JP2003058631A - 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

Info

Publication number
JP2003058631A
JP2003058631A JP2002001289A JP2002001289A JP2003058631A JP 2003058631 A JP2003058631 A JP 2003058631A JP 2002001289 A JP2002001289 A JP 2002001289A JP 2002001289 A JP2002001289 A JP 2002001289A JP 2003058631 A JP2003058631 A JP 2003058631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
user
information
input
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002001289A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumoto Satake
一基 佐竹
Hiroyuki Mori
浩之 森
Masaki Kanno
正喜 管野
Yoshio Kamiyama
美穂 神山
Ritsuko Inoue
律子 井上
Naoko Takeda
直子 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002001289A priority Critical patent/JP2003058631A/ja
Priority to US10/297,554 priority patent/US7099724B2/en
Priority to EP02717108A priority patent/EP1380980A4/en
Priority to CNB028011872A priority patent/CN1296858C/zh
Priority to PCT/JP2002/003594 priority patent/WO2002084552A1/ja
Publication of JP2003058631A publication Critical patent/JP2003058631A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境負荷量の算出を容易に行えるようにす
る。 【解決手段】 インベントリデータ21は、個々の材料
や部品のデータであり、環境負荷量(LCA結果23)
を算出する際の合算データ22の基となるデータであ
る。合算データ22は、複数のインベントリデータ21
が参照されることにより構成されている。製品毎の情報
が入力されたときに、その情報に基づき、合算データが
用いられることにより、LCA結果23の算出が行われ
る。また、LCA結果23は、既に算出されている他の
LCA結果23も用いて算出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理システム、
情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
に関し、特に、ライフサイクルアセスメント(LCA)
の算出に適用して好適な情報処理システム、情報処理装
置および方法、プログラム、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の人間の活発な生産活動により、科
学技術や経済面では、大きな成長をとげたが、その反
面、それらの科学技術や経済を支えるための資源消費や
エネルギー消費による地球規模の環境破壊に対しての危
惧が高まっている。産業界では、付加価値に対する環境
負荷を少しでも低くしようとする試みが、今後益々活発
化していくものと思われる。
【0003】このような状況下で、LCA(ライフサイ
クルアセスメント)により製品が環境におよぼす負荷
を、すなわち、材料採掘から、製品化され、その製品が
廃棄されるまでのライフサイクルにわたって環境におよ
ぼす負荷を、定量的に評価する手法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】提案されているLCA
は、定量的に環境負荷を捕らえることが出来るといった
反面、その環境負荷を算出するまでに取得しなくてはな
らないデータの量が莫大であり、また、その算出には、
煩雑な計算を行わなくてはならず、結果を得られるまで
に多大な工数がかかってしまうという問題があった。ま
た、条件下での計算結果であるがゆえに、前提条件や数
値の取り方によっては結果が大きく変わってしまうとい
う問題もあった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、複数の製品を抱える企業内で製品の環境デ
ータを日常業務内で速やかに、そして条件やデータの信
頼性を常にチェックしながら、環境負荷評価を行えるよ
うにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムは、第1の情報処理装置は、情報処理システムで扱う
データベースを管理する管理手段を含み、第2の情報処
理装置は、管理手段により管理されるデータベースのデ
ータのうち、所定の部門に関わるデータを、データベー
スに追加する追加手段を含み、第3の情報処理装置は、
入力された製品の情報に基づき、データベースから環境
負荷量を算出するためのデータを抽出し、環境負荷量を
算出する算出手段を含むことを特徴とする。
【0007】前記第1の情報処理装置乃至第3の情報処
理装置は、それぞれ互いにデータの授受が行えるネット
ワークにより接続され、前記ネットワークを用いて授受
される前記データは、暗号化されたものまたはセキュリ
ティチェックされたものであるようにすることができ
る。
【0008】前記データは、Webブラウザを利用して
授受されるようにすることができる。
【0009】本発明の第1の情報処理装置は、インベン
トリデータを作成する作成手段と、作成手段により作成
された複数のインベントリデータにより合算データを生
成する生成手段と、インベントリデータと合算データに
より構成されるデータベースを管理する管理手段と、管
理手段により管理されるデータベースから、環境負荷量
を算出するための合算データを抽出する抽出手段とを含
むことを特徴とする。
【0010】前記インベントリデータは、前記生成手段
が前記合算データを生成する際の基として利用できるデ
ータであるか否かを示すフラグを含むようにすることが
できる。
【0011】前記管理手段は、前記データベース内の前
記インベントリデータと前記合算データを、製品カテゴ
リ毎に分類して管理するようにすることができる。
【0012】前記生成手段は、生成した前記合算データ
にバージョン番号を付与し、前記管理手段は、前記合算
データを前記バージョン番号で管理するようにすること
ができる。
【0013】前記抽出手段は、前記合算データを前記バ
ージョン番号を基に抽出するようにすることができる。
【0014】製品情報を入力する入力手段をさらに含
み、前記抽出手段は、前記入力手段により入力された前
記製品情報により前記合算データを特定し、抽出するよ
うにすることができる。
【0015】前記入力手段により入力された前記製品情
報を、製品カテゴリ毎に分類して記憶する記憶手段をさ
らに含むようにすることができる。
【0016】前記抽出手段により抽出された前記合算デ
ータを用いて前記環境負荷量を算出する算出手段と、前
記算出手段により算出された前記環境負荷量の表示を制
御する表示制御手段とをさらに含むようにすることがで
きる。
【0017】前記算出手段は、既に算出された他の環境
負荷量も用いて前記環境負荷量を算出するようにするこ
とができる。
【0018】前記算出手段により算出された前記環境負
荷量を、製品カテゴリ毎に分類して記憶する記憶手段を
さらに含むようにすることができる。
【0019】前記表示制御手段により表示が制御される
前記環境負荷量の画面は、概要、二酸化炭素排出量、エ
ネルギ消費量、資源消費量、それらの詳細、再生材の使
用量、および、リサイクル可能材の量のうちの少なくと
も1以上を表示するようにすることができる。
【0020】前記表示制御手段により表示が制御される
前記環境負荷量の画面は、1つの製品に対して異なる時
期に算出された前記環境負荷量を並記して表示するよう
にすることができる。
【0021】前記作成手段による前記インベントリデー
タの作成と前記生成手段による前記合算データの生成の
両方を制限なく指示できる第1の権限を持つユーザ、前
記作成手段による前記インベントリデータの作成と前記
生成手段による前記合算データの生成の両方を、所定の
部門内に関わる範囲内という制限のもとで指示できる第
2の権限を持つユーザ、および、前記第1の権限および
前記第2の権限に与えられた権限をもたない第3の権限
をもつユーザを識別する識別手段をさらに含み、前記識
別手段は、前記権限と前記ユーザが関連付けられたテー
ブルを参照することにより前記識別を行うようにするこ
とができる。
【0022】前記第3の権限をもつユーザにより提供さ
れた製品情報と、前記製品情報に基づき抽出された合算
データより算出された環境負荷量に対し、作業中の状態
であるか、登録の申請をうける状態であるか、または、
登録の状態であるかを示す情報を付加し、前記製品情報
または前記環境負荷量のうち少なくとも一方を記憶する
記憶手段をさらに含むようにすることができる。
【0023】前記第2の権限は、前記登録の申請をうけ
る状態を示す情報から、前記登録の状態を示す情報に前
記情報を書き換える権限を含むようにすることができ
る。
【0024】前記テーブルは、前記権限と前記ユーザが
製品カテゴリ毎に分類されて関連付けられたものである
ようにすることができる。
【0025】前記第2の権限と前記第3の権限は、それ
ぞれ、前記第2の権限を持つユーザまたは前記第3の権
限をもつユーザが、予め登録した前記所定の部門内で、
かつ、前記製品カテゴリ内における権限であるようにす
ることができる。
【0026】前記第1の権限は、前記テーブルを管理す
る権限を含み、前記テーブルに新たに書き込まれるユー
ザの情報は、前記第1の権限をもつユーザの承認を得た
情報であるようにすることができる。
【0027】前記テーブルに新たに書き込まれるユーザ
の情報は、電子メールで、前記第1の権限を持つユー
ザ、または、前記第2の権限を持つユーザのうち、少な
くとも一方に提供されるようにすることができる。
【0028】前記電子メールにて前記第1の権限をもつ
ユーザ、または、前記第2の権限を持つユーザのうち
の、少なくとも一方に対して送信される前記情報は、所
属する部門に関する情報、前記部門が扱う製品カテゴリ
のうち登録したい製品カテゴリに関する情報のうち、少
なくとも一方を含むようにすることができる。
【0029】前記識別手段により前記第1の権限をもつ
ユーザがアクセスしてきたと識別された場合、前記管理
手段により管理されている前記データベースを構成する
全てのデータにアクセスでき、かつ、前記データベース
に追加するデータの作成を指示できる画面を構成する画
像データを供給する供給手段をさらに含むようにするこ
とができる。
【0030】前記識別手段により前記第2の権限をもつ
ユーザがアクセスしてきたと識別された場合、前記管理
手段により管理されている前記データベースを構成する
データのうち、前記所定の部門に関わるデータのみにア
クセスでき、かつ、前記データベースに追加する前記所
定の部門に関わるデータの作成を指示できる画面を構成
する画像データを供給する供給手段をさらに含むように
することができる。
【0031】前記識別手段により前記第3の権限をもつ
ユーザがアクセスしてきたと識別された場合、前記管理
手段により管理されている前記データベースを構成する
データのうち、前記ユーザが登録した製品カテゴリの範
囲内で前記環境負荷量の算出を実行するための画面を構
成する画像データを供給する供給手段をさらに含むよう
にすることができる。
【0032】前記作成手段により作成される前記インベ
ントリデータを作成するために必要な情報を入力するた
めの入力画面の画像データを供給する第1の供給手段
と、前記生成手段により生成される前記合算データを生
成するために必要な情報を入力するための入力画面の画
像データを供給する第2の供給手段とをさらに含むよう
にすることができる。
【0033】前記第1の供給手段または前記第2の供給
手段により供給される前記画像データによる前記入力画
面は、前記インベントリデータの作成の際に参照された
文献に関する情報を表示する欄が少なくとも設けられて
いるようにすることができる。
【0034】本発明の第1の情報処理方法は、インベン
トリデータを作成する作成ステップと、作成ステップの
処理で作成された複数のインベントリデータにより合算
データを生成する生成ステップと、インベントリデータ
と合算データにより構成されるデータベースを管理する
管理ステップと、管理ステップの処理で管理されるデー
タベースから、環境負荷量を算出するための合算データ
を抽出する抽出ステップとを含むことを特徴とする。
【0035】本発明の第1の記録媒体のプログラムは、
インベントリデータを作成する作成ステップと、作成ス
テップの処理で作成された複数のインベントリデータに
より合算データを生成する生成ステップと、インベント
リデータと合算データにより構成されるデータベースを
管理する管理ステップと、管理ステップの処理で管理さ
れるデータベースから、環境負荷量を算出するための合
算データを抽出する抽出ステップとを含むことを特徴と
する。
【0036】本発明の第1のプログラムは、インベント
リデータを作成する作成ステップと、作成ステップの処
理で作成された複数のインベントリデータにより合算デ
ータを生成する生成ステップと、インベントリデータと
合算データにより構成されるデータベースを管理する管
理ステップと、管理ステップの処理で管理されるデータ
ベースから、環境負荷量を算出するための合算データを
抽出する抽出ステップとをコンピュータに実行させる。
【0037】本発明の第2の情報処理装置は、ユーザを
識別するデータを入力する入力手段と、ユーザとユーザ
が持つ権限が関連付けられたテーブルを管理するテーブ
ル管理手段と、インベントリデータと合算データから構
成されるデータベースを管理するデータベース管理手段
と、入力手段により入力されたデータから、テーブル管
理手段により管理されているテーブルを参照し、ユーザ
の権限を識別する識別手段と、識別手段により識別され
たユーザの権限に対応する画像データを提供する提供手
段とを含むことを特徴とする。
【0038】前記提供手段により提供される前記画像デ
ータは、製品情報を入力する入力画面を構成するもので
あるようにすることができる。
【0039】前記提供手段により提供される画像データ
は、前記ユーザが登録している製品カテゴリの範囲内の
前記インベントリデータと前記合算データのみが使用で
きる画面のデータであるようにすることができる。
【0040】前記入力画面は、前記製品情報をライフス
テージ毎に入力する構成となっているようにすることが
できる。
【0041】前記入力画面は、入力される製品情報の製
品がもつライフステージの画面で構成されるようにする
ことができる。
【0042】前記ライフステージのうちの基本情報を入
力する前記入力画面には、前記製品情報を識別するため
の登録番号、製品名、製品の生産地、製品の仕向け地の
うち、少なくとも1つを表示する欄が設けられているよ
うにすることができる。
【0043】前記基本情報を入力する前記入力画面に
は、前記合算データのバージョン番号を表示する欄がさ
らに設けられているようにすることができる。
【0044】前記基本情報を入力する前記入力画面に
は、評価時期を表示する欄がさらに設けられ、前記登録
番号は、前記評価時期により異なるようにすることがで
きる。
【0045】前記評価時期の異なる前記登録番号は、そ
の末尾が前記評価時期に対応して変更されるようにする
ことができる。
【0046】前記ライフステージのうちの構成情報また
はメンテナンス情報を入力する前記入力画面には、材料
名または部品名を入力する欄と、前記材料名または部品
名に入力された前記材料または部品の使用量を入力する
欄が設けられているようにすることができる。
【0047】前記材料名または部品名を入力する欄に入
力された材料名または部品名から、前記データベース管
理手段により管理されている前記合算データを抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記合算デ
ータと、前記使用量を入力する欄に入力された前記使用
量を用いて、環境負荷量を算出する算出手段とをさらに
含むようにすることができる。
【0048】前記ライフステージのうちの製品歩留まり
を入力する前記入力画面には、前記製品歩留まりを入力
する欄が設けられ、前記製品歩留まりを入力する欄に入
力された前記製品歩留まりに基づき、前記算出手段によ
り算出された前記環境負荷量を補正する補正手段をさら
に含むようにすることができる。
【0049】前記構成情報またはメンテナンス情報を入
力する入力画面には、材料または部品のカテゴリを入力
する欄がさらに設けられ、前記材料名または部品名を入
力する欄に入力される材料名および部品名を、前記材料
または部品のカテゴリ毎に分類して管理する管理手段
と、前記材料または部品のカテゴリを入力する欄に前記
カテゴリが入力された場合、そのカテゴリ内に分類され
た前記材料または部品に対応する材料名または部品名
が、前記材料名または部品名を入力する欄に入力される
ように制御する制御手段とをさらに含むようにすること
ができる。
【0050】前記構成情報を入力する入力画面には、用
途カテゴリを入力する欄がさらに設けられ、前記材料名
または部品名を入力する欄に入力される材料名および部
品名を、前記用途カテゴリ毎に分類して管理する管理手
段と、前記用途カテゴリを入力する欄に前記カテゴリが
入力された場合、そのカテゴリ内に分類された前記材料
名または部品名が、前記材料名または部品名を入力する
欄に入力されるように制御する制御手段とをさらに含む
ようにすることができる。
【0051】前記ライフステージのうちの製造情報を入
力する前記入力画面には、製造プロセス名を入力する欄
と、使用数量を入力する欄が設けられているようにする
ことができる。
【0052】前記製造プロセス名を入力する欄に入力さ
れたプロセス名から、前記データベース管理手段により
管理されている前記合算データを抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された前記合算データと、前記
使用数量を入力する欄に入力された前記使用数量を用い
て、環境負荷量を算出する算出手段とをさらに含むよう
にすることができる。
【0053】前記ライフステージのうちの製品歩留まり
を入力する前記入力画面には、前記製品歩留まりを入力
する欄が設けられ、前記製品歩留まりを入力する欄に入
力された前記製品歩留まりに基づき、前記算出手段によ
り算出された前記環境負荷量を補正する補正手段をさら
に含むようにすることができる。
【0054】前記製造情報を入力する前記入力画面に
は、製造事業所を入力する欄がさらに設けられ、前記製
造プロセス名を入力する欄に入力される前記製造プロセ
ス名を、前記製造事業所毎に分類して管理する管理手段
と、前記製造事業所を入力する欄に前記製造事業所が入
力された場合、その製造事業所に分類された前記製造プ
ロセス名に対応する製造プロセス名が、前記製造プロセ
ス名を入力する欄に入力されるように制御する制御手段
とをさらに含むようにすることができる。
【0055】前記ライフステージのうちの実装基板の製
造エネルギを入力する前記入力画面には、前記実装基板
の製造エネルギをコストベースで算出するか、部品ベー
スで算出するかを選択するための選択肢が設けられてい
るようにすることができる。
【0056】前記選択肢のうち、前記実装基板の製造エ
