JP2003063280A - 車両走行の補助制御システム - Google Patents

車両走行の補助制御システム

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JP2003063280A JP2001256225A JP2001256225A JP2003063280A JP 2003063280 A JP2003063280 A JP 2003063280A JP 2001256225 A JP2001256225 A JP 2001256225A JP 2001256225 A JP2001256225 A JP 2001256225A JP 2003063280 A JP2003063280 A JP 2003063280A
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Yasutsune Kikuchi
安恒 菊池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路交通情報や気象情報を車両のブレーキの
制御やエンジン出力の制御に活用して、安全な運転の補
助を行うことのできる車両走行の補助制御システムを提
供する。 【解決手段】 本発明は、車両走行時においてブレーキ
制御系およびエンジン出力系を制御する車両走行の補助
制御システムであって、車両位置情報、交通情報および
気象情報を取得する情報取得手段(GPSデータ受信装
置3,BSデータ受信装置2)と、該情報取得手段によ
って取得した車両位置情報、交通情報および気象情報に
基づいて、走行地域における車両渋滞状況および降雨状
態あるいは降雪状態の発生の有無を判定する走行環境判
定手段(マイクロコンピュータ1)と、前記走行環境判
定手段の判定結果に基づいて、ブレーキの制動力に関す
る制御を行うブレーキ制御システム(ABS制御システ
ムS2)と、前記走行環境判定手段の判定結果に基づい
て、エンジン出力に関する制御を行うエンジン出力制御
システム(S1)とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行時におい
てブレーキ制御およびエンジン出力制御を半自動的に制
御する車両走行の補助制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本全地球測位システム(GPS:Global
Positioning System)を利用して車両の位置を確認す
る自動車搭載型のいわゆるナビゲーションシステムが実
用化され普及しつつある。上記ナビゲーションシステム
は、静止軌道上の3つ以上のGPS衛星からの信号を受
信することにより三角測量の原理で受信地点の位置を求
めるシステムであり、ナビゲーションシステムが備える
モニタ上に走行中の車両の現在位置を明示した地図を表
示させて確認できるようになっている。このナビゲーシ
ョンシステムに間する技術は、特開2000−1213
77号公報、特開平6−331724号公報等に詳し
い。
【0003】一方、従来から、道路の車両渋滞状況や車
両事故の発生状況等を道路交通情報として音声や文字情
報で報知するラジオ放送やBSデータ放送が行われてお
り、運転者は、一般の車載ラジオ受信機あるいは文字デ
ータ放送やBSデータに対応した受信機によってこれら
の情報を取得することができた。また、同様に、ラジオ
放送等の気象情報に基づいて、運転者は、走行地域ある
いは到達目的地域の降雨状況や降雪状況等を把握するこ
とができた。これらの道路交通情報や気象情報等を取得
できる装置やシステムに関する技術は、特開平10−2
09983号公報、特開平7−7480号公報等に詳し
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ナビゲ
ーションシステムによる位置情報と、ラジオ放送等によ
る道路交通情報や気象情報は、何れも単独の情報として
取得され、システムによる関連づけは行われていなかっ
た。そのため、これらの情報に基づく車両の総合的な走
行環境、即ち、現在走行中の道路の実際の渋滞状況や、
降雨状態や降雪状態による路面状況の変化等は、運転者
が個々に判断して運転していた。
【0005】つまり、従来にあっては、運転者は、道路
交通情報や気象情報の情報を取得することはできるもの
の、実際の渋滞状況に応じた運転の仕方(車間が短くな
った状況におけるブレーキのかけ方や、アクセルペダル
の踏み込み具合の調節の仕方等)や、降雨状態や降雪状
態での路面状況に応じた運転の仕方(タイヤがスリップ
