JP2003059560A - フレキシブル配線基板接続用コネクタ - Google Patents

フレキシブル配線基板接続用コネクタ

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JP2003059560A
JP2003059560A JP2001242732A JP2001242732A JP2003059560A JP 2003059560 A JP2003059560 A JP 2003059560A JP 2001242732 A JP2001242732 A JP 2001242732A JP 2001242732 A JP2001242732 A JP 2001242732A JP 2003059560 A JP2003059560 A JP 2003059560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル配線基板(2)の狭ピッチ化が
可能なフレキシブル配線基板接続用コネクタを提供す
る。 【解決手段】 背面コンタクト(6)の背面接触片(6
b)と、挿入開口部(7)から退避する方向に回転する
コンタクト(5)の受圧片(5c)に連動して、挿入開
口部(7)内に突出するコンタクト(5)の接触片(5
b)とを、フレキシブル配線基板(2)を挿入する挿入
開口部(7)に臨ませる。スライダー(4)を挿入開口
部(7)へ挿入し、フレキシブル配線基板(2)の背面
側リードパターン(14a)に、背面コンタクト(6)
の背面接触片(6b)を、表面側リードパターン(13
a)に、コンタクト(5)の接触片(5b)をそれぞれ
弾性接触させることにより、両面にリードパターン(1
3a、14a)を印刷し、実質的に挟ピッチ化したフレ
キシブル配線基板(2)と電気接続が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル配線
基板と電気的に接続するフレキシブル配線基板接続用コ
ネクタに関し、更に詳しくは、挟ピッチ化が求められる
フレキシブル配線基板を、低挿入力で接続できるフレキ
シブル配線基板接続用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフレキシブル配線基板接続用コネ
クタは、電気機器内において、プリント配線基板上に実
装され、フレキシブル配線基板を挿入して接続すること
により、フレキシブル配線基板を介しプリント配線基板
を、他のプリント配線基板若しくは他の電子部品と電気
的に接続している。
【0003】フレキシブル配線基板100(以下、FP
C100と記す)は、図9に示すように、PET(ポリ
エチレンテレフタラート)等の可撓性の絶縁フィルムベ
ース101面に複数本のリードパターン102が印刷さ
れてなる。複数本のリードパターン102は、上記フィ
ルムベース101の幅方向に各々所定間隔おいて配列さ
れ、また各々が上記フィルムベース101の長手方向に
沿って延出形成されている。
【0004】リードパターン102は、ランド部102
a及びリードパターン本体102bからなる。このリー
ドパターン102上には、ランド部102aを除きレジ
スト(図示省略)が積層され、また、隣り合うリードパ
ターン102は、上記のようにフィルムベース101上
に所定間隔おいて配列されることにより、相互に絶縁さ
れている。
【0005】このFPC100は、可撓性を有するた
め、通常、フレキシブル配線基板接続用コネクタ102
側には、ZIF(ゼロ インサーション フォース)構
造が採用されている。ZIF構造は、コネクタ102の
コンタクトからの接触圧を受けずに低挿入力でFPC1
00を挿入可能とするとともに、FPC100を挿入し
た後は、所定の接触圧を持ってコネクタ102のコンタ
クトと接触し、安定した電気接続を図るものである。
【0006】この従来のフレキシブル配線基板コネクタ
102は、図10に示すように、プリント配線基板10
3上に実装される絶縁ハウジング121と、この絶縁ハ
ウジング121内に位置決め固定されたコンタクト12
2と、上記絶縁ハウジング121に対して着脱自在に取
り付けられるスライダー123とを備えてなる。
【0007】絶縁ハウジング121内のコンタクト12
2は、導電性金属板を打ち抜いて形成されたもので、F
PC100に形成されたランド部102aに接触する接
触片122aと、プリント配線基板103を貫通して、
又は貫通せずに同基板103面の回路パターン(図示省
略)と半田付けによって接続される脚部122bとを一
体に有している。
【0008】コンタクト122は、FPC100のリー
ドパターン102のピッチに合わせて、複数のコンタク
ト122が絶縁ハウジング121内に取り付けられるも
ので、細幅のリードパターン102に対応させるため、
打ち抜いた導電性金属板を曲げ加工せずそのまま残し、
