JP2003055124A - 簡易防虫装置及びその製造方法並びに簡易防虫装置の使用方法 - Google Patents

簡易防虫装置及びその製造方法並びに簡易防虫装置の使用方法

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JP2003055124A
JP2003055124A JP2001250097A JP2001250097A JP2003055124A JP 2003055124 A JP2003055124 A JP 2003055124A JP 2001250097 A JP2001250097 A JP 2001250097A JP 2001250097 A JP2001250097 A JP 2001250097A JP 2003055124 A JP2003055124 A JP 2003055124A
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Masami Takegawa
眞美 武川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 苗の状態で育成中の野菜、果実などの農作物
に害を及ぼすネキリムシの被害を防止するのに有用な簡
易防虫装置とその製造方法及び使用方法を提供する。 【課題を解決する手段】 次のA及びBを構成要素と
し、融点が40℃〜90℃であるパラフィン又はワック
スを用いて所定の形状に固化・形成するようにした簡易
防虫装置。なお、パラフィン又はワックスの代わりに、
タブ粉を使用すると加熱処理が不要となる。 A:ハーブと称せられる植物精油のエキスを単独又は複
数種ブレンドしたもの B:米の精又はゼオライト又は米ぬか粉又はおが屑粉又
はフミン酸(Humicacid;腐植酸)或いはコウモリの糞
化石粉を砂糖水で溶解し固めたものまた、形状として
は、ダンゴ状のほか、顆粒状、環状等が適当である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗の状態で育成中の
野菜、果実などの農作物に害を及ぼすネキリムシ等の害
虫又は害獣等の被害を防止するのに有用な簡易防虫装置
及びその製造方法並びに簡易防虫装置の使用方法の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蔬采、果実等の農作物の栽培は、周知の
ように、畑などの農地やビニールハウスなどの苗床に苗
を植えて栽培されているが、この場合、ネキリムシ等の
害虫による被害は無視できない状況となっている。とこ
ろで、現行のネキリムシの防御対策としては、現状とし
ては殺虫剤の散布を行うことが主な方法として用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、害虫の予防
に殺虫剤など農薬を使用すると、農薬は土壌等の生活環
境を破壊し、且つ殺虫剤の散布は、苗を植えた初期の段
階に行う必要があり、収穫物に農薬残留の危険性があ
り、農薬が残留した農作物を食べる場合には、その毒性
のため、人間の神経を損傷し、遺伝子にも悪影響を与え
ることが最近、識者から指摘されている。このため、農
薬を使わない有機無農薬栽培が世界的な潮流となろうと
している。また、ネキリムシによる被害は、果実等の
他、野菜、園芸、苗木などの各種場所でも問題になって
いる。また、ネキリムシ等の害虫のほかネズミやモグラ
等の小動物による被害も問題にすべき事柄である。例え
ば、穀物倉庫では、コクゾウムシやノシメマダラメイガ
のような害虫のほかネズミによる被害もあり、これらの
簡便な防御対策が重要な課題となっている。さらに、鹿
などの保護動物も、所定の地域を越えて移動すると、周
辺地域に被害を及ぼす恐れがあるが、無闇にこれらの保
護動物を取り締まると、保護動物条例等の観点からの問
題も生じ、地域住民に影響を与える恐れがあった。とこ
ろで、モグラ等の小動物による被害や、地域に被害を及
ぼす鹿などの保護動物の対策は、現状としては、これと
いった適切な手立てがなく、この対策が要望されてい
る。本発明は、上記課題を解決し、これらの農作物等に
何らの毒性を付加することなく、主として苗の育成の段
階で出現するネキリムシの防御や上記の小動物や保護動
物からの被害に対しても適切に防御ができるようにした
簡易防虫装置及びその使用方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の簡易防虫装置
は、上記課題を解決するために、請求項1記載のもので
は、次のA及びBを構成要素とし、融点が40℃〜90
