JP2003054483A - 雪上車の懸架部材支持構造 - Google Patents

雪上車の懸架部材支持構造

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JP2003054483A
JP2003054483A JP2001241550A JP2001241550A JP2003054483A JP 2003054483 A JP2003054483 A JP 2003054483A JP 2001241550 A JP2001241550 A JP 2001241550A JP 2001241550 A JP2001241550 A JP 2001241550A JP 2003054483 A JP2003054483 A JP 2003054483A
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suspension
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shock absorber
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JP2001241550A
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Toyochika Etou
豊周 衛藤
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Yamaha Motor Co Ltd
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/026Snow mobiles characterised by the suspension means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体フレームの剛性を高め、取付け精度や組
立て精度を向上させた雪上車の懸架部材支持構造を提供
する。 【解決手段】 車体左右方向に配設したアーム状の懸架
用リンク部材15の一端部を懸架部材支持体8に軸支
し、該リンク部材15の他端部を揺動自在とし、前記リ
ンク部材の他端部にスキー11を支持させ、前記懸架部
材支持体8に緩衝器16の上端部を連結し、該緩衝器1
6の下端部を前記リンク部材15の他端部に連結し、前
記懸架部材支持体8は、鋳造により成形された鋳造体か
らなり、該鋳造体を車体フレーム3に固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雪上車のスキー懸
架用の懸架部材支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】雪上車には車体前部に左右1対のスキー
が備わる。スキーは、ハンドルに連結されたステアリン
グ系を介して操舵される。このスキーは車体フレームの
中央部から左右に延設されたアーム状のリンク部材の先
端にスキー保持部材を介して装着される。各アーム(リ
ンク部材)の根元側端部は、車体フレーム側に回動可能
に軸支される。また、左右の各スキーにはシリンダ式の
緩衝器(ショックアブソーバ)が備わり、走行面の凹凸
による振動等を吸収する。この緩衝器は、その上端部が
車体フレーム側に軸支され、下端部がスキー側に装着さ
れる。このような左右のアーム、スキー保持部材および
緩衝器等によりスキーの懸架部材が構成される。
【0003】従来の雪上車の懸架部材支持構造において
は、左右各アームを軸支する支持部は、複数の板金フレ
ーム片やアルミ押出し材あるいはブラケット等を溶接や
リベット等で結合して構成され、この支持部が車体フレ
ームの前部と一体的に構成されていた。また、緩衝器の
上端部も板金フレーム片あるいはブラケット等を介して
車体フレームに取付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
雪上車の懸架部材支持構造においては、複数の板金フレ
ーム片やアルミ押出し材あるいはブラケット等を用いて
リンク部材の端部や緩衝器の端部を車体フレーム側に取
付け、これらの取付部材自体により車体フレームを構成
していたため、変形やねじれ等が起き易くリンク部材や
緩衝器を軸支した部分の車体フレームの剛性が雪上車に
よっては不足するおそれがあった。
【0005】また、複数の取付け部材を結合する構成の
