JP2003062037A - 医薬・医療品用ゴム栓の製造方法 - Google Patents

医薬・医療品用ゴム栓の製造方法

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JP2003062037A JP2001252562A JP2001252562A JP2003062037A JP 2003062037 A JP2003062037 A JP 2003062037A JP 2001252562 A JP2001252562 A JP 2001252562A JP 2001252562 A JP2001252562 A JP 2001252562A JP 2003062037 A JP2003062037 A JP 2003062037A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも清浄度が著しく高く(付着異物や
微粒子が著しく少ない)、安全性のより高い医薬・医療
用ゴム栓を確実、且つ効率よく製造することができる製
造方法を提供すること。 【解決手段】 配合・混練工程、成形工程、洗浄工程、
乾燥工程、及び最終検査工程をこの順に経て医薬・医療
品用ゴム栓を製造する方法において、成形工程以降の工
程を空気清浄度が段階的に高レベルとなる工程雰囲気下
に実施することを特徴とする高度に清浄な医薬・医療品
用ゴム栓を製造する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医薬・医療品用ゴム
栓の製造方法に関し、更に詳しくは、ゴム栓への異物や
微粒子の付着が著しく低減された高度に清浄な医薬・医
療品用ゴム栓の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(背景)近年、食品への異物混入や、医
療ミスなどが社会問題となるなど、食品や医療の安全性
への関心が非常に高くなっている。このような社会現象
は、当然、今日の医療行為に必要不可欠となっている医
薬品へも反映され、現在の医薬品には、高い清浄度のみ
ならず、優れた視認性や操作性までもが求められてい
る。このような要望は、その包装材料である医薬・医療
用ゴム栓にも反映され、現在では、各国の薬局方に適合
するばかりでなく、それ以上の品質を有する多種多様な
製品を、迅速に製造するシステム(HACCPに対応す
る)が必要とされている。
【0003】従来から、清浄度の高い医薬・医療用ゴム
栓、即ち、繊維くずや毛髪などの異物(直径あるいは長
さが50μm以上で、肉眼で判別可能なものをいう。)
や微粒子(直径あるいは長さが50μm未満の肉眼で判
別できないものをいう。)の付着が少ない上記ゴム栓を
製造するために、製造工程中に洗浄工程を設け、製造工
程内で付着した異物および微粒子を洗い流すことによ
り、自社製品規格や日本薬局方、米国薬局方等の規格を
満足する清浄度の高いゴム栓を製造していた。
【0004】そもそもゴム栓に異物や微粒子が付着する
のは、ゴム栓が摩擦により帯電する性質のある高分子物
質(ゴム状重合体)から形成されていること及びゴム栓
製造工程雰囲気中に異物や微粒子が存在することにあ
る。成形工程で製造されたゴム栓は、最終検査工程を経
るまでに、ゴム栓同士、ゴム栓とコンテナー等の他の物
品とが接触し、静電気を帯びる。この静電気によって工
程雰囲気中の異物や微粒子がゴム栓に付着するのであ
る。帯電を防止する方法として帯電防止剤の使用がある
が、ゴム栓には、その使用目的から帯電防止剤を使用す
ることはできない。従って、洗浄工程で付着物を洗い流
すことが最善の方法であるが、洗浄を充分に実施しても
特に付着微粒子の除去には限度があり、洗浄だけではよ
り高度な清浄度を有するゴム栓に対する要求に応えられ
ない場合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、従来
よりも清浄度が著しく高く(付着異物や微粒子が著しく
少ない)、安全性のより高い医薬・医療用ゴム栓を確
実、且つ効率よく製造することができる製造方法を提供
することである。本発明者らは、更に高度の清浄度を有
