JP2003062187A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003062187A
JP2003062187A JP2001261820A JP2001261820A JP2003062187A JP 2003062187 A JP2003062187 A JP 2003062187A JP 2001261820 A JP2001261820 A JP 2001261820A JP 2001261820 A JP2001261820 A JP 2001261820A JP 2003062187 A JP2003062187 A JP 2003062187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源復旧後に停電時の遊技状態に関連する情
報を副演出手段側で確実に受信でき、遊技状態記憶手段
の保持機能を悪用した不正行為等を防止できるようにす
る。 【解決手段】 遊技に関する演出を行う演出手段14
と、主として遊技動作を制御する主制御手段47と、主
制御手段47からの指示を受けて演出手段14の演出を
制御する副制御手段59とを備え、主制御手段47は、
停電時の遊技状態に関する情報を停電後も記憶保持可能
な遊技状態記憶手段54と、電源復旧後に遊技状態記憶
手段54に記憶保持された遊技状態の情報に関する状態
信号を副制御手段59に対して複数回送信する送信手段
56とを備え、副制御手段59は状態信号に基づいて演
出手段14の復旧後の演出制御を行う機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関し、電源
の復旧後に、遊技状態記憶手段に記憶保持された停電時
の遊技状態に関連する状態信号を副制御手段に複数回送
信するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機には、主とし
て遊技動作を制御する主制御手段を、主制御基板に装着
されたCPU、RAM、ROM等により構成すると共
に、電源基板又は主制御基板に、コンデンサ等により構
成されたバックアップ電源を設け、外部電源が停電した
場合に、その停電時の遊技状態に関する遊技状態情報を
RAM等の遊技状態記憶手段に記憶保持させておき、電
源が復旧した後に遊技状態記憶手段に記憶保持された遊
技状態情報の状態信号を主制御手段から図柄表示制御手
段、払い出し制御手段等へと直ちに送信して、停電時の
遊技状態情報に基づいて遊技を再開させるようにしたも
のがある。
【0003】例えば第1種パチンコ機では、特別図柄始
動手段が遊技球を検出することを条件に、主制御手段側
の特別遊技制御手段で特別図柄表示手段の変動後の特別
図柄を特別態様とするか否かの乱数抽選を行い、特別態
様とする旨の特別態様乱数値を抽選した場合に、特別図
柄表示制御手段の制御により特別図柄表示手段の変動後
の特別図柄を「7・7・7」等の特別態様で停止させ、
その停止後に特別利益状態発生手段により特別利益状態
を発生させて可変入賞手段の開閉動作を最大所定回数ま
で繰り返させる。
【0004】そして、特別態様の特別図柄が奇数図柄と
なる等の確率変動条件を充足した場合には、特別利益状
態の終了後に、遊技抽選手段で特別態様乱数値を抽選す
る抽選確率を通常の低確率から高確率へと確率変動させ
ると共に、その高確率での遊技中は特別図柄表示手段の
特別図柄及び/又は背景を特別な演出パターンで演出制
御する。
【0005】また遊技中に高確率状態で外部電源が停電
すれば、遊技状態記憶手段が停電時の高確率状態に関す
る確率変動情報を記憶保持しておき、電源の復旧直後に
主制御手段側から特別図柄表示制御手段へと高確率の状
態信号を送信して、停電時の高確率状態で遊技を再開さ
せる。そして、特別図柄始動手段が遊技球を検出すれ
ば、遊技制御手段が高確率で特別態様とするか否かを抽
選し、また特別図柄が変動する都度、高確率状態での演
出パターンで特別図柄、背景等を演出制御する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のバックアップ機
能を備えたパチンコ機等では、遊技ホール側でバックア
ップ機能を悪用して遊技者に対する不正なサービスを行
った場合にも、それを発見できないという問題がある。
【0007】即ち、遊技ホール側で営業開始前に高確率
状態を発生させて、その高確率状態の情報を遊技状態記
憶手段に記憶保持させた後に電源を切り、再度電源を投
入しても、電源の復旧直後に主制御手段側から特別図柄
表示制御手段側へと停電時の遊技状態の状態信号を送信
するようになっているため、主制御手段と特別図柄表示
制御手段とを接続するコネクタを外しておけば、主制御
手段から特別図柄表示制御手段へと高確率状態の状態信
号は送信されない。
【0008】このため電源の再投入後に主制御手段と特
別図柄表示制御手段との間のコネクタを接続すれば、主
制御手段側の特別遊技制御手段が高確率で特別態様とす
るか否かの抽選を行い、特別態様乱数値を抽選する可能
性が非常に高くなるにも拘らず、特別図柄表示制御手段
側は通常状態の演出制御で特別図柄表示手段の特別図
柄、背景等の演出制御を行うことになる。従って、遊技
