JP2003060746A - 携帯電話機 - Google Patents

携帯電話機

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JP2003060746A
JP2003060746A JP2001246264A JP2001246264A JP2003060746A JP 2003060746 A JP2003060746 A JP 2003060746A JP 2001246264 A JP2001246264 A JP 2001246264A JP 2001246264 A JP2001246264 A JP 2001246264A JP 2003060746 A JP2003060746 A JP 2003060746A
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mobile phone
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incoming call
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JP2001246264A
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English (en)
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Tadashi Tanaka
資士 田中
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NEC Corp
MX Mobiling Ltd
Original Assignee
NEC Corp
MX Mobiling Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のエンジン作動時に、着信に対する応
答を自動的に拒否することができる携帯電話機を提供す
る。 【解決手段】 本発明の携帯電話機は、感知装置(7)
と記憶装置(2)と制御装置(1)とを備えている。感
知装置(7)は、自動車のエンジンの作動の状態を感知
し、感知された作動の状態に対応する状態情報を生成す
る。記憶装置(2)は、自動車内のエンジンの作動の状
態に対応する設定状態情報を記憶する。制御装置(1)
は、感知装置(7)により生成された状態情報と、記憶
装置(2)に記憶された設定状態情報とを照合し、状態
情報と設定状態情報との照合の結果に基づいて、着信時
の応答の拒否を自動的に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に関
し、特に自動車のエンジンの作動の状態を感知する携帯
電話機に関する。
【従来の技術】近年、自動車の運転中における携帯電話
機の使用による交通事故が多発しており、自動車の運転
中における携帯電話機の使用/利用に関する問題につい
ては政府も法的罰則をとるなどして対応しているが、依
然として携帯電話機の使用時の交通事故は後を絶たな
い。
【0002】従来の携帯電話機では、自動車の走行中に
おける着信の拒否(着信拒否)を設定する機能を有して
いるものが存在する。自動車の走行中における着信拒否
を設定するものとして、特開平11−285070号公
報、特開平10−190557号公報では、利用者の操
作により自動車の走行中における着信拒否を設定する携
帯電話機が開示されている。しかしながら、特開平11
−285070号公報の携帯電話機では、自動車の走行
中における着信拒否の設定を、利用者の操作により行う
ため、利用者がこの着信拒否を設定しないまま自動車を
走行させてしまうケースが多いのが現状である。
【0003】着信拒否を設定しないまま自動車を走行さ
せてしまう原因の1つには、運転時に利用者が着信拒否
を設定しても、運転が終わった後に着信拒否の設定を解
除するのを忘れてしまい、運転中でないにも拘わらず着
信が拒否され続けてしまう問題が発生することも挙げら
れる。また、着信拒否を設定する機能としては、発信者
からの着信を拒否してしまうために、着信履歴が残ら
ず、使い勝手が悪い。このため、自動車のエンジン作動
時に着信に対する応答を自動的に拒否することができる
携帯電話機が望まれる。
【0004】また、自動車の走行中における着信拒否を
自動的に設定するものとして、特開平10−70492
号公報では、自動車のエンジン作動の状態を感知する携
帯電話機が開示されている。しかしながら、特開平10
−70492号公報の携帯電話機では、自動車のエンジ
ン作動の状態を感知した場合、自動車の走行中であると
判断し、着信拒否を自動的に設定するが、携帯電話機が
自動車内にあるのか否かを区別する機能がないため、常
に着信拒否を設定してしまう恐れがある。
【0005】また、特開平11−168767号公報で
は、自動車内に付属装置を設けて、付属装置によって携
帯電話機が自動車内にあるのか否かを区別する自動車内
無線電話システムが開示されている。
【0006】また、特開平6−111176号公報で
は、自動車のエンジン作動の状態を感知する感知装置が
開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
車のエンジン作動時に、着信に対する応答を自動的に拒
否することができる携帯電話機を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、自動車のエンジン非
作動時に、着信に対する応答を自動的に許可することが
できる携帯電話機を提供することにある。
【0009】本発明の更に他の目的は、自動車のエンジ
ン作動時に、着信に対する応答を自動的に拒否すること
により、安全性が向上する携帯電話機を提供することに
ある。
【0010】本発明の更に他の目的は、自動車のエンジ
ン作動時に、着信に対する応答を拒否するとともに使い
勝手がよい携帯電話機を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、自動車のエンジ
