JP2003063916A - 工業用抗菌組成物及び抗菌方法 - Google Patents

工業用抗菌組成物及び抗菌方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微生物を制御するために、従来の単独では不
充分であった強力な抗菌力をもった工業用抗菌組成物ま
たは、抗菌方法を提供する。 【解決手段】第一成分として4,5−ジクロロ−2−n
−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、第二成分
としてピリジン系抗菌化合物、好ましくは、2−ピリジ
ンチオール−1−オキシドのナトリウム塩、亜鉛塩もし
くは、銅塩または、2,3,5,6−テトラクロロ−4
−(メチルスルフォニル)ピリジンから選ばれた少なく
とも1種の化合物を含有することを特徴とする工業用抗
菌組成物及びこれらの有効成分を使用する抗菌方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、工業用製品等の微
生物汚染を制御する工業用抗菌組成物及び抗菌方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】塗料、塩ビやプラスチック等樹脂製品、
繊維、木材などの工業製品は、真菌(カビ、キノコ、酵
母等)、細菌または、藻類などの微生物に汚染されるこ
とで、物性的な劣化を引き起こしたり、美観上の不具合
を起こしたり、また室内で使用される場合には、アレル
ギーの原因となったりしている。塗料においては、建築
外装用に使用される場合には、外壁に藻類、カビが生育
し、美観上の問題や表面塗膜物性劣化の問題となり、内
装用に使用される場合には、真菌や細菌が生育し、美観
上の問題となるばかりでなくアレルギーの原因としても
問題となっている。塩ビにおいては、床材や壁紙など内
装用として使用される場合に、塗料と同じくカビや細菌
の生育によって美観上やアレルギーの原因として問題に
なっている。また、床材として使用される場合には、土
台の木材がキノコに侵され腐朽する場合もある。各種プ
ラスチック製品については、台所で使用される三角コー
ナーや風呂場で使用される風呂桶などは、細菌やカビや
酵母が生育しヌメリが発生し、美観上の問題や衛生上の
問題となっている。繊維製品では、倉庫に保管中に繊維
表面にカビが生育し、美観上の問題になり商品価値が低
下する。また、着衣として使用した場合には、汗などを
栄養元に細菌が繁殖し、臭いの元になったり衛生上の問
題になったりする。木材では、カビの生育により美観上
の問題になり商品価値が低下したり、建材として使用さ
れた後にキノコの生育により腐朽し強度劣化を引き起こ
したりしている。
【0003】塗料、塩ビやプラスチック等樹脂製品、繊
維、木材などの工業製品は、真菌(カビ、キノコ、酵母
等)や細菌や藻類などの微生物による汚染を防止するた
めに各種薬剤が使用されてきた。たとえば、2−(4−
チアゾリル)ベンズイミダゾール、2−メトキシカルボ
ニルアミノベンズイミダゾール等のイミダゾール系化合
物、2−n−オクチルイソチアゾリン−3−オン、4,
5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン
−3−オン、n−ブチルベンズイソチアゾリン−3−オ
ンなどのチアゾリン系化合物、2−ピリジンチオール−
1−オキシドの亜鉛塩、ナトリウム塩、銅塩もしくは、
2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォ
ニル)ピリジンなどのピリジン系化合物、ジヨードメチ
ル−p−トリルスルホン、3−ヨードプロピニルブチル
カーバメイト、トリヨードアリルアルコールなどのヨー
ド系化合物または、シプロコナゾール、テブコナゾー
ル、プロピコナゾール、ヘキサコナゾールなどのアゾー
ル系化合物などが使用されてきた。
【0004】しかし単一薬剤の長期にわたる連続使用
は、耐性菌の出現を招きやすいため、過去に種々の2成
分または、3成分の組み合わせによる抗菌剤が使用され
てきた。たとえば、2成分の組み合わせには、特公平7
−25644における2−メトキシカルボニルアミノベ
ンズイミダゾールと4,5−ジクロロ−2−n−オクチ
ル−4−イソチアゾリン−3−オンとの組み合わせ、登
録特許2999875における2−ピリジンチオール−
1−オキシドと、3−ヨードプロピニルブチルカーバメ
イトの組み合わせなど多数開示されている。また場合に
よっては3成分の組み合わせも開示されている。これら
組み合わせは、単一薬剤が長期にわたって使用されてい
た工業製品に対して良好な抗菌効力を持っているが、2
成分、3成分の組み合わせの薬剤が微生物を制御する手
