JP2009054031A - リセット制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路全体のリセット動作時の消費電力を低減する。
【解決手段】リセット制御装置は、複数の回路部を有し、この回路部に対してリセットを順に行うリセット制御装置であって、回路部の中から選択された対象回路部のリセットを指示するシーケンサ20と、このシーケンサの指示に従い対象回路部のリセット信号を選択し、このリセット信号を対象回路部に供給するセレクタ22と、対象回路部の番号をカウントする回路選択カウンタ23と、回路部毎に規定されたリセットサイクル数を格納するリセットサイクルテーブル24と、対象回路部のリセット制御中のクロック数をカウントし、このクロック数が対象回路部のリセットサイクル数に達したことをシーケンサに通知するリセットサイクルカウンタ25とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のグループに分割された回路部に対してリセット制御を順に行うリセット制御装置に関する。
近年のLSIは、低消費電力化により、動作時の消費電力がかなり低く抑えられている。これは、LSIに実装されている回路の中で本当に必要な部分のみを動作させ、不要な部分の回路の動作を止めることによって実現している。回路の動作を止める方法としては、その部分の電源を切る手法やその部分のクロックの供給を止める方法などがある。この機能によりLSI全体の消費電力が低く抑えられるため、LSIへ供給する電力を低減することができる。しかし、リセット時には、実装されている全ての回路を動作させて初期状態(リセット)にする必要がある。この時は、全ての回路が同時に動作するので、その動作に必要な電力は通常動作時に低く抑えられた消費電力よりも大きくなる。
これを回避するために、LSI内の回路を複数の回路ブロックに分割し、各回路ブロックに対してリセットを順次行う方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、全ての回路を同時に動作させないため、リセット動作に必要なピーク電力を抑制することができる。
しかしながら、従来のリセット制御では、全ての回路ブロックに対して、一律のリセットサイクル数の信号を供給している。すなわち、各回路ブロックの性能に応じた信号供給が行われていないため、各回路ブロックのリセットにあたり必要以上の信号供給が行われる場合が生じていた。このため、回路ブロック全体のリセット動作時の消費電力が低減できないという問題があった。
特開2004−110718号公報
本発明は、回路全体のリセット動作時の消費電力を低減することが可能なリセット制御装置を提供する。
本発明の一態様によるリセット制御装置は、複数の回路部を有し、前記回路部に対してリセットを順に行うリセット制御装置であって、前記回路部の中から選択された対象回路部のリセットを指示するシーケンサと、前記シーケンサの指示に従い前記対象回路部のリセット信号を選択し、前記リセット信号を前記対象回路部に供給するセレクタと、前記対象回路部の番号をカウントする回路選択カウンタと、前記回路部毎に規定されたリセットサイクル数を格納するリセットサイクルテーブルと、前記対象回路部のリセット制御中のクロック数をカウントし、前記クロック数が前記対象回路部の前記リセットサイクル数に達したことを前記シーケンサに通知するリセットサイクルカウンタとを具備する。
本発明によれば、回路全体のリセット動作時の消費電力を低減することが可能なリセット制御装置を提供できる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[1]第1の実施形態
第1の実施形態は、リセット制御部に対象回路部毎に指定されたリセットサイクル数を格納するリセットサイクルテーブルを設けることで、リセットサイクル数の対象回路部毎の制御が可能となっている。
[1−1]リセット制御装置の構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリセット制御装置の概略的な構成図を示す。以下に、本実施形態に係るリセット制御装置の全体の構成について説明する。
図1に示すように、リセット制御装置1は、クロック制御部10、リセット制御部20、対象回路部30n(n=0、1、2、…)を備えている。
対象回路部30nは、LSI内に実装されている複数の回路をリセット(初期化)する単位毎に分割して形成されたものである。本実施形態は、幾つかに分割した対象回路部30nに対し順番にリセットを行う。対象回路部30nは、通常動作時にクロック信号の供給されるグループ(機能ブロック)単位で分割するのが効率的であるが、リセット時の消費電力の均一化を図るためにフリップフロップ(FF)の数がほぼ等しくなるように分割してもよい。
リセット制御部20は、外部からリセット入力信号RSTinが入ると対象回路部30nに対して順番にリセット信号RST30nを供給する。これと同時に、クロック制御部10は、外部からクロック入力信号CLKinが入ると対象回路部30nに対して順番にクロック信号CLK30nを供給する。
