JP2003052967A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003052967A
JP2003052967A JP2001245328A JP2001245328A JP2003052967A JP 2003052967 A JP2003052967 A JP 2003052967A JP 2001245328 A JP2001245328 A JP 2001245328A JP 2001245328 A JP2001245328 A JP 2001245328A JP 2003052967 A JP2003052967 A JP 2003052967A
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Sadao Ioki
定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 変動表示ゲームが結果が完全に決定されるま
で遊技者の期待感を引き付けることができる遊技機を提
供する。 【解決手段】 通常の遊技価値の付与に関わる第1の特
別結果態様を形成し得る複数の通常図柄と、通常の遊技
価値よりも大きな遊技価値の付与に関わる第2の特別結
果態様を形成し得る複数の特定図柄とから構成され、通
常図柄は、各通常図柄を識別すると共に第1の特別結果
態様の形成に関わる識別図柄と、各識別図柄に対応して
補助的に設けられる補助図柄とから構成され、変動表示
ゲームの結果態様を特別結果態様とする場合に、特別結
果態様を最終的に導出する前に、一旦特別結果態様以外
の途中結果態様を導出してから再変動表示を行なうこと
が可能な再変動表示制御手段を備え、途中結果態様を通
常図柄の組合せにより形成すると共に、その組合せを形
成する各通常図柄における補助図柄が特定の組合せ態様
となるように形成する手段を含むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示状態を変化さ
せることが可能な表示装置と、該表示装置を用いて複数
の図柄による変動表示ゲームを行わせる表示制御手段と
を備え、該変動表示ゲームの結果態様が予め定められた
特別結果態様となったことに関連して所定の遊技価値を
付与するようにした遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機として、遊技盤上に複数の
図柄を変動表示可能な変動表示装置と、始動入賞口を設
け、この始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて複数の
図柄を変動表示させる変動表示ゲームを行うようにした
パチンコ遊技機が知られている。上記変動表示ゲーム
は、複数の図柄から構成される図柄列を、変動表示装置
に形成された例えば左、中、右の変動表示領域の各々に
おいて上方から下方に各図柄が移動するように変動表示
させることで行われ、変動表示ゲームの開始から所定時
間経過した時点で、各変動表示領域の変動表示を例えば
左、右、中の順に停止させて各々所定の図柄を停止表示
することで結果態様を導出するようになっている。な
お、この結果態様は例えば変動表示ゲームの開始当初に
おいて既に決定されていて、該複数の変動表示領域の変
動表示は、既に決定されている結果態様と一致するよう
に各図柄が停止制御される。
【0003】そして、変動表示ゲームが終了した際に複
数の変動表示領域の各々に停止表示された各図柄が予め
定められた特別結果態様(例えば、「1,1,1」、
「2,2,2」・・・等のぞろ目数字の何れか)を形成
した場合に、遊技価値の付与として特別遊技状態が発生
し、例えば遊技盤に設けられている変動入賞装置が開状
態に変換することで遊技者が多量の遊技球を獲得可能な
状態となる。また、変動表示ゲームが終了する間際、例
えば左変動表示領域と右変動表示領域の変動表示が停止
して、中変動表示領域の変動表示のみが行われている状
態で、左と右に停止表示された図柄がリーチ結果態様
(例えば、「2,−,2」、但し「−」は未停止状態を
表す)を形成した場合には、遊技者に特別遊技状態の発
生に対する期待感を高めるために、中変動表示領域にお
ける変動表示の速度を低速にすると共にその変動表示時
間を通常よりも長くするリーチ変動表示を行うようなも
のも一般的となっている。
【0004】また、近年は、上記変動表示ゲームの興趣
を高めるために、変動表示領域に表示される図柄を従来
から広く使用されている比較的ありふれた数字以外のア
ルファベットや漢字等を用いた新鮮な感覚を与える図柄
にすることも多くなっている。また、遊技者の期待感を
向上させるために、上記特別結果態様が特定の図柄によ
る特定の特別結果態様(例えば、「5,5,5」、
「7,7,7」・・等の奇数図柄によるぞろ目数字の何
れか)として成立した場合には、上記特別遊技状態の発
生のほかに、例えば、特別遊技状態の終了後に次の特別
遊技状態の発生を容易にした特定遊技状態を発生させる
ようにしたものも考えられている。即ち、通常の特別結
果態様(例えば、「6,6,6」等の偶数図柄によるぞ
ろ目数字)が成立した場合には通常の遊技価値が付与さ
れ、特定の特別結果態様が成立した場合には、通常の遊
技価値よりも大きな遊技価値の付与に関わるというもの
である。
【0005】前記特定遊技状態としては、例えば、特別
遊技状態の終了後に変動表示ゲームにおいて特別結果態
様が成立する確率を高めた確率変動状態や、特別遊技状
態の終了後に始動入賞口へ遊技球が入賞し易いようにし
た始動入賞容易化状態などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の変動
表示ゲームにおいては、各変動表示領域における変動表
示を、例えば、左→右→中の順に停止させる過程におい
て、左→右の変動表示が停止した時点でリーチ結果態様
が形成されなかった場合には、その時点で特別結果態様
が成立する可能性がなくなることから、未だ中変動表示
領域の図柄が決定される前の変動表示ゲームの途中で、
遊技者の期待感が既に消滅してしまい、遊技者の期待感
を変動表示ゲームの最後まで引き付けるといった点では
不十分な内容であった。
【0007】さらに、上記のような特別遊技状態の発生
の他に、特定遊技状態を発生可能にした遊技機において
は、例えば、「2,2,2」等の偶数図柄のぞろ目で特
別結果態様が成立した場合よりも、「7,7,7」等の
奇数図柄のぞろ目で特別結果態様が成立した場合の方が
より大きい遊技価値の付与に関わることから、各変動表