し易くなった状態でのブレーキのかけ方や、アクセルペ
ダルの踏み込み具合の調節の仕方等)は、運転者が個々
に判断して行わなければならなかった。
【0006】そのため結局は、渋滞発生により車間距離
が短くなった状況や、降雨や降雪によりスリップし易く
なった状況において安全に運転できるか否かは、運転者
の運転技術の技量や資質に負う面が多く、道路交通情報
や気象情報の情報が、自動車の走行を制御するシステム
に直接活用される技術は未だ確立されていない。
【0007】この発明は、上記問題点を解決すべく案出
されたものであり、道路交通情報や気象情報を車両のブ
レーキの制御やエンジン出力の制御に活用して、安全な
運転の補助を行うことのできる車両走行の補助制御シス
テムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車両走行時においてブレーキ制御系およ
びエンジン出力系を制御する車両走行の補助制御システ
ムであって、車両位置情報、交通情報および気象情報を
取得する情報取得手段(GPSデータ受信装置3,BS
データ受信装置2)と、該情報取得手段によって取得し
た車両位置情報、交通情報および気象情報に基づいて、
走行地域における車両渋滞状況および降雨状態あるいは
降雪状態の発生の有無を判定する走行環境判定手段(マ
イクロコンピュータ1)と、前記走行環境判定手段の判
定結果に基づいて、ブレーキの制動力に関する制御を行
うブレーキ制御システム(ABS制御システムS2)
と、前記走行環境判定手段の判定結果に基づいて、エン
ジン出力に関する制御を行うエンジン出力制御システム
(S1)とを備えるようにした。
【0009】これにより、車両位置情報、交通情報およ
び気象情報に基づいて、例えば走行地域において車両渋
滞発生や降雨状態あるいは降雪状態が発生していると判
定された場合に、ブレーキの制動力を強めたり、スピー
ドが余り速くなりすぎないようにエンジン出力を低減さ
せるなどの制御を行うことができ、運転者の安全な運転
の補助を行うことができる。また、渋滞発生時において
エンジン出力を低下させることにより、エンジンによる
騒音や廃熱を低減して環境に配慮することができる。な
お、前記情報取得手段は、車両位置情報を取得するため
の全地球測位システム(GPS)の受信システムと、交
通情報および気象情報を取得するデータ放送受信システ
ムとから構成されるようにできる。これにより、既存の
情報源を活用して、簡易かつ安価に車両走行の補助制御
システムを構築することができる。
【0010】また、前記走行環境判定手段は、前記車両
位置情報、交通情報および気象情報を分析して車両渋滞
発生の有無および降雨状態あるいは降雪状態の発生の有
無を判定可能なプログラムを組み込んだマイクロコンピ
ュータで構成されるようにできる。これにより、既存の
ハードウェアを活用し、必要なプログラム(ソフトウェ
ア)の開発のみで比較的安価に車両走行の補助制御シス
テムを実現することができる。
【0011】また、前記走行環境判定手段は、前記車両
位置情報に基づいて走行中の地域の地図データを所定の
情報源から取得して地図を作製する走行地域地図作製手
段と、前記交通情報および気象情報の分析結果に基づい
て、車両渋滞発生地域および降雨状態あるいは降雪状態
の発生地域を、前記走行地域地図作製手段で作成した地
図上に表示させる走行環境表示手段とをさらに備えるよ
うにできる。これにより、運転者は、渋滞発生状況や降
雨状態あるいは降雪状態を地図上で視覚的に確認するこ
とができ、安全運転の実行に活かすことができる。
【0012】また、前記ブレーキ制御システムは、前記
走行環境判定手段の判定結果に基づいて、アンチロック
ブレーキシステム(ABS)の動作タイミングを制御す
るようにできる。これにより、例えば、降雨状態あるい
は降雪状態の発生によりタイヤがスリップし易い状況下
では、ABSの動作タイミングを早めるなどの制御を行
うことができ、運転者の安全な運転の補助を行うことが
できる。
【0013】また、前記エンジン出力制御システムは、
車両速度を規制するリミッタの上限速度を調整するよう
にしてもよい。これにより、例えば、車両渋滞の発生に
より先行車両との車間距離が短くなる状況下や、降雨状
態あるいは降雪状態の発生によりタイヤがスリップし易
い状況下では、スピードが余り速くなりすぎないように
リミッタの上限速度が低くなるように調整することがで
きる。
【0014】また、前記走行環境判定手段は、判定結果
に応じて作動がオン・オフされる車間距離センサをさら
