JP2003061232A - 配線装置 - Google Patents

配線装置

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JP2003061232A JP2001244625A JP2001244625A JP2003061232A JP 2003061232 A JP2003061232 A JP 2003061232A JP 2001244625 A JP2001244625 A JP 2001244625A JP 2001244625 A JP2001244625 A JP 2001244625A JP 2003061232 A JP2003061232 A JP 2003061232A
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泰三 川尻
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和男 中樋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単純な構造で且つ施工面への配設を容易とした
配線装置を提供する。 【解決手段】コンセント10及びモジュラジャック20
と、前記両配線器具10,20が固着され、施工面に直
付けされる取付枠30と、取付枠30に取着されるプレ
ート40と、プレート40に保持されてスライド自在に
開閉する2つのスライドカバー50,50とを備える。
従来例のようにコンセント及びモジュラジャック自体を
回動させず、前記両配線器具10,20を取付枠30に
固着し、前記取付枠30を施工面に直付けすることによ
って、装置自体の構造を単純にすることができ、また、
施工面に配設するのに、従来例のようにアタッチメント
などを要せず、施工面への配設を容易とすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンセントやモジ
ュラジャックなどの配線器具を備えて、これらを施工面
に埋め込み配設する配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、モジュラジャックやコンセン
トなどのプラグの差込口を有する1乃至複数の配線器具
を備えて、前記配線器具を机の天板などの施工面に埋め
込み配設し、前記配線器具の使用の有無に応じて前記配
線器具の差込口を施工面から露出させたり、隠したりす
る配線装置が提供されている。
【0003】例えば図27(a)〜(c)に示すよう
に、コンセント10’と、モジュラジャック20’と、
コンセント10’及びモジュラジャック20’を収納す
るケース70とを備え、ケース70の前面を机の天板か
ら露出して配設される所謂アップコン方式の配線装置が
提供されている(登録意匠番号1090658公報参
照)(第一の従来例)。
【0004】コンセント10’とモジュラジャック2
0’は、それぞれモジュラプラグ及びコンセントプラグ
が差し込まれる差込口を互いに反対側に向けるととも
に、前記差込口が形成されていない上蓋71,72をケ
ース70前面から露出させた形で、ケース70内に長手
方向に沿って配置されている。また、コンセント10’
とモジュラジャック20’は、図28に示すように、互
いに向き合う一端側を支点に、差込口のある他端側がケ
ース70前面と略垂直な方向に回動自在となるようにケ
ース70に取り付けられている。
【0005】つまり、上記配線装置では、コンセント1
0’とモジュラジャック20’をそれぞれ使用しないと
きには、図28の点線に示すように、それぞれの上蓋7
1,72をケース70前面と略面一にして、各差込口が
ケース70内部に隠れた状態となっており、それぞれの
差込口に天板上のゴミなどが入るのを防いでいる。
【0006】そして、コンセント10’及びモジュラジ
ャック20’をそれぞれ使用するときには、図28の実
線で示すように、それぞれの差込口が形成されている一
端側を前方に引き出し、各差込口を露出させる。これに
より、上記配線装置は各差込口にコンセントプラグAや
モジュラプラグBを差し込み可能な状態となるのであ
る。また、使用後は、前記プラグA,Bを引き抜いて、
上蓋71,72を押し込みコンセント10’及びモジュ
ラジャック20’をケース70内に収納する。
【0007】また上述とは別に、図29に示すように、
天板90に沿って設けられた配線ダクト91内に2つの
差込口11’,11’を上側に向けて配設されるコンセ
ント10”と、コンセント10”を配線ダクト91内に
取り付けて固定するための取付金具81と、コンセント
10”の前面を覆うように配線ダクト91に取着される
コンセントカバー82とを備えた配線装置がある(実用
新案登録番号第2526214号公報参照)(第二の従
来例)。
【0008】コンセントカバー82は、開口部82aを
有する基板82bと、基板82bに開閉自在に取着され
る1対のスライドキャップ82c,82cとを備え、各
スライドキャップ82cをスライドさせて開くことで、
開口部82aを介して配線ダクト91内のコンセント1
0”の差込口11’を露出させ、各スライドキャップ8
2cを上述と逆向きにスライドさせて閉じることで、開
口部82cを塞いで差込口11’を覆い隠す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
一の従来例では、コンセント10’及びモジュラジャッ
ク20’自体を回動させるので、構造が複雑で内部の配
線も乱雑になってしまうといった問題があった。さら
に、コンセント10’及びモジュラジャック20’のそ
れぞれの差込口を引き出して露出させると、前記各差込
口が天板と略垂直な方向から互いに異なる向きに傾いて
開口しているので、コンセントプラグA及びモジュラプ
ラグBを前記各差込口に差し込み難く、使い勝手が悪か
った。
【0010】また、上記第二の従来例では、天板90に
埋め込んで配設するのに、配線ダクト91内に固定され
ている専用のアタッチメント93が必要で、配設するの
に手間がかかってしまうといった問題があった。
【0011】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、単純な構造で且つ施工面への配設を容易とし
た配線装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、前面にプラグの差込口を有する
1乃至複数の配線器具と、前記配線器具が固着されると
ともに、前記配線器具の後面側を施工面に埋め込む形で
施工面に直付けされる取付枠と、1乃至複数の開口窓を
有し、前記各開口窓から配線器具の差込口を露出させた
形で取付枠の前面を覆って取付枠に取着されるプレート
と、前記プレートにスライド自在に保持されて、スライ
ドによる開閉に応じて少なくとも1つの前記開口窓を覆
い隠す1乃至複数のカバーを備えたことを特徴とし、従
来例のように配線器具自体を回動させず、各配線器具を
取付枠に固着して前記取付枠を施工面に直付けすること
によって、装置自体の構造を単純にすることができ、ま
た、施工面に配設するのに、従来例のようなアタッチメ
ントなどを要せず、施工面への配設を容易とすることが
できる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、カバーを閉成状態に付勢する復帰ばねを備えたこと
