JP2003051758A - 複合高周波部品及びそれを用いた移動体通信機 - Google Patents

複合高周波部品及びそれを用いた移動体通信機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整合回路が不要で、かつ回路の小型化が可能
な複合高周波部品及びそれを用いた移動体通信装置を提
供する。 【解決手段】 複合高周波部品10は、ダイプレクサ1
1、高周波スイッチ121,131、高周波フィルタ1
22,132及び弾性表面波フィルタ123,133か
らなる。そして、ダイプレクサ11は、第1のインダク
タL11,L12及び第1のコンデンサC11〜C15
で、高周波スイッチ121,131は、ダイオードD1
d,D2d,D1g,D2g、第2のインダクタL21
d〜L23d,L21g〜L23g及び第2のコンデン
サC21d〜C23d,C21g〜C23gで、高周波
フィルタ122,132は、第3のインダクタL31
d,L31g及び第3のコンデンサC31d,C32
d,C31g,C32gでそれぞれ構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合高周波部品及
びそれを用いた移動体通信装置に関し、特に、複数の異
なる移動体通信システムに利用可能な複合高周波部品及
びそれを用いた移動体通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ヨーロッパでは、移動体通信装置
として、複数の周波数帯域、例えば1.8GHz帯を使
用したDCS(Digital Cellular System)と900MH
z帯を使用したGSM(Global System for Mobile comm
unications)とで動作が可能なデュアルバンド携帯電話
器が提案されている。
【0003】図10は、一般的なデュアルバンド携帯電
話器の構成の一部を示すブロック図であり、1.8GH
z帯のDCSと900MHz帯のGSMとを組み合わせ
た一例を示したものである。デュアルバンド携帯電話器
は、アンテナ1、ダイプレクサ2、及び2つの信号経路
DCS系、GSM系を備える。
【0004】ダイプレクサ2は、送信の際にはDCS系
あるいはGSM系からの送信信号を選択し、受信の際に
はDCS系あるいはGSM系への受信信号を選択する役
目を担う。DCS系は、送信部Txdと受信部Rxdと
に分離する高周波スイッチ3a、DCSの2次高調波及
び3次高調波を減衰させる高周波フィルタ3b、送信信
号の受信部Rxdへの回り込みを防止する弾性表面波フ
ィルタ3cからなり、GSM系は、送信部Txgと受信
部Rxgとに分離する高周波スイッチ4a、GSMの3
次高調波を減衰させる高周波フィルタ4b、送信信号の
受信部Rxgへの回り込みを防止する弾性表面波フィル
タ4cからなる。
【0005】ここで、デュアルバンド携帯電話器の動作
についてDCS系を用いる場合を例に挙げて説明する。
送信の際には、高周波スイッチ3aにて送信部Txdを
オンにして送信部Txdからの送信信号を高周波フィル
タ3bに送り、高周波フィルタ3bを通過した送信信号
をダイプレクサ2で選択し、アンテナ1から送信する。
一方、受信の際には、アンテナ1から受信した受信信号
をダイプレクサ2で選択し、アンテナ1からの受信信号
を高周波フィルタ3bに送り、高周波スイッチ3aにて
受信部Rxdをオンにして高周波フィルタ3bを通過し
た受信信号を弾性表面波フィルタ3cを介して受信部R
xdに送る。なお、GSM系を用いる場合にも同様の動
作にて送受信される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
移動体通信装置の1つであるデュアルバンド携帯電話器
によれば、アンテナ、ダイプレクサ、及びDCS系、G
SM系を構成する高周波スイッチ、高周波フィルタ、弾
性表面波フィルタがディスクリートで1つ、1つ回路基
板上に実装されるため、整合特性、減衰特性、あるいは
アイソレーション特性を確保するために、ダイプレクサ
と高周波スイッチとの間、高周波スイッチと高周波フィ
ルタとの間、高周波スイッチと弾性表面波フィルタとの
間に整合回路を付加する必要がある。そのため、部品点
数の増加、それにともなう実装面積の増加により、回路
基板が大型化し、その結果、デュアルバンド携帯電話器
(移動体通信装置)が大型化するという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、整合回路が不要で、かつ回路
の小型化が可能な複合高周波部品及びそれを用いた移動
体通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明の複合高周波部品は、それぞれの周波数に
