JP2003059953A - ダイボンディング装置及び方法及び該装置及び方法により製造された半導体素子 - Google Patents

ダイボンディング装置及び方法及び該装置及び方法により製造された半導体素子

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JP2003059953A
JP2003059953A JP2001240727A JP2001240727A JP2003059953A JP 2003059953 A JP2003059953 A JP 2003059953A JP 2001240727 A JP2001240727 A JP 2001240727A JP 2001240727 A JP2001240727 A JP 2001240727A JP 2003059953 A JP2003059953 A JP 2003059953A
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semiconductor chip
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chip
semiconductor
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Koji Shika
浩二 鹿
Yasushi Tsuchiya
泰 土屋
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度に圧接する半導体チップ数に関係なく、
あらゆるサイズの半導体チップを適切な圧接力で基材に
接合できる操作性及び信頼性に優れた効率的なダイボン
ディング装置及び方法を提供し、品質の高い半導体素子
を提供すること。 【解決手段】 接合材フィルム4が形成された基材2に
半導体チップ6を搭載するチップ搭載ユニット10と、
搭載された半導体チップ6に所定の荷重を印加するため
の荷重制御が可能な駆動モータ34を有するチップ荷重
印加ユニット12と、あらかじめ集計した荷重とトルク
制限電圧との関係を示す荷重出力値校正情報を記憶した
記憶ユニット20と、制御ユニット8とを設け、荷重出
力値校正情報に基づいて目標荷重に相当するトルク制限
電圧を制御ユニット8より駆動モータ34に印加するこ
とにより半導体チップ6に所定の荷重を印加するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンディング半導
体製造装置において、ボンディングヘッドあるいは圧接
ヘッドを用いて半導体チップの基材へのボンディングを
行う制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来のボンディング半導体製造
装置において、半導体チップに所定の荷重を印加して基
材に接合するためのチップ荷重印加ユニットを示してお
り、略垂直に立設されたベースプレート100にシリン
ダ102が上下動自在に取り付けられている。このシリ
ンダ102の下端部には、半導体チップを押圧するため
の圧接用ツール104が設けられている。また、シリン
ダ102の上部は、速度調整弁106及び開閉弁108
を介して圧縮空気等の駆動源110に接続されるととも
に、シリンダ102の下部は、同様に速度調整弁112
及び開閉弁114を介して駆動源110に接続されてい
る。
【0003】上記構成のチップ荷重印加ユニットにおい
て、基材に接合材フィルムを介して載置された半導体チ
ップが搬送されてくると、駆動源110から開閉弁10
8及び速度調整弁106を介してシリンダ102に駆動
流体が供給され、シリンダ102の下端部に取り付けら
れたツール104が下降して、半導体チップを押圧す
る。半導体チップの基材への接合が完了すると、今度は
駆動源110から開閉弁114及び速度調整弁112を
介してシリンダ102に駆動流体が供給され、ツール1
04が上昇して、次の半導体チップが搬送されてくるま
で待機する構成となっている。
【0004】また、特開平7―136868号公報に開
示されている商品装着装置における加圧力制御装置にお
いては、装着される個々の部品に付与すべき適切な加圧
力を判断し、この加圧力で各部品を装着するようにして
いる。
【0005】同様に、特開平1−112738号公報
は、半導体ダイの品種あるいはサイズに応じたボンディ
ング圧を半導体ダイに加えることにより、多品種生産に
好適なダイボンディング装置を開示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、図7に示されるシリンダタイプのチップ荷重