ン作動時に、着信に対する応答を自動的に拒否し、利用
者の要求に応じて着信に対する応答を許可することがで
きる携帯電話機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】本発明の携帯電話機は、感知装置(7)と
記憶装置(2)と制御装置(1)とを備えている。感知
装置(7)は、自動車のエンジンの作動の状態を感知
し、感知された作動の状態に対応する状態情報を生成す
る。記憶装置(2)は、自動車内のエンジンの作動の状
態に対応する設定状態情報を記憶する。制御装置(1)
は、感知装置(7)により生成された状態情報と、記憶
装置(2)に記憶された設定状態情報とを照合し、状態
情報と設定状態情報との照合の結果に基づいて、着信時
の応答の拒否を自動的に設定する。
【0014】制御装置(1)は、状態情報と設定状態情
報との照合の結果、一致したとき、着信時の応答の拒否
を自動的に設定する。
【0015】制御装置(1)は、状態情報と設定状態情
報との照合の結果、一致しないとき、着信時の応答の許
可を自動的に設定する。
【0016】制御装置(1)は、着信時の応答の拒否が
設定されているとき、応答許可信号の入力に基づいて着
信時の応答の許可を設定する。
【0017】本発明の携帯電話機は、更に、入力装置
(4)を備えている。入力装置(4)は、利用者の操作
に基づいて、応答許可信号を生成して制御装置(1)に
出力する。
【0018】エンジンの作動の状態は、エンジンの回転
運動であり、状態情報は、自動車のエンジンの回転運動
で生じる回転音であり、設定状態情報は、自動車内のエ
ンジンの回転運動で生じる回転音である。
【0019】本発明の携帯電話機の制御方法は、(a)
自動車のエンジンの作動の状態を感知するステップと、
(b)感知された作動の状態に対応する状態情報を生成
するステップと、(c)自動車内のエンジンの作動の状
態に対応する設定状態情報を記憶するステップと、
(d)状態情報と設定状態情報とを照合するステップ
と、(e)状態情報と設定状態情報との照合の結果に基
づいて、着信時の応答を自動的に制御するステップとを
備えている。
【0020】本発明の携帯電話機の制御方法によれば、
(e)のステップは、(f)状態情報と設定状態情報と
の照合の結果、一致したとき、着信時の応答の拒否を自
動的に設定するステップを更に備えている。
【0021】本発明の携帯電話機の制御方法によれば、
(e)のステップは、(g)状態情報と設定状態情報と
の照合の結果、一致しないとき、着信時の応答の許可を
自動的に設定するステップを更に備えている。
【0022】本発明の携帯電話機の制御方法によれば、
(f)のステップは、(h)着信時の応答の拒否が設定
されているとき、応答許可信号の入力に基づいて着信時
の応答の許可を設定するステップを更に備えている。
【0023】本発明のプログラムは、(a)自動車のエ
ンジンの作動の状態を感知するステップと、(b)感知
された作動の状態に対応する状態情報を生成するステッ
プと、(c)自動車内のエンジンの作動の状態に対応す
る設定状態情報を記憶するステップと、(d)状態情報
と設定状態情報とを照合するステップと、(e)状態情
報と設定状態情報との照合の結果に基づいて、着信時の
応答を自動的に制御するステップとの各ステップをコン
ピュータに実行させる。
【0024】本発明のプログラムによれば、(e)のス
テップは、(f)状態情報と設定状態情報との照合の結
果、一致したとき、着信時の応答の拒否を自動的に設定
するステップをコンピュータに実行させる。
【0025】本発明のプログラムによれば、(e)のス
テップは、(g)状態情報と設定状態情報との照合の結
果、一致しないとき、着信時の応答の許可を自動的に設
定するステップをコンピュータに実行させる。
【0026】本発明のプログラムによれば、(f)のス
テップは、(h)着信時の応答の拒否が設定されている
とき、応答許可信号の入力に基づいて着信時の応答の許
可を設定するステップをコンピュータに実行させる。
【0027】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明の携
帯電話機の実施の形態を以下に説明する。本発明の携帯
電話機は、自動車のようなエンジンを搭載する乗物にお
いて、エンジンの作動の状態としてエンジンの回転運動
により生じる、エンジンの回転音(エンジン回転音)を
感知し、エンジン作動中であれば、携帯電話機の着信に
対して自動的に応答拒否するものである。
【0028】例えば自動車のエンジン非作動中におい
て、本発明の携帯電話機は、図1に示すように、自動車
のエンジン非作動中ではエンジン回転音を感知しないた
め、エンジン作動中ではないと判断する。エンジン非作
動中であるときに着信があった場合、本発明の携帯電話
機は、着信に対して利用者に応答可能であることを通知
するために、その着信を利用者に通知する。また、自動
車のエンジン作動中において、本発明の携帯電話機は、
図2に示すように、自動車のエンジン作動中ではエンジ
ン回転音を感知するため、エンジン作動中であると判断
する。エンジン作動中であるときに着信があった場合、
本発明の携帯電話機は、着信に対して応答拒否をするこ
とにより、その着信を利用者に通知しない。
【0029】(実施の形態1)図3は、実施の形態1に
係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0030】図3に示されるように、実施の形態1に係
る携帯電話機10は、図1及び図2に示された携帯電話
機に対応し、制御装置1、記憶装置2、送受信装置3、
入力装置4、エンジン回転音感知装置7、プログラム
8、通知部13を備えている。制御装置1には、記憶装
置2、送受信装置3、入力装置4、エンジン回転音感知
装置7、通知部13が接続されている。プログラム8は
携帯電話機10の動作を実行させる。
【0031】記憶装置2は、電話番号記憶部9、設定回
転音情報記憶部11、応答拒否設定情報記憶部12を備
えている。送受信装置3はアンテナを有する。入力装置
4は、送話部14、操作部15を備えている。通知装置