対応した複数の信号経路を有するマイクロ波回路の一部
を構成する複合高周波部品であって、送信の際には前記
複数の信号経路からの送信信号を選択し、受信の際には
前記複数の信号経路への受信信号を選択するダイプレク
サと、前記複数の信号経路のそれぞれを送信部と受信部
とに分離する複数の高周波スイッチと、前記信号経路中
に接続された複数の高周波フィルタと、前記複数の高周
波スイッチの後段における前記受信部側に接続される複
数の弾性表面波フィルタとからなり、前記ダイプレク
サ、前記高周波スイッチ、前記高周波フィルタ、及び前
記弾性表面波フィルタが、セラミックスからなる複数の
シート層を積層してなる多層基板で一体化されることを
特徴とする。
【0009】また、本発明の複合高周波部品は、前記複
数の高周波フィルタが、前記複数の高周波スイッチの後
段における前記送信部側に接続されることを特徴とす
る。
【0010】また、本発明の複合高周波部品は、前記複
数の高周波フィルタが、ノッチフィルタであることを特
徴とする。
【0011】また、本発明の複合高周波部品は、前記ダ
イプレクサが、第1のインダクタンス素子、及び第1の
キャパシタンス素子で構成され、前記複数の高周波スイ
ッチが、スイッチング素子、第2のインダクタンス素
子、及び第2のキャパシタンス素子で構成され、前記複
数の高周波フィルタが、第3のインダクタンス素子、及
び第3のキャパシタンス素子で構成されるとともに、前
記弾性表面波フィルタ、前記スイッチング素子、前記第
1乃至第3のインダクタンス素子、及び前記第1乃至第
3のキャパシタンス素子が、前記多層基板に内蔵、ある
いは搭載され、前記多層基板の内部に形成される接続手
段によって接続されることを特徴とする。
【0012】また、本発明の複合高周波部品は、前記弾
性表面波フィルタが、前記多層基板に形成したキャビテ
ィに搭載され、封止されることを特徴とする。
【0013】本発明の移動体通信装置は、アンテナ、送
信部、受信部、及び複合高周波部品を含む移動体通信装
置であって、前記複合高周波部品は上述の複合高周波部
品であることを特徴とする。
【0014】本発明の複合高周波部品によれば、複合高
周波部品をなすダイプレクサ、高周波スイッチ、高周波
フィルタ及び弾性表面波フィルタを、セラミックスから
なる複数のシート層を積層してなる多層基板で一体化す
るため、ダイプレクサ、高周波スイッチ、高周波フィル
タ及び弾性表面波フィルタの各接続を多層基板の内部に
設けることができる。
【0015】その結果、ダイプレクサと高周波スイッチ
との間、高周波スイッチと高周波フィルタとの間、高周
波スイッチと弾性表面波フィルタとの間の整合調整が容
易となり、ダイプレクサと高周波スイッチとの間、高周
波スイッチと高周波フィルタとの間、高周波スイッチと
弾性表面波フィルタとの間の整合調整を行なう整合回路
が不要となる。
【0016】本発明の移動体通信装置によれば、整合回
路が不要である複合高周波部品を用いるため、複数の信
号経路を有するマイクロ波回路を形成する回路基板が小
型になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。図1は、本発明の複合高周波部品に係
る第1の実施例のブロック図である。複合高周波部品1
0は、ダイプレクサ11、DCS系をなす高周波スイッ
チ121、高周波フィルタ122及び弾性表面波フィル
タ123、並びにGSM系をなす高周波スイッチ13
1、高周波フィルタ132及び弾性表面波フィルタ13
3からなる。なお、破線で示された部分が多層基板(図
示せず)で一体化されている。
【0018】そして、ダイプレクサ11の第1のポート
P11にはアンテナANTが、第2のポートP12には
DCS系の高周波フィルタ122の第1のポートP31
dが、第3のポートP13dにはGSM系の高周波フィ
ルタ132の第1のポートP31gがそれぞれ接続され
る。
【0019】また、DCS系において、高周波フィルタ
122の第2のポートP32dには高周波スイッチ12
1の第1のポートP21dが接続され、高周波スイッチ
121の第2のポートP22dには送信部Txdが接続
される。さらに、高周波スイッチ121の第3のポート
P23dには弾性表面波フィルタ123の第1のポート
P41dが接続され、弾性表面波フィルタ123の第2
のポートP42dには受信部Rxdが接続される。
【0020】また、GSM系において、高周波フィルタ
132の第2のポートP32gには高周波スイッチ13
1の第1のポートP21gが接続され、高周波スイッチ
131の第2のポートP22gには送信部Txgが接続
される。さらに、高周波スイッチ131の第3のポート
