JP2003052070A - 緊急呼接続システム - Google Patents

緊急呼接続システム

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 端末による緊急呼が通常呼に比べて短い遅延
時間で接続することができる緊急呼接続システムを提供
する。 【解決手段】 無線アクセス網130は、緊急呼番号b
と緊急呼オフィス接続空き端子番号NBを基に報知情報
NBbを形成し、基地局130−2から放送する。さら
に、移動体端末140は、放送される報知情報NBbを
記憶し、ユーザからの記緊急呼の発信を検出した際に
は、報知情報NBbに含まれる緊急呼オフィス接続空き
端子番号NBを一つ選択し、無線アクセス網130に対
し、空き端子番号NBを含む緊急呼番号bを用いて、緊
急呼の発信要求信号を送信する。交換機120は、無線
アクセス網130からの緊急呼を受信すると、緊急呼を
通常呼よりも短い時間で緊急呼オフィス110へ接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急呼接続システ
ムに関し、特に通常呼と比較して緊急呼の接続遅延時間
の短縮を可能にするシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】緊急呼優先接続方式を利用した移動体通
信システムに関する技術が、特開平5−75536号に
記載されている。
【0003】この従来技術によると、緊急呼優先接続方
式を利用した移動体通信システムは、一般クラス、また
は優先クラスの何れかのクラスが指定された移動体端末
と、無線回線で接続された移動体端末との間で、各種信
号の送受信を行う無線基地局から構成されている。無線
基地局は、自無線ゾーン内の通信が輻輳状態の時、自無
線ゾーン内の移動体端末に対して規制情報を送出する。
移動体端末は規制情報を受信した際、自端末が優先クラ
スであれば、自端末からの発信に対しては規制をせずに
発信処理を行う。自端末が一般クラスであれば、発信処
理を停止する。一般クラスの移動体端末には、必要な各
部の動作を制御する制御手段と、予め設定された緊急呼
番号および受信した規制情報を格納するメモリ手段が設
けられている。制御手段は、一般クラスの移動体端末の
ユーザがダイヤルしたダイヤル番号を検出した時は、メ
モリ手段から緊急呼番号と規制情報とを読み出した後、
検出したダイヤル番号と緊急呼番号とを照合する。照合
の結果、検出したダイヤル番号が緊急呼番号と一致した
場合には、規制情報を受信していても、緊急呼番号と一
致したダイヤル番号に対しては、優先的に発信処理を行
う。
【0004】パーソナル通信システムにおける緊急通信
方法及びパーソナル通信システムに関する技術が、特開
平6−326771号に記載されている。
【0005】この従来技術によると、パーソナル通信シ
ステムにおける緊急通信方法は次の方法で行う。呼を発
生する電話端末装置から第1のパーソナル通信アクセス
情報、及び緊急通信識別情報を送出する。さらに、緊急
通信識別情報に応答して第1のパーソナル通信アクセス
情報に対応する電話番号を決定し、決定された電話番号
が割り当てられている電話端末装置へ呼を着信させる。
第1のパーソナル通信アクセス情報は、着信先パーソナ
ル番号及び優先順位であり、一定時間経過時に応答が無
い場合には、優先順位に従って次の優先順位の電話端末
装置へ呼を着信させる。
【0006】パーソナル通信システムにおける緊急通信
システムは、第1のパーソナル通信アクセス情報を記録
した記録媒体を読み取る読み取り装置、及び緊急通信識
別情報を出力する識別情報出力装置を有する電話端末装
置、電話端末装置が接続される交換機、第1のパーソナ
ル通信アクセス情報と着信先電話番号との対応づけを記
録するデータベース、交換機とデータベースとの間に接
続された信号装置から構成されている。信号装置は、呼
の発生に際して電話端末装置から送出された緊急通信識
別情報を受信したことを交換機から通知されたとき、呼
を発生した電話端末装置からの第1のパーソナル通信ア
クセス情報でデータベースを検索する。信号装置は、さ
らに検索で得られた着信先電話番号を管理している交換
機を介して、検索で得られた着信先電話番号が割り当て
られている電話端末装置へ呼を着信させる。
【0007】移動局のアクセス制限方法とそれを用いた
移動体通信システムに関する技術が、特開平8−317
471号に記載されている。
【0008】この従来技術によれば、移動体通信システ
ムはサービスエリアに備えた基地局と、サービスエリア
内に存在する複数の移動局とを無線回線で接続し、各移
動局は基地局を介して他のネットワークに接続して構成
されている。この移動体通信システムでは、ランダムア
クセスチャネルに対する移動局の発信動作を、グループ
選択的且つ有限長の時間幅をもって一時的に禁止する通
信規制情報を備えている。この通信規制情報を、報知チ
ャネルを介して移動局に送信する。通信規制情報には、
規制対象の移動局電話番号の数値条件を示す番号情報
と、通信規制時間の終了時刻の情報が含まれている。
【0009】通信規制情報を受信し、自局が規制対象で
あることを検出した場合に、発信禁止時間内では、個別
呼び出しされた場合と、ユーザが警察通報及び消防・救
急通報を要求する緊急通信の場合を除き、自局の発信を
禁止する発信禁止機能と、通信規制中であることと、そ
の解除をユーザに報知する出力機能を備えている。移動
局は、さらにアクセス規制の対象である場合と、非対象
である場合の、二つの異なる待ち受け受信モードを備え
ており、それぞれの場合において受信レベルの表示形式
を変更するようにしている。
【0010】緊急呼優先接続装置及び緊急呼優先接続シ
ステムに関する技術が、特開平11−98554号に記
載されている。この従来技術の構成図を図13に示す。
【0011】第1の緊急呼優先接続装置10は、呼受け
付け手段11、通話回線監視手段12、切り替えメッセ
ージ通知手段13、接続可能数管理手段14、一般呼移
動手段15、緊急呼接続手段16とから構成される。呼
受け付け手段11は、呼の受け付けを行う。通話回線監
視手段12は、基地局40との通話回線の状態を監視す
る。切り替えメッセージ通知手段13は、通話回線がす
べて塞がった状態で緊急呼である呼を受け付けた場合、
緊急呼を保留した後、基地局40に対して通話中である
一般呼のチャネルを他基地局50に切り替えることを指
示する。接続可能数管理手段14は、切り替えメッセー
ジ13aに対する基地局40からの応答メッセージ14
aを参照し、チャネル切替えして接続可能な移動機60
の数を、抽出して管理する。一般呼移動手段15は、基
地局40からのチャネル切替え要求によって、他基地局
50へ通話中の一般呼を移動させる。緊急呼接続手段1
6は、空いた電話回線に緊急呼を接続させる。
【0012】この従来技術では、基地局との通話回線が
すべて塞がっている場合は、大幅な緊急呼接続遅延が発
生する。これは、緊急呼発信動作が開始された後に、該
基地局の一般呼を他の基地局に切替えなければならず、
端末が通信可能な前記他基地局の検索と、他基地局への
呼切替えで手順に時間を要するためである。 したがっ
て本発明の目的は、基地局との通話回線がすべて塞がっ
ている場合でも、接続遅延時間を従来と比較して短くで
きるシステムを提供することにある。
【0013】緊急呼管理を行うワイヤレス通信方法及び
装置に関する技術が、特開平11−234730号に記
載されている。
【0014】この従来技術によれば、緊急呼管理を行う
ワイヤレス通信方法は、次のものである。まず、利用者
が行ったダイヤル操作が緊急呼であるかどうかを判定
し、緊急呼であれば緊急呼識別情報を無線リンク確立メ
ッセージに付加して無線基地局に通知する。無線基地局
経由で受け取った無線リンク確立メッセージから緊急呼
であることが抽出されたら、無線チャネルの空きの有無
を判定する。判定の結果、空きがない場合には、既存の
通話チャネルの切断・解放を行ない、緊急呼用に無線チ
ャネルを確保する。
【0015】この従来技術によれば、緊急呼管理を行う
ワイヤレス通信方法において利用するワイヤレス通信装
置では、各無線端末内の中央制御装置に少なくとも緊急
呼番号判定手段と無線リンク確立手段、各無線端末内の
メモリに少なくとも緊急呼番号蓄積メモリ、無線基地局
制御装置内の中央制御装置に少なくとも緊急呼要求制御
手段、呼状態管理手段及び呼制御手段、無線基地局制御
装置内のメモリに少なくとも呼状態管理メモリが設けら
れている。
【0016】利用者が行ったダイヤル操作が緊急呼であ
るか否かは、各無線端末の緊急呼番号判定手段で判定す
る。緊急呼であれば、緊急呼識別情報を無線リンク確立
手段が送出する無線リンク確立メッセージに付加して無
