JP2003060445A - プリディストーション回路 - Google Patents

プリディストーション回路

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JP2003060445A
JP2003060445A JP2001247752A JP2001247752A JP2003060445A JP 2003060445 A JP2003060445 A JP 2003060445A JP 2001247752 A JP2001247752 A JP 2001247752A JP 2001247752 A JP2001247752 A JP 2001247752A JP 2003060445 A JP2003060445 A JP 2003060445A
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Japan
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circuit
amplifier
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predistortion circuit
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Application number
JP2001247752A
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English (en)
Inventor
Keiichi Kitamura
圭一 北村
Takayuki Hosoda
隆之 細田
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YRP KOKINO IDOTAI TSUSHIN KENK
YRP Advanced Mobile Communication Systems Research Laboratories Co Ltd
Original Assignee
YRP KOKINO IDOTAI TSUSHIN KENK
YRP Advanced Mobile Communication Systems Research Laboratories Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 損失変動幅を拡大する。 【解決手段】 バッファアンプ11に後置して抵抗R1
を接続する。出力端子OUTには、信号源2の内部抵抗
Rsと抵抗R1との和に対するFET12の微分抵抗の
比で出力が現れるようになる。微分抵抗は入力の振幅が
大きくなると増大するようになることから、プリディス
トーション回路1の損失変動幅を抵抗R1の値の設定に
より拡大できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非線形特性を有す
る増幅器を補償するためのプリディストーション回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】無線機器や映像機器における送信機の最
終段とされる高周波信号の電力増幅器に非線形特性が生
じていると、複数の周波数の異なるキャリア信号を増幅
する際に相互変調(Inter Modulation)が生じるように
なる。例えば、電力増幅器に入力される第1のキャリア
信号の周波数をf1とし、第2のキャリア信号の周波数
をf2(ただし、f2>f1)とした際に相互変調が生じ
ると、周波数が(2f2−f1)および(2f1−f2)と
される3次相互変調歪成分や、周波数が(3f2−2
1)および(3f1−2f2)とされる5次相互変調歪
成分が生じるようになる。このように、相互変調が生じ
ると、多くのスプリアスが発生し、隣接するチャンネル
に妨害を与えるようになる。そこで、電力増幅器には、
3次相互変調歪成分のキャリア信号に対する抑圧量(I
M3)および5次相互変調歪成分のキャリア信号に対す
る抑圧量(IM5)が規定されており、規定されている
所定量以上の大きな抑圧量とできる増幅特性が求められ
ている。ただし、5次相互変調歪成分は3次相互変調歪
成分に比べて小さな電力のスプリアスとされることか
ら、現実的には3次相互変調歪成分の電力を所定値以下
とすればよいことになる。
【0003】ところで、最近の業務用移動通信システム
においては、音声と共に高速なデータ伝送を実現するた
めに振幅変動が大きい16QAM等の多値変調やマルチ
キャリア方式の導入が考えられている。このため、基地
局用電力増幅器には高出力かつ高効率な特性に加えて高
