JP2004324208A - 掘削旋回作業機の油圧回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】上部旋回体の速度制御の独立性を確保し、ブーム,アーの単独操作時の増速量が任意に設定でき、単独操作から複合操作へ切換時の速度変化が少なく、単独操作時の操作性が良好な掘削旋回作業機の油圧回路を提供すること。
【解決手段】第1弁グループに第1油圧ポンプの圧油が優先配給されるブーム用方向切換弁とアーム増速用方向切換弁を、第2弁グループに第2油圧ポンプの油が優先配給されるアーム用方向切換弁とブームブーム増速用方向切換弁を配列し、各増速用方向切換弁は切換ストローク位置に応じてブリードオフする油量が決され、且つ最大切換大ストローク位置で一定油量をブリードオフ可能に構成した。
【効果】上部旋回体の速度制御の完全な独立性を確保し、ブーム,アームの単独操作時の増速量が任意に設定が可能で、単独操作時から複合操作切換え時の操作性および単独操作微操作等を行う速度調整時の操作性が良好となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、3つの油圧ポンプの吐出油を掘削旋回作業機の作業部材であるブーム、アーム、バケットおよび上部旋回体等駆動用等の各油圧アクチュエータに供給し、ブームまたはアームの単独操作では増速を可能とし、且つブーム、アーム、バケット、上部旋回体等の複合操作を可能とするミニショベル等の掘削旋回作業機の油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種従来技術として挙げる公知文献1の掘削旋回作業機の油圧回路は、第1油圧ポンプで主として少なくともブーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給し、第2油圧ポンプで主として少なくともアーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給し、第3油圧ポンプで主として少なくとも旋回体駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給し、ブームの単独操作時には第1油圧ポンプと第3油圧ポンプの圧油を合流させてブーム駆動用油圧アクチュエータに供給し、アーム単独操作時には第2油圧ポンプと第3油圧ポンプの圧油を合流させてアーム駆動用油圧アクチュエータに供給し、ブームと上部旋回体とを複合操作したときには、第3油圧ポンプからの圧油を旋回体駆動用油圧アクチュエータに供給するとともにその圧油の残部をブーム増速用油圧バルブを介して第1油圧ポンプの圧油と合流させてブーム駆動用油圧アクチュエータに供給し、また、アームと上部旋回体とを複合操作したときには、第3油圧ポンプからの圧油を上部旋回体駆動用油圧アクチュエータに供給するとともに、上部旋回体用油圧バルブが完全に切り変わらない(上部旋回体をフル操作していない)間は、第3油圧ポンプからの圧油の一部がセンタバイパスラインを経て第2油圧ポンプの圧油と合流してアーム駆動用の油圧アクチュエータに供給されるようになっている。
【0003】
また公知文献1には、ブリードオフ回路と称して、ブームの増速を必要としない場合にブーム駆動用油圧アクチュエータに合流させる第3油圧ポンプの圧油をすべてブーム増速用油圧バルブからタンクに排出するブリードオフ回路を設け、ブームを増速しない例が開示される。
また、アーム速度を制限する場合に、第3油圧ポンプのセンタバイパスラインからアーム用油圧バルブと第2油圧ポンプのセンタバイパスラインへ連絡するアーム増速用回路より、固定絞り弁を設けたカットオフ回路を分岐し、このカットオフ回路をタンクに連絡するブリードオフ回路に接続する。そして第3油圧ポンプの圧油の一定量をブリードオフ回路から逃がすことによって、第2油圧ポンプの圧油に合流する第3油圧ポンプの圧油量を減少し、アーム用油圧バルブを介してアーム駆動用油圧アクチュエータに送られる圧油の最大油量を制限する例が開示されている。
【0004】
公知文献1によれば、第1、第2、第3の3つの油圧ポンからの圧油によって掘削旋回作業機の各油圧アクチュエータを駆動する油圧回路において、ブームまたはアームの単独操作時にはブームまたはアームを第1および第3または第2および第3の各2つの油圧ポンプから合流した圧油によって増速して駆動できるので作業効率が向上し、また上部旋回体とブームの複合操作時には第3油圧ポンプからの圧油を上部旋回体駆動用油圧アクチュエータへ絞りを介して供給し第3油圧ポンからの残りの圧油を第1油圧ポンプの圧油に合流してブーム駆動用油圧アクチュエータに供給することができるので、掘り上げた土砂を運搬車に積み込む作業等において旋回速度をおさえつつブームの引き起こし作業を迅速に行うことが可能となる。
【0005】
また、小型機等でブームの増速を必要としない場合には、上記のブリードオフ回路を設けることによって、ブーム用油圧アクチュエータは常に第1油圧ポンプのみにて圧油供給がなされブームの作動速度が速すぎて操作に支障を来すという事態を解消し、同様に小型機等でアームの増速を押さえたい場合には、アーム駆動用油圧アクチュエータに合流する第3油圧ポンプの供給油量が制限され、アームの増速量が抑えられて、アームの作動速度が速すぎて操作に支障を来すという事態を解消する。
