JP2003051119A - アドレス判定回路 - Google Patents

アドレス判定回路

Info

Publication number
JP2003051119A
JP2003051119A JP2001238763A JP2001238763A JP2003051119A JP 2003051119 A JP2003051119 A JP 2003051119A JP 2001238763 A JP2001238763 A JP 2001238763A JP 2001238763 A JP2001238763 A JP 2001238763A JP 2003051119 A JP2003051119 A JP 2003051119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
signal
output
low
pass filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001238763A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshida
浩 吉田
Riyuusuke Horibe
隆介 堀邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001238763A priority Critical patent/JP2003051119A/ja
Publication of JP2003051119A publication Critical patent/JP2003051119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリピットアドレスを有する情報記録媒体に
おいてアドレス位置および極性を判定するアドレス判定
回路に関し、大きな光軸ずれを持つ光ピックアップであ
っても、確実なアドレス判定の機能を有する必要があっ
た。 【解決手段】 ピックアップの情報トラックの内周側と
外周側に対応する光検出器から得られる再生信号の差信
号を入力とし、交流信号振幅を検出して振幅信号を出力
する振幅検出手段1と、差信号の低域周波数分を抽出す
るローパスフィルタ手段2と、ローパスフィルタ手段出
力を入力として絶対値演算し絶対値信号を出力する絶対
値検出手段3と、絶対値信号と振幅信号を入力とし演算
を行う演算手段4と、演算手段出力を入力とし2値化を
行う2値化手段5と、該ローパスフィルタ手段2の出力
である低周波信号の中点を自動的に追従することによっ
て信号を2値化させるオートスライス手段7で構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体にお
いてアドレス位置および極性を検出するアドレス判定回
路に関し、より具体的にはDVD−RAM等、データ記
録トラックに対しプリピットアドレスが所定のトラック
オフセットを設けて記録された光ディスク記録媒体のア
ドレス判定に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報のデジタル化が進み、情報関
連分野のみならずオーディオビデオ分野にも浸透してき
ている。また、画像等の大容量の情報をデジタル記録す
る媒体として注目されているものに光ディスクがある。
光ディスクはランダムアクセス性、媒体交換性、収納性
等において総合的に他の磁気テープや磁気ディスク等の
媒体に比べ優れている。こうした光ディスクの中で、D
VD−RAM等、データ記録トラックに対しプリピット
アドレスが所定のトラックオフセットを設けて記録され
た光ディスクが存在する。
【0003】ここではDVD−RAMを例に用いる。D
VD−RAMディスクはセクターフォーマット構造をと
っており、図25のようにデータ部106と、アドレス
部104に物理的に分離されている。データ部は突形状
のランド101と、溝形状のグルーブ102から成り立
っており、ランド101、あるいはグルーブ102のト
ラックに沿って情報の記録が行われる。記録には相変化
記録方式が用いられており、ビット情報を媒体材料の結
晶/非結晶状態に対応させて記録し、結晶状態に応じて
反射光量が変化することから情報の読みとりを行う。ま
た、データトラック部には微少なウォブリングが設けら
れており、一定周期で蛇行するような構造になってい
る。ウォブリング周期情報をもとに、データ記録時のラ
イトクロック生成、補間処理等が行われる。アドレス部
はプリピットアドレス105で形成されており、回折に
より反射光量変化が得られることから記録情報の読みと
りを行う。プリピットアドレス105は、図25のよう
にランド101、グルーブ102トラックの中間位置に
A/B領域で交互に位置を変えて形成される。レーザス
ポットがランド101を走査する時と、グルーブ102
を走査する時とでは、プリピットアドレス105による
回折の受け方が異なるため、これを検出してアドレスの
位置判定,ランド・グルーブ判定等に用いられる。図2
6(a)はランド101のA領域通過時、図26(b)
はグルーブ102のA領域通過時のディテクタ上におけ
る像の動きを示しており、トラック進行方向を挟んで位
置する受光ディテクタT1,T2から得られる信号の差
信号(T1−T2)は、ランド101通過時には図27
(a)のように−側に,グルーブ102通過時には
(b)のように+側に信号変化が得られる。また、B領
域通過時には極性が反転する。つまり、差信号(T1−
T2)はランド101通過時にはA領域で−側、B領域
で+側に信号出力され、グルーブ102通過時にはA領
域で+側、B領域で−側に信号出力される。ここでは、
孤立ピット通過時の波形を示しており、実際には変調則
に則った連続パターンが記録されている。こうした特性
を利用すれば、(T1−T2)信号の極性が−から+に
変化すればランド、+から−に変化すればグルーブを再
生していると判定することができ、また、変化量の絶対
値からアドレス部の位置判定が可能である。
【0004】次に、全加算信号について図25を用いて
説明する。図25の全加算信号(a)は例えば前記の図
26と図27のT1・T2の信号を足し合わせて生成さ
れ、主にデータ再生信号として使用される。アドレス部
104はデータ部106に比べ、ディスクからのDC的
な反射光量が大きいため、レーザスポットがランド10
1あるいはグルーブ102を走査した時に得られる全加
算信号は、図25(a)のようにデータ部に対してアド
レス部が所定のDCオフセット成分A1,A2を持つ。
理想的にはA1=A2となるが、実際にはピックアップ