に備え、該車間距離センサの検出距離に応じて前記ブレ
ーキ制御システムを作動させるようにしてもよい。これ
により、車両渋滞の発生により先行車両との車間距離が
所定以下となった場合に、自動的にブレーキをかけるよ
うにすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る車
両走行の補助制御システムの概要を示すブロック図であ
る。図1において、符号1は交通情報および気象情報に
基づいて走行地域における車両渋滞状況および降雨状態
あるいは降雪状態の発生の有無を判定する走行環境判定
手段を構成するマイクロコンピュータである。マイクロ
コンピュータ1が備える記憶手段としてのROMには、
車両位置情報、交通情報および気象情報を分析して走行
地域における車両渋滞発生の有無および降雨状態あるい
は降雪状態の発生の有無を判定可能なプログラムが格納
されており、マイクロコンピュータ1の演算処理部は、
そのプログラムを逐次読出して実行するようになってい
る。
【0016】マイクロコンピュータ1には、入出力イン
タフェース100を介して、アンテナA1を備える交通
情報および気象情報を取得する情報取得手段としてのB
Sデータ受信装置2、アンテナA2を備える位置情報を
取得する情報取得手段としてのGPSデータ受信装置
3、地図データを記録したCD−ROMを装填して読み
出すCD−ROMドライブ装置4、車両の位置情報、車
両渋滞の発生状況、降雨状態あるいは降雪状態の発生状
況を付加した地図データを画像出力する液晶モニタ5、
先行車両との車間距離を検出する車間センサ6、マイク
ロコンピュータ1による交通情報および気象情報の分析
結果に基づいてエンジン出力を制御するエンジン出力制
御システムS1、マイクロコンピュータ1による交通情
報および気象情報の分析結果に基づいてアンチロックブ
レーキシステム(ABS)の動作タイミングを制御する
ABS制御システムS2がそれぞれ接続されている。
【0017】なお、BSデータ受信装置2、GPSデー
タ受信装置3、CD−ROMドライブ装置4および車間
センサ6は、既存の装置と構成的、機能的に変わるとこ
ろはないので詳細な説明は割愛する。
【0018】BSデータ受信装置2は、交通情報および
気象情報のデータ信号に増幅・復調等の処理を施してか
らマイクロコンピュータ1に入力する。マイクロコンピ
ュータ1は、交通情報および気象情報のデータに基づい
て、車両渋滞の発生状況、降雨状態あるいは降雪状態の
発生状況を分析し、その分析結果をCD−ROMドライ
ブ装置4で読み出した走行地域の地図に合成して液晶モ
ニタ5に表示出力させる。
【0019】また、GPSデータ受信装置3は、GPS
衛星からの信号に基づいて車両の位置データを生成し
て、マイクロコンピュータ1に入力する。マイクロコン
ピュータ1は、車両の位置データをCD−ROMドライ
ブ装置4で読み出した走行地域の地図に合成して液晶モ
ニタ5に表示出力させる。
【0020】これにより、運転者は、渋滞発生状況や降
雨状態あるいは降雪状態を液晶モニタ5に表示される地
図上で視覚的に確認することができ、安全運転の実行に
活かすことができる。
【0021】さらに、マイクロコンピュータ1は、走行
地域における車両渋滞の発生状況、降雨状態あるいは降
雪状態の発生状況の分析結果に基づいて、エンジン出力
制御システムS1およびABS制御システムS2に制御
信号を出力して、エンジン出力の増減およびABSの動
作タイミングを制御させる。具体的な制御内容は後述す
る。なお、逐次更新される車両の位置情報に基づいて、
走行地域が、車両渋滞、降雨状態あるいは降雪状態を脱
した場合には、エンジン出力制御システムS1およびA
BS制御システムS2の動作を不能状態として、通常の
運転を行えるようにできる。
【0022】次に図2のブロック図に基づいてエンジン
出力制御システムS1の概略構成について説明する。図
2において、エンジン制御用コンピュータ10は、運転
者によって操作されるアクセルペダルからの操作信号に
基づいて通常のエンジン出力コントロールによる車速の
調整を行うと共に、マイクロコンピュータ1からの制御
信号に基づいて、エンジン出力の増減を制御する。エン
ジン制御用コンピュータ10は、燃料の噴射量を電子的
に制御するEFI(Electronic Fuel Injection)12
に接続されており、アクセルペダル11からの操作信号
およびマイクロコンピュータ1からの制御信号に基づい
たエンジン制御用コンピュータ10からの制御信号に基
づいて、エンジン13に供給する燃料の噴射量を調節す
