JP2003054473A - 雪上車のフレーム構造 - Google Patents

雪上車のフレーム構造

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JP2003054473A
JP2003054473A JP2001241585A JP2001241585A JP2003054473A JP 2003054473 A JP2003054473 A JP 2003054473A JP 2001241585 A JP2001241585 A JP 2001241585A JP 2001241585 A JP2001241585 A JP 2001241585A JP 2003054473 A JP2003054473 A JP 2003054473A
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JP
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body frame
frame
vehicle body
cooling water
vehicle
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JP2001241585A
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English (en)
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Toyochika Etou
豊周 衛藤
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M27/00Propulsion devices for sledges or the like
    • B62M27/02Propulsion devices for sledges or the like power driven
    • B62M2027/023Snow mobiles characterised by engine mounting arrangements

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
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  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な剛性及び強度を有する雪上車の特に後
部の車体フレーム構造を提供する。 【解決手段】 車体中央部を構成する車体フレーム本体
2と、該車体フレーム本体2の後部に接続固定された後
部車体フレーム4とを備え、該後部車体フレーム4は、
左右の側面部4aと後面部4bと底面部4cとからなる
上面及び前面が開放された略箱状に形成され、該後部車
体フレーム4は鋳造またはプレス加工による一体成形体
である。これにより、後部車体フレームが鋳造またはプ
レス加工により略箱状に一体成形されるため、剛性及び
強度が十分確保され、これを車体フレーム本体の後部に
接続固定することにより、特に後部側の車体フレームの
剛性及び強度が高まる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は雪上車のフレーム構
造に関し、特に後部車体フレーム構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】雪上車の車体フレームは、車体中央部を
構成する車体フレーム本体と、この車体フレーム本体の
前部および後部にそれぞれ接合された前部車体フレーム
および後部車体フレームとにより構成される。前部車体
フレームにはスキーを支持する懸架部材等が装着され
る。車体フレーム本体の前部にエンジンが設置される。
後部車体フレームの位置に車両用の部品等が収容されま
たその近傍に排気マフラが配設される。
【0003】この後部車体フレームは、複数の板金フレ
ーム片やアルミ押出し材等を溶接やリベット等で結合し
て構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
板金フレーム片やアルミ押出し材等の別部材の結合体に
より後部車体フレームを構成していたため、車体形状等
によっては、車体フレームの後部の剛性が低下し強度的
に不充分となるおそれがあった。
