JP2003055216A - 月経中症状緩和剤及びそれを含有する飲食物 - Google Patents

月経中症状緩和剤及びそれを含有する飲食物

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JP2003055216A
JP2003055216A JP2001237177A JP2001237177A JP2003055216A JP 2003055216 A JP2003055216 A JP 2003055216A JP 2001237177 A JP2001237177 A JP 2001237177A JP 2001237177 A JP2001237177 A JP 2001237177A JP 2003055216 A JP2003055216 A JP 2003055216A
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JP2001237177A
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Shinji Seki
慎二 関
Hiroko Hirasawa
裕子 平澤
Yoshio Sakurada
美穂 桜田
Yuuri Arai
有里 新井
Seiichi Shirasawa
聖一 白澤
Satoshi Negishi
聡 根岸
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Nisshin Oillio Ltd
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Nisshin Oillio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は月経中の各種症状を緩和する効果を
有する月経中症状緩和剤、及び月経中症状緩和用飲食物
を提供することを課題とする。 【解決手段】本発明の月経中症状緩和剤は、全構成脂肪
酸中のγ−リノレン酸含量が5質量%以上、且つ、炭素
数6〜12の中鎖脂肪酸含量が5質量%以上である油脂
を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、γ―リノレン酸の
生体内吸収性が高く、月経中の精神社会症状や身体症状
を緩和する月経中症状緩和用剤及びそれを含有する飲食
物に関する。 【0002】 【従来の技術】一般的に月経に伴う症状として、月経前
症状では身体症状だけでなく精神社会症状もあることが
知られているが、月経中の症状としては、下腹部の痛み
や腰痛などの身体症状のみが言われている。しかし、我
々は、女性の実態を把握する為に月経周期全期にわたっ
て症状調査をしたところ、月経中の症状としても各種症
状を発症していることが判明した。ここでいう月経中症
状とは身体症状と精神社会症状のことで、身体症状と
は、腰痛、乳房が張る、頭痛等の症状のことで、精神社
会症状とは、イライラ、憂うつ、ひとりでいたい、人付
き合いが悪くなる等である。特に現代では女性の社会進
出の増加または専業主婦では核家族化、近所付き合いの
減少等が原因で、女性の身体及び精神的負担が増強して
いる。このような環境の中、月経前症候群や月経中症状
を有する閉経前の女性の数は非常に多く、症状の重さの
程度に違いはあるが、閉経前の女性の過半数以上が何ら
かの症状を有しているものと推察されている。その中で
も、重度の患者になると日常生活そのものにも支障をき
たし、職場、家族、友人関係等において潜在的な対人関
係悪化の原因、さらには犯罪との関与も考えられてい
る。こうした状況の中で、症状を緩和、軽減し女性のQ
OL(=Qualityof Life)を向上させる
ことは、大きな社会的課題であると考えられる。このよ
うな問題を解決するため、医学、栄養学、看護学等の立
場から種々の研究がなされている。例えば、栄養学的視
点からは、プロスタグランジンの前駆体である必須脂肪
酸を含有する油脂を摂取する方法が着目され、すなわ
ち、前駆体であるγ−リノレン酸を含有する油脂組成物
および/またはジホモ−γ−リノレン酸を含有する油脂
組成物を摂取することによる月経にまつわる症状の緩
和、軽減に関する学術報告がなされている。また、これ
らは先行技術としても公開されている。しかしながら、
これらのほとんどが月経前症候群に関するもので月経中
の症状緩和に言及したものはない。具体的には、特開昭
54−117035号(特開平6−128154)公報
では、「月経異常に有効な成分としてγ−リノレン酸も
しくはその生理的官能性誘導体および/またはジホモ−
γ−リノレン酸もしくはその生理的官能性誘導体の単独
または医療として許容されるビヒクルとの組合わせから
なることを特徴とする医薬品及び食品組成物」が開示さ
れている。ここでは、γ−リノレン酸および/またはジ
ホモ−γ−リノレン酸もしくはそれらの生理的官能性誘
導体の月経異常治療への利用が記載されているにすぎ
ず、具体例としても月経前症候群に関するものだけで、
月経中の症状緩和に関して具体的に効果が記されている
訳ではない。その他、特開昭62−16415号公報、
特開昭63−77817号公報、特開平5−20192
4号公報等、月経にまつわる症状の緩和に関して言及し
ている公報は数報出されているものの、月経前症候群に
関するものが多く、月経中の症状緩和を言及するもので
はない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、精神社会症
状や身体症状を緩和する月経中症状緩和用剤を提供する
ことを目的とする。本発明はまた、上記月経中症状緩和
剤を含有する月経中症状緩和用飲食物を提供することを
目的とする。 【0004】 【発明が解決するための手段】本発明者らは上記課題を
達成するために、鋭意検討を重ねた結果、特定の油脂が
月経中の各種症状を緩和することを見出し、本発明を完
成した。本発明品を摂取すると、全構成脂肪酸中にγ−
リノレン酸を含有し、中鎖脂肪酸を含有していない油脂
組成物を摂取する場合よりもさらに月経中の各種症状緩
和効果があることがわかった。すなわち、全構成脂肪酸
中のγ−リノレン酸含量が5質量%以上、且つ、炭素数
6〜12の中鎖脂肪酸含量が5質量%以上である油脂
(ジアシルグリセロールを含む)を含有することを特徴
とする月経中症状緩和剤を提供する。本発明は、油脂
が、下記一般式(I)に示す構成脂肪酸R1、R2、R
3中のいずれか1つ以上がγ−リノレン酸で、いずれか
1つ以上が炭素数6〜12の中鎖脂肪酸であるグリセリ
ン脂肪酸エステルを含有することを特徴とする月経中症
状緩和剤を提供する。このグリセリン脂肪酸エステル
は、Rの一つが水素であるジアシルグリセロールも含
