JP2003062183A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003062183A
JP2003062183A JP2001261861A JP2001261861A JP2003062183A JP 2003062183 A JP2003062183 A JP 2003062183A JP 2001261861 A JP2001261861 A JP 2001261861A JP 2001261861 A JP2001261861 A JP 2001261861A JP 2003062183 A JP2003062183 A JP 2003062183A
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JP
Japan
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game
ball
board
frame
game board
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Application number
JP2001261861A
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English (en)
Inventor
Takashi Tsujita
隆 辻田
Hideki Ono
秀樹 大野
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技の種類別に異なる構成の複数種類の遊技
盤を交換可能に遊技枠を構成し、遊技枠の共通化を図り
汎用性に優れ、遊技枠に取付けた所定の検出手段の有効
利用を図る弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤5Aを遊技盤5Bに交換した場合
に、交換後の遊技盤5B(5A)の制御基板39,4
2,43が、槌先検出スイッチ21、発射モータ連動ス
イッチ22、発射球検出スイッチ23、戻り球検出スイ
ッチ24からの検出信号に基づいて、交換前の遊技盤5
B(5A)の制御基板39,42,43とは異なる遊技
制御を実行可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は弾球遊技機に関
し、特に、遊技の種類別に異なる構成の複数種類の遊技
盤を交換可能に構成した弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、遊技媒体として遊技球を使用す
る弾球遊技機は、遊技ホールの島構造体に装着される遊
技枠と、この遊技枠に着脱自在に装着される遊技盤とを
備え、遊技盤上の遊技領域に遊技球を発射させて遊技を
行う。弾球遊技機であるアレンジボール機やパチンコ機
において、遊技盤には制御手段が取付けられ、この制御
手段により遊技に関する制御が行われる。
【0003】アレンジボール機では、遊技領域に複数
(例えば、16個)の入球口手段が設けられ、この遊技
領域に所定数(例えば、16球)の遊技球を発射させる
ことにより単位ゲーム(1ゲーム)ずつ遊技を行う。1
ゲームにつき所定数の遊技球が遊技領域に発射されて数
秒後にゲームが終了し、次のゲームを行うことが可能と
なるが、1ゲーム毎に遊技球が入球した入球口手段の組
合せによって得点が決定され、その得点に応じた数の賞
球が払出される。
【0004】最近の弾球遊技機においては、遊技者が発
射ハンドルを操作することで、上皿に収容されている遊
技球が1球ずつ自動的に発射されるようになっている。
本願出願人が実用化しているアレンジボール機では、1
ゲームにつき所定数の遊技球を遊技領域に確実に発射さ
せ、その後ゲームを終了させる迄の数秒間は、遊技者が
発射ハンドルを操作しても遊技球を発射させないように
してある。
【0005】そのため、アレンジボール機の遊技枠に
は、遊技領域側へ発射された遊技球を検出する発射球検
出手段、遊技領域側へ発射されたが遊技領域までは至ら
ずに戻ってきた遊技球を検出する戻り球検出手段等が取
付けられ、これら検出手段からの検出信号に基づいて、
遊技盤に取付けた制御手段がアレンジボール機特有の発
