JP2003058696A - 販売活動支援システム、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客からの様々な要求に対し、素早く対応す
ることが可能な販売活動支援システムを提供する。 【解決手段】 サーバ装置１０は、顧客情報を登録した
顧客情報ＤＢ２１にアクセス可能とし、ネットワーク２
を介して販売者３がもつ移動通信情報端末装置３１に接
続されており、顧客情報登録手段１２及び顧客情報提示
手段１３を備える。顧客情報登録手段１２では、販売業
者１の社内にあるクライアント装置１１及び端末装置３
１から顧客情報ＤＢ２１へ顧客の情報を登録させる。顧
客情報提示手段１３では、クライアント装置１１，３１
に顧客情報ＤＢ２１の顧客情報を提示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、販売活動支援シス
テム、プログラム、及び記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】商品／サービスの販売業者は、顧客に対
し、営業担当者を訪問させて商品／サービスの販売を行
う場合が多い。販売活動を進めていく上で最も大切にし
なければいけないのが顧客満足度（Ｃｕｓｔｏｍｅｒ
Ｓａｔｉｓｆａｃｔｉｏｎ：ＣＳ）である。営業担当者
は、顧客の状況を理解し、様々な要求に対し、素早く対
応する必要がある。

【０００３】しかしながら、営業担当者はその営業地域
に長年留まっていることは少なく、営業地域を変更して
販売活動にあたる機会が多々ある。この場合、営業担当
者は、前任者から顧客の状況を予め得て販売活動に臨む
必要がある。主たる顧客に対しては通常、前任者と後任
者が同時に出向き、引継ぎの挨拶を行うが、他の顧客に
対しては引継ぎの挨拶に出向く間もなく前任者が転勤と
いった場合もある。顧客の状況の説明は、顧客への道順
一つをとっても説明するのに時間がかかり、さらに顧客
に関する膨大な資料を手渡されても目を通すのに時間が
かかる。また、新人の営業担当者はどの顧客から順番に
出向いていけば最も効率的であるかがわからず、効率の
低い営業活動をせざるを得ない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実状に鑑みてなされたものであり、顧客の情報を販売
者がもつ移動通信情報端末装置に提示することにより、
顧客からの様々な要求に対し、素早く対応することが可
能な販売活動支援システム、コンピュータをそのシステ
ムとして機能させるためのプログラム、及びそのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を
提供することをその目的とする。

【０００５】また、本発明は、販売者を管理する管理者
側から販売者の販売活動を把握することが可能な販売活
動支援システム、コンピュータをそのシステムとして機
能させるためのプログラム、及びそのプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供するこ
とを他の目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、販売
活動を支援するためのサーバ装置を有する販売活動支援
システムであって、該サーバ装置は、販売者がもつクラ
イアント装置としての、移動通信情報端末装置又は該移
動通信情報端末装置及び通信情報端末装置にネットワー
クを介して接続され、顧客情報を格納する顧客情報デー
タベースにアクセス可能とし、クライアント装置から前
記顧客情報データベースへ顧客の情報を登録させる顧客
情報登録手段と、クライアント装置に前記顧客情報デー
タベースの顧客情報を提示する顧客情報提示手段とを有
することを特徴としたものである。

【０００７】請求項２の発明は、販売活動を支援するた
めのサーバ装置を有する販売活動支援システムであっ
て、該サーバ装置は、販売者がもつクライアント装置と
しての、移動通信情報端末装置又は該移動通信情報端末
装置及び通信情報端末装置にネットワークを介して接続
され、前記販売者の販売活動を管理する該販売者が属す
る販売業者に属する管理者がもつクライアント装置とし
ての通信情報端末装置にネットワークを介して接続さ
れ、顧客情報を格納する顧客情報データベースにアクセ
ス可能とし、クライアント装置から前記顧客情報データ
ベースへ顧客の情報を登録させる顧客情報登録手段と、
クライアント装置に前記顧客情報データベースの顧客情
報を提示する顧客情報提示手段とを有することを特徴と
したものである。

【０００８】請求項３の発明は、請求項１又は２の発明
において、前記顧客情報登録手段は、前記顧客情報とし
て、顧客の名刺の情報を登録させる手段を有することを
特徴としたものである。

【０００９】請求項４の発明は、請求項１乃至３のいず
れか１の発明において、前記顧客情報登録手段は、前記
顧客情報として、顧客及び／又は顧客の所在地近隣の写
真を画像データとして登録させる手段を有することを特
徴としたものである。

【００１０】請求項５の発明は、請求項１乃至４のいず
れか１の発明において、前記顧客情報登録手段は、前記
顧客情報として、顧客の肉声を録音した録音データを登
録させる手段を有することを特徴としたものである。

【００１１】請求項６の発明は、請求項１乃至５のいず
れか１の発明において、前記サーバ装置は、地図情報を
格納した地図情報データベースにアクセス可能とし、前
記顧客情報登録手段は、前記顧客情報として、顧客の住
所を前記地図情報データベースの地図情報と関連付けて
登録させる手段を有し、前記顧客情報提示手段は、顧客
の住所を提示する際、前記地図情報データベースを参照
して該住所の地図情報を提示する手段を有することを特
徴としたものである。

【００１２】請求項７の発明は、請求項１乃至５のいず
れか１の発明において、販売者がもつ移動通信情報端末
装置はその所在位置が認識可能とし、前記顧客情報登録
手段は、前記顧客情報として、顧客の住所を登録させる
手段を有し、前記サーバ装置は、地図情報を格納した地
図情報データベースにアクセス可能とし、前記登録され
た顧客の住所及び前記移動通信情報端末装置の所在位置
情報を、前記地図情報データベースを参照して地図情報
上で前記顧客の所在地及び販売者の位置として表現する
位置表現手段と、該位置表現手段で表現した地図情報
を、クライアント装置に提示する地図情報提示手段とを
有することを特徴としたものである。