13は、表示装置5、出力装置6を備えている。表示装
置5は、発信者からの着信を通知するために、画像とし
て表示する表示部16、光学的に表示するためのLED
を含む表示デバイス17を備えている。出力装置6は、
受話部18、発信者からの着信を通知するために通知音
を出力するサウンダ19を備えている。
【0032】入力装置4の送話部14は、携帯電話機1
0を利用する利用者の音声の入力を行う。制御装置1
は、利用者により行われる送話を示す送話信号を符号化
し、アナログ/デジタル変換を行う。制御装置1は、送
話部14からの利用者の音声を利用者音声信号に変換す
る。送受信装置3は、送話信号を、アンテナを介して送
信する際、送話信号の変調及び復調を行う。ここで、送
受信装置3は送話信号を送信している場合、送話信号に
は利用者音声信号が含まれる。また、送受信装置3は発
信時に送話信号を送信した場合、送話信号には利用者に
よる利用者番号が更に含まれる。
【0033】出力装置6の受話部18は、発信者による
音声の出力を行う。制御装置1は、発信者により行われ
る送話を示す受話信号を符号化し、アナログ/デジタル
変換を行う。制御装置1は、受話信号に含まれる発信者
による発信者音声信号を受話部18への音声に変換す
る。送受信装置3は、受話信号を、アンテナを介して受
信する際、受話信号の変調及び復調を行う。ここで、送
受信装置3は受話信号を受信している場合、受話信号に
は発信者音声信号が含まれる。また、送受信装置3は着
信時に受話信号を受信した場合、受話信号には発信者か
らの発信者番号が更に含まれる。制御装置1は、着信時
に、受話信号を入力することにより着信であることを認
識し、受話信号に含まれる発信者からの発信者番号を取
得する。
【0034】入力装置4の操作部15は、利用者により
操作され、利用者は、操作部15により表示装置5の表
示内容の変更や動作モードの変更のような操作をする。
利用者が行う動作モードの変更としては、留守番電話機
能の設定/解除が含まれる。
【0035】エンジン回転音感知装置7は、自動車のエ
ンジン回転音を感知し、感知された自動車のエンジン回
転音に対応する回転音情報を生成する。記憶装置2の設
定回転音情報記憶部11は、携帯電話機10が自動車内
にあるときの自動車のエンジン回転音に対応する設定回
転音情報を記憶している。記憶装置2の応答拒否設定情
報記憶部12は、着信時に制御装置1が応答拒否するか
否かを判定するための応答拒否設定情報を記憶してい
る。この応答拒否設定情報は、応答拒否を示すフラグの
ような情報であり、フラグ“1”の場合、「応答拒否設
定=あり」を示し、フラグ“0”の場合、「応答拒否設
定=なし」を示す。応答拒否設定情報が示すフラグは、
初期値として“0”、即ち「応答拒否設定=なし」であ
る。
【0036】制御装置1は、エンジン回転音感知装置7
により生成された回転音情報と、設定回転音情報記憶部
11に記憶された設定回転音情報とを照合する。制御装
置1は、回転音情報と設定回転音情報との照合の結果、
一致したとき、応答拒否設定情報記憶部12に記憶され
ている応答拒否設定情報が示すフラグに“1”を立てる
ことにより、応答の拒否を自動的に設定する。応答拒否
設定情報記憶部12は、「応答拒否設定=あり」を示す
応答拒否設定情報を記憶する。一方、制御装置1は、回
転音情報と設定回転音情報との照合の結果、一致しない
とき、応答拒否設定情報記憶部12に記憶されている応
答拒否設定情報が示すフラグに“0”を立てることによ
り、応答の許可(応答可能な状態)を自動的に設定す
る。応答拒否設定情報記憶部12は、「応答拒否設定=
なし」を示す応答拒否設定情報を記憶する。
【0037】制御装置1は、着信時に、応答拒否設定情
報記憶部12から応答拒否設定情報を読み出し、応答拒
否設定情報が示すフラグが“1”(「応答拒否設定=あ
り」)の場合、発信者からの発信者番号を着信履歴とし
て電話番号記憶部9に記憶し、留守番電話機能を開始す
る。表示部16には、着信後に操作部15の操作が行わ
れるまで、その電話番号(発信者からの発信者番号)及
びその電話番号に対応する名前の少なくともいずれか1
つが表示される。また、制御装置1は、着信時に、応答
拒否設定情報記憶部12から応答拒否設定情報を読み出
し、応答拒否設定情報が示すフラグが“0”(「応答拒
否設定=なし」)の場合、応答可能な状態であり、通知
装置13により利用者に通知し、発信者からの発信者番
号を着信履歴として電話番号記憶部9に記憶し、利用者
の操作部15の操作により着信に対する応答をしたとき
通話状態になる。
【0038】記憶装置2の電話番号記憶部9は、相手先
の電話番号と、相手先の電話番号に対応する相手先の名
前と、相手先の電話番号に対応する電子メールアドレス
とを記憶している。利用者は、着信前に、相手先の電話
番号と、相手先の電話番号に対応する相手先の名前とを
入力装置4の操作部15により入力し、電話番号記憶部
9は、操作部15により入力された相手先の電話番号、
相手先の名前を記憶する。
【0039】制御装置1は、着信時に、応答可能な状態
であるときに、受話信号に含まれる発信者からの発信者
番号と、記憶装置2の電話番号記憶部9に記憶された電
話番号とを照合し、発信者番号と記憶された電話番号と
の照合の結果に基づいて、利用者に着信があることを通
知するように通知装置13(表示装置5の表示部16、
表示デバイス17、出力装置6のサウンダ19)を制御
する。
【0040】ここで、制御装置1は、発信者番号と記憶
された電話番号との照合の結果、一致している場合、電
話番号記憶部9に記憶された電話番号(発信者からの発
信者番号)及び電話番号に対応する名前の少なくともい
ずれか1つが表示されるように表示部16を制御し、一
致しない場合、発信者からの発信者番号が表示されるよ
うに表示部16を制御する。また、表示デバイス17に
含まれるLEDにより例えば二色以上の表示が可能であ
り、制御装置1は、発信者番号と記憶された電話番号と
の照合の結果、一致している場合、第1色が表示される
ように表示デバイス17を制御し、一致しない場合、第
1色とは異なる第2色が表示されるように表示デバイス
