JP2003063244A - 窓ガラス及びサンシェードの開閉装置 - Google Patents

窓ガラス及びサンシェードの開閉装置

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JP2003063244A
JP2003063244A JP2001253305A JP2001253305A JP2003063244A JP 2003063244 A JP2003063244 A JP 2003063244A JP 2001253305 A JP2001253305 A JP 2001253305A JP 2001253305 A JP2001253305 A JP 2001253305A JP 2003063244 A JP2003063244 A JP 2003063244A
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window glass
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closing device
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Shigeaki Utsuno
栄晃 宇津野
Yasunori Haraguchi
泰周 原口
Hiroyuki Kato
浩之 加藤
Koichi Takeuchi
功一 竹内
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作スイッチを複数設けることを必要としな
い窓ガラス及びサンシェードの開閉装置を提供する。 【解決手段】 窓ガラス及びサンシェードの開閉装置
10は、窓ガラス3を開閉させるためのパワーウィンド
30と、サンシェード11を開閉させるための巻き取り
機20によって構成されている。パワーウィンド30に
よる窓ガラス3の開き方向及び閉じ方向の動作を切換え
るための操作スイッチSWと、巻き取り機20によるサ
ンシェード11の開き方向及び閉じ方向の動作を切換え
るための操作スイッチSWは一体状に構成されている。
操作スイッチSWには、4つの操作位置が設定されてお
り、操作スイッチSWが各操作位置に操作されるのに応
じて、窓ガラス3及びサンシェード11がそれぞれ独立
に開閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓ガラス及びその
窓ガラスに対応して設けられるサンシェードの開閉装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車の車内における居住
性向上等の観点から、サイドドアのウィンドガラス等に
サンシェードを設置したいという要請がある。特に、ス
イッチ操作で自動的に開閉できるパワーウィンドでは、
ウィンドガラスの開閉だけでなく、サンシェードの開閉
をも自動的に行わせる開閉装置付きのサンシェードを設
置したいという要請がある。
【0003】従来、この種のサンシェード及びその開閉
装置として、図6に示すようなサンシェード111及び
その開閉装置110が提案されている。開閉装置110
は、リアドア101のドアインナパネル102に取付け
られており、窓ガラス103を遮光するサンシェード1
11、このサンシェード111を使用位置と収納位置と
の間で巻き取る巻き取り機120、サンシェード111
の上端に接続された駆動ケーブル125、駆動ケーブル
125を駆動させる電動モータ123等によって構成さ
れている。電動モータ123にはスイッチが設けられて
おり、車室内に着座した乗員等がこのスイッチを操作す
ると、電動モータ123が正転または逆転し、サンシェ
ード111が上下に自動的に開閉されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の開閉装置1
10は、サンシェード111を動かすためのスイッチ
と、窓ガラス103を動かすためのスイッチ(パワーウ
ィンドのスイッチ)とが別々に車室内に設置されてい
た。そのため、車室内に複数のスイッチが並ぶので意匠
性が低下すること、車室内のスペースが余分に圧迫され
るので居住性が低下すること、部品点数が多く製作コス
トがかかること等が問題となっていた。本発明はこのよ
うな問題を解決するために創案されたものであり、操作
スイッチを複数設けることを必要としない窓ガラス及び