ため、その分、部品点数が増え製造工数も多くなってい
た。
【0006】さらに、車体フレームの前部に対するリン
ク部材および緩衝器の取付け精度およびリンク部材と緩
衝器相互の連結精度が、各部品の加工精度や組立て誤差
により低下するおそれがあった。
【0007】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、車体フレームの剛性を高め、取付け精度や組立て
精度を向上させた雪上車の懸架部材支持構造の提供を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、車体左右方向に配設されたアーム状の
懸架用リンク部材の一端部を懸架部材支持体に軸支し、
該リンク部材の他端部を揺動自在とし、前記リンク部材
の他端部にスキーを支持させ、前記懸架部材支持体に緩
衝器の上端部を連結し、該緩衝器の下端部を前記リンク
部材の他端部に連結し、前記懸架部材支持体は、鋳造に
より成形された鋳造体からなり、該鋳造体を車体フレー
ムに固定したことを特徴とする雪上車の懸架部材支持構
造を提供する。
【0009】この構成によれば、高剛性で且つ高強度を
有する鋳造体により懸架部材支持体を構成し、この鋳造
体にリンク部材および緩衝器を連結したため、リンク部
材および緩衝器が懸架部材支持体によって強固に支持さ
れる。また、懸架部材支持体に対するリンク部材および
緩衝器の取付け精度およびリンク部材と緩衝器との相互
の連結制度が向上する。したがって、強固で剛性の高い
車体フレーム構造が得られ、また左右各懸架部材それぞ
れについて及び左右懸架部材同士の取付け精度が向上
し、耐久性が向上するとともに信頼性の高い機能が得ら
れる。
【0010】なお、懸架部材支持体を形成する鋳造方法
としては、通常の金型による鋳造、ダイカスト、ロスト
ワックス等の各種鋳造法を用いることができる。
【0011】好ましい構成例では、前記懸架部材支持体
は、左右の側面部と該側面部に略直交する方向に連続し
て形成された前面部とを有し、該側面部に、前記リンク
部材の一端部および前記緩衝器の上端部を軸支したこと
を特徴としている。
【0012】この構成によれば、懸架部材支持体が、互
いに略直交方向に延びる2面(側面部と前面部)を有す
る形状としたので、剛性および強度を充分に高めること
ができる。
【0013】さらに好ましい構成例では、前記側面部に
車幅方向内側に窪む凹部を形成し、該凹部内に、前記リ
ンク部材の一端部を配置し、前記凹部により形成された
該凹部前面および後面の突出縁部間に、軸部材を架渡し
て設け、該軸部材に前記リンク部材の一端部を装着した
ことを特徴としている。
【0014】この構成によれば、鋳造体である懸架部材
支持体の左右両側の側面に形成した凹部内にリンク部材
を軸支する軸部材が配設されるため、この軸部材および
これに枢着されるリンク部材の端部が凹部の前後の内壁
面によって保護される。この場合、凹部を形成すること
によりその前面および後面は突出縁部として形成され
る。したがって、これら前後の突出縁部により懸架部材
支持体の側面部の剛性および強度を十分に確保できる。
【0015】さらに好ましい構成例では、前記懸架部材
支持体は、左右1対の左側支持体および右側支持体から
なり、該左側支持体および右側支持体同士を結着して一
体化した懸架部材支持体を車体フレームに固定し、左側
支持体に、一方のリンク部材の一端部と一方の緩衝器の
上端部を軸支し、右側支持体に、他方のリンク部材の一
端部と他方の緩衝器の上端部を軸支したことを特徴とし
ている。
【0016】この構成によれば、懸架部材支持体を左右
2分割の鋳造体として型構造や鋳造工程を簡単にすると
ともに、2分割構造にもかかわらず懸架部材支持対の車
体フレームへの固定構造を単純化できる。また、左右に
分割したそれぞれの懸架部材支持体に対しリンク部材お
よび緩衝器を取付けるため、懸架部材支持体に対するリ
ンク部材および緩衝器の取付け精度およびリンク部材と
緩衝器との相互の連結精度が向上する。
【0017】さらに好ましい構成例では、一方のリンク
部材の一端部を軸支した左側支持体の部位の近傍と、他
方のリンク部材の一端部を軸支した右側支持体の部位の
近傍とを結着したことを特徴としている。
【0018】この構成によれば、左右のリンク部材のそ
れぞれに、両部材を左右方向に引き離すような荷重が作
用した場合に(通常このような荷重はリンク部材のスキ