印加ユニットにあっては、接合材フィルムやチップの品
種(サイズ)の違いにより、接合荷重を変化させること
はできるが、速度調整弁106,112の手動調整に依
存しており、操作性あるいは信頼性が悪いという問題が
あった。
【0007】また、接合荷重を設定する際、ロードセル
等の荷重センサを使用し、変更のたびに毎回確認する必
要があり、やはり操作性の点で問題があった。
【0008】さらに、特開平7―136868号公報あ
るいは特開平1−112738号公報に開示されている
装置にあっては、装着される個々の部品に適正圧を加え
ることができるものの、多列仕様の基材に対応できるも
のではなく、まだまだ改善の余地があった。
【0009】最近では、多列仕様の基材に対応できるダ
イボンディング装置も開発されており、不良キャビティ
をセンサ、カメラ等で検出し、良品キャビティにのみ接
合材フィルムチップを搭載するようにしている。
【0010】しかしながら、このダイボンディング装置
にあっては、1列毎の搭載チップ数が異なるため、同一
荷重での圧接では1チップ当たりの荷重値が変化し、半
導体素子の品質上問題があった。
【0011】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、一度に圧接する半導
体チップ数に関係なく、あらゆるサイズの半導体チップ
を適切な圧接力で基材に接合できる操作性及び信頼性に
優れた効率的なダイボンディング装置及び方法を提供す
るとともに、該装置及び方法により製造された製品品質
の高い半導体素子を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうちで請求項1に記載のダイボンディング
装置は、接合材フィルムが形成された基材に半導体チッ
プを搭載するチップ搭載ユニットと、該チップ搭載ユニ
ットにより搭載された半導体チップに所定の荷重を印加
するための荷重制御が可能な駆動モータを有するチップ
荷重印加ユニットと、あらかじめ集計した荷重とトルク
制限電圧との関係を示す荷重出力値校正情報を記憶した
記憶ユニットと、制御ユニットとを備え、上記荷重出力
値校正情報に基づいて目標荷重に相当するトルク制限電
圧を上記制御ユニットより上記駆動モータに印加するこ
とにより上記半導体チップに所定の荷重を印加するよう
にしたことを特徴とする。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、上記荷重
とトルク制限電圧との関係に代えて、あらかじめ集計し
た荷重とサーボ偏差パルスとの関係を荷重出力値校正情
報として上記記憶ユニットに記憶し、目標荷重に相当す
る偏差パルスを上記制御ユニットより上記駆動モータに
印加するようにしたことを特徴とする。
【0014】また、請求項3に記載の発明は、入力ユニ
ットをさらに備え、該入力ユニットを介して半導体チッ
プの単位面積当たりの荷重及びサイズを入力して上記記
憶ユニットに記憶するとともに、上記チップ搭載ユニッ
トにより良品と判断された基材にのみ半導体チップを搭
載して、1列に配列された基材に搭載された半導体チッ
プの搭載数を上記記憶ユニットに記憶し、上記半導体チ
ップの単位面積当たりの荷重及びサイズと、上記半導体
チップの搭載数に基づいて、上記1列に配列された基材
に搭載された半導体チップに印加すべき目標荷重を上記
制御ユニットより上記チップ荷重印加ユニットに出力す
るようにしたことを特徴とする。
【0015】さらに、請求項4に記載のダイボンディン
グ方法は、基材に接合材フィルムを形成し、該接合材フ
ィルムに半導体チップを搭載し、あらかじめ集計した荷
重とトルク制限電圧との関係を示す荷重出力値校正情報
に基づいて駆動モータを制御することにより、接合材フ
ィルムに搭載した半導体チップに目標荷重を印加するよ
うにしたことを特徴とする。
【0016】また、請求項5に記載の発明は、上記荷重
とトルク制限電圧との関係に代えて、あらかじめ集計し
た荷重とサーボ偏差パルスとの関係を荷重出力値校正情
報として使用し、目標荷重に相当する偏差パルスを上記
駆動モータに印加するようにしたことを特徴とする。
【0017】また、請求項6に記載の発明は、基材が良
品かどうかを判断し、良品と判断された基材にのみ半導
体チップを搭載し、半導体チップの単位面積当たりの荷
重及びサイズと、半導体チップの搭載数に基づいて、1
列に配列された基材に搭載された半導体チップに印加す
べき目標荷重を設定するようにしたことを特徴とする。
【0018】さらに、請求項7に記載の発明は、請求項