するゴム栓の製造方法について鋭意検討した結果、ゴム
栓の帯電を防止することは困難であり、一度付着した微
粒子を全て除去することも困難なことから、製造過程で
ゴム栓に付着する異物や微粒子の量を如何に少なくする
かということが重要であることを知得し、本発明に至っ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、配合・
混練工程、成形工程、洗浄工程、乾燥工程、及び最終検
査工程をこの順に経て医薬・医療品用ゴム栓を製造する
方法において、成形工程以降の工程を空気清浄度が段階
的に高レベルとなる工程雰囲気下に実施することを特徴
とする高度に清浄な医薬・医療品用ゴム栓を製造する方
法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に発明の好ましい実施の形態を
挙げて本発明を更に詳細に説明する。本発明の医薬・医
療品用のゴム栓(以下では単にゴム栓と称することがあ
る。)の製造に使用される材料は、ゴム栓の製造に従来
から使用されているゴム材料及びこれを用いたゴム栓と
組合わせて使用されているプラスチック材料がいずれも
使用でき、特に制限されない。ゴム材料としては、例え
ば、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴ
ム、ジビニルベンゼン共重合ブチルゴムなどのブチル系
ゴム、ポリイソプレンゴム(高〜低シス1,4結合)、
ポリブタジエンゴム(高〜低シス1,4結合)、スチレ
ン−ブタジエン共重合ゴムなどの共役ジエン系ゴム、エ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合ゴム(EPD
M)、SBSやSISなどの熱可塑性ゴム(TPE)等
が挙げられる。プラスチック材料としては、例えば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステ
ルなどが挙げられる。
【0008】又、本発明におけるゴム栓は、上記のゴム
材料と加硫剤、充填剤および/または補強剤、着色剤、
老化防止剤などの配合剤を混練して得られる加硫性ゴム
組成物(コンパウンド)を用い、圧縮成形や射出成形な
どのゴム栓の従来公知の成形方法を用いることによって
製造される。使用する配合剤は、従来から医薬品用及び
医療具用のゴム栓の製造に使用されているものがいずれ
も使用でき、特に制限されない。
【0009】ゴム栓としては、全体が加硫性ゴム組成物
のみで製造されたもの、その少なくとも薬品等と接触す
る面がフッ素樹脂、ポリエチレン等のプラスチックフィ
ルムでラミネートされたもの(プラスチックラミネート
ゴム栓)、輸液バッグなどのプラスチック製口部に融着
により接合させるための上記ゴムとプラスチック部材と
の組立て成形体などが挙げられるが、本発明においては
ゴム栓の形状や構造は特に限定されない。具体的には、
例えば、バイアル用ゴム栓(粉末製剤用ゴム栓、液剤用
ゴム栓、凍結乾燥製剤用ゴム栓など)、輸液製剤用ゴム
栓、注射器用及び容器兼用注射器のピストン(滑栓)や
キャップなど、ゴム栓とプラスチック部材との組立成形
体(例えば、プルトップ式ゴム栓、上記の輸液バッグ用
口部ゴム栓など)などが挙げられる。尚、本発明におけ
る医薬・医療品用ゴム栓は、上記のような医薬品用及び
医療具用のゴム栓をいう。
【0010】本発明の医薬・医療品用のゴム栓は、
(1)ゴム材料と各種配合剤の秤量及び秤量されたこれ
らを混練して加硫性ゴム組成物(コンパウンド)を製造
する配合・混練工程、(2)得られたコンパウンドをシ
ート状に加工し、このシート状コンパウンドを用いて圧
縮成形、射出成形などによって所定の形状及び構造のゴ
ム栓に成形及び加硫し、離型後、得られた多数のゴム栓
が連結した成形シートからゴム栓を一個ずつ切り離し、
必要により目視による外観検査を行う成形工程、(3)
ゴム栓を洗浄して付着物や溶出物を洗い流す洗浄工程、
(4)洗浄されたゴム栓を更に洗浄し、乾燥する乾燥工
程及び(5)最終検査工程を順に経、適合品とされたゴ
ム栓が袋詰めされ、梱包工程で箱詰めされる。