接触片122aが打ち抜き方向と直交する方向に弾性変
形するように絶縁ハウジング121内に支持されてい
る。従って、接触片122aの切断面が、FPC100
のランド部102aに弾性接触する。
【0009】このように構成されたフレキシブル配線基
板コネクタ102は、スライダー123を、挿入開口部
121aから引き出した図中破線に示す後退位置とし
て、FPC100を、絶縁ハウジング121の挿入開口
部121aへ、先端から挿入する。
【0010】スライダー123が後退位置にあるときに
は、挿入開口部121aの内壁面とコンタクト122の
接触片122aとの間にFPC100を挿通させるのに
充分な間隙があり、FPC100は、接触片122aか
ら接触圧を受けずに挿入することができる。
【0011】FPC100を挿入した後、スライダー1
23を後退位置から、絶縁ハウジング121内の前進位
置に挿入すると、FPC100の背面がスライダー12
3により押圧され、FPC100を介して接触片122
aが、図10中破線で示す方向に弾性変形し、FPC1
00と弾性接触する。従って、コンタクト122の接触
片122aは、所定の接触圧で、FPC100の各ラン
ド部102aと電気接続する。
【0012】ところで、1枚のFPC100に印刷され
るリードパターン102は、20極(20本配列)ある
いは30極(30本配列)等と多極構成になるが、多極
構成になると、それと同数のコンタクト122を備える
コネクタ102の幅方向寸法は増大する。従って、絶縁
ハウジング121の成形後の幅方向の反りやばらつきが
生じ、各リードパターン102に対して均一の接触圧を
与えにくくなり、接触不良が生じ易くなる。
【0013】更に、コネクタ102が大型化するので、
プリント配線基板103の実装面積も大きくなる。
【0014】そのため、図9に示す従来のFPC100
にあっては、リードパターン配列を極力狭ピッチ化する
ことが望まれていた。
【0015】しかしリードパターン102を単に平行に
配列した図9に示す従来のFPC100にあっては、
0.5mmピッチが限界であり、更に挟ピッチ化するた
めに、図11に示すフレキシブル配線基板110(以
下、FPC110と記す)が出現している。
【0016】これは、フィルムベース111上に形成さ
れるリードパターン112のランド部112aを、千鳥
状に2列にずらして配置したFPC110で、このよう
に配列することによって、リードパターン間のピッチを
実質0.3mmピッチまで狭めることが可能となった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示すようなFPC110にあっても、前列側のランド
部112a1から延出されるリードパターン本体112
bを、後列側のランド部112a2の間にそれらと絶縁
して通す必要があるので、0.3mmピッチ未満のピッ
チとすることはできなかった。このため、フレキシブル
配線基板を挟ピッチ化するには限界が生じ、上述の問題
点を充分解消することができなかった。
【0018】また、従来のFPC100、110のいず
れもが、図9及び図11に示すように、そのリードパタ
ーン102、112(ランド部102a、112b)
が、FPC100、110の片面側にのみ形成されてい
る。このため、一対のコネクタ相互間の接続導体として
上述従来のFPC100(110)を使用する場合に
は、リードパターン102が表面側にあるFPC100
(図12参照)か、裏面側にあるFPC100(図13
参照)かに応じて、それらに合った向き、形状のコンタ
クト122を備えた2種類のフレキシブル配線基板コネ
クタ201、202(図12、図13参照)を用意する
必要があった。なお、図12、図13中のコネクタ20
1、202は概略を示しているもので、スライダー12
3は図示省略している。
【0019】本発明は、フレキシブル配線基板の狭ピッ
チ化が可能なフレキシブル配線基板接続用コネクタを提
供することを目的とする。
【0020】また、一対のコネクタ相互間の接続導体と
してフレキシブル配線基板を使用する際に、1種類のコ
ネクタを用意するだけで接続できるフレキシブル配線基
板接続用コネクタを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1のフレキシブル
配線基板接続用コネクタは、フレキシブル配線基板を挿
入する挿入開口部が凹設された絶縁ハウジングと、所定
の絶縁間隙で互いに平行となるように絶縁ハウジングに
取り付けられ、自由状態でフレキシブル配線基板を挿入
する間隙を残し、挿入開口部に臨む受圧片が、絶縁ハウ
ジングに取り付けられる支持部に一体に片持ち支持され
た多数のコンタクトと、挿入開口部から引き出される後
退位置と挿入開口部へ挿入される前進位置との間で絶縁
ハウジングに進退自在に取り付けられ、後退位置で、挿
入開口部内にフレキシブル配線基板を挿入する間隙が確
