JP2003060891A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003060891A
JP2003060891A JP2001249386A JP2001249386A JP2003060891A JP 2003060891 A JP2003060891 A JP 2003060891A JP 2001249386 A JP2001249386 A JP 2001249386A JP 2001249386 A JP2001249386 A JP 2001249386A JP 2003060891 A JP2003060891 A JP 2003060891A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、画像データに対して部分的
かつ視覚的に合成処理を施すことができる様にすること
である。 【解決手段】 本発明に係る複写機1は、複数の画像デ
ータを取得する画像読取部3と、取得した複数の画像デ
ータを記憶する画像記憶部4aと、記憶された複数の画
像データを表示する表示部5と、表示された複数の画像
データが部分的に重なり合う様に各画像データの位置関
係を指定する操作部5aと、指定された位置関係に基づ
いて複数の画像データを合成する画像合成部7と、合成
データを出力する出力部9と、を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取得した画像デー
タに画像処理を施して出力する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スキャナで読み込んだアナログの
画像データをデジタルの画像データに変換して画像処理
を行う複写機等の画像処理装置が提案されている。この
様な画像処理装置としては、例えば、特開平10−33
6430記載のデジタル複写機の様に、読み取った複数
の画像データを重ね書きして出力することにより、出力
原稿の劣化を低減するものがある。また、特開平10−
260483記載の複写機の様に、入力した画像データ
をタッチパネルの操作で複写、及び編集可能なものもあ
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像処理装置では、以下の様な問題点があった。例え
ば、A4サイズの2枚の原稿をB4サイズの用紙1枚に
複写する場合には、読み込んだ画像データを単純に重ね
合わせて出力するので、プラテン上で重ねられた一方の
原稿は他方の原稿に隠れることになり印刷出力の対象に
ならない。また、タッチパネルの操作で編集する場合に
おいても、取得した画像データを移動したり部分的に重
ね合わせたりすることはできなかった。
【0004】本発明の課題は、上記問題点に鑑みて、画
像データに対して部分的かつ視覚的に合成処理を施すこ
とができる様にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決する為、以下の様な特徴を備えている。
【0006】請求項1記載の発明は、複数の画像データ
を取得する画像取得手段と、取得した複数の画像データ
を記憶する画像記憶手段と、を備える画像処理装置にお
いて、前記画像記憶手段に記憶された複数の画像データ
が部分的に重なり合う様に各画像データの位置関係(座
標)を決定する位置決定手段と、前記位置決定手段によ
り決定された位置関係に基づいて、前記複数の画像デー
タを合成して合成データを形成する画像合成手段と、前
記画像合成手段により形成された合成データを出力する
画像出力手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像処理装置において、前記画像記憶手段に記憶された複
数の画像データの内、少なくとも1つの画像データを拡
大縮小又は回転する合成前画像加工手段、を更に備えた
ことを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像処理装置において、前記画像合成手段により形成され
た合成データを拡大縮小又は回転する合成後画像加工手
段、を更に備えたことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、画像データを取得
する画像取得手段と、取得した画像データを記憶する画
像記憶手段と、を備える画像処理装置において、前記画
像記憶手段に記憶された画像データを表示する画像表示
手段と、前記画像表示手段に表示された画像データの表
示位置を変更して、該画像データを移動する画像移動手
段と、前記画像移動手段により移動された画像データを
出力する画像出力手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像処理装置において、前記画像データは複数の画像デー
タであり、前記画像移動手段は、前記画像表示手段に表
示された複数の画像データの内、少なくとも1つの画像
データの表示位置を変更して、前記複数の画像データが
部分的に重なり合う様に各画像データの位置関係を指定
