JP2003059173A - 録音方法及び録音システム - Google Patents

録音方法及び録音システム

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JP2003059173A
JP2003059173A JP2001246956A JP2001246956A JP2003059173A JP 2003059173 A JP2003059173 A JP 2003059173A JP 2001246956 A JP2001246956 A JP 2001246956A JP 2001246956 A JP2001246956 A JP 2001246956A JP 2003059173 A JP2003059173 A JP 2003059173A
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JP2001246956A
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Toshihiko Osada
俊彦 長田
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる記録媒体間で曲の複写をするときに、
録音品質を保ちながら曲の途切れを少なくする。 【解決手段】 光ピックアップ131から入力された信
号に基づき、CDに録音されている複数の曲の各曲調
が、制御部120により求められる。制御部220によ
り、CDに録音されている各曲の圧縮率を、曲調に応じ
て設定される。信号処理回路230により、CDの曲の
音響データ群が、設定された圧縮率で圧縮され、MDに
書込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、録音方法及び録音
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、曲等を録音することができる
記録媒体の種類が増加し、用途に応じて使い分けされて
いる。そのため、異なる種類の記録媒体間で、曲等を複
写する必要性も増加している。例えば、CD(Compact
Disk)に録音されている曲を、携帯しやすいMD(Mini
Disk)に録音して複写することもある。
【0003】CDの曲をMDに録音する際の録音システ
ムには、CDの曲を再生する機能とMDへ録音する機能
とを有するミニコンポーネントステレオ等がある。数年
前までの録音システムには、データを圧縮率1/5に圧
縮するステレオモード(以下“SP”モードという)し
か、録音モードを持っていなかった。そのため、CDに
録音されたステレオ曲をMDに録音する際には、MDに
は80分の録音しかできなかった。
【0004】ところが、MDの新たなデータ圧縮方式で
あるATRAC3(Adaptive Transform Acoustic Codi
ng 3)が「MDLP」規格に採用されてからは、その
ATRAC3でもデータ圧縮を行える録音システムが、
一般に出回っている。ATRAC3には、データ圧縮率
が1/10の“LP2”モードと、データ圧縮率が1/
20の“LP4”モードとがある。“LP2”モードで
録音すると、MDの録音時間を従来の2倍にでき、“L
P4”モードで録音すると、MDの録音時間を従来の4
倍にできる。
【0005】ATRAC3でデータ圧縮を行う録音シス
テムは、従来の“SP”モードと、“LP2”モード、
“LP4”モードの合計3モードの圧縮ができる。この
ような三種類のモードを持つ録音システムを用いて、C
Dに録音されている複数の曲をMDに録音する際には、
予め三種類のモードから1つのモードを設定し、設定し
たモードで録音を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
での録音方法では、予め設定された録音モードでMDの
録音を行うので、その録音モードの設定によっては、C
Dの録音対象の曲をすべてMDに複写する前に、MDへ
の録音が終了し、曲が途中で途切れることがあった。こ
のような曲の途切れを嫌って、録音モードの設定を“L
P4”モードにすると、音質が劣化し、曲調によっては
満足を得られる録音ができないこともあった。
【0007】本発明は、このような現状を鑑みてなされ
たものであり、録音品質をある程度保ち、且つ、録音す
る曲をすべて録音できる可能性を高くすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係る録音方法は、録音対象の
複数の音響データ群における音の状態をそれぞれ求める
音状態調査処理と、前記音の状態に基づき前記音響デー
タ群ごとにデータの圧縮率を設定する圧縮率設定処理
と、前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれ
ぞれデータを圧縮して録音先の記録媒体に録音する録音
処理と、を含むことを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明の第2
の観点に係る録音方法は、録音対象の複数の音響データ
群を録音先の記録媒体に録音する際にデータの圧縮が必
要か否かを判定し、前記判定の結果により前記圧縮が不
要なときには、前記複数の音響データ群を圧縮せずに前
記録音先の記録媒体に録音し、前記判定の結果により圧
縮が必要なときには、前記複数の音響データ群における
音の状態をそれぞれ求める音状態調査処理と、該音の状
態に基づき該音響データ群ごとに録音時のデータの圧縮
率を設定する圧縮率設定処理と、該各音響データ群を該
設定された圧縮率でそれぞれデータを圧縮して前記録音
先の記録媒体に録音する録音処理とを行う、ことを特徴
とする。
【0010】上記目的を達成するために、本発明の第3
の観点に係る録音方法は、録音対象の複数の音響データ
群における音の状態をそれぞれ求める音状態調査処理
と、前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとにデー
タの圧縮率を設定する圧縮率設定処理と、前記複数の音
響データ群の各音響データ群を前記各圧縮率で圧縮した
ときに録音先の記録媒体に該複数の音響データ群をすべ
て録音できるか否かを判断する録音可否判定処理と、前
記録音可否判定処理で録音できると判定したときに、前
記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ圧
