JP2003056484A - 液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー - Google Patents

液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー

Info

Publication number
JP2003056484A
JP2003056484A JP2001244526A JP2001244526A JP2003056484A JP 2003056484 A JP2003056484 A JP 2003056484A JP 2001244526 A JP2001244526 A JP 2001244526A JP 2001244526 A JP2001244526 A JP 2001244526A JP 2003056484 A JP2003056484 A JP 2003056484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
cover
liquid
opening
reserve tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001244526A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Muto
彰久 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kogyo KK
Original Assignee
Asahi Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogyo KK filed Critical Asahi Kogyo KK
Priority to JP2001244526A priority Critical patent/JP2003056484A/ja
Priority to CN 01140068 priority patent/CN1233941C/zh
Publication of JP2003056484A publication Critical patent/JP2003056484A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Steam Or Hot-Water Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】タンク製造作業の容易化及びおよびタンク気密
性の確保維持を図ることができるリザーブタンク構造を
提供することにある。 【解決手段】温暖液体循環装置11では、鋳物製である
リザーブタンク13の製造工程において、従来の温暖液
体循環装置のように両分割体を別々に鋳物成形するので
はなく、1つのタンク本体15を鋳物成形することがで
きる。従って、リザーブタンク13における気密性の確
保維持を図ることができる。リザーブタンク13は、タ
ンク本体15のケーシング開口部に貫通孔42が形成さ
れたカバー38をタンク本体15の鋳物成型後に取り付
けることにより製造される。従って、タンク本体15は
ケーシング開口部の大きさを従来のリザーブタンクのタ
ンク出口の大きさよりも大きく形成でき、鋳物成形時に
使用した砂を液体貯留部21内からタンク本体15外部
へ掻き出す作業を容易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動ポンプとリザ
ーブタンクとからなる液体循環装置、当該液体循環装置
におけるリザーブタンク構造、及び当該リザーブタンク
構造に用いられるタンク用カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動ポンプとリザーブタンクとか
らなる液体循環装置としては、例えば特開2000−2
30494号公報等に記載された温暖液体循環装置が知
られている。
【0003】即ち、図4に示すように、前記温暖液体循
環装置51は、電動ポンプ52とリザーブタンク53と
から構成されている。リザーブタンク53は、通常、鋳
物製であり、上部に不凍液の補給口54が形成された第
1分割体55と、入口継手56及び出口継手57等が形
成された第2分割体58とからなっている。そして、両
分割体55,58がボルト59で接合固定されることに
より、内部に不凍液を貯留するための液体貯留部60を
備えたリザーブタンク53が形成されている。また、第
2分割体58の側壁下部には、前記液体貯留部60内に
貯まった不凍液を電動ポンプ52側の吸込口へ導出する
ためのタンク出口61がケーシング開口部として開口形
成されている。さらに、前記タンク出口61を取り囲ん
で円環状をなすように水路部62が開口部を外方に向け
て膨出形成されると共に、その水路部62内と前記出口
継手57とを連通する連通路63が形成されている。
【0004】一方、前記電動ポンプ52の電動機には周
知のキャンドモータが使用され、このキャンドモータは
モーターフレーム64内に収納されている。前記モータ
ーフレーム64は、その開口端面が前記リザーブタンク
53の水路部62の開口端面と接合され、その開口部か
らは前記キャンドモータの駆動軸65の先端部に取り付
けられた羽根車66が前記水路部62内に突出してい
る。そして、当該羽根車66の前記タンク出口61との
対向面には電動ポンプ52側の吸込口となる開口部67
が形成されている。また、羽根車66の周縁部には噴出
口68が形成され、この噴出口68と前記開口部67と
の間が前記羽根車66内で連通されている。
【0005】従って、前記液体貯留部60内に不凍液が
貯留された状態において、前記電動ポンプ52のキャン
ドモータが駆動されると、不凍液はタンク出口61から
羽根車66の開口部67内に流入した後、噴出口68か