る。これにより、駆動系に伝達されるエンジン出力が調
整され、車速がコントロールされる。
【0023】そして、例えば、マイクロコンピュータ1
が交通情報に基づいて走行中の車両が渋滞状況に置かれ
たと判定した場合や、気象情報に基づいて降雨や降雪が
発生したと判定した場合には、先行車両との車間距離が
短くなる場合や、スリップし易い走行環境が想定される
ため、マイクロコンピュータ1は、エンジン制御用コン
ピュータ10に対してエンジン出力を低下させる制御信
号を入力し、エンジン制御用コンピュータ10はEFI
12に対して燃料の噴射量を低減させる制御信号を入力
する。これにより、エンジン13の出力は低減され、車
速が抑制される。
【0024】したがって、渋滞の発生により先行車両と
の車間距離が短くなった場合や、降雨や降雪によって路
面が滑りやすくなった走行環境において、スピードの出
し過ぎを未然に防止することができ、運転者の安全な運
転を補助することができる。また、渋滞発生時において
エンジン出力を低下させることにより、エンジンによる
騒音や廃熱を低減して環境に配慮することができる。な
お、逐次更新される車両の位置情報に基づいて、走行地
域が、車両渋滞、降雨状態あるいは降雪状態を脱した場
合には、エンジン出力制御システムS1の動作を不能状
態として、通常の運転を行えるようにできる。
【0025】次に図3のブロック図に基づいてABS制
御システムS2の概略構成について説明する。図3にお
いて、ブレーキ制御用コンピュータ20は、運転者によ
って操作されるブレーキペダル21からの操作信号に基
づいて通常のブレーキ操作による減速、停止の動作およ
び急ブレーキ時のアンチロック動作を行わせると共に、
マイクロコンピュータ1からの制御信号に基づいて、ア
ンチロック動作の動作タイミングを変更する制御を行
う。ブレーキ制御用コンピュータ20は、ABS制御コ
ントローラ22に接続されており、このABS制御コン
トローラ22はブレーキ制御用コンピュータ20からの
制御信号に基づいてドラムブレーキやディスクブレーキ
等のブレーキ機構23を動作させるようになっている。
【0026】そして、例えば、マイクロコンピュータ1
が交通情報に基づいて走行中の車両が渋滞状況に置かれ
たと判定した場合や、気象情報に基づいて降雨や降雪が
発生したと判定した場合には、先行車両との車間距離が
短くなる場合や、スリップし易い走行環境が想定される
ため、マイクロコンピュータ1は、ブレーキ制御用コン
ピュータ20に対してアンチロック動作の動作タイミン
グを早めるように指示する制御信号を入力する。これに
より、渋滞の発生により先行車両との車間距離が短くな
った場合や、降雨や降雪によって路面が滑りやすくなっ
た走行環境において、急ブレーキをかける状況が生じて
もアンチロック動作を早めに開始させることができブレ
ーキの制動力を高めて、運転者の安全な運転を補助する
ことができる。なお、逐次更新される車両の位置情報に
基づいて、走行地域が、車両渋滞、降雨状態あるいは降
雪状態を脱した場合には、ABS制御システムS2の動
作を不能状態として、通常の運転を行えるようにでき
る。
【0027】次に、本実施形態に係る車両走行の補助制
御システムによって行われる主な処理を図4のフローチ
ャートを参照して説明する。図4は、マイクロコンピュ
ータ1によって行われるメイン処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。まず、ステップS1でBSデータ
受信装置2によって交通情報および気象情報を受信して
からステップS2に移行する。ステップS2では、CD
−ROMドライブ装置4に装填された地図データを記録
したCD−ROMから地図データを読み出してからステ
ップS3に移行する。ステップS3では、交通情報およ
び気象情報を分析して渋滞の発生状況や降雨および降雪
の発生状況に関する走行環境データを作成してステップ
S4に移行する。ステップS4ではGPSデータ受信装
置3を介してGPSデータを受信してステップS5に移
行し、走行車両の現在位置データを作成してステップS
6に進む。ステップS6では、地図データに渋滞の発生
状況や降雨および降雪の発生状況および車両の現在位置
情報を付加して液晶モニタ5に表示出力してからステッ
プS7に移行する。
【0028】ステップS7では、走行環境データに基づ
いて走行の補助制御が必要か否か、即ち、走行地域にお
いて、渋滞の発生や降雨あるいは降雪の発生の有無を判
定し、必要無いと判定した場合(“No”の場合)には
ステップS1に戻り、必要であると判定した場合(“Y
