JP2003061997A - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ

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JP2003061997A
JP2003061997A JP2002238363A JP2002238363A JP2003061997A JP 2003061997 A JP2003061997 A JP 2003061997A JP 2002238363 A JP2002238363 A JP 2002238363A JP 2002238363 A JP2002238363 A JP 2002238363A JP 2003061997 A JP2003061997 A JP 2003061997A
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disposable diaper
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elastic
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着しやすく、また、使用中での装着安定性
も良好でフィット性が確保でき、排便時の処理も簡単で
安価な吸収性物品の提供。 【構成】 本実施例の使い捨ておむつ10は、液透過性
の表面シート11と液不透過性の防漏シート12とその
間に介在された吸収体13を配置したおむつ本体14を
備えている。おむつ本体14の長手方向の背側部(一端
部)15には、上記防漏シート12側に着用者のウエス
ト周囲を覆うべき弾性帯体16が輪状に設けられてお
り、該弾性帯体16は、上記背側部15の両側部(フラ
ップ)で上記防漏シート12に固定されて、上記弾性帯
体16の全体が上記防漏シート側に配置され、使用時に
は上記表面シート11側に反転されるようになされてお
り、上記おむつ本体の腹側部(他端部)又は上記弾性帯
体16の少なくとも一方に、上記おむつ本体14の腹側
部と上記弾性帯体16を止着する止着部材17が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装着性とフィット性を
改善した使い捨ておむつに関し、更に詳しくは、乳幼児
用、失禁者用、大人用に供される使い捨ておむつに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の使い捨ておむつは、図11に示す
ように、液透過性の表面シート2と液不透過性の防漏シ
ート3とこれらのシート間に吸収体4を介在したおむつ
本体5を備えており、該おむつ本体5を身体に装着する
手段として、おむつ本体の背側に設けられたファスニン
グテープ6と該ファスニングテープ6が貼着される腹側
に設けられたランディングテープ7とが設けられてい
る。また、使い捨ておむつにおける簡易的な装着具とし
て、ゴムバンドを使用するものや、乳幼児用使い捨てお
むつにおいては、全くのパンツ型に予め成型されたもの
もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
使い捨ておむつでは、フィット性を確保するためには、
使い捨ておむつの装着状態を初期の段階と使用中の段階
とで一定に保つ必要があり、確実に且つ弾性的に保持す
る必要がある。ところが、乳幼児の場合、特にフィット
性が要求される高月齢児においては、おむつ替えの時
に、着用者はじっとしていないために、確実に装着でき
ず、不安定となる。
【0004】更に、高月齢児においては、寝かせた状態
でのおむつ替えから、立った状態でのおむつ替えが多く
なり、従来のファスニングテープ6による装着では装着
し難く、装着後の装着状態も不安定である。このよう
に、使い捨ておむつ装着の初期の状態が不安定であるた
め、フィット性は不十分であるのに加え、高月齢児にお
いては、更に、活動量が大きいため、使用中での装着状
態の変形が起こり、更にフィット性が損なわれ、その結
果、漏れの原因になるという不都合がある。
【0005】また、失禁者用の使い捨ておむつの場合、
従来のファスニングテープ6による製品では、自分で立
ったまま装着することは、装着者が高齢であることを考
えても困難である。更に、失禁者は常に失禁状態にある
わけではなく、自発的に排尿しようとした場合には、フ
ァスニングテープを引き剥がして使い捨ておむつを取り
除く必要があるが、該操作は立位の状態では非常に面倒
になるという不都合がある。ゴムバンドによる装着にあ
っては、使い捨ておむつにゴムバンドを付ける操作が比
較的面倒であるのに加え、ゴムバンドが細いため、装着
安定性に欠ける欠点がある。パンツ型の使い捨ておむつ
においては、また製造工程が複雑になり高価になるとと
もに、排便処理の際に脱がせ難くく、更に、排便処理時
におむつ自体を丸めて処理し難いという問題点がある。
【0006】従って、本発明の目的は、装着しやすく、
