JP2003054378A - ワイパ装置 - Google Patents

ワイパ装置

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JP2003054378A
JP2003054378A JP2001245814A JP2001245814A JP2003054378A JP 2003054378 A JP2003054378 A JP 2003054378A JP 2001245814 A JP2001245814 A JP 2001245814A JP 2001245814 A JP2001245814 A JP 2001245814A JP 2003054378 A JP2003054378 A JP 2003054378A
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pivot
wiper
sub
motor
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JP2001245814A
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English (en)
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Yasuo Ohashi
弥寿夫 大橋
Masayuki Shimoyama
正之 下山
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Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拭き残しを大幅に減少することができるワイ
パ装置を提供する。 【解決手段】 ワイパモータ2により回転するモータア
ーム3、モータアーム3に連結されたメインアーム5、
メインアーム5に連結された第2のサブアーム8、第2
のサブアーム8に連結されたピボット軸8からなる四節
リンク機構のモータアーム3に結合されてメインアーム
5に対して回転される第1のサブアーム6と、メインア
ーム5に移動可能に支持された伸縮アーム11と、伸縮
アーム11に結合されたワイパアーム12、ワイパブレ
ード13と、第1のサブアーム6と伸縮アーム11にそ
れぞれ回動自在に連結された第3のサブアーム16とを
もつワイパ装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のウイン
ドシールドガラスを払拭するワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の自動車のウインドシールドガラス
は、横方向の長さ寸法に対し、縦方向の長さ寸法が同一
に近くなっている。そのため、2つのワイパブレードを
動かすのが難しくなり、1つのワイパブレードをもつワ
イパ装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のワイ
パ装置において、ワイパブレードの動きは、下部反転位
置から上部反転位置まで移動する往動時と、上部反転位
置から下部反転位置まで移動する復動時とで、同一の軌
跡になっているため、略正方形に近いウインドシールド
ガラスの端部、特に、上方の隅に拭き残しができ、その
結果、安全な視界の確保が難しくなるという問題点があ
った。
【0004】
【発明の目的】この発明は、拭き残しを大幅に減少でき
るワイパ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパ装置では、通電により回転する出力軸をもつ
ワイパモータと、ワイパモータの出力軸に基端部が固定
されたモータアームと、モータアームの先端部に固定さ
れた第1の枢軸と、第1の枢軸が回転自在に挿通された
第1の枢軸孔と、この第1の枢軸孔から離れて配置され
た第2の枢軸孔と、伸縮アームホルダ部とが形成された
メインアームと、第1の枢軸に基端部が固定された第1
のサブアームと、メインアームの第2の枢軸孔に挿通さ
れた第2の枢軸と、基端部が第2の枢軸に支承され、先
端部にピボット軸固定部が形成された第2のサブアーム
と、車体側に回動可能に配置され、第2のサブアームの
ピボット軸固定部が固定されたピボット軸と、メインア
ームの伸縮アームホルダ部にメインアームの長さ方向に
沿って移動可能に支持された伸縮アームと、伸縮アーム
の先端部に結合されたワイパアームと、ワイパアームに
装着されたワイパブレードと、第1のサブアームの先端
