JP2003056283A - 老朽管の更新機 - Google Patents
老朽管の更新機Info
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- JP2003056283A JP2003056283A JP2001285916A JP2001285916A JP2003056283A JP 2003056283 A JP2003056283 A JP 2003056283A JP 2001285916 A JP2001285916 A JP 2001285916A JP 2001285916 A JP2001285916 A JP 2001285916A JP 2003056283 A JP2003056283 A JP 2003056283A
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- Japan
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- pipe
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- buried pipe
- temporary
- pit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 開削することなく、また既設埋設管を破砕せ
ず回収を可能とし、又長距離推進を可能とし、更に水位
の高い滞水層でも問題なく施工可能とする工法と更新機
を提供することにある。 【解決手段】 更新を要する既設埋設管１の始端位置に
発進坑３を、同終端位置に到達坑４を掘削し、前記発進
坑３内に設置した駆動推進装置６，６ｆにより既設埋設
管１の管端外周に接触してシールド管５及び仮設管２を
推進することにおいて、多重スイベルを介し先端材、泥
漿材、エアー等を送り、シールド管５の所定部より吐出
させ、推進の長距離化を図り、滞水層にも適合させるピ
ンチ弁５ｃを備え、既設埋設管１を把持し運搬する機構
を介し、単位長毎に破砕せず仮設管２の内部を通し、前
記発進坑３内に移動させ、発進坑３外へ回収することに
より、既設埋設管１と仮設管２とを入れ替え、更に仮設
管２を常法により更新管９と置き換える２工程方式を特
徴とする。
ず回収を可能とし、又長距離推進を可能とし、更に水位
の高い滞水層でも問題なく施工可能とする工法と更新機
を提供することにある。 【解決手段】 更新を要する既設埋設管１の始端位置に
発進坑３を、同終端位置に到達坑４を掘削し、前記発進
坑３内に設置した駆動推進装置６，６ｆにより既設埋設
管１の管端外周に接触してシールド管５及び仮設管２を
推進することにおいて、多重スイベルを介し先端材、泥
漿材、エアー等を送り、シールド管５の所定部より吐出
させ、推進の長距離化を図り、滞水層にも適合させるピ
ンチ弁５ｃを備え、既設埋設管１を把持し運搬する機構
を介し、単位長毎に破砕せず仮設管２の内部を通し、前
記発進坑３内に移動させ、発進坑３外へ回収することに
より、既設埋設管１と仮設管２とを入れ替え、更に仮設
管２を常法により更新管９と置き換える２工程方式を特
徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は既設埋設管の更新方
法及びその装置に関する。
法及びその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】地中に埋設されて各種用途に供される埋
設管は、経年により老朽化が進み、適時に新たな埋設管
（更新管）と交換することが必要となる。また埋設管の
サイズアップの要求から既設埋設管を撤去し、新たなサ
イズの埋設管と置換することを要する場合がある。
設管は、経年により老朽化が進み、適時に新たな埋設管
（更新管）と交換することが必要となる。また埋設管の
サイズアップの要求から既設埋設管を撤去し、新たなサ
イズの埋設管と置換することを要する場合がある。
【０００３】上記いずれの場合も、従来は既設埋設管の
埋設個所の地盤を開削して既設埋設管を掘り出し、新た
な管を吊り込んで埋設する方法によるか、あるいは図４
に一例を示すように発進坑ａ内に設置された推進装置ｂ
を用い、この推進装置ｂの駆動部ｃにスクリューオーガ
ｄを接続し、このスクリューオーガｄの先端のヘッドｅ
のカッターにより既設埋設管ｆを順次破砕して行き、破