ネルギを部品ベースで算出するという選択肢が選択され
た場合、その部品の名称と、その名称に対応する部品の
数量を入力する欄がさらに設けられ、部品の名称は、前
記入力画面において入力された製品情報に対応した名称
であるようにすることができる。
【0057】選択された前記選択肢に対応する合算デー
タを、前記データベース管理手段により管理されている
前記データベース内から抽出する抽出手段と、前記抽出
手段により抽出された前記合算データと、前記数量を入
力する欄に入力された前記数量を用いて、環境負荷量を
算出する算出手段とをさらに含むようにすることができ
る。
【0058】前記ライフステージのうちの製品の輸送に
関する情報を入力する前記入力画面には、前記製品の体
積を入力する欄が設けられているようにすることができ
る。
【0059】他のライフサイクルステージの入力画面に
おいて入力された前記製品の生産地と仕向け地に対応し
た合算データを抽出する抽出手段と、前記抽出手段によ
り抽出された前記合算データと、前記製品の体積を入力
する欄に入力された前記体積を用いて、環境負荷量を算
出する算出手段とをさらに含むようにすることができ
る。
【0060】前記ライフステージのうちの使用時または
待機時に関する情報を入力する入力画面には、製品の使
用時または待機時に用いられる電源に関する選択肢、前
記選択肢のうち、選択された前記電源に対応する入力項
目、および、前記入力項目に対する数値が入力される欄
が設けられているようにすることができる。
【0061】前記入力項目に対する数値が入力される欄
に入力された数値を基に、電力量を算出する第1の算出
手段と、前記第1の算出手段により算出された前記電力
量に対応する合算データを前記データベース管理手段に
より管理されている前記データベースより抽出する抽出
手段と、前記抽出手段により抽出された前記合算データ
を用いて環境負荷量を算出する第2の算出手段とをさら
に含むようにすることができる。
【0062】前記ライフステージのうちの廃棄またはリ
サイクルに関する情報を入力する入力画面には、廃棄ま
たはリサイクルを選択する選択肢が設けられているよう
にすることができる。
【0063】前記廃棄またはリサイクルに関する情報を
入力する入力画面には、前記選択肢のうちの廃棄が選択
された場合、仕向け地と、その仕向け地において、製品
を埋め立てる埋め立て率と、製品を焼却する焼却率を表
示する欄がさらに設けられ、前記仕向け地が設定される
と、その仕向け地に関連付けられている前記埋め立て率
と焼却率が表示されるようにすることができる。
【0064】他のライフサイクルステージの構成情報お
よび前記メンテナンス情報のうちの、少なくとも一方の
入力画面において入力された、または、入力された情報
から算出された、前記製品の重量、製品の可燃物の重
量、製品の不燃物の重量と、仕向け地により予め設定さ
れている埋め立て率、および、焼却率より、埋め立てら
れる重量と焼却される重量を、それぞれ算出する第1の
算出手段と、前記第1の算出手段により算出された前記
埋め立てられる重量と、焼却される重量に対応する合算
データを、前記データベース管理手段により管理されて
いる前記データベース内から、それぞれ抽出する抽出手
段と、前記抽出手段により抽出された前記合算データを
用いて、環境負荷量を算出する第2の算出手段とをさら
に含むようにすることができる。
【0065】前記廃棄またはリサイクルに関する情報を
入力する入力画面には、前記選択肢のうちのリサイクル
が選択された場合、前記構成情報の入力画面において入
力されたまたは入力された情報から算出された前記製品
の重量に対応する合算データと、リサイクル可能材の重
量に対応する合算データを、前記データベース管理手段
により管理されている前記データベース内から抽出する
抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記合算デ
ータを用いて、環境負荷量を算出する算出手段とをさら
に含むようにすることができる。
【0066】前記製品の重量を、更に、前記材料または
部品カテゴリ毎に算出し、前記材料毎または前記部品カ
テゴリ毎の焼却される重量に対応する合算データを抽出
し、その抽出した前記合算データを用いて環境負荷量を
算出する第3の算出手段とをさらに含むようにすること
ができる。
【0067】製品の重量を、更に、材料または部品カテ
ゴリ毎に算出し、材料毎またはカテゴリ毎のリサイクル
される重量に対応する合算データを抽出し、その抽出し
た合算データを用いて環境負荷量を算出する第2の算出
手段をさらに含むようにすることができる。
【0068】材料毎または部品カテゴリ毎のリサイクル
される重量に対応する合算データと、利得計算用の合算
データの差分を算出する第3の算出手段をさらに含むよ
うにすることができる。
【0069】本発明の第2の情報処理方法は、ユーザを
識別するデータの入力を制御する入力制御ステップと、
ユーザとユーザが持つ権限が関連付けられたテーブルを
管理するテーブル管理ステップと、インベントリデータ
と合算データから構成されるデータベースを管理するデ
ータベース管理ステップと、入力制御ステップの処理で
入力が制御されたデータから、テーブル管理ステップの
処理で管理されているテーブルを参照し、ユーザの権限
を識別する識別ステップと、識別ステップの処理で識別
されたユーザの権限に対応する画像データを提供する提
供ステップとを含むことを特徴とする。
【0070】本発明の第2の記録媒体のプログラムは、
ユーザを識別するデータの入力を制御する入力制御ステ
ップと、ユーザとユーザが持つ権限が関連付けられたテ
ーブルを管理するテーブル管理ステップと、インベント
リデータと合算データから構成されるデータベースを管
理するデータベース管理ステップと、入力制御ステップ
の処理で入力が制御されたデータから、テーブル管理ス
テップの処理で管理されているテーブルを参照し、ユー
ザの権限を識別する識別ステップと、識別ステップの処
理で識別されたユーザの権限に対応する画像データを提
供する提供ステップとを含むことを特徴とする。
【0071】本発明のプログラムは、ユーザを識別する
データの入力を制御する入力制御ステップと、ユーザと
ユーザが持つ権限が関連付けられたテーブルを管理する
テーブル管理ステップと、インベントリデータと合算デ
ータから構成されるデータベースを管理するデータベー
ス管理ステップと、入力制御ステップの処理で入力が制
御されたデータから、テーブル管理ステップの処理で管
理されているテーブルを参照し、ユーザの権限を識別す
る識別ステップと、識別ステップの処理で識別されたユ
ーザの権限に対応する画像データを提供する提供ステッ
プとをコンピュータに実行させる。
【0072】本発明の情報処理システムにおいては、第
1の情報処理装置は、情報処理システムで扱うデータベ
ースを管理し、第2の情報処理装置は、データベースの
データのうち、所定の部門に関わるデータを、データベ
ースに追加し、第3の情報処理装置は、入力された製品
の情報に基づき、データベースから環境負荷量を算出す
るためのデータを抽出し、環境負荷量を算出する。
【0073】本発明の第1の情報処理装置および方法、
並びにプログラムにおいては、インベントリデータが作
成され、複数のインベントリデータにより合算データが
生成され、インベントリデータと合算データにより構成
されるデータベースから、環境負荷量を算出するための
合算データが抽出される。
【0074】本発明の第2の情報処理装置および方法、
並びにプログラムにおいては、ユーザとユーザが持つ権
限が関連付けられたテーブルが管理され、インベントリ
データと合算データから構成されるデータベースが管理
され、入力されたデータから、管理されているテーブル
が参照され、ユーザの権限が識別され、その識別された
ユーザの権限に対応する画像データが提供される。
【0075】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発名を適用し
たLCA(ライフサイクルアセスメント)を算出するた
めの情報処理システムの一実施の形態の構成を示す図で
ある。本店1と支店2−1乃至2−Nは、ネットワーク
3を介して互いにデータの授受を行えるように接続され
ている。
【0076】本実施の形態において、本店1とは、以下
に説明するシステムやデータに対して全体を管理する権
限をもつところであり、支店2−1乃至2−Nとは、シ
ステムやデータに対して部分的な管理(使用)のみの権
限をもつところである。支店2−1乃至2−Nは、それ
ぞれ内部的に、さらに、権限が分かれている(詳細は後
述する)。
【0077】具体的には、図1に示した情報処理システ
ム(LCAシステム)が1つの会社内に存在する場合、
本店1は、システム全体を管理する権限をもつ部門であ
り、支店2−1乃至2−Nは、本店1とは異なる部門、
各工場などである。また、本店1を会社Aとし、支店2
−1乃至2−Nは、会社Aとは異なる会社Bであるとし
ても良い。
【0078】本店1には、システムやデータを管理する
ためのPC(パーソナルコンピュータ)10が備えられ
ている。同様に、支店2−1には、PC11−1乃至1
1−mが備えられている。支店2−2乃至2−Nも、同
様に複数のPCが備えられている。以下の説明におい
て、支店2−1乃至2−Nを、個々に区別する必要がな
い場合、単に支店2と記述する。同様に、PC11−1
乃至11−mも、個々に区別する必要がない場合、単に
PC11と記述する(他の装置などに関しても同様に記
述する)。また、以下の説明においては、支店2−1乃
至2−Nに、それぞれ備えられてるPCを、PC11に
代表させて記述する。
【0079】なお、本店1には1台のみPC10が備え
られているわけではなしく、複数備えられていても、勿
論良い。ここでは、1台のPC10に、その処理を代表
させて行わすこととして説明する。
【0080】ネットワーク3は、無線や有線により構成
され、インターネットなどに代表されるネットワークで
ある。PC11は、直接ネットワーク3と接続されてい
ても良いし、支店2内のLAN(Local Area Network)
を介して接続されていても良い。また、上述したよう
に、本店1と支店2は、1つの会社内である場合もある
ので、ネットワーク3自体が、LANで構成されていて
も良いし、専用線などで接続されているような構成とさ
れていても良い。
【0081】支店2には、複数のPC11が備えられて
るが、その内の所定の台数は、本店1に与えられている
権限より範囲の狭い権限をもつPC11(他のPC11
と区別するために、PC12(図1では不図示)と記述
する)と、その権限よりさらに狭い権限をもつPC11
とに分けられる。なお、ここで、権限をもつという表現
は、実際には、PC10やPC11を操作するユーザ
が、その権限をもつという意味であるが、説明の都合
上、PC10、PC11、またはPC12に与えられた
権限という意味で、適宜表記する。
【0082】上述した権限による分類を、換言すると、
本実施の形態においては、LCAシステムは、図2に示
すように3つのセクタから構成されている。すなわち、
システム(データ)全体を管理する第1の管理セクタ、
第1の管理セクタが管理する部分の内の、支店2内のシ
ステム(データ)を管理(使用)する第2の管理セク
タ、および、主に第2の管理セクタで管理されるシステ
ム(データ)を利用するユーザセクタから、LCAシス
テムは構成されている。
【0083】本実施の形態におけるLCAシステムを1
つの会社内で構築した場合、例えば、図3に示すような
関係になる。すなわち、第1の管理セクタは、本社部門
であり、第2の管理セクタは、部門単位であり、ユーザ
セクタは部単位である。図3においては、第2のセクタ
として、A部門、B部門、およびC部門と、3つの部門
が設けられており、各部門に、それぞれ3つのユーザセ
クタが設けられている。このような3層構造のシステム
が、各会社毎に構築される。
【0084】ここで、権限についてさらに説明するため
に、まず、本実施の形態において扱われるデータについ
て説明する。データは、権限により作成できるデータ、
参照できるデータなどに分類される。図4は、本実施の
形態において扱われるデータの相互関係について説明す
る図である。データは、図4に示すように、主に、イン
ベントリデータと合算データの、2種類に分類される。
【0085】インベントリデータとは、個々の材料、部
品についてのインプット(入力)とアウトプット(出
力)の関係を示すデータである。例えば、物質Aを製造
するのに、B量の材料Cが投入(入力)され、D量の廃
棄物Eが出るといった関係が記述されたデータである。
このインベントリデータは、材料Cを製造するのに、F
量の材料Gが投入(入力)され、F量の二酸化炭素が排
出される(出力)といったインベントリデータが参照さ
れている。
【0086】このような関係が記述されたインベントリ
データは、図4に示すように、インベントリデータ21
−1乃至21−Nというように、複数存在する。インベ
ントリデータ21は、それぞれ、単独に存在するデータ
もあるが、他のインベントリデータ21を参照して存在
しているデータもある。インベントリデータ21−6
は、インベントリデータ21−1とインベントリデータ
21−2を参照している。
【0087】図5に具体的な例を挙げて説明する。原油
のインベントリデータ21−1と水のインベントリデー
タ21−2とから、エタンのインベントリデータ21−
3が作成される。エタンのインベントリデータ21―3
と酸素のインベントリデータ21−4とから、エチレン
のインベントリデータ21−5が作成される。さらに、
エチレンのインベントリデータ21−5とテレフタル酸
のインベントリデータ21−6とから、PETのインベ
ントリデータ21−7が作成される。
【0088】また、電力のインベントリデータ21−8
は、原油を投入して二酸化炭素が排出されるとし(ここ
では説明の都合上、他の発電は無視できる値として無視
し、簡略化する)、原油のインベントリデータ21−9
と二酸化炭素のインベントリデータ21−10から作成
される。
【0089】このように、複数のインベントリデータ2
1が、単独に、または、関連を持って存在している。
【0090】合算データは、インベントリデータ21を
複数用いて合算したデータであり、図4に示すように、
合算データ22−1乃至22−Nというように、複数存
在する。合算データ22は、例えば、PETの合算デー
タ22、銅の合算データ22といったように、部品や材
料のデータとして存在する。
【0091】図5のインベントリデータ21の具体例を
参照して合算データ22について説明するに、例えば、
PETの合算データ22(図5においては、インベント
リデータ21−7として図示)は、まず、原油Xkg、
水YKgを材料とし、エネルギー(ここでは、主に電
力)が起因で二酸化炭素ZKgが排出されるといったよ
うに、原油のインベントリデータ21−1と水のインベ
ントリデータ21−2が用いられて、二酸化炭素の排出
量が算出される。このような処理が、PETのインベン
トリデータ21−7につながっている他のインベントリ
データ21−1乃至21−6に対しても行われることに
より、PETの合算データ22(図5では不図示)が作
成される。
【0092】合算データ22は、このように、原料や排
出物のデータが算出されたデータである。この中から、
後述する処理により、二酸化炭素の排出量、エネルギー
の消費量、資源の消費量のデータが用いられて、製品情
報のLCA結果23−1乃至23−M(図4)が算出さ
れる。このLCA結果23に関連づけの情報を含ませる
ことにより、例えば、テレビジョン受像機に関するLC
A結果23に対して、既に作成されているブラウン管に
関するLCA結果23を用いるといったようなことがで
きるようになる。
【0093】インベントリデータ21や合算データ22
は、後述する製品カテゴリ毎に分類されて管理される。
【0094】インベントリデータ21は、特定の製品独
自の材料や部品といったものと、電力や重油などの基礎
素材といった、全製品を通じて用いられる基礎的なもの
とがある。本実施の形態におけるLCAシステムが1つ
の企業内で構築され、その企業が、複数種の製品を製造
している場合、製品独自の材料や部品に関するインベン
トリデータ21は、その製品を扱う部門(生産現場に近
い場所)において、作成や管理を行い、その部門に合っ
たデータを用いるのが好ましいが、電力や重油などの規
則的なインベントリデータ21に関しては、企業内で異
なるデータを用いるのは好ましくない。
【0095】そこで、インベントリデータは、作成や管
理を行う管理部門が定められ、特別に許可がされた場合
を除き、自らの管理部門以外のインベントリデータを作
成や変更することは許可されない仕組みを設ける。その
仕組みについて以下に説明する。
【0096】第1の管理セクタは、全てのインベントリ
データ21と合算データ22を管理する。第1の管理セ
クタにおける管理とは、この場合、インベントリデータ
21に関しては、検索、修正、削除などの処理が行える
ことを意味し、合算データ22に対しては検索などの処
理を行えることを意味する。第2の管理セクタは、限ら
れたインベントリデータ21と合算データ22を管理す
る。限られたというのは、この場合、例えば、支店2内
において扱う製品カテゴリ(このカテゴリに関しても、
後述するように、さらに制限が加えられる)に関する部
分のみという意味である。
【0097】ユーザセクタは、ユーザセクタの上の部門
である第2のセクタが管理する製品カテゴリ内でのみ、
合算データ22を用いた最終的な環境負荷量を算出する
ことができる。
【0098】インベントリデータ21の作成についてだ
が、システムにログインしてきたユーザの部門がA部門
であった場合、そのユーザが作成したインベントリデー
タ21は、そのA部門のインベントリデータ21とな
る。すなわち、第1の管理セクタのユーザは、第1の管
理セクタのユーザとしてインベントリデータ21を作成
することはできるが、A部門のユーザとしてA部門のイ
ンベントリデータ21を作成することはできないように
なっている。
【0099】本システムにおいては、データをどの部門
が管理しているかを明確にするために、ユーザが参照す
る画面上に、どの部門が管理しているデータであるのか
を示す情報が表示される。例えば、後述する図28を参
照するに、図中左上部分に、“データ管理部門”という
表示があり、この場合、“TV”という部門が、データ
を管理していることが示されている。
【0100】図4に示したインベントリデータ21や合
算データ22は、本店1のPC10に備えられている記
憶部(不図示)に記憶され、管理される。
【0101】さらに権限について、図6を参照して説明
する。上述してきた権限とは、具体的には、本実施の形
態において5つのレベルで示される。図6では、権限レ
ベルとして、1,3,5,7,9と、5つのレベルが設
けられている。このように、奇数の数字を用いることに
より、例えば、所定のユーザ(第2の管理セクタまたは
ユーザセクタに属するユーザ)に、所定の期間だけ、決
められた権限以外の権限も与える場合などに、権限レベ
ル2(勿論4や6等でも良い)を設けることにより、そ
のようなことを実現するといったことが可能となる。
【0102】また、所定の期間という限定なしに、将
来、権限に依存する何らかの処理が増えた場合や、新た
に権限を設ける必要が生じたような場合に、偶数の権限
レベルは用いることが可能となる。
【0103】勿論、権限レベルは、奇数でなく、偶数で
設定するようにしても良い。また、5以上または5以下
のレベルを設定することも可能である。レベルの数は、
システムの規模などにより適宜、適した数を設定するこ
とが望ましい。
【0104】権限レベル1と3は、ユーザセクタに与え
られる権限レベルであり、権限レベル5と7は、第2の
管理セクタに与えられる権限レベルであり、権限レベル
9は、第1の管理セクタに与えられる権限レベルであ
る。
【0105】権限レベル1は、製品情報のうち、変更権
限を有する機種に関する検索、修正、削除、および申請
という処理が行える。ここで、製品情報とは、各支店2