1乃至3のいずれか1項に記載のダイボンディング装置
により製造した半導体素子である。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、請求項4
乃至6のいずれか1項に記載のダイボンディング方法に
より製造した半導体素子である。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明に
かかるダイボンディング装置を使用して、紙面奥行き方
向に複数列配列された基材に半導体チップを接合する過
程を示している。
【0021】図1(a)に示されるように、基材2の上
面に接合材フィルム4が所定の間隔でまず形成され、続
いて、図1(b)では、良品と判断された基材2の接合
材フィルム4上にのみ半導体チップ6が載置される。接
合材フィルム4の上に載置された半導体チップ6は、図
1(c)に示されるように、後述するチップ荷重印加ユ
ニットにより1列ずつ所定の荷重が加えられる。
【0022】図2は本発明にかかるダイボンディング装
置Sを示しており、特に、半導体チップ6の基材2への
搭載から接合処理までの一連の過程を模式的に示してい
る。
【0023】このダイボンディング装置Sは、制御ユニ
ット8に電気的に接続されたチップ搭載ユニット10と
チップ荷重印加ユニット12とを備えており、制御ユニ
ット8とチップ荷重印加ユニット12の間には、荷重印
加量設定ユニット14、現在実荷重印加量読取ユニット
16、及び、アンプ18が設けられている。また、制御
ユニット8には、後述するチップ搭載数情報20a、荷
重出力値校正情報20b及び単位面積当たり荷重印加量
情報20cが格納された記憶ユニット20と、入力ユニ
ット22と、表示ユニット24とが電気的に接続されて
いる。
【0024】また、図3は、図2のダイボンディング装
置Sに設けられたチップ荷重印加ユニット12を示して
いる。
【0025】図3に示されるように、このチップ荷重印
加ユニット12は、略垂直に立設されたベースプレート
26と、LM(リニアモーション)ガイド28を介して
ベースプレート26に摺動(上下動)自在に取り付けら
れたプレス本体30と、ブラケット32を介してベース
プレート26に保持された駆動モータ34とを備えてい
る。プレス本体30は、ブラケット32を貫通しLMガ
イド28と平行に延在するボールネジ36と螺合してお
り、ボールネジ36の上端36aと駆動モータ34の回
転軸38にはエンドレスベルト40が張設されている。
【0026】また、プレス本体30の下端部には、煽り
避け42、断熱材44及びヒータ46を介してツール4
8が取り付けられている。なお、煽り避け42は、ツー
ル48を半導体チップ6に押圧する際に、ツール48と
半導体チップ6の平行度を確保するようにツール48を
調整するためのものである。
【0027】また、図4に示されるように、駆動モータ
34は、アンプ18を介して制御ユニット8に電気的に
接続されており、後述するようにトルク制限有効/無効
を示す信号50a、パルス出力値信号50b及びトルク
制限値信号50cが制御ユニット8から駆動モータ34
に送出される一方、トルクモニタ値を表す信号50dが
駆動モータ34から制御ユニット8に送出される。な
お、図4において、図2に示される荷重印加量設定ユニ
ット14及び現在実荷重印加量読取ユニット16は省略
されている。
【0028】図5はチップ荷重印加ユニット12により
行われる半導体チップ接合動作処理の一連のフローを示
しており、図6は接合プレス動作を時系列的に示したも
のである。
【0029】図5及び図6に示されるように、ステップ
S1において、あらかじめ集計した「荷重−トルク制限
電圧関係式」から目標荷重相当のトルク制限電圧(DA
値(デジタル−アナログ変換でソフトウェアデジタル管
理したもの))を算出し、ステップS2において、デジ
タル値相当のアナログ電圧値であるトルク制限値信号5
0cがパルス出力値信号50bとともに制御ユニット8
から荷重印加量設定ユニット14及びアンプ18を介し
て駆動モータ34に出力される。この時、プレス本体3
0は、プレス開放(待機)位置に保持されている。
【0030】ここで、「荷重−トルク制限電圧関係式」
とは、駆動モータ34に対してトルク制限電圧を段階的
に変え、そのときの荷重値をロードセル等の荷重センサ
により測定することによりあらかじめ得られた荷重(k
g)とトルク制限電圧(V)との関係を示す式のことで
あり、荷重出力値校正情報20bとして記憶ユニット2
0に記憶されている。
【0031】ステップS3において、駆動モータ34
は、エンドレスベルト40及びボールネジ36を介して