[1−2]リセット制御部の構成
図2は、本発明の第1の実施形態に係るリセット制御部の具体的な構成図を示す。以下に、本実施形態に係るリセット制御部の具体的な構成について説明する。
図2に示すように、リセット制御部20は、シーケンサ21、セレクタ22、回路選択カウンタ23、リセットサイクルテーブル24、リセットサイクルカウンタ25を備えている。
シーケンサ21は、リセットを行う対象回路部30nに対するリセットを指示する。セレクタ22は、シーケンサ21の指示に従って、対象回路部30nのリセット信号RST30nを選択し、このリセット信号RST30nを対象回路部30nに供給する。回路選択カウンタ23は、リセットを行う対象回路部30nの番号nをカウントする。
リセットサイクルテーブル24は、対象回路部30n毎に規定されたリセットサイクル数を格納する。リセットサイクルカウンタ25は、対象回路部30nのリセット制御中のクロック数をカウントし、このクロック数がリセットサイクルテーブル24に格納されたリセットサイクル数に達したことをシーケンサ21に通知する。
[1−3]リセットサイクルテーブルの内容
図3は、本発明の第1の実施形態に係るリセットサイクルテーブルの内容を示す。以下に、本実施形態に係るリセットサイクルテーブルの内容の一例について説明する。
図3に示すように、リセットサイクルテーブル24は、対象回路部30n(n=回路選択カウンタ値)毎にリセットサイクル数の数値を保持している。このようなリセットサイクルテーブル24は、回路選択カウンタ値をアドレスとするROMを用いれば、容易に構成できる。ここで、回路選択カウンタ値nは、回路選択カウンタ23のカウンタ値として示されている。リセットサイクル数は、リセットサイクルカウンタ25が対象回路部30nのリセット制御中のクロック数をカウントするときの規定値として使用する。
本図では、対象回路部300のリセットサイクル数は4、対象回路部301のリセットサイクル数は10、対象回路部302のリセットサイクル数は6であることを示している。
[1−4]リセット制御の動作
図1乃至図3を用いて、本実施形態に係るリセット制御の具体的な動作について以下に説明する。
まず、リセット入力信号RSTinがリセット制御部20内のシーケンサ21に入力されると、シーケンサ21が動作を開始する。シーケンサ21は、外部のクロック制御部10とセレクタ22に対して、回路選択カウンタ23の示す回路(最初は対象回路部300)へのリセットを指示する。このシーケンサ21の指示により、セレクタ22は対象回路部300に対応するリセット信号RST300を出力し、クロック制御部10も対象回路部300に対応するクロック信号CLK300の供給を開始する。
この時同時に、シーケンサ21は、リセットサイクルカウンタ25に対して、クロック数のカウントの開始を指示する。ここで、リセットサイクルカウンタ25は、回路選択カウンタ23の示すカウンタ値をもとにリセットサイクルテーブル24を引き、対象回路部30n毎に定められたリセットサイクル数を知る。つまり、最初の対象回路部300のカウンタ値nは0であるので、このカウンタ値をもとにリセットサイクル数が4であることを知る。そして、リセットサイクルカウンタ25は、リセットサイクルテーブル24で指定されたリセットサイクル数までクロック数をカウントし、シーケンサ21へ通知する。本例の場合、対象回路部300のリセットサイクル数は4であるため、対象回路部300のクロック数が4に達すると、その旨をリセットサイクルカウンタ25がシーケンサ21に通知する。
リセットサイクルカウンタ25からの通知を受けたシーケンサ21は、クロック制御部10とセレクタ22に対して、対象回路部300へのリセット解除を指示する。セレクタ22は、リセット信号RST300の出力を停止し、クロック制御部10も対象回路部300へのクロック信号CLK300の供給を停止する。その後、シーケンサ21は、回路選択カウンタ23のカウンタ値をインクリメントして、次の回路である対象回路部301へのリセットを指示する。以降、同様に回路選択カウンタ23が最後の対象回路部30nをカウントするまで、順番に繰り返す。
[1−5]リセット動作のタイミング
図4は、本発明の第1の実施形態に係るリセット動作のタイミングチャートを示す。以下に、本実施形態に係るリセット動作のタイミングについて説明する。