で管理している(生産している)製品に関する情報とい
う意味であり、また、後述するライフサイクルステージ
毎に環境負荷を算出する際に入力される情報という意味
である。従って、権限レベル1が与えられるのは、主
に、製品の開発に関わる人である。
【0106】変更権限を有する機種とは、製品の開発に
関わる人が関わっている、その製品に関してのみ(製品
情報を入力する際に変更権限を有するユーザとして登録
された製品に関してのみ)、情報を変更する権限がある
という意味である。変更とは、検索、修正、削除、およ
び申請のことである。
【0107】権限レベル1のユーザには、変更権限のあ
る製品情報にのみ、修正や削除といった処理を行う許可
が与えられる。申請とは、自己が作成した製品情報を、
権限レベル3のユーザの許可を得て、正式なデータとし
て登録してもらう(他のユーザが使用可能な状態にして
もらう)為に行う処理である。
【0108】権限レベル1のユーザは、登録した製品カ
テゴリ内で変更権限のないものに関する情報の検索を行
うことも可能である。登録した製品カテゴリ内とは、予
め本実施の形態におけるLCAシステムを使用したいユ
ーザは、後述する登録という処理を行う必要があるが、
その登録の項目の中に、製品カテゴリの選択項目があ
り、ユーザが、検索などの処理を行いたい項目として登
録した製品カテゴリのことである。
【0109】登録した製品カテゴリ内の変更権限のない
もの(製品)とは、複数の製品カテゴリのうち、既に登
録をすましたが、変更権利者になっていない製品情報
や、自分で作成した製品情報ではないものの製品のこと
である。そのような製品に関して、権限レベル1のユー
ザに対しては、検索の処理のみを実行する許可が与えら
れている。
【0110】権限レベル1が与えられたユーザが行える
処理について、さらに図7を参照して説明する。氏名が
AのユーザAと氏名がBのユーザBは、共に、Xという
部に所属し、製品カテゴリとしてCTVに登録し、権限
レベルが1と与えられている。製品情報Qは、製品型名
がTV−01であり、製品カテゴリがCTVであり、変
更権利者がユーザAとユーザBと設定されている。製品
情報Rは、製品型名がTV−02であり、製品カテゴリ
がCTVであり、変更権利者がユーザBのみと設定され
ている。
【0111】ユーザAは、製品情報Qに対しては、変更
権利者として登録されているが、製品情報Rに対して
は、変更権利者として登録されていない。従って、ユー
ザAは、製品情報Qに対しては、検索、修正、削除、申
請といった処理が行えるが、製品情報Rに対しては、検
索の処理しか行えない。これに対し、ユーザBは、製品
情報Qと製品情報Rの、どちらにも変更と権利者として
登録されているため、製品情報Qと製品情報Rの、どち
らに対しても、検索、修正、削除、申請といった処理を
行うことが可能である。
【0112】このように、変更権利者(製品情報を作成
したユーザ、そのユーザにより許可が与えられたユー
ザ)に登録されたユーザしか、修正、削除、申請といっ
た処理が行えないようにすることにより、権利のないユ
ーザにより、誤って削除されてしまうと行ったような不
都合を防ぐことができる。
【0113】権限レベル3のユーザには、権限レベル1
のユーザに対して許可されている処理に、変更権限を有
する機種に関しての登録という処理をさらに行える許可
を与える。権限レベル3のユーザは、例えば、権限レベ
ル1の上司にあたる人である。登録という処理は、権限
レベル1のユーザが申請をしたデータに対して、データ
ベースに加える承認を行う処理である。
【0114】図8を参照して申請と登録についてさらに
説明するに、権限レベル1のユーザ(以下、適宜、ユー
ザAと記述する)が、製品情報を作成する。この作成中
の製品情報は、同じ製品カテゴリに登録しているユーザ
であれば閲覧可能な状態である。ユーザAは、製品情報
の作成が終了した時点で、申請という処理を行う。この
処理は、製品情報の作成に用いられる画面上に表示され
ている申請というボタン(不図示)を操作することによ
り行われる。
【0115】申請というボタンが操作されることによ
り、その製品情報は、作成中というステータス1の状態
から、申請中というステータス2の状態になる。このよ
うなステータスの変更は、状態コードにより管理されて
いる。
【0116】このような申請中の製品情報に対して、権
限レベル3で、かつ、その製品情報に対して登録の処理
を行える権限をもつユーザ(ユーザBとする)が、登録
の処理を実行すると、ステータス3の登録状態に、その
状態コードが変更される。登録されると、その製品情報
は正式なデータとして扱われ、他のユーザが閲覧できる
状態になる。なお、製品情報は、正式なデータとなる前
の段階のデータであっても、他のユーザが閲覧できる状
態とされても良い。
【0117】このように正式なデータとして登録された
製品情報に対しての修正、削除の処理は、できないよう
に設定される。このようにすることで、正式なデータと
して登録された製品情報が、誤って削除されてしまった
り、破壊(変更)されてしまうといったようなこと防ぐ
ことが可能となる。
【0118】ユーザAは、間違って申請し、申請中の状
態になった製品情報に対して、取消し、すなわち、作成
中の状態に戻すことができる。同様に、ユーザBは、間
違って承認し、登録されてしまった製品情報を、作成中
の状態に戻すことができる。
【0119】このように、データの状態を示す状態コー
ドを製品情報に含ませ、また、申請、承認、取消しとい
った処理を行えるようにすることで、作成中のデータ、
作成終了後のデータ、申請中のデータ、正式な(登録済
みの)データなどの区分を明確にし、管理、運用をスム
ーズに実行することができるようになる。
【0120】申請と承認というステップを設けることに
より、また、それらの処理を別のユーザが行うことによ
り、すなわち、2以上の人間により、製品情報の確から
しさを確認する仕組みを設けることにより、生成された
(登録された)製品情報の信頼性を高めることが可能と
なる。LCAを行うにあたり、用いられるデータ(イン
ベントリデータ21、合算データ22などを含めて)が
信頼性が高いことは大切なことであり、このような仕組
みを設けることにより、信頼性を高めることは大切なこ
とである。
【0121】図6を参照した権限レベルの説明に戻り、
権限レベル5と7は、第2の管理セクタに属するユーザ
に与えられる権限であり、基本的に許可される処理は同
じである。しかしながら、権限レベル5と権限レベル7
を設けるのは、細かな部分での処理を許可するか否かの
差異を設けるため、新たに処理が増えたときに対応でき
るようにするため、上司と部下を区別するためなどの理
由からである。
【0122】権限レベル5と7(以下、権限レベル5と
権限レベル7を区別する必要がない場合、権限レベル5
として記述する)は、権限レベル3のユーザに対して許
可されている処理に、登録した製品カテゴリ内で変更権
限のないものに対する修正、削除、申請、登録の処理
と、同一管理部門内で登録外の製品カテゴリの検索の処
理、さらに、所属部門のインベントリデータに対する、
作成、修正、削除、合算処理が行える権限とされてい
る。
【0123】権限レベル5と権限レベル7のユーザに
は、ユーザ登録を申請してきたユーザに対して、その申
請を承認するか否かの権限と、製品カテゴリの追加や削
除の申請をしてきたユーザに対して、その申請を承認す
るか否かの権限も与えられている。ただし、権限レベル
5のユーザには、権限レベル1と3のユーザの申請に対
してのみ、権限レベル7のユーザには、権限レベル1,
3,5のユーザの申請に対してのみ、それぞれ承認を与
える権限が与えられている。
【0124】上述したように、第2の管理セクタは、ユ
ーザセクタのユーザより広い権限をもち、例えば、支店
2内のLCAシステムおよびデータを管理する立場にあ
る。そこで、権限レベル5のユーザには、支店2で扱う
製品カテゴリであるために、登録をすました製品カテゴ
リ内であれば、製品情報を作成した作成者でなくても、
管理するという観点から、製品情報の作成、修正、削
除、申請、登録といった処理を行える権限を与える。
【0125】また、権限レベル5のユーザには、同一管
理部門内で登録外の製品カテゴリに対して、検索の処理
だけを行える権限を与える。なお、ここで検索を行える
権限とは、検索を実行した後に、その内容を表示させる
(閲覧する)ことができる権限であるとする。権限レベ
ル5のユーザに対しては、支店2で扱う製品カテゴリを
管理するという権利を与えているため、権限レベル5の
ユーザは、そのユーザが所属する支店2で扱う全ての製
品カテゴリに基本的に登録されている状態である。
【0126】従って、基本的に、権限レベル5のユーザ
にとって、同一管理部門内で登録外の製品カテゴリとい
うのは、権限レベル5のユーザが故意に登録されている
製品カテゴリの削除などを行わない限り存在しない。
【0127】さらに、権限レベル5のユーザには、所属
部門のインベントリデータに対して、検索、修正、削
除、合算処理といった処理を行える権限も与えられる。
このような権限を与えるのは、全てのインベントリデー
タを権限レベル9(全てを管理する本店1に属するユー
ザ)が作成、管理するというのは、その量から、困難な
ことであると考えられ、作業の分担をはかるためであ
る。
【0128】また、製品を実際に作る現場に近い位置に
いる権限レベル5のユーザの方が、製品を実際に作る現
場から離れている位置にいる権限レベル9のユーザよ
り、より必要なインベントリデータを作成できる。この
ような理由から、権限レベル5のユーザには、インベン
トリデータの修正、削除、合算処理(インベントリデー
タから合算データを作成する処理)といった処理を行え
る権限を与える。
【0129】しかしながら、インベントリデータは、信
頼性の高さが要求されるデータであり、しっかりと管理
する必要性があるため、権限レベル1や3のユーザに
は、たとえ、製品を実際に作る現場に近い位置にいると
しても、インベントリデータの修正などの処理を行う権
限を与えない。
【0130】ここで、権限レベル1,3,5のユーザが
行える処理の違いについて、図9を参照して説明する。
図9においては、主に削除の処理を例に挙げて説明す
る。氏名がAのユーザAは、利用部門がXであり、登録
してある製品カテゴリがCTVであり、権限レベルが1
である。氏名がCのユーザCは、利用部門がXであり、
登録してある製品カテゴリがCTVであり、権限レベル
が5である。氏名がDのユーザDは、利用部門がXであ
り、登録してある製品カテゴリがLCDであり、権限レ
ベルが5である。
【0131】ユーザAは、権限レベルが1であり、製品
情報Qの変更権利者として登録されていないために、製
品情報Qに対する削除の処理を行うことはできない。こ
れに対して、ユーザCは、製品情報Qの変更権利者とし
て登録されていないが、権限レベルが5であるために、
また、製品カテゴリが一致しているために、製品情報Q
に対して削除の処理を実行することができる。
【0132】ユーザDは、ユーザCと同じく権限レベル
が5であるが、利用部門が、製品情報Qを管理する管理
部門Xとは異なるために、製品情報Qに対する削除の処
理を実行することはできない。すなわち、ユーザDは、
製品情報Qに対して、製品情報Qを管理する管理部門X
とは異なる管理部門Yを利用部門としているため、製品
情報Qに対して何らかの処理を実行することはできな
い。
【0133】図6を参照した権限レベルの説明に戻り、
権限レベル9が与えられたユーザ、すなわち、第1の管
理セクタのユーザは、LCAシステムにおいて扱う全て
のデータに対して、全ての処理を実行する権限が与えら
れる。
【0134】このように、権限レベルにより、実行でき
る処理とできない処理とを設けることは、製品情報やイ
ンベントリデータの管理をしやすくする、信頼性を高め
るといった観点からである。また、権限レベルにより、
実行できる処理とできない処理を設け、実行できる処理
に対応するボタンのみを操作画面上に表示するようにす
れば、ユーザ側にとって、無駄な情報を提供されること
なく、使い勝手の良いものとなる。
【0135】権限レベルにより、上述したように、実行
できる処理に違いが生じてくるために、その権限レベル
自体の管理も的確に行う必要がある。権限レベルは、所
定のユーザ側からの要求を受けた第1の管理セクタのユ
ーザにより与えられる。また、所定のユーザが登録を行
える製品カテゴリなども、第1の管理セクタのユーザに
より許可が与えられ部分のみであり、所定のユーザが望
んだ全ての製品カテゴリに対して登録が行える仕組みで
はない。
【0136】第1の管理セクタのユーザが、所定のユー
ザ側からの要求を全て処理するとなると、例えば、会社
の規模が大きく、従業員の数が多くなると、第1の管理
セクタのユーザへの負担が大きくなってしまう。そこ
で、第2の管理セクタも、ユーザセクタのユーザ側から
の要求は処理できるようにしても良い。このことは、換
言すれば、上位の権限レベルのユーザにより、下位の権
限レベルのユーザの要求が処理されることを示してい
る。
【0137】すなわち、第2の管理セクタのユーザの要
求は、第1の管理セクタのユーザが処理し、ユーザセク
タのユーザの要求は、第2の管理セクタのユーザが処理
する(第1の管理セクタのユーザは、勿論、処理するこ
とができる)ようにする。このようにすることにより、
第1の管理セクタのユーザが行わなくてはならない処理
の軽減をはかるようにしても良い。
【0138】例えば、図6を参照して説明したように、
ユーザ登録の申請を承認する権限を第2の管理セクタの
ユーザにも与えることにより、第1の管理セクタのユー
ザが、システムを用いる全てのユーザに対する承認の処
理を実行する必要がなくなり、第1の管理セクタのユー
ザの処理の軽減をはかることができる。また、より現場
に近い第2の管理セクタの方が、第1の管理セクタよ
り、ユーザセクタのユーザの管理に適している場合もあ
り、より管理を行き渡らせることが可能となる。
【0139】このような権限レベルや製品カテゴリは、
第1の管理セクタ側に備えられているPC10(図1)
により管理されている。例えば、図10に示すようなマ
スターテーブルにより管理されている。すなわち、氏
名、利用部門、権限レベル、使用製品カテゴリが関連付
けられたテーブルである。利用部門や使用製品カテゴリ
などは、直接名称で管理されても良いが、割り当てられ
た数字などで管理されるようにしても良い。
【0140】利用部門とは、ユーザが後述する登録の処
理の際に登録を所望した部門であり、基本的に、ユーザ
が所属する部門である。このようなマスターテーブル
は、PC10の記憶部(不図示)に記憶されている。
【0141】ここで、PC10の内部構成について説明
する。図11は、PC10の内部構成例を示す図であ
る。PC10のCPU(Central Processing Unit)4
1は、ROM(Read Only Memory)42に記憶されてい
るプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM
(Random Access Memory)43には、CPU41が各種
の処理を実行する上において必要なデータやプログラム
などが適宜記憶される。入出力インタフェース45は、
キーボードやマウスから構成される入力部46が接続さ
れ、入力部46に入力された信号をCPU41に出力す
る。また、入出力インタフェース45には、ディスプレ
イやスピーカなどから構成される出力部47も接続され
ている。
【0142】さらに、入出力インタフェース45には、
ハードディスクなどから構成される記憶部48、およ
び、ネットワーク3(図1)を介して他の装置(例え
ば、PC11)とデータの授受を行う通信部49も接続
されている。ドライブ50は、磁気ディスク61、光デ
ィスク62、光磁気ディスク63、半導体メモリ64な
どの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き
込んだりするときに用いられる。
【0143】なお、PC11、PC12も基本的な構成
は、PC10と同様であるので、その説明は省略する。
【0144】次に、図1に示したLCAシステムの動作
について、図12のフローチャートを参照して説明す
る。ここでは、第1の管理セクタに属する本店1のPC
10と、第2の管理セクタに属する支店2のPC12ま
たはユーザセクタに属する支店2のPC11の間で行わ
れる動作について説明する。ステップS1において、P
C11またはPC12(以下の説明においては、特にP
C12と記述する必要がない場合、単にPC11と記述
する)は、ユーザの指示により所定のプログラムを起動
させることにより、図13に示すような初期画面(LC
Aシステムに接続するためのログインの画面)を、出力
部47としてのディスプレイ71上に表示する。
【0145】表示される初期画面は、例えば、図13に
示すように、ユーザID(社員番号など、個人を識別す
る番号)を入力する欄、パスワードを入力する欄、ログ
インする際に操作されるボタン(OKボタン)、およ
び、ログインをキャンセルする際に操作されるボタン
(キャンセルボタン)などが表示される。本システムを
利用したい場合、ユーザは、予めユーザ登録しておく必
要がある。なお、ユーザIDとしては、社員番号に限ら
ず、そのログインを要求するユーザを一意に識別できる
ようなデータであれば、どのようなデータでも良い。
【0146】ユーザIDやパスワードは、登録が終了し
ていなければ、付与されない(ユーザIDが社員番号な
どの場合でも、通常、パスワードの方は付与されない
(登録した後でないと有効にはならない))ので、新規
にアクセスしたユーザは、ユーザIDやパスワードを入
力することができない。仮に入力したとしても、ステッ
プS11の認証処理により、結果として、システムを利
用することはできない(新規ユーザとして判断され
る)。
【0147】そこで、ユーザIDやパスワードの少なく
ても一方が入力されない状態で、ログインボタンが操作
された場合、そのログインを要求したユーザは、新規の
ユーザであると判断することができる。そこで、PC1
0またはPC11は、そのような方法を用いて、新規の
ユーザであるか否か、換言すれば、ユーザ登録が必要な
ユーザであるか否かを判断するようにしても良い。
【0148】なお、既に、LCAシステムを用いる会社
自体に、社員(ユーザ)を認証するようなシステムが構
築されている場合、換言すれば、会社内で用いられてい
るLCAシステムを含むネットワークにアクセスする際
に認証するようなシステムが構築されている場合、その
システムを用いて認証を行うようにして良い。そのよう
なシステムが導入されている場合、ユーザID(社員番
号)、メールアドレス、所属などの情報が関連付けられ
て管理されていることが多く、そのような情報を、LC
Aシステムにおける処理で用いるようにしても良い。
【0149】図13に示したようなログイン用の画面
で、ユーザIDやパスワードが入力された後、“ログイ
ン”というボタンが操作されると、それらの情報は、P
C10に送信される。PC10は、ステップS11にお
いて、送信されてきた情報を用いて認証処理を実行す
る。認証処理は、ユーザIDに対応するユーザが、マス
ターテーブルに登録されているか否かが判断されること
により行われる。また、マスターテーブルに登録されて
いた場合、パスワードが正しいか否かも判断されること
により認証処理が行われる。なお、パスワードが正しい
か否かの判断は、例えば、会社独自の認証システムを用
いることとにより認証が行えるために必要はない場合な
ど省略することも可能である。そのような場合、LCA
システムとして認証処理を行うPC10側で、パスワー
ドを管理する必要はない。
【0150】認証処理の結果が用いられて、ステップS
12において、ログインを要求してきたユーザは、既に
LCAシステムを使用するためのユーザ登録が完了し、
登録されているユーザであるか否かが判断される。ステ
ップS12において、ログインを要求してきたユーザ
は、登録されているユーザではないと判断された場合、
ステップS13に進み、ユーザ登録の為の処理が実行さ
れる。このユーザ登録に関する処理についての詳細は後