し、前記画像移動手段により指定された位置関係に基づ
いて、前記複数の画像データを合成して合成データを形
成する画像合成手段、を更に備え、前記画像出力手段
は、前記画像合成手段により形成された合成データを出
力することを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像処理装置において、前記画像合成手段により形成され
た合成データを拡大縮小又は回転又は位置変更する画像
加工手段、を更に備えたことを特徴としている。
【0012】ここで、前記画像取得手段は、例えば、複
写機やファクシミリ装置を構成するスキャナ等の画像読
取部の様に、紙媒体の原稿をデータ化して取得するもの
に限らない。つまり、印刷装置やパーソナルコンピュー
タを構成するデータ入力部の様に、他の構成部分又は外
部端末から入力された画像データを直接取得するもので
あってもよい。
【0013】また、前記複数の画像データとは、例え
ば、複数の画像データが2種類の画像データである場合
には、第1の画像データ及び第2の画像データとして表
すこともできる。この場合、位置決定手段は、第1の画
像データに第2の画像データの一部分が重なる様に2種
類の画像データの位置関係を決定する。また、前記複数
の画像データを画像合成手段により合成した合成後の画
像データを、特に「合成データ」と表記している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像処理装置
の一例として複写機1について詳細に説明する。まず、
構成を説明する。図1は、複写機1の機能的構成を示す
ブロック図である。図1に示す様に、複写機1は、制御
部2、画像読取部3、画像記憶部4aを有するRAM
4、操作部5aを一体に有する表示部5、記憶部6、画
像合成部7、画像加工部8、出力部9により構成され、
各部はバス10により接続されている。
【0015】ここで、複写機1の構成部分と本発明に係
る画像処理装置の構成要素との対応関係を明示する。即
ち、制御部2は位置決定手段に対応し、画像読取部3は
画像取得手段に対応し、画像記憶部4aは画像記憶手段
に対応し、表示部5は画像表示手段に対応し、操作部5
aは画像移動手段に対応し、画像合成部7は画像合成手
段に対応し、画像加工部8は合成前画像加工手段と合成
後画像加工手段と画像加工手段に対応し、出力部9は画
像出力手段に対応する。
【0016】制御部2は、CPU(Central Processing
Unit)やマイクロプロセッサ等から構成され、記憶部
6に記憶されているプログラムをRAM4に読み出し、
当該プログラムに従って各部を集中制御する。即ち、制
御部2は、RAM4に読み出したプログラムに従って、
後述する画像処理を実行し、処理結果をRAM4に格納
すると共に表示部5に表示させる。そして、RAM4に
格納した処理結果を記憶部6内部の所定領域に保存させ
る。
【0017】画像読取部3は、原稿を載置するコンタク
トガラスの下部にスキャナを備えて構成され、画像デー
タを取得する機能を有する。スキャナは、光源、レン
ズ、CCD(Charge Coupled Device)等により構成さ
れる。スキャナは、光源から原稿へ照明走査した光の反
射光を結像して光電変換し、符号化した後に画像データ
として画像記憶部4aに出力する。ここで、画像データ
は、図形や写真等のイメージデータのみならず、文字や
記号等のテキストデータを含む。
【0018】RAM(Random Access Memory)4は、制
御部2により実行制御される各種処理において、記憶部
6から読み出されたプログラムの全部又は一部の一時的
な格納領域を形成する。また、RAM4は、画像記憶部
4aを内部に有し、画像記憶部4aは、合成前の画像デ
ータや合成後の画像データ(以下、「合成データ」と記
す。)を一時的に記憶する。
【0019】表示部5は、LCD(Liquid Crystal Dis
play)やEL(Electro Luminescence)等により構成さ
れ、制御部2から入力される表示信号の指示に従って画
面上に各種操作釦や画像データの状態表示を行う。表示
部5は、後述する画像データの合成処理の実行に際し
て、用紙枠表示領域51と画像データ表示領域52とを
夫々独立に形成する。用紙枠表示領域51は、合成先と
なる用紙の枠データを表示する領域であり、画像データ
表示領域52は、合成元である画像データを表示する領
域である。
【0020】また、表示部5には、操作部5aが重なり
合って一体的に構成される。操作部5aは、透明電極が
格子状に配置された感圧式(抵抗膜方式)のタッチパネ
ル等により構成されるが、視認性の観点から光の透過率
が高いものが望ましい。操作部5aは、手指や専用のタ
ッチペン等で押された力点のXY座標を電圧値で検出
し、検出された位置信号を操作信号として制御部2に出
力する。操作部5aは、後述する画像データの合成処理
の実行に際して要する、画像読取の開始釦、画像加工の
実行釦等の各種操作釦をソフトウェア釦として形成す
る。
【0021】記憶部6は、EEPROM(Electrically