es”の場合)にはステップS8に移行する。これによ
り、走行地域が渋滞や降雨あるいは降雪状態から脱した
場合にはステップS7の判定により、ステップS8以降
は実行されないので、エンジン出力制御システムS1お
よびABS制御システムS2が動作しない通常の運転環
境に復帰させることができる。
【0029】ステップS8では、渋滞の発生状況か、降
雨あるいは降雪の発生状況かを判定し、渋滞の発生状況
である場合にはステップS9に移行してエンジン出力制
御システムS1に制御信号を出力してからステップS1
に戻り、降雨あるいは降雪の発生状況である場合にはA
BS制御システムS2に制御信号を出力してからステッ
プS1に戻る。
【0030】これにより、車両位置情報、交通情報およ
び気象情報に基づいて、走行地域において車両渋滞発生
や降雨状態あるいは降雪状態が発生していると判定され
た場合に、ブレーキの制動力を強めたり、スピードが余
り速くなりすぎないようにエンジン出力を低減させるな
どの制御を行うことができ、運転者の安全な運転の補助
を行うことができる。また、渋滞発生時においてエンジ
ン出力を低下させることにより、エンジンによる騒音や
廃熱を低減して環境に配慮することができる。
【0031】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で変更可能である。例えば、本実施形態では、交通情
報および気象情報を取得する情報取得手段としてBSデ
ータ受信装置2を採用する場合について述べたが、これ
に代えてラジオ放送により交通情報および気象情報を受
信するデータ受信装置を備えるようにしてもよい。
【0032】また、CD−ROMドライブ装置4に代え
て、地図データを記録したDVD−ROMを装填して読
み出すDVDドライブ装置を設けるようにしてもよい。
【0033】また、マイクロコンピュータ1によって渋
滞発生状況と判定されている場合において、車間センサ
6によって車間が所定距離に近づいたと判定された場合
には、エンジン出力制御システムS1の制御によりエン
ジン13を一旦停止させるようにしてもよい。これによ
り、渋滞発生状態おける無用の燃料消費を抑えることが
できる。また、この場合において、アクセルペダル11
が操作された場合に自動的にエンジン13が再起動する
ようにしてもよい。
【0034】また、本実施形態では、エンジン出力制御
システムS1はEFI12による燃料噴射量を調節して
エンジン出力を制御しているが、これに限らず、車速を
規制するリミッタの上限速度を変更して、スピードの出
しすぎを防止させるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明に従うと、車両位置情報、交通情
報および気象情報に基づいて、例えば走行地域において
車両渋滞発生や降雨状態あるいは降雪状態が発生してい
ると判定された場合に、ブレーキの制動力を強めたり、
スピードが余り速くなりすぎないようにエンジン出力を
低減させるなどの制御を行うことができ、運転者の安全
な運転の補助を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車両走行の補助制御システム
の概要を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る車両走行の補助制御システム
の要部を構成するエンジン出力制御システムS1の概略
構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る車両走行の補助制御システム
の要部を構成するABS制御システムS2の概略構成を
示すブロック図である。
【図4】マイクロコンピュータ1によって行われるメイ
ン処理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 BSデータ受信装置 3 GPSデータ受信装置 4 CD−ROMドライブ装置 5 液晶モニタ 6 車間センサ S1 エンジン出力制御システム S2 ABS制御システム 10 エンジン制御用コンピュータ 11 アクセルペダル 12 EFI 13 エンジン 14 駆動系 20 ブレーキ制御用コンピュータ 21 ブレーキペダル 22 ABS制御コントローラ 23 ブレーキ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01C 21/00 G01C 21/00 A 5J062 G01S 5/14 G01S 5/14 G08G 1/09 G08G 1/09 F Fターム(参考) 