JP2003049954A - ホロージェットバルブ - Google Patents
ホロージェットバルブInfo
- Publication number
- JP2003049954A JP2003049954A JP2001238532A JP2001238532A JP2003049954A JP 2003049954 A JP2003049954 A JP 2003049954A JP 2001238532 A JP2001238532 A JP 2001238532A JP 2001238532 A JP2001238532 A JP 2001238532A JP 2003049954 A JP2003049954 A JP 2003049954A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- valve casing
- hollow jet
- opening
- support member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Valves (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 摺動部における異物の混入を防止し、常に安
定したニードルの動作を維持できるホロージェットバル
ブを提供する。 【解決手段】 バルブケーシング２の内部にバルブケー
シング２の一端開口を開閉するニードル３を流路軸線方
向に出退自在に収納し、ニードル３に外嵌合してニード
ル３を軸線方向に出退自在に支持する筒状のニードル支
持部材４をバルブケーシング２に固定したホロージェッ
トバルブにおいて、ニードル支持部材４の開口周縁部に
ニードル３の外周面に摺接する環状のワイパー３１を設
けた。
定したニードルの動作を維持できるホロージェットバル
ブを提供する。 【解決手段】 バルブケーシング２の内部にバルブケー
シング２の一端開口を開閉するニードル３を流路軸線方
向に出退自在に収納し、ニードル３に外嵌合してニード
ル３を軸線方向に出退自在に支持する筒状のニードル支
持部材４をバルブケーシング２に固定したホロージェッ
トバルブにおいて、ニードル支持部材４の開口周縁部に
ニードル３の外周面に摺接する環状のワイパー３１を設
けた。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホロージェットバ
ルブに関し、異物による動作不能を防止する技術に係
る。 【０００２】 【従来の技術】従来から一般に使用されているホロージ
ェットバルブは、図２に示すような構造を有している。
図２において、筒状の流路１を有するバルブケーシング
２の内部には流路軸線方向に移動可能にニードル３を収
納しており、ニードル３は筒部３Ａと、筒部３Ａの先端
側に一体形成した先絞り状の椀状部３Ｂと、筒部３Ａと
同心状に配置する内側筒部３Ｃと、内側筒部３Ｃの外周
に同心状に配置する外側筒部３Ｄとを設けている。 【０００３】ニードル３は流路軸線方向に移動して椀状
部３Ｂがバルブケーシング２の一端開口の内周面に形成
した環状弁シート部２ａに当接して流路１を閉鎖する。
バルブケーシング２は、ニードル３を軸線方向へ移動自
在に保持するニードル支持部材４を固定支持しており、
ニードル支持部材４はニードル３の筒部３Ａに外嵌合し
てニードル３を摺動案内する筒状スリーブ５を有してい
る。ニードル支持部材４は、ニードル３の内側筒部３
Ｃ、外側筒部３Ｄの間に嵌合する筒状部４Ａと、筒状部
４Ａに続いて形成した円錐状部４Ｂを有し、筒状部４Ａ
でニードル３の内側筒部３Ｃの軸線方向への移動を案内
する。 【０００４】ニードル支持部材４の筒状部４Ａの内部に
は、ニードル３の内側筒部３Ｃに形成された雌ねじ部３
Ｅと、これに螺合する螺軸６Ａを有する回転シヤフト６
とからなるニードル駆動機構７を内装している。 【０００５】ニードル駆動機構７は、回転シヤフト６に
設けた大径ベベルギヤ８Ａと、回転操作軸９に固定した
小径操作ベベルギヤ８Ｂとからなる回転駆動用ギヤ機構
８に連動連結しており、この回転駆動用ギヤ機構８を介
してニードル駆動機構７を操作し、ニードル３を流路軸
線方向に駆動移動させて椀状部３Ｂで流路１を開閉す
る。 【０００６】ニードル３には、椀状部３Ｂに形成した複
数個の圧力平衡孔１０を通して流路１内の圧力と平衡状
態に保たれる圧力平衡室１１を内部に形成しており、こ
の圧力平衡室１１を設けることで、ニードル３の流路軸
線方向の移動負荷を小さくし、ニードル３を小さな操作
力で流路軸線方向に移動させることが可能となる。 【０００７】回転駆動用ギヤ機構８は、ニードル支持部
材４における円錐状部４Ｂと、円錐状部４Ｂの後部に固
定した蓋体１２とで形成するギヤオイル室１３内に収容
している。 【０００８】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のホロー
ジェットバルブにおいて、ニードル３の筒部３Ａと筒状
スリーブ５との間に異物が混入すると、ニードル３の円
滑な摺動を妨げ、動作不能に陥る可能性がある。 【０００９】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、摺動部における異物の混入を防止し、常に安定した
ニードルの動作を維持できるホロージェットバルブを提
供することを目的とする。 【００１０】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のホロージェットバルブは、バルブケー
シング内にバルブケーシングの一端開口を開閉するニー
ドルを流路軸線方向に出退自在に収納し、ニードルに外
嵌合してニードルを軸線方向に出退自在に支持する筒状