サンシェードの開閉装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の窓ガラス及びサンシェードの開閉装置は、
請求項1〜3に記載された通りの構成を備えている。
【0006】請求項1に記載の窓ガラス及びサンシェー
ドの開閉装置は、窓ガラスを開閉させるための第1の駆
動源と、その第1の駆動源による窓ガラスの開き方向及
び閉じ方向への動作を切換える第1の切換え接点を備え
ている。また、サンシェードを開閉させるための第2の
駆動源と、その第2の駆動源によるサンシェードの開き
方向及び閉じ方向への動作を切換える第2の切換え接点
を備えている。ここで、「窓ガラス」とあるのは、自動
車の窓に限らず、電車の窓、建造物の窓等、窓全般を遮
蔽するために適用されるガラスを指している。ただし、
「ガラス」は、非結晶質の無機化合物(珪酸塩等)で構
成されたいわゆる「ガラス」に限らず、例えばポリカー
ボネートやアクリルなどの合成樹脂やその他の材料で構
成された透明板状部材、あるいは、有機ガラス等をも広
く含むものとする。また、「サンシェード」は、窓ガラ
スを覆うことによって外部からの日差しを遮る場合に限
らず、単に窓ガラスを視覚的に遮断する場合に用いられ
るものも含むものとする。「サンシェード」は、これら
の目的に応じて使用されるものでああれば、シート状、
板状等、どのような形状に形成されたものであってもよ
いが、巻き取ることでコンパクトに収納が可能な柔軟性
のあるシート状の部材であることが好ましい。これら
「窓ガラス」及び「サンシェード」を開閉させるための
駆動源は、例えば電動モータで構成される。電動モータ
の駆動力で窓ガラスを上下にスライドさせれば、その窓
ガラスを開閉させることができる。また、電動モータの
回転力でサンシェードを巻き取れば、そのサンシェード
を開閉させることができる。
【0007】そして、請求項1に記載の窓ガラス及びサ
ンシェードの開閉装置によれば、第1の切換え接点の操
作スイッチと、第2の切換え接点の操作スイッチとが一
体状に構成される。ここで「操作スイッチ」とは、開閉
装置の操作者が、実際に手に触れる等して接点の位置を
切換えるための「スイッチ」、すなわち、切換スイッチ
やカムスイッチ等の操作端のことを指している。このよ
うな構成により、請求項1に記載の窓ガラス及びサンシ
ェードの開閉装置によれば、窓ガラス及びサンシェード
をそれぞれ開閉させるための操作スイッチを複数設ける
必要がなくなる。
【0008】請求項2に記載の窓ガラス及びサンシェー
ドの開閉装置は、車両の窓ガラス及びその車両の窓ガラ
スに対応して設けられるサンシェードの開閉装置であ
る。請求項2に記載の窓ガラス及びサンシェードの開閉
装置によれば、車室内に設ける操作スイッチが1つで済
むので、車室内の外観が意匠的に損なわれず、また、車
室内のスペースが余分に圧迫されることもなくなる。
【0009】請求項3に記載の窓ガラス及びサンシェー
ドの開閉装置では、操作スイッチに少なくとも第1〜第
4の4つの操作位置が設定される。操作スイッチが第1
の操作位置にある場合には、第1の駆動源により窓ガラ
スのみが閉じ方向へ作動され、操作スイッチが第2の操
作位置にある場合には、第1の駆動源及び第2の駆動源
により窓ガラス及びサンシェードが閉じ方向へ作動さ
れ、操作スイッチが第3の操作位置にある場合には、第
2の駆動源によりサンシェードのみが開き方向へ作動さ
れ、操作スイッチが第4の操作位置にある場合には、第
1の駆動源及び第2の駆動源により窓ガラス及びサンシ
ェードが開き方向へ作動される。つまり、操作スイッチ
が第1〜第4の操作位置に操作されると、第1及び第2
の切換接点が、それぞれ窓ガラス及びサンシェードを前
記した方向に作動させるように切換えられる。これによ
り、1つの操作スイッチで、窓ガラス及びサンシェード
のいずれか一方のみを開閉させたり、両方を同時に開閉
させたりすることができるので、開閉装置の操作性が向
上する。また、前記した第1〜第4の操作位置に対応す
る窓ガラス及びサンシェードの開閉動作によれば、窓ガ
ラスが開いているのにサンシェードは閉じられるといっ
たことがなく、サンシェードが開いた窓ガラスからの風
を受けてばたつくといった不具合の発生が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】図面を参照しながら本発明の実施
の形態に係る窓ガラス及びサンシェードの開閉装置につ
いて説明する。図1及び図2は、本実施の形態に係る窓
ガラス及びサンシェードの開閉装置10(以下、開閉装