17を制御する。また、制御装置1は、発信者番号と記
憶された電話番号との照合の結果、一致している場合、
第1音が通知されるようにサウンダ19を制御し、一致
しない場合、第1音とは異なる第2音が通知されるよう
にサウンダ19を制御する。
【0041】また、制御装置1は、着信時に、応答可能
な状態であるときに、利用者の操作部15の操作により
着信に対する応答をしたとき通話状態になる。通話状態
のとき、制御装置1は、発信者と利用者との通話が行わ
れるように、受話信号に含まれる発信者音声信号を出力
装置6の受話部18への音声に変換し、入力装置4の送
話部14からの音声を利用者音声信号に変換する。ま
た、制御装置1は、着信時に、応答可能な状態であると
きに、利用者の操作部15の操作がなく、留守番電話機
能開始時間が経過した場合、留守番電話機能を開始す
る。
【0042】次に、エンジン回転音感知装置7が感知す
る自動車のエンジン回転音について図4を参照しながら
説明する。図4は、実施の形態1に係る携帯電話機のエ
ンジン回転音感知装置が感知する自動車のエンジン回転
音の感度と、自動車のエンジン回転音で生ずる周波数と
を示す概略図である。
【0043】エンジン回転音感知装置7が感知する自動
車のエンジン回転音の感度Xは、時間をt、自動車のエ
ンジンの1回転当たりに要する時間をT、時間Tに対応
する所定の周波数をf(=1/T)としたとき、X×s
in(2×π×f×t)で表される。エンジン回転音感
知装置7が生成する回転音情報には、感度Xと、所定の
周波数f(所定の周期)とが含まれる。エンジン回転音
感知装置7は、携帯電話機10が自動車外にあるときで
は、外気のような雑音も感知してしまうため、携帯電話
機10が自動車内にあるときに比べて感度が低い。
【0044】設定回転音情報記憶部11に記憶されてい
る設定回転音情報には、所定の感度Xaと、所定の周波
数f(所定の周期)とが含まれる。この所定の感度Xa
と所定の周波数fは、携帯電話機10が自動車内にある
ときの自動車のエンジン回転音に対応する。
【0045】制御装置1は、エンジン回転音感知装置7
により生成された回転音情報の感度Xが、設定回転音情
報記憶部11に記憶された設定回転音情報の所定の感度
Xa以下のとき(X≦Xa)、回転音情報と設定回転音
情報とが一致していないと判定する。ここで、制御装置
1は、X≦Xaのとき、図4で示されたポイントP3以
前の時間では、自動車外、自動車のエンジン非作動中で
あると判断する。
【0046】また、制御装置1は、回転音情報の感度X
が、設定回転音情報の所定の感度Xa以上のとき(X≧
Xa)、回転音情報と設定回転音情報とが一致している
と判定する。ここで、制御装置1は、X≧Xaのとき、
図4で示されたポイントP3以降の時間では、エンジン
作動中であると判断する。
【0047】これにより、携帯電話機10は、自動車の
エンジン作動時に、着信に対する応答を自動的に拒否す
ることができる。また、携帯電話機10によれば、自動
車のエンジン非作動時に、着信に対する応答を自動的に
許可することができる。
【0048】次に、携帯電話機10の動作について図
5、図6を参照して説明する。図5、図6は、実施の形
態1に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートであ
る。プログラム8は、図5、6に示すような各ステップ
をコンピュータに実行させる。
【0049】まず、携帯電話機10の制御装置1には、
利用者の操作部15の操作により電源が投入される。投
入された電源は、制御装置1から、記憶装置2、送受信
装置3、入力装置4、エンジン回転音感知装置7、通知
部13(表示装置5、出力装置6)に出力される。ま
た、プログラム8は、電源が投入されているときに携帯
電話機10を動作させる(ステップS1)。
【0050】次に、エンジン回転音感知装置7は、投入
されている電源により、自動車のエンジン回転音を感知
する(ステップS71)。エンジン回転音感知装置7
は、感知された自動車のエンジン回転音に対応する回転
音情報を生成して制御装置1に出力する(ステップS7
2)。エンジン回転音感知装置7は、電源が入っている
場合(ステップS73−YES)、ステップS71〜S
73を実行する。
【0051】一方、制御装置1は、投入された電源によ
り、記憶装置2の応答拒否設定情報記憶部12に記憶さ
れている応答拒否設定情報が示すフラグを初期値として
“0”を立てる(「応答拒否設定=なし」(初期
値))。応答拒否設定情報記憶部12は、「応答拒否設
定=なし」(初期値)を示す応答拒否設定情報を記憶す
る(ステップS2)。
【0052】次に、携帯電話機10に設定回転音情報が
記憶されていない場合、利用者は、エンジン回転音感知
装置7を用いて、携帯電話機10が自動車内にあるとき
の自動車のエンジン回転音に対応する設定回転音情報
を、携帯電話機10に記憶させる。携帯電話機10に記
憶させる方法としては、ステップS71〜S73を実行
するが、操作部15の操作により、設定回転音情報を記
憶装置2の設定回転音情報記憶部11に記憶させること
ができる。エンジン回転音感知装置7は、ステップS7
1と同様に投入されている電源により、携帯電話機10
が自動車内にあるときの自動車のエンジン回転音を感知
する。エンジン回転音感知装置7は、ステップS72と
同様に感知された自動車のエンジン回転音に対応する回
転音情報を生成する。制御装置1は、エンジン回転音感
知装置7により生成され、携帯電話機10が自動車内に
あるときの自動車のエンジン回転音に対応する回転音情
報を、操作部15の操作により、設定回転音情報として
設定回転音情報記憶部11に出力して記憶させる(ステ
ップS3)。ここで、携帯電話機10に設定回転音情報
が記憶されている場合、利用者により別の設定回転音情
報を記憶させるための操作部15の操作がない場合、ス
テップS3は実行されず、ステップS2からステップS
4へ移行する。
【0053】また、ステップS3にて、携帯電話機10
に記憶させる方法としては、自動車のドア、窓を閉めた
状態と、窓を開けた状態とで携帯電話機10が自動車内
にあるときの自動車のエンジン回転音に対応する回転音