の光軸ずれ、ディスクのプリピットアドレス形成ずれ、
トラッキングオフセット等により受光ディテクタ光量の
バランスずれが発生してA1=A2とはならない。ま
た、差信号(T1−T2)は、図25(b)のようにア
ドレス前半部と後半部で所定のDCオフセット成分B
1,B2を持つ。理想的にはB1=B2となるが、実際
にはピックアップの光軸ずれ、ディスクのプリピットア
ドレス形成ずれ、トラッキングオフセット等により受光
ディテクタ光量のバランスずれが発生してB1=B2と
はならない。光軸ずれ等により発生するバランスずれの
影響は、差信号に大きく現れやすく、B1,あるいはB
2が0になったり、あるいはB1,B2のDCオフセッ
ト方向が同極性に発生することもある。また、図25
(b)差信号のデータ部では記録マークによる変調信号
成分はキャンセルされウォブリング成分のみが検出され
る。一方、図25(a)の全加算信号のデータ部ではウ
ォブリング成分がキャンセルされた記録マークによる変
調信号成分が検出される。
【0005】続いて再生信号の処理方法について説明す
る。再生信号は、前記の全加算信号を使用するが、図2
5(a)のようにデータ部に対してアドレス部が一定の
DCオフセット成分を持っているので、このままでは正
しくデータスライスできない。そのため、データ部とア
ドレス部のDCオフセット成分を揃える必要がある。こ
の操作を行うには、アドレス部の位置を特定する必要が
あり、通常、前記差信号から位置検出を行う。
【0006】以下に従来のアドレス判定回路について、
図28を用いて説明する。アドレス部の位置検出は、光
検出器からの差信号を入力信号とするローパスフィルタ
手段107と、ローパスフィルタ手段107の出力を所
定電圧レベルで2値化して2値信号を出力する第1の2
値化手段108と、ローパスフィルタ手段107の出力
を第1の2値化手段とはDCオフセット成分が逆方向の
所定電圧レベルで2値化して2値信号を出力する第2の
2値化手段109と、2値化手段108および2値化手
段109から得られる2つの2値化信号を加算してアド
レス位置信号を生成する加算手段110で構成される。
【0007】以上のように構成されたアドレス判定回路
について、以下その動作について図29を用いて説明す
る。光検出器からの差信号である入力信号(a)は、ロ
ーパスフィルタ手段107によって高周波成分が取り除
かれ、低周波信号(b)に変換される。この時の低周波
信号(b)の振幅は、入力信号(a)のDCオフセット
成分A1・A2に相当する。低周波信号(b)は各所定
の2値化レベルを持った第1の2値化手段108と第2
の2値化手段109に入力され、それぞれ第1の2値化
信号(c)と第2の2値化信号(d)が出力される。そ
して、これらの2つの2値化信号が加算手段110によ
って論理加算され、アドレス位置信号(e)となる。こ
こで、Hとはハイレベル値をLはローレベル値を表し、
ハイレベル値の時にアドレスが存在していることを示し
ている。
【0008】次に光検出器からの全加算信号のアドレス
部・データ部間のDCオフセット成分を打ち消す処理回
路(以下、インライン化処理回路と呼ぶ)の一例を図3
0に示す。インライン化処理回路は、減算回路111と
抵抗R1と、抵抗R2と、アナログスイッチ112と、
容量Cとで構成される。この回路は、ローパスフィルタ
を通った後の信号で全加算信号を減算することにより、
全体としてハイパスフィルタとして働く。
【0009】次に、その動作について図30と図31を
用いて説明する。光検出器からの入力信号である全加算
信号(a)は、減算回路111のプラスに入力されると
同時に、抵抗R1と容量Cで構成されるローパスフィル
タを通って減算回路111のマイナスに入力される。イ
ンライン化処理回路全体のカットオフ周波数は、SWオ
フの時には抵抗R1と容量C1で決まりfc=1/(2
π・R1・C1)[Hz]、SWオンの時は抵抗R1,
R2の並列抵抗とC1で決定されfc=1/{2π・R
1・(C1・C2/C1+C2)}[Hz]。抵抗R1
とR2の比は1000:1程度に設定され、通常はSW
オフでカットオフ周波数が低く設定されているが、SW
オン時には瞬時的にカットオフ周波数が高くなり、DC
オフセット成分を急峻に吸収するようにする。例えば、
図31のように前側アドレス信号(c)と、後側アドレ
ス信号(d)の先頭部で一定時間“H”となるようなシ
ョートパルス信号(f)を生成し、この信号(f)をア
ナログスイッチ112のスイッチング信号とすること
で、図30(h)のようにデータ部と、アドレス部のD
Cレベルを同一することが可能である。これにより、後
段のAGC、データスライスといった信号処理回路を安
定に動作させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光検出
器からの差信号や全加算信号のアドレス部のオフセット
は一定ではなく、ピックアップの光軸ずれ等によってデ
ィテクタ上の光量バランスが悪くなり片方に偏ることが
ある。図32(a)は、大きな偏りが生じた場合の差信
号の波形を示している。DCオフセット量が前半部と後
半部で大きく偏っており、アドレス前半部で小さく、逆
にアドレス後半部分では大きなDCオフセット成分を持
っている。差信号の特徴として、DCオフセット量の大き
なアドレス部は交流成分の振幅が小さくなり、DCオフセ
ット量の小さなアドレス部は交流成分の振幅が大きくな
る。このような偏りが生じた場合、図28における各部
の信号は図32(b)(c)(d)(e)のようにな
る。この差信号(a)はローパスフィルタ手段107に
よって低周波信号(b)に変換される。この時の低周波
信号(b)の振幅は、入力信号(a)のDCオフセット
成分B1・B2に相当する。低周波信号(b)は第1の
2値化手段108と第2の2値化手段109に入力さ
れ、夫々、第1の2値化レベル、第2の2値化レベルで
2値化されて、第1の2値化信号(c)と第2の2値化
信号(d)が出力される。波形の偏りのためB1は2値
化レベルに届いておらず、第1の2値化信号(c)は検
出されない。これらの2値化信号が加算手段104によ
って加算され、アドレス位置信号(e)となる。これら
の信号を用いてインライン化処理を行うと、前側アドレ
ス部先頭でショートパルス信号を生成できないため、出
力信号(g)のようにアドレス前半部のDCオフセット
成分が残ったままとなり、後段のAGC、データスライ
ス回路を安定に動作させることができなくなる。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、差信号においてDCオフセット成分の大きなアドレ