2F029 AA02 AB07 AB12 AC02 AC09 AC13 AC16 3D041 AA41 AA71 AA76 AB01 AC01 AC26 AC30 AD10 AD41 AD46 AD47 AD48 AD51 AE03 AE41 3D046 BB17 BB28 GG02 HH02 HH05 HH20 KK12 3G093 AA01 BA04 BA23 BA24 BA27 CB01 CB10 DA06 DB15 DB16 DB18 EA01 EB04 FA01 FA10 5H180 AA01 BB13 CC12 EE13 FF05 FF13 FF22 FF33 LL01 LL02 LL04 LL08 LL09 LL15 LL16 5J062 AA03 BB01 CC07 HH05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両走行時においてブレーキ制御系およ
    びエンジン出力系を制御する車両走行の補助制御システ
    ムであって、 車両位置情報、交通情報および気象情報を取得する情報
    取得手段と、 該情報取得手段によって取得した車両位置情報、交通情
    報および気象情報に基づいて、走行地域における車両渋
    滞状況および降雨状態あるいは降雪状態の発生の有無を
    判定する走行環境判定手段と、 前記走行環境判定手段の判定結果に基づいて、ブレーキ
    の制動力に関する制御を行うブレーキ制御システムと、 前記走行環境判定手段の判定結果に基づいて、エンジン
    出力に関する制御を行うエンジン出力制御システムと、 を備えることを特徴とする車両走行の補助制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記情報取得手段は、車両位置情報を取
    得するための全地球測位システム(GPS)の受信シス
    テムと、交通情報および気象情報を取得するデータ放送
    受信システムと、から構成されることを特徴とする請求
    項1に記載の車両走行の補助制御システム。
  3. 【請求項3】 前記走行環境判定手段は、前記車両位置
    情報、交通情報および気象情報を分析して車両渋滞発生
    の有無および降雨状態あるいは降雪状態の発生の有無を
    判定可能なプログラムを組み込んだマイクロコンピュー
    タで構成されることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の車両走行の補助制御システム。
  4. 【請求項4】 前記走行環境判定手段は、 前記車両位置情報に基づいて走行中の地域の地図データ
    を所定の情報源から取得して地図を作製する走行地域地
    図作製手段と、 前記交通情報および気象情報の分析結果に基づいて、車
    両渋滞発生地域および降雨状態あるいは降雪状態の発生
    地域を、前記走行地域地図作製手段で作成した地図上に
    表示させる走行環境表示手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3
    の何れかに記載の車両走行の補助制御システム。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ制御システムは、前記走行
    環境判定手段の判定結果に基づいて、アンチロックブレ
    ーキシステム(ABS)の動作タイミングを制御するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の
    車両走行の補助制御システム。
  6. 【請求項6】 前記エンジン出力制御システムは、車両
    速度を規制するリミッタの上限速度を調整することを特
    徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の車両走
    行の補助制御システム。
  7. 【請求項7】 前記走行環境判定手段は、 判定結果に応じて作動がオン・オフされる車間距離セン
    サをさらに備え、 該車間距離センサの検出距離に応じて前記ブレーキ制御
    システムを作動させることを特徴とする請求項1から請
    求項6の何れかに記載の車両走行の補助制御システム。
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Cited By (9)

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