情報を、操作部15の操作により、設定回転音情報とし
て設定回転音情報記憶部11に出力して記憶させること
もできる。この場合、自動車のドア、窓を閉めた状態で
携帯電話機10が自動車内にあるときのエンジン回転音
感知装置7の感度は、携帯電話機10が自動車外にある
ときのエンジン回転音感知装置7の感度に比べて高い。
また、自動車外にあるときに比べ、窓を開けた状態で携
帯電話機10が自動車内にあるときのエンジン回転音感
知装置7の感度は、自動車のドア、窓を閉めた状態で携
帯電話機10が自動車内にあるときのエンジン回転音感
知装置7の感度より低いが、携帯電話機10が自動車外
にあるときのエンジン回転音感知装置7の感度に比べて
高い。
【0054】次いで、制御装置1は、ステップS72に
て生成された回転音情報と、設定回転音情報記憶部11
に記憶された設定回転音情報とを照合する(ステップS
4)。制御装置1は、回転音情報と設定回転音情報との
照合の結果、一致したとき(ステップS4−YES)、
応答拒否設定情報記憶部12に記憶されている応答拒否
設定情報が示すフラグに“1”を立て、応答の拒否を自
動的に設定する。制御装置1は、応答拒否設定情報記憶
部12が、「応答拒否設定=あり」を示す応答拒否設定
情報を記憶することにより(ステップS6)、ステップ
S7へ移行する。一方、制御装置1は、回転音情報と設
定回転音情報との照合の結果、一致しないとき(ステッ
プS4−NO)、応答拒否設定情報記憶部12に記憶さ
れている応答拒否設定情報が示すフラグに“0”を立
て、応答の許可(応答可能な状態)を自動的に設定す
る。制御装置1は、応答拒否設定情報記憶部12が、
「応答拒否設定=なし」を示す応答拒否設定情報を記憶
することにより(ステップS5)、ステップS7へ移行
する。
【0055】次に、制御装置1は、電源が入っていると
きに(ステップS7−YES)、着信があった場合(ス
テップS8)、応答拒否設定情報記憶部12から応答拒
否設定情報を読み出す(ステップS9)。制御装置1
は、応答拒否設定情報が示すフラグが“1”(「応答拒
否設定=あり」)の場合(ステップS9−YES)、発
信者からの発信者番号を着信履歴(着信履歴保存)とし
て電話番号記憶部9に記憶し(ステップS16)、留守
番電話機能を開始する。このとき、表示部16には、着
信後に操作部15の操作が行われるまで、その電話番号
(発信者からの発信者番号)及びその電話番号に対応す
る名前の少なくともいずれか1つが表示される。
【0056】一方、制御装置1は、応答拒否設定情報が
示すフラグが“0”(「応答拒否設定=なし」)の場合
(ステップS9−NO)、応答可能な状態であり、着信
があったことを利用者に通知するように通知装置13を
制御する。ここで、通知装置13における出力装置6の
サウンダ19は、着信音(第1音又は第2音)で鳴動す
ることにより、着信があったことを利用者に通知する
(ステップS10)。通知装置13における表示装置5
の表示部16は、画像で表示することにより、着信があ
ったことを利用者に通知する(ステップS11)。ま
た、ステップS11にて、通知装置13における表示装
置5の表示デバイス17は、LEDで色(第1色又は第
2色)で表示することにより着信があったことを利用者
に通知する。次に、制御装置1は、発信者からの発信者
番号を着信履歴(着信履歴保存)として電話番号記憶部
9に記憶し(ステップS12)、利用者の操作部15の
操作により着信に対する応答をしたとき通話状態になる
(ステップS13)。
【0057】通話状態(音声通話状態)のとき、制御装
置1は、発信者と利用者との通話が行われるように、受
話信号に含まれる発信者音声信号を出力装置6の受話部
18への音声に変換し、入力装置4の送話部14からの
音声を利用者音声信号に変換する(ステップS14)。
通話状態(音声通話状態)の終了のとき(ステップS1
5)、携帯電話機10の動作は、ステップS4へ移行
し、制御装置1は、ステップS4〜ステップS16を実
行する。
【0058】以上の説明により、実施の形態1に係る携
帯電話機10によれば、自動車のエンジン作動時に、着
信に対する応答を自動的に拒否することができるため、
利用者は着信拒否設定や応答拒否設定のような設定をす
る必要がない。
【0059】実施の形態1に係る携帯電話機10によれ
ば、自動車のエンジン非作動時に、着信に対する応答を
自動的に許可することができるため、利用者は着信拒否
設定や応答拒否設定のような設定の解除をする必要がな
い。
【0060】実施の形態1に係る携帯電話機10によれ
ば、自動車のエンジン作動時に、着信に対する応答を自
動的に拒否することにより、自動車の運転中における携
帯電話機の利用により生ずる交通事故を防ぐことができ
るため、安全性が向上する。
【0061】実施の形態1に係る携帯電話機10によれ
ば、自動車のエンジン作動時に、着信に対する応答を拒
否するとともに、着信時に発信者からの着信を示す情報
(着信履歴)を記憶し、自動車のエンジン非作動時に着
信履歴を基にその発信者へ発信することができるため、
使い勝手がよい。
【0062】(実施の形態2)実施の形態1に係る携帯
電話機10では、運転者の他に同乗者が携帯電話機10
を所持している場合、同乗者の携帯電話機10も自動的
に応答を拒否してしまう恐れがある。実施の形態2で
は、実施の形態1の効果に加えて、自動車のエンジン作
動時に、着信に対する応答を自動的に拒否し、利用者の
要求に応じて着信に対する応答を許可することができ
る。
【0063】図7は、実施の形態2に係る携帯電話機の
構成を示すブロック図である。
【0064】図7に示されるように、実施の形態2に係
る携帯電話機20は、図1及び図2に示された携帯電話
機に対応し、制御装置1、記憶装置2、送受信装置3、
入力装置4、エンジン回転音感知装置7、プログラム2
8、通知部13を備えている。制御装置1には、記憶装
置2、送受信装置3、入力装置4、エンジン回転音感知
装置7、通知部13が接続されている。プログラム28
は携帯電話機20の動作を実行させる。また、携帯電話
機20では、前述した携帯電話機10と同様な構成要素