射制御を含む遊技制御を行うように構成してある。
【0006】一方、パチンコ機では、遊技領域に複数の
入賞手段が設けられ、遊技領域に発射された遊技球が入
賞手段に入賞すると、その入賞球1個につき数個から10
数個の賞球が払出される。アレンジボール機のような1
ゲームという概念はなく、遊技領域に発射された遊技球
の数に影響なく遊技が行われる。それ故、パチンコ機の
遊技枠には、アレンジボール機の遊技枠に設けられてい
るような発射球検出手段や戻り球検出手段等は取付けら
れていない。
【0007】ところで、最近のパチンコ機では、リサイ
クル、製作コストの低減、等々の実現に向けて、遊技の
種類別に異なる構成の複数種類の遊技盤を交換可能に遊
技枠を構成したものが実用化されつつある。つまり、共
通の遊技枠に対して、遊技盤だけを(遊技盤に取付けた
制御手段を含む)交換して、新たな弾球遊技機を構成し
ようというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】 アレンジボール機の
発射球検出手段や戻り球検出手段等を取付けた遊技枠
を、パチンコ機の遊技枠として使用する場合、この発射
球検出手段や戻り球検出手段等が不要となり、これら検
出手段の有効利用を図ることができないという問題があ
る。逆に、パチンコ機の遊技枠を、アレンジボール機の
遊技枠として使用しようとしても、パチンコ機の遊技枠
には、発射球検出手段や戻り球検出手段等が取付けられ
ていないため、アレンジボール機特有の発射制御を含む
遊技制御を行うことができないという問題がある。
【0009】本発明の目的は、弾球遊技機において、遊
技の種類別に異なる構成の複数種類の遊技盤を交換可能
に遊技枠を構成し、遊技枠の共通化を図り汎用性に優れ
たもにすること、遊技枠に取付けた所定の検出手段の有
効利用を図ること、以て、リサイクルや製作コストの低
減等を実現可能にすること、等である。
【0010】
【課題を解決するための手段】 本願の弾球遊技機は、
遊技に関する制御を行う制御手段を取付けた遊技盤と、
この遊技盤が着脱自在に装着される遊技枠と、この遊技
枠に取付けた所定の検出手段とを備えた弾球遊技機にお
いて、遊技の種類別に異なる構成の複数種類の遊技盤を
交換可能に遊技枠を構成すると共に、遊技盤を交換した
場合に、交換後の遊技盤の制御手段が前記検出手段から
の検出信号に基づいて交換前の遊技盤の制御手段とは異
なる遊技制御を実行可能に構成したものである。
【0011】複数種類の遊技盤は、遊技盤上に所定数の
遊技球を発射させることにより単位ゲームずつ遊技を行
う為の第1の遊技盤と、遊技盤上に発射させる遊技球の
数に影響なく遊技を行う為の第2の遊技盤とを含むこと
が好ましい。この場合、検出手段からの検出信号に基づ
いて、第1の遊技盤の制御手段は単位ゲームが正常に行
われた否かの判定を行い、第2の遊技盤の制御手段は音
又は光に関する制御を行うようにしてもよい。
【0012】前記所定の検出手段は、遊技球を検出する
1又は複数の球検出手段を含んでもよい。具体的に、前
記所定の検出手段は、遊技盤側へ発射された遊技球を検
出する発射球検出手段と、遊技盤側へ発射されたが遊技
領域までは至らずに戻ってきた遊技球を検出する戻り球
検出手段の何れか1つを含むことが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。本実施形態は、共通の前
枠等に対して遊技盤を交換することにより、アレンジボ
ール機1Aとパチンコ機1Bの何れにも構成可能なもの
である。先ず、アレンジボール機1Aとパチンコ機1B
を弾球遊技機1として、これらに共通の構成等について
説明する。
【0014】図1〜図3に示すように、弾球遊技機1
は、矩形枠状の外枠3と、外枠3に開閉自在に枢着され
た前枠4とを有し、外枠3が遊技ホールの島構造体(図
示略)に装着される。島構造体にはカード式貸出し装置
2も装着され、弾球遊技機1には、その左側に配設され
たカード式貸出し装置2が電気的に接続される。尚、前
枠4が遊技枠に相当する。
【0015】弾球遊技機1の前枠4には、その裏側から
遊技盤5が着脱自在に装着され、遊技盤5の前側に窓部
6aを有するガラス扉6と、上皿8を取付けた前面板7