段として一般的になり組み合わせ配合でも長期使用によ
る耐性菌が出現してきたため、更なる効果をもった薬剤
が望まれていた。また、単一薬剤ではその効力不足から
各種工業製品に対する添加量が増大する傾向があった
が、2成分、3成分の組み合わせの薬剤を使用すること
によりその相乗的な効果の増大により絶対的な添加量を
減少でき、環境に対する負荷を軽減する傾 向にあっ
た。しかし更なる効果的な組み合わせによる添加量の軽
減が期待されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な要望に応えるため、従来の組み合わせでは不充分であ
った強力な抗菌力をもった、広範囲の微生物に有効な薬
剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、課題を解決
するために各種成分の組み合わせにおける効果の確認を
行ない、鋭意研究を重ねた結果、第一成分として4,5
−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、第二成分としてピリジン系抗菌化合物を含有
することにより低濃度で広範囲の微生物に対し優れた抗
菌効力を有することを見出した。ピリジン系抗菌化合物
としては、2−ピリジンチオール−1−オキシドのナト
リウム塩もしくは、亜鉛塩もしくは、銅塩または、2,
3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニ
ル)ピリジンから選ばれた少なくとも1種を含有するこ
とが好ましい。すなわち本発明は、第一成分として4,
5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン
−3−オン、第二成分としてピリジン系抗菌化合物、好
ましくは、2−ピリジンチオール−1−オキシドのナト
リウム塩もしくは、亜鉛塩もしくは、銅塩または、2,
3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォニ
ル)ピリジンから選ばれた少なくとも1種のピリジン系
化合物を含有することを特徴とする工業用抗菌組成物
が、低濃度でも良好な抗菌力をもつ非常に優れた抗菌組
成物であること、およびこれらの有効成分を各種塗料、
塩ビや プラスチック等各種樹脂製品、繊維、木材など
の工業製品に練り込みまたは、表面処理加工等すること
が、優れた抗菌方法であることに関する。
【0007】本発明の抗菌方法としては、上記の2種以
上の有効成分を含有した抗菌組成物を添加してもよい
し、上記の有効成分を別々に添加しても良い。さらに抗
菌スペクトルを拡大させるために、その他の抗菌剤を添
加することもできる。また、木材等のように昆虫の被害
も認められる場合には殺虫剤を混合使用または、別添す
ることが好ましい。
【0008】本発明の有効成分の各種塗料、塩ビやプラ
スチック等各種樹脂製品、繊維、木材などの工業製品へ
の添加方法は、各工業製品の製造時に各々別々でも製剤
化した混合物でも良く、製剤化に際して用いられる溶
媒、界面活性剤などは特に限定されない。しかしなが
ら、製剤化に際して用いられる溶媒、界面活性剤は、抗
菌性を付与しようとする対象物により、ある程度制限さ
れる。たとえば、壁紙や床材として広く利用されている
塩ビ用抗菌剤に使用される溶剤は、塩ビ壁紙、床材に使
用される原料が油系のものが多いため、非極性の溶剤が
望ましく、木材に使用される抗菌剤は水に希釈して浸漬
処理されるため極性溶剤が望ましい。また、製剤の剤型
は、特に限定されるものではなく、固形剤でも液剤でも
よい。液剤の場合には水溶性液剤、油溶性液剤、(水系
または油系の)フロアブル剤いずれでもかまわない。ま
た、固形剤の場合は粉剤、水和剤等適当な剤型に製剤す
ることができ、抗菌性を付与しようとする対象物により
適時選択できる。
【0009】極性溶媒としては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、へキシレ
ングリコール、ポリエチレングリコールなどのグリコー
ル系溶剤、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテルなどのグリコールエーテ
ル系溶剤、イソプロピルアルコール、エタノールなどの
アルコール系溶剤、ジメチルアセトアミド、ジメチルス
ルホキシド、γ−ブチロラクトン、メチルエチルケトン
または、水などの溶媒が使用できる。これらは、単独で
用いても良いし、2種以上を組み合わせても良い。非極
性溶媒としては、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソ
ノニルなどの可塑剤、キシロール、トルエン、イソホロ
ン、フェニルキシリルエタン、ジエチレングリコールモ
ノブチルエーテルアセテート、プロピレンカーボネー
ト、流動パラフィン、灯油、椰子油、菜種油、綿実油、
ヒマシ油または、大豆油などの溶媒が使用できる。これ
らは、単独で用いても良いし、2種以上を組み合わせて
も良い。また、極性溶媒と非極性溶媒を2種以上組み合
わせてもよい。
【0010】界面活性剤は使用しても使用しなくてもよ
く、使用する場合は、非イオン界面活性剤、陰イオン界
面活性剤、陽イオン界面活性剤、両イオン界面活性剤の
いずれを用いてもかまわない。非イオン系界面活性剤と
して例えばポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ルなどが挙げられ、陰イオン系界面活性剤としてアルキ
ルベンゼン硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩などが挙げら
れ、陽イオン系界面活性剤では脂肪族アミン塩およびそ
の4級アンモニウム塩などが挙げられ、両イオン系界面
活性剤ではベタイン型界面活性剤、アミノカルボン酸塩
などが挙げられるが、これらに限定されない。また、こ
れらの非イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤、
陽イオン系界面活性剤および両イオン系界面活性剤は一
種を単独に用いても二種以上を併用してもよい。
【0011】
【実施例】次に本発明の実施例および比較例をあげて説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
下表に示した配合比率はすべて重量%である。
【0012】実施例1〜7 表1に示す抗菌組成物を調製し、試験例1、試験例2に
よりその性能を調べた。なお表中の有効成分の表示は以
下の略語にて表す。実施例1は、表1に示す配合で常温
において通常の攪拌によって抗菌剤組成物を得た。ま
た、実施例2、3、4、5、6、7、8、9は、表1に
示す配合で混合し、直径1mmのガラスビーズを混合し
パールミルを用いて約15分間粉砕し金網でろ別するこ
とによって抗菌剤分散組成物を得た。
【0013】4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4
−イソチアゾリン−3−オン :DCOIT 2−ピリジンチオール−1−オキシドのナトリウム塩
:NaPT 2−ピリジンチオール−1−オキシドの亜鉛塩 :ZP
T 2−ピリジンチオール−1−オキシドの銅塩 :Cu
PT 2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォ
ニル)ピリジン :TCMSP
【0014】
【表1】表1 実施例
【0015】比較例1〜9 表2に示す抗菌組成物を調製し、試験例1、試験例2、
によりその性能を調べた。比較例1、2、6は、表2に
示す配合で常温において通常の攪拌によって抗菌剤組成
物を得た。また、比較例3、4、5、7、8、9は、表
2に示す配合で混合し、直径1mmのガラスビーズを混
合しパールミルを用いて約15分間粉砕し金網でろ別す
ることによって抗菌剤分散組成物を得た。
【0016】
【表2】表2 比較例
【0017】試験例1塩ビの防カビ試験 「供試試料調製」下記塩ビ配合に実施例7、8、9、比
較例6、7、8、9の抗菌剤を所定量添加し、150℃
に設定した2本ロール機で数分間混練りする。混練りし
た試料を180℃に設定したプレス機で数分間プレスし
成形した後、プレス機で冷却したものを5cm×5cm
に切断したものを防カビ試験供試試料とした。 塩ビ配合 塩ビ樹脂 100.0部 フタル酸ジイソノニル 50.0部 エポキシ化大豆油 3.0部 ホスファイト系安定剤 3.0部 Ba/Zn系安定剤 0.5部 「試験方法」調製した塩ビ試料をASTM G21に準
拠して防カビ試験を行なった。すなわち、調製した塩ビ
試料を下記無機塩寒天培地上に載せ、下記供試菌の混合
胞子懸濁液を1mlふりかけて、温度28℃、湿度95
%以上で28日間培養した。 無機塩寒天培地 リン酸二水素カリウム 0.7g 硝酸マグネシウム 0.7g 硝酸アンモニウム 1.0g 塩化ナトリウム 0.005g 硫酸第一鉄 0.002g 硫酸亜鉛 0.002g 硫酸マンガン 0.001g 寒天 15.0g 蒸留水 1000ml 供試菌 Aspergillus niger Penicillium funiculosum Chaeatomium globosum Gliocladium virens Aureobasidium pullulans 「試験結果」下記判定基準をもって判定し、試験結果を
