JP2003054256A - ドアトリムの取付構造 - Google Patents

ドアトリムの取付構造

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JP2003054256A
JP2003054256A JP2001245194A JP2001245194A JP2003054256A JP 2003054256 A JP2003054256 A JP 2003054256A JP 2001245194 A JP2001245194 A JP 2001245194A JP 2001245194 A JP2001245194 A JP 2001245194A JP 2003054256 A JP2003054256 A JP 2003054256A
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Japan
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door trim
door
panel
weather strip
inner panel
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JP2001245194A
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Inventor
Naotoshi Kinoshita
尚年 木下
Gentaro Okahara
元太郎 岡原
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、芯金無しのインナシール部材の使
用により芯金の材料費を削減し、リサイクル性を高める
と共に、インナシール部材の溶着不要による作業性向上
を図ることが可能なドアトリムの取付構造を提供するこ
とにある。 【解決手段】 本発明は、ドアガラス3とインナパネル
4との間をシールするインナウェザストリップ8を設
け、インナウェザストリップ8の近傍に位置するドアト
リム9に爪部11を設けると共に、インナパネル4の上
部に爪部11が係合する係合部の隙間7を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドアトリム
の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の車室内には、図8お
よび図9に示す如く、サイドドアのドアパネル51の内
側を覆うドアトリム52が装着されている。また、サイ
ドドアには、ドアパネル51を構成するインナパネル5
3とドアガラス54との間をシールするインナウェザス
トリップ(インナシール部材)55が設けられ、インナ
パネル53の上端部にはインナリンフォース56の上端
部が接合されている。しかも、インナウェザストリップ
55の内部には、芯金55aが埋設されており、剛性を
持たせた構造となっている。
【0003】このようなドアトリム52をインナパネル
53に取付けるには、まず、芯金55a入りのインナウ
ェザストリップ55をドアトリム52のリブ52aなど
の数カ所に溶着して組付ける。その後、インナウェザス
トリップ55が溶着されたドアトリム52を持って、図
示しない結合手段により固定すれば、インナパネル53
の内側に取付けられることになる。この状態では、芯金
55a入りのインナウェザストリップ55がインナリン
フォース56に接触しており、当該インナウェザストリ
ップ55は、ドアトリム52がインナパネル53に対し
て車両横方向で車室側へ浮き上がるのを防止する機能を
有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の取付構造にあっては、サイドドアに設けられる
インナウェザストリップ55が芯金55a入りとなって
いるので、部品コスト高を招くという不具合を有してい
た。また、インナウェザストリップ55の内部に芯金5
5aが埋設されていると、リサイクル時において、金属
の芯金55aと非金属のストリップ本体部とを分離する
工程が必要になるので、リサイクル性が低いという問題
があった。さらに、インナウェザストリップ55は、溶
着によりドアトリム52に組付けているので、組付工数
が増えてしまい、作業性の向上を図ることが困難であっ
た。
【0005】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、芯金無しのインナシール部
材の使用により芯金の材料費を削減し、リサイクル性を
高めると共に、インナシール部材の溶着不要による作業
性向上を図ることが可能なドアトリムの取付構造を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明においては、ドアガラスと
インナパネルとの間をシールするインナシール部材を設
け、該インナシール部材の近傍に位置するドアトリムに