が夫々開閉自在に枢着されている。前枠4において前面
板7の下側に位置する部分に、上皿8から溢流し又は抜
き取った遊技球Bを貯留する下皿9が固定的に設けら
れ、この下皿9の右側に発射手段10の発射ハンドル1
1が取付けられている。
【0016】図4に示すように、発射手段10は、発射
ハンドル11、発射レール12、打撃槌13、引っ張り
バネ14、発射モータ15、カム体16等を有する。上
皿8の右部の裏側において取付板4aが前枠4に固定的
に設けられ、この取付板4aに発射レール12が左上が
りに傾斜させた状態で取付けられ、発射レール12の右
端上側の発射部に、上皿8に収容されている遊技球Bが
1個ずつ供給される。
【0017】打撃槌13は軸13aを介して前枠4に回
動自在に枢支され、その上端の打撃部13bで発射レー
ル12に供給された遊技球Bを打撃する。引っ張りバネ
14の左端部が打撃槌13の下端部に連結され、引っ張
りバネ14の右端部が前枠4側に連結され、この引っ張
りバネ14により、打撃槌13が軸13a回りに矢印a
方向に付勢されている。発射モータ15は取付板4aに
前向きに固定され、その出力軸にカム体16が直結され
ている。
【0018】遊技者が発射ハンドル10を回動操作する
と、発射モータ15が駆動されてカム体16が矢印c方
向へ一定速度で回転する。カム体16に打撃槌13のカ
ム従動子13cが係合して下方へ押動され、打撃槌13
が引っ張りバネ14の付勢力に抗して軸13a回りに矢
印b方向へ回動する。その後、カム体16とカム従動子
13cとの係合が解除されると、引っ張りバネ14の付
勢力により、打撃槌13が軸13a回りに矢印a方向に
回動して遊技球Bを打撃して発射させる。
【0019】図6、図8に示すように、遊技盤5(5
A,5B)には、外レールと内レールとからなるガイド
レール17がほぼ環状に設けられ、このガイドレール1
7の内側に遊技領域18(18A,18B)が形成さ
れ、発射手段10により発射された遊技球Bはガイドレ
ール17にガイドされて遊技領域18に投入される。
尚、発射ハンドル11の回動操作角度を調節することに
より、引っ張りバネ14のバネ力、つまり遊技球Bの発
射速度を調節できるようになっている。
【0020】図1に示すように、上皿8の前面部の右部
には、球貸し用の操作パネル19が設けられ、この操作
パネル19に、カード式貸出し装置2に挿入されている
球貸カード(図示略)の度数残高を最大3桁の数字で表
示可能な残高表示部19aと、カード式貸出し装置2に
所定度数分の遊技球Bの貸出しを指令する為に操作する
貸出スイッチ19bと、カード式貸出し装置2に挿入さ
れている球貸カードの返却を指令する為に操作する返却
スイッチ19cとが設けられている。
【0021】図4に示すように、発射レール12とガイ
ドレール17の間には隙間が形成され、その隙間から下
側へ延びる回収通路20が前枠4側に設けられている。
発射手段10で発射された遊技球Bは前記隙間を飛び越
えてガイドレール17に乗り移り遊技領域18へ向かう
が、遊技領域18までは至らずに戻ってきた遊技球Bが
この回収通路20を通って回収される。この前枠4に
は、槌先検出スイッチ21、発射モータ連動スイッチ2
2、発射球検出スイッチ23、戻り球検出スイッチ24
が取付けられ、これらスイッチ21〜24が所定の検出
手段に相当する。
【0022】槌先検出スイッチ21は、発射レール12
の発射部の後側に設けられ、この発射部に供給される遊
技球Bを検出する。発射手段10のカム体16には永久
磁石16aが固定され、発射モータ連動スイッチ22
は、カム体16の近くに設けられ、原点位置のカム体1
6の永久磁石16aを検出する。発射球検出スイッチ2
3は、発射レール12の左端部分の上後側に設けられ、
遊技盤5側へ発射された遊技球Bを検出する。戻り球検
出スイッチ24は、戻り通路20に設けられ、遊技盤5
側へ発射されたが遊技領域18までは至らずに戻ってき
て戻り通路20を通過する遊技球Bを検出する。
【0023】さて、図2、図3に示すように、前枠4の
裏側には、遊技盤5を裏側から押える裏機構板30が着
脱可能に複数の係止具30a等で装着され、この裏機構
板30が取外されて、遊技盤5が前枠4に対して着脱自
在になる。裏機構板30には開口部30bが形成され、
