JP2003057038A - 角速度計測装置 - Google Patents

角速度計測装置

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JP2003057038A JP2001249267A JP2001249267A JP2003057038A JP 2003057038 A JP2003057038 A JP 2003057038A JP 2001249267 A JP2001249267 A JP 2001249267A JP 2001249267 A JP2001249267 A JP 2001249267A JP 2003057038 A JP2003057038 A JP 2003057038A
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Yasuo Fujii
康生 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は駆動信号のクロストークが生じる場
合であっても、長期間に亘って角速度を高精度に検出す
る。 【解決手段】 角速度センサ11は基板12に取付ける
と共に、基板12には角速度センサ11の周囲に位置し
て駆動信号を入力する駆動用配線13,14と検出用配
線15,16を配設する。また、駆動用配線13,14
には、検出用配線15に沿って延びる第1の調整用電極
17,18を設けると共に、検出用配線16に沿って延
びる第2の調整用電極19,20を設ける。そして、こ
れらの調整用電極17〜20を部分的に切除することに
よって、駆動用配線13,14と検出用配線15,16
との間の静電容量C1′〜C4′を個別に減少させること
ができ、検出用配線15,16に対する駆動信号のクロ
ストークをほぼ等しくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば移動する物
体、回転体等に作用する角速度を検出するのに用いて好
適な角速度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来技術による角速度計測装置
として、図4に示す構成のものが知られている(特開2
000−105125号公報等)。この従来技術による
角速度計測装置は、角速度センサ1、駆動信号入力手段
としての発振回路2、正変位信号出力手段としての第1
の容量電圧変換回路3(以下、第1のC−V変換回路3
という)、負変位信号出力手段としての第2の容量電圧
変換回路4(以下、第2のC−V変換回路4という)、
減算手段としての減算回路5等によって構成されてい
る。
【0003】ここで、角速度センサ1は、直交する3軸
のうち第1,第2の軸方向に変位可能な振動体1Aを有
すると共に、振動体1Aに対して第1の軸方向(図4中
の上,下方向)の両端側に位置する駆動電極1B,1C
と第2の軸方向(図4中の左,右方向)の両端側に位置
する検出電極1D,1Eとを備えている。そして、駆動
電極1B,1Cは発振回路2に接続され、検出電極1
D,1Eは第1,第2のC−V変換回路3,4にそれぞ
れ接続されると共に、駆動電極1Cと発振回路2との間
には反転回路2Aが接続されている。
【0004】また、発振回路2は、振動体1Aを第1の
軸方向に振動させるための駆動信号Vdを入力する。さ
らに、第1のC−V変換回路3は、振動体1Aが第2の
軸方向に振動したときの変位に応じた正変位信号V1を
出力し、第2のC−V変換回路4は、正変位信号V1と
は逆位相となる負変位信号V2を出力する。そして、減
算回路5は、これらのC−V変換回路3,4による正,
負の変位信号V1,V2の差を演算する。また、減算回路
5の出力側には同期検波回路6、低域通過フィルタ回路
7(以下、LPF7という)が接続されている。
【0005】このような従来技術による角速度計測装置
では、発振回路2を用いて駆動電極1B,1Cに逆位相
の駆動信号Vdを入力し、振動体1Aを第1の軸方向に
向けて振動させる。この状態で、第3の軸(図4中の
前,後方向)周りに角速度が加わると、振動体1Aは第
2の軸方向に振動する。このとき、検出電極1D,1E
と振動体1Aとの間の静電容量は一方が増加するときに
他方が減少する関係にあるから、C−V変換回路3,4
は互いに逆位相(正,負)の変位信号V1,V2を出力す
