JP2003052785A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2003052785A
JP2003052785A JP2001250051A JP2001250051A JP2003052785A JP 2003052785 A JP2003052785 A JP 2003052785A JP 2001250051 A JP2001250051 A JP 2001250051A JP 2001250051 A JP2001250051 A JP 2001250051A JP 2003052785 A JP2003052785 A JP 2003052785A
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shower
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cold air
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spray
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JP2001250051A
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Masao Noguchi
正夫 野口
Akihiko Nakajima
昭彦 中島
Yukinori Ozaki
行則 尾崎
Shigeru Shirai
白井  滋
Shunji Imai
俊次 今井
Sunao Asami
直 朝見
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室で心臓にやさしい、リラックスしたシャ
ワー浴が味わえるシャワー装置を提供する。 【解決手段】 人体に向けて噴射し、人体の左右両側に
形成させた、温熱効果を有する冷気遮断膜を備えた噴霧
ノズルA31と、前記噴霧ノズルA31を移動させる移
動手段46から構成され、噴霧ノズルA31からのシャ
ワーにより冷気遮断膜を形成して効率よく人体を温める
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴者に流体を噴
出する噴霧ノズルを有するシャワー装置で、特にバスタ
ブ入浴のように身体全体を同時に温める全身シャワー
と、東洋医学分野で言われる壷という人体の要部および
その周辺部を集中して噴射し温熱刺激を与え、血行促進
を図る部分シャワーを備えたシャワー装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】シャワー浴は、入浴準備の手軽さ、省ス
ペースなどの特徴から簡単な入浴手段として、慣習化し
てきているが、シャワー入浴では、温まりにくい、リラ
ックスした気分が味わえないなどの課題がある。この課
題を解消するため様々なシャワー装置が考案されてい
る。例えば、特開昭61−94616号公報あるいは特
開平9−830619号公報に記載されているようなも
のが一般的である。先ず特開昭61−94616号公報
は、図8に示すように、網の背もたれ部、座部を有する
椅子の周りにリング状のシャワーヘッドを往復移動可能
に設けることにより、椅子に座っているだけで自動的に
シャワーが浴びられるようにするシャワーボックスであ
る。これは、ボックスA1内に背もたれ部A3、座部A
4、網A5からなる椅子A6を設置し、全方位シャワー
へッドA7はリング状のパイプ内周側に複数のシャワー
ノズルA8を設けて椅子A6と全方位シャワーヘッドA
7の前部Aaとの間に人体を余裕をもって収容できる空
間をあけて、椅子A6を前後左右から覆い、椅子A6の
上端Abと下端Acとの間を往復移動可能に設けたもの
である。椅子に座るだけで、全方位シャワーが身体の回
りからシャワーを浴びせながら、背もたれ部と座部の間
を往復移動するので、楽にシャワーを浴びることができ
るというものである。
【0003】また、特開平9−830619号公報は、