℃であるパラフィン又はワックスを用いて所定の形状に
形成した。 A:ハーブと称せられる植物精油のエキスを単独又は複
数種ブレンドしたもの B:ゼオライト又は米の精又は米ぬか粉又はおが屑粉又
はフミン酸(Humicacid;腐植酸)或いはコウモリの糞
化石粉を砂糖水で溶解し固めたもの
【0005】また、これに代え、請求項2に記載のよう
に、次のA単独又はA及びBを構成要素とし、タブ粉を
用いて所定の形状に固化・形成するようにした。 A:ハーブと称せられる植物精油のエキスを単独又は複
数種ブレンドしたもの B:米の精又はゼオライト又は米ぬか粉又はおが屑粉又
はフミン酸(Humicacid;腐植酸)或いはコウモリの糞
化石粉を砂糖水で溶解し固めたもの
【0006】なお、簡易防虫装置の形状としては、請求
項3に記載のようにダンゴ状に形成するのが望ましい。
【0007】または、これに代え、請求項4に記載のよ
うに顆粒状に形成するようにしてもよい。
【0008】さらに、これらに代え、請求項5に記載の
ように、環状に形成するようにしてもよい。
【0009】なお、簡易防虫装置の製造方法の一例とし
ては、請求項6に記載のように、A成分2種のブレンド
の混合比として、シトロネラとニームオイル(又はシナ
モン)を80〜97:20〜3%の割合でブレンドした
ものに、米の精又はゼオライト或いはフミン酸等のB成
分を上記シトロネラとニームオイル(又はシナモン)の
合計量の30%〜同量程度の割合で混入した後、融点が
40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを用いて
所定の形状に固化・形成するようにした。
【0010】また、簡易防虫装置の製造方法の他の一例
としては、請求項7に記載のように、A成分2種のブレ
ンドの混合比として、シトロネラとニームオイル(又は
シナモン)を80〜97:20〜3%の割合でブレンド
したものに、上記タブ粉単独またはB成分を一部混合し
たものを上記シトロネラとニームオイル(又はシナモ
ン)の合計量の30%〜同量程度の割合で混入して掻き
混ぜて、所定の形状に固化・形成するようにした。
【0011】また、上記簡易防虫装置の使用方法として
は、請求項8に記載のように、上記のように構成又は製
造された簡易防虫装置を、苗が植えられた畑の畝又は苗
床等の苗が植えられた土地の周囲又は近傍に配置するこ
とが考えられる。
【0012】さらに、請求項9に記載のように、上記簡
易防虫装置を穀物倉庫の内側の周囲、即ち、床と壁の接
点の場所に配置することが考えられる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図示する本発明の各実施の形
態により本発明を具体的に説明する。 第1の実施の形態:図1は第1の実施の形態である本発
明の簡易防虫装置の構成を示す斜視図である。図1にお
いて、1は本発明の第1の実施の形態の簡易防虫装置を
示すもので、これは次のような構成要素から構成され
る。即ち、請求項1に記載のように、A成分であるハー
ブと称せられる植物精油のエキスであるシトロネラ単独
とB成分としての米の精又はゼオライト或いはフミン酸
を構成要素とし、これらの構成要素の所定量のものを、
融点が40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを
用いて所定の形状に固化・形成するようにしたもので、
この所定形状としては、図1に示すようにダンゴ状に形
成することが考えられる。この場合、A成分として用い
る植物精油は単独として用いるよりも、複数種のものを
ブレンドするのが望ましく、たとえば、シトロネラ等の
カンキツ系の植物精油とニームオイル等のセンダン科の
植物精油の組み合わせ、シトロネラ等のカンキツ系の植
物精油とシナモン等のスパイス系の植物精油の組み合わ
せが効果的である。
【0014】なお、簡易防虫装置1の製造方法として
は、請求項6に記載のように、前記のようにA成分の植
物精油の内ブレンドして防虫効果が期待できる組み合わ
せの2種のもの、例えば、シトロネラ等のカンキツ系の
植物精油(ここでは、シトロネラと記載する)とニーム
オイル等のセンダン科の植物精油(ここでは、ニームオ
イルと記載する)を80〜97:20〜3%の割合でブ
レンドしたものに、B成分としての米の精又はゼオライ
ト或いはフミン酸を上記シトロネラとニームオイルの合
計量の30%〜同量程度の割合で混入した後、融点が4
0℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを加えて加
熱してダンゴ状等の所定形状に固化・形成すればよい。