縮して前記録音先の記録媒体に録音する録音処理と、を
含むことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の第4
の観点に係る録音方法は、録音対象の複数の音響データ
群を録音先の記録媒体に録音する際にデータの圧縮が必
要か否かを判定し、前記判定の結果により前記圧縮が不
要なときには、前記複数の音響データ群を圧縮せずに前
記録音先の記録媒体に録音し、前記判定の結果により圧
縮が必要なときには、前記録音対象の複数の音響データ
群における音の状態をそれぞれ求める音状態調査処理
と、該音の状態に基づき該音響データ群ごとにデータの
圧縮率を設定する圧縮率設定処理と、該複数の音響デー
タ群の各音響データ群を該各圧縮率で圧縮したときに録
音先の記録媒体に該複数の音響データ群をすべて録音で
きるか否かを判断する録音可否判定処理と、該録音可否
判定処理で録音できると判定したときに、該各音響デー
タ群を設定された圧縮率でそれぞれ圧縮して該録音先の
記録媒体に録音する録音処理とを行う、ことを特徴とす
る。
【0012】なお、第1から第4の観点に係る録音方法
において、前記各音響データ群は、曲としてもよい。ま
た、前記複数の音響データ群は、前記録音先の記録媒体
とは異なる他の記録媒体に録音されていてもよい。ま
た、前記音状態調査処理では、前記各音響データ群の一
部の期間をそれぞれ調査し、該調査結果を前記音の状態
にしてもよい。また、前記音状態調査処理では、前記各
音響データ群において音が所定値よりも大きく且つ局部
的なピーク値を取るところの間隔を調べ、該間隔を前記
調査結果としてもよい。
【0013】また、前記圧縮率設定処理は、前記調査結
果の間隔に長短がある場合に、該間隔が長い方の音響デ
ータ群に、該間隔が短い方の音響データ群よりも低い前
記圧縮率を設定してもよい。また、前記圧縮率設定処理
は、前記調査結果の間隔に長短がある場合に、該間隔が
長い方の音響データ群に、該間隔が短い方の音響データ
群よりも高い前記圧縮率を設定してもよい。
【0014】上記目的を達成するために、本発明の第5
の観点に係る録音システムは、録音対象の複数の音響デ
ータ群が録音されている記録媒体にアクセスして各音響
データの音の状態をそれぞれ調べる音状態調査手段と、
前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとに録音時の
データの圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、前記各音
響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ圧縮して
録音先の記録媒体に録音する録音手段とを、備えること
を特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために、本発明の第6
の観点に係る録音システムは、録音対象の複数の音響デ
ータ群を録音先の記録媒体に録音する際にデータの圧縮
が必要か否かを判定する要否判定手段と、前記要否判定
部の判定の結果により前記圧縮が不要なときには、前記
複数の音響データ群を圧縮せずに前記録音先の記録媒体
に録音する原音録音手段と、前記要否判定部の判定の結
果により前記圧縮が必要なときには、録音対象の複数の
音響データ群が録音されている記録媒体にアクセスして
各音響データの音の状態をそれぞれ調べる音状態調査手
段と、前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとに録
音時のデータの圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、前
記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ圧
縮して録音先の記録媒体に録音する録音手段とを、備え
ることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために、本発明の第7
の観点に係る録音システムは、録音対象の複数の音響デ
ータ群における音の状態をそれぞれ求める音状態調査手
段と、前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとにデ
ータの圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、前記複数の
音響データ群の各音響データ群を前記各圧縮率で圧縮し
たときに録音先の記録媒体に該複数の音響データ群をす
べて録音できるか否かを判断する録音可否判定手段と、
前記録音可否判定処理で録音できると判定したときに、
前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
圧縮して前記録音先の記録媒体に録音する録音手段と、
を備えることを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために、本発明の第8
の観点に係る録音システムは、録音対象の複数の音響デ
ータ群を録音先の記録媒体に録音する際にデータの圧縮
が必要か否かを判定する要否判定手段と、前記要否判定
手段の判定の結果により前記圧縮が不要なときには、前
記複数の音響データ群を圧縮せずに前記録音先の記録媒
体に録音する原音録音手段と、前記要否判定手段の判定
の結果により前記圧縮が必要なときには、前記録音対象
の複数の音響データ群における音の状態をそれぞれ求め
る音状態調査手段と、前記音の状態に基づき前記音響デ
ータ群ごとにデータの圧縮率を設定する圧縮率設定手段
と、前記複数の音響データ群の各音響データ群を前記各
圧縮率で圧縮したときに録音先の記録媒体に該複数の音
響データ群をすべて録音できるか否かを判断する録音可
否判定手段と、前記録音可否判定処理で録音できると判
定したときに、前記各音響データ群を前記設定された圧
縮率でそれぞれ圧縮して前記録音先の記録媒体に録音す
る録音手段と、を備えることを特徴とする。
【0018】なお、本発明の第5から第8の観点に係る
録音システムにおいて、前記各音響データ群は、曲とし
てもよい。また、前記音状態調査手段は、前記各音響デ
ータ群の一部の期間を調査し、該調査結果を前記音の状
態にしてもよい。また、前記音状態調査手段は、前記各
音響データ群における音が所定値よりも大きく且つ局部