ー側端部から車体フレーム側端部に対し常に作用してい
る。)、左右それぞれの支持体とリンク部材との連結部
分の近傍同士を結合するため、ボルト等の結合部材に対
するモーメントの作用等が小さくなり、結合の信頼性が
向上し、リンク部材を懸架部材支持体によって強固に支
持することができる。
【0019】さらに好ましい構成例では、前記左側支持
体と右側支持体とをクロスメンバによって連結し、前記
スキーに連結され該スキーを操舵するための操舵用リン
ク部材を、前記クロスメンバに枢着したことを特徴とし
ている。
【0020】この構成によれば、操舵用リンク部材を軸
支するためのクロスメンバが、左側支持体と右側支持体
とを連結するための連結部材として機能するため、その
分、左側支持体と右側支持体とを連結するための連結構
造が単純化できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に
係る雪上車の全体側面図である。雪上車101は、車体
102の前部に左右フロントサスペンション(緩衝器)
103を備え、各フロントサスペンション103に操向
用のスキー104が連結される。スキー104は、不図
示のステアリング軸やアームピボットおよびリンクロッ
ド等のステアリング系の部材を介して車体中央部のハン
ドル105に連結される。ハンドル105の後方の車体
102上に乗員が着座するためのシート106が備わ
る。
【0022】車体102内の前部にはエンジン107が
備わる。本実施形態では、このエンジン107は、直列
4気筒4サイクル水冷エンジンである。エンジン107
は、クランク軸(不図示)が車幅方向(図面に直角方
向)に配設され、各気筒は後方に傾斜している。エンジ
ン107の吸気管108上に気化器109が装着され、
吸気管端部に吸気消音器110が設けられる。エンジン
107の後方に排気管111が設けられ車体後端部の排
気管端部にマフラ(不図示)が装着される。
【0023】エンジン107のクランク軸(不図示)に
連結して、クランク軸と平行な動力取出軸125が設け
られる。この動力取出軸125にVベルト自動変速機1
14が装着される。この自動変速機114は、動力取出
軸125に設けた駆動プーリ115とこの駆動プーリ1
15にVベルト116を介して連結される従動プーリ
(従動輪)117とにより構成される。従動プーリ11
7は、従動軸117aの例えば車体左側の端部に装着さ
れる(図2参照)。
【0024】従動軸117aの従動プーリ117と反対
側の端部(車体右側)には被駆動輪(不図示)が装着さ
れる。この被駆動輪は、チェーン(不図示)を介して走
行駆動用の駆動ホイール118に連結される。駆動ホイ
ール118にはトラックベルト120が巻掛けられる。
これにより、エンジン107のクランク軸の回転動力が
自動変速機114を介して駆動ホイール118に伝達さ
れ、この駆動ホイール118が、スライドレール119
に装着された無端トラックベルト120を駆動して車体
102を走行駆動する。
【0025】図2は本発明に係る雪上車の車体フレーム
の全体構成を示す外観図である。この雪上車の車体1
は、車体中央部(ほぼ全体)を構成する車体フレーム本
体2と、その前後に取付けられた前部車体フレーム3お
よび後部車体フレーム4とにより構成される。
【0026】車体フレーム本体2は、本体上板17と、
その両側の本体側板18およびこれと一体のフートステ
ップ19(実際の足乗せ部はこのフートステップ19の
前部に設けられる。)により構成される。フートステッ
プ19の下面側にはエンジンの冷却水が循環する熱交換
器(不図示)が備わる。左右の本体側板18のそれぞれ
の前側に側板7がボルトまたはリベットにより一体的に
結合される。これらの左右の側板7を連結して底板6が
設けられる。これらの左右の側板7および底板6も本体
側板18と一体で車体フレーム本体2を構成する。
【0027】前部車体フレーム3は、例えばダイカスト
の鋳造体からなる懸架部材支持体8により構成される。
この懸架部材支持体8は、補強用のU字フレーム5と車
体フレーム本体2の前側部分を構成する底板6と左右の
側板7に固定される。
【0028】後部車体フレーム4は、例えばダイカスト
の鋳造体で形成される。さらに、車体中央部にも例えば
ダイカストの鋳造体からなる中央フレーム体9が車体フ
レーム本体2にボルトまたはリベットにより一体的に結
合され、車体フレームを構成する。
【0029】エンジン(不図示)は、車体フレーム本体