置10と呼ぶ)を車室内側から見た外観を表す正面図で
ある。開閉装置10は、自動車の後部ドア1の窓ガラス
3と、その窓ガラス3に対応して設置されるサンシェー
ド11とを自動的に開閉させる装置であり、巻き取り機
20、及び、パワーウィンド30を主体にして構成され
ている。ここで、図1には、後部ドア1のドアトリム4
を一部破断することにより巻き取り機20のみが表され
ており、図2には、後部ドア1のドアトリム4を全部破
断することによりパワーウィンド30のみが表されてい
る。また、図3は、図1中のII−II線断面矢視図であ
り、巻き取り機20の断面構造が表されている。
【0011】図1及び図3に示すように、サンシェード
11を上下に開閉させるための巻き取り機20は、シー
ト状に形成されたサンシェード11を巻き取るための巻
き取り軸22と、その巻き取り軸22の一端部に連結さ
れたサンシェード用モータ23と、筒状で中空に形成さ
れたハウジング21とを備えている。サンシェード用モ
ータ23が起動されると、巻き取り軸22がいずれか一
方向に回転し、その軸周りにサンシェード11が巻き取
られてハウジング21の内部に収納されるようになって
いる。サンシェード11は、巻き取り軸22の軸周りに
巻き取られる一方、ハウジング21の長手方向に沿って
形成されたスリット部21aを通じて外部へ巻き戻され
るようになっている。
【0012】サンシェード11は、柔軟性を有する1枚
のシート地(例えばポリエステル樹脂シート)によって
構成されている。このサンシェード11は、車外から差
し込む日光を遮る以外に、車内側と車外側とを視覚的に
遮断するのにも有効である。また、このサンシェード1
1の両端部には金属製の板バネ材12が取り付けられて
いる。この板バネ材12は、サンシェード11の昇降方
向(図1中の上下方向)に延びるように設けられ、サン
シェード11とともに巻き取り機20の巻き取り軸22
に巻き取られるようになっている。この板バネ材12の
剛性によって、スリット部21aから外部に巻き戻され
たサンシェード11が、窓ガラス3の表面に沿って直立
した状態で支持されるようになっている。
【0013】また、図2に示すように、窓ガラス3を上
下に移動させるためのパワーウィンド30は、長尺のレ
ール状部材であるレギュレータ31と、そのレギュレー
タ31に嵌合して上下に摺動可能なキャリアプレート3
2とを備えている。キャリアプレート32は、駆動ワイ
ヤー34を介してパワーウィンド用モータ33に連結さ
れており、そのパワーウィンド用モータ33が起動され
ることにより駆動ワイヤー34がいずれか一方向に回転
し、キャリアプレート32が上下いずれかの方向に引っ
張られてレギュレータ31に沿ってスライドするように
なっている。キャリアプレート32は窓ガラス3の下端
部に固定されているので、これによって窓ガラス3が上
下に開閉される。なお、このような窓ガラス3を上下に
開閉するためのパワーウィンド30自体は周知の技術で
あるので、さらに詳細な説明は省略する。
【0014】巻き取り機20の駆動源であるサンシェー
ド用モータ23、及び、パワーウィンド30の駆動源で
あるパワーウィンド用モータ33は、ドアトリム4に取
付けられたレバー式の操作スイッチSWが操作されるこ
とによって起動・停止される。本実施の形態では、パワ
ーウィンド用モータ33及びサンシェード用モータ23
を起動・停止させるために、図4に示すような電気回路
が構成される。
【0015】図4に示す電気回路では、4つの接点CS
1〜CS4が設けられている。接点CS1〜CS4がO
Nになると(つながると)、電源Eからの電圧が印加さ
れることによって、電磁コイルCR1〜CR4への通電
がそれぞれ行われるようになっている。電磁コイルCR
1〜CR4への通電が行われると、それらの電磁コイル
と一体となってリレーを構成する可動端子CX1〜CX
4が作動され、サンシェード用モータ23あるいはパワ
ーウィンド用モータ33への通電状態の切換えが行われ
るようになっている。
【0016】図4に示す電気回路について更に詳細に説
明すると、4つの接点CS1〜CS4がすべてOFFで
ある(つながっていない)場合には、電磁コイルCR1
〜CR4への通電は行われず、サンシェード用モータ2
3及びパワーウィンド用モータ33への通電が行われる
こともない。この場合、可動端子CX1〜CX4はバネ
部材等によってそれぞれ図4中に示すa側の接点に付勢
された状態となっている。つまり、可動端子CX1〜C
X4は、電磁コイルCR1〜CR4への通電が行われて