線基地局に送出する。この緊急呼識別情報が付加された
無線リンク確立メッセージを無線基地局経由で受け取っ
た無線基地局制御装置の緊急呼要求制御手段は、呼状態
管理手段に問い合わせて呼状態管理メモリからリンク接
続状態を読み出し、無線チャネルの空きの有無を判定す
る。空きが無い場合には、緊急呼要求制御手段は、呼制
御手段を起動して、既存の通話チャネル上の呼の切断・
解放を行い、緊急呼用に無線チャネルを確保する。
【0017】移動電話通信システムにおける情報通知方
式に関する技術が、特開平11−252643号に記載
されている。
【0018】この従来技術によれば、移動電話通信シス
テムにおいては、表示部を備える携帯電話の加入者情報
を保持する加入者データベースを備えている。この移動
電話通信システムでは、携帯電話の加入者への伝達情報
が登録される情報データベースが設けられ、加入者デー
タベースに各加入者に対する伝達情報の存在を表す情報
が設定される。移動交換局は、携帯電話からの通常の発
信時に、発信側の加入者及び着信側の加入者への伝達情
報に関する情報読出の要求を加入者データベースに送出
する。加入者データベースは、要求された各加入者情報
と伝達情報を表す情報を取り出すと、それぞれの伝達情
報を情報データベースから読出して移動交換局に送信す
る。移動交換局は、伝達情報を呼制御メモリに格納し、
さらに発信側と着信側との接続完了、または通話の切断
の何れかの時点で発信側及び着信側に送信される制御メ
ッセージに、発信側及び着信側への伝達情報を付加して
送信し、各加入者に通知する。
【0019】PHS緊急発進呼接続制御方式及び方法に
関する技術が、特許第2930040号に記載されてい
る。
【0020】この従来技術によれば、PHS緊急発信呼
接続制御は、次の方式で行う。PHSにおいて、セルス
テーションが最大呼接続状態中に、新たにPHS加入者
から、警察、消防などの緊急用特番呼に通話要求があっ
たものとする。このとき、通話中のチャンネルを一旦切
断し、緊急用特番呼を割込みさせるための通話チャンネ
ルを選択する。緊急用特番呼の割込みにより通話を切断
される前に、予め通話中の加入者双方に、緊急発信通話
割込み通知用のアナウンスを送信する。尚、緊急用特番
呼が一定の通話時間を超えても通話接続する場合、割込
みチャンネルを移し変えて通話継続する。また、別の通
話チャンネルに移し変えた後に、緊急用特番呼割込みに
より通話を切断された加入者双方の呼を、自動的に再接
続する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、端末
による緊急呼が通常呼に比べて短い遅延時間で接続でき
るシステムを提供することにある。
【0022】また本発明の他の目的は、基地局との通話
回線がすべて塞がっている場合でも、緊急呼接続遅延が
最小限となるシステムを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決する
ための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許
請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されたものである
が、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的
範囲の解釈に用いてはならない。
【0024】本発明の緊急呼接続システムは、基地局
(130−2)を有する無線アクセス網(130)を具
備しており、前記無線アクセス網(130)は、ユーザ
が緊急呼オフィス(110)に緊急呼を発信する際に必
要となる緊急呼番号(b)を取得する。また、前記緊急
呼番号(b)に対応しており、前記緊急呼オフィス(1
10)に固有の接続情報である緊急呼オフィス接続端子
番号(B)のうち、前記緊急呼オフィス(110)への
接続に使用されていない緊急呼オフィス接続空き端子番
号(NB)を、前記無線アクセス網(130)に通知す
る交換機(120)を具備しており、前記無線アクセス
網(130)は、前記緊急呼番号(b)と前記緊急呼オ
フィス接続空き端子番号(NB)を基に報知情報(NB
b)を形成し、前記報知情報(NBb)を前記基地局
(130−2)から放送する。さらに、前記放送される
前記報知情報(NBb)を記憶し、前記ユーザによる前
記緊急呼の発信を検出した際には、前記記憶した前記報
知情報(NBb)に含まれる前記緊急呼オフィス接続空
き端子番号(NB)を一つ選択し、前記無線アクセス網
(130)に対し、前記選択した前記緊急呼オフィス接
続空き端子番号(NB)を含む前記緊急呼番号(b)を
用いて、前記緊急呼の発信要求信号を送信する移動体端
末(140)を具備している。前記交換機(120)
は、前記無線アクセス網(130)から前記緊急呼を受
信すると、前記緊急呼を通常呼よりも短い時間で前記緊
急呼オフィス(110)へ接続する。
【0025】本発明の緊急呼接続システムにおいて、前
記無線アクセス網(130)に含まれる空き通信無線チ
ャネル数が、前記交換機(120)から通知された前記
緊急呼オフィス接続空き端子番号(NB)の数よりも少
ない場合、前記無線アクセス網(130)が、前記空き
通信無線チャネル数分の前記緊急呼オフィス接続空き端
子番号(NB)を選択し、前記選択した前記緊急呼オフ
ィス接続空き端子番号(NB)を含む前記報知情報(N
Bb)を、前記基地局(130−2)から前記放送す
る。
【0026】本発明の緊急呼接続システムにおいて、前
記基地局(130−2)を複数含み、前記複数の基地局
(130−2)のうちの第1の前記基地局(130−2
a)から放送された前記報知情報(NBb)に、前記緊
急呼オフィス接続空き端子番号(NB)が含まれない場
合、前記移動体端末(140)は、前記複数の基地局
(130−2)のうちの第2の前記基地局(130−2
b)から放送される前記報知情報(NBb)に含まれる
前記緊急呼オフィス接続空き端子番号(NB)を一つ選
択し、前記無線アクセス網(130)に対し、前記選択
した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号(NB)を含
む前記発信要求信号を送信する。
【0027】本発明の緊急呼接続システムにおいて、前
記無線アクセス網(130)が、前記移動体端末(14
0)から前記発信要求信号を受信した場合、前記発信要
求信号に含まれる前記緊急呼オフィス接続空き端子番号
(NB)を含む前記報知情報(NBb)の前記放送を中
止し、前記移動体端末(140)以外の他の移動体端末
(140−a)から前記放送の中止された前記緊急呼オ
フィス接続空き端子番号(NB)を含む前記発信要求信
号を受信した場合には、前記緊急呼の発信拒否を前記他
の移動体端末(140−a)に通知し、前記通知した前
記他の移動体端末(140−a)に対し、前記緊急呼番
号(b)に対応する前記緊急呼オフィス接続空き端子番
号(NB)のうち、前記発信要求信号に含まれない前記
緊急呼オフィス接続空き端子番号(NB)の選択を要求
する。
【0028】本発明の緊急呼接続システムでは、無線ア
クセス網(130)から緊急呼および通常呼のいずれか
一方の呼を受信し、受信した前記呼を緊急呼オフィス
(110)に接続する交換機(120)は、前記緊急呼
を受信した後、前記緊急呼を発信した移動体端末(14
0)と前記無線アクセス網(130)の通信ベアラを確
立し、前記通信ベアラの前記交換機側終端点を示す交換
機側終端点番号(A)と前記緊急呼オフィスに固有の接
続情報である緊急呼オフィス接続端子番号(B)とを接
続し、前記移動体端末(140)および前記緊急呼オフ
ィス(110)のいずれか一方からの切断信号を受信す
ると、前記接続した状態を切断し、前記切断した後に前
記交換機側終端点番号(A)および前記緊急呼オフィス
接続端子番号(B)、前記通信ベアラを解放する。
【0029】本発明の緊急呼接続システムでは、無線ア
クセス網(130)から緊急呼および通常呼のいずれか
一方の呼を受信し、前記受信した前記呼を緊急呼オフィ
ス(110)へ接続する交換機(120)において、前
記交換機(120)は、予め移動体端末(140)と前
記無線アクセス網(130)との間で合意されたアルゴ
リズムに前記無線アクセス網(130)が前記呼毎に生
成する乱数を入力することによって行う認証処理、前記
移動体端末(140)のユーザの希望する付加サービス
に関する情報の検索、前記呼を含む無線音声信号の暗号
化のために行う秘匿処理、前記移動体端末(140)か
らの着信相手を分析するために行う受信数字分析、前記
ユーザが前記呼を緊急呼オフィス(110)に接続して
いるか否かに関する情報を記憶するメモリを前記ユーザ