む。 【化2】 (式中R1、R2、R3は水素又は炭素数6〜24の脂
肪酸残基を示す。ここで脂肪酸残基とは、脂肪酸からカ
ルボキシル基の0H基を取った基のことである。)ま
た、本発明は、油脂がγ−リノレン酸を5〜95質量%
含有する油脂と中鎖脂肪酸トリグリセリドとの混合物を
エステル交換して得られたものであることを特徴とする
月経中症状緩和剤を提供する。さらに、本発明は、油脂
中に中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有することを特徴と
する月経中症状緩和剤を提供する。加えて、本発明は、
ビタミンB群、ビタミンE、レシチン、ミネラル、ハー
ブから選ばれる1種または2種以上を含有する月経中症
状緩和剤を提供する。さらにまた、本発明は、月経中症
状緩和剤を含有する月経中症状緩和用飲食物を提供す
る。 【0005】 【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明の月経中症状緩和剤とは、特定の油脂を含有する油
脂組成物のこと又は特定の油脂を各種製剤化したものの
ことをいい、その形態は特に限定しない。該油脂組成物
には、グリセリン脂肪酸エステルの混合物のみからなる
ものも含む。本発明に用いる油脂とは、炭素数6〜24
から選ばれる脂肪酸を構成脂肪酸とする種々のグリセリ
ン脂肪酸エステル(ジアシルグリセロールを含む)から
なる油脂のことであって、油脂中の全構成脂肪酸中のγ
−リノレン酸含量が5質量%以上、且つ、炭素数6〜1
2の中鎖脂肪酸含量が5質量%以上のものである。ここ
で、全構成脂肪酸中にγ−リノレン酸を5質量%以上有
し、炭素数6〜12の中鎖脂肪酸を有さない油脂を含有
するものは、ある程度の月経中症状緩和効果は有するが
本発明品ほどの緩和効果は有さない。また、全構成脂肪
酸中に炭素数6〜24の脂肪酸を5質量%以上有し、γ
−リノレン酸を有さない油脂を含有するものは、まった
く月経中症状緩和効果を示さない。本発明における油脂
としては、全構成脂肪酸中のγ−リノレン酸含量が5〜
95質量%であることが好ましく、さらには5〜50質
量%であることが好ましい。γ−リノレン酸含量が5質
量%未満の場合、月経中の症状緩和効果が十分に発揮さ
れにくく、50質量%以上のものは入手が困難であるた
め、現段階での実用性が低い。また、本発明における油
脂としては、全構成脂肪酸中の炭素数6〜12の中鎖脂
肪酸含量が5〜30質量%であることが好ましく、さら
には10〜25質量%であることが好ましい。中鎖脂肪
酸含量が5質量%未満の場合、月経中の症状緩和効果が
十分に発揮されにくく、また、30質量%以上のものは
油脂中の中鎖脂肪酸含量が多くなるため、油脂の発煙点
が低下し、調理適性等に影響を及ぼす恐れがある。 【0006】このような油脂を含有する月経中症状緩和
剤の製造方法は特に限定されないが、例えば、炭素数6
〜12の中鎖脂肪酸を構成脂肪酸として有するパーム核
油やヤシ油と、γ−リノレン酸を構成脂肪酸として有す
る油脂とを一定割合で混合することにより油脂組成物と
して得ることができる。γ−リノレン酸を構成脂肪酸と
して含有する油脂として例えば月見草(=Evenin
g Primrose、待宵草属植物)油、ボラ−ジ
(=Borago officinalis、紫草科植
物)油等の植物由来の油脂、更には、Mortiere
lla属糸状菌、Cunninghamella属、C
hoanephora属等に由来するγ−リノレン酸含
有微生物発酵油脂、品質改良によってγ−リノレン酸を
有する油脂及びこれらの水素添加油脂や分別油脂等が挙
げられる。このとき、構成脂肪酸として炭素数6〜12
の中鎖脂肪酸を有する油脂は、油脂の全構成脂肪酸中に
中鎖脂肪酸を10〜100質量%、好ましくは15〜1
00質量%、更に20〜100質量%含有するものを用
いるのが好ましい。また、構成脂肪酸としてγ−リノレ
ン酸を有する油脂は、全構成脂肪酸中γ−リノレン酸を
6〜95質量%、好ましくは10〜95質量%、更に1
5〜95質量%含有するものを用いるのが好ましい。例
えば、全構成脂肪酸中5%のγ−リノレン酸を含有する
月見草油を10質量%、全構成脂肪酸中20%のγ−リ
ノレン酸を含有するボラージ油を70質量%、全構成脂
肪酸中に中鎖脂肪酸を50質量%含有する油脂を20質
量%混合することにより本発明の油脂組成物、すなわち
月経中症状緩和剤を得ることができる。このとき、さら
に他の動植物由来油を混合しても良く、動植物由来油と
しては、大豆油、菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラ
ダ油、シソ油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイ
ン酸紅花油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿
実油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナ
ッツ油、カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エ
ゴマ油、オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、
パーム核油、ヤシ油、カカオ脂、牛脂、ラード、鶏脂、
乳脂、魚油、アザラシ油、藻類油、品種改良によって低
飽和化されたこれらの油脂およびこれらの水素添加油
脂、分別油脂等が挙げられるがこれらに限定するもので
はない。また、上記で得られた混合油脂をエステル交換
処理して得られた油脂も利用できる。このときのエステ
ル交換方法としては、アルカリ触媒を用いたケミカル反
応、酵素を用いた酵素反応があり、油脂の風味・色の点
で酵素反応が好ましいが、これに限定するものではな
い。また、得られたエステル交換油脂の1,3位の脂肪
酸と2位の脂肪酸の組成に偏りがあってもなくてもよ
い。 【0007】さらに、本発明に用いる油脂は、下記一般
式(I)に示す構成脂肪酸R1、R2、R3中のいずれ
か1つ以上がγ−リノレン酸で、いずれか1つ以上が炭
素数6〜12の中鎖脂肪酸であるグリセリン脂肪酸エス
テルを含有するものが好ましい。また、このグリセリン
脂肪酸エステルは、Rの一つが水素であるジアシルグリ
セロールも含む。 【化3】 (式中R1、R2、R3は水素又は炭素数6〜24の脂
肪酸残基を示す。ここで脂肪酸残基とは、脂肪酸からカ
ルボキシル基の0H基を取った基のことである。) 油脂中の該グリセリン脂肪酸エステルの含量は0.1〜
99質量%であることが好ましいが、コスト面を考慮す
ると0.1〜80質量%であることが好ましく、さらに
は0.1〜50質量%であることが好ましく、特に0.