的なピーク値を取るところの間隔を調べ、該間隔を前記
調査結果にしてもよい。
【0019】また、前記圧縮率設定手段は、前記調査結
果の間隔に長短がある場合に、該間隔が長い方の音響デ
ータ群に、該間隔が短い方の音響データ群よりも高い前
記圧縮率を設定してもよい。また、前記圧縮率設定手段
は、前記調査結果の間隔に長短がある場合に、該間隔が
長い方の音響データ群に、該間隔が短い方の音響データ
群よりも低い前記圧縮率を設定してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
オーディオ装置の構成図である。図2は、図1中の制御
部の機能ブロック図である。このオーディオ装置は、C
D部100とMD部200とから構成され、CD,MD
にそれぞれ録音されている曲を再生すると共に、CDに
録音されている曲をMDに録音する機能を持つ。即ち、
本オーディオ装置は、再生システムであると共に録音シ
ステムでもある。
【0021】CD部100には、CDメカ部111と、
キー入力部112と、表示部113と、これらのCDメ
カ部111、キー入力部112及び表示部113に接続
された制御部120と、制御部120に接続された信号
処理回路130とを、備えている。信号処理回路130
には、光ピックアップ131と、トラッキングスレッド
サーボ回路132と、スピンドルサーボ回路133と、
デジタル−アナログ変換回路(以下、DACという)1
34とが接続されている。
【0022】CDには、複数の曲をそれぞれ示す音響デ
ータ群が録音されていると共に、各音響データ群のイン
デックス情報となるTOC情報(Table of Contents)
が書込まれている。CDメカ部111は、CDを装着す
る機構である。キー入力部112には、図示しない再生
キー、停止キー、録音キー等の使用者が操作する各種キ
ーが配置されている。
【0023】制御部120は、図示しないカウンタ及び
タイマを内蔵するCPU(CentralProcessing Unit)
から構成され、図2のように、CDの曲の音の状態を調
べる音状態調査部121と、制御信号や指示を作成する
指示作成部122と、MDに対する録音を行うか否かを
判定する録音可否判定部123とを有する。MDにCD
の曲を録音するときには、指示作成部122は、各曲の
曲調を示す曲調信号を作成してMD部200側に与え
る。
【0024】信号処理回路130は、例えばDSP(Di
gital Signal Processor)から構成され、トラッキン
グスレッドサーボ回路132及びスピンドルサーボ回路
133に制御信号を与えて駆動する。また、光ピックア
ップ131から入力された信号から、ディジタルの音響
データ、CDに録音されている曲のTOC情報、及び後
述するサンプリング信号を再生する。
【0025】光ピックアップ131は、図示しない半導
体レーザと光検出器とを有し、CDにビームを照射し、
その反射光を入力して反射光に対応する信号を信号処理
回路130に与える。スピンドルサーボ回路133は、
信号処理回路130から制御信号を入力し、その制御信
号に基づき図示しないスピンドルモータを制御してCD
の回転速度を調整する。
【0026】トラッキングスレッドサーボ回路132
は、図示しないスレッドモータに接続され、信号処理回
路130から与えられた制御信号に基づきスレッドモー
タを制御し、光ピックアップ131の位置調整を行う。
DAC134は、図示しないスピーカに接続され、信号
処理回路130が出力する音響データを、アナログデー
タに変換してスピーカに与える。
【0027】一方、MD部200は、MDを装着するM
Dメカ部211と、使用者が操作するキーが配列された
キー入力部212と、表示を行う表示部213と、これ
らのMDメカ部211、キー入力部212及び表示部2
13に接続された制御部220とを備えている。制御部
220は、CD部100中の制御部120に通信可能に
接続されると共に、信号処理回路230に接続されてい
る。
【0028】信号処理回路230は、CD部100中の
信号処理回路130に接続されると共に、磁気ヘッドド
ライバ231と、光ピックアップ232と、トラッキン
グスレッドサーボ回路233と、スピンドルサーボ回路
234と、DAC235と、メモリ236とに接続され
ている。
【0029】制御部220は、カウンタを内蔵するCP
Uから構成され、図2のように、圧縮率設定部221
と、MD情報作成部222と、指示作成部223とを有
する。圧縮率設定部221は、制御部120から出力さ
れる曲調信号に基づき、MDに複数の曲を録音する際の
録音モードを設定する。MD情報作成部222は、録音
を行おうとするMDの情報を作成して指示作成部223
或いは制御部120に送信する。指示作成部223は、
キー入力部212から与えられた入力情報、或いは圧縮
率設定部221で設定された録音モードに基づき、信号
処理回路230等に与える指示を作成する。
【0030】信号処理回路230は、DSPで構成され
ている。この信号処理回路230は、磁気ヘッドドライ
バ231、トラッキングスレッドサーボ回路233及び
スピンドルサーボ回路234に制御信号を与える。また
信号処理回路230は、メモリ236を利用し、信号処
理回路130から与えられた音響データの圧縮と、光ピ
ックアップ232から入力された信号の伸長とを行う機
能を持っている。おな、音響データを圧縮するモードに
は、“SP”モード、“LP2”モード、“LP4”モ
ードとがある。
【0031】磁気ヘッドドライバ231は、図示しない
磁気ヘッドに接続され、信号処理回路230から与えら
れる制御信号に基づき、磁界を磁気ヘッドに発生させ
る。光ピックアップ232は、図示しない半導体レーザ
と光検出器とを有し、MDにビームを照射し、その反射
光に対応する信号を信号処理回路230に与える。スピ
ンドルサーボ回路234は、図示しないスピンドルモー
タに接続され、信号処理回路230から与えられる制御
信号に基づき、スピンドルモータを制御してMDの回転
数を調整する。
【0032】トラッキングスレッドサーボ回路233
は、図示しないスレッドモータに接続され、信号処理回
路230から与えられた制御信号に基づきスレッドモー
タを制御して光ピックアップ232の位置調整を行う。
DAC235は、図示しないスピーカに接続され、信号
処理回路230が生成した伸長データを、アナログデー
タに変換してスピーカに与える。
【0033】次に、このオーディオ装置で、CDに録音
されている複数の曲の全曲を一枚のMDに複写録音する
場合の動作を説明する。図3は、CDからMDへの複写
動作を示すフローチャートである。MDに複写録音する
ときには、オーディオ装置の使用者は、録音対象となる
複数の曲が録音されているCDをCDメカ部111に装
着し、曲の録音先になるMDをMDメカ部211に装着
する。CD及びMDの装着を完了した使用者は、キー入
力部112の録音キーを押下する。
【0034】CD部100の制御部120中の指示作成
部122は、録音キーが押下された否かを判別する(ス
テップST1)。ステップST1で押下されたと判別し
た(YES)ときには、指示作成部122は信号処理回
路130に指示を与え、CDに録音されている複数の録
音対象の曲のTOC情報を読出させる。これと同時に、
指示作成部122は、MD部200側の指示作成部22
3に指示を与え、MDの録音残量の取得を指示する。
【0035】指示を受けた信号処理回路130は、トラ
ッキングスレッドサーボ回路132及びスピンドルサー
ボ回路133に制御信号を与えてスレッドモータ及びス
ピンドルモータを駆動する。これにより、光ピックアッ
プ131の図示しない半導体レーザの放射するビームが
CD上を走査する。光ピックアップ131の光センサ
は、CDからの反射光を入力し、反射光に対応する信号
に変換して信号処理回路130へ与える。信号処理回路
130は、光ピックアップ131から与えられた信号か
らTOC情報を抽出し、録音可否判定部123へ与える
(ステップST2)。
【0036】一方、指示作成部223は、信号処理回路
230に、MDの録音残量の取得を指示する。信号処理
回路230は、磁気ヘッドドライバ231、トラッキン
グスレッドサーボ回路233及びスピンドルサーボ回路
234に制御信号を与えて磁気ヘッド、スレッドモータ
及びスピンドルモータを駆動する。これにより、光ピッ
クアップ232の放射するビームがCD上を走査する。
光ピックアップ232の光検出器は、CDからの反射光
を入力し、反射光に対応する信号に変換して信号処理回
路230を介して制御部220へ与える。制御部220
中のMD情報作成部222は、光ピックアップ232か
ら与えられた信号から、MDの録音可能時間を求め、制
御部120中の録音可否判定部123に与える。
【0037】録音可否判定部123は、MDの録音可能
時間及びTOC情報を保持すると共に、CDの各曲のT
OC情報から、それらのすべての曲を“SP”モードで
録音したときの総録音時間を計算し、MDの録音可能時
間と比較する(ステップST3)。
【0038】ステップST3の比較で総録音時間が録音
可能時間よりも少ない場合(NO)には、録音可否判定
部123は、この比較結果を指示作成部122及びMD
部200側の圧縮率設定部221へ通知する。指示作成
部122は、信号処理回路130に再生の開始を指示す
る。ステップST3の比較結果を入力した圧縮率設定部
221は、録音モードに“SP”モードを選択し、指示
作成部223に通知する。指示作成部223は、“S
P”モードで録音を行う指示を作成して、信号処理回路
230に与える。
【0039】信号処理回路130は、トラッキングスレ
ッドサーボ回路132及びスピンドルサーボ回路133
に制御信号を与え、CDの録音対象曲が録音されている
位置に、光ピックアップ131からのビームが順次照射
されるように、スレッドモータ及びスピンドルモータを
駆動する。CDからの反射光が光ピックアップ131の
光検出部に入力され、反射光に対応する信号が光ピック
アップ131から信号処理回路130に入力される。
【0040】ここで、CDには、曲を表すディジタルの
音響データ群の各ビットが記録されているので、光ピッ
クアップ131の光検出器から信号処理回路130に逐
次入力される信号は、音響データの各ビット情報にな
る。信号処理回路130は、その信号からディジタルの
音響データを作成し、作成した音響データを順次MD部
200側の信号処理回路230に与える。
【0041】信号処理回路230は、入力される音響デ
ータをメモリ236に一旦格納し、この音響データを適
宜に読出して“SP”モードで圧縮するための演算を行
う。この演算により、圧縮データが作成される。圧縮デ
ータは再生データの代わりにメモリ236に格納され
る。
【0042】信号処理回路230は、メモリ236に格
納された圧縮データを読出して、読出した圧縮データの
ビット情報を順にMDに書込む処理を繰り返し、圧縮デ
ータ群をMDに録音する(ステップST4)。この録音
では、信号処理回路230は、制御信号をトラッキング
スレッドサーボ回路233及びスピンドルサーボ回路2
34に与え、MDのデータ書込み位置に光ピックアップ
232からのビームが順次照射されるように、スレッド
モータ及びスピンドルモータを駆動する。この状態で、
ビット情報に対応するように、磁気ヘッドドライバ23
1に制御信号を与えて磁気ヘッドに磁界を発生させる。
磁気ヘッドにビット情報に対応する磁界が発生すること
により、各ビット情報がMDに書込まれる。
【0043】CDの録音対象のすべての曲の圧縮データ
がMDに書込まれる前に、キー入力部212又は112
の停止キーが押下されたことを検出した(ステップST
5:YES)とき、或いはすべての曲の圧縮データがM
Dに書込まれたと判断した(ステップST6:YES)
ときには、指示作成部223は、停止の指示を信号処理
回路230及び指示作成部122に与える。これによ
り、録音処理が終了する。
【0044】ステップST3の判定で、総録音時間が録
音可能時間よりも大きいと判定した(YES)ときに
は、制御部120中の指示作成部122及び音状態調査
部121は、音状態調査処理を行う(ステップST
7)。
【0045】図4は、図3中の音状態調査処理を示すフ
ローチャートである。ステップST7の音状態調査処理
は、図4のステップST7−1〜ステップST7−9で
構成される。まず、指示作成部122は、カウンタの値
nに1を設定する(ステップST7−1)。このnの値
は、録音対象の曲の録音順を示すものである。指示作成
部122は、録音可否判定部123が保持する1(=
n)番の曲のTOC情報から、CDを再生したときに1
番目の曲の始まる時刻を求め、その時刻に、1番目の曲
の長さの例えば1/2を加算することで、曲の中央部に
相当する時刻をサーチポイントとして求める(ステップ
ST7−2)。指示作成部122は、サーチポイントを
信号処理回路130に通知し、ステップST7−2で求
めたサーチポイントに対応するCD上の位置をサーチさ
せる(ステップST7−3)。信号処理回路130は、
トラッキングスレッドサーボ回路132及びスピンドル
サーボ回路133に制御信号を与え、光ピックアップ1
31で放射するビームがサーチポイントに当たるように
調整する。
【0046】指示作成部122は、タイマを5秒にセッ
トし(ステップST7−4)、信号処理回路130に制
御信号を送って再生を開始させる(ステップST7−
5)。信号処理回路130は、トラッキングスレッドサ
ーボ回路132及びスピンドルサーボ回路133に制御
信号を送ってサーチポイントから再生を開始する。
【0047】再生を開始すると、光ピックアップ131
から信号処理回路130に音響データのビット情報に対
応する信号が順次入力される。信号処理回路130は、
入力される信号から音響データを作成し、近傍の音のレ
ベルを表す例えば2バイトのディジタルレベルデータを
離散的(例えば5秒間に375回)に音状態調査部12
1に与える。
【0048】図5(a)〜(c)は、モード設定の概念
を示す説明図である。音状態調査部121は、5秒が経
過するまで、入力されたディジタルレベルデータをデコ
ードする(ステップST7−6)。デコードの結果、音
のレベルが閾値THを越えるディジタルレベルデータ3
01を抽出し、その間隔302を求める。
【0049】音状態調査部121は、間隔302の情報
を指示作成部122に与える。この間隔302は、音の
レベルが局部的に大きくなる(極大値を取る)位置の間
隔であり、曲のリズムに相当する。この間隔302によ
り、曲調を推定することができる。指示作成部122
は、図5(a)のように、間隔(A)が短いときには、
「ロック調」の曲であると推定し、図5(c)のよう
に、間隔(C)が長いときには、「バラード調」の曲で
あると推定する。図5(b)のように、間隔(B)が中
間的な値のときには、「ポップ調」の曲であると推定す
る。指示作成部122は、推定結果を曲調情報として圧
縮率設定部221へ与える。
【0050】5秒が経過したことを検出した(ステップ
ST7−7:YES)ときには、指示作成部122は、
それまで曲調を推定していた曲が最終の曲であるか否か
を判定する。最終の曲ではないと判定した(ステップS
T7−8:NO)ときには、指示作成部122は、nに
1を加算し(ステップST7−9)、処理をステップS
T7−2に戻してステップST7−2〜ステップST7
−8を繰り返す。ステップST7−8の判定結果が、最
終曲である(YES)のときには、ステップST7の音
状態調査処理を終了し、処理を図3の圧縮率設定処理に
移す。
【0051】圧縮率設定処理は、ステップST8〜ST
11から構成されている。ステップST8において、制
御部220中の圧縮率設定部221は、録音対象の曲の
曲調情報に基づき、録音対象の曲の録音モードを設定す
る。例えば、「ロック調」であることが曲調情報で示さ
れた曲には、圧縮率設定部221は、“SP”モードを
設定する。「ポップ調」であることが曲調情報で示され
た曲には、圧縮率設定部221は、“LP2”モードを
設定する。「ポップ調」であることが曲調情報で示され
た曲には、圧縮率設定部221は、“LP4”モードを
設定する。即ち、録音対象の各曲の圧縮率がそれぞれ設
定される。
【0052】圧縮率設定部221は、録音対象の各曲の
音響データをステップST8で設定された圧縮率でそれ
ぞれ圧縮して録音するときの総録音時間を計算し、録音
可否判定部123に与える。録音可否判定部123は、
このとき与えられた総録音時間とMDの録音可能時間と
を比較する(ステップST9)。
【0053】ステップST9の比較により、総録音時間
が録音可能時間よりも長いことが判明した(YES)と
きには、圧縮率設定部221は、設定の変更を行う(ス
テップST10)。例えば、ステップST8で“LP
2”モードが設定された曲のモードを“LP4”モード
に変更する。或いは、ステップST8で“SP”モード
が設定された曲のモードを“LP2”モードに変更す
る。或いは、これらの両方の変更を行ってもよい。
【0054】ステップST10でモードの変更を行った
後に、圧縮率設定部221は、録音対象の各曲の音響デ
ータをステップST9で設定された圧縮率でそれぞれ圧
縮して録音するときの総録音時間を計算し、録音可否判
定部123に与える。録音可否判定部123は、このと
き与えられた総録音時間とMDの録音可能時間とを比較
する(ステップST11)。ステップST11の比較に
より、総録音時間がMDの録音可能時間よりも長いこと
が判明した(YES)ときには、指示作成部122は、
録音を行わないことを決定し、処理を停止する。
【0055】ステップST9又はST10で、総録音時
間がMDの録音可能時間よりも短いことが判明した(N
O)ときには、ステップST12の録音処理に処理が移
る。図6は、図3中の録音処理を示すフローチャートで
ある。ステップST12の録音処理は、ステップST1
2−1〜ST12−11から構成されている。
【0056】まず、ステップST12−1において、指
示作成部223は、内蔵するカウンタの値nに1をセッ
トする。このnの値は、録音する曲の順番に相当する。
指示作成部223は、録音順位が1(=n)番目の曲に
対して設定されている録音モードが、“LP2”モード
か否かを判定(ステップST12−2)する。判定の結
果が“LP2”モードのとき(YES)には、指示作成
部223は“LP2”モードで録音を開始させる指示を
作成して、信号処理回路230に与える(ステップST
12−3)。
【0057】ステップST12−2の判定により、“L
P2”モードではないと判定した(NO)ときには、録
音モードが“LP4”モードであるか否かを判定する
(ステップST12−4)。判定の結果が“LP4”モ
ードのとき(YES)には、指示作成部223は“LP
4”モードで録音を開始させる指示を作成して、信号処
理回路230に与える(ステップST12−5)。
【0058】ステップST12−4の判定により、“L
P4”モードではないと判定した(YES)ときには、
指示作成部223は“SP”モードで録音を開始させる
指示を作成し、信号処理回路230に与える(ステップ
ST12−6)。
【0059】なお、ステップST12−3,ST12−
5或いはST12−6では、指示作成部223は、再生
の開始の指示を制御部120中の指示作成部122を介
して信号処理回路130に与える。これにより、1(=
n)番目の曲のMDへの録音が開始される(ステップS
T12−7)。
【0060】MDへの録音は、以下のように、CDの再
生と平行して行われる。CD部100の指示作成部12
2は、信号処理回路130に対して、録音する一番目の
曲の再生を指示する。指示を受けた信号処理回路130
は、光ピックアップ131の放射ビームがCD上の1番
目の曲の記録位置をたどるように、トラッキングスレッ
ドサーボ回路132及びスピンドルサーボ回路133に
制御信号を与える。トラッキングスレッドサーボ回路1
32及びスピンドルサーボ回路133がトラッキングモ
ータ及びスピンドルモータを駆動し、光ピックアップ1
31のCDに対する相対位置を変化させる。
【0061】光ピックアップ131が放射するビームは
CDで反射し、光ピックアップ131の図示しない光検
出器に入射する。光検出器は、入射光に対応する信号を
生成し、信号処理回路130に出力する。ここで、CD
には、曲を表すディジタルの音響データの各ビットが記
録されているので、光ピックアップ131の光検出器か
ら信号処理回路130に逐次入力される信号は、音響デ
ータの各ビット情報になる。信号処理回路130は、そ
の信号からディジタルの音響データを作成し、作成した
音響データを順次MD部200側の信号処理回路230
に与える。
【0062】信号処理回路230から順次入力される音
響データが入力されると、信号処理回路230は、メモ
リ236に音響データを一旦格納し、適宜に音響データ
を読出して演算し、設定された録音モードに対応する圧
縮率でデータを圧縮する。圧縮の結果で生成された圧縮
データは、再びメモリ236に格納される。
【0063】信号処理回路230は、メモリ236に格
納された圧縮データを読出して、読出した圧縮データの
ビット情報を順にMDに書込む処理を繰り返し、圧縮デ
ータ群をMDに録音する。この録音では、信号処理回路
230は、制御信号をトラッキングスレッドサーボ回路
233及びスピンドルサーボ回路234に与え、MDの
データ書込み位置に光ピックアップ232からのビーム
が順次照射されるように、スレッドモータ及びスピンド
ルモータを駆動する。この状態で、ビット情報に対応す
るように、磁気ヘッドドライバ231に制御信号を与え
て図示しない磁気ヘッドに磁界を発生させる。磁気ヘッ
ドにビット情報に対応する磁界が発生することにより、
各ビット情報がMDに書込まれる。
【0064】CDの一番目の曲の再生、或いはMDへの
録音が終了したことを検出した(ステップST12−
8:YES)ときには、指示作成部223は、全曲のM
Dへの録音が終了したか否かを判定する(ステップST
12−9)。ステップST12−9の判定結果が、終了
していない(NO)とき、指示作成部223は、nに1
を加算し(ステップST12−10)、処理をステップ
ST12−2に戻してステップST12−2〜ステップ
ST12−9を繰り返させる。なお、ステップST12
−8で曲の録音の終了を検出する前(NO)に、ステッ
プST12−11で停止キーが押下されたことを検出し
た(YES)ときには、CDからMDへの録音を終了す
る。また、ステップST12−9の判定で全曲の録音が
終了した(YES)ときにも、CDからMDへの録音を
終了する。
【0065】以上のような処理フローによって、CDの
曲をMDに録音すると、MDの録音可能時間以上に相当
する音響データが、MDに録音できる。
【0066】図7は、録音モード選定例を示す説明図で
ある。今、図7のように、CDに再生時間が2分,3
分,3分,5分,2分(合計15分)の5曲が、順に録
音されているものとする。これらの曲に対し、“LP
2”モード、“SP”モード、“SP”モード、“LP
4”モード、“LP2”モードを選定してMDに録音す
ると、各録音時間が1分,3分,3分,1分15秒,1
分(合計9分15秒)になる。よって、合計15分の曲
を録音可能時間が10分のMDにも、録音できることに
なる。
【0067】以上のように、本実施形態では、次のよう
な効果を奏する。 (1) MDに録音する複数の曲に対して、複数の録音
モードから各曲の録音モードを選択し、選択したモード
でMDに録音するので、録音を完了する前に、MDの録
音時間がなくなる可能性を低くできる。よって、曲を完
全に録音しやすくなる。 (2) 曲の音の状態である曲調によって録音モードを
選択するので、曲調で圧縮率が変化し、音質の劣化を感
じさせることを防げる。 (3) 曲の一部の期間から曲調を推定するので、制御
部120の負担を軽減できると共に、処理速度も向上で
きる。
【0068】(4) 音の局部的なピークの間隔から曲
調を求めるので、曲調が求めやすい。 (5) 「ロック調」の曲に“SP”モードを選択し、
「バラード調」の曲に“LP4”モードを選択して録音
するので、「ロック調」の曲の音質劣化が少ない。
【0069】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、次
のようなものがある。 (i) 上記実施形態では、ATRAC3の録音モード
における圧縮率を利用してMDに録音する例を示した
が、ATRAC3以外の録音モードの圧縮率を用いても
よい。 (ii) 録音先の記録媒体のMDは、書込み可能な記録
媒体のCD−W,CD−RWやメモリ等の他の記録媒体
に変えてもよい。 (iii) 録音対象の曲が録音されていたCDは、他の
記録媒体に変えてもよい。
【0070】(iv) 複数枚のCDに録音されている曲
を一枚のMDに録音する場合にも、本発明は適用でき
る。 (v) MDの録音対象は、曲に限定されるものではな
い。例えばラジオ放送を録音したもの、音声メモ、会議
を録音したものであってもよい。この場合、曲調で録音
モードを選択するのではなく、曲調以外の音の状態か
ら、録音モードを選択するようにすればよい。例えば、
曲調以外の音の状態としては、無音区間の長さ、音の高
低、全体的な音のレベル等が考えられる。 (vi) 録音モードの設定の仕方は、上記実施形態のよ
うに曲調の速い曲に“SP”モードを、遅い曲を“LP
4”モードにする必要はなく。逆に、上記実施形態の確
定されず、例えば、曲調の速い「ロック調」の曲に“L
P4”モードを選択し、曲調の遅い「バラード調」の曲
に“SP”モードを選択して録音してもよい。このよう
にすると、「バラード調」の曲の音質劣化が少なくな
る。
【0071】(vii) 音響データに全く圧縮をかけな
いで録音する録音モードを追加し、MDの録音残量か
ら、圧縮の必要性を判断し、必要と判断したときには、
圧縮しないで録音する構成にしてもよい。このようにす
ると、圧縮に要する時間が不要になり、録音速度の高速
化が可能なると共に、音質劣化の少ない録音も可能にな
る。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、録音品質をある態度に保ちつつ、曲のとぎれの少
ない録音が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すオーディオ装置の構成
図である。
【図2】図1中の制御部の機能ブロック図である。
【図3】CDからMDへの複写動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図3中の音状態調査処理を示すフローチャート
である。
【図5】モード設定の概念を示す説明図である。
【図6】図3中の録音処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】録音モード選定例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 CD部 111 CDメカ部 120,220 制御部 121 音状態調査部 122,223 指示作成部 123 録音可否判定部 130,230 信号処理回路 131,232 光ピックアップ 132,233 トラッキングスレッドサーボ回路 133,234 スピンドルサーボ回路 221 圧縮率設定部 222 MD情報作成部 231 磁気ヘッドドライバ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】録音対象の複数の音響データ群における音
    の状態をそれぞれ求める音状態調査処理と、 前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとにデータの
    圧縮率を設定する圧縮率設定処理と、 前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
    データを圧縮して録音先の記録媒体に録音する録音処理
    と、 を含むことを特徴とする録音方法。
  2. 【請求項2】録音対象の複数の音響データ群を録音先の
    記録媒体に録音する際にデータの圧縮が必要か否かを判
    定し、 前記判定の結果により前記圧縮が不要なときには、前記
    複数の音響データ群を圧縮せずに前記録音先の記録媒体
    に録音し、 前記判定の結果により圧縮が必要なときには、前記複数
    の音響データ群における音の状態をそれぞれ求める音状
    態調査処理と、該音の状態に基づき該音響データ群ごと
    に録音時のデータの圧縮率を設定する圧縮率設定処理
    と、該各音響データ群を該設定された圧縮率でそれぞれ
    データを圧縮して前記録音先の記録媒体に録音する録音
    処理とを行う、 ことを特徴とする録音方法。
  3. 【請求項3】録音対象の複数の音響データ群における音
    の状態をそれぞれ求める音状態調査処理と、 前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとにデータの
    圧縮率を設定する圧縮率設定処理と、 前記複数の音響データ群の各音響データ群を前記各圧縮
    率で圧縮したときに録音先の記録媒体に該複数の音響デ
    ータ群をすべて録音できるか否かを判断する録音可否判
    定処理と、 前記録音可否判定処理で録音できると判定したときに、
    前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
    圧縮して前記録音先の記録媒体に録音する録音処理と、 を含むことを特徴とする録音方法。
  4. 【請求項4】録音対象の複数の音響データ群を録音先の
    記録媒体に録音する際にデータの圧縮が必要か否かを判
    定し、 前記判定の結果により前記圧縮が不要なときには、前記
    複数の音響データ群を圧縮せずに前記録音先の記録媒体
    に録音し、 前記判定の結果により圧縮が必要なときには、前記録音
    対象の複数の音響データ群における音の状態をそれぞれ
    求める音状態調査処理と、該音の状態に基づき該音響デ
    ータ群ごとにデータの圧縮率を設定する圧縮率設定処理
    と、該複数の音響データ群の各音響データ群を該各圧縮
    率で圧縮したときに録音先の記録媒体に該複数の音響デ
    ータ群をすべて録音できるか否かを判断する録音可否判
    定処理と、該録音可否判定処理で録音できると判定した
    ときに、該各音響データ群を設定された圧縮率でそれぞ
    れ圧縮して該録音先の記録媒体に録音する録音処理とを
    行う、 ことを特徴とする録音方法。
  5. 【請求項5】前記各音響データ群は、曲であることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の録音方
    法。
  6. 【請求項6】前記複数の音響データ群は、前記録音先の
    記録媒体とは異なる他の記録媒体に録音されていること
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の録
    音方法。
  7. 【請求項7】前記音状態調査処理では、前記各音響デー
    タ群の一部の期間をそれぞれ調査し、該調査結果を前記
    音の状態とすることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れか1項に記載の録音方法。
  8. 【請求項8】前記音状態調査処理では、前記各音響デー
    タ群において音が所定値よりも大きく且つ局部的なピー
    ク値を取るところの間隔を調べ、該間隔を前記調査結果
    とすることを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項
    に記載の録音方法。
  9. 【請求項9】前記圧縮率設定処理は、前記調査結果の間
    隔に長短がある場合に、該間隔が長い方の音響データ群
    に、該間隔が短い方の音響データ群よりも低い前記圧縮
    率を設定することを特徴とする請求項8に記載の録音方
    法。
  10. 【請求項10】前記圧縮率設定処理は、前記調査結果の
    間隔に長短がある場合に、該間隔が長い方の音響データ
    群に、該間隔が短い方の音響データ群よりも高い前記圧
    縮率を設定することを特徴とする請求項8に記載の録音
    方法。
  11. 【請求項11】録音対象の複数の音響データ群が録音さ
    れている記録媒体にアクセスして各音響データの音の状
    態をそれぞれ調べる音状態調査手段と、 前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとに録音時の
    データの圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、 前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
    圧縮して録音先の記録媒体に録音する録音手段とを、 備えることを特徴とする録音システム。
  12. 【請求項12】録音対象の複数の音響データ群を録音先
    の記録媒体に録音する際にデータの圧縮が必要か否かを
    判定する要否判定手段と、 前記要否判定部の判定の結果により前記圧縮が不要なと
    きには、前記複数の音響データ群を圧縮せずに前記録音
    先の記録媒体に録音する原音録音手段と、 前記要否判定部の判定の結果により前記圧縮が必要なと
    きには、録音対象の複数の音響データ群が録音されてい
    る記録媒体にアクセスして各音響データの音の状態をそ
    れぞれ調べる音状態調査手段と、 前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとに録音時の
    データの圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、 前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
    圧縮して録音先の記録媒体に録音する録音手段とを、 備えることを特徴とする録音システム。
  13. 【請求項13】録音対象の複数の音響データ群における
    音の状態をそれぞれ求める音状態調査手段と、 前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとにデータの
    圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、 前記複数の音響データ群の各音響データ群を前記各圧縮
    率で圧縮したときに録音先の記録媒体に該複数の音響デ
    ータ群をすべて録音できるか否かを判断する録音可否判
    定手段と、 前記録音可否判定処理で録音できると判定したときに、
    前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
    圧縮して前記録音先の記録媒体に録音する録音手段と、 を備えることを特徴とする録音システム。
  14. 【請求項14】録音対象の複数の音響データ群を録音先
    の記録媒体に録音する際にデータの圧縮が必要か否かを
    判定する要否判定手段と、 前記要否判定手段の判定の結果により前記圧縮が不要な
    ときには、前記複数の音響データ群を圧縮せずに前記録
    音先の記録媒体に記録する原音録音手段と、 前記要否判定手段の判定の結果により前記圧縮が必要な
    ときには、前記録音対象の複数の音響データ群における
    音の状態をそれぞれ求める音状態調査手段と、 前記音の状態に基づき前記音響データ群ごとにデータの
    圧縮率を設定する圧縮率設定手段と、 前記複数の音響データ群の各音響データ群を前記各圧縮
    率で圧縮したときに録音先の記録媒体に該複数の音響デ
    ータ群をすべて録音できるか否かを判断する録音可否判
    定手段と、 前記録音可否判定処理で録音できると判定したときに、
    前記各音響データ群を前記設定された圧縮率でそれぞれ
    圧縮して前記録音先の記録媒体に録音する録音手段と、 を備えることを特徴とする録音システム。
  15. 【請求項15】前記各音響データ群は、曲であることを
    特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の
    録音システム。
  16. 【請求項16】前記音状態調査手段は、前記各音響デー
    タ群の一部の期間を調査し、該調査結果を前記音の状態
    とすることを特徴とする請求項11乃至15のいずれか
    1項に記載の録音システム。
  17. 【請求項17】前記音状態調査手段は、前記各音響デー
    タ群における音が所定値よりも大きく且つ局部的なピー
    ク値を取るところの間隔を調べ、該間隔を前記調査結果
    とすることを特徴とする請求項11乃至16のいずれか
    1項に記載の録音システム。
  18. 【請求項18】前記圧縮率設定手段は、前記調査結果の
    間隔に長短がある場合に、該間隔が長い方の音響データ
    群に、該間隔が短い方の音響データ群よりも高い前記圧
    縮率を設定することを特徴とする請求項17に記載の録
    音システム。
  19. 【請求項19】前記圧縮率設定手段は、前記調査結果の
    間隔に長短がある場合に、該間隔が長い方の音響データ
    群に、該間隔が短い方の音響データ群よりも低い前記圧
    縮率を設定することを特徴とする請求項17に記載の録
    音システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017097330A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 パナソニック株式会社 音声認識方法及び音声認識装置

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JP2017097330A (ja) * 2015-11-19 2017-06-01 パナソニック株式会社 音声認識方法及び音声認識装置

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