【００１３】請求項８の発明は、請求項１乃至５のいず
れか１の発明において、販売者がもつ移動通信情報端末
装置はその所在位置が認識可能とし、前記サーバ装置
は、地図情報を格納した地図情報データベースにアクセ
ス可能とし、前記移動通信情報端末装置の所在位置情報
を、前記地図情報データベースを参照して地図情報上で
販売者の位置として表現する位置表現手段と、該位置表
現手段で表現した地図情報を、クライアント装置に提示
する地図情報提示手段とを有することを特徴としたもの
である。

【００１４】請求項９の発明は、請求項７又は８の発明
において、前記位置表現手段は、販売者の訪問を要求す
る顧客である販売者要求顧客の位置情報を、前記地図情
報データベースを参照して地図情報上で販売者要求顧客
の位置として表現する手段を有することを特徴としたも
のである。

【００１５】請求項１０の発明は、請求項９の発明にお
いて、前記位置表現手段は、販売者の表現と販売者要求
顧客の表現とを色分けして行う手段を有することを特徴
としたものである。

【００１６】請求項１１の発明は、請求項９又は１０の
発明において、前記サーバ装置は、前記販売者要求顧客
の位置情報と販売者の所在位置情報とに基づいて、前記
販売者要求顧客の位置の最も近くに所在する販売者を算
出する近接販売者算出手段と、該近接販売者算出手段で
算出した販売者のもつ移動通信情報端末装置に前記販売
者要求顧客に関する情報を提供する要求顧客情報提供手
段とを有することを特徴としたものである。

【００１７】請求項１２の発明は、請求項１乃至１１の
いずれか１の発明において、前記サーバ装置は、販売者
が取り扱う商品の商品情報を格納した商品情報データベ
ースにアクセス可能とし、クライアント装置に前記商品
情報データベースの商品情報を提示する商品情報提示手
段とを有することを特徴としたものである。

【００１８】請求項１３の発明は、請求項１２の発明に
おいて、前記サーバ装置は、前記商品情報提示手段で提
示した商品の見積要求をクライアント装置から受け付け
る見積要求受付手段と、該見積要求受付手段で受け付け
られた見積要求に応じて見積書を作成する見積書作成手
段と、該見積書作成手段で作成された見積を前記クライ
アント装置に提示する見積提示手段とを有することを特
徴としたものである。

【００１９】請求項１４の発明は、請求項１３の発明に
おいて、前記サーバ装置は、前記見積書作成手段で作成
された見積に基づいて、所定の期間単位の売上を推測す
る売上推測手段を有することを特徴としたものである。

【００２０】請求項１５の発明は、請求項１３又は１４
の発明において、前記サーバ装置は、販売者の情報を格
納する販売者情報データベースにアクセス可能とし、前
記見積書作成手段で作成された見積に基づいて、販売者
の活動報告書を作成する報告書作成手段と、該報告書作
成手段で作成された活動報告書を前記販売者情報データ
ベースに登録する活動報告書登録手段とを有することを
特徴としたものである。

【００２１】請求項１６の発明は、請求項１乃至１５の
いずれか１の発明において、前記サーバ装置は、販売者
の行動予定を含む情報を格納する販売者情報データベー
スにアクセス可能とし、販売者のクライアント装置から
前記販売者情報データベースへ該販売者の行動予定を登
録させる行動予定登録手段と、クライアント装置に前記
販売者情報データベースの販売者の行動予定を提示する
行動予定提示手段とを有することを特徴としたものであ
る。

【００２２】請求項１７の発明は、請求項１６の発明に
おいて、前記行動予定登録手段は、販売者のクライアン
ト装置から前記販売者情報データベースへ該販売者の行
動予定に含まれる１又は複数の訪問先に対して、各訪問
先への既訪問及び未訪問を登録する手段を有することを
特徴としたものである。

【００２３】請求項１８の発明は、請求項１７の発明に
おいて、前記サーバ装置は、前記販売者要求顧客の位置
情報と販売者の所在位置情報と前記訪問先への既訪問／
未訪問に基づいて、前記販売者要求顧客の位置への到着
時間が最も短い販売者を算出する最短到着販売者算出手
段と、該最短到着販売者算出手段で算出した販売者のも
つ移動通信情報端末装置に前記販売者要求顧客に関する
情報を提供する要求顧客情報提供手段とを有することを
特徴としたものである。

【００２４】請求項１９の発明は、請求項１６乃至１８
のいずれか１の発明において、前記サーバ装置は、前記
販売者情報データベースの販売者の行動予定に基づい
て、該販売者の活動報告書を作成する報告書作成手段
と、該報告書作成手段で作成された活動報告書を前記販
売者情報データベースに登録する活動報告書登録手段と
を有することを特徴としたものである。

【００２５】請求項２０の発明は、請求項１乃至１９の
いずれか１又は複数の発明において、前記サーバ装置が
有する各手段をアプリケーションとして提供するサービ
スを、ネットワークを介して行うアプリケーションサー
ビス提供手段と、該アプリケーションサービス提供手段
で提供したサービスに課金する課金手段とを有すること
を特徴としたものである。

【００２６】請求項２１の発明は、コンピュータを請求
項１乃至２０のいずれか１記載の販売活動支援システム
として機能させるためのプログラムである。

【００２７】請求項２２の発明は、請求項２１記載のプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体である。

【００２８】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の一実施形態に係
る販売活動支援システムを説明するための図である。本
実施形態に係る販売活動支援システム（以下、本システ
ムと略す）は、販売業者１に属する販売者３ａ，３
ｂ，．．．の商品販売やサービス提供などの販売活動を
支援するためのサーバ装置１０を備えたシステムであ
り、例えば営業支援センタに設置するとよい。本システ
ムは、訪問販売で営業活動を実施している会社に特に有
用である。なお、本明細書中において販売者とは、基本
的に販売活動に伴い顧客のところへ出向く可能性のある
者を指すが、販売業者又はその提携業者の役員・従業員
であればよく、商品の保守などを行うサービスマンも含
むものとする。また、本システムを販売業者の１又は複
数の営業単位毎に採用してもよい。サーバ装置１０は、
販売者３ａ，３ｂ，．．．（しばしば３で代表して表
す）がもつクライアント装置としての、移動通信情報端
末装置３１ａ，３１ｂ，．．．（しばしば３１で代表し
て表す）に、或いは移動通信情報端末装置３１ａ，３１
ｂ，．．．及び通信情報端末装置１１ａ，１１
ｂ，．．．（しばしば１１で代表して表す）にネットワ
ーク２やその他ネットワークを介して接続され、さら
に、顧客情報を格納する顧客情報データベース（ＤＢ）
２１にアクセス可能としている。ここで、顧客情報と
は、販売者３の顧客に関する情報であり、顧客としては
新規の顧客も含む場合もある。また、サーバ装置１０
は、販売者３のクライアント装置のみならず、販売者が
属する販売業者１に属する管理者であって、その販売者
の販売活動を管理する管理者がもつクライアント装置と
しての通信情報端末装置にネットワークを介して接続さ
れている形態も採り得る。この形態においても、管理者
がもつクライアント装置も併せてクライアント装置１１
として説明する。

【００２９】サーバ装置１０（後述のサーバ装置１０′
も同様）、及び顧客情報ＤＢ２１（後述する各種ＤＢも
同様）は、図１において販売業者１の社内に設置してい
るものとして説明するが、各クライアント装置１１，３
１にネットワークを介して接続されていればよく、後述
するように本システムを販売業者１に提供する提供業者
（ＡＳＰ事業者）の会社などに設置していてもよい。ま
た、後述するように、サーバ装置１０は販売者３のユー
ザ情報を関連付けて格納しておくか、その情報を格納し
たデータベースにアクセス可能としておく必要がある。
このユーザ情報は、ユーザ登録時などに得られ、販売者
３の認識番号（ＩＤ）やクライアント装置１１，３１の
アドレスやパスワードなどを含むようにするとよい。ま
た、それらの形態も、サーバ装置１０に顧客情報ＤＢ２
１等が物理的に含まれている形態でも、サーバ装置１０
にネットワークを介して接続され、物理的に離散してい
る形態を採用してもよい。また顧客情報ＤＢ２１等のデ
ータベースは、その構成上別々のものでも一体型のもの
でもよく、要は、それらのＤＢの機能がはたせる形態で
あればよい。

【００３０】サーバ装置１０の形態としては、ネットワ
ーク２に接続するためのサーバ（インターネット接続の
場合はＷｅｂサーバなど）、各ユーザを認証するための
認証サーバ、各種データベースを管理するためのデータ
ベース管理サーバ等、階層構造をもったサーバ機能をも
つコンピュータとしてもよく、実際には後述する各手段
がもつ機能を実行するためのプログラムが格納されてい
ればよい。このプログラムは、各手段をユーザが使用す
る際に容易となるようなグラフィカルユーザインターフ
ェースを備えるようにするとよい。また、各実施形態に
おける説明においてサーバ装置１０を１つの装置として
図示しているが、上述のごとく様々な種類のネットワー
クを介して分散させてもよいことは言及するまでもな
い。

【００３１】また、クライアント装置１１及び後述する
顧客のクライアント装置は、設置型の汎用パーソナルコ
ンピュータであればよいが、ネットワーク接続可能な携
帯電話，ＰＨＳ，ＰＤＡやモバイルコンピュータであっ
てもよく、その使用形態に応じた形態であればよい。逆
にクライアント装置３１は移動通信情報端末装置であ
り、設置型の汎用パーソナルコンピュータは適用でき
ず、サーバ装置にネットワーク接続可能な携帯電話，Ｐ
ＨＳ，ＰＤＡやモバイルコンピュータ、さらにはネット
ワーク接続可能な携帯電話，ＰＨＳ，ＰＤＡ及びそれに
接続されたモバイルコンピュータ（ノート型コンピュー
タ）であってもよく、更なる別の形態としては車に設置
されたネットワーク接続可能なコンピュータやカーナビ
ゲーションシステムを採用してもよい。さらに、各ユー
ザに本システムを利用可能なクライアント装置１１を複
数設置しておく場合には、ＬＡＮなどによりネットワー
ク接続されている必要があり、また、各ユーザは少なく
とも１台のクライアント装置を利用可能な状態に用意し
ておけばよい。

【００３２】また、図示したネットワーク２や後述する
ネットワーク２′を含み、本明細書におけるネットワー
クとしては、有線，無線に限らず専用回線（光ファイバ
などの回線も含む），電話回線などで接続されたインタ
ーネットや、インターネット技術を利用したイントラネ
ット，エクストラネット、さらには専用回線を使用する
場合でもＷＡＮ（Ｗｉｄｅ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒ
ｋ）やＭＡＮ（Ｍｅｔｒｏｐｏｌｉｔａｎ Ａｒｅａ
Ｎｅｔｗｏｒｋ）に限らずサーバ装置１０の設置場所に
よってはＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒ
ｋ）で構成される形態も有り得る。ただし、クライアン
ト装置３１とサーバ装置１０（又は後述のサーバ装置１
０′）を結ぶネットワークは、無線である必要がある。
また、このネットワークは、専用回線の使用、伝送デー
タの暗号化、各クライアント装置を使用するユーザの認
証など様々な方法によるセキュリティの強化が必要とな
る。

【００３３】本システムにおけるサーバ装置１０は、顧
客情報登録手段１２及び顧客情報提示手段１３を有する
ものとする。なお、本システムにおいては上述の顧客情
報ＤＢ２１を各手段１２，１３と別に説明しているが、
各手段１２，１３に顧客情報ＤＢ２１が含まれるものと
して考えてもよい。なお、他の実施形態で後述する各手
段についても同様である。なお、本明細書中での提示と
は、各実施形態に応じて、クライアント装置１１，３１
から閲覧可能な状態とすること、サーバ装置１０側から
アクションを起こすように、例えばクライアント装置１
１，３１に電子メールなどで送信すること、ユーザ間で
グループウェアとして本システムの機能を利用している
場合にはレプリケートによる登録（例えば顧客情報ＤＢ
２１等データベースを更新）することにより閲覧可能な
状態にしたり、送信したりすること、形態によっては情
報を印刷することなどが挙げられる。