いる間に限って、図4中に示すb側の接点にそれぞれ作
動されるようになっている。反対に、電磁コイルCR1
〜CR4への通電が行われなくなると、バネ部材の弾性
によって自動的にa側の接点へ作動されるようになって
いる。
【0017】接点CS1がONにされて(閉じられ
て)、かつ、接点CS3がOFFにされると(開かれる
と)、電磁コイルCR1が励起状態となり(通電状態と
なり)、可動端子CX1がb側の接点に作動され、パワ
ーウィンド用モータ33には順方向(図4中の矢印40
に示す方向)に電流が流れるようになっている。パワー
ウィンド用モータ33に順方向の電流が流れると、窓ガ
ラス3はパワーウィンド30によって閉じ方向(図2に
おける上方向)に作動される。
【0018】また、接点CS3がONにされて(閉じら
れて)、かつ、接点CS1がOFFにされると(開かれ
ると)、電磁コイルCR3が励起状態となり、可動端子
CX3がb側の接点に作動され、パワーウィンド用モー
タ33には逆方向(図4中の矢印41に示す方向)に電
流が流れるようになっている。パワーウィンド用モータ
33に逆方向の電流が流れると、窓ガラス3はパワーウ
ィンド30によって開き方向(図2における下方向)に
作動される。
【0019】また、接点CS2がONにされて(閉じら
れて)、かつ、接点CS4がOFFにされると(開かれ
ると)、電磁コイルCR2が励起状態となり、可動端子
CX2がb側の接点に作動され、サンシェード用モータ
23には順方向(図4中の矢印42に示す方向)に電流
が流れるようになっている。サンシェード用モータ23
に順方向の電流が流れると、サンシェード11は巻き取
り機20によって閉じ方向(図1における上方向)に作
動される。
【0020】また、接点CS4がONにされて(閉じら
れて)、かつ、接点CS2がOFFにされると(開かれ
ると)、電磁コイルCR4が励起状態となり、可動端子
CX4がb側の接点に作動され、サンシェード用モータ
23には逆方向(図4中の矢印43に示す方向)に電流
が流れるようになっている。サンシェード用モータ23
に逆方向の電流が流れると、サンシェード11は巻き取
り機20によって開き方向(図1における下方向)に作
動される。
【0021】4つの接点CS1〜CS4のON・OFF
の状態は、前記した操作スイッチSWが操作されること
によって切換えられる。図5は、操作スイッチSWを拡
大して表した図である。図5に示すように、操作スイッ
チSWはレバー式のスイッチであり、乗員等が右回りも
しくは左回りに回転操作することで、4つの接点CS1
〜CS4のON・OFF状態の切換えが行われる。具体
的には、操作スイッチSWには、右回りへの1段階と2
段階操作、及び、左回りへの1段階操作と2段階操作の
計4つの操作位置〜が設定されている。操作スイッ
チSWが操作位置〜に操作されると、表1に示す組
み合わせに従って接点CS1〜CS4のON・OFFの
状態が切換えられるようになっている。このような操作
スイッチSWには、複数の接点のON・OFF状態(開
閉状態)を、操作レバーの回転角度等に従って順次切換
えることのできる公知の切換スイッチやカムスイッチ等
が用いられる。
【0022】
【表1】
【0023】表1に示すように、操作スイッチSWが右
回りに1段階操作された場合には(操作位置)、接点
CS1のみがONとなり、窓ガラス3のみが閉じ方向に
作動される。また、操作スイッチSWが右回りに2段階
操作された場合には(操作位置)、接点CS1及び接
点CS2がONとなり、窓ガラス3及びサンシェード1
1が閉じ方向に作動される。また、操作スイッチSWが
左回りに1段階操作された場合には(操作位置)、接
点CS4のみがONとなり、サンシェード11のみが開
き方向に作動される。また、操作スイッチSWが左回り
に2段階操作された場合には(操作位置)、接点SC
3及びCS4がONとなり、窓ガラス3及びサンシェー
ド11が開き方向に作動される。表1に示すようにして
窓ガラス3及びサンシェード11の開閉動作が行われる
と、窓ガラス3は開いているのにサンシェード11が閉
じるといったことがなく、サンシェード11が開いた窓
ガラス3から吹き込む風に煽られてばたつくといった不
具合の発生が防止される。
【0024】以上の説明において、パワーウィンド用モ
ータ33が本発明における「第1の駆動源」に対応して
おり、サンシェード用モータ23が本発明における「第
2の駆動源」に対応している。また、接点CS1及び接
点CS3が本発明における「第1の切換え接点」に対応
