JP2003062314A - 遊技媒体の払出し完了認識装置および遊技機 - Google Patents

遊技媒体の払出し完了認識装置および遊技機

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JP2003062314A
JP2003062314A JP2001251329A JP2001251329A JP2003062314A JP 2003062314 A JP2003062314 A JP 2003062314A JP 2001251329 A JP2001251329 A JP 2001251329A JP 2001251329 A JP2001251329 A JP 2001251329A JP 2003062314 A JP2003062314 A JP 2003062314A
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payout
signal
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relay
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Hironori Sato
裕規 佐藤
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Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 払出手段により所定数の遊技媒体の払出しが
完了したことを正確に認識することができる遊技媒体の
払出し完了認識装置および遊技機を実現する。 【解決手段】 払出制御基板のサブCPUは、基本単位
分の遊技球の払出しを完了すると、そのことを示す台端
末貸出完了信号EXSを出力する。その台端末貸出完了
信号EXSは、フォトMOSリレーPR12を介して端
子基板CN6の5番端子に入力され、その端子基板CN
6と接続されたCR接続基板を介してプリペイドカード
ユニットに入力される。ノイズにより台端末貸出完了信
号EXSが変化しても、フォトMOSリレーPR12
は、最大で約1msは動作しないため、ノイズにより変
化した台端末貸出完了信号EXSがプリペイドカードユ
ニットに入力されることがない。したがって、プリペイ
ドカードユニットがノイズにより変化した信号に基い
て、プリペイドカードの残り度数を減算してしまうおそ
れがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技者が使用する遊
技媒体を払出す払出装置に対して遊技媒体の払出しを指
示する遊技媒体払出し制御装置およびその制御装置を備
えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機として、たとえば
図24に示すパチンコ機が知られている。図24は、そ
のパチンコ機の概略構成を示す説明図である。図中、P
RDYは、プリペイドカードユニットに払出動作が可能
であることを連絡するための台READY信号であり、
EXSは、プリペイドカードユニットに基本単位分(た
とえば100円分の25個)の球貸しが完了したことを
連絡するための台端末貸出完了信号である。また、BR
Qは、プリペイドカードユニットが基本単位分の球貸し
を要求するための台端末貸出要求完了確認信号であり、
BRDYは、プリペイドカードユニットが球貸しの処理
中であることを連絡するためのカードユニットREAD
Y信号である。また、台READY信号PRDYは、球
貸し可能な間は常時Hレベルになっている。
【0003】遊技者が、パチンコ機500に備えられた
プリペイドカードユニット501のカード挿入口502
にプリペイドカードを挿入すると、プリペイドカードユ
ニット501は、挿入されたプリペイドカードの残りの
度数を読取り、その読取った度数を度数表示器503に
表示する。そして、遊技者が貸出ボタン504を押す
と、プリペイドカードユニット501は、払出制御基板
505へ出力しているREADY信号BRDYをLレベ
ルからHレベルに変化させ、台端末貸出要求完了確認信
号BRQをLレベルからHレベルに変化させる。そし
て、払出制御基板505に搭載されたCPU507は、
READY信号BRDYおよび台端末貸出要求完了確認
信号BRQが共にHレベルであると判定すると、プリペ
イドカードユニット501へ出力している台端末貸出完
了信号EXSをHレベルに変化させ、賞球払出装置50
6を駆動する。ここで、賞球払出装置506は、遊技球
を基本単位分ずつ払出すが、貸出ボタン504を1回押
して払出される遊技球の数は、プリペイドカードユニッ
ト501に設定されている金額によって異なり、500
円分が設定されている場合は、100円分の払出し動作
を5回行う。なお、台端末貸出要求完了確認信号BRQ
は、台端末貸出完了信号EXSがHレベルに変化してか
ら所定時間後にLレベルに戻る。そして、賞球払出装置
506により所定数の遊技球が払出されると、台端末貸
出完了信号EXSがHレベルからLレベルに変化し、台
端末貸出要求完了確認信号BRQがHレベルからLレベ
ルに変化する。このとき、プリペイドカードユニット5
01は、台端末貸出完了信号EXSがLレベルに変化し
たと判定すると、前記読取った残りの度数を払出した分
減少させ、その度数を度数表示器503に表示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
チンコ機では、貸出ボタン504の1回の操作により実
際に払出された遊技球数が規定数よりも少なくなってし
まい、遊技者が不測の不利益を被ることがあった。そこ
で、本発明者は、上記の原因について検討した。その結
果、払出された遊技球が100円単位で不足しているこ
とから、賞球払出装置506のダブルカウントによるカ
ウントミスでないことが分かった。そして、プリペイド
カードユニット501および払出制御基板505を調査
した結果、払出制御基板505からプリペイドカードユ
ニット501へ出力される台READY信号PRDYお
よび台端末貸出完了信号EXSの出力ラインにノイズが
侵入し、そのノイズにより変化した信号に基いて、プリ
ペイドカードユニット501が、遊技球の払出しが完了
したと誤認識することが原因であることが分かった。つ
まり、プリペイドカードユニット501および払出制御
基板505間の信号の入出力ラインにフォトカプラPC
を接続することにより、入出力間の絶縁性を高める工夫
をしていたが、フォトカプラは、ノイズにより変化した
信号であっても、高速で伝達してしまうため、外乱ノイ
ズに対して耐性がない。このため、台端末貸出完了信号
EXSがノイズによって変化し、プリペイドカードユニ
ット501が台端末貸出完了信号EXSをHレベルと判
定すべきところをLレベルと判定してしまい、既に払出
しが終了したと誤判定することがあることが分かった。
たとえば、賞球払出装置506が500円分の遊技球を
払出すために100円分の遊技球の払出動作を5回行う
場合において、払出動作の途中で台端末貸出完了信号E
XSがノイズによって変化すると、プリペイドカードユ
ニット501は払出動作が1回終了したと判定するた
め、払出動作が1回少ない4回になってしまう。
【0005】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、払出手段により所定数の遊技
媒体の払出しが完了したことを正確に認識することがで
きる遊技媒体の払出し完了認識装置および遊技機を実現
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、遊技者が遊技に使用する遊技媒体を払出す払出手
段が所定数の遊技媒体の払出しを完了したときに出力す
る所定の信号を入力して発光する発光素子と、この発光
素子から発光した光を受光するとともに、その受光した
光量に対応する電圧を発生する受光素子と、この受光素
子から発生した電圧をゲートに印加して動作するととも
に、前記入力した所定の信号に対応する信号を出力する
MOSFETとを有するリレーと、このリレーから出力
された信号に基いて、前記払出手段により前記所定数の
遊技媒体の払出しが完了したことを認識する認識手段と
を備えた遊技媒体の払出し完了認識装置という技術的手
段を用いる。
【0007】上記発光素子と、受光素子と、MOSFE
T(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transis
tor) とを有するリレーとしては、発光素子にLEDを
使用し、受光素子にフォトダイオードアレイを使用した
フォトMOSリレー(フォトリレーともいう)を使用す
るのが好ましい。フォトカプラは、スイッチング速度が
数10nsと非常に高速であるため、ノイズによる信号
変化をそのまま伝達してしまうという問題があった。し
かし、フォトMOSリレーは、スイッチング速度が数1
00μsから数msであり、少なくとも数10μsは作
動しないため、ノイズにより変化した信号をそのまま伝
達することがない。したがって、認識手段がノイズによ
り変化した信号を入力し、それを前記所定の信号が入力
されたと誤認識することがないため、前記払出手段によ
り前記所定数の遊技媒体の払出しが完了したことを正確
に認識することができる遊技媒体の払出し完了認識装置