について同符号を付している。
【0065】記憶装置2は、電話番号記憶部9、設定回
転音情報記憶部11、応答拒否設定情報記憶部12を備
えている。送受信装置3はアンテナを有する。入力装置
4は、送話部14、操作部15を備えている。通知装置
13は、表示装置5、出力装置6を備えている。表示装
置5は、発信者からの着信を通知するために、画像とし
て表示する表示部16、光学的に表示するためのLED
を含む表示デバイス17を備えている。出力装置6は、
受話部18、発信者からの着信を通知するために通知音
を出力するサウンダ19を備えている。
【0066】次に、携帯電話機20の動作について図8
〜図10を参照して説明する。図8〜図10は、実施の
形態2に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートで
ある。プログラム28は、図8〜図10に示すような各
ステップをコンピュータに実行させる。
【0067】まず、携帯電話機20の制御装置1には、
利用者の操作部15の操作により電源が投入される。投
入された電源は、制御装置1から、記憶装置2、送受信
装置3、入力装置4、エンジン回転音感知装置7、通知
部13(表示装置5、出力装置6)に出力される。ま
た、プログラム28は、電源が投入されているときに携
帯電話機20を動作させる(ステップS21)。
【0068】次に、エンジン回転音感知装置7は、投入
されている電源により、自動車のエンジン回転音を感知
する(ステップS71)。エンジン回転音感知装置7
は、感知された自動車のエンジン回転音に対応する回転
音情報を生成して制御装置1に出力する(ステップS7
2)。エンジン回転音感知装置7は、電源が入っている
場合(ステップS73−YES)、ステップS71〜S
73を実行する。
【0069】一方、制御装置1は、投入された電源によ
り、記憶装置2の応答拒否設定情報記憶部12に記憶さ
れている応答拒否設定情報が示すフラグを初期値として
“0”を立てる(「応答拒否設定=なし」(初期
値))。応答拒否設定情報記憶部12は、「応答拒否設
定=なし」(初期値)を示す応答拒否設定情報を記憶す
る(ステップS22)。
【0070】次に、携帯電話機20に設定回転音情報が
記憶されていない場合、利用者は、エンジン回転音感知
装置7を用いて、携帯電話機20が自動車内にあるとき
の自動車のエンジン回転音に対応する設定回転音情報
を、携帯電話機20に記憶させる。携帯電話機20に記
憶させる方法としては、ステップS71〜S73を実行
するが、操作部15の操作により、設定回転音情報を記
憶装置2の設定回転音情報記憶部11に記憶させること
ができる。エンジン回転音感知装置7は、ステップS7
1と同様に投入されている電源により、携帯電話機20
が自動車内にあるときの自動車のエンジン回転音を感知
する。エンジン回転音感知装置7は、ステップS72と
同様に感知された自動車のエンジン回転音に対応する回
転音情報を生成する。制御装置1は、エンジン回転音感
知装置7により生成され、携帯電話機20が自動車内に
あるときの自動車のエンジン回転音に対応する回転音情
報を、操作部15の操作により、設定回転音情報として
設定回転音情報記憶部11に出力する(ステップS2
3)。ここで、携帯電話機20に設定回転音情報が記憶
されている場合、利用者により別の設定回転音情報を記
憶させるための操作部15の操作がない場合、ステップ
S23は実行されず、ステップS22からステップS2
4へ移行する。
【0071】また、ステップS23にて、携帯電話機2
0に記憶させる方法としては、自動車のドア、窓を閉め
た状態と、窓を開けた状態とで携帯電話機20が自動車
内にあるときの自動車のエンジン回転音に対応する回転
音情報を、操作部15の操作により、設定回転音情報と
して設定回転音情報記憶部11に出力して記憶させるこ
ともできる。この場合、自動車のドア、窓を閉めた状態
で携帯電話機20が自動車内にあるときのエンジン回転
音感知装置7の感度は、携帯電話機20が自動車外にあ
るときのエンジン回転音感知装置7の感度に比べて高
い。また、自動車外にあるときに比べ、窓を開けた状態
で携帯電話機20が自動車内にあるときのエンジン回転
音感知装置7の感度は、自動車のドア、窓を閉めた状態
で携帯電話機20が自動車内にあるときのエンジン回転
音感知装置7の感度より低いが、携帯電話機20が自動
車外にあるときのエンジン回転音感知装置7の感度に比
べて高い。
【0072】次いで、制御装置1は、ステップS72に
て生成された回転音情報と、設定回転音情報記憶部11
に記憶された設定回転音情報とを照合する(ステップS
24)。制御装置1は、回転音情報と設定回転音情報と
の照合の結果、一致したとき(ステップS24−YE
S)、応答拒否設定情報記憶部12に記憶されている応
答拒否設定情報が示すフラグに“1”を立て、応答の拒
否を自動的に設定する。制御装置1は、応答拒否設定情
報記憶部12が、「応答拒否設定=あり」を示す応答拒
否設定情報を記憶することにより(ステップS26)、
ステップS37へ移行する。一方、制御装置1は、回転
音情報と設定回転音情報との照合の結果、一致しないと
き(ステップS24−NO)、応答拒否設定情報記憶部
12に記憶されている応答拒否設定情報が示すフラグに
“0”を立て、応答の許可(応答可能な状態)を自動的
に設定する。制御装置1は、応答拒否設定情報記憶部1
2が、「応答拒否設定=なし」を示す応答拒否設定情報
を記憶することにより(ステップS25)、ステップS
27へ移行する。
【0073】次に、制御装置1は、ステップS26にて
応答拒否設定情報記憶部12が、「応答拒否設定=あ
り」を示す応答拒否設定情報を記憶することにより、応
答拒否であることを利用者に通知するように通知装置1
3を制御する(ステップS37)。ここで、通知装置1
3における出力装置6のサウンダ19は、警告音(第1
音、第2音とは異なる)で鳴動することにより、応答拒
否を示す音であることを利用者に通知する。また、通知
装置13における表示装置5の表示デバイス17は、L
EDで色(第1色、第2色とは異なる)で表示すること