が前記呼を緊急呼オフィス(110)に接続していない
ことを示す閉塞への更新、前記呼に対する課金情報とト
ラフィック情報の収集処理を行い、前記呼が緊急呼であ
る場合は、前記認証処理、前記検索、前記秘匿処理、前
記受信数字分析、前記メモリの前記閉塞への更新、前記
収集処理の実行を省略することが可能である。
【0030】本発明の緊急呼接続システムでは、前記交
換機(120)は、前記緊急呼を受信すると、前記緊急
呼オフィス接続端子番号(B)のうち、前記緊急呼にて
用いられていない空き端子の番号である緊急呼オフィス
接続空き端子番号(NB)を前記無線アクセス網(13
0)へ通知し、前記無線アクセス網(130)は、前記
通知された前記緊急呼オフィス接続空き端子番号(N
B)を放送し、移動体端末(140−a)からの前記緊
急呼の発信要求に備える。
【0031】本発明の緊急呼接続システムでは、記憶部
と検索部と呼発信部を有する移動体端末(140)にお
いて、前記記憶部は、ユーザが緊急呼オフィス(11
0)に緊急呼を発信する際に必要となる緊急呼番号
(b)と、前記緊急呼番号(b)に対応しており前記緊
急呼オフィス(110)に固有の接続情報である緊急呼
オフィス接続端子番号(B)のうち、前記緊急呼オフィ
ス(110)への接続に使用されていない緊急呼オフィ
ス接続空き端子番号(NB)を含む報知情報(NBb)
を記憶し、前記検索部は、ユーザのダイヤルした前記緊
急呼番号(b)に対応する前記緊急呼オフィス接続空き
端子番号(NBb)を、前記記憶部から一つ選択し、前
記呼発信部は、前記検索部が選択した前記緊急呼オフィ
ス接続空き端子番号(NBb)を含む前記緊急呼の発信
要求信号を無線アクセス網(130)に送信する。
【0032】本発明の緊急呼接続方法は、緊急呼オフィ
ス(110)に緊急呼を発信する際に必要となる緊急呼
番号(b)を取得するステップ(S1)と、前記緊急呼
番号(b)に対応しており、前記緊急呼オフィス(11
0)固有の接続情報である緊急呼オフィス接続端子番号
(B)のうち、前記緊急呼オフィス(110)への接続
に使用されていない緊急呼オフィス接続空き端子番号
(NB)を前記無線アクセス網(130)へ通知するス
テップ(S2)と、前記緊急呼番号(b)と前記緊急呼
オフィス接続空き端子番号(NB)を基に報知情報(N
Bb)を形成し、前記報知情報(NBb)を基地局(1
30−2)から放送するステップ(S3)と、前記放送
する前記報知情報(NBb)を記憶するステップ(S
4)と、ユーザによる前記緊急呼の発信を検出した際
に、前記記憶した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号
(NB)を一つ選択するステップ(S6)と、前記選択
した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号(NB)を含
む前記緊急呼番号(b)を用いて、前記緊急呼の発信要
求信号を前記無線アクセス網(130)に送信するステ
ップ(S7)と、前記緊急呼を交換機(120)に発信
するステップ(S8)とを具備している。
【0033】本発明の緊急呼接続方法は、前記無線アク
セス網(130)に含まれる空き通信無線チャネル数
が、前記交換機(120)から受信した前記緊急呼オフ
ィス接続空き端子番号(NB)の数よりも少ない場合、
前記空き通信無線チャネル数分の前記緊急呼オフィス接
続空き端子番号(NB)を選択し、前記選択した前記緊
急呼オフィス接続空き端子番号(NB)を含む前記報知
情報(NBb)を、前記基地局(130−2)から放送
するステップ(SB1)を具備している。
【0034】本発明の緊急呼接続方法において、前記基
地局(130−2)を複数含み、前記複数の基地局(1
30−2)のうちの第1の前記基地局(130−2a)
から放送された前記報知情報(NBb)に、前記緊急呼
オフィス接続端子空き番号(NB)が含まれない場合、
前記移動体端末は、前記複数の基地局のうちの第2の前
記基地局(130−2b)から放送される前記報知情報
(NBb)に含まれる前記緊急呼オフィス接続空き端子
番号(NB)を一つ選択し、前記選択した前記緊急呼オ
フィス接続空き端子番号(NB)を含む前記緊急発信要
求信号を送信するステップ(SC1)を具備している。
【0035】本発明の緊急呼接続システムにおいて、前
記移動体端末(140)から前記緊急発信要求信号を受
信した場合、前記緊急発信要求信号に含まれる前記緊急
呼オフィス接続空き端子番号(NB)を含む前記報知情
報(NBb)の前記放送を中止するステップ(SD1)
と、前記放送の中止された前記緊急呼オフィス接続空き
端子番号(NB)を前記移動体端末(140)以外の他
の移動体端末(140−a)から受信した場合には、前
記緊急呼の発信拒否を前記他の移動体端末(140−
a)に通知し、前記緊急呼番号(b)に対応する前記緊
急呼オフィス接続空き端子番号(NB)のうち、前記発
信要求信号に含まれない前記緊急呼オフィス接続空き端
子番号(NB)の選択を要求するステップ(SD2)を
具備している。
【0036】無線アクセス網(130)から緊急呼およ
び通常呼のいずれか一方の呼を受信し、受信した前記呼
を緊急呼オフィス(110)に接続する交換機(12
0)の動作方法において、前記緊急呼を受信した後、前
記緊急呼を発信した移動体端末(140)と前記無線ア
クセス網(130)の通信ベアラを確立し、前記通信ベ
アラの前記交換機側終端点を示す交換機側終端点番号
(A)を得るステップ(S9)と、前記交換機側終端点
番号(A)が、前記緊急呼オフィス(110)に固有の
接続情報である緊急呼オフィス接続端子番号(B)と接
続するステップ(S10)と、切断信号を受信したこと
に応答して、前記交換機側終端点番号(A)と前記緊急
呼オフィス接続端子番号(B)との接続を切断するステ
ップ(S11)と、前記切断した後に前記交換機側終端
点番号(A)と前記緊急呼オフィス接続端子番号(B)
と前記通信ベアラを解放するステップ(S12)とを具
備する。
【0037】無線アクセス網(130)から緊急呼およ
び通常呼のいずれか一方の呼を受信し、受信した前記呼
を緊急呼オフィス(110)に接続する交換機(12
0)の動作方法において、予め移動体端末(140)と
前記無線アクセス網(130)との間で合意されたアル
ゴリズムに対し、呼ごとに生成する乱数を入力して認証
処理を行うステップ(SF1)と、前記移動体端末(1
40)の契約情報を含む加入者データベースから、ユー
ザの希望する付加サービスに関する情報を検索するステ
ップ(SF2)と、前記呼を含む無線音声信号を暗号化
するために秘匿処理を実施するステップ(SF3)と、
前記移動体端末(140)の着信相手を分析するため受
信数字分析を行うステップ(SF6)と、前記ユーザが
前記呼を緊急呼オフィスに接続しているか否かに関する
情報を記憶するメモリを前記ユーザが前記呼を緊急呼オ
フィスに接続していないことを示す閉塞への更新を行う
ステップ(SF7)と、前記呼に対する課金情報、トラ
フィック情報の収集処理を行うステップ(SF8)とを
具備している。前記認証処理、前記検索、前記秘匿処
理、前記受信数字分析、前期記憶メモリの閉塞への変
更、前記収集処理は、前記緊急呼を受信した場合には必
要に応じて省略する。
【0038】本発明の交換機(120)の動作方法にお
いて、前記緊急呼を受信すると、前記緊急呼オフィス接
続端子番号(B)のうち、前記緊急呼にて用いられてい
ない空き端子の番号である緊急呼オフィス接続空き端子
番号(NB)を前記無線アクセス網(130)に通知す
るステップ(SA1)と、前記通知された前記緊急呼オ
フィス接続空き端子番号(NB)を放送するステップ
(SA2)とを具備している。
【0039】移動体端末(140)の動作方法におい
て、無線アクセス網(130)から放送される報知情報
(NBb)を記憶するステップ(S4)と、ユーザのダ
イヤルした緊急呼番号(b)に対応する緊急呼オフィス
接続空き端子番号(NB)を検索し、選択するステップ
(S6)と、前記検索部の選択した前記緊急呼オフィス
接続空き端子番号(NB)を含む緊急呼を無線アクセス
網(130)に発信するステップ(S7)とを具備して
いる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係る緊急呼接続システムの構成を示す図であ
る。この構成は、実施の形態1および実施の形態2のい
ずれか一方に用いられる。
【0041】(実施の形態1)図1に示すように、本発
明の実施の形態に係る緊急呼接続システムは、緊急呼オ
フィス110、交換機120、無線アクセス網130、
移動体端末140、140−aから構成されている。無
線アクセス網130は、基地局130−2(130−2
a、130−2b)および基地局制御装置130−1を
