JP2003060652A - 無線伝送装置 - Google Patents

無線伝送装置

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JP2003060652A JP2002128835A JP2002128835A JP2003060652A JP 2003060652 A JP2003060652 A JP 2003060652A JP 2002128835 A JP2002128835 A JP 2002128835A JP 2002128835 A JP2002128835 A JP 2002128835A JP 2003060652 A JP2003060652 A JP 2003060652A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IEEE802.11等の無線伝送方式で、
映像信号等のストリームを伝送する際に同期伝送するこ
とができ、高品質の映像伝送ができる無線伝送装置を提
供する。 【解決手段】 送信側は、ビーコン用タイマの値を基に
時間情報を生成し、その時間情報を映像信号のデータパ
ケットに付与し送信する。受信側は、ビーコン信号を受
信する毎に、ビーコンに含まれるタイマ値を基にPLL
を用いて、より高い周波数のクロックを生成し、このク
ロックを計数することにより新たな時間情報を生成す
る。この時間情報と受信した映像信号のデータパケット
に付与されている時間情報とを比較し、両者が一致した
場合のみ該データパケットを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号や音響信
号等を無線回線を介して伝送する無線伝送装置に関し、
特に非同期な無線伝送回線を介して送信側と受信側とで
伝送する信号の同期の確保を図ったものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、IEEE802.11に代表され
る無線ローカルエリアネットワーク(以下、LANと呼
ぶ。)が、従来のイーサネット(登録商標)等の有線L
ANに代わって機器の設置場所の自由度が高い等の利点
から普及してきている。また、無線LANを利用した映
像信号や音響信号等を伝送する無線伝送装置が普及して
いる。以下、従来の無線伝送装置について説明する。
【0003】図12は、従来の無線伝送装置の構成を示
すブロック図である。図12において、10Aは入力さ
れた映像信号を符号化し変調し所定の形式の電波として
送出する無線親機、10Bは電波を受信し復調し複号化
して映像信号を出力する無線子機である。上記無線親機
10Aは、映像信号エンコード部400A、通信プロト
コル処理部600A、MAC(メディアアクセスコント
ロール)処理部700A、RF部800A、アンテナ3
0Aから構成されており、上記無線子機10Bと無線回
線を介して接続される。上記無線子機10Bは、映像信
号デコード部500B、通信プロトコル処理部600
B、MAC処理部700B、RF部800B、アンテナ
30Bから構成されている。無線親機10A及び無線子
機10Bは、共に双方向の通信が可能であるが説明の簡
略化のために片方向の伝送経路しか図示していない。
【0004】図13は、無線回線上に送出される信号の
タイミングを示すタイミング図である。図14は、無線
親機10AのMAC処理部700A及び無線子機10B
のMAC処理部700Bの内部構成を示すブロック図で
ある。図14の(a)において、704Aはフレーム組
立部、701Aはクロック生成部、702Aはビーコン
用タイマ部、703Aはビーコン生成部、705Aはフ
レーム解析部、706Aは受信データ処理部である。図
14の(b)において、704Bはフレーム組立部、7
01Bはクロック生成部、702Bはビーコン用タイマ
部、703Bはビーコン生成部、705Bはフレーム解
析部、706Bは受信データ処理部である。
【0005】以上のように構成された従来の無線伝送装
置について、以下、その動作について説明する。まず、
図12の無線親機10Aの動作について説明する。無線
親機10Aには外部から映像信号が入力される。入力さ
れた映像信号は、映像信号エンコード部400Aにおい
て所定の形式に圧縮され符号化される。通常、映像信号
を伝送する際には、データ伝送量の削減、クロック情報
の伝送等の目的でMPEG2−TS形式を用いてエンコ
ードする。ここでエンコードされた映像信号はMPEG
2−TSパケットの形式でパケット化される。
【0006】MPEG2−TSパケットは、通信プロト
コル処理部600Aに入力され、所定の通信プロトコル
に基づいてさらにパケット化され伝送に必要なヘッダが
付加される。ここでの通信プロトコルには、信頼性のあ
るデータ伝送を実現するTCP/IPや、ストリームデ
ータの伝送に適したUDP/IP等が用いられ、MPE
G2−TSパケットは、IPパケットの形式にパケット
化される。IPパケットは、MAC処理部700Aに入
力され、所定の無線通信方式に基づいたMACパケット
として組み立てられる。MACパケットの構成はIEE
E802.11等の無線LAN規格で規定された方式が
用いられる。
【0007】MACパケット形式に組み立てられたデー
タは、RF部800Aに入力される。RF部800Aで
は所定の変調を行い、所定の周波数の電波としてアンテ
ナ30Aを介してデータを送出する。ここでの変調方式
は、直交変調とスペクトラム拡散あるいはOFDM等が
用いられる。周波数は2.4G帯や5G帯等が用いられ
る。このようにして入力された映像信号は所定の方式で
無線通信回線上に送出される。
【0008】次に、図12の無線子機10Bの動作につ
いて説明する。無線子機10Bにおいて、アンテナ30
Bで受信した電波(データ)はRF部800Bに入力さ
れる。RF部800Bは、所望の周波数を選択して、受
信データを、復調しベースバンド信号すなわちMACパ
ケット形式のデータに変換し、MAC処理部700Bに
出力する。
【0009】MAC処理部700Bは、入力されたMA
Cパケット形式のデータを解析し、IPパケットに変換
して通信プロトコル処理部600Bに出力する。通信プ
ロトコル処理部600Bは、入力されたIPパケットか
らMPEG2−TSパケットを抽出し映像信号デコード
部500Bに出力する。映像信号デコード部500B
は、入力されたMPEG2−TSパケットを復号化し、
伸張して映像信号として出力する。このようにして無線
親機10Aから入力した映像信号は、無線通信回線を介
して無線子機10Bに伝送され、無線子機10Bにおい
て、復号、伸張され外部出力される。
【0010】次に、無線回線上に送出される信号のタイ
ミングについて図13を用いて説明する。図13におい
てビーコンとは、無線親機10Aが送出する制御信号で
あり、数msから1s程度の一定の間隔(サイクル)で
送信される。ビーコンには、無線親機10Aを識別する
識別番号や無線親機10Aが内部に有するタイマの値等
の制御情報が含まれている。このビーコンの使用目的
は、無線子機10Bがビーコンに含まれる識別番号に基
づいて無線親機10Aを識別できること、また、ビーコ
ンの出力タイミングを基準として、無線親機10Aと無
線子機10Bの送受信のタイミングが調整できること、
更に、無線子機10Bの内部タイマを、ビーコンに含ま
れる無線親機10Aのタイマ値に合わせることで、無線
親機10Aと無線子機10Bとの間で映像データの送受
信を行う必要の無い場合において、無線子機10Bの受
信動作をビーコン受信タイミングだけ間欠的に動作させ
ることにより省電力を図ること等である。
【0011】映像データは、2つの隣り合うビーコンの
間のタイミングに送出される。IEEE802.11で
はCSMA/CA方式を採用しており、データを送信す
る際にはまず受信を行い、無線回線が空いているかどう
か、すなわち他の無線伝送装置が送信していないかどう
か確認し、空いていれば送信し、空いていなければ他の
無線伝送装置の送信が終わったことを確認してからデー
タを送信する、という制御を行っている。従って、複数
の無線子機10Bが存在する場合、無線回線が他の通信
のために使用中の場合には、その信号の送出が完了し無
線回線が空くまで送信待ちとなるため、無線回線の使用
状況に応じて伝送遅延が発生する場合がある。
【0012】次に、無線親機10Aがビーコンを送信
し、無線子機10Bがビーコンを受信し、無線親機10
Aの内部タイマと無線子機10Bの内部タイマとを同期
させる時の動作について図14を用いて説明する。ビー
コンの送受信は、無線親機10AのMAC処理部700
A及び無線子機10BのMAC処理部700Bにて行わ
れる。
【0013】まず無線親機10Aがビーコンを送出する
際の動作について説明する。クロック生成部701Aは
ビーコンを送出するタイミングを生成するためのクロッ
ク信号を発生し、ビーコン用タイマ部702Aに出力す
る。ビーコン用タイマ部702Aは、クロック信号の計
数を行い、例えば、64ビット程度のカウンタ等で構成
される。ビーコン生成部703Aは、ビーコン用タイマ
部702Aから出力される計数値(タイマ値)を参照
し、タイマ値が所定の値まで変化したことを検知すると
ビーコンに含まれる制御情報、すなわち無線親機10A
を識別する識別番号やビーコン用タイマ部702Aから
出力される該タイマ値をフレーム組立部704Aに出力
する。ここでの所定の値とはクロック生成部701Aの
クロック信号との関係で決定される値であり、この値に
よって所望のビーコン送信周期を設定する。フレーム組
立部704Aでは上記制御情報を所定のMACフレーム
に格納し、RF部800Aに出力する。こうして、所定
の周期で制御情報を格納したビーコン信号が送出され
る。
【0014】次に無線子機10Bがビーコンを受信する
際の動作について説明する。無線子機10Bにおいて、
RF部800Bより出力された受信信号は、フレーム解
析部705Bで、フレーム内容が解析され自機宛の信号
かどうかの判定が行われる。自機宛の信号でない場合は
破棄され、自機宛の信号の場合には受信データは受信デ
ータ処理部706Bに出力される。受信データ処理部7
06Bは、受信データがビーコンの場合には受信データ
に含まれる制御情報を抽出し、制御情報の中からタイマ
値の情報を抽出してビーコン用タイマ部702Bに出力
する。このタイマ値は無線親機10Aにてビーコンに格
納した無線親機10Aのタイマの値である。
【0015】無線子機10Bのビーコン用タイマ部70
2Bは、無線親機10Aのビーコン用タイマ部702A
と同様にクロック生成部701Bの出力するクロック信
号を計数する。無線親機10Aとの違いは無線子機10
Bのビーコン用タイマ部702Bの計数値が受信データ
処理部706Bから出力されるタイマ値によって書き換
えられることである。この書き換えによって無線親機1
0Aのビーコン用タイマ部702Aと無線子機10Bの
ビーコン用タイマ部702Bの計数値が一致することに
なる。
【0016】無線子機10Bは、ビーコンを受信する毎
にビーコン用タイマ部702Bを、受信したビーコンに
含まれる無線親機10Aのタイマ値によって書き換える
ことにより無線親機10Aの内部タイマと無線子機10
Bの内部タイマとを同期させることができる。無線親機
10Aの内部タイマと無線子機10Bの内部タイマとが