ス部は交流成分の振幅が小さくなり、DCオフセット成
分の小さなアドレス部はその逆になるという特徴を有効
に利用したアドレス判定回路である。また、全加算信号
においては、差信号のような偏りが発生しにくい特徴を
有効に利用したアドレス判定回路である。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のアドレス判定回路は、光検出器からの差信
号の低域変動分を抽出するローパスフィルタ手段と、ロ
ーパスフィルタ手段出力を入力として信号の絶対値検出
を行う絶対値検出手段と、前記光検出器からの差信号の
信号振幅を検出する振幅検出手段と、ローパスフィルタ
手段出力と振幅検出手段出力を所定の比率m:nで重み
付けをして加算する演算手段と、演算手段出力を入力し
て2値化を行う2値化手段とで構成されるものである。
【0013】また、本発明のアドレス判定回路は、光検
出器からの全加算信号の低域変動分を抽出するローパス
フィルタ手段と、ローパスフィルタ手段出力で2値化を
行う2値化手段とで構成されるものである。
【0014】また、本発明のアドレス判定回路は、光検
出器からの全加算信号の2値化を行う2値化手段と、そ
の出力を所定のモノマルチレベルによりモノマルチ化す
るモノマルチ手段で構成されるものである。
【0015】また、本発明のアドレス判定回路は、光検
出器からの差信号の低域分を抽出するローパスフィルタ
手段と、ローパスフィルタ手段出力を入力として信号の
絶対値検出を行う絶対値検出手段と、前記光検出器から
の再生信号の信号振幅を検出する振幅検出手段と、絶対
値検出手段出力と振幅検出手段出力を所定の比率m:n
で重み付けをして加算する演算手段と、演算手段出力を
入力とし2値化を行う2値化手段と、2値化手段出力が
所定論理となる区間において、ローパスフィルタ手段出
力をデューティ比が略一定になるように2値化を行うス
ライス手段で構成されるものである。
【0016】また、本発明のアドレス判定回路は、光検
出器からの再生信号の全加算信号の低域変動分を抽出す
る第1のローパスフィルタ手段と、第1のローパスフィ
ルタ手段出力を入力とし2値化を行う2値化手段と、光
検出器からの再生信号の差信号の低域変動分を抽出する
第2のローパスフィルタ手段と、2値化手段出力が所定
論理となる区間において、第2のローパスフィルタ手段
出力をデューティ比が略一定になるようにスライス2値
化を行うスライス手段で構成されるものである。
【0017】また、本発明のアドレス判定回路は、光検
出器からの再生信号の全加算信号を所定のレベルでスラ
イス2値化する2値化手段と、所定時間以下のレベル反
転を禁止するモノマルチ手段と、光検出器からの再生信
号の差信号の低域変動分を抽出するローパスフィルタ手
段と、モノマルチ手段出力が所定論理となる区間におい
て、ローパスフィルタ手段出力をデューティ比が略一定
になるようにスライス2値化を行うスライス手段で構成
されるものである。
【0018】この構成によれば、差信号を、一旦DCオ
フセット成分と振幅成分に分離した後に加算し、処理を
することで、DCオフセット成分の偏りがあった場合に
おいても、アドレス部の位置と極性を確実に検出するこ
とができ、インライン化処理を精度良く行うことが可能
である。また、全加算信号からアドレス位置を検出し、
差信号からアドレスのオフセット極性を検出することで
アドレスの位置と極性を確実に検出することができ、イ
ンライン化処理を精度良く行うことが可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1に係わるアドレス判定回路について詳細に説明す
る。図1は実施の形態1のブロック図である。図1に示
すアドレス判定回路は、ピックアップの情報トラックの
内周側と外周側に対応する光検出器から得られる再生信
号の差信号を入力とし交流信号振幅を検出して振幅信号
を出力する振幅検出手段1と、差信号の低域周波数分を
抽出するローパスフィルタ手段2と、ローパスフィルタ
手段出力を入力として絶対値演算し絶対値信号を出力す
る絶対値検出手段3と、絶対値信号と振幅信号を入力と
し演算を行う演算手段4と、演算手段出力を入力とし2
値化を行う2値化手段5とで構成される。
【0020】次に、差信号によるアドレス判定回路の動
作について図2を用いて説明する。ピックアップの光軸
ずれ等によってディテクタ上の光量バランスが悪くなっ
た場合、差信号(a)は、アドレス部のDCオフセット
成分が前半部と後半部で大きな偏りが発生するが、DC
オフセット成分の大きなアドレス部は交流成分の振幅が
小さくなり、DCオフセット成分の小さなアドレス部は
交流成分の振幅が大きくなるという特徴を持っている。
振幅検出手段1により情報トラックの内周側と外周側に
対応する光検出器から得られる再生信号の差信号(a)
の交流振幅を検出して振幅信号(b)となる。アドレス
後半部の振幅A2は前半部A1に比べ小さくなってい
る。また、差信号(a)は、ローパスフィルタ手段2に
よって高周波成分が取り除かれ、低周波信号(c)に変
換される。この時の低周波信号(c)の振幅は、差信号
(a)の直流成分D1・D2に相当する。交流成分とは
逆に前半部の振幅が小さくなる。低周波信号(c)は絶
対値検出手段3に入力され、絶対値信号(d)となる。
絶対値信号(d)と前記の振幅信号(b)は演算手段4
に入力され、演算後の信号(e)となる。ここでの演算
は単純加算処理を行うものとしている。そして、演算後
の信号(e)は2値化手段5に入力され、所定の2値化
レベルで2値化されることによって、アドレス位置信号
(f)となる。ここで、Hとはハイレベル値をLはロー
レベル値を表し、ハイレベル値の時にアドレスが存在し
ていることを示している。
【0021】以上のように本実施例によれば、差信号の
交流振幅とDCオフセット間に相補的な関係があること
を利用することにより、アドレス位置の検出マージンを
拡大することが可能であり、ピックアップの光軸ずれ等
によりアドレス前半部と後半部の上下対称性が悪くDC
オフセット成分が大きく偏った場合においても確実にア
ドレス位置を検出することができる。なお、演算手段4
での演算は、振幅信号(b)および絶対値信号(d)の
単純加算を行っているが、双方に重み付けを与えて加算
する等、他の演算であっても構わない。 (実施の形態2)以下、実施の形態2に係わるアドレス
判定回路について詳細に説明する。図3は実施の形態2
のブロック図である。図3に示すアドレス判定回路は、
ピックアップの光検出器から得られる再生信号の全加算