を特徴とし、前記復帰ばねを備えたことによって、ユー
ザーがカバーを開いて配線器具を使用した後にカバーを
閉め忘れても、カバーは閉成状態に付勢されるため、カ
バーを閉じることができ、閉め忘れによる例えば消しゴ
ムの粉などのゴミが配線器具の差込口に入り込むのを防
ぐことができる。
【0014】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、復帰ばねの端部を引掛係止する係止部をカバー及び
プレートに設けたことを特徴とし、前記係止部を設けた
ことによって、復帰ばねの前記一端を係止部に引掛ける
だけで簡単に保持して外れ難くすることができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項2又は3の発明
において、各カバーのスライド幅を規制する規制手段を
備えたことを特徴とし、例えばユーザーがカバーを大き
くスライドさせようとしたときには、前記規制手段にカ
バーのスライド幅を規制させることによって、カバーが
プレートから外れるのを防止することができるととも
に、復帰ばねを過大に伸縮させずに、装置自体の破損を
防ぐことができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、規制手段は、カバー及びプレートのそれぞれに突設
され、スライド方向に互いに係止する突部からなり、カ
バー及びプレートの少なくとも何れか一方の突部周辺部
を、スライド方向と略垂直な方向に撓み自在に形成する
とともに、前記両突部のうちの少なくとも何れか一方に
おける他方と係止する面とスライド方向反対側に傾斜面
を設けたことを特徴とし、例えばプレートにカバーを取
り付けるときに、カバーをスライドさせて規制手段によ
り規制されるスライド範囲の外側から前記範囲内に移動
させようとした場合、カバー及びプレートの突部同士が
つき合っても、前記傾斜面によって両突部に対してスラ
イド方向と略垂直な方向に力がかかり、この力により、
カバー及びプレートの少なくとも何れか一方の突部周辺
部を撓ませて、他方の突部に前記一方の突部を乗り越え
させることができ、カバーをスライドさせるだけで簡単
にカバーの位置を前記スライド範囲外からスライド範囲
内に移して、プレートにカバーを取り付けることができ
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、カバーとプレートの摺接する部位に、
プレート側に突出して先端部が断面略半円状のリブを設
けたことを特徴とし、前記リブを設けたことによって、
カバーとプレートとの摺接する面積が小さくなるため、
カバーをスライドさせるときの摩擦力を軽減することが
できるとともに、カバーとプレートの互いに摺接する部
位の間に挟まった埃などで、カバーの開閉性が影響を受
けるのを抑えることができる。
【0018】請求項7の発明は、請求項1〜6の何れか
の発明において、プレート及び取付枠のそれぞれに、互
いに係合することでプレートを取付枠に取着させる複数
組の係合部及び被係合部を設けるとともに、前記プレー
トにプレートの取付枠に対する取付位置を規制する位置
決め用のリブを設けたことを特徴とし、前記位置決め用
のリブを設けたことによって、プレートを取付枠に取着
するときには、プレートと取付枠との位置合わせを正確
に行うことができるとともに、複数組の係合部と被係合
部との係合にかかる力が各組でばらつくのを抑え、プレ
ートを取付枠から外れ難くすることができる。
【0019】請求項8の発明は、請求項1〜7の何れか
の発明において、カバー前面におけるスライド方向の開
口窓側の端部であって、周縁から内側に離れた部位に、
前方に突出する前面側リブを設けたことを特徴とし、前
記前面側リブを設けたことによって、ユーザーは前面側
リブに指を掛けて容易にカバーをスライドさせることが
でき、また、ユーザーが例えばコンセントプラグの栓刃
の先端部を前記前面側リブに引掛けてカバーをスライド
させたとき、仮に前面側リブがカバー前面におけるスラ
イド方向の開口窓側の端部周縁に沿って設けられていれ
ば、ユーザーは、前記栓刃を前面側リブに引掛けた状態
で、前記開口窓から露出された配線器具の差込口に前記
栓刃を自己の意図とは別に差し込んでしまうことがあ
り、このとき露出している栓刃に指が触れていると感電
してしまうが、前面側リブをカバー前面における周縁か
ら内側に離れた部位に設けたことによって、前記栓刃を
前面側リブに引掛けた状態で、配線器具の差込口に差し
込むことができず、カバーをスライドさせるときに不注
意でユーザーが感電してしまうのを防ぐことができる。
【0020】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
の発明において、カバーにおけるスライド方向の開口窓
側の端部周縁に沿って、後方に突出する周縁リブを設け
たことを特徴とし、前記周縁リブを設けたことによっ
て、前記差込口に差し込まれたプラグの一部がカバーの
裏面側に入り込むのを防ぎ、プラグを差込口から引き抜
くときに、プラグがカバーの裏面に引っ掛かって、カバ
ーが外してしまうのを防止することができる。
【0021】請求項10の発明は、請求項1〜9の何れ
かの発明において、プレート前面に、文字により表示さ
れる表示部を少なくとも1対、文字自体の形状が上下対
称となるように設けたことを特徴とし、前記表示部を文
字自体の形状が上下対称となるように設けたことによっ
て、前記プレートを取付枠に対して180度向きを変え
て取着しても、ユーザーは表示部の内容を理解し易く、
プレートの取り付ける向きに対す規制を緩和することが
できる。
【0022】請求項11の発明は、請求項1〜10の何
れかの発明において、カバーのスライド方向に沿った側
面に、カバーを掴んでスライドさせる指が滑るのを防止
する滑り止めリブを設けたことを特徴とし、スライド方
向と略垂直な方向から挟み込むようにカバーを掴みスラ
イドさせるようなときには、前記滑り止めリブに指を当
てれば、指が滑らずに容易にカバーをスライドさせるこ
とができる。
【0023】請求項12の発明は、請求項1〜11の何
れかの発明において、プレートにカバーをスライド自在
に保持させる保持手段を備え、前記保持手段は、カバー
及びプレートに設けられた互いに嵌合する嵌合片及び溝
部からなり、前記溝部の隅を略円弧状に形成したことを
特徴とし、溝部の隅を略円弧状に形成したことによっ
て、例えば前記隅を角張って形成した場合と比べて、前
記隅に溜まったゴミなどを容易に排出することができ、
使い勝手を向上することができる。
【0024】請求項13の発明は、請求項1〜12の何
れかの発明において、取付枠における配線器具を固着す
る部位を他の部位よりも後方に窪ませて取付枠を形成し
たことを特徴とし、取付枠における配線器具を固着する
部位を他の部位よりも後方に窪ませたことによって、配
線器具の前方への突出を抑えて、カバー及びプレートの
施工面からの突出幅を小さくすることができる。
【0025】請求項14の発明は、請求項1〜12の何
れかの発明において、取付枠は、取付枠本体と、各配線
器具を取付枠本体に対して後方にずらして取り付ける本
体取付部材とからなることを特徴とし、前記本体取付部
材で各配線器具を後方にずらして取付枠本体に取り付け
