JP2003049803A - 油圧ショベルの油圧回路 - Google Patents

油圧ショベルの油圧回路

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JP2003049803A
JP2003049803A JP2001240647A JP2001240647A JP2003049803A JP 2003049803 A JP2003049803 A JP 2003049803A JP 2001240647 A JP2001240647 A JP 2001240647A JP 2001240647 A JP2001240647 A JP 2001240647A JP 2003049803 A JP2003049803 A JP 2003049803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーカ等、特殊油圧アクチュエータを備え
たフロントアタッチメントを用いる場合に、作動油のヒ
ートバランスを良好に保てるようにする。 【解決手段】 特殊油圧アクチュエータを備えたブレー
カ9の作動時には、このブレーカ9からの還流流路18
を流れる戻り油の温度は著しく高くなるが、この戻り油
の流れに脈動が発生する等の理由で、オイルクーラ7を
通らずに、つまり冷却されないまま作動油タンク4に戻
されるが、操作レバー10が操作されて、方向切換弁3
xにパイロット圧が作用すると、それを圧力センサ23
で検出して、この信号をコントローラ25に取り込み、
もう一方の油圧ポンプ1bからの吐出流量を増大させ
て、この吐出油をそのままオイルクーラ19を介して作
動油タンク4内に流入させるようになし、もって油圧ポ
ンプ1bからの戻り油が冷却油として作動油タンク4内
に流入することになり、油温上昇を抑制することができ
て、作動油のヒートバランスが保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベルの油圧
回路に関するものであり、特に油圧ショベルを構成する
各作動部のうち、単独で駆動される作動部を駆動する際
に、この作動部を駆動する特殊油圧アクチュエータから
の戻り油を効率的に冷却できるようにした油圧回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベルは、車両の走行、上部旋回
体の旋回、フロント作業機構等の作動部は、油圧モータ
や油圧シリンダからなる油圧アクチュエータにより駆動
されるようになっている。これら油圧アクチュエータに
圧油の供給制御を行うための油圧回路としては、一般
に、図4に示した構成となっている。
【0003】図中において、1a,1bは可変容量型の
油圧ポンプを示し、これら各油圧ポンプ1a,1bには
コントロールバルブ2a,2bがそれぞれ接続されてい
る。コントロールバルブ2a,2bは、それぞれ複数の
センターバイパス式の方向切換弁3a,3bを備えてい
る。これら各方向切換弁3a,3bには、図示は省略す
るが、左右の走行用油圧モータ,旋回用油圧モータ,ブ
ームシリンダ,アームシリンダ,バケットシリンダ等が
接続される。ここで、ブームシリンダ及びアームシリン
ダについては、大流量が必要なために、コントロールバ
ルブ2a,2bから供給される圧油を合流させている。
また、フロント作業機構においては、フロントアタッチ
メントとして、バケットの他に、ブレーカや破砕機等を
交換的に装着できるようになっている。これらブレーカ
や破砕機等も油圧により駆動されるものであって、その
駆動を行うために、コントロールバルブ2aには方向切
換弁3xが設けられる。方向切換弁3xは、土砂の掘削
時等のように、フロントアタッチメントとしてバケット
を用いる場合には使用せず、バケットに代えて、ブレー
カ等が装着された時に、それを駆動するための特殊な油
圧アクチュエータに接続されることになる。
【0004】コントロールバルブ2a,2bのセンター
バイパス流路及び各方向切換弁3a,3bのタンクポー
トは合流させて作動油タンク4に還流されるが、この作
動油タンク4への還流流路5は途中で非冷却流路5aと
冷却流路5bとに分配させた後に作動油タンク4に流入
させている。非冷却流路5a及び冷却流路5bには、還