保され、前進位置で、フレキシブル配線基板を、コンタ
クトの受圧片へ押圧させるスライダーとを備え、各コン
タクトは、受圧片の基端側に一体に片持ち支持され、自
由状態でフレキシブル配線基板を挿入する間隙を残し、
受圧片と対向する内壁面から挿入開口部に臨む接触片を
有し、スライダーの前進位置で、挿入開口部から退避す
る方向に回転する受圧片に連動させて、接触片を挿入開
口部内に突出させ、挿入開口部に挿入されたフレキシブ
ル配線基板の表面側で対応するリードパターンへ弾性接
触させることを特徴とする。
【0022】上記構造のフレキシブル配線基板接続用コ
ネクタは、外力が加えられない自由状態で、挿入開口部
に受圧片が臨むが、フレキシブル配線基板を挿入する間
隙が残されるので、受圧片からの弾力を受けずに、フレ
キシブル配線基板を挿入できる。
【0023】挿入開口部へスライダーを挿入すると、受
圧片は、その基端側を中心に挿入開口部から退避する方
向に回転する。接触片は、受圧片の基端側の回転によっ
て、挿入開口部に突出する方向に回転し、挿入開口部に
挿入されたフレキシブル配線基板の対応するリードパタ
ーンに弾性接触する。
【0024】スライダーを引き出すと、接触片と受圧片
は、コンタクト自身の弾性により自由状態の原位置に復
帰し、挿入開口部内には、フレキシブル配線基板の間隙
が形成される。その結果、フレキシブル配線基板を、受
圧片からの弾力を受けずに、絶縁ハウジングから引き出
すことができる。
【0025】待機中に、接触片を、挿入開口部内に突出
させなくても、ZIF構造による接続が可能で、異物が
誤って挿入開口部内に入っても、接触片への接触でショ
ートすることがない。
【0026】請求項2のフレキシブル配線基板接続用コ
ネクタは、スライダーの前進位置で、受圧片を、フレキ
シブル配線基板の背面側に露出するリードパターンへ、
弾性接触させることを特徴とする。
【0027】フレキシブルは配線基板の表面側のリード
パターンには、接触片が、背面側のリードパターンに
は、受圧片がそれぞれ弾性接触する。
【0028】従って、同一部品で、表裏、いずれにリー
ドパターンが露出するフレキシブル配線基板であって
も、電気接続できる。
【0029】請求項3のフレキシブル配線基板接続用コ
ネクタは、各コンタクトが、導電性金属板を打ち抜いて
板状に形成され、U字状に打ち抜いて形成される受圧片
と接触片を、それぞれ打ち抜き方向と直交する方向に弾
性変形させることを特徴とする。
【0030】各コンタクトは、打ち抜いたままの単純な
形状であるため成形が容易であり、また、受圧片と接触
片を直交する方向に弾性変形させるので、挟ピッチ化し
たリードパターンに対応させて絶縁ハウジングに配置す
ることができ、また、絶縁ハウジングの幅方向の長さが
長くならず、コネクタの小型化が可能となる。
【0031】請求項4のフレキシブル配線基板接続用コ
ネクタは、コンタクトと絶縁して、背面コンタクトが絶
縁ハウジングに取り付けられ、背面コンタクトの片持ち
支持される背面接触片が、自由状態でフレキシブル配線
基板を挿入する間隙を残し、受圧片が臨む部位の後退位
置側で挿入開口部に臨み、スライダーの前進位置で、受
圧片を、接触片が弾性接触するフレキシブル配線基板の
背面側の絶縁被覆部へ弾性接触させるとともに、背面接
触片を、フレキシブル配線基板の背面側に露出するリー
ドパターンへ、弾性接触させることを特徴とする。
【0032】フレキシブル配線基板の表裏、別々に露出
するリードパターンにそれぞれコンタクトと背面コンタ
クトを接触させるので、フレキシブル配線基板の幅方向
に配列されるリードパターンのピッチを、実質的に挟ピ
ッチ化させることができる。
【0033】また、スライダーの挿入開口部への挿入の
際に、背面接触片と受圧片への押圧位置が前後にずれる
ので、押圧力が分散され、軽操作力でスライダーを挿
入、引き出すことができる。
【0034】フレキシブル配線基板の両面に対応させ
て、その両側にスライダを設ける必要がないので、コネ
クタを薄型化でき、また、1個のスライダーを用いるだ
けであるので、部品点数が増加しない。
【0035】請求項5のフレキシブル配線基板接続用コ
ネクタは、コンタクトと背面コンタクトが、それぞれ導
電性金属板を打ち抜いて板状に形成され、コンタクトの
受圧片と接触片及び背面コンタクトの背面接触片を、そ
れぞれ打ち抜き方向と直交する方向に弾性変形させるこ
とを特徴とする。
【0036】多数のコンタクトと背面コンタクトを、挟
ピッチ化したリードパターンに対応させて配置させるこ
とができ、また、コネクタの幅方向が拡大しない。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施の形態に
係るフレキシブル配線基板接続用コネクタ1(以下、コ
ネクタ1と記す)と、コネクタ1に用いるフレキシブル
配線基板2(以下、FPC2と記す)を図1乃至図6を