示領域に奇数の図柄が表示されることを過度に期待して
しまう傾向にある。例えば、少なくとも特別遊技状態が
発生する可能性は有るにも関わらず、左変動表示領域に
偶数の図柄が表示された時点で期待感が減退してしまう
遊技者も少なくなかった。
【0008】そこで、本発明は、変動表示ゲームが結果
が完全に決定されるまで遊技者の期待感を引き付けるこ
とができると共に、特定図柄以外の通常図柄が表示され
た時でも遊技者の期待感を十分に高めることのできる遊
技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る遊技機は、表示状態を変化させることが可
能な表示装置(変動表示装置102)と、該表示装置を
用いて複数の図柄による変動表示ゲームを行わせる表示
制御手段(表示制御装置400)とを備え、該変動表示
ゲームの結果態様が予め定められた特別結果態様となっ
たことに関連して所定の遊技価値を付与する遊技機にお
いて、前記複数の図柄は、通常の遊技価値の付与に関わ
る第1の特別結果態様を形成し得る複数の通常図柄(a
1〜a3およびb1〜b3)と、該通常の遊技価値より
も大きな遊技価値の付与に関わる第2の特別結果態様を
形成し得る複数の特定図柄(c1〜c6)とから構成さ
れ、前記通常図柄は、当該各通常図柄を識別すると共に
前記第1の特別結果態様の形成に関わる識別図柄(S)
と、各識別図柄に対応して補助的に設けられる補助図柄
(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)とから構成さ
れ、前記表示制御手段は、前記変動表示ゲームの結果態
様を前記特別結果態様とする場合に、当該特別結果態様
を最終的に導出する前に、一旦前記特別結果態様以外の
途中結果態様を導出してから再変動表示を行なうことが
可能な再変動表示制御手段(表示制御装置400)を備
え、前記再変動表示制御手段は、前記途中結果態様を、
前記通常図柄の組合せにより形成すると共にその組合せ
を形成する各通常図柄における補助図柄が特定の組合せ
態様(例えば、a1a,a2a,a3a)となるように
形成する途中結果態様形成手段(表示制御装置400)
を含むようにした。
【0010】これにより、表示制御手段は、変動表示ゲ
ームの結果態様を特別結果態様とする場合に、当該特別
結果態様を最終的に導出する前に、一旦前記特別結果態
様以外の途中結果態様を導出してから再変動表示を行な
うことが可能な再変動表示制御手段を備えているので、
変動表示ゲームが特別結果態様以外で導出されても、そ
の後再変動表示して特別結果態様が導出される可能性は
残ることとなり、変動表示ゲームの途中(例えば、左→
右の停止時点でハズレが確定した場合)で特別結果態様
の成立に対する期待感が減退することを防止でき、遊技
者の期待感を最後まで十分に引き付けることが可能とな
る。
【0011】さらに、再変動表示制御手段は、前記途中
結果態様を、通常図柄の組合せにより形成すると共に、
その組合せを形成する各通常図柄における補助図柄が特
定の組合せ態様となるように形成する途中結果態様形成
手段を含んでいるので、特定図柄よりも期待感が低下し
がちな通常図柄に対しても、その期待感を十分に高める
ことができ、また、補助図柄が特定の組合せを形成した
場合に再変動表示が行なわれるような従来にない斬新な
態様でより興趣性の高い再変動表示を行なうことが可能
となる。
【0012】また、前記途中結果態様形成手段は、前記
途中結果態様を、リーチを発生させるリーチ結果態様と
ならない通常図柄の組合せにより形成するようにでき
る。これにより、変動表示ゲームが特別結果態様やリー
チ結果態様にもならない全くの外れ結果態様で導出され
た場合でも、その後再変動表示して特別結果態様が導出
される可能性は残ることとなり、変動表示ゲームの途中
(例えば、リーチ結果態様以外が導出された時点)で特
別結果態様の成立に対する期待感が減退してしまうこと
を防止でき、遊技者の期待感を最後まで十分に引き付け
ることが可能となる。
【0013】また、前記表示制御手段は、前記再変動表
示制御手段が再変動表示を行なった後の変動表示ゲーム
をリーチ変動表示ゲームで制御すると共に、該再変動表
示を行なう以前に予め当該リーチ変動表示ゲームの種類
を複数種類の中から決定するリーチ表示制御手段(表示
制御装置400)を備え、前記途中結果態様形成手段
は、前記リーチ表示制御手段が決定したリーチ変動表示
ゲームの種類に基づいて、複数種類に設定された前記特
定の組合せ態様の何れかを選択して前記途中結果態様を
形成するようにしてもよい。これにより、変動表示ゲー
ムで導出された結果態様での通常図柄の補助図柄が特定
の組合せ態様となった場合には、その後再変動表示して
リーチ変動表示ゲームに移行する期待感を残すことがで
きるのに加え、リーチ変動表示ゲームに移行した場合に
は、その特定の組合せ態様の種類に応じてリーチ変動表
示ゲームの種類も変化することとなり、より変動表示ゲ
ームが多彩化して興趣性を高めることができる。また、
リーチ変動表示ゲームの種類に応じて特別結果態様の信
頼度が変化するように制御すれば、特定の組合せ態様の
種類に応じて特別結果態様に対する期待感を変化させる
ことができ、更に興趣性を高めることができる。
【0014】また、前記通常図柄における補助図柄は、
複数種の補助図柄群から構成されると共に、各補助図柄
群は互いに近似性もしくは同一性を有するように構成さ
れ、前記途中結果態様形成手段は、前記近似性もしくは
同一性を有する補助図柄の組合せを前記特定の組合せ態
様として前記途中結果態様を形成するようにしてもよ
い。これにより、通常図柄に対する期待感を向上させる
ことができるほか、遊技者はその補助図柄の組合せに対
しても注目することとなり、より変動表示ゲームを多彩
化し興趣性を向上させることができる。
【0015】また、前記再変動表示制御手段は、前記変
動表示ゲームの結果態様を前記第2の特別結果態様とす
る場合に、前記再変動表示を行なうようにできる。これ
により、再変動表示が行なわれるとより大きな遊技価値
の付与に関わる可能性が生じ、遊技者の期待感を変動表
示ゲームの最後まで高めることができる。また、通常図
柄が導出されても第2の特別結果態様が成立する可能性
を残すことができ第2の特別結果態様に対する期待感の
低下を防止することができる。
【0016】また、前記特定図柄は、当該各特定図柄を
識別すると共に前記第2の特別結果態様の形成に関わる
識別図柄と、各識別図柄に対応して補助的に設けられる
補助図柄とから構成され、前記特定図柄における補助図