図9に示すように、シャワー浴本体と入浴者が着座する
着座手段10Aと、入浴者に温水を噴出する噴霧ノズル
11と、少なくとも1つの噴霧ノズル12を設けたアー
ム13を設けて構成したもので、入浴者は椅子に座りな
がら、噴霧が身体全体を包む込み温まり感を得ることが
できるというものである。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら上記従来
の特開昭61−94616号公報あるいは特開平9−8
30619号公報に記載されているシャワー装置では、
着座された入浴者の、首部周辺の上方から両肩前後に入
り込んでくる冷気流、あるいは人体背面周辺から人体左
右両サイドを経て両脇肩甲骨部、両脇腹部に巻き込んで
流入する冷気流があり、この冷気流が肌寒さを助長し、
浴槽入浴と同等の、全身の温まり感を得るのには問題が
あった。例えば十分な温まり感を得るには長時間、シャ
ワーを浴びらなければならなかったり、あるいは湯の温
度を必要以上に高めて利用するなど、過度の熱さからく
る不快さや、省資源、省エネルギーの観点からも課題が
あった。
【0005】特に特開昭61−94616号公報の場合
は、リング状のパイプ内周側に複数個のシャワーノズル
A8を設けた全方位シャワーヘッドA7からの温水が、
同時には身体の一部分に掛かるだけなので、シャワーヘ
ッドA7が通過する時、そのシャワーヘッドA7からの
温水が掛かる部分だけしか身体を温めることができない
ことや、人体背面の左右両サイドと前面から巻き込んで
くる冷気流が多いため、身体全体を同時に温めるバスタ
ブ入浴のように温まることはできないなどの課題を有し
ていた。
【0006】また特開平9−830619号公報の場合
は、首部周辺の上方から両肩前後に入り込んでくる冷気
流、あるいは人体背面左右両サイドから巻き込んでくる
冷気流を防止するためには、アーム13に配置する噴霧
ノズルを、両脇肩甲骨部から両脇腹部、そして肩部から
胸部、腹部、膝や足元など、所謂人体の前面と側面を狙
って、両サイドのアームに数多くのノズルを、配列せざ
るを得ないなどの課題があり、この結果シャワー浴本体
は小形化しにくいなど、全身温浴シャワー装置としての
課題があった。逆に着座面積が広く取れるメリットがあ
るため、介護老人や身体障害者など、体の動きに不自由
な方々に対しては、着座しやすい等の特長もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、冷気遮断膜を形成する噴霧ノズルと、この噴
霧ノズルの位置を好みに応じて調整移動が可能な移動手
段を具備して構成してある。
【0008】上記発明によれば、冷気遮断噴霧ノズル
を、入浴者の好み(あるいは人体の大きさ)に応じて位
置調整し、最適な位置から噴霧するようにして冷気遮断
膜により人体を包み込み、人体に噴射されたシャワーに
よって直接触れる温熱作用と、冷気遮断膜による外部か
らの冷気遮断作用によって全身の温熱作用を効果的に発
揮させる。この結果体全体を温め、血行レベルを平均的
に上昇させることができ、浴槽入浴に比べて、心臓への
負担が少なく、疲労回復やリラックス性が増す効果が得
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、各請求項に記載の形態
で実施できるものである。すなわち請求項1の発明は、
人体に向けて噴射し、人体の左右両側に温熱効果を有す
る冷気遮断膜を備えた噴霧ノズルAと、前記噴霧ノズル
Aを移動させる移動手段から構成しているので、噴霧ノ
ズルAを、入浴者の最適な位置に調整移動が可能にな
り、人体背面の左右両サイドから両脇肩甲骨部、両脇腹
部に巻き込んで流入する冷気流を、最適な遮断膜形成に
より効果的に防止ができる。
【0010】また請求項2の発明によれば、首部周辺を
覆うように温熱効果を有する冷気遮断膜を備えた噴霧ノ
ズルBと、前記噴霧ノズルBを移動させる移動手段から
構成しているため、噴霧ノズルBは、入浴者の首部周辺
で最適な位置に調整移動が可能になり、上面から下方へ
巻き込んでくる冷気流を、最適な遮断膜形成により効果