砕された破砕片ｇはスクリューオーガｄに取り込んでそ
のスクリュー翼ｈによりケーシングｉ内を通じて発進坑
ａ側へ搬送し、この発進坑ａから地上へ搬出するように
し、破砕した跡に新規の更新管ｊを押入埋設する方法に
よっている。
埋設個所の地盤を開削して既設埋設管を掘り出し、新た
な管を吊り込んで埋設する方法によるか、あるいは図４
に一例を示すように発進坑ａ内に設置された推進装置ｂ
を用い、この推進装置ｂの駆動部ｃにスクリューオーガ
ｄを接続し、このスクリューオーガｄの先端のヘッドｅ
のカッターにより既設埋設管ｆを順次破砕して行き、破
砕された破砕片ｇはスクリューオーガｄに取り込んでそ
のスクリュー翼ｈによりケーシングｉ内を通じて発進坑
ａ側へ搬送し、この発進坑ａから地上へ搬出するように
し、破砕した跡に新規の更新管ｊを押入埋設する方法に
よっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記開削によ
るものでは、既設埋設管の全長にわたって開削すること
を要するため、路面の交通障害を起こすと共に騒音や振
動が激しく、周辺環境に悪影響を及ぼす。
るものでは、既設埋設管の全長にわたって開削すること
を要するため、路面の交通障害を起こすと共に騒音や振
動が激しく、周辺環境に悪影響を及ぼす。
【０００５】また既設埋設管の埋設位置が深いと、開削
時に土留めが必要となり、余分な工費が掛かるうえ、狭
い場所では民家まで地盤沈下が発生しやすいなどの問題
がある。
時に土留めが必要となり、余分な工費が掛かるうえ、狭
い場所では民家まで地盤沈下が発生しやすいなどの問題
がある。
【０００６】一方、前記推進工法によるものでは、上記
開削による問題点を解消することはできるが、スクリュ
ーオーガｄのヘッドｅにより既設埋設管ｆを破砕してそ
の破砕片ｇをスクリューオーガｄとケーシングｉとの間
の狭い搬送経路で詰まりが生じやすく、仮に搬送時に泥
水等を使用したとしても狭い搬送経路を搬送することに
なるので細かく破砕する必要性は避けられない。
開削による問題点を解消することはできるが、スクリュ
ーオーガｄのヘッドｅにより既設埋設管ｆを破砕してそ
の破砕片ｇをスクリューオーガｄとケーシングｉとの間
の狭い搬送経路で詰まりが生じやすく、仮に搬送時に泥
水等を使用したとしても狭い搬送経路を搬送することに
なるので細かく破砕する必要性は避けられない。
【０００７】また既設埋設管がヒューム管であると、鉄
筋が内在するので、これを破断するために特殊なカッタ
を別に用意する必要があるうえ、切断した鉄筋が詰まり
やすいなどの問題がある。
筋が内在するので、これを破断するために特殊なカッタ
を別に用意する必要があるうえ、切断した鉄筋が詰まり
やすいなどの問題がある。
【０００８】尚、本発明者らはこれらの問題解消策とし
て既に特願２００１−２０１４５９にて走行型駆動装置
による方法を提案しているが、走行型保持装置の場合、
特に小口径管においては走行型駆動装置が管内径よる制
限から駆動力に限界があり、長距離推進に問題があっ
た。
て既に特願２００１−２０１４５９にて走行型駆動装置
による方法を提案しているが、走行型保持装置の場合、
特に小口径管においては走行型駆動装置が管内径よる制
限から駆動力に限界があり、長距離推進に問題があっ
た。
【０００９】この他、水位の高い滞水層での施工におい
て、先導管先端部より水が噴出し、作業が困難となる問
題があった。
て、先導管先端部より水が噴出し、作業が困難となる問
題があった。
【００１０】そこで本発明は、開削することなく、また
既設埋設管の破砕片をスクリューオーガｄにより後方へ
搬出することなく回収を可能とし、又長距離推進を可能
とし、更に水位の高い滞水層でも問題なく施工可能とす
ることを課題としてなされたものである。
既設埋設管の破砕片をスクリューオーガｄにより後方へ
搬出することなく回収を可能とし、又長距離推進を可能
とし、更に水位の高い滞水層でも問題なく施工可能とす
ることを課題としてなされたものである。
【００１１】
【課題を解決しようとする手段】上記課題を解決する手
段として本発明は更新を要する既設埋設管の始端位置に
発進坑を、同終端位置に到達坑を掘削し、既設埋設管の
内側を保持装置にて既設埋設管を把持し、前記発進坑内
に設置した推進装置に、既設埋設管の管端外周に接触し
て既設埋設管の単位長以上に推進した段階で、既設埋設