表3に示した。 − : 試験片上にカビの生育を全く認めない。 + : 試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の
1/4を超えない。 ++ :試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の1
/2を超えない。 +++ :試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の3
/4を超えない。 ++++:試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の3/
4を超える。 「考察」表3に示したように比較例6、7、8、9の単
独の有効成分配合の製剤品の28日目の評価結果は、++
〜++++であるのに対して、実施例7、8、9の2種の有
効成分配合の製剤品の評価結果は、−〜++で、有効成分
各々単独の製剤品に比べて、有効成分2種混合の製剤品
を添加した塩ビは、顕著な抗菌効果を示すことが確認さ
れた。
【0018】
【表3】表3 塩ビの防カビ評価
【0019】試験例2 塗料の防カビ試験 「供試試料調製」防腐剤、防カビ剤、防藻剤無添加の外
装用水性エマルジョン塗料ページ#70(固形分約50
%、神東塗料社製)に実施例1、2、3、4、5、6、
比較例1、2、3、4、5を所定量添加した後、水を2
0%追加した。調製した塗料に直径3cmに切り取った
No.2のろ紙を浸漬処理し、室温で2日間乾燥した。
調製した試料を試験片1個について200mlの水に1
8時間浸漬した後、室温で2時間、80〜85℃の乾燥
器で2時間乾燥したものを供試試料とした。「試験方
法」調製した試料をJIS Z 2911:2000
8.塗料の試験に準拠して防カビ試験を行なった。すな
わち、調製した試料を下記寒天培地上に載せ、下記供試
菌の混合胞子懸濁液を1mlふりかけて、温度28℃、
湿度95%以上で7日間培養した。 寒天培地 グルコース 40g ペプトン 10g 寒天 25g 精製水 1000ml 供試菌 Aspergillus niger Penicillium funiculosum Cladosporium cladosporioides Gliocladium virens Aureobasidium pullulans 「試験結果」下記判定基準をもって判定し、試験結果を
表4に示した。 − :試験片上にカビの生育を全く認めない。 + :試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の1
/4を超えない。 ++ :試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の1
/2を超えない。 +++ :試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の3
/4を超えない。 ++++:試験片上のカビの生育部分の面積が全面積の3/
4を超える。 「試験結果」試験例1の判定結果に従って結果を表4に
示した。 「考察」表4に示したように比較例1、2、3、4、5
の1種の有効成分配合の製剤品の7日目の評価結果は、
+〜+++であるのに対して、実施例1、2、3、4、
5、6の2種の有効成分配合の製剤品の評価結果は、−
〜+で、有効成分各々単独の製剤品に比べて、有効成分
2種混合の製剤品を添加した塗料は、顕著な抗菌効果を
示すことが確認された。
【0020】
【表4】表4 塗料の防カビ評価
【0021】
【発明の効果】本発明を適用した場合、強力な抗菌力を
もった工業用抗菌組成物または抗菌方法の提供が可能で
ある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−
    4−イソチアゾリン−3−オンとピリジン系抗菌化合物
    を含有することを特徴とする工業用抗菌組成物。
  2. 【請求項2】 ピリジン系抗菌化合物が2−ピリジンチ
    オール−1−オキシドのナトリウム塩、亜鉛塩もしく
    は、銅塩または、2,3,5,6−テトラクロロ−4−
    (メチルスルフォニル)ピリジンから選ばれた少なくと
    も1種の化合物であることを特徴とする請求項1に記載
    の工業用抗菌組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の工業用抗菌組成物を塗
    料、樹脂製品、繊維または、木材などの工業製品に、練
    り込みまたは、表面処理加工で利用することを特徴とす
    る抗菌方法。
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