爪部を設けると共に、前記インナパネルの上部に前記爪
部が係合する係合部を設けている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1〜図6は、本発明に係るドアトリムの
取付構造の実施形態を示している。図における自動車の
サイドドアは、ドアパネル1と該ドアパネル1の上部に
配設されるドアサッシュ2とから成り、ドアサッシュ2
には、昇降可能なドアガラス3が組込まれている。ドア
パネル1は、図1〜図4に示す如く、互いに接合して組
付けられるインナパネル4およびアウタパネル5によっ
て構成されており、インナパネル4の上部外側には、補
強部材であるインナリンフォース6の上下端部が接合さ
れ、これによって閉断面形状に形成されている。しか
も、ドアパネル1の上部に位置し、サイドドアの前後方
向に沿って延びるベルトラインの両端部には、図3、図
5および図6に示すように、後述の爪部と係合する隙間
(係合部)7がそれぞれ設けられている。この隙間7
は、インナパネル4の上端部とインナリンフォース6の
上端部との合わせ部に設けられており、図3に示す如
く、インナパネル4とインナリンフォース6とを接合さ
せないことによって、サイドドアの前後方向へ延びる係
合孔の形状に形成されている。なお、サイドドアのベル
トラインの中間部は、図4に示す如く、インナパネル4
とインナリンフォース6とが互いに接合され、隙間7は
設けられていない。
【0009】一方、上記サイドドアには、ドアパネル1
のインナパネル4とドアガラス3との間をシールする帯
状のインナウェザストリップ(インナシール部材)8が
設けられており、このインナウェザストリップ8によっ
て外部から車室内へ騒音、冷気、熱気、水、ホコリ等が
侵入するのを防止している。インナウェザストリップ8
は、芯金無しの構造となっており、その内外壁面には、
ドアガラス3やインナリンフォース6と当接すべく外方
へ延出している複数のリップ8aが間隔を開けて設けら
れている。そして、インナウェザストリップ8の上部内
壁には、後述のドアトリムの上縁部に嵌合する凹溝8b
が設けられている。
【0010】また、上記ドアパネル1の内側には、これ
を覆って車室内の意匠性を高めるなどの機能を有するド
アトリム9が装着されている。このドアトリム9の上縁
部9aの下方には、ほぼ水平方向へ延びるリブ10が設
けられており、これら上縁部9aおよびリブ10によっ
て、インナウェザストリップ8の凹溝8bを形成する下
側リップ8aが挟持されるようになっている。しかも、
ドアトリム9の上部であって、インナウェザストリップ
8の近傍に位置する箇所には、図3、図5および図6に
示す如く、インナパネル4とインナリンフォース6との
合わせ部の隙間7に差し込む板状体の爪部11が設けら
れている。すなわち、この爪部11は、リブ10の先端
側に形成されている。
【0011】上記爪部11は、これを隙間7内に差し込
んだ状態において、インナパネル4およびインナリンフ
ォース6と係合すべく、インナパネル4およびインナリ
ンフォース6と重なるような長さで下方へ向かって延び
ており、ドアトリム9の車幅方向の浮き防止形状に形成
されている。また、爪部11は、ドアガラス3の前後両
端部にそれぞれ設けられており、インナウェザストリッ
プ8のシールがドアパネル1のベルトラインの両端部ま
で維持できるように構成されている。すなわち、インナ
ウェザストリップ8が取付けられているドアトリム9の
位置は、ドアガラス3やインナリンフォース6に対して
変位しないようになっている。
【0012】本発明の実施形態の取付構造によってドア
トリム9を取付けるには、まず、インナウェザストリッ
プ8の凹溝8bをドアトリム9の上縁部9aに嵌合させ
ると共に、上縁部9aおよびリブ10の間に凹溝8bの
下側リップ8aを挟持させることにより、インナウェザ
ストリップ8をドアトリム9に組付ける。次いで、イン
ナウェザストリップ8が組付けられたドアトリム9を持
ち、図5および図6に示す如く、インナパネル4とイン
ナリンフォース6の上端合わせ部に位置する隙間7に爪
部11を差し込んで係合させれば、ドアトリム9はドア
パネル1のインナパネル4に取付けられることになる
(図1〜図4参照)。
【0013】本発明の実施形態に係る取付構造では、ド
アトリム9に爪部11が設けられていると共に、インナ
パネル4とインナリンフォース6との上端合わせ部に隙
間7が設けられ、爪部11を隙間7に差し込むことによ
りドアトリム9がインナパネル4に取付けられるため、
芯金無しのインナウェザストリップ8を用いても、ドア
トリム9の車幅方向の浮き上がりを確実に防ぐことが可
能となり、芯金の材料費を削減できると共に、リサイク
ル時に芯金の分離を行わずに済み、リサイクル性を向上
させることができる。しかも、本実施形態の隙間7は、
孔明け加工することなく設けることが可能であるため、
加工コストが嵩むことは無い。また、本実施形態の取付
構造では、ドアトリム9の爪部11がドアガラス3の両