【0011】本発明の高度に清浄な医薬・医療品用ゴム
栓の製造方法は、成形工程以降の工程を、空気清浄度が
段階的に高レベルとなる工程雰囲気で実施することが特
徴である。ゴム栓を製造する作業雰囲気は、理想的には
全工程を清浄化された雰囲気下、即ち、クリーンルーム
内で実施することであり、空気清浄度のレベルによって
は可能である。
【0012】しかしながら、本発明のゴム栓の製造方法
においては、上記のように段階的に空気清浄度が高レベ
ルとなる工程雰囲気中で、成形工程以降の工程を実施す
るものである。好ましい実施態様は、乾燥工程及び検査
工程を成形工程及び洗浄工程よりも清浄度が高いレベル
にある工程雰囲気で実施する態様である。更に好ましい
実施態様は上記の実施態様に加えて洗浄水の品質も段階
的に高品質とする態様である。洗浄水の品質に関しては
洗浄工程及び乾燥工程において説明する。
【0013】ゴム栓製造の最初の工程である配合・混練
工程(1)では、原料ゴム及び各種配合剤を秤量し、こ
れらを混合機を用いて混練する。配合時や混練時の配合
剤の浮遊を抑制あるいは除去することは困難ではない
が、最終製品のゴム栓の清浄度への影響は少ないので、
配合混練工程では可視塵埃のない作業雰囲気とすれば充
分である。尚、混練工程では、例えば、ニーダー、イン
ターナルミキサーやバンバリーミキサーなどの密閉式混
合機の使用が好ましい。混練後、混合機から取り出した
コンパウンド(加硫性ゴム組成物)は放冷された後、成
形工程に搬送される。
【0014】成形工程では、ゴム栓の種類によってはコ
ンパウンドを、例えば、フィーダー、ルーダーやロール
などを用いて所定の厚さのシートに加工し、シート状の
コンパウンドは熟成及び冷却するために一時的に貯蔵さ
れる。一次貯蔵されたシート状コンパウンドは、圧縮成
形や射出成形等の通常のゴム栓の成形に使用される成形
機を用い、所定形状の加硫したゴム栓に成形される。ゴ
ム栓は、多数が1枚のシートに連結された状態で離型さ
れ、個々に切り離され、必要により目視検査を経て清浄
なSUS等の錆びない金属製などのコンテナーに入れら
れる。
【0015】成形工程ではシート状コンパウンドおよび
離型・分離されたゴム栓が工程雰囲気に曝される。ゴム
栓は次の洗浄工程で洗浄されるが、成形工程における付
着物を少なくするうえで成形工程の雰囲気は出来るだけ
清浄度が高いことが好ましいが、種々検討した結果、以
下に説明する空気清浄度レベル1の雰囲気が適当であ
る。コンテナーに入れられたゴム栓は次の洗浄工程に搬
送される。尚、プラスチックラミネートゴム栓以外のゴ
ム栓では、種類によっては、上記の多数のゴム栓が連結
した成形シートに架橋(硬化)性シリコーン組成物を塗
布し、これを架橋させてゴム栓表面に固着させるシリコ
ーン処理を施す場合がある。しかし、このようなゴム栓
も次の洗浄工程を経ることにより未反応のシリコーンは
完全に除去され、最終製品の清浄度のレベル低下は防止
される。
【0016】洗浄工程でゴム栓は表面に付着した異物、
微粒子などが洗い流される。本発明の洗浄工程は以下の
3つの洗浄処理工程を含んでいる。 (1)ゴム栓を、用水をアルカリ性に調整した洗浄水に
浸漬し、高圧水蒸気で処理するアルカリ洗浄処理工程、
(2)アルカリ洗浄されたゴム栓を、用水を酸性に調整
した洗浄水で中和処理する酸洗浄処理工程、及び(3)
酸洗浄されたゴム栓を、(2)及び(3)の処理工程に
おける用水よりも高品質の洗浄水で仕上げの洗浄を行う
温水洗浄処理工程。
【0017】本発明においては、上記の3つの処理工程
を、従来と同様に、それぞれ独立した3つの処理槽を用
いて上記の順に実施することもできるが、処理後に次の
処理槽へ順次搬送するときのゴム栓への異物・微粒子の
付着を防止し、洗浄効果を高めるために、3つの洗浄処
理工程を1つの処理槽中で実施し、次の洗浄処理のため
のゴム栓の搬送を行わないことが好ましい。以下では上
記の3つの洗浄処理工程を全て1つの処理槽で行う場合
について説明する。
【0018】成形工程から搬送されたゴム栓は、人手に
よってコンテナーから耐アルカリ性及び耐酸性の洗浄用
