JP2003050026A - 水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法 - Google Patents

水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法

Info

Publication number
JP2003050026A
JP2003050026A JP2001235243A JP2001235243A JP2003050026A JP 2003050026 A JP2003050026 A JP 2003050026A JP 2001235243 A JP2001235243 A JP 2001235243A JP 2001235243 A JP2001235243 A JP 2001235243A JP 2003050026 A JP2003050026 A JP 2003050026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
steam
amount
steam generator
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001235243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3893914B2 (ja
Inventor
Takefumi Kametani
岳文 亀谷
Kazunari Adachi
一成 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP2001235243A priority Critical patent/JP3893914B2/ja
Publication of JP2003050026A publication Critical patent/JP2003050026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3893914B2 publication Critical patent/JP3893914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置を長寿命とすることができるとともに、
単位時間当たりの水蒸気発生量の調整範囲が広く、かつ
精度がよい水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整
方法を提供する。 【解決手段】 供給水の水量を調整可能に構成されてい
る水供給手段とを備えた水蒸気の発生装置において、供
給水を粒子状の噴霧水として噴射可能な噴霧ノズルを前
記水供給手段に取り付け、蒸発板にノズル口を向けて配
置してなる装置とし、この水蒸気の発生装置を用い、水
蒸気の発生時に、必要な水蒸気発生量に応じて、蒸発板
を加熱手段により加熱するとともに、噴霧水の水量を増
減して、単位時間当たりの水蒸気発生量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、熱処理炉
内の雰囲気ガスを加湿するために用いる水蒸気の発生装
置および水蒸気の発生量調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱処理設備においては、普通、熱処理炉
で雰囲気ガスを使用して鋼板等の被処理材を処理してい
る。例えば、鋼板の種類によっては、所望の品質を得る
ために露点を調整された雰囲気ガス中で脱炭処理を行う
場合がある。脱炭は、雰囲気ガス中の水蒸気と鋼板中の
炭素分との間で、 H2 O + C → H2 +CO の反応を行わせ、鋼板中の炭素分を減少させる処理であ
る。また、露点は、雰囲気ガス中の水蒸気が結露し始め
る温度であり、一般に、熱処理炉内の水蒸気量の管理
は、露点を調整することにより行っている。
【0003】したがって、雰囲気ガスの露点制御を精度
よく行うためには、熱処理炉内の水蒸気量を高精度にコ
ントロールすることが重要である。例えば、特開平1-26
3216号公報には、図7に示す熱処理設備が開示されてい
る。図中、17は熱処理炉、Sは被処理材である鋼板で
ある。また、21は液相の水の供給配管、22は乾燥し
た雰囲気ガスの供給配管である。31、32は流量制御
弁、33、34は流量計であり、51、52、53は加