る。このため、減算回路5は変位信号V1,V2の差を演
算して角速度に応じた減算信号Vsを出力し、同期検波
回路6は駆動信号Vdを用いて減算信号Vsに対して同期
検波を行うと共に、LPF7を用いて振動体1Aの振動
による成分を除去して角速度信号Vaを出力している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による角速度計測装置では、角速度センサ1の小
型化に伴って駆動電極1B,1Cと検出電極1D,1E
とが接近して配置される傾向があるから、駆動電極1
B,1Cと検出電極1D,1Eとの間の静電容量C1〜
C4を通じて駆動信号Vdが変位信号V1,V2に混入し、
クロストークが発生することがある。この結果、LPF
7から出力される角速度信号Vaは、駆動信号Vdのクロ
ストークによって、角速度が加わっていないときであっ
ても零にならない(オフセット値)ことがあった。
【0007】特に、変位信号V1,V2のうち角速度に応
じた成分は、駆動信号Vdと逆位相(駆動信号Vdとの位
相差が180度)になる関係があるため、変位信号V
1,V2中に混入した駆動信号Vdは、同期検波回路6に
よっても除去することができず、角速度信号Vaにオフ
セット値のずれを生じさせていた。このため、従来技術
では、LPF7の出力側にオフセット調整回路8を接続
し、オフセット値が例えば零のような所望の値になるよ
うに調整していた。
【0008】しかし、角速度センサ1には各種の経年変
化が生じるから、この経年変化によって例えば駆動信号
Vdの大きさが変化することがある。この結果、角速度
信号Vaのオフセット値も経年変化するから、時間の経
過に伴って再度オフセット値を調整しなければならず、
検出精度、信頼性が低下し易いという問題があった。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は駆動信号のクロストークが生じ
る場合であっても、長期間に亘って角速度を高精度に検
出することができる角速度計測装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明は、駆動信号を受けることにより直交す
る3軸のうち第1の軸方向に振動し、この状態で第3の
軸周りに角速度が加わったとき第2の軸方向に振動する
振動体と、該振動体に対して駆動信号を入力する駆動信
号入力手段と、前記振動体の第2の軸方向に対する振動
を検出して変位に応じた正変位信号,負変位信号をそれ
ぞれ出力する正変位信号出力手段,負変位信号出力手段
と、これらの変位信号出力手段による正,負の変位信号
の差を演算する減算手段とを備えてなる角速度計測装置
に適用される。
【0011】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、駆動信号入力手段と正変位信号出力手段との
間,前記駆動信号入力手段と負変位信号出力手段との間
には、前記駆動信号入力手段と正,負の変位信号出力手
段との間の静電容量をそれぞれ調整する静電容量調整手
段を設けたことにある。
【0012】このように構成したことにより、静電容量
調整手段を用いて駆動信号入力手段と正,負の変位信号
出力手段との間の静電容量を調整し、正,負の変位信号
に対する駆動信号のクロストークをほぼ等しくすること
ができる。このため、減算手段を用いて正,負の変位信
号の差を演算したときには、各変位信号中に混入した駆
動信号成分を相殺することができ、減算手段による減算
信号に対して駆動信号成分を排除することができる。
【0013】また、請求項2の発明では、静電容量調整
手段は、前記駆動信号入力手段と正,負の変位信号出力
手段との間にそれぞれ設けられた静電容量調整用の第
1,第2の調整用電極からなり、該第1,第2の調整用
電極のうち一方の調整用電極を部分的に切除する構成と
している。
【0014】これにより、第1,第2の調整用電極のう
ち一方の調整用電極を部分的に切除し、駆動信号入力手
段と正の変位信号出力手段との間の静電容量と駆動信号
入力手段と負の変位信号出力手段との間の静電容量との
うちいずれか一方の静電容量を減少させることができ
る。このため、正,負の変位信号に対する駆動信号のク
ロストークを調整し、ほぼ等しくすることができる。
【0015】さらに、請求項3の発明では、静電容量調
整手段は、前記駆動信号入力手段と正,負の変位信号出