容器、例えば、ステンレス製の金網かごなどにロット単
位で移される。最初のアルカリ洗浄処理工程(1)は、
ゴム栓の表面に付着した汚れ、異物、微粒子、ゴム栓か
らの溶出物及びパイロジェン(発熱性物質)などを除去
する工程である。本処理工程は後述のように加圧下に実
施することから、処理槽としてオートクレーブ(好まし
くは縦形)が用いられる。洗浄水としては、用水をアル
カリ剤、例えば、NaOHでpHを8〜12、好ましく
はpH8.5〜11に調整した水溶液(通常、NaOH
の0.05〜0.15重量%水溶液)が使用される。ア
ルカリ剤はNaOHに限定されず、これ以外のアルカリ
性物質も使用可能である。
【0019】用水としては、本処理工程(1)及び次の
中和処理工程である酸洗浄処理工程(2)においては、
井戸水等の原水をイオン交換樹脂や電気的イオン交換(E
lectroric Deionize Ionization)によるイオン交換水、
原水を限外濾過あるいは逆浸透濾過した清浄水も使用で
きるが、より少ない洗浄回数で、洗浄水による新たな微
粒子の付着を回避する上で、好ましくは殺菌した原水を
限外濾過または逆浸透濾過した後、前記同様にしてイオ
ン交換した高品質水(それぞれRO水、UF水と称す
る)の使用である。
【0020】ゴム栓が入った金網かごをオートクレーブ
中のアルカリ性洗浄液に浸漬し、通常、100〜150
℃(オートクレーブ内部圧力0〜4kgf/cm
2G)、好ましくは110〜145℃、更に好ましくは
130〜140℃でゴム栓を処理する。処理時間は、処
理温度にもよるが、通常10〜90分である。ゴム栓は
そのゴム材料によっては熱劣化するものもあるので、処
理温度及び時間は処理効果とゴム栓の劣化を考慮して決
めることが必要である。
【0021】また、アルカリ洗浄処理及び他の洗浄処理
も、金網かごなどを縦形オートクレーブの中心軸の回り
にゆっくり回転または上下動させて行うが、洗浄処理中
にゴム栓同士が自着するブロッキングが生じる場合があ
る。ブロッキングが生じるとゴム栓同士が自着した部分
は洗浄処理が行われず、また、自着の部位によっては洗
浄液が乾燥後も残存することにもなることから、ブロッ
キングはゴム栓の製造効率(歩留)の低下の原因とな
る。アルカリ洗浄液の使用形態は、バッチ式、連続式の
いずれでもよく、一度使用した洗浄液は、廃液として処
理することがゴム栓の清浄度を高めるうえで好ましい。
また、洗浄工程で使用する処理槽は、工程雰囲気中の異
物や微粒子の落下を防止して金網かごの出し入れを下方
部で行えるように、その下部に開閉扉が設けられた縦型
処理槽が好ましい。処理槽の構造や形状などは特に限定
されない。
【0022】尚、本発明においては、必要により、アル
カリ洗浄処理する前に、イオン交換水などの清浄水も使
用できるが、好ましくは前記の高品質水を用いてゴム栓
に付着した汚れ、異物や微粒子などを予備的に除去する
ための前(予備)洗浄処理を行うこともできる。前洗浄
処理は上記のオートクレーブ中で実施することもできる
が、蓋付き(好ましくは下部に)縦形処理槽内で密閉状
態で、室温〜50℃の温度で、前記の金網かごなどを回
転又は上下動させながら実施することが、前洗浄処理中
に工程雰囲気中の異物や微粒子などが処理槽中へ落下す
ることを防止できるので好ましい。洗浄水はバッチ式又
は連続式で、処理槽に加え、前洗浄処理後は廃液として
処理することが好ましい。
【0023】次の酸洗浄処理工程(2)は、アルカリ洗
浄処理でゴム栓に付着したアルカリ分を中和する工程で
あり、アルカリ洗浄液を排出した後、オートクレーブに
酸性の中和液を加え、密閉状態で、アルカリ洗浄と同様
に金網かごを回転または上下動させて行う。中和液は弱
酸性で十分であり、又、中和剤としての酸は特に限定さ
れず、例えば、塩酸等の鉱酸が用いられ、通常、塩酸の
0.05重量%水溶液(用水はアルカリ洗浄の場合と同
様であり、高品質水の使用が好ましい)が用いられる。
処理温度は特に限定されず、通常、室温〜50℃程度
で、処理時間は10〜20分程度である。酸洗浄液の使
用形態は、バッチ式でも連続式でもよいが、一度使用し
た酸洗浄液は、廃液として処理することが好ましい。