ることによって、配線器具の前面側への突出を抑えて、
カバー及びプレートの施工面からの突出幅を小さくする
ことができる。
【0026】請求項15の発明は、請求項1〜14の発
明において、各配線器具は、取付枠に一部前後方向に略
対向させた形で取付枠に固着され、取付枠の前記対向面
に、配線器具側に向って突出し前記配線器具に当接する
ダボを設けたことを特徴とし、前記ダボを設けたことに
よって、配線器具の前後方向の取付枠に対するがたつき
を抑えることができる。
【0027】請求項16の発明は、請求項1〜15の発
明において、所定の単位寸法に形成さた複数の配線器具
が、カバーのスライド方向に長手方向を沿わせて配列す
るように取付枠に固着されることを特徴とし、所定の単
位寸法の配線器具を取付枠に固着させることによって、
前記寸法に形成されている既存の配線器具を取付枠に固
着させることができるとともに、前記複数の配線器具を
カバーのスライド方向に各配線器具の長手方向を沿わせ
て配列させることによって、装置全体をスライド方向に
細長くし、例えば机の天板などの施工面の周縁に沿わせ
た形で配設することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態は、図
1(a)〜(d)に示すように、前面にコンセントプラ
グの差込口11を有するコンセント10と、前面にモジ
ュラプラグの差込口21を有するモジュラジャック20
と、コンセント10及びモジュラジャック20が固着さ
れるとともに、コンセント10及びモジュラジャック2
0の各後面側を例えば机の天板などの施工面に埋め込む
形で施工面に直付けされる取付枠30と、2つの開口窓
42を有し、各開口窓42からコンセント10の差込口
11及びモジュラジャック20の差込口21をそれぞれ
各別に露出させた形で取付枠30の前面を覆って取付枠
30に取着されるプレート40と、プレート40にスラ
イド自在に保持されて、スライドによる開閉に応じてプ
レート40の何れか一方の開口窓42を覆い隠す2つの
スライドカバー50と、各スライドカバー50を閉成状
態に付勢する2つの復帰ばね1(図12参照)とを備え
ている。
【0029】コンセント10は、合成樹脂製のボディ1
0a及びカバー10bからなる器体と、ボディ10a及
びカバー10bを結合する金属製の組立枠13と、器体
の内部に収納される刃受ばね(図示せず)とを備えてい
る。上述の差込口11は、カバー10bに突設されたボ
ス部12の前面側に設けられた1対の栓刃挿入口11
a,11aからなる。コンセントプラグをコンセント1
0に差し込み接続するときには、コンセントプラグ先端
側に設けられた平行平板状の1対の栓刃を、それぞれ栓
刃挿入口11a,11aに各別に挿入して器体内部の刃
受ばねに接続させる。また、前記器体は、日本工業規格
(JIS)で規格化された大角形連用配線器具の1個モ
ジュール寸法(JIS C 8304参照)に形成され
ている。なお、このようなコンセントの構造は従来周知
であるから図示並びに説明は省略する。
【0030】モジュラジャック20は、合成樹脂製のボ
ディ20a及びカバー20bからなる器体と、器体内部
に収納される複数のコンタクト(図示せず)とを備えて
いる。上述の差込口21は、カバー20bに突設された
ボス部22の前面側に設けられ、略矩形状に形成されて
いる。ここで、ボス部22の差込口21内側には、ボス
部22内面に沿ってスライド自在に、差込口21を開閉
する扉23が設けられている。モジュラプラグをモジュ
ラジャック20に差し込み接続するときには、前記扉2
3をスライドさせて差込口21を開き、この差込口21
にモジュラプラグを挿入し、モジュラプラグの複数の接
触子をモジュラジャック20の器体内部に収納されてい
る前記複数のコンタクトに各別に接触させる。また、コ
ンセント10の器体と同様、モジュラジャック20の器
体は、前記規格で規格化された大角形連用配線器具の1
個モジュール寸法に形成されている。なお、このような
モジュラジャックの構造は従来周知であるから図示並び
に説明は省略する。
【0031】取付枠30は、図2(a),(b)に示す
ように、全体的に細長略矩形平板状の一枚の金属板から
なり、取付枠30の前面略中央部には絞り加工により凹
所31aが設けられている。また、この取付枠30の凹
所31aには、コンセント10及びモジュラジャック2
0のそれぞれの器体を各別に挿入する略矩形状の取付窓
31,31が、それぞれの長手方向を取付枠30の長手
方向に沿わせて、取付枠30の長手方向に沿って配列す
るように形成されている。さらに、取付枠30の長手方
向両端側には、施工面に取り付けるためのねじが挿通さ
れるねじ挿通孔35と、取付枠30長手方向外側に突出
して、先端側が基端側よりも幅狭な舌片36と、プレー
ト40の後述する係合爪部41と係合してプレート40
を取付枠30に取着させる係合片37,37とが設けら
れている。この係合片37,37はそれぞれ、取付枠3
0周縁部における舌片36を取付枠30の短手方向に挟
む部位から前方に突出するように、金属板を折り曲げて
形成されており、各係合片37には係合孔37aが穿設
されている。
【0032】取付枠30における各取付窓31を長手方
向に挟んで略対向する両周縁部には、それぞれコンセン
ト10の組立枠13に設けられた枠取付孔14(図3参
照)、モジュラジャック20のボス部22両側面に設け
られた枠取付孔(図示せず)と係合する係合爪32a,
32bがそれぞれ設けられている。このうち一方の係合
爪32bは、幅細の支持片33で取付枠30の短手方向
両側から支持される。すなわち、コンセント10を取付
枠30に固着する際には、図3に示すように、取付枠3
0の何れか一方の取付窓31にコンセント10のボス部
12を取付枠30の裏面側から挿入し、係合爪32aを
先にコンセント10の枠取付孔14に係合させ、ドライ
バ等の工具を使って支持片33を取付窓31側へ押し曲
げることにより、コンセント10の枠取付孔14に係合
爪32bを係合させてコンセント10を取付枠30に固
着するようになっている。また、モジュラジャック20
を取付枠30に固着する際にも、上述のコンセント10
を取付枠30に固着するときと同様、取付枠30の何れ
か一方の取付窓31にモジュラジャック20のボス部2
2を取付枠30の裏面側から挿入し、係合爪32aを先
にモジュラジャック20の枠取付孔に係合させ、次に支
持片33を押し曲げてモジュラジャック20の枠取付孔
に係合爪32bを係合させてモジュラジャック20を取
付枠30に固着させる。
【0033】上述のように本実施形態では、規格化され
た大角形連用配線器具の1個モジュール寸法に形成さた
コンセント10及びモジュラジャック20を取付枠30
に固着させるので、コンセント10及びモジュラジャッ
ク20を取付枠30専用に設けることなく、前記1個モ
ジュール寸法に形成されている既存のコンセント10及
びモジュラジャック20を取付枠30に固着させること
ができる。
【0034】そして、上述のようにコンセント10及び
モジュラジャック20を取付枠30に固着したときに
は、コンセント10及びモジュラジャック20が取付枠
30の長手方向に、それぞれの長手方向を沿わせて配列
するとともに、コンセント10の各組立枠13前面と、
モジュラジャック20のカバー20b両側部の前面と
が、それぞれ取付枠30の各係合爪32a,32b周辺