同期していることにより、無線子機10Bは、無線親機
10Aからビーコンが送出するタイミングにだけ無線子
機10Bの受信動作をさせ、それ以外のタイミングでは
動作を止めることにより消費電力を低減する等の動作制
御が可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線伝送装置は
以上のように構成されており、新たな有線伝送線路を敷
設することなく無線親機10Aから無線子機10Bに対
して映像信号を伝送することができる便利なものであっ
た。しかしながら、無線回線特有の通信状態の変化や伝
搬遅延、通信プロトコル処理の遅延等の影響により、無
線子機10Bで再生される映像信号が正常に再生できな
い場合が発生する。
【0018】映像信号はMPEG2−TSの形式で伝送
されるが、MPEG2−TSパケットの無線回線を介す
る伝送において、映像信号エンコード部400AがMP
EG2−TSパケットを出力するタイミングと、MPE
G2−TSパケットが映像信号デコード部500Bに入
力されるタイミングとが正確に再現されなければ、映像
信号を受信側で正常に再生することができない。
【0019】MPEG2−TSパケットは、デコードす
る際の基準クロックとなるクロック情報をそのパケット
の中に持っており、正しいタイミングで伝送されなけれ
ば正しい基準クロックを再現できないからである。しか
しながら、このような構成の無線伝送装置では通信プロ
トコル処理部での処理遅延時間が短くなったり長くなっ
たりする場合が発生する。通信プロトコル処理部で行わ
れる処理はハードウエアで実現すると極めて複雑な構成
となるためCPU等を用いてソフトウエアで実現してい
るが、ソフトウエアの処理は処理時間を一定の値にする
ことが困難である。
【0020】また、無線通信回線では電波が周囲の構造
物に反射するなどして伝搬経路が一定ではなく変化する
ため、伝搬遅延時間が変化する。更に、他の無線通信装
置からの妨害や干渉によって品質が低下した場合には伝
送するデータの誤りを検出して再度データを送り直す等
の補完処理がMAC処理部で行われる。この場合は、一
度伝送したデータを再度、後から送り直すため大きな遅
延時間が発生する。
【0021】従って、このような場合には、映像信号エ
ンコード部400AによるMPEG2−TSパケットの
出力タイミングが、映像信号デコード部500Bに入力
される際に正確に再現されず、映像信号が受信側で正常
に再生することができないという問題点があった。
【0022】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、通信プロトコル処理による遅延時
間の変化、無線回線の状態による伝送遅延時間の変化等
が生じた場合にも正しいタイミングで映像信号を再生す
ることができる無線伝送装置を提供することを目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る無線伝送装置は下記の構成を有する。
請求項1に記載の発明は、無線回線で接続される無線親
機と無線子機との間で映像信号をパケットデータとして
伝送する無線親機であって、第1の時間情報を生成する
時間情報生成部と、前記第1の時間情報を所定の周期で
間欠的に送信する時間情報送信部と、前記第1の時間情
報又は前記第1の時間情報に基づいて導出された時間情
報を、送信する映像信号のデータパケットに付加する時
間情報付加部と、を有することを特徴とする無線親機で
ある。本発明により、無線親機側の時間情報を映像信号
のデータパケットに付加して無線子機に送信することが
できる。
【0024】請求項2に記載の発明は、無線回線で接続
される無線親機と無線子機との間で伝送された映像信号
のパケットデータを受信する無線子機であって、無線親
機から所定の周期で間欠的に送信された第1の時間情報
を入力し、前記第1の時間情報を再現する第2の時間情
報を生成する第1のPLL部と、前記第2の時間情報
と、前記無線親機から伝送された前記映像信号のデータ
パケット(以降、「受信データパケット」と呼ぶ。)に
付加された時間情報とを比較し、その比較結果に応じて
前記受信データパケットの出力タイミングを制御する第
1の時間情報比較部と、を有することを特徴とする無線
子機である。本発明により、無線親機側で映像信号のパ
ケットデータに付加された時間情報に基づくタイミング
で、無線子機側において受信データパケットを出力でき
る。
【0025】請求項3に記載の発明は、前記第1の時間
情報に基づいて、前記第1の時間情報より高い精度の時
間情報を生成する第2のPLL部を有し、前記時間情報
付加部は前記第2のPLL部が生成した時間情報を、送
信する映像信号のデータパケットに付加することを特徴
とする請求項1に記載の無線親機である。本発明によ
り、無線親機側で映像信号のパケットデータに付加され
る時間情報は、より高精度のものとなる。
【0026】請求項4に記載の発明は、請求項1又は請
求項3に記載の無線親機と、請求項2に記載の無線子機
と、を有することを特徴とする無線伝送装置である。本
発明により、無線親機と無線子機間で、映像信号等のス
トリームの同期伝送ができる。
【0027】請求項5に記載の発明は、少なくとも映像
信号のパケットデータに付加されている前記時間情報を
前記無線親機に再送信することを特徴とする請求項2に
記載の無線子機である。本発明により、無線親機は、デ
ータ伝送に要する時間情報を得ることができる。この
時、無線子機は、例えば、前記時間情報が付加された受
信データパケット、時間情報とパケットIDコード又は
時間情報のみを再送信する。
【0028】請求項6に記載の発明は、前記無線子機か
ら再送信された時間情報と、前記第1の時間情報又は前
記第1の時間情報に基づいて導出された時間情報と、を
比較する第2の時間情報比較部と、前記第2の時間情報
比較部の比較結果を基にオフセット値を算出し、前記第
1の時間情報又は前記第1の時間情報に基づいて導出さ
れた時間情報を前記オフセット値で補正した時間情報を
生成する第1のオフセット算出部と、を更に有し、前記
時間情報付加部は、前記第1のオフセット算出部が生成
した時間情報を、送信する映像信号のデータパケットに
付加する、ことを特徴とする請求項1に記載の無線親機
である。本発明により、無線親機と無線子機間のデータ
伝送時間を用いて、映像信号のデータパケットに付加す
る時間情報の補正をすることができる。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の無線親機と、請求項5に記載の無線子機と、を有する
ことを特徴とする無線伝送装置である。本発明により、
無線親機と無線子機間で、データ伝送時間の変化による
影響を受けにくい、映像信号等のストリームの同期伝送
ができる。
【0030】請求項8に記載の発明は、受信データパケ
ットを出力するまで一時的に保持する受信データバッフ
ァ部と、前記受信データバッファ部に保持されている受
信データパケットのサイズ(以降、「受信データサイ
ズ」と呼ぶ。)を検出する受信データサイズ検出部と、
を更に有し、前記受信データサイズ検出部が検出した受
信データサイズと、前記受信データサイズと予め設定さ
れている基準データサイズとの比較結果と、の少なくと
も何れかを含む受信データバッファ情報を前記無線親機
に送信することを特徴とする請求項2に記載の無線子機
である。本発明により、無線親機は、無線子機の受信デ
ータバッファの状態についての情報を得ることができ
る。
【0031】請求項9に記載の発明は、無線子機から伝
送された、前記無線子機の受信データバッファ部に一時
的に保持されている受信データパケットのサイズと、前
記受信データサイズと予め設定されている基準データサ
イズとの比較結果と、の少なくとも何れかを含む受信デ
ータバッファ情報を基にオフセット値を算出し、前記第
1の時間情報又は前記第1の時間情報に基づいて導出さ
れた時間情報を前記オフセット値で補正した時間情報を
生成する第1のオフセット算出部を更に有する、ことを
特徴とする請求項1に記載の無線親機である。本発明に
より、無線子機の受信データバッファの状態に応じて、
映像信号のデータパケットに付加する時間情報の補正を
することができる。
【0032】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の無線親機と、請求項8に記載の無線子機と、を有す
ることを特徴とする無線伝送装置である。本発明によ
り、無線子機の受信データバッファのデータ溢れ又は受
信データパケットがなくなることによる出力不可といっ
た状態を防止することができる。
【0033】請求項11に記載の発明は、受信データパ
ケットを出力するまで一時的に保持する受信データバッ
ファ部と、前記受信データバッファ部に保持されている
受信データパケットの受信データサイズを検出する受信
データサイズ検出部と、前記受信データサイズ検出部が
検出した受信データサイズと、前記受信データサイズと
予め設定されている基準データサイズとの比較結果と、
の少なくとも何れかを含む受信データバッファ情報を基
にオフセット値を算出する第2のオフセット算出部と、
を更に有し、前記第1の時間情報比較部は、前記第2の
時間情報を前記オフセット値で補正して得られた時間情
報と、前記受信データパケットに付加された時間情報と
を比較し、その比較結果に応じて前記受信データパケッ
トの出力タイミングを制御する、ことを特徴とする請求
項2に記載の無線子機である。本発明により、無線子機
の受信データバッファのデータ溢れ又は受信データパケ
ットがなくなることによる出力不可といった状態を防止
することができる。
【0034】請求項12に記載の発明は、受信データが
エラーとなる頻度を検出する受信エラー頻度検出部と、
前記受信エラー頻度検出部が検出した受信エラー頻度を
基にオフセット値を算出する第2のオフセット算出部
と、を更に有し、前記第1の時間情報比較部は、前記第
2の時間情報を前記オフセット値で補正して得られた時
間情報と、前記受信データパケットに付加された時間情
報とを比較し、その比較結果に応じて前記受信データパ
ケットの出力タイミングを制御する、ことを特徴とする
請求項2に記載の無線子機である。本発明により、無線
親機と無線子機間で、無線回線の伝播状態の変化による
影響を受けにくい、映像信号等のストリームの同期伝送
ができる。
【0035】請求項13に記載の発明は、受信電界強度
値を測定する受信電界強度測定部と、前記受信電界強度
測定部が測定した受信電界強度値を基にオフセット値を
算出する第2のオフセット算出部と、を更に有し、前記
第1の時間情報比較部は、前記第2の時間情報を前記オ
フセット値で補正して得られた時間情報と、前記受信デ
ータパケットに付加された時間情報とを比較し、その比
較結果に応じて前記受信データパケットの出力タイミン
グを制御する、ことを特徴とする請求項2に記載の無線
子機である。本発明により、無線親機と無線子機間で、
無線回線の伝播状態の変化による影響を受けにくい、映
像信号等のストリームの同期伝送ができる。
【0036】請求項14に記載の発明は、前記時間情報
送信部の送信周期を変更する送信周期設定部を更に有す
ることを特徴とする請求項1に記載の無線親機である。
本発明により、無線親機が無線子機にストリーム伝送が