P23gには弾性表面波フィルタ133の第1のポート
P41gが接続され、弾性表面波フィルタ133の第2
のポートP42gには受信部Rxgが接続される。
【0021】図2は、図1の複合高周波部品を構成する
ダイプレクサの回路図である。ダイプレクサ11は、第
1のインダクタンス素子である第1のインダクタL1
1,L12、及び第1のキャパシタンス素子である第1
のコンデンサC11〜C15で構成される。
【0022】そして、第1のポートP11と第2のポー
トP12との間に第1のコンデンサC11,C12が直
列接続され、それらの接続点が第1のインダクタL11
及び第1のコンデンサC13を介して接地される。
【0023】また、第1のポートP11と第3のポート
P13との間に第1のインダクタL12と第1のコンデ
ンサC14とからなる並列回路が接続され、その並列回
路の第3のポートP13側が第1のコンデンサC15を
介して接地される。
【0024】すなわち、第1のポートP11と第2のポ
ートP12との間には高域通過フィルタが構成され、第
1のポートP11と第3のポートP13との間には帯域
阻止フィルタであるノッチフィルタが構成されている。
【0025】図3は、図1の複合高周波部品を構成する
高周波スイッチの回路図である。なお、図3(a)は、
DCS系の高周波スイッチ121、図3(b)は、GS
M系の高周波スイッチ131であるが、高周波スイッチ
121,131は、同一の回路構成である。よって、高
周波スイッチ121を用いて説明し、高周波スイッチ1
31については、該当する構成の番号を記載するのみで
改めて説明はしない。
【0026】高周波スイッチ121(131)は、スイ
ッチング素子であるダイオードD1d(D1g),D2
d(D2g)、第2のインダクタンス素子である第2の
インダクタL21d〜L23d(L21g〜L23
g)、及び第2のキャパシタンス素子である第2のコン
デンサC21d〜C23d(C21g〜C23g)で構
成される。なお、第2のインダクタL21d(L21
g)は並列トラップコイルであり、第2のインダクタL
22d(L22g)はチョークコイルである。
【0027】そして、第1のポートP21d(P21
g)と第2のポートP22d(P22g)との間にカソ
ードが第1のポートP21d(P21g)側になるよう
にダイオードD1d(D1g)が接続され、ダイオード
D1d(D1g)には第2のインダクタL21d(L2
1g)と第2のコンデンサC21d(C21g)とから
なる直列回路が並列に接続される。
【0028】また、ダイオードD1d(D1g)の第2
のポートP22d(P22g)側、すなわちアノードは
第2のインダクタL22d(L22g)及び第2のコン
デンサC22d(C22g)を介して接地され、第2の
インダクタL22d(L22g)と第2のコンデンサC
22d(C22g)との接続点に制御端子Vcd(Vc
g)が接続される。
【0029】さらに、第1のポートP21d(P21
g)と第3のポートP23d(P23g)との間に第2
のインダクタL23d(L23g)が接続され、第2の
インダクタL23d(L23g)の第3のポートP23
d(P23g)側はダイオードD2d(D2g)及び第
2のコンデンサC23d(C23g)を介して接地さ
れ、ダイオードD2d(D2g)のカソードと第2のコ
ンデンサC23d(C23g)との接続点は抵抗Rd
(Rg)を介して接地される。
【0030】図4は、図1の複合高周波部品を構成する
高周波フィルタの回路図である。なお、図4(a)は、
DCS系の高周波フィルタ122、図4(b)は、GS
M系の高周波フィルタ132であるが、高周波フィルタ
122,132は、同一の回路構成である。よって、高
周波フィルタ122を用いて説明し、高周波フィルタ1
32については、該当する構成の番号を記載するのみで
改めて説明はしない。
【0031】高周波フィルタ122(132)は、第3
のインダクタンス素子である第3のインダクタL31d
(L31g)、及び第3のキャパシタンス素子である第
3のコンデンサC31d,C32d(C31g,C32
g)で構成される。
【0032】そして、第1のポートP31d(P31
g)と第2のポートP32d(P32g)との間に第3
のインダクタL31d(L31g)が接続され、第3の
インダクタL31d(L31g)には第3のコンデンサ
C31d(C31g)が並列に接続される。
【0033】また、第3のインダクタL31d(L31
g)の第2のポートP32d(p32g)側は第3のコ
ンデンサC32d(C32g)を介して接地される。
【0034】以上のような構成で、高周波フィルタ12
2,132は、第3のインダクタL31d(L31g)
及び第3のコンデンサC31d,C32d(C31g,