有している。図1において緊急呼オフィス110と基地
局制御装置130−1の数は1となっている。また、基
地局130−2の数は2の構成になっているが、これら
の数には限らない。さらに、緊急呼オフィス110と交
換機120、交換機120と基地局制御装置130−
1、基地局制御装置130−1と基地局130−2、基
地局制御装置130−1と保守運用センタ150との間
は、ネットワーク100で接続されている。以下の説明
で各基地局を特に区別する必要の無いときは、いずれの
基地局も基地局130−2と表す。また、移動体端末1
40と移動体端末140−aとは、置き換えることが可
能である。
【0042】図1に示した構成の緊急呼接続システム
は、優先呼接続サービスへ応用可能である。その場合緊
急呼オフィス110は、優先呼オフィス110に置き換
えられる。また、以下の説明で用いる「緊急呼」は、す
べて「優先呼」に置き換え可能である。
【0043】緊急呼オフィス110は通常呼または緊急
呼を受け付ける。その際、受けつけた呼が緊急呼であっ
た場合には、必要な対処にあたる。緊急呼オフィス11
0には、予めそれぞれの緊急呼オフィス110に対する
固有の接続情報である緊急呼オフィス接続端子番号Bが
割り振られている。移動体端末140から発信要求のな
された呼が通常呼であった場合には、緊急呼オフィス1
10には、緊急時に必要な対処にあたる能力は不要とな
る。したがって、この場合には、「緊急呼オフィス」を
例えば「着信オフィス」に置き換えることが可能であ
る。尚、以下、緊急呼オフィス接続端子番号Bを端子番
号Bと表す。
【0044】保守運用センタ150は、緊急呼番号b通
知手段を備えており、予め記憶している緊急呼番号b
を、無線アクセス網130に通知する。この緊急呼番号
bを見ることで、移動体端末140のユーザは、その緊
急呼番号bをダイヤルすることによって接続可能な緊急
呼オフィス110の機関が何であるかを知ることができ
る。機関とは、警察、病院などのことを指す。
【0045】交換機120は、空き端子番号NB検索・
通知手段を備えている。この手段は、交換機120が第
1データベース1Dに格納している緊急呼番号bに対応
する緊急呼オフィス接続空き端子番号NBを、予め無線
アクセス網130に通知する処理を行うものである。ま
たは、無線アクセス網130から空き端子番号NBが閉
塞となったことを通知された際に、第1データベース1
Dから、閉塞された空き端子番号NBと同じ緊急呼番号
bに対応する他の空き端子番号NBを検索し、無線アク
セス網130に通知する。閉塞とは、緊急呼オフィス1
10への接続に使用されていることを指す。
【0046】図2は、交換機120が有する第1データ
ベース1Dに格納されている情報を示している。第1デ
ータベース1Dには、予め移動体通信システムでサービ
スされる緊急呼番号bと、それぞれの緊急呼番号bに対
応する端子番号Bが格納されている。図2では、1つの
緊急呼番号bに対応する端子番号Bの数は5であり、計
25である。この端子番号Bの数は、交換機120とネ
ットワーク100で接続されている緊急呼オフィス11
0の数に一致しており、図2で示す構成には限らない。
交換機120は、空き端子番号NB検索・通知手段を備
えており、図2に示す端子番号Bのうち、緊急呼オフィ
ス110への接続に使用されていない空き端子番号NB
を検索し、無線アクセス網130へ通知する。以下、図
2で示す各緊急呼番号bに対応するそれぞれ5種類の端
子番号Bのうち、空き端子番号NBはb11〜b14、
b21〜b24、b31〜b34、b41〜b44、b
51〜b54であるものとする。この場合、計20の空
き端子番号NBが無線アクセス網130へ通知される。
しかし、通知される空き端子番号NBの数は、この数に
は限らない。
【0047】交換機120は発信者と着信者のパスを接
続、切断することで、受信した通常呼もしくは緊急呼を
制御する。交換機120は緊急呼優先接続手段を備えて
いる。この手段は、移動体端末140から受信した呼
を、通常呼プログラムと緊急呼プログラムとに分けて処
理するものである。交換機120が受信した呼が緊急呼
であった場合、その呼は緊急呼プログラムによって処理
される。緊急呼プログラムによる処理においては、交換
機120は、まず移動体端末140と無線アクセス網1
30との間の通信ベアラを確立する。交換機120はこ
の通信ベアラを確立することにより、その通信ベアラの
交換機側終端点を表す交換機側終端点番号Aを得る。こ
の交換機側終端点番号Aは、各緊急呼ごとに個別に割り
振られるものである。以下、交換機側終端点番号Aを端
子番号Aと表す。尚、交換機120は、無線アクセス網
130から受信した呼に空き端子番号NBが含まれるか
否かにより、その呼が緊急呼もしくは通常呼のいずれで
あるかの判断を行う。
【0048】交換機120が、端子番号Aと端子番号B
を接続することにより、緊急呼は目的の緊急呼オフィス
110へ接続される。移動体端末140もしくは緊急呼
オフィス110のいずれかから切断信号を受信すると、
交換機120は移動体端末140と無線アクセス網13
0との間の通信ベアラ、端子番号A、端子番号Bを解放
する。交換機120は、解放された端子番号Bを空き端
子番号NBとして記憶し、無線アクセス網130に通知
する。
【0049】無線アクセス網130は、緊急呼番号b・
空き端子番号NB通知手段を備えている。無線アクセス
網130は、保守運用センタ150から通知される緊急
呼番号bと、交換機120から通知される端子番号Bと
を両者の同期をとって受信する。さらに、受信した緊急
呼番号bと端子番号Bとから報知情報NBbを形成し、
基地局130−2から下り無線制御チャネルで放送す
る。図3は、形成される報知情報NBbを示したもので
ある。
【0050】また、無線アクセス網130は相対空き端
子番号NB通知手段を備えている。この手段は、空き通
信無線チャネルが空き端子番号NBより少ない場合、基
地局130−2から空き端子番号NBを、空き通信無線
チャネルの数に絞って放送するものである。例えば、図
2において各緊急呼番号bに対応する空き端子番号NB
は計20である。したがって、交換機120から無線ア
クセス網130に通知される空き端子番号NBの数も計
20である。しかし、図3に示す報知情報NBbに含ま
れる空き端子番号NBは計15である。これは、空き通
信無線チャネル数が15であることを意味している。し
かし、いずれもこれらの数には限らない。
【0051】さらに無線アクセス網130は、緊急呼発
信による端子番号B即時閉塞手段を備えている。移動体
端末140からの緊急呼の発信要求信号を受信すると、
無線アクセス網130はその発信要求信号に含まれる空
き端子番号NBの放送を即時中止する。その結果、図3
に示す報知情報NBbからその空き端子番号NBが削除
され、移動体端末140−aはその空き端子番号NBが
閉塞されたことを検知する。無線アクセス網130は移
動体端末140−aから閉塞された端子番号Bを受信し
た場合、緊急呼発信要求拒否を示す信号を移動体端末1
40−aに送信し、再度空き端子番号NBを検索するよ
うに促す。
【0052】移動体端末140は携帯電話などの通信端
末であり、記憶部、検索部、呼発信部を有している。こ
の移動体端末140は、無線インターフェイスで移動体
通信網と接続されており、ユーザは自由に移動して呼を
発信、継続、切断することができる。移動体端末140
は待ち受け時緊急呼番号b・空き端子番号NB検索手段
を備えており、待ちうけ中に、無線アクセス網130の
基地局130−2から放送される報知情報NBbを検索
し、検索した報知情報NBbを、記憶部に格納する。ま
た、移動体端末140は空き端子番号NB付き緊急呼発
信手段を備えている。検索部はユーザのダイヤルを検出
すると、記憶部に格納されている報知情報NBbに含ま
れる緊急呼番号bから、ユーザのダイアルした番号と一
致する緊急呼番号bがあるかどうかを検索する。検索の
結果一致する番号があった場合には、検索部はその番号
に対応する空き端子番号NBのうち、いずれか一つを選
択する。選択された空き端子番号NBは、呼発信部によ
り緊急呼の発信要求信号と共に無線アクセス網130へ
送信される。
【0053】さらに、移動体端末140は緊急呼ダイレ
クトリトライ手段を備えている。この手段は、基地局1
30−2aから放送される報知情報NBbにダイアルし
た緊急呼番号bに対応する空き端子番号NBが無い場
合、基地局130−2bから放送される報知情報NBb
を検索する。さらに、基地局130−2bから放送され
る報知情報NBbに含まれる空き端子番号NBを1個選
択した上で緊急呼発信動作を開始するものである。
【0054】次に本発明の一実施例による、緊急呼接続