信号の高周波成分を取り除くローパスフィルタ手段2
と、ローパスフィルタ手段の出力を2値化する2値化手
段5で構成される。
【0022】次に、図5を用いて動作を説明する。全加
算信号(a)は、ローパスフィルタ手段2によって高周
波成分が取り除かれ、低周波信号(b)に変換される。
この時の低周波信号(b)の振幅は、入力信号(a)の
DCオフセット成分D1・D2に相当する。そして、低
周波信号(b)は2値化手段5に入力され、所定の2値
化レベルで2値化されることによって、アドレスの位置
を示すアドレス位置信号(c)を得ることができる。全
加算信号は差信号に比べて光軸ずれ等の影響を受けにく
く、D1・D2の比が大きく変化することがないといっ
た特徴があるため、従来の差信号からアドレス位置を検
出する方法に比べて安定にアドレス位置を検出すること
が可能である。 (実施の形態3)以下、実施の形態3に係わるアドレス
判定回路について詳細に説明する。図4は実施の形態3
のブロック図である。図4に示すアドレス判定回路は、
ピックアップの光検出器から得られる再生信号の全加算
信号を所定の2値化レベルで2値化し2値化信号を出力
する2値化手段5と、2値化信号のHレベル区間を所定
時定数で引き延ばすモノマルチ手段6で構成される。
【0023】次に、図6を用いて動作を説明する。ピッ
クアップの光検出器から得られる再生信号の全加算信号
(a)は2値化手段5により所定2値化レベルで2値化
され、2値化信号(b)が得られる。2値化信号(b)
は、モノマルチ手段6によりHレベル区間は引き延ばさ
れてノイズのないアドレス位置信号(c)となる。ここ
で、全加算信号(a)のアドレス部はプリピットによる
アドレス情報が書かれているため変調された再生波形が
得られる。またデータ部においてもマーク記録されてい
る場合には変調された再生波形が得られるため、2値化
手段の所定2値化レベルは、図6のようにデータ部の変
調信号をスライスしないように十分なマージンをもった
レベルに設定する。また、モノマルチ手段の所定時定数
は、記録マークあるいは記録ピットの最大反転間隔より
も大きく設定する。例えば、DVD−RAMの場合には
最大反転間隔が14Tであるため、時定数はこれよりも
大きく設定する。 (実施の形態4)以下、実施の形態4に係わるアドレス
判定回路について詳細に説明する。図7は実施の形態4
のブロック図である。ここで、アドレス極性信号とは、
アドレス部の前半部と後半部を検出する信号のことであ
る。図7に示すアドレス判定回路は、ピックアップの情
報トラックの内周側と外周側に対応する光検出器から得
られる再生信号の差信号を入力とし高周波成分を取り除
くローパスフィルタ手段2と、その出力である低周波信
号を2値化後のデューティ比が略50:50になるよう
に帰還して2値化するオートスライス手段7で構成され
る。
【0024】次に、アドレス判定回路の動作について図
9を用いて説明する。まず、差信号の入力信号(a)が
ローパスフィルタ手段2に入力され、低周波信号(b)
を生成する。図9において差信号は偏芯等により低周波
変動を持つ場合について書いている。このような波形の
場合、固定のスライスレベルで2値化しアドレスの前半
と後半を判別することは困難であるが、信号の中点を自
動的に追従するオートスライス手段7によりスライスレ
ベルを定めることで、低周波信号(b)を2値化してア
ドレス極性信号(c)を生成することができる。ここ
で、データ部でのアドレス極性信号(c)は、スライス
レベルがウォブルによる波形を何度も横切るので、ハイ
レベルとローレベルが細かく変化する波形となるが、ア
ドレス部に関しては正確な信号極性情報が得られる。 (実施の形態5)以下、実施の形態5に係わるアドレス
判定回路について詳細に説明する。図8は実施の形態5
のブロック図である。図8に示すアドレス判定回路は、
ピックアップの情報トラックの内周側と外周側に対応す
る光検出器から得られる再生信号の差信号を入力とし、
高周波成分を取り除くローパスフィルタ手段2と、低周
波信号を2値化させるオートスライス手段7と、オート
スライス手段7を作動させるゲートタイミングを作るア
ドレス位置信号で構成される。
【0025】次に、アドレス検出回路の動作について図
10を用いて説明する。差信号は通常であればアドレス
前半部と、後半部はデータ領域のレベルすなわちトラッ
クセンターレベルを挟んで上下方向に出力されるが、極
端な光軸ずれがあった場合に差信号は図10のようにア
ドレス前半部と、後半部は同方向(下側)に出力され
る。このような差信号の場合、実施の形態4の方法で
は、オートスライス回路のスライスレベルがほぼデータ
領域のレベルで決まってしまうため、アドレス極性情報
が得られない。しかし、以下のようにアドレス位置情報
を用いて、アドレス領域のみオートスライス手段7を動
作させるようにすれば、正しくアドレス極性情報を得る
ことができる。図8において、ピックアップの情報トラ
ックの内周側と外周側に対応する光検出器から得られる
再生信号の差信号の入力信号(a)はローパスフィルタ
手段2に入力され、低周波信号(b)を生成する。アド
レス位置信号をゲート信号として用い、アドレス部のみ
オートスライス手段7を動作させ、スライス後のデュー
ティ比が50:50になるように帰還スライスし、アド
レス部以外の所ではホールドする。この方法によれば、
アドレス部前半部と、アドレス後半部がデータ部の信号
レベルに対して同方向にあるような場合においても、ア
ドレス部のみの信号で帰還スライスされるため、安定し
たアドレス極性信号が得られる。
【0026】以上のように本実施例によれば、差信号に
おいてアドレス前半部と後半部の上下対称性が悪い場合
においても確実にアドレス極性信号を検出することがで
きる。 (実施の形態6)以下、実施の形態6に係わるアドレス
判定回路について詳細に説明する。図11は実施の形態
6のブロック図である。図11に示すアドレス判定回路
は、ピックアップの情報トラックの内周側と外周側に対
応する光検出器から得られる再生信号の差信号を入力と
し入力信号の交流振幅を検出する振幅検出手段1と、前
記入力信号の低域周波数分を抽出するローパスフィルタ
手段2と、ローパスフィルタ手段出力の絶対値を演算す
る絶対値検出手段3と、振幅検出手段1の出力と絶対値
検出手段3の出力を入力とし演算を行う演算手段4と、
演算手段4の出力を入力とし所定レベルで2値化を行う
2値化手段5と、ローパスフィルタ手段2の出力である
低周波信号の中点を自動的に追従することによって信号
を2値化させるオートスライス手段7で構成される。構
成としては、実施の形態1、および実施の形態4のアド
レス判定回路を1つにしたものであり、アドレス位置と
アドレス極性の検出が可能である。ここでは詳細な動作
説明は省略する。 (実施の形態7)以下、実施の形態7のアドレス判定回
路について詳細に説明する。図12は実施の形態7のブ
ロック図である。図12に示すアドレス判定回路は、ピ
ックアップの情報トラックの内周側と外周側に対応する
光検出器から得られる再生信号の差信号を入力とし入力
信号の交流振幅を検出する振幅検出手段1と、前記入力
信号の低域周波数分を抽出するローパスフィルタ手段2
と、ローパスフィルタ手段出力の絶対値を演算する絶対
値検出手段3と、振幅検出手段1の出力と絶対値検出手
段3の出力を入力とし演算を行う演算手段4と、演算手
段4の出力を入力とし所定レベルで2値化を行いアドレ
ス位置信号を出力する2値化手段5と、ローパスフィル
タ手段2から出力される低周波信号と2値化手段5出力
を入力とし、アドレス位置信号が所定論理の区間のみ2
値化動作を行うオートスライス手段7で構成される。構
成としては、実施の形態1、および実施の形態5のアド
レス判定回路を1つにしたものであり、アドレス位置の
検出方法については第1の実施例と同様であるが、上記
アドレス位置検出信号を用いて、アドレス極性検出動作
における2値化手段5の2値化・ホールド動作を行うも
のである。
【0027】以上のように本実施例によれば、差信号の
交流振幅とDCオフセット間に相補的な関係があること
を利用することにより、アドレス位置の検出マージンを
拡大することが可能であり、ピックアップの光軸ずれ等
によりアドレス前半部と後半部の上下対称性が悪くDC
オフセット成分が大きく偏った場合においても確実にア
ドレス位置を検出することができ、また、得られたアド
レス位置検出信号を用いてアドレス極性検出のためにオ
ートスライス手段の制御を行うことで、安定にアドレス
の位置および極性を検出することが可能である。 (実施の形態8)以下、実施の形態8のアドレス判定回
路について詳細に説明する。図13は実施の形態8のブ
ロック図である。図13に示すアドレス判定回路は、ピ
ックアップの光検出器から得られる再生信号の全加算信
号の高周波成分を取り除く第1のローパスフィルタ手段
27と、この出力を入力とし所定レベルで2値化を行う
2値化手段5と、ピックアップの情報トラックの内周側
と外周側に対応する光検出器から得られる再生信号の差
信号の高周波成分を取り除く第2のローパスフィルタ手
段28と、この出力を所定レベルで2値化スライスして
アドレス極性信号を出力するオートスライス手段7と、
2値化手段5から出力されるアドレス位置信号とオート
スライス手段7から出力されるアドレス極性信号を論理
演算する論理演算手段8で構成される。
【0028】以下に、実施の形態8のアドレス判定回路
の動作を図14を用いて説明する。ピックアップの光検
出器から得られる再生信号の全加算信号の高周波成分は
第1のローパスフィルタ手段27でカットされ、2値化
手段5において所定2値化レベルでスライスしてアドレ
ス位置信号(a)を得る。検出方法については第2の実
施例と同様である。また、ピックアップの情報トラック
の内周側と外周側に対応する光検出器から得られる再生
信号の差信号の高周波成分を第2のローパスフィルタ手
段28でカットし、その出力である低周波信号を2値化
後のデューティ比が略50:50になるように帰還して
2値化し、アドレス極性信号(b)を得る。アドレス位
置信号(a)とアドレス極性信号(b)を論理演算手段
8で論理演算を行い、アドレス前半信号(c)とアドレ
ス後半信号(d)を得ることができる。なお、演算処理
は、例えば(c)=(a)・(b),(d)=(a)・
(Xb)とすれば良い。ここで、(Xb)は(b)の反
転論理である。従来の技術において正確なインライン化
を行うためには、精度良くショートパルスを生成する必
要があることを述べた。本実施例によればアドレス前半
信号(c)およびアドレス後半信号(d)を安定に検出
し、これらの信号を基準にショートパルスを生成するこ
とで確実なインライン化処理が可能となる。 (実施の形態9)以下、実施の形態9のアドレス判定回
路について詳細に説明する。図15は実施の形態9のブ
ロック図である。図15に示すアドレス判定回路は、ピ
ックアップの光検出器から得られる再生信号の全加算信
号の高周波成分を取り除く第1のローパスフィルタ手段
27と、この出力を入力とし、所定レベルで2値化を行
いアドレス位置信号を出力する2値化手段5と、ピック
アップの情報トラックの内周側と外周側に対応する光検
出器から得られる再生信号の差信号の高周波成分を取り
除く第2のローパスフィルタ手段28と、アドレス位置
信号が所定論理の区間のみ2値化動作を行うオートスラ
イス手段7で構成される。構成としては、実施の形態
2、および実施の形態5のアドレス判定回路を1つにし
たものであり、アドレス位置の検出方法については第2
の実施例と同様であるが、上記アドレス位置検出信号を
用いて、アドレス極性検出動作における2値化手段5の
2値化・ホールド動作を行うものである。
【0029】以上のように本実施例によれば、全加算信
号は差信号に比べて光軸ずれ等の影響を受けにいといっ
た特徴があるため、従来例の検出方法に比べて安定にア
ドレス位置を検出することが可能であり、この信号をア
ドレス極性判定のためにオートスライス手段7のゲート
信号として用いることで、安定にアドレスの位置および
極性を検出することが可能である。 (実施の形態10)以下、実施の形態10のアドレス判
定回路について詳細に説明する。図16は実施の形態1
0のブロック図である。ピックアップの光検出器から得
られる再生信号の全加算信号を入力とし所定レベルで2
値化し2値化信号を出力する2値化手段5と、2値化信
号のHレベル区間を所定時定数で引き延ばすモノマルチ
手段6と、ピックアップの情報トラックの内周側と外周
側に対応する光検出器から得られる再生信号の差信号の
高周波成分を取り除くローパスフィルタ手段2と、この
出力を所定レベルで2値化スライスしてアドレス極性信
号を出力するオートスライス手段7と、2値化手段5か
ら出力されるアドレス位置信号とオートスライス手段7
から出力されるアドレス極性信号を論理演算する論理演
算手段8で構成される。基本動作は、実施の形態8と同
じであるが、アドレス位置検出に実施の形態3の方法を
用いている。本実施例によればアドレス前半信号および
アドレス後半信号を安定に検出し、これらの信号を基準
にショートパルスを生成することで確実なインライン化
処理が可能となる。 (実施の形態11)以下、実施の形態11のアドレス判