C32g)によりノッチフィルタを構成している。
【0035】図5は、図1に示す複合高周波部品の具体
的な構成を示す一部分解斜視図である。複合高周波部品
10は、多層基板14を含み、多層基板14には、図示
していないが、ダイプレクサ11(図2)を構成する第
1のインダクタL11,L12、第1のコンデンサC1
1〜C15、高周波スイッチ121,131(図3)を
構成する第2のインダクタL21d,L23d,L21
g,L23g、第2のコンデンサC21d,C22d,
C21g,C22g、及び高周波フィルタ122,13
2(図4)を構成する第3のインダクタL31d,L3
1g、第3のコンデンサC31d,C32d,C31
g,C32gがそれぞれ内蔵される。
【0036】また、多層基板14の表面には、チップ部
品からなる弾性表面波フィルタ123,133、並び
に、高周波スイッチ121,131(図3)を構成する
ダイオードD1d,D2d,D1g,D2g、第2のイ
ンダクタ(チョークコイル)L22d,L22g、第2
のコンデンサC23d,C23g及び抵抗Rd,Rdが
それぞれ搭載される。
【0037】さらに、多層基板14の側面から底面に架
けて、12個の外部端子Ta〜Tlがスクリーン印刷な
どでそれぞれ形成される。これらの外部端子Ta〜Tl
のうち、5個の外部端子Ta〜Teは多層基板14の一
方長辺側、5個の外部端子Tg〜Tkは多層基板14の
他方長辺側、残りの2個の外部端子Tf,Tlは多層基
板14の相対する短辺のそれぞれの側に設けられる。
【0038】そして、多層基板14上に搭載した各素子
を覆うとともに、相対する短辺の突起部151,152
が外部端子Tf,Tlに当接するように、多層基板14
上に金属キャップ15が被せられる。
【0039】なお、外部端子Ta〜Tlは、それぞれダ
イプレクサ11の第1のポートP11、高周波スイッチ
121,131の第2のポートP22d,P22g、高
周波スイッチ121,131の制御端子Vcd,Vc
g、弾性表面波フィルタ123,133の第2のポート
P42d,P42g、並びにグランドとなる。
【0040】また、ダイプレクサ11の第2のポートP
12と高周波フィルタ122の第1のポートP31d、
高周波フィルタ122の第2のポートP32dと高周波
スイッチ121の第1のポートP21d、高周波スイッ
チ121の第3のポートP23dと弾性表面波フィルタ
123の第1のポートP41d、ダイプレクサ11の第
3のポートP13と高周波フィルタ132の第1のポー
トP31g、高周波フィルタ132の第2のポートP3
2gと高周波スイッチ131の第1のポートP21g、
高周波スイッチ131の第3のポートP23gと弾性表
面波フィルタ133の第1のポートP41gとは、それ
ぞれ多層基板14の内部で接続される。
【0041】図6(a)〜図6(h)、図7(a)〜図
7(f)は、図5の複合高周波部品の多層基板を構成す
る各シート層の上面図及び下面図である。多層基板14
は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
としたセラミックスからなる第1〜第13のシート層1
4a〜14mを上から順次積層し、1000℃以下の焼
成温度で焼成することにより形成される。
【0042】そして、第1のシート層14aの上面に
は、多層基板14の表面に搭載される弾性表面波フィル
タ123,133、ダイオードD1d,D2d,D1
g,D2g、第2のインダクタL22d,L22g、第
2のコンデンサC23d,C23g及び抵抗Rd,Rg
を実装するためのランドLaがスクリーン印刷などで印
刷され、形成される。
【0043】また、第3及び第10のシート層14c,
14jの上面には、導体層からなるストリップライン電
極SL1〜SL8がスクリーン印刷などで印刷され、形
成される。さらに、第4〜第8及び第12のシート層1
4d〜14h,14lの上面には、導体層からなるコン
デンサ電極Cp1〜Cp18がスクリーン印刷などで印
刷され、形成される。
【0044】また、第7、第9、第11及び第13のシ
ート層14g,14i,14k,14mの上面には、導
体層からなるグランド電極G1〜G4がスクリーン印刷
などで印刷され、形成される。さらに、第13のシート
層14mの下面(図7(f))には、外部端子Ta〜T
lがスクリーン印刷などで印刷され、形成される。
【0045】また、第1〜第11のシート層14a〜1
4kには、所定の位置に、ランドLa、ストリップライ
ン電極SL1〜SL8、及びグランド電極G1〜G4を
接続するためのビアホール電極VHa〜VHkが設けら
れる。
【0046】この際、ダイプレクサ11の第1のインダ
クタL11,L12がストリップライン電極SL6,S
L7で形成される。また、高周波スイッチ121の第2