プレス本体30をプレス開放位置よりプレス開始位置に
移動(下降)させ、プレス開始位置に到達後、ステップ
S4において、トルク制限有効/無効信号50aを有効
にする。
【0032】次のステップS5において、有効になった
トルク制限有効/無効信号50aが制御ユニット8から
アンプ18を介して駆動モータ34に出力され、パルス
出力値信号50bに基づいてプレス本体30をツール4
8が半導体チップ6の上面に十分到達する位置であるプ
レス位置に移動させる。プレス本体30がプレス位置に
到達すると、トルク制限値信号50cに基づいて半導体
チップ6には目標荷重が印加される。
【0033】ステップS6において、プレス本体30
は、所定時間(プレス荷重印加時間)プレス位置に保持
され、半導体チップ6に加えられた目標荷重は維持され
る。所定時間経過後、ステップS7において、プレス位
置にあるプレス本体30は、プレス開始位置より高いプ
レス開放開始位置に移動し、プレス開放開始位置に到達
すると、ステップS8において、トルク制限有効/無効
信号50aを無効にする。
【0034】最後に、ステップS9において、プレス本
体30は、プレス開放開始位置よりプレス開放位置に移
動し、この位置に到達した時点で一連の処理は完了す
る。なお、上記一連の処理が行われている間、ヒータ4
6は通電されており、ツール48を介して接合材フィル
ム4を所定温度まで加熱することにより、接合を確実に
行っている。
【0035】なお、上述したプレス開放(待機)位置、
プレス開始位置、プレス位置及びプレス開放開始位置
は、あらかじめそれぞれの位置を設定可能なパソコン等
により入力され、記憶ユニット20に保存されている。
【0036】次に、図2を参照しながら、1列に配列さ
れた基材2上の搭載チップ個数に対応した荷重印加量の
設定方法を説明する。
【0037】図2に示されるダイボンディング装置Sに
おいて、基材2はまずチップ搭載ユニット10に送ら
れ、チップ搭載ユニット10に設けられたセンサあるい
はカメラにより基材2が良品かどうかの判断が行われ
る。基材2が良品と判断されると、チップ搭載ユニット
10により半導体チップ6が基材2に形成された接合材
フィルム4上に載置される一方、基材2が不良品と判断
されると、半導体チップ6の接合材フィルム4への載置
は行われない。また、半導体チップ6が基材2に搭載さ
れると、その信号は制御ユニット8を介して記憶ユニッ
ト20に送出され、チップ搭載数情報20aとして記憶
される。1列分の半導体チップ6が基材2に載置される
と、基材2は、チップ荷重印加ユニット12の位置まで
搬送される。
【0038】チップ荷重印加ユニット12では、1列分
の半導体チップ6に所定の荷重を印加することにより基
材2に接合するが、荷重を印加するに際し、あらかじめ
入力ユニット22により入力され、記憶ユニット20に
記憶された単位面積当たり荷重印加量情報20cとチッ
プ搭載数情報20aから目標の荷重印加量をまず算出す
る。なお、単位面積当たり荷重印加量情報20cには、
少なくとも半導体チップ6の単位面積当たりに印加すべ
き荷重と半導体チップ6のサイズとが含まれる。
【0039】次に、あらかじめ集計した「荷重−トルク
制限電圧関係式」に基づいて、目標荷重に相当する駆動
モータ34の制限電圧(DA値)が制御ユニット8より
荷重印加量設定ユニット14を介してチップ荷重印加ユ
ニット12に出力される。この時、チップ荷重印加ユニ
ット12のトルクモニタ値が現在実荷重印加量読取ユニ
ット16により読み取られ、あらかじめ集計した「荷重
−トルクモニタ電圧関係式」に基づいて実荷重が算出さ
れ、その信号50dが制御ユニット8より表示ユニット
24に出力され表示される。
【0040】ここで、「荷重−トルクモニタ電圧関係
式」とは、「荷重−トルク制限電圧関係式」と同様、駆
動モータ34に対してトルク制限電圧を段階的に変えた
ときの荷重値に対応するトルクモニタ値を測定すること
によりあらかじめ得られた荷重(kg)とトルクモニタ
電圧(V)との関係を示す式のことであり、記憶ユニッ
ト20に記憶されている。
【0041】なお、上記実施の形態において、多列仕様
の基材に対応したボンディング装置について説明した
が、本発明は多列仕様の基材ばかりでなく、1列に1個
の基材に半導体チップを搭載する場合にも適用できるこ
とは勿論のことである。
【0042】実施の形態2.上記実施の形態1において
は、あらかじめ集計した荷重とトルク制限電圧との関係
を示す荷重出力値校正情報20bを記憶ユニット20に
記憶させるようにしたが、荷重とトルク制限電圧との関
係に代えて、あらかじめ集計した荷重とサーボ偏差パル