柄は、各特定図柄毎に異なるように構成することもでき
る。これにより、特定図柄と通常図柄の違いをより明確
にすることができるし、再変動表示が通常図柄の組合せ
のみで行なわれることをより明確にすることができる。
【0017】また、前記通常図柄の補助図柄は、被覆体
(例えば、仮装した人物の顔)を覆う覆体(例えば、仮
面)を模して構成されされると共に、前記特定図柄は、
該被覆体(例えば、仮装した人物の顔)を模して構成さ
れ、前記再変動表示制御手段は、前記途中結果態様とし
て、前記覆体を模した補助図柄による被覆状態を解除す
る表示に対応して前記特定図柄が出現する表示を行い、
当該表示に伴って通常図柄から特定図柄への再変動表示
を行なうようにできる。これにより、再変動表示を従来
に無い斬新な表現で行なうことができ極めて興趣を高め
ることができる。また、通常図柄自体を再変動表示が行
なわれることを示唆するようなものとすることができ、
再変動表示に対する期待感を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用して好適な
遊技機の一例としてのパチンコ遊技機の遊技盤の構成例
を示すものである。図1において、符号100で示され
ているのは遊技盤であり、この遊技盤100の前面に、
下方より発射された遊技球を遊技盤上部に誘導する円弧
状のガイドレール101、変動表示ゲームや特別遊技
(大当たり遊技)における演出表示を行なう表示装置と
しての変動表示装置(特別図柄表示器)102、普通電
動役物からなり上記変動表示ゲームの始動条件を与える
特図始動入賞口103、上記普通電動役物の始動条件を
与える普図始動ゲート104,105、アタッカーと呼
ばれる変動入賞装置106、一般入賞口107,10
8,109,110,111、特図始動入賞口への入賞
により始動記憶として記憶された始動記憶数を表示する
特図始動入賞記憶表示器121、変動表示を利用した補
助遊技を行なう普通図柄表示器122、普図始動ゲート
104への遊技球の通過に伴う記憶数を所定数(例えば
最大4個)まで表示する普図始動記憶表示器123、遊
技の演出効果を高める装飾ランプ124,125、打球
の流れにランダム性を与える風車と呼ばれる打球方向変
換部材126と多数の障害釘(図示略)が設けられてい
る。
【0019】特に限定されるわけでないが、この実施例
では、遊技盤100に設けられた全ての入賞口103〜
111のそれぞれに対応してそこへ入賞した遊技球を検
出するためにマイクロスイッチや非接触型のセンサから
なる入賞センサが設けられている。即ち、特図始動入賞
口103の内部には特図始動センサSS1が、普図始動
ゲート104,105には普図始動センサSS2,SS
3が配置され、変動入賞装置106の内部にはカウント
センサSS4と継続入賞センサSS5、一般入賞口10
7〜111の内部には入賞口センサSS6〜SS10が
それぞれ配置されている。そして、遊技球がこれらの入
賞口に入賞すると、センサSS1,SS4〜SS10か
ら入賞球検出信号が後述の遊技制御装置200へ送ら
れ、遊技制御装置200から排出制御装置300へ賞球
数データが送信されて、球排出装置による賞球排出が行
われるようになっている。
【0020】ここで、上記普図始動ゲート104,10
5への通過球が普図始動センサSS2,SS3により検
出されると普通図柄表示器122が所定時間変動表示動
作されるとともに、その間にさらに普図始動ゲート10
4,105への通過球が発生するとその球数が記憶さ
れ、その記憶数に応じて普図始動入賞記憶表示器123
が点灯される。そして、普通図柄表示器122の変動表
示が停止したときにその表示内容が所定の態様になると
上記普通電動役物からなる特図始動入賞口103が開成
される。
【0021】この開成された特図始動入賞口103ある
いは閉成状態の特図始動入賞口103に遊技球が入賞す
ると特別図柄表示器102が所定時間変動表示動作され
るとともに、その間にさらに特図始動入賞口103への
入賞球が発生するとその球数が記憶されその記憶数に応
じて特図始動入賞記憶表示器121が点灯される。そし
て、特別始動入賞口103への入賞に関連して抽出され
た乱数値の判定を行なった後に、当該判定結果に対応し
た停止図柄を導出すべく、特別図柄表示器102におけ
る変動表示を開始し、所定時間経た後に前記停止図柄に
て停止すべく変動表示を終了する。
【0022】変動表示ゲームにおける複数の図柄は、通
常の遊技価値(例えば、大当り(特別遊技状態))の付
与に関わる第1の特別結果態様を形成し得る複数の通常
図柄と、その通常の遊技価値よりも大きな遊技価値(例
えば、大当り+特定遊技状態)の付与に関わる第2の特
別結果態様を形成し得る複数の特定図柄とから構成さ
れ、前記通常図柄は、各通常図柄を識別すると共に第1
の特別結果態様の形成に関わる識別図柄と、各識別図柄
に対応して補助的に設けられる補助図柄とから構成され
る。通常図柄、特定図柄、識別図柄、補助図柄の詳細に
ついては後述する。
【0023】なお、後述する表示制御手段としての表示
制御装置400は、変動表示ゲームの結果態様を特別結
果態様とする場合に、当該特別結果態様を最終的に導出
する前に、一旦前記特別結果態様以外の途中結果態様を
導出してから再変動表示を行なうことが可能な再変動表
示制御手段を兼ねるようになっている。さらに、前記再
変動表示制御手段は、途中結果態様を、前記通常図柄の
組合せにより形成すると共にその組合せを形成する各通
常図柄における補助図柄が特定の組合せ態様となるよう
に形成する途中結果態様形成手段を含むようになってい
る。
【0024】次いで、上記変動表示の終了を契機に、当
該変動表示に係わった前記判定結果が当たりの場合は、
上記変動入賞装置106が所定時間又は所定入賞球数に
達するまで開成される。
【0025】さらに、上記変動入賞装置106内には一
般入賞領域と継続入賞領域とが設けられており、継続入
賞領域に遊技球が入賞したことを条件として上記変動入
賞装置106の開成動作が所定回数まで繰り返される。
【0026】遊技盤100における上記のような遊技の
進行の制御および遊技制御において使用される乱数の生
成は、上記遊技制御装置200が一連のプログラムを実
行することによって行なわれる。また、上記特別図柄表
示器102における変動表示制御は、遊技制御装置20
0とは別個に設けられた表示制御装置(表示制御手段,
再変動表示制御手段,途中結果態様形成手段)400に
よって、遊技制御装置200の指令に従って行われる。
【0027】ここで、図2に基づいて、遊技制御装置2