その開口部30bの上側に賞球タンク33と、この賞球
タンク33から延びるタンクレール34とが固定されて
いる。
【0024】裏機構板30の開口部30bの左側には、
タンクレール34の下流端に接続された払出し手段35
が固定的に設けられ、この払出し手段35には通路ユニ
ット36が接続されている。遊技球Bは賞球タンク33
とタンクレール34を介して払出し手段35に供給さ
れ、払出し手段35はその遊技球Bを必要に応じて賞と
して払出す。このとき、払出し手段35からの遊技球B
は通路ユニット36を経由して上皿8に払出され、上皿
8が満杯の場合には下皿9に払出される。
【0025】遊技盤5の中央部分の裏側には裏カバー3
7が固定的に設けられ、その裏カバー37が裏機構板3
0の開口部30bに嵌合している。この裏カバー37に
固定されたケース38の内部に主制御基板39が設けら
れ、その前側に表示制御基板40が設けられている。主
制御基板39の下側において裏カバー37に固定された
ケース41aの内部にランプ制御基板42が設けられ、
このケース41aの左側に固定されたケース41bの内
部に音声制御基板43が設けられている。
【0026】裏機構板30の開口部30bの下側にケー
ス44が固定され、そのケース44の内部に電源基板4
5と払出し制御基板46が設けられている。発射手段1
0の後側において、前枠4に固定されたケース47の内
部に発射制御基板48が設けられている。尚、主制御基
板39、ランプ制御基板42、音声制御基板43等の制
御基板が制御手段に相当する。
【0027】つまり、図5に示すように、基板39、4
0,42,43,45,46,48は夫々別基板で構成
され、遊技盤5に主制御基板39と図柄制御基板40と
ランプ制御基板42と音声制御基板43と遊技盤側集合
基板49aが取付けられ、前枠4に電源基板45と払出
し制御基板46と発射制御基板48と前枠側集合基板4
9bが取付けられている。また、遊技盤5にはディスプ
レイ50とランプ類LPとスピーカSP等が取付けら
れ、前枠4には払出しモータ51と発射モータ15等
と、前記槌先検出スイッチ21、発射モータ連動スイッ
チ22、発射球検出スイッチ23、戻り球検出スイッチ
24が取付けられている。
【0028】電源基板45と発射制御基板48を除く制
御基板39、40,42,43,46には、CPUとR
OMやRAM等を有するマイクロコンピュータが夫々設
けられている。主制御基板39から制御基板40,4
2,43,46に、遊技に関する制御を実行させる為の
種々の制御信号として、制御情報を簡略化したコマンド
信号を一方向通信にて送信し、主制御基板39が、ディ
スプレイ50、ランプ類LP、スピーカSP、払出しモ
ータ51、発射モータ15を間接的に制御し、制御基板
40,42,43,46,48が、夫々、ディスプレイ
50、ランプ類LP、スピーカSP、払出しモータ5
1、発射モータ15を直接的に制御する。
【0029】そのために、主制御基板39には遊技盤5
に設けたスイッチ類からの検出信号が入力されると共
に、主制御基板39と図柄制御基板40とランプ制御基
板42と音声制御基板43が、遊技盤側集合基板49a
に複数の信号線等を介して接続されている。また、電源
基板45と払出し制御基板46と発射制御基板48と前
記スイッチ21〜24が、前枠側集合基板49bに複数
の信号線等を介して接続され、払出し制御基板46と発
射制御基板48が複数の信号線等を介して接続されてい
る。そして、集合基板49a,49b同士が複数の信号
線等を介して分離可能に接続されている。尚、図示省略
したが、前枠側集合基板49bには、スイッチ21〜2
4の他に、払出し手段35から払出された遊技球Bの数
を検出する為のスイッチ等が信号線を介して接続されて
いる。
【0030】この弾球遊技機1では、遊技の種類別に異
なる構成の複数種類の遊技盤5(第1の遊技盤5A(図
6参照)と第2遊技盤5B(図8参照)を含む)を交換
可能に前枠4を構成している。第1の遊技盤5Aは、遊
技盤5Aの遊技領域18Aに所定数(16球)の遊技球
Bを発射させることにより単位ゲームずつ遊技を行う為
のアレンジボール機1A用の遊技盤であり、第2の遊技
盤5Bは、遊技盤5B上の遊技領域18Bに発射させる