システムの動作を説明する。図4は、本発明の緊急呼接
続方法における、緊急呼が交換機120に発信されるま
での処理の流れを示している。
【0055】無線アクセス網130は、移動体通信シス
テムでサービスする緊急呼番号bを保守運用センタ15
0から得る(ステップS1)。交換機120は第1デー
タベース1Dから、各緊急呼の接続に用意される端子番
号Bのうち複数の空き端子番号NBを検索し、無線アク
セス網130へ通知する(ステップS2)。無線アクセ
ス網130は、保守運用センタ150から緊急呼番号b
を、また交換機120からそれぞれの緊急呼番号bに付
随する空き端子番号NBを、同期をとって受信する。さ
らに、緊急呼番号bと空き端子番号NBとから報知情報
NBbを形成し、基地局130−2aから下り無線制御
チャネルで放送する(ステップS3)。
【0056】ステップS2とステップS3の動作は、そ
れぞれの緊急呼番号bに対応する空き端子番号NBが複
数の場合には、すべての空き端子番号NBが報知情報N
Bbとして放送されるまで繰り返される。
【0057】移動体端末140は待ち受け中下り共通制
御チャネルを検索し、報知情報NBbを記憶する(ステ
ップS4)。ユーザが緊急呼番号bをダイアルすると、
移動体端末140はユーザがダイヤルした番号が緊急呼
番号bのいずれかに一致するかどうかを、記憶した報知
情報NBbから検索する(ステップS5)。検索の結
果、ユーザのダイヤルした番号が移動体端末140の記
憶している緊急呼番号bのいずれにも一致しなかった場
合には、ステップS6以下の動作は行われない。
【0058】移動体端末140は、ユーザがダイヤルし
た番号が緊急呼番号bのいずれかに一致することを検出
すると、その緊急呼番号bを記憶すると共にユーザがダ
イヤルした緊急呼番号bに対応する空き端子番号NBを
検索し、その検索結果より空き端子番号NBを一つ選択
する(ステップS6)。さらに移動体端末140は、緊
急呼の発信要求信号を無線アクセス網130に送信する
(ステップS7)。その発信要求信号に応答し、無線ア
クセス網130は緊急呼を交換機120に発信する(ス
テップS8)。
【0059】交換機120は緊急呼を受信すると、図5
に示す動作1の処理を行う。動作1の処理は、図4のス
テップS8に引き続いて行われる。
【0060】交換機120は受信した呼が緊急呼であっ
た場合、その呼を緊急呼優先接続プログラムで処理す
る。緊急呼を受信すると、交換機120は移動体端末1
40と無線アクセス網130との通信ベアラを確立し、
その結果端子番号Aを得る(ステップS9)。端子番号
Aと端子番号Bとが接続すると、緊急呼は緊急呼オフィ
ス110へ接続される(ステップS10)。その後、交
換機120は移動体端末140または緊急呼オフィス1
10からの切断信号を受信すると、端子番号Aと端子番
号Bの接続を切断する(ステップS11)。さらに交換
機120は、端子番号Aと端子番号Bを解放して状態を
空きとし、端子番号A、端子番号Bおよび通信ベアラを
解放する(ステップS12)。
【0061】ステップS12の後、解放された端子番号
Aは交換機120が移動体端末140から緊急呼を受信
した際、再び使用される。また、解放された端子番号B
は無線アクセス網130に通知され、基地局130−2
aから報知情報NBbとして再び放送される。
【0062】交換機120は緊急呼を受信すると、図6
に示す動作2の処理も行う。動作2の処理は、図4のス
テップS8に引き続いて行われる。
【0063】交換機120は、移動体端末140のユー
ザのダイヤルした緊急呼番号に対応する他の空き端子番
号NBを検索し、緊急呼番号bと共に無線アクセス網1
30へ通知する(ステップSA1)。さらに、無線アク
セス網130は、交換機120から通知された空き端子
番号NBを、基地局130−2から緊急呼番号bの付随
情報として報知情報NBbに加え放送する(ステップS
A2)。これにより、移動体端末140−aからの緊急
呼に備える。
【0064】図7は、無線アクセス網130が含む空き
通信無線チャネル数が、空き端子番号NBより少ない場
合に行われる処理を示す図である。
【0065】無線アクセス網130は、空き通信無線チ
ャネル数分の空き端子番号NBを選択し、選択した空き
端子番号NBを基地局130−2aから放送する(ステ
ップSB1)。
【0066】図8はステップS6において、報知情報N
Bbに空き端子番号NBが含まれていなかった場合に行
われる処理を示す図である。
【0067】移動体端末140は、基地局130−2b
から放送される報知情報NBbから、空き端子番号NB
を検索する(ステップSC1)。このステップSC1
は、ユーザがダイヤルした緊急呼番号bに対応する空き
端子番号NBが発見されるまで繰り返される。
【0068】図9はステップS7において、無線アクセ
ス網130が移動体端末140から緊急呼の発信を要求
された際に行われる処理を示す図である。
【0069】無線アクセス網130は、緊急呼オフィス
接続空き端子番号NBの、報知情報NBbによる放送を
即時中止して移動体端末140−aに通知する(ステッ
プSD1)。さらに、無線アクセス網130が放送の中
止された端子番号Bを受信した場合には、緊急呼の発信
拒否を移動体端末140−aに通知し、再度空き端子番
号NBの検索を要求する(ステップSD2)。
【0070】移動体端末140は、ステップS6におい
てユーザがダイヤルした番号が、予め記憶している緊急
呼番号bの1つと一致することを検出すると、ユーザが
ダイヤルした緊急呼番号bに対応する端子番号Bのうち
いずれか一つを選択し、緊急呼発信動作を開始する。図
10は、ステップS7からステップS10までに行われ
る動作の流れを、送受信される信号名を用いて詳細に表
わしたものである。例えば、ステップSE1ではCon
nection Requestという信号が移動体端
末140から無線アクセス網130に送信されることを
表している。
【0071】まず、移動体端末140は、通信用無線チ
ャネルの要求信号(Connection Reque
st)を、無線アクセス網130に送信する(ステップ
SE1)。無線アクセス網130は、通信チャネル設定
手順の開始を指示する信号(Connection S
etup)を移動体端末140に送信する(ステップS
E2)。移動体端末140は、通信チャネル設定が完了
したことを通知する信号(Connection Se
tup Complete)を、無線アクセス網130
へ送信する(ステップSE3)。さらに移動体端末14
0は、前記報知情報NBbから捕捉した端子番号Bおよ
び緊急呼番号bと共に、サービス用コネクション確立を
要求する信号(CM Service Request)
を無線アクセス網130へ送信する。無線アクセス網1
30は移動体端末140から緊急呼の発信要求信号を受
信すると、その緊急呼に含まれる端子番号Bを、報知情
報NBbから削除することで閉塞とする。その上で、基
地局130−2から再度報知情報NBbを放送する。無
線アクセス網130は、サービス用コネクション確立を
要求する信号(CM Service Request)
をさらに交換機120へ転送する(ステップSE4)。
交換機120は、緊急呼を発信するためのコネクション
確立を受け付けたことを示す信号(CM Servic
e Accept)を、無線アクセス網130を経由し
て移動体端末140へ送信する(ステップSE5)。移
動体端末140は、呼設定手順を開始するための信号
(Setup)を、無線アクセス網130を経由して交
換機120へ送信する(ステップSE6)。交換機12
0は、呼設定手順開始を受け付けたことを示す信号(C
all Proceeding)を、無線アクセス網1
30を経由して移動体端末140に送信する(ステップ
SE7)。交換機120は、移動体端末140から受信
した端子番号Bに対応する緊急呼オフィス110がどれ
かを特定し、その緊急呼オフィス110に対して、発信
があったことを通知する信号(IAM)を送信する(ス
テップSE8)。緊急呼オフィス110は、発信を受け
つけたことを示す信号(ACM)を交換機120に送信
する(ステップSE9)。
【0072】交換機120は、移動体端末140と無線
アクセス網130との通信ベアラを設定することを指示
するための信号(RAB Assignment Req
uest)を送信する(ステップSE10)。無線アク
セス網130は、移動体端末140と無線アクセス網1
30との通信ベアラと交換機120内通信ベアラを、お
互いの網端子番号を交換する方法による理論的な結合を
行うため、自網端子情報を含む信号(Establis
h Request)を交換機120に送信する(ステ
ップSE11)。交換機120は、無線アクセス網13
0からの信号(Establish Request)