ホール側でバックアップ機能を悪用して、遊技者に対し
て不正なサービスを行っても、それを発見できないとい
う欠点がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、電源復旧後に停電時の遊技状態に関連する情報を副
演出手段側で確実に受信でき、遊技状態記憶手段の保持
機能を悪用した不正行為等を防止できる弾球遊技機を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技に関する
演出を行う演出手段14と、主として遊技動作を制御す
る主制御手段47と、該主制御手段47からの指示を受
けて前記演出手段14の演出を制御する副制御手段59
とを備えた弾球遊技機において、前記主制御手段47
は、停電時の遊技状態に関する情報を停電後も記憶保持
可能な遊技状態記憶手段54と、電源復旧後に該遊技状
態記憶手段54に記憶保持された遊技状態の情報に関す
る状態信号を前記副制御手段59に対して複数回送信す
る送信手段56とを備え、前記副制御手段59は前記状
態信号に基づいて前記演出手段14の復旧後の演出制御
を行う機能を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図面は本発明を採用したパチンコ機
の一実施形態を例示し、図1及び図2において、1は遊
技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着さ
れた前枠3を有する。前枠3には、その窓孔に対応して
遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、また遊技盤4
の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置され
ている。
【0012】前面板6には、発射用の遊技球を貯留する
上皿7が装着され、また前面板6の裏側に対応して前枠
3側にスピーカ8が装着されている。前枠3の下部に
は、余剰球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハ
ンドル11とが設けられている。スピーカ8は遊技状態
に応じて効果音を発生するためのものである。
【0013】遊技盤4には、図3に示すように、ガイド
レール12が環状に装着されると共に、そのガイドレー
ル12の内側の遊技領域13に特別図柄表示手段14、
特別図柄始動手段15、可変入賞手段16、普通図柄始
動手段17、普通入賞手段18〜20等の複数個の遊技
部品が配置されている。
【0014】特別図柄表示手段14は遊技に関する演出
を行う演出手段の一例であって、液晶表示手段により構
成され、その液晶表示部21に各種の遊技情報を画像表
示可能である他、例えば図4(A)(B)に示すように
動画、その他により構成された背景の通常演出画像14
a、確率変動演出画像14b等を含む特別図柄14cを
変動表示可能であり、液晶表示ユニットの裏側に装着さ
れた図柄制御基板63(図5参照)により制御されるよ
うになっている。
【0015】特別図柄14cは1個又は複数個、例えば
3個あり、その特別図柄14cには「0」〜「9」まで
の数字図柄が使用され、特別図柄始動手段15の遊技球
の検出を条件に通常演出画像14a、確率変動演出画像
14b等と共に乱数制御により所定時間変動して、「7
・7・7」等の予め定められた特別態様又は特別態様以
外の非特別態様で停止するようになっている。
【0016】なお、特別図柄14cは、後述のように変
動後に特別態様となる確率が低い通常確率の場合には、
通常演出画像14aと共に通常演出パターンで変動し、
特別態様となる確率が高い高確率の場合には確率変動演
出画像14bと共に特別演出パターンで変動するように
なっており、通常確率と高確率とで演出パターンが異な
っている。また確率変動演出画像14bは、後述の遊技
者に有利な確率変動の遊技状態が発生した場合に、それ
が判るように特別な演出を行うためのものである。
【0017】特別図柄表示手段14の上部側に普通図柄
表示手段22が設けられている。普通図柄表示手段22
は1個又は複数個、例えば1個の普通図柄を変動表示可
能であり、普通図柄始動手段17が遊技球を検出するこ
とを条件に、その普通図柄が乱数制御により所定時間変
動して、予め定められた「7」等の所定態様又は所定態
様以外の非所定態様で停止するようになっている。
【0018】特別図柄始動手段15は、遊技球が入賞し
易い開状態と入賞し難い閉状態とに変換駆動可能な開閉
式入賞手段を構成するものであって、開閉自在な左右一
対の開閉爪23を備えた電動チューリップが使用され、
普通図柄表示手段22の変動後の普通図柄が所定態様の
場合に開閉爪23が所定時間開放し、また停電時に開閉
爪23が自動的に閉じるようになっている。
【0019】可変入賞手段16は、遊技球が入賞可能な
開状態と入賞不能な閉状態とに変換駆動可能な開閉式入
賞手段を構成するものであって、下部側の横軸廻りに開
閉自在な開閉板24を備え、特別図柄表示手段14の変
動後の特別図柄14cが特別態様のときに発生する特別
利益状態の場合に開閉板24が前側に開放するようにな
っている。
【0020】可変入賞手段16は、内部に入賞検出手段
25と特定領域検出手段26とを備え、開閉板24の開