遊技球Bの数に影響なく遊技を行う為のパチンコ機1B
用の遊技盤である。
【0031】各遊技盤5A,5Bに、上記のように、主
制御基板39、図柄制御基板40、ランプ制御基板4
2、音声制御基板43、ディスプレイ50、ランプ類L
P、スピーカSP等が取付けられ、これらを基板や遊技
部材等で、各遊技盤5A,5B特有の遊技を実現可能に
構成してある。前枠4に遊技盤5A(5B)を装着した
場合、その遊技盤側集合基板49aと前枠側集合基板4
9bを接続すると、遊技盤5A(5B)側の基板や遊技
部材が作動可能となり、集合基板49a,49bを分離
すると、前枠4から遊技盤5A(5B)を取外すことが
できる。
【0032】次に、アレンジボール機1Aの特有の構成
等について説明する。図6に示すように、アレンジボー
ル機1Aの遊技盤5Aに形成された遊技領域18Aに
は、多数の障害釘(図示略)等の他に、16個の入球口
手段60、図柄始動用のゲート手段61、前記ディスプ
レイ50としてのLED62(発光ダイオードディスプ
レイ62)、開閉式役物手段63、開切換用のゲート手
段64、開閉式入球口手段65等が設けられている。
【0033】このアレンジボール機1Aは、遊技盤5A
上の遊技領域18Bに所定数(16球)の遊技球Bを発
射させることにより単位ゲーム(1ゲーム)ずつ遊技を
行う。各ゲームにおいて所定数の遊技球Bが遊技領域1
8Aに発射されて数秒後にゲームが終了し、次のゲーム
を行うことが可能となるが、各ゲーム毎に遊技球Bが入
球した入球口手段60の組合せによって得点が決定さ
れ、その得点に応じた数の賞球が払出される。
【0034】遊技球Bがゲート手段61を通過したこと
を条件に、LED62に複数の遊技図柄が3列に夫々変
動して停止するように表示され、そこで、変動停止時の
遊技図柄が特定態様(例えば、「777」)になった場
合、開閉式役物手段63の1対の開閉爪63aが、数秒
間(例えば、5秒間)だけ開いて、その開閉式役物手段
63に遊技球Bが入賞し、更にその遊技球Bが開閉式役
物手段63内の特定領域63bを通過すると特別遊技が
発生する。
【0035】この特別遊技では、所定ゲーム数(例え
ば、14ゲーム)消化する迄、遊技球Bがゲート手段6
4を通過すると、開閉式入球口手段65の1対の開閉爪
65aが、数秒間(例えば、5秒間)だけ開いて、その
開閉式入球口手段65に遊技球Bが入球すると、通常は
遊技球Bが入球しにくい一部の入球口手段60に遊技球
Bが入球したことと同じことになり得点が入り易くな
る。
【0036】ここで、図5に示す制御基板39,40,
42,43,46,48が、上述のアレンジボール機1
A特有の遊技を実現させる遊技制御を行う。特に、主制
御基板39は、スイッチ21〜24からの検出信号に基
づいて、単位ゲームが正常に行われた否かの判定を行
い、1ゲームにつき所定数の遊技球Bを遊技領域18A
に確実に発射させ、その後ゲームが終了する数秒間は、
遊技者が発射ハンドル11を操作しも遊技球Bを発射さ
せないように制御する。
【0037】この主制御基板39が、単位ゲームを正常
に行う為に実行する制御は、図7のフローチャートに示
す通りである。即ち、この制御が開始されると、前枠4
に取付けたスイッチ21〜24から検出信号が読み込ま
れ(S1)、この検出信号に基づいて遊技領域18Aに
発射された遊技球Bの数nが演算される(S2)。演算
された遊技球Bの数nが所定数N(N=16)になった
場合(S3;Yes)、発射制御基板48に対して遊技球B
の発射停止指示(S4)を出力し、その後、休止期間経
過すると(S5;Yes)、リセット処理(S6)を行うと
共に、発射制御基板48に対して遊技球Bの発射停止解
除指示(S7)を出力しリターンする。
【0038】次に、パチンコ機1Bの特有の構成等につ
いて説明する。図8に示すように、パチンコ機1Bの遊
技盤5Bに形成された遊技領域18Bには、多数の障害
釘(図示略)等の他に、複数の普通入賞手段70、前記
ディスプレイ50としてのLCD71(液晶ディスプレ
イ71)、普通図柄始動用のゲート手段72、特別図柄
始動用の開閉式入賞手段73、開閉式特別入賞手段74
等が設けられている。
【0039】このパチンコ機1Bは所謂第1種パチンコ
機であり、遊技盤5B上の遊技領域18Bに発射させる
