JP2003062623A - 回転積層装置 - Google Patents

回転積層装置

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JP2003062623A JP2001254585A JP2001254585A JP2003062623A JP 2003062623 A JP2003062623 A JP 2003062623A JP 2001254585 A JP2001254585 A JP 2001254585A JP 2001254585 A JP2001254585 A JP 2001254585A JP 2003062623 A JP2003062623 A JP 2003062623A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単位時間当りのプレススピードの増加を可能
とし、かつ、長時間の使用の後にも製品精度の悪化を防
ぐ。 【解決手段】 2つの回転積層ダイス16a、16bを、圧
延鋼鈑6の送路と直交する方向に反復移動させ、打ち抜
きダイス12で打ち抜かれた部材8を一つの回転積層ダイ
ス16aへと送った後、次に打ち抜かれた部材8をもう一
方の回転積層ダイス16bへと送る。打ち抜きダイス12に
おける2回の打ち抜き作業の間に、回転積層ダイス16a
には1枚の打ち抜かれた部材8が送られるので、一つの
回転積層ダイスに対し、打ち抜かれた部材8が送られる
時間的間隔を延ばすことができる。一つの回転積層ダイ
スにおいて所定角度回転するための時間的余裕をもたら
し、回転積層ダイス16を回転駆動するための機械要素へ
の負担を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は順送プレスで、打ち
抜き加工と、打ち抜いた複数の部材の積層とを行い、モ
ータコアやステータ等を製造するための、回転積層装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、モータコアやステータ等、所
定の形状に打ち抜かれた複数の板材を積層して、一つの
部品を製造するための装置として、回転積層装置が用い
られている。図3には、従来の回転積層装置を概略的に
断面図示している。回転積層装置1は、打ち抜きダイス
2、ポンチ3、板押え4を有している。また、打ち抜き
ダイス2は、ベアリング5によって回転可能に支持さ
れ、図示しない駆動手段によって、中心軸C回りに回転
することができる。
【0003】打ち抜きダイス2とポンチ3によって圧延
鋼鈑6から打ち抜かれた部材8は、打ち抜きダイス2内
を落下して積層体7を形成する。この際に、打ち抜かれ
た部材8を1枚積層する毎に、打ち抜きダイス2を所定
角度だけ回転させ、1段毎に積層される部材8の位相を
ずらして行く。よって、圧延鋼鈑6に不可避の板圧の不
均一により、積層体7の積層高さに偏りが生ずることを
防ぐことができる。なお、打ち抜かれた部材8は、各々
ポンチ3によって積層体7に対しダボかしめすること
で、一体に固定することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
回転積層装置は、以下のような問題点を有していた。ま
ず、回転積層装置1は、積層体7を形成する際に、打ち
抜かれた部材8を1枚積層する毎に、打ち抜きダイス2
を所定角度だけ回転させる必要がある。この回転のため
の時間を確保するために、単位時間当りのプレススピー
ドの増加が制限され、生産性を向上させることが困難と
なっていた。また、製品径を拡大する等、打ち抜き荷重
が増大する場合に、その打ち抜き荷重に耐えるだけのベ
アリングや駆動手段に、現状では適当なものが無く、打
ち抜きダイス2の回転精度を長時間にわたり維持するこ
とが困難であった。
【0005】また、積層体7の形成を打ち抜きダイス2
内で行うため、圧延鋼鈑6から打ち抜かれた部材が円滑
に落下するよう、図4に示すように、打ち抜きダイス2
の壁面2aに、微小なテーパを付ける必要がある。した
がって、打ち抜きダイス2の再研削等を実施すると、図
4に符号2bで示す部分が除去され、ダイス内径(製品
外径)が、当初のφ1からφ2へと拡大してしまい、製品
精度を悪化させてしまうことにもなった。よって、高精
度の積層体7を大量生産しようとすると、メンテナンス
などに要するコストが増大し、製品コストの低減を図る
ことが困難となっていた。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、回転積層装置におい
て、単位時間当りのプレススピードの増加を可能とし、
かつ、長時間の使用の後にも製品精度の悪化を招くこと
を防ぎ、高精度の積層体を低コストで提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の、本発明の請求項1に係る回転積層装置は、圧延鋼鈑
から打ち抜いた複数の部材を、各々所定角度回転させて
積層し一体に固定する装置であって、打ち抜きダイスと
回転積層ダイスとを備えることを特徴とするものであ
る。本発明によれば、打ち抜きダイスを圧延鋼鈑から所
定形状の部材を打ち抜く工程にのみ用い、積層体の形成
工程を回転積層ダイスで行うため、打ち抜きダイスを回
転駆動する必要性を無くし、打ち抜きダイスを回転駆動
するための機械要素を省略することができる。また、打
ち抜きダイス内に打ち抜かれた部材を落下させる必要が
無くなるので、打ち抜きダイスの壁面に、微小なテーパ
を付ける必要性も無くなる。したがって、打ち抜きダイ
スの再研削等を実施しても、ダイス内径(製品外径)の
拡大を生ずるおそれを無くすことができる。
【0008】また、本発明の請求項2に係る回転積層装
置は、請求項1記載の回転積層装置において、前記回転
積層ダイスは、前記打ち抜きダイスに対し、圧延鋼鈑の
送り方向下流に設けられているものである。この構成に
よれば、前記打ち抜きダイスによって圧延鋼鈑から打ち
抜かれた部材を、圧延鋼鈑の送り方向下流に送り、前記
回転積層ダイスで、積層体を形成することができる。
【0009】また、本発明の請求項3に係る回転積層装
置は、請求項2記載の回転積層装置において、前記打ち
抜きダイスは、内部にプッシュバック用逆押えを備える
ものである。この構成によれば、圧延鋼鈑から打ち抜か
れた部材を、前記プッシュバック用逆押えによって圧延
鋼鈑の穴に戻し、圧延鋼鈑の送りによって、打ち抜かれ
た部材を前記回転積層ダイスへと送ることが可能とな
る。
【0010】また、本発明の請求項4に係る回転積層装
置は、請求項1から3のいずれか1項記載の回転積層装
置において、前記回転積層ダイスが、圧延鋼鈑の送り方
向と交差する方向に、移動自在に複数設けられているも
のである。本発明によれば、前記打ち抜きダイスで打ち
抜かれた部材を一つの回転積層ダイスへと送った後、回
転積層ダイスを圧延鋼鈑の送り方向と交差する方向に移
動させ、次に打ち抜かれた部材を、別の回転積層ダイス
へと送ることができる。すると、一つの回転積層ダイス
に対し、打ち抜かれた部材が送られる時間的間隔を延ば
すことができるので、一つの回転積層ダイスにおいて所
定角度回転するための時間的余裕をもたらし、回転積層
ダイスを回転駆動するための機械要素への負担を軽減す
ることができる。
【0011】また、本発明の請求項5に係る回転積層装
置は、請求項4記載の回転積層装置において、前記複数
の回転積層ダイスを、圧延鋼鈑の送路と直交する方向に
直列に配置したものである。この構成によれば、前記複
数の回転積層ダイスを、圧延鋼鈑の送路と直交する方向
に反復移動させることで、前記打ち抜きダイスで打ち抜
かれた部材を一つの回転積層ダイスへと送った後、次に
打ち抜かれた部材を別の回転積層ダイスへと送ることが
できる。よって、一つの回転積層ダイスに対し、打ち抜
かれた部材が送られる時間的間隔を延ばすことができる
ので、一つの回転積層ダイスにおいて所定角度回転する
ための時間的余裕をもたらし、回転積層ダイスを回転駆
動するための機械要素への負担を軽減することができ
る。
【0012】また、本発明の請求項6に係る回転積層装
置は、請求項4記載の回転積層装置において、前記複数
の回転積層ダイスを、圧延鋼鈑の送路と交差しまたは接