【0024】最後の温水洗浄処理工程(3)は、中和処
理されたゴム栓を洗浄工程の最後の処理工程として、前
記の(1)及び(2)の処理工程における用水よりも清
浄度(品質)の高い洗浄水を用い、酸の除去とともに洗
浄水中の微粒子が新たにゴム栓に付着することを防止し
た仕上げの洗浄である。この処理工程も他の処理工程と
同様に密閉状態で金網かごを回転または上下動させて行
う。温水洗浄の温度は特に制限されないが、通常、室温
〜50℃程度の温度である。洗浄水の使用の形態はバッ
チ式でも連続式でもよい。洗浄水は、前記の高品質も使
用出来るが、より少ない洗浄回数で、洗浄水による新た
な微粒子の付着を防止するために前記の高品質水を蒸留
した最高品質水の使用が好ましい。温水洗浄後、洗浄水
はオートクレーブから排出され、廃液として処理するこ
とが好ましい。温水洗浄処理工程終了後、オートクレー
ブから洗浄液を排出し、ゴム栓はオートクレーブ中で金
網かごに入れられたまま十分に水切りされ、次の乾燥工
程に搬送される。
【0025】以上のように洗浄工程においては、洗浄処
理中にゴム栓が工程の雰囲気に曝されることはないの
で、洗浄工程の雰囲気は、空気清浄度レベル1が適当で
ある。又、洗浄工程における用水は、それに含まれる微
粒子が新たにゴム栓に付着することを防止するために、
アルカリ洗浄処理及び酸洗浄処理においては前記の高品
質水を、温水洗浄処理では上記の最高品質水を使用する
ことが好ましい。さらに、各洗浄処理で使用した洗浄水
は、再使用可能であるが、上記のように廃液として処理
し、再使用しないことがゴム栓の清浄度を高めるうえで
好ましい。
【0026】洗浄工程に続く乾燥工程は、洗浄工程の最
後の温水洗浄処理工程(3)で洗浄されたゴム栓を、さ
らに前記の温水洗浄処理工程における洗浄水と同等の最
高品質の高い洗浄水のシャワーで洗浄するシャワー洗浄
処理する工程と洗浄処理されたゴム栓を乾燥させる工程
を含んでいる。ここで使用する洗浄水は、温水洗浄処理
工程における洗浄水と同様であり、新たな微粒子の付着
を防止するうえで前記の最高品質水が好ましい。
【0027】シャワー洗浄処理工程では、洗浄水による
新たな微粒子の付着を防止して前の洗浄工程では除去し
きれなかった微粒子の除去をより徹底させるために、例
えば、メッシュコンベアーベルトなどで搬送されるゴム
栓の全面に最高品質水のシャワーを浴びせ、シャワーの
一方向の水流とその衝撃で残留微粒子などを洗い落とす
処理工程である。上記の洗浄工程及び乾燥工程における
シャワー洗浄処理で処理されたゴム栓は、洗浄工程での
残留異物や微粒子などがあった場合も、これらは極めて
高レベルで除去される。
【0028】従って、乾燥工程は、洗浄工程までの清浄
度レベル1よりも清浄度の高い清浄度レベル2の工程雰
囲気下で実施することで、本工程におけるゴム栓への新
たな微粒子の付着をより完全に防止することができる。
【0029】乾燥工程を上記の高レベルの空気清浄度雰
囲気で実施することから、シャワー洗浄されたゴム栓の
乾燥には、一般的に用いられている熱風による乾燥は、
ゴム栓に新たに微粒子などを付着させることになる場合
もあるので好ましくなく、遠赤外線の照射および/また
は高周波を照射して加熱する方法を用いることが好まし
い。遠赤外線の照射は、ゴム栓の表面の水の乾燥には適
しているが、ゴム栓内部の水の乾燥には適していない。
特に好ましい乾燥方法は高周波加熱である。ゴム栓のゴ
ム材料が極性のゴムの場合には高周波によってゴム自体
も加熱され、ゴム栓内部の水も表面の水と同時に除去
(乾燥)される。ゴム材料が非極性のものでも、使用す
る配合剤によっては極性の物質も添加されており、その
ためにゴム自体も加熱され、極性ゴムの場合と同様の効
果が奏される。高周波加熱の発熱出力は、特に制限され
ないが、通常1〜5KW程度であり、メッシュコンベア
ベルトに沿って複数箇所に設置することが乾燥効果を高
めるうえで好ましい。乾燥されたゴム栓は検査工程に送
られる。
【0030】本発明において空気清浄度レベル1とは、
SIによるクラスがM6.5(米国連邦規格のクラス1
00,000)〜M4.5(同クラス1,000)をい
