JP2003063399A - 車軸検知子取付構造 - Google Patents
車軸検知子取付構造Info
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Abstract
隔がなくとも、車軸検知子を取付けられるようにする。 【解決手段】 スラブ道床に載置された列車の走行する
レールを挾んだ一方側のレールの下部側面に列車の車軸
を検知する送信用のコイルを設けるとともに、その他方
側のレールの下部側面に受信用のコイルを設けて構成さ
れる車軸検知子をそのレールに取付ける車軸検知子取付
構造において、前記車軸検知子は、隣接するスラブ道床
間に形成される間隙に位置するレールに取付けることを
特徴とする。
Description
ールを列車が走行するときのその列車の車軸を検知する
車軸検知子をそのレールに取付けるための車軸検知子取
付構造に係り、特に、レールがスラブ道床に載置される
ときのものに関する。
構造を示すものであって、このうち、図5は、スラブ道
床S′に載置されるレールRに車軸検知子を取付けた状
態の平面図、図6は、図5のB−B線断面図である。図
中、100は、列車(電車)の走行するレールRを挾ん
だ一方側に設けられた送信用のコイル(図示せず)を収
納してあるコイル筐体であり、110は、そのレールR
を挾んだ他方側に設けられた受信用のコイル(図示せ
ず)を収納したコイル筐体である。
は、レールRの平底面とスラブ道床S′の上面との間に
設けられている所定の間隔L′を利用して取付けられて
いる。すなわち、レールRは、枕木に当接する以外の部
分は、レールRの平底面とスラブ道床S′の上面との間
に所定の間隔L′を有しているので、この間隔L′を利
用して一対のコイル筐体100,110が取付けられて
いる。
Rへの取付けは、上述の間隙L′中にレールRの長手方
向と直交する方向に支持棒120を挿入し、その支持棒
120のレールRから外れた両側に、各コイル筐体10
0,110を支持フレーム101,111を介してそれ
ぞれ取付けるとともに、その支持棒120を爪片10
2,112及びボルト103,113を用いてレールR
の下部に固定して行われている。なお、図5中、イ,ロ
は、信号用のケーブルであり、このケーブルは、図6に
おいては省略されている。
ル筐体100,110は、一対のコイル筐体100,1
10間のレールR上に列車の車軸(車輪)が存在しない
とき、一方のコイル筐体100側から送出された磁束は
他方のコイル筐体110側に受信されて車軸なしが検知
され、また、そのレールR上に列車の車軸が存在したと
き、一方のコイル筐体100側から送出された磁束が他
方のコイル筐体110側に受信されなくなるので、車軸
ありが検知される。
来の車軸検知子取付構造は、スラブ道床の上面とレール
の平底面との間に所定の間隔が存在することを利用して
いるので、このような間隔のないスラブ道床に載置され
ているレールに適用することができないという不都合が
あった。
沿って凹状の溝条を有し、その溝条内にレールを載置す
る場合は、スラブ道床の上面とレールの平底面との間に
一対のコイル筐体を取付けるための支持棒の挿入される
間隔がなく、したがって、従来の車軸検知子取付構造を
採用することができないという不都合があった。
ブ道床の上面に支持棒が挿入できる凹溝を形成すること
も考えられる。しかし、このような凹溝をスラブ道床に
形成することは、余分な工事が必要となるだけでなく、
スラブ道床の強度に与える影響が懸念されるので、この
ような凹溝を形成することができない。
めになされたものであって、その目的は、スラブ道床の
上面とレールの平底面との間に所定の間隔がなくとも、
車軸検知子を容易に取付けることのできる車軸検知子取
付構造を提供することにある。
取付構造は、上記目的を達成するために、スラブ道床に
載置された列車の走行するレールを挾んだ一方側のレー
ルの下部側面に列車の車軸を検知する送信用のコイルを
設けるとともに、その他方側のレールの下部側面に受信
用のコイルを設けて構成される車軸検知子をそのレール
に取付ける車軸検知子取付構造において、前記車軸検知
子は、隣接するスラブ道床間に形成される間隙に位置す
るレールに取付けることを特徴としている。一方のコイ
ルの筐体をレールの一方側に当接させるとともに、他方
のコイルの筐体を上記レールの他方側に当接させ、その
一方のコイルの筐体に設けられているボルトを上記他方
のコイルの筐体に設けられている貫通孔に貫通させ、そ
の貫通したボルトにナットを螺合させて両筐体をレール
に固定することを特徴としている。ボルトの下方には、
一方のコイルの筐体に設けられたねじ穴にねじ込まれて
他方のコイルの筐体を押圧し、両筐体の間隔を所定に保
つためのねじ棒が設けられていることを特徴としてい
る。
に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る車軸
検知子取付構造を適用したレール部分の平面図、図2
は、図1のA−A線方向から見た側面図、図3は、図1
の右側面図、図4は、図1の左側面図である。
スラブ道床であって、両スラブ道床S1 ,S2 間には、
所定の間隙Lが設けられているとともに、これらスラブ
道床S1 ,S2 の上面には、列車の走行するレールRの
布設される方向に沿って所定の深さ(図2参照)の溝条
S1 ′,S2 ′がそれぞれ形成されている。そして、こ
の溝条S1 ′,S2 ′内に図示しない弾性部材からなる
支持部材を介してレールRが載置されている(図1〜図
4参照)。
の収納されているコイル筐体であり、10は、受信用の
コイル(図示せず)の収納されているコイル筐体であ
る。これら一対のコイル筐体1,10は、上記従来と同
様に、レールRを挾んだ一方側に一方のコイル筐体1が
配置されるとともに、その他方側に他方のコイル筐体1
0が配置される。そして、これら一対のコイル筐体1,
10は、隣接するスラブ道床S1 ,S2 の間に形成され
た間隙L中に設けられている。
ブロック(本発明では、この取付ブロックもコイル筐体