Erasable Programmable Read-OnlyMemory)等の不揮発
性の半導体メモリにより構成され、複写機1で実行可能
な各種プログラムや機能に応じた設定内容等を記憶す
る。
【0022】画像合成部7は、制御部2から入力される
信号に従って、画像記憶部4aに記憶されている複数の
画像データが部分的に重なり合う様に各画像データの位
置関係を決定して合成データを生成する。
【0023】画像加工部8は、制御部2から入力される
信号に従って、画像記憶部4aに記憶されている画像デ
ータ及び合成データに対して、拡大縮小、回転、及び位
置変更等の画像加工を施す。
【0024】出力部9は、給紙部、感光ドラム、トナ
ー、排紙部等を備えて構成される。出力部9は、制御部
2からの出力指示に従って、給紙部に収容された所与の
サイズと向きの印刷用紙の中から選択された印刷用紙を
搬送し、合成データの静電潜像を感光ドラムで感光させ
る。そして、合成データの静電潜像が感光された印刷用
紙にトナーを転写して定着させた後、排紙部より印刷出
力する。
【0025】以上、本発明に係る複写機1の構成部分を
列挙して、その特徴的な機能的構成について説明した。
複写機1が周知の一般的な複写機としての機能を実現す
る為に必要な構成部分の詳細説明は省略しているが、各
構成部分が上述した機能以外にも周知の機能や手段を有
するのは勿論である。
【0026】次に、動作を説明する。図2は、複写機1
により実行制御される画像処理を示すフローチャートで
ある。まず、コンタクトガラスに原稿が載置され、表示
部5に表示された画像読取の開始釦が押圧操作される
と、制御部2は、画像読取部3に対して合成元の原稿か
ら画像データの読取(スキャン)を指示する(S1:ス
テップ1)。画像データの読取は、例えば、2種類のA
4原稿(“原稿A”、原稿B“)に対して行われる。
【0027】読み取られた2種類の画像データは、制御
部2の指示により、夫々独立した画像データとして画像
記憶部4aに一時的に記憶される(S2)。以下の説明
において、原稿Aから読み取った画像データを“画像デ
ータイ”と記し、原稿Bから読み取った画像データを
“画像データロ”と記すものとする。
【0028】ここで、表示部5に表示された、画像加工
の実行釦が押圧操作されると、制御部2は、画像加工部
8に対して、画像記憶部4aに記憶されている画像デー
タイ、画像データロの画像加工の開始を指示する(S
3;YES)。
【0029】画像加工は、例えば、以下に示す工程を経
て実行される。まず、制御部2は、画像データイ、画像
データロを表示部5の画像データ表示領域52に表示さ
せる(S4)。操作部5aにより画像加工の対象となる
画像データイが選択されると、制御部2は、画像加工の
種別の選択候補として「拡大縮小」、「回転」を指示す
る為の操作釦を表示部5の所定領域に表示させる。この
時、他の選択候補として、濃度調整、原稿の画質選択等
を指示する釦を表示してもよい。
【0030】操作部5aにより画像加工の種別が選択さ
れると、制御部2は、当該種別に応じた加工内容を指示
する為の操作釦を表示部5に表示させる。加工内容と
は、例えば、画像加工の種別が「拡大縮小」の場合には
倍率であり、画像加工の種別が「回転」の場合には回転
角度の様に、選択された種別の画像加工を実現するのに
必要な具体的な指示内容を指す。なお、拡大縮小処理に
は、縦横比を独立に指定可能な変倍処理を含む。また、
加工内容の指定方法は、選択、直接入力等任意である。
【0031】操作部5aにより画像加工の種別と内容が
指定されると(S5)、画像加工部8は、指定内容に応
じて、画像記憶部4aに記憶されている画像データの
内、画像加工対象として選択された画像データの画像加
工を実行して更新する(S6)。更新された画像データ
は、再び画像記憶部4aに記憶される。なお、S3にお
いて、画像加工の実行が指示されない場合には、S4〜
S6に示した一連の画像加工を省略することもできる
(S3;NO)。
【0032】次のS7では、制御部2は、画像記憶部4
aに記憶されている画像データイ、ロを読み出して、表
示部5に形成された画像データ表示領域52に表示させ
る。なお、上述したS1〜S7においては、2種類の画
像データイ、ロを同時に読み込んで表示する場合につい
て説明したが、各画像データを順次個別に読み込んで表
示してもよい。
【0033】操作部5aにより、表示された画像データ
イ、ロの位置関係が指定されると(S8)、制御部2
は、指定された位置関係になる様に、画像データイ、ロ
の表示位置を用紙枠表示領域51に移動させる。位置関
係の指定は、画像データを表示画面上でドラッグ&ドロ
ップすることにより行ってもよいし、数値入力により行
ってもよい。数値入力により行う場合には、例えば、画
像データイを基準とする画像データロの主走査方向(紙
面垂直方向)への距離mと、副走査方向(紙面水平方
向)への距離nを座標値として数値釦により入力する。
また、数値入力の場合には必ずしも画像データの表示を
行わなくてもよい。
【0034】ここで、図3は、画像データイと画像デー