に含まれる、無線アクセス網130と交換機120間で
あって、無線アクセス網130側の緊急呼用通話路を確
立する網端子番号に加えて、交換機120側の網端子番
号(端子番号A)を搭載した信号(Establish
Confirm)を無線アクセス網130に送信する
(ステップSE12)。無線アクセス網130は、移動
体端末140に信号(RAB Setup)を送信する
(ステップSE13)。移動体端末140は、無線アク
セス網130に信号(RAB Setup Comple
te)を送信する(ステップSE14)。ステップSE
13とステップSE14は、無線区間の通信ベアラを確
立するための動作である。無線アクセス網130は、移
動体端末140を含めた無線区間の通信ベアラが確立し
たことを通知する信号(RAB Assignment
Response)を交換機120に送信する(ステッ
プSE15)。交換機120は、確立した無線区間の通
信ベアラにリングバックトーンを供給し、さらに移動体
端末140にトーンが供給されたことを通知する信号
(Alert)を、無線アクセス網130を経由して移
動体端末140に送信する(ステップSE16)。
【0073】緊急呼オフィス110は、発信要求に応答
したことを通知する信号(ANM)を交換機120に送
信する(ステップSE17)。交換機120は、端子番
号Aと端子番号Bの通話路パスを接続する。さらに、接
続が完了したことを通知する信号(Connect)
を、無線アクセス網130を経由して移動体端末140
に送信する(ステップSE18)。移動体端末140
は、接続通知を受信したことを通知する信号(Conn
ect Acknowledgement)を、無線ア
クセス網130を経由して交換機120に送信する(ス
テップSE19)。このようにして、移動体端末140
と緊急呼オフィス110との通話が開始される。
【0074】交換機120は空き端子番号Bを検索し、
緊急呼番号bと伴に無線アクセス網130へ通知する。
無線アクセス網130は、交換機120から通知された
空き端子番号Bを、緊急呼番号bの付随情報として報知
情報NBbに加えて放送することにより、次の移動体端
末140からの緊急呼に備える。
【0075】以上の実施の形態1に係る緊急呼接続シス
テムの説明では、移動体端末140から緊急呼オフィス
110に、緊急呼が接続される場合について述べてき
た。しかし、移動体端末140から緊急呼オフィス11
0に接続されるのは緊急呼とは限らず、通常呼である場
合もある。この場合、移動体端末140が待ち受け中に
緊急呼番号bと空き端子番号Bを含む報知情報NBbを
記憶する動作は不要となり、したがって移動体端末14
0から無線アクセス網130への通常呼の発信要求信号
に、空き端子番号Bは含まれない。移動体端末140か
ら無線アクセス網130に通常呼の発信要求信号が送信
されると、無線アクセス網130はその信号に応答し
て、交換機120に通常呼を発信する。さらに、交換機
120はその通常呼を緊急呼オフィス110に接続す
る。
【0076】(実施の形態2)この実施の形態2に係る
緊急呼接続システムでは、交換機120は緊急呼高優先
度プログラムによる処理を行う。このプログラムにおい
ては、緊急呼と通常呼とが独立したプログラムでなく、
いずれも処理が可能なように設計されている。このプロ
グラムには、認証処理、移動体端末140のユーザが希
望する付加サービスに関する情報の検索、秘匿処理、端
末からの受信数字分析などの処理が含まれ、交換機12
0が受信した呼が通常呼の場合には、いずれの処理も必
要となる。
【0077】認証処理は、予め移動体端末140と無線
アクセス網130との間で合意されたアルゴリズムに対
し、無線アクセス網130が呼毎に生成する乱数を入力
することによって行う。通常呼ではこの認証処理が必要
であり、また認証処理を行うには、個々の移動体端末1
40を識別するための端末識別番号IDが必要である。
しかし、移動体端末140からの緊急呼に端末識別番号
IDが含まれなくとも、交換機120は、移動体端末1
40から発信された呼が緊急呼であることを認識するこ
とによって、認証処理を省略することが可能である。
【0078】また、交換機120は図12に示す加入者
データベース120−1を有している。加入者データベ
ース120−1には、移動体端末140の端末識別番号
ID、およびユーザが利用可能な付加サービスに関する
情報が含まれている。付加サービスの種類は、図12に
おいては5種類となっているが、この数には限らない。
図12では、例えば移動体端末140−1を利用するユ
ーザは、付加サービス11、12を利用することが可能
であり、付加サービス13、14、15は利用できない
ことを示している。交換機120は端末識別番号IDを
基に、加入者データベース120−1から、利用者の希
望する付加サービスが何であるかについて検索する。し
かし、緊急呼に付加サービスの提供が不要の場合には、
利用者の希望する付加サービスに関する検索は行わな
い。
【0079】秘匿処理は、緊急呼または通常呼を含む無
線音声信号の暗号化のために行うものであり、緊急呼の
場合には省略可能である。移動体端末からの受信数字分
析は、着信相手を分析するために行うものであり、交換
機120が受信した呼が緊急呼であった場合には、スキ
ップすることが可能である。
【0080】交換機120は、移動体端末140のユー
ザが呼を接続しているか否かを記憶するメモリを有して
いる。交換機120が受信した呼が通常呼であった場
合、移動体端末140からの受信数字分析により着信相
手の分析を行った後、交換機120はメモリを閉塞に変
更する。閉塞とは、移動体端末140のユーザが呼を緊
急呼オフィス110に接続していることを示している。
【0081】交換機120が受信した緊急呼に付加サー
ビスの提供が不要の場合には、メモリを閉塞に変更する
動作は不要となる。しかし、緊急呼であった場合でも、
その緊急呼に対して付加サービスの提供が必要の場合に
は、交換機120は移動体端末140との呼設定手順を
実施して移動体端末140にリングバックトーンを提供
した後、メモリを閉塞に変更する。
【0082】交換機120が受信した呼が通常呼であっ
た場合、交換機120はユーザの状態を管理する メモ
リを閉塞に変更した後、呼に対する課金・トラフィック
監査を行うための情報の収集を行う。ただし、緊急呼の
場合には、この情報の収集は、省略可能となる。
【0083】次に、本発明の実施の形態2による、緊急
呼接続システムの動作を説明する。図11は、実施の形
態2において、無線アクセス網130から緊急呼発信要
求を受信した後に、交換機120が行う処理の流れを示
すものである。
【0084】交換機120は、予め移動体端末140と
無線アクセス網130とで合意されたアルゴリズムに、
無線アクセス網130が呼毎に生成する乱数を入力する
ことによって認証処理を行う(ステップSF1)。交換
機120は、ユーザの希望する付加サービスが何である
かに関する情報を得るために、移動体端末140の契約
情報を含む加入者データベース120−1を検索する
(ステップSF2)。
【0085】交換機120は、無線音声信号を暗号化す
るために秘匿処理を実施する(ステップSF3)。交換
機120は、移動体端末140と無線アクセス網130
との間の通信ベアラを確立し、端子番号Aを取得する
(ステップSF4)。交換機120は、移動体端末14
0との呼設定手順を実施し、移動体端末140にリング
バックトーンを提供する(ステップSF5)。交換機1
20は、移動体端末140から受信した受信数字の分析
を行うことにより、着信相手を分析する(ステップSF
6)。交換機120は、移動体端末140のユーザが呼
を緊急呼オフィス110に接続しているか否かに関する
情報を記憶するメモリを、閉塞に変更する(ステップS
F7)。交換機120は、要求された呼の課金情報、ト
ラフィック情報の収集を実施する(ステップSF8)。
交換機120は、緊急呼オフィス110と局間プロトコ
ルを実施して緊急呼オフィス110との通話路を接続す
る(ステップSF9)。交換機120は、緊急呼オフィ
ス110が応答すれば、端子番号Aと端子番号Bを接続
する(ステップSF10)。
【0086】ステップSF10の後は、ステップS1
1、ステップS12と同様の動作が行われる。さらにス
テップSA1、ステップSA2と同様の動作が行われ、
移動体端末140からの次の緊急呼に備えられる。
【0087】通常呼の場合、移動体端末140からの発
信要求には、空き端子番号Bは含まれていない。したが
って、ステップSF8の後に交換機120は緊急呼オフ
ィス110へのルートを選択し、選択されたルートへの
空き端子番号Bを捕捉するステップが必要となる。しか