部に前後方向に略対向した形となる。
【0035】ところで、取付枠30にコンセント10を
固着したとき、組立枠13の枠取付孔14の前後方向の
幅が、係合爪32a,32bの厚みよりも大きいと、コ
ンセント10が取付枠30に対してがたつき易くなって
しまうことがある。また、モジュラジャック20につい
ても、上述と同様、カバー20bの枠取付孔の幅が大き
いとがたつき易くなってしまう。
【0036】そこで本実施形態では、取付枠30の係合
爪32a,32b周辺部に、コンセント10の各組立枠
13前面側、又はモジュラジャック20の両側部前面側
に向って突出して、それぞれに当接するダボ38を例え
ば打ち出し加工により設けている。
【0037】例えばコンセント10の場合、図4に示す
ように、組立枠13の枠組立孔14の前後方向の幅hが
係合爪32bの厚みwよりも大きくても、ダボ38を設
けたことによって、幅hと厚みwとのギャップgをダボ
38の突出幅で補い、ダボ38の先端部が組立枠13前
面側に当接して、コンセント10の取付枠30に対する
前後方向のがたつきを抑えることができる。
【0038】一方、プレート40は、図5に示すよう
に、合成樹脂製であって細長の略平板状に形成されてお
り、プレート40の長手方向略中央部には前方に膨出す
る膨出部43がプレート40短手方向に沿って形成され
ている。そして上述の開口窓42,42は膨出部43を
挟んだ位置にあって、それぞれ略矩形状に形成されてい
る。
【0039】また、プレート40における各開口窓42
の膨出部43と反対側には、略T字状の溝孔44が形成
されており、プレート40の各溝孔44周辺には前方側
に突出して、スライドカバー50の後述するカバー側突
部54に係止する1対のプレート側突部44aが形成さ
れている。ここで、プレート40のプレート側突部44
a周辺部は、上述の溝孔44によってプレート40と略
垂直な方向に撓み自在となり、前記周辺部の撓みによ
り、プレート側突部44aは前後方向に変位する。
【0040】さらに、プレート40における各溝孔44
の膨出部43側周辺部には、復帰ばね1の一端を引掛係
止する断面略コ字状の係止部48(図12参照)が、一
方の開放端を前面側から溝孔44に臨ませるように形成
されている。
【0041】プレート40裏面の長手方向両端側には、
図6に示すように、1対の突片41aが後方に突設さ
れ、この突片41aの先端部には内側に向って突出し、
取付枠30の係合片37に係合する係合爪部41が形成
されている。さらに、プレート40裏面の前記両端側に
は、プレート40の取付枠30に対する取付位置を規制
する位置決め用リブ45が設けられている。この位置決
め用リブ45は、プレート40短手方向に沿って後方に
突出するように形成され、長手方向略中央部には凹部4
5aが凹設されている。
【0042】そこで、上述のプレート40を取付枠30
に取着するときには、図7に示すように、取付枠30の
前面側にプレート40の裏面側を略対向させ、プレート
40を取付枠30側に押し当てる。このとき、プレート
40の各係合爪部41に設けられた傾斜面が、取付枠3
0の係合片37に当接することで、プレート40の各突
片41aがそれぞれ外側に撓み、位置決め用リブ45の
凹部45aに舌片36が嵌め込まれたときには、各係合
爪部41が係合片37の係合孔37a周辺に係合する。
これにより、プレート40が取付枠30に取着される。
ここで、プレート40の2つの位置決め用リブ45が、
プレート40の取付枠30に対する取付位置を規制して
いる。すなわち、上述のようにプレート40を取付枠3
0に押し当てるとき、取付枠30の各舌片36先端側の
幅狭部36aが位置決め用リブ45の凹部45aに嵌め
込まれ、各舌片36基端側の幅広部36bが位置決め用
リブ45に内側から当接するような状態としなければ、
各係合爪部41を係合片37に係合させることができな
いようにしているのである。
【0043】これにより、例えば位置決め用リブ45の
内側の面と、舌片36の幅広部36bの先端との隙間l
の範囲が規制され、プレート40と取付枠30との位置
合わせを正確に行うことができるとともに、4組の係合
爪部41と係合片37との係合にかかる力が各組でばら
つくのを抑え、プレート40を取付枠30から外れ難く
することができる。
【0044】ところで、プレート40の前面には、図5
に示すように、ユーザに対して注意を促すような例えば
「プラグは確実に差し込むこと」などの文字により表示
される表示部46が、プレート40短手方向に各開口窓
42を挟んで1対、それぞれ文字自体の形状が上下対称
となるように設けられている。例えば上述と異なって、
表示部46を一つだけ設けた場合には、プレート40を
取付枠30に対して180度向きを変えて取着すると、
表示部46の向きが逆になってユーザーは表示部46を
見てもその内容を理解し難くなるため、プレート40の
取り付ける向きが規制されることとなる。しかし、上述
のように、表示部46を上下対称となるように1対づつ
設けたことによって、プレート40を取付枠30に対し
て180度向きを変えて取着したときにも、ユーザーは
表示部46の内容を理解し易く、プレート40の取り付
ける向きに対する規制を緩和することができる。
【0045】さらにプレート40の長手方向に沿った両
側部には、図8に示すように、スライドカバー50の後
述する嵌合片51と嵌合する溝部47が、それぞれ膨出
部43を間に挟んでプレート40長手方向に沿って設け
られている。ここで本実施形態では、嵌合片51及び溝
部47から保持手段を構成し、この保持手段によりスラ
イドカバー50をプレート40にスライド自在に保持さ
せている。
【0046】そして溝部47の長手方向外側の一端は外
部に開放され、膨出部43側の一端側は閉じられた状態
となっている。ここで本実施形態では、図9に示すよう
に、溝部47の閉じられた一端側の隅を略円弧状に形成
している。これにより、例えば前記隅を角張って形成し
た場合と比べて、前記隅に溜まったゴミなどを、図9の
矢印で示す方向に容易に排出することができ、使い勝手
を向上することができるのである。
【0047】スライドカバー50は、プレート40前面
の膨出部43によって二分された一方を覆うように形成
され、膨出部43側を除く周部に形成された周壁52を
プレート40前面側に向けた状態で長手方向に沿ってス
ライド自在にプレート40に保持される。
【0048】スライドカバー50の長手方向に沿った周
壁52の先端側には、図10に示すように、前述のプレ
ート40の溝部47に嵌合する嵌合片51が内向きに突
設されており、また、プレート40前面と摺接する周壁
52の周縁部には、プレート40前面側に突出して断面
略半円状の先端部を有するスライドリブ53が設けられ
ている。さらに、スライドカバー50裏面における長手
方向の周壁52が形成されている一端側には、復帰ばね
1の一端を引掛係止する略柱状の係止部55が設けら
れ、他端側には、プレート40側に向って突出する1対
2組のカバー側突部54が設けられている。
【0049】上述のような各スライドカバー50は、図
11に示すように、前述の嵌合片51を上述のプレート
40の溝部47に嵌合させるとともに、スライドリブ5
3をプレート40前面に当接させ、図12に示すよう
に、復帰ばね1の両端をそれぞれスライドカバー50の
係止部55とプレート40の係止部48に引掛けた状態