管を破砕せず単位長毎に仮設管の内部を通し前記発進坑
内に回収するとともに、仮設管を推進装置終端に継足す
ことにより既設埋設管を仮設管と入れ替え、その後仮設
管を更新管と入れ替えることを特徴とする更新方法及び
その装置にある。
段として本発明は更新を要する既設埋設管の始端位置に
発進坑を、同終端位置に到達坑を掘削し、既設埋設管の
内側を保持装置にて既設埋設管を把持し、前記発進坑内
に設置した推進装置に、既設埋設管の管端外周に接触し
て既設埋設管の単位長以上に推進した段階で、既設埋設
管を破砕せず単位長毎に仮設管の内部を通し前記発進坑
内に回収するとともに、仮設管を推進装置終端に継足す
ことにより既設埋設管を仮設管と入れ替え、その後仮設
管を更新管と入れ替えることを特徴とする更新方法及び
その装置にある。
【００１２】また、推進機の多重スイベルから仮設管内
を通し水、掘削添加材、滑材、エアー、等を送りシール
ド管所定部より吐出又は作動させることを特徴とする更
新方法及びその装置にある。
を通し水、掘削添加材、滑材、エアー、等を送りシール
ド管所定部より吐出又は作動させることを特徴とする更
新方法及びその装置にある。
【００１３】更に、先導管先端部に滞水層用ピンチ弁を
備えていることを特徴とする更新方法及びその装置にあ
る。
備えていることを特徴とする更新方法及びその装置にあ
る。
【００１４】こうしたことにより、保持装置にてまず始
端の既設埋設管と次の既設埋設管とに跨って内側を把持
固定して供廻りを防止と掘削安定化を図り、推進装置を
作動させ、既設埋設管の所定の単位長以上に推進した段
階で、始端の既設埋設管側へ保持装置を移動把持した
後、既設埋設管を破砕せず単位長毎に仮設管の内部を通
し発進坑へ牽引回収し、この発進坑内から地上へ回収す
る。
端の既設埋設管と次の既設埋設管とに跨って内側を把持
固定して供廻りを防止と掘削安定化を図り、推進装置を
作動させ、既設埋設管の所定の単位長以上に推進した段
階で、始端の既設埋設管側へ保持装置を移動把持した
後、既設埋設管を破砕せず単位長毎に仮設管の内部を通
し発進坑へ牽引回収し、この発進坑内から地上へ回収す
る。
【００１５】従って既設埋設管は破砕されることなく回
収されるので、これによる詰まり等の事態を招くことが
ない。
収されるので、これによる詰まり等の事態を招くことが
ない。
【００１６】また駆動装置を発進立坑内に設置すること
で走行型駆動装置における管内径よる制限問題もなく回
転トルク及び推進力を十分とることができ、推進機の多
重スイベルから仮設管内の配管を通して水、堀削添加
材、滑材、等を送り先導管所定部より吐出させることに
より、掘削作業性をアップさせるとともに仮設管及び更
新管の埋設地盤に対する摩擦係数を下げ得る（更新管に
入れ替え時にも効力が残存している）ので、長距離施工
が可能となる。
で走行型駆動装置における管内径よる制限問題もなく回
転トルク及び推進力を十分とることができ、推進機の多
重スイベルから仮設管内の配管を通して水、堀削添加
材、滑材、等を送り先導管所定部より吐出させることに
より、掘削作業性をアップさせるとともに仮設管及び更
新管の埋設地盤に対する摩擦係数を下げ得る（更新管に
入れ替え時にも効力が残存している）ので、長距離施工
が可能となる。
【００１７】加えて多重スイベルを介した一つからのエ
アー圧力操作にてピンチ弁の開度調整を行うことによ
り、シールド管からの水噴出量が制限でき、滞水層でも
作業問題が起こらない。
アー圧力操作にてピンチ弁の開度調整を行うことによ
り、シールド管からの水噴出量が制限でき、滞水層でも
作業問題が起こらない。
【００１８】尚、仮設管を上述の方法で埋設しその後更
新管と置き換える２工程方式を取ることになるので、既
設埋設管路の精度が悪い場合でもその際管路の修正がで
き施工精度を確保できることとなる。
新管と置き換える２工程方式を取ることになるので、既
設埋設管路の精度が悪い場合でもその際管路の修正がで
き施工精度を確保できることとなる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施の形
態を参照して説明する。
態を参照して説明する。
【００２０】図１は本発明を実施するに用いる既設埋設
管更新装置の一実施形態を示すもので、更新を必要とす
る既設埋設管１の始端位置に地上から発進坑３が掘削さ
れるとともに、既設埋設管１の終端位置に地上から到達
