JP2003053127A

JP2003053127A - 空気供給装置

Info

Publication number: JP2003053127A
Application number: JP2001251333A
Authority: JP
Inventors: Masaichi Azuma; 政一東; Yoshikatsu Anzai; 吉勝安斎; Tadachika Sekiguchi; 忠親関口
Original assignee: Nikkiso Co Ltd
Current assignee: Nikkiso Co Ltd
Priority date: 2001-08-22
Filing date: 2001-08-22
Publication date: 2003-02-25

Abstract

(57)【要約】【課題】複数のコンプレッサと複数のドライヤを有
し、負荷に応じてこれらの運転台数を変更する空気供給
装置において、個々のドライヤの運転時間を均一化す
る。【解決手段】低負荷時に運転するドライヤ（以下先発
機）を所定期間ごとに変更する。例えば、ある月には、
１番ドライヤＤ＃１を先発機とし、負荷増加に伴って順
次２番ドライヤＤ＃２、３番ドライヤＤ＃３を追加運転
する。次の月には、先発機を２番ドライヤとし、３番、
１番の順に追加運転する。更に次の月には、先発機を３
番ドライヤとし、１番、２番の順に追加運転する。これ
を繰り返すことによりドライヤ運転時間の均一化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】【０００１】【発明の属する技術分野】本発明は、コンプレッサで圧
縮した空気をドライヤで乾燥させて供給する空気供給装
置に関し、特に、負荷に応じた運転制御に関する。【０００２】【従来の技術】要求に応じて供給空気量を変化させるこ
とができるように、複数台のコンプレッサ、複数台のド
ライヤを備えた空気供給装置が知られている。コンプレ
ッサの運転台数を変更することにより、供給空気量を調
整することができ、そのときにドライヤの運転台数を変
えて、負荷調整を行っている。【０００３】【発明が解決しようとする課題】前述の空気供給装置に
おいて、負荷が小さいときに運転されるドライヤは、限
定されており、長い期間を見たときに、このドライヤの
運転時間が他のものより長くなる。例えば、負荷が小さ
いとき１番ドライヤが運転される、負荷が増加すると１
番と２番、さらに負荷の増加に伴って１番、２番、３番
と運転し、ドライヤの能力を増加させる場合、１番のド
ライヤの運転時間が長くなることが分かる。このように
運転時間が偏ると、一部のドライヤのみ先に劣化し、故
障するという問題があった。【０００４】本発明は、前述の問題点を解消するために
なされたものであり、複数のドライヤの運転時間を平均
化し、劣化を均等なものとすることを目的とする。【０００５】【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明にかかる空気供給装置は、負荷が小さいとき
に運転されるドライヤを固定せず、順次変更して運転を
行う。例えば、３台のドライヤを有する装置において、
ある期間、最小負荷の場合は１番ドライヤを運転し、負
荷増加に伴って２番、３番と追加運転していく。また、
別の期間においては、２番ドライヤをまず運転し、その
後３番、１番の順で追加運転する。これにより一つのド
ライヤに運転が集中することを防止でき、運転時間の均
等化を図ることができる。【０００６】【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態（以下
実施形態という）を、図面に従って説明する。図１は、
本実施形態の空気供給装置１０の概略のシステム構成を
示す図である。空気供給装置１０は、並列に設けられた
５台のコンプレッサＣ＃１〜Ｃ＃５と、これらのコンプ
レッサの下流に配置された３台のドライヤＤ＃１〜Ｄ＃
３を有している。コンプレッサの運転台数は、負荷に応
じて自動的に調整される。さらに、ドライヤの運転台数
も調整される。低負荷時においては、一つのドライヤを
運転し、負荷が増えるに従ってドライヤの運転台数を増
やす。例えば、一つのドライヤで対応できる負荷時にお
いては、１番ドライヤＤ＃１を運転し、２台運転に対応
する負荷量においては１番に加え２番ドライヤＤ＃２を
運転する。更に大きい負荷量に対しては、１番から３番
の全てのドライヤＤ＃１〜Ｄ＃３を運転する。【０００７】前述のように、負荷に応じてドライヤの運
転台数を変更する制御を行う場合に、台数がより少ない
ときに運転されるドライヤの運転時間が他のドライヤに
対して長くなる傾向がある。前述の例においては、１番
ドライヤＤ＃１の運転時間も最も長くなり、続いて２番
（Ｄ＃２）が長く、そして３番（Ｄ＃３）が最も短くな
る。【０００８】このような各ドライヤの運転時間の不均一
さを是正するために、本実施形態においては、所定期
間、例えば１ヶ月ごとに、１台運転時に選択されるドラ
イヤ（以下、先発機）を変更する。具体的には、ある月
において、先発機を１番ドライヤＤ＃１とした場合、次
の月には２番ドライヤＤ＃２を先発機とし、更に次の月
は３番ドライヤＤ＃３とする。これを繰り返すことによ
って、先発機を固定した場合の運転時間の不均一を解消
し、運転時間の均一化を図る。【０００９】さらに、先発機に続いて運転するドライヤ
も順次変更する。すなわち、１番ドライヤＤ＃１が先発
機である場合は、負荷の増加に伴って２番、３番と順に
追加して運転し、２番ドラやＤ＃２が先発機である場合
は、３番、１番と順に追加して運転する。また、先発機
が３番の場合は、１番、２番と順に追加して運転する。【００１０】以上により、各ドライヤの運転時間が均一
化され、特定のドライヤが劣化することを防止してい
る。

【図面の簡単な説明】【図１】本実施形態の空気供給装置の概略システム構
成図である。【符号の説明】１０空気供給装置、Ｃ＃１〜Ｃ＃５コンプレッサ、
Ｄ＃１〜Ｄ＃３ドライヤ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者関口忠親東京都東村山市野口町２丁目16番２号日機装株式会社東村山製作所内Ｆターム(参考） 4D052 AA01 CD01 GA01 GB07

Claims

【特許請求の範囲】【請求項１】コンプレッサで圧縮した空気をドライヤ
にて乾燥させて送り出す空気供給装置において、複数台のコンプレッサと、前記複数台のコンプレッサにより圧縮された空気を乾燥
させる並列に配置されたドライヤと、前記コンプレッサから送り出される空気量が増えるに従
って、この空気を送るドライヤを順次増加させる制御装
置であって、１台で運転するときのドライヤが所定の期
間ごとに変更する制御装置と、を有する空気供給装置。