1〜30質量%であることが好ましい。該グリセリン脂
肪酸エステルの含量が0.1質量%未満であるとγ−リ
ノレン酸のさらなる生体内吸収性向上が望めなくなり、
80質量%以上のものは入手が困難であるため、現時点
での実用性が低い。月経中症状緩和剤中の該グリセリン
脂肪酸エステルの存在により、γ−リノレン酸の生体内
吸収性がより高まる。 【0008】前記グリセリン脂肪酸エステルの製造方法
は特に限定されないが、γ−リノレン酸を構成脂肪酸中
に含有する各種油脂、中鎖脂肪酸を構成脂肪酸に含有す
る油脂、γ−リノレン酸や中鎖脂肪酸、グリセリン等を
原料としてエステル化又はエステル交換を行うことによ
り得ることができる。エステル化やエステル交換する方
法としては、触媒を使用した化学的な方法、酵素を使用
した生物的な方法等が挙げられる。また、品質改良した
油糧種子や遺伝子組み換え植物の油糧種子からも該グリ
セリン脂肪酸エステルを得ることもできる。 【0009】化学的な方法として、例えばナトリウムメ
チラートを触媒とした場合、常圧・窒素気流下または1
0Pa以下の減圧下、80〜120℃で、10〜60分
間エステル交換反応させる場合が好ましい。具体的に
は、ナトリウムメチラ−トを触媒とするエステル交換反
応を行う場合、原料の混合物を100Pa以下の減圧下
で80〜120℃に加熱し、原料混合物に含まれる気体
成分及び水分を除去する。これにナトリウムメチラ−ト
0.02〜0.5質量%を添加し、常圧・窒素気流下あ
るいは10Pa以下の減圧下で10〜60分間、80〜
120℃で攪拌することでエステル交換反応を行う。反
応の完了はガスクロマトグラフィ−により反応生成物の
トリグリセリド組成を測定することにより確認する。反
応の停止は反応生成物に水を添加するかリン酸などの酸
を添加して行う。その後、触媒および過剰の酸を除去す
るために十分な水洗を行い、乾燥後、反応油を常法にて
脱色、脱臭する。 【0010】また生物的な方法として酵素を用いて反応
を行う場合、40〜100℃で2〜48時間の条件でエ
ステル交換反応させることが好ましい。脂質分解酵素と
してはアルカリゲネス属、キャンディダ属、リゾプス
属、ムコ−ル属またはシュ−ドモナス属由来のリパ−ゼ
や、肝臓由来のホスホリパ−ゼA等が挙げられるが、特
にキャンディダ属またはリゾプス属由来のリパ−ゼが好
ましい。さらに、酵素は条件によって適宜その種類を選
択することができる。例えば、γ−リノレン酸が単独で
油脂中に存在している原料をエステル交換処理する場合
には、1,3位特異性の酵素を使用することができ、ま
た、天然に存在する油脂に多く存在する2位にγ−リノ
レン酸残基を有するものを原料とする場合、ランダムに
エステル交換する酵素が好ましい。脂質分解酵素を用い
てエステル交換反応を行う方法は特に限定されないが、
具体的方法例を次に挙げる。脂質分解酵素の活性が十分
に発揮される反応温度である40〜100℃の範囲に調
温する。これに脂質分解酵素を原料混合物に対して0.
005〜10質量%の割合で添加し、2〜48時間の範
囲でエステル交換反応を行う。この反応は常圧下で窒素
気流中で行うことが望ましい。反応の完了はガスクロマ
トグラフィ−により反応生成物のトリグリセリド組成を
測定することにより確認する。反応生成物は水洗、乾燥
の後、常法にて脱色、脱臭する。なお、中鎖脂肪酸を使
用した場合は、反応の停止後に遊離脂肪酸を薄膜式エバ
ポレ−タ−によって除去しておく。 【0011】本発明の前記グリセリン脂肪酸エステルを
含有する月経中症状緩和剤の製造方法は特に限定されな
いが、構成脂肪酸としてγ−リノレン酸を有する油脂と
中鎖脂肪酸トリグリセリドとを混合したものを、エステ
ル交換反応することにより油脂組成物として得る方法が
好ましい。このときの混合割合は、構成脂肪酸としてγ
−リノレン酸を有する油脂が60〜95質量%、好まし
くは70〜95質量%、更に好ましくは75〜95質量
%で、中鎖脂肪酸トリグリセリドが5〜40質量%、好
ましくは5〜30質量%、更に好ましくは5〜25質量
%である。このとき使用するγ−リノレン酸を有する油
脂は、全構成脂肪酸中γ−リノレン酸を6〜95質量
%、好ましくは10〜95質量%、更に15〜95質量
%含有するものを用いるのが好ましい。ここで、中鎖脂
肪酸トリグリセリドとは、構成脂肪酸が炭素数6〜12
の中鎖脂肪酸からなるグリセリン脂肪酸エステルのこと
である。また、本発明の前記グリセリン脂肪酸エステル
を含有する月経中症状緩和剤は、構成脂肪酸としてγ−
リノレン酸を有する油脂と、構成脂肪酸として炭素数6
〜12の中鎖脂肪酸を有する油脂とを混合したものをエ
ステル交換することによっても油脂組成物として得るこ
とができる。このときの混合割合は、構成脂肪酸として
γ−リノレン酸を有する油脂が60〜90質量%、好ま
しくは70〜90質量%、更に好ましくは75〜90質
量%で、中鎖脂肪酸を有する油脂が10〜40質量%、
好ましくは10〜30質量%、更に好ましくは10〜2
5質量%である。このとき構成脂肪酸としてγ−リノレ
ン酸を有する油脂は、全構成脂肪酸中γ−リノレン酸を
6〜95質量%、好ましくは6〜95質量%、更に6〜
95質量%含有するものを用いるのが好ましい。また、
構成脂肪酸として中鎖脂肪酸を有する油脂は、全構成脂
肪酸中に炭素数6〜12の脂肪酸を10〜99質量%、
好ましくは40〜99質量%、更に好ましくは50〜9
9質量%含有する油脂を用いるのが好ましい。 【0012】本発明に用いる油脂は、中鎖脂肪酸トリグ
リセリドを含有するものが好ましい。ここで、中鎖脂肪
酸トリグリセリドとは、構成脂肪酸が炭素数6〜12の
中鎖脂肪酸からなるグリセリン脂肪酸エステルのことで
ある。中鎖脂肪酸の例としては、カプロン酸、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸等が挙げられる。構成脂肪
酸としては、炭素数8〜10の飽和脂肪酸が好ましく、