放から所定時間が経過するか、又は所定時間が経過する
までに入賞検出手段25が所定数(例えば10個)の遊
技球を検出することを条件に開閉板24が閉じ、特定領
域検出手段26が特定領域への遊技球の通過を検出する
ことを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで特別
利益状態、即ち開閉板24の開放を繰り返すようになっ
ている。
【0021】前枠3の裏側には、図2に示すように、遊
技盤4を裏側から押さえる裏機構板27が開閉自在に装
着されている。裏機構板27には、遊技盤4の裏側の裏
カバー31が嵌合する開口部28が形成され、その上側
に遊技球タンク29及びタンクレール30が、左右方向
の一側に払い出し手段32が、下側に通路ユニット33
が夫々設けられている。
【0022】遊技球タンク29は、遊技球補給系から補
給された遊技球を貯留して、タンクレール30を経て払
い出し手段32側へと供給するようになっている。払い
出し手段32はモータ駆動による回転式であって、払い
出しケース34内の回転体35を払い出しモータ36で
駆動して、その回転体35の回転により遊技球を払い出
すようになっている。
【0023】裏カバー31は、図2に示すように、遊技
盤4に装着された特別図柄表示手段14等の複数個の遊
技部品を裏側から覆うためのもので、遊技盤4に着脱自
在に固定されている。裏カバー31には、主制御基板3
7を収納する主制御基板ケース38と、ランプ制御基板
39を収納するランプ制御基板ケース40と、音声制御
基板41を収納する音声制御基板ケース42とが着脱自
在に装着されている。主制御基板ケース38は裏カバー
31の上部側に配置され、この主制御基板ケース38の
下側にランプ制御基板ケース40と音声制御基板ケース
42とが左右に配置されている。
【0024】通路ユニット33の裏側には、ケース取り
付け板43を介して制御基板ケース44が着脱自在に装
着され、この制御基板ケース44内に電源基板45と払
い出し制御基板46とが左右に収納されている。電源基
板45は、電源コードを介して外部電源に接続可能であ
る。
【0025】図5は制御系のブロック図である。主制御
基板37には、主として遊技盤4側の遊技動作に関わる
制御を行う主制御手段47が設けられている。主制御手
段47は普通遊技制御手段48と所定利益状態発生手段
49と特別遊技制御手段50と特別利益状態発生手段5
1と確率変動手段52と入賞処理手段53と遊技状態記
憶手段54と遊技復旧手段55とコマンド送信手段56
とを備え、CPU、ROM、RAM等により構成されて
いる。
【0026】普通遊技制御手段48は、普通図柄始動手
段17の遊技球の検出により普通図柄の演出制御に関連
する乱数抽選等を行い、所定態様乱数値を抽選するか否
かにより、変動後の普通図柄を所定態様とするか否かの
判定を行うためのものである。所定利益状態発生手段4
9は、普通遊技制御手段48が所定態様乱数値を抽選す
ることを条件に普通図柄が所定態様で停止したときに所
定利益状態を発生させて、特別図柄始動手段15の開閉
爪23を所定時間開放させるようになっている。
【0027】特別遊技制御手段50は、特別図柄始動手
段15の遊技球の検出により特別図柄14cの制御に関
連する乱数抽選等を行い、特別態様乱数値を抽選するか
否かにより、変動後の特別図柄14cを特別態様とする
か否かの判定を行うと共に、乱数抽選等により変動後の
特別図柄14cの停止図柄等を決定するようになってい
る。特別利益状態発生手段51は、特別遊技制御手段5
0が特別態様乱数値を抽選することを条件に特別図柄1
4cが特別態様で停止したときに特別利益状態を発生さ
せて、可変入賞手段16の開閉板24を開放させると共
に、特定領域検出手段26が遊技球の通過を検出するこ
と条件に最大所定回数まで特別利益状態を継続させるよ
うになっている。
【0028】確率変動手段52は、特別図柄表示手段1
4の特別図柄14cが奇数図柄で特別態様となる等の所
定の確率変動条件を充足したときに、変動後の特別図柄
14cが特別態様となる確率、即ち特別遊技制御手段5
0が特別態様乱数値を抽選する確率を通常の低確率(例
えば1/356)から高確率(例えば1/50)に変動
させるためのものである。なお、確率変動手段52は、
その後に特別図柄表示手段14が所定回数変動する等の
所定の確率変動解除条件を充足したときに、高確率から
通常の低確率に戻すようになっている。入賞処理手段5
3は、特別図柄始動手段15を含む各入賞手段15,1
6,18〜20に遊技球が入賞したときに、その入賞信
号に基づいて入賞処理を行うためのものである。
【0029】遊技状態記憶手段54は、主制御手段47
の制御により時々刻々と変化する遊技状態の情報を記憶
するためのもので、RAM等により構成されており、ま
た電源が停電したときには、その停電時の遊技状態に関
連する情報を停電後も記憶保持可能である。例えば、こ
の実施形態では普通遊技制御手段48、所定利益状態発
生手段49、特別遊技制御手段50、特別利益状態発生
手段51、確率変動手段52、入賞処理手段53等から
の停電時における遊技状態の情報を停電後も記憶保持可
能である。なお、遊技状態記憶手段54は、各遊技状態
の内、特別態様乱数の抽選結果、特別図柄14cの種