できるまでの時間を調整できる。
【0037】請求項15に記載の発明は、前記第1のP
LL部がロックしたことを検出し、前記第1のPLL部
がロックしたことを示すPLLロック情報を生成するP
LLロック検出部を更に有し、前記PLLロック情報を
前記無線親機に通知することを特徴とする請求項2に記
載の無線子機である。本発明により、無線親機は無線子
機のPLLの状態に関する情報を得ることができる。
【0038】請求項16に記載の発明は、前記送信周期
設定部は、前記無線子機から送られた前記第1のPLL
部がロックしたことを示すのPLLロック情報に基づき
前記時間情報送信部の送信周期を変更することを特徴と
する請求項14に記載の無線親機である。本発明によ
り、無線子機のPLLの状態に応じて、無線親機が無線
子機にストリーム伝送ができるまでの時間を調整でき
る。
【0039】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の無線親機と、請求項15に記載の無線子機と、を
有することを特徴とする無線伝送装置である。本発明に
より、無線子機は、無線親機が送信したストリーム信号
を確実に受信できる。
【0040】請求項18に記載の発明は、受信電界強度
値を測定する受信電界強度測定部を更に有し、前記受信
電界強度値を前記無線親機に送信することを特徴とする
請求項2に記載の無線子機である。本発明により、無線
親機は無線子機の受信電界強度値を得ることができる。
【0041】請求項19に記載の発明は、前記送信周期
設定部は、前記無線子機から送信された前記無線子機の
受信電界強度値に基づき前記時間情報送信部の送信周期
を変更することを特徴とする請求項14に記載の無線親
機である。本発明により、受信電界強度値に応じて、無
線親機の送信周期を調整できる。
【0042】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の無線親機と、請求項18に記載の無線子機と、を
有することを特徴とする無線伝送装置である。本発明に
より、受信電界強度が弱い場合は、ビーコン周期を短く
することにより、ビーコン周期の取りこぼし回数を減少
させ、PLLが外れることを防ぐように改善することが
できる。また、受信電界強度が強い場合は、ビーコン周
期を長く設定することにより、送信スループットの低
下、及びエネルギー消耗の問題を解決することができ
る。
【0043】請求項21に記載の発明は、受信したデー
タがエラーとなる頻度を検出する受信エラー頻度検出部
を更に有し、前記受信エラー頻度検出部が検出した前記
受信エラー頻度を前記無線親機に送信することを特徴と
する請求項2に記載の無線子機である。本発明により、
無線親機は無線子機の受信エラーの発生頻度を得ること
ができる。
【0044】請求項22に記載の発明は、前記送信周期
設定部は、前記無線子機から送信された前記無線子機の
受信エラー頻度に基づき前記時間情報送信部の送信周期
を変更することを特徴とする請求項14に記載の無線親
機である。本発明により、受信エラーの発生頻度に応じ
て、無線親機の送信周期を調整できる。
【0045】請求項23に記載の発明は、請求項22に
記載の無線親機と、請求項21に記載の無線子機と、を
有することを特徴とする無線伝送装置である本発明によ
り、受信エラーの発生頻度が高い場合は、ビーコン周期
を短くすることにより、ビーコン周期の取りこぼし回数
を減少させ、PLLが外れることを防ぐように改善する
ことができる。また、受信エラーの発生頻度が低い場合
は、ビーコン周期を長く設定することにより、送信スル
ープットの低下、及びエネルギー消耗の問題を解決する
ことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施をするための
好適な形態を具体的に示した実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0047】《実施例1》図1は、実施例1における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図1で、無
線親機10Aは無線親機であり、無線子機10Bは無線
子機である。無線親機10Aにおいて、クロック生成部
701A及びビーコン用タイマ部702Aは時間情報生
成部を構成する。ビーコン生成部703A、フレーム組
立部704A及びRF部800Aは、時間情報送信部を
構成する(フレーム組立部704A及びRF部800A
は、映像信号のパケットデータ送信部も兼ねてい
る。)。タイムスタンプ付加部905Aは時間情報付加
部を構成する。無線子機10Bにおいて、PLL処理部
904B及びタイムスタンプ用タイマ部903Bは第1
のPLL部を構成する。タイムスタンプ比較部902B
は第1の時間情報比較部を構成する。
【0048】尚、従来の無線伝送装置(図12及び図1
4)と同一、または相当部分については、同一符号を付
している。実施例1の無線伝送装置は、無線親機10A
に、タイムスタンプ付加部905A及び受信データバッ
ファ部907Aが新たに追加され、無線子機10Bに、
タイムスタンプ抽出部901B、タイムスタンプ比較部
902B、タイムスタンプ用タイマ部903B、PLL
処理部904B、タイムスタンプ付加部905B、受信
データバッファ部907B及び初期値設定部910Bが
新たに追加されている。
【0049】以上のように構成された実施例1の無線伝
送装置は、送信側で伝送する映像信号にタイムスタンプ
を付加して送信し、受信側でそのタイムスタンプを用い
て送信時のタイミングに同期して映像信号を再生すると
いう、従来例と異なる動作をする。以下、実施例1の無
線伝送装置の動作について説明する。
【0050】まず、無線親機10Aにおいて映像信号エ
ンコード部400Aの出力するMPEG2−TSパケッ
トにタイムスタンプを付加する動作について説明する。
タイムスタンプ付加部905Aは、ビーコン用タイマ部
702Aの出力する時間情報が入力されている。時間情
報とは、クロック生成部701Aが出力するクロックを
ビーコン用タイマ部702Aが計数した値である。タイ
ムスタンプ付加部905Aに映像信号エンコード部40
0Aから出力されたMPEG2−TSパケットが入力さ
れると、タイムスタンプ付加部905Aは、その時点で
のビーコン用タイマ部702Aの出力する時間情報をそ
のMPEG2−TSパケットに付加し、通信プロトコル
処理部600Aに出力する。
【0051】実施例1の無線伝送装置においては、ビー
コン用タイマ部702Aが出力する時間情報を基準とす
る時間軸を想定している。映像信号エンコード部400
AがMPEG2−TSパケットを出力するタイミング
で、その時間情報がタイムスタンプとして付加されるこ
とになる。こうして映像信号エンコード部400AがM
PEG2−TSパケットを出力するタイミングを基準と
して、ビーコン用タイマ部702Aの出力する時間情報
がMPEG2−TSパケットにタイムスタンプとして付
加されることになる。通信プロトコル処理部600Aに
入力されたタイムスタンプを付加したMPEG2−TS
パケットは従来例と同様の動作でアンテナ30Aから無
線通信回線に出力される。
【0052】ここで、通信時のデータパケット仕様(本
発明の全ての実施例に共通)の一例について図15から
図18を用いて説明する。図15に、本発明の実施例に
おいて通信で使用されるデータパケットのフォーマット
を示す。図15で、データパケットはIEEE802.
11で規定された無線ヘッダ1501、MACヘッダ1
502、フレームボディ1503及びFCS(Frame Ch
eck Sequence)1504より構成される。フレームボデ
ィ1503のデータ長は、最大2304バイト(伝送す
るデータの内容に応じて可変)であり、IPヘッダ15
05、UDPヘッダ1506、AV情報ヘッダ150
7、AVポートヘッダ1508及びデータ1509から
構成される。この内、AV情報ヘッダ1507、AVポ
ートヘッダ1508及びデータ1509の形式が本発明
の実施例において特有のものである。
【0053】データ1509はAV情報ヘッダ150
7、AVポートヘッダ1508の内容に応じて形式が変
わる。また、IPヘッダ1505、UDPヘッダ150
6は必ずしも必要ではなく、IPプロトコルに基づいて
データを伝送する際に必要になるものである。次に、図
16を用いてAV情報ヘッダ1507の構造を説明す
る。AV情報ヘッダ1507のデータ長は8バイトであ
り、1バイト長のプロトコルバージョン1601、1ビ
ット長のパケット識別フラグ1602、1ビット長の拡
張情報フラグ1603、6ビット長のフォーマットID
1604、1バイト長の著作権管理情報1605、1バ
イト長のデータブロックサイズ1606、1バイト長の
データブロック数1607及び3バイト長の拡張情報1
608から構成される。
【0054】プロトコルバージョン1601は通信プロ
トコルのバージョン番号を示し、通信プロトコルの方式
を更新した場合に、それを区別するために用いる。パケ
ット識別フラグ1602は、映像データに関連するデー
タを伝送する際には0とし、それ以外の用途のデータを
伝送する際には1とする。それ以外の用途は、映像デー
タの伝送に直接関係しないネットワークの構成情報等の
伝送を想定している。拡張情報フラグ1603は、拡張
情報1608の有無を示す。拡張情報フラグ1603が
1の場合は拡張情報1608は存在し、0の場合は存在
しないことを示す(この場合、AV情報ヘッダ1507
のデータ長は5バイトとなる。)。
【0055】フォーマットID1604は、伝送する映
像データの形式(例えばMPEG2−TS等)を示す。
フォーマットID1604は、IEEE1394−19
95で規定されるCIP(Common isochronous packe
t)ヘッダのFMT(Format ID)と同一形式であり、例
えば映像データがMPEG2−TSの場合は、二値デー
タで”100000”となる。著作権管理情報1605
は、伝送するデータがコピー可能か、禁止か等を表す著
作権に関する管理情報を示す。著作権管理情報1605
は、Digital Transmission Content Protection Specif
ication Volume 1(Informational Version)で規定さ
れる2ビットのEMI(Encryption Mode Indicator)
と1ビットのOdd/Evenビットから構成される。
残りの5ビットは将来のための拡張領域である。
【0056】データブロックサイズ1606は、データ
1509に格納されるデータブロックの1ブロック当た
りのバイト数(本実施例では192バイト)を示す。デ
ータブロック数1607は、データ1509に格納され
るデータブロックの個数を示す。拡張情報1608は、
IEEE1394−1995で規定されるCIPヘッダ
のFDF(Format Dependent Field)や、SYTと同一
形式である。拡張情報フラグ1603の値が0の場合
は、拡張情報1608はAV情報ヘッダに含まれない
(伝送データ量の削減を図るため)。
【0057】次に、図17を用いてAVポートヘッダ1
508の構造を説明する。AVポ−トヘッダ1508の
データ長は4バイトであり、2バイト長の予備170