的に防止ができる。
【0011】また請求項3の発明によれば、人体の左右
両側に温熱効果を有する冷気遮断膜を形成する噴霧ノズ
ルAと、人体の首部周辺を覆うように温熱効果を有する
冷気遮断膜を形成する噴霧ノズルBと、前記噴霧ノズル
A、Bを移動させる移動手段とから構成しているため、
人体背面の左右両サイドから両脇肩甲骨部、両脇腹部に
巻き込んで流入する冷気流と、首部の周辺の上面から下
方へ巻き込んでくる冷気流を防止することが可能にな
り、それぞれの流入面に冷気遮断膜を形成させたシャワ
ーカーテンで人体3面を包み込み、同時に両脇肩甲骨
部、両脇腹部、そして首部の周辺の人体に噴射されたシ
ャワーによって直接肌に触れる温熱作用と、冷気遮断膜
による外部からの冷気遮断作用と内部の熱気を封じ込め
る熱気封じ作用を得ることができる。
【0012】また請求項4の発明によれば、移動手段
は、噴霧ノズルA、Bをシャワー装置本体に配設された
ヒンジ部を介して移動するように構成しているため、横
幅の異なる入浴者に対して適切な冷気遮断膜を形成させ
ることができる。この結果入浴者の大きさに応じた最適
な遮断膜によって内部の熱気を封じ込める、所謂熱気封
じ作用が増大する。
【0013】また請求項5の発明にによれば、移動手段
は、噴霧ノズルA、Bを上下方向または左右方向あるい
は一定の傾斜角を有して移動するように構成しているた
め、横幅や身長の異なる入浴者に対してノズルの位置調
整範囲が広くなり、最適な遮断膜形成が容易に得られ
る。この結果入浴者の体形、大きさに応じて、冷気遮断
作用と、内部の熱気の、最適な形で封じ作用がが増大
し、そして温熱作用を増進させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おけるシャワー装置の側面構成図で、このうち人体に掛
かっているハンチング、あるいは破線は、全身シャワー
手段の噴霧状態を示す。図2は、実施例1におけるシャ
ワー装置の正面構成図、図3、図4(a)(b)は、実
施例1のシャワー装置に搭載される冷気遮断噴霧ノズル
の構成と、その略噴霧パターンを示す。なお、同じ番号
が付記されいる要素は、同じ部品が(例えば噴霧ノズル
やアーム手段など)左右対称に配置され、同じ動作と作
用を指すことを示し、詳細な説明は省略する。
【0016】先ず図1から図2において、シャワー装置
の全身シャワー手段は、人体の両脇肩甲骨部から両脇腹
部に噴射して人体背面の左右両サイドから両脇肩甲骨
部、両脇腹部に巻き込んで流入する冷気流を遮断し、且
つ温熱作用も兼ねるように略肩幅、あるいは略肩幅よ
り、やや大き目の左右後方に配設された冷気遮断噴霧ノ
ズルA31(図2参照)と、首部周辺に噴射して首部周
辺を覆い、上面から下方へ巻き込んでくる冷気流を遮断
し、温熱作用も兼ねるように首部周辺後方に配背された
冷気遮断噴霧ノズルB32と、合せて人体背中から腰部
に噴射し、温熱シャワーが得られるように背部後方のシ
ャワー本体に配設された噴霧ノズル33と、人体前面
(肩部、胸部、腹部、膝や足元)に噴射し、温熱シャワ
ーが得られるように、複数のシャワーノズルを有するノ
ズルヘッド34とで構成してあり、前記ノズルヘッド3
4はシャワー本体35から人体前面に移動するように設
けたアーム手段36に具備させてある。
【0017】またアーム手段36は、径の異なる円弧状
のパイプ管状に重合させ外側パイプに該当する固定式シ
リンダー37と、内側パイプに位置する摺動アーム38
と、前記固定式シリンダー37内に流入した流体を受け
て移動する摺動アーム38を必要以上にスライドさせな
いように前記固定式シリンダー37に内に設けたスライ
ド制止部39と、前記摺動アーム38の端部に係止し、
シリンダー流入口40から流入した流体が前記固定式シ
リンダー37と摺動アーム38の間からリークしないよ
うに抑えつつ、流体圧を受けて摺動アーム38を駆動す
るシール型フランジ部41から構成される。また前記ス
ライド制止部39とシール型フランジ部41との間にス
プリング(図示省略)を係止させてた構成としている。
そして上記流体圧を受けるシール型フランジ部41と、