類、特別利益状態の発生の有無、特別利益状態のラウン
ド数、確率変動の有無、入賞の有無等、遊技の再開に必
要な主要な遊技状態に関する情報を記憶保持可能であれ
ば十分である。
【0030】遊技復旧手段55は、電源が復旧したとき
に印加電圧等からその復旧を検出して、遊技状態記憶手
段54に記憶保持された遊技状態情報を読み出して、そ
の遊技状態情報に基づいて停電時の遊技状態から遊技を
復旧させるためのものである。
【0031】コマンド送信手段56は、遊技状態の状態
信号をコマンドとして図柄制御基板63、払い出し制御
基板46等に送信するためのもので、普通遊技制御手段
48での所定態様の抽選結果に基づく普通図柄制御コマ
ンド、特別遊技制御手段50での特別態様の抽選結果に
基づく特別図柄演出制御コマンド、特別利益状態発生手
段51での特別利益状態の発生に基づく特別利益状態演
出コマンド、確率変動手段52での確率変動に基づく確
率変動演出コマンドを図柄制御基板63へと夫々送信す
る機能と、入賞処理手段53での入賞処理結果に基づく
賞球の払い出しコマンドを払い出し制御基板46へと送
信する機能とを有する。
【0032】またコマンド送信手段56は、遊技状態の
状態信号をコマンド送信する場合に、通常の遊技状態で
はノイズ等による送信ミスを防止するための所定の時間
間隔をおいてコマンドを複数回送信し、また電源復旧後
に遊技復旧手段55が作動し遊技状態記憶手段54の停
電時における記憶状態情報に関する状態信号に基づいて
遊技を復旧させる場合には、その状態信号であるコマン
ドを定期的又は不定期的に複数回送信するようになって
いる。
【0033】例えば、コマンド送信手段56は、遊技復
旧手段55が遊技状態記憶手段54の遊技状態情報を読
み出した場合には、遊技状態記憶手段54が記憶保持す
る遊技状態情報の状態信号のコマンドを遊技復旧手段5
5の作動直後に送信し、その後特別図柄始動手段15が
遊技球を検出する毎に遊技状態情報の状態信号のコマン
ドを送信するようになっている。なお、コマンド送信手
段56は、特別図柄始動手段15の遊技球の検出等に関
係なく、所定の時間間隔で規則的、又は不規則的にコマ
ンドを送信するようにしても良い。
【0034】図柄制御基板63には、第1コマンド受信
手段57と普通図柄表示制御手段58と特別図柄表示制
御手段59と電源復旧検出手段60と受信判定手段61
と報知制御手段62とが設けれらている。なお、普通図
柄表示制御手段58、特別図柄表示制御手段59等はC
PU、ROM、RAM等により構成されている。また特
別図柄表示制御手段59と電源復旧検出手段60と受信
判定手段61と報知制御手段62とにより、広義の副制
御手段が構成されている。
【0035】第1コマンド受信手段57は、コマンド送
信手段56からのコマンドを受信して解析するためのも
のである。普通図柄表示制御手段58は、第1コマンド
受信手段57の普通図柄制御コマンドの解析結果に基づ
いて、普通遊技制御手段48が所定態様乱数値を抽選し
たときに普通図柄表示手段22の変動後の普通図柄が所
定態様で停止し、所定態様乱数値以外の乱数値を抽選し
たときに変動後の普通図柄が非所定態様で停止するよう
に、普通図柄を所定時間変動させて所定態様又は非所定
態様で停止させるようになっている。
【0036】特別図柄表示制御手段59は副制御手段の
一部を構成するもので、第1コマンド受信手段57の特
別図柄演出制御コマンドの解析結果に基づいて、特別遊
技制御手段50が特別態様乱数値を抽選したときに特別
図柄表示手段14の変動後の特別図柄14cが特別態様
で停止し、特別態様乱数値以外の乱数値を抽選したとき
に変動後の特別図柄14cが非特別態様で停止するよう
に、特別図柄14cを所定時間変動させて特別態様又は
非特別態様で停止させる機能と、第1コマンド受信手段
57の特別利益状態演出コマンドの解析結果に基づいて
特別図柄表示手段14に特別利益状態演出画像を表示さ
せる機能と、確率変動状態において特別図柄演出コマン
ドにより特別図柄表示手段14の特別図柄14cが変動
する場合に、第1コマンド受信手段57の確率変動演出
コマンドの解析結果に基づいて特別図柄14cの背景画
像に確率変動演出画像14bを表示させる機能とを備え
ている。なお、特別図柄表示手段14には、普通演出テ
ーブル、特別利益状態演出テーブル、確率変動演出テー
ブル等があり、そのテーブルに従って普通演出画像14
a、特別利益状態演出画像、確率変動演出画像14bを
夫々表示させるように構成されている。
【0037】電源復旧検出手段60は、図柄制御基板6
3側への電源電圧の印加等により、電源の投入を含む電
源の復旧を検出するようになっている。受信判定手段6
1は、第1コマンド受信手段57が遊技状態記憶手段5
4に記憶保持された停電時の遊技状態情報に関する状態
信号のコマンド送信をコマンド送信手段56から受けた
か否かを判定するためのものである。なお、この場合の
コマンドは、遊技状態記憶手段54に記憶保持された停
電時の遊技状態に関する遊技状態情報と関連する何れか
のコマンドであれば、その種類は問題ではない。
【0038】報知制御手段62は、特別図柄表示手段1
4に電源復旧後の状態信号のコマンドを未受信である旨
を報知させるためのもので、電源復旧検出手段60が電