のインダクタL21d,L23dがストリップライン電
極SL2,SL4で、高周波スイッチ131の第2のイ
ンダクタL21g,L23gがストリップライン電極S
L1,SL3で、それぞれ形成される。
【0047】さらに、高周波フィルタ122の第3のイ
ンダクタL31dがストリップライン電極SL8で、高
周波フィルタ132の第3のインダクタL31gがスト
リップライン電極SL5で、それぞれ形成される。
【0048】また、ダイプレクサ11の第1のコンデン
サC11がコンデンサ電極Cp6,Cp9で、第1のコ
ンデンサC12がコンデンサ電極Cp3,Cp6で、第
1のコンデンサC13がコンデンサ電極Cp17とグラ
ンド電極G4とで、第1のコンデンサC14がコンデン
サ電極Cp9,Cp11で、第1のコンデンサC15が
コンデンサ電極Cp16とグランド電極G4とで、それ
ぞれ形成される。
【0049】さらに、高周波スイッチ121の第2のコ
ンデンサC21dがコンデンサ電極Cp5,Cp8で、
第2のコンデンサC22dがコンデンサ電極Cp13と
グランド電極G2とで、それぞれ形成される。また、高
周波スイッチ131の第2のコンデンサC21gがコン
デンサ電極Cp4,Cp7で、第2のコンデンサC22
gがコンデンサ電極Cp13とグランド電極G2とで、
それぞれ形成される。
【0050】さらに、高周波フィルタ122の第3のコ
ンデンサC31dがコンデンサ電極Cp8,Cp12
で、第3のコンデンサC32dがコンデンサ電極Cp1
8とグランド電極G4とで、それぞれ形成される。ま
た、高周波フィルタ132の第3のコンデンサC31g
がコンデンサ電極Cp7,Cp10で、第3のコンデン
サC32gがコンデンサ電極Cp15とグランド電極G
4とで、それぞれ形成される。
【0051】ここで、図1の構成を有する複合高周波部
品10の動作について説明する。まず、DCS系(1.
8GHz帯)の送信信号を送信する場合には、DCS系
の高周波スイッチ121において制御端子Vcdに3V
を印加してダイオードD1d,D2dをオンすることに
より、DCS系の送信信号が高周波スイッチ121、高
周波フィルタ122及びダイプレクサ11を通過し、ダ
イプレクサ11の第1のポートP11に接続されたアン
テナANTから送信される。
【0052】この際、GSM系の高周波スイッチ131
において制御端子Vcgに0Vを印加してダイオードD
1gをオフすることにより、GSM系の送信信号が送信
されないようにしている。また、ダイプレクサ11を接
続することにより、DCS系の送信信号がGSM系の送
信部Txg及び受信部Rxgに回り込まないようにして
いる。さらに、DCS系の高周波フィルタ122ではD
CS系の2次高調波及び3次高調波を減衰させている。
【0053】次いで、GSM系(900MHz帯)の送
信信号を送信する場合には、GSM系の高周波スイッチ
131において制御端子Vcgに3Vを印加してダイオ
ードD1g,D2gをオンすることにより、GSM系の
送信信号が高周波スイッチ131、高周波フィルタ13
2及びダイプレクサ11を通過し、ダイプレクサ11の
第1のポートP11に接続されたアンテナANTから送
信される。
【0054】この際、DCS系の高周波スイッチ121
において制御端子Vcdに0Vを印加してダイオードD
1dをオフすることにより、DCS系の送信信号が送信
されないようにしている。また、ダイプレクサ11を接
続することにより、GSM系の送信信号がDCS系の送
信部Txd及び受信部Rxdに回り込まないようにして
いる。さらに、GSM系の高周波フィルタ132ではG
SM系の3次高調波を減衰させている。
【0055】次いで、DCS系及びGSM系の受信信号
を受信する場合には、DCS系の高周波スイッチ121
において制御端子Vcdに0Vを印加してダイオードD
1d,D2dをオフし、GSM系の高周波スイッチ13
1において制御端子Vcgに0Vを印加してダイオード
D1g,D2gをオフすることにより、DCS系の受信
信号がDCS系の送信部Txdに、GSM系の受信信号
がGSM系の送信部Txgに、それぞれ回り込まないよ
うにしている。
【0056】また、ダイプレクサ11を接続することに
より、DCS系の受信信号がGSM系に、GSM系の受
信信号がDCS系に、それぞれ回り込まないようにして
いる。
【0057】図8は、図5の複合高周波部品の変形例の
断面図である。複合高周波部品10−1は、第1の実施
例の複合高周波部品10(図5)と比較して弾性表面波
フィルタ123,133が、多層基板14−1に形成さ
れたキャビティ15に搭載される点で異なる。
【0058】なお、キャビティ15は、多層基板14−
1を形成する際に、上層にキャビティ15が形成される