2の前部を構成する左右の側板7間に形成されたエンジ
ンルーム130内に配設される。このエンジンは、その
前側を前部車体フレーム3を構成するダイカストの懸架
部材支持体8に懸架されてマウント支持され、後部をダ
イカストの中央フレーム体9に懸架されてマウント支持
される。
【0030】エンジンの後面側にエンジンの冷却水が循
環する熱交換器31が備わる。この熱交換器31は左右
の側板7間に固定され、これらの側板7と一体となっ
て、車体フレーム構造の一部を構成する。
【0031】エンジンの出力軸(不図示)には変速機構
(不図示)を構成する従動輪10が連結され、トラック
ベルト(不図示)を駆動する。従動輪10は、車体フレ
ーム本体2の前部を構成する側板6に支持される。10
aは従動軸であり、従動輪10と反対側の端部にスプロ
ケット(不図示)が装着されチェーン(不図示)を介し
てトラックの駆動ホイール(不図示)を回転駆動する。
【0032】懸架部材支持体8の左右両側にはスキー1
1が懸架されて備わる。各スキー11には、保持筒体1
2を貫通する回転可能な操舵軸(不図示)が固定され
る。この操舵軸に操舵用ロッド13が連結される。操舵
用ロッド13はステアリング系(不図示)を介して車体
1の中央部のハンドル14に連結され、ハンドル14の
操作により操舵される。
【0033】懸架部材支持体8の左右両側に上下1対の
アーム状の部材からなる平行アームリンク15の一端
(根元側)が枢着される。平行アームリンク15の他端
は根元側(枢着部)を回転中心として揺動可能であり、
スキー11を保持する保持筒体12に固定される。懸架
部材支持体8の左右両側の上部には、緩衝器16の上端
部が枢着される。緩衝器16の下端部は、平行アームリ
ンク15の端部またはこれに固定された保持筒体12に
取り付けられる。
【0034】車体フレーム2の後部に固定された後部車
体フレーム4は、上面が開口した皿(または箱)状であ
り、マフラ(不図示)が収容される。後部車体フレーム
4の後方にグラブバー20および冷却水パイプ21が固
定される。冷却水パイプ21は、フートステップ19の
熱交換器に接続される。
【0035】図3は、前部車体フレーム3部分の詳細説
明図である。アルミ押出し材等からなるU字フレーム5
の前縁に板金の曲げ加工により形成された支持フレーム
22がリベットあるいは溶接等により固着される。
(B)に示すように、この支持フレーム22にボルト2
3が装着される。ボルト23は、支持フレーム22に沿
って例えば4本設けられる。このボルト23に懸架部材
支持体8の上部が装着されナット(不図示)等で締結さ
れ固定される。
【0036】懸架部材支持体8の左右両側は、車体フレ
ーム本体2の前部の側板7と一体の前片7aに複数のリ
ベット(不図示)により固定される。同様に、懸架部材
支持体8の後面下部は、車体フレーム本体2の前部の底
板6に複数のリベット(不図示)により固定される。側
板7には、従動輪10(図2)の軸(不図示)を支持す
る軸孔24が形成される。懸架部材支持体8の左右側面
の下部には凹部25が形成される。この左右の各凹部2
5内に上下2本の軸ボルト26が固定され、各軸ボルト
26に平行アームリンク15の上下各アームの根元部1
5aが回動可能に装着される(図4(B)参照)。
【0037】図4は、図2の車体フレームの前側部分の
斜視図である。懸架部材支持体8は、左右の2分割体で
あり、それぞれ鋳造により一体成形された右側支持体8
aおよび左側支持体8bとからなる。鋳造法としては、
通常の金型による鋳造、ダイカスト、ロストワックス等
の各種鋳造法を用いることができる。左右の各支持体8
a,8bはそれぞれ側面部27およびこの側面部27に
略直交する前面部28を有する。各前面部28には軽量
化のために開口29が形成される。左右各支持体8a,
8b同士は、その前面で2本のボルト30および内部の
クロスメンバ(不図示)によって連結され一体化され
る。各前面部28の上部には支持フレーム22(図3)
に固定するためのボルト孔23aが形成される。
【0038】懸架部材支持体8の左右各側面部28の下
部には、凹部25が形成され平行アームリンク15(図
3)が装着される。側面に凹部25が設けられるため、
この凹部25の前面および後面に突出縁部32a,32
bが形成される。(B)に示すように、これらの前面お
よび後面の突出縁部32a,32b間にカラー33を介
して軸ボルト26が架渡されナット34により締結され