し、緊急呼の場合には、緊急呼発信要求の中に空き端子
番号Bが含まれているため、このステップは不要であ
る。
【0088】
【発明の効果】本発明の緊急呼接続システムにより、端
末による緊急呼が通常呼に比べて短い遅延時間で接続す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の緊急呼接続システムに係る構成を示す
図である。
【図2】本発明の緊急呼接続システムにおける、第1デ
ータベースに格納されている情報を示した図である。
【図3】本発明の緊急呼接続システムにおける、基地局
から放送される報知情報に含まれる情報を示した図であ
る。
【図4】本発明の緊急呼接続方法における、緊急呼が交
換機に送信されるまでの処理の流れを示す図である。
【図5】本発明の緊急呼接続方法の実施の形態1におけ
る、交換機内での動作1に対する処理の流れを示す図で
ある。
【図6】本発明の緊急呼接続方法の実施の形態1におけ
る、交換機内での動作2に対する処理の流れを示す図で
ある。
【図7】本発明の緊急呼接続方法における、無線アクセ
ス網内で空き通信無線チャネル数が、空き端子番号Bよ
り少ない場合に行われる処理を示した図である。
【図8】本発明の緊急呼接続方法における、基地局から
放送される報知情報の中に、空き端子番号Bが含まれな
い場合に行われる処理を示した図である。
【図9】本発明の緊急呼接続方法における、無線アクセ
ス網が移動体端末からの緊急呼の発信を受信した後に行
われる処理を示した図である。
【図10】本発明の緊急呼接続方法における、移動体端
末が緊急呼の発信動作を開始してから、緊急呼が緊急呼
オフィスに接続されるまでの処理を詳細に示した図であ
る。
【図11】本発明の緊急呼接続方法の実施の形態2にお
ける、交換機内での通常呼、もしくは緊急呼に対する処
理の流れを示す図である。
【図12】本発明の緊急呼接続方法における、交換機内
の加入者データベースに格納されている情報を示した図
である。
【図13】本発明の緊急呼接続方法に関する、従来技術
の構成を示す図である。
【符号の説明】
110 緊急呼オフィス 120 交換機 120−1 加入者データベース 130 無線アクセス網 130−1 基地局制御装置 130−2(130−2a、130−2b) 基地局 140−1、140−a 移動体端末 150 保守運用センタ 1D 第1データベース A 交換機側終端点番号 b 緊急呼番号 NBb 報知情報 B 緊急呼オフィス接続端子番号 NB 緊急呼オフィス接続空き端子番号 ID 端末識別番号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚越 努 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA02 AA14 AA79 BB04 BB08 CC11 DD01 EE01 FF06 GG01 GG03 5K067 AA15 DD17 DD57 EE02 EE10 EE16 EE23 FF04 FF07 FF20 GG06 GG22 HH02 HH12 HH22 HH23 HH36 JJ04 JJ20 JJ22

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局を有する無線アクセス網と、 前記無線アクセス網は、ユーザが緊急呼オフィスに緊急
    呼を発信する際に必要となる緊急呼番号を取得し、 前記緊急呼番号に対応しており、前記緊急呼オフィスに
    固有の接続情報である緊急呼オフィス接続端子番号のう
    ち、前記緊急呼オフィスへの接続に使用されていない緊
    急呼オフィス接続空き端子番号を、前記無線アクセス網
    に通知する交換機と、 前記無線アクセス網は、前記緊急呼番号と前記緊急呼オ
    フィス接続空き端子番号を基に報知情報を形成し、前記
    報知情報を前記基地局から放送し、 前記放送される前記報知情報を記憶し、前記ユーザによ
    る前記緊急呼の発信を検出した際には、前記記憶した前
    記報知情報に含まれる前記緊急呼オフィス接続空き端子
    番号を一つ選択し、前記無線アクセス網に対し、前記選
    択した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を含む前記
    緊急呼番号を用いて、前記緊急呼の発信要求信号を送信
    する移動体端末を具備し、 前記交換機は、前記無線アクセス網から前記緊急呼を受
    信すると、前記緊急呼を通常呼よりも短い時間で前記緊
    急呼オフィスへ接続する緊急呼接続システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の緊急呼接続システムに
    おいて、 前記無線アクセス網に含まれる空き通信無線チャネル数
    が、前記交換機から通知された前記緊急呼オフィス接続
    空き端子番号の数よりも少ない場合、前記無線アクセス
    網が、前記空き通信無線チャネル数分の前記緊急呼オフ
    ィス接続空き端子番号を選択し、前記選択した前記緊急
    呼オフィス接続空き端子番号を含む前記報知情報を、前
    記基地局から前記放送する緊急呼接続システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の緊急呼接続システムに
    おいて、 前記基地局を複数含み、前記複数の基地局のうちの第1
    の前記基地局から放送された前記報知情報に、前記緊急
    呼オフィス接続空き端子番号が含まれない場合、前記移
    動体端末は、前記複数の基地局のうちの第2の前記基地
    局から放送される前記報知情報に含まれる前記緊急呼オ
    フィス接続空き端子番号を一つ選択し、前記無線アクセ
    ス網に対し、前記選択した前記緊急呼オフィス接続空き
    端子番号を含む前記発信要求信号を送信する緊急呼接続
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    緊急呼接続システムにおいて、 前記無線アクセス網が、前記移動体端末から前記発信要
    求信号を受信した場合、前記発信要求信号に含まれる前
    記緊急呼オフィス接続空き端子番号を含む前記報知情報
    の前記放送を中止し、前記移動体端末以外の他の前記移
    動体端末から前記放送の中止された前記緊急呼オフィス
    接続空き端子番号を含む前記発信要求信号を受信した場
    合には、前記緊急呼の発信拒否を前記他の移動体端末に
    通知し、前記通知した前記他の移動体端末に対し、前記
    緊急呼番号に対応する前記緊急呼オフィス接続空き端子
    番号のうち、前記発信要求信号に含まれない前記緊急呼
    オフィス接続空き端子番号の選択を要求する緊急呼接続
    システム。
  5. 【請求項5】 無線アクセス網から緊急呼および通常呼
    のいずれか一方の呼を受信し、受信した前記呼を緊急呼
    オフィスに接続する交換機において、 前記緊急呼を受信した後、前記緊急呼を発信した移動体
    端末と前記無線アクセス網の通信ベアラを確立し、前記
    通信ベアラの前記交換機側終端点を示す交換機側終端点
    番号と前記緊急呼オフィスに固有の接続情報である緊急
    呼オフィス接続端子番号とを接続し、 前記移動体端末および前記緊急呼オフィスのいずれか一
    方からの切断信号を受信すると、前記接続した状態を切
    断し、前記切断した後に前記交換機側終端点番号、前記
    緊急呼オフィス接続端子番号、前記通信ベアラを解放す
    る交換機。
  6. 【請求項6】 無線アクセス網から緊急呼および通常呼
    のいずれか一方の呼を受信し、前記受信した前記呼を緊
    急呼オフィスへ接続する交換機において、 前記交換機は、予め移動体端末と前記無線アクセス網と
    の間で合意されたアルゴリズムに前記無線アクセス網が
    前記呼毎に生成する乱数を入力することによって行う認
    証処理、前記移動体端末のユーザの希望する付加サービ
    スに関する情報の検索、前記呼を含む無線音声信号の暗
    号化のために行う秘匿処理、前記移動体端末からの着信
    相手を分析するために行う受信数字分析、前記ユーザが
    前記呼を緊急呼オフィスに接続しているか否かに関する
    情報を記憶するメモリを前記ユーザが前記呼を緊急呼オ
    フィスに接続していないことを示す閉塞への更新、前記
    呼に対する課金情報とトラフィック情報の収集処理を行
    い、 前記呼が緊急呼である場合は、前記認証処理、前記検
    索、前記秘匿処理、前記受信数字分析、前記メモリの前