箇所に開口部を設けたシート層(図示せず)を積層する
ことにより形成される。また、キャビティ15は弾性表
面波フィルタ123,133が搭載された後、樹脂16
を充填することで封止される。
【0059】上述の第1の実施例の複合高周波部品によ
れば、複合高周波部品をなすダイプレクサ、高周波スイ
ッチ、高周波フィルタ及び弾性表面波フィルタを、セラ
ミックスからなる複数のシート層を積層してなる多層基
板で一体化するため、ダイプレクサ、高周波スイッチ、
高周波フィルタ及び弾性表面波フィルタの各接続を多層
基板の内部に設けることができる。
【0060】その結果、ダイプレクサと高周波スイッチ
との間、高周波スイッチと高周波フィルタとの間、高周
波スイッチと弾性表面波フィルタとの間の整合調整が容
易となり、ダイプレクサと高周波スイッチとの間、高周
波スイッチと高周波フィルタとの間、高周波スイッチと
弾性表面波フィルタとの間の整合調整を行なう整合回路
が不要となる。
【0061】したがって、複合高周波部品の小型化が可
能となる。ちなみに、図5の複合高周波部品を金属キャ
ップも含めて6.7mm×5mm×2mmの大きさで実
現することが可能となった。
【0062】また、高周波フィルタがノッチフィルタで
あるため、減衰させたい2次高調波、3次高調波の近傍
のみを減衰させることができ、その結果、基本波の通過
帯域への影響を小さくできる。したがって、低域通過フ
ィルタや帯域通過フィルタのように高調波帯域全体を減
衰させる場合に比べ、基本波の通過帯域における挿入損
失を低減させることができるため、複合高周波部品全体
の損失を改善することが可能となる。
【0063】さらに、ダイプレクサが、第1のインダク
タ、及び第1のコンデンサで構成され、高周波スイッチ
が、ダイオード、第2のインダクタ、及び第2のコンデ
ンサで構成され、高周波フィルタが、第3のインダク
タ、及び第3のコンデンサで構成されるとともに、それ
らが多層基板に内蔵、あるいは搭載され、多層基板の内
部に形成される接続手段によって接続されるため、部品
間の配線による損失を改善することができ、その結果、
複合高周波部品全体の損失を改善することが可能とな
る。
【0064】また、インダクタとなるストリップライン
電極が多層基板に内蔵されているため、波長短縮効果に
より、インダクタとなるストリップライン電極の長さを
短縮することができる。したがって、これらのストリッ
プライン電極の挿入損失を向上させることができため、
複合高周波部品の小型化及び低損失化を実現することが
できる。その結果、この複合高周波部品を搭載する移動
体通信装置の小型化及び高性能化も同時に実現できる。
【0065】さらに、図8の変形例のように、弾性表面
波フィルタが、多層基板に形成したキャビティに搭載さ
れ、封止されるため、弾性表面波フィルタにベアチップ
を用いることが可能となる。その結果、複合高周波部品
のより小型化が可能となる。
【0066】図9は、本発明の複合高周波部品に係る第
2の実施例のブロック図である。複合高周波部品20
は、第1の実施例の複合高周波部品10(図1)と比較
して高周波フィルタ122,132の接続位置が異な
る。
【0067】すなわち、DCS系をなす高周波フィルタ
122が高周波スイッチ121の後段の送信部Txd側
に、GSM系をなす高周波フィルタ132が高周波スイ
ッチ131の後段の送信部Txg側に、それぞれ接続さ
れる。
【0068】上述の第2の実施例の複合高周波部品によ
れば、高周波フィルタが高周波スイッチの後段の送信部
側に接続されるため、送信の際に、送信部にある高出力
増幅器の歪みをこの高周波フィルタで減衰させることが
できる。したがって、受信側の挿入損失を改善すること
ができる。
【0069】なお、上記の実施例において、複合高周波
部品が、DCSとGSMとの組み合わせに使用される場
合について説明したが、その使用は、DCSとGSMと
の組み合わせに限定されるものではなく、例えば、PC
S(Personal CommunicationServices)とAMPS(Advan
ced Mobile Phone Services)との組み合わせ、DECT
(Digital European Cordless Telephone)とGSMとの
組み合わせ、PHS(Personal Handy-phone System)と
PDC(Personal Digital Cellular)との組み合わせ、
などに使用することができる。
【0070】また、2系統の信号経路を有する場合につ
いて説明したが、3系統以上の信号経路を有する場合に
ついても同様の効果が得られる。
【0071】さらに、高周波スイッチの並列トラップコ
イル及びチョークコイルにチップコイルを用い、多層基
板に搭載してもよい。この場合には、並列トラップコイ