で、プレート40に保持される。
【0050】このように保持されたスライドカバー5
0,50を、図1(c)に示すように、長手方向外側に
スライドさせて開いたときには、コンセント10の差込
口11及びモジュラジャック20の差込口21がプレー
ト40の開口窓42を介して露出した状態となり、上述
とは逆に、スライドカバー50,50を、図1(a)に
示すように、長手方向内側にスライドさせて閉じたとき
には、プレート40の膨出部43を除く前面がスライド
カバー50で覆い隠されて、コンセント10の差込口1
1及びモジュラジャック20の差込口21も隠れた状態
となる。
【0051】ここで、上記スライドリブ53によって、
スライドカバー50とプレート40との摺接する面積が
小さくなるので、スライドカバー50をスライドさせる
ときの摩擦力を軽減することができる。また、スライド
カバー50の周壁52とプレート40前面との間に挟ま
った埃などで、スライドカバー50の開閉性が影響を受
けるのを抑えることができるのである。
【0052】さらに、各スライドカバー50の前面にお
けるスライド方向の開口窓42側つまり膨出部43側の
端部には、前方に突出する前面側リブ57がスライドカ
バー50の短手方向に沿って設けられているので、ユー
ザーはこの前面側リブ57に指を掛けてスライドカバー
50を容易にスライドさせることができる。
【0053】またさらに、上述のような復帰ばね1を備
えたことによって、例えば図13(a)に示すように、
コンセントプラグAをコンセント10に差し込むため
に、スライドカバー50をスライドさせて開くと、スラ
イドカバー50の係止部55が、プレート40の係止部
48から離れる方向に移動するので、復帰ばね1はスラ
イド方向に伸びてスライドカバー50を閉成状態に付勢
する。即ち、ユーザーが、コンセントプラグAをコンセ
ント10から引き抜いたときには、スライドカバー50
を閉め忘れても、図12(b)に示すように、復帰ばね
1のばね力によりスライドカバー50をスライドさせて
閉じることができる。また、スライドカバー50の閉め
忘れによる例えば消しゴムの粉などのゴミが、コンセン
ト10の差込口11に入り込むのを防ぐことができる。
【0054】また本実施形態では、上述の係止部55,
48をプレート40及び各スライドカバー50に設けた
ことによって、各復帰ばね1の伸縮方向の両端をそれぞ
れ各係止部55,48に引掛けるだけで簡単に保持して
外れ難くすることができる。またさらに、各係止部5
5,48の先端部には、図14に示すように、それぞれ
フック55a,48aが形成されている。その結果、復
帰ばね1の両端をさらに外れ難くすることができる。
【0055】ところで、スライドカバー50に設けられ
た1対2組のカバー側突部54は、スライドカバー50
が閉じた状態にあるときには、図15の点線に示すよう
に、各組毎にプレート40のプレート側突部44aとス
ライド方向に距離を空けて略対向し、スライドカバー5
0を開くようにスライドさせると、図15の矢印に示す
ように、プレート側突部44a側に移動し、コンセント
10又はモジュラジャック20の差込口11,21を露
出させた状態になったときには、1対2組のカバー側突
部54が各組毎にプレート側突部44aに係止する。
【0056】このように本実施形態では、カバー側突部
54及びプレート側突部44aからスライドカバー50
のスライド幅を規制する規制手段を構成し、例えばユー
ザーがスライドカバー50を開こうとして必要以上に大
きく外側にスライドさせようとしたときには、規制手段
のカバー側突部54とプレート側突部44aが係止する
ことでスライドカバー50のスライド幅が規制され、復
帰ばね1が過大に伸びるのを防止し、装置自体の破損を
防ぐことができる。また、スライドカバー50がプレー
ト40から外れるのを防ぐことができる。
【0057】上述のように本実施形態では、従来例のよ
うにコンセントやモジュラジャックなどの配線器具自体
を回動させず、コンセント10及びモジュラジャック2
0を取付枠30に固着して取付枠30を施工面に直付け
することによって、装置自体の構造を単純にすることが
できる。また、コンセント10及びモジュラジャック2
0の差込口11,21がそれぞれ施工面と略垂直な方向
に開口しているのでコンセントプラグやモジュラプラグ
の差し込みが容易となる。さらに、施工面に配設するの
に、従来例のようにアタッチメントなどを要せず、コン
セント10及びモジュラジャック20が固着された取付
枠30を施工面に直付けし、取付枠30に2つのスライ
ドカバー50,50を保持するプレート40を取着する
だけなので、施工面への配設を容易とすることができ
る。また、その結果、配設にかかる時間を短縮すること
ができる。
【0058】また、取付枠30に凹所31aを設けて、
取付枠30の開口窓31,31周辺部を他の部位よりも
後方に窪ませていることによって、コンセント10及び
モジュラジャック20の前方側への突出を抑え、図16
に示すように、取付枠30の窪ませた幅L分だけ、スラ
イドカバー50及びプレート40の施工面からの突出幅
を小さくすることができる。
【0059】またさらに、コンセント10及びモジュラ
ジャック20をスライドカバー50のスライド方向に、
それぞれの長手方向を沿わせて配列させていることによ
って、装置全体をスライド方向に細長くし、例えば机の
天板などの周縁に沿わせた形で配設することができる。
【0060】ところで、スライドカバー50をプレート
40に取り付けるときには、スライドカバー50の周壁
52が形成されていない一端側からスライドカバー50
の嵌合片51をプレート40の溝部47に嵌合させ、規
制手段により規制されるスライド範囲の外側から前記範
囲内にスライドカバー50をスライドさせる。
【0061】ここで、図15に示すように、カバー側突
部54及びプレート側突部44aのそれぞれには互いに
係止する面とスライド方向反対側に、傾斜面54b,4
4bが形成されている。
【0062】すなわち、スライドカバー50をプレート
40に取り付けるため、上述のように、スライドカバー
50をスライドさせようとする場合、図17(a)に示
すように、スライドカバー50及びプレート40のカバ
ー側突部54とプレート側突部44aとがつき合ってし
まうこととなるが、前記傾斜面54b,44bによっ
て、両突部54,44aに対してスライド方向と略垂直
な方向、つまり前後方向に力がかかる。その結果、図1
7(b)に示すように、プレート40のプレート側突部
44a周辺部が後方に撓んでプレート側突部44aが後
方に変位し、図17(c)に示すように、カバー側突部
54にプレート側突部44aを乗り越えさせることがで
きる。これにより、スライドカバー50をスライドさせ
るだけで簡単にスライドカバー50の位置を前記スライ
ド範囲外からスライド範囲内に移し、スライドカバー5
0を取り付けることができる。
【0063】ところで、ユーザーがスライドカバー50
をスライドさせてコンセント10の差込口11を露出さ
せ、コンセントプラグAの栓刃A1,A1を差込口11
に差し込む場合、ユーザーは栓刃A1の先端部を前面側
リブ57に引掛けてスライドカバー50をスライドさ
せ、コンセント10の差込口11を露出させることがあ
る。
【0064】このような場合に、図18に示すように、