00と表示制御装置400の一例を説明する。図2は、
遊技制御装置200と表示制御装置400の概略構成を
示すブロック図である。図2に示されているように、遊
技制御装置200は遊技に必要な役物制御を行う半導体
集積回路化されたワンチップマイコン(広義のCPU)
からなる遊技用マイクロコンピュータ211と、水晶発
振子の発振信号を分周して所定の周波数のクロック信号
を得るクロック生成回路(発振器)212と、各種セン
サからの信号を受け入れる入力インターフェース213
と、ソレノイドなどの駆動手段に対する駆動信号や他の
制御装置に対する制御信号を出力したりする出力インタ
ーフェース214とを含んで構成される。
【0028】上記遊技用マイクロコンピュータ211
は、演算制御手段としての中央処理ユニット(CPU)
と、記憶手段としてROM(リードオンリメモリ)およ
びRAM(ランダムアクセスメモリ)、割込み制御回路
(図示省略)などを内蔵しており、いわゆるアミューズ
チップ用のICとして製造されている。CPUが行なう
遊技進行制御に必要なプログラムや賞球数データはRO
Mに格納されている。
【0029】遊技制御装置200には、入力インターフ
ェース213を介して、賞球排出流路内の賞球検出セン
サ304からの信号、前記特図始動入賞口103内の特
図始動センサSS1、普図始動ゲート104,105内
の普図始動センサSS2,SS3、変動入賞装置106
内の継続入賞領域に対応した継続入賞センサSS5と一
般入賞領域に対応したカウントセンサSS4、一般入賞
口107〜111内の入賞口センサSS6〜SS10か
らの検出信号などが入力される。
【0030】一方、遊技制御装置200からは出力イン
ターフェース214を介して、前記普通図柄表示器12
2等に対する表示駆動信号、普通電動役物を開閉駆動す
る普電ソレノイド315の駆動信号、表示制御装置40
0に対するデータ信号(表示制御情報)、変動入賞装置
106の大入賞口を開閉駆動するアタッカーソレノイド
(大入賞口ソレノイド)314の駆動信号、排出制御装
置300、装飾制御装置500、音制御装置600に対
するデータ信号、図示しない遊技店の管理装置に対して
大当り発生などのデータを送信する盤用外部端子(デー
タ出力端子)312への信号などが出力される。
【0031】表示制御装置400は、表示制御用マイク
ロコンピュータ(CPU)421、遊技制御装置200
とのインタフェース回路422、制御用プログラムや固
定データを記憶するリード・オンリ・メモリ(ROM)
423、制御用CPU421の作業領域を提供したり遊
技制御装置200から送られて来たデータや表示データ
を記憶するランダム・アクセス・メモリ(RAM)42
4、変動表示装置(特別図柄表示器)102を表示駆動
する画像表示コントローラ(VDC)425、表示され
る画像データを格納したフォントROM426、表示補
正を行うγ補正回路427、RAM424から画像表示
コントローラ425へデータをDMA(ダイレクト・メ
モリ・アクセス)転送するDMAコントローラ(DMA
C)428、水晶発振子の発振信号を分周して所定の周
波数のクロック信号を得るクロック生成回路(発振器)
429などで構成される。
【0032】表示制御装置400の表示制御用CPU4
21には、インターフェース回路422を介して、前記
遊技制御装置200から変動表示コマンドや停止図柄デ
ータ、停止コマンドなどの表示制御情報が入力される。
前記遊技制御装置200から表示制御情報が入力される
とインターフェース回路422から制御用CPU421
に対して受信割込みがかかり、これに応じて表示制御用
CPU421は受信データ(表示制御情報)をRAM4
24のバッファ領域に格納する。そして、表示制御用C
PU421は受信データを解析し、例えば変動表示コマ
ンドに基づいて変動表示すべき演出パターン(変動表示
パターン:変動表示態様、キャラクタの表示態様)およ
び変動表示時間を決定して、表示する図柄を示すコード
や表示位置、スクロールなどのコマンドを生成してRA
M424に格納する。そして、上記演出パターンは、変
動時間データと対応させたテーブルの形でROM423
に予め記憶されている。
【0033】画像表示コントローラ425は、DMAコ
ントローラ428によってRAM424から転送されて
来る上記演出パターンに対応したデータ群を内部のRA
Mに読み込み展開する。具体的には、図柄を示すコード
に応じてフォントROM426内に格納されている文字
フォントデータを読み出すとともに表示位置データやコ
マンドに従って、特図遊技のための識別情報として表示
すべき画像データを表示画面と対応させて内部RAMの
表示画像格納領域に格納する。
【0034】その後、画像表示コントローラ425は、
内蔵RAMの表示画像格納領域から表示画像データを読
み出して順次γ補正回路427へ送り、特別図柄表示器
102の表示駆動信号を形成させる。このとき、変動表
示のためのスクロールは、コマンドとスクロール速度な
どのパラメータに従って、画像表示コントローラ425
がアドレス演算によって表示すべき画像データの開始位
置を変化させることによって行われる。また、画像表示
コントローラ425は、表示装置102に対して垂直同
期信号V-SYNCと水平同期信号H-SYNCを送る。γ補正回路
427は、表示装置の信号電圧に対する照度の非線形特
性を補正して、表示装置102の表示照度を調整する。
【0035】次に、図3のフローチャートを参照して表
示制御装置400によって行われる変動表示パターン決
定処理の処理手順について説明する。この処理では、ス
テップS1で表示指令信号に基づく分岐が行われる。な
お、表示指令信号は、遊技制御装置200から表示制御
装置400に対して送信される。
【0036】具体的には、表示指令信号に基づく判定結
果に応じて、ステップS1から、ステップS10の「通
常変動表示パターン」、ステップS20の「外れ変動表
示パターンAの振分け処理」のサブルーチン、ステップ
S30の「外れリーチ変動表示パターンB決定」、ステ
ップS40の「外れリーチ変動表示パターンC決定」、
ステップS50の「当り変動表示パターンAの振分け処
理」のサブルーチン、ステップS60の「当りリーチ変
動表示パターンB決定」、ステップS70の「当りリー
チ変動表示パターンC決定」の7種類の何れかの処理に
分岐される。なお、本実施形態では、「外れ変動表示パ
ターンAの振分け処理」および「当り変動表示パターン
Aの振分け処理」の詳細のみを説明し、他の「外れリー
チ変動表示パターンB決定」、「外れリーチ変動表示パ
ターンC決定」、「当りリーチ変動表示パターンB決
定」、「当りリーチ変動表示パターンC決定」の詳細は
省略する。
【0037】次に図4のフローチャートを参照して、前
記ステップS20の「外れ変動表示パターンAの振分け
処理」の処理手順について説明する。この処理において
は、まず、ステップS201で、リーチ振分け用乱数
(例えば、0〜9)の抽出を行ってステップS202に
移行し、そのリーチ振分け用乱数に基づく分岐が行われ
る。
【0038】例えば、リーチ振分け用乱数が4〜9の場
合には、ステップS203に移行して後述する「弓矢リ
ーチ」に決定し、ステップS204で後述する通常図柄
(仮面状の図柄a1〜a3)による途中結果態様を形成
して図3のフローチャートに戻る。ここで、乱数4〜9
は、0〜9の10個の数字中6個を占めるので、平均的
な出現確率は60%である。
【0039】また、リーチ振分け用乱数が0〜3の場合
には、ステップS205に移行して後述する「空手リー
チ」に決定し、ステップS206で後述する通常図柄
(仮面状の図柄b1〜b3)による途中結果態様を形成
して図3のフローチャートに戻る。ここで、乱数0〜3
は、0〜9の10個の数字中4個を占めるので、平均的
な出現確率は40%である。
【0040】次に図5のフローチャートを参照して、前
記ステップS50の「当り変動表示パターンAの振分け
処理」の処理手順について説明する。この処理において
は、まず、ステップS501で、リーチ振分け用乱数
(例えば、0〜9)の抽出を行ってステップS502に
移行し、そのリーチ振分け用乱数に基づく分岐が行われ
る。
【0041】そして、リーチ振分け用乱数が0〜3(4
0%の確率)の場合には、ステップS503に移行して
後述する「弓矢リーチ」に決定し、ステップS504で
後述する通常図柄(仮面状の図柄a1〜a3)による途
中結果態様を形成して図3のフローチャートに戻る。
【0042】また、リーチ振分け用乱数が4〜9(60
%の確率)の場合には、ステップS505に移行して後
述する「空手リーチ」に決定し、ステップS506で後
述する通常図柄(仮面状の図柄b1〜b3)による途中
結果態様を形成して図3のフローチャートに戻る。
【0043】次に図6を参照して、通常図柄と特定図柄
の例について説明する。図6の(イ)は、通常の遊技価
値(例えば、大当り)の付与に関わる第1の特別結果態
様(例えば、識別図柄が「2,2,2」、「4,4,
4」・・・等の偶数のぞろ目数字の何れか)を形成し得
る複数の通常図柄の例を示す。本実施形態においては、
通常図柄は、覆体としての2種類の仮面状の図柄(a1
〜a3およびb1〜b3)で構成される。仮面状の図柄
a1〜a3およびb1〜b3は、仮面自体を構成する補
助図柄(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)と、前
記第1の特別結果態様の形成に関わる識別図柄(数字)
Sとを組み合わせた図柄で構成されている。
【0044】そして、補助図柄(群)a1a〜a3a同
士およびb1a〜b3aは、それぞれ互いに近似性もし
くは同一性を有するデザインとされている。これによ
り、近似性もしくは同一性を有する補助図柄(a1a〜
a3aおよびb1a〜b3a)の組合せを特定の組合せ
態様として途中結果態様(例えば、補助図柄の仮面の種
類が揃う或いは揃わない等の態様)を形成することによ
り、通常図柄(a1〜a3およびb1〜b3)による所
定の結果態様の出現に加えて、遊技者はその補助図柄
(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)の組合せに対
しても注目することとなり、より期待感を高めることが
できる変動表示ゲームを演出して興趣を向上させること
ができる。なお、補助図柄(群)a1a〜a3a同士お
よびb1a〜b3a同士を、それぞれ互いに近似性もし
くは同一性を有するデザインとしてもよい。また、補助
図柄のデザインは仮面に限定されず、卵の殻のような図
柄であってもよいし、仮面の種類も2種類に限らず3種
類用意するようにしてもよい。
【0045】図6(ロ)は、通常の遊技価値よりも大き
な遊技価値の付与に関わる第2の特別結果態様(例え
ば、「5,5,5」、「7,7,7」・・等の奇数図柄
によるぞろ目数字の何れか)を形成し得る複数の特定図
柄の例を示す。本実施形態では、覆体としての仮面に対
する被覆体として、仮装した人物の顔を模したc1〜c
6の6種類の特定図柄が用意されている。各特定図柄c
1〜c6は、顔部を構成する補助図柄(c1a〜c6
a)と、数字から成り各通常図柄を識別する識別図柄S
とから構成されている。
【0046】また、補助図柄(c1a〜c6a)は、人
の顔を模したデザインに限られず、例えば動物の顔とし
てもよい。また、特定図柄(c1〜c6)における補助
図柄(c1a〜c6a)は、各特定図柄毎に異なるよう
に構成されている。これにより、特定図柄(c1〜c
6)と通常図柄(a1〜a3およびb1〜b3)の違い
をより明確にすることができ、再変動表示が通常図柄の
組合せのみで行なわれることをより明確にすることがで
きる。なお、特定図柄(c1〜c6)は、当り確率が高
まる制御に関わるいわゆる確変図柄である。
【0047】この実施形態では、図6(イ)に示す仮面
状の図柄から成る通常図柄(a1〜a3およびb1〜b
3)は、それに含まれる補助図柄(a1a〜a3aおよ
びb1a〜b3a)が揃ったときに、後述するリーチ態
様(「弓矢リーチ」および「空手リーチ」)の出現によ
り、図6(ロ)に示す特定図柄c1〜c6の何れかに変
化する演出を行う。即ち、再変動表示制御手段としての
表示制御装置400は、途中結果態様としての通常図柄
(a1〜a3およびb1〜b3)の仮面(覆体)を模し
た補助図柄(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)が
揃うと、補助図柄による被覆状態を解除する表示(例え
ば、弓矢や、ゲンコツで仮面を割るような表示)と、そ
れに対応して仮装した人物の顔を模した特定図柄(c1
〜c6)が出現させる演出表示を行い、被覆状態を解除
したときには、通常図柄(a1〜a3およびb1〜b
3)から特定図柄(c1〜c6)による再変動表示を行
なうように制御する。これにより、再変動表示を従来に
無い斬新な表現で行なうことができ極めて興趣を高める
ことができる。また、通常図柄(a1〜a3およびb1
〜b3)自体が、再変動表示が行なわれることを示唆す
るようになり再変動表示に対する期待感を高めることが
できる。
【0048】次に図7から図10を参照して、通常図柄
から特定図柄へ変化するリーチ態様の例を説明する。図
7は、(A1)に示すように識別図柄(数字)が「2,
6,10」のように異なる外れ態様、あるいは(A2)
に示すように識別図柄(数字)が「4,8,12」のよ
うに異なる外れ態様であるが、仮面が同じ(即ち、補助
図柄のデザインが同じ)である途中態様の出現により、
(B)の「弓矢リーチ」あるいは(C)の「空手リー
チ」に発展する状態を示す。即ち、表示制御手段として
の表示制御装置400は、再変動表示制御手段が再変動
表示を行なった後の変動表示ゲームをリーチ変動表示ゲ
ームで制御すると共に、再変動表示を行なう以前に予め
当該リーチ変動表示ゲームの種類を複数種類の中から決
定するリーチ表示制御手段(表示制御装置400)を備
え、途中結果態様形成手段(表示制御装置400)は、
リーチ表示制御手段が決定したリーチ変動表示ゲームの
種類に基づいて、複数種類に設定された特定の組合せ態
様の何れかを選択して途中結果態様を形成するようにし
ている。これにより、変動表示ゲームで導出された結果
態様での通常図柄(a1〜a3およびb1〜b3)の補
助図柄(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)が特定
の組合せ態様となった場合には、その後再変動してリー
チ変動表示ゲームに移行する期待感を残すことができる
のに加え、リーチ変動表示ゲームに移行した場合には、
その特定の組合せ態様の種類に応じてリーチ変動表示ゲ
ームの種類も変化することとなり、より変動表示ゲーム
が多彩化して興趣性を高めることができる。
【0049】なお、「弓矢リーチ」(B)に発展する
か、「空手リーチ」(C)に発展するかは、前出の図4
の「外れ変動表示パターンAの振分け処理」のステップ
S202のリーチ振分け用乱数に基づく分岐あるいは、
前出の図5の「当り変動表示パターンAの振分け処理」
のステップS502のリーチ振分け用乱数に基づく分岐
によって決定される。
【0050】図8は、「弓矢リーチ」(B)の表示の流
れを示す説明図である。図7(A1)に示すように識別
図柄(数字)は異なるが、補助図柄(仮面)が同じであ
る通常図柄の外れ態様が表示されると、その後、図8
(a)に示すように、上部に外れ態様の通常図柄a1,
a2,a3が移動表示され、その下方に「馬にまたがり
弓矢を持った3人の仮装した人物m1〜m3」が表示さ
れた画面に切り替わる。
【0051】次いで所定時間経過後に、図8(b)に示
すように3人のうち人物m1が登場する画面に切り替わ
り、さらに所定時間経過後に、図8(c)に示すよう
に、例えば人物m1が馬に乗って左端の通常図柄a1の
仮面に向けて矢を射りながら右側から左側に駆け抜ける
様子の動画が表示される。そして、射られた矢が通常図
柄a1の仮面に当たると仮面が割れる様子が表現(再変
動表示)され、図8(d)に示すように、割れた仮面か
ら「仮装した人物の顔」を模した特定図柄c4(識別図
柄Sは「7」)が拡大されて現れる様子が表示される。
【0052】次いで、図示は省略するが、人物m2が馬
に乗って矢を右端の通常図柄a3の仮面に向けて射りな
がら右側から左側に駆け抜ける様子の動画が表示され、
射られた矢によって割れた仮面から特定図柄c4(識別
図柄Sは「7」)が現れる様子が表示される。
【0053】そして、最後に、図8(e)に示すよう
に、人物m3が馬に乗って矢を中央の通常図柄a2の仮
面に向けて射りながら右側から左側に駆け抜ける様子の
動画が表示され、射られた矢によって割れた仮面から特
定図柄の何れかが現れる様子が表示される。
【0054】なお、通常図柄a2に矢が当たって特定図
柄が現れる様子は、例えば図9のように段階的に表現す
ることができる。即ち、図9の(ア)に示すように、ま
ず通常図柄a2の仮面(補助図柄a2a)が左右に割れ
る様子が表示され、次いで外れ図柄としての特定図柄c
3(識別図柄Sは「5」)が一旦表示される。続いて、
仮面が再び閉じて通常図柄a2(識別図柄Sは「6」)
が一旦表示された後、再度仮面が左右に割れ、当り図柄
として特定図柄c4(識別図柄Sは「7」)が確定表示
される。なお、通常図柄a2,特定図柄c3で確定表示
されても結果的にハズレとなるパターンもある。
【0055】このようにして、「仮装した人物の顔」で
表現される特定図柄c4が3つ揃った場合には、それぞ
れの識別図柄Sは何れも「7」であるので、「7,7,
7」のゾロ目による大当りが発生する。このように、変
動表示ゲームが特別結果態様以外で導出されても、その
後再変動表示して特別結果態様が導出される可能性は残
るので、変動表示ゲームの途中で特別結果態様の成立に
対する期待感が減退することを防止でき、遊技者の期待
感を最後まで十分に引き付けることが可能となる。
【0056】図10は、「空手リーチ」(C)の表示の
流れを示す説明図である。図7(A2)に示すように識
別図柄(数字)は異なるが、補助図柄(仮面)は同じで
ある通常図柄の外れ態様(図10の場合には、通常図柄
b1〜b3で識別図柄は「4,8,12」)が表示され
ると、その後、図10(a)に示すように、下部に外れ
態様の通常図柄b1,b2,b3が移動表示され、背景
の中央から「仮装した大男G」が現れる画面に切り替わ
る。次いで、図10(b)に示すように、仮装した大男
Gの両手の拳によって左右の通常図柄b1,b3の仮面
が打ち砕かれる様子が表示(再変動表示)される。そし
て、図10(c)に示すように、通常図柄b1,b3の
「仮面」が、「仮装した人物の顔」の特定図柄c1,c
1(識別図柄は「1」)に変化すると共に、中央の通常
図柄b2の「仮面」が前方側に逃げる様子が表現され
る。
【0057】次いで、図10(d)に示すように、逃げ
る通常図柄b2の「仮面」を大男Gが追いかける様子が
表現され、この先は乱数抽出等に応じて、図10(e)
→(f)と、図10(g)→(h)の二通りのパターン
に分かれる。図10(e)→(f)のパターンでは、通
常図柄b2の「仮面」が大男Gの拳で打ち砕かれ(再変
動表示)、「仮装した人物の顔」で表現される特定図柄
c1が3つ揃い、それぞれの識別図柄Sは何れも「1」
であるので、「1,1,1」のゾロ目による大当りが発
生する。
【0058】また、図10(g)→(h)のパターンで
は、通常図柄b2の「仮面」が大男Gの拳による破壊を
免れる様子が表現され、左右の図柄に特定図柄c1,c
1、中図柄に通常図柄b2が停止表示された状態とな
り、識別図柄も「1,8,1」となって外れ状態とな
る。このように、本実施形態においては、変動表示ゲー
ムが特別結果態様以外の停止態様が導出されても、その
後再変動表示して特別結果態様が導出される可能性は残
るので、変動表示ゲームの途中で特別結果態様の成立に
対する期待感が減退することを防止でき、遊技者の期待
感を最後まで十分に引き付けることが可能となる。
【0059】以上のように、表示制御手段としての表示
制御装置400は、変動表示ゲームの結果態様を特別結
果態様(例えば、「5,5,5」、「7,7,7」・・
等の奇数図柄によるぞろ目数字の何れか)とする場合
に、この特別結果態様を最終的に導出する前に、一旦特
別結果態様以外の途中結果態様を導出してから再変動表
示を行なうことが可能な再変動表示制御手段(表示制御
装置400)により、途中結果態様を、通常図柄(a1
〜a3およびb1〜b3)の組合せにより形成すると共
に、途中結果態様形成手段(表示制御装置400)によ
り、その組合せを形成する各通常図柄(a1〜a3およ
びb1〜b3)における補助図柄(a1a〜a3aおよ
びb1a〜b3a)が特定の組合せ態様(例えば、補助
図柄の仮面の種類が揃う態様)となるように形成してい
る。これにより、変動表示ゲームが特別結果態様以外で
導出されても、その後に再変動表示して特別結果態様が
導出される可能性は残ることとなり、変動表示ゲームの
途中(例えば、左→右の停止時)で特別結果態様の成立
に対する期待感が減退することを防止でき、遊技者の期
待感を最後まで十分に引き付けることが可能となる。
【0060】また、途中結果態様を、通常図柄(a1〜
a3およびb1〜b3)の組合せにより形成すると共
に、その組合せを形成する各通常図柄における補助図柄
(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)が特定の組合
せ態様となるようにしているので、特定図柄(c1〜c
6)よりも期待感が低下しがちな通常図柄に対しても、
その期待感を十分に高めることができ、また、補助図柄
(a1a〜a3aおよびb1a〜b3a)が特定の組合
せを形成した場合に再変動表示が行なわれるような従来
にない斬新な態様でより興趣性の高い再変動表示を行な
うことが可能となる。
【0061】また、前出の図8,図9に対応したタイム
チャート(図11)に示すように、図柄を再変動させた
後に上述の「弓矢リーチ」状態を発生させるようにして
いる。即ち、左図柄,右図柄、中図柄について、図11
(a)〜(c)に示すように通常の変動表示を所定時間
行った後に、順次、仮停止(各図柄が揺動表示される)
する(例えば、通常図柄による「2,6,10」が仮停
止。なお、この停止状態で確定表示されてハズレとなる
場合もある。)。次いで、各図柄が再変動を開始すると
共に、上述の「弓矢リーチ」状態を演出する。そして、
最終的に、特定図柄c1〜c6による確定停止を行う。
【0062】このように、再変動表示制御手段としての
表示制御装置400は、変動表示ゲームの結果態様を第
2の特別結果態様(例えば、「5,5,5」、「7,
7,7」・・等の奇数図柄(確定図柄)によるぞろ目数
字の何れか)とする場合に、再変動表示を行なうことに
より、再変動表示が行なわれるとより大きな遊技価値の
付与に関わる可能性が生じ、遊技者の期待感を変動表示
ゲームの最後まで高めることができる。また、通常図柄
が導出されても第2の特別結果態様が成立する可能性を
残すことができ第2の特別結果態様に対する期待感の低
下を防止することができる。
【0063】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示され
た実施の形態はすべての点で例示であって開示された技
術に限定されるものではないと考えるべきである。すな
わち、本発明の技術的な範囲は、上記の実施形態におけ
る説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あく
までも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであ
り、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許
請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。例えば、リ
ーチ変動表示ゲームの種類に応じて特別結果態様の信頼
度が変化するように制御する場合には、特定の組合せ態
様の種類に応じて特別結果態様に対する期待感を変化さ
せることができ、更に興趣性を高めることができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、表示制御手段は、変動
表示ゲームの結果態様を特別結果態様とする場合に、当
該特別結果態様を最終的に導出する前に、一旦前記特別
結果態様以外の途中結果態様を導出してから再変動表示
を行なうことが可能な再変動表示制御手段を備えている
ので、変動表示ゲームが特別結果態様以外で導出されて
も、その後再変動表示して特別結果態様が導出される可
能性は残ることとなり、変動表示ゲームの途中(例え
ば、左→右の停止時)で特別結果態様の成立に対する期
待感が減退することを防止でき、遊技者の期待感を最後
まで十分に引き付けることが可能となるという効果があ
る。
【0065】また、再変動表示制御手段は、前記途中結
果態様を、通常図柄の組合せにより形成すると共に、そ
の組合せを形成する各通常図柄における補助図柄が特定
の組合せ態様となるように形成する途中結果態様形成手
段を含んでいるので、特定図柄よりも期待感が低下しが
ちな通常図柄に対しても、その期待感を十分に高めるこ
とができ、また、補助図柄が特定の組合せを形成した場
合に再変動表示が行なわれるような従来にない斬新な態
様でより興趣性の高い再変動表示を行なうことが可能と
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な遊技機の一例としての
パチンコ機の遊技盤の構成例を示す正面図である。
【図2】上記遊技盤の裏面を含むパチンコ機の裏側に設
けられる制御系全体の構成例を示すブロック図である。
【図3】変動表示パターン決定処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図4】外れ変動表示パターンAの振分け処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図5】当り変動表示パターンAの振分け処理の処理手
順を示すフローチャートである。
【図6】通常図柄および特定図柄の例を示す説明図であ