用いて説明する。図1は、スライダー4を後退位置まで
引き出した待機状態のコネクタ1を、コンタクト5に沿
って切断して示すの縦断面図、図2は、待機状態のコネ
クタ1へ、FPC2を挿入した状態を示す同縦断面図、
図3は、スライダー4を前進位置まで挿入した接続状態
を示す同縦断面図、図4(a)、(b)は、FPC2の
背面図と側面図、図5は、コネクタ1の平面図、図6
は、同正面図である。
【0038】これらの図に示すように、コネクタ1は、
絶縁ハウジング3とスライダー4と、絶縁ハウジング3
に取り付けられる複数のコンタクト5及び背面コンタク
ト6で構成されている。
【0039】絶縁ハウジング3は、絶縁性プラスチック
樹脂によって細長の直方体状に成形されている。この絶
縁ハウジング3には、後方(図1において左方)の正面
から前方(同図右方)に向かって、FPC2を挿入する
挿入開口部7が、横長スリット状に凹設されている。ま
た、絶縁ハウジング3の前方には、挿入開口部7と交差
する上下方向に、コンタクト5を位置決め収容する前方
収容溝8が、後方には、背面コンタクト6を位置決め収
容する後方収容溝9が、それぞれ凹設されている。
【0040】一組の前方収容溝8と後方収容溝9は、前
後方向、すなわちスライダー4の挿入方向に沿って凹設
され、同形状の多数組の前方収容溝8及び後方収容溝9
が、絶縁ハウジング3の長手方向(図5、図6において
左右方向)に沿った複数の位置に等間隔で穿設され、各
複数のコンタクト5、背面コンタクト6を、互いに平行
に絶縁ハウジング3に配置している。
【0041】この絶縁ハウジング3の前後方向に進退自
在に、スライダー4が取り付けられる。スライダー4
は、前方に水平に突設された押圧板部10と、操作部1
1とを絶縁性プラスチック樹脂によって一体に成形した
ものである。押圧板部10は、挿入開口部7へ前後方向
に挿入自在となるように、挿入開口部7内に遊嵌する外
形となっていている。
【0042】操作部11は、この押圧板部10の後方に
連続し、長方形で絶縁ハウジング3の正面を覆う形状に
形成され、その両側に、押圧板部10の両側で前方に突
出する一対の腕部11a、11aが形成されている。こ
の腕部11a、11aは、それぞれ、絶縁ハウジング3
に側壁に沿って摺動し、スライダー4全体を前後方向に
水平に案内している。
【0043】複数の各コンタクト5は、弾性を有する銅
合金などの導電性金属板を図1、図2に示す形状に打ち
抜き、支持部5aと、接触片5b及び受圧片5cが一体
に形成される。支持部5aは、略逆L字状で、L字の角
部に、水平方向に突出する受圧片5cが片持ち支持され
ている。接触片5bは、受圧片5cの基端側に受圧片5
cと平行となるように片持ち支持され、図示するよう
に、受圧片5cとで逆J字状となっている。
【0044】各コンタクト5は、絶縁ハウジング3の前
方から前方収容溝8内に圧入して取り付けられ、取り付
けられた状態で、受圧片5cの自由端は、挿入開口部7
の下方から挿入開口部7内に突出している。受圧片5c
と挿入開口部7を介して対向する内壁面との間には、図
1に示す外力が加わらない自由状態で、FPC2の厚み
以上の隙間が形成されるようになっている。
【0045】また、受圧片5cより短い接触片5bは、
同様に自由状態で、受圧片5cの前方で、挿入開口部7
の上方の部位に、その自由端が臨むようになっている。
【0046】支持部5aの下端は、コンタクト5が取り
付けられた状態で、絶縁ハウジング3の底面前端に露出
し、対応部位に露出するプリント配線基板12のパター
ンに半田接続される。
【0047】背面コンタクト6も、弾性を有する銅合金
などの導電性金属板を打ち抜いて、図1、図2に示す形
状に形成されるもので、前後二股に分岐する脚部6aの
中央から前方に向かって水平に背面接触片6bが片持ち
支持されている。
【0048】背面コンタクト6は、絶縁ハウジング3の
後方から後方収容溝9内に圧入して取り付けられ、取り
付けられた状態で、背面接触片6bの自由端は、コンタ
クト5の受圧片5cが突出する挿入開口部7の後方で、
挿入開口部7の下方から突出している。従って、ここで
は、コンタクト5と同数の背面コンタクト6が絶縁ハウ
ジング3に取り付けられる。
【0049】背面接触片6bと挿入開口部7を介して対
向する内壁面との間にも、同様に、図1に示す外力が加
わらない自由状態で、FPC2の厚み以上の隙間が形成
されるようになっている。
【0050】脚部6aの下端は、背面コンタクト6が取
り付けられた状態で、絶縁ハウジング3の底面後端に露
出し、対応部位に露出するプリント配線基板12のパタ
ーンに半田接続される。
【0051】この第1実施の形態に係るコネクタ1に
は、図4(a)、(b)に示すFPC2が挿入される。
これらの図において、2aは、PET(ポリエチレンテ
レフタレート)等の可撓性の絶縁フィルムベースであ
り、このフィルムベース2aの表面と背面に、それぞれ