【0005】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、十分な剛性及び強度を有する雪上車の車体フレー
ム構造の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、車体中央部を構成する車体フレーム本
体と、該車体フレーム本体の後部に接続固定された後部
車体フレームとを備え、該後部車体フレームは、左右の
側面部と後面部と底面部とからなる上面及び前面が開放
された略箱状に形成され、該後部車体フレームは鋳造ま
たはプレス加工による一体成形体であることを特徴とす
る雪上車のフレーム構造を提供する。
【0007】この構成によれば、後部車体フレームが鋳
造またはプレス加工により略箱状に一体成形されるた
め、剛性及び強度が十分確保され、これを車体フレーム
本体の後部に接続固定することにより、特に後部側の車
体フレームの剛性及び強度が高まる。
【0008】また、後部車体フレームが左右の側面部、
後面部および底面部からなる略箱状に形成したので、こ
の後部車体フレーム内に車両部品等を収容することがで
き、車体後部スペースを有効に利用できる。
【0009】好ましい構成例では、前記後部車体フレー
ム内に排気マフラの少なくとも一部を収容配置し、該排
気マフラを前記車体フレームの後部に固定したことを特
徴としている。
【0010】この構成によれば、後部車体フレームの箱
状空間内に排気マフラを配設したので、排気マフラの容
量を十分大きく確保できる。剛性及び強度を十分に備え
た後部車体フレームが車体フレーム本体に固定されるた
め、車体フレームの後部は十分な強度および剛性を備え
ている。この車体フレームの後部(後部車体フレームま
たは車体フレーム本体の後部)に排気マフラが固定され
るため、排気マフラが車体フレームに対し強固に固定さ
れ構造的な信頼性が向上する。
【0011】さらに好ましい構成例では、前記後部車体
フレームの底面部に貫通孔を設け、該貫通孔に臨んで該
後部車体フレームの下方にトラックベルトを配設したこ
とを特徴としている。
【0012】この構成によれば、走行中に、トラックベ
ルトが跳ね上げた雪が貫通孔を通して後部車体フレーム
内に入り込み、この入り込んだ雪で排気マフラが効率よ
く冷却される。
【0013】さらに好ましい構成例では、前記車体フレ
ームの後部にグラブバーを固定したことを特徴としてい
る。
【0014】この構成によれば、十分な強度および剛性
を備えた車体フレームの後部(後部車体フレームまたは
車体フレーム本体の後部)にグラブバーを固定するた
め、グラブバーが車体フレームに対し強固に固定され構
造的な信頼性が向上する。
【0015】さらに好ましい構成例では、車体の側方か
ら見て、車体フレーム本体の前後方向前部および中間部
を略水平に延設するとともに、車体フレーム本体の前後
方向後部を斜め上方に延設し、該車体フレーム本体の後
部に前記後部フレームを接続固定したことを特徴として
いる。
【0016】この構成によれば、車体フレーム本体の後
部を、斜め上方に延設するとともに、この延設した部位
に後部車体フレームを接続固定したので、後部車体フレ
ームの位置が高くなり、その分、この後部車体フレーム
の底面部の位置を低くすることができる。この結果、箱
状の後部車体フレームの収容空間スペースが大きくなり
収容機能が高まる。
【0017】さらに好ましい構成例では、前記後部車体
フレームの左右の側面部および後面部は、それぞれ内壁
部と、該内壁部に連続する上壁部と、該上壁部に連続し
て下方に向って折返すように形成された外壁部とを有
し、該後部車体フレームを下から見て、該後部車体フレ
ームの左右および後部の周縁に樋状の溝部が形成された
ことを特徴としている。
【0018】この構成によれば、後部車体フレームの周
縁に樋状の溝部が形成されるため、後部車体フレームの
剛性および強度が高められる。
【0019】さらに好ましい構成例では、前記溝部内
に、エンジンの冷却水を循環させる冷却水パイプの少な
くとも一部を配設したことを特徴としている。
【0020】この構成によれば、後部車体フレームの外
周部に形成された溝部内を配管配設スペースとして有効
に利用したので、他の部材と干渉させることなく、冷却
水パイプを配設できる。また、冷却水パイプは溝部内に
配設されるためその外壁部により冷却水パイプが保護さ
れる。また、溝部は下方に向って下面側が開放されてい
るので、走行中にトラックベルトが跳ね上げた雪がこの
溝部内に入り込み、この入り込んだ雪で冷却水パイプが
効率よく冷却される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に