する円周上に配置したものである。この構成によれば、
前記複数の回転積層ダイスを一方向に回転させること
で、前記打ち抜きダイスで打ち抜かれた部材を一つの回
転積層ダイスへと送った後、次に打ち抜かれた部材を別
の回転積層ダイスへと送ることができる。よって、一つ
の回転積層ダイスに対し、打ち抜かれた部材が送られる
時間的間隔を延ばすことができるので、一つの回転積層
ダイスにおいて所定角度回転するための時間的余裕をも
たらし、回転積層ダイスを回転駆動するための機械要素
への負担を軽減することができる。
【0013】また、本発明の請求項7に係る回転積層装
置は、請求項1から3のいずれか1項記載の回転積層装
置において、前記回転積層ダイスを、圧延鋼鈑の送路に
沿って複数設けたものである。本発明では、前記打ち抜
きダイスで、回転積層ダイスの数と同数の打ち抜き作業
を行った後、打ち抜かれた部材を各回転積層ダイスへと
送り、各回転積層ダイスで同時に積層体の形成を行う。
すると、各回転積層ダイスに、打ち抜かれた部材が送ら
れる時間的間隔を延ばすことができる。よって、各回転
積層ダイスにおいて所定角度回転するための時間的余裕
をもたらし、回転積層ダイスを回転駆動するための機械
要素への負担を軽減することができる。
【0014】また、本発明の請求項8に係る回転積層装
置は、請求項1から7のいずれか1項記載の回転積層装
置において、前記打ち抜きダイスのポンチと、前記複数
の回転積層ダイスのポンチとを、独立して駆動する駆動
手段を備えるものである。本発明によれば、前記打ち抜
きダイスにおける単位時間当りのプレススピードを増大
させ、かつ、回転積層ダイスの配置に適したタイミング
で積層プレスを行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、従来技術と同一部分
若しくは相当する部分については同一符号で示し、詳し
い説明は省略する。
【0016】図1には、本発明の第1の実施の形態に係
る回転積層装置11を示している。なお、図中(a)、
(c)は回転積層装置11の上面図を、(b)は回転積層装
置11の縦断面図を、模式的に示している。この回転積層
装置11は、打ち抜きダイス12、打ち抜きポンチ13、板押
え14を有している。また、打ち抜きダイス12の内部に
は、プッシュバック用逆押え15が設けられている。プッ
シュバック用逆押え15は、圧延鋼鈑6から打ち抜かれた
部材8を下方から支え、打ち抜かれた部材8を再び押し
上げて、圧延鋼鈑6の穴に嵌め戻すためのものである。
【0017】なお、回転積層装置11は、積層体7の形成
を後述の回転積層ダイス16で行うため、打ち抜きダイス
12を回転駆動するための機械要素を持たない。また、打
ち抜きダイス12の壁面は一定径に形成され、テーパは付
されていない。
【0018】打ち抜きダイス12に対し、圧延鋼鈑6の送
り方向下流には、回転積層ダイス16を設けている。回転
積層ダイス16は積層ポンチ17を備えており、圧延鋼鈑6
の送路と直交する方向に、複数(図1の例では2つ)を
直列に配置している。また、これらの回転積層ダイス16
(16a、16b)を、圧延鋼鈑6の送路と直交する方向に
反復移動させるための駆動機構(図示省略)を有してい
る。また、圧延鋼鈑6の送路の直下から外れた回転積層
ダイス16を、所定角度だけ回転駆動するための駆動機構
(図示省略)を有している。なお、回転積層ダイス16に
ついても、その壁面は一定径に形成され、テーパは付さ
れていない。
【0019】ここで、回転積層装置11の作業手順につい
て説明する。まず、図1(b)に示す打ち抜きダイス12
と打ち抜きポンチ13で、圧延鋼鈑6から所定の形状の部
材8を打ち抜く。このとき、プッシュバック用逆押え15
により、圧延鋼鈑6から抜かれた部材8を下方から支え
る。続いて、打ち抜かれた部材8を再び押し上げて、圧
延鋼鈑6の穴に嵌め込む。
【0020】次の打ち抜き作業を行うために、圧延鋼鈑
6を送る。そして、プッシュバック用逆押え15によって
圧延鋼鈑6の穴に戻された部材8は、圧延鋼鈑6の送り
方向下流に位置する回転積層ダイス16の上方へと送られ