熱装置、54はファンである。61、62、63は温度
計、64は圧力計である。
【0004】この熱処理設備では、まず、熱処理炉17
において、必要な加湿雰囲気ガスの量および露点が決ま
り、次いで、21に供給する水の量および22に供給す
る乾燥雰囲気ガスの必要量が決定される。そして、供給
配管21に供給された水は、流量制御弁31、流量計3
3を経て、加熱装置51において、その出口を通過する
水蒸気が乾燥雰囲気ガスの圧力に対応する飽和蒸気温度
以上の過熱蒸気となるように加熱制御装置41を介して
加熱される。一方、供給配管22に供給された乾燥雰囲
気ガスは、流量制御弁32、流量計34を経て、加熱装
置52において、その出口における温度および流量によ
り露点温度以上となるように加熱制御装置42を介して
加熱される。次いで、過熱蒸気と乾燥雰囲気ガスとが混
合されてなる加湿雰囲気ガスが加熱装置53において、
その露点以上に加熱されて熱処理炉17に供給される。
【0005】ここで、雰囲気ガスを、例えばH2 とN2
との混合ガスとすると、熱処理炉17において、鋼板S
の脱炭を行うことができるのである。しかしながら、水
蒸気の発生装置である加熱装置51には、次のような問
題があった。すなわち、従来の水蒸気の発生装置は、図
8に示すように、パン100の底板をヒータ200で加
熱し、加熱された底板に分岐管21Aから水滴を滴下
し、滴下した水滴を蒸発させて水蒸気Vを発生させる構
造であり、加熱されて高温となっている底板に噴霧ノズ
ルを用いず、水滴を滴下しているため、繰り返し局部的
に大きい熱応力が発生し、底板の変形が徐々に大きくな
ってしまう欠点があった。このため、変形した底板の凹
部に水たまりが生じて、単位時間当たりの水蒸気の発生
量が変化してしまうという不安定さがあった。
【0006】また、上述した局部的な熱応力によるクラ
ックの発生や熱変形の増大により、水蒸気の発生装置の
寿命が短いという問題もあった。なお、図中、21は水
蒸気Vとするための液相の水Wの供給配管であり、蒸発
した水蒸気Vは、接続管4を介して蒸気供給配管5に送
り出される。また、特開昭54-045605 号公報には、熱処
理設備において、雰囲気ガスを温水と接触させるととも
に、熱処理炉内の雰囲気ガスに含まれる水蒸気量を制御
するために、温水の温度を調整する方法が開示されてい
る。
【0007】しかしながら、この雰囲気ガスを温水と接
触させ、かつ温水の温度を調整する方法は、単位時間当
たりの水蒸気の発生量が少なく、必要な水蒸気量を確保
するには長時間を要し、そのうえ、単位時間当たりの水
蒸気の発生量の調整範囲が狭いので、例えば、脱炭処理
を行う熱処理炉内の水蒸気量を精度よく管理できないと
いう問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記従来技術の問題点を解消することにあり、装置
を長寿命とすることができるとともに、単位時間当たり
の水蒸気発生量の調整範囲が広く、かつ精度がよい水蒸
気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、水を微粒化し、かつ均一に噴射することがで
きる噴霧ノズルを用いることにより、上記の課題を解決
することができるとの知見を得て、本発明を完成させ
た。また、本発明の水蒸気の発生装置は、加熱可能とさ
れた蒸発板により、供給水を蒸発して水蒸気を発生さ
せ、該水蒸気を蒸気通路を介して送り出すように構成さ
れている水蒸気発生用容器と、前記蒸発板を加熱するた
めの加熱手段と、前記供給水の水量を調整可能に構成さ
れている水供給手段とを備えた水蒸気の発生装置におい
て、前記供給水を粒子状の噴霧水として噴射可能な噴霧
ノズルを前記水供給手段に取り付け、前記蒸発板にノズ
ル口を向けて配置してなることを特徴とする。その際、
前記噴霧ノズルを水滴の平均粒径が1000μm 以下の
噴霧水を噴射可能なものとすることが好ましく、さら
に、前記水供給手段には、前記供給水を飽和温度以下に
加熱可能な加熱手段を設けてあることがより好ましい。
【0010】本発明の水蒸気の発生量調整方法は、上記
のいずれかに記載の水蒸気の発生装置を用い、水蒸気の
発生時に、必要な水蒸気発生量に応じて、前記蒸発板を
前記加熱手段により加熱するとともに、前記噴霧水の水
量を増減して、単位時間当たりの水蒸気発生量を調整す
ることを特徴とするを特徴とする。その際、前記供給水
を噴射する前に60〜95℃に加熱しておくことが好ま