係る雪上車の全体側面図である。雪上車101は、車体
102の前部に左右フロントサスペンション(緩衝器)
103を備え、各フロントサスペンション103に操向
用のスキー104が連結される。スキー104は、不図
示のステアリング軸やアームピボットおよびリンクロッ
ド等のステアリング系の部材を介して車体中央部のハン
ドル105に連結される。ハンドル105の後方の車体
102上に乗員が着座するためのシート106が備わ
る。
【0022】車体102内の前部にはエンジン107が
備わる。本実施形態では、このエンジン107は、直列
4気筒4サイクル水冷エンジンである。エンジン107
は、クランク軸(不図示)が車幅方向(図面に直角方
向)に配設され、各気筒は後方に傾斜している。エンジ
ン107の吸気管108上に気化器109が装着され、
吸気管端部に吸気消音器110が設けられる。エンジン
107の後方に排気管111が設けられ車体後端部の排
気管端部にマフラ(不図示)が装着される。
【0023】エンジン107のクランク軸(不図示)に
連結して、クランク軸と平行な動力取出軸125が設け
られる。この動力取出軸125にVベルト自動変速機1
14が装着される。この自動変速機114は、動力取出
軸125に設けた駆動プーリ115とこの駆動プーリ1
15にVベルト116を介して連結される従動プーリ
(従動輪)117とにより構成される。従動プーリ11
7は、従動軸117aの例えば車体左側の端部に装着さ
れる(図2参照)。
【0024】従動軸117aの従動プーリ117と反対
側の端部(車体右側)には被駆動輪(不図示)が装着さ
れる。この被駆動輪は、チェーン(不図示)を介して走
行駆動用の駆動ホイール118に連結される。駆動ホイ
ール118にはトラックベルト120が巻掛けられる。
これにより、エンジン107のクランク軸の回転動力が
自動変速機114を介して駆動ホイール118に伝達さ
れ、この駆動ホイール118が、スライドレール119
に装着された無端トラックベルト120を駆動して車体
102を走行駆動する。
【0025】図2は本発明に係る雪上車の車体フレーム
の全体構成を示す外観図である。この雪上車の車体1
は、車体中央部(ほぼ全体)を構成する車体フレーム本
体2と、その前後に取付けられた前部車体フレーム3お
よび後部車体フレーム4とにより構成される。
【0026】車体フレーム本体2は、本体上板17と、
その両側の本体側板18およびこれと一体のフートステ
ップ19(実際の足乗せ部はこのフートステップ19の
前部に設けられる。)により構成される。フートステッ
プ19の下面側にはエンジンの冷却水が循環する熱交換
器(不図示)が備わる。左右の本体側板18のそれぞれ
の前側に側板7がボルトまたはリベットにより一体的に
結合される。これらの左右の側板7を連結して底板6が
設けられる。これらの左右の側板7および底板6も本体
側板18と一体で車体フレーム本体2を構成する。
【0027】前部車体フレーム3は、例えばダイカスト
の鋳造体からなる懸架部材支持体8により構成される。
この懸架部材支持体8は、補強用のU字フレーム5と車
体フレーム本体2の前側部分を構成する底板6と左右の
側板7に固定される。
【0028】後部車体フレーム4は、例えばダイカスト
の鋳造体で形成される。さらに、車体中央部にも例えば
ダイカストの鋳造体からなる中央フレーム体9が車体フ
レーム本体2にボルトまたはリベットにより一体的に結
合され、車体フレームを構成する。
【0029】エンジン(不図示)は、車体フレーム本体
2の前部を構成する左右の側板7間に形成されたエンジ
ンルーム130内に配設される。このエンジンは、その
前側を前部車体フレーム3を構成するダイカストの懸架
部材支持体8に懸架されてマウント支持され、後部をダ
イカストの中央フレーム体9に懸架されてマウント支持
される。
【0030】エンジンの後面側にエンジンの冷却水が循
環する熱交換器31が備わる。この熱交換器31は左右
の側板7間に固定され、これらの側板7と一体となっ
て、車体フレーム構造の一部を構成する。
【0031】エンジンの出力軸(不図示)には変速機構
(不図示)を構成する従動輪10が連結され、トラック
ベルト(不図示)を駆動する。従動輪10は、車体フレ
ーム本体2の前部を構成する側板6に支持される。10
aは従動軸であり、従動輪10と反対側の端部にスプロ
ケット(不図示)が装着されチェーン(不図示)を介し
てトラックの駆動ホイール(不図示)を回転駆動する。
【0032】懸架部材支持体8の左右両側にはスキー1