い、空気清浄度レベル2とは、M5.5(同クラス1
0,000)〜M3.5(同クラス100)をいう。本
発明においては、清浄度レベル2は清浄度レベル1より
も清浄度は高い。可能な限り、いずれの工程も空気清浄
度をより高位のレベルとすることが好ましいが、各工程
を実施する区域(建屋あるいは部屋)は、それぞれ建坪
が大きく、これらの区域の密封性を高めるために費用が
嵩み、ゴム栓の製造コストの上昇を招くことから、限度
がある。好ましくは、少なくとも成形工程以降の工程を
上記の空気清浄度レベルで、更に好ましくは大気圧より
もやや加圧した条件下で実施することである。
【0031】本発明において洗浄水の品質を段階的に高
品質とするということは、前記の洗浄工程における温水
洗浄処理工程(3)の洗浄水の品質を、アルカリ洗浄処
理工程(1)及び酸洗浄処理工程(2)の用水の品質よ
り高くし、さらに乾燥工程における洗浄処理工程の洗浄
水の品質を上記の温水洗浄処理工程(3)の洗浄水と同
等以上の清浄度とすることである。
【0032】前述のように、ゴム栓は摩擦帯電し易い高
分子から形成されているので、必要に応じ、成形工程で
シート状に加工されたコンパウンド、洗浄工程に付する
前のゴム栓、洗浄工程終了後のゴム栓、あるいは乾燥工
程を終えたゴム栓などのいずれかを摩擦帯電の大きい工
程で除電(帯電除去)処理することが好ましい。更に、
工程間のゴム栓の搬送を人手を介さずに無人自動搬送す
ることもゴム栓の清浄度を高めるうえで好ましいことで
ある。
【0033】除電処理方法としては、非接触でゴム栓の
帯電除去処理が可能な工程雰囲気の空気をイオン化させ
る無声コロナ放電除去器や放射性静電気除去機などの静
電除去器を用い、工程雰囲気の空気の電気伝導性を高
め、ゴム栓の電荷を空気中に放射して消滅させる方法が
好ましい方法として挙げられる。さらに好ましいのはイ
オン化された空気を直接ゴム栓に吹き付ける送風型であ
る。上記のような静電気除去機は、種々市販されてお
り、適当なものを選択、使用することができ、特に制限
されるものではない。又、上記各工程の清浄空気をイオ
ン化して供給することもできる。
【0034】最後の最終検査工程は、乾燥工程と同じレ
ベル2の空気清浄度雰囲気中で実施される。ゴム栓は、
例えば、CCDカメラにより全外観(表面)が自動検査
され、成形不良、焼き込み異物などの異物混入、異物付
着などの有無を検査し、不適合品は除去、廃棄処分され
る。この検査ではわからない付着微粒子は、適合品のゴ
ム栓について抜き取り検査で、日本薬局方第13改正の
注射剤の不溶性微粒子の試験法に準じて試験され、この
試験に適合したロットのゴム栓は、検査工程と同じ雰囲
気中でプラスチック製無塵袋に詰め、袋詰めされたゴム
栓は梱包工程で箱詰めされる。梱包工程は、特に清浄化
された雰囲気でなくともよいが、できれば空気清浄度レ
ベル1の雰囲気中で実施することが好ましい。検査工程
では、検査前および/又はあとに除電処理を行い、最後
の付着微粒子の除去を行うことが好ましい。
【0035】本発明のゴム栓の製造においては、人が関
与することの多い工程間のゴム栓の搬送は無人自動搬送
とすることが好ましい。無人自動搬送手段としては、例
えば、(i)床面下に敷設した誘導路上を電動駆動車を走
行させる方式、(ii)天井に設けた軌道に懸垂した状態
で、それに設置された電動駆動装置によって移動させる
方式などの従来公知の方式による自動搬送手段がいずれ
も使用でき、自動搬送手段は特に限定されない。全ての
工程が同一階で実施される場合は(i) の方式が好まし
く、例えば、工程によって1階と2階で実施される場合
は上記の2つの方式の併用が好ましい。ゴム栓(コンテ
ナーなどに入れた)の積み降ろしは人手でも、自動化の
いずれでもよいが、自動化が好ましい。尚、無人自動搬
送機の運行及び各工程におけるゴム栓の保管管理を、ゴ
ム栓の製造計画に従ってコンピュータ制御することによ
り、ロット違いや積み忘れなどの人手による搬送で見ら
れるトラブルを確実に防止することができる。
【0036】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。