タロを順次個別に読み込んで重ね合わせる過程を説明す
る為の模式図である。まず、図3(a)に示す様に、用
紙枠表示領域51には、原稿サイズと向き(B4縦、B
4横、A4縦)に応じた用紙枠が合成先として表示され
る。また、画像データ表示領域52には、S1で読み込
まれた1枚目の画像データイが表示される。同様に、2
枚目の画像データロが読み込まれると、図3(b)に示
す様に、画像データ表示領域52に並列表示される。
【0035】そして、図3(c)に示す様に、ユーザが
画像データイ、ロを所望する用紙枠(例えば、B4横)
内の任意の位置に手指で移動させることにより、各画像
データの位置関係を指定する。この時、選択された原稿
サイズと向きをユーザが一目で把握できる様にするた
め、画像データが移動された用紙枠の表示色を変えた
り、点滅させたりすると、より効果的である。
【0036】次のS9では、画像合成部7は、S8で指
定された位置関係に従って、画像データイと画像データ
ロが部分的に重なる様に合成処理を行う。ここに、合成
処理とは、図4に示す様に、画像データイ、ロの黒色部
分(印字部分)が白色部分(非印字部分)に優先して出
力される様に各画像データを重ね合わせる処理を指す。
この処理により、データ上で重なり合う部分が透過的に
印刷結果に反映されることになり、単に原稿を重ね合わ
せて複写する場合の様に一方の原稿の記載内容が他方の
原稿に隠れる事がない。
【0037】ここで、S8〜S9の各処理の具体例とし
て、図4〜図6を参照して、出力される原稿のサイズと
向きに応じた合成データの表示例について説明する。ま
ず、図4は、A4縦の2種類の画像データをB4縦の画
像データに合成して合成データを作成する過程を示す図
である。図4において、2枚目の画像データは、1枚目
の画像データに対して、主走査方向へ距離m、副走査方
向へ距離nずれて合成される様に位置関係が指定されて
いる。合成処理が実行されると、黒色部分が白色部分に
優先して出力されるので、各画像データ上の文字列が隙
間部分を相互に補う様に配置されることになる。このた
め、行方向に文字列の間断の無い自然なレイアウトの原
稿を作成できる。
【0038】また、図5は、A4縦の2種類の画像デー
タをB4横の画像データに合成して合成データを作成す
る過程を示す図である。合成処理が実行されると、黒色
部分が白色部分に優先して出力されるので、各画像デー
タ上の文字列が1枚目の画像データの右側余白部分と2
枚目の画像データの左側余白部分の隙間を埋める(連結
させる)様に配置されることになる。このため、列方向
に文字の間断の無い自然なレイアウトの原稿を作成でき
る。
【0039】更に、図6は、A4縦の2種類の画像デー
タをA4縦の画像データに合成して合成データを作成す
る過程を示す図である。1枚目の画像データには、FA
X送信票の文面が記載され、2枚目の画像データには、
社名を示すロゴが記載されている。合成処理が実行され
ると、黒色部分が白色部分に優先して出力されるので、
FAX送信票の空白部分に社名を示すロゴが配置される
ことになる。従って、罫線や商標等が予め印刷された用
紙に所望の文面を転写したい場合に便利である。
【0040】S9で合成された画像データは、合成デー
タとして画像記憶部4aに記憶される(S10)。次
に、表示部5に表示された画像加工の実行釦が押圧操作
されると、制御部2は、画像加工部8に対して、画像記
憶部4aに記憶されている合成データの画像加工の開始
を指示する(S11;YES)。
【0041】合成データに対する画像加工は、例えば、
S4〜S6に示した画像データに対する画像加工と同様
の手順で実行される。即ち、制御部2は、合成データを
表示部5に表示させると同時に、画像加工種別の選択候
補として「拡大縮小」、「回転」、「位置変更」を指示
する為の操作釦を表示部5の所定領域に表示させる(S
12)。
【0042】操作部5aにより画像加工種別が選択され
ると、制御部2は、当該加工種別に応じた加工内容を指
示する為の操作釦を表示部5の所定領域に表示させる。
操作部5aにより画像加工の内容が指定されると(S1
3)、画像加工部8は、指定された内容に応じて、画像
記憶部4aに記憶されている合成データの画像加工を実
行して更新する(S14)。更新された合成データは、
再び画像記憶部4aに記憶される。なお、上記一連の画
像加工は必要に応じて実行されるものであり、省略して
もよい(S11;NO)。
【0043】ここで、図7は、S12〜S14の各処理
の具体例として、合成データに画像加工を施す過程を説
明する為の図である。まず、図7(a)に示す様に、用
紙枠表示領域51には、現在実行されている画像加工の
内容を示す「重ね合わせ」、「拡大縮小」、「回転」等
の文字列が、各種用紙枠と共に表示される。また、画像
データ表示領域52には、合成元の2種類の画像データ
が並列に表示されている。
【0044】図7(b)に示す様に、ユーザが用紙枠に
合わせて合成データの表示サイズを変更することによ
り、合成データの倍率を指定することもできる。この倍
率指定は、表示画面を見ながら手指を介して行うので、