に含まれている。)1a,10aを介してレールRにそ
れぞれ取付けられている。すなわち、コイル筐体(本発
明の他方のコイル筐体に相当している。)1は、取付ブ
ロック1aの上部にボルトb,b…を介して取付けられ
ているとともに、その取付ブロック1aのレールRの下
部に当接する部分には、そのレールRの下部に嵌合する
切欠部1bが設けられている。また、その取付ブロック
1aのレールRの平底面よりも下方に位置する部分に
は、レールRの長手方向と直交し、かつ、水平状に貫通
して設けられた貫通孔1cが設けられている。
相当している。)2は、取付ブロック10aの上部にボ
ルトb,b…を介して取付けられているとともに、その
取付ブロック10aのレールRの下部に当接する部分に
は、そのレールRの下部に嵌合する切欠部10bが設け
られている。また、その取付ブロック10aのレールR
の平底面よりも下方に位置する部分には、取付ブロック
1の下部に設けられている貫通孔1cの軸心に対向した
位置に、その貫通孔1cに貫通することのできる長さ及
び太さのボルト10cが設けられている。そして、その
ボルト10cの取付ブロック1aからはみ出た部分に
は、ナット(図示ではダブルナット)nが螺合できるよ
うに構成されている。
さは、両切欠部1b,10bをレールRに当接させてレ
ールRの平底面で相対させたときに、所定の間隙L1
(図2参照)を有するように決められている。
付ブロック1aに設けられたねじ穴であって、その軸心
は、貫通孔1cと平行に設けられている。そして、その
ねじ穴1dには、コイル筐体10と反対側からねじ棒1
eがねじ込まれてコイル筐体10を押圧して、両筐体
1,10間の間隙L1 を所定状態に保てるように、つま
り、ボルト10c及びナットnにより両筐体1,10が
締め付けられたときのたわみを補正できるように構成さ
れている。
て、ここでは、イは、送信用ケーブル、ロは、受信用の
ケーブルである。なお、図3及び図4では省略されてい
る。
両コイル筐体1,10を組立てるには、先ず、いずれか
一方のコイル筐体(ここでは、コイル筐体10とす
る。)10の切欠部10bをレールRの下部に当接させ
る。次いで、他方のコイル筐体1に設けられている貫通
孔1cをボルト10cに挿入させながらそのコイル筐体
1の切欠部1bがレールRに当接するまで挿入させる。
そして、貫通孔1cからはみ出たボルト1cにナットn
が螺合される。ナットnの締付け状態及びねじ棒1eの
ねじ込みを調整して、両コイル筐体1,10の間隙L1
が所定状態となるように調整される。この調整後、ダブ
ルナットからなるナットn及び弛み止めナットn′が締
付けられる。
は、上述の従来例と同一に行われるので、その説明は省
略する。
て、車軸検知子は、隣接するスラブ道床間に形成される
間隙に位置するレールに取付けられるので、レールの平
底面とスラブ道床上面との間に間隔がなくとも車軸検知
子を容易に取付けることができる。一方のコイルの筐体
をレールの一方側に当接させるとともに、他方のコイル
の筐体を上記レールの他方側に当接させ、その一方のコ
イルの筐体に設けられているボルトを上記他方のコイル
の筐体に設けられている貫通孔に貫通させ、その貫通し
たボルトにナットを螺合させて両筐体をレールに固定さ
せたときは、両コイル筐体を容易に取付けることができ
る。ボルトの下方に、一方のコイルの筐体に設けられた
ねじ穴にねじ込まれて他方のコイルの筐体を押圧し、両
筐体の間隔を所定に保つためのねじ棒を設けたときは、
両コイル筐体のたわみを防止することができる。
造を適用したレール部分の平面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 スラブ道床に載置された列車の走行する
レールを挾んだ一方側のレールの下部側面に列車の車軸
を検知する送信用のコイルを設けるとともに、その他方
側のレールの下部側面に受信用のコイルを設けて構成さ
れる車軸検知子をそのレールに取付ける車軸検知子取付
構造において、 前記車軸検知子は、隣接するスラブ道床間に形成される
間隙に位置するレールに取付けることを特徴とする車軸
検知子取付構造。 - 【請求項2】 一方のコイルの筐体をレールの一方側に
当接させるとともに、他方のコイルの筐体を上記レール
の他方側に当接させ、その一方のコイルの筐体に設けら
れているボルトを上記他方のコイルの筐体に設けられて
いる貫通孔に貫通させ、その貫通したボルトにナットを
螺合させて両筐体をレールに固定することを特徴とする
請求項1に記載の車軸検知子取付構造。 - 【請求項3】 ボルトの下方には、一方のコイルの筐体
に設けられたねじ穴にねじ込まれて他方のコイルの筐体
を押圧し、両筐体の間隔を所定に保つためのねじ棒が設
けられていることを特徴とする請求項2に記載の車軸検
知子取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2001255969A JP4693302B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 車軸検知子取付構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101871193A (zh) * | 2010-07-22 | 2010-10-27 | 成都普罗米新科技有限责任公司 | 带档肩轨道板的检测系统及其检测方法 |
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JP2000238639A (ja) * | 1999-02-22 | 2000-09-05 | Nippon Signal Co Ltd:The | 車軸検知子 |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001255969A patent/JP4693302B2/ja not_active Expired - Fee Related
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