い線形性が求められている。しかしながら、電力増幅器
としては、電力効率の点から一般に非線形特性を有して
いる飽和増幅器が用いられている。飽和増幅器では、そ
の非線形性から十分な線形性を確保することができな
い。そこで、飽和増幅器を用いても非線形特性により生
じる3次相互変調歪成分を所定値以下として高い線形性
が得られるように、電力増幅器に前置して電力増幅器の
非線形と逆の非線形を有するプリディストーション回路
を設けることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プリディストーション
回路の一例として、本出願人が特願2000−2252
47において提案しているプリディストーション回路を
図8に示す。図8に示すプリディストーション回路10
0の入力端子INには、信号源102から入力信号が入
力されており、プリディストーション回路100の出力
端子OUTには飽和増幅器103が後置接続されてい
る。この飽和増幅器103の出力は負荷抵抗RLに供給
されている。そして、プリディストーション回路100
を前置することにより、信号源102からの入力信号に
対する飽和特性を有する飽和増幅器103の出力信号の
入力・出力特性がほぼ線形とされて、3次相互変調歪成
分のキャリア信号に対する抑圧量(IM3)を十分な抑
圧量とすることができるようになる。
【0005】このプリディストーション回路100は、
利得がほぼ0dBとされるバッファアンプ111と、バ
ッファアンプ111に後置接続された補助増幅器114
を備えている。このバッファアンプ111の出力は補助
増幅器114に入力されるが、その出力が伝達されるラ
インとアース間に電界効果トランジスタ(FET)11
2が接続されている。このFET112は、出力電極で
あるドレイン電極Dが上記ラインに接続され、共通電極
であるソース電極Sがアースに接続されている。さら
に、制御電極であるゲート電極Gにはバイアス電圧源1
13からのバイアス電圧VBgsがチョークコイルLを
介して供給されている。さらに、ゲート電極Gにはバッ
ファアンプ111の出力信号が位相反転回路115で位
相反転されて供給されている。なお、チョークコイルL
は位相反転回路115の出力がバイアス電圧源113で
減衰しないようにするためのものであり、チョークコイ
ルLにおいては位相反転回路115からの出力信号に対
するインピーダンスが高くなるようにされている。
【0006】一般に、電界効果トランジスタにおいてド
レイン・ソース間電圧Vdsを変化させた時に、図10
に一例を示すようにドレイン電流Idsの変化は非線形
特性となる。すなわち、ドレイン・ソース間電圧Vds
に対するドレイン・ソース間の微分抵抗Rdsは非線形
に変化するようになる。この微分抵抗Rdsの非線形特
性は、ゲート電極に印加されるバイアス電圧VBgsお
よび位相反転回路115が出力する出力信号電圧との和
であるゲート・ソース間電圧Vgsにより変化するよう
になる(図10参照)。図8に示すプリディストーショ
ン回路100は、この微分抵抗Rdsの非線形特性を利
用して後置される飽和増幅器103の振幅の非線形特性
を補償するようにしている。なお、位相反転回路115
は利得可変増幅器により構成されており、利得制御端子
115aに印加される制御信号に応じて利得を可変でき
るようにされている。なお、位相反転回路115の利得
を可変することにより、図10に示すように振幅および
位相の補償量を調整することができる。また、FET1
12に並列に位相補償用コンデンサCpが接続されてい
る。この位相補償用コンデンサCpを、上記したFET
112における非線形特性を有するドレイン・ソース間
の微分抵抗Rdsに並列接続することにより、プリディ
ストーション回路100に後置される飽和増幅器103
の位相の非線形特性を補償するようにしている。
【0007】上記プリディストーション回路100の等
価回路を図9に示す。この等価回路では、プリディスト
ーション回路100におけるFET112は入出力間に
並列接続されたドレイン・ソース間の微分抵抗Rdsと
して示されている。ただし、バッファアンプ111の入
出力インピーダンスは、入力側および出力側に整合され
て後述する伝達特性に影響を与えないためバッファアン
プ111を省略して示している。なお、信号源102の
内部インピーダンスはRsで表され、この内部インピー
ダンスRsは例えば50Ωとされている。さらに、補助
増幅器114の入力インピーダンスはRLに整合されて
おり、その入力インピーダンスRLは例えば50Ωとさ
れている。ここで、微分抵抗Rds、位相補償用コンデ
ンサCp、入力インピーダンスRLを並列接続した並列