部に回転自在にして、伸縮アームの基端部に回動自在に
連結された第3のサブアームとを備えている構成とした
ことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係るワイパ装置で
は、ワイパモータの出力軸の回転により、ワイパブレー
ドが下部反転位置から上部反転位置まで往動されるとき
に、伸縮アームを縮む方向に移動させながらワイパブレ
ードを払拭動可能にして、且つ、ワイパブレードが上部
反転位置から下部反転位置まで復動されるときに、伸縮
アームを伸びる方向に移動させながらワイパブレードを
払拭動可能にした構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係るワイパ装置で
は、ワイパモータの出力軸の回転により、ワイパブレー
ドが下部反転位置から上部反転位置まで往動されるとき
に、伸縮アームを伸びる方向に移動させながらワイパブ
レードを払拭動可能にして、且つ、ワイパブレードが上
部反転位置から下部反転位置まで復動されるときに、伸
縮アームを縮む方向に移動させながらワイパブレードを
払拭動可能にした構成としたことを特徴としている。
【0009】
【発明の作用】この発明に係わるワイパ装置において、
モータアーム、メインアーム、第2のサブアームによっ
て、四節リンク機構が形成されている。そして、ワイパ
ブレードが払拭動する際に、メインアームに対して回転
される第1のサブアームの位置により、第3のサブアー
ムを介して伸縮アームがメインアームに対して伸縮移動
される。つまり、ワイパモータの出力軸の回転により、
ワイパブレードが下部反転位置から上部反転位置まで往
動する際に、第1のサブアームにより、伸縮アームが縮
む方向または伸びる方向に移動されて、ワイパブレード
が払拭動され、ワイパブレードが上部反転位置から下部
反転位置まで復動する際に、第1のサブアームにより、
伸縮アームが伸びる方向または縮む方向に移動されて、
ワイパブレードが払拭動される。それ故、ワイパブレー
ドの動きは、往動時と復動時とで同一の軌跡にならず、
ワイパブレードの往復動で、より大きな払拭範囲が得ら
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】
【0011】
【実施例】図1ないし図7には、この発明に係るワイパ
装置の一実施例が示されている。図示するワイパ装置1
は、ワイパモータ2、モータアーム3、第1の枢軸4、
メインアーム5、第1のサブアーム6、第2の枢軸7、
第2のサブアーム8、ピボットホルダ9、ピボット軸1
0、伸縮アーム11、ワイパアーム12、ワイパブレー
ド13、第1,第2のピン14,15、第3のサブアー
ム16から構成されている。
【0012】ワイパモータ2は、ワイパ制御回路に電気
的に接続されている。ワイパモータ2には、ワイパ制御
回路からの通電によって回転する出力軸2aが備えられ
ている。ワイパモータ2はウインドシールドガラス30
の下方の車体パネル(図示せず、)内に取付けられ、出
力軸2aが車体パネルから突出して配置される。ワイパ
モータ2には、ワイパ定位置停止回路が内蔵されてい
る。このワイパ定位置停止回路は、ワイパブレード13
が払拭途中にあって、下部反転位置Aに戻っていないと
きに、ワイパ制御回路に備えられたワイパスイッチがオ
フされた際、ワイパブレード13が下部反転位置Aに戻
るまでワイパ制御回路からの通電経路を形成し続け、ワ
イパブレード13が下部反転位置Aに戻ったところでそ
の通電経路をカットオフすることによって、ワイパブレ
ード13を下部反転位置Aに自動的に復帰させて停止さ
せる。モータアーム3の基端部には、出力軸固定部3a
が形成されており、先端部には、第1の枢軸固定部3b
が形成されている。出力軸固定部3aは出力軸2aに挿
通された上でナット17が出力軸2aにねじ込まれるこ
とによって出力軸2aに固定されている。モータアーム
3において、出力軸固定部3aから第1の枢軸固定部3
bまでは、図4に示される長さ寸法L1にされている。
第1の枢軸固定部3bには、第1の枢軸4が固定されて
いる。第1の枢軸4には、図2に示されるように、第1
のサブアーム6の基端部に形成された第1の枢軸結合部
6aが固定されているとともに、メインアーム5に形成
された第1の枢軸孔5aが回転自在に挿通されている。
第1のサブアーム6は、第1の枢軸4によってメインア
ーム5に回転可能に支持されている。
【0013】メインアーム5は、板状に成形されてい
る。このメインアーム5の基端部には、丸孔形にされた