1が懸架されて備わる。各スキー11には、保持筒体1
2を貫通する回転可能な操舵軸(不図示)が固定され
る。この操舵軸に操舵用ロッド13が連結される。操舵
用ロッド13はステアリング系(不図示)を介して車体
1の中央部のハンドル14に連結され、ハンドル14の
操作により操舵される。
【0033】懸架部材支持体8の左右両側に上下1対の
アーム状の部材からなる平行アームリンク15の一端
(根元側)が枢着される。平行アームリンク15の他端
は根元側(枢着部)を回転中心として揺動可能であり、
スキー11を保持する保持筒体12に固定される。懸架
部材支持体8の左右両側の上部には、緩衝器16の上端
部が枢着される。緩衝器16の下端部は、平行アームリ
ンク15の端部またはこれに固定された保持筒体12に
取り付けられる。
【0034】車体フレーム2の後部に固定された後部車
体フレーム4は、上面が開口した皿(または箱)状であ
り、マフラ(不図示)が収容される。後部車体フレーム
4の後方にグラブバー20および冷却水パイプ21が固
定される。冷却水パイプ21は、フートステップ19の
熱交換器に接続される。
【0035】図3は車体フレーム後部の分解斜視図であ
る。車体フレーム本体2は、車体中央部を構成する本体
上板17とその左右両側の本体側板18からなり、各本
体側板18の下部が外側に屈曲されてフートステップ1
9が一体形成される。本体上板17は車体前後方向に関
し、ほぼ水平に配設される。本体上板17は、車幅方向
に関し、中央部が突出し、その左右両側に段差部17a
を有する。このような段差形状とすることにより、剛性
および強度が高まる。この本体上板17の後端から後方
に突出した部分の本体側板18は、後方に向けて幾分斜
め上方に傾斜している。この傾斜部分の本体側板18の
上面の幅は本体上板の段差部17aの幅より狭い。
【0036】この本体側板18の傾斜した後端部に後部
車体フレーム4が接合される。後部車体フレーム4は、
左右の側面部4aと、後面部4bと、底面部4cとから
なり、前面および上面が開放した略箱状の一体成形体で
ある。この例では底面部4cに2つの貫通孔55が形成
されている。この後部車体フレーム4は、例えばダイカ
スト等の鋳造または板金のプレス加工により一体成形さ
れる。鋳造の場合、通常の金型と用いた鋳造やロストワ
ックスその他の鋳造法を用いてもよい。
【0037】後部車体フレーム4の左右および後部の外
周縁を構成する側面部4aおよび後面部4bは、それぞ
れ内壁部52と、この内壁部52に連続する上壁部53
と、この上壁部53に連続して下に向って折り返された
形状の外壁部54とにより構成される。したがって、後
部車体フレーム4の外周部に沿って下面が開放した樋状
の溝部56(図7参照)が形成される。後面部4bの溝
部56内に後述の冷却水系を構成する冷却水パイプ(不
図示)が配設される。溝部56内の冷却水パイプは側面
部4aの後端部に形成された孔57から出てフートステ
ップ19に備わる熱交換器に接続される。
【0038】後部車体フレーム4は、左右両側の側面部
4aの上壁部53の幅が、その前端部側が本体上板17
の段差部17aに対応して幅広に形成されている。この
幅広部分が車体フレーム本体側に対しリベット等により
固定される。このように側面部4aの端部の幅を広げる
ことにより、後部車体フレーム4の周縁を構成する壁部
が前面が狭まったC字状となり(側面が直線状のU字状
と異なる)、強度および剛性が高まるとともに、箱状の
収容空間を十分に確保できる。また、後述のように、マ
フラを収容する場合、マフラ形状をC字状の後部車体フ
レーム4に合わせておくことにより、位置決めしやすく
なり、後部車体フレームにマフラを組付ける際、箱状収
容部内にマフラが収まりやすくなって組付け作業性が向
上するとともに、組付け強度も確保され組付けの構造的
信頼性が向上する。
【0039】図4は排気マフラを組込んだ後部車体フレ
ームの斜視図である。排気管11に接続されたマフラ5
8が後部車体フレーム4内に収容される。マフラ58
は、例えば上下2分割のプレス成形品を接合して形成さ
れ、そのほぼ下半分が後部車体フレーム4内に収まる。
マフラ58の左右の側面にそれぞれ2個のブラケット5
9が設けられ、このブラケット59を介してボルト60
により本体側板18または後部車体フレーム4に固定さ
れる。マフラ58のほぼ上半分は断熱材(不図示)を介
して遮熱カバー61で覆われる。マフラ58の側面に排
気口62が設けられる。排気口62はマフラ58の下面
側に設けてもよい。
【0040】図5、図6および図7は、それぞれ上記後