【００３４】顧客情報登録手段１２では、クライアント
装置１１，３１から顧客情報ＤＢ２１へ顧客の情報を登
録させる。なお、新規に開拓したい顧客に対してはイン
ターネット等を介して、若しくはその顧客の頒布してい
るカタログなどから収集して登録するとよい。顧客情報
提示手段１３では、クライアント装置１１，３１に顧客
情報ＤＢ２１の顧客情報を提示する。販売者３（営業担
当者）の携帯電話が話中及びエリア外になっている場合
は、支援センタとしてのサーバ装置１０側から再度送信
できるようにして、リピート回数をあらかじめ設定でき
るようにしておいてもよい。本システムによれば、顧客
の情報を販売者がもつ移動通信情報端末装置に提示する
ことにより、顧客からの様々な要求に対し、素早く対応
することが可能となる。また、携帯電話等の活用により
管理者側で販売者（営業担当者）３の位置の確認がリア
ルタイムで確認できることにより、効率的な営業活動が
可能となる。

【００３５】また、他の実施形態として、顧客情報登録
手段１２は、顧客情報として、顧客の名刺の情報を登録
させる手段を有するようにしてもよい。例えば、販売者
３が商談時に顧客から受領した名刺をスキャナ等画像読
取装置で読み取ってイメージデータとしてもよいし、読
み込む際も携帯電話等に付属のディジタルカメラなどで
撮影したものでもよい。さらにイメージデータをＯＣＲ
による文字認識を行い、可能な限り文字データとして登
録してもよい。また、電子名刺であればそのデータをそ
のまま登録させればよい。

【００３６】また、他の実施形態として、顧客情報登録
手段１２は、顧客情報として、顧客及び／又は顧客の所
在地近隣の写真（建物の写真，周辺の写真）を画像デー
タとして登録させる手段を有するようにしてもよい。携
帯電話などのＣＣＤ機能により、後述する地図だけでは
なく、建物写真や周辺の写真も取込み、新入社員の営業
担当でも、間違い無く、効率的に訪問できる。

【００３７】また、他の実施形態として、顧客情報登録
手段１２は、顧客情報として、顧客の肉声を録音した録
音データを登録させる手段を有するようにしてもよい。
本実施形態により、交渉時の対話、或いはクレームの程
度などを管理者側が把握することができる。

【００３８】また、他の実施形態として、サーバ装置１
０は地図情報を格納した地図情報ＤＢにアクセス可能と
し、顧客情報登録手段１２は、顧客情報として、顧客の
住所を地図情報ＤＢの地図情報と関連付けて（リンク付
けして）登録させる手段を有し、顧客情報提示手段１３
は、顧客の住所を提示する際、地図情報ＤＢを参照して
その住所の地図情報を提示する手段を有するようにして
もよい。本実施形態により、新しい販売者３でも顧客情
報としてその地図情報を閲覧することにより、顧客の所
在地に迷わずに訪問することが可能となる。

【００３９】図２は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本システムと略
す）は、上述の各実施形態のシステムにおいて、販売者
の位置（及び顧客の住所）を電子地図上で表現すること
が可能なシステムである。本システムにおけるサーバ装
置１０は、地図情報を格納した地図情報ＤＢ２２にアク
セス可能とし、位置表現手段１４及び地図情報提示手段
１５を有するものとする。また、販売者３がもつ移動通
信情報端末装置３１はその所在位置が認識可能とする。
顧客の住所も移動通信情報端末３１で表示させる場合に
は、さらに顧客情報登録手段１２に、顧客情報として顧
客の住所を登録させる手段を有するようにする必要があ
る。位置表現手段１４では、（登録された顧客の住所及
び）移動通信情報端末装置の所在位置情報を、地図情報
ＤＢ２２を参照して地図情報上でその（顧客の所在地及
び）販売者の位置として表現する。地図情報提示手段１
５では、位置表現手段１４で表現した地図情報を、クラ
イアント装置１１，３１に提示する。なお、上述したよ
うにクライアント装置１１としては販売者３の管理者が
使用するクライアント装置も含み、販売者３の行動を把
握することも可能となる。位置表現手段１４における表
現方法としては、所謂ＷｅｂＧＩＳなどの地理情報シス
テム（Ｇｅｏｇｒａｐｈｉｃａｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉ
ｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）のように、データベースやリアル
タイム入力などの各種データを文字，数値やグラフなど
で表示するのではなく、ディジタルマップ上へビジュア
ルに表現するようにすればよい。販売者３や顧客の分布
状況・配置などが一望できるので、閲覧・分析に役立
つ。本システムによれば、新しい販売者３でも顧客の所
在地に迷わずに訪問することが可能となる。

【００４０】なお、移動通信情報端末装置３１として
は、携帯電話に加え、上述したようにＰＨＳ，ＰＤＡ，
販売者３が運転するバイク，自転車，自動車に備え付け
られた端末装置やヘッドマウントディスプレィ、さらに
はナビゲーションシステム等が考えられる。本システム
で採用する移動通信情報端末装置３１は、少なくともそ
の位置を認識・確認する機能をもつ必要がある。加えて
顧客の所在地をも表示させる場合には、顧客の所在地へ
の経路を表示する機能を加える。すなわち、所在位置が
確認でき、電子メール等で画像情報をやり取りできる機
能を持つ移動通信情報端末装置を、販売者３は所持する
ことになる。販売者３は携帯電話等をナビゲーションと
して、表示指示される情報により効率良い販売活動を行
うことが可能となる。位置の認識に関しては、例えばＰ
ＨＳなどは周辺にあるアンテナからその位置を認識し、
その位置情報を直接或いは通信事業者から取得すること
が可能であり、その他の端末装置においてもＰＨＳのよ
うなシステムを組み込むか、或いはＧＰＳにより位置を
認識するようなシステムなどのシステムを採用してもよ
い。自動車の場合などは、そこに備え付けられたカーナ
ビゲーションシステムと接続して本システムを構成する
ような形態を採用してもよい。すなわち、ＣＴＩ（Ｃｏ
ｍｐｕｔｅｒ Ｔｅｌｅｐｈｏｎｙ Ｉｎｔｅｇｒａｔ
ｉｏｎ）と組み合わせて発信者の居場所を地図上に表示
したり、販売者３にＧＰＳ（全地球測位システム）付の
携帯電話や、ＰＨＳを持たせてその位置を知らしめたり
する。

【００４１】図３は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本システムと略
す）は、図２で説明した各実施形態のシステムにおい
て、顧客からの要求に従って販売者をいち早く訪問させ
ることが可能なシステムである。本システムにおける位
置表現手段１４は、販売者要求顧客の位置情報を、地図
情報ＤＢ２２を参照して地図情報上で販売者要求顧客の
位置として表現する手段を有するものとする。ここで販
売者要求顧客とは、マシントラブルや商品購入希望をも
つ顧客、すなわち販売者３の訪問を要求する顧客とす
る。図３においては、販売者要求顧客４ａ，．．．（４
で代表して表す）が、クライアント装置４１ａ，．．．
（４１で代表して表す）から、販売者３の訪問をネット
ワーク２（又は他のネットワーク）を介してサーバ装置
１０に行う形態を例示しているが、電話やＦＡＸなどに
よる要求でもよい。さらに要求としては販売者を指定す
る情報が含まれてもよい。なお、近接販売者算出手段１
６及び要求顧客情報提供手段１７は次の実施形態の説明
のために図示したものであり、本実施形態では必要な
い。

【００４２】図４は、図２又は図３で説明した販売活動
支援システムにおけるクライアント装置の画面の一例を
示す図である。図２又は図３を参照して説明したシステ
ムの他の実施形態として、位置表現手段１４に、色分け
して行う手段を備えてもよい。販売者３の表現と販売者
要求顧客４の表現とを図４における凡例のように周辺地
域を表示する際に、例えば、赤−トラブルのある会社、
青−営業担当者、緑−サービスマンなどとして、色分け
して対象を表示する。

【００４３】さらに他の実施形態として、顧客情報登録
手段１２，顧客情報提示手段１３，位置表現手段１４，
地図情報提示手段１５に加えて、サーバ装置１０に近接
販売者算出手段１６及び要求顧客情報提供手段１７を備
えるようにしてもよい。近接販売者算出手段１６では、
販売者要求顧客４の位置情報と販売者３の所在位置情報
とに基づいて、販売者要求顧客４ａの位置の最も近くに
所在する販売者３ａを算出する。要求顧客情報提供手段
１７では、近接販売者算出手段１６で算出した販売者３
ａのもつ移動通信情報端末装置３１ａに販売者要求顧客
４ａに関する情報を電子メールなどにより提供し、販売
者３ａを販売者要求顧客４ａの所在地へ訪問させるよう
にする。その際にマッピングで周辺地域の情報をも販売
者３ａの携帯電話３１ａに表示して迅速に対応できるよ
うにする。要求が実際にはマシントラブルによる要求で
あった場合でも、サービスマン３ｘが顧客４ａの所在地
から離れた位置に居る場合には販売者３ａを優先して算
出することとなり、販売者３ａにより一次対応を行わ
せ、その後必要に応じてサービスマン３ｘを呼び出して
もよい。営業支援センタ側で、販売者（営業担当者）３
の位置を携帯電話の位置から把握し、顧客対応やトラブ
ルが発生した場合に、一次対応を行い、顧客の満足度を
向上させることができる。

【００４４】図５は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本システムと略
す）は、上述の各実施形態のシステムにおいて、販売者
が取り扱う商品の情報を閲覧することが可能なシステム
である。本システムにおけるサーバ装置１０は、販売者
が取り扱う商品の商品情報を格納した商品情報ＤＢ２３
にアクセス可能とし、クライアント装置１１，３１に商
品情報ＤＢ２３の商品情報を提示する商品情報提示手段
とを有するようにしている。マシントラブル等の場合、
一次対応（紙つまり、トナー交換、ステープル等）の対
処方法がサーバ装置１０上で確認できる。例えば対処方
法の手順を動画で確認できるようにしておいてもよい。
また、顧客が買い替えを希望している商品の情報も即座
に検索・閲覧できる。よって、紙のカタログを持ち歩か
なくとも営業（販売活動）が可能となる。

【００４５】本システムにおける他の実施形態として、
クライアント装置１１，３１から見積書を作成できるよ
うにしてもよい。本実施形態におけるサーバ装置１０
は、顧客情報登録手段１２及び顧客情報提示手段１３に
加えて、少なくとも商品情報提示手段１８，見積要求受
付手段３２，見積書作成手段３３，見積提示手段３４を
備えるものとする。見積要求受付手段３２では、商品情
報提示手段１８で提示した商品の見積要求をクライアン
ト装置１１，３１から受け付ける。見積書作成手段３３
では、見積要求受付手段３２で受け付けられた見積要求
に応じて見積書を作成する。見積提示手段３４では、見
積書作成手段３３で作成された見積をそのクライアント
装置１１，３１に提示する。ここで図５に示すように、
見積提示手段３４としては、販売者３が持参した或いは
顧客がもつプリンタ４２などの印刷装置にＢｒｕｅＴｏ
ｏｔｈ（ブルーツース）や赤外線通信などにより接続し
て印刷させるようにし、サイン又は印鑑を即座にもらえ
る体制を整えるようにしてもよい。本実施形態によれ
ば、顧客の所在地で商品の見積り依頼が発生した場合に
即見積書を作成して商談の時期を逃さないようにするこ
とが可能となる。また、消耗品等の受注を受けた際にそ
の場で入力して注文漏れをなくし、さらにプリンタにて
注文書を発行することも可能となる。

【００４６】他の実施形態として、サーバ装置１０は、
見積書作成手段３３で作成された見積に基づいて、所定
の期間単位、例えば月単位の売上を推測する売上推測手
段を有するようにしてもよい。例えば、見積書作成手段
３３の付属機能として見積書の商談が成立するかによっ
てランク分けされた情報（Ａランク，Ｂラン
ク，．．．，クロージング等）を付加することにより、
日毎の売上見込みを把握することも可能となる。

【００４７】また、他の実施形態として、サーバ装置１
０は、販売者３の情報（氏名又は社員番号など）を格納
する販売者情報ＤＢにアクセス可能とし、報告書作成手
段及び活動報告書登録手段を備えるようにしてもよい。
報告書作成手段では、見積書作成手段３３で作成された
見積（購入する商品の情報に加えて顧客の情報も含まれ
る）に基づいて、販売者３の活動報告書を作成する。活
動報告書登録手段では、報告書作成手段で作成された活
動報告書を販売者情報ＤＢに登録する。本実施形態によ
れば、販売者３にとって面倒な活動報告書を一部又は全
部自動的に作成することが可能となる。

【００４８】図６は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本システムと略
す）は、上述の各実施形態のシステムにおいて、販売者
の行動予定を登録し、その販売者や管理者が確認するこ
とが可能なシステムである。本システムにおけるサーバ
装置１０には、顧客情報登録手段１２及び顧客情報提示
手段１３に加え、少なくとも行動予定登録手段３５及び
行動予定提示手段３６を有するようにする。さらにサー
バ装置１０は、販売者の行動予定を含む情報を格納する
販売者情報ＤＢ２４にアクセス可能とする。行動予定登
録手段３５では、販売者３のクライアント装置１１，３
１から販売者情報ＤＢ２４へその販売者３の行動予定を
登録させる。行動予定提示手段３６では、クライアント
装置１１，３１に販売者情報ＤＢ２４の販売者３の行動
予定を提示する。

【００４９】他の実施形態として、行動予定登録手段３
５には、販売者３のクライアント装置１１，３１（本実
施形態としては装置３１が適している）から、販売者情
報ＤＢ２４へその販売者３の行動予定に含まれる１又は
複数の訪問先に対して、各訪問先への既訪問及び未訪問
を登録する手段を備えるようにしてもよい。営業担当者
の行動予定も合わせてＤＢ化してリンクできるようにし
て、営業活動予定、既訪問、未訪問ユーザの区分けがで
き、営業責任者及び販売者本人がパソコン画面で随時把
握できる。

【００５０】図７は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本システムと略
す）は、図６で説明した各実施形態のシステムにおい
て、販売者要求顧客からの要求に応じてより早く販売者
３を訪問させることが可能なシステムである。本システ
ムにおけるサーバ装置１０には、顧客情報登録手段１２
及び顧客情報提示手段１３に加えて、さらに行動予定登
録手段３５，行動予定提示手段３６，最短到着販売者算
出手段３７，要求顧客情報提供手段３８を有するものと
する。図７と共に図４を再度参照すると、最短到着販売
者算出手段３７では、販売者要求顧客４ａの位置情報と
販売者３の所在位置情報と訪問先への既訪問／未訪問に
基づいて、その販売者要求顧客４ａの位置への到着時間
が最も短い販売者３ｂを算出する。なお、図４において
販売者３ａは他の顧客への訪問が終了していないか、或
いは訪問中であるとする。要求顧客情報提供手段３８で
は、最短到着販売者算出手段３７で算出した販売者３ｂ
のもつ移動通信情報端末装置３１ｂに販売者要求顧客４
ａに関する情報を提供する。

【００５１】図８は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本システムと略
す）は、図６及び図７で説明した各実施形態のシステム
において、販売者３の活動報告書を作成することが可能
なシステムである。本システムにおけるサーバ装置１０
には、顧客情報登録手段１２，顧客情報提示手段１３，
行動予定登録手段３５，行動予定提示手段３６に加え
て、少なくとも報告書作成手段３９及び活動報告書登録
手段４０を備えるようにする。報告書作成手段３９で
は、販売者情報ＤＢ２４の販売者３の行動予定に基づい
て、その販売者３の活動報告書を作成する。活動報告書
登録手段４０では、報告書作成手段３９で作成された活
動報告書を販売者情報ＤＢ２４に登録する。本実施形態
によれば、販売者３にとって面倒な活動報告書を行動予
定に基づいて一部又は全部自動的に作成することが可能
となる。

【００５２】図９は、本発明の他の実施形態に係る販売
活動支援システムを説明するための図である。本実施形
態に係る販売活動支援システム（以下、本ＡＳＰシステ
ムと呼ぶ）は、上述した各実施形態に係るシステムを、
ＡＳＰ事業者（サービス提供者）５がＡＳＰサーバ装置
５０を利用し、アプリケーションサービスとして提供す
るシステム（ＡＳＰシステム）である。本ＡＳＰシステ
ムでは、上述のサーバ装置１０が有する各手段をアプリ
ケーション（アプリケーションソフト）として提供する
サービスを、ネットワーク２′を介して、１又は複数の
販売業者１′に対して行うアプリケーションサービス提
供手段と、アプリケーションサービス提供手段で提供し
たサービスに課金する課金手段とを有するようにしてい
る。実際にはＡＳＰサーバ装置５０にこれら手段は備え
られ、ＡＳＰサーバ装置５０は提供するアプリケーショ
ンを格納した提供情報ＤＢ５１にアクセス可能となって
いる。ここで提供情報ＤＢ５１には提供する情報とし
て、アプリケーションを主たるものとし、販売業者１′
のサーバ装置１０′側に各種ＤＢ２１〜２４を設け、提
供情報ＤＢ５１側からこれらに関する情報を排除した形
態として図示しているが、これに限らず、各種ＤＢ２１
〜２４の情報の全部又は一部を提供情報ＤＢ５１側に設
けるようにした形態を採用してもよい。

【００５３】なお、ＡＳＰサーバ装置５０及びそれらの
クライアント装置としてのサーバ装置１０′における各
種機能は、アプリケーションソフトとして分散させたも
の、すなわち各クライアント装置にも専用のアプリケー
ションソフトを組み込んだ形態で提供してもよいが、各
クライアント装置１０′にＷｅｂブラウザを設け、ＡＳ
Ｐサーバ装置５０側にＷｅｂサーバを設けた形態で提供
してもよい。また、課金手段としては、固定制及び／又
は利用頻度に応じた従量制とするなど様々な課金方式を
採用してもよく、さらには販売業者１′側で選択可能と
してもよい。

【００５４】以上、本発明の販売活動支援システムを中
心に各実施形態を説明してきたが、本発明は、上述した
各実施形態におけるサーバ装置に係る説明で説明したよ
うに、コンピュータをそれらシステムとして機能させる
ための、或いはコンピュータにそれらシステムの処理手
順を実行させるためのプログラムとしても、或いは、そ
のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体としての形態も可能である。

【００５５】本発明による販売活動支援の機能を実現す
るためのプログラムやデータを記憶した記録媒体の実施
形態を説明する。記録媒体としては、具体的には、ＣＤ
−ＲＯＭ、光磁気ディスク、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＦＤ、フ
ラッシュメモリ、メモリスティック、及びその他各種Ｒ
ＯＭやＲＡＭ等が想定でき、これら記録媒体に上述した
本発明の各実施形態のシステムの機能をコンピュータに
実行させ、販売活動支援の機能を実現するためのプログ
ラムを記録して流通させることにより、当機能の実現を
容易にする。そしてコンピュータ等の情報処理装置に上
記のごとくの記録媒体を装着して情報処理装置によりプ
ログラムを読み出すか、若しくは情報処理装置が備えて
いる記録媒体に当プログラムを記憶させておき、必要に
応じて読み出すことにより、本発明に係わる販売活動支
援の機能を実行することができる。

【００５６】

【発明の効果】本発明によれば、顧客の情報を販売者が
もつ移動通信情報端末装置に提示することにより、顧客
からの様々な要求に対し、素早く対応することが可能と
なる。また、販売者を管理する管理者側から販売者の販
売活動を把握することも可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態に係る販売活動支援シス
テムを説明するための図である。

【図２】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【図３】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【図４】 図２又は図３で説明した販売活動支援システ
ムにおけるクライアント装置の画面の一例を示す図であ
る。

【図５】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【図６】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【図７】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【図８】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【図９】 本発明の他の実施形態に係る販売活動支援シ
ステムを説明するための図である。

【符号の説明】

１…販売業者、２，２′…ネットワーク、３…販売者、
４…顧客、５…ＡＳＰサービス提供業者、１０，１０′
…サーバ装置、１１，３１，４１…クライアント装置、
１２…顧客情報登録手段、１３…顧客情報提示手段、１
４…位置表現手段、１５…地図情報提示手段、１６…近
接販売者算出手段、１７…要求顧客情報提供手段、１８
…商品情報提示手段、２１…顧客情報データベース、２
２…地図情報データベース、２３…商品情報データベー
ス、２４…販売者情報データベース、３２…見積要求受
付手段、３３…見積書作成手段、３４…見積提示手段、
３５…行動予定登録手段、３６…行動予定提示手段、３
７…最短到着販売者算出手段、３８…要求顧客情報提供
手段、３９…報告書作成手段、４０…活動報告書登録手
段、４２…プリンタ、５０…ＡＳＰサーバ装置、５１…
提供情報データベース。