ら前記水路部62内に噴出される。そして、当該水路部
62内から連通路63を介して出口継手57へ導かれ
る。その後、出口継手57から例えば床暖房装置などの
放熱パネルに接続された循環経路に流出され、放熱パネ
ルで熱交換が行われた不凍液は、前記入口継手56を介
して再び前記リザーブタンク53の液体貯留部60内に
戻る。そして、以後同様に、前記温暖液体循環装置51
では、このような不凍液の循環が繰り返されるようにな
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記温暖液
体循環装置51では、鋳物製であるリザーブタンク53
の製造工程において砂出しという作業が不可欠とされ
る。この砂出し作業は、鋳物成形時に使用した砂をタン
ク内部からタンク外部へ掻き出す作業であり、リザーブ
タンク53が一体鋳造された場合は、前記タンク出口6
1等のケーシング開口部から砂出しが行われる。しか
し、電動ポンプ52側の吸込口たる羽根車66の開口部
67とほぼ同一径をなすタンク出口61からでは前記砂
出し作業が困難を極め、リザーブタンク53の製造作業
効率を向上できなかった。そこで、前述したように、従
来は、リザーブタンク53を第1分割体55と第2分割
体58とからなる構成とし、両分割体55,58を別々
に鋳物成形するようにしていた。
【0007】しかしながら、このようにリザーブタンク
53を二分割して鋳物成形した場合は、成形後において
両分割体55,58をボルト59により接合固定して一
体化する構成であったため、次のような問題を新たに生
じていた。即ち、両分割体55,58の接合部位にはシ
ール部材を介在させる等してリザーブタンク53の気密
性を確保するようにしていたが、シール部材の経年劣化
等により、液体貯留部60内の不凍液が接合部位からリ
ザーブタンク53の外部へ漏出するおそれがあった。
【0008】一方、前記温暖液体循環装置51では、電
動ポンプ52の駆動により不凍液の循環が繰り返される
際に、次のような問題も生じていた。即ち、放熱パネル
での熱交換を経て循環経路から戻ってきた不凍液が入口
継手56からリザーブタンク53の液体貯留部60内へ
流入する際には、その液体貯留部60に貯まった不凍液
内及びその液面に、前記不凍液が入口継手56から落下
することにより発生した気泡が前記羽根車66の開口部
67内へ不凍液と共に流入することがあった。そのた
め、かかる気泡混じりの不凍液が前記羽根車66の開口
部67内へ流入すると、ポンプ機能が低下して不凍液を
良好に循環できなくなるおそれがあった。
【0009】本発明の目的は、電動ポンプと組み合わさ
れて液体循環装置を構成するリザーブタンクの製造作業
の容易化及びタンク気密性の確保維持に貢献し得るタン
ク用カバーを提供することにある。また、その他の目的
は、タンク製造作業の容易化及びおよびタンク気密性の
確保維持を図ることができるリザーブタンク構造を提供
することにある。また、更なる他の目的は、液体の循環
効率を良好に維持し得る液体循環装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、電動ポンプと一体化され
て液体循環装置を構成するリザーブタンクのタンク本体
に形成されたケーシング開口部のカバーであって、前記
タンク本体に対して前記ケーシング開口部を塞ぐように
取り付けられるカバー本体を有し、当該カバー本体には
タンク本体への取付状態においてポンプ側の吸込口と相
対向する部位にタンク本体内の液体貯留部から循環用液
体を導入しポンプ側の吸込口に導出するための貫通孔が
形成されていることを要旨とした。
【0011】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載の発明において、前記貫通孔は、前記ポンプ
側の吸込口と相対向して開口する導出口の大きさが前記
タンク本体におけるケーシング開口部の大きさよりも小
さく設定されていることを要旨とした。
【0012】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1又は請求項2に記載の発明において、前記カバー本
体は、前記貫通孔が形成された筒状部と、当該筒状部の
周壁と前記ケーシング開口部の開口縁との間を塞ぐカバ
ー部とを備えていることを要旨とした。
【0013】また、本願請求項4に記載の発明は、電動
ポンプと一体化されて液体循環装置を構成するリザーブ
タンクのタンク構造であって、ケーシング開口部が形成
されたタンク本体と、請求項1〜請求項3のうち何れか
一項に記載のタンク用カバーとを備えてなることを要旨
とした。
【0014】また、本願請求項5に記載の発明は、請求
項4に記載の発明において、前記カバー本体のカバー部
と前記ケーシング開口部の開口縁との間にはシール部材
が介在されていることを要旨とした。
【0015】また、本願請求項6に記載の発明は、請求
項4又は請求項5に記載の発明において、前記タンク本
体には、外部から前記液体貯留部内へ循環用液体を戻し
流入させるための流入口が前記タンク用カバーにおける
貫通孔の液体貯留部に臨んで開口する導入口よりも上方
となる位置に設けられ、前記流入口と前記導入口との間
には、前記循環用液体を前記流入口から前記液体貯留部
内へ流入させた際に発生する気泡が前記導入口内へ進入
するのを規制する遮蔽部材が設けられていることを要旨
とした。
【0016】また、本願請求項7に記載の発明は、請求
項6に記載の発明において、前記遮蔽部材は、その上面
が前記タンク用カバーにおける貫通孔の前記導入口の上
方近傍に位置するようにして前記タンク本体の内面に設
けられていることを要旨とした。
【0017】また、本願請求項8に記載の発明は、請求
項6又は請求項7に記載の発明において、前記遮蔽部材
は、前記タンク用カバーの貫通孔における導入口の開口