る。このとき、図1(a)に示すように、2つの回転積
層ダイス16の一方16aが、圧延鋼鈑6の送路の直下で待
機している。
【0021】ここで、打ち抜きダイス12と打ち抜きポン
チ13で、圧延鋼鈑6から所定の形状の部材8を打ち抜く
と同時に、図1(b)に示す積層ポンチ17で、圧延鋼鈑6
の穴に戻された部材8を、回転積層ダイス16aへと落し
込み、回転積層ダイス16a内で、積層体7を形成する。
この際に打ち抜かれた部材8は、積層ポンチ17によって
積層体7に対しダボかしめされ、積層体7と一体に固定
される。なお、この時点で打ち抜きダイス12と打ち抜き
ポンチ13で打ち抜かれた部材8は、前回と同様に、プッ
シュバック用逆押え15によって圧延鋼鈑6の穴に戻され
る。
【0022】さらに、次の打ち抜き作業を行うために、
圧延鋼鈑6を送る。このとき、図1(c)に示すよう
に、2つの回転積層ダイス16は圧延鋼鈑6の送路と直交
する方向に移動し、それまで圧延鋼鈑6の送路の直下に
あった一方の回転積層ダイス16aは、圧延鋼鈑6の送路
から外れ、もう一方の回転積層ダイス16bが、圧延鋼鈑
6の送路の直下で待機する。圧延鋼鈑6の送路から外れ
た一方の回転積層ダイス16aは、再び圧延鋼鈑6の送路
の直下へと移動するまでの間、図示しない駆動機構によ
って、所定角度だけ回転駆動される。
【0023】もう一方の回転積層ダイス16bに打ち抜か
れた部材8を落し込み、積層体7を形成すると、今度
は、回転積層ダイス16bが圧延鋼鈑6の送路から外れ、
再び回転積層ダイス16aが圧延鋼鈑6の送路の直下で待
機する。圧延鋼鈑6の送路から外れた回転積層ダイス16
bは、再び圧延鋼鈑6の送路の直下へと移動するまでの
間、図示しない駆動機構によって、所定角度だけ回転駆
動される。回転積層装置11は、上記の動作を繰返すこと
で、2つの回転積層ダイス16a、16bに対し交互に打ち
抜かれた部材8を送り、それらの内部に所定の高さの積
層体7を形成する。
【0024】上記構成をなす本発明の第1の実施の形態
によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
まず、回転積層装置11は、打ち抜きダイス12と回転積層
ダイス16とを別個に備えることから、打ち抜きダイス12
を、圧延鋼鈑6から所定形状の部材を打ち抜く工程にの
み用い、積層体7の形成工程を回転積層ダイス16で行う
ものである。よって、打ち抜きダイス12を回転駆動する
必要を無くし、打ち抜きダイスを回転駆動するための機
械要素を省略することができる。従来(図3)は、打ち抜
き荷重に耐えるだけのベアリングや駆動手段に適当なも
のが無いことから、打ち抜きダイス2の回転精度を長時
間にわたり維持することが困難であったが、本実施の形
態に係る回転積層装置11は、かかる課題は存在しない。
【0025】また、打ち抜きダイス12を、圧延鋼鈑6か
ら所定形状の部材を打ち抜く工程にのみ用い、積層体7
の形成工程を回転積層ダイス16で行うので、打ち抜きダ
イス12内に打ち抜かれた部材8を落下させる必要が無く
なり、打ち抜きダイス12の壁面に、微小なテーパを付け
る必要性も無くなる。したがって、打ち抜きダイス12の
再研削等を実施しても、従来(図4参照)のようにダイ
ス内径(製品外径)の拡大を招くといった課題は存在し
ない。
【0026】さらに、打ち抜きダイス12における単位時
間当りのプレススピードを増大させても、2つの回転積
層ダイス16a、16bに対し交互に打ち抜かれた部材8を
送ることによって、各回転積層ダイス内で積層体の形成
を円滑に行うことが可能となる。
【0027】しかも、2つの回転積層ダイス16a、16b
を、圧延鋼鈑6の送路と直交する方向に直列に配置した
ことにより、2つの回転積層ダイスを、圧延鋼鈑6の送
路と直交する方向に反復移動させることで、打ち抜きダ
イス12で打ち抜かれた部材8を一つの回転積層ダイス16
aへと送った後、次に打ち抜かれた部材8をもう一方の
回転積層ダイス16bへと送ることができる。すなわち、
打ち抜きダイス12における2回の打ち抜き作業の間に、