のニードル支持部材をバルブケーシングに固定したホロ
ージェットバルブにおいて、ニードル支持部材の開口周
縁部にニードルの外周面に摺接する環状のワイパーを設
けたものである。 【００１１】上記した構成により、閉栓時にニードルは
筒状のニードル支持部材から突出した状態となる。この
状態でニードルの外周面に異物が付着しても、開栓時に
ニードルが筒状のニードル支持部材へ後退するときに環
状のワイパーがニードルの外周面に摺接して異物を除去
するので、異物がニードルと筒状のニードル支持部材と
の間に入り込むことがない。 【００１２】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態におけるホロージェ
ットバルブの基本的な構成は、図２に示した従来のもの
と同様であるので、同様の作用を行なう部材については
同一の符号を付して、それらの説明を省略する。 【００１３】図１において、ホロージェットバルブは、
ニードル支持部材４にニードル３の筒部３Ａに外嵌合す
る筒状スリーブ５を設け、筒状スリーブ５の開口周縁部
にニードル３の筒部３Ａの外周面に摺接する環状のワイ
パー３１を押さえ部材３２を介してボルト３３で固定し
ており、ワイパー３１は軟質のゴム材からなる。 【００１４】上記した構成において、閉栓時にニードル
３は筒状スリーブ５に案内されて流路軸線方向に移動
し、筒部３Ａが筒状スリーブ５から露出した状態とな
る。この状態でニードル３の筒部３Ａの外周面に異物が
付着しても、開栓時にニードル３の筒部３Ａがニードル
支持部材４の筒状スリーブ５の内部へ後退するときに、
環状のワイパー３１がニードル３の筒部３Ａの外周面に
摺接して異物を除去するので、異物がニードル３の筒部
３Ａとニードル支持部材４の筒状スリーブ５との間に入
り込むことがない。 【００１５】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ニード
ル支持部材の開口周縁部に設けた環状のワイパーがニー
ドルの外周面に摺接して異物を除去することで、異物が
ニードルと筒状のニードル支持部材との間に入り込むこ
とを防止でき、摺動部における異物の混入を防止して常
に安定したニードルの動作を維持できる。
ルブに関し、異物による動作不能を防止する技術に係
る。 【０００２】 【従来の技術】従来から一般に使用されているホロージ
ェットバルブは、図２に示すような構造を有している。
図２において、筒状の流路１を有するバルブケーシング
２の内部には流路軸線方向に移動可能にニードル３を収
納しており、ニードル３は筒部３Ａと、筒部３Ａの先端
側に一体形成した先絞り状の椀状部３Ｂと、筒部３Ａと
同心状に配置する内側筒部３Ｃと、内側筒部３Ｃの外周
に同心状に配置する外側筒部３Ｄとを設けている。 【０００３】ニードル３は流路軸線方向に移動して椀状
部３Ｂがバルブケーシング２の一端開口の内周面に形成
した環状弁シート部２ａに当接して流路１を閉鎖する。
バルブケーシング２は、ニードル３を軸線方向へ移動自
在に保持するニードル支持部材４を固定支持しており、
ニードル支持部材４はニードル３の筒部３Ａに外嵌合し
てニードル３を摺動案内する筒状スリーブ５を有してい
る。ニードル支持部材４は、ニードル３の内側筒部３
Ｃ、外側筒部３Ｄの間に嵌合する筒状部４Ａと、筒状部
４Ａに続いて形成した円錐状部４Ｂを有し、筒状部４Ａ
でニードル３の内側筒部３Ｃの軸線方向への移動を案内
する。 【０００４】ニードル支持部材４の筒状部４Ａの内部に
は、ニードル３の内側筒部３Ｃに形成された雌ねじ部３
Ｅと、これに螺合する螺軸６Ａを有する回転シヤフト６
とからなるニードル駆動機構７を内装している。 【０００５】ニードル駆動機構７は、回転シヤフト６に
設けた大径ベベルギヤ８Ａと、回転操作軸９に固定した
小径操作ベベルギヤ８Ｂとからなる回転駆動用ギヤ機構
８に連動連結しており、この回転駆動用ギヤ機構８を介
してニードル駆動機構７を操作し、ニードル３を流路軸
線方向に駆動移動させて椀状部３Ｂで流路１を開閉す
る。 【０００６】ニードル３には、椀状部３Ｂに形成した複
数個の圧力平衡孔１０を通して流路１内の圧力と平衡状
態に保たれる圧力平衡室１１を内部に形成しており、こ
の圧力平衡室１１を設けることで、ニードル３の流路軸
線方向の移動負荷を小さくし、ニードル３を小さな操作
力で流路軸線方向に移動させることが可能となる。 【０００７】回転駆動用ギヤ機構８は、ニードル支持部
材４における円錐状部４Ｂと、円錐状部４Ｂの後部に固
定した蓋体１２とで形成するギヤオイル室１３内に収容
している。 【０００８】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のホロー
ジェットバルブにおいて、ニードル３の筒部３Ａと筒状
スリーブ５との間に異物が混入すると、ニードル３の円
滑な摺動を妨げ、動作不能に陥る可能性がある。 【０００９】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、摺動部における異物の混入を防止し、常に安定した
ニードルの動作を維持できるホロージェットバルブを提
供することを目的とする。 【００１０】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のホロージェットバルブは、バルブケー
シング内にバルブケーシングの一端開口を開閉するニー
ドルを流路軸線方向に出退自在に収納し、ニードルに外
嵌合してニードルを軸線方向に出退自在に支持する筒状
のニードル支持部材をバルブケーシングに固定したホロ
ージェットバルブにおいて、ニードル支持部材の開口周
縁部にニードルの外周面に摺接する環状のワイパーを設
けたものである。 【００１１】上記した構成により、閉栓時にニードルは