1、1バイト長の出力AVポート1702及び1バイト
長の入力AVポート1703から構成される。予備17
01は、将来の拡張のための予備エリアを示す。出力A
Vポート1702は、映像信号出力の識別に使用する。
出力AVポート1702は、1ビット長のデータ識別フ
ラグ1704、3ビット長の予備1705、1ビット長
の1394フラグ1706及び3ビット長のポート番号
1707から構成される。
【0058】データ識別フラグ1704は、データ15
09に格納されるデータの種類を示す。データ識別フラ
グ1704が0の場合は映像データであり、1の場合は
映像信号入力に接続する機器及び映像信号出力に接続す
る機器を制御するためのデータであることを示す。制御
とは、映像信号入力に接続する機器が例えばVTRなら
ば再生、記録、停止、早送り、巻き戻し等を意味し、映
像出力機器に接続する機器が例えばTVならばチャンネ
ルの変更等を意味する。
【0059】予備1705は、将来の拡張のための予備
領域を示す。1394フラグ1706は、映像信号入力
に接続する機器及び映像信号出力に接続する機器が13
94インタフェースを有するか否かを示すフラグであ
る。1394フラグ1706が1の場合は、1394イ
ンタフェース付きであることを示し、0の場合は139
4インタフェース無しであることを示す。ポート番号1
707は、映像信号入力、映像信号出力に接続される映
像機器を識別するために用いる。これにより例えば、無
線親機10Aの映像信号入力にVTR1とVTR2の2
台が接続し、無線子機10Bの映像信号出力にVTRと
TVが接続されている場合等でも各機器間でのデータ伝
送が可能となる。入力AVポート1703は、映像信号
入力の識別に使用する。入力AVポート1703の構成
は、出力AVポート1702と同一である。
【0060】次に、図18を用いてデータ1509に格
納されるデータブロックの構造を説明する。データブロ
ックのデータ長は192バイトであり、4バイト長のタ
イムスタンプ1801及び188バイト長のMPEG2
−TSパケット1802から構成される。タイムスタン
プ1801には、タイムスタンプ付加部905Aが付加
するタイムスタンプが格納される。MPEG2−TSパ
ケット1802には、映像信号エンコード部400Aが
出力するMPEG2−TSパケットが格納される。
【0061】尚、本実施例においては、パケット識別フ
ラグ1602の値は0(映像データに関連する情報の伝
送)であり、フォーマットID1604の値は0x20
(MPEG2−TS)であり、データ識別フラグ170
4の値が0(映像データ)となっている。
【0062】次に、無線子機10Bにおいて無線親機1
0Aのビーコン用タイマ部702Aの出力する時間情報
に一致した時間情報を生成する動作について説明する。
無線子機10Bのビーコン用タイマ部702Bは、クロ
ック生成部701Bの出力するクロックを計数すること
によって生成され、かつ無線親機10Aが定期的に出力
するビーコンに含まれる無線親機10Aの時間情報によ
って定期的に再設定された時間情報を出力する(従来例
と同一)。この時間情報は、PLL処理部904Bに入
力される。
【0063】ここで、無線親機10Aのクロック生成部
701Aと無線子機10Bのクロック生成部701Bの
出力する両クロックは、その精度差等により誤差を生じ
る。ビーコンによって時間情報が再設定されると、その
再設定されたタイミングによって時間情報が不連続とな
る場合がある。
【0064】PLL処理部904Bでは入力された時間
情報をもとに新たなクロックが生成される。ここで生成
されるクロックは連続的な時間情報となり、かつ無線親
機10Aからのビーコンによって伝送される時間情報も
入力しているため無線親機10Aのクロック生成部70
1Aの出力するクロックと一致することになる。PLL
処理部904Bの出力するクロックは、タイムスタンプ
用タイマ部903Bに入力され、タイムスタンプ用タイ
マ部903Bでは入力されたクロックを計数することに
より新たな時間情報を出力する。この時間情報も無線親
機10Aのビーコン用タイマ部702Aの出力する時間
情報と一致したものとなる。
【0065】次に、無線子機10Bにおいて受信された
MPEG2−TSパケットが、無線親機10Aの映像信
号エンコード部400Aの出力タイミングに同期して映
像信号デコード部500Bに出力される動作について説
明する。無線親機10Aから送出された映像信号は従来
例と同様の動作で無線子機10Bのアンテナ30Bに入
力した後、通信プロトコル処理部600Bから出力され
る。ここで出力されるデータは、MPEG2−TSパケ
ットに送信側でタイムスタンプ付加部905Aが付加し
たタイムスタンプがついたものである。
【0066】通信プロトコル処理部600Bから出力さ
れたデータは、受信データバッファ部907Bに入力さ
れる。受信データバッファ部907Bは受信したデータ
をタイムスタンプ抽出部901Bに出力する。タイムス
タンプ抽出部901Bは、受信データからタイムスタン
プを抽出し、タイムスタンプ比較部902Bに出力す
る。タイムスタンプ比較部902Bは、受信データのタ
イムスタンプとタイムスタンプ用タイマ部903Bの出
力する時間情報とを比較し、両者が一致した場合のみ出
力を許可する制御信号を受信データバッファ部907B
に出力する。
【0067】受信データバッファ部907Bは、その制
御信号が入力されると、受信データからタイムスタンプ
を除去したMPEG2−TSパケットを映像信号デコー
ド部500Bに出力する。
【0068】次に、無線子機10Bのタイムスタンプ
(無線子機10Bのタイムスタンプ用タイマ部903B
が生成する時間情報)の再設定について説明する。タイ
ムスタンプ比較部902Bは、タイムスタンプ抽出部9
01Bが抽出したタイムスタンプを初期値設定部910
Bに出力する。初期値設定部910Bは、このタイムス
タンプを用いて無線子機10Bのタイムスタンプの再設
定を行う。つまり、現在の無線親機10Aのタイムスタ
ンプを用いてタイムスタンプ用タイマ部903Bが生成
する時間情報(PLL処理部904Bの出力するクロッ
クの計数値)を再設定することで、無線親機10Aと無
線子機10Bのタイムスタンプの同期を取ることが可能
となる。
【0069】例えば、無線親機10Aのタイムスタンプ
を”1000”、無線親機10Aと無線子機10Bの間
の通信に要する時間を”10”、無線子機10Bのタイ
ムスタンプを”2000”と仮定する。つまり、無線親
機10Aと無線子機10Bのタイムスタンプは、現
在、”1000”と”2000”で異なっている。
【0070】無線親機10Aからのデータを無線子機1
0Bが受け取ったとき、無線親機10Aと無線子機10
Bのタイムスタンプはそれぞれ”1010”、”201
0”とカウントされているはずである。ここで、無線子
機10Bが受信した無線親機10Aのタイムスタンプ”
1000”を用いて、無線子機10Bのタイムスタンプ
を再設定したとする。すると、無線親機10Aがタイム
スタンプ”1015”のときにデータを送信するように
設定した場合、無線親機10Aのタイムスタンプが”1
010”のときに無線子機10Bのタイムスタンプは”
1000”であり、無線親機10Aが”1015”のと
きは、無線子機10Bのタイムスタンプは”1005”
である。つまり、無線親機10Aから無線子機10Bへ
のデータの遅延時間(通信に要する時間)分”10”だ
け経過した後の”1015”の時間に、無線子機10B
でデータが送出される。
【0071】もし、無線子機10Bのタイムスタンプの
再設定を行わなかった場合は、無線親機10Aのタイム
スタンプが”1015”のときの無線子機10Bのタイ
ムスタンプは”2015”であり、”1015”のとき
にデータを送信するように指示を出してもデータは送信
されない。したがって、予め無線親機10Aと無線子機
10Bのタイムスタンプを合わせておく必要がある。よ
って、タイムスタンプ用タイマ部903Bの出力する時
間情報は、無線親機10Aのビーコン用タイマ部702
Aの出力する時間情報と一致している。
【0072】以上のように、受信データに付加されたタ
イムスタンプに基づいて映像信号デコード部500Bに
出力することによって、映像信号デコード部500Bに
入力されるMPEG2−TSパケットのタイミングは、
無線親機10Aの映像信号エンコード部400Aが出力
したMPEG2−TSパケットの出力タイミングと一致
することになる。
【0073】《実施例2》図2は、実施例2における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図2で、無
線親機10AのPLL処理部904A及びタイムスタン
プ用タイマ部903Aは第2のPLL部を構成する。
【0074】尚、実施例1の無線伝送装置(図1)と同
一、または相当部分については、同一符号を付してい
る。実施例2の無線伝送装置は、無線親機10Aに、タ
イムスタンプ用タイマ部903A及びPLL処理部90
4Aが新たに追加されている。
【0075】以上のように構成された実施例2の無線伝
送装置について、以下、従来例と異なる部分の動作につ
いて説明する。
【0076】まず、無線親機10Aにおいてビーコン用
タイマ部702Aの出力する時間情報からより時間精度
の高いタイムスタンプ用時間情報を生成するときの動作
について説明する。IEEE802.11に準拠した無
線伝送装置ではビーコン用タイマ部702Aの出力する
時間情報の精度は1マイクロ秒である。一方、MPEG
2−TSで用いられるクロックは27MHzであり精度
差が大きい。
【0077】無線親機10AにおいてPLL処理部90
4Aは、ビーコン用タイマ部702Aの出力する時間情
報より、より高い周波数のクロックを生成するためのも
のである。ここで、PLL処理部904Aは27MHz
のクロックを生成する。PLL処理部904Aから出力
したクロックは、タイムスタンプ用タイマ部903Aに
入力され27MHzの精度を持つ時間情報をタイムスタ
ンプ付加部905Aに出力する。
【0078】タイムスタンプ付加部905Aでは映像信
号エンコード部400Aから出力されるMPEG2−T
Sパケットに、タイムスタンプ用タイマ部903Aから
出力された時間情報を付加して、通信プロトコル処理部
600Aに出力する。こうしてクロック生成部701A
の生成するクロックに追従した27MHzのクロックか
ら生成された時間情報がMPEG2−TSパケットに付
加されて伝送されることになる。
【0079】次に、無線子機10Bにおいて受信された
MPEG2−TSパケットが、無線親機10Aの映像信
号エンコード部400Aの出力タイミングに同期して映
像信号デコード部500Bに出力される動作について説
明する。無線子機10Bの動作は、実施例1の無線子機
10Bの動作と同様であるが、PLL部904Bで生成
するクロックが異なる(実施例2のクロック周波数は、
実施例1よりもはるかに高い。)。ここでは、無線親機
10AのPLL処理部904Aの生成するクロックと同
じ周波数のクロックを生成する。また、このクロック
は、実施例1と同様にビーコン用タイマ部702Bの時
間情報に追従するように生成される。
【0080】従って無線親機10Aのタイムスタンプ用
タイマ部903Aと無線子機10Bのタイムスタンプ用
タイマ部903Bの出力する時間情報は一致したものと