流流路5に所定のメイクアップ特性を持たせるために、
リリーフ弁6a,6bが設けられ、また冷却流路5b側
には、リリーフ弁6bの下流側に戻り油を冷却するため
のオイルクーラ7が設けられている。なお、図中におい
て、8は油圧回路全体の最高圧を設定するためのリリー
フ弁である。
【0005】以上のように構成することによって、車両
の走行や、上部旋回体の旋回、さらにフロント作業機構
の作動を行わせる際には、操作レバー等の操作手段によ
りコントロールバルブ2a,2bを構成する適宜の方向
切換弁3a,3bを切り換えて、油圧ポンプ1a,1b
から供給される圧油がそれぞれの油圧アクチュエータに
供給される。また、油圧アクチュエータからの戻り油は
それぞれの方向切換弁から還流流路5を介して作動油タ
ンク4に還流する。
【0006】油圧ポンプ1a,1bや各油圧アクチュエ
ータ等の作動を円滑に行わせ、油圧回路を構成する各種
の機器や部品、ゴムホース、シール部材等の保護を図る
ために、作動油の粘度変化その他の物理的変化等を極力
抑制する必要がある。また、高温状態に長時間置かれる
と作動油の劣化も進行しやすい。このために油圧回路を
循環する作動油は、所定の適正温度範囲となるように制
御される。作動油は油圧アクチュエータの仕事量に応じ
て加熱されることから、作動油タンク4への戻り油は高
温状態となる。従って、戻り油をオイルクーラ7により
冷却するが、過不足のない状態の冷却を行い、作動油の
ヒートバランスを良好にするために、全戻り油量を冷却
するのではなく、オイルクーラ7を介する流れと、オイ
ルクーラ7を介さない流れに分配するようにしている。
【0007】このために、還流流路5を2つの流路に分
岐させ、一方の流路をオイルクーラ7を介さない非冷却
流路5aとなし、また他方の流路はオイルクーラ7を介
する冷却流路5bとする。そして、非冷却流路5aと冷
却流路5bとにそれぞれ設けたリリーフ弁6a,6bの
リリーフ設定圧を調整することにより、このリリーフ設
定圧により所望の分配比率が与えられる。
【0008】ここで、油圧ショベルの代表的な作業は土
砂の掘削であり、このためにフロントアタッチメントと
してバケットが用いられる。そして、土砂の掘削作業時
には、通常、フロント作業機構を構成するブーム,アー
ム及びバケットが複合操作される。従って、ブームシリ
ンダ,アームシリンダ及びバケットシリンダが作動する
ので、油圧ショベルの作動時には、瞬間的にはともか
く、通常は2つの油圧ポンプ1a,1bから全流量で作
動油が油圧回路内を流通する。このために、通常の状態
では、リリーフ弁6a,6bにより戻り油を冷却しない
非冷却流量と、オイルクーラ7で冷却する冷却流量とが
適正な流量分配比率となり、作動油のヒートバランスが
良好に保たれる。
【0009】ところで、フロントアタッチメントとし
て、前述したバケットに代えて、図4に符号9で示した
ブレーカが装着される場合がある。ブレーカ9は操作レ
バー10の操作により作動するものであり、その具体的
構成は図5に示したようになっている。即ち、ブレーカ
9はブレーカ本体11にシリンダ12が形成されてお
り、このシリンダ12内にピストン13が摺動可能に装
着されている。また、ブレーカ本体11からはロッド1
4が突出させて設けられており、ピストン13を往復動
させることによって、ロッド14に打撃を加えるように
構成されている。ピストン13を往復動させるために、
供給ポート15と排出ポート16と、往復動切換手段1
7とがブレーカ本体11に設けられており、これら供給
ポート15,排出ポート16との間に複数の油路が接続
されている。従って、供給ポート15から供給される圧
油によって、ピストン13がシリンダ12内を摺動する
が、この往復動ストロークの間に、往復動切換手段17
によりピストン後室とピストン前室と、供給ポート15
及び排出ポート16との間の接続状態が切り換わること
になる。
【0010】ブレーカ9を作動させる場合には、方向切
換弁3xは一方向にのみ切り換えるようになし、この方
向切換弁3xの切り換え位置において、供給ポート15
が油圧ポンプ1aと接続され、また排出ポート16が作
動油タンク4に接続される状態とすることによりシリン
ダ12に駆動圧が供給される。そして、ブレーカ9はブ