図4に示すように、まず、対象回路部300のリセット信号RST300が“H”レベル(高電位)となり、リセット制御が開始される。この対象回路部300のリセットサイクル数は4であるため、クロック信号CLK300が4出力された後、リセット信号RST300は“L”レベル(低電位)となる。これにより、対象回路部300のリセット制御は終了する。次に、対象回路部301のリセット信号RST301が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。この対象回路部301のリセットサイクル数は10であるため、クロック信号CLK301が10出力された後、リセット信号RST301は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部301のリセット制御は終了する。次に、対象回路部302のリセット信号RST302が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。この対象回路部302のリセットサイクル数は6であるため、クロック信号CLK302が6出力された後、リセット信号RST302は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部302のリセット制御は終了する。
このように、本実施形態では、対象回路部30n毎に順番にリセット制御が行われ、対象回路部30n毎に定められたクロック数に応じてクロック信号CLK30nが出力されている。
[1−6]効果
上記第1の実施形態は、LSI内に実装されている複数の回路をリセットする単位毎に分割し、分割された対象回路部30n毎に順番にリセット制御を行う。ここで、本実施形態では、リセット制御部20に、対象回路部30n毎に規定されるリセットサイクル数が格納されたリセットサイクルテーブル24を備えている。このため、従来のように全ての対象回路部30nに対して一律にクロック信号を供給するのではなく、対象回路部30n毎に必要なクロック信号だけを供給すればよいので、リセット制御におけるクロック信号の無駄な供給を抑えることができる。従って、LSI内の対象回路部30nの回路全体のリセット動作時の消費電力を低減することができる。
また、本実施形態では、LSI内に実装されている回路のリセットを全て同時に行なうのではなく、対象回路部30n毎に順番にリセットが行われる。これにより、LSI内の全ての回路を同時にリセットする場合と比べて、リセット時のピーク電力を抑えることができる。このため、LSIパッケージに必要な電源ピンの数はリセット動作時の消費電力をまかなえる数にする必要があるが、上述するようにリセット時のピーク電力を抑えることで電源ピンを増やす必要が無くなる。これにより、電源ピンの増加によりパッケージサイズが大きくなって価格が高くなってしまうという問題も回避できる。
[2]第2の実施形態
第2の実施形態は、対象回路部毎のリセット開始タイミングとリセットサイクル数を別々に指定する。尚、本実施形態では、第1の実施形態と同様の点については説明を省略し、第1の実施形態と異なる点について主に説明する。
[2−1]リセット制御部の構成
図5は、本発明の第2の実施形態に係るリセット制御部の具体的な構成図を示す。以下に、本実施形態に係るリセット制御部の具体的な構成について説明する。
図5に示すように、第2の実施形態のリセット制御部20は、図2に示す第1の実施形態のリセット制御部20と比べて、リセットサイクルカウンタ25A、25Bが複数になり、次起動サイクルカウンタ26が追加されている。
リセットサイクルカウンタ25A、25Bのそれぞれは、対象回路部30nのリセット制御中のクロック数をカウントし、このクロック数がリセットサイクルテーブル24に格納されたリセットサイクル数に達したことをシーケンサ21に通知する。このようなリセットサイクルカウンタ25A、25Bは、対象回路部30n毎に交互に使用される。尚、リセットサイクルカウンタ25A、25Bの数は2つに限定されず、例えば、同時にリセット制御が行われる対象回路部30nの数だけ備えていればよい。
次起動サイクルカウンタ26は、リセットサイクルカウンタ25A、25Bを交互に使用する時の切り替えのタイミングを制御する。具体的には、次起動サイクルカウンタ26は、対象回路部30nのリセット制御中のクロック数をカウントし、このクロック数が次起動サイクル数に達したことをシーケンサ21に通知する。これにより、シーケンサ21は、今使用しているリセットサイクルカウンタと反対側のリセットサイクルカウンタを起動する指示を出す。尚、次起動サイクル数は、リセット制御中の次の対象回路部30nのリセット開始までのサイクル数であり、リセットサイクルテーブル24に対象回路部30n毎に格納されている。
[2−2]リセット制御の動作
図5を用いて、本実施形態に係るリセット制御の動作について以下に説明する。
まず、リセット入力信号RSTinがリセット制御部20内のシーケンサ21に入力されると、シーケンサ21が動作を開始する。シーケンサ21は、外部のクロック制御部10とセレクタ22に対して、回路選択カウンタ23の示す回路(最初は対象回路部300)へのリセットを指示する。このシーケンサ21の指示により、セレクタ22は対象回路部300に対応するリセット信号RST300を出力し、クロック制御部10も対象回路部300に対応するクロック信号CLK300の供給を開始する。