回転積層ダイス16aには1枚の打ち抜かれた部材8が送
られるので、一つの回転積層ダイスに対し、打ち抜かれ
た部材8が送られる時間的間隔を延ばすことができる。
よって、一つの回転積層ダイスにおいて所定角度回転す
るための時間的余裕をもたらし、回転積層ダイス16を回
転駆動するための機械要素への負担を軽減することがで
きる。その結果として、現状のベアリングや駆動手段を
用いて、回転積層ダイス16の回転精度を、長時間にわた
り維持することが可能となる。
【0028】また、回転積層ダイス16は、打ち抜きダイ
ス12に対し、圧延鋼鈑6の送り方向下流に設けられてい
るので、打ち抜かれた部材8を圧延鋼鈑6の送り方向下
流に送ることで、打ち抜きダイス12とは別個の回転積層
ダイス16に打ち抜かれた部材8を送り、積層体7を形成
することができる。しかも、打ち抜きダイス12は、その
内部にプッシュバック用逆押え15を備えるので、圧延鋼
鈑6から打ち抜かれた部材8を、プッシュバック用逆押
え15によって圧延鋼鈑6の穴に戻し、圧延鋼鈑6の送り
によって、打ち抜かれた部材8を回転積層ダイス16へと
送ることが可能となる。よって、部材8の搬送手段を独
立して設ける必要性を無くし、回転積層装置の複雑化を
防ぐことが出きる。
【0029】以上の理由から、回転積層装置11は、打ち
抜きダイス12における単位時間当りのプレススピードの
増加を可能とし、かつ、長時間の使用の後にも製品精度
の悪化を招くことを防ぎ、高精度の積層体を低コストで
提供することが可能となる。
【0030】なお、本発明の第1の実施の形態にかかる
回転積層装置11の応用例として、図示は省略するが、更
に多数の回転積層ダイス16を圧延鋼鈑の送路と直交する
方向に直列に配置することも可能である。この場合に
は、打ち抜きダイス12における単位時間当りのプレスス
ピードの更なる増加にも対応することが可能となる。ま
た、複数の回転積層ダイスを、圧延鋼鈑の送路と交差し
または接する円周上に配置することも可能である。この
構成によれば、複数の回転積層ダイスを一方向に回転さ
せることで、打ち抜きダイス12で打ち抜かれた部材を一
つの回転積層ダイスへと送った後、次に打ち抜かれた部
材を別の回転積層ダイスへと送ることが可能となり、回
転積層ダイスの動作を単純化しつつ、同様の作用効果を
得ることができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図2を参照しながら説明する。ここで、本発明の第
1の実施の形態と同一部分若しくは相当する部分につい
ては同一符号で示し、詳しい説明を省略する。また、図
2(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る回転積層
装置18の上面図を、(b)は回転積層装置18の縦断面図
を、模式的に示している。
【0032】本発明の第2の実施の形態に係る回転積層
装置18と、本発明の第1の実施の形態に係る回転積層装
置11との相違部分は、回転積層ダイス16を、打ち抜きダ
イス12に対し圧延鋼鈑6の送り方向下流に、圧延鋼鈑6
の送路に沿って複数(図2の例では2つ)設けた点にあ
る。また、打ち抜きポンチ13を駆動するピストン(図示
省略)と、積層ポンチ17(17a、17b)を駆動するピス
トン19(19a、19b)とを、独立して駆動することが可
能な駆動手段(図示省略)を備える。なお、打ち抜きダ
イス12および各回転積層ダイス16a、16bの、圧延鋼鈑
6の送り方向の設置間隔は、全て同一となっている。
【0033】ここで、回転積層装置18の作業手順につい
て説明する。まず、打ち抜きダイス12と打ち抜きポンチ
13で、圧延鋼鈑6から所定の形状の部材8を打ち抜く。
このとき、圧延鋼鈑6から抜かれた部材8を、プッシュ
バック用逆押え15により下方から支える。続いて、打ち
抜かれた部材8を再び押し上げて、圧延鋼鈑6の穴に嵌
め込む。この間、積層ポンチ17a、17bは何れも停止し
ている。
【0034】次の打ち抜き作業を行うために、圧延鋼鈑
6を送る。前述のごとく、打ち抜きダイス12および各回
転積層ダイス16a、16bの設置間隔は、全て同一となっ
ているので、圧延鋼鈑6の送り量は、以後の送り工程に
おいても、常に一定である。そして、プッシュバック用
逆押え15によって圧延鋼鈑6の穴に戻された部材8は、
圧延鋼鈑6の送り方向下流に位置する回転積層ダイス16
aの上方へと送られる。
【0035】ここで、打ち抜きダイス12と打ち抜きポン
チ13で、圧延鋼鈑6から所定の形状の部材8を打ち抜く
と同時に、図2(b)に示す積層ポンチ17aで、圧延鋼鈑
6の穴に戻された部材8を、回転積層ダイス16aへと落
し込む。なお、この時に打ち抜きダイス12と打ち抜きポ
ンチ13で打ち抜かれた部材8は、前回と同様に、プッシ
ュバック用逆押え15によって圧延鋼鈑6の穴に戻され
る。また、この間、積層ポンチ17bは停止している。
【0036】続いて、次の打ち抜き作業を行うために、
圧延鋼鈑6を送る。そして、打ち抜きダイス12と打ち抜
きポンチ13で、圧延鋼鈑6から所定の形状の部材8を打
ち抜く。打ち抜かれた部材8は、前回と同様に、プッシ
ュバック用逆押え15によって圧延鋼鈑6の穴に戻され
る。この間、積層ポンチ17a、17bは何れも停止してい
る。そして、さらに圧延鋼鈑6を送ると、2つの回転積
層ダイス16a、16bの上方に、打ち抜かれた部材8が夫
々送られる。また、この間に、一方の回転積層ダイス16
aは、図示しない駆動機構によって、所定角度だけ回転
駆動される。
【0037】ここで、打ち抜きダイス12と打ち抜きポン
チ13で、圧延鋼鈑6から所定の形状の部材8を打ち抜く
と同時に、積層ポンチ17a、17bの何れも作動させて、
圧延鋼鈑6の穴に戻された2枚の部材8を、回転積層ダ
イス16a、16bへと落し込む。よって、回転積層ダイス
16a内にはn+1枚(nは自然数)の部材8が積層さ
れ、回転積層ダイス16b内には、n枚の部材8が落し込
まれる。
【0038】以後は、打ち抜きダイス12と打ち抜きポン
チ13で、圧延鋼鈑6から連続して2枚の部材8を打ち抜
き、この間に、回転積層ダイス16a、16bのいずれも、
図示しない駆動機構によって、所定角度だけ回転駆動す
る。そして、回転積層ダイス16a、16bへと同時に打ち
抜かれた部材8を落し込む作業を繰返す。よって、回転
積層ダイス16a内の積層体7は、回転積層ダイス16b内
の積層体7に対し、常に1枚分だけ積層が進んだ状態と
なるので、最後に、回転積層ダイス16b内の積層体7に
のみ、打ち抜かれた部材8を1枚落し込み、所定の高さ
の積層体7を得る。
【0039】なお、当初より、圧延鋼鈑6から2枚の部
材8を連続して打ち抜き、回転積層ダイス16a、16bへ
と同時に1枚づつ打ち抜かれた部材8を落し込むことと
すれば、回転積層ダイス16a内の積層体7と、回転積層
ダイス16b内の積層体7の積層を同時に進行させること
ができる。
【0040】上記構成をなす本発明の第2の実施の形態
によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
本実施の形態は、回転積層ダイス16を、圧延鋼鈑の送路
に沿って2つ設けたことにより、打ち抜きダイス12で、
回転積層ダイス16a、16bの数と同数の打ち抜き作業を
連続して行い、打ち抜かれた部材8を各回転積層ダイス
16a、16bへと送り、各回転積層ダイス16a、16bで同
時に積層体7の形成を行うものである。よって、各回転
積層ダイス16a、16bに、打ち抜かれた部材8が送られ
る時間的間隔を延ばすことができ、各回転積層ダイス16
a、16bにおいて所定角度回転するための時間的余裕を
もたらし、回転積層ダイスを回転駆動するための機械要
素への負担を軽減することができる。
【0041】また、打ち抜きダイス12の打ち抜きポンチ
13と、2つの回転積層ダイス16a、16bの積層ポンチ17
a、17bとを、独立して駆動する駆動手段を備えること
から、各回転積層ダイス16a、16bの配置に適したタイ
ミングで積層プレスを行うことができる。さらに、本実
施の形態によれば、第1の実施の形態に係る回転積層装
置11の、回転積層ダイス16a、16bを、圧延鋼鈑6の送