【0037】実施例1 塩素化ブチルゴム(エクソンモービル化学社製HT−1
066)を用いたバイアル用ゴム栓(天面部(フラン
ジ)の外径(笠径)が19mm、笠厚が3.2mm、足
径が13mm、足高が5mm、全高が8.2mm)を圧
縮成形により1000個作製した。前記の配合・混練工
程は大気をフィルターを通して塵埃を除いた大気雰囲気
中で、前記の成形工程及び洗浄工程はM6.5の清浄雰
囲気中で、前記の乾燥工程及び検査工程はM5.5の清
浄空気雰囲気中で実施した。
【0038】洗浄工程は下蓋付きオートクレーブを用い
て行った。最初のアルカリ洗浄処理は、用水として殺菌
した井戸水を逆浸透膜で濾過し、次いで電気交換式純水
製造装置でイオン交換した高品質水を用い、これに苛性
ソーダを0.1%濃度に溶解したアルカリ水を使用し
た。オートクレーブに上記のゴム栓を入れた円筒状のス
テンレス製金網かごを挿入し、下蓋を閉め、アルカリ水
をゴム栓の全容積の3倍量充填し、金網かごを5回/分
のレートで上下動させながら内温を160℃に上げ、沸
騰下に1時間処理した。加熱を止め、液温を80℃まで
冷却してからアルカリ洗浄水を排出した。
【0039】次に、上記の高品質水の0.05%塩酸水
溶液(室温)を上記同様オートクレーブに充填し、金網
かごを上下動させながら、加温せずに酸洗浄を10分間
行った。その後、酸洗浄液を排出し、金網かごを引き続
き上下動させて水切りを行った。最後に、上記の高品質
水の蒸留水である最高品質水を上記同様オートクレーブ
に充填し、加温せずに10分間金網かごを上下動させて
洗浄した。洗浄水を排出し、水切りした後オートクレー
ブの下蓋を開け金網かごを取り出した。
【0040】洗浄工程を終えたゴム栓を金網かご毎、次
の乾燥工程へ無人自動搬送機で搬送した。M5.5の清
浄化された雰囲気の乾燥工程で、金網からゴム栓を人手
でホッパーへ移し、次の検査工程にまで至るステンレス
製メッシュコンベヤーにゴム栓同士が重ならないように
自動化されたフィーダーでゴム栓を載置した。ここで
は、先ずゴム栓はコンベヤーの進行につれて、シャワー
洗浄ゾーンで最初にコンベヤーの上方から、次いで下方
から、それぞれ一方向の最高品質水によるシャワーで合
計15秒間洗浄され、自然落下で水切りされながらゴム
栓は乾燥ゾーンに至り、ここで高周波加熱装置からの高
周波で加熱、乾燥され、ゴム栓は検査工程に運ばれる。
シャワー洗浄水は、上記の最高品質水を用いた。
【0041】M5.5の清浄度雰囲気の検査工程に乾燥
工程からメッシュコンベヤーでゴム栓は搬送される。上
記の洗浄工程においては、洗浄前の、洗浄工程終了後
の、また検査工程では全工程を終えたゴム栓を、それぞ
れ適宜10個抜き取り、無塵袋に収納し、クラス1,0
00の試験室でそれぞれのゴム栓の微粒子付着個数を下
記の方法で測定した。尚、洗浄工程終了後のゴム栓は検
査室で高周波加熱により乾燥させた。
【0042】〔微粒子数の測定方法〕日本薬局方第13
改正(第一追補)の一般試験法64.注射剤の不溶性微
粒子試験法に準じ、光遮蔽型自動微粒子測定装置(RI
ON KL−01:リオン社製自動微粒子計測器)を用
いて不溶性微粒子の個数を測定した。抜き取った10個
のゴム栓をピンセットで500ml用特注硬質ガラス製
バイアルに入れ、0.4μm次いで0.2μmのフィル
ターを通した無塵水300mlを加え、シーロンフィル
ム(富士フィルム社製)でシールし、ゴム栓がおおよそ
1秒間に2回転するように手で20秒間振とうさせた。
1時間静置後、内溶液を10ml採取し、測定する。同
様にして合計3回測定し、その平均値を求めた。結果を
表1に示す。
【0043】比較例1 成形工程及び洗浄工程の空気清浄度を配合・混練工程の
空気清浄度とし、乾燥工程をM6.5の清浄度雰囲気で
実施する以外は実施例1と同様にしてゴム栓1000個
を作製した。実施例1と同様にして微粒子の個数を測定
した。結果を表1に示した。
【0044】比較例2 成形工程から乾燥工程までをM6.5の清浄度雰囲気下
に、検査工程をM5.5の清浄度雰囲気下に実施する以
外は実施例1と同様にして1000個のゴム栓を作製