レーカ本体11によりコンクリート等に打撃を加えて破
壊するためのものであり、例えば1分間に数十回以上と
いうように、高速で打撃が加えられる。このために、ブ
レーカ9からの戻り油は脈動が発生する状態となる。ま
た、ピストン13がシリンダ12内で激しく摺動するこ
と等から、金属の摩耗粉等の異物が発生し、この異物は
戻り油と共に排出されることになる。
【0011】以上のように、ブレーカ9におけるシリン
ダ12は、ブームシリンダ,アームシリンダ,バケット
シリンダ等、他の油圧アクチュエータとは異なる特殊油
圧アクチュエータであり、方向切換弁3xから還流流路
5に戻り油を流通させると、戻り油に含まれる異物によ
り方向切換弁3xが損傷すると共に、オイルクーラ7が
戻り油の脈動によりダメージを受けることになる。ここ
で、ブレーカ9からの戻り油の流路には、通常、アキュ
ムレータを設けて脈動を吸収するようにしているが、オ
イルクーラ7の保護をより確かなものとするために、ま
た方向切換弁3xを通過させないようにするために、ブ
レーカ9のシリンダ12からの戻り油は還流流路5とは
異なる経路を通って作動油タンク4に還流させる構成と
するのが一般的である。即ち、ブレーカ9の排出ポート
16には独立した還流流路18が接続され、ブレーカ9
からの戻り油はこの還流流路18を介して直接作動油タ
ンク4に還流させる構成としている。また、ブレーカ9
からの戻り油に含まれる金属粉等の異物を除去するため
に、この還流流路18にはフィルタ19が装着されてお
り、このフィルタ19により異物を除去した後に作動油
タンク4に流入させるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブレーカ9
はコンクリート等に高速で打撃が加えられることから、
消費エネルギが大きく、当然発熱も大きくなる。このた
めに、ブレーカ9のシリンダ12からの戻り油の油温が
著しく上昇することになる。しかも、ブレーカ9を作動
させる際には、ブーム及びアームは殆ど固定した状態に
保持され、また上部旋回体の旋回及び車両の走行は行わ
れず、ほぼブレーカ9の単独操作状態となり、油圧ポン
プ1aのみが作動状態になる。そして、ブレーカ9の作
動時には、その戻り油の全量がオイルクーラ7による冷
却を経ないで直接作動油タンク4に戻される。しかも、
ブレーカ9は数分乃至それ以上というように、かなり長
い時間作動する。以上のことから、ブレーカ9からの戻
り油によって作動油タンク4内の油温が上昇して、作動
油のヒートバランスが悪くなり、甚だしい場合には、作
動油としての適正温度範囲を越えて上昇してしまうおそ
れがある。
【0013】作動油の温度が適正温度範囲より高くなる
と、粘度低下により容積効率の低下等が生じ、内部油漏
れ、局部的な発熱等に起因する摺動各部の焼き付き、作
動油の劣化が発生するといった不都合がある。さらに、
油圧機器の各部に設けたシール部材の劣化を生じたり、
さらには油圧アクチュエータへの配管の一部として用い
られるホースを早期に劣化させるおそれもある等といっ
た問題点も生じる。
【0014】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、ブレーカ等の特殊油
圧アクチュエータを備えたフロントアタッチメントを用
いる場合に、作動油のヒートバランスを良好に保てるよ
うにすることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、エンジンにより駆動される複数の可
変容量型油圧ポンプに、それぞれコントロールバルブを
介して複数の油圧アクチュエータに接続して、これら各
油圧アクチュエータにより油圧ショベルを構成する作動
各部を作動させ、また各油圧アクチュエータからの戻り
油はオイルクーラを介して作動油タンクに還流させるよ
うにした油圧ショベルの油圧回路であって、前記複数の
油圧ポンプのうちの1つの油圧ポンプに接続した油圧ア
クチュエータは、実質的に単独駆動されるものであっ
て、その戻り油はコントロールバルブ及びオイルクーラ
を介さずに作動油タンクに還流させるようにした特殊油
圧アクチュエータとし、前記特殊油圧アクチュエータに
は、それが駆動されているか否かを検出する検出手段を
設け、前記検出手段により前記特殊油圧アクチュエータ