また、使用中での装着安定性も良好でフィット性が確保
でき、排便時の処理も簡単で安価な吸収性物品を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は液透過性の表面
シートと、液不透過性の防漏シートと、これらのシート
間に配置された吸収体とからなるおむつ本体を備えた使
い捨ておむつにおいて、上記おむつ本体の長手方向の一
端部には、上記防漏シート側に着用者のウエスト周囲を
覆うべき弾性帯体が輪状に設けられており、該弾性帯体
は、上記長手方向の一端部の両側部で上記防漏シートに
固定され、上記弾性帯体の全体が上記防漏シート側に配
置されており且つ使用時には上記表面シート側に反転さ
れるようになされており、上記おむつ本体の他端部又は
上記弾性帯体の少なくとも一方に、これらを互いに止着
する止着部材が設けられていることを特徴とする使い捨
ておむつを提供することにより、上記目的を達成したも
のである。
【0008】
【作用】本発明の使い捨ておむつを装着する場合には、
防漏シート側に位置する弾性帯体を裏返すようにして、
表面シート側に配置し、表面シート側に着用者のウエス
ト周囲を覆う輪状を形成する。この状態で、輪状の弾性
帯体に体を通した後、おむつ本体の他端部を止着部材に
より弾性帯体に止着するか、または弾性帯体に着用者の
体を通す前に予め、おむつ本体の他端部を止着部材にて
弾性帯体16に止めて、パンツ型を形成してから、パン
ツのようにして履いてもよい。排尿時における使い捨て
おむつの交換は、パンツを脱がすようにすればよい。ま
た、排便時の交換は、寝かせた状態で止着部材で止めて
ある部分を剥がしてお尻の部分の方に丸めてから、丸め
た部分を弾性帯体で止めて廃棄処理できる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例の使い捨ておむつの斜視図、図
2は、図1のIIーII線に沿って切断した断面図、図3
は、図1に示す使い捨ておむつの装着方法を示す斜視
図、図4は、図1に示す使い捨ておむつの廃棄処理状態
を示す斜視図、図5は、図1に示す使い捨ておむつの弾
性帯体の断面図、図6は、他の実施例による弾性帯体の
断面図、図7は、図1に示す使い捨ておむつの弾性帯体
の接合状態を示す斜視図、図8は、弾性帯体の他の接合
状態を示す斜視図、図9は、弾性帯体の他の接合状態を
示す斜視図、図10は、他の実施例による使い捨ておむ
つの斜視図である。
【0010】図1に示すように、本実施例の使い捨てお
むつ10は、液透過性の表面シート11と液不透過性の
防漏シート12とその間に介在された吸収体13を配置
したおむつ本体14を備えている。おむつ本体14の長
手方向の背側部(一端部)15には、上記防漏シート1
2側に着用者のウエスト周囲を覆うべき弾性帯体16が
輪状に設けられており、該弾性帯体16は、上記背側部
15の両側部(サイドフラップ)15a、15bで上記
防漏シート12に固定されて、上記弾性帯体16の全体
が上記防漏シート側に配置され、使用時には上記表面シ
ート11側に反転されるようになされており、上記おむ
つ本体の腹側部(他端部)又は上記弾性帯体16の少な
くとも一方に、上記おむつ本体14の腹側部と上記弾性
帯体16を止着する止着部材17が設けられている。
【0011】上述のおむつ本体14は、着用時に着用者
の腹側に位置する腹側部18と背側に位置する上記背側
部15とが形成されており、背側部15のサイドフラッ
プ15a、15bにおける防漏シート12に弾性帯体1
6が輪状を形成するように、弾性帯体16の両端部が接
合固定されている。また、腹側部18には、その防漏シ
ート12側に一対の止着部材17、17が設けられてお
り、着用時に腹側部18を弾性帯体16に剥離自在に止
着するように構成されている。尚、腹側部18と背側部
15との間に位置する股下部19には、弾性部材20が
配置されており、吸収体13を挟んで着用時に股下ギャ
ザーが形成されるようになっている。
【0012】弾性帯体16は、図2及び図7に示すよう
に、背側部15の防漏シート12上面に輪状に接合され
ているが、弾性帯体16の両端部16a、16bにおい
てその外面側が折り返されて接合固定されている。この
ように、両端部16a、16bが折り返されて接合固定
されていることにより、図3の(a)に示すように、使
用状態において接合部分の折り返しがなくなるので、こ
の部分に無理な力がかかりにくく、剥がれ難くなる。
【0013】弾性帯体16の幅は、着用時のフィット性
を考慮し、対象者により変える必要があり一義的には決
まらないが、10mm以上又は吸収性物品の縦方向全長の
1/20〜1/2の幅が好ましく、より好ましくは1/
10〜1/3の幅であり、着用時において、弾性帯体1
6が少なくとも吸収体上面にかかることが好ましいから
である。弾性帯体16の両端部16a、16bの固定
は、使用時に直接肌と触れる面と反対側を接着材、ヒー
トボンドや超音波等により接合されている。おむつ本体
14の腹側部18には、防漏シート12の表面に止着部