なお、A成分の植物精油としては、カンキツ系のシトロ
ネラ、センダン科のニームオイル、スパイス類のシナモ
ンのほか、シソ科のスペアミント、樹木類のカユプデ、
花の植物精油のゼラニウム、エキゾチック植物精油のパ
チュリ、樹脂類のテレピン等のハーブと称せられる植物
精油が適当であり、これら植物精油のエキスを単独又は
複数種ブレンドしたものが用いることができる。さら
に、B成分としては、前述の米の精又はゼオライト或い
はフミン酸に代え、米ぬか粉又はおが屑粉或いはコウモ
リの糞化石粉を砂糖水で溶解し固めたものが代替え可能
である。
【0015】次に、請求項1に記載の場合は、ダンゴ状
に造形する手段として、融点が40℃〜90℃であるパ
ラフィン又はワックスを加えて加熱して固化・形成する
方法を説明したが、これに代え、請求項2に記載のよう
にタブ粉を使用することが可能である。即ち、前述した
A単独又はA及びBを構成要素とし、タブ粉を用いて所
定の形状に固化・形成するようにすればよい。具体的に
は、A成分2種のブレンドの混合比として、シトロネラ
とニームオイル(又はシナモン)を80〜97:20〜
3%の割合でブレンドしたものに、上記タブ粉単独また
はB成分を一部混合したものを上記シトロネラとニーム
オイル(又はシナモン)の合計量の30%〜同量程度の
割合で混入して掻き混ぜて、所定の形状に固化・形成す
るようにして簡易防虫装置1を製造すればよい。
【0016】上記のように、請求項1又は2のように構
成される簡易防虫装置1を後述するように、害虫の防御
を必要とする場所に設置すると、ネキリムシなどの害虫
に対して前記構成成分から発せられる刺激性の異臭によ
り害虫に対して忌避作用を発揮するものである。
【0017】なお、ここで、A成分として用いて、特に
有効なシトロネラ、ニームオイルと、B成分として有効
な米の精のサンプルの一例及びB成分として団粒効果を
有する点で実用性が大といえるフミン酸(Humicacid;
腐植酸)及び造形作用のあるタブ粉について説明する
と、次の通りである。 1.シトロネラ 説明:シンボパゴン ナルダス(Cymbopagon nardus)
の乾燥した草を蒸留して得られるもの。 工業的データ: 特徴:柑橘類の臭い、特別な刺激臭を有する黄色〜青
黄色の液体 20℃の比重:0.880〜0.922 20℃の屈折率:1.466〜1.1475 合計のゼラニオール(Geraniol)(%W/W):最低値
85 シトロネリアル(Citronelial)(%W/W):最低値
35 80%エタノールにおける溶解度(V/V) :1.2
クリア
【0018】2.ニームオイル:このサンプルは、ニー
ム ケルネル オイル(Neem Kernel Oil)と称され
るもので、次の組成のものである。 質量中の水分及び不純物の割合:0.176 40℃における屈折率:1.456 鹸化値:1.87 ヨウ化物値(Iodine value):73 酸化値:8.62 質量中の反鹸化値の割合:0.53
【0019】3.米の精 米の精は、BG精米製法によって産出され肌糠を原料と
する生成物で、最近、米から生まれた自然の有機肥料と
して脚光を浴びているものである。この米の精のサンプ
ル名は、糠肥料上−Aで、その組成は次の通りである。 窒素全量(N):2.20% りん酸全量(P25):5.37% 加里全量(K2O) 粗蛋白質:13.75% 粗脂肪:14.78% 粗繊維:0.16% 粗灰分:9.77%
【0020】4.フミン酸(Humicacid;腐植酸) フミン酸は中国産のもので、中国名は腐植酸、学術名は
Humicacid、フミン酸が通称名である。天然のままの粉
体、無定形のものをフミンと呼ばれ、フミンは黒褐色又
は黄褐色又は赤褐色をし、弱酸性の不均質重縮合物で、
その組成は炭素58%前後、水素4%前後、窒素1.5
%〜1.6%、残りの大半は酸素、その他2%以下の灰
分より成る。フミンは、土地改良資材で、特に、化学肥
料に依存してきた耕土に、リン酸の固定防止、植物養分
の有効化。土壌物理性の改善、陽イオン交換容量の増大
の効果がある。さらに、特筆すべき点は、団粒効果で、
自身が団粒形成の一環となる粒子の集まりで、粒土成分
や細菌などの微小生物による糊状物と結び付き、海綿状
団粒を形成するため適用される土壌の通気性、通水性及
び保肥作用を助長する性質がある。なお、中国黒龍江省
産の市販品(ペレット整形20kg、丸善中国フミン)
の成分は、水分10〜15%、腐植酸55〜60%、窒
素1.0〜1.4%、リン酸0.04〜0.2%、苦土
0.2〜0.5%、石灰0.1〜0.2%。、マンガン
0.01〜0.1%などより成り、PHは5.5〜6.