により応答拒否を示す色であることを利用者に通知す
る。
【0074】次いで、制御装置1は、応答拒否であるこ
とをメッセージによって利用者に通知するように通知装
置13を制御する(ステップS38)。利用者に通知さ
れるメッセージは、例えば、「エンジンが作動しました
着信を拒否しますか?着信を拒否しない場合は[M]ボ
タンを押下してください」が挙げられる。ここで、通知
装置13における表示装置5の表示部16は、上記のメ
ッセージを画像で表示する。
【0075】次に、制御装置1は、メッセージを通知し
てから、応答拒否を解除するための設定時間が経過した
否かを判定する(ステップS39)。設定時間内に、利
用者により操作部15が操作されない場合(ステップS
39−NO)、制御装置1は、ステップS27へ移行す
る。一方、入力装置4は、設定時間内で、利用者の操作
部15の操作([M]ボタンの押下)により(ステップ
S39−YES)、応答許可信号を生成して制御装置1
に出力する。制御装置1は、応答許可信号に応じて、応
答拒否設定情報記憶部12に記憶されている応答拒否設
定情報が示すフラグに“0”を立て、応答の許可(応答
可能な状態)を設定する。制御装置1は、応答拒否設定
情報記憶部12が、「応答拒否設定=なし」を示す応答
拒否設定情報を記憶することにより(ステップS4
0)、ステップS27へ移行する。
【0076】次に、制御装置1は、電源が入っていると
きに(ステップS27−YES)、着信があった場合
(ステップS28)、応答拒否設定情報記憶部12から
応答拒否設定情報を読み出す(ステップS29)。制御
装置1は、応答拒否設定情報が示すフラグが“1”
(「応答拒否設定=あり」)の場合(ステップS29−
YES)、発信者からの発信者番号を着信履歴(着信履
歴保存)として電話番号記憶部9に記憶し(ステップS
36)、留守番電話機能を開始する。このとき、表示部
16には、着信後に操作部15の操作が行われるまで、
その電話番号(発信者からの発信者番号)及びその電話
番号に対応する名前の少なくともいずれか1つが表示さ
れる。
【0077】一方、制御装置1は、応答拒否設定情報が
示すフラグが“0”(「応答拒否設定=なし」)の場合
(ステップS29−NO)、応答可能な状態であり、着
信があったことを利用者に通知するように通知装置13
を制御する。ここで、通知装置13における出力装置6
のサウンダ19は、着信音(第1音又は第2音)で鳴動
することにより、着信があったことを利用者に通知する
(ステップS30)。通知装置13における表示装置5
の表示部16は、画像で表示することにより、着信があ
ったことを利用者に通知する(ステップS31)。ま
た、ステップS31にて、通知装置13における表示装
置5の表示デバイス17は、LEDで色(第1色又は第
2色)で表示することにより着信があったことを利用者
に通知する。次に、制御装置1は、発信者からの発信者
番号を着信履歴(着信履歴保存)として電話番号記憶部
9に記憶し(ステップS32)、利用者の操作部15の
操作により着信に対する応答をしたとき通話状態になる
(ステップS33)。
【0078】通話状態(音声通話状態)のとき、制御装
置1は、発信者と利用者との通話が行われるように、受
話信号に含まれる発信者音声信号を出力装置6の受話部
18への音声に変換し、入力装置4の送話部14からの
音声を利用者音声信号に変換する(ステップS34)。
通話状態(音声通話状態)の終了のとき(ステップS3
5)、携帯電話機20の動作は、ステップS24へ移行
し、制御装置1は、ステップS24〜ステップS40を
実行する。
【0079】以上の説明により、実施の形態2に係る携
帯電話機によれば、実施の形態1の効果に加えて、自動
車のエンジン作動時に、着信に対する応答を自動的に拒
否し、利用者の要求に応じて着信に対する応答を許可す
ることができる。
【0080】
【発明の効果】本発明の携帯電話機は、自動車のエンジ
ン作動時に、着信に対する応答を自動的に拒否すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、自動車のエンジン非作動中にお
けるタコメータの概略を示す正面図、図1(b)は、エ
ンジン非作動中であるときに着信があった場合の本発明
の携帯電話機の概略を示す正面図である。
【図2】図2(a)は、自動車のエンジン作動中におけ
るタコメータの概略を示す正面図、図2(b)は、エン
ジン作動中であるときに着信があった場合の本発明の携
帯電話機の概略を示す正面図である。
【図3】図3は、実施の形態1に係る携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図4】図4は、実施の形態1に係る携帯電話機のエン
ジン回転音感知装置が感知する自動車のエンジン回転音
の感度と、自動車のエンジン回転音で生ずる周波数とを
示す概略図である。
【図5】図5は、実施の形態1に係る携帯電話機の動作
を示すフローチャートである。
【図6】図6は、実施の形態1に係る携帯電話機の動作
を示すフローチャートである。
【図7】図7は、実施の形態2に係る携帯電話機の構成
を示すブロック図である。
【図8】図8は、実施の形態2に係る携帯電話機の動作
を示すフローチャートである。
【図9】図9は、実施の形態2に係る携帯電話機の動作
を示すフローチャートである。
【図10】図10は、実施の形態2に係る携帯電話機の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 制御装置 2 記憶装置 3 送受信装置 4 入力装置 5 表示装置 6 出力装置 7 エンジン回転音感知装置 8 プログラム 9 電話番号記憶部 10 携帯電話機 11 設定回転音情報記憶部 12 応答拒否設定情報記憶部 13 通知装置 14 送話部 15 操作部 16 表示部 17 表示デバイス 18 受信部 19 サウンダ 20 携帯電話機 28 プログラム
フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 EE00 EE15 FF03 HH14 HH26 5K067 AA21 BB02 BB21 DD11 DD27 EE02 FF02 FF31 FF36 FF38 GG01 GG11 KK05

