JPH0556608A - スキユー形状を変えた積層鉄心の製造法 - Google Patents
スキユー形状を変えた積層鉄心の製造法Info
- Publication number
- JPH0556608A JPH0556608A JP29671391A JP29671391A JPH0556608A JP H0556608 A JPH0556608 A JP H0556608A JP 29671391 A JP29671391 A JP 29671391A JP 29671391 A JP29671391 A JP 29671391A JP H0556608 A JPH0556608 A JP H0556608A
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- JP
- Japan
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- skew
- iron core
- laminated
- caulking
- angle
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- Pending
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- Punching Or Piercing (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スキューの形状を変えた積層鉄心を、かしめ
嵌合部に歪みを生じるこなく、また鉄心構成片の板厚偏
差に影響されずに形状性よく製造する。 【構成】 鉄心構成片にかしめ用凹みを形成し、回転ダ
イに外形抜きし前記かしめ用凹みを介して嵌合する積層
鉄心の製造において、かしめ用凹みを有底にするととも
に板面に対して傾斜させ、その傾斜面間を所定角度とし
て形成し、該かしめ用凹みをつけた鉄心構成片を回転ダ
イに外形抜きし、該回転ダイをスキュー角度回転させて
所定数かしめ積層し、積層厚みが予め定めたスキュー形
状変更厚みになると回転方向を変えて積層し、また必要
に応じて前記スキュー角度に鉄心構成片の板厚偏差を解
消するために所定角度加えて回し積みすることを特徴と
するスキュー形状を変えた積層鉄心の製造法である。 【効果】 鉄心構成片をかしめ嵌合する際、かしめ用凹
み部に歪みが発生せず、また形状性よく、スキューの形
状が変えられた積層鉄心が得られる。
嵌合部に歪みを生じるこなく、また鉄心構成片の板厚偏
差に影響されずに形状性よく製造する。 【構成】 鉄心構成片にかしめ用凹みを形成し、回転ダ
イに外形抜きし前記かしめ用凹みを介して嵌合する積層
鉄心の製造において、かしめ用凹みを有底にするととも
に板面に対して傾斜させ、その傾斜面間を所定角度とし
て形成し、該かしめ用凹みをつけた鉄心構成片を回転ダ
イに外形抜きし、該回転ダイをスキュー角度回転させて
所定数かしめ積層し、積層厚みが予め定めたスキュー形
状変更厚みになると回転方向を変えて積層し、また必要
に応じて前記スキュー角度に鉄心構成片の板厚偏差を解
消するために所定角度加えて回し積みすることを特徴と
するスキュー形状を変えた積層鉄心の製造法である。 【効果】 鉄心構成片をかしめ嵌合する際、かしめ用凹
み部に歪みが発生せず、また形状性よく、スキューの形
状が変えられた積層鉄心が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は積層鉄心のスキュー形状
を変える積層鉄心の製造法に関する。
を変える積層鉄心の製造法に関する。
【０００２】
【従来の技術】モーターはトルク特性を円滑にするため
に、当該モーターに回転子として組み込まれる積層鉄心
にはスキューが形成されている。
に、当該モーターに回転子として組み込まれる積層鉄心
にはスキューが形成されている。
【０００３】積層鉄心はその生産性の高さ、製品の良
さ、コスト低減等から順送り金型で製造される。金型で
の積層鉄心の製造では鉄心構成片に形成したスキュー用
逃げ孔に連通して設けた切起し突起と切起し突起孔とか
らなるかしめ部を介して、あるいは鉄心構成片にＶ字状
凹みを形成して、隣接の鉄心構成片と嵌合させてかしめ
連結し、さらに所定のスキューを形成するために積層鉄
心を受ける回転ダイを回転させている。
