JP2003059917A - Mocvd装置 - Google Patents

Mocvd装置

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JP2003059917A
JP2003059917A JP2001243242A JP2001243242A JP2003059917A JP 2003059917 A JP2003059917 A JP 2003059917A JP 2001243242 A JP2001243242 A JP 2001243242A JP 2001243242 A JP2001243242 A JP 2001243242A JP 2003059917 A JP2003059917 A JP 2003059917A
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vacuum chamber
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electrode
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Tadashi Shimazu
正 嶋津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成膜温度の低減を図ることができるMOCV
D装置を提供する。 【解決手段】 MOCVD装置において、給電アンテナ
42及び高周波電源43を有してなる高周波パワー印加
手段を備え、この高周波パワー印加手段によって真空チ
ャンバ内に印加する高周波パワーで真空チャンバ内の原
料ガスをプラズマ状態にし、このプラズマ中の活性粒子
により化学的な反応を促進して、基板上に強誘電体膜を
形成するように構成する。高周波パワー印加手段として
は、第1電極としての基板支持台と第2電極とを平行に
対向配置してなる容量結合方式のものでもよい。また、
容量結合方式の第2電極を中空とし、この第2電極の基
板支持台(第1電極)との対向面に開けた多数の孔から
基板に向けて原料ガスを吹き出すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はMOCVD装置に関
し、特にPZTやSBTなどの強誘電体膜を形成する場
合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】現在、強誘電体を用いた半導体素子とし
て強誘電体メモリが注目され、実用化もされている。強
誘電体メモリは、図4に示すように強誘電体膜1を電極
膜2,3で挟んだ構造の強誘電体キャパシタ4を、LS
I(Large Scale Integration)メモリに組み込んだもの
であって、強誘電体キャパシタ4の残留分極特性によ
り、電源供給を切っても情報を保持することができる不
揮発性メモリとして機能するものである。強誘電体膜1
はPZT:Pb(Zr,Ti)O3 やSBT:SrBi
2 Ta2 9 などの金属酸化物の結晶構造膜であり、電
極膜2,3はPtやIrなどの膜である。なお、図4中
において5は基板(Siウエハ)、6は基板5上に形成
されたSiOX 膜であり、図示例ではSiOX 膜5の上
に強誘電体キャパシタ4が形成されている。
【0003】そして、現在、強誘電体キャパシタ4の構
成要素である強誘電体膜1を基板5上に形成する技術と
して、MOCVD装置による成膜技術が開発されてい
る。MOCVD装置とは、熱反応により基板上に成膜す
るCVD装置であって、特に、膜の原料として有機金属
を用いる有機金属化学気相蒸着法(Metal Organic Chem
ical Vapor Deposition )を適用したものである。
【0004】図5には従来のMOCVD装置の一例を示
す。同図に示すように、真空チャンバ11には排気口1
6が設けられており、この排気口16から真空チャンバ
11内のガスを排気することによって真空チャンバ11
内を低圧環境としている。真空チャンバ11内には基板
支持台13が設けられ、この基板支持台13上に基板
(Siウエハ)12が載置される。基板12は基板支持
台13に設けられたヒータ14によって700℃以上の
成膜温度に加熱される。ヒータ14への給電はヒータ電
源15から行われる。
【0005】真空チャンバ11内の上部には中空の原料
ガス供給部17が設けられている。原料ガス供給部17
は下面に多数の孔17aが開けられており、この孔17
aから原料ガスを真空チャンバ11内に吹き出す。ま
た、このときに原料ガスが凝結するのを防止するため、
原料ガス供給部17はヒータなどの加熱装置18によっ