ル及びチョークコイルがQ値の高いチップコイルからな
るため、周波数帯の異なる複数のシステムに対しても同
形状のチップコイルを使用することができる。したがっ
て、周波数帯域の変更による設計変更が容易になるた
め、短時間で設計変更ができ、その結果、製造コストの
低減が実現できる。加えて、並列トラップコイル及びチ
ョークコイルのQ値が高くなるため、通過帯域が広帯域
になるとともに、より低損失が実現できる。
【0072】
【発明の効果】請求項1の複合高周波部品によれば、複
合高周波部品をなすダイプレクサ、高周波スイッチ、高
周波フィルタ及び弾性表面波フィルタを、セラミックス
からなる複数のシート層を積層してなる多層基板で一体
化するため、ダイプレクサ、高周波スイッチ、高周波フ
ィルタ及び弾性表面波フィルタの各接続を多層基板の内
部に設けることができる。
【0073】その結果、ダイプレクサと高周波スイッチ
との間、高周波スイッチと高周波フィルタとの間、高周
波スイッチと弾性表面波フィルタとの間の整合調整が容
易となり、ダイプレクサと高周波スイッチとの間、高周
波スイッチと高周波フィルタとの間、高周波スイッチと
弾性表面波フィルタとの間の整合調整を行なう整合回路
を設ける必要がなくなる。
【0074】したがって、部品点数を減らすことができ
るため、複数の信号経路を有するマイクロ波回路を形成
する回路基板の小型化が可能となる。
【0075】請求項2の複合高周波部品によれば、高周
波フィルタが高周波スイッチの後段の送信部側に接続さ
れるため、送信部に構成する高出力増幅器による送信信
号の歪みを減衰させることができる。したがって、受信
部の挿入損失を改善することができる。
【0076】請求項3の複合高周波部品によれば、高周
波フィルタがノッチフィルタであるため、減衰させたい
2次高調波、3次高調波の近傍のみを減衰させることが
でき、その結果、基本波の通過帯域への影響を小さくで
きる。したがって、低域通過フィルタや帯域通過フィル
タのように高調波帯域全体を減衰させる場合に比べ、基
本波の通過帯域における挿入損失を低減させることがで
きるため、複合高周波部品全体の損失を改善することが
可能となる。
【0077】請求項4の複合高周波部品によれば、ダイ
プレクサが、第1のインダクタンス素子、及び第1のキ
ャパシタンス素子で構成され、高周波スイッチが、スイ
ッチング素子、第2のインダクタンス素子、及び第2の
キャパシタンス素子で構成され、高周波フィルタが、第
3のインダクタンス素子、及び第3のキャパシタンス素
子で構成されるとともに、それらが多層基板に内蔵、あ
るいは搭載され、多層基板の内部に形成される接続手段
によって接続されるため、複合高周波部品が1つの多層
基板で構成でき、小型化が実現できる。加えて、部品間
の配線による損失を改善することができ、その結果、複
合高周波部品全体の損失を改善することが可能となる。
【0078】また、インダクタとなるストリップライン
電極が多層基板に内蔵、あるいは搭載されるため、波長
短縮効果により、インダクタとなるストリップライン電
極の長さを短縮することができる。したがって、これら
のストリップライン電極の挿入損失を向上させることが
できため、複合高周波部品の小型化及び低損失化を実現
することができる。その結果、この複合高周波部品を搭
載する移動体通信装置の小型化及び高性能化も同時に実
現できる。
【0079】請求項5の複合高周波部品によれば、弾性
表面波フィルタが、多層基板に形成したキャビティに搭
載され、封止されるため、弾性表面波フィルタにベアチ
ップを用いることが可能となる。その結果、複合高周波
部品のより小型化が可能となる。
【0080】請求項6の移動体通信装置によれば、小型
でかつ低損失の複合高周波部品を用いているため、この
複合高周波部品を搭載する移動体通信装置の小型化及び
高性能化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複合高周波部品に係る第1の実施例
のブロック図である。
【図2】 図1の複合高周波部品を構成するダイプレク
サの回路図である。
【図3】 図1の複合高周波部品を構成する高周波スイ
ッチの回路図である。
【図4】 図1の複合高周波部品を構成する高周波フィ
ルタの回路図である。
【図5】 図1の複合高周波部品の具体的な構成を示す
一部分解斜視図である。
【図6】 図5の複合高周波部品の多層基板を構成する
(a)第1のシート層〜(h)第8のシートの上面図で
ある。
【図7】 図5の複合高周波部品の多層基板を構成する
(a)第9のシート層〜(e)第13のシートの上面図
及び(f)第13のシートの下面図である。
【図8】 図5の複合高周波部品の変形例の断面図であ
る。