坑４が掘削され、前記発進坑３内には推進装置６が設置
されている。
管更新装置の一実施形態を示すもので、更新を必要とす
る既設埋設管１の始端位置に地上から発進坑３が掘削さ
れるとともに、既設埋設管１の終端位置に地上から到達
坑４が掘削され、前記発進坑３内には推進装置６が設置
されている。
【００２１】この推進装置６は、発進坑３の底部に設置
されたベース６ｂ上に推進装置本体６ａが既設埋設管１
の埋設方向に向け進退移動自在に載装され、この推進装
置本体６ａには発進坑３の壁部３ａ固設の反力受け６ｃ
にピストンロッド６ｅの先端が当接された油圧シリンダ
６ｄが搭載されており、この油圧シリンダ６ｄに油圧を
供給してピストンロッド６ｅを伸長作動させることによ
り推進装置本体６ａが図において左方へ所定の距離にわ
たって前進するようになされている。
されたベース６ｂ上に推進装置本体６ａが既設埋設管１
の埋設方向に向け進退移動自在に載装され、この推進装
置本体６ａには発進坑３の壁部３ａ固設の反力受け６ｃ
にピストンロッド６ｅの先端が当接された油圧シリンダ
６ｄが搭載されており、この油圧シリンダ６ｄに油圧を
供給してピストンロッド６ｅを伸長作動させることによ
り推進装置本体６ａが図において左方へ所定の距離にわ
たって前進するようになされている。
【００２２】また、既設埋設管路の掘削は既設埋設管１
の後方側外周地盤を掘削し、且つ後方側で既設埋設管１
よりも大径の仮設管２を施工するよう、シールド管５の
先端にカッター５ａを備え、後端に仮設管２の接合部を
有し、カッター５ａに駆動装置６ｆから仮設管２経由駆
動力（回転力）を与えるようになされている。
の後方側外周地盤を掘削し、且つ後方側で既設埋設管１
よりも大径の仮設管２を施工するよう、シールド管５の
先端にカッター５ａを備え、後端に仮設管２の接合部を
有し、カッター５ａに駆動装置６ｆから仮設管２経由駆
動力（回転力）を与えるようになされている。
【００２３】ところで保持装置７は既設埋設管１の長手
方向に移動自在であり、把持固定用油圧シリンダ７ｂと
把持固定用ピストンロッド７ｃにより油圧にて把持固定
アーム７ａを作動させ既設埋設管１と次の既設埋設管１
とに跨って把持固定することにより共廻り防止と掘削安
定化を図り、その後単位長分の推進が行われた段階で、
掘削済既設埋設管１内へ保持装置７を移動把持させ掘削
済既設埋設管１の発進坑３への運搬が後述のウインチ操
作で行われる。
方向に移動自在であり、把持固定用油圧シリンダ７ｂと
把持固定用ピストンロッド７ｃにより油圧にて把持固定
アーム７ａを作動させ既設埋設管１と次の既設埋設管１
とに跨って把持固定することにより共廻り防止と掘削安
定化を図り、その後単位長分の推進が行われた段階で、
掘削済既設埋設管１内へ保持装置７を移動把持させ掘削
済既設埋設管１の発進坑３への運搬が後述のウインチ操
作で行われる。
【００２４】発進坑３内に設置されたウインチ８ａと到
達坑４に設置されたウインチ８ｂとのワイヤーが保持装
置７の両端に繋がっており、ウインチ８ａとウインチ８
ｂとを操作することにより保持装置７を既設埋設管１の
長手方向に自在に動かすことができる。
達坑４に設置されたウインチ８ｂとのワイヤーが保持装
置７の両端に繋がっており、ウインチ８ａとウインチ８
ｂとを操作することにより保持装置７を既設埋設管１の
長手方向に自在に動かすことができる。
【００２５】この操作により掘削済既設埋設管１を発進
坑３内に運搬し、発進坑３外に設置された別のクレーン
等で発進坑３内より既設埋設管１を取出し回収する。
坑３内に運搬し、発進坑３外に設置された別のクレーン
等で発進坑３内より既設埋設管１を取出し回収する。
【００２６】尚、多重スイベル６ｇを介し仮設管２内の
配管２ａを通し泥漿材を送達し、シールド管５外周の泥
漿材吐出口５ｄから滑材の如き泥漿材を吐出させ仮設管
と埋設地盤の摩擦係数を減少させ、推進力の維持に努め
ることにより、推進距離の延長を図る。
配管２ａを通し泥漿材を送達し、シールド管５外周の泥
漿材吐出口５ｄから滑材の如き泥漿材を吐出させ仮設管
と埋設地盤の摩擦係数を減少させ、推進力の維持に努め
ることにより、推進距離の延長を図る。
【００２７】上述と同じ方法で水、掘削添加材吐出口５
ｂから水や掘削添加剤にような先端材を吐出させ掘削力
低下を防ぎ、施工をスムースに行えるようにする。
ｂから水や掘削添加剤にような先端材を吐出させ掘削力