て加熱される。
【0006】一方、真空チャンバ11の外には液化原料
供給装置20及び気化器21が設けられている。液化原
料供給装置20では図示しない原料タンクや送給ポンプ
などの送給手段を備えており、原料タンクには強誘電体
膜の原料となる有機金属が溶媒や加熱などにより液化し
た状態で貯溜されている。そして、これらの液化原料は
混合されて送給手段により気化器21へと送給され、こ
こで気化された後、原料ガス供給部17を介して真空チ
ャンバ11内に供給される。その結果、所定の成膜温度
に加熱された基板12上に熱反応により強誘電体の結晶
構造膜が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにPZTやSBTなどの強誘電体膜を従来のMOC
VD装置によって形成する場合には700℃以上の高温
条件で成膜する必要があるのに対して、現在では素子の
微細化対応に伴い、強誘電体膜のストレス低減等を目的
として低温化成膜が必要となっている。
【0008】従って、本発明は上記の事情に鑑み、成膜
温度の低減を図ることができるMOCVD装置を提供す
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明のMOCVD装置は、結晶構造膜の原料として有機
金属を用い、この有機金属を気化させた原料ガスを真空
チャンバ内に供給するとともに真空チャンバ内に設置し
た基板を所定の成膜温度に加熱して、熱反応により基板
上に結晶構造膜を形成するMOCVD装置において、高
周波パワー印加手段を備え、この高周波パワー印加手段
によって真空チャンバ内に印加する高周波パワーで真空
チャンバ内の原料ガスをプラズマ状態にし、このプラズ
マ中の活性粒子により化学的な反応を促進して、基板上
に結晶構造膜を形成するように構成したことを特徴とす
る。
【0010】また、第2発明のMOCVD装置は、第1
発明のMOCVD装置において、結晶構造膜は強誘電体
膜であることを特徴とする。
【0011】また、第3発明のMOCVD装置は、第1
又は第2発明のMOCVD装置において、高周波パワー
印加手段は、高周波電源から給電アンテナへ高周波電力
を供給して、この給電アンテナから放射する電磁波を真
空チャンバ内に入射することにより、真空チャンバ内に
高周波パワーを印加するように構成してなる誘導結合方
式のものであることを特徴とする。
【0012】また、第4発明のMOCVD装置は、第1
又は第2発明のMOCVD装置において、高周波パワー
印加手段は、真空チャンバ内において第1電極としての
基板支持台と第2電極とを平行に対向配置し、これらの
第1電極と第2電極との間に高周波電源から高周波電圧
を印加することにより、真空チャンバ内に高周波パワー
を印加するように構成してなる容量結合方式のものであ
ることを特徴とする。
【0013】また、第5発明のMOCVD装置は、第4
発明のMOCVD装置において、第2電極を中空とし、
この第2電極の基板支持台との対向面に開けた多数の孔
から基板に向けて原料ガスを吹き出すように構成したこ
とを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0015】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る誘導結合方式を採用したのMOCVD装置の
構成図である。同図に示すように、真空チャンバ31に
は排気口32が設けられており、この排気口32から真
空チャンバ31内のガスを排気することによって真空チ
ャンバ31内を低圧環境としている。真空チャンバ31
内には基板支持台33が設けられ、この基板支持台33
上にSiウエハなどの基板34が載置される。基板34
は、基板支持台33に設けられたヒータ35により、例
えば300℃程度の成膜温度に加熱される。ヒータ35
への給電はヒータ電源36から行われる。なお、基板加
熱手段としては流体による加熱装置などでもよい。
【0016】真空チャンバ31の側面にはヒータノズル
37が設けられている。ヒータノズル37にはヒータ3
8が設けられており、このヒータ38でヒータノズル3
7を加熱することにより、ヒータノズル37から真空チ
ャンバ31内に吹き出す原料ガスが凝結するのを防止し
ている。ヒータ38への給電はヒータ電源39から行わ
れる。なお、ノズル加熱手段としては流体による加熱装
置などでもよい。
【0017】一方、真空チャンバ31の外には液化原料
供給装置40及び気化器41が設けられている。液化原
料供給装置40では図示しない原料タンクや送給ポンプ
などの送給手段を備えており、原料タンクにはPZTや