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のエンジンの作動の状態を感知
    し、前記感知された作動の状態に対応する状態情報を生
    成する感知装置と、 前記自動車内のエンジンの作動の状態に対応する設定状
    態情報を記憶する記憶装置と、 前記感知装置により生成された前記状態情報と、前記記
    憶装置に記憶された前記設定状態情報とを照合し、前記
    状態情報と前記設定状態情報との照合の結果に基づい
    て、着信時の応答の拒否を自動的に設定する制御装置と
    を備えた携帯電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の携帯電話機において、 前記制御装置は、前記状態情報と前記設定状態情報との
    照合の結果、一致したとき、前記着信時の応答の拒否を
    自動的に設定する携帯電話機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の携帯電話機において、 前記制御装置は、前記状態情報と前記設定状態情報との
    照合の結果、一致しないとき、前記着信時の応答の許可
    を自動的に設定する携帯電話機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の携
    帯電話機において、 前記制御装置は、前記着信時の応答の拒否が設定されて
    いるとき、応答許可信号の入力に基づいて前記着信時の
    応答の許可を設定する携帯電話機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の携帯電話機において、 更に、 利用者の操作に基づいて、前記応答許可信号を生成して
    前記制御装置に出力する入力装置を備えた携帯電話機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の携
    帯電話機において、 前記エンジンの前記作動の状態は、前記エンジンの回転
    運動であり、 前記状態情報は、前記自動車の前記エンジンの回転運動
    で生じる回転音であり、 前記設定状態情報は、前記自動車内の前記エンジンの回
    転運動で生じる回転音である携帯電話機。
  7. 【請求項7】(a)自動車のエンジンの作動の状態を感
    知するステップと、(b)前記感知された作動の状態に
    対応する状態情報を生成するステップと、(c)前記自
    動車内のエンジンの作動の状態に対応する設定状態情報
    を記憶するステップと、(d)前記状態情報と前記設定
    状態情報とを照合するステップと、(e)前記状態情報
    と前記設定状態情報との照合の結果に基づいて、着信時
    の応答を自動的に制御するステップとを備えた携帯電話
    機の制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の携帯電話機の制御方法
    において、 前記(e)のステップは、(f)前記状態情報と前記設
    定状態情報との照合の結果、一致したとき、前記着信時
    の応答の拒否を自動的に設定するステップを更に備えた
    携帯電話機の制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の携帯電話機の制御方法
    において、 前記(e)のステップは、(g)前記状態情報と前記設
    定状態情報との照合の結果、一致しないとき、前記着信
    時の応答の許可を自動的に設定するステップを更に備え
    た携帯電話機の制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか一項に記載の
    携帯電話機の制御方法において、 前記(f)のステップは、(h)前記着信時の応答の拒
    否が設定されているとき、応答許可信号の入力に基づい
    て前記着信時の応答の許可を設定するステップを更に備
    えた携帯電話機の制御方法。
  11. 【請求項11】(a)自動車のエンジンの作動の状態を
    感知するステップと、(b)前記感知された作動の状態
    に対応する状態情報を生成するステップと、(c)前記
    自動車内のエンジンの作動の状態に対応する設定状態情
    報を記憶するステップと、(d)前記状態情報と前記設
    定状態情報とを照合するステップと、(e)前記状態情
    報と前記設定状態情報との照合の結果に基づいて、着信
    時の応答を自動的に制御するステップとの各ステップを
    コンピュータに実行させるプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプログラムにおい
    て、 前記(e)のステップは、(f)前記状態情報と前記設
    定状態情報との照合の結果、一致したとき、前記着信時
    の応答の拒否を自動的に設定するステップをコンピュー
    タに実行させるプログラム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のプログラムにおい
    て、 前記(e)のステップは、(g)前記状態情報と前記設
    定状態情報との照合の結果、一致しないとき、前記着信
    時の応答の許可を自動的に設定するステップをコンピュ
    ータに実行させるプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項11〜13のいずれか一項に記
    載のプログラムにおいて、 前記(f)のステップは、(h)前記着信時の応答の拒
    否が設定されているとき、応答許可信号の入力に基づい
    て前記着信時の応答の許可を設定するステップをコンピ
    ュータに実行させるプログラム。
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