る。カラー33の周囲に平行アームリンク15の根元部
15aが回転可能に装着される。各突出縁部32a,3
2bには上下2段に軸ボルト26を固定するためのボル
ト孔35(図4(A)、図5参照)が形成されている。
【0039】左右の各側面部27の内面側には、エンジ
ン(不図示)を懸架するためのボス169が形成され
る。各ボス169には、エンジン懸架用ボルト(不図
示)が挿通する貫通孔169aが形成される。38は、
後述のクロスメンバー固定用のボスであり、ボルト挿通
孔38aが形成される。
【0040】図5、図6および図7は、それぞれ上記懸
架部材支持体8の正面図、上面図および側面図である。
図示したように、前面および後面の突出縁部32a,3
2bには軸ボルト26(図4)を挿通させるボルト孔3
5が形成される。また、右側支持体8aおよび左側支持
体8bの合わせ面の前面の突出縁部32aには、上下2
ヵ所にボルト(不図示)による結合部30aが設けられ
る。これらの結合部30aは、前述の平行アームリンク
を支承する2段の軸ボルト用のボルト孔35の各位置に
近接してほぼ隣接して設けられる。左右各支持体8a,
8bの側面部27の上部には、緩衝器16(図2、図
3)の上端部を支持する緩衝器軸支部36が設けられ、
軸孔37が形成される。
【0041】図8は、懸架部材支持体8を裏面側から見
た図である。左右各支持体8a,8bにボス部38が形
成される。左右の両ボス部38間にクロスメンバ39が
架渡され両支持体8a,8b同士を結合する。クロスメ
ンバ39には、左右両支持体8a,8bに対応して、ア
ームレバー40がボルト軸41廻りに回転可能に装着さ
れる。両アームレバー40同士はリンク42を介して連
結され連動する。一方のアームレバー(この例では右
側)40にロッド43の一端部が連結される。ロッド4
3の他端部は不図示のステアリング軸に連結され矢印A
のようにほぼ軸方向に揺動する。両アームレバー40
は、リンク42を介して左右の操舵用ロッド13に連結
される。操舵用ロッド13はロッド43の矢印Aの動き
に対応して矢印Bのように動作する。この操舵用ロッド
13は、前述のようにスキー11(図2)に連結されス
キー11を操舵する。
【0042】図9は上記雪上車のステアリング系の全体
構成図であり、図10はその要部斜視図である。ハンド
ル14に結合されたステアリング軸44が車体側の上下
の支持部材45に保持される。ステアリング軸44の下
端部にアームレバー46を介してロッド47が連結され
る。ロッド47の端部にアームレバー48を介して回転
支軸49の一端が装着される。回転支軸49の他端部に
アームレバー50を介してロッド43の一端が連結され
る。このロッド43の他端は、前述の図8で説明したよ
うに、リンク42を介して連動する2つのアームレバー
40のうち一方に連結される。各アームレバー40に操
舵用ロッド13が連結される。操舵用ロッド13の端部
にアームレバー51を介してスキー11の操舵軸(不図
示)が連結される。
【0043】このようなステアリング系の構成におい
て、ハンドル14を操作すると、ステアリング軸44お
よび回転支軸49が各軸廻りに回転し、ロッド43を矢
印Aのように駆動し、これに連動して操作用ロッド13
を矢印Bのように駆動する。これにより、操作用ロッド
13に連結されたスキー11の方向が操作される。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、高剛
性で且つ高強度を有する鋳造体により懸架部材支持体を
構成し、この鋳造体にリンク部材(平行アームリンク)
および緩衝器を連結したため、リンク部材および緩衝器
が懸架部材支持体によって強固に支持される。また、懸
架部材支持体に対するリンク部材および緩衝器の取付け
精度およびリンク部材と緩衝器との相互の連結制度が向
上する。したがって、強固で剛性の高い車体フレーム構
造が得られ、また左右各懸架部材それぞれについて及び
左右懸架部材同士の取付け精度が向上し、耐久性が向上
するとともに信頼性の高い機能が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される雪上車の全体構成図。
【図2】 本発明の実施形態に係る雪上車の車体フレー
ム構造図。
【図3】 図2の車体構造の車体前部の詳細構造説明
図。
【図4】 図2の懸架部材支持体部分の詳細構造説明
図。
【図5】 懸架部材支持体の正面図。
【図6】 懸架部材支持体の上面図。