前記スライド制止部39とシール型フランジ部41との
間に配設されたスプリングとで駆動手段を構成してい
る。
【0018】ノズルヘッド34には、人体前面の肩部、
胸部や腹部、そして膝や足元に向けて噴射し、温熱シャ
ワーが得られるように、異なる噴霧パターンを有する噴
霧ノズル42、43、44を配列している。また、ノズ
ルヘッド34は、噴霧方向を任意に微調整ができるよう
に、アーム軸回転が可能に構成されている。さらにシャ
ワー本体35やアーム手段36に設けている各種噴霧ノ
ズルは、ノズル自身でも噴霧方向の微調整が可能なよう
に回転自在に構成されている。さらに温熱感を高めるた
め、アーム自身や各部位の噴霧ノズルを複数個配置して
構成されている。
【0019】また冷気遮断噴霧ノズルA31は、シャワ
ー本体35から左右に引き出し、入浴者の肩幅などの大
きに応じて調整できるようにヒンジ部45を介して任意
の位置に引き出し可能にした手持ち操作型の冷気遮断ノ
ズル移動手段46を備えて構成されている。そして冷気
遮断噴霧ノズルA32は、上下方向に高さ調整ができる
ように冷気遮断ノズル移動手段47を備えて構成されて
いる。
【0020】一方、人体周辺に巻き込んで流入する冷気
流を遮断するために配設された冷気遮断形噴霧ノズルの
うち、図3に示す噴霧ノズ48は、扁平状の扇形に噴霧
する扇形をした噴霧パターン49を形成し前記の図1
に示したようにシャワーカーテン、を形成してい
る。また図4(a)に示す噴霧ノズル50は、噴霧角が
大きく、充円錐状の広角形噴霧パターン形状51で噴
霧され、これも冷気遮断噴霧ノズルとして有効に利用で
きるものである。これらの広角形噴霧ノズル50や、扇
形噴霧ノズル48を、例えば冷気遮断噴霧ノズルA31
として用いる場合は、左右に1個、あるいは複数個、上
下方向に配列し、冷気遮断面積を可能な限り大きくし
て、適切に構成すれば有効に作用する。一方冷気遮断噴
霧ノズルB32として用いる場合も、広角形噴霧ノズル
50や、扇形噴霧ノズル48を、1個ないし、複数個、
ほぼ水平方向に配列して、首部周辺における水平面の冷
気遮断面を大きく形成させるように適切に構成すれば良
い。
【0021】また部分シャワー手段は、人体の略肩甲骨
に向けて集中して噴射する噴霧ノズルE56と、人体の
略臀部に向けて集中して噴射する噴霧ノズルF57と、
人体の略肩部背面に向けて集中して噴射する噴霧ノズル
G58から構成されている。そして部分シャワー手段に
おける噴霧ノズル56、57および58には、上下方向
に位置調整ができるようにノズル調整手段59、60、
61を、それぞれ備えて構成されている。
【0022】また全身シャワー手段から部分シャワー手
段へ順に切り替えて運転する運転モード切替手段55を
具備して構成されている。
【0023】次に動作と作用について説明する。入浴者
がシャワー装置の前に背を向けて着座、あるいは、立居
し、混合栓などを操作すると、流体が運転モード切替手
段55を経て、先ず、全身シャワー手段へ流入され、そ
してシリンダー流入口40を介して前記固定式シリンダ
ー37へ流入される。シール型フランジ部41の受圧面
に掛かる流体圧により、スプリングの押し戻す復元力に
逆らって、シール型フランジ部41と一体に且つ円弧状
に沿って摺動アーム38が押し上げられると共に、同時
にノズルヘット34も人体前面方向に移動する。
【0024】ここでアーム手段36は、アーム単体の伸
縮する軌道が円弧状に二次元的に伸縮する他に、アーム
の軌道が広がる方向に設定されていることや、ノズルヘ
ッド34自身の傾きを可変できるような機構を付設して
いるため、総合した噴霧パターンを、人体前面を包む方
向に調整できる。所謂人体に対して3次元方向にシャワ
ー方向が形成されるように移動する。
【0025】また冷気遮断噴霧ノズルA31、B32か
ら噴射する噴霧膜によって人体背面の左右両サイドから
両脇肩甲骨部、両脇腹部に巻き込んで流入する冷気流
と、首部の周辺の上面から下方へ巻き込んでくる冷気流
を防止することができ、所謂それぞれの流入面に冷気遮
断膜、を形成するシャワーカーテンで人体3面を包