インピーダンスをZpとすると、プリディストーション
回路100の入出力伝達特性Gは、次式で示される。 G=Zp/(Rs+Zp) (3) ただし、(3)式においてインピーダンスZpは次式で
示される。 Zp=1/{(1/Rds)+jωCp+(1/RL)} (4) なお、RdsはFET112のドレイン・ソース間の微
分抵抗であり、交流抵抗である。
【0008】FET112のドレイン・ソース間の微分
抵抗Rdsは、ドレイン・ソース間電圧Vdsであるバ
ッファアンプ111から出力される信号の電圧レベルに
応じて、上述したように非線形に変化するようになる。
さらに、位相反転回路115により位相反転された入力
信号がFET112のゲート電極Gに印加されることに
よっても微分抵抗Rdsは変化するようになる。この場
合、FET112のゲート電極Gに印加される入力信号
が位相反転回路115により位相反転されているので、
バッファアンプ111から出力される信号が正の方向に
増加する際には、位相反転回路115から出力される信
号は負の方向に増加するようになる。すなわち、ドレイ
ン・ソース間電圧Vdsが増加する際に、ゲート・ソー
ス間電圧Vgsは減少するようになる。そして、FET
12のドレイン・ソース間の微分抵抗Rdsは、ドレイ
ン・ソース間電圧Vdsが増加すると大きくなると共
に、ゲート・ソース間電圧Vgsが減少しても大きくな
る。このことから、信号源102の入力信号が大きくな
ると、ドレイン・ソース間電圧Vdsが増大およびゲー
ト・ソース間電圧Vgsの減少により、微分抵抗Rds
の変化が増大するようになる。
【0009】例えば、位相反転回路115の利得が小さ
く設定されており、FET112のドレイン・ソース間
電圧Vdsが図10に示すように電圧Vsであった際
に、ゲート・ソース間電圧Vgsが図10に示すVgs
3になっていたとする。そして、入力信号レベルが増加
してFET112のドレイン・ソース間電圧Vdsが電
圧Vsから電圧VLになると、ゲート・ソース間電圧V
gsが図10に示すように「位相反転回路の利得小」の
負荷線に沿って移動し、電圧Vgs3から電圧Vgs2
に減少するようになる。これにより、微分抵抗Rds3
が微分抵抗Rds2になり、微分抵抗は増大するように
なる。このように入力信号のレベルに応じて微分抵抗R
dsが大きく変化するようになるため、飽和増幅器10
3の飽和領域での大きな利得圧縮、および、位相進みを
補償することができるようになる。なお、図10に示す
ようにこの補償量は位相反転回路115の利得に応じて
調整することができる。上記の説明は、位相反転回路1
15の利得が小さく設定された場合を説明したが、位相
反転回路115の利得を大きく設定すると、図10に示
す「位相反転回路の利得大」の負荷線に沿ってゲート・
ソース間電圧Vgsが移動し、より微分抵抗Rdsの変
化分は増大するようになる。すなわち、位相反転回路1
15の利得を大きくするに従って、歪補償量を大きくす
ることができるようになる。
【0010】なお、プリディストーション回路100の
損失が最も小さくなるのは信号源102からの入力信号
レベルが大きく微分抵抗Rdsが最大になった場合であ
り、信号源102からの入力信号レベルがほぼゼロとさ
れた際に微分抵抗Rdsは最も小さくなって、プリディ
ストーション回路100の損失は最大となる。この損失
を補助するために補助増幅器114が設けられており、
補助増幅器114の利得は、例えば15dBないし20
dBとされる。
【0011】このように、信号源102からの入力信号
の振幅が大きくなると、プリディストーション回路10
0の損失が減少するので、より大きなレベルの入力信号
が飽和増幅器103に入力されるようになる。このた
め、飽和特性とされた飽和増幅器103の非線形特性
が、プリディストーション回路100の非線形特性で補
償されて出力レベルはほぼ線形となる。すなわち、飽和
増幅器103の非線形特性とプリディストーション回路
100の非線形特性がほぼ逆特性とされるので、プリデ
ィストーション回路100を前置した飽和増幅器103
の総合特性がほぼ線形となるのである。
【0012】しかしながら、飽和増幅器が線形領域で動
作する場合は、その利得は十分な利得が得られるが、飽
和領域で動作する場合には、その飽和特性によっては利
得が大幅に減少するようになる。すなわち、飽和増幅器
によっては利得減少幅が大きくなっていることがある。
この場合、このような飽和増幅器に図8に示すプリディ
ストーション回路100を前置しても、プリディストー
ション回路100における損失変動幅を設定することが
できないことから、飽和増幅器における利得減少を十分
補償することができないという問題点があった。