遊技球Bの数に影響なく遊技を行う。普通入賞手段7
0、開閉式入賞手段73、開閉式特別入賞手段74に遊
技球Bが入賞すると、その入賞球数1個につき数個から
10数個の賞球が払出される。但し、通常時、遊技球Bは
開閉式入賞手段73には入賞しにくく、開閉式特別入賞
手段74には入賞しない状態となっている。
【0040】遊技球Bがゲート手段72を通過したこと
を条件に、LCD71の2つの普通図柄表示部71a,
71bに複数の普通図柄が夫々変動して停止するように
表示され、そこで、変動停止時の普通図柄が特定態様
(例えば、「77」)になった場合、開閉式入賞手段7
3の1対の開閉爪73aが、数秒間(例えば、0.2 〜2
秒間)だけ開いて、その開閉式入賞手段73に遊技球B
が入賞し易くなる。
【0041】また、遊技球Bが開閉式入賞手段73に入
賞したことを条件に、LCD71の3つの特別図柄表示
部71c〜71eに複数の特別図柄が夫々変動して停止
するように表示され、そこで、変動停止時の特別図柄が
特定態様(例えば、「777」)になった場合に特別遊
技が発生して、開閉式特別入賞手段74の開閉板74a
が前側に開いて、その開閉式特別入賞手段74に遊技球
Bが入賞可能になる。
【0042】この特別遊技では、開閉式特別入賞手段7
4の開閉板74aが閉位置から開位置に切換わり、そこ
に所定数(例えば、10球)の遊技球Bが入賞するか所
定時間(例えば、30秒)経過すると、開閉板74aが
開位置から閉位置に切換わる。このようなラウンドが最
大で所定ラウンド(例えば、15ラウンド)継続可能と
なり、最終ラウンドを除く各ラウンド実行中に、遊技球
Bが開閉板74aの内側の特定領域74bを通過すれば
次のラウンドへ移行し、遊技球Bが特定領域74bを通
過しなければ、そのラウンド終了と共にこの特別遊技も
終了する。
【0043】ここで、図5に示す制御基板39,40,
42,43,46,48が、上述のパチンコ機1B特有
の遊技を実現させる遊技制御を行う。特に、主制御基板
39は、スイッチ21〜24からの検出信号に基づい
て、ランプ類LPによる光やスピーカSPによる音に関
する制御を間接的に行う。
【0044】即ち、スイッチ21〜24からの検出信号
に基づいて、主制御基板39はランプ制御基板42にコ
マンド信号を出力し、このコマンド信号を受けてランプ
制御基板42はランプ類LPによる光に関する制御を直
接的に行い、また、主制御基板39は音声制御基板43
にコマンド信号を出力し、このコマンド信号を受けて音
声制御基板43はスピーカSPによる音に関する制御を
直接的に行う。
【0045】図9は、遊技盤5Bの制御基板39,4
2,43が行う光や音に関する制御の具体例を示す。例
えば、槌先検出スイッチ21がONすると、球供給音を
鳴らしたり、球供給ランプを点灯させる。発射モータ連
動スイッチ22がONすると、発射作動音を鳴らした
り、発射作動ランプを点灯させる。
【0046】発射球検出スイッチ23がONすると、球
発射音(例えば、「シュー」)を鳴らしたり、球発射ラ
ンプを点灯させる。戻り球検出スイッチ24がONする
と、球戻り音(例えば、「ブー」)を鳴らしたり、球戻
りランプを点灯させる。尚、これらの制御の内の少なく
とも1つを実現できるように構成してある。
【0047】この弾球遊技機1の作用・効果について説
明する。共通の前枠4に遊技盤5Aを装着し、この遊技
盤5Aの遊技盤側集合基板49aと枠側集合基板49b
とを電気的に接続して、アレンジボール機1Aを構成す
ることができる。遊技盤5Aに取付けられた主制御基板
39により、前枠4に取付けられた槌先検出スイッチ2
1と発射モータ連動スイッチ22と発射球検出スイッチ
23と戻り球検出スイッチ24からの検出信号に基づい
て、単位ゲームが正常に行われた否かの判定が行われ
る。
【0048】一方、共通の前枠4に遊技盤5Bを装着
し、この遊技盤5Bの遊技盤側集合基板49aと枠側集
合基板49bとを電気的に接続して、パチンコ機1Bを
構成することができる。遊技盤5Bに取付けられた制御
基板39,42,43により、音や光に関する制御が直
接的又は間接的に行われる。
【0049】前述のように、前枠4に対して、裏機構板
30の着脱と、集合基板49a,49bの分離/接続と