しい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の方法に用いる一
例の水蒸気の発生装置を示す一部断面を含む模式図であ
って、図2は、図1に示す装置の要部断面図である。図
1中の1は、水蒸気発生用容器であり、この水蒸気発生
用容器1は、加熱可能とされた蒸発板を有し、該蒸発板
に供給される供給水Wを蒸発することにより水蒸気Vを
発生させ、該水蒸気Vを蒸気通路を介して送り出すよう
に構成されている。水供給手段6は、給水配管6A、6
B、ポンプ6C、流量計6Dおよび流量調整弁6Eから
なり、流量計6Dを通過する水Wの量を流量調整弁6E
にフィードバックし、各水蒸気発生用容器1に供給され
る供給水量を調整可能に構成されているが、本発明で
は、この構成に限定されず、種々の構成とすることがで
きる。5Aはドレン抜きである。
【0012】ここで、各水蒸気発生用容器1は、天板と
底板と側板とで囲まれた空間を有し、開口は接続管4へ
の連絡口と噴霧ノズル7のノズル口(図2参照)だけで
ある。この場合、図2に示すように蒸発板は、水蒸気発
生用容器1の底板1Aであり、底板1Aの下部に加熱手
段であるヒータ2が設けてある。本発明の一例の水蒸気
の発生装置において、図8に示した従来の水蒸気の発生
装置と異なる点は、噴霧ノズル7を配置したことであ
る。噴霧ノズル7は、給水配管6A、6Bのそれぞれの
一端部に複数個取り付けてあり、蒸発板である底板1A
にノズル口を向けて配置(図1、図2参照)してある。
【0013】噴霧ノズル7は、公知のノズルを使用する
ことにより、供給水Wを微粒化し、噴霧水として噴射す
ることが可能であり、噴霧水の水滴の平均粒子径を10
00μm 以下として噴射できる噴霧ノズル7を用いるの
が、蒸発板における噴霧水の水量分布を均一にできるの
で好適である。次いで、水蒸気の発生量調整方法につい
て説明する。
【0014】本発明の水蒸気の発生量調整方法は、上述
した水蒸気の発生装置を用い、必要な水蒸気発生量に応
じて、蒸発板を加熱手段であるヒータ2により加熱する
とともに、噴霧水の水量を増減して、単位時間当たりの
水蒸気発生量(kg/h)を調整する。その場合、上述し
た水供給手段6により、供給水Wの水量(kg/h)を調
節し、かつ必要な水蒸気発生量に応じてヒータ2のパワ
ーを調節する。
【0015】その際、本発明の水蒸気の発生装置におい
ては、水量分布の均一な噴霧水を噴射するので、底板1
Aの熱負荷が均一化され、装置を長期間使用しても、装
置の熱変形量やクラックの進展を抑制することができ
る。その結果、装置を長寿命とすることができる。その
うえ、本発明においては、熱変形量が抑制された底板1
Aに噴霧水を供給するので、単位時間当たりの水蒸気発
生量(kg/h)の調整範囲を広くした場合でも、底板1
Aの凹部に水たまりが生じることもなく、単位時間当た
りの水蒸気発生量(kg/h)を高精度に調節することが
できるのである。
【0016】ところで、次に述べる実験結果から、本発
明の水蒸気の発生装置においては、単位時間当たりの水
蒸気発生量(kg/h)、すなわち、水蒸気発生速度X
は、噴霧水の水滴の平均粒子径Dによっても変化するこ
とがわかった。噴霧水の水滴の平均粒子径D(μm )と
水蒸気発生速度X(kg/h)の関係は、上述した装置を
用い、噴霧ノズル7を変更することにより、噴霧水の水
滴の平均粒径Dを変えて調べた。
【0017】その結果を図3に示す。ここで、水蒸気発
生速度の比X/X0 (−)は、平均粒径D(μm )の場
合の水蒸気発生速度X(kg/h)を平均粒径Dが200
μm の場合の水蒸気発生速度X0 (kg/h)で除した値
であり、水蒸気発生速度X、X0 は、本発明の装置にお
いて、(噴霧水を所定時間t0 (s)だけ噴射し、噴霧
開始時t=0(秒)から時刻t(秒)=t0 の間に発生
した水蒸気の質量M(kg)を測定し、M/t 0 により
算出したものである。発生した水蒸気は水蒸気供給配管
5の出口で測定した。なお、ヒータ2のパワーは一定と
し、噴霧水の温度は20℃、噴霧水の水量はFmax =6
0(kg/h)仕様最大)、噴射時間t0 =1800秒と
した。
【0018】図3に示す結果から、本発明の装置では、
噴霧水の水滴の平均粒径Dを800μm 以下とすること
により、水蒸気発生速度を平均粒径Dが200μm の場
合の1/4以上にすることができ、さらに、噴霧水の水
滴の平均粒径Dを400μm以下とすることにより、水