なり、無線子機10Bの映像信号デコード部500Bに
入力されるMPEG2−TSパケットのタイミングは、
無線親機10Aの映像信号エンコード部400Aが出力
したMPEG2−TSパケットの出力タイミングと27
MHzのクロック精度(約0.037マイクロ秒の精
度)で一致することになる。
【0081】《実施例3》図3は、実施例3における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図3で、無
線親機10Aのオフセット付加部906Aは、第1のオ
フセット算出部を示し、タイムスタンプ比較部902A
は、第2の時間情報比較部を示す。
【0082】尚、実施例1又は実施例2の無線伝送装置
(図1又は図2)と同一、または相当部分については、
同一符号を付している。実施例3の無線伝送装置は、無
線親機10Aに、タイムスタンプ抽出部901A、タイ
ムスタンプ比較部902A及びオフセット付加部906
Aが新たに追加されている。
【0083】以上のように構成された実施例3の無線伝
送装置は、無線親機10Aで映像信号に付加するタイム
スタンプを通信で要する時間で補正する機能(オフセッ
ト付加)を有する点に特徴を持つ。以下、実施例3の無
線伝送装置の動作について説明する。
【0084】まず、無線親機10Aでタイムスタンプを
付加されたデータが送信され、無線通信回線を介して無
線子機10Bが受信する。無線子機10Bのフレーム解
析部705Bは、受信データの解析を行い、そのデータ
が自機宛の場合は受信したデータをそのままフレーム組
立部704Bに出力し、フレーム組立部704B、RF
部800Bを介して無線親機10Aに送り返す。
【0085】無線子機10Bから送り返されてきた元々
無線親機10Aが送ったデータは、MAC処理部700
A、通信プロトコル処理部600Aを介して受信データ
バッファ部907Aに入力される。受信データバッファ
部907Aは、受信したデータをタイムスタンプ抽出部
901Aに出力する。タイムスタンプ抽出部901A
は、受信データからタイムスタンプを抽出しタイムスタ
ンプ比較部902Aに出力する。
【0086】タイムスタンプ比較部902Aは、受信デ
ータのタイムスタンプとタイムスタンプ用タイマ部90
3Aの出力する時間情報との比較を行う。これにより無
線親機10Aと無線子機10Bにおけるデータ伝送に要
する往復時間を知ることができる。つまり、タイムスタ
ンプ用タイマ部903Aから出力されるタイムスタンプ
は現在の時間情報であり、タイムスタンプ抽出部901
Aから出力されるタイムスタンプは、無線親機10Aの
映像信号エンコード部400AからMPEG2−TSパ
ケットが出力された時の時間情報であるので、タイムス
タンプ用タイマ部903Aとタイムスタンプ抽出部90
1Aとの時間情報の差は、データの送受信における所要
時間を意味する。
【0087】タイムスタンプ比較部902Aは、その比
較結果(時間情報の差)をオフセット付加部906Aに
出力する。オフセット付加部906Aは、その時間情報
の差を基に、オフセット値の算出を行う。オフセット付
加部906Aは、タイムスタンプ用タイマ部903Aか
ら出力される時間情報を、算出したオフセット値で補正
することでタイムスタンプを生成し、タイムスタンプ付
加部905Aに出力する。
【0088】タイムスタンプ付加部905Aは、オフセ
ット付加部906Aが生成したタイムスタンプをMPE
G2−TSパケットに付加し、通信プロトコル処理部6
00Aに出力する。このデータ送受信所要時間は、無線
親機10Aにおいて、タイムスタンプ用タイマ部903
Aの出力する時間情報(タイムスタンプ)にオフセット
を付加する場合の有効なデータの一つと言える。
【0089】例えば、現在、無線親機10Aのタイムス
タンプ用タイマ部903A及び無線子機10Bのタイム
スタンプ用タイマ部903Bが出力するタイムスタンプ
がそれぞれ”1015”、”1005”であるとする。
この時、無線親機10Aのタイムスタンプには、オフセ
ット値”10”が加算されている。無線子機10Bの受
信データバッファ部907Bは、無線子機10Bのタイ
ムスタンプが”1015”のときに、MPEG2−TS
パケットを出力する。
【0090】ここで、無線親機10Aから無線子機10
Bへのデータ送信に要する時間が”10”より短いとす
ると、無線子機10Bのタイムスタンプ”1005”か
ら”1015”までの間に、無線子機10Bの受信デー
タバッファ部907Bにデータが蓄積される。もし無線
子機10Bのタイムスタンプが、”1015”になるま
での間に、無線子機10Bが受信するデータの量(総サ
イズ)が、受信データバッファ部907Bのバッファサ
イズを超える場合には、バッファオーバフローとなる。
よって、前述のデータ送受信所要時間を用いて、オフセ
ット値を固定値ではなく適切な値に適宜に調整する必要
が生じる。
【0091】次に、データ送受信所要時間を用いたオフ
セットの付加について説明する。無線親機10Aがタイ
ムスタンプ比較部902Aによって得た、無線親機10
Aと無線子機10Bにおけるデータ伝送に要する往復時
間が"10"であったとする。この時タイムスタンプ比較
部902Aはオフセット付加部906Aに前記"10"の
値を出力する。
【0092】オフセット付加部906Aは、この値を用
いてオフセット値を算出する。ここでは、片方向の通信
時間(無線親機10Aから無線子機10Bへのデータ送
信時間)をオフセット値とするので、例えば、”10”
を2で除算した”5”をオフセット値とする。オフセッ
ト付加部906Aは、タイムスタンプ用タイマ部903
Aから出力される時間情報(例えば、”1005”)に
算出したオフセット値”5”を加算しタイムスタンプ”
1010”を生成し、タイムスタンプ付加部905Aに
出力する。
【0093】タイムスタンプ付加部905Aは、オフセ
ット付加部906Aが生成したタイムスタンプ”101
0”をMPEG2−TSパケットに付加し、通信プロト
コル処理部600Aに出力する。無線子機10Bでは、
受信した該MPEG2−TSパケットからタイムスタン
プを抽出し、無線子機10Bのタイムスタンプ用タイマ
部903Bの時間情報と比較を行う。この時の双方の差
分は、該オフセット値からデータ伝送に要する時間を引
いた分となる。
【0094】このようにして、無線親機10Aが生成し
たオフセット値を用いて、受信データバッファ部907
Bが映像信号デコード部500Bに受信データを出力す
るタイミングを適切に制御することができる。このオフ
セット値は、無線親機10Aと無線子機10Bの間の伝
送所要時間に基づくものである。よって、受信データバ
ッファ部907Bで受信データが出力するまでに保持さ
れる期間を適切に制御することができる。実施例3にお
いては、無線子機10Bは受信したデータをそのまま無
線親機10Aに送り返した。この方法は、無線子機でデ
ータの内容を解析しない故に無線子機のマイクロコンピ
ュータのデータ処理負担が軽い。しかし、無線子機から
無線親機に送り返すデータ量が多くなる。他の実施例に
おいては、無線子機は、受信したデータの中から時間情
報及びパケットデータのパケットIDコード(識別情
報)を抽出し、これらの情報のみを無線親機に送り返
す。これにより、無線子機が無線親機に送り返すデータ
量を削減することができる。更に他の実施例において
は、無線子機は、受信したデータの中から時間情報を抽
出し、時間情報のみを無線親機に送り返す(無線親機
が、無線子機から返送された時間情報がどのパケットデ
ータに付加されていたかを正しく識別できる場合に、有
用な方法である。)。
【0095】《実施例4》図4は、実施例4における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図4で、無
線親機10Aのオフセット付加部906Aは第1のオフ
セット算出部を示す。無線子機10Bで、受信データバ
ッファ部907Bは受信データバッファ部を示し、受信
データ量検出比較部909Bは受信データサイズ検出部
を示している。
【0096】尚、実施例1から実施例3の無線伝送装置
(図1から図3)と同一、または相当部分については、
同一符号を付している。実施例4の無線伝送装置は、無
線親機10Aに、受信データ量検出比較部909Aが新
たに追加され、無線子機10Bに、受信データバッファ
基準値格納部908B、受信データ量検出比較部909
B及びオフセット付加部906Bが新たに追加されてい
る。
【0097】以上のように構成された実施例4の無線伝
送装置は、無線子機10Bの受信データバッファ部90
7Bに蓄積されたデータの量に基づいて、無線親機10
Aが時間情報のオフセット値を求め、そのオフセット値
を用いてタイムスタンプを補正する点に特徴を持つ。以
下、実施例4の無線伝送装置の動作について説明する。
【0098】まず、無線子機10Bにて受信したデータ
は受信データバッファ部907Bに蓄積される。受信デ
ータ量検出比較部909Bは、受信データバッファ部9
07Bに蓄積されたデータの総サイズを検出する。ま
た、データバッファ基準値格納部908Bに格納してい
る受信データバッファ部907Bの基準データサイズの
参照を行い、この基準データサイズと検出した受信デー
タサイズとの比較を行う。この比較の結果、両者の差が
所定値を超える場合に、無線子機10Bは、この受信デ
ータサイズ及び基準データサイズを含む受信データバッ
ファ情報を、オフセット付加部906B、タイムスタン
プ付加部905Bを介して、無線親機10Aに送信す
る。
【0099】無線親機10Aは、無線子機10Bから送
信された受信データバッファ情報を受信データバッファ
部907Aに格納する。受信データ量検出比較部909
Aは、受信データバッファ部907Aから受信データバ
ッファ情報を取り出し、オフセット付加部906Aに出
力する。オフセット付加部906Aは、その受信データ
バッファ情報(受信データサイズ、基準データサイズ)
を基に、オフセット値の算出を行う。オフセット付加部
906Aは、タイムスタンプ用タイマ部903Aから出
力される時間情報を、算出したオフセット値で補正して
タイムスタンプを生成し、タイムスタンプ付加部905
Aに出力する。
【0100】例えば、受信データサイズが基準データサ
イズよりも大きい場合、つまりこの場合、無線子機10
Bのデータ処理量より、無線子機10Bの受信データ量
が時間の経過とともに増加していることになる。よっ
て、受信データバッファ部907Bが受信データで溢れ
ないようにするために、オフセット値を小さく設定する
必要がある。
【0101】一方、受信データサイズが基準データサイ
ズよりも小さい場合、つまりこの場合、無線子機10B
のデータ処理量より、無線子機10Bの受信データ量が
時間の経過とともに減少していることになるので、受信
データバッファ部907Bから受信データがなくなり、
映像信号デコード部500Bに対してデータの出力が行
えなくなる。
【0102】従って、無線子機10Bから受信した受信
データサイズ及び基準データサイズを基に、オフセット
値を調整し、そのオフセット値を用いてタイムスタンプ
を補正することで、無線子機10Bに蓄積されるデータ
量を制御することができる。
【0103】《実施例5》図5は、実施例5における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。実施例1か