る。
【図7】外れ態様から「弓矢リーチ」あるいは「空手リ
ーチ」に発展する状態を示す説明図である。
【図8】「弓矢リーチ」の表示の流れを示す説明図であ
る。
【図9】通常図柄a1〜a3に矢が当たって特定図柄c
4が現れる様子を示す説明図である。
【図10】「空手リーチ」の表示の流れを示す説明図で
ある。
【図11】図柄を再変動させた後に弓矢リーチ状態を発
生させる場合のタイムチャートである。
【符号の説明】
100 遊技盤 101 ガイドレール 102 特別図柄表示装置(変動表示装置) 103 特図始動入賞口 104,105 普図始動ゲート 106 変動入賞装置 107,108,109,110,111 一般入賞口 121 特図始動入賞記憶表示器 122 普通図柄表示器 123 普図始動入賞記憶表示器 124,125 装飾ランプ 126 打球方向変換部材 200 遊技制御装置 211 遊技用マイクロコンピュータ 212 クロック生成回路 213 入力インターフェース 214 出力インターフェース 220 排出制御装置 240 装飾制御装置 250 音制御装置 304 賞球検出器 314 アタッカーソレノイド 315 普通電動役物駆動ソレノイド 400 表示制御装置(表示制御手段,再変動表示制御
手段,途中結果態様形成手段,リーチ表示制御手段) 421 表示制御用マイクロコンピュータ 422 インタフェース回路 423 リード・オンリ・メモリ 424 ランダム・アクセス・メモリ 425 画像表示コントローラ 426 フォントROM 427 γ補正回路 428 DMAコントローラ 429 クロック生成回路 700 表示領域 a1〜a3およびb1〜b3 通常図柄(覆体,仮面状
の図柄) a1a〜a3aおよびb1a〜b3a 補助図柄(仮面
自体) c1〜c6 特定図柄(仮装した人物の顔の図柄) S 識別図柄(1〜12の数字) m1〜m3 馬にまたがり弓矢を持った3人の仮装した
人物 G 大男

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示状態を変化させることが可能な表示
    装置と、該表示装置を用いて複数の図柄による変動表示
    ゲームを行わせる表示制御手段とを備え、該変動表示ゲ
    ームの結果態様が予め定められた特別結果態様となった
    ことに関連して所定の遊技価値を付与する遊技機におい
    て、 前記複数の図柄は、通常の遊技価値の付与に関わる第1
    の特別結果態様を形成し得る複数の通常図柄と、該通常
    の遊技価値よりも大きな遊技価値の付与に関わる第2の
    特別結果態様を形成し得る複数の特定図柄とから構成さ
    れ、 前記通常図柄は、当該各通常図柄を識別すると共に前記
    第1の特別結果態様の形成に関わる識別図柄と、各識別
    図柄に付随して補助的に設けられる補助図柄とから構成
    され、 前記表示制御手段は、前記変動表示ゲームの結果態様を
    前記特別結果態様とする場合に、当該特別結果態様を最
    終的に導出する前に、一旦前記特別結果態様以外の途中
    結果態様を導出してから再変動表示を行なうことが可能
    な再変動表示制御手段を備え、 前記再変動表示制御手段は、前記途中結果態様を、前記
    通常図柄の組合せにより形成すると共にその組合せを形
    成する各通常図柄における補助図柄が特定の組合せ態様
    となるように形成する途中結果態様形成手段を含むこと
    を特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記途中結果態様形成手段は、前記途中
    結果態様を、リーチを発生させるリーチ結果態様となら
    ない通常図柄の組合せにより形成するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記再変動表示制
    御手段が再変動表示を行なった後の変動表示ゲームをリ
    ーチ変動表示ゲームで制御すると共に、該再変動表示を
    行なう以前に予め当該リーチ変動表示ゲームの種類を複
    数種類の中から決定するリーチ表示制御手段を備え、 前記途中結果態様形成手段は、前記リーチ表示制御手段
    が決定したリーチ変動表示ゲームの種類に基づいて、複
    数種類に設定された前記特定の組合せ態様の何れかを選
    択して前記途中結果態様を形成することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記通常図柄における補助図柄は、複数
    種の補助図柄群から構成されると共に、各補助図柄群は
    互いに近似性もしくは同一性を有するように構成され、 前記途中結果態様形成手段は、前記近似性もしくは同一
    性を有する補助図柄の組合せを前記特定の組合せ態様と
    して前記途中結果態様を形成することを特徴とする請求
    項1から請求項3の何れかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記再変動表示制御手段は、前記変動表
    示ゲームの結果態様を前記第2の特別結果態様とする場
    合に、前記再変動表示を行なうことを特徴とする請求項
    1から請求項4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特定図柄は、当該各特定図柄を識別
    すると共に前記第2の特別結果態様の形成に関わる識別
    図柄と、各識別図柄に対応して補助的に設けられる補助
    図柄とから構成され、 前記特定図柄における補助図柄は、各特定図柄毎に異な
    るように構成されたこと特徴とする請求項1から請求項
    5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記通常図柄の補助図柄は、被覆体を覆
    う覆体を模して構成されると共に、前記特定図柄は、該
    被覆体を模して構成され、 前記再変動表示制御手段は、前記途中結果態様として、
    前記覆体を模した補助図柄による被覆状態を解除する表
    示に対応して前記特定図柄が出現する表示を行い、当該
    表示に伴って通常図柄から特定図柄への再変動表示を行
    なうことを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに
    記載の遊技機。
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