部車体フレームの平面図、側面図および正面図である。
図示したように、後部車体フレーム4は、左右の側面部
4a、後面部4bおよび底面部4cからなり、底面部4
c上に部品等を収容できる略箱状の形状である。特に図
6から分かるように、前述の図3で説明したとおり、後
方に向けて斜め上方に傾斜する本体側板18の傾斜に合
わせて、側面部4aの高さが後方に向けて徐々に高くな
っている。底面部4cの傾斜角度はこれより小さく又は
ほぼ水平に保たれている。これにより左右の側面部4a
および後面部4bで囲まれた底面部4c上の収容スペー
スの容積を大きくすることができる。
【0041】左右の側面部4aには、グラブバー20
(図2、図8参照)を取付けるための挿通孔20aが形
成される。
【0042】図8は、グラブバーを取付ける場合の例を
示す断面図である。前述の図2で示したように、後部車
体フレーム4にグラブバー20を固定してもよい。この
例では、パイプ材からなるグラブバー20の内部に予め
ナット材65を固定しておく。これは、例えば雌ネジが
形成されたパイプ材等からなるナット材を最初グラブバ
ー20内に挿入した後、工具をナット材に螺入してこれ
を外側に引張ることによりナット材を塑性変形させてグ
ラブバー20の側壁を挟む突起63を形成し、これによ
りナット材65をグラブバー20内に固定する。このナ
ット材65に対しボルト64を螺着してグラブバー20
を後部車体フレーム4の側面部4aに固定する。
【0043】図9、図10および図11は、上記本発明
に係るエンジンの冷却水経路の構成説明図であり、図9
は側面構成図、図10は平面構成図、図11はオイルク
ーラー部分の正面図である。この実施形態は、雪上車に
使用されるエンジンを示している。
【0044】冷却水ポンプユニット238(図9)は、
その出口側の冷却水通路72aを介してエンジン201
の入口側に接続される。エンジン201内を冷却した冷
却水はエンジン出口側から冷却水通路72bを介してサ
ーモスタット73に導入される。サーモスタット73の
出口側は冷却水通路72cを介してリザーブタンク74
に接続される。リザーブタンク74の出口側は、冷却水
通路72dを介して足乗せ用の右ステップ75の右熱交
換器76に接続される。この右熱交換器76は、ステッ
プ後端部側で冷却水通路72eを介して左ステップ77
の左熱交換器78に接続される。左熱交換器78の出口
側は、冷却水通路72fを介して冷却水ポンプユニット
238の入口側に接続される。このように、冷却水ポン
プユニット238から冷却水通路72a〜72fを通る
冷却水経路により、メインの冷却水経路が構成される。
【0045】サーモスタット73から分岐して冷却水温
度が低い冷気時(暖機運転時)用のバイパス冷却水通路
72gが設けられ冷却水ポンプユニットの入口側に接続
される。
【0046】エンジン出口側の冷却水通路72bから分
岐して、冷却水通路72hが設けられ、気化器80(図
9)の入口側に接続される。この冷却水通路72h上に
気化器用のサーモスタット79が設けられる。気化器8
0の出口側は、冷却水通路72iを介して冷却水ポンプ
ユニット238の入口側に接続される。
【0047】冷却水ポンプユニット238の出口側近傍
の冷却水通路72aから分岐して冷却水通路72jが設
けられ、オイルクーラー213の入口側に接続される。
オイルクーラー213の出口側は、冷却水通路72kを
介してメイン冷却水経路のサーモスタット73に接続さ
れる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、後部
車体フレームが鋳造またはプレス加工により略箱状に一
体成形されるため、剛性及び強度が十分確保され、これ
を車体フレーム本体の後部に接続固定することにより、
特に後部側の車体フレームの剛性及び強度が高まる。
【0049】また、後部車体フレームが左右の側面部、
後面部および底面部からなる略箱状に形成したので、こ
の後部車体フレーム内に車両部品等を収容することがで
き、車体後部スペースを有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される雪上車の構成図。
【図2】 本発明に係る雪上車の車体フレーム構成図。
【図3】 本発明の後部車体フレームの斜視図。
【図4】 本発明に係る後部車体フレームのマフラ装着
状態の斜視図。
【図5】 本発明に係る後部車体フレームの平面図。
【図6】 図5の後部車体フレームの側面図。
【図7】 図5の後部車体フレームの正面図。
【図8】 グラブバー取付け部の断面図。