さらにカプリル酸および/またはカプリン酸である場合
が好ましく、特に、構成脂肪酸中のカプリル酸及びカプ
リン酸の質量比率が60:40〜85:15(より好ま
しくは70:30〜80:20)であることが好まし
い。このとき、本発明に用いる油脂中の中鎖脂肪酸トリ
グリセリドの含量は、5〜40質量%であることが好ま
しく、さらには5〜20質量%であることが好ましく、
最も好ましいのは5〜15質量%である。中鎖脂肪酸ト
リグリセリドの含量が5質量%未満であるとγ−リノレ
ン酸のさらなる生体内吸収性向上が望めなくなり、40
質量%以上のものは油脂中の中鎖脂肪酸含量が多くなる
ため、油脂の発煙点が低下し調理適性等に影響を及ぼす
恐れがある。月経中症状緩和剤中の中鎖脂肪酸トリグリ
セリドの存在により、γ−リノレン酸の生体内吸収性が
より高まる。 【0013】このような中鎖脂肪酸トリグリセリドの製
造方法は特に限定されないが、例えばパーム核油やヤシ
油由来の中鎖脂肪酸とグリセリンを原料として、エステ
ル交換反応を行うことにより得ることができる。エステ
ル結合反応の条件も特に限定しないが、例えば無触媒か
つ無溶剤にて、加圧下で反応して得ることができる。も
ちろん、触媒や溶剤を用いた反応によっても、本発明の
中鎖脂肪酸トリグリセリドを得ることが可能である。ま
た、遺伝子組み換え植物の油糧種子から中鎖脂肪酸トリ
グリセリド自体を得る、または、遺伝子組み換え植物の
油糧種子から得られた中鎖脂肪酸を原料にして、中鎖脂
肪酸トリグリセリドを製造することも可能である。 【0014】中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有する油脂
を含む月経中症状緩和剤の製造方法は特に限定されない
が、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、構成脂肪酸にγ−リ
ノレン酸有する油脂とを一定割合で混合することにより
油脂組成物として得られる。例えば、γ−リノレン酸を
構成脂肪酸中20質量%有するボラージ油90質量%
と、中鎖脂肪酸トグリセリド10質量%を均一混合する
ことにより油脂組成物として本発明の月経中症状緩和剤
を得る。また、先に説明した特定のグリセリン脂肪酸エ
ステルを含有する油脂組成物に中鎖脂肪酸トリグリセリ
ドを一定割合混合しても月経中症状緩和剤を得ることが
できる。構成脂肪酸にγ−リノレン酸を含有する油脂と
して例えば、月見草油、ボラ−ジ油等の植物由来の油
脂、更には、Mortierella属糸状菌、Cun
ninghamella属、Choanephora属
等に由来するγ−リノレン酸含有微生物発酵油脂、品質
改良によってγ−リノレン酸を有する油脂及びこれらの
水素添加油脂や分別油脂等が挙げられる。このとき、使
用するγ−リノレン酸を構成脂肪酸として有する油脂
は、全構成脂肪酸中γ−リノレン酸を6〜95質量%、
好ましくは10〜95質量%、更に15〜95質量%含
有するものを用いるのが好ましい。さらに他の動植物由
来油を混合しても良く、動植物由来油としては、大豆
油、菜種油、コーン油、ゴマ油、ゴマサラダ油、シソ
油、亜麻仁油、落花生油、紅花油、高オレイン酸紅花
油、ひまわり油、高オレイン酸ひまわり油、綿実油、ブ
ドウ種子油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、
カボチャ種子油、クルミ油、椿油、茶実油、エゴマ油、
オリーブ油、米糠油、小麦胚芽油、パーム油、パーム核
油、ヤシ油、カカオ脂、牛脂、ラード、鶏脂、乳脂、魚
油、アザラシ油、藻類油、品種改良によって低飽和化さ
れたこれらの油脂およびこれらの水素添加油脂、分別油
脂等が挙げられるがこれらに限定するものではない。さ
らに、本発明に用いる油脂は、構成脂肪酸R1、R2、
R3中のいずれか1つ以上がγ−リノレン酸で、いずれ
か1つ以上が炭素数6〜12の中鎖脂肪酸である前記グ
リセリン脂肪酸エステルを含有するものに、さらに中鎖
脂肪酸トリグリセリドを添加したものでも良い。このと
き該グリセリン脂肪酸エステルは、Rの一つが水素であ
るジアシルグリセロールも含む。 【0015】月経中症状緩和剤は、ビタミンB群、ビタ
ミンE、レシチン、ミネラル、ハーブから選ばれる1種
または2種以上を含有させることができる。本発明で用
いるビタミンB群としては、ビタミンB1、ビタミンB
2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸が挙げられ、
その含有量は、緩和剤全体の0.05〜20質量%であ
るのが好ましく、より好ましくは0.1〜10質量%で
ある。本発明で使用するトコフェロールは大豆油、菜種
油、綿実油、サフラワー油、ヒマワリ油、ヤシ油、パー
ム油、パーム核油等植物性油脂の脱臭工程で副生する脱
臭スカム、脱臭スラッジ、ホットウェル油滓等を原料と
し、これから陰イオン交換樹脂あるいは分子蒸留または
これらの組み合わせ等により製造した濃縮トコフェロー
ル、dl−α−トコフェロール、またはα体、β体、γ
体およびδ体の混合トコフェロールである。特にα−ト
コフェロールを含むことにより、生体内酸化防止機能が
高くなる。ビタミンEの含有量は、緩和剤全体の0.0
1〜60質量%であるのが好ましく、より好ましくは
0.05〜15質量%である。本発明で使用するレシチ
ンは公知のペースト状レシチン、または該ペースト状レ
シチンを原料として得られる粉末状、顆粒状もしくは塊
状の高純度レシチンが使用できる。かかるペースト状レ
シチンは通常、大豆、菜種、ひまわり、サフラワー、亜
麻仁等の油糧種子から油脂を製造する際の脱ガム工程で
得られる油滓を濾過、乾燥したものであり、一般的に3
0〜40重量%程度の脂質を含む。一方、高純度レシチ
ンは前記ペースト状レシチンを原料とし、アルコール、
アセトン、プロパノール、シクロヘキサン、ベンゼン、
クロロホルム等の溶剤を使用して分別、濃縮、乾燥等の