この時同時に、シーケンサ21は、リセットサイクルカウンタ25Aに対して、クロック数のカウントの開始を指示する。ここで、リセットサイクルカウンタ25Aは、回路選択カウンタ23の示すカウンタ値をもとにリセットサイクルテーブル24を引き、対象回路部30n毎に定められたリセットサイクル数を知る。そして、リセットサイクルカウンタ25Aは、リセットサイクルテーブル24で指定されたリセットサイクル数までクロック数をカウントし、シーケンサ21へ通知する。
リセットサイクルカウンタ25Aからの通知を受けたシーケンサ21は、クロック制御部10とセレクタ22に対して、対象回路部300へのリセット解除を指示する。セレクタ22は、リセット信号RST300の出力を停止し、クロック制御部10も対象回路部300へのクロック信号CLK300の供給を停止する。その後、シーケンサ21は、回路選択カウンタ23のカウンタ値をインクリメントして、次の回路である対象回路部301へのリセットを指示する。
対象回路部301では、リセットサイクルカウンタ25Bを使用してリセットサイクル数をカウントし、上記の手順でリセットを行なう。以降、同様に回路選択カウンタ23が最後の対象回路部30nをカウントするまで、リセットサイクルカウンタ25Aとリセットサイクルカウンタ25Bとを交互に使いながら順番に繰り返す。
リセットサイクルカウンタ25A、25Bを交互に使用する時の切り替えのタイミングを制御するために、次起動サイクルカウンタ26を使用する。シーケンサ21は、リセットサイクルカウンタ25A又はリセットサイクルカウンタ25Bを起動する時に、同時に次起動サイクルカウンタ26も起動する。次起動サイクルカウンタ26は、回路選択カウンタ23の示すカウンタ値でリセットサイクルテーブル24を引き、次の対象回路部30nのリセット開始までの次起動サイクル数を知る。そして、リセットサイクルテーブル24で指定された次起動サイクル数までリセット制御中のクロック数をカウントし、シーケンサ21へ通知する。次起動サイクルカウンタ26からの通知を受けたシーケンサ21は、今使用しているリセットサイクルカウンタと反対側のリセットサイクルカウンタを起動する。
[2−3]具体例
(具体例1)
具体例1は、2つのリセットサイクルカウンタ25A、25Bが同時に動作することは無く交互に動作する例である。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るリセットサイクルテーブルの具体例1の内容を示す。図7は、図6のリセットサイクルテーブルに基づくリセット動作のタイミングチャートを示す。以下に、本実施形態の具体例1に係るリセット動作のタイミングについて説明する。
図6に示すように、リセットサイクルテーブル24は、対象回路部30n(n=回路選択カウンタ値)毎に、リセットサイクル数の数値と次の対象回路部のリセットを開始するまでの次起動サイクル数の数値を保持している。ここで、回路選択カウンタ値nは、回路選択カウンタ23のカウンタ値として示されている。リセットサイクル数は、リセットサイクルカウンタ25A、25Bが対象回路部30nのリセット制御中のクロック数をカウントするときの規定値として使用する。次起動サイクル数は、次起動サイクルカウンタ26が対象回路部30nのリセット制御中のクロック数をカウントするときの規定値として使用する。
本例では、対象回路部300のリセットサイクル数は4で次起動サイクル数は5、対象回路部301のリセットサイクル数は10で次起動サイクル数は12、対象回路部302のリセットサイクル数は6で次起動サイクル数は7である。従って、各対象回路部30nにおいて、リセットサイクル数の数値は次起動サイクル数の数値よりも小さくなっている。このため、具体例1では、リセット中のn番目の対象回路部30nと次のn+1番目の対象回路部30n+1のリセット開始が重ならず、n番目の対象回路部30nのリセット終了とn+1番目の対象回路部30n+1のリセット開始との間が空く動作となる。
具体的には、図7に示すように、まず、対象回路部300のリセット信号RST300が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。この対象回路部300のリセットサイクル数は4であるため、クロック信号CLK300が4出力された後、リセット信号RST300は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部300のリセット制御は終了する。ここで、次の対象回路部301のリセット開始のタイミングは、対象回路部300のリセット開始から5サイクル後である。つまり、対象回路部300のリセット終了後に1サイクル空いた後、対象回路部301のリセット信号RST301が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。次に、この対象回路部301のリセットサイクル数は10であるため、クロック信号CLK301が10出力された後、リセット信号RST301は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部301のリセット制御は終了する。ここで、次の対象回路部302のリセット開始のタイミングは、対象回路部301のリセット開始から12サイクル後である。つまり、対象回路部301のリセット終了後に2サイクル空いた後、対象回路部302のリセット信号RST302が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。次に、この対象回路部302のリセットサイクル数は6であるため、クロック信号CLK302が6出力された後、リセット信号RST302は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部302のリセット制御は終了する。
以上の具体例1によれば、対象回路部のリセット終了と次の対象回路部のリセット開始までに間隔を設けることで、雑音を低減することができる。
(具体例2)
具体例2は、2つのリセットサイクルカウンタ25A、25Bが同時に動作している時間がある例である。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るリセットサイクルテーブルの具体例2の内容を示す。図9は、図8のリセットサイクルテーブルに基づくリセット動作のタイミングチャートを示す。以下に、本実施形態の具体例2に係るリセット動作のタイミングについて説明する。
図8に示すように、具体例2において、具体例1と異なる点は、各対象回路部30nにおいて、リセットサイクル数の数値が次起動サイクル数の数値よりも大きくなっている点である。例えば、対象回路部300のリセットサイクル数は4で次起動サイクル数は3、対象回路部301のリセットサイクル数は10で次起動サイクル数は4、対象回路部302のリセットサイクル数は6で次起動サイクル数は1である。このため、具体例2では、リセット中のn番目の対象回路部30nのリセット動作の後半と次のn+1番目の対象回路部30n+1のリセット動作の前半が重なって、2つの対象回路部のリセットが同時に行なわれている期間がある動作となる。
具体的には、図9に示すように、まず、対象回路部300のリセット信号RST300が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。この対象回路部300のリセットサイクル数は4であるため、クロック信号CLK300が4出力された後、リセット信号RST300は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部300のリセット制御は終了する。ここで、次の対象回路部301のリセット開始のタイミングは、対象回路部300のリセット開始から3サイクル後である。つまり、対象回路部300の4サイクル目の動作時に、対象回路部301のリセット信号RST301が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。次に、この対象回路部301のリセットサイクル数は10であるため、クロック信号CLK301が10出力された後、リセット信号RST301は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部301のリセット制御は終了する。ここで、次の対象回路部302のリセット開始のタイミングは、対象回路部301のリセット開始から4サイクル後である。つまり、対象回路部301の5サイクル目の動作時に、対象回路部302のリセット信号RST302が“H”レベルとなり、リセット制御が開始される。次に、この対象回路部302のリセットサイクル数は6であるため、クロック信号CLK302が6出力された後、リセット信号RST302は“L”レベルとなる。これにより、対象回路部302のリセット制御は終了する。
このような具体例2では、例えば、対象回路部300、301間のリセット制御において1サイクルのオーバーラップ時間T1があり、対象回路部301、302間のリセット制御において6サイクルのオーバーラップ時間T2がある。従って、リセット制御に費やすトータルの時間を短縮することができる。
[2−4]リセット制御部の処理手順のフロー
図10は、本発明の第2の実施形態に係るリセット制御部の処理手順のフローチャートを示す。以下に、このフローチャートに沿って、リセット制御部の処理手順について説明する。尚、ここでは、回路選択カウンタ23をXで示し、リセットサイクルカウンタ25A、25BをA、Bで示し、次起動サイクルカウンタ26をNで示す。
最初にリセットする対象回路部300を識別する回路選択カウンタXのカウンタ値を0に、2つあるリセットサイクルカウンタA、Bを識別するflagをA側にする。次に、3つの系統が独立に動き出す。一つは回路選択カウンタXと識別flagを制御し、残り2つはそれぞれリセットサイクルカウンタA、Bを制御する。
回路選択カウンタXと識別flagの制御は、最初に次起動サイクルカウンタNをクリアする(STN1)。次に、次起動サイクルカウンタが指定値に達するまでインクリメントして待つ(STN2)。そして、次起動サイクルカウンタNが指定値に達したら、回路選択カウンタXが全ての対象回路部30nのリセットが終了したか否かを判定する(STN3)。その結果、全ての対象回路部30nのリセットが終了していない場合は、回路選択カウンタXを加算して次の対象回路部301を示し、さらにflagを反対側のBに変更し(STN4)、ステップSTN1からSTN3を繰り返す。一方、全ての対象回路部30nのリセットが終了している場合は、通常動作に移行する。
各リセットサイクルカウンタA、Bの制御は、最初にflagが自分側を示すまで待機する(STA1、STB1)。Flagが自分側になったら、回路Xに対してリセットを開始し、これと同時に、自分のリセットサイクルカウンタをクリアする(STA2、STB2)。次に、リセットサイクルカウンタが指定値に達するまでインクリメントしてリセットが終了するまで待つ(STA3、STB3)。リセットが終了したら、flag指示待ちに戻る(STA1、STB1)。
[2−5]効果
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、第2の実施形態は、リセット制御部20に次起動サイクルカウンタ26を備えている。このため、リセット中の対象回路部の次の対象回路部のリセット開始のタイミングを制御することができる。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係るリセット制御装置の概略的な構成図。 本発明の第1の実施形態に係るリセット制御部の具体的な構成図。 本発明の第1の実施形態に係るリセットサイクルテーブルの内容を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るリセット制御の動作のタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態に係るリセット制御部の具体的な構成図。 本発明の第2の実施形態に係るリセットサイクルテーブルの具体例1の内容を示す図。 図6のリセットサイクルテーブルに基づくリセット動作のタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態に係るリセットサイクルテーブルの具体例2の内容を示す図。 図8のリセットサイクルテーブルに基づくリセット動作のタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態に係るリセット制御部の処理手順のフローチャート。
符号の説明
1…リセット制御装置、10…クロック制御部、20リセット制御部、21…シーケンサ、22…セレクタ、23…回路選択カウンタ、24…リセットサイクルテーブル、25、25A、25B…リセットサイクルカウンタ、26…次起動サイクルカウンタ、30n対象回路部。

Claims (5)

  1. 複数の回路部を有し、前記回路部に対してリセットを順に行うリセット制御装置であって、
    前記回路部の中から選択された対象回路部のリセットを指示するシーケンサと、
    前記シーケンサの指示に従い前記対象回路部のリセット信号を選択し、前記リセット信号を前記対象回路部に供給するセレクタと、
    前記対象回路部の番号をカウントする回路選択カウンタと、
    前記回路部毎に規定されたリセットサイクル数を格納するリセットサイクルテーブルと、
    前記対象回路部のリセット制御中のクロック数をカウントし、前記クロック数が前記対象回路部の前記リセットサイクル数に達したことを前記シーケンサに通知するリセットサイクルカウンタと
    を具備することを特徴とするリセット制御装置。
  2. 前記リセットサイクルテーブルは、前記対象回路部の次に選択される回路部のリセット起動までの次起動サイクル数を前記回路部毎に格納し、
    前記対象回路部のリセット制御中の前記クロック数をカウントし、前記クロック数が前記対象回路部の前記次起動サイクル数に達したことを前記シーケンサに通知する次起動サイクルカウンタをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のリセット制御装置。
  3. 前記回路部毎の前記リセットサイクル数は前記次起動サイクル数よりも小さく設定されており、n番目の回路部のリセット終了とn+1番目の回路部のリセット開始との間が空くことを特徴とする請求項2に記載のリセット制御装置。
  4. 前記回路部毎の前記リセットサイクル数は前記次起動サイクル数よりも大きく設定されており、n番目の回路部がリセット制御中にn+1番目の回路部のリセットが開始されることを特徴とする請求項2に記載のリセット制御装置。
  5. 前記リセットサイクルカウンタは、リセット制御が行われる対象回路部毎に切り替えて使用される複数のカウンタで構成されており、
    前記次起動サイクルカウンタの前記シーケンサへの通知により、前記シーケンサが前記複数のカウンタの切り替えを行うことを特徴とする請求項2に記載のリセット制御装置。
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