0である。
【0021】5.タブ粉 本発明の作用を認定するために使用したタブ粉の一例の
分析結果を示すと、次の通りである。 ・エネルギー (kcal/100g) 314 ・水分 ( g/100g) 23.3 :常圧加熱乾燥減量法による ・タンパク質 ( g/100g) 3.4 :ケルダール分解法による ・脂質 ( g/100g) 1.6 :エーテル排出法による ・炭水化物 ( g/100g) 71.6 : ・灰分 ( g/100g) 10.1 :直接灰化法による ・ナトリウム (mg/100g) 37 :ICP発光分析法による ・食塩相当量 (mg/100g) 95 ・カルシウム ( g/100g) 2.3 :ICP発光分析法による なお、ここで、エネルギー換算係数は、たんぱく質は4.
00、脂質は9.00、炭水化物は4.00を用い、試験方法は衛
生試験法注解(1990)によって行った。なお、タブ粉は
基本的には、タブ樹木から得られ、インドネシア、タ
イ、中華人民共和国、台湾などの東南アジア産が有用で
あるが、特に、その内、インドネシア支那粉が強い粘性
を有し、実用性の点で優れている。タブ粉の性能を有す
れば、産地は限定されず、本発明には適用可能である。
日本の杉粉も有用である。
【0022】第2の実施の形態:図2は第2の実施の形
態である本発明の簡易防虫装置の構成を示す斜視図であ
る。本発明の第2の実施の形態の簡易防虫装置は、基本
的には第1の実施の形態のものと同様、請求項1のもの
では、A成分(シトロネラ、ニームオイル等の植物精
油)とB成分(米の精、ゼオライト、フミン酸等)の構
成要素を用い、これらを融点が40℃〜90℃であるパ
ラフィン又はワックスを用いて固化・形成される形状と
して図2に示すように、顆粒状に形成した点に特徴があ
る。従って、簡易防虫装置2の具体的な製造方法も、請
求項6に記載のように、例えば、A成分としてのシトロ
ネラとニームオイルを80〜97:20〜3%の割合で
ブレンドしたものに、B成分としての米の精又はゼオラ
イト或いはフミン酸を上記シトロネラとニームオイルの
合計量の30%〜同量程度の割合で混入した後、融点が
40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを加えて
40℃〜90℃で加熱して顆粒状に形成すればよい。こ
の場合も、請求項2及び請求項7に記載のように、融点
が40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを用い
て固化・形成する代わりに、タブ粉を用いて顆粒状に固
化・形成するようにしてもよい。このように構成される
簡易防虫装置2も後述するように、害虫の防御を必要と
する場所に設置すると、ネキリムシなどの害虫に対して
前記構成成分から発せられる刺激性の異臭により害虫に
対して忌避作用を発揮するものである。
【0023】第3の実施の形態:図3(A)、(B)は
第3の実施の形態である本発明の簡易防虫装置の構成を
示す斜視図である。本発明の第3の実施の形態の簡易防
虫装置も、基本的には第1の実施の形態のものと同様、
請求項1及び2に記載のものでは、A成分(シトロネ
ラ、ニームオイル等の植物精油)とB成分(米の精、ゼ
オライト又はフミン酸等)の構成要素を用い、これらを
融点が40℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを
用いて固化・形成される形状として図3(A)又は
(B)に示すように、環状に形成した点に特徴がある。
この場合も、請求項2及び7に記載のように、融点が4
0℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを用いて固
化・形成する代わりに、タブ粉を用いて環状に固化・形
成するようにしてもよいことは勿論である。この環状の
ものとして、図3(A)のものでは、5円硬貨程度の厚
みも径も小さい環状の簡易防虫装置3に形成した場合
を、また図3(B)の例では吊るすタイプの防虫用樟脳
又はドーナツ状のような厚みも径も大きい環状の簡易防
虫装置4に形成したものを示す。この場合、簡易防虫装
置4に対しては、図3(B)に示すように小孔または小
孔状の凹所4aを設けておくと、前記構成成分から発せ
られる刺激性の異臭が周囲に発散され易い状態とするこ
とができる。なお、簡易防虫装置3又は4の具体的な製
造方法は、前記の第1の実施の形態と同様で良い。ま
た、これらの小孔又は凹所4aは必須ではない。このよ