第1の枢軸孔5aが配置され、この第1の枢軸孔5aか
ら図4に示される長さ寸法L2だけ離れた位置に、丸孔
形にされた図2に示される第2の枢軸孔5bが形成され
ている。メインアーム5の先端部には、図3に示される
ように、筒形状にされた伸縮アームホルダ部5cが形成
されている。第2の枢軸孔5bには、第2の枢軸7が回
動自在に挿通されている。第2の枢軸7には、メインア
ーム5を挟んで第2のサブアーム8の基端部に形成され
た2個の枢軸孔8a,8bがそれぞれ固定されている。
伸縮アームホルダ部5cは、メインアーム5の長さ方向
に沿って筒状をなし、内部に伸縮アーム11に形成され
た軸部11cが配置されることによって、伸縮アーム1
1をメインアーム5の長さ方向に沿って移動可能に支持
する。第2のサブアーム8は、図2に示されるように、
サブアーム本体部8cと、二股状に配置された第1,第
2のアーム部8d,8eとからなる。第1,第2のアー
ム部8d,8eのそれぞれの基端部に枢軸孔8a,8b
が配置されている。第1,第2のアーム部8d,8eの
それぞれの先端部は、サブアーム本体部8cの基端部に
一体に固定されている。サブアーム本体部8cの先端部
には、ピボット軸固定部8fが形成されている。第1,
第2のアーム部8d,8eの枢軸孔8a,8bからピボ
ット軸固定部8fまでは、図4に示される長さ寸法L3
にされている。ピボット軸固定部8fには、ピボット軸
10が挿通された上でナット18がピボット軸10にね
じ込まれることによってピボット軸10に固定されてい
る。第2のサブアーム8は、サブアーム本体部8cと、
第1,第2のアーム部8d,8eとが一体成形されてい
てもよい。ピボット軸10は、ピボットホルダ9に回動
自在に支持されている。ピボットホルダ9は、ワイパモ
ータ2と同様にして車体パネル内に取付けられ、ピボッ
ト軸10が車体パネルから突出して配置される。ピボッ
ト軸10は、ワイパモータ2の動力によって回動される
ものではなく、第2のサブアーム8を回動可能に支持す
るだけに用いられる。ピボット軸10からワイパモータ
2の出力軸2aまでは、図4に示される長さ寸法L4に
されている。ここで、ワイパモータ2の出力軸2a、モ
ータアーム3、メインアーム5、第2のサブアーム8、
ピボット軸10により、モータアーム3においての出力
軸固定部3aから第1の枢軸固定部3bまでの長さ寸法
L1と、メインアーム5においての第1の枢軸孔5aか
ら第2の枢軸孔5bまでの長さ寸法L2と、第2のサブ
アーム8においての枢軸孔8a,8bからピボット軸固
定部8fまでの長さ寸法L3と、ピボット軸10からワ
イパモータ2の出力軸2aまでの長さ寸法L4とから定
められるレバー比をもつ四節リンク機構が構成されてい
る。
【0014】図2に示されるように、第1のサブアーム
6の先端部には、ピン孔6bが形成されている。ピン孔
6bには第1のピン14が固定されている。第1のピン
14には、第3のサブアーム16の一端部に形成された
第1のピン孔16aが回転自在に挿通されている。第1
のサブアーム6は、モータアーム3の回転位置に対応し
てモータアーム3とともに回転される。第3のサブアー
ム16の他端部には、第2のピン孔16bが形成されて
いる。第2のピン孔16bには、第2のピン15が回動
自在に挿通されている。第2のピン15は、伸縮アーム
11の基端部に形成されたサブアーム連結部11aに回
動自在に連結されている。図3に示されるように、伸縮
アーム11には、基端部にサブアーム連結部11aが配
置され、先端部にアームヘッド部11bが形成され、サ
ブアーム連結部11aとアームヘッド部11bとの間に
軸部11cが形成されている。アームヘッド部11bに
は、ワイパアーム12の基端部が連結ピン11dによっ
てウインドシールドガラス30に向け回動自在に連結さ
れている。アームヘッド部11bとワイパアーム12と
には、アームスプリング(図示せず、)がそれぞれ連結
されているため、このアームスプリングによって、ワイ
パアーム12がウインドシールドガラス30に向け押圧
されている。ワイパアーム12の先端部には、ワイパブ
レード13が取付けられている。ワイパブレード13
は、ワイパアーム12によってウインドシールドガラス
30に押し付けられる。伸縮アーム11の軸部11c
は、メインアーム5の伸縮アームホルダ部5c内に挿入
配置されている。この場合、軸部11cは、円柱形状に
されているが、円柱形状に限らず、角柱形状であっても
楕円柱形状であってもよい。もちろん、軸部11cが角
柱形状である場合には、伸縮アームホルダ部5cは角孔