SBTなどの強誘電体膜の原料となる有機金属が溶媒や
加熱などにより液化した状態で貯溜されている。PZT
膜の原料となる有機金属としては、例えばPb(C22H19O2)
2 、Zr(OC(CH3)3)4 、Ti(OCH(CH3)2)4が挙げられ、SB
T膜の原料となる有機金属としては、例えばSr(C11H19O
2)2 、Bi(CH3)3、Ta(OC2H5)5が挙げられる。
【0018】これらの液化原料は混合されて送給手段に
より気化器41へと送給され、ここで気化された後、ヒ
ータノズル37を介して真空チャンバ31内に供給され
る。その結果、所定の成膜温度に加熱された基板34上
に熱反応によりPZTやSBTなどの強誘電体の結晶構
造膜が形成される。
【0019】そして、本実施の形態1のMOCVD装置
には、原料ガスをプラズマ状態にするための高周波パワ
ーの印加手段として、誘導結合方式の高周波パワー印加
手段が設けられている。詳述すると、真空チャンバ31
の上端部には電磁波透過窓である天井板44が設けら
れ、この天井板44上にスパイラル状の給電アンテナ4
2が設置されている。また、給電アンテナ42には高周
波電源43が接続されている。
【0020】このため、高周波電源43から給電アンテ
ナ42に高周波電力が供給されると、給電アンテナ42
から放射される電磁波が天井板(電磁波透過窓)44を
介して真空チャンバ31内に入射される。即ち、真空チ
ャンバ31内に高周波パワーが印加される。その結果、
この高周波パワーによって真空チャンバ31内の原料ガ
スがプラズマ状態となり、このプラズマ中の活性粒子に
より化学的な反応が促進されて、基板34上への強誘電
体膜の形成が促進される。
【0021】従って、本実施の形態1のMOCVD装置
によれば、熱反応による成膜にプラズマによる反応が付
加されることになるため、例えば300℃程度の低い成
膜温度で良質な強誘電体膜を形成することができる。ま
た、誘導結合方式の高周波パワー印加手段は、後述する
容量結合方式の高周波パワー印加手段よりもパワー供給
量が大きくてプラズマ密度が高いため、成膜温度をより
低減することができる。
【0022】<実施の形態2>図2は本発明の実施の形
態2に係る容量結合方式を採用したMOCVD装置の構
成図である。同図に示すように、真空チャンバ51には
排気口52が設けられており、この排気口52から真空
チャンバ51内のガスを排気することによって真空チャ
ンバ51内を低圧環境としている。真空チャンバ51内
には基板支持台53が設けられ、この基板支持台53上
にSiウエハなどの基板54が載置される。基板支持台
53はアースされており、第1電極としても機能する。
基板54は、基板支持台53に設けられたヒータ55に
より、例えば500℃程度の成膜温度に加熱される。ヒ
ータ55への給電はヒータ電源56から行われる。な
お、基板加熱手段としては流体による加熱装置などでも
よい。
【0023】真空チャンバ51の側面にはヒータノズル
57が設けられている。ヒータノズル57にはヒータ5
8が設けられており、このヒータ58でヒータノズル5
7を加熱することにより、ヒータノズル57から真空チ
ャンバ51内に吹き出す原料ガスが凝結するのを防止し
ている。ヒータ58への給電はヒータ電源59から行わ
れる。なお、ノズル加熱手段としては流体による加熱装
置などでもよい。
【0024】一方、真空チャンバ51の外には液化原料
供給装置60及び気化器61が設けられている。液化原
料供給装置60では図示しない原料タンクや送給ポンプ
などの送給手段を備えており、原料タンクにはPZTや
SBTなどの強誘電体膜の原料となる有機金属が溶媒や
加熱などにより液化した状態で貯溜されている。PZT
膜やSBT膜の原料となる有機金属の例としては上記の
とおりである。これらの液化原料は混合されて送給手段
により気化器51へと送給され、ここで気化された後、
ヒータノズル57を介して真空チャンバ51内に供給さ
れる。その結果、所定の成膜温度に加熱された基板54
上に熱反応によりPZTやSBTなどの強誘電体の結晶
構造膜が形成される。
【0025】そして、本実施の形態2のMOCVD装置
には、原料ガスをプラズマ状態にするための高周波パワ
ーの印加手段として、容量結合方式の高周波パワー印加
手段が設けられている。詳述すると、真空チャンバ51
内の上部には第2電極63が設けられており、この第2
電極63と第1電極としての基板支持台53とが、真空
チャンバ51内において平行に対向配置されている。ま
た、第2電極63には真空チャンバ51の外に設けた高
周波電源64が接続されている。
【0026】このため、高周波電源64から第1電極
(基板支持台)53と第2電極63との間に高周波電圧
を印加することにより、真空チャンバ51内に高周波パ
ワーが印加される。その結果、この高周波パワーによっ
て真空チャンバ51内の原料ガスがプラズマ状態とな
り、このプラズマ中の活性粒子により化学的な反応が促
進されて、基板54上への強誘電体膜の形成が促進され
る。
【0027】従って、本実施の形態1のMOCVD装置
によれば、熱反応による成膜にプラズマによる反応が付
加されることになるため、例えば500℃程度の低い成
膜温度で良質な強誘電体膜を形成することができる。
【0028】<実施の形態3>図3は本発明の実施の形
態3に係る容量結合方式を採用したMOCVD装置の構
成図である。上記実施の形態2と同様の部分には同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0029】図3に示すように、本実施の形態3のMO
CVD装置では、真空チャンバ51内の上部に第2電極
70が設けられており、この第2電極70と第1電極と
しての基板支持台53とが、真空チャンバ51内におい
て平行に対向配置されている。従って、上記実施の形態
2と同様に、高周波電源64から第1電極(基板支持
台)53と第2電極70との間に高周波電圧を印加し
て、真空チャンバ51内に高周波パワーを印加すると、
この高周波パワーによって真空チャンバ51内の原料ガ
スがプラズマ状態となり、このプラズマ中の活性粒子に
より化学的な反応が促進されて、基板54上への強誘電
体膜の形成が促進される。
【0030】そして、本実施の形態3では第2電極70
が中空になっており、この第2電極70の基板支持台5
3との対向面70aに多数の孔70bが開けられてい
る。従って、気化器61から第2電極70へ供給された
原料ガスは、対向面70aの孔70bから真空チャンバ
51内へ基板支持台53(基板54)に向けて吹き出さ
れる。また、第2電極70にはヒータ71が設けられて
おり、このヒータ71で第2電極70を加熱することに
よって、第2電極70から真空チャンバ51内に吹き出
す原料ガスが凝結するのを防止している。ヒータ71へ
の給電はヒータ電源72から行われる。なお、電極加熱
手段としては流体による加熱装置などでもよい。本実施
の形態3におけるその他の構成は上記実施の形態2と同
様である。
【0031】以上のように、本実施の形態3のMOCV
D装置によれば、第2電極70を中空とし、この第2電
極70の対向面70aの孔70bから基板54に向けて
原料ガスを吹き出すようにしたため、基板54に対して
より均一に原料ガスを供給することができて、より良好
な成膜を行うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態とともに具体的
に説明したように、第1発明のMOCVD装置は、結晶
構造膜の原料として有機金属を用い、この有機金属を気
化させた原料ガスを真空チャンバ内に供給するとともに
真空チャンバ内に設置した基板を所定の成膜温度に加熱
して、熱反応により基板上に結晶構造膜を形成するMO
CVD装置において、高周波パワー印加手段を備え、こ
の高周波パワー印加手段によって真空チャンバ内に印加
する高周波パワーで真空チャンバ内の原料ガスをプラズ
マ状態にし、このプラズマ中の活性粒子により化学的な
反応を促進して、基板上に結晶構造膜を形成するように
構成したことを特徴とする。
【0033】また、第2発明のMOCVD装置は、第1
発明のMOCVD装置において、結晶構造膜は強誘電体
膜であることを特徴とする。
【0034】従って、この第1又は第2発明のMOCV
D装置によれば、熱反応による成膜にプラズマによる反
応が付加されることになるため、低い成膜温度で良質な
強誘電体膜を形成することができる。この効果は特に結
晶構造膜が強誘電体膜である場合により顕著である。
【0035】また、第3発明のMOCVD装置は、第1
又は第2発明のMOCVD装置において、高周波パワー
印加手段は、高周波電源から給電アンテナへ高周波電力
を供給して、この給電アンテナから放射する電磁波を真
空チャンバ内に入射することにより、真空チャンバ内に
高周波パワーを印加するように構成してなる誘導結合方
式のものであることを特徴とする。
【0036】また、第4発明のMOCVD装置は、第1
又は第2発明のMOCVD装置において、高周波パワー
印加手段は、真空チャンバ内において第1電極としての
基板支持台と第2電極とを平行に対向配置し、これらの
第1電極と第2電極との間に高周波電源から高周波電圧
を印加することにより、真空チャンバ内に高周波パワー
を印加するように構成してなる容量結合方式のものであ
ることを特徴とする。