力手段との間に設けられ、正,負の変位信号出力手段の
うちいずれか一方の変位信号出力手段と駆動信号入力手
段との間の静電容量を増加させる導体材料または誘電体
材料からなる追加部材によって構成したことにある。
【0016】この場合、例えば追加部材を駆動信号入力
手段と正の変位信号出力手段との間に設けることによっ
て、駆動信号入力手段と正の変位信号出力手段との間の
静電容量を駆動信号入力手段と負の変位信号出力手段と
の間の静電容量に比べて増加させることができる。この
ため、正,負の変位信号に対する駆動信号のクロストー
クを調整し、ほぼ等しくすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
角速度計測装置を、図1ないし図3を参照しつつ詳細に
説明する。なお、実施の形態において従来技術と同一の
構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。
【0018】図において、11は本実施の形態による角
速度センサで、該角速度センサ11は、従来技術による
角速度センサ1と同様に、直交する3軸のうち第1,第
2の軸方向に変位可能な振動体11Aと、振動体11A
に対して第1の軸方向の両端側に位置する駆動電極11
B,11Cと、第2の軸方向の両端側に位置する検出電
極11D,11Eとによって構成されている。
【0019】そして、角速度センサ11の振動体11A
は、駆動電極11B,11Cに駆動信号Vdを入力する
ことによって、第1の軸方向(図1中の上,下方向)に
振動すると共に、この状態で第3の軸(図1中の前,後
方向)周りに角速度が加わると、振動体11Aは第2の
軸方向(図1中の左,右方向)に振動するものである。
【0020】また、角速度センサ11は、図2に示すよ
うに後述の基板12上に取付けられると共に、その表面
には駆動電極11B,11Cに接続された電極パッド1
1B1,11C1と、検出電極11D,11Eに接続され
た電極パッド11D1,11E1とが設けられている。
【0021】12は発振回路2,第1,第2のC−V変
換回路3,4、減算回路5、同期検波回路6、LPF7
等が形成された基板で、該基板12の表面には角速度セ
ンサ11が取付けられると共に、角速度センサ11の周
囲には、発振回路2に接続された駆動用配線13,14
が略Y字状に延びて形成されると共に、その先端は略四
角形状をなす角速度センサ11の四隅近傍に位置して基
板側電極パッド13A,14Aを形成している。
【0022】また、駆動用配線13,14の間には第
1,第2のC−V変換回路3,4に接続された検出用配
線15,16が角速度センサ11を挟んで略左,右方向
に直線状に延びて形成されると共に、その先端は角速度
センサ11の左,右両側近傍に位置して基板側電極パッ
ド15A,16Aを形成している。
【0023】そして、基板側電極パッド13A,14A
は、ボンディングワイヤ13B,14Bを用いて角速度
センサ11の電極パッド11B1,11C1に接続されて
いる。これにより、発振回路2は、従来技術と同様に駆
動電極11B,11Cにそれぞれ接続されている。
【0024】また、基板側電極パッド15A,16A
は、ボンディングワイヤ15B,16Bを用いて角速度
センサ11の電極パッド11D1,11E1に接続されて
いる。これにより、第1,第2のC−V変換回路3,4
は、従来技術と同様に検出電極11D,11Eにそれぞ
れ接続されている。
【0025】17,18は静電容量調整手段をなす第1
の調整用電極で、該第1の調整用電極17,18は、駆
動用配線13,14の基板側電極パッド13A,14A
から一定の長さ寸法をもって検出用配線15に沿って略
平行に延びている。
【0026】19,20は静電容量調整手段をなす第2
の調整用電極で、該第2の調整用電極19,20は、駆
動用配線13,14の基板側電極パッド13A,14A
から例えば第1の調整用電極17,18と同じ長さ寸法
をもって検出用配線16に沿って略平行に延びている。
【0027】そして、第1の調整用電極17,18は、
検出用配線15との間に静電容量C1′,C2′を形成す
ると共に、第2の調整用電極19,20は、検出用配線
16との間に静電容量C3′,C4′を形成している。こ
のため、これらの調整用電極17〜20の先端を部分的
に切除することによって、静電容量C1′〜C4′を個別
に減少させ、調整することができる。