【図9】 冷却水系の側面構成図。
【図10】 図9の冷却水系の平面構成図。
【図11】 図9の冷却水系のオイルクーラー部分の正面
図。
【符号の説明】
1:車体、2:車体フレーム本体、3:前部車体フレー
ム、4:後部車体フレーム、4a:側面部、4b:後面
部、4c:底面部、5:U字フレーム、6:底板、7:
側板、7a:前片、8:懸架部材支持体、9:エンジ
ン、10:従動輪、11:スキー、12:保持筒体、1
3:操舵用ロッド、14:ハンドル、15:平行リンク
アーム、16:緩衝器、17:本体上板、17a:段差
部、18:本体側板、19:フートステップ、20:グ
ラブバー、21:冷却水パイプ、20a:グラブバー取
付用の挿通孔、31:熱交換器、52:内壁部、53:
上壁部、54:外壁部、55:貫通孔、56:溝部、5
7:孔、58:マフラ、59:ブラケット、60:ボル
ト、61:遮熱カバー、62:排気口、63:突起、6
4:ボルト、65:ナット材、72a〜72k:冷却水
通路、73:サーモスタット、74:リザーブタンク、
75:右ステップ、76:右熱交換器、77:左ステッ
プ、78:左熱交換器、79:気化器用のサーモスタッ
ト、80:気化器。101:雪上車、102:車体、1
03:フロントサスペンション、104:スキー、10
5:ハンドル、106:シート、107:エンジン、1
08:吸気管、109:気化器、110:吸気消音器、
111:排気管、114:自動変速機、115:駆動プ
ーリ、116:Vベルト、117:従動プーリ、11
8:駆動ホイール、119:スライドレール、120:
トラックベルト、125:動力取出軸、130:エンジ
ンルーム、201:エンジン、213:オイルクーラ
ー、238:冷却水ポンプユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62M 27/02 B62M 27/02 J

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体中央部を構成する車体フレーム本体
    と、 該車体フレーム本体の後部に接続固定された後部車体フ
    レームとを備え、 該後部車体フレームは、左右の側面部と後面部と底面部
    とからなる上面及び前面が開放された略箱状に形成さ
    れ、 該後部車体フレームは鋳造またはプレス加工による一体
    成形体であることを特徴とする雪上車のフレーム構造。
  2. 【請求項2】前記後部車体フレーム内に排気マフラの少
    なくとも一部を収容配置し、該排気マフラを前記車体フ
    レームの後部に固定したことを特徴とする請求項1に記
    載の雪上車のフレーム構造。
  3. 【請求項3】前記後部車体フレームの底面部に貫通孔を
    設け、該貫通孔に臨んで該後部車体フレームの下方にト
    ラックベルトを配設したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の雪上車のフレーム構造。
  4. 【請求項4】前記車体フレームの後部にグラブバーを固
    定したことを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    雪上車のフレーム構造。
  5. 【請求項5】車体の側方から見て、車体フレーム本体の
    前後方向前部および中間部を略水平に延設するととも
    に、車体フレーム本体の前後方向後部を斜め上方に延設
    し、 該車体フレーム本体の後部に前記後部フレームを接続固
    定したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の雪上車のフレーム構造。
  6. 【請求項6】前記後部車体フレームの左右の側面部およ
    び後面部は、それぞれ内壁部と、該内壁部に連続する上
    壁部と、該上壁部に連続して下方に向って折返すように
    形成された外壁部とを有し、 該後部車体フレームを下から見て、該後部車体フレーム
    の左右および後部の周縁に樋状の溝部が形成されたこと
    を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の雪上車
    のフレーム構造。
  7. 【請求項7】前記溝部内に、エンジンの冷却水を循環さ
    せる冷却水パイプの少なくとも一部を配設したことを特
    徴とする請求項6に記載の雪上車のフレーム構造。
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