蒸気発生速度を平均粒径Dが200μm の場合の1/2
以上にすることができることがわかった。すなわち、噴
霧水の水滴の平均粒径Dが200〜1000μm の範囲
では、平均粒径Dを小さくすることにより、単位重量当
たりの表面積を大きくでき、熱の伝達がよくなって、水
蒸気発生速度、すなわち、単位時間当たりの水蒸気発生
量を増大きることがわかる。
【0019】しかしながら、本発明の装置では、単位時
間当たりの水蒸気発生量の調整を噴霧ノズル7を変更
し、噴霧水の水滴の平均粒径Dを変えることにより行う
のは現実的でないので、上述したように、本発明の水蒸
気の発生量調整方法では、必要な水蒸気発生量に応じ
て、蒸発板を加熱手段であるヒータ2により加熱すると
ともに、噴霧水の水量を増減して、単位時間当たりの水
蒸気発生量(kg/h)を調整するようにしている。
【0020】また、本発明の方法に用いる水蒸気の発生
装置においては、図4に示すように、供給水Wを飽和温
度(沸点)以下に加熱可能な加熱手段を設けて、水蒸気
の発生時に、供給水Wの温度を予め60〜95℃に加熱
しておくことが好ましい。供給水Wの温度を予め60〜
95℃に加熱しておくことが好ましい理由は、供給水W
の温度が60℃未満の場合、水蒸気発生速度である単位
時間当たりの水蒸気発生量(kg/h)を増大する効果が
不十分であり、供給水Wの温度が95℃を超える場合、
配管内で水蒸気が多量に発生して、噴霧水の水量分布に
ムラが発生することがあるからである。
【0021】図5には、図4に示した装置を用いて、上
述したようにして水蒸気発生速度の比X/X0 を調べた
結果を示した。なお、加熱手段8は、図4に示す配置位
置に代えて、給水配管6A、6Bに分岐する前の配管と
流量調整弁6Eとの間に設けるようにしてもよい。加熱
手段8としては、配管の周囲に巻いたヒータとすること
ができる。
【0022】以上の説明において、水蒸気の発生装置と
しては、蒸発板を底板とした水蒸気発生用容器1を用い
ているが、本発明の装置はこれに限定されず、図6に示
すような蒸発板を側板とした水蒸気発生用容器1’とし
てもよい。この水蒸気発生用容器1’は、上に向かうほ
ど開口面積が広くなるように傾けた側板、天板および底
板とで空間を囲んだ外形が倒立円錐台状であり、ヒータ
2は、側板の周囲を加熱可能なように設けてある。噴霧
ノズル7は、ノズル口の中央から噴射される噴霧水の軌
跡が側板の法線Nに対してαだけ傾斜するように、給水
配管6A’に取り付けてある。図6に示した例では、ノ
ズルから噴霧される噴霧水の噴射方向と水蒸気の発生方
向とが対向することがないので、水蒸気発生量をさらに
精度よく制御することができる。この場合、噴霧ノズル
7としては、ホロコーンノズルを用いることができる。
【0023】
【実施例】図1、図2に示した水蒸気の発生装置を、図
7に示した熱処理炉17を有するプロセスラインに適用
し、熱処理炉17内の水蒸気量をコントロールして発明
例1とし、図6に示した水蒸気の発生装置を適用して水
蒸気量をコントロールして発明例2とした。
【0024】その際、水蒸気の発生装置で発生させた水
蒸気と雰囲気ガスとを混合させ、混合した水蒸気を含む
雰囲気ガスを熱処理炉17に供給可能に構成した。ま
た、熱処理炉17内の必要な水蒸気の量(kg)に応じて
単位時間当たりの水蒸気発生量(kg/h)を求め、噴霧
水の水量(kg/h)を演算し、かつ水供給手段を制御す
る演算・制御装置を追加して配置し、熱処理炉17内の
水蒸気量をコントロールするように構成した。
【0025】なお、熱処理炉17において、炉温を80
0℃、雰囲気ガスをH2 とN2 との混合ガスとし、目標
露点を40℃として鋼板Sの脱炭を行った。その結果、
発明例1においては、熱処理炉17内での雰囲気ガスの
露点のばらつきは定常状態で±1℃以内であり、また、
発明例2においては±0.8℃以内であり、従来よりば
らつきが減少した。また、発明例1および2の水蒸気の
発生装置の水蒸気発生用容器における最大温度差はとも
に50℃であり、水蒸気の発生装置の寿命が10年と推
定でき、長寿命とすることができた。
【0026】なお、従来の水蒸気の発生装置を用い場
合、熱処理炉17内での雰囲気ガスの露点のばらつきは
±3℃であり、水蒸気発生用容器における最大温度差は
150℃であり、水蒸気の発生装置の寿命は1年であっ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、装置を長寿命とするこ