【図7】 懸架部材支持体の側面図。
【図8】 懸架部材支持体の裏面図。
【図9】 図2の雪上車のステアリング系の全体構成
図。
【図10】 図9のステアリング系の要部斜視図。
【符号の説明】
1:車体、2:車体フレーム本体、3:前部車体フレー
ム、4:後部車体フレーム、5:U字フレーム、6:底
板、7:側板、7a:前片、8:懸架部材支持体、8
a:右側支持体、8b:左側支持体、9:フレーム体、
10:従動輪、11:スキー、12:保持筒体、13:
操舵用ロッド、14:ハンドル、15:平行リンクアー
ム、15a:根元部、16:緩衝器、17:本体上板、
18:本体側板、19:フートステップ、20:グラブ
バー、21:冷却水パイプ、22:支持フレーム、2
3:ボルト、23a:ボルト孔、24:軸孔、25:凹
部、26:軸ボルト、27:側面部、28:前面部、2
9:開口、30:ボルト、30a:結合部、31:熱交
換器、32a,32b:突出縁部、33:カラー、3
4:ナット、35:ボルト孔、36:緩衝器軸支部、3
7:軸孔、38:ボス部、38a:ボルト挿通孔、3
9:クロスメンバ、40:アームレバー、41:軸ボル
ト、42:リンク、43:ロッド、44:ステアリング
軸、45:支持部材、46:アームレバー、47:ロッ
ド、48:アームレバー、49:回転支軸、50:アー
ムレバー、51:アームレバー。101:雪上車、10
2:車体、103:フロントサスペンション、104:
スキー、105:ハンドル、106:シート、107:
エンジン、108:吸気管、109:気化器、110:
吸気消音器、111:排気管、114:自動変速機、1
15:駆動プーリ、116:Vベルト、117:従動プ
ーリ、118:駆動ホイール、119:スライドレー
ル、120:トラックベルト、125:動力取出軸、1
69:エンジン懸架用ボス、169a:ボルト挿通孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体左右方向に配設したアーム状の懸架用
    リンク部材の一端部を懸架部材支持体に軸支し、該リン
    ク部材の他端部を揺動自在とし、 前記リンク部材の他端部にスキーを支持させ、 前記懸架部材支持体に緩衝器の上端部を連結し、該緩衝
    器の下端部を前記リンク部材の他端部に連結し、 前記懸架部材支持体は、鋳造により成形された鋳造体か
    らなり、該鋳造体を車体フレームに固定したことを特徴
    とする雪上車の懸架部材支持構造。
  2. 【請求項2】前記懸架部材支持体は、左右の側面部と該
    側面部に略直交する方向に連続して形成された前面部と
    を有し、 該側面部に、前記リンク部材の一端部および前記緩衝器
    の上端部を軸支したことを特徴とする請求項1に記載の
    雪上車の懸架部材支持構造。
  3. 【請求項3】前記側面部に車幅方向内側に窪む凹部を形
    成し、 該凹部内に、前記リンク部材の一端部を配置し、 前記凹部により形成された該凹部前面および後面の突出
    縁部間に、軸部材を架渡して設け、 該軸部材に前記リンク部材の一端部を装着したことを特
    徴とする請求項1または2に記載の雪上車の懸架部材支
    持構造。
  4. 【請求項4】前記懸架部材支持体は、左右1対の左側支
    持体および右側支持体からなり、 該左側支持体および右側支持体同士を結着して一体化し
    た懸架部材支持体を車体フレームに固定し、 左側支持体に、一方のリンク部材の一端部と一方の緩衝
    器の上端部を軸支し、右側支持体に、他方のリンク部材
    の一端部と他方の緩衝器の上端部を軸支したことを特徴
    とする請求項1,2または3に記載の雪上車の懸架部材
    支持構造。
  5. 【請求項5】一方のリンク部材の一端部を軸支した左側
    支持体の部位の近傍と、他方のリンク部材の一端部を軸
    支した右側支持体の部位の近傍とを結着したことを特徴
    とする請求項4に記載の雪上車の懸架部材支持構造。
  6. 【請求項6】前記左側支持体と右側支持体とをクロスメ
    ンバによって連結し、 前記スキーに連結され該スキーを操舵するための操舵用
    リンク部材を、前記クロスメンバに枢着したことを特徴
    とする請求項4または5に記載の雪上車の懸架部材支持
    構造。
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