し、微粒子の個数を測定した。結果を表1に示した。
【0045】比較例3 成形工程及び洗浄工程を配合・混練工程の空気清浄度雰
囲気下に、乾燥工程以降をM5.5の清浄度雰囲気下に
実施する以外は実施例1と同様にして1000個のゴム
栓を作製し、微粒子の個数を測定した。結果を表1に示
した。
【0046】実施例2 最終検査工程で実施例1のゴム栓100個を抜き取り、
イオンブローにより除電処理し、10個を抜き取り、実
施例1と同様にして微粒子個数を測定した。その結果を
表1に示した。
【0047】
【発明の効果】以上の如き本発明により、各工程の雰囲
気の空気の清浄度を前記レベルに管理し、洗浄工程など
で使用する洗浄水の清浄度を検査工程に近づくほど高
め、さらに除電処理を組み合わせることで、従来に比べ
て格段に清浄度の高い(異物および微粒子付着量が著減
した)医薬・医療用ゴム栓を製造することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 3B201 AA46 AB02 BB01 BB21 BB82 BB89 BB90 BB92 BB96 CB12 CC11 CD41 4F213 AA45 AH63 AM25 WA04 WA05 WB01 WC01 WF01 WK01 WK03 WW01 WW05 WW06 WW21 WW38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配合・混練工程、成形工程、洗浄工程、
    乾燥工程、及び最終検査工程をこの順に経て医薬・医療
    品用ゴム栓を製造する方法において、成形工程以降の工
    程を空気清浄度が段階的に高レベルとなる工程雰囲気下
    に実施することを特徴とする高度に清浄な医薬・医療品
    用ゴム栓を製造する方法。
  2. 【請求項2】 乾燥工程以降の工程を洗浄工程までより
    も高レベルの空気清浄度雰囲気下に実施する請求項1に
    記載の高度に清浄な医薬・医療品用ゴム栓を製造する方
    法。
  3. 【請求項3】 洗浄工程までをM6.5〜M4.5の空
    気清浄度雰囲気下に、乾燥工程以降をM5.5〜M3.
    5の雰囲気下に実施する(但し、乾燥工程以降の空気清
    浄度は洗浄工程までの空気清浄度よりも高い)請求項2
    に記載の高度に清浄な医薬・医療品用ゴム栓を製造する
    方法。
  4. 【請求項4】 洗浄工程が、アルカリ洗浄処理工程、酸
    洗浄処理工程及び温水洗浄処理工程からなり、これらの
    処理工程の全てを上記の順に、同一の処理槽中で行う請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の高度に清浄な医薬・
    医療品用ゴム栓を製造する方法。
  5. 【請求項5】 温水洗浄処理工程における洗浄水は、他
    の洗浄処理工程における用水よりも清浄度が高い請求項
    4に記載の高度に清浄な医薬・医療品用ゴム栓を製造す
    る方法。
  6. 【請求項6】 乾燥工程はシャワー洗浄処理工程と乾燥
    処理工程を含み、シャワー洗浄処理工程の洗浄水は、洗
    浄工程の温水洗浄処理工程における洗浄水の品質と同等
    である請求項1に記載の高度に清浄な医薬・医療品用ゴ
    ム栓を製造する方法。
  7. 【請求項7】 成形工程以降の任意の工程で除電処理す
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の高度に清浄な医
    薬・医療品用ゴム栓を製造する方法。
  8. 【請求項8】 工程間のゴム栓の搬送を無人自動搬送手
    段による請求項1〜7のいずれか1項に記載の高度に清
    浄な医薬・医療品用ゴム栓を製造する方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載の方
    法で得られる高度に清浄な医薬・医療品用ゴム栓。
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