源の復旧を検知したにも拘らず受信判定手段61が状態
信号のコマンド送信がないと判定した場合に、特別図柄
表示手段14の報知表示部14dに「未受信」「異常」
「受信異常」その他の適当な報知情報を表示して報知さ
せるようになっている。
【0039】なお、報知制御手段62は、第1コマンド
受信手段57が状態信号のコマンド送信を受信して、受
信判定手段61がその受信を判定するまで報知情報を表
示させる。また演出手段である特別図柄表示手段14を
利用して、報知制御手段62の制御によりコマンド送信
の未受信を報知するようにしているが、特別図柄表示手
段14以外の報知手段で報知するようにしても良い。
【0040】払い出し制御基板46には、第2コマンド
受信手段64と払い出し数記憶手段65と払い出し制御
手段66が設けられている。なお、払い出し数記憶手段
65、払い出し制御手段66は、CPU、ROM、RA
M等により構成されている。
【0041】第2コマンド受信手段64は、コマンド送
信手段56からの払い出しコマンドを受信して解析する
ためのものである。払い出し数記憶手段65は、第2コ
マンド受信手段64の解析結果から払い出しコマンドに
よる賞球の払い出し数を演算して記憶するためのもので
ある。払い出し制御手段66は、払い出し数記憶手段6
5に未払い出し分の賞球の記憶がある場合に、その未払
い出し分の賞球を規定払い出し数を1単位として優先的
に払い出すように払い出し手段32を制御するためもの
である。なお、規定払い出し数は、例えば可変入賞手段
16への1入賞に対する払い出し数が15個で、他の入
賞手段への1入賞に対する払い出し数が5個の場合に、
その最も多い払い出し個数15個よりも多い数(例えば
25個)に設定されている。
【0042】電源基板45には、主電源部67とバック
アップ電源部68と電源監視部69とリセット部70と
を備えている。主電源部67は、主制御基板37、図柄
制御基板63、払い出し制御基板46等の制御基板の
他、発射手段10、特別図柄表示手段14、普通図柄表
示手段22、払い出し手段32、可変入賞手段16その
他の各部に外部電源から給電するためのものである。
【0043】バックアップ電源部68は、外部電源が停
電した場合に、その停電後も遊技状態記憶手段54、払
い出し数記憶手段65が夫々記憶情報を保持するように
バックアップ電源を供給するためのものである。なお、
バックアップ電源部68は、コンデンサと抵抗の充放電
回路、乾電池又は蓄電池等から電源を供給するように構
成されている。またバックアップ電源部68は電源基板
45に設けても良いが、主制御基板37、払い出し制御
基板46に夫々設けても良い。
【0044】電源監視部69は、主電源部67の停電、
又は主電源部67の故障等による停電が発生したときに
異常を検出して、その電源電圧がバックアップ処理電圧
以下に低下するまでに主制御手段47、払い出し制御手
段66に電源異常信号を送り、主制御手段47、払い出
し制御手段66に記憶情報の保持に必要なバックアップ
処理を行わせるためのものである。
【0045】リセット部70は、電源監視部69から電
源異常信号があったときに、各制御手段47,58,5
9,66側でのリセット処理に要する時間だけ遅延させ
てリセット信号を出すようになっている。
【0046】上記パチンコ機において、遊技に際して発
射手段10の発射ハンドル11を操作すると、上皿7の
遊技球が発射手段10の発射動作に連動して1個づつ発
射部に供給され、その遊技球を打撃槌で打撃してガイド
レール12に沿って順次遊技盤4側に発射させて行く。
遊技盤4の上部側に発射された遊技球は、遊技盤4の遊
技領域13に入った後、盤面に沿って落下する間に普通
入賞手段18〜20等に入賞するか、普通図柄始動手段
17を通過しながら下方へと落下する。
【0047】遊技球が普通図柄始動手段17を通過する
と、普通遊技制御手段48が乱数抽選により、普通図柄
表示手段22の変動後の普通図柄を所定態様とするか否
かを決定し、コマンド送信手段56が普通図柄制御コマ
ンドを送信する。そして、第1コマンド受信手段57が
普通図柄制御コマンドを受信して解析し、その解析結果
に基づいて普通図柄表示制御手段58が普通図柄表示手
段22の普通図柄を所定時間変動させ、変動後の普通図
柄を所定態様又は非所定態様で停止させる。このとき変
動後の普通図柄が例えば「7」等の所定態様になれば、
所定利益状態発生手段49による所定利益状態が発生し
て特別図柄始動手段15の開閉爪23が所定時間開放
し、この特別図柄始動手段15に遊技球がし易くなる。
【0048】特別図柄始動手段15が遊技球の入賞を検
出すると、特別遊技制御手段50が乱数抽選により、特
別図柄表示手段14の変動後の特別図柄14cを特別態
様とするか否かを決定し、コマンド送信手段56が特別
図柄演出コマンドを送信する。そして、第1コマンド受
信手段57が特別図柄制御コマンドを受信して解析し、
その解析結果に基づいて特別図柄表示制御手段59が特
別図柄表示手段14の特別図柄14cを所定時間変動さ
せ、変動後の特別図柄14cを特別態様又は非特別態様
で停止させる。このとき変動後の特別図柄14cが例え
ば「7・7・7」等の特別態様になれば、特別利益状態
発生手段51による特別利益状態が発生して可変入賞手
段16の開閉板24が開放し、可変入賞手段16に遊技
球が入賞可能になる。
【0049】特別利益状態が発生すれば、コマンド送信
手段56が特別利益状態演出コマンドを送信し、第1コ
マンド受信手段57がその特別利益状態演出コマンドを
受信して解析する。そして、特別図柄表示制御手段59
の制御により特別図柄表示手段14が特別利益状態演出
画像を表示して、その特別利益状態の発生を演出する。
【0050】可変入賞手段16は開放から所定時間が経
過するか、又は所定時間の経過前に入賞検出手段25が
所定数の遊技球の入賞を検出すれば閉じる。そして、可
変入賞手段16の開放中に、特定領域検出手段26が遊
技球の通過を検出すれば、特別利益状態が継続して可変
入賞手段16が再度開放し、以下同様の開閉動作を最大
16ラウンドまで繰り返す。
【0051】特別利益状態が発生する場合の特別図柄1
4cの種類が奇数図柄となる等の確率変動条件を充足す
ると、確率変動手段52が特別利益状態の終了後に特別
遊技制御手段50の特別態様の抽選確率を通常確率から
高確率へと確率変動させ、その後は特別遊技制御手段5
0が高確率状態で乱数抽選を行う。
【0052】特別図柄始動手段15、可変入賞手段1
6、普通入賞手段18〜20等に遊技球が入賞すると、
入賞処理手段53の入賞処理に基づいてコマンド送信手
段56が払い出しコマンドを送信する。払い出し制御基
板46では、第2コマンド受信手段64が払い出しコマ
ンドを受信して解析し、払い出し数記憶手段65が賞球
の払い出し数を記憶する。そして、払い出し制御手段6
6の制御により、払い出し手段32が作動して遊技球を
賞球として払い出す。
【0053】遊技中は遊技状態記憶手段54が各遊技状
態の内、特別態様乱数の抽選結果、特別図柄14cの種
類、特別利益状態の発生の有無、特別利益状態のラウン
ド数、確率変動の有無、入賞の有無等の遊技状態情報を
記憶し、その遊技状態情報を順次更新しながら遊技が進
行する。例えば、特別利益状態の発生中、確率変動中の
場合には、それらが終了するまで遊技状態記憶手段54
が特別利益状態、確率変動の遊技状態情報を記憶する。
【0054】遊技中に外部電源が停電すると、電源基板
45の主電源部67からの電源供給が停止し、発射手段
10等が作動不能になり、遊技が停止する。また停電の
発生と同時に電源監視部69が主電源部67の異常を検
出するため、主制御手段47、払い出し制御手段66が
所定のバックアップ処理を行い、バックアップ電源部6
8からの給電によって遊技状態記憶手段54が停電時の
遊技状態情報を、払い出し数記憶手段65が停電時の払
い出し数の記憶情報を夫々保持する。例えば、確率変動
中の場合には、遊技状態記憶手段54が確率変動中の記
憶情報を停電後も保持する。
【0055】外部電源が復旧すると、主電源部67から
各部へと給電すると同時に、その給電による電源電圧を
検出する等によって、遊技復帰手段が働いて遊技状態記
憶手段54に記憶保持された遊技状態情報を読み出し、
その遊技状態情報に基づいて主制御手段47が停電時の
遊技状態から復旧し、その遊技状態から遊技が再度開始
する。
【0056】また外部電源の復旧直後にコマンド送信手
段56が遊技状態記憶手段54に記憶保持された遊技状
態情報に関する状態信号のコマンドを図柄制御基板6
3、払い出し制御基板46へと送信し、その後、特別図
柄始動手段15が遊技球を検出する毎に同様に状態信号
のコマンドを送信する。例えば遊技状態記憶手段54が
確率変動中の遊技状態情報を記憶保持している場合に
は、遊技復旧手段55が作動した直後に確率変動中に関
する状態信号の確率変動演出コマンドを図柄制御基板6
3へと送信するので、通常であれば第1コマンド受信手
段57がそのコマンドを解析して、特別図柄表示制御手
段59の制御により、図4にB)に示すように特別図柄
表示手段14に確率変動演出画像14bを表示させる。
このため特別図柄表示手段14に確率変動演出画像14
bが表示された状態から遊技が復旧する。
【0057】主制御基板37と図柄制御基板63とを接
続するコネクタが外れる等、何等かの理由により電源復
旧後の最初のコマンドを受信し得ない場合には、報知制
御手段62の制御により特別図柄表示手段14の報知表
示部14dに報知情報を表示して、そのコマンドを未受
信である旨の表示を行う。即ち、電源が復旧すると、電
源復旧検出手段60がその復旧を検出するが、この電源
復旧検出手段60が電源の復旧を検出したにも拘らず、
第1コマンド受信手段57がコマンドを受信しない場合
には、受信判定手段61がコマンドの未受信と判定す
る。そして、受信判定手段61がコマンドの未受信と判
定すれば、報知制御手段62の制御により、図4(B)
に示すように特別図柄表示手段14の報知表示部14d
に「未受信」その他を表示して、コマンドが未受信であ
ることを報知する。
【0058】このため他の遊技者が見れば、何等かの理
由によってコマンドが受信不能であることが判る。従っ
て、遊技ホール側において、高確率状態を発生させてか
ら電源を切り、主制御手段47と図柄制御基板63との
間のコネクタを外した状態で電源を投入した後に、その
コネクタを接続するような不正行為を働いた場合には、
他の遊技者等が見れば、少なくともそのパチンコ機が異
常であることが判るので、そのような不正行為を未然に
防止できる。
【0059】最初の高確率演出コマンドを受信し得なか
った場合でも、特別図柄始動手段15が遊技球を検出し
たときに、コマンド送信手段56が遊技状態記憶手段5
4に記憶保持中の高確率での遊技状態のコマンドを送信
する。このため復旧後、特別図柄始動手段15が最初の
遊技球を検出すれば、特別図柄表示手段14の演出画像
がそれまでの通常演出画像14aから確率変動演出画像
14bに変化し、その確率変動演出画像14bを表示し
ながら特別図柄表示手段14の特別図柄14cが変動す
る。
【0060】従って、遊技ホール側の不正行為があった
場合には、それまで他の遊技者が遊技を全く行った形跡
がないにも拘らず、最初の特別図柄14cの図柄変動の
時点から確率変動演出画像14bが現れることになる。
このため報知表示部14dに「未受信」等の報知情報を
表示するまでもなく、そのパチンコ機が通常と異なるこ
とが判る。
【0061】なお、特別図柄始動手段15の遊技球の検
出が特別遊技制御手段50、その他の作動の契機となる
ため、それ以前の段階で主制御手段47側が高確率状態
で遊技を復旧しているにも拘らず、特別図柄表示制御手
段59側が高確率状態を認識できないで、通常確率のま
まで復旧後の動作を開始しても、別段問題はない。
【0062】報知制御手段62は第1コマンド受信手段
57が遊技状態記憶手段54の記憶保持中の確率変動演
出コマンドを受信するまで報知表示部14dに報知情報
を表示させる。そして、第1コマンド受信手段57がそ
の後に確率変動演出コマンドを受信すると、受信判定手
段61がコマンドの受信を判定して、報知制御手段62
の制御により報知表示部14dの報知情報が消える。
【0063】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であ
る。例えば、実施形態では、特別図柄表示手段14を演
出手段とし、特別図柄表示制御手段59を副制御手段と
して例示しているが、演出手段には遊技状態を点滅等で
視覚的に演出する演出表示ランプ、又は遊技状態を音声
等で聴覚的に演出するスピーカ8、その他の音声発生手
段等を利用しても良い。その場合には、演出表示ランプ
を制御するランプ制御手段、音声発生手段を制御する音
声制御手段等が副制御手段となる。
【0064】また演出手段として、特別図柄表示手段1
4と演出表示ランプ、特別図柄表示手段14と音声発生
手段、演出表示ランプと音声発生手段、又は特別図柄表
示手段14と演出表示ランプと音声発生手段を組み合わ
せても良い。勿論、普通図柄表示手段22を演出手段と
しても良いし、これを特別図柄表示手段14、演出表示
ランプ及び/又は音声発生手段と組み合わせても良い。
【0065】遊技に関する演出を行う演出手段が特別図
柄表示手段14、演出表示ランプ、音声発生手段の場合
には、それらを利用して未受信を報知することが望まし
いが、例えば特別図柄表示手段14の図柄変動による演
出形態に対して音声による報知形態を採用する等、演出
手段の演出形態と異なる(又は同種)報知形態を採用し
た別の報知手段を用いても良い。
【0066】遊技状態記憶手段54で記憶保持する遊技
状態情報は、実施形態に例示する情報の一部でも良い
し、例示の情報以外の情報でも良い。例えば特別利益状
態の終了後に所定の条件が充足した場合に、普通図柄表
示手段22及び/又は特別図柄表示手段14の図柄変動
の変動時間を短縮させる時短方式を採用したとき、又は
特別図柄始動手段15の開放時間を長く延長させる延長
方式を採用したときには、停電時の時短状態情報、開放
時間延長情報を記憶保持するようにしても良い。要する
に停電の発生によって遊技が中断した場合に、その後の
遊技の復旧に必要な情報であれば良い。
【0067】またコマンド送信手段56は、電源の復旧
後に複数回にわたって停電時の遊技状態情報に関する状
態信号をコマンドとして送信可能であれば良く、最初の
コマンドの送信は復旧直後が望ましいが、復旧時点から
所定時間経過したときに送信するようにしても良い。2
回目以降のコマンドは、定期的又は不定期的に送信すれ
ば良く、特別図柄始動手段15の遊技球の検出の他、タ
イマー制御、乱数制御等で送信の契機を決定するように
しても良い。更に状態信号の送信方式は、実施形態に例
示のコマンド方式の場合にはコード化された信号を採用
すれば良いが、その他の方式でも良い。
【0068】実施形態では特別図柄表示手段14を演出
手段としているため、特定態様として特別図柄14cの
特別態様を例示しているが、普通図柄表示手段22を演
出手段とする場合には、その普通図柄の所定態様を特定
態様とすることも可能である。特別利益状態、所定利益
状態は何れも遊技者に有利な遊技状態である。特別図柄
表示手段14を演出手段とする場合、特定態様として特
別図柄の背景の色を変化させるようにしても良い。
【0069】本発明はパチンコ機の他、アレンジボール
機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に
実施可能である。また回胴式遊技機、その他の遊技機に
おいても同様に採用可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、遊技に関する演出を行
う演出手段14と、主として遊技動作を制御する主制御
手段47と、該主制御手段47からの指示を受けて演出
手段14の演出を制御する副制御手段59とを備えた弾
球遊技機において、主制御手段47は、停電時の遊技状
態に関する情報を停電後も記憶保持可能な遊技状態記憶
手段54と、電源復旧後に該遊技状態記憶手段54に記
憶保持された遊技状態の情報に関する状態信号を副制御
手段59に対して複数回送信する送信手段56とを備
え、副制御手段59は状態信号に基づいて演出手段14
の復旧後の演出制御を行う機能を備えているので、演出
手段14は電源の復旧後に停電時の遊技状態の情報に関
する状態信号を確実に受信でき、遊技状態記憶手段54
の記憶保持機能を悪用した不正行為等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すパチンコ機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示すパチンコ機の背面図
である。
【図3】本発明の一実施形態を示す遊技盤の正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態を示す特別図柄表示手段の
説明である。
【図5】本発明の一実施形態を示す制御系のブロック図
である。
【符号の説明】
14 特別図柄表示手段(演出手段) 47 主制御手段 50 特別遊技制御手段 51 特別利益状態発生手段 52 確率変動手段 54 遊技状態記憶手段 56 コマンド送信手段 59 特別図柄表示制御手段(副制御手段) 60 電源復旧検出手段 61 受信判定手段 62 報知制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 7/02 326 A63F 7/02 326Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に関する演出を行う演出手段(1
    4)と、主として遊技動作を制御する主制御手段(4
    7)と、該主制御手段(47)からの指示を受けて前記
    演出手段(14)の演出を制御する副制御手段(59)
    とを備えた弾球遊技機において、前記主制御手段(4
    7)は、停電時の遊技状態に関する情報を停電後も記憶
    保持可能な遊技状態記憶手段(54)と、電源復旧後に
    該遊技状態記憶手段(54)に記憶保持された遊技状態
    の情報に関する状態信号を前記副制御手段(59)に対
    して複数回送信する送信手段(56)とを備え、前記副
    制御手段(59)は前記状態信号に基づいて前記演出手
    段(14)の復旧後の演出制御を行う機能を備えたこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記主制御手段(47)は所定条件の下
    で遊技者に有利な遊技状態を発生させる機能を有し、前
    記副制御手段(59)は前記遊技者に有利な遊技状態が
    発生した場合に前記演出手段(14)に特別な演出を行
    わせる機能を有することを特徴とする請求項1に記載の
    弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記送信手段(56)は電源復旧後に前
    記状態信号を定期的又は不定期的に前記副制御手段(5
    9)に送信する機能を備えたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記副制御手段(59)は、電源の復旧
    を検出する電源復旧検出手段(60)と、前記送信手段
    (56)から前記状態信号の送信を受けたか否かを判定
    する受信判定手段(61)と、前記電源復旧検出手段
    (60)が電源の復旧を検知したにも拘らず前記受信判
    定手段(61)が前記状態信号の送信がないと判定した
    場合に前記演出手段(14)に未受信である旨を報知さ
    せる報知制御手段(62)とを備えたことを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記演出手段は遊技図柄を変動表示可能
    な図柄表示手段(14)であり、前記副制御手段は該図
    柄表示手段(14)の前記遊技図柄を制御する図柄表示
    制御手段(59)であることを特徴とする請求項1〜4
    の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記主制御手段(47)は、前記図柄表
    示手段(14)の変動後の前記遊技図柄を特定態様とす
    るか否かを乱数抽選する遊技制御手段(50)と、前記
    遊技図柄が特定態様の場合に遊技者に有利な利益状態を
    発生させる利益状態発生手段(51)と、該利益状態発
    生手段(51)の前記利益状態の終了後に、前記遊技制
    御手段(50)の特定態様抽選確率を低確率から高確率
    に確率変動させる確率変動手段(52)とを備えたこと
    を特徴とする請求項5に記載の弾球遊技機。
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