複数本の表面側リードパターン13及び背面側リードパ
ターン14が印刷されている。
【0052】これらの複数本のリードパターン13、1
4は、上記フィルムベース2aの幅方向に各々所定間隔
おいて配列され、また各々が上記フィルムベース2aの
長手方向に沿って後方(図4(a)において上方)に延
出形成されている。
【0053】一対の表面側リードパターン13と背面側
のリードパターン14とは、フィルムベース2a(厚み
方向)の表裏で対応する部位に印刷され、また、各リー
ドパターン13、14の端末に形成されるランド部13
a、14aも、FPC2の端末で表裏対応部位に露出し
ている。
【0054】このように、図4に示すFPC2は、表裏
のリードパターン13、14が、互いに他側のリードパ
ターン14、13の配列に拘束されず、フィルムベース
2a上に自由にそのピッチを狭めて配列させることがで
きるので、図9に示す従来のFPC100との比較で、
幅方向の単位長さ当たり実質2倍のリードパターン数が
得られ、同一リードパターン数であれば1/2程度の幅
寸法で形成できることとなる。
【0055】リードパターン13、14上には、ランド
部13a、14aを除きレジスト15が積層され、ま
た、隣り合うリードパターン間は、上記のようにフィル
ムベース2a上に所定間隔おいて配列されることによ
り、相互に絶縁されている。
【0056】後述するように、表面側リードパターン1
3のランド部13aは、コンタクト5の接触片5bと、
背面側リードパターン14のランド部14aは、背面コ
ンタクト6の背面接触片6bとそれぞれ接触するもので
あるが、図4(a)、(b)に示すように、ランド部1
4aの前端も、コンタクト5の受圧片5cに接触し、背
面コンタクト6とショートしないように、レジスト15
で覆われ、絶縁被覆されている。
【0057】以下、このように構成されたフレキシブル
配線基板接続用コネクタ1にFPC2を接続する作用に
ついて説明する。
【0058】始めに、図1に示すように、スライダー4
を、絶縁ハウジング3の後方に引き出した状態で待機す
る。この待機状態では、スライダー4の押圧板部10
は、挿入開口部7から後方に退避した後退位置にあり、
コンタクト5、背面コンタクト6には、外力が加わって
いないので、受圧片5cと背面接触片6bは、それぞれ
対向する内壁面との間に、FPC2の厚さ以上の充分な
間隙が確保された状態で挿入開口部7の下方から突出し
ている。
【0059】従って、この待機状態で、図2に示すよう
に、挿入開口部6から、FPC2を、コンタクト5、背
面コンタクト6のいずれからも、接触圧を受けずに極め
て低挿入力で挿入することができる。
【0060】FPC2を挿入した後、スライダー4の押
圧板部10を、FPC2の表面側に沿って挿入開口部7
内に挿入すると、始めにFPC2を介して全ての背面コ
ンタクト6の各背面接触片6bが押圧され、その撓みに
よる弾性で、背面接触片6bは、FPC2の背面側で、
対応部位に露出する背面側リードパターン14のランド
部14aに弾性接触する。
【0061】更に、図3に示すように、スライダー4の
押圧板部10が挿入開口部7に完全に挿入される前進位
置まで、スライダー4を前方へ挿入すると、押圧板部1
0によって全てのコンタクト5の受圧片5cが、FPC
2を介して押圧され、その基端を中心に図3において反
時計回りに回転する。この回転によって、各接触片5b
が同方向に回転し、その結果、接触片5bの自由端は、
挿入開口部7に挿入されたFPC2の表面側で、対応部
位に露出する表面側リードパターン13のランド部13
aに弾性接触する。
【0062】尚、コンタクト5の受圧片5cも、FPC
2の背面側で、対応部位に露出する背面側リードパター
ン14のランド部14aの方向に弾性変形するが、その
部位は、レジスト15で覆われているので、ランド部1
4aとは電気接続しない。従って、背面側リードパター
ン14を介して、コンタクト5と背面コンタクト6間は
ショートせず、それぞれFPC2の表面側リードパター
ン13と背面側リードパターン14に個別に電気接続す
る。
【0063】スライダー4を再び図2の後退位置まで引
き抜くと、挿入開口部7から押圧板部10が除かれるの
で、受圧片5cは、自由状態に戻り、自身の弾性で、図
2において時計回りに回転し、自由端が挿入開口部7内
に突出するように復帰する。この受圧片5cの回転に連
動して、接触片5bも時計回りに回転し、挿入開口部7
から退避する原位置に復帰する。その結果、FPC2
は、接触片5bから弾力を受けず、また、受圧片5c、
背面接触片6bが突出する挿入開口部7の部位にも、F
PC2の厚さ以上の充分な間隙が形成されるので、挿入
しているFPC2を、コンタクト5、背面コンタクト6
からの接触圧を受けずに低挿入力で引き出することがで
きる。
【0064】図7、図8は、本発明の第2の実施の形態
に係るフレキシブル配線基板接続用コネクタ20(以
下、コネクタ20と記す)を示すもので、このコネクタ
20は、リードパターン102、112が片面側にのみ
形成された図9、図11に示す従来のFPC100やF
PC110を挿入して接続するものであるが、図12、
図13に示すように、FPC100、110の配線上、
表裏いずれの側にリードパターン102、112が表れ
ても、部品交換を要することなく、電気接続するもので
ある。
【0065】図7は、スライダー4を後退位置まで引き
出した待機状態のコネクタ20を、コンタクト5に沿っ
て切断して示すの縦断面図、図8は、スライダー4を前
進位置まで挿入した接続態を示す同縦断面図である。
【0066】第1実施の形態に係るコネクタ1と比較す
ると、背面コンタクト6とこれを位置決め支持する後方
収容溝9が絶縁ハウジング3に設けられていないもので
あり、その他の構成については、略同一であるので、第
1実施の形態と同一、若しくは相当する構成に同一の番
号を付しその説明を省略する。
【0067】以下、この第2の実施の形態に係るコネク
タ20に、FPC100を接続する場合について説明す
る。
【0068】始めに、図7に示すように、スライダー4
を、絶縁ハウジング3の後方に引き出した状態で待機す
る。この待機状態では、スライダー4の押圧板部10
は、挿入開口部7から後方に退避した後退位置にあり、
コンタクト5に外力が加わっていないので、受圧片5c
は、対向する内壁面との間に、FPC100の厚さ以上
の充分な間隙が確保された状態で挿入開口部7の下方か
ら突出している。
【0069】従って、待機状態では、挿入開口部7か
ら、FPC100を、複数のコンタクト5からの接触圧
を受けずに低挿入力で挿入することができる。
【0070】FPC100を挿入した後、スライダー4
を、FPC100の表面側に沿って、図8に示す前進位
置まで挿入開口部7内に挿入すると、スライダー4の押
圧板部10が、FPC100を介して全てのコンタクト
5の受圧片5cを押圧し、受圧片5cは押圧による撓み
で、FPC100の背面側に弾性接触する。
【0071】同時に、受圧片5cは押圧されることによ
りその基端を中心に図8において反時計回りに回転し、
この回転に連動して各接触片5bが同方向に回転し、接
触片5bの自由端も、挿入開口部7に挿入されたFPC
100の表面側に弾性接触する。
【0072】従って、挿入されるFPC100が、図1
2に示すような内部配線状態で、表面側(図中上方の
面)にリードパターン102が表れるFPC100であ
る場合には、その端末に露出するランド部102aに、
対応するコンタクト5の接触片5bが弾性接触し、FP
C100のリードパターン102と個々のコンタクト5
が電気接続する。
【0073】また、挿入されるFPC100が、図13
に示すような内部配線状態で、背面側(図中下方の面)
にリードパターン102が表れるFPC100である場
合には、リードパターン102のランド部102aに、
対応するコンタクト5の受圧片5cが弾性接触し、FP
C100のリードパターン102と個々のコンタクト5
が電気接続する。
【0074】スライダー4を再び図7の後退位置まで引
き抜くと、挿入開口部7から押圧板部10が除かれるの
で、受圧片5cは、自由状態に戻り、自身の弾性で、同
図において時計回りに回転し、自由端が挿入開口部7内
に突出するように復帰する。この受圧片5cの回転に連
動して、接触片5bも時計回りに回転し、挿入開口部7
から退避する原位置に復帰する。その結果、FPC10
0は、接触片5bから弾力を受けず、また、受圧片5c
が突出する挿入開口部7の部位にも、FPC100の厚
さ以上の充分な間隙が形成されるので、挿入しているF
PC100を、コンタクト5からの接触圧を受けずに低
挿入力で引き出することができる。
【0075】従って、この第2の実施の形態に係るコネ
クタ20を用いれば、FPC100やFPC110の配
線方向を意識せずに、その端末を挿入開口部7へ挿入し
て接続することができる。
【0076】尚、コンタクト5は、金属板を打ち抜いて
形成したが、その形状は、上記実施の形態に限らず、受
圧片と接触片が片持ち支持され、受圧片の回動に連動し
て接触片が同方向に回転するものであれば、任意の形状
とすることができる。
【0077】また、以上の実施形態においては、スライ
ダー4の前進位置で、回転する接触片5bの自由端が、
押圧板部10と干渉せずにFPC2の表面側へ弾性接触
するように、コンタクト5の接触片5bを、受圧片5c
より短く形成しているが、この構成に限らず、例えば接
触片5bが回転して当接する押圧板部10の部位に切り
欠きを設けるなどして、回転する接触片5bが押圧板部
10に当接しないような構造とするものであればよい。
【0078】また、絶縁ハウジング3に取り付けられる
背面コンタクト6の数は、コンタクト5の数と必ずしも
同一である必要はなく、更に、背面コンタクト6とコン
タクト5を前後方向の直線上に整列させて絶縁ハウジン
グ3に取り付ける必要はなく、例えば、複数の背面コン
タクト6とコンタクト5を交互に千鳥状に絶縁ハウジン
グ3に取り付けるものであってもよい。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、多数のコンタクト5が絶縁ハウジング3に取り付け
られていていも、低挿入力にてフレキシブル配線基板を
挿入することができる。
【0080】また、フレキシブル配線基板を接続してい
ない待機状態では、接触片を、挿入開口部内に突出させ
なくても、ZIF構造でフレキシブル配線基板に接続で
きるので、異物が誤って挿入開口部内に入り、接触片に
接触してショートしたり、接触片が異物により変形する
ことがない。
【0081】更に、請求項2の発明によれば、挿入開口
部に挿入されるフレキシブル配線基板の表裏、いずれに
リードパターンが露出するものであっても、電気接続で
きる。従って、フレキシブル配線基板の配線状態によっ
て、別のコネクタを用意する必要がない。
【0082】更に、請求項3の発明によれば、コンタク
トに、導電性金属板を打ち抜いただけの板状というシン
プルな形状を採用することで、成形が容易で、しかも、
受圧片と接触片を、打ち抜き方向と直交する方向に弾性
変形させるので、挟ピッチで複数のコンタクトを絶縁ハ
ウジングに取り付けることができ、コネクタの小型化が
可能となる。
【0083】請求項4の発明によれば、フレキシブル配
線基板の表裏、別々に露出するリードパターンにそれぞ
れコンタクトと背面コンタクトを接触させるので、フレ
キシブル配線基板の幅方向に配列されるリードパターン
のピッチを、実質的に挟ピッチ化させることができる。
また、同一数のリードパターンが配列されるフレキシブ
ル配線基板の横幅を狭くすることができ、これに接続す
るフレキシブル配線基板用コネクタの絶縁ハウジングの
横幅も短くなる。従って、絶縁ハウジングを細長とする
ことによる成形の際のそり、ひけ等が生じにくく、ま
た、フレキシブル配線基板との接続の際に、中央が外方
に膨らみ、中央のコンタクトによる接触圧が得られない
という問題がなくなる。
【0084】更に、スライダーの挿入開口部への挿入の
際に、背面接触片と受圧片への押圧位置が前後にずれる
ので、押圧力が分散され、軽操作力でスライダーを挿入
若しくは引き出すことができる。
【0085】更に、フレキシブル配線基板の表裏に表れ
るリードパターンと接触するコンタクト、背面コンタク
トに対応させて、それぞれにスライダを設けることな
く、一側に配置した1個のスライダーを用いるだけで、
ZIF構造のコネクタが得られる。従って、スライダー
の部品数が増加することなく、一側のみに配置するの
で、コネクタを薄型化でき、更に、一度のスライダーの
挿抜操作で、ZIFの操作ができる。
【0086】請求項5の発明は、請求項4の発明に加
え、更に、コンタクトと背面コンタクトを、導電性金属
板を打ち抜いただけの板状というシンプルな形状を採用
することで、成形が容易で、しかも、コンタクトの受圧
片と接触片及び背面コンタクトの背面接触片を、打ち抜
き方向と直交する方向に弾性変形させるので、挟ピッチ
で複数のコンタクトを絶縁ハウジングに取り付けること
ができ、コネクタの小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るフレキシブル配
線基板接続用コネクタ1の待機状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】待機状態からフレキシブル配線基板2を挿入し
た状態を示すフレキシブル配線基板接続用コネクタ1の
縦断面図である。
【図3】フレキシブル配線基板接続用コネクタ1の接続
状態を示す縦断面図である。
【図4】フレキシブル配線基板接続用コネクタ1に接続
するフレキシブル配線基板の端末部を示す、(a)は、
一部省略背面図、(b)は、側面図である。
【図5】フレキシブル配線基板接続用コネクタ1の平面
図である。
【図6】フレキシブル配線基板接続用コネクタ1の正面
図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係るフレキシブル配
線基板接続用コネクタ20の待機状態を示す縦断面図で
ある。
【図8】フレキシブル配線基板接続用コネクタ20の接
続状態を示す縦断面図である。
【図9】フレキシブル配線基板100の端末部を一部省
略して示す平面図である。
【図10】フレキシブル配線基板100が装着されるF
PC接続用コネクタ102の断面図である。
【図11】狭ピッチ化が図られた従来のフレキシブル配
線基板110を一部省略して示す平面図である。
【図12】一対のコネクタ相互間の接続導体として図9
のフレキシブル配線基板100を使用した場合のコネク
タ相互接続構造を示す断面図である。