材17が配設されているが、該止着部材17は、おむつ
本体14の腹側部に設置することに限らず、弾性帯体1
6か腹側部18の少なくともどちらか一方に設置されて
いればよい。
【0014】次に、使い捨ておむつの各構成部材の材料
等について説明する。本実施例に用いられる表面シート
11は、衛生材料として通常広く用いられているもので
あり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等
を原料とする繊維やこれらの複合繊維を用いたスパンボ
ンド方式やヒートボンド方式や水流交絡方式によりシー
ト化されたもので、体液の吸収性を向上させるための親
水化処理が、少なくとも吸収体面上に設置される部分に
施されている一層あるいは複数層の不織布やポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル等を原料としてお
り、体液の吸収性を向上させるための親水化処理が少な
くとも吸収体上面に設置される部分に施されている、孔
の開いたフィルムであり、風合いや強度や吸収性を考慮
すれば、5〜50g/m2 のものが用いられる。
【0015】防漏シート12は、通常使用されているポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等を原料と
するフィルムやこれらのフィルムを紙や不織布等にラミ
ネートしたものであってもよいが、着用者の快適性を考
慮すれば、液不透過性であってかつ透湿性を有するフィ
ルムを用いることが好ましい。また、対象者や用途に応
じて透湿量や厚みを変えることもできる。一般的には、
上記汎用樹脂に微細な無機物を混入させ、延伸や溶出に
よりフィルムに微細な孔を設けることが行われている。
または、透湿性を有するフィルムと不織布との複合され
たものであってもよい。
【0016】吸収体13は、ポリアクリル酸塩やデンプ
ンとアクリル酸のグラフト共重合体等からなる高吸収性
ポリマーを吸収の主体として、パルプや合成繊維等を含
んだウェブから成り、必要とされる吸収量に合わせてそ
の量を調整すればよい。また、吸収体13の形状は、対
象者に合わせて長方形や、砂時計型を適宜選択すればよ
い。弾性部材20は、ポリウレタンや天然ゴムやSBR
等のエラストマーを原料とした糸状や、帯状のフィルム
や発泡体の弾性体をあらかじめ必要に応じた延伸状態で
設置固定することにより形成される。
【0017】弾性帯体16は、図5に示すように、ポリ
ウレタンや天然ゴムやSBR等のエラストマーを原料と
した伸縮性でかつ撥水性のフィルムや孔の開いたフィル
ム等のシート状物16’と、防漏シートに接合された状
態で少なくともその外側に撥水性の不織布16”が複合
されている。複合は、あらかじめ所定の延伸状態にされ
た前記伸縮性でかつ撥水性のシート状物と前記撥水性の
不織布とが粘着材やヒートボンドや超音波等によりなさ
れている。このように、外側を撥水性の不織布16”で
構成することにより、使用時には折り返されて着用者の
肌に接する側が撥水性となり、装着感がよい。
【0018】また、弾性帯体16の伸縮力は、幅同様に
対象者により変える必要があり一義的には決まらない
が、2倍に伸張した時に100〜400g/30mmが好
ましく、より好ましくは200〜300g/30mmであ
る。更に、伸縮性は、1.2〜3.0倍で、好ましくは
1.5〜2.0倍である。尚、弾性帯体16は、図示し
ていないが、製造時の搬送を円滑に行うために、防漏シ
ート12に接合されている端部部分16a、16bとは
別に少なくとも一箇所以上で防漏シート12に仮止めさ
れている。
【0019】止着部材17は、付け外しが可能であるこ
とが好ましいが、通常衛生用品に使用されている両面粘
着テープとランディングテープとの組合せでもよいし、
自着性のホットメルトを用いてもよいし、ベルクロ(商
標)式テープであってもよい。また、粘着力の小さくズ
レない程度の滑り止め、例えば、表面指触タック性が小
さいホットメルトを点状や線状や面状に塗工してあって
もよい。これら止着部材17が弾性帯体16に設置され
るときは、十分に接着できる程度の平滑性を保った状態
で設置される。
【0020】次に、本実施例の使い捨ておむつの装着方
法について説明する。この使い捨ておむつの装着方法に
は、図3に示すように、二通りある。第1の方法は、図
3の(a)〜(c)に示す方法であるが、まず、(a)
に示すように、弾性帯体16を裏返すようにして、おむ
つ本体14の背側部15の表面シート11側に輪状を形
成する。その状態で、(b)に示すように、両足を輪状
の弾性帯体に通して、股下から腹側部18を引き出し、
(c)に示すように、腹側において弾性帯体16の内側
に入れて止着部材17にて腹側部18を止めてパンツ状
を形成する方法である。
【0021】第2の方法は、図3の(e)及び(f)に
示す方法であるが、まず、(e)に示すように、弾性帯
体16を裏返すようにして、おむつ本体14の背側部1
5の表面シート11側に輪状を形成した後、おむつ本体
14の腹側部18を弾性帯体16の内側にいれて止着部