【0037】従って、この第3又は第4発明のMOCV
D装置によれば、上記第1又は第2発明と同様の効果が
得られる。また、誘導結合方式の高周波パワー印加手段
は、容量結合方式の高周波パワー印加手段よりもパワー
供給量が大きくてプラズマ密度が高いため、成膜温度を
より低減することができる。
【0038】また、第5発明のMOCVD装置は、第4
発明のMOCVD装置において、第2電極を中空とし、
この第2電極の基板支持台との対向面に開けた多数の孔
から基板に向けて原料ガスを吹き出すように構成したこ
とを特徴とする。
【0039】従って、この第5発明のMOCVD装置に
よれば、基板に対してより均一に原料ガスを供給するこ
とができて、より良好な成膜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る誘導結合方式を採
用したのMOCVD装置の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る容量結合方式を採
用したMOCVD装置の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る容量結合方式を採
用したMOCVD装置の構成図である。
【図4】強誘電体キャパシタの構成例を示す図である。
【図5】従来のMOCVD装置の構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
31 真空チャンバ 32 排気口 33 基板支持台 34 基板 35 ヒータ 36 ヒータ電源 37 ヒータノズル 38 ヒータ 39 ヒータ電源 40 液化原料供給装置 41 気化器 42 給電アンテナ 43 高周波電源 44 天場板(電磁波透過窓) 51 真空チャンバ 52 排気口 53 基板支持台(第1電極) 54 基板 55 ヒータ 56 ヒータ電源 57 ヒータノズル 58 ヒータ 59 ヒータ電源 60 液化原料供給装置 61 気化器 63 第2電極 64 高周波電源 70 第2電極 70a 対向面 70b 孔 71 ヒータ 72 ヒータ電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶構造膜の原料として有機金属を用
    い、この有機金属を気化させた原料ガスを真空チャンバ
    内に供給するとともに真空チャンバ内に設置した基板を
    所定の成膜温度に加熱して、熱反応により基板上に結晶
    構造膜を形成するMOCVD装置において、 高周波パワー印加手段を備え、この高周波パワー印加手
    段によって真空チャンバ内に印加する高周波パワーで真
    空チャンバ内の原料ガスをプラズマ状態にし、このプラ
    ズマ中の活性粒子により化学的な反応を促進して、基板
    上に結晶構造膜を形成するように構成したことを特徴と
    するMOCVD装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するMOCVD装置にお
    いて、 結晶構造膜は強誘電体膜であることを特徴とするMOC
    VD装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載するMOCVD装
    置において、 高周波パワー印加手段は、高周波電源から給電アンテナ
    へ高周波電力を供給して、この給電アンテナから放射す
    る電磁波を真空チャンバ内に入射することにより、真空
    チャンバ内に高周波パワーを印加するように構成してな
    る誘導結合方式のものであることを特徴とするMOCV
    D装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載するMOCVD装
    置において、 高周波パワー印加手段は、真空チャンバ内において第1
    電極としての基板支持台と第2電極とを平行に対向配置
    し、これらの第1電極と第2電極との間に高周波電源か
    ら高周波電圧を印加することにより、真空チャンバ内に
    高周波パワーを印加するように構成してなる容量結合方
    式のものであることを特徴とするMOCVD装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載するMOCVD装置にお
    いて、 第2電極を中空とし、この第2電極の基板支持台との対
    向面に開けた多数の孔から基板に向けて原料ガスを吹き
    出すように構成したことを特徴とするMOCVD装置。
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