定回路について詳細に説明する。図17は実施の形態1
1のブロック図である。図17に示すアドレス判定回路
は、ピックアップの光検出器から得られる再生信号の全
加算信号を所定の2値化レベルで2値化し、2値化信号
を出力する2値化手段5と、2値化信号のHレベル区間
を所定時定数で引き延ばすモノマルチ手段6と、ピック
アップの情報トラックの内周側と外周側に対応する光検
出器から得られる再生信号の差信号の高周波成分を取り
除くローパスフィルタ手段2と、アドレス位置信号が所
定論理の区間のみ2値化動作を行うオートスライス手段
7で構成される。基本動作は、実施の形態9と同じであ
るが、アドレス位置検出に実施の形態3の方法を用いて
いる。本実施例によれば、全加算信号は差信号に比べて
光軸ずれ等の影響を受けにいといった特徴があるため、
従来例の検出方法に比べて安定にアドレス位置を検出す
ることが可能であり、この信号をアドレス極性判定のた
めにオートスライス手段7のゲート信号として用いるこ
とで、安定にアドレスの位置および極性を検出すること
が可能である。
【0030】なお、信号振幅を検出する振幅検出手段1
としては、例えば図18に示すように、入力信号の低周
波成分を取り除き交流成分のみを抽出するハイパスフィ
ルタ手段9と、ハイパスフィルタ手段9の出力を全波整
流する全波整流回路10と、全波整流回路10の出力の
ピークを検出するピーク検出回路11で構成される。ま
た、図18における全波整流回路10は図19に示すよ
うに半波整流回路12に置き換えても良い。また演算手
段4としては、例えば図20に示すように、入力された
振幅信号をm倍する乗算回路13と、入力された絶対値
信号をn倍する乗算回路14と、乗算回路13および乗
算回路14出力を足し合わせる加算回路15によって構
成される。ここで、m=nであって良い。なお、実施例
1から実施例10のアドレス判定回路は、光ピックアッ
プの戻り光量により正規化するものであって構わない。
【0031】実施の形態1をベースとして、光ピックア
ップの戻り光量によって正規化を行うアドレス判定回路
の一例のブロック図を図21に示す。図21に示すアド
レス判定回路は、ピックアップの情報トラックの内周側
と外周側に対応する光検出器から得られる再生信号の差
信号を入力とし交流信号振幅を検出して振幅信号を出力
する振幅検出手段1と、差信号の低域周波数分を抽出す
るローパスフィルタ手段2と、ローパスフィルタ手段出
力を入力として絶対値演算し絶対値信号を出力する絶対
値検出手段3と、絶対値信号と振幅信号を入力とし演算
を行う演算手段4と、ピックアップからの反射光量を検
出する光量検出手段16と、演算後の信号を光量検出手
段16で得た光量で除算して正規化する割算器17と、
正規化後の信号の2値化を行う2値化手段5とで構成さ
れる。本実施の形態の構成によれば、光ピックアップで
の戻り光量で正規化されるため、光ピックアップの光量
バラツキ、ディスクからの反射光量バラツキに対する検
出マージンを拡大することができる。
【0032】また、2値化手段5の一例を図22に示
す。2値化手段は、入力信号のボトム値あるいはピーク
値を固定のDC基準電圧にクランプし、低周波変動を抑
えるクランプ手段18と、前記DC基準電圧から所定の
オフセット電圧を与えてコンパレートレベルを定めるオ
フセット手段19と、アドレス位置信号を生成するコン
パレータ回路20で構成される。入力信号をクランプす
ることで、トラッキングオフセット等により発生するサ
ーボ帯域(数kHz)以下のDC変動分を抑えることで
安定な2値化が可能となり、正確なアドレス判定が実現
できる。なお、コンパレータ回路20はヒステリシスを
持つものであっても構わない。
【0033】また、2値化手段5の他の一例を図23に
示す。2値化手段は信号のピーク値を検出するピーク検
出手段21と、ボトム値を検出するボトム検出手段22
と、ピーク値とボトム値から適切なしきい値を求める演
算手段23と、アドレス位置信号を生成するコンパレー
タ回路20で構成される。前記ピーク値とボトム値から
適切なしきい値、例えば{(ピーク値)+(ボトム
値)}/2で入力信号をコンパレートするものである。
ピーク値とボトム値を常時モニターして、これを基準に
しきい値が決定されるため、トラッキングオフセット等
により発生するサーボ帯域(数kHz)以下のDC変動
分を抑えることで安定な2値化が可能となり、正確なア
ドレス判定が実現できる。なお、コンパレータ回路20
はヒステリシス回路が入っていても良い。演算手段23
は図24に示すように、ピーク値をk倍する乗算器24
とボトム値を(1−k)倍する乗算器25と、それぞれ
の乗算回路の出力を足し合わせる加算回路26によって
構成されるものであって構わない。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、ピックアップの
情報トラックの内周側と外周側に対応する光検出器から
得られる再生信号の差信号を、DCオフセット成分と振
幅成分に分離した後に加算し、処理をすることで、ピッ
クアップの光軸ずれ等によるDCオフセット成分の偏り
があった場合においても、アドレス部の位置と極性を確
実に検出することができ、インライン化処理を精度良く
行うことが可能である。また、ピックアップの光検出器
から得られる再生信号の全加算信号からアドレス位置を
検出し、差信号からアドレスのオフセット極性を検出す
ることでアドレスの位置と極性を確実に検出することが
でき、インライン化処理を精度良く行うことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係わるアドレス判定回路のブロ
ック図
【図2】実施の形態1に係わるアドレス判定回路の動作
説明をするための図
【図3】実施の形態2に係わるアドレス判定回路のブロ
ック図
【図4】実施の形態3に係わるアドレス判定回路のブロ
ック図
【図5】実施の形態2に係わるアドレス判定回路の動作
説明をするための図
【図6】実施の形態3に係わるアドレス判定回路の動作
説明をするための図
【図7】実施の形態4に係わるアドレス判定回路のブロ
ック図
【図8】実施の形態5に係わるアドレス判定回路のブロ
ック図
【図9】実施の形態4に係わるアドレス判定回路の動作
説明をするための図
【図10】実施の形態5に係わるアドレス判定回路を説
明するための図
【図11】実施の形態6に係わるアドレス判定回路のブ
ロック図
【図12】実施の形態7に係わるアドレス判定回路のブ
ロック図
【図13】実施の形態8に係わるアドレス判定回路のブ
ロック図
【図14】実施の形態8に係わるアドレス判定回路の動
作を説明する図
【図15】実施の形態9に係わるアドレス判定回路のブ
ロック図
【図16】実施の形態10に係わるアドレス判定回路の
ブロック図
【図17】実施の形態11に係わるアドレス判定回路の
ブロック図
【図18】振幅検出手段1の一例を示すブロック図
【図19】振幅検出手段1の他の一例を示すブロック図
【図20】演算手段4の一例を示すブロック図
【図21】光量によって正規化を行うアドレス判定回路
のブロック図
【図22】2値化手段5の一例を示すブロック図
【図23】2値化手段の他の一例を示すブロック図
【図24】演算手段23の一例を示すブロック図
【図25】DVD−RAMの記録様式とトラッキング方
式を説明するための図
【図26】トラッキング信号の検出装置を説明するため
の図
【図27】トラッキング信号の検出装置を説明するため
の図
【図28】従来のアドレス判定回路のブロック図
【図29】従来のアドレス判定回路の動作説明をするた
めの図
【図30】従来のインライン化処理回路を説明するため
の図
【図31】インライン化処理回路の動作を説明するため
の図
【図32】従来のアドレス判定回路の問題発生動作を説
明するための図
【符号の説明】
1 振幅検出手段 2 ローパスフィルタ手段 3 絶対値検出手段 4 演算手段 5 2値化手段 6 モノマルチ手段 7 オートスライス手段 8 論理演算手段 9 ハイパスフィルタ手段 10 全波整流回路 11 ピーク検出回路 12 半波整流回路 13 振幅信号の乗算回路 14 絶対値信号の乗算回路 15 加算回路 16 光量検出手段 17 割算器 18 クランプ手段 19 オフセット手段 20 コンパレータ回路 21 ピーク検出手段 22 ボトム検出手段 23 演算手段 24 ピーク値の乗算器 25 ボトム値の乗算器 26 加算回路 27 第1のローパスフィルタ手段 28 第2のローパスフィルタ手段 101 ランド 102 グルーブ 103 マーク 104 アドレス部 105 プリピットアドレス 106 データ部 107 ローパスフィルタ手段 108 第1の2値化手段 109 第2の2値化手段 110 加算手段 111 減算回路 112 アナログスイッチ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報トラックの内周側と外周側に対応する
    光検出器から得られる再生信号の差信号を入力とし、低
    域変動分を抽出するローパスフィルタ手段と、該ローパ
    スフィルタ手段出力を入力として信号の絶対値検出を行
    う絶対値検出手段と、該再生信号の差信号の交流信号振
    幅を検出する振幅検出手段と、該絶対値検出手段出力と
    該振幅検出手段出力を所定の比率m:nで重み付けをし
    て加算する演算手段と、該演算手段出力の2値化を行う
    2値化手段とを備え、アドレス部の位置検出を行う情報
    再生装置のアドレス判定回路。
  2. 【請求項2】前記光検出器から得られる再生信号の全加
    算信号を入力とし、低域変動分を抽出するローパスフィ
    ルタ手段と、該ローパスフィルタ手段出力を入力とし、
    2値化を行う2値化手段とを備え、アドレス部の位置検
    出を行う、情報再生装置のアドレス判定回路。
  3. 【請求項3】前記光検出器から得られる再生信号の全加
    算信号を入力とし、所定のレベルでスライス2値化する
    2値化手段と、該2値化手段出力を入力とし、所定時間
    以下のレベル反転を禁止するモノマルチ手段とを備え、
    アドレス部の位置検出を行う、情報再生装置のアドレス
    判定回路。
  4. 【請求項4】前記光検出器から得られる再生信号の差信
    号を入力とし、低域分を抽出するローパスフィルタ手段
    と、該ローパスフィルタ手段出力をスライス2値化する
    スライス手段とで構成され、アドレス部のトラックセン
    ターからのトラックオフセット方向を検出する、情報再
    生装置のアドレス判定回路。
  5. 【請求項5】前記ローパスフィルタ手段出力を2値化す
    るスライス手段とをさらに備え、アドレス部のトラック
    センターからのトラックオフセット方向を検出する、請
    求項1記載の情報再生装置のアドレス判定回路。
  6. 【請求項6】前記2値化手段出力が所定論理となる区間
    において、前記ローパスフィルタ手段出力を前記スライ
    ス手段が2値化を行うことを特徴とする、請求項5記載
    の情報再生装置のアドレス判定回路。
  7. 【請求項7】請求項2記載の2値化手段出力と、請求項
    4記載のスライス手段出力と、該2値化手段出力と該ス
    ライス手段出力を入力とし、論理演算を行う論理演算手
    段とで構成され、アドレス部の位置とトラックセンター
    からのトラックオフセット方向を検出する、情報再生装
    置のアドレス判定回路。
  8. 【請求項8】請求項2記載の2値化手段出力が所定論理
    となる区間において、ローパスフィルタ手段出力をスラ
    イス2値化することを特徴とする、請求項4記載の情報
    再生装置のアドレス判定回路。
  9. 【請求項9】請求項3記載のモノマルチ手段出力と、請
    求項4記載のスライス手段出力と、該モノマルチ手段出
    力と該スライス手段出力を入力として、論理演算を行う
    論理演算手段とで構成され、アドレス部の位置とトラッ
    クセンターからのトラックオフセット方向を検出する、
    情報再生装置のアドレス判定回路。
  10. 【請求項10】請求項3記載のモノマルチ手段出力が所
    定論理となる区間において、ローパスフィルタ手段出力
    をスライス2値化することを特徴とする、請求項4記載
    の情報再生装置のアドレス判定回路。
  11. 【請求項11】前記スライス手段は2値化後のデューテ
    ィ比が略一定となるように帰還制御されることを特徴と
    する、請求項4から請求項10記載の情報再生装置のア
    ドレス判定回路。
  12. 【請求項12】前記スライス手段は2値化後のデューテ
    ィ比が50:50となるように帰還制御されることを特
    徴とする、請求項4から請求項10記載の情報再生装置
    のアドレス判定回路。
  13. 【請求項13】前記スライス手段は、前記2値化手段あ
    るいは前記モノマルチ手段から出力されるアドレス位置
    情報により帰還制御ループのホールドが行われることを
    特徴とする、請求項6、請求項8、または請求項10記