を実現することができる。つまり、実際には遊技媒体が
払出されていないのに払出されたと誤認識され、遊技媒
体の払出数が不足するという不測の不利益を遊技者が被
るおそれがない。
【0008】また、たとえば、後述する発明の実施の形
態に記載するパチンコ機のように、遊技を制御するコン
ピュータが、2ms周期、つまりフォトMOSリレーの
スイッチング速度よりも遅い速度の周期で割込み処理を
実行する遊技機にあっては、フォトMOSリレーのスイ
ッチング速度がコンピュータ処理上支障をきたすことも
ない。さらに、フォトMOSリレーは、フォトトライア
ックカプラのようにトライアックに存在するオフセット
電圧による信号歪みが発生しないという利点もある。さ
らに、フォトMOSリレーは、フォトカプラと同様に光
結合のため、入出力間を電気的に完全に分離できるので
絶縁性に優れているという利点と、負荷側のスイッチと
してMOSFETを用いているため、チャタリングや機
械的なノイズを発生しないので、それらによる誤動作が
ないし、寿命が半永久的に長いという利点とを有する。
【0009】請求項2に記載の発明では、遊技者が遊技
に使用する遊技媒体の払出しを指示するための操作を行
う操作手段と、記録媒体に記録された情報を読取って前
記遊技媒体を払出し可能であると判定し、かつ、前記操
作手段による操作があった場合に前記遊技媒体の払出し
を指示する指示手段と、この指示手段による指示に基い
て遊技媒体を払出すとともに、所定数の遊技媒体の払出
しを完了したときに所定の信号を出力する払出手段と、
この払出手段から出力された前記所定の信号を入力して
発光する発光素子と、この発光素子から発光した光を受
光するとともに、その受光した光量に対応する電圧を発
生する受光素子と、この受光素子から発生した電圧をゲ
ートに印加して動作するとともに、前記入力した前記所
定の信号に対応する信号を出力するMOSFETとを有
するリレーと、このリレーから出力された前記信号に基
いて、払出し可能な遊技媒体量を演算する演算手段と、
この演算手段による演算結果を表示する表示手段とを備
えた遊技機という技術的手段を用いる。
【0010】遊技者が、遊技媒体の払出しを受けるため
に操作手段を操作すると、指示手段は、記録媒体に記録
された情報を読取って遊技媒体を払出し可能であると判
定した場合に遊技媒体の払出しを払出手段に対して指示
する。そして、払出手段は、指示手段からの指示に基い
て遊技媒体を払出すとともに、所定数の遊技媒体の払出
しを完了したときに所定の信号を出力する。そして、リ
レーを構成する受光素子は、払出手段から出力された上
記所定の信号を入力して発光し、受光素子は、発光素子
から発光した光を受光するとともに、その受光した光量
に対応する電圧を発生し、MOSFETは、受光素子か
ら発生した電圧をゲートに印加して動作するとともに、
前記入力した所定の信号に対応する信号を出力する。そ
して、演算手段は、リレーから出力された信号に基い
て、払出し可能な遊技媒体量を演算し、表示手段は、演
算手段による演算結果を表示する。つまり、請求項1に
記載のリレーと同じリレーを使用しているため、演算手
段は、リレーから出力された信号に基いて、払出し可能
な遊技媒体量を正確に演算することができるので、表示
手段は、払出し可能な正確な遊技媒体量を表示すること
ができる。したがって、実際に払出し可能な遊技媒体量
よりも少ない遊技媒体量が表示されてしまい、遊技者に
不快感を与えるおそれがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る遊技媒体の
払出し完了認識装置および遊技機の実施形態について図
を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態
では、この発明に係る遊技媒体の払出し完了認識装置お
よび遊技機として、第1種のパチンコ機を例に挙げて説
明する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態のパチンコ機の
主要構成について図1ないし図3を参照して説明する。
図1は、そのパチンコ機の外観を示す正面説明図であ
り、図2は、図1に示すパチンコ機の平面説明図であ
る。図3(A)は、図1に示すパチンコ機に備えられた
プリペイドカードユニットの正面説明図であり、図3
(B)は、残り度数表示パネルを拡大して示す正面説明
図である。
【0012】パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備
えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能
に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開
閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠
4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右
側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置(図
示省略)を操作するための発射ハンドル15aが回動可
能に取付けられている。ガラス枠4の下方には、賞球や
貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されてお
り、この賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球
・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を溜めてお
くための上受け皿6が取付けられている。上受け皿6の
前面には、度数表示パネル80が取付けられている。上
受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて
流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により
上受け皿6から排出された遊技球などを排出する排出口
7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その
排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための
下受け皿7が設けられている。また、遊技盤5の上方に
は、枠ランプ9が設けられており、下受け皿7の左側に
は、灰皿7bが設けられている。
【0013】前枠2の左端には、プリペイドカードユニ
ット90が取付けられている。図3(A)に示すよう
に、プリペイドカードユニット90には、プリペイドカ
ードの利用が可能であることを示すカード利用ランプ9
1と、貸出金額(たとえば、100円、200円、30
0円、500円)の選択を行うための金額設定ボタン9
2と、金額設定ボタン92により選択した貸出金額を表
示する貸出金額表示部93と、100円未満の残高およ
びメンテナンス情報を度数表示パネル80の度数表示部
84に表示させる場合に押す端数表示ボタン94と、プ
リペイドカードユニット90が接続されるパチンコ機本
体の方向を示す連結台方向表示ランプ95と、プリペイ
ドカードがパチンコ機に対応していることを示す玉表示
ランプ96と、プリペイドカードを挿入するカード挿入
口98と、カード挿入口98にプリペイドカードが挿入
されていることを示すカード挿入中ランプ97と、ホル
ダーへのロックを解除する鍵を差し込むための鍵穴99
とが備えられている。カード挿入口98の内部には、プ
リペイドカードに記録された情報を読取るとともに、情
報を書換える装置が設けられており、その装置およびカ
ード挿入口98の部分を手前に引き出すことができるよ
うになっているが、その装置は、上記ホルダにより引き
出し不能にロックされている。
【0014】図3(B)に示すように、度数表示パネル
80には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン
81と、返却ボタン82と、遊技球を貸出し可能な状態
であることを示す貸出ボタンランプ83と、プリペイド
カードユニット90により読取られたプリペイドカード
の残り度数を表示する度数表示部84とが備えられてい
る。度数表示部84は、たとえば7セグメントのLED
により数字を表示する部分の3桁分により構成されてお
り(図9)、100円単位で表示し、たとえば、500
円分が残っている場合には、005と表示する。
【0015】[遊技盤5の主要構成]次に、遊技盤5の
主要構成について図4を参照して説明する。図4は遊技
盤5の主要構成を示す正面説明図である。遊技盤5の略
中央には、センターケース30が備えられている。セン
ターケース30には、3個のLEDからなる普通図柄表
示装置34と、この普通図柄表示装置34の始動可能な
回数を4個のLEDにより表示する普通図柄記憶表示L
ED35と、複数の特別図柄からなる図柄列の変動表
示、背景画像の表示などを行う特別図柄制御装置32と
が備えられている。なお、特別図柄の始動可能な回数と
して始動を保留している数(以下、保留数と称する)
は、特別図柄制御装置32の画面に表示される。センタ
ーケース30の両側上方には、LEDにより装飾された
装飾風車46がそれぞれ設けられている。右側の装飾風
車46の右斜め下方には、普通図柄表示装置34を作動