適確な微調整が容易である。更に、図7(c)に示す様
に、用紙枠に合わせて合成データの方向を変更(回転)
することにより、合成データの回転角度を指定すること
もできる。この指定も、表示画面を見ながら手指を介し
て行うので、適確な微調整が容易である。
【0045】最後のS15では、操作部5aにより合成
データの出力が指示されると、出力部9は、給紙部に収
容された印刷用紙の中から、S8で指定されたサイズと
向きの印刷用紙に合成データの静電潜像を感光させた
後、トナーを転写して排紙部より印刷出力する。そし
て、一連の画像処理を終了する。
【0046】以上の様に、本実施の形態における複写機
1によれば、複数の画像データを取得する画像読取部3
と、取得した複数の画像データを記憶する画像記憶部4
aと、複数の画像データが部分的に重なり合う様に各画
像データの位置関係(座標)を決定する制御部2と、決
定された位置関係に基づいて複数の画像データを合成す
る画像合成部7と、合成データを出力する出力部9と、
を備えて構成される。従って、一方の原稿が他方の原稿
に隠れることなく、複数の原稿を部分的に重ね合わせて
出力することができる。その結果、自由度の高い合成処
理が可能となり、複写機1の利便性が向上する。
【0047】例えば、ユーザが作成した文書を既存のデ
ザイン(例えば、罫線、枠組、商標、社名ロゴ等)が施
された用紙に複写したい場合に特に便利である。また、
一旦取得した画像データに対して合成処理を行うので、
本や冊子等の様に重ね置きが困難な原稿であってもデー
タ上で容易に重ね合わせられる。
【0048】また、複写機1は、画像記憶部4aに記憶
された複数の画像データの内、少なくとも1つの画像デ
ータを拡大縮小又は回転する画像加工部8を備える。更
に、画像加工部8は、画像合成部7により合成された合
成データを拡大縮小又は回転することもできる。即ち、
合成の前後を問わず、画像データ及び合成データに拡大
縮小、回転等の画像加工を施すことができる。従って、
複写機1のユーザは、合成元となる原稿の大きさや向き
を問わず、思い通りの合成処理が可能となる。その結
果、複写機1の利便性がより向上する。
【0049】また、本実施の形態における複写機1によ
れば、画像データを取得する画像読取部3と、取得した
画像データを記憶する画像記憶部4aと、記憶された画
像データを表示する表示部5と、表示された画像データ
の表示位置を変更して画像データを移動する操作部5a
と、移動された画像データを出力する出力部9と、を備
えて構成される。従って、所望の画像データを容易な操
作で移動できる。また、画像データの位置を視覚的に確
認しながら移動できるので誤操作が減る。
【0050】更に、複写機1は、複数の画像データを取
得する画像読取部3と、取得した複数の画像データを記
憶する画像記憶部4aと、記憶された複数の画像データ
を表示する表示部5と、表示された複数の画像データの
内、少なくとも1つの画像データの表示位置を変更して
複数の画像データが部分的に重なり合う様に各画像デー
タの位置関係を指定する操作部5aと、指定された位置
関係に基づいて複数の画像データを合成する画像合成部
7と、合成データを出力する出力部9と、を備えて構成
される。従って、容易な操作で複数の画像データを簡易
迅速に重ね合わせることができる。また、各画像データ
の位置関係を視覚的に確認しながら重ね合わせることが
できるので、微妙な位置調整が容易になる。
【0051】なお、本実施の形態における記述内容は、
本発明に係る画像処理装置の好適な一例であり、これに
限定されるものではない。例えば、本実施の形態では、
画像処理装置として複写機を例示して説明したが、これ
に限らず、印刷装置、ファクシミリ装置、パーソナルコ
ンピュータ、ワードプロセッサ等に本発明を適用しても
よい。また、本実施の形態では、合成対象となる画像デ
ータが2種類である例を説明したが、3種類以上であっ
てもよい。
【0052】その他、画像処理装置の細部構成、及び細
部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない
範囲で適宜変更可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、画像データに対して部
分的かつ視覚的に合成処理を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機1の機能的構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した複写機1により実行される画像処
理を示すフローチャートである。
【図3】画像データを重ね合わせる過程を視覚的に説明
する為の模式図であり、(a)は1枚目の画像データ読
取後の画面表示例、(b)は2枚目の画像データ読取後
の画面表示例、(c)は2枚の画像データの移動過程の
画面表示例を示す図である。
【図4】2種類のA4原稿を合成してB4縦原稿として
出力する過程を示す概念図であり、(a)は合成前の画
像データを示す図、(b)は画像データの位置関係を示
す図、(c)は合成後の画像データを示す図である。