とができるとともに、単位時間当たりの水蒸気発生量の
調整範囲を広くし、かつ精度を良好にすることができ
る。その結果、本発明を熱処理設備に適用した場合、熱
処理炉内での雰囲気ガスの露点を高精度に調整すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の水蒸気の発生装置を示す模式図
である。
【図2】図1に示す装置の要部断面図である。
【図3】図1に示す装置の作用を示すグラフである。
【図4】本発明の好適な水蒸気の発生装置を示す模式図
である。
【図5】図4に示す装置の作用を示すグラフである。
【図6】本発明の他の水蒸気の発生装置を示す模式図で
ある。
【図7】従来の水蒸気の発生装置を熱処理炉に適用した
場合の構成図である。
【図8】従来の水蒸気の発生装置を示す模式図である。
【符号の説明】
W 供給水 V 水蒸気 1、1’ 水蒸気発生用容器 1A 底板(蒸発板) 2、8 ヒータ(加熱手段) 4 接続管 5 水蒸気供給配管 5A ドレン抜き 6 水供給手段 6A、6B、6A’給水配管 6C ポンプ 6D 流量計 6E 流量調整弁 7 噴霧ノズル 21、22 供給配管 21A 分岐管 31、32 流量制御弁 33、34 流量計 51、52、53 加熱装置 54 ファン 61、62、63 温度計 64 圧力計 S 鋼板 17 熱処理炉 100 パン 200 ヒータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱可能とされた蒸発板により、供給水
    を蒸発して水蒸気を発生させ、該水蒸気を蒸気通路を介
    して送り出すように構成されている水蒸気発生用容器
    と、前記蒸発板を加熱するための加熱手段と、前記供給
    水の水量を調整可能に構成されている水供給手段とを備
    えた水蒸気の発生装置において、前記供給水を粒子状の
    噴霧水として噴射可能な噴霧ノズルを前記水供給手段に
    取り付け、前記蒸発板にノズル口を向けて配置してなる
    ことを特徴とする水蒸気の発生装置。
  2. 【請求項2】 前記噴霧ノズルを水滴の平均粒径が10
    00μm 以下の噴霧水を噴射可能なものとすることを特
    徴とする請求項1に記載の水蒸気の発生装置。
  3. 【請求項3】 前記水供給手段に前記供給水を飽和温度
    以下に加熱可能な加熱手段を設けてあることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の水蒸気の発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の水蒸気
    の発生装置を用い、水蒸気の発生時に、必要な水蒸気発
    生量に応じて、前記蒸発板を前記加熱手段により加熱す
    るとともに、前記噴霧水の水量を増減して、単位時間当
    たりの水蒸気発生量を調整することを特徴とする水蒸気
    の発生量調整方法。
  5. 【請求項5】 前記供給水を噴射する前に60〜95℃
    に加熱しておくことを特徴とする請求項4に記載の水蒸
    気の発生量調整方法。
JP2001235243A 2001-08-02 2001-08-02 水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法 Expired - Fee Related JP3893914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235243A JP3893914B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001235243A JP3893914B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003050026A true JP2003050026A (ja) 2003-02-21
JP3893914B2 JP3893914B2 (ja) 2007-03-14

Family