ら実施例4の無線伝送装置(図1から図4)と同一、ま
たは相当部分については、同一符号を付している。
【0104】以上のように構成された実施例5の無線伝
送装置は、無線子機10Bの受信データバッファ部90
7Bに蓄積されたデータの量に基づいて、無線子機10
Bが時間情報のオフセット値を求める点に特徴を持つ。
以下、実施例5の無線伝送装置の動作について説明す
る。まず、無線子機10Bにて受信した受信データが受
信データバッファ部907Bに蓄積される。受信データ
量検出比較部909Bは、受信データバッファ部907
Bに蓄積されたデータの総サイズを検出する。また、デ
ータバッファ基準値格納部908Bに格納している受信
データバッファ部907Bの基準データサイズの参照を
行い、この基準データサイズと検出した受信データサイ
ズの情報をオフセット付加部906Bに出力する。
【0105】オフセット付加部906Bは、この情報及
びタイムスタンプ用タイマ部903Bが出力した時間情
報を基に、オフセット値の算出を行い、タイムスタンプ
用タイマ部903Bに出力する。タイムスタンプ抽出部
901Bは、受信データからタイムスタンプを抽出し、
タイムスタンプ比較部902Bに出力する。
【0106】タイムスタンプ比較部902Bは、受信デ
ータのタイムスタンプとタイムスタンプ用タイマ部90
3Bから出力される調整されたオフセットを用いて補正
したタイムスタンプとを比較し、両者が一致した場合の
み出力を許可する制御信号を受信データバッファ部90
7Bに出力する。受信データバッファ部907Bは、そ
の制御信号が入力されると、受信データからタイムスタ
ンプを除去したMPEG2−TSパケットを映像信号デ
コード部500Bに出力する。
【0107】ここでオフセットの調整について説明を行
う。例えば、受信データサイズが基準データサイズより
も大きい場合、つまり、無線子機10Bのデータ処理量
より、無線子機10Bの受信データ量が時間の経過とと
もに増加している場合は、受信データバッファ部907
Bが、受信データで溢れないようにするために、オフセ
ット値を小さく設定する必要がある。
【0108】一方、受信データサイズが、基準データサ
イズよりも小さい場合、つまり、無線子機10Bのデー
タ処理量より、無線子機10Bの受信データ量が時間の
経過とともに減少している場合は、受信データバッファ
部907Bから受信データがなくなり、映像信号デコー
ド部500Bへのデータの出力が行えなくなる。そこ
で、オフセット値を大きく設定することにより、受信デ
ータバッファ部907Bに蓄積される受信データの量を
制御することができる。
【0109】《実施例6》図6は、実施例6における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図6で、無
線子機10Bの受信エラー頻度検出部911Bは受信エ
ラー頻度検出部を示す。
【0110】尚、実施例1から実施例5の無線伝送装置
(図1から図5)と同一、または相当部分については、
同一符号を付している。実施例6の無線伝送装置は、無
線子機10Bに、受信エラー頻度検出部911Bが新た
に追加されている。
【0111】以上のように構成された実施例6の無線伝
送装置は、無線子機10Bの受信エラー頻度検出部91
1Bが検出した受信データのエラー頻度に基づいて、無
線子機10Bが時間情報のオフセット値を求める点に特
徴を持つ。以下、実施例6の無線伝送装置の動作につい
て説明する。
【0112】無線通信回線の区間で発生する伝送エラー
に対して、無線子機10Bの受信データ処理部706B
がその検知を行い、エラーが検出された場合、受信エラ
ー頻度検出部911Bに通知される。受信エラー頻度検
出部911Bは、伝送エラーの発生頻度を検出し、検出
した伝送エラーの発生頻度をオフセット付加部906B
に出力する。
【0113】オフセット付加部906Bは、この伝送エ
ラーの発生頻度及びタイムスタンプ用タイマ部903B
が出力した時間情報を基に、オフセット値の算出を行
い、タイムスタンプ用タイマ部903Bに出力する。以
降、MPEG2−TSパケットを映像信号デコード部5
00Bに出力するまでの動作は、実施例5と同様であ
る。
【0114】ここでオフセットの調整について説明を行
う。例えば、伝送エラーの発生頻度が高い場合、正しい
データを受信できていないので、無線子機10Bは無線
親機10Aに対して再送信を要求する。その間、無線子
機10Bにおいて、受信データバッファ部907Bから
受信データが映像信号デコード部500Bに送られるの
で、受信データバッファ部907Bに蓄積されているデ
ータが減少し続ける。受信データバッファ部907Bに
データがなくなってしまうと、映像が途切れてしまうこ
とになる。つまり、受信データバッファ部907Bに蓄
積されている受信データ量が少ない場合において、伝送
エラーの発生頻度が高い場合、すぐに映像が途切れてし
まうことになる。そこで、オフセット値を大きくし、予
め受信データバッファ部907Bに十分なデータを蓄積
させておく必要がある。
【0115】一方、伝送エラーの発生頻度が低い場合、
正しいデータを受信できているので、無線子機10Bは
無線親機10Aに対して再送信を要求することもない。
無線子機10Bにおいては、受信データバッファ部90
7Bから受信データが映像信号デコード部500Bに送
られるので、受信データバッファ部907Bに蓄積され
ているデータ量は一定のままか、増加し続けてしまうこ
とになる。増加し続けていた場合には、受信データバッ
ファ部907Bから受信データが溢れてしまうことにな
る。
【0116】また、あまりにもオフセットが大きいまま
で処理を行うと、無線親機10Aと無線子機10Bの処
理の時間に大きな差が開き、再生遅延を起こしたような
映像になってしまう。従って、これらのケースの場合
は、オフセットを小さくする必要がある。このように、
無線通信回線における伝送エラーの発生頻度に応じて、
オフセットの調整を行うことにより、途切れた映像や遅
延の発生などを防ぐことができる。
【0117】《実施例7》図7は、実施例7における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図7で、受
信電界強度測定部912Bは受信電界強度測定部を示
す。
【0118】尚、実施例1から実施例5の無線伝送装置
(図1から図5)と同一、または相当部分については、
同一符号を付している。実施例7の無線伝送装置は、無
線子機10Bに、受信電界強度測定部912Bが新たに
追加されている。
【0119】以上のように構成された実施例7の無線伝
送装置は、無線子機10Bの受信電界強度測定部912
Bが検出した受信電界強度値に基づいて、無線子機10
Bが時間情報のオフセット値を求める点に特徴を持つ。
以下、実施例7の無線伝送装置の動作について説明す
る。
【0120】受信電界強度測定部912Bは、無線通信
回線の区間での受信電界強度を測定し、測定した受信電
界強度値をオフセット付加部906Bに出力する。オフ
セット付加部906Bは、この受信電界強度値及びタイ
ムスタンプ用タイマ部903Bが出力した時間情報を基
に、オフセット値の算出を行い、タイムスタンプ用タイ
マ部903Bに出力する。以降、MPEG2−TSパケ
ットを映像信号デコード部500Bに出力するまでの動
作は、実施例5と同様である。
【0121】ここでオフセットの調整について説明を行
う。例えば、受信電界強度が弱い場合、データを正しく
受信できていない、あるいは通信そのものが途切れ勝ち
になっている可能性があるので、無線子機10Bは無線
親機10Aに対して頻繁に再送信を要求することが想定
される。その間、無線子機10Bにおいて、受信データ
バッファ部907Bから受信データが映像信号デコード
部500Bに送られているので、受信データバッファ部
907Bに蓄積されているデータが減少し続ける。受信
データバッファ部907Bにデータがなくなってしまう
と、映像が途切れてしまうことになる。つまり、受信デ
ータバッファ部907Bに蓄積されている受信データ量
が少ない場合において、伝送エラー等が発生した場合、
すぐに映像が途切れてしまうことになる。そこでオフセ
ットを大きくし、予め受信データバッファ部907Bに
十分なデータを蓄積させておく必要がある。
【0122】一方、受信電界強度が強い場合、無線通信
回線が途中で途切れることなく、比較的正しくデータが
受信できているので、無線子機10Bは無線親機10A
に対して再送信を要求することもない。無線子機10B
においては、受信データバッファ部907Bから受信デ
ータが映像信号デコード部500Bに送られるので、受
信データバッファ部907Bに蓄積されているデータ量
は一定のままか、増加し続けてしまうことになる。増加
し続けていた場合には、受信データバッファ部907B
から受信データが溢れてしまうことになる。また、あま
りにもオフセットが大きいままで処理を行うと、無線親
機10Aと無線子機10Bの処理の時間に大きな差が開
き、再生遅延を起こしたような映像になってしまう。従
って、これらのケースの場合は、オフセットを小さくす
る必要がある。このように、無線通信回線区間での受信
電界強度の強弱に応じて、オフセットの調整を行うこと
により、途切れた映像や遅延の発生などを防ぐことがで
きる。
【0123】《実施例8》図8は、実施例8における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図8で、無
線親機10Aのビーコン生成部703A及びフレーム組
立部704Aは、送信周期設定部を構成する。
【0124】尚、実施例1から実施例4の無線伝送装置
(図1から図4)と同一、または相当部分については、
同一符号を付している。実施例8の無線伝送装置は、無
線親機10Aに、PLLのロックを検出するPLLロッ
ク検出部913Aが新たに追加されている。
【0125】以上のように構成された実施例8の無線伝
送装置は、無線親機機10Aがビーコンの発信周期を調
整できる機能を有する点に特徴を持つ。以下、実施例8
の無線伝送装置の動作について説明する。
【0126】まず、無線通信回線において、無線親機1
0Aが新たな無線子機10Bを認識した場合あるいは無
線子機10Bに対してストリーム伝送を行う前に、無線
親機10Aにおいて、PLLロック検出部913Aがビ
ーコン生成部703Aに対して、ビーコン周期を短くす
るように指示する。指示を受けたビーコン生成部703
Aは、短い間隔でフレーム組立部704Aにビーコンを
送出し、ビーコンのタイミングに合わせてデータが送信
される。通常、ビーコン周期が長くなると、無線子機1
0BのPLLのロックに時間がかかってしまい、正常な
ストリーム伝送ができるまでに時間がかかってしまう。
従って、PLLのロック時間を調整して短縮することに
より、このような問題を回避することができる。
【0127】《実施例9》図9は、実施例9における無
線伝送装置の構成を示すブロック図である。図9で、無
線子機10BのPLLロック検出部913BはPLLロ
ック検出部を示す。
【0128】尚、実施例1から実施例4の無線伝送装置
(図1から図4)と同一、または相当部分については、
同一符号を付している。実施例9の無線伝送装置は、無
線子機10Bに、PLLのロックを検出するPLLロッ