が作動していると判定された時に、この特殊油圧アクチ
ュエータが接続されている油圧ポンプとは異なる他の油
圧ポンプに接続したコントロールバルブのセンターバイ
パス流路から前記オイルクーラを通って所定量の作動油
を冷却油として前記作動油タンクに流入させる作動油冷
却制御手段を備える構成としたことをその特徴とするも
のである。
【0016】特殊油圧アタッチメントからの戻り油は冷
却されることなく、そのまま作動油タンクに還流される
が、これと共に冷却油を作動油タンクに流入させること
により作動油タンク内での油温上昇を抑制する。ここ
で、特殊油圧アクチュエータとしては、例えばブレーカ
を構成するシリンダ等の駆動用アクチュエータがある。
油圧ショベルの油圧回路としては、少なくとも2個の油
圧ポンプが設けられ、ブレーカの駆動用油圧アクチュエ
ータ等の特殊油圧アクチュエータは、これら複数の油圧
ポンプのうちの1つの油圧ポンプから圧油が供給され
る。
【0017】油圧アクチュエータが作動しない時には、
油圧ポンプは無負荷運転状態となる。即ち、油圧ポンプ
を停止状態とするのではなく、油圧ポンプを最小傾転角
とすることにより容量を最小限にして、作動油を油圧回
路内を循環させる。このために、コントロールバルブに
はセンタバイパス流路を設けられて、作動油はこのセン
タバイパス流路から還流流路を介して作動油タンクに戻
される。ここで、戻り油はオイルクーラを通過するか
ら、このオイルクーラにより冷却される。しかも、この
他の油圧ポンプを設けた油圧回路を流れる作動油は、何
等の仕事もしていないので、その油温は実質的に上昇し
ない。従って、オイルクーラにより冷却される分だけ油
温が低下し、作動油タンク内より低い温度となる。そこ
で、他の油圧ポンプを作動させて、油圧回路内に作動油
を循環させるようになし、この作動油を冷却油として、
特殊油圧アクチュエータからの戻り油を冷却する機能さ
せるようにする。
【0018】油圧アクチュエータが停止状態になってい
ても、油圧ポンプが作動状態を維持し、油圧回路内には
作動油が常に流れるが、その流量は最小限に抑制される
ために、この流量では冷却油としての機能を発揮できな
い。作動油冷却制御手段は油圧ポンプが無負荷時にセン
ターバイパス流路を流れる作動油の流量より増量するよ
うに制御するものであり、好ましくは冷却油の供給時に
は、他の油圧ポンプの無負荷時に流れる作動油の流量の
2倍乃至それ以上の流量とするように、この他の油圧ポ
ンプの傾転角を大きくする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。まず、図1に本発明の第1
の実施の形態を示す。ここで、図1においても、図4と
同様、フロントアタッチメントとしてブレーカ9が装着
されており、このブレーカ9は操作レバー10の操作に
より作動するものであり、図5に示されているように、
そのブレーカ本体11にシリンダ12が形成されてお
り、このシリンダ12は特殊油圧アクチュエータを構成
する。以上の点については、従来技術の構成と格別の差
異はないので、図4における油圧回路と同一または均等
な構成部材については、同一の符号を付してその詳細な
説明は省略する。
【0020】操作レバー10は図示しないパイロットポ
ンプに接続したパイロットバルブ20を備えており、操
作レバー10が操作されると、パイロットバルブ20か
らパイロット流路21を介して方向切換弁3xにパイロ
ット圧が供給される。その結果、この方向切換弁3xが
切り換わり、油圧ポンプ1aの吐出油が方向切換弁3x
を介してブレーカ9に供給される。一方、ブレーカ9か
らの戻り油は方向切換弁3xを介さずに、しかもオイル
クーラ7も介さず、還流流路18から直接作動油タンク
4に還流される。また、この還流流路19の途中にはフ
ィルタ19が介装されているので、ブレーカ9において
発生する金属摩耗粉等の異物はこのフィルタ19に捕捉
されて清浄化された後に作動油タンク4に戻される。ブ
レーカ9からの戻り油は、特に温度上昇が激しいが、脈
動が発生する等の点で、オイルクーラ7を介さずに、つ
まり冷却することなくそのまま作動油タンク4に戻され
ることになる。
【0021】作動するのがブレーカ9である場合、通常
の状態では単独操作となる。油圧ポンプ1a,1bを含