【図5】2種類のA4原稿を合成してB4横原稿として
出力する過程を示す概念図であり、(a)は合成前の画
像データを示す図、(b)は画像データの位置関係を示
す図、(c)は合成後の画像データを示す図である。
【図6】2種類のA4原稿を合成してA4縦原稿として
出力する過程を示す概念図であり、(a)は合成前の画
像データを示す図、(b)は画像データの位置関係を示
す図、(c)は合成後の画像データを示す図である。
【図7】画像処理の過程を視覚的に説明する為の模式図
であり、(a)は2枚の画像データを重ね合わせた際の
画面表示例、(b)は重ね合わせた画像データを縮小し
た際の画面表示例、(c)は縮小した画像データを回転
した際の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写機 2 制御部 3 画像読取部 4 RAM 4a 画像記憶部 5 表示部 51 用紙枠表示領域 52 画像データ表示領域 5a 操作部 6 記憶部 7 画像合成部 8 画像加工部 9 出力部 10 バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 3/40 G06T 3/40 3/60 3/60 H04N 1/393 H04N 1/393 Fターム(参考) 2C087 AA18 BB10 BD06 BD07 BD22 CA03 CB06 5B021 AA01 CC07 LB01 LB07 LE04 5B057 AA11 BA02 CA12 CA16 CB12 CB16 CC03 CD02 CD03 CD05 CE08 5C076 AA12 AA14 AA17 AA21 AA22 AA24 AA26 CA01 CA02 CB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画像データを取得する画像取得手段
    と、取得した複数の画像データを記憶する画像記憶手段
    と、を備える画像処理装置において、 前記画像記憶手段に記憶された複数の画像データが部分
    的に重なり合う様に各画像データの位置関係を決定する
    位置決定手段と、 前記位置決定手段により決定された位置関係に基づい
    て、前記複数の画像データを合成して合成データを形成
    する画像合成手段と、 前記画像合成手段により形成された合成データを出力す
    る画像出力手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記画像記憶手段に記憶された複数の画像
    データの内、少なくとも1つの画像データを拡大縮小又
    は回転する合成前画像加工手段、を更に備えたことを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記画像合成手段により形成された合成デ
    ータを拡大縮小又は回転する合成後画像加工手段、を更
    に備えたことを特徴とする請求項1記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】画像データを取得する画像取得手段と、取
    得した画像データを記憶する画像記憶手段と、を備える
    画像処理装置において、 前記画像記憶手段に記憶された画像データを表示する画
    像表示手段と、 前記画像表示手段に表示された画像データの表示位置を
    変更して、該画像データを移動する画像移動手段と、 前記画像移動手段により移動された画像データを出力す
    る画像出力手段と、を備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
  5. 【請求項5】前記画像データは複数の画像データであ
    り、 前記画像移動手段は、前記画像表示手段に表示された複
    数の画像データの内、少なくとも1つの画像データの表
    示位置を変更して、前記複数の画像データが部分的に重
    なり合う様に各画像データの位置関係を指定し、 前記画像移動手段により指定された位置関係に基づい
    て、前記複数の画像データを合成して合成データを形成
    する画像合成手段、を更に備え、 前記画像出力手段は、前記画像合成手段により形成され
    た合成データを出力することを特徴とする請求項4記載
    の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記画像合成手段により形成された合成デ
    ータを拡大縮小又は回転又は位置変更する画像加工手
    段、を更に備えたことを特徴とする請求項5記載の画像
    処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105674A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Canon Inc 画像処理装置及び方法

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