ク検出部913Bが新たに追加されている。
【0129】以上のように構成された実施例9の無線伝
送装置は、無線子機10Bが検出したPLLのロック情
報に基づき、無線親機機10Aがビーコンの発信周期を
調整できる機能を有する点に特徴を持つ。以下、実施例
9の無線伝送装置の動作について説明する。
【0130】まず、無線子機10BがPLLをロックし
た際には、PLLロック検出部913Bがロック検出情
報を生成する。生成されたロック検出情報は、通信プロ
トコル処理部600Bを介して無線親機10Aに送信さ
れる。無線親機10AのPLLロック検出部913A
は、無線子機10Bからのロック検出情報に基づき、ビ
ーコン生成部703Aに対して、ビーコン周期を変更す
るように指示する。指示を受けたビーコン生成部703
Aは、フレーム組立部704Aを介して、変更された送
信周期のタイミングでデータを送出する。このように、
無線子機10BのPLLのロックを事前に検出し、その
後で映像信号を送信することにより、無線子機10Bが
正常に映像信号を受信できないという問題を回避するこ
とができる。
【0131】《実施例10》図10は、実施例10にお
ける無線伝送装置の構成を示すブロック図である。図1
0で、無線子機10Bの受信電界強度測定部912Bは
受信電界強度測定部を示す。
【0132】尚、実施例1から実施例4及び実施例7の
無線伝送装置(図1から図4及び図7)と同一、または
相当部分については、同一符号を付している。実施例1
0の無線伝送装置は、無線親機10Aに、受信電界強度
測定部912Aが新たに追加されている。
【0133】以上のように構成された実施例10の無線
伝送装置は、無線子機10Bが測定した受信電界強度値
に基づき、無線親機機10Aがビーコンの発信周期を調
整できる機能を有する点に特徴を持つ。以下、実施例1
0の無線伝送装置の動作について説明する。まず、無線
子機10Bの受信電界強度測定部912Bは、無線通信
回線の区間での受信電界強度を測定する。測定された受
信電界強度値は、通信プロトコル処理部600Bを介し
て無線親機10Aに送信される。無線親機10Aの受信
電界強度測定部912Aは、無線子機10Bからの受信
電界強度値に基づき、ビーコン生成部703Aに対し
て、ビーコン周期を変更するように指示する。
【0134】ここでビーコン周期の設定について説明を
行う。例えば、受信電界強度が弱い場合、通信状態が悪
いためにデータを正しく受信できていない、あるいは通
信そのものが途切れ勝ちになっている可能性がある。そ
のために、ビーコン信号そのものを取りこぼし、PLL
のロックが合わなくなることがある。そこでビーコン周
期を短くすることにより、ビーコン周期の取りこぼし回
数を減少させ、PLLが外れることを防ぐように改善す
ることができる。
【0135】一方、受信電界強度が強い場合、無線通信
回線が途中で途切れることなく、比較的正しくデータが
受信できているので、無線子機10Bは無線親機10A
に対して再送信を要求することもない。無線子機10B
においては、ビーコンの取りこぼしもなく、PLLのロ
ックも合っているので、頻繁なビーコンの送信は、逆に
データの送信レートの低下、及び送信エネルギーの消耗
を招く。そこで受信電界強度が強い場合は、ビーコン周
期を長く設定する。これにより、これらの送信スループ
ットの低下、及びエネルギー消耗の問題を解決すること
ができる。
【0136】《実施例11》図11は、実施例11にお
ける無線伝送装置の構成を示すブロック図である。図1
1で、無線子機10Bの受信エラー頻度検出部911B
は受信エラー頻度検出部を示す。尚、実施例1から実施
例4及び実施例6の無線伝送装置(図1から図4及び図
6)と同一、または相当部分については、同一符号を付
している。実施例11の無線伝送装置は、無線親機10
Aに、受信エラー頻度検出部911Aが新たに追加され
ている。
【0137】以上のように構成された実施例11の無線
伝送装置は、無線子機10Bが検出した受信エラー頻度
に基づき、無線親機10Aがビーコンの発信周期を調整
できる機能を有する点に特徴を持つ。以下、実施例11
の無線伝送装置の動作について説明する。無線通信回線
の区間で発生する伝送エラーに対して、無線子機10B
の受信データ処理部706Bがその検知を行い、エラー
が検出された場合、受信エラー頻度検出部911Bに通
知される。
【0138】受信エラー頻度検出部911Bは、伝送エ
ラーの発生頻度を検出し、エラー発生頻度情報を生成す
る。生成されたエラー発生頻度情報は、通信プロトコル
処理部600Bを介して無線親機10Aに送信される。
無線親機10Aの受信エラー頻度検出部911Aは、無
線子機10Bからのエラー発生頻度情報に基づき、ビー
コン生成部703Aに対して、ビーコン周期を変更する
ように指示する。指示を受けたビーコン生成部703A
は、フレーム組立部704Aを介して、変更された送信
周期のタイミングでデータを送出する。
【0139】このように、無線子機10Bで検出したエ
ラー発生頻度情報を無線親機10Aに送信し、そのエラ
ー発生頻度情報に基づき、ビーコン周期を調整すること
で、例えば、伝送エラーの発生頻度が高い場合は、ビー
コン周期を短くすることにより、ビーコン周期の取りこ
ぼし回数を減少させ、PLLが外れることを防ぐように
改善することができる。一方、伝送エラーの発生頻度が
低い場合は、ビーコン周期を長く設定することにより、
これらの送信スループットの低下、及びエネルギー消耗
の問題を解決することができる。
【0140】
【発明の効果】本発明に係る無線伝送装置は、映像信号
等のストリーム伝送において、確実に送信側と受信側の
同期をとることができるため、映像のコマ落ち等を防
ぎ、正確に映像信号の再生ができる。
【0141】本発明に係る無線伝送装置は、伝送時間を
検出する機能を有し、その伝送時間により同期のタイミ
ング調整を行うため、電波伝播状況の変化による影響を
受けにくく、正確に映像信号の再生ができる。
【0142】本発明に係る無線伝送装置は、受信側で伝
送エラーの発生頻度を検出する機能を有し、その伝送エ
ラーの発生頻度により同期のタイミング調整を行うた
め、無線回線の伝播状態の変化による影響を受けにく
く、正確に映像信号の再生ができる。
【0143】本発明に係る無線伝送装置は、受信側で受
信電界強度を測定する機能を有し、その測定した受信電
界強度値により同期のタイミング調整を行うため、無線
回線の伝播状態の変化による影響を受けにくく、正確に
映像信号の再生ができる。
【0144】本発明に係る無線伝送装置は、送信側のビ
ーコン周期を調整することができるため、受信側にスト
リーム伝送ができるまでの時間を短縮できる。
【0145】本発明に係る無線伝送装置は、受信側のP
LLのロックを送信側が検知でき、その後でストリーム
伝送を行うため、受信側は、確実にストリーム信号を受
信できる。
【0146】本発明に係る無線伝送装置は、受信電界強
度値に応じて、送信側のビーコン周期を調整することが
できるため、無線回線の伝播状態の変化による影響を受
けにくい。従って、受信電界強度が弱い場合は、ビーコ
ン周期を短くすることにより、ビーコン周期の取りこぼ
し回数を減少させ、PLLが外れることを防ぐように改
善することができる。また、受信電界強度が強い場合
は、ビーコン周期を長く設定することにより、送信スル
ープットの低下、及びエネルギー消耗の問題を解決する
ことができる。
【0147】本発明に係る無線伝送装置は、受信側での
伝送エラーの発生頻度に応じて、送信側のビーコン周期
を調整することができるため、無線回線の伝播状態の変
化による影響を受けにくい。従って、伝送エラーの発生
頻度が高い場合は、ビーコン周期を短くすることによ
り、ビーコン周期の取りこぼし回数を減少させ、PLL
が外れることを防ぐように改善することができる。ま
た、伝送エラーの発生頻度が低い場合は、ビーコン周期
を長く設定することにより、送信スループットの低下、
及びエネルギー消耗の問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例2における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例3における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例4における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例5における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例6における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例7における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例8における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例9における無線伝送装置の構成
を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施例10における無線伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の実施例11における無線伝送装置の
構成を示すブロック図である。
【図12】従来の無線伝送装置の構成を示すブロック図
である。
【図13】無線回線上に送出される信号のタイミングを
示すタイミング図である。
【図14】MAC処理部の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図15】本発明の実施例において通信で使用されるデ
ータパケットのフォーマットを示す図である。
【図16】AV情報ヘッダ1507の構造を示す図であ
る。
【図17】AVポートヘッダ1508の構造を示す図で
ある。
【図18】データ1509に格納されるデータブロック
の構造を示す図である。
【符号の説明】