低下を防ぎ、施工をスムースに行えるようにする。
【００２８】この他、シールド管５先端部にはピンチ弁
５ｃが取付けられており、シールド管５先端からの噴出
水量をコントロールできるので滞水層での作業にも問題
がなく行える。
５ｃが取付けられており、シールド管５先端からの噴出
水量をコントロールできるので滞水層での作業にも問題
がなく行える。
【００２９】またシールド管５に内巻羽根５ｅが取付け
られており、これにより掘削土砂がスムースに仮設管２
内へ送り込まれ排土される。
られており、これにより掘削土砂がスムースに仮設管２
内へ送り込まれ排土される。
【００３０】次に、上記実施の形態の作用を、図２を参
照して説明する。
照して説明する。
【００３１】まず初期発進として、既設埋設管１内に保
持装置をまた、発進坑３内の推進装置６にシールド管５
をセットし、保持装置７の把持固定アーム７ａを既設埋
設管１′と次の既設埋設管１，１′とに跨って既設埋設
管１，１′の内側を把持固定する（図２（Ａ）示）。
持装置をまた、発進坑３内の推進装置６にシールド管５
をセットし、保持装置７の把持固定アーム７ａを既設埋
設管１′と次の既設埋設管１，１′とに跨って既設埋設
管１，１′の内側を把持固定する（図２（Ａ）示）。
【００３２】次にシールド管５を駆動装置６ｆにて回転
させながら推進機本体６ａを前進させ、既設埋設管１の
単位長より１本プラスα分長く押し込み、その後推進機
本体６ａを初期位置に戻す。保持装置７は把持固定状態
から一旦開放し、ウインチ８ａの操作により保持装置７
を発進坑３入り口付近まで移動し、ウインチ８ａのワイ
ヤーを保持装置７から外し、これから埋設する仮設管２
の内側を通して再び保持装置７に取付け、もう一つ先の
既設管１に跨るようウインチ８ｂにて移動し把持固定す
るとともに、仮設管２をシールド管５後端に接続する
（図２（Ｂ）示）。
させながら推進機本体６ａを前進させ、既設埋設管１の
単位長より１本プラスα分長く押し込み、その後推進機
本体６ａを初期位置に戻す。保持装置７は把持固定状態
から一旦開放し、ウインチ８ａの操作により保持装置７
を発進坑３入り口付近まで移動し、ウインチ８ａのワイ
ヤーを保持装置７から外し、これから埋設する仮設管２
の内側を通して再び保持装置７に取付け、もう一つ先の
既設管１に跨るようウインチ８ｂにて移動し把持固定す
るとともに、仮設管２をシールド管５後端に接続する
（図２（Ｂ）示）。
【００３３】次いでシールド管５と仮設管２とを駆動装
置６ｆにて回転させながら推進機本体６ａを前進させ、
既設埋設管１の単位長分押し込む（図２（Ｃ）示）。
置６ｆにて回転させながら推進機本体６ａを前進させ、
既設埋設管１の単位長分押し込む（図２（Ｃ）示）。
【００３４】この後、推進機本体６ａを初期位置に戻
し、保持装置７を把持固定状態から一旦開放し、ウイン
チ操作により既設埋設管１′側に移動把持固定し、この
既設埋設管１′をウインチ８ａにより発進立坑３内に牽
引し、ウインチ８ａのワイヤーを保持装置から外し、既
設埋設管１′を発進坑３外に設置された別のクレーン等
で発進坑３外へ取出し回収する（図３（Ｄ）示）。
し、保持装置７を把持固定状態から一旦開放し、ウイン
チ操作により既設埋設管１′側に移動把持固定し、この
既設埋設管１′をウインチ８ａにより発進立坑３内に牽
引し、ウインチ８ａのワイヤーを保持装置から外し、既
設埋設管１′を発進坑３外に設置された別のクレーン等
で発進坑３外へ取出し回収する（図３（Ｄ）示）。
【００３５】そして先ほど外したウインチ８ａのワイヤ
ーを新たにセットした仮設管２の内側を通し保持装置７
に接続するとともに、シールド管５の後方に継足す。そ
して、保持装置７を前回より１本分前方の既設埋設管１
と跨る場所までウインチ８ｂにて移動させ、把持固定す
る。
ーを新たにセットした仮設管２の内側を通し保持装置７
に接続するとともに、シールド管５の後方に継足す。そ
して、保持装置７を前回より１本分前方の既設埋設管１
と跨る場所までウインチ８ｂにて移動させ、把持固定す
る。
【００３６】その後、水、掘削添加材、滑材等を所定量
先端材吐出口５ｂ及び泥漿材吐出口５ｄから夫々吐出さ
せながら、推進機本体６ａを前進させ、既設埋設管１の
単位長より１本分長く押し込み、既設埋設管１の回収と
仮設管２の推進を繰返し実施し、既設埋設管１の更新が
終了した段階で、シールド管５は到達坑４より、保持装