述する。一方、ステップS12において、ログインして
きたユーザは、登録されているユーザであると判断され
た場合、ステップS14に進み、ログインしてきたユー
ザは、第1の管理セクタに属するユーザであるか否かが
判断される。
【0151】上述したように、PC10は、図10に示
したようなマスターテーブルを管理しており、そのマス
ターテーブルを参照することにより、ログインしてきた
ユーザの権限レベル(どのセクタに属するか)を判断す
ることができる。ステップS14において、ログインを
してきたユーザは、第1の管理セクタに属するユーザで
はない(権限レベル9であるユーザではない)と判断さ
れた場合、ステップS15に進み、第2の管理セクタに
属するユーザであるか否かが判断される。
【0152】ステップS15において、ログインしてき
たユーザは、第2のセクタに属するユーザではない(権
限レベル3または5のユーザではない)と判断された場
合、ユーザセクタのユーザであると判断されたことにな
るので、ステップS16において、そのログインしてき
たユーザレベルのユーザに適合した画面のデータが、マ
スターテーブルの情報を参照して送信される。
【0153】同様に、ステップS14において、ログイ
ンしてきたユーザが、第1の管理セクタに属するユーザ
であると判断された場合、ステップS17に進み、第1
の管理セクタに属するユーザ用の画面データが送信され
る。また、ステップS15において、ログインしてきた
ユーザが、第2の管理セクタに属するユーザであると判
断された場合、ステップS18に進み、第2の管理セク
タに属するユーザ用の画面データが送信される。
【0154】このように送信される画面は、マスターテ
ーブルに記述されている権限、利用部門および使用製品
カテゴリの情報から、その情報に基づくものが送信され
る。すなわち、認証されたユーザが所属する部門以外の
部門の情報にはアクセスできないように、アクセスする
ために操作されるボタンなどは表示させないなどのこと
が考慮された画面である。
【0155】上述した図12に示したフローチャートに
基づく処理は、図10に示したようなマスターテーブル
に登録されているユーザがログインしてきたか否かを判
断したあと(ステップS12の処理)、所属(利用)す
るセクタを判断し(ステップS14,S15)、そし
て、製品カテゴリなどの情報を基に、ログインしてきた
ユーザに対応した画面のデータを送信する(ステップS
16乃至S18)ようにしたが、ステップS14とステ
ップS15の処理を省略し(すなわち、セクタを判断せ
ず)、権限、利用部門、および製品カテゴリからログイ
ンしてきたユーザに対応する画面のデータを送信すると
いう、ステップS16乃至S18の各処理をまとめて1
つの処理としても良い。
【0156】PC11は、ステップS2において、受信
した画面データに基づく画面をディスプレイ71上に表
示する。この画面は、上述したように、ログインしたユ
ーザが行える処理に対応するボタンしか表示されないな
ど、ユーザに適した画面であるので使い勝手が良いもの
となっている。そのような画面を用いてユーザは、ステ
ップS3において所定の処理を実行することができる。
ステップS3において、例えば、第2の管理セクタのユ
ーザが行う処理としては、インベントリデータの入力や
合算データの入力などである。また、ユーザセクタのユ
ーザが行う処理としては、例えば、製品情報の入力や環
境負荷の演算処理などである。
【0157】なお、第1の管理セクタがLCAシステム
のログインする場合においても、第2の管理セクタやユ
ーザセクタのユーザが行う手順と同様に行われるので、
その説明は省略する。
【0158】次に、ステップS11において行われるユ
ーザ登録の処理について、図14のフローチャートを参
照して説明する。ユーザ登録の処理に関しては、第1の
管理セクタ(PC10)、第2の管理セクタ(PC1
2)、および、ユーザセクタ(PC11)を区別する必
要があるため、図14におけるフローチャートにおいて
は、それぞれ分けて図示してある。ここでは、ユーザセ
クタのユーザ(PC11のユーザ)がユーザ登録を申請
する場合を例にあげて説明する。
【0159】PC10は、図12のフローチャートのス
テップS13のユーザ登録の処理を開始すると、まず。
ステップS31において、登録画面のデータを読み出
し、その画面データを、PC11に対して送信する。P
C11は、画像データを受信すると、その画像データに
基づく画像をディスプレイ71上に表示する。図15
に、ディスプレイ71に表示される登録画面の一例を示
す。ユーザ登録用の画面では、まず、ユーザIDと氏名
が入力される。ユーザIDが社員番号などである場合、
所属を判別することが可能であるので、その判別に応じ
て、所属の欄が、自動的に(ユーザが入力を行うことな
く)表示されるようにしても良い。勿論、ユーザにより
入力されるようにしても良い。
【0160】また、LCAシステムが接続されている社
内ネットワークに接続する際に、その社内ネットワーク
に接続するための認証処理が、LCAシステムを使用す
るために行われている認証処理よりも前に行われている
ような場合、または、兼ねているような場合、ネットワ
ークに接続する際の認証処理の結果として得られる情報
を用いるようにしても良い。すなわち、ネットワークに
接続する際の認証処理の結果、ユーザID、氏名、所属
などの情報は特定でき、その情報を、図15に示したユ
ーザ登録用の画面の所定の欄に、ユーザの手を煩わせる
ことなく表示されるようにしても良い。
【0161】図15に示したユーザ登録用の画面には、
後述する処理により、ユーザ登録の承認を求めるための
電子メールが、第1の管理セクタおよび第2の管理セク
タに対して送信されるため、また、承認結果が、ユーザ
登録を申請してきたユーザに対して送信されるため、ユ
ーザ登録を申請するユーザのメールアドレスを入力する
欄が設けられている。
【0162】電話番号は、所属している部門の電話番号
が入力される。電話番号の下側には、“利用するデータ
管理部門を選択してください”という、選択肢が表示さ
れている。利用するデータ管理部門とは、システム内で
利用を所望するデータ管理部門のことである。基本的に
は、ユーザが所属するユーザセクタまたは第2の管理セ
クタが選択される。自己が所属していないセクタ(デー
タ管理部門)をユーザが選択した場合、後述する承認と
いう処理で、基本的に登録が許可されない。
【0163】利用するデータ管理部門の選択肢の下に
は、一般ユーザであるか承認者であるかを選択する選択
肢が設けられている。一般ユーザとは、この場合、権限
レベルが1のユーザセクタに属するユーザであり、承認
者とは、権限レベルが3の第2の管理セクタに属するユ
ーザのことである。
【0164】ステップS41において、図15に示した
ようなユーザ登録用の画面の所定の欄に、所定の情報が
記入され、“次へ”というボタンが操作されると、記入
された情報が、PC10に対して送信される。なお、
“システム終了”というボタンが操作されると、登録の
処理は中断され、図14に示したフローチャートの処理
は終了される。
【0165】PC10は、ステップS32において、カ
テゴリを選択(登録)するための画面のデータを送信す
る。送信された画面データは、PC11により処理さ
れ、ディスプレイ71上に表示される。図16は、ディ
スプレイ71上に表示される製品カテゴリ選択のための
画面の一例である。
【0166】図15に示したユーザ登録用の画面で、利
用するデータ管理部門が選択されているため、そのデー
タ管理部門で登録できる製品カテゴリのみが図16に示
した製品カテゴリの登録用の画面に表示される。ユーザ
が前の画面で選択した利用するデータ管理部門の下側に
は、“使用したい製品カテゴリを選択し、送信ボタンを
押してください”というメッセージが表示されている。
そのメッセージの下に、製品カテゴリの複数の選択肢が
表示されている。この際、利用するデータ管理部門の選
択肢で選択した部門に関する製品カテゴリしか表示され
ないため、画面が簡素化され、ユーザが、選択するカテ
ゴリを探し出すのに苦労する、誤って他の部門のカテゴ
リを選択してしまうといった不都合を防ぐことが可能と
なる。
【0167】このように、利用するデータ管理部門まで
の登録と製品カテゴリの登録を、連続して行われるよう
にしても良いが、別々に行われる(時間的に異なるとき
に行われる)ようにしても良い。これは、登録した製品
カテゴリを、後の時点で、変更することができるように
するため、ユーザ登録した時点では、ユーザ自身が登録
すべき製品カテゴリを認識していない場合などを考慮し
て、または、第1の管理セクタがユーザ登録を許可して
から製品カテゴリを登録する方が良いと考えられる場合
などに対応するためである。連続して行われる場合、後
の時点で、変更や訂正が行える機能を有することが望ま
しい。
【0168】図16に示しような製品カテゴリの登録画
面に必要事項が入力され、送信ボタンが操作されると、
そのデータはネットワーク3を介してPC10に送信さ
れる。PC10は、図15や図16に示した登録用の画
面にて記入された情報を、記憶部48(図11)に記憶
し、管理している図10に示したようなマスターテーブ
ルに、受信されたユーザに関する情報を追加し、記憶す
る。
【0169】マスターテーブルに記載される情報は、製
品カテゴリや権限レベルなどに関わることであるため、
登録の際に、登録を要求してきたユーザの要求が正しい
か否かを判断した後に、実際の登録が行われるようにす
ることが望ましい。そこで、ユーザ登録に必要な事項に
関するデータは、第1の管理セクタまたは第2のセクタ
のユーザがチェックを行い、権利があると判断される部
分についてのみ、登録処理を実行するようにしても良
い。
【0170】すなわち、仮登録というステップを設け、
その仮登録の後に、実際の登録処理(本登録)が実行さ
れるようにしても良い。ここでは、仮登録が行われると
し、仮登録について、引き続き図14のフローチャート
を参照して説明する。仮登録というステップを設けた場
合、ステップS41やステップS42において、PC1
1により入力される必要事項は、仮登録するための情報
である。仮登録のためにPC11からPC10に対して
送信されたデータは、PC10において管理されている
仮登録者用のリストに登録される。
【0171】仮登録者用のリストに、仮登録を要求した
ユーザの情報が登録される一方で、管理担当者、すなわ
ち、この場合、第1の管理セクタまたは第2の管理セク
タのユーザに対して、新たに登録の要求を出してきたユ
ーザが存在することを認識させるための電子メールが送
信される。ユーザセクタのユーザが、ユーザ登録を要求
してきた場合、そのユーザが利用する部門の第2の管理
セクタのユーザに対して電子メールが送信される。第1
の管理セクタのユーザに対しては、ユーザ登録を要求し
てきたユーザの利用部門にかかわらず、メールが送信さ
れる。
【0172】ここでは、ユーザセクタのユーザがユーザ
登録を申請してきたので、第1の管理セクタと第2の管
理セクタのユーザに対して電子メールが送信される。第
2の管理セクタのユーザは、ステップS51において、
送信された電子メールを閲覧する。電子メールを受信し
た第2のセクタンのユーザは、電子メールを閲覧した結
果、自分が管理する部門で、ユーザ登録を申請してきた
ユーザが存在することが確認した場合、ステップS52
において、LCAシステムにログインする為の処理を実
行する。
【0173】ステップS52において行われるLCAシ
ステムへのログインの処理は、図12のフローチャート
のステップS1の処理と同様に行われる。また、図14
のフローチャートにおいては省略したが、ステップS5
2においてLCAシステムへのログインの処理が実行さ
れることにより、図12のフローチャートに示した一連
の処理が順次実行される。その結果、この場合、ステッ
プS15において、ログインを要求してきた第2の管理
セクタのユーザであると判断され、ステップS18にお
いて、第2の管理セクタのユーザ用の画面のデータが送
信される。その結果、ステップS2において、PC12
のディスプレイ71上には、ログインを申請したユーザ
に適した画面が表示される。
【0174】ここで、第1の管理セクタ、第2の管理セ
クタ、および、ユーザセクタのユーザが、それぞれLC
Aシステムにログインしたときにディスプレイ71上に
表示される画面について説明する。図17乃至図19
に、第1の管理セクタ、第2の管理セクタ、または、ユ
ーザセクタのユーザがLCAシステムにアクセスし、認
証が終了されたときに表示される画面(ステップS2の
処理として表示される画面)の一例を示す。図17は、
第1の管理セクタに属するユーザがログインしたときに
表示される画面の一例を示す図である。
【0175】図17の図中、上部には、メッセージが表
示される。このメッセージは、第1の管理セクタのユー
ザに同時に知らせたい事柄、例えば、会議の日時などの
情報が表示される。図17の図中左側に表示される事柄
は、まず、上部に、部門名が記されたボタンが表示され
る。この場合、“X部門”、“Y部門”、および“Z部
門”の3つの部門のボタンが表示される。これらのボタ
ンのうち、操作されたボタンに関する製品カテゴリが、
ボタンの下側に表示される。製品カテゴリの一覧の下側
には、“製品情報新規”というボタンと、“製品情報変
更・一覧”というボタンが表示される。
【0176】“製品情報新規”というボタンは、製品情
報を新たに追加、登録したいときに操作されるボタンで
あり、“製品情報変更・一覧”というボタンは、既に登
録されている製品情報を変更する際、または、既に登録
されている製品情報を一覧表示させる際に操作されるボ
タンである。
【0177】図17の図中、右側に表示される事項は、
“インベントリ新規”というボタン、“インベントリ変
更・一覧”というボタン、および、“合算データ生成”
というボタンである。これらの下側には、“製品カテゴ
リ追加、変更”というボタン、“管理者用メニュー”と
いうボタン、および、“システム終了”というボタンの
4つのボタンが表示される。
【0178】“インベントリ新規”というボタンは、イ
ンベントリデータを新たに追加、登録したときに操作さ
れるボタンであり、“インベントリ変更・一覧”という
ボタンは、既に登録されているインベントリデータを変
更する際、または、登録されているインベントリデータ
を一覧表示させる際に操作されるボタンであり、“合算
データ生成”というボタンは、合算データを既に登録さ
れているインベントリデータなどを用いて生成する際に
操作されるボタンである。
【0179】“製品カテゴリ追加・変更”というボタン
は、製品カテゴリを新たに追加、または、削除などの変
更を行いたいときに操作されるボタンであり、“管理者
用メニュー”というボタンは、後述するような管理者に
与えられた処理を実行したいときに操作されるボタンで
あり、“システム終了”というボタンは、このLCAシ
ステムの利用を終了させたいときに操作されるボタンで
ある。
【0180】上述したように、第1の管理セクタのユー
ザは、システムにおいて扱われる全てのデータの管理を
行っている。従って、上述したように、図中左側には、
全部門のデータを扱うためのボタンが表示され、右側に
は、インベントリデータや合算データを扱う為のボタン
が表示される。
【0181】図18は、第2の管理セクタに属するユー
ザ(この場合、X部門に属するユーザ)がログインした
ときに表示される画面の一例を示す図である。第2の管
理セクタのユーザに対して、そのユーザが属している部
門のデータしか取り扱えないような表示となっている。
従って、図18に示した例では、図中左側には、X部門
に関する製品カテゴリしか表示されない。
【0182】また、“製品情報変更・一覧”のボタンが
操作された場合、X部門に関する製品情報しか表示され
ないように制御される。さらに、図中右側に表示されて
いる3つのボタンは、図17に示した第1の管理セクタ
に属するユーザがログインしたときに表示されるボタン
と同じボタンであるが、第1の管理セクタに属するユー
ザが操作したとき(図17に示した画面で操作されたと
き)には、全てのインベントリデータや合算データが処
理対象として表示されるが、第2の管理セクタに属する
ユーザが操作したとき(図18に示した画面で操作され
とき)には、この場合、X部門に関わるインベントリデ
ータや合算データのみが処理対象として表示される。
【0183】図19は、ユーザセクタに属する権限レベ
ル1のユーザ(この場合、X部門に属するユーザ)がロ
グインしたときに表示される画面の一例を示す図であ
る。ユーザセクタに属するユーザは、自己が属し、予め
登録した製品カテゴリのデータしか扱うことができな
い。従って、図19に示したように、この場合、X部門
に関する製品カテゴリの内、ユーザが登録した製品カテ
ゴリしか表示されない。
【0184】また、第1の管理セクタに属するユーザや
第2の管理セクタに属するユーザに対しての画面(図1
7や図18に示した画面)には表示されている“インベ
ントリ新規”、“インベントリ変更・一覧”、“合算デ
ータ生成”といったインベントリデータや合算データに
関するボタンが一切表示されない。これは、上述したよ
うに、ユーザセクタに属するユーザの権限レベルは1ま
たは3(図6参照)であり、その権限レベルでは、イン
ベントリデータや合算データを扱うことは許可されてい
ないために、インベントリデータを扱うようなボタンを
表示する必要はないからである。
【0185】ただし、権限レベル3のユーザには、合算
データの閲覧する権利は与えるので、権限レベル3のユ
ーザ用の画面には、“インベントリ変更・一覧”といっ
たボタンだけは、権限レベル1のユーザ用の画面に加え
て表示される。
【0186】このように、ログインが行われ、認証処理
が行われた後に表示される画面は、そのログインを行っ
たユーザが取り扱うことができるデータに関する事柄だ
けが表示されるので、誤って権限のない人がデータを変
更、削除などの処理を実行してしまうようなことを防ぐ
ことができる。また、処理できる事柄に関することしか
表示されないために、画面の構成がシンプルな見易いも
のとなり、使い勝手を向上させることが可能となる。
【0187】図17乃至図19に示したような画面か
ら、ユーザが所望の処理を選択した場合について、以下
に説明する。ここではまず、図14のフローチャートの
説明に戻り、ユーザ登録に関わる処理について説明す
る。第2の管理セクタのユーザが、電子メールを閲覧す
ることにより、ユーザ登録の承認を申請してきたユーザ
が存在することを確認し、LCAシステムにログインす
ると、そのユーザのPC12のディスプレイ71上に
は、図18に示したような画面が表示される。
【0188】第2の管理セクタのユーザ用の画面には、
その画面の下側に3つのボタンが設けられている。3つ
のボタンの内、“管理者用メニュー”というボタンが、
ステップS53において操作される。この“管理者用メ
ニュー”のボタンは、第2の管理セクタのユーザとユー
ザセクタのユーザを管理する権限をもつ第1の管理セク
タのユーザの図17に示したような画面と、ユーザセク
タのユーザを管理する権限をもつ第2の管理セクタのユ
ーザの図18に示したような画面にしか表示されないボ
タンである。
【0189】“管理者用メニュー”というボタンが操作
されると、図20に示したような画面に表示が切り換え
られる。管理者用メニューは、“新規ユーザを登録”、
“製品カテゴリを承認”、“ユーザの管理”、“メッセ
ージを変更”、“製造事業所を追加・変更”、“資料名
を追加・変更”、“メール送信先を変更”、および、
“戻る”といったボタンが設けられている。このうち、
ユーザ登録の承認を行う場合、“新規ユーザを登録”と
いうボタンが操作される。“新規ユーザを登録”という
ボタンが操作されると、図21に示したような画面に切
り換えられる。
【0190】図21に示した画面は、2人のユーザが、
ユーザ登録を申請している場合の例を示している。表示
される項目としては、“ユーザID”、“ユーザ名”、
“権限”、“利用部門”、“所属名称”、“製品カテゴ
リ”、“メールアドレス”、“電話番号”、“内線番