み込み、同時に両脇肩甲骨部、両脇腹部、そして首部の
周辺の人体に噴射されたシャワーによって受ける温熱作
用と、冷気遮断膜によって、その内部の熱気を封じ込め
る熱気封じ作用が得られる。
【0026】すなわちこれらの上面と、人体左右の3面
をシャワカーテンで覆い、人体前面へ移動したノズルヘ
ッド34の噴霧ノズル42、43、44から肩部、胸
部、腹部、膝や足元に噴射して得られる温熱と、人体背
中の噴霧ノズル33から噴霧による温熱を閉じ込めるこ
とによって、人体が、直接噴霧に浴びることによる温熱
作用と、シャワーカーテン内部に閉じ込めて得た内部空
間の温熱上昇作用との相乗作用が一段と増大し、より速
く体全体の温まり感と平均的な血行促進が得られる。
【0027】つづいて全身シャワー手段によって体全体
が平均的に温まった後、運転モード切替手段57を、全
身シャワー手段から部分シャワー手段に切り替える。こ
れにより人体の略肩甲骨に向けて集中して噴射する噴霧
ノズル58、あるいは人体の略臀部に向けて集中して噴
射する噴霧ノズル57と、人体の略肩部背面に向けて集
中して噴射する噴霧ノズル56のいずれか、またはこれ
ら併用して使用することによって、東洋医学分野で言わ
れる壷という人体の要部に集中してシャワーが噴射さ
れ、その噴射力による触圧と温熱刺激が得られ、さらに
要部の血行促進を、一段と拡大することができる。
【0028】このように全身シャワーと部分シャワーを
相互に繰り替えし利用することによって、体全体の温ま
り感に、全身の血行促進を図りつつ、集中した要部の温
熱刺激が加わるため、血行促進を部分的に回復し得なか
った要部の血行促進を図ることができ、全身浴とリラッ
クス感が共に得られ、疲れを癒す効果が増大する。
【0029】なおアーム手段の駆動方式には、水圧方式
の他に、他の方法としてアーム手段を手持ちで動かす手
動式や、電動モータ(ACモータ、DCモータ、このう
ちギャードモータ、ステッピングモータも含まれる)、
電磁力で並行移動させる電磁式などが考えられる。
【0030】またノズルヘッドを任意の位置に移動する
機構としては、アームを円弧状に移動させる構成以外
に、関節部を設け、その関節面が球面状の場合は、球面
に沿って3次元的に回転移動する方法や、関節部で軸回
転やモーメント回転によって移動する方法、そして、そ
れらを複数方式利用する方法も、当然考えられる。
【0031】また肩部、胸部、腹部、膝や足元のシャワ
ーを担う噴霧ノズル42、43、44は、ノズルヘッド
ではなくアームに直接適切な位置に直設配置しても問題
はない。
【0032】(実施例2)図5は、本発明の実施例2に
おけるシャワー装置の正面構成図を示し、実施例1と異
なる点は、左右に配置された冷気遮断噴霧ノズルA31
の移動手段60にある。
【0033】なお図番は見やすくするため説明に要する
もののみ付記するが、実施例1と同一構成部分は同一の
ものを意味する。以下図6、図7も同様である。
【0034】図5において移動手段60は、高さ調整が
手持ちで可能にしたもので、入浴者の左右に対して噴霧
ノズルA31の高さ位置を調整して、最適な冷気遮断膜
を形成させることができる。
【0035】(実施例3)図6は、本発明の実施例3に
おけるシャワー装置の正面構成図を示し、実施例1と異
なる点は、左右に配置された冷気遮断噴霧ノズルA31
の移動手段61にある。
【0036】図6において 移動手段61は、一定の傾
斜角を有して、手持ちで引き出し可能にしたもので、大
人から子供までの身体サイズが、大人に成るほど、肩幅
と座高が高くなる傾向に対応して、調整ができる特長を
持っている。
【0037】(実施例4)図7は、本発明の実施例4に
おけるシャワー装置の正面構成図を示し、実施例1と異
なる点は、左右に配置された冷気遮断噴霧ノズルA31
の移動手段62にある。
【0038】図7において移動手段62は、左右方向に
手持ちで引き出し、位置調整を可能にしたもので、大人
から子供までの身体サイズに対応して調整ができる特長
を持っている。
【0039】なお、図5から図7に示したように、冷気
遮断噴霧ノズル移動手段46、47、60、61、62