しており、接点CS2及び接点CS4が本発明における
「第2の切換え接点」に対応している。さらに、表1に
示した操作位置〜は、本発明における「第1の操作
位置〜第4の操作位置」にそれぞれ対応している。
【0025】以上説明したように、本実施の形態に係る
開閉装置10によれば、例えば車両の乗員等は、1つの
操作スイッチSWを操作するのみで、窓ガラス3及びサ
ンシェード11の開閉を同時に行うこともできるし、い
ずれか一方のみの開閉を行うこともできる。これによ
り、乗員等は、窓ガラス3及びサンシェード11の開閉
操作を別々のスイッチで行う煩わしさから解放される。
また、窓ガラス3及びサンシェード11を開閉するため
の操作スイッチを1つしか必要としないので、部品点数
の削減が図られ、製作コスト削減等の効果が期待でき
る。さらに、本実施の形態における開閉装置10によれ
ば、車両の車室内に2つの操作スイッチを設ける必要が
なく、車室内がすっきりとして見映えが良くなる効果が
ある。
【0026】本発明は上記の実施の形態のみに限定され
るものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例え
ば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施するこ
ともできる。
【0027】(A)上記実施の形態では、開閉装置10
を後部ドア1の窓ガラス3に対応した位置に設ける場合
について記載したが、開閉装置10の設定位置はこれに
限定されず、例えば、自動車のリヤガラスに対応した位
置に設けることもできる。また、自動車以外の車両、例
えば電車の窓ガラスに本発明を適用することもできる
し、さらには、車両以外にも、建造物の窓ガラス及びそ
れに対応して設けられるサンシェードに本発明を適用す
ることもできる。
【0028】(B)また、上記実施の形態では、開閉装
置10をドアトリム4側に設け、サンシェード11を上
方へ向けて巻き戻す場合について記載したが、サンシェ
ード11を巻き戻す方向はこれに限定されない。例え
ば、窓ガラス3の上端側に開閉装置10を設け、サンシ
ェード11を下方へ向けて巻き戻すように構成すること
もできる。また、サンシェード11を左右方向に巻き戻
すように構成してもよい。
【0029】(C)また、上記実施の形態では、サンシ
ェード11を1枚のシート地によって構成したが、サン
シェード11は複数に分割されていてもよい。また、サ
ンシェード11は、本実施の形態のポリエステル樹脂以
外の種々の材質、例えば天然繊維等によって構成するこ
ともできる。
【0030】(D)また、上記実施の形態では、サンシ
ェード11に金属製の板バネ材12を取り付ける場合に
ついて記載したが、板バネ材12を例えば樹脂等の弾性
体によって構成することもできる。すなわち、板バネ材
12は、サンシェード11を支持可能な剛性を有し、巻
き取り軸22に巻き取り可能なものであればよく、その
形状、数、材質等は必要に応じて種々変更可能である。
また、板バネ材12を取り付ける位置は、本実施の形態
で説明したサンシェード11の端部以外であってもよ
い。
【0031】(E)また、サンシェード用モータ23及
びパワーウィンド用モータ33への通電状態を切換える
ための電気回路は、図4に示した電気回路に限定するも
のではない。図4に示した電気回路は、表1に示した各
操作位置〜に対応する窓ガラス3及びサンシェード
11の開閉動作を実現するための電気回路を一例として
示したものであり、同様な開閉動作を実現できるのであ
れば、その他の電気回路によってサンシェード及び窓ガ
ラスの開閉装置10が構成されてもよい。例えば、実施
の形態では、接点CS1及び接点CS3によって「第1
の切換え接点」が構成され、接点CS2及び接点CS4
によって「第2の切換え接点」が構成される例を示した
が、「第1の切換え接点」及び「第2の切換え接点」の
それぞれが単一の可動端子を有した単一の切換接点によ
って構成された場合であっても本発明と同様な作用を奏
することができる。その他、操作スイッチSWの各操作
位置〜に対応した窓ガラス及びサンシェードの開閉
動作を実現するために、例えばIC(集積回路)のチッ
プ等を組み込むこと等によって本発明の開閉装置を構成
してもよい。
【0032】(F)また、操作スイッチSWに対応した
窓ガラス3及びサンシェード11の開閉動作は、表1に
示したものに限定するものではない。例えば、表1で
は、窓ガラス3が開いているのにサンシェード11を閉
じるといった動作を行わせることができないが、サンシ