号”、および、“申請日”である。これらの項目には、
仮登録として、登録を申請してきたユーザが、図15や
図16に示したような画面を用いて記入、選択した情報
が、それぞれ表示される。
【0191】画面の下側には、“登録”、“削除”、
“検索”、“印刷”、および、“戻る”といったボタン
が設けられてる。“登録”や“削除”といったボタンが
操作された場合、“ユーザID”の左側に設けられてい
るチェックボックスに、チェックがされているユーザ情
報が、その操作対象とされる。第2の管理セクタのユー
ザは、表示されている情報を参照して、登録しても良い
と判断したユーザのチェックボックスをチェックし、
“登録”というボタンを操作する。また、登録を全く認
めないと判断した場合、その判断を下したユーザのチェ
ックボックスをチェックし、“削除”というボタンを操
作する。
【0192】“登録”ボタンが操作された場合、その情
報は、PC10に送信され、ステップS34において、
本登録の処理が実行される。本登録の処理は、PC10
が管理するマスターテーブルに、新たにユーザ登録が承
認されたユーザの情報が書き込まれることにより行われ
る。本登録が終了すると、登録を申請していたユーザ
は、LCAシステムを、承認された範囲において利用す
ることが可能となる。利用可能になったということを、
ユーザに対して電子メールで知らせる機能を、本登録の
際の1つの処理として設けるようにしても良い。
【0193】図21において、ユーザ名をクリックする
と、そのユーザが登録を申請してきた製品カテゴリに関
する情報が表示される。製品カテゴリについての情報
は、図21において、“製品カテゴリ”という項目の欄
にも表示がされるが、この欄に表示されるのは、1つの
カテゴリだけである。
【0194】ユーザが、1つのカテゴリにしか登録を申
請してこなかった場合には、その1つのカテゴリが表示
されるが、複数のカテゴリの登録を申請してきたときに
は、代表とされるカテゴリが1つ表示され、その前又は
後に、複数のカテゴリの登録を申請してきたことを示す
マーク、例えば、*などが表示される。このようなマー
クが表示されている時には、ユーザ登録を許可するか否
かを判断しているユーザは、ユーザ名をクリックして、
製品カテゴリに関する情報を閲覧するようにすればよ
い。
【0195】ユーザ名をクリックすることにより、製品
カテゴリに関する情報を閲覧し、ユーザ登録を許可する
か否かを判断しているユーザは、使用を許可するカテゴ
リのみがチェックされているか否かを調べる。ユーザ登
録を許可するか否かを判断しているユーザは、登録を申
請してきたユーザがチェックしてきた製品カテゴリのな
かで、使用を認めないカテゴリがチェックされていた場
合には、そのチェックを外すことができ、また逆に、チ
ェックがされていないカテゴリに関して、使用を認めた
い場合には、そのカテゴリにチェックをいれることがで
きる。
【0196】このようにして、製品カテゴリもチェック
され、“登録”というボタン(図21)が操作される
と、PC10において、本登録が行われる。図21にお
いて、“検索”というボタンは、新規に登録を申請して
きたユーザ内から所定のユーザを検索したいときに操作
されるボタンである。“印刷”というボタンは、新規に
登録を申請してきたユーザの一覧表を印刷したいときに
操作されるボタンである。“戻る”というボタンが操作
されると、図20に示したような画面に戻る。
【0197】図20に示した管理者用メニューの“新規
ユーザを登録”というボタン以外のボタンについて説明
する。“製品カテゴリを承認”というボタンは、既にユ
ーザ登録がされているユーザ、従って、使用できる製品
カテゴリの登録も終了しているユーザが、その製品カテ
ゴリの変更(追加、削除など)を申請してきたときに、
その申請を認めるか否かを判断するための処理を行うと
きに操作されるボタンである。
【0198】LCAシステムにおいて用いられる情報
は、機密性の高いものであるために、上述したように、
閲覧、使用できる製品カテゴリを含むユーザ登録も、管
理者の承認が得られなくては行われないようになってい
る。従って、ユーザ登録後の製品カテゴリに関する追加
や変更に関しても、管理者の承認なしでは行えないよう
にする必要がある。そのために、製品カテゴリに関する
追加や変更に関しても、上述したユーザ登録の申請と同
様の処理により行われる。
【0199】図19に示したような、ユーザセクタのユ
ーザ用の画面において、“製品カテゴリ追加・変更”と
いうボタンが操作されると、その操作されたという情報
がPC10に送信される。PC10は、例えば、図14
のフローチャートのステップS32に処理と同様に、カ
テゴリを選択するための画面を送信する。その送信され
る画面は、その時点で、ユーザが登録している(使用で
きる)製品カテゴリにはチェックが入っている画面(不
図示)である。
【0200】そのような画面において、ユーザレベルの
ユーザが、必要事項を記入し、送信ボタン(不図示)を
操作すると(ステップS42の処理に対応する処理)、
PC10においては、メールを送信する。このメールの
送信は、図14のフローチャートにおけるステップS3
3の処理と同様に行われる。ステップS33以降の処理
と同様にして、製品カテゴリに関する追加などの変更に
対する承認の処理が行われる。このようにして、製品カ
テゴリに対しても、その変更などには管理者の承認が行
われるようにすることにより、機密性の高い情報が外部
に漏れるようなことを防ぐことが可能となる。
【0201】図20に示した画面内のボタンの説明に戻
り、“ユーザの管理”というボタンは、LCAシステム
に登録されているユーザの管理を行いたい時に操作され
るボタンである。ユーザの管理とは、例えば、登録後
に、所定の期間、LCAシステムを使用していないユー
ザに対して、登録を削除するように促したり(促すため
に、そのようなユーザを検索したり)、ユーザの移動に
伴う製品カテゴリや権限のメンテナンスを行う際に操作
される。“ユーザの管理”というボタンが操作される
と、例えば、図22に示したような画面にディスプレイ
71の表示が切り換えられる。
【0202】図22に示した検索画面では、“ユーザI
D”、“ユーザ名”、“権限”、“利用部門”、“所属
名称”、“製品カテゴリ”、“最終ログイン日”、およ
び、“最終更新日”などの検索条件で検索できるように
なっている。このような検索条件のうち、1以上の条件
が設定され、“検索”というボタンが操作されると、設
定された条件に基づいて検索が実行され、その結果が画
面下側に表示される。図22においては、検索条件に一
致したデータとして、1件のデータが表示されている。
【0203】このようにして検索された結果として表示
されたユーザの登録を削除したい場合、画面の下側に設
けられている“削除”というボタンが操作される。図2
2においては、“削除”、“印刷”、“戻る”といった
3つのボタンが設けられている例を示したが、他のボタ
ンを設けるようにしても良い。例えば、“メール送信”
といったボタンを設け、登録を削除する前に、削除の対
象となっているユーザに対して、そのことを認識させる
メールを送信できる機能を有するようにしても良い。
【0204】図20に示した管理者用メニュー画面の説
明に戻り、“メッセージを変更”というボタンは、図1
7乃至図19に示した画面の上側に表示されるメッセー
ジを変更する際に操作されるボタンである。“製造事業
所を追加・変更”というボタンは、後述する画面、例え
ば、図23において、“主題”という項目のなかの“事
業所”という項目におけるプルダウンメニュー内に表示
される選択項目を追加、変更する際に操作される。
【0205】“資料名を追加・変更”というボタンは、
後述する画面、例えば、図24において、“出典”とい
う欄の“資料タイプ”という項目におけるプルダウンメ
ニュー内に表示される選択項目を追加、変更する際に操
作される。“メール送信先を変更”というボタンは、図
14のフローチャートのステップS33において送信さ
れるメールの送信先を変更する際に操作されるボタンで
ある。“戻る”というボタンは、前の画面(例えば、図
17に示した画面)に戻る際に操作されるボタンであ
る。
【0206】次に、図12のフローチャートのステップ
S3における処理について、説明する。図23および図
24は、第1の管理セクタのユーザが、ログインし、図
17に示したような画面が表示された状態で、所望の処
理として、インベントリデータの作成を行いたいとき
に、“インベントリ新規”というボタンを操作した結果
として、ディスプレイ71上に表示される画面の一例を
示す図である。図23に示した画面と図24に示した画
面は、1画面を構成する画面であり、スクロールなどの
機能により、所望の部分が参照できるようになってい
る。
【0207】図23に示した画面は、インベントリデー
タを入力する際の画面に共通なヘッダ部分であり、情報
を入力するユーザに関する情報や、入力する製品に関す
る情報が表示される部分である。ヘッダ部分には、ま
ず、“データ管理部門”、“最終更新日”、“作成者情
報”が表示されるが、これらの情報は、この画面が表示
される際にユーザの手を煩わすことなく更新された情報
である。このように更新された情報(ログインしてきた
ユーザに関する情報)が表示されるのは、ログイン時に
認証を行った結果が反映されるからである。
【0208】合算使用または非使用(合算データ使用フ
ラグ)は、選択できるようになっており、合算使用が選
択された場合、他のインベントリデータのプルダウンで
表示され、選択可能となり、ここで選択された場合、次
回に行われる合算処理にインベントリデータが反映さ
れ、非使用が選択された場合、他のインベントリデータ
のプルダウンで非表示であり、次回に行われる合算処理
にはインベントリデータが反映されない。
【0209】データ区分のステージでは、製品情報のラ
イフサイクルステージが、プルダウン形式のメニューと
して選択できるようになっている。ここで、ステージに
ついて、図25を参照して説明する。ライフサイクルス
テージとして、“構成情報”、“製造情報”、“メンテ
ナンス”、“製造その他”、“使用・待機”、“輸
送”、および、“廃棄/リサイクル”の7このステージ
が設定されている。
【0210】“構成情報”のステージでは、材料や部品
の構成が入力される。“製造情報”のステージでは、製
品の製造情報が入力される。“メンテナンス”のステー
ジでは、製品の使用時間と共に劣化し交換する必要のあ
る部品の情報が入力される。“製造その他”のステージ
は、実装基板の情報が入力され、製品の歩留まりなどの
情報が入力される。
【0211】“使用・待機”のステージでは、製品が使
用状態のときに消費する電力などの情報と、製品が待機
状態のときに消費する電力などの情報が入力される。
“輸送”のステージでは、製品の輸送時(例えば、工場
から販売店へ、販売店から廃棄場へなどのときの輸送
時)の情報が入力される。“廃棄/リサイクル”のステ
ージでは、製品が廃棄されるときの情報、および、リサ
イクルされるときの情報が入力される。
【0212】本実施の形態においては、上述した7つの
ライフサイクルステージが設定されているとして説明す
るが、7以上、または7以下のステージを設定しても良
い。
【0213】図23に示したヘッダ部分の表示例の説明
に戻り、図23に示した表示例では、データ区分のステ
ージとして、“構成情報”が選択された場合を示してい
る。データ区分の下側に表示されている“製品カテゴ
リ”は、製品情報の入力時に関連する製品カテゴリが選
択される欄であり、プルダウン形式のメニューにより選
択できるようになっている。同様に“用途カテゴリ”
は、プルダウン形式のメニューにより用途カテゴリが選
択できるようになっている。
【0214】“主題”は、処理対象となっている製品名
などを入力する欄である。“主題”の“名称”は、入力
される製品情報に関する名称が入力される欄である。
“慣用名”や“化学式”というのは、“名称”の欄に入
力された名称以外にも、生産現場で通用する名称や、類
似した名称または同一名称だが異なる物質を用いている
製品などを限定するために設けられている。“事業
所”、“生産地”、“仕向地”というのは、主題が生産
されるところなどを限定するために設けられている。
【0215】“数量”は“単位”に依存し入力される欄
であり、ユーザは、所望の数量を、単位の欄に表示され
ている(ユーザが選択した単位)に応じた数値で入力す
る。図23に示した表示例では、1kWhの電力におい
てのインベントリデータであることを示している。
【0216】ユーザは、単位を選択して、自分の所望の
単位で、数量を入力することができるが、上述したよう
に、インベントリデータ21や合算データ22などは、
他のデータを参照している場合があるが、それらのデー
タが、異なる単位で管理されていると、参照する際に、
単位を変換するなどの処理が必要となる。従って、ユー
ザ側は、所望の単位を用いて数量を入力できても、その
入力されたデータを処理する場合、単位を揃えて管理
(処理)するか、必要に応じて適切に変換するようにす
る。
【0217】そこで、データを管理するときには、例え
ば、重量計はkg、体積系はm3、面積系はm2、長さ系
はm、熱量はMJといったように、統一して管理するよ
うにする。これらの単位を基礎となる単位として用い、
必要に応じ変化する処理を実行するようにする。
【0218】“配分比率”は、製品により必要に応じて
入力される。“主分類”、“副分類”は、“名称”の欄
に入力された名称が、どのような分類に属するかをメニ
ュー内から選択する欄であり、図23に示した表示例で
は、電力の主分類はエネルギーであり、副分類は電力で
あることが示されている。
【0219】図24に示した表示例は、図23に示した
ヘッダ部分の情報に依存する部分である。“入力”で
は、この場合、1kWhの電力を作り出すために投入さ
れる材料やエネルギーのデータが入力され、“出力”で
は、1kWhの電力を作り出した結果、電力以外に出力
される二酸化炭素などのデータが入力される。“その
他”では、実際の工程で出入りする、例えば、発熱量な
どの物質以外の付加的なデータが入力される。このよう
な発熱量のデータなどを入力しておくことで、合算処理
したときに、トータルな発熱量を算出することができ
る。
【0220】“入力”、“出力”、及び、“その他”の
欄には、それぞれ、“分類”、“副分類”、“名称”、
“平均値”、“単位”、“上限”、“下限”、“出
典”、および“備考”という項目が、それぞれ設けられ
ている。“分類”では主分類が選択され、その選択され
た主分類に依存して、“副分類”の選択肢が決定され、
その選択肢は、プルダウン形式に表示される。
【0221】“名称”も、プルダウン形式に表示される
選択肢から選択されるようになっており、その表示され
る選択肢は、“分類”や“副分類”に依存したものとな
っている。“平均値”は、ユーザにより数値が入力され
る。“単位”は、入力された“平均値”にあった単位が
選択される。“上限”、“下限”、“備考”は、必要に
応じて入力される。
【0222】“出典”は、図24に示した画面の一番下
側に設けられた出典の欄に記述されている資料として用
いたものに対応する番号(No)が記述される。この場
合、“出典”には、1つしか記述がなく、それには1と
いう番号が割り当てられているので、“1”が“出典”
の欄に記述される。
【0223】“出典”や“データ品質他”といった欄を
設けるのは、ライフサイクルアセスメント(LCA)
は、条件下の計算値であるので、条件を明確にしておく
必要がある。そこで、“データ品質他”や“出典”とい
った欄を設け、そこに、データがどのような条件で、ど
こから、いつ取得されたのかを詳細に残すことが可能と
なっている。
【0224】次に、第2の管理セクタのユーザがインベ
ントリデータを作成する際の画面を図26と図27に示
す。図26と図27に示すような画面が表示されるの
は、図18に示した第2の管理セクタのユーザ用の画面
から、“インベントリ新規”というボタンが操作された
ときである。図26と図27に示したインベントリデー
タを作成する際の画面を用いるのは、テレビジョン受像
機の生産を管理する部門であるとする。図26に示した
ヘッダ部分に表示される項目は、図23に示したヘッダ
部分と同様である。
【0225】ただし、図26に示したヘッダ部分は、テ
レビジョン受像機の生産を管理する部門であるので、
“データ管理部門”の欄には、“TV”と、“製品カテ
ゴリ”の欄には、“TV”と、“用途カテゴリ”の欄に
は、“メカ”と、それぞれ表示(選択)されている。ま
た、“主題”の“名称”の欄には“リモコン”と、“主
分類”の欄には、“素材”と、“副分類”の欄には、
“複合部品”と、それぞれ表示されている。
【0226】図27に示した部分も、表示される項目
は、図24に示した部分と同様である。ただし、図27
に示した部分は、図26に示したヘッダ部分に依存した
情報が表示されている。図27に示した部分の“入
力”、“出力”、“その他”といった項目が入力される
際に表示される選択肢は、第1の管理セクタが管理する
インベントリデータと、第2の管理セクタのうち、この
場合、テレビジョン受像機を製造する部門が管理するイ
ンベントリデータの両方とも、選択対象となったもので
ある。
【0227】次に、合算データについて説明する。第1
の管理セクタのユーザや第2の管理セクタのユーザによ
り、インベントリデータが更新されたときなどに合算デ
ータのセットが作成される。合算データは、合算データ
使用フラグが“使用”であるインベントリデータについ
て各管理部門毎(各第2の管理セクタ毎)に合算データ
のセットが生成され、その生成された合算データのセッ
ト毎にバージョン番号が割り振られることにより管理さ
れる。
【0228】合算データのセットは、このバージョン番
号が指定されることで、ユーザセクタのユーザが、環境
負荷の算出を行う際に用いる合算データのセットを決定
することができる。図28と図29は、生成された合算
データの表示例を示す図である。図28に示したヘッダ
部分の表示項目は、図23や図26に示したヘッダ部分
と同じ表示項目である。
【0229】図28に示したヘッダ部分は、合算データ
の表示例であるので、“インベントリ/合算”の欄に
“合算”と表示されている。また“合算バージョン”の
欄に“TV-0001”と、バージョン番号が表示されてい
る。このバージョン番号は、更新されるなどの処理が行
われた場合、例えば、“TV-0002”などと変更される。
【0230】図29に示した表示部分は、図28に示し
たヘッダ部分の情報に依存する部分であり、この場合、
構成情報としてのテレビジョン受像機のリモコン(リモ
ートコントローラ)に関する合算データが表示されてい
る。
【0231】合算データは、生成された時点で、リリー
スされずに(ユーザセクタに属するユーザが使用可能な
状態とされずに)、テストバージョンとして使用される
ことも可能である。生成された合算データは、例えば、
まずテストバージョンとして使用し、テレビジョン受像
機の製造に関わる部門内部でのみ使用し、その後、ユー
ザセクタに対して公開するタイミングを計るといったこ
ともできる。このようなことは、合算バージョン番号で
管理することができる。
【0232】合算データを用いた環境負荷の算出につい
て説明する。環境負荷は、ライフサイクルステージ毎に
プログラムが設けられており、ユーザが所定の画面に従
って、入力を行うことにより、そのプログラムに従って
処理が行われることにより行われる。環境負荷を算出す
るためのプログラムは、主に3つの処理を行うことによ
り環境負荷を算出する。第1に、データベースより算出
に必要な合算データを選択し、第2に、製品情報として
入力された数量より、環境負荷項目毎の数値を算出し、
第3に、環境負荷項目毎にまとめられた数値をLCA結
果画面に表示する。
【0233】合算データの選択は、インベントリデータ
に予め書き込まれたフラグを検索し、抽出することによ
り行われる。以下に、製品情報の入力から環境負荷の算
出にいたるまでの処理について、説明する。ここでは、
テレビジョン受像機の製造に関わるユーザレベルのユー
ザが、処理を行う場合を例に挙げて説明する。