【0013】そこで、本発明は、損失変動幅を設定によ
り拡大することのできるプリディストーション回路を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリディストーション回路は、増幅器の非線
形特性を補償するために該増幅器に前置して設けられる
プリディストーション回路であって、入力端子と出力端
子間に接続された損失変動幅拡大用の抵抗素子と、該抵
抗素子と前記出力端子間とを結ぶラインとアース間に接
続された能動素子と、該能動素子の制御電極に所定のバ
イアス電圧を与えるバイアス電圧源とを少なくとも備え
ている。また、上記本発明のプリディストーション回路
において、前記能動素子と並列に接続されている位相補
償用コンデンサと、前記入力端子から入力された入力信
号の位相を反転して前記能動素子の制御電極に印加する
位相反転回路とを、さらに備えるようにしてもよい。
【0015】このような本発明によれば、入力端子と出
力端子間に抵抗素子を接続し、この抵抗素子と出力端子
間とを結ぶラインとアース間に能動素子を接続するよう
にしたので、設定された抵抗素子の値と能動素子の非線
形特性とを利用して損失変動幅を拡大することができる
ようになる。これにより、飽和増幅器における利得減少
幅が大きくされていても、その利得減少を十分補償する
ことができるようになる。また、能動素子に並列に接続
された位相補償用コンデンサにより位相の補償を行える
ようになる。さらに、能動素子の制御電極に位相反転し
た入力信号を印加するようにしているので、微分抵抗の
変化を大きくすることができ、ドレイン・ソース間電圧
が大きい領域においてドレイン電流が一定とならない能
動素子を用いても、飽和増幅器の飽和領域での大きな利
得圧縮および位相を補償することができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態におけるプリ
ディストーション回路の回路構成を図1に示す。図1に
示す第1のプリディストーション回路1の入力端子IN
には、信号源2から入力信号が入力されており、プリデ
ィストーション回路1の出力端子OUTには飽和増幅器
3が後置接続されている。この飽和増幅器3の出力は負
荷抵抗RLに供給されるが、飽和増幅器3が送信機の最
終段とされる場合は負荷抵抗RLはアンテナ系となる。
アンテナ系は、一般に整合回路とアンテナから構成され
ている。そして、プリディストーション回路1を前置す
ることにより、信号源2からの入力信号に対する飽和特
性を有する飽和増幅器3の出力信号の入力・出力特性が
ほぼ線形とされて、3次相互変調歪成分のキャリア信号
に対する抑圧量(IM3)を十分な抑圧量とすることが
できるようになる。
【0017】このプリディストーション回路1において
は、利得がほぼ0dBとされるバッファアンプ11と、
任意に値を設定することのできる損失変動幅拡大用の抵
抗R1と、バッファアンプ11に後置接続された損失補
償用の補助増幅器14とが縦続接続されている。この損
失変動幅拡大用の抵抗R1が備えられている構成が本発
明における特徴的な構成とされている。バッファアンプ
11と補助増幅器14の入力インピーダンスは、その入
力側のインピーダンスに整合していると共に、出力イン
ピーダンスはその出力側のインピーダンスに整合するよ
うにされている。そして、バッファアンプ11の出力は
抵抗R1を介して補助増幅器14に入力されるが、抵抗
R1と補助増幅器14を接続しているラインとアース間
に電界効果トランジスタ(FET)12が接続されてい
る。
【0018】このFET12は、例えばNチャンネルM
OS(Metal Oxide Semiconductor)型FET(N−M
OSFET)とされており、出力電極であるドレイン電
極Dが上記ラインに接続され、共通電極であるソース電
極Sがアースに接続されている。さらに、制御電極であ
るゲート電極Gにはバイアス電圧源13からのバイアス
電圧VBgsがチョークコイルLを介して供給されてい
る。さらに、ゲート電極Gにはバッファアンプ11の出
力信号が抵抗R1を介して位相反転回路15で位相反転
されて供給されている。なお、チョークコイルLは位相
反転回路15の出力がバイアス電圧源13で減衰しない
ようにするためのものであり、位相反転回路15からの
出力信号に対するチョークコイルLのインピーダンスは
高くなるようにされている。なお、チョークコイルLに
替えて高抵抗値の抵抗を接続するようにしてもよい。
【0019】一般に、電界効果トランジスタにおいてド
レイン・ソース間電圧Vdsを変化させた時に、前記図
10に一例を示すようにドレイン電流Idsの変化は非
線形特性となる。すなわち、ドレイン・ソース間電圧V