さ、コスト低減等から順送り金型で製造される。金型で
の積層鉄心の製造では鉄心構成片に形成したスキュー用
逃げ孔に連通して設けた切起し突起と切起し突起孔とか
らなるかしめ部を介して、あるいは鉄心構成片にＶ字状
凹みを形成して、隣接の鉄心構成片と嵌合させてかしめ
連結し、さらに所定のスキューを形成するために積層鉄
心を受ける回転ダイを回転させている。
【０００４】かかる従来の順送り金型手段で製造された
積層鉄心はスキューの向きが一定となる。スキューは乱
れがなく方向が一定化し、モーターの電気特性の安定化
や異常音の発生防止等に効果がある。反面、スキューの
向きが一定であるとモーターの回転子は固定子からに外
に押し出されるような軸方向の力を受けることがある。
積層鉄心はスキューの向きが一定となる。スキューは乱
れがなく方向が一定化し、モーターの電気特性の安定化
や異常音の発生防止等に効果がある。反面、スキューの
向きが一定であるとモーターの回転子は固定子からに外
に押し出されるような軸方向の力を受けることがある。
【０００５】この問題にはスキューの向きを積層鉄心内
で変更させればよいことが知られている。例えば特開昭
５９−５６１４号公報では積層鉄心の構成片にかしめ用
突起を設け、加圧かしめ積層する金型装置において製造
する際、かしめ用突起を形成するポンチをサーボモータ
もしくはパルスモーターに連結し、プレスストローク毎
に回転させ、積層鉄心に形成されるスキューの形状を変
えるようにしたものが提案され、これによるとスキュー
の向きが変えられ曲線状もしくは直線状のスキューが積
層鉄心に形成されるという作用効果があると言われてい
る。
で変更させればよいことが知られている。例えば特開昭
５９−５６１４号公報では積層鉄心の構成片にかしめ用
突起を設け、加圧かしめ積層する金型装置において製造
する際、かしめ用突起を形成するポンチをサーボモータ
もしくはパルスモーターに連結し、プレスストローク毎
に回転させ、積層鉄心に形成されるスキューの形状を変
えるようにしたものが提案され、これによるとスキュー
の向きが変えられ曲線状もしくは直線状のスキューが積
層鉄心に形成されるという作用効果があると言われてい
る。
【０００６】また特開昭６０−７２６１８号公報には積
層鉄心の構成片に、左右対称形の突起を有するパンチで
かしめ用突起を形成し、所望スキュー量から割り出した
鉄心構成片１枚当たりの回転角度だけ、外形打ち抜きダ
イを回転させて積層し、途中でスキューの向きを変える
回転を与えｖスキューの積層鉄心を製造することが開示
され、これではｖスキューの如く形状が変えられた積層
鉄心が製造される作用効果があると言われている。
層鉄心の構成片に、左右対称形の突起を有するパンチで
かしめ用突起を形成し、所望スキュー量から割り出した
鉄心構成片１枚当たりの回転角度だけ、外形打ち抜きダ
イを回転させて積層し、途中でスキューの向きを変える
回転を与えｖスキューの積層鉄心を製造することが開示
され、これではｖスキューの如く形状が変えられた積層
鉄心が製造される作用効果があると言われている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このようにこれまでの
技術によるとスキュー形状を変えれた積層鉄心が得られ
一応の効果があるが、しかし、かしめ用突起部の嵌合に
歪みが発生しこれが積層鉄心をモーターの回転子として
使用する際に磁束の流れに悪影響を及ぼす。この問題に
対しては積層鉄心を歪取り焼鈍することが考えられる
が、該焼鈍を施すことは工程数が増加するとともに生産
性が低下することになり、また焼鈍による熱履歴よって
は形状不良発生などの新たな問題が生じることがある。
技術によるとスキュー形状を変えれた積層鉄心が得られ
一応の効果があるが、しかし、かしめ用突起部の嵌合に
歪みが発生しこれが積層鉄心をモーターの回転子として
使用する際に磁束の流れに悪影響を及ぼす。この問題に
対しては積層鉄心を歪取り焼鈍することが考えられる
が、該焼鈍を施すことは工程数が増加するとともに生産
性が低下することになり、また焼鈍による熱履歴よって
は形状不良発生などの新たな問題が生じることがある。
【０００８】また、モーター等の回転装置はそれらが組
み込まれる製品の高性能化、高品質化の要求からますま
す特性向上を要請されている。これへの対処には鉄心の
構成片素材自体のグレードアップもあるが、それはコス