処理によりレシチン分を精製したものである。また、ホ
スホリパーゼを使用し酵素分解されたレシチンを使用す
ることもできる。レシチンの含有量は、緩和剤全体の
0.01〜10質量%であるのが好ましく、より好まし
くは0.01〜5質量%である。本発明で用いるミネラ
ルとしては、例えば、カルシウム、マグネシウム、亜
鉛、鉄等が挙げられる。ミネラルの含有量は、緩和剤全
体の0.5〜50質量%であるのが好ましく、より好ま
しくは1〜40質量%である。本発明で用いるハーブと
しては、イチョウ葉、パッションフラワー、西洋オトギ
リ草、ベニバナ、サフラン、ジンジャー、セイヨウタン
ポポ、ローズマリー、カモミール、フィーバーフュー、
セロリ、ツボクサ、ザクロ、ラズベリー、バレリアン、
エキナセア、アロエ、ペパーミント、ブラックコホシ
ュ、シソ、アニシード、甘草、レモンバ−ム等が挙げら
れる。ハーブの含有量は、緩和剤全体の0.1〜50質
量%であるのが好ましく、より好ましくは0.2〜40
質量%である。 【0016】ここで、前記月経中症状緩和剤に配合する
ハーブとして、例えば、イチョウ葉、パッションフラワ
ー、レモンバーム、ジンジャーから選ばれる1種または
2種以上を含有させることができる。また、月経中は複
数の症状が存在し、これらの症状緩和に適したハーブを
含有させることができる。 【0017】例えば、血流阻害原因症状を緩和すること
を目的とする場合、イチョウ葉、パッションフラワー、
ジンジャーから選ばれる1種または2種以上を配合する
ことが好ましい。陽性精神症状を緩和することを目的と
する場合、イチョウ葉、パッションフラワー、ジンジャ
ーから選ばれる1種または2種以上配合することが好ま
しい。消化器系症状を緩和することを目的とする場合、
カモミール、レモンバームから選ばれる1種以上または
2種以上を配合することが好ましい。陰性精神症状症状
を緩和することを目的とする場合、カモミール、レモン
バームから選ばれる1種または2種以上を配合すること
が好ましい。疼痛症状を緩和することを目的とする場
合、フィーバーフュー、ローズマリーから選ばれる1種
または2種以上を配合することが好ましい。疲れ易いと
いう症状を緩和することを目的とする場合、フィーバー
フュー、ローズマリーから選ばれる1種または2種以上
を配合することが好ましい。むくみ症状を緩和すること
を目的とする場合、セイヨウタンポポ、セロリから選ば
れる1種または2種以上を配合することが好ましい。集
中力低下の症状を緩和することを目的とする場合、セイ
ヨウタンポポ、セロリから選ばれる1種または2種以上
を配合することが好ましい。乳房痛症状を緩和すること
を目的とする場合、セイヨウタンポポ、セロリから選ば
れる1種または2種以上を配合することが好ましい。 【0018】本発明の月経中症状緩和剤は、特定の油脂
を含有する油脂組成物のこと又は特定の油脂を各種製剤
化したもので、ヒト及び動物に対し経口的及び非経口的
に安全に投与できる。また、該油脂組成物には、グリセ
リン脂肪酸エステルの混合物のみからなるものも含む。
本発明に用いる油脂とは、炭素数6〜24から選ばれる
脂肪酸を構成脂肪酸とする種々のグリセリン脂肪酸エス
テル(ジアシルグリセロールを含む)からなる油脂のこ
とであって、油脂中の全構成脂肪酸中のγ−リノレン酸
含量が5質量%以上、且つ、炭素数6〜12の中鎖脂肪
酸含量が5質量%以上のものである。非経口的投与とし
ては、例えば静脈注射、動脈注射、筋肉注射、皮下注
射、皮内注射、腹腔内注射、脊髄内注射、硬膜外注射、
経皮投与、経肺投与、経鼻投与、経腸投与、口腔内投
与、経粘膜投与等が挙げられ、その剤形としては、例え
ば注射剤、坐剤(肛門座剤、尿道座剤、膣座剤など)、
外用液剤(注入剤、含漱剤、洗口剤、湿布剤、吸入剤、
噴霧剤、エアゾール剤、浣腸剤、塗布剤、清拭剤、消毒
剤、点鼻剤、点耳剤など)、貼付剤、経皮吸収テープ、
皮膚外用剤、軟膏剤(パスタ剤、リニメント剤、ローシ
ョン剤など)などが挙げられる。また、経口投与製剤と
しては、例えば、内服用錠剤(素錠、糖衣錠、コーティ
ング錠、腸溶錠、チュアブル錠など)、口腔内錠剤(バ
ッカル錠、舌下錠、トローチ錠、付着錠など)、散剤、
カプセル剤(ゼラチンカプセル、硬カプセル剤、軟カプ
セル剤など)、顆粒剤(コーティングした物、丸剤、ト
ローチ剤、液剤、またはこれらの製剤学的に許容され得
る徐放化製剤など)などが挙げられる。経口投与用液剤
としては、例えば、内用水剤、振とう合剤、懸濁剤、乳
剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、エリキシル剤、浸
剤、煎剤、リモナーデ剤などが挙げられる。これらの製
剤は公知の製剤学的製法に準じ、製剤として薬理学的に
許容され得る基剤、担体、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤、着
色剤等と共に医薬組成物として投与することもできる。 【0019】これらの製剤に用いる担体や賦形剤として
は、例えば乳糖、ブドウ糖、白糖、マンニトール、馬鈴
薯デンプン、トウモロコシデンプン、炭酸カルシウム、
リン酸カルシウム、硫酸カルシウム、結晶セルロース、
カンゾウ末、ゲンチアナ末などが挙げられる。これらの
製剤に用いる結合剤としては、例えばデンプン、トラガ
ントゴム、ゼラチン、シロップ、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、ヒド
ロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースなどが挙げら
れる。これらの製剤に用いる崩壊剤としては例えばデン
プン、寒天、ゼラチン末、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、
結晶セルロース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。これらの