dsに対するドレイン・ソース間の微分抵抗Rdsは非
線形に変化するようになる。この微分抵抗Rdsの非線
形特性は、ゲート電極に印加されるバイアス電圧VBg
sおよび位相反転回路15が出力する出力信号電圧との
和であるゲート・ソース間電圧Vgsにより変化するよ
うになる(図10参照)。図1に示すプリディストーシ
ョン回路1は、この微分抵抗Rdsの非線形特性を利用
して後置される飽和増幅器3の振幅の非線形特性を補償
するようにしている。なお、位相反転回路15は利得が
可変できるようにされており、利得制御端子15aに印
加される制御電圧に応じて利得を可変できるようにされ
ている。なお、後述するが、位相反転回路15の利得を
可変することにより、図10に示すように振幅および位
相の補償量を調整することができる。また、FET12
に並列に位相補償用コンデンサCpが接続されている。
この位相補償用コンデンサCpを、上記したFET12
における非線形特性を有するドレイン・ソース間の微分
抵抗Rdsに並列接続することにより、プリディストー
ション回路1に後置される飽和増幅器3の位相の非線形
特性を補償するようにしている。
【0020】上記プリディストーション回路1の等価回
路を図2に示す。この等価回路では、プリディストーシ
ョン回路1におけるFET12は入出力間に並列接続さ
れたドレイン・ソース間の微分抵抗Rdsとして示され
ている。ただし、バッファアンプ11の入出力インピー
ダンスは、入力側および出力側に整合されて後述する伝
達特性に影響を与えないためバッファアンプ11を省略
して示している。なお、信号源2の内部インピーダンス
はRsで表され、この内部インピーダンスRsは例えば
50Ωとされている。さらに、補助増幅器14の入力イ
ンピーダンスはRLに整合されており、その入力インピ
ーダンスRLは例えば50Ωとされている。ここで、微
分抵抗Rds、位相補償用コンデンサCp、入力インピ
ーダンスRLを並列接続した並列インピーダンスをZp
とすると、プリディストーション回路1の入出力伝達特
性Gは、次に示す(1)式で示される。 G=Zp/{(Rs+R1)+Zp} (1) ただし、(1)式においてインピーダンスZpは次式で
示される。 Zp=1/{(1/Rds)+jωCp+(1/RL)} (2) なお、RdsはFET12のドレイン・ソース間の微分
抵抗であり、交流抵抗である。
【0021】FET12のドレイン・ソース間の微分抵
抗Rdsは、ドレイン・ソース間電圧Vdsであるバッ
ファアンプ11から出力される信号の電圧レベルに応じ
て、上述したように非線形に変化するようになる。さら
に、位相反転回路15により位相反転された入力信号が
FET12のゲート電極Gに印加されることによっても
微分抵抗Rdsは変化するようになる。この場合、FE
T12のゲート電極Gに印加される入力信号が位相反転
回路15により位相反転されているので、バッファアン
プ11から抵抗R1を介して出力される信号が正の方向
に増加する際には、位相反転回路15から出力される反
転信号が負の方向に増加するようになる。すなわち、ド
レイン・ソース間電圧Vdsが正の方向に増加する際
に、ゲート・ソース間電圧Vgsは負の方向に増加、す
なわち減少するようになる。そして、FET12のドレ
イン・ソース間の微分抵抗Rdsは、ドレイン・ソース
間電圧Vdsが増加すると大きくなると共に、ゲート・
ソース間電圧Vgsが減少しても大きくなる。このこと
から、信号源2の入力信号が大きくなると、ドレイン・
ソース間電圧Vdsが増大およびゲート・ソース間電圧
Vgsの減少により、微分抵抗Rdsの変化が増大する
ようになる。
【0022】例えば、位相反転回路15の利得が小さく
設定されており、FET12のドレイン・ソース間電圧
Vdsが図10に示すように電圧Vsであった際に、ゲ
ート・ソース間電圧Vgsが図10に示すVgs3にな
っていたとする。そして、入力信号レベルが増加してF
ET12のドレイン・ソース間電圧Vdsが電圧Vsか
ら電圧VLになると、ゲート・ソース間電圧Vgsが図
10に示すように「位相反転回路の利得小」の負荷線に
沿って移動し、電圧Vgs3から電圧Vgs2に減少す
るようになる。これにより、微分抵抗Rds3が微分抵
抗Rds2になり、微分抵抗は増大するようになる。こ
のように入力信号のレベルに応じて微分抵抗Rdsが大
きく変化するようになるため、飽和増幅器3の飽和領域
での大きな利得圧縮、および、位相進みを補償すること
ができるようになる。なお、図10に示すようにこの補
償量は位相反転回路15の利得に応じて調整することが
できる。上記の説明は、位相反転回路15の利得が小さ
く設定された場合を説明したが、位相反転回路15の利