縁のうち上半分の開口縁部分に沿うように湾曲している
ことを要旨とした。
【0018】また、本願請求項9に記載の発明は、請求
項4〜請求項8のうち何れか一項記載のリザーブタンク
構造をなすリザーブタンクと電動ポンプとを、リザーブ
タンク側のタンク用カバーに形成された貫通孔とポンプ
側の吸込口とが相対向する配置状態となるようにして、
一体化したことを要旨とした。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。図1及び図2に示
すように、本実施形態における液体循環装置としての温
暖液体循環装置11は、電動ポンプ12とリザーブタン
ク13とから構成され、電動ポンプ12の吸込口14と
リザーブタンク13のタンク本体15の下方側壁に貫通
形成された略円形状のケーシング開口部16とが対向す
るように配置されている。なお、本明細書中の説明にお
いて、「上下方向」は図1における上下方向を示し、
「前後方向」は図1における左右方向(左方を前方、右
方を後方)を示し、「左右方向」は図1における紙面と
直交する方向(手前側を左方、奥側を右方)を示すもの
とする。
【0020】前記電動ポンプ12の電動機にはモータ部
(図示しない)をモーターフレーム17内に収納する周
知のキャンドモータが使用されている。また、前記モー
ターフレーム17における前記ケーシング開口部16側
の開口部には環状をなすブラケット18が基端側のフラ
ンジ18aとの間にパッキンを介在させて取り付けられ
ている。
【0021】また、前記ブラケット18の略中央部には
軸受け(図示しない)が配設され、当該軸受けを介して
前記キャンドモータの駆動軸19が前方へ突出するよう
に支持されている。そして、前記駆動軸19の前端部に
は羽根車20が取り付けられ、前記駆動軸19の駆動回
転により前記羽根車20は前記駆動軸19を軸心として
回動するようになっている。
【0022】前記羽根車20は、略円柱状の筒部20a
と当該筒部20aから周方向へ延設された羽根部20b
とから構成されている。また、前記羽根車20における
前記ケーシング開口部16との対向面には略円形状をな
す開口部が形成され、この開口部により前記電動ポンプ
12の吸込口14が構成されている。また、前記羽根部
20bの周縁部には噴出口20cが形成されている。そ
して、前記開口部(吸込口14)と前記噴出口20cと
が前記羽根車20内で連通するように構成され、電動ポ
ンプ12の駆動に基づき前記開口部(吸込口14)から
流入した循環用液体としての不凍液が前記噴出口20c
から噴出するようになっている。
【0023】また、前記タンク本体15は、略直方体形
状をなし、その内部には液体貯留部21を有している。
また、前記タンク本体15の上部に不凍液の補給口15
aが形成されている。前記タンク本体15の左側壁で、
且つ前記補給口15aの下方近傍には、前記タンク本体
15の外部から前記液体貯留部21内へ不凍液を戻し流
入させるための流入口15bが形成されている。なお、
図1及び図2において、前記流入口15bは2点鎖線で
示す。
【0024】また、前記タンク本体15における後側壁
の外面には図示しないトライアックがネジにより取り付
けられる一方、前記タンク本体15における前側壁の外
面には、その上下方向略中央部に、例えばバイメタル等
の安全装置22がネジ23により取り付けられている。
また、前記タンク本体15の前側壁外面には、前記安全
装置22の取付位置よりも下方位置に、円形状をなす板
状部材からなる加熱手段としてのヒータ24がネジ25
により取り付けられている。前記タンク本体15の左右
両側壁の外面にも、前記ヒータ24及びネジ25と同様
の部材が同様に配設されている。なお、図1には、リザ
ーブタンク13の左右両側壁に形成されるヒータ24の
みを点線で示す。
【0025】また、前記タンク本体15の下端壁の外面
には、円形状をなす板状部材からなる加熱手段としての
ヒータ26がネジ27により取り付けられている。ま
た、前記タンク本体15の後側壁外面には図示しないサ
ーミスタが取り付けられており、このサーミスタにより
前記液体貯留部21内の不凍液の温度が計測されるよう
になっている。そして、その温度計測値に基づき、前記
トライアックが前記各ヒータ24,26のON/OFF
制御を行っている。
【0026】前記タンク本体15の液体貯留部21内に
おいて前側壁内面には、前記ケーシング開口部16側か
ら見た場合に、上方へ円弧状に湾曲する半円状の遮蔽部
材28が後方へ突出するように一体形成されている。前
記遮蔽部材28の端面28a(図1及び図2参照)に
は、前後方向へ横穴28bが形成され、その横穴28b
の内周面には図示しない雌ネジが形成されている。
【0027】前記タンク本体15の後側壁外面には、前
記ケーシング開口部16を取り囲んで環状をなすケーシ
ング29が電動ポンプ12側(後方側)へ開口部30を
向けて膨出形成されている。また、前記ケーシング29
の内周面29aにおいて、前記開口部30側の近傍に
は、前記電動ポンプ12におけるブラケット18の基端
側フランジ18aと対応する段差部31が形成されてい
る。また、前記ケーシング29の内周面29aにおい
て、タンク本体15のケーシング開口部16の開口縁と
なる部分は、前後方向へ内径が等しくなるように小径内
周面34が形成されている。また、前記小径内周面34
の後端縁に連続して後方側へは内径が次第に拡径する形
状のシール面35が形成されている。さらに、このシー
ル面35の後端縁に連続して後方側へは大径内周面36
が前後方向へ内径が等しくなるようにして形成されてい
る。そして、この大径内周面36と前記段差部31との
間には前記羽根車20を回転可能に収容し得る水路部3
7が形成されている。
【0028】そして、図1に示すように、電動ポンプ1
2の吸込口14とリザーブタンク13(タンク本体1