筒状のニードル支持部材から突出した状態となる。この
状態でニードルの外周面に異物が付着しても、開栓時に
ニードルが筒状のニードル支持部材へ後退するときに環
状のワイパーがニードルの外周面に摺接して異物を除去
するので、異物がニードルと筒状のニードル支持部材と
の間に入り込むことがない。 【００１２】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本実施の形態におけるホロージェ
ットバルブの基本的な構成は、図２に示した従来のもの
と同様であるので、同様の作用を行なう部材については
同一の符号を付して、それらの説明を省略する。 【００１３】図１において、ホロージェットバルブは、
ニードル支持部材４にニードル３の筒部３Ａに外嵌合す
る筒状スリーブ５を設け、筒状スリーブ５の開口周縁部
にニードル３の筒部３Ａの外周面に摺接する環状のワイ
パー３１を押さえ部材３２を介してボルト３３で固定し
ており、ワイパー３１は軟質のゴム材からなる。 【００１４】上記した構成において、閉栓時にニードル
３は筒状スリーブ５に案内されて流路軸線方向に移動
し、筒部３Ａが筒状スリーブ５から露出した状態とな
る。この状態でニードル３の筒部３Ａの外周面に異物が
付着しても、開栓時にニードル３の筒部３Ａがニードル
支持部材４の筒状スリーブ５の内部へ後退するときに、
環状のワイパー３１がニードル３の筒部３Ａの外周面に
摺接して異物を除去するので、異物がニードル３の筒部
３Ａとニードル支持部材４の筒状スリーブ５との間に入
り込むことがない。 【００１５】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ニード
ル支持部材の開口周縁部に設けた環状のワイパーがニー
ドルの外周面に摺接して異物を除去することで、異物が
ニードルと筒状のニードル支持部材との間に入り込むこ
とを防止でき、摺動部における異物の混入を防止して常
に安定したニードルの動作を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態におけるホロージェットバ
ルブの要部を示す断面図である。 【図２】従来のホロージェットバルブの縦断面図であ
る。 【符号の説明】 １ 流路 ２ バルブケーシング ３ ニードル ３Ａ 筒部 ３Ｂ 椀状部 ４ ニードル支持部材 ４Ａ 筒状部 ４Ｂ 円錐状部 ５ 筒状スリーブ ３１ ワイパー
ルブの要部を示す断面図である。 【図２】従来のホロージェットバルブの縦断面図であ
る。 【符号の説明】 １ 流路 ２ バルブケーシング ３ ニードル ３Ａ 筒部 ３Ｂ 椀状部 ４ ニードル支持部材 ４Ａ 筒状部 ４Ｂ 円錐状部 ５ 筒状スリーブ ３１ ワイパー
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 バルブケーシング内にバルブケーシング
の一端開口を開閉するニードルを流路軸線方向に出退自
在に収納し、ニードルに外嵌合してニードルを軸線方向
に出退自在に支持する筒状のニードル支持部材をバルブ
ケーシングに固定したホロージェットバルブにおいて、
ニードル支持部材の開口周縁部にニードルの外周面に摺
接する環状のワイパーを設けたことを特徴とするホロー
ジェットバルブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001238532A JP2003049954A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | ホロージェットバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001238532A JP2003049954A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | ホロージェットバルブ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003049954A true JP2003049954A (ja) | 2003-02-21 |
Family
ID=19069425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001238532A Pending JP2003049954A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | ホロージェットバルブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003049954A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100404926C (zh) * | 2006-08-28 | 2008-07-23 | 喻炳高 | 浓密池底阀 |
| KR200472603Y1 (ko) * | 2012-06-08 | 2014-05-09 | 이병순 | 콘밸브 |
-
2001
- 2001-08-07 JP JP2001238532A patent/JP2003049954A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100404926C (zh) * | 2006-08-28 | 2008-07-23 | 喻炳高 | 浓密池底阀 |
| KR200472603Y1 (ko) * | 2012-06-08 | 2014-05-09 | 이병순 | 콘밸브 |
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