得を大きく設定すると、図10に示す「位相反転回路の
利得大」の負荷線に沿ってゲート・ソース間電圧Vgs
が移動し、より微分抵抗Rdsの変化分は増大するよう
になる。すなわち、位相反転回路15の利得を大きくす
るに従って、歪補償量を大きくすることができるように
なる。
【0023】なお、プリディストーション回路1の損失
が最も小さくなるのは信号源2からの入力信号レベルが
大きく微分抵抗Rdsが最大になった場合であり、信号
源2からの入力信号レベルがほぼゼロとされた際に微分
抵抗Rdsは最も小さくなって、プリディストーション
回路1の損失は最大となる。この損失を補助するのが補
助増幅器14であり、補助増幅器14の利得は、例えば
15dBないし20dBとされる。
【0024】このように、信号源2からの入力信号の振
幅が大きくなると、プリディストーション回路1の損失
が減少するので、より大きなレベルの入力信号が飽和増
幅器3に入力されるようになる。このため、飽和特性と
された飽和増幅器3の非線形特性が、プリディストーシ
ョン回路1の非線形特性で補償されて入力対出力レベル
特性がほぼ線形となる。すなわち、飽和増幅器3の非線
形特性とプリディストーション回路1の非線形特性が逆
特性とされるので、プリディストーション回路1を前置
した飽和増幅器3の総合特性がほぼ線形となるのであ
る。
【0025】次に、プリディストーション回路1におけ
る等価回路において、各枝路の電流および電圧のベクト
ル図を参照することにより、位相補償用コンデンサCp
により位相の補償を行える原理を説明する。図3(a)
に示すプリディストーション回路1の等価回路におい
て、信号源2からの入力信号電圧Vinに対する出力信
号電圧Voutの位相関係が、図3(b)(c)にベク
トル図で示されている。ただし、電流Itは信号源2か
ら供給される電流であり、電流Irは並列接続された微
分抵抗Rdsと補助増幅器14の入力インピーダンスR
Lに分流する電流であり、電流Icは位相補償用コンデ
ンサCpに分流する電流である。また、電圧Vrsは信
号源2の内部抵抗Rsと抵抗R1による電圧降下分の電
圧である。
【0026】図3(b)に示すように、入力信号電圧V
inは、内部抵抗Rsと抵抗R1による電圧降下Vrs
と出力信号電圧Voutとに分圧される。ところで、電
流Icはコンデンサに流れる電流であることから抵抗に
流れる電流Irより90°位相が進んでおり、電流It
は電流Icと電流Irとをベクトル合成した電流となっ
ている。電圧降下Vrsは、内部抵抗Rsによる電圧降
下のため電流Itと同相の電圧となり、図示するように
結局のところ出力信号電圧Voutは入力信号電圧Vi
nより位相θdだけ遅れ位相となる。ここで、入力信号
電圧Vinのレベルが大きくなる(FET12のドレイ
ン・ソース間電圧Vdsが大きくなると共に、ゲート・
ソース間電圧Vgsが減少する)と、微分抵抗Rdsが
微分抵抗Rds’に増大することになるので、電流Ir
は図3(c)に示す電流Ir’のように減少するように
なる。これにより、電流Ic’が増大して、図3(c)
に示すように電流It’の位相はより進み位相となる。
従って、電圧降下Vrs’の位相もより進み位相とな
り、図示するように出力信号電圧Vout’の位相は入
力信号電圧Vin’の位相より、より遅れた位相θd’
の遅れ位相となる。
【0027】上述したように信号源2からの入力信号電
圧Vinのレベルが大きくなるに従って、微分抵抗Rd
sが増大していくようになり、出力信号電圧Voutの
位相はより遅れる遅れ位相となる。また、信号源2から
の入力信号電圧Vinのレベルが小さくなるに従って、
微分抵抗Rdsが減少していくようになり、出力信号電
圧Voutの位相遅れ量は小さくなっていく。このよう
に、信号源2からの入力信号電圧Vinのレベルに応じ
て、プリディストーション回路1の遅れ位相量が変化す
るようになる。これにより、進み位相の増幅器とされて
いる飽和増幅器3の位相を補償することができるように
なる。
【0028】また、FET12のゲート電極に印加され
ているバイアス電圧源13のバイアス電圧VBgsを可
変すると、それに応じて微分抵抗Rdsが変化し、電流
Irと電流Icの分流割合が変化するようになる。この
ように、バイアス電圧VBgsを可変することにより入
力信号電圧Vinに対する出力信号電圧Voutの遅れ
位相量を調整することができるようになる。このよう
に、本願発明のプリディストーション回路1によれば、
入力信号のレベルに応じて微分抵抗Rdsが大きく変化
するようになるため、飽和増幅器3の飽和領域での大き
な利得圧縮および位相進みを補償することができるよう
になる。
【0029】次に、損失変動幅拡大用の抵抗R1の作用