製剤に用いる滑沢剤としては例えばステアリン酸マグネ
シウム、タルク、水素添加植物油、マクロゴールなどが
挙げられる。これらの製剤に用いる着色剤としては医薬
品に添加することが許容されているものを、それぞれ用
いることができる。また、注射剤を調製する場合は、必
要に応じて、pH調節剤、緩衝剤、安定化剤、可溶化剤
などを添加して、常法により各注射剤とする。 【0020】錠剤、顆粒剤の調製方法は特に限定はしな
いが、例えば、白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、精製セラック、ゼラチン、グリセリン、ソル
ビトール、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン、フタル酸セルロースアセテート、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロースフタレート、メチルメ
タクリレート、メタアクリル酸重合体等と混合後、打錠
又は顆粒化することにより得られる。さらにゼラチンの
ようなカプセル形成物質でできたカプセルの中に特定の
油脂組成物を充填することによりカプセル製剤を得るこ
とができる。 【0021】本発明の月経中症状緩和剤の1日摂取量
は、γ−リノレン酸が50mg以上、中鎖脂肪酸が10
mg以上となるように設計することが好ましく、γ−リ
ノレン酸が100mg以上、中鎖脂肪酸が20mg以上
となるように設計することがより好ましく、γ−リノレ
ン酸が150mg以上、中鎖脂肪酸が40mg以上とな
るよう設計することが最も好ましい。また、上記月経中
症状緩和剤中には、ビタミンB1,B2,B6をそれぞれ
0.5mg以上、より好ましくはそれぞれ1mg以上の
量を1日に摂取できるように含有した商品形態が好まし
い。さらに、本発明の月経中症状緩和剤は、黄体期に当
たる期間と月経開始から終了まで摂取するのが好まし
い。ここで、黄体期とは一般的には月経前の高温期に当
たる約2週間の期間を示す。 【0022】本発明の飲食物は、その形態等について特
に制限はないが、例えば、飲食物が、飲料、栄養ドリン
ク、油脂加工品、菓子、レトルト食品、レンジ食品、冷
凍食品、調味料、健康補助食品等が挙げられる。 【0023】また本発明の飲食物には、機能の向上等を
目的として、その他の生理活性成分等を配合することが
できる。抗酸化成分、油性成分、栄養強化のための各種
ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類等が挙げられる。
抗酸化成分としては、特に制限は無いが、例えば、トコ
フェロール類およびそれらの誘導体、トコトリエノール
類およびそれらの誘導体、セサミン、エピセサミン、セ
サミノール、セサモリン、セサモール等のリグナン類お
よびそれらの配糖体、β−カロチン等のカロテノイド類
及びその誘導体、没食子酸やエラグ酸等のタンニン類及
びそれらの誘導体、フラボン、カテキン、ケルセチン、
ロイコアントシアニジン等のフラボノイド類、ユビキノ
ンやビタミンK等のキノン類、オリザノール等のフェル
ラ酸誘導体、オリーブ抽出物等が挙げられる。栄養強化
のための各種ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類等の
種類については特に制限はないが、食品添加物公定書に
定められるものが望ましい。 【0024】本発明の飲食物について、下記に具体例を
列記するが、本発明はこれらに制限されるものではな
い。本発明の飲食物とは、その形態等について特に制限
はないが、例えば、乳酸飲料、乳酸菌飲料、濃厚乳性飲
料、果汁飲料、果肉飲料、機能性飲料、炭酸飲料等の清
涼飲料水、緑茶、紅茶、コーヒー、ココア等の嗜好品及
びこれらの飲料、栄養ドリンク、マーガリン、ショート
ニング、マヨネーズ、ドレッシング等の油脂加工品、お
かき、煎餅、おこし、饅頭、飴等の和菓子、クッキー、
ビスケット、クラッカー、パイ、カステラ、ドーナッ
ツ、プリン、スポンジケーキ、ワッフル、バタークリー
ム、カスタードクリーム、シュークリーム、チョコレー
ト、チョコレート菓子、キャラメル、キャンデー、キュ
ーインガム、ゼリー、ホットケーキ、パン、菓子パン、
グミ等の各種洋菓子、ポテトチップ等のスナック菓子、
アイスクリーム、アイスキャンデー、シャーベット等の
氷菓、発酵乳、加工乳、チーズ等の乳製品、豆乳、豆腐
等の大豆加工食品、ジャム、果実のシロップ漬、フラワ
ーペースト、ピーナツペースト、フルーツペースト等の
ペースト類、漬物類、うどんの麺、パスタ等の穀物製品
類、ハム、ソーセージ、ベーコン、ドライソーセイジ、
ビーフジャーキー、ハンバーグ等の畜肉製品類、魚肉ハ
ム、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん等の
魚貝類製品、魚、貝等の干物、鰹、鯖、鰺等の各種節、
ウニ、イカ等の塩辛、スルメ、魚等のみりん干、鮭等の
燻製品、のり、小魚、貝、山菜、椎茸、昆布等の佃煮、
カレー、シチュー等のレトルト食品、みそ、醤油、ソー
ス、ケチャップ、ブイヨン、焼肉のタレ、カレールー、
シチューの素、スープの素、だしの素等の各種調味料、
米飯類、や、各種レンジ及び冷凍食品等が挙げられる。
また、形状・性状も特に制限されず、固体状、半固体
状、ゲル状、液体状、粉末状等いずれでもよく、また、
健康補助飲食料等として使用される場合等の錠剤、ソフ
トカプセルやハードカプセルに充填・加工したカプセル
剤、液剤、顆粒剤等いずれでも良い。 【0025】さらに、本発明の月経中症状緩和用剤は、
炒め物、揚げ物、マリネなどの調理に直接使用すること
も出来る。このとき月経中症状緩和用剤は、そのままの
形態、もしくは各種添加剤を配合した剤として使用する
ことが出来る。該添加剤としては、保存安定性向上、酸
化安定性向上、熱安定性向上、低温化での結晶抑制、泡