材17にて固定し、パンツ型を形成する。
【0022】そして、(f)に示すように、パンツをは
くようにして着用する。このように本実施例の捨ておむ
つは、装着しやすく、また、装着中は、弾性帯体16に
よりおむつ本体が保持されているので、装着安定性も良
好で、ウエスト部でのフィット性がよい。その結果、活
動等によるずれ落ちがなく、前や後ろ漏れ及び股漏れが
防止される。更に、本発明の使い捨ておむつの製造は、
弾性帯体を取り付けるだけであるから、従来の設備を利
用でき、経済的で比較的安価に製造が可能となり、ま
た、弾性帯体を利用して折り畳むことにより、携帯性の
良い折り方が可能となる。
【0023】排尿時の使い捨ておむつの廃棄は、パンツ
を脱がすようにすればよい。また、排便時の交換は、寝
かせた状態で止着部材17で止めてある部分を剥がし
て、おむつ本体14を広げ、お尻の清拭を行い、腹側部
18を排便を包むようにして背側部15へむけて丸めて
から、弾性帯体16を足から脱がし、図4に示すよう
に、丸めた部分を弾性帯体16で止めて廃棄すれば、衛
生的に処理できる。更に、着用者が自発的に排泄する場
合は、排便時の交換の時のように、止着部材17で止め
てある部分を剥がして、用を足した後に再度弾性帯体1
6の下側に挿入するようにして止着部材17で止めれば
よい。
【0024】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、弾性帯体16は、おむつ本体長手方向の一端部で
あれば、背側部か腹側部のどちらか一方に固定されてい
ればよい。また、弾性帯体16は、構成断面を図6に示
すように、一層構造としてもよい。この場合、伸縮性で
且つ撥水性のシート不織布をそのまま使用してもよい。
このような不織布状の伸縮性でかつ撥水性のシート状物
は、上記エラストマーを原料としてスパンボンド法やメ
ルトブロー法等により不織布状に形成した物や撥水性の
不織布に上記エラストマーを原料とした糸状の弾性体を
延伸しながら縫い込んだ、いわゆるステッチボンド法に
より得られる。また、撥水性の不織布の間に前記エラス
トマーを原料とした糸状や帯状の弾性体が延伸された状
態で接合されているものであってもよい。接合の手段
は、接着材やヒートボンドや超音波等によっても良い
し、不織布を製造する時、繊維自らの融着性を利用して
接合してもよい。
【0025】弾性帯体16を防漏シートに固定する場
合、図8に示すように、弾性帯体16の両端部を折り込
まないでそのまま固定するものであってもよい。更に、
弾性帯体16は、必要に応じては、その一部を図9に示
すように、V字状にカット21し、弾性帯体16の必要
な幅を確保しつつ不必要な部分を除くことにより、さら
に着用者の足まわりのフィット性を高めることができ
る。また、おむつ本体14の防漏性を高める手段とし
て、該おむつ本体14に立体のレッグギャザーを設置し
てもよい。更に、おむつ本体14は、図10に示すよう
に、弾性帯体16が接合されている背側部15にウエス
トギャザー22を設ける構成であってもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明の使い捨ておむつは、装着しやす
く、また、使用中での装着安定性も良好でフィット性が
確保でき、排便時の処理も簡単で安価な吸収性物品を提
供することである。特に、弾性帯体によりおむつ本体を
保持することによりウエスト部でのフィット性がよく、
また、弾性帯体を用いることにより、活動等によるずれ
落ちがなく、その結果、前や後ろ漏れ及び股漏れが防止
され且つ従来のパンツ型に比べ、排便時の処理が簡単で
あり、衛生的である。更に、本発明の使い捨ておむつの
製造は、弾性帯体を取り付けるだけであるから、従来の
設備を利用でき経済的で比較的安価に製造が可能とな
り、また、弾性帯体を利用することにより、携帯性の良
い折り方が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例の使い捨ておむつの斜
視図である。
【図2】図2は、図1のIIーII線に沿って切断した断面
図である。
【図3】図3は、図1に示す使い捨ておむつの装着方法
を示す斜視図である。
【図4】図4は、図1に示す使い捨ておむつの廃棄処理
状態を示す斜視図である。
【図5】図5は、図1に示す使い捨ておむつの弾性体の
断面図である。
【図6】図6は、他の実施例による弾性体の断面図であ
る。
【図7】図7は、図1に示す使い捨ておむつの弾性帯体
の接合状態を示す斜視図。
【図8】図8は、弾性帯体の他の接合状態を示す斜視図
である。
【図9】図9は、弾性帯体の他の接合状態を示す斜視図
である。
【図10】図10は、他の実施例による使い捨ておむつ
の斜視図である。
