求項3に記載の発明にあっては、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、泡供給口まで送
出された泡を泡吐出方向変更壁でガイドして前方に向け
て吐出し、便器の内面にでなく溜水面上の所望箇所に落
下させることができるという効果がある。
【0042】また、請求項4に記載の発明にあっては、
請求項3に記載の発明の効果に加えて、泡供給口での泡
発生液の固着が防止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における一例の局部洗浄装
置の基本構成を示す説明図である。
【図2】同上の局部洗浄装置本体下ケースの斜視図であ
る。
【図3】同上の便器用泡発生装置の斜視図である。
【図4】同上の泡発生装置本体から取り外した状態のタ
ンクを示す説明図である。
【図5】同上の便器用泡発生装置の分解斜視図である。
【図6】同上のガイド部と固定部における装着手順の説
明図であり、(a)は装着前の状態、(b)は装着途中
の状態、(c)は装着後の状態を示している。
【図7】同上のクリック構造の説明図である。
【図8】同上のタンク装着時におけるクリック構造の挙
動を示す説明図であり、(a)は固定前の状態、(b)
は固定途中の状態、(c)は固定後の状態を示してい
る。
【図9】同上のロック構造を用いた固定方法の説明図で
あり、(a)は固定前の状態、(b)は固定後の状態を
示している。
【図10】同上の便器用泡発生装置における泡供給経過
の説明図であり、(a)は運転開始直後の状態、(b)
は泡がタンクから流出する寸前の状態、(c)は便器に
泡を供給している状態を示している。
【図11】同上の局部洗浄装置本体下ケースの正面図で
ある。
【図12】同上の泡発生時間と泡発生量との関係を示す
チャート図である。
【図13】本発明の実施の形態における他例の局部洗浄
装置本体下ケースの下面図である。
【図14】同上の泡供給口近傍を示す斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態における更に他例の泡供
給口近傍を示す斜視図である。
【図16】同上の泡供給口近傍を示す断面図である。
【符号の説明】
1 便器用泡発生装置 2 タンク 9 空気ポンプ 10 泡発生部 14 泡供給口 16 泡発生液 22 泡 51 便器 51a 便器上面 70 泡流出口 72 泡送出経路部 73 泡ガイド部 80 泡吐出方向変更壁 80a 上面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 泡発生液を貯めておくタンクと、タンク
    内の泡発生液に泡を発生させる泡発生手段と、発生した
    泡をタンク外部に流出させる泡流出口と、泡を便器内に
    供給する泡供給口と、泡流出口と泡供給口を連通させる
    泡送出経路部を備えた局部洗浄装置において、泡供給口
    を便器上面よりも下方に配置するとともに開口方向を下
    方に向けたことを特徴とする便器用泡発生装置。
  2. 【請求項2】 泡発生液を貯めておくタンクと、タンク
    内の泡発生液に泡を発生させる泡発生手段と、発生した
    泡をタンク外部に流出させる泡流出口と、泡を便器内に
    供給する泡供給口と、泡流出口と泡供給口を連通させる
    泡送出経路部を備えた局部洗浄装置において、泡供給口
    の開口方向を下方に向けるとともに該泡供給口から下方
    に泡ガイド部を延設したことを特徴とする便器用泡発生
    装置。
  3. 【請求項3】 泡供給口の一部を塞ぐ泡吐出方向変更壁
    を、該泡供給口の後端部から前方に延設させて備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の便器用泡発生装置。
  4. 【請求項4】 泡吐出方向変更壁の上面を、前方に向か
    うほど下方に位置するように傾斜させたことを特徴とす
    る請求項3に記載の便器用泡発生装置。
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