    記閉塞への更新、前記収集処理の実行を省略可能である
    交換機。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の交換機におい
    て、 前記交換機は、前記緊急呼を受信すると、前記緊急呼オ
    フィス接続端子番号のうち、前記緊急呼にて用いられて
    いない空き端子の番号である緊急呼オフィス接続空き端
    子番号を前記無線アクセス網へ通知し、 前記無線アクセス網は、前記通知された前記緊急呼オフ
    ィス接続空き端子番号を放送し、移動体端末からの前記
    緊急呼の発信要求に備える交換機。
  8. 【請求項8】 記憶部と検索部と呼発信部を有する移動
    体端末において、 前記記憶部は、ユーザが緊急呼オフィスに緊急呼を発信
    する際に必要となる緊急呼番号と、前記緊急呼番号に対
    応しており前記緊急呼オフィスに固有の接続情報である
    緊急呼オフィス接続端子番号のうち、前記緊急呼オフィ
    スへの接続に使用されていない緊急呼オフィス接続空き
    端子番号を含む報知情報を記憶し、 前記検索部は、ユーザのダイヤルした前記緊急呼番号に
    対応する前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を、前記
    記憶部から一つ選択し、 前記呼発信部は、前記検索部が選択した前記緊急呼オフ
    ィス接続空き端子番号を含む前記緊急呼の発信要求信号
    を無線アクセス網に送信する移動体端末。
  9. 【請求項9】 緊急呼オフィスに緊急呼を発信する際に
    必要となる緊急呼番号を取得するステップと、 前記緊急呼番号に対応しており、前記緊急呼オフィスに
    固有の接続情報である緊急呼オフィス接続端子番号のう
    ち、前記緊急呼オフィスへの接続に使用されていない緊
    急呼オフィス接続空き端子番号を無線アクセス網へ通知
    するステップと、 前記緊急呼番号と前記緊急呼オフィス接続空き端子番号
    を基に報知情報を形成し、前記報知情報を基地局から放
    送するステップと、 移動体端末が、前記放送する前記報知情報を記憶するス
    テップと、 ユーザによる前記緊急呼の発信を検出した際に、前記記
    憶した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を一つ選択
    するステップと、 前記選択した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を含
    む前記緊急呼番号を用いて、前記緊急呼の発信要求信号
    を前記無線アクセス網に送信するステップと、 前記緊急呼を交換機に発信するステップとを具備する緊
    急呼接続方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の緊急呼接続方法にお
    いて、 前記無線アクセス網に含まれる空き通信無線チャネル数
    が、前記交換機から通知された前記緊急呼オフィス接続
    空き端子番号の数よりも少ない場合、前記空き通信無線
    チャネル数分の前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を
    選択し、前記選択した前記緊急呼オフィス接続空き端子
    番号を含む前記報知情報を、前記基地局から前記放送す
    るステップを具備する緊急呼接続方法。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の緊急呼接続方法にお
    いて、 前記基地局を複数含み、前記複数の基地局のうちの第1
    の前記基地局から放送された前記報知情報に、前記緊急
    呼オフィス接続空き端子番号が含まれない場合、前記移
    動体端末は、前記複数の基地局のうちの第2の前記基地
    局から放送される前記報知情報に含まれる前記緊急呼オ
    フィス接続空き端子番号を一つ選択し、 前記選択した前記緊急呼オフィス接続端子空き番号を含
    む前記発信要求信号を送信するステップを具備する緊急
    呼接続方法。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれか1項に記
    載の緊急呼接続システムにおいて、 前記移動体端末から前記発信要求信号を受信した場合、
    前記発信要求信号に含まれる前記緊急呼オフィス接続空
    き端子番号を含む前記報知情報の前記放送を中止するス
    テップと、 前記放送の中止された前記緊急呼オフィス接続空き端子
    番号を前記移動体端末以外の他の移動体端末から受信し
    た場合には、前記緊急呼の発信拒否を前記他の移動体端
    末に通知し、前記緊急呼番号に対応する前記緊急呼オフ
    ィス接続空き端子番号のうち、前記発信要求信号に含ま
    れない前記緊急呼オフィス接続空き端子番号の選択を要
    求するステップを具備する緊急呼接続方法。
  13. 【請求項13】 無線アクセス網から緊急呼および通常
    呼のいずれか一方の呼を受信し、受信した前記呼を緊急
    呼オフィスに接続する交換機の動作方法において、 前記緊急呼を受信した後、前記緊急呼を発信した移動体
    端末と前記無線アクセス網の通信ベアラを確立し、前記
    通信ベアラの前記交換機側終端点を示す交換機側終端点
    番号を得るステップと、 前記交換機側終端点番号が、前記緊急呼オフィスに固有
    の接続情報である緊急呼オフィス接続端子番号と接続す
    るステップと、 切断信号を受信したことに応答して、前記交換機側終端
    点番号と前記緊急呼オフィス接続端子番号との接続を切
    断するステップと、 前記切断した後に前記交換機側終端点番号と前記緊急呼
    オフィス接続端子番号と前記通信ベアラを解放するステ
    ップとを具備する交換機の動作方法。
  14. 【請求項14】 無線アクセス網から緊急呼および通常
    呼のいずれか一方の呼を受信し、受信した前記呼を緊急
    呼オフィスに接続する交換機の動作方法において、 予め移動体端末と前記無線アクセス網との間で合意され
    たアルゴリズムに対し、前記呼毎に生成する乱数を入力
    する認証処理を行うステップと、 前記移動体端末のユーザの希望する付加サービスに関す
    る情報の検索を行うステップと、 前記呼を含む無線音声信号を暗号化するための秘匿処理
    を行うステップと、 前記移動体端末からの着信相手を分析するための受信数
    字分析を行うステップと、 前記ユーザが前記呼を緊急呼オフィスに接続しているか
    否かに関する情報を記憶するメモリを前記ユーザが前記
    呼を前記緊急呼オフィスに接続していないことを示す閉
    塞への更新を行うステップと、 前記呼に対する課金情報、トラフィック情報の収集処理
    を行うステップと、を具備し、 前記呼が前記緊急呼である場合は、前記認証処理、前記
    加入者データ検索、前記秘匿処理、前記受信数字分析、
    前記メモリの前記閉塞への更新、前記収集処理を行うス
    テップは省略可能である交換機の動作方法。
  15. 【請求項15】 請求項13もしくは14に記載の交換
    機の動作方法において、 前記緊急呼を受信すると、前記緊急呼オフィス接続端子
    番号のうち、前記緊急呼にて用いられていない空き端子
    の番号である緊急呼オフィス接続空き端子番号を前記無
    線アクセス網に通知するステップと、 前記通知された前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を
    放送するステップとを具備する交換機の動作方法。
  16. 【請求項16】 記憶部と検索部と呼発信部を有する移
    動体端末の動作方法において、 ユーザが緊急呼オフィスに緊急呼を発信する際に必要と
    なる緊急呼番号と、前記緊急呼番号に対応しており前記
    緊急呼オフィスに固有の接続情報である緊急呼オフィス
    接続端子番号のうち、前記緊急呼オフィスへの接続に使
    用されていない緊急呼オフィス接続空き端子番号を含む
    報知情報を記憶するステップと、 ユーザがダイヤルした前記緊急呼番号に対応する前記緊
    急呼オフィス接続空き端子番号を、前記記憶部から一つ
    選択するステップと、 選択した前記緊急呼オフィス接続空き端子番号を含む前
    記緊急呼の発信要求信号を無線アクセス網に送信するス
    テップとを具備する移動体端末の動作方法。
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