    載の情報再生装置のアドレス判定回路。
  14. 【請求項14】前記演算手段の重み付け係数はm=nで
    あることを特徴とする、請求項1、請求項5、または請
    求項6記載の情報再生装置のアドレス判定回路。
  15. 【請求項15】前記再生信号の絶対光量を検出する光量
    検出手段と、割算回路とをさらに有し、該再生信号、ま
    たは前記ローパスフィルタ手段出力、または前記振幅検
    出手段出力、または前記演算手段出力を該光量検出手段
    出力で除算して正規化することを特徴とする、請求項1
    から請求項10記載の情報再生装置のアドレス判定回
    路。
JP2001238763A 2001-08-07 2001-08-07 アドレス判定回路 Pending JP2003051119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238763A JP2003051119A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 アドレス判定回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001238763A JP2003051119A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 アドレス判定回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003051119A true JP2003051119A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19069628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001238763A Pending JP2003051119A (ja) 2001-08-07 2001-08-07 アドレス判定回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003051119A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100418143C (zh) * 2004-08-03 2008-09-10 建兴电子科技股份有限公司 增进解码盘片位置的方法与装置
US7525898B2 (en) 2003-10-28 2009-04-28 Panasonic Corporation Information playback apparatus, in-line circuit, and method for implementing in-line circuit on information playback apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7525898B2 (en) 2003-10-28 2009-04-28 Panasonic Corporation Information playback apparatus, in-line circuit, and method for implementing in-line circuit on information playback apparatus
CN100418143C (zh) * 2004-08-03 2008-09-10 建兴电子科技股份有限公司 增进解码盘片位置的方法与装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63231733A (ja) 光学的情報再生装置
US6912190B2 (en) Optical disc apparatus and method for reading information from an optical disk having tracks and spaces between the tracks on which address information is recorded
JP3791776B2 (ja) 光記録媒体のプリピット検出装置
JP2001134943A (ja) 光ディスク記録装置のプッシュプル信号処理回路およびウォブル抽出回路ならびにプリピット検出回路
JP3107263B2 (ja) 情報再生装置
KR100268636B1 (ko) 정보기록재생방법 및 그것을 사용한 정보기록재생장치
JP3736398B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0778428A (ja) ディスク装置のアクセス方向検知回路
JP4095514B2 (ja) 光ディスク再生装置及び光ディスク再生方法
US7218580B2 (en) Skew detection method, optical pickup, and optical disc device
JP2002237052A (ja) 光記録媒体のプリピット検出装置
JP2003051119A (ja) アドレス判定回路
EP1225571B1 (en) Pre-pit detecting apparatus
JP2002216363A (ja) 光ディスク装置および情報読み出し方法
JP3961751B2 (ja) 位相復調方法、位相復調装置及び情報記録再生装置
KR100570926B1 (ko) 기록 정보 평가 방법과 장치 및 그 정보 기록 매체
JP2007042201A (ja) 光ディスク装置及び光ディスクのウォブル再生方法
KR100686066B1 (ko) 광 기록매체의 제어 장치
US7050372B2 (en) Optical disk device configured to reliably reproduce address information
US20070091771A1 (en) Demodulator
JP2002208231A (ja) 情報記録再生装置のpll装置
US20080285394A1 (en) Optical disc apparatus and method of processing synchronization signal for the apparatus
KR20020026676A (ko) 광 기록매체의 기록 재생 방법 및 장치
JP2006338716A (ja) Pll回路及びこれを用いた光ディスク装置
JP2009158052A (ja) 光ディスク処理装置及び光ディスク処理方法