路と直交する方向に反復移動させるための駆動機構が不
用となる。
【0042】そして、回転積層装置18は、本発明の第1
の実施の形態に係る回転積層装置11と同様に、打ち抜き
ダイ12における単位時間当りのプレススピードの増加を
可能とし、かつ、長時間の使用の後にも製品精度の悪化
を招くことを防ぎ、高精度の積層体を低コストで提供す
ることが可能となる。その他、本発明の第1の実施の形
態と同様の作用効果については、詳しい説明を省略す
る。
【0043】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、回転
積層装置において、単位時間当りのプレススピードの増
加を可能とし、かつ、長時間の使用の後にも製品精度の
悪化を招くことを防ぎ、高精度の積層体を低コストで提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る回転積層装置
を模式的に示したものであり、(a)、(c)は回転積層
装置の上面図を、(b)は回転積層装置の縦断面図を示
している。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る回転積層装置
を模式的に示したものであり、(a)は回転積層装置の
上面図を、(b)は回転積層装置の縦断面図を示してい
る。
【図3】従来の回転積層装置を概略的に示す断面図であ
る。
【図4】従来の打ち抜きダイスの壁面に形成された、微
小なテーパを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
6 圧延鋼鈑 7 積層体 8 打ち抜かれた部材 11,18 回転積層装置 12 打ち抜きダイス 13 打ち抜きポンチ 14 板押え 15 プッシュバック用逆押え 16、16a、16b 回転積層ダイス 17、17a、17b 積層ポンチ 19、19a、19b ピストン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延鋼鈑から打ち抜いた複数の部材を、
    各々所定角度回転させて積層し一体に固定する装置であ
    って、打ち抜きダイスと回転積層ダイスとを備えること
    を特徴とする回転積層装置。
  2. 【請求項2】 前記回転積層ダイスは、前記打ち抜きダ
    イスに対し、圧延鋼鈑の送り方向下流に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の回転積層装置。
  3. 【請求項3】 前記打ち抜きダイスは、内部にプッシュ
    バック用逆押えを備えることを特徴とする請求項2記載
    の回転積層装置。
  4. 【請求項4】 前記回転積層ダイスは、圧延鋼鈑の送り
    方向と交差する方向に、移動自在に複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の
    回転積層装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の回転積層ダイスは、圧延鋼鈑
    の送路と直交する方向に直列に配置されていることを特
    徴とする請求項4記載の回転積層装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の回転積層ダイスは、圧延鋼鈑
    の送路と交差しまたは接する円周上に配置されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の回転積層装置。
  7. 【請求項7】 前記回転積層ダイスは、圧延鋼鈑の送路
    に沿って複数設けられていることを特徴とする請求項1
    から3のいずれか1項記載の回転積層装置。
  8. 【請求項8】 前記打ち抜きダイスのポンチと、前記複
    数の回転積層ダイスのポンチとを、独立して駆動する駆
    動手段を備えることを特徴とする請求項1から7のいず
    れか1項記載の回転積層装置。
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