【0234】本実施の形態においては、製品情報を入力
するための画面は、“基本情報”、“構成情報”、“製
造情報”、“製造その他”、“使用・待機”、“輸
送”、および、“廃棄/リサイクル”の7画面から構成
されている。
【0235】上述したように、このような製品情報を入
力するための画面を参照する前の処理としてユーザは、
ログインという処理を行っており、その結果、権限レベ
ルや所属などが判別されるため、その判別に基づく情報
しか提供されない画面が表示される。このことは、上述
したように、他の管理部門のユーザに対して情報が漏れ
ることを防ぐこともできるし、画面を参照するユーザに
対して無駄な情報を提供しないことにより、使い勝手を
向上させることも可能となる。
【0236】図30は、“基本情報”に関する情報を入
力する画面である。この基本情報の画面を用いて、製品
名などの基本的な情報が入力される。“登録番号”は、
自動的に付されるものとし、その番号は、製品カテゴリ
名に通し番号を付したものとされる。“記入者”“変更
権利者”、“承認者”の欄には、名前、社員番号などが
記入(表示)される。変更権利者や承認者は、図7乃至
8を参照して説明した処理に関わるユーザである。
【0237】“評価時期”は、評価した時期が記入され
る欄である。新規作成の場合、“評価時期”の欄は、
“目標設定時”と表示されるようにしても良い。ここで
評価時期についてさらに説明するに、本実施の形態にお
いては、同一の製品でも、異なる評価時期でのLCA評
価が可能であるようにされている。これは、製品が開発
され量産され、更に量産後にモデルチェンジされるにあ
たり、それぞれの時期での環境負荷評価が必要となるか
らである。
【0238】図31は、“構成情報”に関する情報を入
力する画面を示す図である。この画面では、“材料/部
品”すなわち合算データが指定され、“使用量”が入力
される。指定された合算データを用いて、入力された使
用量に対応して、環境負荷量が算出される。
【0239】選択肢表示が大量にならないように(プル
ダウン形式で表示される項目が大量にならないよう
に)、合算データを予め“用途カテゴリ”や“材料/部
品カテゴリ”のテーブルに分類しておく。ユーザ(設計
者など)が、“用途カテゴリ”と“材料/部品カテゴ
リ”を選択(決定)すると、“材料/部品”の欄には、
それらのカテゴリに分類された、絞り込まれた合算デー
タの名称のみが選択肢として表示される。
【0240】“用途”の欄は、設計者が直接入力するこ
とができ、LCA結果表示の際に、その設計者がわかり
やすい名称を付けることができる。また、“構成情報”
の入力画面には、実測値の“総重量”、積み上げ値の
“総重量”、および、“総重量減量化率”の欄が設けら
れている。これらの欄には、それぞれ、“目標値”、
“今回”、“前回”、“備考”の欄が設けられている。
【0241】実測値の総重量は、実際に測定された値が
入力され、積み上げ値の総重量は、入力されたデータを
基に、データ上で加算された値が表示される。総重量減
量化率は、実測値の総重量を目標値で除算した値を百分
率で表したものである。
【0242】図32は、“製造情報”を入力する画面を
示す図である。この画面では、“製造事業所”と“製造
プロセス名”が選択され、“使用量”が入力される。指
令された合算データを用いて、入力された使用量に対応
した環境負荷量が算出される。また、合算データを予め
事業者テーブルに分類しておくことにより、設計者が選
択した“製造事業所名”に応じて、“製造プロセス名”
欄に、絞り込まれた合算データの名称のみが表示され
る。
【0243】図33は、“製造その他”に関する情報を
入力する画面を示す図である。“製造その他”では、図
31を参照して説明した“構成情報”や図32を参照し
て説明した“製造情報”では算出されないものを補足す
るために設けられている。図33に示した画面例では、
実装基板の製造時の環境負荷量を近似する例を示してい
る。実装基板には、IC(Integrated Circuit)やデバイ
スといった製造時のエネルギー消費が高いものが実装さ
れている。
【0244】“構成情報”では、それらの材料(シリコ
ンや銅など)からの環境負荷量は算出されるが、製造時
にかかるエネルギーによる環境負荷量は考慮されていな
い。そこで、“製造その他”の画面で、製造時のにかか
るエネルギーによる環境負荷量を、統計データから近似
し算出し、補足するようにする。
【0245】まずここでは、近似の仕方として、“コス
トベース”もしくは“部品ベース”が選択できるように
なっている。コストベースが選択されると、コストベー
ス計算用の合算データが特定され、入力された実装基板
の総コストより環境負荷量が算出される。
【0246】部品ベースが選択されると、表示される部
品毎に、その数量が入力される必要がある。そして、各
部品の合算データを用い、入力された個数に対応した環
境負荷量が算出される。ここで、製品カテゴリ毎に、表
示される部品を予め設定しておくことにより、使い勝手
が良くなる。
【0247】なお、部品ベースの所に表示される部品の
名称(図33ではIC)は、製品情報(製品カテゴリ)
に依存し、ICの他に、トランジスタ、抵抗なども表示
される。また、部品ベースの所に表示される部品名は、
1つとは限らず、複数表示される場合もある。その表示
された部品名に対応して、数量を入力する欄が設けられ
る。
【0248】図34は、“輸送”に関する情報を入力す
る画面を示す図である。図30を参照して説明したよう
に、“基本情報”を入力する際に、“生産地”と“仕向
値”を入力してあり、その情報から、合算データは特定
されている。そこで、ユーザは、製品の体積を入力する
だけでよい。インベントリデータの原単位は、例えば、
製品の体積あたりのデータである。
【0249】図35は、“使用・待機”に関する情報を
入力する画面を示す図である。“使用・待機”に関する
情報としては、まず、電源を特定する必要がある。図3
5に示した画面例では、“テレビ(日本)”が選択され
た例を示している。選択された電源構成に応じて、数値
入力欄が表示される。ユーザ(設計者)は、その表示さ
れた数値入力欄に従って、数値を入力していけばよい。
入力された数値より電力量が算出され、その電力量に対
応した環境負荷量が算出される。
【0250】図36は、“廃棄/リサイクル”に関する
情報を入力する画面を示す図である。設計者は、廃棄
か、あるいはリサイクルかを選択することができる。そ
の選択に従って環境負荷量が算出されるようにプログラ
ムされている。廃棄が選択された場合、環境負荷量は、
以下の式に従って算出される。環境負荷量=廃棄物輸送
時負荷量+焼却時負荷量+埋め立て時負荷量
【0251】廃棄物輸送時の環境負荷量は、“構成情
報”で算出された製品重量より、廃棄物輸送の合算デー
タが用いられて算出される。焼却時及び埋立て時におけ
る環境負荷量は、“基本情報”で入力された“仕向け
地”により、予め用意されたテーブルにより予め設定さ
れた焼却と埋立ての重量比を求める。例えば、“仕向け
地”が日本であれば、焼却80%及び埋立て20%とな
る。
【0252】“構成情報”より、材料/部品カテゴリを
用いて、可燃物(例えば、紙や木類など)と、それ以外
(金属などの不燃物)の総重量を総計する。総計された
可燃物重量に焼却比率をかけた重量分が焼却されると仮
定し、焼却の合算データを用いて環境負荷が算出され
る。それ以外の重量分は埋立てに回るとし、埋立ての合
算データを用いて環境負荷が算出される。
【0253】リサイクルが選択された場合、環境負荷量
は、以下の式に従って算出される。環境負荷量=リサイ
クル品輸送時負荷量+リサイクル処理時負荷量リサイク
ル品輸送の環境負荷量は、“構成情報”の画面において
入力された製品重量より、リサイクル品輸送の合算デー
タを用いて算出される。リサイクル処理時は、“構成情
報”より、リサイクル重量(例えば、ガラス類、金属類
など)の、それぞれの重量を総計する。これらの重量
と、それぞれのリサイクル処理の合算データを用いて環
境負荷量が算出される。
【0254】また、リサイクルについてはバージン材と
の環境負荷量比較値(以下、利得と称する)が表示され
る。ここでは、予め用意されたバージン材の利得計算用
の合算データを用いて、先に算出されたリサイクル処理
の合算データと利得計算用の合算データの差分が計算さ
れ表示される。
【0255】このように、図30乃至図36を参照して
説明した画面に対して、それぞれ入力が行われることに
より、最終的な環境負荷量が算出される(LCAの結果
が表示される)。図37乃至図40は、LCAの結果画
面を示す図である。
【0256】LCA結果表示画面は、各環境負荷項目の
総量だけでなく、大きな範囲と細かい範囲で総計できる
ように考慮されている。まず、図37に示すように、L
CAの結果として表示させることができる項目が表示さ
れる。図37に示した例では、“統括”、“二酸化炭素
排出量”、“エネルギー消費量”、“資源消費量”、お
よび、“その他”といった項目が、表示させることがで
きる項目として表示されている。
【0257】図37に示したような画面から、ユーザが
“統括”という項目を選択すると、図38に示したよう
な画面に切り替わる。統括の画面では、評価時期別に、
それぞれの環境負荷項目の総量が表示される。
【0258】“二酸化炭素排出量”、“エネルギー消費
量”、“資源消費量”といった各環境負荷項目のうち、
“二酸化炭素排出量”の項目が選択されると、図39に
示したような画面に切り替わる。各環境負荷項目ごとに
表示する画面(図39に示した例では、二酸化炭素の排
出量の画面)では、その中で更にライフサイクルステー
ジ別の表示、ライフサイクルステージ内の詳細表示に分
かれている。
【0259】なお、図39に示した表示例は、途中まで
しか表示されておらず、このような画面の場合、ユーザ
は、画面をスクロールするなどの操作をすることによ
り、表示されていない部分を閲覧することが可能とされ
ている。
【0260】また環境負荷以外にも、環境評価に有用な
情報を算出して表示することも可能であり、“その他”
の項目が選択されると、図40に示したような画面に切
り換えられ、その他の情報として、“再生材使用量”、
“リサイクル可能材量”、および“廃棄物量”が算出さ
れて表示されるようになっている。
【0261】上述した実施の形態においては、テレビジ
ョン受像機の製造に関わるユーザが処理を行う場合を例
に挙げて説明したが、次に、MD(Mini Disc)(登録
商標)の製造に関わるユーザセクタのユーザである場合
を例に挙げて説明する。MD開発部門の設計者が、製品
情報を入力する際の製品情報入力画面は、“基本情
報”、“構成情報”、“製造情報”、“製造その他”、
“輸送”、および、“廃棄/リサイクル”の6画面から
構成される。
【0262】本実施の形態では、製品カテゴリに応じて
ライフサイクルステージは、必要のあるステージしか表
示されない。テレビジョン受像機では、製品情報入力画
面として表示された“使用・待機”の入力画面は、MD
では不要な画面となり表示されない(MD自体は、使用
時や待機時といった状態で消費されるエネルギーなどは
ないため、表示される必要はない)。
【0263】MDの製造に関わるユーザが用いる製品情
報入力画面において、“基本情報”、“製造情報”、
“輸送”、“廃棄/リサイクル”については、上述した
テレビジョン受像機を管理するユーザが参照する画面
と、基本的に同様であるので、その説明は省略する。
【0264】図41は、MDの製造に関わるユーザが参
照する製品情報入力画面うち、“構成情報”を入力する
ための画面を示す図である。“材料/部品”の欄に表示
される合算データの名称は、‘名称’‘慣用名’‘化学
式’の3種類が取り扱えるようになっている。これは、
例えば、有機物のように複数の呼称で呼ばれているよう
なものについて、設計者が選択を誤らないように併記す
るものである。入力欄には3種類のうち、優先して表示
するものを選べるようになっており、よりユーザの使い
勝手を向上させるようになっている。
【0265】また、製品カテゴリ間に従属関係を持た
せ、キーパーツとして製品情報をそのまま呼び出すこと
が可能である。図41に示したように、MDとして構成
情報を入力する際に、“用途カテゴリ”に“キーパー
ツ”を選択し、表示された製品名などからMD記録媒体
の製品情報を選択することで、別途MD記録媒体として
入力されている製品情報を、リンクさせて呼び出すこと
が可能である。このようにすることで、別々の場所で製
造される部品について、製品情報を入手して再度入力す
るといった手間をかけずに、製品の全体としての環境負
荷量の算出が可能となる。
【0266】図42は、MDの製造に関わるユーザが参
照する製品情報入力画面うち、“製造その他”に関する
情報を入力するための画面を示す図である。“製造その
他”では、“構成情報”及び“製造情報”では算出出来
ないものを補足する。ここでは、製品歩留まりを考慮し
た場合の環境負荷量の算出について説明する。製品の中
には、製品歩留まりが悪く、実際に製品に使われている
材料、エネルギーよりも、現実の環境負荷量の方が大き
いものがある。そのような製品について、製品歩留まり
を入力することで、“構成情報”及び“製造情報”の算
出結果の是正を行う。
【0267】製品歩留まりを入力欄に入力することで、
“構成情報”及び“製品情報”で出された算出結果を、
製品歩留まりで除算する。更に、廃製品による廃棄物量
を除算しLCA結果へ表示する。
【0268】上述したように作成された製品情報は、一
覧、検索画面(不図示)により検索することが可能であ
る。検索画面により一覧を表示し所望のデータを指定し
たのち、表示、変更、コピー、評価時期変更などのボタ
ンを操作して次の作業を行うことができるようになって
いる。
【0269】一覧、検索画面より所望の製品情報を指定
し、評価時期アップボタンを押すことで、評価時期の異
なる同一製品の製品情報を作成することが出来る。登録
番号は、例えば、下二桁の数字を評価時期に連動させて
おくなどの仕組みを設けることにより、新規製品情報と
は区別できるようにする。また、直前の評価時期の製品
情報やLCA結果などが、比較し易いように、新規のデ
ータに併記して表示される。
【0270】上述した製品カテゴリについて補足して説
明するに、各インベントリデータ、合算データ及び製品
情報は、全て製品カテゴリ毎に管理されるため、組織に
依存しないシステム構築が可能となる。また、システム
の全ての利用者において製品カテゴリ毎の権利階層に登
録されることで、データの作成、変更、削除や製品デー
タの申請、登録などの組織内での運用が可能となる。
【0271】このように、本発明を適用してLCAを算
出するようにすれば、まず、権限レベルを設けることに
より、インベントリデータや合算データを誤って編集し
てしまったり、削除してしまったりといった処理をして
しまうことを防ぐことができ、管理をしやすくするとと
もに、そのデータの信頼性を向上させることが可能とな
る。また、権限レベルにより、表示される画面が異なる
ため、画面構成が、そのユーザにとって必要なものだけ
になり、使い勝手を向上させることが可能となる。
【0272】以上のように本発明を適用することによ
り、複数の製品を抱える企業内などで製品の環境データ
を日常業務内で速やかに、そして条件やデータの信頼性
を常にチェックしながら環境負荷評価を行うことができ
る。また、本発明を適用することにより、迅速に信頼性
の高いLCAデータを提供できるばかりではなく、企業
内で複雑に入り組んだ製品製造組織内にあっても迅速に
運用できるようになる。
【0273】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピ
ュータ、または、各種のプログラムをインストールする
ことで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎
用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からイン
ストールされる。
【0274】記録媒体は、図11に示すように、パーソ
ナルコンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供
するために配布される、プログラムが記録されている磁
気ディスク61(フレキシブルディスクを含む)、光デ
ィスク62(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memor
y),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気
ディスク63(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含
む)、若しくは半導体メモリ64などよりなるパッケー
ジメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータ
に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログ
ラムが記憶されているROM42や記憶部48が含まれ
るハードディスクなどで構成される。
【0275】なお、本明細書において、媒体により提供
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも
時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実
行される処理をも含むものである。
【0276】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0277】
【発明の効果】以上の如く本発明の情報処理システムに
よれば、第1の情報処理装置は、情報処理システムで扱
うデータベースを管理し、第2の情報処理装置は、デー
タベースのデータのうち、所定の部門に関わるデータ
を、データベースに追加し、第3の情報処理装置は、入
力された製品の情報に基づき、データベースから環境負
荷量を算出するためのデータを抽出し、環境負荷量を算
出するようにしたので、簡便に、環境負荷量の算出を行
うことが可能となる。
【0278】また本発明の第1の情報処理装置および方
法、並びにプログラムによれば、インベントリデータを
作成し、複数のインベントリデータにより合算データを
生成し、インベントリデータと合算データにより構成さ
れるデータベースから、環境負荷量を算出するための合
算データを抽出するようにしたので、インベントリデー
タや合算データの扱いが容易になり、環境負荷量を算出
を簡便に行うことが可能となる。
【0279】さらに本発明の第2の情報処理装置および
方法、並びにプログラムにおいては、ユーザとユーザが
持つ権限が関連付けられたテーブルを管理し、インベン
トリデータと合算データから構成されるデータベースを
管理し、入力されたデータから、管理されているテーブ
ルを参照し、ユーザの権限を識別し、その識別されたユ
ーザの権限に対応する画像データを提供するようにした
ので、環境負荷量を得るまでに必要な処理が簡便にな
り、容易に環境負荷量を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したLCAシステムの一実施の形
態の構成を示す図である。
【図2】セクタについて説明する図である。
【図3】セクタについて説明する図である。
【図4】データについて説明する図である。
【図5】データの具体例を示す図である。
【図6】権限レベルについて説明する図である。
【図7】権限レベルに基づく修正の処理について説明す
る図である。
【図8】申請の処理と承認の処理について説明する図で
ある。
【図9】権限レベルに基づく削除の処理について説明す
る図である。
【図10】マスターテーブルを示す図である。
【図11】PC10の内部構成例を示す図である。
【図12】LCAシステムの動作について説明するフロ
ーチャートである。
【図13】初期画面を示す図である。
【図14】ユーザ登録の処理について説明するフローチ
ャートである。
【図15】ユーザ登録画面を示す図である。