端部に設けられているため、インナウェザストリップ8
のシール効果がドアパネル1のベルトライン両端部まで
及び、ドアガラス3またはインナリンフォース6とイン
ナウェザストリップ8との間のシール性向上により、風
騒音、外気、ダストの車室内への侵入を防止することが
できる。
【0014】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変
更が可能である。例えば、図7に示す如く、既述の実施
形態におけるドアトリム9の上側両端末部にこれと一体
にドアトリム9の爪部21を設け、この爪部21をイン
ナリンフォース6の上端フランジに当接させてドアトリ
ム9の車幅方向の浮き防止を行ってもよい。ただし、ド
アトリム9のインナパネル4やインナリンフォース6へ
の組付性、爪部21が長くなると波を打つような形状と
なる等を考慮すると、爪部21は上記位置に部分的に設
ける方がよい。
【0015】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るドアトリムの
取付構造は、ドアガラスとインナパネルとの間をシール
するインナシール部材を設け、該インナシール部材の近
傍に位置するドアトリムに爪部を設けると共に、前記イ
ンナパネルの上部に前記爪部が係合する係合部を設けて
いるので、芯金無しのインナシール部材を使用した場合
でも、ドアトリムの幅方向の浮き上がりを確実に防止す
ることが可能となり、これによって芯金の材料費を削減
し、リサイクル性向上およびコストダウンを図ることが
できる共に、インナシール部材の溶着不要による作業性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るドアトリムの取付構造
が適用された自動車のサイドドアを外側より示す側面図
である。
【図2】本発明の実施形態に係るドアトリムの取付構造
が適用された自動車のサイドドアを内側より示す側面図
である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】図2におけるC部を詳細に示す分解斜視図であ
る。
【図6】図2におけるD部を詳細に示す分解斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施形態の変形例に係るドアトリムの
取付構造が適用された自動車のサイドドアを示す断面図
である。
【図8】従来のドアトリムの取付構造が適用された自動
車のサイドドアを示し、インナウェザストリップをドア
トリムに溶着するリブを設けた位置での断面図である。
【図9】従来のドアトリムの取付構造が適用された自動
車のサイドドアを示し、図8とは別の位置のドアトリム
のリブが設けられていない断面図である。
【符号の説明】
1 ドアパネル 2 ドアサッシュ 3 ドアガラス 4 インナパネル 5 アウタパネル 6 インナリンフォース 7 隙間(係合部) 8 インナウェザストリップ(インナシール部材) 9 ドアトリム 9a 上縁部 10 リブ 11,21 爪部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアガラスとインナパネルとの間をシー
    ルするインナシール部材を設け、該インナシール部材の
    近傍に位置するドアトリムに爪部を設けると共に、前記
    インナパネルの上部に前記爪部が係合する係合部を設け
    たことを特徴とするドアトリムの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、前記ドアトリムの爪部を
    差し込む隙間であり、前記インナパネルの上端部と該イ
    ンナパネルに接合されるインナリンフォースの上端部と
    の合わせ部に設けられていることを特徴とする請求項1
    に記載のドアトリムの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ドアトリムの爪部は、前記ドアガラ
    スの両端部に設けられていることを特徴とする請求項1
    または2に記載のドアトリムの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ドアトリムの爪部は、前記インナパ
    ネルおよび前記インナリンフォースと重なるように下方
    へ向かって延びていることを特徴とする請求項2または
    3に記載のドアトリムの取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114126904A (zh) * 2019-07-26 2022-03-01 提爱思科技股份有限公司 车用内部装饰部件
CN114126904B (zh) * 2019-07-26 2024-08-27 提爱思科技股份有限公司 车用内部装饰部件

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