ト高が避け難くなるので、コスト高をまねかずに積層鉄
心の形成に際してかしめ嵌合部に歪み発生がなく、また
磁束の流れを乱さず回転子として優れ、さらに鉄心素材
にの板厚偏差があってもその影響を受けず優れた形状性
を有する積層鉄心を得ることを目的とする。
み込まれる製品の高性能化、高品質化の要求からますま
す特性向上を要請されている。これへの対処には鉄心の
構成片素材自体のグレードアップもあるが、それはコス
ト高が避け難くなるので、コスト高をまねかずに積層鉄
心の形成に際してかしめ嵌合部に歪み発生がなく、また
磁束の流れを乱さず回転子として優れ、さらに鉄心素材
にの板厚偏差があってもその影響を受けず優れた形状性
を有する積層鉄心を得ることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、鉄心構
成片にかしめ用凹みを形成し、該鉄心構成片を回転ダイ
に外形抜きし前記かしめ用凹みを介して嵌合積層する積
層鉄心の製造法において、前記かしめ用凹みを、鉄心構
成片の板面に対して傾斜し有底とするとともに、傾斜部
間のなす角を９０度超〜１６０度未満として形成し、該
鉄心構成片を回転ダイに外形抜きし、該回転ダイをスキ
ュー角度回転させて所定数かしめ積層し、その積層厚み
が予め定めたスキュー形状変更積層厚みになると前記回
転ダイの回転方向を変えて回転させ、また必要に応じて
前記スキュー角度に所定角度加えて回し積みし、かしめ
積層することを特徴とするスキュー形状を変えた積層鉄
心の製造法にある。
成片にかしめ用凹みを形成し、該鉄心構成片を回転ダイ
に外形抜きし前記かしめ用凹みを介して嵌合積層する積
層鉄心の製造法において、前記かしめ用凹みを、鉄心構
成片の板面に対して傾斜し有底とするとともに、傾斜部
間のなす角を９０度超〜１６０度未満として形成し、該
鉄心構成片を回転ダイに外形抜きし、該回転ダイをスキ
ュー角度回転させて所定数かしめ積層し、その積層厚み
が予め定めたスキュー形状変更積層厚みになると前記回
転ダイの回転方向を変えて回転させ、また必要に応じて
前記スキュー角度に所定角度加えて回し積みし、かしめ
積層することを特徴とするスキュー形状を変えた積層鉄
心の製造法にある。
【００１１】
【作用】本発明では、鉄心構成片のかしめ用凹みを、当
該鉄心構成片板面側が傾斜し有底で、前記傾斜部間のな
す角度を９０度超好ましくは１２０度以上〜１６０度未
満として形成しているから、外形抜きし回転ダイでスキ
ュー角度さらには必要に応じて鉄心構成片の板厚偏差を
相殺する所定角度回転させてかしめ積層する際、かしめ
用凹みの傾斜部に残留応力が殆ど生じることなくスキュ
ーの角度変化に対応した回転がなされる。また、積層厚
みが予め定めたスキュー形状積層厚みになると回転方向
を変えて積層することによりスキューは形状性よく変え
られる。さらに、かしめ用凹み部の面積を小さく形成で
き且つ当該箇所には空隙がないから、製造される積層鉄
心はモーターの回転子として機能する際に磁束の流れを
乱さず電磁気特性が優れたものとなる。
該鉄心構成片板面側が傾斜し有底で、前記傾斜部間のな
す角度を９０度超好ましくは１２０度以上〜１６０度未
満として形成しているから、外形抜きし回転ダイでスキ
ュー角度さらには必要に応じて鉄心構成片の板厚偏差を
相殺する所定角度回転させてかしめ積層する際、かしめ
用凹みの傾斜部に残留応力が殆ど生じることなくスキュ
ーの角度変化に対応した回転がなされる。また、積層厚
みが予め定めたスキュー形状積層厚みになると回転方向
を変えて積層することによりスキューは形状性よく変え
られる。さらに、かしめ用凹み部の面積を小さく形成で
き且つ当該箇所には空隙がないから、製造される積層鉄
心はモーターの回転子として機能する際に磁束の流れを
乱さず電磁気特性が優れたものとなる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明について１実施例に基ずき図面
を参照して詳細に説明する。図面において、１Ｓは第１
ステーションで、パイロット孔１、軸孔２が鉄心素材３
に穿設される。４はパイロット孔用ポンチ、５は軸孔用
ポンチである。
を参照して詳細に説明する。図面において、１Ｓは第１
ステーションで、パイロット孔１、軸孔２が鉄心素材３
に穿設される。４はパイロット孔用ポンチ、５は軸孔用
ポンチである。
【００１３】２Ｓは第２ステーションで、切り落とし貫
通孔６が貫通孔用ポンチ７で穿設される。
通孔６が貫通孔用ポンチ７で穿設される。
【００１４】３Ｓは第３ステーションで、この実施例で
はスロット８が穿設される。９は該第３ステーション３
Ｓに設けられたスロット用ポンチである。
はスロット８が穿設される。９は該第３ステーション３
Ｓに設けられたスロット用ポンチである。
【００１５】４Ｓは第４ステーションで、かしめ用凹み
１０がこの実施例では間隔をおいて軸孔２の同心円上に
設けられている。１１はかしめ用凹みポンチである。
１０がこの実施例では間隔をおいて軸孔２の同心円上に
設けられている。１１はかしめ用凹みポンチである。
【００１６】かしめ用凹み１０は図３に示すように、底
１２があって、その周りは傾斜面１３が形成されてい
る。この傾斜面１３間のなす角度Ａはスキュー形状を変
え、且つかしめ機能を有して磁束流れに乱れを生じさせ
ぬために重要で、この角度Ａが９０度以下では回転ダイ
を回転させてスキュー形状を変え、且つかしめる際に鉄
心構成片のかしめ傾斜箇所およびその近傍に歪みが多く
発生し、磁束流れを阻害する。またスキュー形状の変更
に支障をきたす。一方、１６０度以上になるとかしめ能
が減少し、またかしめ用凹み１０の面積が大きくなる。
かかることから本発明では傾斜面１３間の角度を９０度
超、好ましくは１２０度以上１６０度未満とする。
１２があって、その周りは傾斜面１３が形成されてい
る。この傾斜面１３間のなす角度Ａはスキュー形状を変
え、且つかしめ機能を有して磁束流れに乱れを生じさせ
ぬために重要で、この角度Ａが９０度以下では回転ダイ
を回転させてスキュー形状を変え、且つかしめる際に鉄
心構成片のかしめ傾斜箇所およびその近傍に歪みが多く
発生し、磁束流れを阻害する。またスキュー形状の変更
に支障をきたす。一方、１６０度以上になるとかしめ能
が減少し、またかしめ用凹み１０の面積が大きくなる。
かかることから本発明では傾斜面１３間の角度を９０度
超、好ましくは１２０度以上１６０度未満とする。
【００１７】５Ｓは第５ステーションで、ポンチ１４と
回転ダイ１５によって積層鉄心となる鉄心構成片１６の
外形抜きおよびスキュー加工が施され、回転ダイ１５内
に抜き込まれた鉄心構成片１６は先行の鉄心構成片とか
しめ用凹み１０を介して嵌合され一体に結合される。
回転ダイ１５によって積層鉄心となる鉄心構成片１６の
外形抜きおよびスキュー加工が施され、回転ダイ１５内
に抜き込まれた鉄心構成片１６は先行の鉄心構成片とか
しめ用凹み１０を介して嵌合され一体に結合される。
【００１８】回転ダイ１５はダイプレート１７およびダ
イホルダー１８がこの実施例ではベアリング１９を介し
て回転可能に支持され、その外側にはスプロケット２０
が設けられている。２１は回転力を伝達するタイミング
ベルトで、前記スプロケット２０と回転駆動装置２２例
えばサーボーモーターとを連結し前記回転ダイ１５は回
転自在である。回転ダイ１５の回転駆動方式はこの実施
例に限らず、回転駆動装置２２と回転ダイ１５を歯車で
連結し回転させる手段、前記ポンチ１４のプレスのスト
ローク信号を介して回転させるインデックス装置等の回
転駆動手段等が採用される。
イホルダー１８がこの実施例ではベアリング１９を介し
て回転可能に支持され、その外側にはスプロケット２０
が設けられている。２１は回転力を伝達するタイミング
ベルトで、前記スプロケット２０と回転駆動装置２２例
えばサーボーモーターとを連結し前記回転ダイ１５は回
転自在である。回転ダイ１５の回転駆動方式はこの実施
例に限らず、回転駆動装置２２と回転ダイ１５を歯車で
連結し回転させる手段、前記ポンチ１４のプレスのスト
ローク信号を介して回転させるインデックス装置等の回
転駆動手段等が採用される。
【００１９】２３は回転駆動制御装置で例えばプレスの
ストローク信号、鉄心素材４の板厚偏差信号が入力さ
れ、前記ストローク信号が入力される毎に回転作動信号
を出力する。また、当該回転駆動制御装置２３にはスキ
ュー角度が予め入力されていてその回転角で回転ダイ１
５が回転するように回転駆動装置２２に指令信号を出力
する。さらに前記ストローク信号と鉄心素材３の板厚信
号から積層鉄心厚みを演算算出し、その厚みが予め定め
たスキュー形状変更積層鉄心厚みになると、回転方向の
変更指令を回転駆動装置２２に出力し回転ダイ１５の回
転向きを逆にしスキューの形状を変える。
ストローク信号、鉄心素材４の板厚偏差信号が入力さ