【図16】製品カテゴリの登録画面を示す図である。
【図17】第1の管理セクタのユーザに対して表示され
る画面を示す図である。
【図18】第2の管理セクタのユーザに対して表示され
る画面を示す図である。
【図19】ユーザセクタのユーザに対して表示される画
面を示す図である。
【図20】管理者用メニューの画面を示す図である。
【図21】ユーザ登録の承認を行う画面を示す図であ
る。
【図22】ユーザの検索を行う画面を示す図である。
【図23】インベントリデータの入力画面を示す図であ
る。
【図24】図23に続く図である。
【図25】ステージについて説明する図である。
【図26】インベントリデータの入力画面を示す図であ
る。
【図27】図26に続く図である。
【図28】合算データの入力画面を示す図である。
【図29】図28に続く画面である。
【図30】基本情報の入力画面を示す図である。
【図31】構成情報の入力画面を示す図である。
【図32】製造情報の入力画面を示す図である。
【図33】製造その他の入力画面を示す図である。
【図34】輸送の入力画面を示す図である。
【図35】使用・待機の入力画面を示す図である。
【図36】廃棄・リサイクルの入力画面を示す図であ
る。
【図37】LCAの結果表示画面を示す図である。
【図38】LCAの結果表示画面を示す図である。
【図39】LCAの結果表示画面を示す図である。
【図40】LCAの結果表示画面を示す図である。
【図41】構成情報の入力画面を示す図である。
【図42】製造その他の入力画面を示す図である。
【符号の説明】 1 本店, 2 支店, 3 ネットワーク, 10
PC, 21 インベントリデータ, 22 合算デー
タ, 41 CPU, 42 ROM, 43RAM,
48 記憶部, 49 通信部, 71 ディスプレ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 管野 正喜 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 神山 美穂 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーインフォメーションシステムソリューシ ョンズ株式会社内 (72)発明者 井上 律子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 武田 直子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4D004 DA16

Claims (66)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環境負荷量を算出する情報処理システム
    において、 第1の情報処理装置は、 前記情報処理システムで扱うデータベースを管理する管
    理手段を含み、 第2の情報処理装置は、 前記管理手段により管理される前記データベースのデー
    タのうち、所定の部門に関わるデータを、前記データベ
    ースに追加する追加手段を含み、 第3の情報処理装置は、 入力された製品の情報に基づき、前記データベースから
    前記環境負荷量を算出するためのデータを抽出し、前記
    環境負荷量を算出する算出手段を含むことを特徴とする
    情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の情報処理装置乃至第3の情報
    処理装置は、それぞれ互いにデータの授受が行えるネッ
    トワークにより接続され、前記ネットワークを用いて授
    受される前記データは、暗号化されたものまたはセキュ
    リティチェックされたものであることを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記データは、Webブラウザを利用し
    て授受されることを特徴とする請求項2に記載の情報処
    理システム。
  4. 【請求項4】 インベントリデータを作成する作成手段
    と、 前記作成手段により作成された複数の前記インベントリ
    データにより合算データを生成する生成手段と、 前記インベントリデータと前記合算データにより構成さ
    れるデータベースを管理する管理手段と、 前記管理手段により管理される前記データベースから、
    環境負荷量を算出するための前記合算データを抽出する
    抽出手段とを含むことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記インベントリデータは、前記生成手
    段が前記合算データを生成する際の基として利用できる
    データであるか否かを示すフラグを含むことを特徴とす
    る請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記管理手段は、前記データベース内の
    前記インベントリデータと前記合算データを、製品カテ
    ゴリ毎に分類して管理することを特徴とする請求項4に
    記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記生成手段は、生成した前記合算デー
    タにバージョン番号を付与し、 前記管理手段は、前記合算データを前記バージョン番号
    で管理することを特徴とする請求項4に記載の情報処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記抽出手段は、前記合算データを前記
    バージョン番号を基に抽出することを特徴とする請求項
    7に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 製品情報を入力する入力手段をさらに含
    み、 前記抽出手段は、前記入力手段により入力された前記製
    品情報により前記合算データを特定し、抽出することを
    特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段により入力された前記製
    品情報を、製品カテゴリ毎に分類して記憶する記憶手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の情報処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段により抽出された前記合
    算データを用いて前記環境負荷量を算出する算出手段
    と、 前記算出手段により算出された前記環境負荷量の表示を
    制御する表示制御手段とをさらに含むことを特徴とする
    請求項4に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記算出手段は、既に算出された他の
    環境負荷量も用いて前記環境負荷量を算出することを特
    徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記算出手段により算出された前記環
    境負荷量を、製品カテゴリ毎に分類して記憶する記憶手
    段をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の情
    報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記表示制御手段により表示が制御さ
    れる前記環境負荷量の画面は、概要、二酸化炭素排出
    量、エネルギ消費量、資源消費量、それらの詳細、再生
    材の使用量、および、リサイクル可能材の量のうちの少
    なくとも1以上を表示することを特徴とする請求項12
    に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記表示制御手段により表示が制御さ
    れる前記環境負荷量の画面は、1つの製品に対して異な
    る時期に算出された前記環境負荷量を並記して表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記作成手段による前記インベントリ
    データの作成と前記生成手段による前記合算データの生
    成の両方を制限なく指示できる第1の権限を持つユー
    ザ、前記作成手段による前記インベントリデータの作成
    と前記生成手段による前記合算データの生成の両方を、
    所定の部門内に関わる範囲内という制限のもとで指示で
    きる第2の権限を持つユーザ、および、前記第1の権限
    および前記第2の権限に与えられた権限をもたない第3
    の権限をもつユーザを識別する識別手段をさらに含み、 前記識別手段は、前記権限と前記ユーザが関連付けられ
    たテーブルを参照することにより前記識別を行うことを
    特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 前記第3の権限をもつユーザにより提
    供された製品情報と、前記製品情報に基づき抽出された
    合算データより算出された環境負荷量に対し、作業中の
    状態であるか、登録の申請をうける状態であるか、また
    は、登録の状態であるかを示す情報を付加し、前記製品
    情報または前記環境負荷量のうち少なくとも一方を記憶
    する記憶手段をさらに含むことを特徴とする請求項16
    に記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記第2の権限は、前記登録の申請を
    うける状態を示す情報から、前記登録の状態を示す情報
    に前記情報を書き換える権限を含むことを特徴とする請
    求項17に記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記テーブルは、前記権限と前記ユー
    ザが製品カテゴリ毎に分類されて関連付けられたもので
    あることを特徴とする請求項16に記載の情報処理装
    置。
  20. 【請求項20】 前記第2の権限と前記第3の権限は、
    それぞれ、前記第2の権限を持つユーザまたは前記第3
    の権限をもつユーザが、予め登録した前記所定の部門内
    で、かつ、前記製品カテゴリ内における権限であること
    を特徴とする請求項19に記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の権限は、前記テーブルを管
    理する権限を含み、前記テーブルに新たに書き込まれる
    ユーザの情報は、前記第1の権限をもつユーザの承認を
    得た情報であることを特徴とする請求項16に記載の情
    報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記テーブルに新たに書き込まれるユ
    ーザの情報は、電子メールで、前記第1の権限を持つユ
    ーザ、または、第2の権限を持つユーザのうち、少なく
    とも一方に提供されることを特徴とする請求項16に記
    載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 前記電子メールにて前記第1の権限を
    もつユーザ、または、前記第2の権限を持つユーザのう
    ち、少なくとも一方に対して送信される前記情報は、所
    属する部門に関する情報、前記部門が扱う製品カテゴリ
    のうち登録したい製品カテゴリに関する情報のうち、少
    なくとも一方を含むことを特徴とする請求項22に記載
    の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記識別手段により前記第1の権限を
    もつユーザがアクセスしてきたと識別された場合、前記
    管理手段により管理されている前記データベースを構成
    する全てのデータにアクセスでき、かつ、前記データベ
    ースに追加するデータの作成を指示できる画面を構成す
    る画像データを供給する供給手段をさらに含むことを特
    徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記識別手段により前記第2の権限を
    もつユーザがアクセスしてきたと識別された場合、前記
    管理手段により管理されている前記データベースを構成
    するデータのうち、前記所定の部門に関わるデータのみ
    にアクセスでき、かつ、前記データベースに追加する前
    記所定の部門に関わるデータの作成を指示できる画面を
    構成する画像データを供給する供給手段をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記識別手段により前記第3の権限を
    もつユーザがアクセスしてきたと識別された場合、前記
    管理手段により管理されている前記データベースを構成
    するデータのうち、前記ユーザが登録した製品カテゴリ
    の範囲内で前記環境負荷量の算出を実行するための画面
    を構成する画像データを供給する供給手段をさらに含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 前記作成手段により作成される前記イ
    ンベントリデータを作成するために必要な情報を入力す
    るための入力画面の画像データを供給する第1の供給手
    段と、 前記生成手段により生成される前記合算データを生成す
    るために必要な情報を入力するための入力画面の画像デ
    ータを供給する第2の供給手段とをさらに含むことを特
    徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  28. 【請求項28】 前記第1の供給手段または前記第2の
    供給手段により供給される前記画像データによる前記入
    力画面は、前記インベントリデータの作成の際に参照さ
    れた文献に関する情報を表示する欄が少なくとも設けら
    れていることを特徴とする請求項27に記載の情報処理
    装置。
  29. 【請求項29】 インベントリデータを作成する作成ス
    テップと、 前記作成ステップの処理で作成された複数の前記インベ
    ントリデータにより合算データを生成する生成ステップ
    と、 前記インベントリデータと前記合算データにより構成さ
    れるデータベースを管理する管理ステップと、 前記管理ステップの処理で管理される前記データベース
    から、環境負荷量を算出するための前記合算データを抽
    出する抽出ステップとを含むことを特徴とする情報処理
    方法。
  30. 【請求項30】 インベントリデータを作成する作成ス
    テップと、 前記作成ステップの処理で作成された複数の前記インベ
    ントリデータにより合算データを生成する生成ステップ
    と、 前記インベントリデータと前記合算データにより構成さ
    れるデータベースを管理する管理ステップと、 前記管理ステップの処理で管理される前記データベース
    から、環境負荷量を算出するための前記合算データを抽
    出する抽出ステップとをコンピュータに実行させるプロ
    グラム。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のプログラムが記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
  32. 【請求項32】 ユーザを識別するデータを入力する入
    力手段と、 前記ユーザと前記ユーザが持つ権限が関連付けられたテ
    ーブルを管理するテーブル管理手段と、 インベントリデータと合算データから構成されるデータ
    ベースを管理するデータベース管理手段と、 前記入力手段により入力された前記データから、前記テ
    ーブル管理手段により管理されている前記テーブルを参
    照し、前記ユーザの権限を識別する識別手段と、 前記識別手段により識別された前記ユーザの権限に対応
    する画像データを提供する提供手段とを含むことを特徴
    とする情報処理装置。
  33. 【請求項33】 前記提供手段により提供される前記画
    像データは、製品情報を入力する入力画面を構成するも
    のであることを特徴とする請求項32に記載の情報処理
    装置。
  34. 【請求項34】 前記提供手段により提供される画像デ
    ータは、前記ユーザが登録している製品カテゴリの範囲
    内の前記インベントリデータと前記合算データのみが使
    用できる画面のデータであることを特徴とする請求項3
    2に記載の情報処理装置。
  35. 【請求項35】 前記入力画面は、前記製品情報をライ
    フステージ毎に入力する構成となっていることを特徴と
    する請求項33に記載の情報処理装置。
  36. 【請求項36】 前記入力画面は、入力される製品情報
    の製品がもつライフステージの画面で構成されることを
    特徴とする請求項35に記載の情報処理装置。
  37. 【請求項37】 前記ライフステージのうちの基本情報
    を入力する前記入力画面には、前記製品情報を識別する
    ための登録番号、製品名、製品の生産地、製品の仕向け
    地のうち、少なくとも1つを表示する欄が設けられてい
    ることを特徴とする請求項35に記載の情報処理装置。
  38. 【請求項38】 前記基本情報を入力する前記入力画面
    には、前記合算データのバージョン番号を表示する欄が
    さらに設けられていることを特徴とする請求項37に記
    載の情報処理装置。
  39. 【請求項39】 前記基本情報を入力する前記入力画面
    には、評価時期を表示する欄がさらに設けられ、前記登
    録番号は、前記評価時期により異なることを特徴とする
    請求項38に記載の情報処理装置。
  40. 【請求項40】 前記評価時期の異なる前記登録番号
    は、その末尾が前記評価時期に対応して変更されること
    を特徴とする請求項39に記載の情報処理装置。
  41. 【請求項41】 前記ライフステージのうちの構成情報
    またはメンテナンス情報を入力する前記入力画面には、
    材料名または部品名を入力する欄と、前記材料名または
    部品名に入力された前記材料または部品の使用量を入力
    する欄が設けられていることを特徴とする請求項35に
    記載の情報処理装置。
  42. 【請求項42】 前記材料名または部品名を入力する欄
    に入力された材料名または部品名から、前記データベー
    ス管理手段により管理されている前記合算データを抽出
    する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データと、前記
    使用量を入力する欄に入力された前記使用量を用いて、
    環境負荷量を算出する算出手段とをさらに含むことを特
    徴とする請求項41に記載の情報処理装置。
  43. 【請求項43】 前記ライフステージのうちの製品歩留
    まりを入力する前記入力画面には、前記製品歩留まりを
    入力する欄が設けられ、 前記製品歩留まりを入力する欄に入力された前記製品歩
    留まりに基づき、前記算出手段により算出された前記環
    境負荷量を補正する補正手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項42に記載の情報処理装置。
  44. 【請求項44】 前記構成情報またはメンテナンス情報
    を入力する入力画面には、材料または部品のカテゴリを
    入力する欄がさらに設けられ、 前記材料名または部品名を入力する欄に入力される材料
    名および部品名を、前記材料または部品のカテゴリ毎に
    分類して管理する管理手段と、 前記材料または部品のカテゴリを入力する欄に前記カテ
    ゴリが入力された場合、そのカテゴリ内に分類された前
    記材料または部品に対応する材料名または部品名が、前