む油圧回路において、ブームシリンダ及びアームシリン
ダについては、コントロールバルブ2a,2bを合流さ
せているが、これらブームシリンダ及びアームシリンダ
が作動していないので、油圧ポンプ1aを含む油圧回路
の部分のみが作動状態となり、もう一方の油圧ポンプ1
bを含む油圧回路の部分は格別の仕事が行われてはいな
い。しかしながら、このような状況下においては、油圧
ポンプ1bは停止するのではなく無負荷状態で作動して
いる。
【0022】油圧ポンプ1a,1bは可変容量型のもの
であり、従ってこれら油圧ポンプ1a,1bはポンプレ
ギュレータ22a,22bを備えており、これらポンプ
レギュレータ22a,22bにより油圧ポンプ1a,1
bの吐出流量が制御される。油圧ポンプの無負荷運転は
油圧ポンプからの吐出油は何等の仕事をすることなく作
動油タンクに戻される状態であり、この時には消費エネ
ルギを最小限に抑制するために、ポンプレギュレータに
よる油圧ポンプの傾転角を最小とする。コントロールバ
ルブを複数のセンターバイパス式の方向切換弁としたの
は、油圧ポンプを無負荷運転とした時に、この油圧ポン
プからの吐出油を油圧アクチュエータを介さずに作動油
タンクに戻すためである。従って、前述した状況、つま
り油圧ポンプ1bを含む油圧回路では、何等の仕事も行
わない時には、本来であれば油圧ポンプ1bの傾転角が
最小となる。
【0023】油圧ポンプ1a,1bの吐出流量は方向切
換弁の切り換え操作を行う操作レバーのストロークによ
り変化する。操作レバー10のみが操作されている際に
は、通常の状態では、油圧ポンプ1aが図2(a)に示
したように、操作レバー10の操作ストロークに応じて
吐出流量が最低吐出流量(Qmin)から最大吐出流量
(Qmax)まで増大する。これに対して、コントロー
ルバルブ2bの各方向切換弁3bの各操作レバー(図示
せず)は全て中立位置に保持されて、油圧ポンプ1bは
油圧アクチュエータを駆動していないのであるから、同
図(b)に示したように、この油圧ポンプ1bからの吐
出流量は最低流量(Qmin)の状態に保持される。
【0024】しかしながら、特殊油圧アクチュエータを
備えたフロントアタッチメントとして、ブレーカ9を用
いる場合において、油圧ポンプ1a側では図3(a)に
示したように、図2(a)と同様に、操作レバー10の
操作ストロークに応じて吐出流量が最低吐出流量(Qm
in)から最大吐出流量(Qmax)まで増大するよう
にポンプレギュレータ22aが制御される。これに対し
て、もう一方の油圧ポンプ1b側では、図3(b)に示
したように、操作レバー10が操作されてポンプレギュ
レータ22aによる油圧ポンプ1aの吐出流量が増大す
ると、ポンプレギュレータ22bもこれに連動して吐出
流量がQ1にまで増大して、それ以降は油圧ポンプ1b
の吐出流量はこの値を維持するように制御される。ここ
で、吐出流量Q1は、好ましくは最低吐出流量(Qmi
n)の概略2倍程度とする。
【0025】以上のような制御を行うには、操作レバー
10が操作されたことを検出する必要がある。このため
に、操作レバー10に設けたパイロットバルブ20から
方向切換弁3xの油圧パイロット部に供給されるパイロ
ット流路21には圧力センサ23が設けられている。そ
して、この圧力センサ23の信号は配線24を介してコ
ントローラ25に取り込まれる。このように圧力センサ
23で圧力が生じたことを検出した時に、操作レバー1
0が操作されたと判定するようにしている。即ち、圧力
センサ23は特殊油圧アクチュエータとしてのブレーカ
9のシリンダが駆動されているか否かを検出する検出手
段として機能するものである。
【0026】また、コントローラ25には、図3
(a),(b)に示した油圧ポンプ1a,1bの吐出流
量特性に関するデータが記憶されており、このコントロ
ーラ25と各油圧ポンプ1a,1bのポンプレギュレー
タ22a,22bとの間は信号ライン26,27で接続
されている。従って、操作レバー10が操作されたこと
が圧力センサ23で検出されて、この検出信号がコント
ローラ25に取り込まれると、ブレーカ9が接続されて
いる油圧ポンプ1aに付設したポンプレギュレータ22
aの傾転角を大きくして、この油圧ポンプ1aからの吐
出流量を増大させる。これと共に、コントローラ25か