立ち防止等を目的としたポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ビタミンE、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグ
ナン、コエンザイムQ、リン脂質、オリザノ−ル、ジグ
リセリド等、成人病予防作用、生活習慣病予防作用、生
体内酸化抑制作用、肥満症予防作用を期待したビタミン
E、アスコルビン酸脂肪酸エステル、リグナン、コエン
ザイムQ、レシチン、オリザノ−ル等が挙げられる。 【0026】本発明の月経中症状緩和剤の緩和する症状
としては、身体症状及び/又は精神社会症状が挙げられ
る。本発明品が緩和する身体症状としては、下腹痛、腰
痛、下腹部が張る、乳房が痛い、乳房が張る、頭痛、頭
が重い、肩こり、めまい、手足の冷え、ニキビができや
すい、肌荒れ、化粧ののりが悪い、むくみ、のどが渇
く、食欲が増す、食欲がなくなる、下痢、便秘、食物の
嗜好の変化、疲れやすい、眠くなる、おりものが増え
る、体がスムーズに動かない、アレルギー症状がある等
が挙げられ、精神社会症状としては、イライラ、怒り易
い、攻撃的になる、無気力、憂うつ、自分をつまらない
人間だと思う、弱気になる、涙もろい、不安が高まる、
気分が高揚する、気分を抑制できない、能率が低下す
る、性欲が高まる、性欲が減退する、いつもどおり仕事
ができない、整理整頓したくなる、自分の健康管理がで
きない、物事が面倒くさくなる、女性であることが嫌に
なる、生理が嫌になる、他人と口論する、家に引きこも
る、誰にも理解したり支えたりしてくれないと思う、ひ
とりでいたい、家族や友人への暴言、人付き合いが悪く
なる等が挙げられる。 【0027】 【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明はそれらによって限定されるもので
はない。 【0028】実施例1 ボラ−ジ草油(日本合成化学工業株式会社製)90質量
部とODO(中鎖脂肪酸トリグリセリド、構成脂肪酸質
量比:カプリル酸/カプリン酸=75/25、日清製油
(株)製)10質量部とを混合して月経中症状緩和剤1
を得た。月経中症状緩和剤1中の油脂の脂肪酸組成を表
1に示す。 【0029】実施例2 月見草油(EPO−30、タマ生化学株式会社製)80
質量部とODO(中鎖脂肪酸トリグリセリド、構成脂肪
酸質量比:カプリル酸/カプリン酸=75/25、日清
製油(株)製)20質量部とを混合後、減圧下120℃
で攪拌し、脱気および脱水処理を行った。これに触媒と
してナトリウムメチラ−ト0.1質量部を加え、120
℃で30分間、ランダムエステル交換反応を行った。反
応生成物を常法に従って水洗、乾燥後、脱色、脱臭して
月経中症状緩和剤2を得た。月経中症状緩和剤2中の油
脂の脂肪酸組成を表1に示す 【0030】実施例3 ボラ−ジ草油(日本合成化学工業株式会社製)90質量
部とODO(中鎖脂肪酸トリグリセリド、構成脂肪酸質
量比:カプリル酸/カプリン酸=75/25、日清製油
(株)製)10質量部とを混合し、リパ−ゼQL(名糖
産業株式会社製)0.1部を添加し、攪拌下60℃にて
15時間、エステル交換反応を行った。反応後酵素を濾
別し、濾液中の遊離脂肪酸を薄膜式エバポレ−タ−にて
除去後、脱色、脱臭して月経中症状緩和剤3を得た。月
経中症状緩和剤3中の脂肪酸組成を表1に示す。 【0031】比較例1 綿実油(日清製油株式会社製)80質量%、大豆油(日
清製油株式会社製)15質量%、オリーブ油(日清製油
株式会社社製)5質量%を混合し、組成物1を得た。組
成物1の脂肪酸組成を表2に示す。 【0032】比較例2 ボラージ油(日本合成化学工業株式会社製)を組成物2
とした。組成物2の脂肪酸組成を表2に示す。 【0033】 【表1】表1 油脂の構成脂肪酸等分析値 〔C18:3γ〕:全構成脂肪酸中のγ−リノレン酸含
量(質量%) 〔C8:0+C10:0〕:炭素数6〜12の中鎖脂肪
酸含量(質量%)A値:中鎖脂肪酸トリグリセリド含量
(質量%) 【0034】 【表2】表2 油脂の構成脂肪酸等分析値 〔C18:3γ〕:全構成脂肪酸中のγ−リノレン酸含
量(質量%) 〔C8:0+C10:0〕:炭素数6〜12の中鎖脂肪
酸含量(質量%) A値:中鎖脂肪酸トリグリセリド含量(質量%) 【0035】実施例4 緩和剤の生体内吸収性を確認する為に、14週令のウィ
スター系雄性ラットを用い、生体内吸収実験を行った。
〔試験方法〕試験投与品(月経中症状緩和剤1、3、組
成物2)中のγ−リノレン酸量を同量になるようにして
3日間、強制的に経口投与を行った。投与3日後に肝臓
を摘出し、クロメタ抽出法にて油脂成分を抽出後、脂肪
酸組成を測定し、γ−リノレン酸量及びその代謝物であ
るジホモγ−リノレン酸を算出した。その結果、緩和剤
1、3は対照である組成物2に比べてγ−リノレン酸及
びジホモγ−リノレン酸量が多く検出され、吸収性が高
いことが示唆された。結果を表3に示す。 【0036】 【表3】表3 動物実験結果:ラット肝臓中脂肪酸量
(μg/ml)【0037】実施例5 月経中症状を訴える82人に対して、発症率及び症状軽
減度の確認試験を行った。対照群としては、組成物1及
び組成物2を使用した。試験群として月経中症状緩和剤
1、3を使用した。被験者をほぼ各20名づつの4群に
分け(対照群、試験群)て、ブラインド試験で行った。
試験期間は3ヶ月実施した。 〔摂取するもの(1カプセル)〕緩和剤又は組成物25
0mg+ビタミンE8m〔摂取量及び期間〕4カプセル
/1日を、黄体期にあたる期間(個人差あり)と月経開
始日から終了まで毎日摂取することを3月経周期継続し
て行った。 〔記 録方法〕摂取する期間だけでなく、毎日(2〜3
月経周期期間中)症状及びその重度(0〜3の4段階ス
コア)を記入した。(スコア−:0=症状なし、1=や
や気になる程度、2=気になる、3=生活に支障をきた
す) 〔評価方法〕各自が記入した記録を回収し集計した。集