における駆動手段としては、前記のような手持ち操作で
移動する方式以外に、水圧を利用した圧力方式とか、電
動モータ(ACモータ、DCモータ、このうちギャード
モータ、ステッピングモータも含まれる)、あるいは電
磁力で並行移動させる電磁式などの駆動方式等を用いる
ことも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の発明から明らかなように本発明の
シャワー装置によれば、冷気遮断膜による外部からの冷
気遮断作用と内部の熱気を封じ込める熱気封じ作用及び
シャワーによる温熱作用によって、体全体を温め、血行
促進を高め、この結果、浴槽入浴に比べて、心臓への負
担が少ないリラックスしたシャワー浴が得られる。さら
に冷気遮断噴霧ノズルの位置調整が可能な移動手段を設
けているため、身体サイズの異なる入浴者に対しても、
冷気遮断膜の最適な位置に調整ができ、効率の良い冷気
流入の遮断作用と、熱気封じ作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるシャワー装置の側面
構成図
【図2】同実施例1におけるシャワー装置の正面構成図
【図3】同実施例1のシャワー装置に搭載する噴霧ノズ
ルの構成図
【図4】(a)同実施例1のシャワー装置に搭載する他
の噴霧ノズルの構成図 (b)同噴霧ノズルの噴霧パターン図
【図5】本発明の実施例2におけるシャワー装置の正面
構成図
【図6】本発明の実施例3におけるシャワー装置の正面
構成図
【図7】本発明の実施例4におけるシャワー装置の正面
構成図
【図8】従来のシャワー装置の構成図
【図9】従来の他のシャワー装置の構成図
【符号の説明】
30 全身シャワー手段 31 噴霧ノズルA 32 噴霧ノズルB 45 ヒンジ部 46、47、60、61、62 移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 行則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 白井 滋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 俊次 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 朝見 直 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA01 FA02 4C094 AA01 BC12 DD14 EE20 GG03 4C099 AA01 CA01 CA20 EA07 GA30 LA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に向けて噴射し、人体の左右両側に
    温熱効果を有する冷気遮断膜を形成する噴霧ノズルA
    と、前記噴霧ノズルAを移動させる移動手段とから構成
    したシャワー装置。
  2. 【請求項2】 首部周辺を覆うように温熱効果を有する
    冷気遮断膜を形成する噴霧ノズルBと、前記噴霧ノズル
    Bを移動させる移動手段とから構成したシャワー装置。
  3. 【請求項3】 人体の左右両側に温熱効果を有する冷気
    遮断膜を形成する噴霧ノズルAと、人体の首部周辺を覆
    うように温熱効果を有する冷気遮断膜を形成する噴霧ノ
    ズルBと、前記噴霧ノズルA、Bを移動させる移動手段
    とを備えたシャワー装置。
  4. 【請求項4】 移動手段は、シャワー装置本体に配設さ
    れ、ヒンジ部を介して移動するように構成された請求項
    1から3のいずれか1項記載のシャワー装置。
  5. 【請求項5】 移動手段は、上下方向または左右方向あ
    るいは一定の傾斜角を有して移動するように構成された
    請求項1から3のいずれか1項記載のシャワー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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