らの制御信号がポンプレギュレータ22bにも入力され
て、本来であれば、何等の仕事も行っていない油圧ポン
プ1b側のポンプレギュレータ22bについても、傾転
角を増大させるように制御される。その結果、油圧ポン
プ1bの吐出流量がQ1にまで増大する。ここで、ブレ
ーカ9を作動させる際には、通常、操作レバー10はフ
ルストローク状態とするので、図3(b)に示したよう
に、油圧ポンプ1bの吐出流量は、無負荷運転時より増
大する。従って、後述するように、コントローラ25及
びポンプレギュレータ22bが作動油冷却制御手段とし
ての機能を発揮する。
【0027】ブレーカ9の作動時には、このブレーカ9
からの還流流路18を流れる戻り油の温度は著しく高く
なるが、この戻り油の流れに脈動が発生する等の理由
で、オイルクーラ7を通らずに、つまり冷却されないま
ま作動油タンク4に戻される。ただし、これと共にもう
一方の油圧ポンプ1bからの吐出流量が増大することに
なり、この油圧ポンプ1bからの戻り油が冷却油として
作動油タンク4内に流入する。その結果、作動油タンク
4内の油温上昇を抑制することができて、作動油のヒー
トバランスが良好に保たれる。
【0028】油圧ポンプ1bに接続されているコントロ
ールバルブ2bを構成する全ての方向切換弁3bは中立
位置にあるので、この油圧ポンプ1bの吐出油はセンタ
バイパス流路28を通って還流流路5から作動油タンク
4に戻される。この還流流路5にはオイルクーラ7が設
けられているので、このオイルクーラ7により戻り油が
冷却される。油圧ポンプ1bからの吐出油は、もともと
油圧回路内を循環するだけで、格別仕事をしていないの
であるから、油温は殆ど上昇することがないだけでな
く、オイルクーラ7を通過する際に冷却されて、むしろ
油温が低下することになる。従って、この油圧ポンプ1
bからの戻り油は冷却油として有効に機能する。
【0029】ここで、作動油の温度を管理するという場
合、適正な温度範囲が設定され、この設定温度範囲を越
えて作動油が上昇しないように保持するだけでなく、設
定温度範囲以下にまで油温が低下しないように維持する
必要もある。また、油圧ポンプ1bの吐出流量を増大さ
せると、その分だけエネルギロスが増大する。以上のこ
とから、油圧ポンプ1bの作動による冷却油の生成量は
多ければ多いほど良いとうものではなく、適正な流量と
しなければならない。そこで、ブレーカ9からの戻り油
の流量及び温度と、オイルクーラ7の作用による油圧ポ
ンプ1bからの戻り油の冷却効率とを総合勘案して、油
圧ポンプ1bのポンプレギュレータ22bによる傾転角
を適正な値となるように、つまり冷却油の流量を適正に
なるように調整する。具体的には、油圧ポンプ1bの無
負荷運転時における流量の概略2倍程度の流量に設定す
るのが望ましい。
【0030】なお、還流流路5においては、戻り油がオ
イルクーラ7を介する流路と、直接作動油タンク4に戻
す流路とに分けて、それぞれリリーフ弁6a,6bによ
り戻り油を冷却しない非冷却流量と、オイルクーラ7で
冷却する冷却流量とに流量分配比率が与えられている。
ブレーカ9の操作時には、還流流路5を流れる作動油は
ブレーカ9からの戻り油に対する冷却油として機能させ
るものであるから、その本来の機能を発揮させるには、
全量がオイルクーラ7を通る流路を取らせる方が好まし
い。このためには、例えばリリーフ弁6bと並列に開閉
弁を設けて、圧力センサ23により操作レバー10が操
作されたことを検出した時に、開閉弁を開くように構成
すれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、特殊油
圧アクチュエータが作動しているときには、他の油圧ポ
ンプの吐出流量を増大させて、この吐出油をオイルクー
ラを通って冷却油として作動油タンクに流入させること
によって、作動油のヒートバランスを良好に保てるよう
になり、油圧回路を構成する各種の機器や部品、ゴムホ
ース、シール部材等を長寿命化させることができる等の
諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す油圧ショベルの油
圧回路図である。
【図2】2つの油圧ポンプを設けた場合において、一方
のみの油圧ポンプにより通常の油圧アクチュエータを作