Claims (22)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 販売活動を支援するためのサーバ装置を
   有する販売活動支援システムであって、該サーバ装置
   は、販売者がもつクライアント装置としての、移動通信
   情報端末装置又は該移動通信情報端末装置及び通信情報
   端末装置にネットワークを介して接続され、顧客情報を
   格納する顧客情報データベースにアクセス可能とし、ク
   ライアント装置から前記顧客情報データベースへ顧客の
   情報を登録させる顧客情報登録手段と、クライアント装
   置に前記顧客情報データベースの顧客情報を提示する顧
   客情報提示手段とを有することを特徴とする販売活動支
   援システム。
2. 【請求項２】 販売活動を支援するためのサーバ装置を
   有する販売活動支援システムであって、該サーバ装置
   は、販売者がもつクライアント装置としての、移動通信
   情報端末装置又は該移動通信情報端末装置及び通信情報
   端末装置にネットワークを介して接続され、前記販売者
   の販売活動を管理する該販売者が属する販売業者に属す
   る管理者がもつクライアント装置としての通信情報端末
   装置にネットワークを介して接続され、顧客情報を格納
   する顧客情報データベースにアクセス可能とし、クライ
   アント装置から前記顧客情報データベースへ顧客の情報
   を登録させる顧客情報登録手段と、クライアント装置に
   前記顧客情報データベースの顧客情報を提示する顧客情
   報提示手段とを有することを特徴とする販売活動支援シ
   ステム。
3. 【請求項３】 前記顧客情報登録手段は、前記顧客情報
   として、顧客の名刺の情報を登録させる手段を有するこ
   とを特徴とする請求項１又は２記載の販売活動支援シス
   テム。
4. 【請求項４】 前記顧客情報登録手段は、前記顧客情報
   として、顧客及び／又は顧客の所在地近隣の写真を画像
   データとして登録させる手段を有することを特徴とする
   請求項１乃至３のいずれか１記載の販売活動支援システ
   ム。
5. 【請求項５】 前記顧客情報登録手段は、前記顧客情報
   として、顧客の肉声を録音した録音データを登録させる
   手段を有することを特徴とする請求項１乃至４のいずれ
   か１記載の販売活動支援システム。
6. 【請求項６】 前記サーバ装置は、地図情報を格納した
   地図情報データベースにアクセス可能とし、前記顧客情
   報登録手段は、前記顧客情報として、顧客の住所を前記
   地図情報データベースの地図情報と関連付けて登録させ
   る手段を有し、前記顧客情報提示手段は、顧客の住所を
   提示する際、前記地図情報データベースを参照して該住
   所の地図情報を提示する手段を有することを特徴とする
   請求項１乃至５のいずれか１記載の販売活動支援システ
   ム。
7. 【請求項７】 販売者がもつ移動通信情報端末装置はそ
   の所在位置が認識可能とし、前記顧客情報登録手段は、
   前記顧客情報として、顧客の住所を登録させる手段を有
   し、前記サーバ装置は、地図情報を格納した地図情報デ
   ータベースにアクセス可能とし、前記登録された顧客の
   住所及び前記移動通信情報端末装置の所在位置情報を、
   前記地図情報データベースを参照して地図情報上で前記
   顧客の所在地及び販売者の位置として表現する位置表現
   手段と、該位置表現手段で表現した地図情報を、クライ
   アント装置に提示する地図情報提示手段とを有すること
   を特徴とする請求項１乃至５のいずれか１記載の販売活
   動支援システム。
8. 【請求項８】 販売者がもつ移動通信情報端末装置はそ
   の所在位置が認識可能とし、前記サーバ装置は、地図情
   報を格納した地図情報データベースにアクセス可能と
   し、前記移動通信情報端末装置の所在位置情報を、前記
   地図情報データベースを参照して地図情報上で販売者の
   位置として表現する位置表現手段と、該位置表現手段で
   表現した地図情報を、クライアント装置に提示する地図
   情報提示手段とを有することを特徴とする請求項１乃至
   ５のいずれか１記載の販売活動支援システム。
9. 【請求項９】 前記位置表現手段は、販売者の訪問を要
   求する顧客である販売者要求顧客の位置情報を、前記地
   図情報データベースを参照して地図情報上で販売者要求
   顧客の位置として表現する手段を有することを特徴とす
   る請求項７又は８記載の販売活動支援システム。
10. 【請求項１０】 前記位置表現手段は、販売者の表現と
    販売者要求顧客の表現とを色分けして行う手段を有する
    ことを特徴とする請求項９記載の販売活動支援システ
    ム。
11. 【請求項１１】 前記サーバ装置は、前記販売者要求顧
    客の位置情報と販売者の所在位置情報とに基づいて、前
    記販売者要求顧客の位置の最も近くに所在する販売者を
    算出する近接販売者算出手段と、該近接販売者算出手段
    で算出した販売者のもつ移動通信情報端末装置に前記販
    売者要求顧客に関する情報を提供する要求顧客情報提供
    手段とを有することを特徴とする請求項９又は１０記載
    の販売活動支援システム。
12. 【請求項１２】 前記サーバ装置は、販売者が取り扱う
    商品の商品情報を格納した商品情報データベースにアク
    セス可能とし、クライアント装置に前記商品情報データ
    ベースの商品情報を提示する商品情報提示手段とを有す
    ることを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか１記載
    の販売活動支援システム。
13. 【請求項１３】 前記サーバ装置は、前記商品情報提示
    手段で提示した商品の見積要求をクライアント装置から
    受け付ける見積要求受付手段と、該見積要求受付手段で
    受け付けられた見積要求に応じて見積書を作成する見積
    書作成手段と、該見積書作成手段で作成された見積を前
    記クライアント装置に提示する見積提示手段とを有する
    ことを特徴とする請求項１２記載の販売活動支援システ
    ム。
14. 【請求項１４】 前記サーバ装置は、前記見積書作成手
    段で作成された見積に基づいて、所定の期間単位の売上
    を推測する売上推測手段を有することを特徴とする請求
    項１３記載の販売活動支援システム。
15. 【請求項１５】 前記サーバ装置は、販売者の情報を格
    納する販売者情報データベースにアクセス可能とし、前
    記見積書作成手段で作成された見積に基づいて、販売者
    の活動報告書を作成する報告書作成手段と、該報告書作
    成手段で作成された活動報告書を前記販売者情報データ
    ベースに登録する活動報告書登録手段とを有することを
    特徴とする請求項１３又は１４記載の販売活動支援シス
    テム。
16. 【請求項１６】 前記サーバ装置は、販売者の行動予定
    を含む情報を格納する販売者情報データベースにアクセ
    ス可能とし、販売者のクライアント装置から前記販売者
    情報データベースへ該販売者の行動予定を登録させる行
    動予定登録手段と、クライアント装置に前記販売者情報
    データベースの販売者の行動予定を提示する行動予定提
    示手段とを有することを特徴とする請求項１乃至１５の
    いずれか１記載の販売活動支援システム。
17. 【請求項１７】 前記行動予定登録手段は、販売者のク
    ライアント装置から前記販売者情報データベースへ該販
    売者の行動予定に含まれる１又は複数の訪問先に対し
    て、各訪問先への既訪問及び未訪問を登録する手段を有
    することを特徴とする請求項１６記載の販売活動支援シ
    ステム。
18. 【請求項１８】 前記サーバ装置は、前記販売者要求顧
    客の位置情報と販売者の所在位置情報と前記訪問先への
    既訪問／未訪問に基づいて、前記販売者要求顧客の位置
    への到着時間が最も短い販売者を算出する最短到着販売
    者算出手段と、該最短到着販売者算出手段で算出した販
    売者のもつ移動通信情報端末装置に前記販売者要求顧客
    に関する情報を提供する要求顧客情報提供手段とを有す
    ることを特徴とする請求項１７記載の販売活動支援シス
    テム。
19. 【請求項１９】 前記サーバ装置は、前記販売者情報デ
    ータベースの販売者の行動予定に基づいて、該販売者の
    活動報告書を作成する報告書作成手段と、該報告書作成
    手段で作成された活動報告書を前記販売者情報データベ
    ースに登録する活動報告書登録手段とを有することを特
    徴とする請求項１６乃至１８のいずれか１記載の販売活
    動支援システム。
20. 【請求項２０】 前記サーバ装置が有する各手段をアプ
    リケーションとして提供するサービスを、ネットワーク
    を介して行うアプリケーションサービス提供手段と、該
    アプリケーションサービス提供手段で提供したサービス
    に課金する課金手段とを有することを特徴とする請求項
    １乃至１９のいずれか１又は複数記載の販売活動支援シ
    ステム。
21. 【請求項２１】 コンピュータを請求項１乃至２０のい
    ずれか１記載の販売活動支援システムとして機能させる
    ためのプログラム。
22. 【請求項２２】 請求項２１記載のプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。