    記材料名または部品名を入力する欄に入力されるように
    制御する制御手段とをさらに含むことを特徴とする請求
    項41に記載の情報処理装置。
  45. 【請求項45】 前記構成情報を入力する入力画面に
    は、用途カテゴリを入力する欄がさらに設けられ、 前記材料名または部品名を入力する欄に入力される材料
    名および部品名を、前記用途カテゴリ毎に分類して管理
    する管理手段と、 前記用途カテゴリを入力する欄に前記カテゴリが入力さ
    れた場合、そのカテゴリ内に分類された前記材料名また
    は部品名が、前記材料名または部品名を入力する欄に入
    力されるように制御する制御手段とをさらに含むことを
    特徴とする請求項42に記載の情報処理装置。
  46. 【請求項46】 前記ライフステージのうちの製造情報
    を入力する前記入力画面には、製造プロセス名を入力す
    る欄と、使用数量を入力する欄が設けられていることを
    特徴とする請求項35に記載の情報処理装置。
  47. 【請求項47】 前記製造プロセス名を入力する欄に入
    力されたプロセス名から、前記データベース管理手段に
    より管理されている前記合算データを抽出する抽出手段
    と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データと、前記
    使用数量を入力する欄に入力された前記使用数量を用い
    て、環境負荷量を算出する算出手段とをさらに含むこと
    を特徴とする請求項46に記載の情報処理装置。
  48. 【請求項48】 前記ライフステージのうちの製品歩留
    まりを入力する前記入力画面には、前記製品歩留まりを
    入力する欄が設けられ、 前記製品歩留まりを入力する欄に入力された前記製品歩
    留まりに基づき、前記算出手段により算出された前記環
    境負荷量を補正する補正手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項47に記載の情報処理装置。
  49. 【請求項49】 前記製造情報を入力する前記入力画面
    には、製造事業所を入力する欄がさらに設けられ、 前記製造プロセス名を入力する欄に入力される前記製造
    プロセス名を、前記製造事業所毎に分類して管理する管
    理手段と、 前記製造事業所を入力する欄に前記製造事業所が入力さ
    れた場合、その製造事業所に分類された前記製造プロセ
    ス名に対応する製造プロセス名が、前記製造プロセス名
    を入力する欄に入力されるように制御する制御手段とを
    さらに含むことを特徴とする請求項47に記載の情報処
    理装置。
  50. 【請求項50】 前記ライフステージのうちの実装基板
    の製造エネルギを入力する前記入力画面には、前記実装
    基板の製造エネルギをコストベースで算出するか、部品
    ベースで算出するかを選択するための選択肢が設けられ
    ていることを特徴とする請求項35に記載の情報処理装
    置。
  51. 【請求項51】 前記選択肢のうち、前記実装基板の製
    造エネルギを部品ベースで算出するという選択肢が選択
    された場合、その部品の名称と、その名称に対応する部
    品の数量を入力する欄がさらに設けられ、 前記部品の名称は、前記入力画面において入力された製
    品情報に対応した名称であることを特徴とする請求項5
    0に記載の情報処理装置。
  52. 【請求項52】 選択された前記選択肢に対応する合算
    データを、前記データベース管理手段により管理されて
    いる前記データベース内から抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データと、前記
    数量を入力する欄に入力された前記数量を用いて、環境
    負荷量を算出する算出手段とをさらに含むことを特徴と
    する請求項50に記載の情報処理装置。
  53. 【請求項53】 前記ライフステージのうちの製品の輸
    送に関する情報を入力する前記入力画面には、前記製品
    の体積を入力する欄が設けられていることを特徴とする
    請求項35に記載の情報処理装置。
  54. 【請求項54】 他のライフサイクルステージの入力画
    面において入力された前記製品の生産地と仕向け地に対
    応した合算データを抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データと、前記
    製品の体積を入力する欄に入力された前記体積を用い
    て、環境負荷量を算出する算出手段とをさらに含むこと
    を特徴とする請求項53に記載の情報処理装置。
  55. 【請求項55】 前記ライフステージのうちの使用時ま
    たは待機時に関する情報を入力する入力画面には、製品
    の使用時または待機時に用いられる電源に関する選択
    肢、前記選択肢のうち、選択された前記電源に対応する
    入力項目、および、前記入力項目に対する数値が入力さ
    れる欄が設けられていることを特徴とする請求項35に
    記載の情報処理装置。
  56. 【請求項56】 前記入力項目に対する数値が入力され
    る欄に入力された数値を基に、電力量を算出する第1の
    算出手段と、 前記第1の算出手段により算出された前記電力量に対応
    する合算データを前記データベース管理手段により管理
    されている前記データベースより抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データを用いて
    環境負荷量を算出する第2の算出手段とをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項55に記載の情報処理装置。
  57. 【請求項57】 前記ライフステージのうちの廃棄また
    はリサイクルに関する情報を入力する入力画面には、廃
    棄またはリサイクルを選択する選択肢が設けられている
    ことを特徴とする請求項35に記載の情報処理装置。
  58. 【請求項58】 前記廃棄またはリサイクルに関する情
    報を入力する入力画面には、前記選択肢のうちの廃棄が
    選択された場合、仕向け地と、その仕向け地において、
    製品を埋め立てる埋め立て率と、製品を焼却する焼却率
    を表示する欄がさらに設けられ、 前記仕向け地が設定されると、その仕向け地に関連付け
    られている前記埋め立て率と焼却率が表示されることを
    特徴とする請求項57に記載の情報処理装置。
  59. 【請求項59】 他のライフサイクルステージの前記構
    成情報および前記メンテナンス情報のうちの、少なくと
    も一方の入力画面において入力された、または、入力さ
    れた情報から算出された、前記製品の重量、前記製品の
    可燃物の重量、前記製品の不燃物の重量と、前記仕向け
    地により予め設定されている前記埋め立て率、および、
    前記焼却率より、埋め立てられる重量と焼却される重量
    を、それぞれ算出する第1の算出手段と、 前記第1の算出手段により算出された前記埋め立てられ
    る重量と、焼却される重量に対応する合算データを、前
    記データベース管理手段により管理されている前記デー
    タベース内から、それぞれ抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データを用い
    て、環境負荷量を算出する第2の算出手段とをさらに含
    むことを特徴とする請求項58に記載の情報処理装置。
  60. 【請求項60】 前記製品の重量を、更に、前記材料ま
    たは部品カテゴリ毎に算出し、前記材料毎または前記部
    品カテゴリ毎の焼却される重量に対応する合算データを
    抽出し、その抽出した前記合算データを用いて環境負荷
    量を算出する第3の算出手段をさらに含むことを特徴と
    する請求項59に記載の情報処理装置。
  61. 【請求項61】 前記廃棄またはリサイクルに関する情
    報を入力する入力画面の前記選択肢のうちのリサイクル
    が選択された場合、前記構成情報の入力画面において入
    力された、または、入力された情報から算出された、前
    記製品の重量に対応する合算データとリサイクル可能材
    の重量に対応する合算データを、前記データベース管理
    手段により管理されている前記データベース内から抽出
    する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出された前記合算データを用い
    て、環境負荷量を算出する算出手段とをさらに含むこと
    を特徴とする請求項57に記載の情報処理装置。
  62. 【請求項62】 前記製品の重量を、更に、前記材料ま
    たは部品カテゴリ毎に算出し、前記材料毎または前記カ
    テゴリ毎のリサイクルされる重量に対応する合算データ
    を抽出し、その抽出した前記合算データを用いて環境負
    荷量を算出する第2の算出手段をさらに含むことを特徴
    とする請求項61に記載の情報処理装置。
  63. 【請求項63】 前記材料毎または前記部品カテゴリ毎
    のリサイクルされる重量に対応する合算データと、利得
    計算用の合算データの差分を算出する第3の算出手段を
    さらに含むことを特徴とする請求項62に記載の情報処
    理装置。
  64. 【請求項64】 ユーザを識別するデータの入力を制御
    する入力制御ステップと、 前記ユーザと前記ユーザが持つ権限が関連付けられたテ
    ーブルを管理するテーブル管理ステップと、 インベントリデータと合算データから構成されるデータ
    ベースを管理するデータベース管理ステップと、 前記入力制御ステップの処理で入力が制御された前記デ
    ータから、前記テーブル管理ステップの処理で管理され
    ている前記テーブルを参照し、前記ユーザの権限を識別
    する識別ステップと、 前記識別ステップの処理で識別された前記ユーザの権限
    に対応する画像データを提供する提供ステップとを含む
    ことを特徴とする情報処理方法。
  65. 【請求項65】 ユーザを識別するデータの入力を制御
    する入力制御ステップと、 前記ユーザと前記ユーザが持つ権限が関連付けられたテ
    ーブルを管理するテーブル管理ステップと、 インベントリデータと合算データから構成されるデータ
    ベースを管理するデータベース管理ステップと、 前記入力制御ステップの処理で入力が制御された前記デ
    ータから、前記テーブル管理ステップの処理で管理され
    ている前記テーブルを参照し、前記ユーザの権限を識別
    する識別ステップと、 前記識別ステップの処理で識別された前記ユーザの権限
    に対応する画像データを提供する提供ステップとをコン
    ピュータに実行させるプログラム。
  66. 【請求項66】 請求項64に記載のプログラムが記録
    されていることを特徴とする記録媒体。
JP2002001289A 2001-04-11 2002-01-08 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体 Abandoned JP2003058631A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001289A JP2003058631A (ja) 2001-06-08 2002-01-08 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
US10/297,554 US7099724B2 (en) 2001-04-11 2002-04-11 Information processing system
EP02717108A EP1380980A4 (en) 2001-04-11 2002-04-11 INFORMATION PROCESSING SYSTEM
CNB028011872A CN1296858C (zh) 2001-04-11 2002-04-11 信息处理系统
PCT/JP2002/003594 WO2002084552A1 (fr) 2001-04-11 2002-04-11 Systeme de traitement d'informations

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174086 2001-06-08
JP2001-174086 2001-06-08
JP2002001289A JP2003058631A (ja) 2001-06-08 2002-01-08 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003058631A true JP2003058631A (ja) 2003-02-28

Family

ID=26616613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001289A Abandoned JP2003058631A (ja) 2001-04-11 2002-01-08 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003058631A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208945A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 人材検索システム、人材検索サーバ、人材検索方法、プログラムおよび記録媒体
JP2005293064A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyota Motor Corp 炭酸ガス排出量把握システム及び炭酸ガス排出量把握装置
JP2006185215A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Hitachi Ltd 環境負荷評価装置および環境負荷評価プログラム
JP2006285817A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Casio Comput Co Ltd 就業管理装置及び就業管理プログラム
JP2008065768A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 環境負荷表示装置、環境負荷表示方法及び環境負荷表示プログラム
JP2010039786A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Ohbayashi Corp 情報共有システム及びユーザ登録方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208945A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 人材検索システム、人材検索サーバ、人材検索方法、プログラムおよび記録媒体
JP2005293064A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Toyota Motor Corp 炭酸ガス排出量把握システム及び炭酸ガス排出量把握装置
JP2006185215A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Hitachi Ltd 環境負荷評価装置および環境負荷評価プログラム
JP4561357B2 (ja) * 2004-12-28 2010-10-13 株式会社日立製作所 環境負荷評価装置および環境負荷評価プログラム
JP2006285817A (ja) * 2005-04-04 2006-10-19 Casio Comput Co Ltd 就業管理装置及び就業管理プログラム
JP4710384B2 (ja) * 2005-04-04 2011-06-29 カシオ計算機株式会社 就業管理装置及び就業管理プログラム
JP2008065768A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Ricoh Co Ltd 環境負荷表示装置、環境負荷表示方法及び環境負荷表示プログラム
JP2010039786A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Ohbayashi Corp 情報共有システム及びユーザ登録方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100555266C (zh) 电子邮件消息传递方法及系统
EP1380980A1 (en) Information processing system
US6874124B2 (en) Electronic document processing system and electronic document processors
WO2005041032A1 (ja) 統合業務ソフトウエアの導入運用支援システム
JP2006331387A (ja) 読取文書管理プログラム、読取文書管理システム、読取文書管理方法
KR20100047220A (ko) 문서관리장치, 방법 및 프로그램
JP5397527B2 (ja) 手続管理システム
JP2002117215A (ja) 特許管理システム
JP2002032611A (ja) 手続管理システム
RU2377641C2 (ru) Система регистрационной информации для использования в вычислительной среде
JP2003058631A (ja) 情報処理システム、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2007108889A (ja) 知的財産管理システム、知的財産管理方法およびプログラム
JP5787245B2 (ja) 情報更新システム
JP2011187010A (ja) 情報入力支援装置及びプログラム
JP7418238B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP2005285008A (ja) データセキュリティ管理システム、プログラム、データセキュリティ管理方法
JP2010282304A (ja) データ管理検索システム
JP2005332255A (ja) 連携型知財管理システムによる知財創出支援方法、サブライセンス管理機能付きの情報提供システムおよびコンピュータプログラム
JP2007304831A (ja) 承認管理システム
JP2002245160A (ja) 業務管理システムにおける出力レイアウトを制御する処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを格納した記憶媒体及び出力レイアウト制御装置
JP2007079794A (ja) 組織図編集装置及びプログラム
JP4265537B2 (ja) 組織横断的ネットワーク構築支援システム、処理装置、組織横断的ネットワーク構築支援方法及びプログラム
JP2007183823A (ja) マッピングシステム、マッピング方法、及びマッピングプログラム
JP2005122606A (ja) 情報閲覧装置、情報閲覧システム、及び情報閲覧プログラム
JP2002041506A (ja) 共同編集システム及びサーバ並びに方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060329

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060512