ェード11に所要の剛性を持たせれば、開いた窓ガラス
3からの風によってばたつくこともないので、サンシェ
ード11のみを閉じるということも可能である。つま
り、窓ガラス3が開いた状態であっても、サンシェード
11のみを閉じるといった動作を行わせることも可能で
あり、例えばサンシェード11にスリット等を設けてお
けば、開いた窓ガラス3からの風を導入しながら日差し
を遮光させるといった使用も可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作スイッチを複数設けることを必要としない窓ガラス
及びサンシェードの開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態に係る窓ガラス及びサンシェ
ードの開閉装置を車室内側から見た外観を表す正面図で
ある。
【図2】発明の実施の形態に係る窓ガラス及びサンシェ
ードの開閉装置を車室内側から見た外観を表す正面図で
ある。
【図3】図1中のII−II線断面矢視図であり、巻き取り
機の断面構造が表されている。
【図4】パワーウィンド用モータ及びサンシェード用モ
ータを起動・停止させるための電気回路図である。
【図5】操作スイッチの拡大図である。
【図6】従来のサンシェード及びその開閉装置を示す正
面図である。
【符号の説明】
1…後部ドア 2…ドアインナパネル 3…窓ガラス 4…ドアトリム 10…開閉装置 11…サンシェード 12…板バネ材 20…巻き取り機 22…巻き取り軸 23…電動モータ(第2の駆動源) 30…パワーウィンド 31…レギュレータ 32…キャリアプレート 33…パワーウィンド用モータ(第1の駆動源) 34…駆動ワイヤー CS1〜CS4…接点(第1の切換接点、第2の切換接
点) CR1〜CR4…電磁コイル SW…操作スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 浩之 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)発明者 竹内 功一 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA09 BA01 CA06 DA03 DB03 EA14 EB01 EC03 EC04 KA12 KA25 3D127 AA17 AA19 DF03 DF34 DF36

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラス及びその窓ガラスに対応して設
    けられるサンシェードの開閉装置であって、 前記窓ガラスを開閉させるための第1の駆動源と、その
    第1の駆動源による前記窓ガラスの開き方向及び閉じ方
    向への動作を切換える第1の切換え接点と、 前記サンシェードを開閉させるための第2の駆動源と、
    その第2の駆動源による前記サンシェードの開き方向及
    び閉じ方向への動作を切換える第2の切換え接点とを備
    え、 前記第1の切換え接点及び前記第2の切換え接点の操作
    スイッチが一体状に構成されていることを特徴とする窓
    ガラス及びサンシェードの開閉装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の窓ガラス及びサンシェ
    ードの開閉装置であって、 窓ガラスは車両の窓ガラスであることを特徴とする窓ガ
    ラス及びサンシェードの開閉装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の窓ガラ
    ス及びサンシェードの開閉装置であって、 操作スイッチには少なくとも4つの操作位置が設定され
    ており、 操作スイッチが第1の操作位置にある場合には、第1の
    駆動源により窓ガラスのみが閉じ方向へ作動され、 操作スイッチが第2の操作位置にある場合には、第1の
    駆動源及び第2の駆動源により窓ガラス及びサンシェー
    ドが閉じ方向へ作動され、 操作スイッチが第3の操作位置にある場合には、第2の
    駆動源によりサンシェードのみが開き方向へ作動され、 操作スイッチが第4の操作位置にある場合には、第1の
    駆動源及び第2の駆動源により窓ガラス及びサンシェー
    ドが開き方向へ作動されることを特徴とする窓ガラス及
    びサンシェードの開閉装置。
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