ID=19066723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001235243A Expired - Fee Related JP3893914B2 (ja) 2001-08-02 2001-08-02 水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3893914B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101004579B1 (ko) * 2008-07-02 2010-12-30 (주)부성 식품숙성 및 제빵용 스팀발생장치
JP2011131141A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Noritz Corp 蒸発装置及びこれを用いた燃料電池システム
CN110051102A (zh) * 2019-05-17 2019-07-26 安徽玉杉光电科技有限公司 一种深紫外led灭菌补水喷雾装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101004579B1 (ko) * 2008-07-02 2010-12-30 (주)부성 식품숙성 및 제빵용 스팀발생장치
JP2011131141A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Noritz Corp 蒸発装置及びこれを用いた燃料電池システム
CN110051102A (zh) * 2019-05-17 2019-07-26 安徽玉杉光电科技有限公司 一种深紫外led灭菌补水喷雾装置
CN110051102B (zh) * 2019-05-17 2024-01-30 安徽玉杉光电科技有限公司 一种深紫外led灭菌补水喷雾装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3893914B2 (ja) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5243702B2 (ja) 所定の相対湿度を有する湿潤空気流を発生させる方法および装置
JP2003339829A (ja) 殺菌液気化装置
JPH067001B2 (ja) スチーム発生器
JP4377873B2 (ja) 鋼板の制御冷却装置および冷却方法
JP3893914B2 (ja) 水蒸気の発生装置および水蒸気の発生量調整方法
JPH0674451B2 (ja) ガス調湿法
JPH04180816A (ja) 燃焼プロセス排ガス中へ処理媒体の送入方法
CN109867437A (zh) 一种通过式喷雾淬冷钢化装置及操作方法
CN100582574C (zh) 通过变速喷雾使液态燃料燃烧的方法
WO2021079806A1 (ja) 被冷却部材の冷却方法および冷却装置
JP2003042487A (ja) 水蒸気の発生量調整方法および水蒸気の発生装置
JP4167989B2 (ja) ガスタービン設備及びガスタービン用加湿設備
JPH0513199Y2 (ja)
WO2017221671A1 (ja) 冷却装置
KR101765145B1 (ko) 액체의 기화장치
CN218187927U (zh) 一种过氧化氢低温汽化发生器及汽化过氧化氢灭菌系统
US7036463B2 (en) Heat exchanger for liquid vaporization
KR100399224B1 (ko) 저이슬점 분위기가스의 제조방법
JP5919252B2 (ja) 加温加湿装置およびそれを組み込んだ装置。
JPH08461A (ja) 食品スチーマー
JP2538924B2 (ja) 炭化水素ガス増湿装置
US740472A (en) Apparatus for controlling temperature of substances to be heated.
CA2468383C (en) Heat exchanger for liquid vaporization
JP3892533B2 (ja) 雰囲気ガス加湿装置
KR100485802B1 (ko) 암모니아수를 사용하여 가스를 생산하는 직접 접촉식암모니아 가스 기화기

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060721

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3893914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees