JP2003059111A - 情報記録媒体及びその印刷方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその印刷方法

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JP2003059111A
JP2003059111A JP2001245820A JP2001245820A JP2003059111A JP 2003059111 A JP2003059111 A JP 2003059111A JP 2001245820 A JP2001245820 A JP 2001245820A JP 2001245820 A JP2001245820 A JP 2001245820A JP 2003059111 A JP2003059111 A JP 2003059111A
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Hisamitsu Kamezaki
久光 亀崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷層を有し、フチなしの印刷が可能であっ
て、トナーを積層した場合に印刷層のフチが見えず迫力
のある画像を得ることができる情報記録媒体、及びその
印刷方法の提供。 【解決手段】 (1)基板1上に少なくとも金属層4及
び印刷層10をこの順に設けた情報記録媒体において、
金属層の面積よりも印刷層10の面積が小さいことを特
徴とする情報記録媒体。 (2)印刷層10よりもはみ出し、かつ媒体に転写され
ないトナーを回収することを特徴とする請求項1〜7の
何れかに記載の情報記録媒体の印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いてトナーを転写、定着する画像印刷システムにより印
刷ができる情報記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンターなどを用いて
情報媒体上に印刷を行うことは本出願前公知である。し
かし、従来技術では、情報記録媒体の外周部に印刷の乗
らない部分ができ、印刷画像が小さく見えるなどの問題
があった。また、基板上に金属層と印刷層を有する情報
記録媒体も本出願前公知であるが、印刷層と金属層の位
置関係に言及したものは無く、まして本発明のように外
周部の印刷状態との関連において前記位置関係に言及し
たものは、本発明者の知る限り皆無である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、印刷層を有
し、フチ無しの印刷が可能であって、トナーを積層した
場合に印刷層のフチが見えず迫力のある画像を得ること
ができる情報記録媒体、及びその印刷方法の提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次の1)〜
8)の発明(以下、本発明1〜8いう)によって解決さ
れる。 1) 基板上に少なくとも金属層及び印刷層をこの順に
設けた情報記録媒体において、金属層の面積よりも印刷
層の面積が小さいことを特徴とする情報記録媒体。 2) 基板が透明又は透光性であり、該基板上に直接又
は下地層を介して金属層又は記録層と金属層が設けられ
ており、更に該金属層上に直接又は保護層を介して印刷
層が設けられていることを特徴とする1)記載の情報記
録媒体。 3) 基板が透明又は透光性であり、該基板上に直接又
は下地層を介して記録層が設けられており、該記録層上
に中間層を介して金属層が設けられており、該金属層上
に直接又は保護層を介して印刷層が設けられていること
を特徴とする1)記載の情報記録媒体。 4) 基板が透明又は透光性であり、該基板上に直接又
は下地層を介して金属層又は記録層と金属層が設けられ
ており、該金属層上に、接着層を介して他の透明又は透
光性基板が貼り合わされており、該他の透明又は透光性
基板の上に他の金属層が設けられ、該他の金属層上に、
直接又は保護層を介して印刷層が設けられていることを
特徴とする1)記載の情報記録媒体。 5) 印刷層が金属層よりも0.1mm以上後退して設
けられていることを特徴とする1)〜4)の何れかに記
載の情報記録媒体。 6) 印刷層上に、印刷層よりもはみ出してトナーが付
着していることを特徴とする1)〜5)の何れかに記載
の情報記録媒体。 7) 印刷層よりも0.1mm以上はみ出してトナーが
付着していることを特徴とする6)記載の情報記録媒
体。 8) 印刷層よりもはみ出し、かつ媒体に転写されない
トナーを回収することを特徴とする)1〜7)の何れか
に記載の情報記録媒体の印刷方法。
【0005】以下、上記本発明について詳しく説明す
る。トナーは帯電した金属層に付着する。本発明の情報
記録媒体では、印刷層面が金属層面よりも小さいため、
印刷層面よりも広くトナーが付着する。これによりフチ
無しの印刷が可能となる。図1及び図2に基づいて第1
の実施態様例を説明する。図1は本例の媒体の要部拡大
断面図、図2は本例の媒体の斜視図である。これらの図
から明らかなように、本例の媒体は、片面に微細な凹凸
状のプリフォーマットパターン2が形成された透明又は
透光性基板1、プリフォーマットパターン2上に形成さ
れた記録層3、記録層3の上に被着された金属層(反射
層)4、金属層4を覆うようにコーティングされた保護
層5、保護層5の上に形成された印刷層10から構成さ
れている。
【0006】透明又は透光性基板1としては、例えばポ
リカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリメチ
ルペンテン、エポキシ樹脂などの透明樹脂材料を所望の
形状に成形し、その片面に所望のプリフォーマットパタ
ーンを転写したものや、所望の形状に形成したガラス等
の透明セラミックス板の片面に、所望のプリフォーマッ
トパターンが転写された透明樹脂層を密着したものな
ど、公知に属する任意の透明又は透光性基板を用いるこ
とができる。透明又は透光性基板1がディスク状光記録
媒体(以下、光ディスクという)用のものである場合に
は、図2に示すように、中心部にセンタ孔1aを有する
円盤状に形成される。なお、透明又は透光性基板1の作
製は、公知の手段によって行なうことができる。
【0007】プリフォーマットパターン2は、少なくと
も記録・再生用レーザビームを記録トラックに追従させ
るためのビーム案内部を含んで構成される。図1及び図
2の例では、ビーム案内部が、センタ孔1aと同心の渦
巻状又は同心円状に形成された案内溝2aをもって構成
されており、当該案内溝2aに沿って、アドレスピット
やクロックピット等のプリピット2bが形成されてい
る。プリピット2bが案内溝2a上に重ねて形成される
場合には、両者を光学的に識別できるようにするため、
図1に示すように、案内溝2aとプリピット2bとをそ
れぞれ異なる深さに形成する。プリピット2bが相隣接
する案内溝2aの間に形成される場合には、両者を同じ
深さに形成することもできる。なお、ビーム案内部とし
ては、案内溝2aに代えて、ウォブルピットを記録トラ
ックに沿って形成することもできる。
【0008】記録層3は、光エネルギを吸収して熱エネ
ルギに変換する材料、又はこの種のイオン性の色素材料
を含むヒートモード記録材料を、前記プリフォーマット
パターン2内に充填することによって形成される。記録
層3を形成できる色素材料としては、例えばポリメチン
系色素、アントラキノン系色素、シアニン系色素、フタ
ロシアニン系色素、ナフタロシアニン系色素、キサンテ
ン系色素、トリフェニルメタン系色素、ピリリウム系色
素、アズレン系色素、アゾ染料、含金属アゾ染料等を挙
げることができる。中でも、シアニン誘導体、ジカルボ
シアニン誘導体、フタロシアニン誘導体、ナフタロシア
ニン誘導体、アゾ染料誘導体が特に好適に用いられる。
また、アミニウム系色素などの各種クエンチャが添加さ
れた色素材料を用いることもできる。更に、上記色素材
料群より選択される1種又は2種以上の色素材料を樹脂
中に分散したものを用いてもよい。色素材料を分散する
ことができる樹脂材料としては、アクリル樹脂、ビニル
樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、
ポリアミド、セルロース樹脂などを挙げることができ
る。
【0009】記録層3は、透明又は透光性基板1のプリ
フォーマットパターン形成面に、前述の色素材料群より
選択された色素材料の溶剤溶液をスピンコートし、溝状
のプリフォーマットパターン2内に色素材料を充填した
後、プリフォーマットパターン2の間のランド部2cに
付着した色素材料を選択的に除去し、透明又は透光性基
板1の表面を露出すると共に、プリフォーマットパター
ン2内にのみ色素材料を充填することによって形成する
こともできるが、本実施例では、ランド部2cに付着し
た色素材料を除去しない方法で記録層を形成した。色素
材料の溶剤としては、アルコール系溶剤、セロソルブ系
溶剤などを用いることができる。また、二座配位を取り
うるキレート材を含有させて本発明の目的を達成するこ
ともできる。このようなキレート材としては、例えば、
無機酸類、ジカルボン酸類、オキシカルボン酸類、ジオ
キシ化合物、オキシオキシム類、オキシアルデヒド及び
その誘導体類、ジケトン類及び類似化合物、オキシキノ
ン類、トロボロン類、N−オキシド化合物、アミノカル
ボン酸及び類似化合物、ヒドロキシルアミン類、オキシ
ン類、アルジミン類、オキシアゾ化合物、ニトロソナフ
トール類、トリアゼン類、ピウレット類、ホルマザン
類、ジチゾン類、ビクアリド類、グリオキシム類、ジア
ミン類及び類似化合物、ヒドラジン誘導体、チオエーテ
ル類などが挙げられる。更に、イミノ基を有する誘導体
も使用可能である。
【0010】また、上記有機材料の他に、原子配列を変
化させることにより情報を記録できる相変化材料も使用
可能である。具体的にはα−β−γ−Ge−Teで代表
される金属及び合金が挙げられる。ここで、αは、C
u、Ag、Au、Sc、Y、Ti、Zr、V、Nb、C
r、Mo、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ni、P
d、Hf、Ta、W、Ir、Pt、Hg、B、C、N、
P、O、S、Se、ランタニド元素、アクチニド元素、
アルカリ土類金属元素、不活性ガス元素などから選ばれ
た少なくとも一つの元素を表す。βは、Iなどのハロゲ
ン元素、Naなどのアルカリ金属元素、Tlから選ばれ
た少なくとも一つの元素を表す。γは、Sb、Sn、A
s、Pb、Bi、Zn、Cd、Si、Al、Ga、In
から選ばれた少なくとも一つの元素を表す。また、光磁
気材料に使用される金属材料、例えば上記金属元素の中
のTb、Fe、Coなども記録層として使用可能であ
る。
【0011】金属層4に用いる金属としては特に限定は
ないが、銀、銅、アルミニウムなどの金属材料又はこれ
らを主成分とする合金材料を使用することができる。特
に銀又は銀を主成分とする合金が好ましく、銀の含有率
は、80〜100原子%、好ましくは90〜100原子
%である。また、安価である上にコンパクトディスクに
おいて使用された実績があることから、アルミニウムを
使用することもできる。金属層材料として金属材料又は
合金材料を用いる場合には、スパッタリングや真空蒸着
などの真空成膜法によって、金属層4を形成することが
できる。この場合、真空槽内の真空度を変えて(例え
ば、10〜5torr程度)スパッタリングを行い、密
度又は結晶化の状態の異なる膜を形成し、金属反射膜の
反射率を高くする技術を適用することもできる。保護層
5は、例えばSiO、SiN、AlN等の無機材料や光
硬化性樹脂などの有機材料を用いて形成することができ
る。無機保護層は、真空成膜法によって形成することが
でき、有機保護層は、金属層4上に光硬化性樹脂(例え
ば、大日本インキ化学工業社製のSD1700、SD3
18、SD301)をスピンコートした後、樹脂硬化用
の光を照射することによって形成できる。
【0012】印刷層10は、スクリーン印刷用のUV硬
化樹脂を用いることができる。また、媒体の偏芯などの
影響を受けることなく完全にトナーが印刷層10を覆う
ことができ、印刷層10のフチが見えないようにするた
めに、印刷層10は、金属層4よりも0.1mm以上後
退させて(金属層4の方が印刷層10よりも0.1mm
以上広くなるように)設ける必要がある。しかし、あま
り大きく後退させると印刷層の無い部分にトナーが付着
し、印刷層の有る部分と色合いが変わり、違和感のある
フチができてしまうので、上限は1mm程度に抑えるこ
とが望ましい。このような構成の媒体では、印刷層10
の上に電子写真法によりトナー画像を形成した場合、ト
ナーが印刷層10よりも0.1mm以上はみ出して付着
するので、印刷層10のフチは見えず、迫力のある画像
を得ることができる。更に、印刷層10及びトナーは、
単独又は複合で、ディスクをクランプするためのディス
クの半径11mmより外周のいわゆるクランピングエリ
アにも塗布することができる。
【0013】図5に基づいて第2の実施態様例を説明す
る。図5は本例の媒体の要部拡大断面図である。本例で
は、透明又は透光性基板1のプリフォーマットパターン
形成面に下地層6を形成し、下地層6の表面に形成され
るプリフォーマットパターン2と対応する溝内に色素材
料を充填して記録層3を形成する。下地層6は、透明又
は透光性基板1と記録層3との密着性の改善や記録感度
の改善、更には記録層3の保護等のために設けられるも
のであって、例えばポリビニルアルコール、ポリエチレ
ンオキシド、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸
ナトリウム、ポリビニルピロリドン、ポリメタクリル
酸、ポリプロピレングリコール、メチルセルロース、ポ
リビニルナイトレート、ニトロセルロースなどの親水性
樹脂によって形成される。下地層6の形成は、親水性樹
脂の水溶液を、透明又は透光性基板1のプリフォーマッ
トパターン形成面2にスピンコートすることによって行
うことができる。
【0014】なお、下地層6は、親水性樹脂からなるた
め、耐水性(耐湿性、透湿性)及び耐熱性が悪いので、
架橋処理や結晶化処理を施して、耐水性及び耐熱性を改
善することが好ましい。具体的には、親水性樹脂の水溶
液に架橋剤を添加して下地層6を成膜した後に、光照射
や加熱による架橋反応を起こさせたり、或いは架橋剤が
添加されていない下地層6を熱処理して結晶化〔例え
ば、親水性樹脂としてポリビニルアルコール(PVA)
を用いる場合には、PVAを変性PVA化する〕させた
りする。架橋処理と結晶化処理とを比較すると、加熱に
よる悪影響を透明基板1に与えることがなく、かつ作業
性にも優れていることから、結晶化処理よりも架橋処理
の方が好ましい。以下に、架橋反応の具体例を示す。実
施に際しては、これらの架橋反応の中から、必要に応じ
て任意の手段を採用することができる。
【0015】(1)架橋剤として、重クロム酸アンモニ
ウムを添加し、色素表面を処理すると同時に、成膜後に
反応光を照射して、下地層6に架橋反応を起させる方
法。 (2)無機系架橋剤として、例えば銅、ホウ素、アルミ
ニウム、チタン、ジルコニウム、スズ、バナジウム、ク
ロム等を添加する方法。 (3)アルデヒドを用いてアセタール化する方法。 (4)水酸基をアルデヒド化する方法。 (5)活性化ビニル化合物を添加する方法。 (6)エポキシ化合物を添加してエーテル化する方法。 (7)酸触媒の下でジカルボン酸反応を起させる方法。 (8)コハク酸及び硫酸を添加する方法。 (9)トリエチレングリコール及びアクリル酸メチルを
添加する方法。 (10)ポリアクリル酸及びメチルビニルエーテルマレ
イン酸共重合体をブレンドする方法。 その他、透明又は透光性基板1、記録層3、金属層(反
射層)4、保護層5、印刷層10の材質、配置、製法な
どについては、前記第1の実施態様例の場合と同様であ
る。
【0016】図6に基づいて第3の実施態様例を説明す
る。図6は本例の媒体の要部拡大断面図である。本例
は、プリフォーマットパターン2内に色素を充填するこ
とによって形成される記録層3上に、中間層7を介して
金属層(反射層)4を積層し、これら中間層7及び金属
層(反射層)4を覆うように保護層5をコーティングし
たことを特徴とする。中間層7は、記録層3と金属層
(反射層)4との密着性の改善や記録感度の改善、更に
は記録層3の保護等のために設けられるものであって、
前記第2の実施態様例における下地層6と同種の親水性
樹脂、又は前記第1の実施態様例における記録層3に含
有することのできる、金属膜の酸化還元反応に対応する
電子供与性又は受容性を持つ材料(例えばクエンチャ
ー)を含有することができる。中間層7の材料として親
水性樹脂を選択した場合、中間層7の形成は、親水性樹
脂の水溶液を記録層3上にスピンコートすることによっ
て行うことができる。また、この中間層7についても、
耐水性及び耐熱性を改善するため、スピンコートされた
中間層7に、架橋処理や結晶化処理を施すことが好まし
い。この架橋処理及び結晶化処理は、前記第2の実施態
様例のところで説明したのと同様の方法で行うことがで
きる。その他、透明又は透光性基板1、記録層3、金属
層(反射層)4、保護層5、印刷層10の材質、配置、
製法などについては、前記第1の実施態様例の場合と同
様である。
【0017】図7に基づいて第4の実施態様例を説明す
る。図7は本例の媒体の要部拡大断面図である。本例
は、透明又は透光性基板1上に記録層3、金属層(反射
層)4、保護層5を順に積層し、接着層12、第二の中
間層13及び第三の中間層14を介して、透明又は透光
性基板1′、金属層(反射層)4′、保護層5′、印刷
層10からなる積層体を貼り合わせた構造である。上記
層構造のうち、保護層5、第二の中間層13、第三の中
間層14、保護層5′は必要に応じて設ければよい。ま
た、第二の中間層13、第三の中間層14には、前記第
2又は第3の実施態様例において下地層や中間層に使用
した水溶性樹脂や金属層に使用した金属材料を用いるこ
とができる。その他、透明又は透光性基板1、記録層
3、金属層(反射層)4、保護層5、印刷層10の材
質、配置、製法などについては、前記第1の実施態様例
の場合と同様であり、透明又は透光性基板1′、金属層
(反射層)4′、保護層5′の材質、配置、製法など
は、それぞれ透明又は透光性基板1、金属層4、保護層
5と同様である。
【0018】なお、上記第1〜第4の実施態様例におい
ては、ディスク状記録媒体を例にとって説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、例えば、カード
状、スティック状、テープ状など、他の形態の情報記録
媒体にも応用できることは言うまでもない。また、トナ
ーを転写ベルトより情報記録媒体に転写する際、金属層
がない場所では帯電していないためトナーが情報記録媒
体に転写されない。そこで、その転写されないトナーを
転写ベルト上より回収する。この操作により、連続して
印刷を行なうことができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定さ
れるものではない。
【0020】実施例1 図3に示す要部拡大断面図と同じ層構造の光情報記録媒
体を作製した。図1及び図2に示したのと同じプリフォ
ーマットパターン2を有するポリカーボネート透明基板
1の上に、フタロシアニン溶液をスピンコートして記録
層3を形成した。次に、この記録層3の上に、スパッタ
法により厚さ100nmの銀膜を形成し金属層4とし
た。次いで、金属層4の上に、大日本インキ化学工業社
製の光硬化性樹脂SD1700(熱伝導率1.0以下)
を膜厚5μmで積層し保護層5とした。更に、保護層5
の上に、UV硬化性のインクDICUVインク(大日本
インキ化学工業社製)0.67gからなる印刷層10を
積層した。また、本実施例の光情報記録媒体は、図4に
示す様に、情報の記録エリア11がROM領域11aと
追記領域11bとに分割された、所謂パーシャルROM
型の光情報記録媒体とした。ROM領域11aには、プ
リフォーマットパターン2として、ビーム案内部及びヘ
ッダー部、溝部、読出し専用の情報信号部、ピット部を
形成した。また、追記領域11bには、プリフォーマッ
トパターン2として、ビーム案内部及びヘッダー部、ト
ラック上に一定間隔で配置されたヘッダー部の間の未記
録部、溝部を配置し、情報の追記エリアとした。更に、
UV硬化性インクの印刷層は、金属層4よりも0.1m
m後退した配置とした。以上のようにして作製した光情
報記録媒体の印刷層上にトナーを転写したところ、印刷
層10を覆うようにトナー層15が形成され、フチ無し
のレーベル印刷媒体とすることができた。
【0021】比較例1 UV硬化性インクからなる印刷層を、金属層4よりも
0.09mm後退した配置とした点以外は、実施例1と
同様にして光情報記録媒体を作製し、トナーを転写した
ところ、媒体の偏芯の影響により部分的に印刷層10の
フチが見える媒体ができてしまった。
【0022】実施例2 図5に示す要部拡大断面図と同じ層構造の光情報記録媒
体を作製した。下地層6の材料としてポリビニルアルコ
ールを選択した。ポリビニルアルコールの2.0wt%
水溶液をスピンコ−ト法により成膜し、クロムを架橋剤