【0028】本実施の形態による角速度計測装置は上述
のように構成されるものであり、その角速度の検出動作
については従来技術によるものと格別な差異はない。
【0029】然るに、本実施の形態では、発振回路2に
接続された駆動用配線13,14には第1,第2のC−
V変換回路3,4に接続された検出用配線15,16の
近傍に向けて延びる調整用電極17〜20を設けたか
ら、これらの調整用電極17〜20を部分的に切除する
ことによって発振回路2と第1,第2のC−V変換回路
3,4との間の静電容量C1′〜C4′を独立に減少させ
ることができる。
【0030】即ち、例えば図2中に一点鎖線で示すよう
に駆動用配線14から検出用配線15の近傍に向けて延
びる調整用電極18の先端18Aを切除することによっ
て、発振回路2と第1のC−V変換回路3との間の静電
容量C2′を減少させることができる。これにより、発
振回路2から第1のC−V変換回路3に向かう駆動信号
Vdのクロストークを減少させることができる。
【0031】従って、発振回路2と第1のC−V変換回
路3との間で生じる駆動信号Vdのクロストークに対し
て発振回路2と第2のC−V変換回路4との間で生じる
駆動信号Vdのクロストークが一致せず、差異が生じる
場合であっても、調整用電極17〜20を部分的に切除
することによって、発振回路2と第1,第2のC−V変
換回路3,4との間の静電容量C1′〜C4′を個別に減
少させることができ、第1,第2のC−V変換回路3,
4のうちいずれか一方に対する駆動信号Vdのクロスト
ークを減少させることができる。
【0032】この結果、第1,第2のC−V変換回路
3,4に対する駆動信号Vdのクロストークをほぼ等し
くすることができるから、減算回路5を用いて第1,第
2のC−V変換回路3,4による変位信号V1,V2の差
を演算したときには、各変位信号V1,V2中に混入した
駆動信号Vdによる成分を相殺することができ、減算回
路5による減算信号Vsに対して駆動信号Vdによる成分
を排除することができる。
【0033】これにより、経年変化によって駆動信号V
dの大きさが変化する場合であっても、LPF7から出
力される角速度信号Vaのオフセット値をほぼ零(一定
値)に維持することができるから、長期間に亘って高精
度に角速度を検出できると共に、角速度信号Vaに対す
る信頼性を高めることができる。
【0034】なお、本実施の形態では、調整用電極17
〜20を駆動用配線13,14に接続して設ける構成と
したが、調整用電極は駆動用配線13,14と検出用配
線15,16との間に配置してあればよく、例えば検出
用配線15,16に接続して設ける構成としてもよい。
【0035】また、本実施の形態では、調整用電極17
〜20を部分的に除去することによって駆動用配線1
3,14と検出用配線15,16との間の静電容量C
1′〜C4′を減少させる構成とした。しかし、本発明は
これに限らず、図3に示す変形例のように例えば検出用
配線15に追加部材として導体材料または誘電体材料か
らなる小片のチップ部品21を取付けることによって、
検出用配線16と駆動用配線13,14との間の静電容
量C3′,C4′に比べて検出用配線15と駆動用配線1
3,14との間の静電容量C1′,C2′を増加させる構
成としてもよい。
【0036】この場合、発振回路2と第1,第2のC−
V変換回路3,4との間の静電容量C1′〜C4′を個別
に増加させ、第1,第2のC−V変換回路3,4のうち
いずれか一方に対する駆動信号Vdのクロストークを増
加させることができるから、第1,第2のC−V変換回
路3,4に対する駆動信号Vdのクロストークをほぼ等
しくすることができる。
【0037】なお、このような変形例の場合には、調整
用電極17〜18は必ずしも必要ではなく、これらの調
整用電極17〜18を省く構成としてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、駆動信号入力手段と正,負の変位信号出力手段と
の間にはこれらの間の静電容量を調整する静電容量調整
手段を設けたから、静電容量調整手段を用いて駆動信号
入力手段と正,負の変位信号出力手段との間の静電容量
を調整し、正,負の変位信号に対する駆動信号のクロス
トークをほぼ等しくすることができる。このため、減算
手段を用いて正,負の変位信号の差を演算したときに