【図9】 本発明の複合高周波部品に係る第2の実施例
のブロック図である。
【図10】 一般的なデュアルバンド携帯電話器(移動
体通信装置)の構成の一部を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,10−1,20 複合高周波部品 11 ダイプレクサ 121,131 高周波スイッチ 122,132 高周波フィルタ 123,133 弾性表面波フィルタ 14,14−1 多層基板 14a〜14m シート層 15 キャビティC11〜C15 第1のキャパシタン
ス素子 C21d〜C23d,C21g〜C23g 第2のキ
ャパシタン素子 C31d,C32d,C31g,C32g 第3のキ
ャパシタン素子 D1d,D2d,D1g,D2g スイッチング素子 DCS,GSM 信号経路(DCS系、GSM系) L11,L12 第1のインダクタ素子 L21d〜L23d,L21g〜L23g 第2のイ
ンダクタ素子 L31d,L31g 第3のインダクタ素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 英樹 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 上嶋 孝紀 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 中島 規巨 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J024 AA03 CA02 CA03 CA10 DA04 DA29 EA07 5K011 BA03 BA04 DA23 DA27 JA01 KA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの周波数に対応した複数の信
    号経路を有するマイクロ波回路の一部を構成する複合高
    周波部品であって、送信の際には前記複数の信号経路か
    らの送信信号を選択し、受信の際には前記複数の信号経
    路への受信信号を選択するダイプレクサと、前記複数の
    信号経路のそれぞれを送信部と受信部とに分離する複数
    の高周波スイッチと、前記信号経路中に接続された複数
    の高周波フィルタと、前記複数の高周波スイッチの後段
    における前記受信部側に接続される複数の弾性表面波フ
    ィルタとからなり、前記ダイプレクサ、前記高周波スイ
    ッチ、前記高周波フィルタ、及び前記弾性表面波フィル
    タが、セラミックスからなる複数のシート層を積層して
    なる多層基板で一体化されることを特徴とする複合高周
    波部品。
  2. 【請求項2】 前記複数の高周波フィルタが、前記複
    数の高周波スイッチの後段における前記送信部側に接続
    されることを特徴とする請求項1に記載の複合高周波部
    品。
  3. 【請求項3】 前記複数の高周波フィルタが、ノッチ
    フィルタであることを特徴とする請求項1あるいは請求
    項2に記載の複合高周波部品。
  4. 【請求項4】 前記ダイプレクサが、第1のインダク
    タンス素子、及び第1のキャパシタンス素子で構成さ
    れ、前記複数の高周波スイッチが、スイッチング素子、
    第2のインダクタンス素子、及び第2のキャパシタンス
    素子で構成され、前記複数の高周波フィルタが、第3の
    インダクタンス素子、及び第3のキャパシタンス素子で
    構成されるとともに、前記弾性表面波フィルタ、前記ス
    イッチング素子、前記第1乃至第3のインダクタンス素
    子、及び前記第1乃至第3のキャパシタンス素子が、前
    記多層基板に内蔵、あるいは搭載され、前記多層基板の
    内部に形成される接続手段によって接続されることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の複合
    高周波部品。
  5. 【請求項5】 前記弾性表面波フィルタが、前記多層
    基板に形成したキャビティに搭載され、封止されること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
    複合高周波部品。
  6. 【請求項6】 アンテナ、送信部、受信部、及び複合
    高周波部品を含む移動体通信装置であって、前記複合高
    周波部品は請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の複
    合高周波部品であることを特徴とする移動体通信装置。
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