スライドカバー50前面におけるスライド方向の開口窓
42側つまり膨出部43側の周縁に、前面側リブ57’
が設けられていると、図19に示すように、ユーザーは
栓刃A1を前面側リブ57’に引掛けた状態で、自己の
意図とは別に栓刃A1を差込口11に差し込んでしまう
ことがあり、このとき露出している栓刃A1に指が触れ
ていると感電してしまう。
【0065】そこで本実施形態では、図1(a)に示す
ように、スライドカバー50前面におけるスライド方向
の開口窓42側の端部であって、周縁から内側に離れた
部位に前面側リブ57を設けたことによって、上述のよ
うにユーザーが栓刃A1を前面側リブ57に引掛けてス
ライドカバー50をスライドさせても、図20に示すよ
うに、栓刃A1を前面側リブ57に引掛けた状態でコン
セント10の差込口11に差し込むことができず、スラ
イドカバー50をスライドするときに不注意でユーザー
が感電してしまうのを防ぐことができる。 (実施形態2)ところで、コンセント10及びモジュラ
ジャック20に差し込まれるコンセントプラグやモジュ
ラジャックには種々の形状がある。
【0066】例えばコンセントプラグには、栓刃を保持
する保持部の先端側に、差込方向と略垂直な方向に突出
する鍔部を有するものがあり、この鍔部における差込方
向の厚みもコンセントプラグによって様々である。
【0067】例えば図21及び図22に示すように、コ
ンセントプラグAに設けられた上述の鍔部A2における
差込方向の厚みが小さいと、コンセントプラグAをコン
セント10に差し込んだとき、鍔部A2がスライドカバ
ー50の裏面側に入り込んでしまうことがある。
【0068】このような場合に、ユーザーがスライドカ
バー50を外側にスライドさせずにコンセントプラグA
をコンセント10から引き抜こうとすると、鍔部A2が
スライドカバー50に引っ掛かって、スライドカバー5
0が外れてしまうことがある。
【0069】そこで本実施形態では、図23及び図24
に示すように、各スライドカバー50におけるスライド
方向の開口窓42側つまり膨出部43側の端部周縁に沿
って、後方に突出する周縁リブ56を設けている。
【0070】この周縁リブ56によって、鍔部A2がス
ライドカバー50の裏面側に入り込むのを防ぎ、コンセ
ントプラグAを差込口11から引き抜くときに、鍔部A
2がスライドカバー50の裏面側に引っ掛かって、スラ
イドカバー50が外れていまうのを防止することができ
る。 (実施形態3)本実施形態における基本構成は実施形態
1又は2と共通するために共通する部分については同一
の符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる
部分についてのみ詳細に説明する。
【0071】本実施形態では、図25(a),(b)に
示すように、スライドカバー50のスライド方向に沿っ
た周壁52に、スライドカバー50を掴んでスライドさ
せる指が滑るのを防止する複数の滑り止めリブ58を設
けている。
【0072】これにより、スライド方向と略垂直な方向
から挟み込むようにスライドカバー50を掴んでスライ
ドさせるようなときには、滑り止めリブ58に指を当て
れば、指が滑らずに容易にスライドカバー50をスライ
ドさせることができる。 (実施形態4)本実施形態における基本構成は実施形態
1〜3と共通するために共通する部分については同一の
符号を付して説明を省略し、本実施形態の特徴となる部
分についてのみ詳細に説明する。
【0073】本実施形態の取付枠30は、図26に示す
ように、一枚の金属板からなる取付枠本体30aと、コ
ンセント10及びモジュラジャック20を取付枠本体3
0aに取り付けるための本体取付部材たる合成樹脂製の
2つの中枠30bとからなる。
【0074】取付枠本体30aは、実施形態1〜3の取
付枠30において凹所31aを設けずに各取付窓31を
それぞれ大きくしたような形状に形成されており、取付
枠本体30aの各取付窓31周縁部に上述の中枠30b
が取り付けられる。
【0075】中枠30bは、全体的に略矩形枠状に形成
されており、この中枠30bにはコンセント10の組立
枠13から側方に突設された係止爪15や、モジュラジ
ャック10のカバー20bから側方に突設された係止爪
25を係止する係止孔30cが設けられている。
【0076】そこで、取付枠30にコンセント10及び
モジュラジャック20を取り付けるときには、各中枠3
0bの開口部に後方からコンセント10やモジュラジャ
ック20のボス部12,22を挿入し、各係止爪15,
25を上述の係止孔30cに係止させる。
【0077】ここで、中枠30bの係止孔30cは、取
付枠本体30aよりも幅L1だけ後方に位置しているの
で、上述のように取付枠30にコンセント10及びモジ
ュラジャック20を取り付けたときには、コンセント1
0及びモジュラジャック20は取付枠本体30aに対し
て後方にずれて取り付けられる。
【0078】これにより、実施形態1〜3と同様、コン
セント10及びモジュラジャック20の前方への突出を
抑えて、スライドカバー50及びプレート40の施工面
からの突出幅をL1だけ小さくすることができる。
【0079】なお、実施形態1〜3では取付枠30を一
枚の金属板から形成しているので、本実施形態と比べて
部品点数を減らして組立作業性を向上することができ
る。
【0080】
【発明の効果】請求項1の発明は、前面にプラグの差込
口を有する1乃至複数の配線器具と、前記配線器具が固
着されるとともに、前記配線器具の後面側を施工面に埋
め込む形で施工面に直付けされる取付枠と、1乃至複数
の開口窓を有し、前記各開口窓から配線器具の差込口を
露出させた形で取付枠の前面を覆って取付枠に取着され
るプレートと、前記プレートにスライド自在に保持され
て、スライドによる開閉に応じて少なくとも1つの前記
開口窓を覆い隠す1乃至複数のカバーを備えたので、従
来例のように配線器具自体を回動させず、各配線器具を
取付枠に固着して前記取付枠を施工面に直付けすること
によって、装置自体の構造を単純にすることができ、ま
た、施工面に配設するのに、従来例のようなアタッチメ
ントなどを要せず、施工面への配設を容易とすることが
できるという効果がある。
【0081】請求項2の発明は、カバーを閉成状態に付
勢する復帰ばねを備えたので、前記復帰ばねを備えたこ
とによって、ユーザーがカバーを開いて配線器具を使用
した後にカバーを閉め忘れても、カバーは閉成状態に付
勢されるため、カバーを閉じることができ、閉め忘れに
よる例えば消しゴムの粉などのゴミが配線器具の差込口
に入り込むのを防ぐことができるという効果がある。
【0082】請求項3の発明は、復帰ばねの端部を引掛
係止する係止部をカバー及びプレートに設けたので、復
帰ばねの前記一端を係止部に引掛けるだけで簡単に保持
して外れ難くすることができるという効果がある。
【0083】請求項4の発明は、各カバーのスライド幅
を規制する規制手段を備えたので、例えばユーザーがカ
バーを大きくスライドさせようとしたときには、前記規
制手段にカバーのスライド幅を規制させることによっ
て、カバーがプレートから外れるのを防止することがで
きるとともに、復帰ばねを過大に伸縮させずに、装置自
体の破損を防ぐことができるという効果がある。
【0084】請求項5の発明は、規制手段は、カバー及
びプレートのそれぞれに突設され、スライド方向に互い
に係止する突部からなり、カバー及びプレートの少なく