は、各変位信号中に混入した駆動信号成分を相殺するこ
とができるから、経年変化によって駆動信号の大きさが
変化する場合であっても、長期間に亘って高精度に角速
度を検出でき、信頼性を高めることができる。
【0039】また、請求項2の発明によれば、静電容量
調整手段は、前記駆動信号入力手段と正,負の変位信号
出力手段との間にそれぞれ設けられた静電容量調整用の
第1,第2の調整用電極からなり、該第1,第2の調整
用電極のうち一方の調整用電極を部分的に切除する構成
としたから、駆動信号入力手段と正の変位信号出力手段
との間の静電容量と駆動信号入力手段と負の変位信号出
力手段との間の静電容量とのうちいずれか一方の静電容
量を減少させることができ、正,負の変位信号に対する
駆動信号のクロストークをほぼ等しくすることができ
る。
【0040】さらに、請求項3の発明によれば、静電容
量調整手段は、前記駆動信号入力手段と正,負の変位信
号出力手段との間に設けられ、正,負の変位信号出力手
段のうちいずれか一方の変位信号出力手段と駆動信号入
力手段との間の静電容量を増加させる追加部材によって
構成したから、例えば追加部材を駆動信号入力手段と正
の変位信号出力手段との間に設けることによって、駆動
信号入力手段と正の変位信号出力手段との間の静電容量
を駆動信号入力手段と負の変位信号出力手段との間の静
電容量に比べて増加させることができる。このため、
正,負の変位信号に対する駆動信号のクロストークを調
整し、ほぼ等しくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による角速度計測装置を示
す回路構成図である。
【図2】図1中の角速度センサを基板上に取付けた状態
で示す平面図である。
【図3】本発明の変形例による基板上に角速度センサを
取付けた状態で示す図2と同様の平面図である。
【図4】従来技術による角速度計測装置を示す回路構成
図である。
【符号の説明】
2 発振回路(駆動信号入力手段) 3 第1のC−V変換回路(正変位信号出力手段) 4 第2のC−V変換回路(負変位信号出力手段) 5 減算回路(減算手段) 11 角速度センサ 11A 振動体 11B,11C 駆動電極 11D,11E 検出電極 12 基板 13,14 駆動用配線 15,16 検出用配線 17,18 第1の調整用電極 19,20 第2の調整用電極 21 チップ部品(追加部材) Vd 駆動信号 V1 正変位信号 V2 負変位信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号を受けることにより直交する3
    軸のうち第1の軸方向に振動し、この状態で第3の軸周
    りに角速度が加わったとき第2の軸方向に振動する振動
    体と、 該振動体に対して駆動信号を入力する駆動信号入力手段
    と、 前記振動体の第2の軸方向に対する振動を検出して変位
    に応じた正変位信号,負変位信号をそれぞれ出力する正
    変位信号出力手段,負変位信号出力手段と、 これらの変位信号出力手段による正,負の変位信号の差
    を演算する減算手段とを備えてなる角速度計測装置にお
    いて、 前記駆動信号入力手段と正変位信号出力手段との間,前
    記駆動信号入力手段と負変位信号出力手段との間には、
    前記駆動信号入力手段と正,負の変位信号出力手段との
    間の静電容量をそれぞれ調整する静電容量調整手段を設
    けたことを特徴とする角速度計測装置。
  2. 【請求項2】 前記静電容量調整手段は、前記駆動信号
    入力手段と正,負の変位信号出力手段との間にそれぞれ
    設けられた静電容量調整用の第1,第2の調整用電極か
    らなり、該第1,第2の調整用電極のうち一方の調整用
    電極を部分的に切除する構成としてなる請求項1に記載
    の角速度計測装置。
  3. 【請求項3】 前記静電容量調整手段は、前記駆動信号
    入力手段と正,負の変位信号出力手段との間に設けら
    れ、正,負の変位信号出力手段のうちいずれか一方の変
    位信号出力手段と駆動信号入力手段との間の静電容量を
    増加させる導体材料または誘電体材料からなる追加部材
    によって構成してなる請求項1に記載の角速度計測装
    置。
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