【図13】同じくフレキシブル配線基板100を使用し
た場合のコネクタ相互接続構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1、20 フレキシブル配線基板接続用コネクタ 2 フレキシブル配線基板 3 絶縁ハウジング 4 スライダー 5 コンタクト 5a 支持部 5b 接触片 5c 受圧片 6 背面コンタクト 6b 背面接触片 7 挿入開口部 14 背面側リードパターン 15 レジスト(絶縁被覆部) 100 フレキシブル配線基板 102 リードパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA18 BB02 BB22 BB23 CC23 CC26 DD07 EE03 GG08 HH06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル配線基板(100)を挿入
    する挿入開口部(7)が凹設された絶縁ハウジング
    (3)と、 所定の絶縁間隙で互いに平行となるように絶縁ハウジン
    グ(3)に取り付けられ、自由状態でフレキシブル配線
    基板(100)を挿入する間隙を残し、挿入開口部
    (7)に臨む受圧片(5c)が、絶縁ハウジング(3)
    に取り付けられる支持部(5a)に一体に片持ち支持さ
    れた多数のコンタクト(5)と、 挿入開口部(7)から引き出される後退位置と挿入開口
    部(7)へ挿入される前進位置との間で絶縁ハウジング
    (3)に進退自在に取り付けられ、後退位置で、挿入開
    口部(7)内にフレキシブル配線基板(100)を挿入
    する間隙が確保され、前進位置で、フレキシブル配線基
    板(100)を、コンタクト(5)の受圧片(5c)へ
    押圧させるスライダー(4)とを備え、 各コンタクト(5)は、受圧片(5c)の基端側に一体
    に片持ち支持され、自由状態でフレキシブル配線基板
    (100)を挿入する間隙を残し、受圧片(5c)と対
    向する内壁面から挿入開口部(7)に臨む接触片(5
    b)を有し、 スライダー(4)の前進位置で、挿入開口部(7)から
    退避する方向に回転する受圧片(5c)に連動させて、
    接触片(5b)を挿入開口部(7)内に突出させ、挿入
    開口部(7)に挿入されたフレキシブル配線基板(10
    0)の表面側で対応するリードパターン(102)へ弾
    性接触させることを特徴とするフレキシブル配線基板接
    続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 スライダー(4)の前進位置で、受圧片
    (5c)を、フレキシブル配線基板(100)の背面側
    に露出するリードパターン(102)へ、弾性接触させ
    ることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル配線基
    板接続用コネクタ。
  3. 【請求項3】 各コンタクト(5)は、導電性金属板を
    打ち抜いて板状に形成され、U字状に打ち抜いて形成さ
    れる受圧片(5c)と接触片(5b)を、それぞれ打ち
    抜き方向と直交する方向に弾性変形させることを特徴と
    する請求項1又は2のいずれか1項に記載のフレキシブ
    ル配線基板接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 コンタクト(5)と絶縁して、背面コン
    タクト(6)が絶縁ハウジング(3)に取り付けられ、 背面コンタクト(6)の片持ち支持される背面接触片
    (6b)が、自由状態でフレキシブル配線基板(2)を
    挿入する間隙を残し、受圧片(5c)が臨む部位の後退
    位置側で挿入開口部(7)に臨み、 スライダー(4)の前進位置で、受圧片(5c)を、接
    触片(5b)が弾性接触するフレキシブル配線基板
    (2)の背面側の絶縁被覆部(15)へ弾性接触させる
    とともに、背面接触片(6b)を、フレキシブル配線基
    板(2)の背面側に露出するリードパターン(14)
    へ、弾性接触させることを特徴とする請求項1記載のフ
    レキシブル配線基板接続用コネクタ。
  5. 【請求項5】 コンタクト(5)と背面コンタクト
    (6)は、それぞれ導電性金属板を打ち抜いて板状に形
    成され、コンタクト(5)の受圧片(5c)と接触片
    (5b)及び背面コンタクト(6)の背面接触片(6
    b)を、それぞれ打ち抜き方向と直交する方向に弾性変
    形させることを特徴とする請求項4に記載のフレキシブ
    ル配線基板接続用コネクタ。
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