とも何れか一方の突部周辺部を、スライド方向と略垂直
な方向に撓み自在に形成するとともに、前記両突部のう
ちの少なくとも何れか一方における他方と係止する面と
スライド方向反対側に傾斜面を設けたので、例えばプレ
ートにカバーを取り付けるときに、カバーをスライドさ
せて規制手段により規制されるスライド範囲の外側から
前記範囲内に移動させようとした場合、カバー及びプレ
ートの突部同士がつき合っても、前記傾斜面によって両
突部に対してスライド方向と略垂直な方向に力がかか
り、この力により、カバー及びプレートの少なくとも何
れか一方の突部周辺部を撓ませて、他方の突部に前記一
方の突部を乗り越えさせることができ、カバーをスライ
ドさせるだけで簡単にカバーの位置を前記スライド範囲
外からスライド範囲内に移して、プレートにカバーを取
り付けることができるという効果がある。
【0085】請求項6の発明は、カバーとプレートの摺
接する部位に、プレート側に突出して先端部が断面略半
円状のリブを設けたので、前記リブを設けたことによっ
て、カバーとプレートとの摺接する面積が小さくなるた
め、カバーをスライドさせるときの摩擦力を軽減するこ
とができるとともに、カバーとプレートの互いに摺接す
る部位の間に挟まった埃などで、カバーの開閉性が影響
を受けるのを抑えることができるという効果がある。
【0086】請求項7の発明は、プレート及び取付枠の
それぞれに、互いに係合することでプレートを取付枠に
取着させる複数組の係合部及び被係合部を設けるととも
に、前記プレートにプレートの取付枠に対する取付位置
を規制する位置決め用のリブを設けたので、プレートを
取付枠に取着するときには、プレートと取付枠との位置
合わせを正確に行うことができるとともに、複数組の係
合部と被係合部との係合にかかる力が各組でばらつくの
を抑え、プレートを取付枠から外れ難くすることができ
るという効果がある。
【0087】請求項8の発明は、カバー前面におけるス
ライド方向の開口窓側の端部であって、周縁から内側に
離れた部位に、前方に突出する前面側リブを設けたの
で、ユーザーは前面側リブに指を掛けて容易にカバーを
スライドさせることができ、また、ユーザーが例えばコ
ンセントプラグの栓刃の先端部を前記前面側リブに引掛
けてカバーをスライドさせたとき、仮に前面側リブがカ
バー前面におけるスライド方向の開口窓側の端部周縁に
沿って設けられていれば、ユーザーは、前記栓刃を前面
側リブに引掛けた状態で、前記開口窓から露出された配
線器具の差込口に前記栓刃を自己の意図とは別に差し込
んでしまうことがあり、このとき露出している栓刃に指
が触れていると感電してしまうが、前面側リブをカバー
前面における周縁から内側に離れた部位に設けたことに
よって、前記栓刃を前面側リブに引掛けた状態で、配線
器具の差込口に差し込むことができず、カバーをスライ
ドさせるときに不注意でユーザーが感電してしまうのを
防ぐことができるという効果がある。
【0088】請求項9の発明は、カバーにおけるスライ
ド方向の開口窓側の端部周縁に沿って、後方に突出する
周縁リブを設けたので、前記差込口に差し込まれたプラ
グの一部がカバーの裏面側に入り込むのを防ぎ、プラグ
を差込口から引き抜くときに、プラグがカバーの裏面に
引っ掛かって、カバーが外してしまうのを防止すること
ができるという効果がある。
【0089】請求項10の発明は、プレート前面に、文
字により表示される表示部を少なくとも1対、文字自体
の形状が上下対称となるように設けたので、前記プレー
トを取付枠に対して180度向きを変えて取着しても、
ユーザーは表示部の内容を理解し易く、プレートの取り
付ける向きに対す規制を緩和することができるという効
果がある。
【0090】請求項11の発明は、カバーのスライド方
向に沿った側面に、カバーを掴んでスライドさせる指が
滑るのを防止する滑り止めリブを設けたので、スライド
方向と略垂直な方向から挟み込むようにカバーを掴みス
ライドさせるようなときには、前記滑り止めリブに指を
当てれば、指が滑らずに容易にカバーをスライドさせる
ことができるという効果がある。
【0091】請求項12の発明は、プレートにカバーを
スライド自在に保持させる保持手段を備え、前記保持手
段は、カバー及びプレートに設けられた互いに嵌合する
嵌合片及び溝部からなり、前記溝部の隅を略円弧状に形
成したので、例えば前記隅を角張って形成した場合と比
べて、前記隅に溜まったゴミなどを容易に排出すること
ができ、使い勝手を向上することができるという効果が
ある。
【0092】請求項13の発明は、取付枠における配線
器具を固着する部位を他の部位よりも後方に窪ませて取
付枠を形成したので、配線器具の前方への突出を抑え
て、カバー及びプレートの施工面からの突出幅を小さく
することができるという効果がある。
【0093】請求項14の発明は、取付枠は、取付枠本
体と、各配線器具を取付枠本体に対して後方にずらして
取り付ける本体取付部材とからなるので、配線器具の前
面側への突出を抑えて、カバー及びプレートの施工面か
らの突出幅を小さくすることができるという効果があ
る。
【0094】請求項15の発明は、各配線器具は、取付
枠に一部前後方向に略対向させた形で取付枠に固着さ
れ、取付枠の前記対向面に、配線器具側に向って突出し
前記配線器具に当接するダボを設けたので、配線器具の
前後方向の取付枠に対するがたつきを抑えることができ
るという効果がある。
【0095】請求項16の発明は、所定の単位寸法に形
成さた複数の配線器具が、カバーのスライド方向に長手
方向を沿わせて配列するように取付枠に固着されるの
で、所定の単位寸法の配線器具を取付枠に固着させるこ
とによって、前記寸法に形成されている既存の配線器具
を取付枠に固着させることができるとともに、前記複数
の配線器具をカバーのスライド方向に各配線器具の長手
方向を沿わせて配列させることによって、装置全体をス
ライド方向に細長くし、例えば机の天板などの施工面の
周縁に沿わせた形で配設することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す(a)は正面図、(b)は側
面図、(c)はスライドカバーを開けた状態での正面
図、(d)は他の側面図である。
【図2】同上の取付枠を示す(a)は正面図、(b)は
側面図である。
【図3】同上のコンセントと取付枠を示す要部側面断面
図である。
【図4】同上のコンセントと取付枠の係合状態を示す要
部側面断面図である。
【図5】同上のプレートの正面図である。
【図6】同上のプレートの背面図である。
【図7】同上の取付枠とプレートの要部側面断面図であ
る。
【図8】同上のプレートの他の要部正面図である。
【図9】同上のプレートの溝部を示す要部正面断面図で
ある。
【図10】同上のスライドカバーの背面図である。
【図11】同上のプレートの溝部とスライドカバーの嵌
合片との嵌合を示す要部断面斜視図である。
【図12】同上のスライドカバーとプレートと復帰ばね
を示す要部側面断面図である。
【図13】同上の(a)はコンセントプラグをコンセン
トに差し込んだ状態を示す要部側面断面図、(b)はコ
ンセントプラグをコンセントから引き抜いた状態を示す
要部側面断面図である。
【図14】同上の復帰ばねと係止部とを示す分解斜視図
である。
【図15】同上のカバー側突部とプレート側突部との係