として安定化させた。その他、透明基板1、記録層3、
金属層4、保護層5、印刷層10については、実施例1
と同様にして作製した。以上のようにして作製した光情
報記録媒体の印刷層上にトナーを転写したところ、実施
例1と同様、印刷層10を覆うようにトナー層が形成さ
れ、フチ無しのレーベル印刷媒体とすることができた。
【0023】
【発明の効果】本発明1〜7によれば、印刷層上にトナ
ーを付着させた場合に、印刷層のフチが見えないので、
迫力のある画像を得ることができる。本発明8によれ
ば、画像を最外周部まで印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施態様例に係る媒体の要部拡大断面図
である。
【図2】第1の実施態様例に係る媒体の斜視図である。
【図3】実施例1に係る媒体の要部拡大断面図である。
【図4】実施例1に係る媒体の斜視図である。
【図5】第2の実施態様例に係る媒体の要部拡大断面図
である。
【図6】第3の実施態様例に係る媒体の要部断面図であ
る。
【図7】第4の実施態様例に係る媒体の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 透明又は透光性基板 1′ 透明又は透光性基板 1a センタ孔 2 プリフォーマットパターン 2a 案内溝 2b プリピット 2c ランド部 3 記録層 4 金属層(反射層) 4′ 金属層(反射層) 5 保護層 5′ 保護層 6 下地層 7 中間層 10 印刷層 11 記録エリア 11a パーシャルROMディスクのROM部 11b パーシャルROMディスクの追記部 12 接着層 13 第二の中間層 14 第三の中間層 15 トナー層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも金属層及び印刷層を
    この順に設けた情報記録媒体において、金属層の面積よ
    りも印刷層の面積が小さいことを特徴とする情報記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 基板が透明又は透光性であり、該基板上
    に直接又は下地層を介して金属層又は記録層と金属層が
    設けられており、更に該金属層上に直接又は保護層を介
    して印刷層が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 基板が透明又は透光性であり、該基板上
    に直接又は下地層を介して記録層が設けられており、該
    記録層上に中間層を介して金属層が設けられており、該
    金属層上に直接又は保護層を介して印刷層が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 基板が透明又は透光性であり、該基板上
    に直接又は下地層を介して金属層又は記録層と金属層が
    設けられており、該金属層上に、接着層を介して他の透
    明又は透光性基板が貼り合わされており、該他の透明又
    は透光性基板の上に他の金属層が設けられ、該他の金属
    層上に、直接又は保護層を介して印刷層が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 印刷層が金属層よりも0.1mm以上後
    退して設けられていることを特徴とする請求項1〜4の
    何れかに記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 印刷層上に、印刷層よりもはみ出してト
    ナーが付着していることを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 印刷層よりも0.1mm以上はみ出して
    トナーが付着していることを特徴とする請求項6記載の
    情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 印刷層よりもはみ出し、かつ媒体に転写
    されないトナーを回収することを特徴とする請求項1〜
    7の何れかに記載の情報記録媒体の印刷方法。
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