置７は発進坑３または到達坑４より回収する（図３
（Ｅ）示）。
先端材吐出口５ｂ及び泥漿材吐出口５ｄから夫々吐出さ
せながら、推進機本体６ａを前進させ、既設埋設管１の
単位長より１本分長く押し込み、既設埋設管１の回収と
仮設管２の推進を繰返し実施し、既設埋設管１の更新が
終了した段階で、シールド管５は到達坑４より、保持装
置７は発進坑３または到達坑４より回収する（図３
（Ｅ）示）。
【００３７】続いて、一般的２工程方式と同様に測量、
修正しながら更新管９を推進し、押し出される仮設管２
を到達坑４より回収する手順（図３（Ｆ）示）を繰り返
し、仮設管２を全て更新管９に置き換え、管の更新が完
了する。
修正しながら更新管９を推進し、押し出される仮設管２
を到達坑４より回収する手順（図３（Ｆ）示）を繰り返
し、仮設管２を全て更新管９に置き換え、管の更新が完
了する。
【００３８】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、次のような効果を奏する事ができる。
いるので、次のような効果を奏する事ができる。
【００３９】既設埋設管の回収は仮設管の内部から行
うことにより、従来工法のように微細に粉砕する必要が
無い。このため作業効率がよい。
うことにより、従来工法のように微細に粉砕する必要が
無い。このため作業効率がよい。
【００４０】鉄筋を内蔵する既設埋設管であっても鉄
筋を破砕することが無く、回収後の処理が簡単である。
（リサイクルし易い）
筋を破砕することが無く、回収後の処理が簡単である。
（リサイクルし易い）
【００４１】更新管のサイズアップが簡単にでき、更
新時の処理量増加に対応できる。
新時の処理量増加に対応できる。
【００４２】仮設管を使用の２工程方式なので更新管
内部傷防止と既設埋設管の埋設精度が悪い場合でも修正
装置により正確な精度が確保できる。
内部傷防止と既設埋設管の埋設精度が悪い場合でも修正
装置により正確な精度が確保できる。
【００４３】発進坑内に推進駆動装置を設置すること
により推進力及び回転トルクが大きく取れ、更に多重ス
イベルと通して水、掘削添加材、滑材等を吐出させるこ
とにより長距離施工が可能となる。
により推進力及び回転トルクが大きく取れ、更に多重ス
イベルと通して水、掘削添加材、滑材等を吐出させるこ
とにより長距離施工が可能となる。
【００４４】保持装置が簡単な構造であるため故障す
る部分が少なくまた安価である。
る部分が少なくまた安価である。
【００４５】ピンチ弁を取り付けることにより、シー
ルド管先端からの噴出水量をコントロールできるので滞
水層での作業にも問題がない。
ルド管先端からの噴出水量をコントロールできるので滞
水層での作業にも問題がない。
【００４６】
【図１】本発明における既設埋設管更新装置の一実施形
態を示す断面図。
態を示す断面図。
【図２】（Ａ）〜（Ｃ）は本発明の作業工程を示す説明
図。
図。
【図３】（Ｄ）〜（Ｆ）は本発明の作業工程を示す説明
図。
図。
【図４】従来の技術を示す断面図。
１、１′ 既設管
２ 仮設管
３ 発進坑
４ 到達坑
５ シールド管
５ｂ 先端材吐出口
５ｃ ピンチ弁
５ｄ 泥漿材吐出口
６ 推進装置
６ａ 推進機本体
６ｆ 駆動装置
６ｇ 多重スイベル装置
７ 保持装置
８ａ 発進坑側ウインチ
８ｂ 到達坑側ウインチ
９ 更新管
Claims (6)
- 【請求項１】更新を要する既設埋設管の始端位置に発進
坑を、同終端位置に到達坑を掘削し、前記発進坑内に設
置した推進装置に、既設埋設管の管端外周に接触して推
進し、既設埋設管の単位長以上に推進した段階で、既設
埋設管を破砕せず単位長毎に仮設管の内部を通し前記発
進坑内に回収するとともに、仮設管を推進装置終端に継
足すことにより既設埋設管を仮設管と入れ替え、その後
仮設管を更新管と入れ替えることを特徴とする既設埋設
管の更新方法。 - 【請求項２】更新を要する既設埋設管の始端位置に発進
坑を、同終端位置に到達坑を掘削し、前記発進坑内に設
置した推進装置に、既設埋設管の管端外周に接触して推
進し、既設埋設管の単位長以上に推進した段階で、既設
埋設管を破砕せず単位長毎に仮設管の内部を通し前記発
進坑内に回収するとともに、仮設管を推進装置終端に継
足すことにより既設埋設管を仮設管と入れ替え、その後
仮設管を更新管と入れ替えることを特徴とする既設埋設
管の更新装置。 - 【請求項３】前記既設埋設管の後端外周所要範囲に外嵌