を説明するために、本発明にかかるプリディストーショ
ン回路1において入力信号の振幅が変化した際の、プリ
ディストーション回路1における損失変動幅について検
討してみる。入力信号電圧Vinの振幅が小さい時に、
例えば、微分抵抗Rdsが10Ωであったとする。この
際の等価回路を図4に示す。ただし、内部抵抗Rsは5
0Ωとし、抵抗R1は0Ωに設定されており、位相補償
用コンデンサCpは省略して示している。この場合のプ
リディストーション回路1の入出力伝達特性Gを上記
(1)から求めると、 G1=10/60 となる。
【0030】そして、入力信号電圧Vinの振幅が大き
くなり、例えば、微分抵抗Rdsが増大して50Ωにな
ったとする。この際の等価回路を図5に示し、この場合
のプリディストーション回路1の入出力伝達特性Gを上
記(1)から求めると、 G2=50/100 となる。すなわち、内部抵抗Rsと抵抗R1との和が5
0Ωの場合の損失の変動幅ΔG50は、 ΔG50=G2/G1=3 となる。従って、この場合は飽和増幅器3において入力
信号の振幅が小さい場合の利得に対して、入力信号が大
きい場合の利得が1/3に減少しても、その利得減少を
補償することができる。
【0031】次に、抵抗R1を50Ωに設定して、同様
にプリディストーション回路1の変動損失量を求めてみ
る。この場合、入力信号電圧Vinの振幅が小さい時の
等価回路は図6に示すようになる。すると、この場合の
プリディストーション回路1の入出力伝達特性Gを上記
(1)から求めると、 G3=10/110 となる。そして、入力信号電圧Vinの振幅が大きくな
り、例えば、微分抵抗Rdsが増大して50Ωになった
とする。この場合の等価回路は図7に示すようになり、
プリディストーション回路1の入出力伝達特性Gを上記
(1)から求めると、 G4=50/150 となる。すなわち、内部抵抗Rsと抵抗R1との和が1
00Ωの場合の損失の変動幅ΔG100は、 ΔG100=G4/G3=3.67 と増大するようになり、内部抵抗Rsと抵抗R1との和
を大きくすると損失変動幅も増加するようになる。
【0032】従って、この場合は飽和増幅器3において
入力信号の振幅が小さい場合の利得に対して、入力信号
が大きい場合の利得が1/3.67に減少しても、その
利得減少を補償することができる。上記した場合におけ
る損失変動幅の増加分を求めると、 ΔG100/ΔG50=3.67/3=1.22倍=1.7
3dB となる。このように、信号源2の内部抵抗Rsに直列接
続される抵抗R1の値を任意に設定することにより、損
失変動幅を増大することができ飽和増幅器3におけるよ
り大きな利得減少を補償することができるようになる。
なお、本発明にかかるプリディストーション回路1は、
抵抗R1の値を変更することに限らず内部抵抗Rsの値
を変更するようにしても損失変動幅を変更することがで
き、より大きな飽和増幅器3の利得減少幅に対応するこ
とができるようになる。
【0033】なお、本発明の実施の形態にかかる第1の
プリディストーション回路1におけるFET12として
はNチャンネルMOSFETやHEMTを用いることが
できる。HEMTは、低雑音特性を得ることができるが
図10に示すようにドレイン・ソース間電圧Vdsが大
きい領域において、ドレイン電流Idsが一定となら
ず、その微分抵抗Rdsが無限大まで変化しないように
なる。しかしながら、本発明においては、上述したよう
に位相反転した入力信号をゲート電極に印加するように
したので、ドレイン・ソース間電圧Vdsが大きい領域
においてHEMTの微分抵抗を十分大きいものとするこ
とができる。これにより、HEMTを用いても飽和増幅
器3の飽和領域での大きな利得圧縮および位相の補償を
行うことができるようになる。
【0034】また、NチャンネルMOSFETやHEM
Tに替えて、PチャンネルMOSFET、MIS(Meta
l Insulator Semiconductor)等の絶縁ゲート型、ME
S(Metal Semiconductor )、SIT(Static inducti
on Transistor)等のジャンクション型の電界効果トラ
ンジスタを用いるようにしてもよい。さらにまた、電界
効果トランジスタに替えてバイポーラトランジスタやH
BT(Heterojunction Bipolar Transistor)等を使用
してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、入力端子
と出力端子間に抵抗素子を接続し、この抵抗素子と出力
端子間とを結ぶラインとアース間に能動素子を接続する
ようにしたので、設定された抵抗素子の値と能動素子の