形状が選ばれ、軸部11cが楕円柱形状である場合に
は、伸縮アームホルダ部5cは楕円孔形状が選ばれる。
【0015】図4に示されるように、ワイパブレード1
3が下部反転位置Aにあるときに第1のサブアーム6は
位置a1にあり、伸縮アーム11をメインアーム5上で
第2の枢軸7から離れた位置b1である伸びた位置に配
置する。図5に示されるように、ワイパブレード13が
下部反転位置Aから上部反転位置Bに到達する前の中間
位置A1まで往動する際に、第1のサブアーム6は位置
a1から位置a2まで回動され、伸縮アーム11をメイ
ンアーム5上で第2の枢軸7に近づけた位置b2である
縮んだ位置に配置する。図6に示されるように、ワイパ
ブレード13が中間位置A1から上部反転位置Bまで往
動する際に、第1のサブアーム6は位置a2から位置a
3まで回動され、伸縮アーム11をメインアーム5上で
第2の枢軸7に一番近づけた位置b3である縮んだ位置
に配置する。図7に示されるように、ワイパブレード1
3が上部反転位置Bで反転され、上部反転位置Bから下
部反転位置Aに到達する前の中間位置B1まで復動する
際に、第1のサブアーム6は位置a3から位置a4まで
回動され、伸縮アーム11をメインアーム5上で第2の
枢軸7から離れた位置b4である伸びた位置に配置す
る。そして、ワイパブレード13が中間位置B1から下
部反転位置Aまで復動する際に、第1のサブアーム6は
位置a4から図4に示される位置a1まで回動され、伸
縮アーム11をメインアーム5上で第2の枢軸7から離
れた位置b1である伸びた位置に配置する。つまり、メ
インアーム5に対して第1のサブアーム6が回転され、
この第1のサブアーム6の回転によって伸縮アーム11
がメインアーム5上を伸縮移動される。そして、ワイパ
ブレード13は、下部反転位置Aから上部反転位置Bま
での往動時に、伸縮アーム11が縮むことによってウイ
ンドシールドガラス30の下方側を払拭動され、上部反
転位置Bから下部反転位置Aまでの復動時に、伸縮アー
ム11が伸びることによってウインドシールドガラス3
0の上方側を払拭動される。
【0016】このような構造をもつワイパ装置1は、横
方向の長さ寸法に対し、縦方向の長さ寸法が同一に近く
なっているウインドシールドガラス30の下方に配置さ
れ、ワイパモータ2がワイパ制御回路に電気的に接続さ
れる。ワイパブレード13が下部反転位置Aにある図4
に示される不使用状態では、第1のサブアーム6は位置
a1にあり、伸縮アーム11はメインアーム5上で第2
の枢軸7から離れた位置b1に配置されている。ワイパ
スイッチがオンされると、ワイパモータ2の出力軸2a
が図4中反時計回転方向に回転を始める。すると、四節
リンク機構を介してワイパブレード13が下部反転位置
Aから上部反転位置Bに向けて往動を開始する。ワイパ
ブレード13が図5に示される中間位置A1を通って図
6に示される上部反転位置Bに到達するまでの間に、第
1のサブアーム6は位置a2を介して位置a1から位置
a3まで回動され、伸縮アーム11がメインアーム5上
を第2の枢軸7に近づきながら移動するため、ワイパブ
レード13がウインドシールドガラス30における下方
側の第1の払拭範囲31を払拭動される。ワイパブレー
ド13は、上部反転位置Bで反転されて下部反転位置A
に向け復動を開始する。ワイパブレード13が図7に示
される中間位置B1を通って図4に示される下部反転位
置Aに到達するまでの間に、第1のサブアーム6は位置
a4を介して位置a3から位置a1まで回動され、伸縮
アーム11がメインアーム5上を第2の枢軸7から遠ざ
かりながら移動するため、ワイパブレード13がウイン
ドシールドガラス30における上方側の第2の払拭範囲
32を払拭動される。このとき、第1の払拭範囲31
と、第2の払拭範囲32とは、往復動で共通の払拭範囲
33をもつ。共通の払拭範囲33は、ウインドシールド
ガラス30において視界の確保をする上で重要である中
央部に配置される。それ故、ワイパブレード13の動き
は、往動時と復動時とで同一の軌跡にならずに共通の払
拭範囲33をもつ第1,第2の払拭範囲31,32とな
り、その結果、往動時と復動時とで同一の軌跡によって
形成される払拭範囲よりも大きくなる。
【0017】なお、上記に反して、ワイパモータ2の出
力軸2aを図4中時計回転方向に回転させるようにする
と、ワイパブレード13が図4に示される状態から往動
を始め、図7に示される中間位置B1を通って図6に示
される上部反転位置Bに到達するまでの間に、第1のサ
ブアーム6が上記と反対方向に回動され、伸縮アーム1