計は、発症率は試験対象者数に対する発症者数の割合
で、症状の重度(0〜3の4段階スコア利用)に関して
は、各人1黄体期あたりの平均値を群毎にさらに平均し
た数値で示している。その結果(表4、5)、試験区で
は摂取3ヶ月の時点で既に身体症状、精神社会症状共に
発症率及び症状の重さを示す1黄体期当たりのスコア−
合計値は統計的に有意に低く、従って症状の緩和効果が
確認された。このことより、同量のγ−リノレン酸を摂
取してもその効果に差があり、月経中症状緩和剤1、3
の方が優れていることがわかった。この結果は、γ−リ
ノレン酸の体内吸収性が向上したためと考えられる。な
お、身体症状とは、腰痛、乳房が張る、頭痛の症状のこ
とで、精神社会症状とは、イライラ、憂うつ、ひとりで
いたい、人付き合いが悪くなるである。 【0038】 【表4】表4 月経中症状緩和に対する月経中症状緩和
剤の効果(発症率%) *印:予備調査時と比べて危険率5%以下で有意な差あ
り。 【0039】 【表5】表5 月経中症状緩和に対する月経中症状緩和
剤の効果(症状の重度) *印:摂取3ヶ月後の数値と予備試験時の数値の差が、
対照(組成物1)と比べて危険率5%以下で有意な差あ
り。 【0040】実施例6 実際に、以下の配合及び製造方法で健康補助食品を製造
することができる。 【0041】 【表6】表6 健康補助食品配合 1)(株)常磐植物化学研究所社製、2)アスク薬品
(株)社製3)日本ロッシュ(株)社製、4)日清製油
(株)社製、5)理研ビタミン(株)社製 〔製造方法〕月経中症状緩和剤3、トコフェロール、乳
化剤を加熱しながら混合し、その後ハーブ、ビタミンB
群を混合し、調整液を得る。この調整液をゼラチンカプ
セルに充填することで緩和剤3を含有する月経中症状緩
和用の健康補助食品を得ることができる。 【0042】 【発明の効果】本発明の月経中症状緩剤及びそれを含有
する月経中症状緩和飲食物は、γ−リノレン酸の生体内
での吸収性が高く、月経中の腰痛、乳房が張る、頭痛等
の身体症状や、イライラ、憂うつ、ひとりでいたい、人
付き合いが悪くなる等の精神社会症状の緩和効果に優れ
たものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/685 A61K 31/685 A61P 15/00 A61P 15/00 (72)発明者 白澤 聖一 神奈川県横浜市金沢区六浦町901−152 (72)発明者 根岸 聡 東京都世田谷区上用賀6−20−4−608 Fターム(参考) 4B018 LB01 LB08 LB09 LB10 LE01 MD05 MD14 MD23 MD26 MD46 MD66 ME14 4C086 AA01 AA02 BA09 DA34 MA02 MA03 MA52 ZA81 4C206 AA01 AA02 DA03 DA05 DB48 MA02 MA03 MA72 NA14 ZA81

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】全構成脂肪酸中のγ−リノレン酸含量が5
    質量%以上、且つ、炭素数6〜12の中鎖脂肪酸含量が
    5質量%以上である油脂を含有することを特徴とする月
    経中症状緩和剤。 【請求項2】油脂が、下記一般式(I)に示す構成脂肪
    酸R1、R2、R3中のいずれか1つ以上がγ−リノレ
    ン酸で、いずれか1つ以上が炭素数6〜12の中鎖脂肪
    酸であるグリセリン脂肪酸エステルを含有することを特
    徴とする請求項1に記載の月経中症状緩和剤。 【化1】 【特許請求の範囲】 【請求項1】全構成脂肪酸中のγ−リノレン酸含量が5
    質量%以上、且つ、炭素数6〜12の中鎖脂肪酸含量が
    5質量%以上である油脂を含有することを特徴とする月
    経中症状緩和剤。 【請求項2】油脂が、下記一般式(I)に示す構成脂肪
    酸R1、R2、R3中のいずれか1つ以上がγ−リノレ
    ン酸で、いずれか1つ以上が炭素数6〜12の中鎖脂肪
    酸であるグリセリン脂肪酸エステルを含有することを特
    徴とする請求項1に記載の月経中症状緩和剤。 【化1】 (式中R1、R2、R3は水素又は炭素数6〜24の脂
    肪酸残基を示す。ここで脂肪酸残基とは、脂肪酸からカ
    ルボキシル基の0H基を取った基のことである。) 【請求項3】油脂が、γ−リノレン酸を5〜95質量%
    含有する油脂と中鎖脂肪酸トリグリセリドとの混合物を
    エステル交換して得られたものであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の月経中症状緩和剤。 【請求項4】油脂中に中鎖脂肪酸トリグリセリドを含有
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の月経中症状緩和剤。 【請求項5】更に、ビタミンB群、ビタミンE、レシチ
    ン、ミネラル、ハーブから選ばれる1種または2種以上
    を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の月経中症状緩和剤。 【請求項6】緩和する症状が、身体症状及び/又は精神
    社会症状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の月経中症状緩和剤。 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1項に記載の月経中
    症状緩和剤を含有する月経中症状緩和用飲食物。 【請求項8】飲食物が飲料、栄養ドリンク、油脂加工
    品、菓子、レトルト食品、レンジ食品、冷凍食品、調味
    料、健康補助食品である請求項7記載の月経中症状緩和
    用飲食物。
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