うに構成される簡易防虫装置3又は4も後述するよう
に、害虫の防御を必要とする場所に設置すると、ネキリ
ムシなどの害虫に対して前記構成成分から発せられる刺
激性の異臭により害虫に対して忌避作用を発揮するもの
である。
【0024】次に、本発明の簡易防虫装置の実用的に有
効な使用形態について説明する。 第1の使用形態:図4(A)及び(B)は夫々本発明の
簡易防虫装置の第1の使用形態を示す図で、同図(A)
は平面図、同図(B)は側断面図である。同図(A)、
(B)において、5は畑の畝、6は畦の部分、Nは畝5
の部分に植えられた野菜等の農作物の苗、また、Kは畦
6に設置又は埋設したダンゴ状の本発明の簡易防虫装置
(ここでは第1の実施の形態の簡易防虫装置1)を模擬
的に示したものである。なお、簡易防虫装置Kとして、
第2の実施の形態に述べた顆粒状の簡易防虫装置2を用
いる場合には、苗Nが植え付けられる畝5の周囲に対し
て顆粒状の簡易防虫装置2を撒くという使用形態で設置
すればよい。このようにして、本発明の方法で製造され
た簡易防虫装置1又は2が設置又は埋設された農地で
は、苗にネキリムシが近付こうとしても、苗の周辺に設
置又は埋設された本発明の簡易防虫装置1または2の構
成成分中のシトロネラ等の成分Aやニームオイル等の成
分Bから発せられる刺激性の異臭によりネキリムシに対
して忌避作用を及ぼすため、苗の育成が阻害されること
はなくなる。なお、大きさを調整すれば、第3の実施の
形態の簡易防虫装置3又は4を用いることも可能であ
る。
【0025】第2の使用形態:第1の使用形態では、畑
で栽培する野菜、果実等の路地栽培であったが、施設園
芸栽培の場合のように、ビニール製、ガラス製、又は硬
質樹脂製、或いは軟質樹脂製の温室施設(以下ビニール
ハウスと総称する)で栽培される農作物に対して被害を
及ぼすネキリムシに対しても、本発明の簡易防虫装置K
は当然適用可能である。この場合には、苗床の部分に
も、本発明の簡易防虫装置Kとして、第1又は第2の実
施の形態の簡易防虫装置1又は2を第1の使用形態に準
じて設置することで、ネキリムシに対する防御を適切に
行うものである。この場合も、大きさを調整すれば、第
3の実施の形態の簡易防虫装置3又は4を用いることも
可能である。また、前記のビニールハウス内に、メロ
ン、トマピー等の栽培をビニールハウス内で行うように
し、第3の実施の形態で説明した方法で形成した厚み大
きい簡易防虫装置4を誘引ロープに対して装着すること
で、メロン、トマピー、パプリカ、ナス等をぶら下げて
栽培するようにした簡易防虫装置としての適用が考えら
れる。この場合、誘引ロープとして有機性繊維の素材を
用いると数カ月で自然崩壊し、また、その過程では肥料
としての機能も発揮するので、極めて有用である。な
お、ビニールハウス等の鉢ものには、第3の実施の形態
の図3(A)に示す5円硬貨状の簡易防虫装置3を設置
すれば鉢植えのものにも防虫効果が発揮できる。この場
合も、大きさを調整すれば、図3(B)に示す簡易防虫
装置4の使用も可能である。
【0026】なお、本発明の簡易防虫装置は、ネキリム
シ以外の害虫に効果を発揮する。即ち、最近の施設園芸
は、暖房施設の常設により、施設内の害虫は季節性や地
域性を無視し、南日本に特有の害虫(ミナミキイロアザ
ミウマ、ミカンキイロアザミウマ等)や外来虫(オンシ
ツコナジラミ等)の被害が、季節を問わず発生し、園芸
農家を苦しめている。このような害虫に対しても、本発
明の簡易防虫装置1乃至4のいずれかを虫媒花の時期を
除き、且つ、これら害虫の菜餌行動の抑制に合わせて施
設内に各コーナーに設置することにより、これらの害虫
を施設内から適正に放逐することができる。
【0027】また、本発明の簡易防虫装置は、ネズミ等
の小動物により農作物の被害の防御に対しても有効であ
る。なお、米の貯蔵は玄米の段階では、現在、15°C
以下での低温倉庫で保存され、白米流通の段階では穀物
倉庫で保存されることになるが、このとき問題となるの
が、ノシメマダラメイガやコクゾウムシ等の害虫やネズ
ミによる被害である。そこで、穀物倉庫の内側の周囲、
即ち、床と壁の接点の場所に、前記した本発明の簡易防
虫装置1を設置すれば、ネズミの他、穀物害虫であるノ
シメマダラメイガやコクゾウムシ等の害虫も寄り付かな
くなるので、これらからの被害を大幅に軽減できる。こ
の場合も量や大きさを調整すれば、簡易防虫装置2又は
3或いは4の設置も有効である。
【0028】さらに、本発明の簡易防虫装置は、鹿等の