動させた時における操作レバーの操作量と油圧ポンプか
らの吐出流量との関係を示す線図である。
【図3】2つの油圧ポンプを設けた場合において、一方
のみの油圧ポンプにより特殊油圧アクチュエータを作動
させた時における操作レバーの操作量と油圧ポンプから
の吐出流量との関係を示す線図である。
【図4】従来技術による油圧ショベルの油圧回路図であ
る。
【図5】ブレーカの構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1a,1b 油圧ポンプ 2a,2b コントロールバルブ 3a,3b,3x 方向切換弁 4 作動油タンク 5,18 還流流路 7 オイルクーラ 9 ブレーカ 10 操作レバー 19 フィルタ 20 パイロットバルブ 21 パイロット流路 22a,22b ポンプレギュレータ 23 圧力センサ 25 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB04 AB07 BA08 BB02 BB13 CA04 CA09 DA03 DB02 3H089 AA74 BB21 CC01 CC11 CC15 DA03 DA07 DB03 DB33 DB47 DB49 DC04 EE12 EE31 FF07 GG02 JJ02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される複数の可変容
    量型油圧ポンプに、それぞれコントロールバルブを介し
    て複数の油圧アクチュエータに接続して、これら各油圧
    アクチュエータにより油圧ショベルを構成する作動各部
    を作動させ、また各油圧アクチュエータからの戻り油は
    オイルクーラを介して作動油タンクに還流させるように
    した油圧ショベルの油圧回路において、 前記複数の油圧ポンプのうちの1つの油圧ポンプに接続
    した油圧アクチュエータは実質的に単独駆動されるもの
    であって、その戻り油はコントロールバルブ及びオイル
    クーラを介さずに作動油タンクに還流させるようにした
    特殊油圧アクチュエータとし、 前記特殊油圧アクチュエータには、それが駆動されてい
    るか否かを検出する検出手段を設け、 前記検出手段により前記特殊油圧アクチュエータが作動
    していると判定された時に、この特殊油圧アクチュエー
    タが接続されている油圧ポンプとは異なる他の油圧ポン
    プに接続したコントロールバルブのセンターバイパス流
    路から前記オイルクーラを通って所定量の作動油を冷却
    油として前記作動油タンクに流入させる作動油冷却制御
    手段を備える構成としたことを特徴とする油圧ショベル
    の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記特殊油圧アクチュエータはフロント
    アタッチメントとしてのブレーカの駆動用油圧アクチュ
    エータであり、その戻り油はフィルタを介して前記作動
    油タンクに還流させるようになし、また前記検出手段は
    このブレーカの操作レバーの操作により発生するパイロ
    ットバルブのパイロット圧を検出する圧力センサである
    ことを特徴とする請求項1記載の油圧ショベルの油圧回
    路。
  3. 【請求項3】 前記作動油冷却制御手段は、前記他の油
    圧ポンプの吐出量を増大させるものであり、この作動油
    冷却制御手段により前記冷却油を供給する際には、前記
    他の油圧ポンプが無負荷時に前記センターバイパス流路
    を流す作動油の流量より吐出量を増量するように制御す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の油圧ショ
    ベルの油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記冷却油の供給時には、前記他の油圧
    ポンプの無負荷時に流れる作動油の流量の2倍乃至それ
    以上の流量とすることを特徴とする請求項3記載の油圧
    ショベルの油圧回路。
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