5)のケーシング開口部16とを対向配置させた状態
で、モーターフレーム17とリザーブタンク13とを一
体化させると、前記ブラケット18と駆動軸19の前端
部及び羽根車20は前記ケーシング29内に配設され
る。そして、前記羽根車20の羽根部20bは水路部3
7内に配設される。また、前記ブラケット18のフラン
ジ18aと前記ケーシング29の内周面29aの段差部
31とが互いに対応するように配設される。また、前記
タンク本体15の後側壁には前記ケーシング29内の水
路部37とタンク本体15の外部とを連通するための吐
出口15cが形成されている。なお、図1及び図2にお
いて、前記吐出口15cは2点鎖線で示す。
【0029】一方、図1,図2に示すように、前記タン
ク本体15のケーシング開口部16にはタンク本体15
とは別体構成のタンク用カバー(以下、「カバー」とい
う。)38が設けられている。このカバー38は、前記
タンク本体15の鋳物成形後に、当該タンク本体15の
ケーシング開口部16に対して取り付けられるものであ
る。従って、前記電動ポンプ12と一体化される際にお
いて、リザーブタンク13は、前記ケーシング開口部1
6が形成されたタンク本体15に前記カバー38が組み
付けされたリザーブタンク構造をなしている。
【0030】図1〜図3に示すように、前記カバー38
は、タンク本体15に対してケーシング開口部16を塞
ぐように取り付けられるカバー本体39を備えている。
このカバー本体39は、開口形状が略円形状をなす筒状
部40と、当該筒状部40の周壁外面に一体成形された
カバー部としてのフランジ41とから構成されている。
前記筒状部40には前後方向へ貫通孔42が形成されて
いる。この貫通孔42は、前側開口がタンク本体15の
液体貯留部21から不凍液(循環用液体)を導入する導
入口42aとされ、後側開口が前記羽根車20の開口部
(吸込口14)内に配置される導出口42bとされてい
る。そして、前記ポンプ12側の吸込口14と相対向し
て開口する前記導出口42bの大きさが前記タンク本体
15におけるケーシング開口部16の大きさよりも小さ
く設定されている。即ち、前記カバー38における貫通
孔42の導出口42bはポンプ12側の吸込口14と略
同一径をなす小径に形成され、タンク本体15のケーシ
ング開口部16は砂だし作業がし易いように大径に形成
されている。
【0031】また、前記フランジ41はその周縁部ほど
後方へ向かって湾曲した形状をしている。前記フランジ
41の外周縁近傍には、前記タンク本体15におけるケ
ーシング29の内周面29aのうち小径内周面34に嵌
合する段部41aが形成されている。また、前記フラン
ジ41の外周縁には、その周縁に沿うように、前記タン
ク本体15におけるケーシング29の内周面29aのう
ち大径内周面36に嵌合する突片部41bが形成されて
いる。そして、その突片部41bにより画定されるフラ
ンジ41の外径は前記ケーシング29の大径内周面36
の内径と略等しくなるように形成されている。また、前
記突片部41bの厚さは、前記大径内周面36の前後方
向幅と略等しくなるように形成されている。
【0032】また、図3に示すように、前記カバー本体
39には当該カバー本体39を前後方向へ貫通するねじ
孔43が形成されている。そして、図1に示すように、
前記カバー38(カバー本体39)は前記吸込口14と
ケーシング開口部16との間に配設され、その筒状部4
0の周壁と前記ケーシング29の内周面29a(即ち、
ケーシング開口部16の開口縁)との間を塞ぐように前
記フランジ41が配設されるようになっている。
【0033】即ち、前記カバー38(カバー本体39)
は、前記段部41aが前記ケーシング29の小径内周面
34(図1,2参照)と当接するように配設されると共
に、前記突片部41bが前記ケーシング29の大径内周
面36(図1,2参照)と当接するように配設される。
なお、その際には、前記段部41aと前記小径内周面3
4との間に、前記段部41aに沿うようにリング状をな
すシール部材としてのパッキン44が介在される。
【0034】このように、前記カバー38が前記吸込口
14とケーシング開口部16との間に配設されると、前
記カバー本体39の液体貯留部21側へ突出した筒状部
40の前端面(導入口42aの外周縁部分)と前記遮蔽
部材28の端面28aとは当接するようになっている。
また、その際、前記カバー本体39の両ねじ孔43は前
記遮蔽部材28の両横穴28bと連通するように配置さ
れる。
【0035】この状態で、前記両ねじ孔43に後側から
ネジ45(図2参照)を螺嵌し、前記遮蔽部材28に対
して前記カバー本体39が固定されるようになってい
る。従って、前記遮蔽部材28は、その上面が前記カバ
ー38における貫通孔42の導入口42aの上方近傍に
配置されると共に、当該導入口42aの開口縁部のうち
上半分の部分と当接する。また、前記遮蔽部材28は、
前記流入口15bと前記貫通孔42の導入口42aとの
間に位置するように設けられる。
【0036】また、前記カバー38が前記吸込口14と
ケーシング開口部16との間に配設された状態で、前記
カバー本体39に設けられた貫通孔42は、その導入口
42aがリザーブタンク13の液体貯留部21に臨んで
開口する配置構成となり、その導出口42bが前記羽根
車20の開口部(吸込口14)内に位置する配置構成と
される。従って、前記電動ポンプ12と前記リザーブタ
ンク13とが一体化された状態において、前記吸込口1
4と前記導出口42bとが同芯状態で連通するようにな
っている。
【0037】次に、以上のように構成された本実施形態
における温暖液体循環装置11のリザーブタンク13
(タンク本体15)の製造方法及び作用について説明す
る。さて、前記温暖液体循環装置11では、鋳物製であ
るリザーブタンク13(タンク本体15)の製造工程に
おいて、従来の温暖液体循環装置51のように両分割体
55,58を別々に鋳物成形するのではなく、1つのタ
ンク本体15を鋳物成形する。そして、成形されたタン
ク本体15のケーシング開口部16を介して、鋳物成形
時に使用した砂を液体貯留部21内からタンク本体15
外部へ掻き出す作業を行う。その際、タンク本体15の
ケーシング開口部16の大きさが羽根車20の開口部
(吸込口14)より大きい、即ち、タンク本体15のケ
ーシング開口部16の大きさが従来のリザーブタンク5
3のタンク出口(ケーシング開口部)61より大きくな
っているので、従来のリザーブタンク53に比べ、前記
ケーシング開口部16からの砂出し作業が容易となる。
つまり、タンク本体15を分割して鋳物成形する必要が
なく、タンク本体15を1つのものとして形成すること
ができる。
【0038】次に、このように成形されたタンク本体1
5、当該タンク本体15のケーシング開口部16に装着
される前記カバー38、及び電動ポンプ12からなる前
記温暖液体循環装置11の作用について説明する。
【0039】前記温暖液体循環装置11を使用するに際
して、前記リザーブタンク13(タンク本体15)の流
入口15bと吐出口15cには図示しない床暖房装置な
どの放熱パネルに連なる循環経路が接続される。そし
て、前記リザーブタンク13の補給口15aからは不凍
液が液体貯留部21内へ補給され、液体貯留部21内の
不凍液液面が所定高さ以上(例えば、遮蔽部材28の上
面よりも上方)になると、前記電動ポンプ12が駆動可
能となる。
【0040】そして、前記電動ポンプ12が駆動される
と、前記リザーブタンク13の液体貯留部21内に貯ま
った不凍液が前記カバー38(カバー本体39)におけ
る筒状部40の導入口42aから貫通孔42内に導入さ
れ、同貫通孔42の導出口42bから羽根車20の開口
部(吸込口14)内に導かれる。
【0041】すると、前記電動ポンプ12の駆動に基づ
き駆動軸19と共に羽根車20が回転し、その羽根部2
0bの周縁に形成された噴出口20cから不凍液が噴出
し、その不凍液は前記吐出口15cを介して前記循環経
路に流出する。そして、前記放熱パネルにおいて熱交換
が行われた後、前記不凍液は図示しない循環経路を介し
てリザーブタンク13の流入口15bに至り、当該流入
口15bから液体貯留部21内に戻る。以後同様にし
て、このような不凍液の循環サイクルが繰り返される。
【0042】なお、その際において、前記流入口15b
から液体貯留部21内に不凍液が流入落下すると、液体
貯留部21内に貯まっている不凍液内には気泡が発生す
る。しかし、そのような気泡は前記遮蔽部材28の半円
形に湾曲した上面に沿って斜め下方へ導かれる。従っ
て、その遮蔽部材28の内側に位置する前記導入口42
aに前記気泡が回り込むこともない。従って、そのよう
な気泡が前記導出口42bに至り、羽根車20の開口部
(吸込口14)内に入り込むおそれもない。
【0043】また、前記液体貯留部21内に貯まった不
凍液が前記カバー38(カバー本体39)の貫通孔42
からケーシング29の水路部37を経て前記吐出口15
cに流入する経路構成に関して、前記貫通孔42から前
記羽根車20の開口部(吸込口14)内へ流入する経路
以外に他の流入経路は存在しない。即ち、前記リザーブ
タンク13におけるケーシング開口部16の開口縁とカ
バー本体39における筒状部40の周壁との間はフラン
ジ41により塞がれている。また、そのフランジ41の
周縁に形成された段部41aとケーシング29の内周面
29aに形成されたシール面35との間にはパッキン4
4が配設され、当該パッキン44により不凍液の漏洩が
規制される。従って、前記液体貯留部21内の不凍液は
貫通孔42を介して、当該貫通孔42の導出口42bか
ら前記羽根車20の開口部(吸込口14)に確実に導出
される。
【0044】また、前記温暖液体循環装置11におい
て、前記不凍液の循環が行われる際、当該不凍液はリザ
ーブタンク13の液体貯留部21内において暖められ
る。即ち、図示しないサーミスタにより前記液体貯留部
21内に貯まった不凍液の温度が計測され、その温度計
測値に基づき前記各ヒータ24,26のON/OFF制
御がなされる。そして、前記各ヒータ24,26から放
熱される熱は、前記リザーブタンク13の各側壁及び下
端壁を介して、前記液体貯留部21内に貯まった不凍液
に伝導され、当該不凍液が暖められる。
【0045】従って、この実施形態によれば以下のよう
な特徴を得ることができる。 (1) 前記温暖液体循環装置11では、鋳物製である
リザーブタンク13(タンク本体15)の製造工程にお
いて、従来の温暖液体循環装置51のように両分割体5
5,58を別々に鋳物成形するのではなく、1つのタン
ク本体15を鋳物成形することができる。従って、両分
割体55,58の接合部位にシール部材を介在させる等
して一体化させるリザーブタンク構造ではないため、リ
ザーブタンク13における気密性の確保維持を図ること
ができる。
【0046】(2) また、リザーブタンク13は、前
記タンク本体15のケーシング開口部16に貫通孔42
が形成されたカバー38をタンク本体15の鋳物成型後
に取り付けることにより製造される。従って、前記タン
ク本体15はケーシング開口部16の大きさを従来のリ
ザーブタンク53のタンク出口(ケーシング開口部)6
1の大きさよりも大きく形成でき、鋳物成形時に使用し
た砂を液体貯留部21内からタンク本体15外部へ掻き
出す作業を容易に行うことができる。
【0047】(3) 前記温暖液体循環装置11におい
て、前記ケーシング開口部16を塞ぐように取り付けら
れるカバー本体39には、タンク本体15の取付状態に
おいて吸込口14と相対向する部位、つまり、前記カバ
ー本体39の筒状部40に前後方向へ貫通孔42が形成
されている。従って、貫通孔42の導入口42aからタ
ンク本体15の液体貯留部21内の不凍液を導入し羽根
車20の開口部(吸込口14)に確実に導出することが
できる。
【0048】(4) しかも、前記貫通孔42は、前記
吸込口14と相対向して開口する導出口42bの大きさ
が前記タンク本体15におけるケーシング開口部16の
大きさよりも小さく設定されている。従って、当該ケー
シング開口部16を大きくなるように形成しても、タン
ク本体15の液体貯留部21側から前記吸込口14に不
凍液を確実に導出することができる。その結果、温暖液
体循環装置11は、不凍液の循環効率を良好に維持する
ことができる。
【0049】(5) 前記カバー38(カバー本体3
9)には、貫通孔42が形成された筒状部40が設けら
れ、前記カバー38の筒状部40の周壁と前記ケーシン
グ開口部16の開口縁(小径内周面34)との間はフラ
ンジ41により塞がれている。従って、前記フランジ4
1により、前記貫通孔42(導出口42b)と吸込口1
4とを相対向して配置することができ、タンク本体15
の液体貯留部21側から前記吸込口14に不凍液を確実
に導出することができる。
【0050】(6) 前記フランジ41の段部41aと
当該段部41aが対応するケーシング29の内周面29
aにおけるシール面35との間には前記段部41aに沿
うようにリング状をなすシール部材としてのパッキン4
4が介在されている。従って、タンク本体15の液体貯
留部21側から前記貫通孔42を介して前記吸込口14
に不凍液を確実に導出することができる。
【0051】(7) 前記遮蔽部材28は、前記流入口
15bと前記カバー38における筒状部40の導入口4
2aとの間に位置するように設けられている。従って、
前記遮蔽部材28により、前記リザーブタンク13の液
体貯留部21に貯まった不凍液内及びその液面に、当該
不凍液が流入口15bから流入落下することにより発生
した気泡が前記導入口42aに入り込むことを抑制する
ことができる。その結果、前記貫通孔42を介して前記
羽根車20の開口部(吸込口14)へ気泡が進入するこ
とを抑制することができ、不凍液の循環効率を良好に維
持することができる。
【0052】(8) 前記遮蔽部材28は、前記カバー
38における貫通孔42の導入口42aの上方近傍に設
けられ、当該導入口42aの開口縁形状の上半分形状に
沿うように湾曲している。そのため、前記液体貯留部2
1内に貯まった不凍液中に発生した気泡は遮蔽部材28
の湾曲した上面に沿って斜め下方へ回り込むように導か
れ、その際、前記不凍液中に発生した気泡が不凍液と一
緒に遮蔽部材28の下方へ回り込むということは考えに
くい。従って、気泡が混じっていない状態の不凍液が、
そのまま前記導入口42aから貫通孔42内を通り、導
出口42bを介して吸込口14へ流入し、結果として、
不凍液の循環効率を良好に維持することができる。
【0053】(9) 前記リザーブタンク13(タンク
本体15)の外側面には、ヒータ24,26が設けられ
ているので、前記液体貯留部21内に貯まった不凍液を
効率よく暖めることができる。また、1つの大きなヒー
タではなく、複数の各ヒータ24,26に分けられてい
るので、当該各ヒータ24,26の焼き付きを抑制する
ことができる。
【0054】(10) 前記ヒータ24,26は円形状
をなす板状部材からなるので、前記リザーブタンク13
(タンク本体15)の外側面にヒータ24,26を配設
しても、リザーブタンク13の外郭形状を拡大させるの
を抑制することができる。また、前記リザーブタンク1
3の側壁及び下端壁を介して液体貯留部21内に貯まっ
た不凍液に対して効率よく熱伝導を行うことができる。
【0055】なお、前記実施形態は以下のように変更し
て具体化してもよい。 ・ 前記実施形態では、前記ヒータ24,26が発する
熱をリザーブタンク13の側壁内面を介して液体貯留部
21内に貯まった不凍液に伝えていたが、前記リザーブ
タンク13の側壁内面に放熱フィンを設け、この放熱フ
ィンを介して液体貯留部21内に貯まった不凍液を暖め
るようにしてもよい。この場合、液体貯留部21内に貯
まった不凍液に対して効率よく前記ヒータ24,26が
発する熱を伝えることができる。
【0056】・ 前記実施形態では、前記ヒータ24,
26が円形状をなす板状部材からなっていたが、四角形
状や三角形状等の他の形状をなしていてもよい。また、
板状部材ではなく、肉厚な形状であってもよい。即ち、
前記ヒータ24,26の形状はどのような形状であって
もよい。
【0057】・ 前記実施形態では、前記タンク本体1
5の側壁外面に前記ヒータ24,26が設けられていた
が、当該ヒータ24,26を前記リザーブタンク13の
側壁内面に設け、前記タンク本体15の側壁を介さず、
直接、液体貯留部21内に貯まった不凍液を暖めるよう
にしてもよい。
【0058】・ 前記実施形態では、液体循環装置を温
暖液体循環装置11に具体化したが、前記リザーブタン
ク13に設けられたヒータ24,26を省略し、不凍液
以外の水等の液体を循環させるだけの装置としてもよ
い。また、前記リザーブタンク13に液体貯留部21内
に貯まった不凍液を冷却する冷却手段を設け、当該不凍
液を冷却し循環させる装置としてもよい。
【0059】・ 前記実施形態では、前記遮蔽部材28
が、前記カバー38の筒状部40の導入口42aの上方
近傍に設けられ、当該導入口42aの開口縁形状に沿う
ように上に凸の半円状に湾曲した形状をしていた。しか
し、前記遮蔽部材28については、前記導入口42aの
開口縁形状に必ずしも沿う形状でなくてよく、当該遮蔽
部材28の形状は適宜変更してもよい。要するに、液体
貯留部21内に貯まった不凍液中に発生した気泡が遮蔽
部材28の下方へ回り込みにくい形状であればよい。さ
らに、前記遮蔽部材28が配設される位置は、気泡の混
じっていない状態の不凍液を貫通孔42へ導入できるよ
うであればどのような位置であってもよい。また、前記
遮蔽部材28を省略してもよい。
【0060】・ 前記実施形態では、前記フランジ41
の段部41aと前記ケーシング29のシール面35との
間にパッキン44が介在されていたが代替えとしてシー
ル材を充填しても良いし、または省略してもよい。ま
た、前記フランジ41の突片部41bを接着剤等で前記
ケーシング29の大径内周面36に固定するようにして
もよい。
【0061】・ 前記実施形態では、前記吸込口14と
相対向して開口する前記導出口42bの大きさが前記タ
ンク本体15におけるケーシング開口部16の大きさよ
りも小さく設定されていたが、前記貫通孔42の導出口
42bの大きさがケーシング開口部16の大きさより大
きくてもよい。即ち、前記貫通孔42が吸込口14と相
対向して開口していればよい。
【0062】・ 前記実施形態では、前記カバー本体3
9が貫通孔42を備えた筒状部40とフランジ41から
構成されていたが、カバー本体39を後方側ほど縮径す
る漏斗状の形態とし、その後端開口を導出口42bとし
てもよい。要するに、前記カバー本体39は、ケーシン
グ開口部16を塞ぐように取り付けられ、当該カバー本
体39には前記吸込口14と相対向する部位にタンク本
体15内の液体貯留部21から不凍液を導入しポンプ側
の吸込口14に導出するための貫通孔が形成されていれ
ばよい。
【0063】・ 前記実施形態では、リザーブタンク1
3のタンク本体15が略直方体形状をなしていたが、内
部に液体貯留部21を形成可能なものならば、略直方体
形状に限らず、立方体形状、円柱形状や球形状等でも適
用可能である。
【0064】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について、以下に追記する。 (イ)前記リザーブタンクの側壁には、当該リザーブタ
ンク内へ放熱する加熱手段が設けられている請求項9に
記載の液体循環装置。 (ロ)前記加熱手段はヒータであり、当該ヒータは複数
箇所に設けられている前記技術的思想(イ)に記載の液
体循環装置。
【0065】
【発明の効果】本願の請求項1〜3に記載の発明によれ
ば、電動ポンプと組み合わされて液体循環装置を構成す
るリザーブタンクの製造作業の容易化及びタンク気密性
の確保維持に貢献し得る。
【0066】また、請求項4〜9に記載の発明によれ
ば、タンク製造作業の容易化及びおよびタンク気密性の
確保維持を図ることができる。また、特に、請求項6〜
9に記載の発明によれば、液体の循環効率を良好に維持
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における温暖液体循環装置を側面視
した場合における一部切り欠き縦断面図。
【図2】同じく、温暖液体循環装置を分解した状態を示
す一部切り欠き縦断面図。
【図3】同じく、タンク用カバーを側面視した場合にお
ける一部切り欠き縦断面図。
【図4】従来の温暖液体循環装置を側面視した場合にお
ける縦断面図。
【符号の説明】
11…液体循環装置としての温暖液体循環装置、12…
電動ポンプ、13…リザーブタンク、14…吸込口、1
5…タンク本体、15b…流入口、16…ケーシング開
口部、21…液体貯留部、28…遮蔽部材、34…小径
内周面(ケーシング開口部の開口縁)、38…タンク用
カバー、39…カバー本体、40…筒状部、41…カバ
ー部としてのフランジ、42…貫通孔、42a…導入
口、42b…導出口、44…シール部材としてのパッキ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H022 AA01 BA01 CA28 CA29 DA07 DA19 3H034 AA01 BB01 BB06 BB13 CC03 DD02 EE05 EE12 EE13 EE18 3L070 BC02 BC22 DD02 DE07 DF07 DG01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動ポンプと一体化されて液体循環装置
    を構成するリザーブタンクのタンク本体に形成されたケ
    ーシング開口部のカバーであって、前記タンク本体に対
    して前記ケーシング開口部を塞ぐように取り付けられる
    カバー本体を有し、当該カバー本体にはタンク本体への
    取付状態においてポンプ側の吸込口と相対向する部位に
    タンク本体内の液体貯留部から循環用液体を導入しポン
    プ側の吸込口に導出するための貫通孔が形成されている
    タンク用カバー。
  2. 【請求項2】 前記貫通孔は、前記ポンプ側の吸込口と
    相対向して開口する導出口の大きさが前記タンク本体に
    おけるケーシング開口部の大きさよりも小さく設定され
    ている請求項1に記載のタンク用カバー。
  3. 【請求項3】 前記カバー本体は、前記貫通孔が形成さ
    れた筒状部と、当該筒状部の周壁と前記ケーシング開口
    部の開口縁との間を塞ぐカバー部とを備えている請求項
    1又は請求項2に記載のタンク用カバー。
  4. 【請求項4】 電動ポンプと一体化されて液体循環装置
    を構成するリザーブタンクのタンク構造であって、ケー
    シング開口部が形成されたタンク本体と、請求項1〜請
    求項3のうち何れか一項に記載のタンク用カバーとを備
    えてなるリザーブタンク構造。
  5. 【請求項5】 前記カバー本体のカバー部と前記ケーシ
    ング開口部の開口縁との間にはシール部材が介在されて
    いる請求項4に記載のリザーブタンク構造。
  6. 【請求項6】 前記タンク本体には、外部から前記液体
    貯留部内へ循環用液体を戻し流入させるための流入口が
    前記タンク用カバーにおける貫通孔の液体貯留部に臨ん
    で開口する導入口よりも上方となる位置に設けられ、前
    記流入口と前記導入口との間には、前記循環用液体を前