を含めて、遊技盤5A,5Bの交換を容易に行うことが
でき、遊技盤5A(5B)を遊技盤5B(5A)に交換
した場合、前述から明らかなように、交換後の遊技盤5
B(5A) の制御基板39,42,43が、スイッチ2
1〜24からの検出信号に基づいて交換前の遊技盤5B
(5A)の制御基板39,42,43とは異なる遊技制
御を実行可能になる。
【0050】つまり、この弾球遊技機1Aによれば、遊
技の種類別に異なる構成の複数種類の遊技盤5A,5B
を交換可能に前枠4を構成し、遊技枠4の共通化を図り
汎用性に優れたもになり、前枠4に取付けたスイッチ2
1〜34の有効利用を図ることができ、依って、リサイ
クルや製作コストの低減等が実現可能になる。
【0051】次に、変更形態について説明する。 1〕アレンジボール機1Aにおいて、スイッチ21〜2
4からの検出信号に基づいて、主制御基板39が単位ゲ
ームを正常に行う為に制御するだけでなく、制御基板3
9,42,43が音又は光に関する制御を直接的又は間
接的に行うように構成してもよい。
【0052】2〕遊技の種類別に異なる構成の複数種類
の遊技盤5A,5Bを交換可能に遊技枠4を構成するこ
とは必須ではなく、スイッチ21〜24を取付けた前枠
4をアレンジボール機1A又はパチンコ機1Bのみに適
用するようにしてもよい。 3〕図5に示すように、発射制御基板48は、払出し制
御基板46を介して前枠側集合基板49bに接続されて
いるが、発射制御基板48を前枠側集合基板49bに直
接接続するようにしてもよい。
【0053】4〕図5に示すように、スイッチ21〜2
4からの検出信号は、集合基板49a,49bを介して
主制御基板39に入力されているが、これらの検出信号
を集合基板49aからランプ制御基板42や音声制御基
板43に直接入力させるように構成してもよい。この場
合、主制御手段39は、前記検出信号に基づく音や光の
制御には影響を及ぼさず、ランプ制御基板42や音声制
御基板43が、主制御手段39の制御指示によらず独自
に、音や光の制御を行うようにしてもよい。
【0054】5〕特に、アレンジボール機1Aとして使
用する際において、第1の遊技盤5Aの制御基板39が
単位ゲームが正常に行われた否かの判定を行うために
は、スイッチ21〜24の全ては必ずしも必要ではなく
一部のスイッチを省略可能である。つまり、槌先検出ス
イッチ21と発射モータ連動スイッチ22と、発射球検
出スイッチ23の一方を省略して、1ゲームにつき所定
数の遊技球Bを遊技領域18Aに確実に発射させること
を確実に検出することができる。
【0055】6〕図柄制御基板40が、遊技枠4に取付
けたスイッチ21〜24からの検出信号に基づいて、デ
ィスプレイ50を表示制御して、その検出に関する情報
等をディスプレイ50に表示させるようにしてもよい。 7〕遊技枠4にスイッチ21〜24以外に取付けられた
スイッチ等や、別途取付けたスイッチ等からの検出信号
に基づいて、制御基板39,42,43が遊技制御を行
うように構成してもよい。
【0056】8〕遊技枠4に対して、遊技の種類別に異
なる構成の2種類の遊技盤5A,5Bだけでなく、所謂
第2種パチンコ機や第3種パチンコ機の遊技盤、アレン
ジボール機やパチンコ機以外の弾球遊技機用としての遊
技盤を交換可能に構成してもよい。 9〕その他、本発明を逸脱しない範囲において種々変更
を付加して実施することが可能である。
【0057】
【発明の効果】 本願の弾球遊技機によれば、遊技の種
類別に異なる構成の複数種類の遊技盤を交換可能に前記
遊技枠を構成すると共に、遊技盤を交換した場合に、交
換後の遊技盤の制御手段が検出手段からの検出信号に基
づいて交換前の遊技盤の制御手段とは異なる遊技制御を
実行可能に構成した。従って、遊技枠の共通化を図り汎
用性に優れたもになり、前枠に取付けた所定の検出手段
の有効利用を図り、リサイクルや製作コストの低減等が
実現可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る弾球遊技機の斜視図で
ある。
【図2】弾球遊技機の側面図である。
【図3】弾球遊技機の背面図である。
【図4】弾球遊技機の発射手段等を含む要部の正面図で
ある。
【図5】弾球遊技機の制御系を示すブロック図である。
【図6】アレンジボール機の遊技盤を含む正面図であ
る。
【図7】アレンジボール機の制御系で実行されるフロー
チャートである。
【図8】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図9】パチンコ機の制御系で実行される制御の具体例
を示す図表である。
【符号の説明】
B 遊技球 1 弾球遊技機 1A アレンジボール機 1B パチンコ機 4 遊技枠 5,5A,5B 遊技盤 18,18A,18B 遊技領域 21 槌先検出スイッチ 22 発射モータ連動スイッチ 23 発射球検出スイッチ 24 戻り球検出スイッチ 39 主制御基板 40 図柄制御基板 42 ランプ制御基板 43 音声制御基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に関する制御を行う制御手段(39,4
    2,43)を取付けた遊技盤(5,5A,5B) と、この遊技盤(5,5
    A,5B) が着脱自在に装着される遊技枠(4) と、この遊技
    枠(4) に取付けた所定の検出手段(21,22,23,24) とを備
    えた弾球遊技機において、 遊技の種類別に異なる構成の複数種類の遊技盤(5A,5B)
    を交換可能に前記遊技枠(4) を構成すると共に、 前記遊技盤(5A,5B) を交換した場合に、交換後の遊技盤
    (5A,5B) の制御手段(39,42,43)が前記検出手段(21,22,2
    3,24) からの検出信号に基づいて交換前の遊技盤(5B,5
    A) の制御手段(39,42,43)とは異なる遊技制御を実行可
    能に構成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数種類の遊技盤(5A,5B) は、遊技
    盤(5A)上に所定数の遊技球(B) を発射させることにより
    単位ゲームずつ遊技を行う為の第1の遊技盤(5A)と、遊
    技盤(5B)上に発射させる遊技球(B) の数に影響なく遊技
    を行う為の第2の遊技盤(5B)とを含むことを特徴とする
    請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記検出手段(21,22,23,24) からの検出
    信号に基づいて、第1の遊技盤(5A)の制御手段(39)は単
    位ゲームが正常に行われた否かの判定を行い、第2の遊
    技盤(5B)の制御手段(39,42,43)は音又は光に関する制御
    を行うことを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所定の検出手段(21,22,23,24) は、
    遊技球を検出する1又は複数の球検出手段(21,23,24)を
    含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾
    球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記所定の検出手段(21,22,23,24) は、
    遊技盤(5,5A,5B) 側へ発射された遊技球(B) を検出する
    発射球検出手段(23)と、遊技盤(5,5A,5B) 側へ発射され
    たが遊技領域(18,18A,18B)までは至らずに戻ってきた遊
    技球(B) を検出する戻り球検出手段(24)の何れか1つを
    含むことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾
    球遊技機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320396A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Takeya Co Ltd 遊技機
JP2009000218A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Olympia:Kk パチンコ機及び遊技盤ユニット

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