保護動物による地域住民への被害から防御するための手
段としても有効である。例えば、奈良等に見られるよう
に鹿等の保護動物は所定の場所で離し飼いされている
が、時により、その場所を越えて移動すると、地域住民
へ迷惑を及ぼす恐れがあるが、その境界区域の部分に、
本発明の簡易防虫装置1乃至4のいずれかを適正な量を
設置することで、鹿等の保護動物は簡易防虫装置1乃至
4から発せられる異臭による忌避作用により、その境界
線を越せて地域住民の側へ移動することを円滑、適正に
防ぐことができる。
【0029】また、図3(A)の簡易防虫装置3は、厚
みも径も小さい環状の形状をしているので、家庭内の居
間の適所に直接またはドライフラワーの結束紐等と結合
してぶらさげることにより、蚊等の防虫装置として使用
する簡易防虫装置としての適用も考えられる。
【0030】本発明の簡易防虫装置の形状は上記した実
施の形態で述べたダンゴ状、顆粒状や環状のものに限定
されない。例えば、ダンゴ状に代えて、三角形状や6面
体など、その適用場所や使用形態に基づき各種の形状の
変形が考えられる。なお、本明細書でタブ粉と記載した
ものは、インドネシア支那粉(machlus)が最も有用であ
るが、この原料とは相違する樹木等のもの、例えば、前
述の杉粉(日本産)や炭粉(台湾産)、本粉マル天B
(タイ産)など、造粒効果のある粉であればこの「タブ
粉」と記載した本発明の範囲に含まれるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の簡易防虫装置及びその製造方法
並びに使用方法は、上記のように特徴を有するものであ
るから、次のような優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載のように、所定形状に形成された
簡易防虫装置は、その構成要素であるハーブのエキスか
ら発せられる刺激臭によりネキリムシほかの害虫に対し
て極めて高い忌避作用があるので、その設置により必要
な害虫忌避作用を発揮する。この場合、構成要素Bとし
て、フミン酸を使用すると、その団粒効果のため、簡易
防虫装置の製造が促進されるほか、その海綿状団粒の形
状の故に、適用される土壌の通気性、通水性及び保肥作
用を助長する優れた効果を有する。
【0032】(2)請求項2に記載のように、タブ粉を
用いるようにすると、タブ粉の造形作用のために、請求
項1のようにパラフィン又はワックスを用いて加熱する
工程が省略できるので、簡易防虫装置の製造を簡単に、
短時間に行うことができる。
【0033】(3)また、請求項3に記載のように簡易
防虫装置をダンゴ状に形成すると、畑、苗床、路地栽培
の苗の生育中に発生するネキリムシからの苗の防御に極
めて効果的であるほか、穀物倉庫の内側の周囲、即ち、
床と壁の接点の場所にも設置が容易であるので、ネズミ
等の小動物の他、穀物害虫であるノシメマダラメイガや
コクゾウムシ等の害虫、さらには鹿等の保護動物からの
被害に対しても効果的である。
【0034】(4)また、請求項4に記載の簡易防虫装
置では、上記(3)の効果に加え、形状が顆粒状のた
め、苗の周囲など害虫等の予防が必要な場所に手軽に設
置できる点で優れている。
【0035】(5)さらに、請求項5に記載の簡易防虫
装置では、形状が環状に形成されているから、厚みも径
も大きいものは、ビニールハウスに設ける誘引ロープ等
の防虫を必要とする場所の空中設置のための誘引ロープ
ヘの装着に便利であり、厚みも径も小さいものは、鉢物
又は家庭用の使用に便利である。
【0036】(6)また、請求項6又は7に記載の製造
方法は、本発明の簡易防虫装置を簡易な方法で適切に製
造できる利点がある。
【0037】(7)また、請求項8に記載の使用方法に
よると、本発明の簡易防虫装置が苗の育成に害を及ぼす
ネキリムシ他の害虫等の駆除・予防に適切に効果を発揮
できる。
【0038】(8)さらに、請求項9に記載の使用方法
によると、本発明の簡易防虫装置を用いて穀物倉庫で保
管される精米に害を及ぼすネズミ等の小動物やコクゾウ
ムシ等害虫等の駆除・予防に適切に効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の簡易防虫装置の構
成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の簡易防虫装置の構
成を示す斜視図である。
【図3】同図(A)及び(B)は夫々本発明の第3の実