1がメインアーム5上を第2の枢軸7から遠ざかりなが
ら移動するため、ワイパブレード13がウインドシール
ドガラス30における上方側の第2の払拭範囲32を払
拭動される。ワイパブレード13は、上部反転位置Bで
反転されて下部反転位置Aに向け復動を開始する。ワイ
パブレード13が図5に示される中間位置A1を通って
図4に示される下部反転位置Aに到達するまでの間に、
第1のサブアーム6は回動され、伸縮アーム11がメイ
ンアーム5上を第2の枢軸7に近づきながら移動するた
め、ワイパブレード13がウインドシールドガラス30
における下方側の第1の払拭範囲31を払拭動される。
この場合においても、第1の払拭範囲31と、第2の払
拭範囲32とは、往復動で共通の払拭範囲33をもつ。
共通の払拭範囲33は、ウインドシールドガラス30に
おいて視界の確保をする上で重要である中央部に配置さ
れる。それ故、ワイパブレード13の動きは、往動時と
復動時とで同一の軌跡にならずに共通の払拭範囲33を
もつ第1,第2の払拭範囲31,32となり、その結
果、往動時と復動時とで同一の軌跡によって形成される
払拭範囲よりも大きくなる。
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
るワイパ装置によれば、モータアーム、メインアーム、
第2のサブアームによって、四節リンク機構が形成され
ている。そして、ワイパブレードが払拭動する際に、メ
インアームに対して回転される第1のサブアームの位置
により、第3のサブアームを介して伸縮アームがメイン
アームに対して伸縮移動される。つまり、ワイパモータ
の出力軸の回転により、ワイパブレードが下部反転位置
から上部反転位置まで往動する際に、第1のサブアーム
により、伸縮アームが縮む方向または伸びる方向に移動
されて、ワイパブレードが払拭動され、ワイパブレード
が上部反転位置から下部反転位置まで復動する際に、第
1のサブアームにより、伸縮アームが伸びる方向または
縮む方向に移動されて、ワイパブレードが払拭動され
る。それ故、ワイパブレードの動きは、往動時と復動時
とで同一の軌跡にならず、ワイパブレードの往復動で、
より大きな払拭範囲が得られる。よって、拭き残しを大
幅に減少することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るワイパ装置の一実施例の全体外
観図である。
【図2】図1に示したワイパ装置においての四節リンク
機構周りの拡大外観図である。
【図3】図1に示したワイパ装置においての伸縮アーム
部分の断面図である。
【図4】図1に示したワイパ装置の動作を説明する正面
図である。
【図5】図1に示したワイパ装置の動作を説明する正面
図である。
【図6】図1に示したワイパ装置の動作を説明する正面
図である。
【図7】図1に示したワイパ装置の動作を説明する正面
図である。
【符号の説明】
1 ワイパ装置 2 ワイパモータ 2a 出力軸 3 モータアーム 4 第1の枢軸 5 メインアーム 5a 第1の枢軸孔 5b 第2の枢軸孔 5c 伸縮アームホルダ部 6 第1のサブアーム 7 第2の枢軸 8 第2のサブアーム 8f ピボット軸固定部 10 ピボット軸 11 伸縮アーム 12 ワイパアーム 13 ワイパブレード 16 第3のサブアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D025 AB01 AB02 AC01 AD02 AE07 AE49 AE54 AE57 AE66 AE71 AE83

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により回転する出力軸をもつワイパ
    モータと、 前記ワイパモータの出力軸に基端部が固定されたモータ
    アームと、 前記モータアームの先端部に固定された第1の枢軸と、 前記第1の枢軸が回転自在に挿通された第1の枢軸孔
    と、この第1の枢軸孔から離れて配置された第2の枢軸
    孔と、伸縮アームホルダ部とが形成されたメインアーム
    と、 前記第1の枢軸に基端部が固定された第1のサブアーム
    と、 前記メインアームの第2の枢軸孔に挿通された第2の枢
    軸と、 基端部が前記第2の枢軸に支承され、先端部にピボット
    軸固定部が形成された第2のサブアームと、 車体側に回動可能に配置され、前記第2のサブアームの
    ピボット軸固定部が固定されたピボット軸と、 前記メインアームの伸縮アームホルダ部に該メインアー
    ムの長さ方向に沿って移動可能に支持された伸縮アーム