スとの関係を荷重出力値校正情報として記憶ユニット2
0に記憶させることもできる。
【0043】この場合、駆動モータ34に対してサーボ
偏差電圧を段階的に変え、そのときの荷重値をロードセ
ル等の荷重センサにより測定することによりあらかじめ
得られた荷重(kg)とサーボ偏差パルスとの関係を示
す式を荷重出力値校正情報20bとして記憶ユニット2
0に記憶し、目標荷重に相当する偏差パルスを制御ユニ
ット8より駆動モータ34に印加すればよい。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、あらかじ
め集計した荷重とトルク制限電圧との関係に基づいて目
標荷重に相当するトルク制限電圧を駆動モータに印加し
て、半導体チップに所定の荷重を印加するようにしたの
で、一度に圧接する半導体チップ数に関係なく、あらゆ
るサイズの半導体チップを適切な圧接力で基材に接合で
き、操作性及び信頼性に優れたダイボンディング装置を
提供することができる。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、あ
らかじめ集計した荷重とサーボ偏差パルスとの関係に基
づいて目標荷重に相当する偏差パルスを駆動モータに印
加するようにしたので、請求項1に記載の発明と同様、
一度に圧接する半導体チップ数に関係なく、あらゆるサ
イズの半導体チップを適切な圧接力で基材に接合でき、
操作性及び信頼性に優れたダイボンディング装置を提供
することができる。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、良
品と判断された基材にのみ半導体チップを搭載し、半導
体チップの単位面積当たりの荷重及びサイズと、1列に
配列された基材への半導体チップの搭載数に基づいて、
目標荷重を設定するようにしたので、不良品の基材を排
除することができ、効率的なダイボンディング装置を提
供することができる。
【0047】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
あらかじめ集計した荷重とトルク制限電圧との関係に基
づいて駆動モータを制御することにより、接合材フィル
ムに搭載した半導体チップに目標荷重を印加するように
したので、一度に圧接する半導体チップ数に関係なく、
あらゆるサイズの半導体チップを適切な圧接力で基材に
接合でき、ダイボンディングの信頼性に優れている。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、あ
らかじめ集計した荷重とサーボ偏差パルスとの関係を使
用して、目標荷重に相当する偏差パルスを駆動モータに
印加するようにしたので、請求項4に記載の発明と同
様、ダイボンディングの信頼性に優れている。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、良
品と判断された基材にのみ半導体チップを搭載し、半導
体チップの単位面積当たりの荷重及びサイズと、半導体
チップの搭載数に基づいて、1列に配列された基材に搭
載された半導体チップに印加すべき目標荷重を設定する
ようにしたので、不良品の基材を排除することができ、
ダイボンディングを効率的に行うことができる。
【0050】さらに、請求項7に記載の発明によれば、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のダイボンディン
グ装置により半導体素子を製造するようにしたので、製
品の品質が向上する。
【0051】また、請求項8に記載の発明によれば、請
求項4乃至6のいずれか1項に記載のダイボンディング
方法により半導体素子を製造するようにしたので、製品
の品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるダイボンディング装置を使用
して、基材に半導体チップを接合する過程を示す概略図
である。
【図2】 本発明にかかるダイボンディング装置の概略
図である。
【図3】 図2のダイボンディング装置に設けられたチ
ップ荷重印加ユニットの概略正面図である。
【図4】 図3のチップ荷重印加ユニットに取り付けら
れた駆動モータの制御法を示すブロック図である。
【図5】 図3のチップ荷重印加ユニットにより行われ
る半導体チップ接合動作処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】 図5の接合プレス動作を時系列的に示したグ
ラフである。
【図7】 従来のボンディング半導体製造装置に設けら
れたチップ荷重印加ユニットの概略図である。