れ、前記ストローク信号が入力される毎に回転作動信号
を出力する。また、当該回転駆動制御装置２３にはスキ
ュー角度が予め入力されていてその回転角で回転ダイ１
５が回転するように回転駆動装置２２に指令信号を出力
する。さらに前記ストローク信号と鉄心素材３の板厚信
号から積層鉄心厚みを演算算出し、その厚みが予め定め
たスキュー形状変更積層鉄心厚みになると、回転方向の
変更指令を回転駆動装置２２に出力し回転ダイ１５の回
転向きを逆にしスキューの形状を変える。
【００２０】前記入力された板厚偏差信号は回転駆動制
御装置２３に予め設定された許容板厚偏差値と比較さ
れ、その大小により板厚偏差をなくすように回し積み回
転角度例えば９０度を前記スキュー角度に加算して出力
する。これにより回転ダイ１５は回し積みも兼ねて鉄心
構成片１６を積層するので、積層枚数が増加しても当該
積層鉄心はその左右で高さに差異を呈することなく形状
がすぐれる。
御装置２３に予め設定された許容板厚偏差値と比較さ
れ、その大小により板厚偏差をなくすように回し積み回
転角度例えば９０度を前記スキュー角度に加算して出力
する。これにより回転ダイ１５は回し積みも兼ねて鉄心
構成片１６を積層するので、積層枚数が増加しても当該
積層鉄心はその左右で高さに差異を呈することなく形状
がすぐれる。
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上のようにかしめ用凹みを、
有底でその周りが傾斜し該傾斜面のなす角度を９０度超
好ましくは１２０度以上１６０度未満として形成してい
るから、回転ダイでスキュー角さらには必要に応じて鉄
心構成片の板厚偏差を相殺する所定角度回転させ回し積
みする際、かしめ用凹みの傾斜部には残留応力が殆ど生
じることなくスキューの角度変化に対応した回転がなさ
れる。また、かしめ用凹み部は面積を小さくでき且つ当
該箇所には空隙がないから、製造された積層鉄心は磁束
の流れを乱さず電磁気特性が優れたものとなる。さらに
鉄心素材の板厚偏差の影響を受けず形状が優れたものが
得られる。
有底でその周りが傾斜し該傾斜面のなす角度を９０度超
好ましくは１２０度以上１６０度未満として形成してい
るから、回転ダイでスキュー角さらには必要に応じて鉄
心構成片の板厚偏差を相殺する所定角度回転させ回し積
みする際、かしめ用凹みの傾斜部には残留応力が殆ど生
じることなくスキューの角度変化に対応した回転がなさ
れる。また、かしめ用凹み部は面積を小さくでき且つ当
該箇所には空隙がないから、製造された積層鉄心は磁束
の流れを乱さず電磁気特性が優れたものとなる。さらに
鉄心素材の板厚偏差の影響を受けず形状が優れたものが
得られる。
【図１】本発明の１実施例においてステーションにおけ
る鉄心構成片を示す図。
る鉄心構成片を示す図。
【図２】本発明の１実施例における積層鉄心金型装置断
面を示す図。
面を示す図。
【図３】本発明の１実施例でのかしめ用凹みを示す図。
【図４】本発明の１実施例においてスキュー形状を変え
た積層鉄心のかしめ連結を示す図。
た積層鉄心のかしめ連結を示す図。
１ パイロット孔 ２ 軸孔 ３ 鉄心素材 ４ パイロット孔用ポンチ ５ 軸孔用ポンチ ６ 切り落とし貫通孔 ７ 貫通孔用ポンチ ８ スロット ９ スロット用ポンチ １０ かしめ用凹み １１ かしめ用凹みポンチ １２ 底 １３ 傾斜面 １４ ポンチ １５ 回転ダイ １６ 鉄心構成片 １７ ダイプレート １８ ダイホルダー １７ ベアリング １９ スプロケット ２０ タイミングベルト ２１ 回転駆動装置 ２２ 回転駆動制御装置
Claims (2)
- 【請求項１】 鉄心構成片にかしめ用凹みを形成し、該
鉄心構成片を回転ダイに外形抜きし前記かしめ用凹みを
介して嵌合積層する積層鉄心の製造法において、かしめ
用凹みを、鉄心構成片の板面に対して傾斜し有底とする
とともに傾斜部間のなす角を９０度超〜１６０度未満と
して形成し、該鉄心構成片を回転ダイに外形抜きし、該
回転ダイをスキュー角度回転させて所定数かしめ積層
し、その積層厚みが予め定めたスキュー形状変更積層厚
みになると前記回転ダイの回転方向を変えて回転させ、
かしめ積層することを特徴とするスキュー形状を変えた
積層鉄心の製造法。 - 【請求項２】 鉄心構成片にかしめ用凹みを形成し、該
鉄心構成片を回転ダイに外形抜きし前記かしめ用凹みを
介して嵌合積層する積層鉄心の製造法において、かしめ
用凹みを、鉄心構成片の板面に対して傾斜し有底とする
とともに傾斜部間のなす角を９０度超〜１６０度未満と
して形成し、該鉄心構成片を回転ダイに外形抜きし、該
回転ダイをスキュー角度と鉄心構成片の板厚偏差を相殺
する回し積み角度を加算して回転させ所定数かしめ積層
し、その積層厚みが予め定めたスキュー形状変更積層厚
みになると前記回転ダイの回転方向を変えて回転させ、
かしめ積層することを特徴とするスキュー形状を変えた
積層鉄心の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29671391A JPH0556608A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | スキユー形状を変えた積層鉄心の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29671391A JPH0556608A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | スキユー形状を変えた積層鉄心の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0556608A true JPH0556608A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=17837126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29671391A Pending JPH0556608A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | スキユー形状を変えた積層鉄心の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0556608A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5636432A (en) * | 1993-10-20 | 1997-06-10 | General Electric Company | Tandem press system for manufacture of stator and rotor cores |
| JP2003019520A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-21 | Kuroda Precision Ind Ltd | 積層鉄心の製造用金型装置 |
| JP2003062623A (ja) * | 2001-08-24 | 2003-03-05 | Toyota Motor Corp | 回転積層装置 |
| JP2006525122A (ja) * | 2003-03-27 | 2006-11-09 | ミネベア株式会社 | ブッシュ及びその製造方法 |
| US7352101B2 (en) | 2003-04-23 | 2008-04-01 | Mitsui High-Tec, Inc. | Skew shape variable laminated iron core and method of manufacturing the same |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP29671391A patent/JPH0556608A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5636432A (en) * | 1993-10-20 | 1997-06-10 | General Electric Company | Tandem press system for manufacture of stator and rotor cores |
| US5915750A (en) * | 1993-10-20 | 1999-06-29 | General Electric Company | Method of manufacturing stator and rotor cores |
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