施の形態の簡易防虫装置の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1の使用形態を示すもので、同図
(A)は平面図、同図(B)は側断面図である。
【符号の説明】
1〜4、K:簡易防虫装置 5:畝 6:畦 N:苗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B121 AA16 CC02 CC23 CC27 EA09 EA26 EA28 FA03 FA13 FA15 4H011 AC06 BA01 BA06 BB22 BC19 DB04 DD04 DG03 DH13 DH26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次のA及びBを構成要素とし、融点が4
    0℃〜90℃であるパラフィン又はワックスを用いて所
    定の形状に固化・形成するようにしたことを特徴とする
    簡易防虫装置。 A:ハーブと称せられる植物精油のエキスを単独又は複
    数種ブレンドしたもの B:米の精又はゼオライト又は米ぬか粉又はおが屑粉又
    はフミン酸(Humicacid;腐植酸)或いはコウモリの糞
    化石粉を砂糖水で溶解し固めたもの
  2. 【請求項2】 次のA単独又はA及びBを構成要素と
    し、タブ粉を用いて所定の形状に固化・形成するように
    したことを特徴とする簡易防虫装置。 A:ハーブと称せられる植物精油のエキスを単独又は複
    数種ブレンドしたもの B:米の精又はゼオライト又は米ぬか粉又はおが屑粉又
    はフミン酸(Humicacid;腐植酸)或いはコウモリの糞
    化石粉を砂糖水で溶解し固めたもの
  3. 【請求項3】 上記の簡易防虫装置の形状として、ダン
    ゴ状に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の簡易防虫装置。
  4. 【請求項4】 上記の簡易防虫装置の形状として、顆粒
    状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の簡易防
    虫装置。
  5. 【請求項5】 上記の簡易防虫装置の形状として、環状
    に形成するようにしたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の簡易防虫装置。
  6. 【請求項6】 A成分2種のブレンドの混合比として、
    シトロネラとニームオイル(又はシナモン)を80〜9
    7:20〜3%の割合でブレンドしたものに、米の精又
    はゼオライト或いはフミン酸等のB成分を上記シトロネ
    ラとニームオイル(又はシナモン)の合計量の30%〜
    同量程度の割合で混入した後、融点が40℃〜90℃で
    あるパラフィン又はワックスを用いて所定の形状に固化
    ・形成するようにしたことを特徴とする簡易防虫装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 A成分2種のブレンドの混合比として、
    シトロネラとニームオイル(又はシナモン)を80〜9
    7:20〜3%の割合でブレンドしたものに、上記タブ
    粉単独またはB成分を一部混合したものを上記シトロネ
    ラとニームオイル(又はシナモン)の合計量の30%〜
    同量程度の割合で混入して掻き混ぜて、所定の形状に固
    化・形成するようにしたことを特徴とする簡易防虫装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至5のいずれかに記載の簡易
    防虫装置又は請求項6或いは7の方法で製造された簡易
    防虫装置を苗が植えられた畑の畝又は苗床等の苗が植え
    られた土地の周囲又は近傍に配置するようにしたことを
    特徴とする簡易防虫装置の使用方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至5のいずれかに記載の簡易
    防虫装置又は請求項6或いは7の方法で製造された簡易
    防虫装置を穀物倉庫の内側の周囲、即ち、床と壁の接点
    の場所に配置するようにしたことを特徴とする簡易防虫
    装置の使用方法。
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