【図11】図11は、従来の使い捨ておむつを示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 使い捨ておむつ 11 表面シート 12 防漏シート 13 吸収体 14 おむつ本体 15 背側部(一端部) 16 弾性帯体 17 止着部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年9月18日(2002.9.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は液透過性の表面
シートと、液不透過性の防漏シートと、これらのシート
間に配置された吸収体とからなるおむつ本体を備えた使
い捨ておむつにおいて、上記おむつ本体の長手方向の一
端部には、上記防漏シート側に着用者のウエスト周囲を
覆うべき弾性帯体が輪状に設けられており、該弾性帯体
は、上記長手方向の一端部の両側部で上記防漏シートに
固定され、上記弾性帯体の全体が上記防漏シート側に配
置されており且つ使用時には上記表面シート側に反転さ
れるようになされており、更に、該弾性帯体は、その側
縁部の一部がその幅方向中央部に向けてV字状に複数箇
所カットされており、上記おむつ本体の他端部又は上記
弾性帯体の少なくとも一方に、これらを互いに止着する
止着部材が設けられていることを特徴とする使い捨てお
むつを提供することにより、上記目的を達成したもので
ある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
尚、本発明の使い捨ておむつにおける弾性帯体は、図9
に示すように、その側縁部の一部がV字状に複数箇所カ
ットされているが、以下の実施例の説明においては、図
9に基づく説明を除き、V字状のカットがない弾性帯体
を用いた使い捨ておむつについて説明する。図1は、本
発明の実施例の使い捨ておむつの斜視図、図2は、図1
のIIーII線に沿って切断した断面図、図3は、図1に示
す使い捨ておむつの装着方法を示す斜視図、図4は、図
1に示す使い捨ておむつの廃棄処理状態を示す斜視図、
図5は、図1に示す使い捨ておむつの弾性帯体の断面
図、図6は、他の実施例による弾性帯体の断面図、図7
は、図1に示す使い捨ておむつの弾性帯体の接合状態を
示す斜視図、図8は、弾性帯体の他の接合状態を示す斜
視図、図9は、図7に示す弾性帯体に代えて、V字状の
カットを有する弾性帯体を用いた使い捨ておむつにおけ
る弾性帯体の接合状態を示す斜視図、図10は、他の実
施例による使い捨ておむつの斜視図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】弾性帯体16を防漏シートに固定する場
合、図8に示すように、弾性帯体16の両端部を折り込
まないでそのまま固定するものであってもよい。本発明
の実施例の使い捨ておむつにおける弾性帯体16は、そ
の側縁部の一部を図9に示すように、その幅方向中央
部に向けてV字状に2箇所カット21し、弾性帯体16
の必要な幅を確保しつつ不必要な部分を除いてあり、そ
のため、着用者の足まわりのフィット性を高めることが
できる。また、おむつ本体14の防漏性を高める手段と
して、該おむつ本体14に立体のレッグギャザーを設置
してもよい。更に、おむつ本体14は、図10に示すよ
うに、弾性帯体16が接合されている背側部15にウエ
ストギャザー22を設ける構成であってもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】図9は、図7に示す弾性帯体に代えて、V字状
のカットを有する弾性帯体を用いた使い捨ておむつにお
ける弾性帯体の接合状態を示す斜視図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
    防漏シートと、これらのシート間に配置された吸収体と
    からなるおむつ本体を備えた使い捨ておむつにおいて、 上記おむつ本体の長手方向の一端部には、上記防漏シー
    ト側に着用者のウエスト周囲を覆うべき弾性帯体が輪状
    に設けられており、 該弾性帯体は、上記長手方向の一端部の両側部で上記防
    漏シートに固定され、上記弾性帯体の全体が上記防漏シ
    ート側に配置されており且つ使用時には上記表面シート
    側に反転されるようになされており、 上記おむつ本体の他端部又は上記弾性帯体の少なくとも
    一方に、これらを互いに止着する止着部材が設けられて
    いることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 【請求項2】 上記弾性帯体の両端部が、上記おむつ本
    体の両側縁部に形成されたサイドフラップ部において、
    上記防漏シートに接合固定され、該弾性帯体とおむつ本
    体とにより輪状が形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 上記弾性帯体は、使用時に反転されて表
    面シート側に位置するべき外側が撥水性の不織布状であ
    ることを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。
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