非線形特性とを利用して損失変動幅を拡大することがで
きるようになる。これにより、飽和増幅器における利得
減少幅が大きくされていても、その利得減少を十分補償
することができるようになる。また、能動素子に並列に
接続された位相補償用コンデンサにより位相の補償を行
えるようになる。さらに、能動素子の制御電極に位相反
転した入力信号を印加するようにしているので、微分抵
抗の変化を大きくすることができ、ドレイン・ソース間
電圧が大きい領域においてドレイン電流が一定とならな
い能動素子を用いても、飽和増幅器の飽和領域での大き
な利得圧縮および位相を補償することができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプリディストーシ
ョン回路の回路構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるプリディストーシ
ョン回路の等価回路を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態のプリディストーション回
路において、位相補償用コンデンサCpにより位相の補
償を行える原理を説明するための等価回路およびベクト
ル図である。
【図4】本発明の実施の形態のプリディストーション回
路において、第1の条件におけるて入力信号の振幅が小
さい場合の等価回路を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態のプリディストーション回
路において、第1の条件における入力信号の振幅が大き
い場合の等価回路を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態のプリディストーション回
路において、第2の条件における入力信号の振幅が小さ
い場合の等価回路を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態のプリディストーション回
路において、第7の条件における入力信号の振幅が大き
い場合の等価回路を示す図である。
【図8】本出願人により既に提案されているプリディス
トーション回路の例を示す図である。
【図9】本出願人により既に提案されているプリディス
トーション回路の等価回路を示す図である。
【図10】FETにおけるドレイン・ソース間電圧Vd
s対ドレイン電流Ids特性の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 プリディストーション回路、2 信号源、3 飽和
増幅器、11 バッファアンプ、13 バイアス電圧
源、14 補助増幅器、15 位相反転回路、15a
利得制御端子、100 プリディストーション回路、1
02 信号源、103 飽和増幅器、111 バッファ
アンプ、113 バイアス電圧源、114補助増幅器、
115 位相反転回路、115a 利得制御端子、Cp
位相補償用コンデンサ、IN 入力端子、OUT 出
力端子、R1 抵抗、RL 負荷抵抗、Rs 内部抵
抗、VBgs バイアス電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 隆之 神奈川県横浜市港北区菊名7−6−3 有 限会社ファインチューン内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 CA35 FA10 GN03 HA09 HA25 HA26 HA29 HA33 KA00 KA03 KA04 KA12 SA14 TA01 TA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器の非線形特性を補償するために該
    増幅器に前置して設けられるプリディストーション回路
    であって、 入力端子と出力端子間に接続された損失変動幅拡大用の
    抵抗素子と、 該抵抗素子と前記出力端子間とを結ぶラインとアース間
    に接続された能動素子と、 該能動素子の制御電極に所定のバイアス電圧を与えるバ
    イアス電圧源と、 を少なくとも備えていることを特徴とするプリディスト
    ーション回路。
  2. 【請求項2】 前記能動素子と並列に接続されている位
    相補償用コンデンサと、 前記入力端子から入力された入力信号の位相を反転して
    前記能動素子の制御電極に印加する位相反転回路とを、 さらに備えていることを特徴とする請求項1記載のプリ
    ディストーション回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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