    記流入口から前記液体貯留部内へ流入させた際に発生す
    る気泡が前記導入口内へ進入するのを規制する遮蔽部材
    が設けられている請求項4又は請求項5に記載のリザー
    ブタンク構造。
  7. 【請求項7】 前記遮蔽部材は、その上面が前記タンク
    用カバーにおける貫通孔の前記導入口の上方近傍に位置
    するようにして前記タンク本体の内面に設けられている
    請求項6に記載のリザーブタンク構造。
  8. 【請求項8】 前記遮蔽部材は、前記タンク用カバーの
    貫通孔における導入口の開口縁のうち上半分の開口縁部
    分に沿うように湾曲している請求項6又は請求項7に記
    載のリザーブタンク構造。
  9. 【請求項9】 請求項4〜請求項8のうち何れか一項記
    載のリザーブタンク構造をなすリザーブタンクと電動ポ
    ンプとを、リザーブタンク側のタンク用カバーに形成さ
    れた貫通孔とポンプ側の吸込口とが相対向する配置状態
    となるようにして、一体化した液体循環装置。
JP2001244526A 2001-08-10 2001-08-10 液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー Pending JP2003056484A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001244526A JP2003056484A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー
CN 01140068 CN1233941C (zh) 2001-08-10 2001-11-23 液体循环装置、备用贮箱以及贮箱用盖子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001244526A JP2003056484A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003056484A true JP2003056484A (ja) 2003-02-26

Family

ID=19074440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001244526A Pending JP2003056484A (ja) 2001-08-10 2001-08-10 液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2003056484A (ja)
CN (1) CN1233941C (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000230494A (ja) * 1999-02-08 2000-08-22 Asahi Kogyo Kk 温暖液体循環装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000230494A (ja) * 1999-02-08 2000-08-22 Asahi Kogyo Kk 温暖液体循環装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1405499A (zh) 2003-03-26
CN1233941C (zh) 2005-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7312986B2 (en) Cooling device for an electronic apparatus
JP4409976B2 (ja) 電子部品冷却装置
US7887285B2 (en) Pump and fluid supplying apparatus
JP7096247B2 (ja) 車両に搭載される水溶液を貯蔵するためのシステム
CN107476987B (zh) 电子水泵
JPH1178498A (ja) クーラント循環方法及びクーラント循環回路
JP2014127534A (ja) 循環冷却加熱装置
JP2005315240A (ja) 送液ポンプ、冷却システム、及び電気機器
JP2006233836A (ja) ポンプ
JP2005323416A (ja) モータジェネレータの冷却構造
JP2003056484A (ja) 液体循環装置、リザーブタンク構造、及びタンク用カバー
CN104885026B (zh) 温度控制装置
EP1767861B1 (en) High frequency cookware
CN110195706A (zh) 一种利用自身介质散热的电子水泵
US10744851B2 (en) Vehicular heating device and cooling water circulating pump provided therein
KR101131487B1 (ko) 차량용 워터펌프
JP2000230494A (ja) 温暖液体循環装置
KR101527527B1 (ko) 순환펌프 일체형 물탱크를 갖는 온수매트용 보일러
CN211869146U (zh) 副水箱和具有其的车辆
JP2009108812A (ja) 内燃機関の冷却水循環装置
JP3567667B2 (ja) ビスカスヒータ
JP2007120361A (ja) 液体循環装置
US6851422B2 (en) Cleaning fluid heating reservoir and motor assembly for a range hood
CN220791587U (zh) 具有散热功能的水泵
CN110685925A (zh) 电子水泵

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110726