させるための普通図柄作動右ゲート25が設けられてお
り、左側の装飾風車46の左斜め下方には、同じく普通
図柄作動左ゲート26が設けられている。センターケー
ス30の両側下方には、風車24がそれぞれ設けられて
おり、右側の風車24の下方には、右入賞口22が設け
られており、左側の風車24の下方には、左入賞口23
が設けられている。センターケース30の下方には、特
別図柄制御装置32を作動させる機能を有する第1種始
動口27が設けられており、この第1種始動口27の下
部には普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄と
なった場合に両翼を開放する普通電動役物28が設けら
れている。両翼を開放した普通電動役物28は、第1種
始動口27と同様に特別図柄制御装置32を作動開始さ
せる機能を備えている。
【0016】普通電動役物28の下方には、特別図柄制
御装置32の3個所の表示領域における確定図柄が大当
り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設け
られている。この変動入賞装置40には、大当りの発生
時に開放動作して大入賞口41を開口する板状の開閉部
材43が扉式に開閉可能に取り付けられている。変動入
賞装置40の右側には、右下入賞口14が設けられてお
り、変動入賞装置40の左側には、左下入賞口44が設
けられている。また、変動入賞装置40の内部には、開
閉部材43を連続して開放動作させる機能を有する特定
領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出する特定
領域スイッチ(図5に符号42aで示す)が設けられて
いる。また、遊技盤5には、発射された遊技球を遊技領
域へ案内するレール16が取付けられており、遊技盤5
の上部には、上部左右の両コーナーをLEDなどにより
装飾するコーナー飾り11が設けられており、遊技盤5
の左右には、LEDなどにより装飾するサイド飾り20
がそれぞれ設けられている。さらに、遊技盤5の最下部
には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収する
アウト口45が設けられている。そして、遊技盤5に
は、多くの釘(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤
5に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下
し、各入賞口や第1種始動口27に入賞したり、普通図
柄作動ゲート25,26を通過したり、あるいはアウト
口45から回収されたりする。
【0017】[パチンコ機1の電気的構成]次に、パチ
ンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示
す図5を参照して説明する。パチンコ機1には、主基板
100が設けられており、この主基板100には、マイ
クロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロ
セッサ110には、大当りか否かの判定、大入賞口41
への入賞数のカウント、大当りの遊技におけるラウンド
の制御などの遊技の主な制御を実行するメインCPU1
12と、このメインCPU112が各種制御などを実行
するためのコンピュータプログラムなどが記録されたR
OM114と、遊技球が第1種始動口27を通過したこ
との検出結果や入賞などの遊技中に発生する各種デー
タ、ROM114から読出されたコンピュータプログラ
ムなどを一時的に格納するRAM116とが搭載されて
いる。主基板100には、次に記載するものが電気的に
接続されている。遊技球が第1種始動口27を通過した
ことを検出する第1種始動口スイッチ27a、特別図柄
制御装置32、LEDやランプ類を制御するランプ制御
装置300、電源基板71、賞球の払出しなどを制御す
る払出制御基板200、遊技中の効果音などを制御する
音声制御装置79、球切れ、賞球払出数、大当りの発
生、第1種始動口27の通過、大当り図柄の確定回数、
普通図柄の確定回数、確率変動(大当りの発生する確率
が高くなった遊技状態)の発生、普通図柄作動ゲート2
6,26の通過などに関する遊技盤情報をパチンコホー
ルの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)
へ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基
板51、遊技枠中継基板53である。
【0018】払出制御基板200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球および貸球の払出しなどを制御する
サブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払
出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが
記録されたROM214と、サブCPU212が各種制
御プログラムを実行する際にROM214から読出され
た制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数な
どの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭
載されている。また、払出制御基板200には、電源基
板71、CR接続基板56、発射モータ15eを駆動す
るための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基
板52および払出中継基板55が電気的に接続されてい
る。CR接続基板56には、プリペイドカードユニット
90が接続されており、発射モータ駆動基板15cに
は、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15eへ
駆動信号を出力させるための発射スイッチ15dが接続
されている。
【0019】遊技枠中継基板53には、下受け皿7が遊
技球で満杯になったことを検出する下皿満杯検出スイッ
チ72、賞球切れを検出する賞球切れ検出スイッチ7
3、貸球切れを検出する貸球切れ検出スイッチ61およ
びセンサ中継基板54が電気的に接続されている。セン
サ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球
払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55と電
気的に接続されている。払出中継基板55には、貸球切
れ検出スイッチ61、賞球払出モータ62cおよび貸球
ユニット63が電気的に接続されている。賞球払出セン
サ62a,62bは、賞球払出モータ62cにより2つ
の通路を介してそれぞれ払出された賞球をそれぞれ検出
する。盤面中継基板51には、普通電動役物28を駆動
する普通電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置
34、普通図柄作動右ゲート25を通過した遊技球を検
出する右ゲートスイッチ25a、普通図柄作動左ゲート
26を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ26
a、大入賞口41に入賞した遊技球を検出する大入賞口
スイッチ41a、右入賞口22に入賞した遊技球を検出
する右入賞口スイッチ22a、左入賞口23に入賞した
遊技球を検出する左入賞口スイッチ23a、右下入賞口
14に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ1
4a、左下入賞口44に入賞した遊技球を検出する左下
入賞口スイッチ44aおよび大入賞口中継基板50であ
る。大入賞口中継基板50には、特定領域スイッチ42
a、特定領域を変化させる部材を駆動する特定領域ソレ
ノイド42bおよび開閉部材43を駆動する大入賞口ソ
レノイド41bが電気的に接続されている。電源基板7
1は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70
から電源の供給を受け、各基板、装置および発射スイッ
チ15dなどへ必要電源を供給する。
【0020】[特別図柄制御装置32の電気的構成]次
に、特別図柄制御装置32の主な電気的構成について、
それをブロックで示す図6を参照して説明する。特別図
柄制御装置32は、特別図柄表示器32a、液晶インバ
ータ基板32b、液晶アナログ基板32cおよび特別図
柄制御基板32dを備える。メインCPU112は、特
別図柄表示器32aによって表示すべき内容を指示する
画像制御コマンドを特別図柄制御基板32dに搭載され
た受信回路32rへ送信する。サブCPU32eは、受
信回路32rにより受信した画像制御コマンドの内容を
ROM32fに記録されたコンピュータプログラムに従
って解析する。RAM32jは、ROM32fから読出
されたコンピュータプログラムやサブCPU32eの処
理結果などを一時的に格納する。
【0021】続いてサブCPU32eは、その解析結果
をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)32g
へ送出する。続いてVDP32gは、特別図柄や背景画
像などの各種画像を表示するための画像データが記録さ
れたキャラクタROM32iから上記解析結果に対応し
た画像を読出すとともに、その読出した画像を構成する
ドットのアドレス、表示色、回転、拡大および縮小など
を上記解析結果に基づいて演算し、その演算結果を内蔵
のパレットRAM32hに一時的に格納する。続いてV
DP32gは、パレットRAM32hに格納されている
演算結果に基づいてRGB信号を液晶アナログ基板32
cへ送出する。続いて液晶アナログ基板32cは、取込
んだRGB信号の色補正および輝度調整を行い、その信
号を液晶インバータ基板32bへ送出する。液晶インバ
ータ基板32bは、バックライト電源の役割を果たし、
取込んだ信号を昇圧(たとえば、12Vから600V)
し、特別図柄表示器32aへ送出する。そして特別図柄
表示器32aは、取込んだ信号に対応する液晶ドットを
スイッチングして表示する。これにより、各種画像が表
示される。
【0022】[音声制御装置79の電気的構成]次に、
音声制御装置79の主な電気的構成について、それをブ
ロックで示す図7を参照して説明する。音声制御装置7
9は、スピーカ79a、スピーカ中継基板79b、アン
プ79c、音源用IC79dおよび音声制御基板79f
を備える。音声制御基板79fに搭載された受信回路7
9rは、メインCPU112から送信された音声制御コ
マンドを受信し、サブCPU79gは、受信回路79r
により受信した音声制御コマンドの内容をROM79h
に記録されたコンピュータプログラムに従って解析し、
その解析結果を一時的にRAM79iに格納する。続い
てサブCPU79gは、上記解析結果を音源用IC79
dへ送出する。続いて音源用IC79dは、解析結果に
対応した音源データを音源用ROM79eから読出すと
ともに、その読出した音源データをアナログの音声信号
に変換する。その音声信号は、アンプ79cによって所
定の大きさに増幅され、スピーカ中継基板79bを介し
てスピーカ79aに出力される。これにより、スピーカ
79aは、メインCPU112から送信された音声制御
コマンドに対応した音声、たとえば入賞時や大当り発生
時の効果音を再生する。
【0023】[ランプ制御装置300の電気的構成]次
に、ランプ制御装置300の主な電気的構成について、
それをブロックで示す図8を参照して説明する。ランプ
制御装置300は、大入賞口ランプ中継基板301、ラ
ンプ制御分配基板302、枠部ランプ中継基板303、
枠LED基板304およびランプ制御基板305を備え
る。ランプ制御分配基板302には、右側のサイド飾り
20(図4)を装飾するLEDが搭載された右サイドL
ED基板20aと、左側のサイド飾り20を装飾するL
EDが搭載された左サイドLED基板20bと、センタ
ーケース30の上側に設けられたLEDが搭載されたセ
ンター上LED基板316と、センターケース30の奥
の方に設けられたLEDが搭載されたセンター奥LED
基板317と、センターケース30の下側に設けられた
LEDが搭載されたセンター下LED基板318と、普
通図柄記憶表示LED35が搭載された普通図柄記憶表
示基板35aと、コーナーLED基板19と、右入賞口
22を装飾するLEDが搭載された右チャッカーLED
基板22bと、左入賞口23を装飾するLEDが搭載さ
れた左チャッカーLED基板23bと、右側の装飾風車
46を装飾するLEDが搭載された右風車LED基板4
6aと、左側の装飾風車46を装飾するLEDが搭載さ
れた左風車LED基板46bとが接続されている。
【0024】ランプ制御分配基板302と接続された大
入賞口ランプ中継基板301には、大入賞口41(図
4)の右側を装飾するLEDが搭載された大入賞口右L
ED基板309と、大入賞口41の左側を装飾するLE
Dが搭載された大入賞口左LED基板310と、大入賞
口41の中央付近を装飾するLEDが搭載された大入賞
口中LED基板311と、大入賞口41の下を装飾する
LEDが搭載された大入賞口下LED基板312とが接
続されている。ランプ制御分配基板302と接続された
枠部ランプ中継基板303には、枠ランプ9(図1)に
設けられたLEDが搭載された枠LED基板304が接
続されている。ランプ制御基板305には、サブCPU
306と、ROM307と、RAM308と、受信回路
300rとが搭載されている。受信回路300rは、メ
インCPU112から送信されたランプ制御コマンドを
入力し、ROM307に記録されたコンピュータプログ
ラムに従って上記ランプ制御コマンドの内容を解析し、
その解析結果をRAM308に一時的に格納する。続い
てサブCPU306は、点灯すべきLED、点灯間隔お
よび点灯時間などを決定し、その決定に対応した信号を
ランプ制御分配基板302に送出する。そして、ランプ
制御分配基板302に接続された所定のLEDが点灯ま
たは点滅あるいは消灯する。
【0025】[プリペイドカードユニット90および払
出制御基板200の接続関係]次に、プリペイドカード
ユニット90および払出制御基板200の接続関係につ
いて図9および図10を参照して説明する。図9は、プ
リペイドカードユニット90および払出制御基板200
の接続関係をブロックで示す説明図である。図10は、
払出制御基板200に実装された回路のうち、プリペイ
ドカードユニット90との接続部分などを示す回路図で
ある。なお、図16中に示すPRDY、EXSなどの信
号は、従来の技術において説明した信号と同じ信号であ
る。プリペイドカードユニット90は、CR接続基板5
6と電気的に接続されており、CR接続基板56は、度
数表示基板57と電気的に接続されている。度数表示基
板57には、貸出ボタン81(図3(B))を押すこと
によりON・OFFする貸出ボタンスイッチ81aと、
返却ボタン82を押すことによりON・OFFする返却
ボタンスイッチ82aと、貸出ボタンランプ83と、度
数表示部84の内側に設けられたLED基板84aとが
電気的に接続されている。
【0026】図9に示すように、払出制御基板200に
は、プリペイドカードユニット入出力回路200aと、
スイッチ入力回路200bと、周辺回路(入力)200
cと、周辺回路(出力)200dと、サブCPU212
とが実装されている。プリペイドカードユニット入出力
回路200aは、CR接続基板56と、周辺回路200
cとに電気的に接続されている。スイッチ入力回路20
0bには、賞球切れ検出スイッチ73と、貸球ユニット
63(図5)により払出される遊技球を検出する貸球セ
ンサ63aと、賞球払出センサ62a,62bが電気的
に接続されている。周辺回路200cはサブCPU21
2の入力ポートと、周辺回路200dはサブCPU21
2の出力ポートとそれぞれ電気的に接続されている。サ
ブCPU212は、賞球払出モータ62cを駆動する賞
球払出モータ駆動回路62dと電気的に接続されてお
り、賞球払出モータ駆動回路62dは、賞球払出モータ
62cと電気的に接続されている。
【0027】周辺回路200dから出力された台REA
DY信号PRDYは、図10に示すように、フォトMO
SリレーPR13に入力されている。台READY信号
PRDYが、フォトMOSリレーPR13に入力される
と、フォトMOSリレーPR13を構成する発光素子で
あるLEDが発光し、この発光された光は、受光素子で
あるフォトダイオードアレイにより受光され、フォトダ
イオードアレイは、受光した光の受光量に対応した電圧
を発生し、その発生した電圧は、MOSFETのゲート
に印加されてMOSFETが動作し、MOSFETは、
台READY信号PRDYを示す信号を抵抗R27を介
して端子基板CN6の6番端子に出力する。また、周辺
回路200dから出力された台端末貸出完了信号EXS
は、フォトMOSリレーPR12に入力されている。台
端末貸出完了信号EXSが、フォトMOSリレーPR1
2に入力されると、フォトMOSリレーPR12を構成
する発光素子であるLEDが発光し、この発光された光
は、受光素子であるフォトダイオードアレイにより受光
され、フォトダイオードアレイは、受光した光の受光量
に対応した電圧を発生し、その発生した電圧は、MOS
FETのゲートに印加されてMOSFETが動作し、M
OSFETは、台端末貸出完了信号EXSを示す信号を
抵抗R26を介して端子基板CN6の5番端子に出力す
る。
【0028】また、プリペイドカードユニット90から
CR接続基板56および端子基板CN6を介して出力さ
れた台端末貸出要求完了確認信号BRQ、カードユニッ
トREADY信号BRDY、電源+18V(VLが+1
8V、LGが0V)は、それぞれフォトカプラPC1、
PC4、PC2を介して周辺回路(入力)200cへ出
力されている。なお、端子基板CN6は、CR接続基板
56(図9)と電気的に接続されている。以上のよう
に、台READY信号PRDYおよび台端末貸出完了信
号EXSは、それぞれフォトMOSリレーを介してCR
接続基板56からプリペイドカードユニット90へ出力
されるため、その信号の入力ラインにノイズが混入した
場合であっても、フォトMOSリレーは、最大で約1m
sは動作しないため、上記のノイズにより発生した信号
がプリペイドカードユニット90へ送信されるおそれが
ない。
【0029】[球貸し動作]次に、球貸し動作について
図11ないし図13を参照して説明する。図11は、プ
リペイドカードユニット90に内蔵されたCPU(以
下、ユニット側CPUと称する)が実行する球貸し要求
確認処理の流れを示すフローチャートである。図12
は、サブCPU212が実行する球貸し処理の流れを示
すフローチャートである。図13は、図11および図1
2の流れに対応するタイミングチャートである。なお、
台READY信号PRDYは、球貸し可能な間は常時H
レベルになっている。
【0030】遊技者が、プリペイドカードユニット90
のカード挿入口98(図3(A))にプリペイドカード
を挿入すると、ユニット側CPUは、プリペイドカード
が挿入されたと判定し(図11のステップ(以下、Sと
略す)10:Yes、図13のt1)、カードユニット
READY信号BRDYをLレベルからHレベルに変化
させる(S12)。続いてユニット側CPUは、挿入さ
れたプリペイドカードの残りの度数を読取り(S1
4)、その読取った残り度数をLED基板84a(図
9)に表示する(S16)。続いてユニット側CPU
は、S14において読取った残り度数が、基本単位分
(たとえば100円分の25個)の球貸しが可能な度数
である場合は(S18:Yes)、貸出ボタン81(図
3(B))が押され、貸出ボタンスイッチ81a(図
9)がONしたか否かを判定する(S20)。ここで、
貸出ボタンスイッチ81aがONしたと判定すると(S
20:Yes)、BRQ貸出要望監視時間A(図13)
の経過を待って、台端末貸出要求完了確認信号BRQを
LレベルからHレベルに変化させ(S22)、サブCP
U212から送信される台端末貸出完了信号EXSがH
レベルに変化するまで待機する(S24)。
【0031】一方、サブCPU212は、カードユニッ
トREADY信号BRDYがHレベルに変化したと判定
し(図12のS50:Yes)、さらに台端末貸出要求
完了確認信号BRQがHレベルに変化したと判定すると
(S52:Yes)、賞球払出モータ駆動回路62d
(図9)へ遊技球払出し命令を出力し(S54)、台端
末貸出要求完了確認信号BRQがHレベルに変化してか
らBRQ要望了解ACK監視時間B(図13)の経過を
待って台端末貸出完了信号EXSをLレベルからHレベ
ルに変化させる(S56)。そしてサブCPU212
は、賞球払出センサ62a,62bから出力された検出
信号に基いて、貸球として払出された遊技球の数をカウ
ントし(S58)、そのカウント数Pが基本単位分の貸
球数である25個に達したと判定すると(S60:Ye
s)、台端末貸出完了信号EXSをHレベルからLレベ
ルに変化させる(S62、図13のt2)。ここで、前
述したように、台端末貸出完了信号EXSは、フォトM
OSリレーPR12を介してプリペイドカードユニット
90へ出力されるため(図10)、サブCPU212と
フォトMOSリレーPR12とを電気的に接続するライ
ンにノイズが混入し、台端末貸出完了信号EXSが、本
来HレベルであるべきところをLレベルになってプリペ
イドカードユニット90へ出力されてしまうおそれがな
い。
【0032】そしてユニット側CPUは、サブCPU2
12から送信される台端末貸出完了信号EXSがHレベ
ルに変化したと判定すると(図11のS24:Ye
s)、貸出指示監視時間C(図13)の経過を待って台
端末貸出要求完了確認信号BRQをLレベルに変化させ
(S26)、台READY信号PRDYがHレベルであ
ると判定し(S28:Yes)、さらに台端末貸出完了
信号EXSがLレベルであると判定すると(S30:Y
es)、S12において読取った残り度数から、今回払
出した基本単位分(たとえば、100円分)の度数を減
算し(S32)、その減算した結果得られた残り度数を
LED基板84aに表示する(S34)。なお、プリペ
イドカードがカード挿入口98に挿入されていない状態
では(S10:No)、カードユニットREADY信号
BRDYは、Lレベルを維持する(S36)。なお、2
00円分とか500円分など、基本単位分を複数回連続
して払出す場合は、台端末貸出完了信号EXSがLレベ
ルに変化してから、次要求確認タイミングE(図13)
が経過する間に台端末貸出要求完了確認信号BRQがH
レベルに変化し、ユニット側CPUおよびサブCPU2
12は、上述した処理を実行する。そして、総ての払出
しが完了すると、貸出完了監視時間Fの経過を待って、
カードユニットREADY信号BRDYをLレベルに戻
す(図13)。以上のように、サブCPU212から送
信される台端末貸出完了信号EXSは、フォトMOSリ
レーPR12を介してプリペイドカードユニット90へ
送信されるため、ノイズにより台端末貸出完了信号EX
Sが変化した場合であっても、その信号は、プリペイド
カードユニット90へ出力されないため、プリペイドカ
ードユニット90が、基本単位分の賞球の払出しが完了
したと誤認識するおそれがない。したがって、プリペイ
ドカードの残り度数が余分に減算されてしまい、遊技者
が不測の不利益を被るおそれがない。
【0033】[スイッチおよびセンサとメインCPU1
12との接続関係]次に、スイッチおよびセンサとメイ
ンCPU112との接続関係について図14および図1
5を参照して説明する。図14は、スイッチおよびセン
サとメインCPU112との接続関係をブロックで示す
説明図であり、図15は、図14に対応する回路図であ
る。特定領域スイッチ42aは、フォトMOSリレーP
R9を介してメインCPU112の周辺回路(入力ポー
ト)100aと、賞球払出センサ62aは、フォトMO
SリレーPR10を介して周辺回路100aと、賞球払
出センサ62bは、フォトMOSリレーPR11を介し
て、周辺回路100aとそれぞれ電気的に接続されてい
る。第1種始動口スイッチ27a、右ゲートスイッチ2
5a、左ゲートスイッチ26a、大入賞口スイッチ41
a、右入賞口スイッチ22a、左入賞口スイッチ23
a、右下入賞口スイッチ14a、左下入賞口スイッチ4
4a、賞球切れ検出スイッチ73および下皿満杯検出ス
イッチ72は、それぞれフォトカプラPC12,PC1
1,PC10,PC9,PC16,PC15,PC1
4,PC13,PC17,PC21を介して周辺回路
(入力ポート)100aと電気的に接続されている。
【0034】つまり、大入賞口41に入賞した遊技球が
特定領域を通過すると、特定領域スイッチ42aがON
し、特定領域スイッチ42aから出力された検出信号
は、フォトMOSリレーPR9に入力される。検出信号
が、フォトMOSリレーPR9に入力されると、フォト
MOSリレーPR9を構成する発光素子であるLEDが
発光し、この発光された光は、受光素子であるフォトダ
イオードアレイにより受光され、フォトダイオードアレ
イは、受光した光の受光量に対応した電圧を発生し、そ
の発生した電圧は、MOSFETのゲートに印加されて
MOSFETが動作し、MOSFETは、検出信号を示
す信号を周辺回路100aに出力する。また、賞球払出
モータ62cにより払出された賞球は、賞球払出センサ
62a,62bにより検出され、各賞球払出センサから
出力された検出信号は、それぞれフォトMOSリレーP
R10,PR11に入力され、各フォトMOSリレー
は、前述したフォトMOSリレーPR9と同じ動作をす
る。そして、フォトMOSリレーPR10,PR11を
構成する各MOSFETから検出信号を示す信号が周辺
回路100aに出力される。以上のように、特定領域ス
イッチ42aから発生した検出信号は、フォトMOSリ
レーPR9を介してメインCPU112の周辺回路10
0aへ出力されるため、特定領域スイッチ42aからフ
ォトMOSリレーPR9までの入力ラインにノイズが侵
入した場合であっても、フォトMOSリレーは、最大で
約1msは動作しないため、フォトMOSリレーPR9
からメインCPU112へ信号が出力され、メインCP
U112が、特定領域スイッチ42aがONしたと誤判
定してしまうおそれがない。
【0035】特に、大当りが発生したときの遊技では、
特定領域スイッチ42aがONしたことを条件として、
大入賞口41が連続して開口する権利が発生するため、
特定領域スイッチ42aが実際にONしていないにもか
かわらず、ノイズにより発生した信号によりONしたと
判定すると、上記権利が発生してしまい、遊技者にとっ
ては運が良い結果となるが、パチンコ店にとっては不利
益となってしまう。しかし、そのようなノイズによる誤
判定が発生しないため、パチンコ店が不測の不利益を被
るおそれがない。また、賞球払出センサ62a,62b
から発生した各検出信号は、それぞれフォトMOSリレ
ーPR10,11を介してメインCPU112の周辺回
路100aへ出力されるため、賞球払出センサ62a,
62bからフォトMOSリレーPR10,11までの入
力ラインにノイズが混入した場合であっても、フォトM
OSリレーPR10,11は、それぞれ最大で約1ms
は動作しないため、フォトMOSリレーPR10,11
からメインCPU112へ信号が出力され、メインCP
U112が、賞球の払出し数を誤ってカウントしてしま
うおそれがない。したがって、払出された賞球数が不足
して遊技者が不測の不利益を被るおそれがない。
【0036】[メインCPU112とサブCPUとの接
続関係]次に、メインCPU112とサブCPUとの接
続関係について図16ないし図21を参照して説明す
る。図16は、メインCPU112とサブCPU212
との接続関係をブロックで示す説明図であり、図17
は、メインCPU112とサブCPU32eとの接続関
係をブロックで示す説明図である。図18は、メインC
PU112とサブCPU79gとの接続関係をブロック
で示す説明図であり、図19は、メインCPU112と
サブCPU306との接続関係をブロックで示す説明図
である。図20は、メインCPU112の周辺回路(出
力ポート)とサブCPU212の受信回路200eとの
接続関係を示す回路図であり、図21は、サブCPU2
12の入力側の回路図である。なお、メインCPU11
2の周辺回路とサブCPU32eとの接続関係を示す回
路図、メインCPU112の周辺回路とサブCPU79
gとの接続関係を示す回路図およびメインCPU112
の周辺回路とサブCPU306との接続関係を示す回路
図は、図20に示す回路図と略同一であるため図示を省
略する。また、サブCPU32eの入力側の回路図、サ
ブCPU79gの入力側の回路図およびサブCPU30
6の入力側の回路図は、図21に示す回路図と略同一で
あるため図示を省略する。
【0037】(メインCPU112とサブCPU212
との接続関係)図16に示すように、メインCPU11
2の周辺回路(出力ポート)100bの8個の出力ポー
トは、それぞれフォトMOSリレーPR25〜PR32
を介してサブCPU212の受信回路200eと電気的
に接続されている。また、受信回路200eの8個の出
力端子は、それぞれフォトMOSリレーPR1〜PR8
を介してサブCPU212の入力ポートと接続されてい
る。メインCPU112が賞球の払出しを指示する8ビ
ットの賞球払出制御コマンドを周辺回路100bへ出力
すると、各ビットを示す信号(以下、ビット信号と称す
る)は、それぞれフォトMOSリレーに入力される。続
いてビット信号を入力したフォトMOSリレーが動作
し、ビット信号に対応する信号を受信回路200eへ出
力する。続いて受信回路200eから出力された信号
は、フォトMOSリレーに入力され、そのフォトMOS
リレーから出力された信号はサブCPU212に入力さ
れる。そして、サブCPU212は、入力した信号を解
析して払出すべき賞球数を認識し、賞球払出モータ駆動
回路62d(図9)へ払出命令を出力し、賞球払出モー
タ駆動回路62dが賞球払出モータ62cを駆動し、賞
球が払出される。なお、この実施形態では、メインCP
U112およびサブCPU212は、それぞれ各種の割
込み処理を2msの周期で実行する。
【0038】以上のように、メインCPU112から出
力された賞球払出制御コマンドは、フォトMOSリレー
を介して受信回路200eへ出力されるため、メインC
PU112から受信回路200eまでの出力ラインL2
にノイズが混入した場合であっても、フォトMOSリレ
ーは、最大で約1msは動作しないため、周辺回路10
0bから受信回路200eへ信号が出力されてしまうお
それがない。しかも、受信回路200eから出力された
信号は、フォトMOSリレーを介してサブCPU212
に入力されるため、受信回路200eからサブCPU2
12までの入力ラインL3にノイズが混入した場合であ
っても、サブCPU212が受信回路200eから信号
を入力してしまうおそれがない。つまり、メインCPU
112からサブCPU212までのラインにノイズが侵
入することにより、サブCPU212が払出制御コマン
ドの誤った解析をしてしまうおそれがない。したがっ
て、正確に賞球を払出すことができるため、賞球不足に
よる遊技者の不利益や賞球過剰によるパチンコ店の不利
益の双方をなくすことができる。
【0039】(メインCPU112とサブCPU32e
との接続関係)図17に示すように、メインCPU11
2の周辺回路(出力ポート)100cの8個の出力ポー
トは、それぞれフォトMOSリレーPR25〜PR32
を介してサブCPU32eの受信回路32rと電気的に
接続されている。また、受信回路32rの8個の出力端
子は、それぞれフォトMOSリレーPR1〜PR8を介
してサブCPU32eの入力ポートと接続されている。
メインCPU112が、特別図柄制御装置32により表
示される画像を制御するための8ビットの画像制御コマ
ンドを周辺回路100cへ出力すると、各ビット信号
は、それぞれフォトMOSリレーに入力される。続いて
ビット信号を入力したフォトMOSリレーが動作し、ビ
ット信号に対応する信号を受信回路32rへ出力する。
続いて受信回路32rから出力された信号は、フォトM
OSリレーに入力され、そのフォトMOSリレーから出
力された信号はサブCPU32eに入力される。そし
て、サブCPU32eは、入力した信号を解析して表示
内容を認識し、特別図柄表示器32a(図6)により、
図柄列の変動表示などを行う。なお、この実施形態で
は、メインCPU112およびサブCPU32eは、そ
れぞれ各種の割込み処理を2msの周期で実行する。
【0040】以上のように、メインCPU112から出
力された画像制御コマンドは、フォトMOSリレーを介
して受信回路32rへ出力されるため、メインCPU1
12から受信回路32rまでの出力ラインL4にノイズ
が混入した場合であっても、フォトMOSリレーは、最
大で約1msは動作しないため、周辺回路100cから
受信回路32rへ信号が出力されてしまうおそれがな
い。しかも、受信回路32rから出力された信号は、フ
ォトMOSリレーを介してサブCPU32eに入力され
るため、受信回路32rからサブCPU32eまでの入
力ラインL5にノイズが混入した場合であっても、サブ
CPU32eが受信回路32rから信号を入力してしま
うおそれがない。つまり、メインCPU112からサブ
CPU32eまでのラインにノイズが侵入することによ
り、サブCPU32eが画像制御コマンドの誤った解析
をしてしまうおそれがない。したがって、正確に画像の
表示を制御することができるため、画像が正確に表示さ
れないことにより、遊技者が不測の不利益を被るおそれ
がない。
【0041】(メインCPU112とサブCPU79g
との接続関係)図18に示すように、メインCPU11
2の周辺回路(出力ポート)100dの8個の出力ポー
トは、それぞれフォトMOSリレーPR25〜PR32
を介してサブCPU79gの受信回路79rと電気的に
接続されている。また、受信回路79rの8個の出力端
子は、それぞれフォトMOSリレーPR1〜PR8を介
してサブCPU79gの入力ポートと接続されている。
メインCPU112が、音声制御装置79により出力さ
れる音声を制御するための8ビットの音声制御コマンド
を周辺回路100dへ出力すると、各ビット信号は、そ
れぞれフォトMOSリレーに入力される。続いてビット
信号を入力したフォトMOSリレーが動作し、ビット信
号に対応する信号を受信回路79rへ出力する。続いて
受信回路79rから出力された信号は、フォトMOSリ
レーに入力され、そのフォトMOSリレーから出力され
た信号はサブCPU79gに入力される。そして、サブ
CPU79gは、入力した信号を解析して出力内容を認
識し、スピーカ79a(図7)から入賞時や大当り発生
時などの効果音を出力する。なお、この実施形態では、
メインCPU112およびサブCPU79gは、それぞ
れ各種の割込み処理を2msの周期で実行する。
【0042】以上のように、メインCPU112から出
力された音声制御コマンドは、フォトMOSリレーを介
して受信回路79rへ出力されるため、メインCPU1
12から受信回路79rまでの出力ラインL6にノイズ
が混入した場合であっても、フォトMOSリレーは、最
大で約1msは動作しないため、周辺回路100dから
受信回路79rへ信号が出力されてしまうおそれがな
い。しかも、受信回路79rから出力された信号は、フ
ォトMOSリレーを介してサブCPU79gに入力され
るため、受信回路79rからサブCPU79gまでの入
力ラインL7にノイズが混入した場合であっても、サブ
CPU79gが受信回路79rから信号を入力してしま
うおそれがない。つまり、メインCPU112からサブ
CPU79gまでのラインにノイズが侵入することによ
り、サブCPU79gが音声制御コマンドの誤った解析
をしてしまうおそれがない。したがって、正確に音声を
制御することができるため、音声が正確に出力されない
ことにより、遊技者に不快感を与えるおそれがない。
【0043】(メインCPU112とサブCPU306
との接続関係)図19に示すように、メインCPU11
2の周辺回路(出力ポート)100eの8個の出力ポー
トは、それぞれフォトMOSリレーPR25〜PR32
を介してサブCPU306の受信回路300rと電気的
に接続されている。また、受信回路300rの8個の出
力端子は、それぞれフォトMOSリレーPR1〜PR8
を介してサブCPU306の入力ポートと接続されてい
る。メインCPU112が、ランプ制御装置300を制
御するための8ビットのランプ制御コマンドを周辺回路
100eへ出力すると、各ビット信号は、それぞれフォ
トMOSリレーに入力される。続いてビット信号を入力
したフォトMOSリレーが動作し、ビット信号に対応す
る信号を受信回路300rへ出力する。続いて受信回路
300rから出力された信号は、フォトMOSリレーに
入力され、そのフォトMOSリレーから出力された信号
はサブCPU306に入力される。そして、サブCPU
306は、入力した信号を解析して制御内容を認識し、
所定のLEDやランプを点灯または点滅あるいは消灯さ
せる。なお、この実施形態では、メインCPU112お
よびサブCPU306は、それぞれ各種の割込み処理を
2msの周期で実行する。
【0044】以上のように、メインCPU112から出
力されたランプ制御コマンドは、フォトMOSリレーを
介して受信回路300rへ出力されるため、メインCP
U112から受信回路300rまでの出力ラインL8に
ノイズが混入した場合であっても、フォトMOSリレー
は、最大で約1msは動作しないため、周辺回路100
eから受信回路300rへ信号が出力されてしまうおそ
れがない。しかも、受信回路300rから出力された信
号は、フォトMOSリレーを介してサブCPU306に
入力されるため、受信回路300rからサブCPU30
6までの入力ラインL9にノイズが混入した場合であっ
ても、サブCPU306が受信回路300rから信号を
入力してしまうおそれがない。つまり、メインCPU1
12からサブCPU306までのラインにノイズが侵入
することにより、サブCPU306がランプ制御コマン
ドの誤った解析をしてしまうおそれがない。したがっ
て、正確にLEDやランプを制御することができるた
め、LEDやランプが正確に制御されないことにより、
遊技者に不快感を与えるおそれがない。
【0045】[メインCPU112と遊技枠情報端子基
板52との接続関係]次に、メインCPU112と遊技
枠情報端子基板52との接続関係について図22および
図23を参照して説明する。図22は、メインCPU1
12と遊技枠情報端子基板52との接続関係をブロック
で示す説明図であり、図23は、図22に対応する回路
図である。図22に示すように、メインCPU112の
周辺回路(出力ポート)100fの11個の出力ポート
は、それぞれフォトMOSリレーPR40〜PR50の
入力と電気的に接続されている。フォトMOSリレーP
R40〜PR46は、それぞれ遊技枠情報端子基板52
と電気的に接続されており、フォトMOSリレーPR4
8は大入賞口ソレノイド41bと、フォトMOSリレー
PR49は普通電動役物ソレノイド28aと、フォトM
OSリレーPR50は特定領域ソレノイド42bとそれ
ぞれ電気的に接続されている。また、遊技枠情報端子基
板52は、パチンコ店の管理室などに設置されたホール
コンピュータHCと電気的に接続されている。
【0046】メインCPU112は、賞球切れ検出スイ
ッチ73(図5)がONしたことを示す球切れ情報A
と、貸球切れ検出スイッチ61(図5)がONしたこと
を示す球切れ情報Bと、賞球払出センサ62a(図5)
がONしたことを示す賞球情報Cと、賞球払出センサ6
2bがONしたことを示す賞球情報Dと、大当りと判定
したことを示す大当り情報と、第1種始動口スイッチ2
7aがONしたことを示す始動口情報と、特別図柄制御
装置32により変動表示された特別図柄の総てが確定表
示されたことを示す図柄確定回数情報Eと、普通図柄表
示装置34により変動表示された普通図柄の総てが確定
表示されたことを示す図柄確定回数情報Fと、大当りの
発生確率が高くなったことを示す確率変動情報と、右ゲ
ートスイッチ25aまたは左ゲートスイッチ26a(図
5)がONしたことを示すゲート情報とを周辺回路10
0fへ出力する。そして、周辺回路100fから出力さ
れた各情報は、それぞれフォトMOSリレーに入力され
る。続いて情報を入力したフォトMOSリレーが動作
し、情報に対応する信号を遊技枠情報端子基板52へ出
力する。続いて各情報は、遊技枠情報端子基板52から
ホールコンピュータHCへ送信され、ホールコンピュー
タHCに備えられた記憶装置に記憶される。以下、上記
各情報を総称して遊技盤情報という。
【0047】また、メインCPU112は、大当りと判
定した場合に、大入賞口ソレノイド41bを駆動するた
めの大入賞口ソレノイド駆動信号を出力する。この大入
賞口ソレノイド駆動信号は、周辺回路100fからフォ
トMOSリレーPR48に入力され、フォトMOSリレ
ーPR48が動作すると、フォトMOSリレーPR48
から出力された信号により大入賞口ソレノイド41bが
駆動される。したがって、大入賞口ソレノイド駆動信号
がノイズにより変化してしまい、大入賞口ソレノイド4
1bが駆動状態を維持できず、大入賞口41が開口状態
を維持できなくなるという事態が発生するおそれがな
い。さらに、メインCPU112は、普通図柄が当りと
判定した場合に、普通電動役物ソレノイド28aを駆動
するための普通電動役物ソレノイド駆動信号を出力す
る。この普通電動役物ソレノイド駆動信号は、周辺回路
100fからフォトMOSリレーPR49に入力され、
フォトMOSリレーPR49が動作すると、フォトMO
SリレーPR49から出力された信号により普通電動役
物ソレノイド28aが駆動される。したがって、普通電
動役物ソレノイド駆動信号がノイズにより変化してしま
い、普通電動役物ソレノイド28aが駆動状態を維持で
きず、普通電動役物28が開放動作状態を維持できなく
なるという事態が発生するおそれがない。さらに、メイ
ンCPU112は、特定領域ソレノイド42bを駆動す
るための特定領域ソレノイド駆動信号を出力する。この
特定領域ソレノイド駆動信号は、周辺回路100fから
フォトMOSリレーPR50に入力され、フォトMOS
リレーPR50が動作すると、フォトMOSリレーPR
50から出力された信号により特定領域ソレノイド42
bが駆動される。したがって、特定領域ソレノイド駆動
信号がノイズにより変化してしまい、特定領域ソレノイ
ド42bが駆動状態を維持できないため特定領域42が
閉止されてしまい、遊技球が特定領域42を通過不可能
な状態になってしまうおそれがない。
【0048】以上のように、メインCPU112から出
力された遊技盤情報は、フォトMOSリレーを介して遊
技枠情報端子基板52へ出力されるため、メインCPU
112から周辺回路100fまでの出力ラインL10に
ノイズが混入した場合であっても、フォトMOSリレー
は、最大で約1msは動作しないため、周辺回路100
fから遊技枠情報端子基板52へ信号が出力されてしま
うおそれがない。つまり、メインCPU112から出力
された情報にノイズが侵入することにより、情報が変化
してしまい、誤った情報がホールコンピュータHCへ送
信されてしまうおそれがない。したがって、ホールコン
ピュータHCは、正確な情報を受信して記憶することが
できるため、各パチンコ機の遊技状態を正確に管理する
ことができる。
【0049】[実施形態の効果] (1)以上のように、上記実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、基本単位分の遊技球の払出しが完了したとき
にサブCPU212から出力される台端末貸出完了信号
EXSと、プリペイドカードユニットに払出動作が可能
であることを連絡するための台READY信号PRDY
は、共にフォトMOSリレーを介してプリペイドカード
ユニット90へ出力され、フォトMOSリレーは、その
特性から、最大で約1msは動作しないため、サブCP
U212からフォトMOSリレーへのラインにノイズが
侵入した場合であっても、ノイズにより信号を出力する
ことがない。したがって、プリペイドカードユニット9
0が、基本単位分の遊技球の払出しが完了したと誤判定
するおそれがないため、実際に払出されていないのにプ
リペイドカードの残りの度数が減算されてしまい、遊技
者が不測の不利益を被るおそれがない。
【0050】(2)また、メインCPU112および各
サブCPUは、それぞれ各種の割込み処理をフォトMO
Sリレーの動作時間よりも長い2msの周期で実行する
ため、フォトMOSリレーが信号を伝達することによ
り、各種の割込み処理に支障をきたすことがない。 (3)さらに、フォトMOSリレーは、フォトトライア
ックカプラのようにトライアックに存在するオフセット
電圧による信号歪みが発生しないという利点もある。さ
らに、フォトMOSリレーは、フォトカプラと同様に光
結合のため、入出力間を電気的に完全に分離できるので
絶縁性に優れているという利点と、負荷側のスイッチと
してMOSFETを用いているため、チャタリングや機
械的なノイズを発生しないので、それらによる誤動作が
ないし、寿命が半永久的に長いという利点とを有する。
【0051】[他の実施形態] (1)上記実施形態では、サブCPU212から出力さ
れた台端末貸出完了信号EXSおよび台READY信号
PRDYをそれぞれ入力するフォトMOSリレーPR1
2,13を、払出制御基板200に実装されたプリペイ
ドカードユニット入出力回路200aに設けた構成を説
明したが、それらのフォトMOSリレーPR12,13
をプリペイドカードユニット90に設けることもでき
る。 (2)上記実施形態では、プリペイドカードユニット9
0から、台端末貸出要求完了確認信号BRQ、カードユ
ニットREADY信号BRDYおよび電源+18V(V
L、LG)をフォトカプラを介してサブCPU212へ
出力する構成を説明したが、それらをフォトMOSリレ
ーを介してサブCPU212へ出力することもできる。
この構成によれば、プリペイドカードユニット90から
フォトMOSリレーまでのラインに侵入したノイズによ
り、サブCPU212が誤って遊技球を払出すおそれが
ない。
【0052】(3)前記実施形態では、プリペイドカー
ドユニット90を備えたパチンコ機1を例に挙げて説明
したが、投入された現金を読取って遊技球を払出す装置
を備えたパチンコ機、いわゆる現金機に対して、この発
明を適用することもできる。 (4)また、パチンコ機本体と切り離して単独でパチン
コ店の所定個所に設置されている球貸し機のように、プ
リペイドカードや現金を検出して遊技球を払出す装置に
対して、請求項1に係る発明を適用することもできる。 (5)第1種始動口スイッチ27aから出力された信号
をフォトMOSリレーを介してメインCPU112に入
力するように構成することもできる。この構成によれ
ば、実際には遊技球が第1種始動口27に入賞したにも
かかわらず、メインCPU112が遊技球は第1種始動
口27に入賞していないと誤判定し、特別図柄制御装置
32により特別図柄の変動表示が開始されないという不
利益を遊技者が被ることがない。
【0053】(6)右ゲートスイッチ25aまたは左ゲ
ートスイッチ26aから出力された信号をフォトMOS
リレーを介してメインCPU112に入力するように構
成することもできる。この構成によれば、実際には遊技
球が右ゲート25または左ゲート26を通過したにもか
かわらず、メインCPU112が遊技球は右ゲート25
または左ゲート26を通過していないと誤判定し、普通
図柄表示装置34により普通図柄の変動表示が開始され
ないという不利益を遊技者が被ることがない。 (7)大入賞口スイッチ41aから出力された信号をフ
ォトMOSリレーを介してメインCPU112に入力す
るように構成することもできる。この構成によれば、実
際には遊技球が大入賞口41に入賞していないにもかか
わらず、メインCPU112が遊技球は大入賞口41に
入賞したと誤判定し、賞球の払出し数が不足するという
不利益を遊技者が被ることがない。
【0054】(8)右入賞口スイッチ22a、左入賞口
スイッチ23a、右下入賞口スイッチ14aおよび左下
入賞口スイッチ44aから出力された信号をフォトMO
Sリレーを介してメインCPU112に入力するように
構成することもできる。この構成によれば、実際には遊
技球が入賞口に入賞したにもかかわらず、メインCPU
112が遊技球は入賞口に入賞していないと誤判定し、
賞球の払出し数が不足するという不利益を遊技者が被る
ことがない。 (9)賞球切れスイッチ73から出力された信号をフォ
トMOSリレーを介してメインCPU112に入力する
ように構成することもできる。この構成によれば、実際
には賞球切れが発生していないにもかかわらず、メイン
CPU112が賞球切れが発生したと誤判定し、遊技球
の発射が停止するという不利益を遊技者が被ることがな
い。
【0055】(10)下皿満杯検出スイッチ72から出
力された信号をフォトMOSリレーを介してメインCP
U112に入力するように構成することもできる。この
構成によれば、実際には下受け皿7が満杯になっていな
いにもかかわらず、メインCPU112が下受け皿7が
満杯になったと誤判定し、遊技球の発射が停止するとい
う不利益を遊技者が被ることがない。 (11)請求項1に係る発明は、パチンコ機以外にスロ
ットマシンなど、遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機
に使用する遊技媒体の払出し完了認識装置にも適用する
こともできる。また、請求項2に係る発明は、パチンコ
機以外にスロットマシンなど、遊技媒体を使用して遊技
を行う遊技機に適用することもできる。
【0056】[各請求項と実施形態との対応関係] (請求項1)遊技球が遊技媒体に対応し、払出制御基板
200が払出手段に対応する。また、台端末貸出完了信
号EXSが、所定の信号に対応し、フォトMOSリレー
がリレーに対応する。そして、ユニット側CPUが実行
する球貸し要求確認処理のS30が、認識手段として機
能する。 (請求項2)貸出ボタン81が操作手段に対応し、プリ
ペイドカードが記録媒体に対応し、プリペイドカードに
記録された残り度数が情報に対応する。また、払出制御
基板200が払出手段に対応し、フォトMOSリレーが
リレーに対応し、LED基板84aが表示手段に対応す
る。さらに、台端末貸出完了信号EXSが所定の信号に
対応する。そして、ユニット側CPUが実行する球貸し
要求確認処理のS10〜S22が指示手段として機能
し、S30およびS32が演算手段として機能し、S3
4が表示手段として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す正面説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機の平面説明図である。
【図3】図3(A)は、図1に示すパチンコ機に備えら
れたプリペイドカードユニットの正面説明図であり、図
3(B)は、残り度数表示パネルを拡大して示す正面説
明図である。
【図4】遊技盤5の主要構成を示す正面説明図である。
【図5】パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示
す説明図である。
【図6】特別図柄制御装置32の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図7】音声制御装置79の主な電気的構成をブロック
で示す説明図である。
【図8】ランプ制御装置300の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図9】プリペイドカードユニット90および払出制御
基板200の接続関係をブロックで示す説明図である。
【図10】払出制御基板200に実装された回路のう
ち、プリペイドカードユニット90との接続部分などを
示す回路図である
【図11】ユニット側CPUが実行する球貸し要求確認
処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】サブCPU212が実行する球貸し処理の流
れを示すフローチャートである。
【図13】図11および図12の流れに対応するタイミ
ングチャートである。
【図14】スイッチおよびセンサとメインCPU112
との接続関係をブロックで示す説明図である。
【図15】図14に対応する回路図である。
【図16】メインCPU112とサブCPU212との
接続関係をブロックで示す説明図である。
【図17】メインCPU112とサブCPU32eとの
接続関係をブロックで示す説明図である。
【図18】メインCPU112とサブCPU79gとの
接続関係をブロックで示す説明図である。
【図19】メインCPU112とサブCPU306との
接続関係をブロックで示す説明図である。
【図20】メインCPU112の周辺回路(出力ポー
ト)とサブCPU212の受信回路200eとの接続関
係を示す回路図である。
【図21】サブCPU212の入力側の回路図である。
【図22】メインCPU112と遊技枠情報端子基板5
2との接続関係をブロックで示す説明図である。
【図23】図22に対応する回路図である。
【図24】従来のパチンコ機の概略構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 81 貸出ボタン(操作手段) 84a LED基板(表示手段) 200 払出制御基板(払出手段) PR1〜PR50 フォトMOSリレー(リレー) EXS 台端末貸出完了信号(所定の信号) BRQ 台端末貸出要求完了確認信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が遊技に使用する遊技媒体を払出
    す払出手段が所定数の遊技媒体の払出しを完了したとき
    に出力する所定の信号を入力して発光する発光素子と、
    この発光素子から発光した光を受光するとともに、その
    受光した光量に対応する電圧を発生する受光素子と、こ
    の受光素子から発生した電圧をゲートに印加して動作す
    るとともに、前記入力した所定の信号に対応する信号を
    出力するMOSFETとを有するリレーと、 このリレーから出力された信号に基いて、前記払出手段
    により前記所定数の遊技媒体の払出しが完了したことを
    認識する認識手段とを備えたことを特徴とする遊技媒体
    の払出し完了認識装置。
  2. 【請求項2】 遊技者が遊技に使用する遊技媒体の払出
    しを指示するための操作を行う操作手段と、 記録媒体に記録された情報を読取って前記遊技媒体を払
    出し可能であると判定し、かつ、前記操作手段による操
    作があった場合に前記遊技媒体の払出しを指示する指示
    手段と、 この指示手段による指示に基いて遊技媒体を払出すとと
    もに、所定数の遊技媒体の払出しを完了したときに所定
    の信号を出力する払出手段と、 この払出手段から出力された前記所定の信号を入力して
    発光する発光素子と、この発光素子から発光した光を受
    光するとともに、その受光した光量に対応する電圧を発
    生する受光素子と、この受光素子から発生した電圧をゲ
    ートに印加して動作するとともに、前記入力した前記所
    定の信号に対応する信号を出力するMOSFETとを有
    するリレーと、 このリレーから出力された前記信号に基いて、払出し可
    能な遊技媒体量を演算する演算手段と、 この演算手段による演算結果を表示する表示手段とを備
    えたことを特徴とする遊技機。
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Cited By (7)

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