止状態を示す要部斜視図である。
【図16】同上の説明用の側面図である。
【図17】(a)〜(c)は同上のカバー側突部とプレ
ート側突部を示す説明用の要部断面側面図である。
【図18】同上の比較説明するための他の配線装置の正
面図である。
【図19】同上の比較説明するためのコンセントプラグ
を差し込む状態を示す他の配線装置の要部側面断面図で
ある。
【図20】同上のコンセントプラグを差し込む状態を示
す要部側面断面図である。
【図21】同上の他のコンセントフラグを差し込んだ状
態を示す要部側面断面図である。
【図22】同上の他の要部側面断面図である。
【図23】実施形態2を示すコンセントプラグを差し込
んだ状態を示す要部側面断面図である。
【図24】同上の他の要部側面断面図である。
【図25】実施形態3を示す(a)は正面図、(b)は
側面図である。
【図26】実施形態4を示す側面断面図である。
【図27】従来例を示す(a)は側面図、(b)は正面
図、(c)は他の側面図である。
【図28】同上のコンセントプラグ及びモジュラプラグ
を差し込んだ状態を示す要部側面断面図である。
【図29】他の従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 コンセント 20 モジュラジャック 30 取付枠 40 プレート 50 スライドカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中樋 和男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉田 大 三重県津市白塚町2856番地 旭電器工業株 式会社内 Fターム(参考) 5E087 EE10 EE12 FF06 FF12 FF27 LL05 LL17 LL29 LL34 MM09 QQ02 QQ03 RR25 5G357 CA06 CA10 CB10 CC01 CE03 5G363 AA20 DB31

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面にプラグの差込口を有する1乃至複
    数の配線器具と、前記配線器具が固着されるとともに、
    前記配線器具の後面側を施工面に埋め込む形で施工面に
    直付けされる取付枠と、1乃至複数の開口窓を有し、前
    記各開口窓から配線器具の差込口を露出させた形で取付
    枠の前面を覆って取付枠に取着されるプレートと、前記
    プレートにスライド自在に保持されて、スライドによる
    開閉に応じて少なくとも1つの前記開口窓を覆い隠す1
    乃至複数のカバーを備えたことを特徴とする配線装置。
  2. 【請求項2】 カバーを閉成状態に付勢する復帰ばねを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の配線装置。
  3. 【請求項3】 復帰ばねの端部を引掛係止する係止部を
    カバー及びプレートに設けたことを特徴とする請求項2
    記載の配線装置。
  4. 【請求項4】 各カバーのスライド幅を規制する規制手
    段を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載の配線
    装置。
  5. 【請求項5】 規制手段は、カバー及びプレートのそれ
    ぞれに突設され、スライド方向に互いに係止する突部か
    らなり、カバー及びプレートの少なくとも何れか一方の
    突部周辺部を、スライド方向と略垂直な方向に撓み自在
    に形成するとともに、前記両突部のうちの少なくとも何
    れか一方における他方と係止する面とスライド方向反対
    側に傾斜面を設けたことを特徴とする請求項4記載の配
    線装置。
  6. 【請求項6】 カバーとプレートの摺接する部位に、プ
    レート側に突出して先端部が断面略半円状のリブを設け
    たこと特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の配線装
    置。
  7. 【請求項7】 プレート及び取付枠のそれぞれに、互い
    に係合することでプレートを取付枠に取着させる複数組
    の係合部及び被係合部を設けるとともに、前記プレート
    にプレートの取付枠に対する取付位置を規制する位置決
    め用のリブを設けたことを特徴とする請求項1〜6の何
    れかに記載の配線装置。
  8. 【請求項8】 カバー前面におけるスライド方向の開口
    窓側の端部であって、周縁から内側に離れた部位に、前
    方に突出する前面側リブを設けたことを特徴とする請求
    項1〜7の何れかに記載の配線装置。
  9. 【請求項9】 カバーにおけるスライド方向の開口窓側
    の端部周縁に沿って、後方に突出する周縁リブを設けた
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の配線装
    置。
  10. 【請求項10】 プレート前面に、文字により表示され
    る表示部を少なくとも1対、文字自体の形状が上下対称
    となるように設けたことを特徴とする請求項1〜9の何
    れかに記載の配線装置。
  11. 【請求項11】 カバーのスライド方向に沿った側面
    に、カバーを掴んでスライドさせる指が滑るのを防止す
    る滑り止めリブを設けたことを特徴とする請求項1〜1
    0の何れかに記載の配線装置。
  12. 【請求項12】 プレートにカバーをスライド自在に保
    持させる保持手段を備え、前記保持手段は、カバー及び
    プレートに設けられた互いに嵌合する嵌合片及び溝部か
    らなり、前記溝部の隅を略円弧状に形成したことを特徴
    とする請求項1〜11の何れかに記載の配線装置。
  13. 【請求項13】 取付枠における配線器具を固着する部
    位を他の部位よりも後方に窪ませて取付枠を形成したこ
    とを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載の配線装
    置。
  14. 【請求項14】 取付枠は、取付枠本体と、各配線器具
    を取付枠本体に対して後方にずらして取り付ける本体取
    付部材とからなることを特徴とする請求項1〜12の何
    れかに記載の配線装置。
  15. 【請求項15】 各配線器具は、取付枠に一部前後方向
    に略対向させた形で取付枠に固着され、取付枠の前記対
    向面に、配線器具側に向って突出し前記配線器具に当接
    するダボを設けたことを特徴とする請求項1〜14の何
    れかに記載の配線装置。
  16. 【請求項16】 所定の単位寸法に形成さた複数の配線
    器具が、カバーのスライド方向に長手方向を沿わせて配
    列するように取付枠に固着されることを特徴とする請求
    項1〜15の何れかに記載の配線装置。
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KR200449373Y1 (ko) 2008-01-21 2010-07-06 대은전자 주식회사 모듈러 아웃렛

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