    と、 前記伸縮アームの先端部に結合されたワイパアームと、 前記ワイパアームに装着されたワイパブレードと、 前記第1のサブアームの先端部に回転自在にして、前記
    伸縮アームの基端部に回動自在に連結された第3のサブ
    アームとを備えていることを特徴とするワイパ装置。
  2. 【請求項2】 通電により回転する出力軸をもつワイパ
    モータと、 前記ワイパモータの出力軸に基端部が固定されたモータ
    アームと、 前記モータアームの先端部に固定された第1の枢軸と、 前記第1の枢軸が回転自在に挿通された第1の枢軸孔
    と、この第1の枢軸孔から離れて配置された第2の枢軸
    孔と、伸縮アームホルダ部とが形成されたメインアーム
    と、 前記第1の枢軸に基端部が固定された第1のサブアーム
    と、 前記メインアームの第2の枢軸孔に挿通された第2の枢
    軸と、 基端部が前記第2の枢軸に支承され、先端部にピボット
    軸固定部が形成された第2のサブアームと、 車体側に回動可能に配置され、前記第2のサブアームの
    ピボット軸固定部が固定されたピボット軸と、 前記メインアームの伸縮アームホルダ部に該メインアー
    ムの長さ方向に沿って移動可能に支持された伸縮アーム
    と、 前記伸縮アームの先端部に結合されたワイパアームと、 前記ワイパアームに装着されたワイパブレードと、 前記第1のサブアームの先端部に回転自在にして、前記
    伸縮アームの基端部に回動自在に連結された第3のサブ
    アームとを備え、 前記ワイパモータの出力軸の回転により、前記ワイパブ
    レードが下部反転位置から上部反転位置まで往動される
    ときに、前記伸縮アームを縮む方向に移動させながらワ
    イパブレードを払拭動可能にして、且つ、該ワイパブレ
    ードが上部反転位置から下部反転位置まで復動されると
    きに、該伸縮アームを伸びる方向に移動させながらワイ
    パブレードを払拭動可能にしたことを特徴とするワイパ
    装置。
  3. 【請求項3】 通電により回転する出力軸をもつワイパ
    モータと、 前記ワイパモータの出力軸に基端部が固定されたモータ
    アームと、 前記モータアームの先端部に固定された第1の枢軸と、 前記第1の枢軸が回転自在に挿通された第1の枢軸孔
    と、この第1の枢軸孔から離れて配置された第2の枢軸
    孔と、伸縮アームホルダ部とが形成されたメインアーム
    と、 前記第1の枢軸に基端部が固定された第1のサブアーム
    と、 前記メインアームの第2の枢軸孔に挿通された第2の枢
    軸と、 基端部が前記第2の枢軸に支承され、先端部にピボット
    軸固定部が形成された第2のサブアームと、 車体側に回動可能に配置され、前記第2のサブアームの
    ピボット軸固定部が固定されたピボット軸と、 前記メインアームの伸縮アームホルダ部に該メインアー
    ムの長さ方向に沿って移動可能に支持された伸縮アーム
    と、 前記伸縮アームの先端部に結合されたワイパアームと、 前記ワイパアームに装着されたワイパブレードと、 前記第1のサブアームの先端部に回転自在にして、前記
    伸縮アームの基端部に回動自在に連結された第3のサブ
    アームとを備え、 前記ワイパモータの出力軸の回転により、前記ワイパブ
    レードが下部反転位置から上部反転位置まで往動される
    ときに、前記伸縮アームを伸びる方向に移動させながら
    ワイパブレードを払拭動可能にして、且つ、該ワイパブ
    レードが上部反転位置から下部反転位置まで復動される
    ときに、該伸縮アームを縮む方向に移動させながらワイ
    パブレードを払拭動可能にしたことを特徴とするワイパ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100783579B1 (ko) 2006-11-27 2007-12-07 기아자동차주식회사 자동차의 싱글 와이퍼 개선 구조
WO2018079248A1 (ja) * 2016-10-24 2018-05-03 株式会社デンソー 車両用ワイパ装置及び車両用ワイパ装置の制御方法
WO2018150716A1 (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社ミツバ ワイパ装置およびそれを備えた車両

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