10A 無線親機 10B 無線子機 30A、30B アンテナ 400A、400B 映像信号エンコード部 500A、500B 映像信号デコード部 600A、600B 通信プロトコル処理部 700A、700B MAC処理部 701A、701B クロック生成部 702A、702B ビーコン用タイマ部 703A、703B ビーコン生成部 704A、704B フレーム組立部 705A、705B フレーム解析部 706A、706B 受信データ処理部 800A、800B RF部 901A、901B タイムスタンプ抽出部 902A、902B タイムスタンプ比較部 903A、903B タイムスタンプ用タイマ部 904A、904B PLL処理部 905A、905B タイムスタンプ付加部 906A、906B オフセット付加部 907A、907B 受信データバッファ部 908A 受信データバッファ基準値格納部 909A、909B 受信データ量検出比較部 910B 初期値設定部 911A、911B 受信エラー頻度検出部 912A、912B 受信電界強度測定部 913A、913B PLLロック検出部 1501 無線ヘッダ 1502 MACヘッダ 1503 フレームボディ 1504 FCS 1505 IPヘッダ 1506 UDPヘッダ 1507 AV情報 1508 AVポートヘッダ 1509 データ 1601 プロトコルバージョン 1602 パケット識別フラグ 1603 拡張情報フラグ 1604 フォーマットID 1605 著作権管理情報 1606 データブロックサイズ 1607 データブロック数 1608 拡張情報 1701、1705 予備 1702 出力AVポート 1703 入力AVポート 1704 データ識別フラグ 1706 1394フラグ 1707 ポート番号 1801 タイムスタンプ 1802 MPEG2−TSパケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/08 H04N 7/08 Z 5K061 7/081 7/13 Z 5K067 7/24 (72)発明者 浜本 康男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C059 MA00 RA04 RA08 RB10 RC04 RF01 RF23 SS06 TA00 TC15 TC20 TC21 TC22 TC45 TD11 UA02 UA05 UA09 UA32 5C063 AB03 AB05 AB07 CA14 CA23 CA36 DA07 DA13 5K033 BA15 CB15 DA17 5K047 AA01 AA05 BB01 DD02 GG11 GG16 HH55 MM46 5K060 CC04 CC11 FF06 GG06 HH25 HH34 LL04 5K061 AA09 BB07 CC00 JJ07 5K067 AA01 BB02 BB21 CC08 DD41 DD51 EE02 EE12 EE32 EE72 FF02 KK01 KK13 KK15

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線回線で接続される無線親機と無線子
    機との間で映像信号をパケットデータとして伝送する無
    線親機であって、 第1の時間情報を生成する時間情報生成部と、 前記第1の時間情報を所定の周期で間欠的に送信する時
    間情報送信部と、 前記第1の時間情報又は前記第1の時間情報に基づいて
    導出された時間情報を、送信する映像信号のデータパケ
    ットに付加する時間情報付加部と、 を有することを特徴とする無線親機。
  2. 【請求項2】 無線回線で接続される無線親機と無線子
    機との間で伝送された映像信号のパケットデータを受信
    する無線子機であって、 無線親機から所定の周期で間欠的に送信された第1の時
    間情報を入力し、前記第1の時間情報を再現する第2の
    時間情報を生成する第1のPLL部と、 前記第2の時間情報と、前記無線親機から伝送された前
    記映像信号のデータパケット(以降、「受信データパケ
    ット」と呼ぶ。)に付加された時間情報とを比較し、そ
    の比較結果に応じて前記受信データパケットの出力タイ
    ミングを制御する第1の時間情報比較部と、 を有することを特徴とする無線子機。
  3. 【請求項3】 前記第1の時間情報に基づいて、前記第
    1の時間情報より高い精度の時間情報を生成する第2の
    PLL部を有し、 前記時間情報付加部は前記第2のPLL部が生成した時
    間情報を、送信する映像信号のデータパケットに付加す
    ることを特徴とする請求項1に記載の無線親機。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項3に記載の無線親機
    と、 請求項2に記載の無線子機と、を有する、 ことを特徴とする無線伝送装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも映像信号のパケットデータに
    付加されている前記時間情報を前記無線親機に再送信す
    ることを特徴とする請求項2に記載の無線子機。
  6. 【請求項6】 前記無線子機から再送信された時間情報
    と、前記第1の時間情報又は前記第1の時間情報に基づ
    いて導出された時間情報と、を比較する第2の時間情報
    比較部と、 前記第2の時間情報比較部の比較結果を基にオフセット
    値を算出し、前記第1の時間情報又は前記第1の時間情
    報に基づいて導出された時間情報を前記オフセット値で
    補正した時間情報を生成する第1のオフセット算出部
    と、 を更に有し、 前記時間情報付加部は、前記第1のオフセット算出部が
    生成した時間情報を、送信する映像信号のデータパケッ
    トに付加する、 ことを特徴とする請求項1に記載の無線親機。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の無線親機と、 請求項5に記載の無線子機と、を有する、 ことを特徴とする無線伝送装置。
  8. 【請求項8】 受信データパケットを出力するまで一時
    的に保持する受信データバッファ部と、 前記受信データバッファ部に保持されている受信データ
    パケットのサイズ(以降、「受信データサイズ」と呼
    ぶ。)を検出する受信データサイズ検出部と、 を更に有し、 前記受信データサイズ検出部が検出した受信データサイ
    ズと、前記受信データサイズと予め設定されている基準
    データサイズとの比較結果と、の少なくとも何れかを含
    む受信データバッファ情報を前記無線親機に送信するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の無線子機。
  9. 【請求項9】 無線子機から伝送された、前記無線子機
    の受信データバッファ部に一時的に保持されている受信
    データパケットのサイズと、前記受信データサイズと予
    め設定されている基準データサイズとの比較結果と、の
    少なくとも何れかを含む受信データバッファ情報を基に
    オフセット値を算出し、前記第1の時間情報又は前記第
    1の時間情報に基づいて導出された時間情報を前記オフ
    セット値で補正した時間情報を生成する第1のオフセッ
    ト算出部を更に有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の無線親機。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の無線親機と、 請求項8に記載の無線子機と、を有する、 ことを特徴とする無線伝送装置。
  11. 【請求項11】 受信データパケットを出力するまで一
    時的に保持する受信データバッファ部と、 前記受信データバッファ部に保持されている受信データ
    パケットの受信データサイズを検出する受信データサイ
    ズ検出部と、 前記受信データサイズ検出部が検出した受信データサイ
    ズと、前記受信データサイズと予め設定されている基準
    データサイズとの比較結果と、の少なくとも何れかを含
    む受信データバッファ情報を基にオフセット値を算出す
    る第2のオフセット算出部と、 を更に有し、 前記第1の時間情報比較部は、前記第2の時間情報を前
    記オフセット値で補正して得られた時間情報と、前記受
    信データパケットに付加された時間情報とを比較し、そ
    の比較結果に応じて前記受信データパケットの出力タイ
    ミングを制御する、 ことを特徴とする請求項2に記載の無線子機。
  12. 【請求項12】 受信データがエラーとなる頻度を検出
    する受信エラー頻度検出部と、 前記受信エラー頻度検出部が検出した受信エラー頻度を
    基にオフセット値を算出する第2のオフセット算出部
    と、 を更に有し、 前記第1の時間情報比較部は、前記第2の時間情報を前
    記オフセット値で補正して得られた時間情報と、前記受
    信データパケットに付加された時間情報とを比較し、そ
    の比較結果に応じて前記受信データパケットの出力タイ
    ミングを制御する、 ことを特徴とする請求項2に記載の無線子機。
  13. 【請求項13】 受信電界強度値を測定する受信電界強
    度測定部と、 前記受信電界強度測定部が測定した受信電界強度値を基
    にオフセット値を算出する第2のオフセット算出部と、 を更に有し、 前記第1の時間情報比較部は、前記第2の時間情報を前
    記オフセット値で補正して得られた時間情報と、前記受
    信データパケットに付加された時間情報とを比較し、そ
    の比較結果に応じて前記受信データパケットの出力タイ
    ミングを制御する、 ことを特徴とする請求項2に記載の無線子機。
  14. 【請求項14】 前記時間情報送信部の送信周期を変更
    する送信周期設定部を更に有することを特徴とする請求
    項1に記載の無線親機。
  15. 【請求項15】 前記第1のPLL部がロックしたこと
    を検出し、前記第1のPLL部がロックしたことを示す
    PLLロック情報を生成するPLLロック検出部を更に
    有し、 前記PLLロック情報を前記無線親機に通知することを
    特徴とする請求項2に記載の無線子機。
  16. 【請求項16】 前記送信周期設定部は、前記無線子機
    から送られた前記第1のPLL部がロックしたことを示
    すのPLLロック情報に基づき前記時間情報送信部の送
    信周期を変更することを特徴とする請求項14に記載の
    無線親機。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の無線親機と、 請求項15に記載の無線子機と、を有する、 ことを特徴とする無線伝送装置。
  18. 【請求項18】 受信電界強度値を測定する受信電界強
    度測定部を更に有し、 前記受信電界強度値を前記無線親機に送信することを特
    徴とする請求項2に記載の無線子機。
  19. 【請求項19】 前記送信周期設定部は、前記無線子機
    から送信された前記無線子機の受信電界強度値に基づき
    前記時間情報送信部の送信周期を変更することを特徴と
    する請求項14に記載の無線親機。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の無線親機と、 請求項18に記載の無線子機と、を有する、 ことを特徴とする無線伝送装置。
  21. 【請求項21】 受信したデータがエラーとなる頻度を
    検出する受信エラー頻度検出部を更に有し、 前記受信エラー頻度検出部が検出した前記受信エラー頻
    度を前記無線親機に送信することを特徴とする請求項2
    に記載の無線子機。
  22. 【請求項22】 前記送信周期設定部は、前記無線子機
    から送信された前記無線子機の受信エラー頻度に基づき
    前記時間情報送信部の送信周期を変更することを特徴と
    する請求項14に記載の無線親機。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の無線親機と、 請求項21に記載の無線子機と、を有する、 ことを特徴とする無線伝送装置。
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