され仮設管押入埋設時の先導管となるシールド管を備え
ていることを特徴とする請求項２記載の既設埋設管の更
新装置。 - 【請求項４】前記既設埋設管の内側を保持装置にて把持
固定又は把持固定し運搬すること特徴とする請求項２又
は３記載の既設埋設管の更新装置。 - 【請求項５】推進機の多重スイベルから前記仮設管内を
通し水、堀削添加材、滑材、エアー、等を送りシールド
管所定部よりこれらを吐出又は通圧させることを特徴と
する請求項２、３又は４記載の更新装置。 - 【請求項６】前記シールド管部に滞水層用ピンチ弁を備
えていることを特徴とする請求項２、３、４又は５記載
の既設埋設管の更新装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001285916A JP2003056283A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 老朽管の更新機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001285916A JP2003056283A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 老朽管の更新機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003056283A true JP2003056283A (ja) | 2003-02-26 |
Family
ID=19108983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001285916A Pending JP2003056283A (ja) | 2001-08-17 | 2001-08-17 | 老朽管の更新機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003056283A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009097295A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd | 推進トンネルの撤去埋め戻し装置 |
| JP2012117226A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Sanwa Kizai Co Ltd | 既設管の回収工法およびその装置 |
| CN110608049A (zh) * | 2019-09-19 | 2019-12-24 | 西安建筑科技大学 | 一种穿越既有铁路的土质隧道支护结构及其施工方法 |
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| JPH0230891A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-01 | Kyoei Doken:Kk | 地中埋設管の敷設替え方法と装置 |
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| JPH08189297A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-23 | Morimotogumi:Kk | 二工程方式の小口径管推進工法におけるパイロット管の注水装置 |
| JP2001115798A (ja) * | 1999-10-18 | 2001-04-24 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 三重筒式トンネル埋戻し装置 |
-
2001
- 2001-08-17 JP JP2001285916A patent/JP2003056283A/ja active Pending
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| CN110608049B (zh) * | 2019-09-19 | 2021-06-04 | 西安建筑科技大学 | 一种穿越既有铁路的土质隧道支护结构及其施工方法 |
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