【符号の説明】
2 基材、 4 接合材フィルム、 6 半導体チッ
プ、8 制御ユニット、 10 チップ搭載ユニット、
12 チップ荷重印加ユニット、 14 荷重印加量設
定ユニット、16 現在実荷重印加量読取ユニット、
18 アンプ、20 記憶ユニット、 22 入力ユニ
ット、 24 表示ユニット、26 ベースプレート、
28 LMガイド、 30 プレス本体、32 ブラ
ケット、 34 駆動モータ、 36 ボールネジ、3
8 回転軸、 40 エンドレスベルト、 42 煽り
避け、44 断熱材、 46 ヒータ、 48 圧接用
ツール、S ダイボンディング装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 泰 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5F047 BA21 BB03 BB16 FA46

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合材フィルムが形成された基材に半導
    体チップを搭載するチップ搭載ユニットと、該チップ搭
    載ユニットにより搭載された半導体チップに所定の荷重
    を印加するための荷重制御が可能な駆動モータを有する
    チップ荷重印加ユニットと、あらかじめ集計した荷重と
    トルク制限電圧との関係を示す荷重出力値校正情報を記
    憶した記憶ユニットと、制御ユニットとを備え、上記荷
    重出力値校正情報に基づいて目標荷重に相当するトルク
    制限電圧を上記制御ユニットより上記駆動モータに印加
    することにより上記半導体チップに所定の荷重を印加す
    るようにしたダイボンディング装置。
  2. 【請求項2】 上記荷重とトルク制限電圧との関係に代
    えて、あらかじめ集計した荷重とサーボ偏差パルスとの
    関係を荷重出力値校正情報として上記記憶ユニットに記
    憶し、目標荷重に相当する偏差パルスを上記制御ユニッ
    トより上記駆動モータに印加するようにした請求項1に
    記載のダイボンディング装置。
  3. 【請求項3】 入力ユニットをさらに備え、該入力ユニ
    ットを介して半導体チップの単位面積当たりの荷重及び
    サイズを入力して上記記憶ユニットに記憶するととも
    に、上記チップ搭載ユニットにより良品と判断された基
    材にのみ半導体チップを搭載して、1列に配列された基
    材に搭載された半導体チップの搭載数を上記記憶ユニッ
    トに記憶し、上記半導体チップの単位面積当たりの荷重
    及びサイズと、上記半導体チップの搭載数に基づいて、
    上記1列に配列された基材に搭載された半導体チップに
    印加すべき目標荷重を上記制御ユニットより上記チップ
    荷重印加ユニットに出力するようにした請求項1あるい
    は2に記載のダイボンディング装置。
  4. 【請求項4】 基材に接合材フィルムを形成し、該接合
    材フィルムに半導体チップを搭載し、あらかじめ集計し
    た荷重とトルク制限電圧との関係を示す荷重出力値校正
    情報に基づいて駆動モータを制御することにより、接合
    材フィルムに搭載した半導体チップに目標荷重を印加す
    るようにしたダイボンディング方法。
  5. 【請求項5】 上記荷重とトルク制限電圧との関係に代
    えて、あらかじめ集計した荷重とサーボ偏差パルスとの
    関係を荷重出力値校正情報として使用し、目標荷重に相
    当する偏差パルスを上記駆動モータに印加するようにし
    た請求項4に記載のダイボンディング方法。
  6. 【請求項6】 基材が良品かどうかを判断し、良品と判
    断された基材にのみ半導体チップを搭載し、半導体チッ
    プの単位面積当たりの荷重及びサイズと、半導体チップ
    の搭載数に基づいて、1列に配列された基材に搭載され
    た半導体チップに印加すべき目標荷重を設定するように
    した請求項4あるいは5に記載のダイボンディング方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    ダイボンディング装置により製造した半導体素子。
  8. 【請求項8】 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の
    ダイボンディング方法により製造した半導体素子。
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