【0006】
次に従来技術として挙げる公知文献2の土木建設機械の油圧駆動システムには、第1油圧ポンプから少なくともブームおよびアーム駆動用油圧アクチュエータにそれぞれ圧油を供給し、第2油圧ポンプからも少なくともブームおよびアーム駆動用の油圧アクチュエータにそれぞれ圧油を供給し、第3油圧ポンプは上部旋回体駆動用油圧アクチュエータのみに圧油を供給するようになっている。
【0007】
したがって、ブームまたはアームの単独駆動時には、第1油圧ポンプと第2油圧ポンプからの圧油がブーム駆動用の油圧アクチュエータまたはアーム駆動用油圧アクチュエータにそれぞれ合流して供給され、また、旋回体とブーム、アーム等他の作業部材との複合操作時に、第3油圧ポンプの圧油は他の作業部材駆動用油圧アクチュエータへ圧油供給されず上部旋回体は他の作業部材と完全に独立して速度制御が行われるようになっている。
【0008】
そして、第1の弁グループで第1油圧ポンプに対してブーム用方向切換弁とアーム用方向切換弁が並列(パラレル)に接続されており、通常の掘削作業等においてアーム駆動回路の負荷圧がブーム駆動回路の負荷圧より低いので、ブームとアームの複合操作時には第1油圧ポンプの圧油はアーム駆動用油圧アクチュエータに優先的に供給され、また第2の弁グループでアーム用方向切換弁は第2油圧ポンプからのセンタバイパスラインにブーム用方向切換弁の下流でタンデムに接続されているので、ブームとアームの同時駆動時には第2油圧ポンプの圧油はブーム駆動用油圧アクチュエータに優先的に供給されるようになっている。
【0009】
したがって、ブームとアームの複合操作時にはアーム駆動用油圧アクチュエータは第1油圧ポンプからの圧油の供給により、ブーム駆動用油圧アクチュエータは第2油圧ポンプからの圧油供給により駆動される。
【0010】
公知文献2によれば、第1、第2、第3の3つの油圧ポンからの圧油によって土木建設機械の各油圧アクチュエータを駆動する油圧駆動システムにおいて、ブームまたはアームの単独駆動時にはブームまたはアームを第1および第2の2つの油圧ポンプから合流した圧油によって増速して作動できるので作業効率が向上し、また第3油圧ポンプからの圧油は上部旋回体駆動用の油圧アクチュエータのみに供給されるので上部旋回体と他の作業部材との複合操作時に上部旋回体駆動用油圧アクチュエータを他の油圧アクチュエータと完全に独立性を保って制御することができ旋回速度調整が容易となる。
【0011】
【特許文献1】
特開平10ー88627号公報(第3〜第6頁、図8、図9)
【特許文献2】
特公平2−16416号公報(第8〜第9頁、第3図)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら公知文献1によれば、固定絞りによって第3油圧ポンプから圧油の一定油量をブリードオフ回路から逃がすことによってアーム増速の制限を行うので、アーム用油圧アクチュエータには常に第2油圧ポンプからの全油量と第3油圧ポンプの全油量から一定のブリードオフ油量を引いた圧油量(最大増速分油量)との総和がアーム用油圧バルブを介して供給される状態となっており、操作開始前にはこの総和油量がアーム用油圧バルブから第2の油圧ポンプのセンタバイパスラインを通ってタンクに流れるため、センタバイパスラインの通路抵抗により油圧が上昇し、アームをフル操作せずアーム速度を調整しながら操作する場合、特に微操作性を重要視する場合等には、操作初期からアーム用油圧アクチュエータに供給される圧油量が増加してアーム速度が急激に上昇し操作性が悪化する。
【0013】
また、ブーム、アームおよび上部旋回体を複合操作して行う、斜め水平引き作業や、土砂積み込み作業で、旋回速度を調整しようとする(フル操作しない)場合に、上部旋回体駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給する第3油圧ポンプの圧油がセンタバイパスラインとアーム増速回路を通り、アーム用油圧バルブを介してアーム駆動用の油圧アクチュエータに合流するので、旋回体用油圧バルブの操作量が一定であっても、アーム駆動用の油圧アクチュエータの負荷圧によって旋回体駆動用油圧アクチュエータへ供給される圧油の量が変化し旋回速度が変動してしまう。
【0014】
特に、斜め水平引き作業ではバケット先端の軌跡制御をブーム、アームを駆動しつつ旋回体速度の微妙な制御によって行うので、旋回動作の滑らかさが作業の出来映えを左右することとなり、旋回速度の変動によって所望の軌跡が得られなくなる。
【0015】
さらに、土砂積み込み作業でも、旋回速度の急変によってブームやアームを積み込み運搬車にぶっつけてしまう危険性がある。
【0016】
公知文献2では、第3油圧ポンプからの圧油は上部旋回体用油圧アクチュエータのみに供給されるので、上部旋回体とブーム、アーム等の他の作用部材との同時駆動時に上部旋回体用油圧アクチュエータは他の油圧アクチュエータの影響を全く受けず独立して制御されるが、ミニ油圧ショベルなどの小型機械ではブームやアームの単独操作時に2つの油圧ポンプからの合流した圧油によってブームやアームが駆動されると駆動速度が速すぎて操作がしずらい。
【0017】
また、ブームまたはアームの各単独操作時からブームとアームの複合操作に切換えた場合には、ブームまたはアームに供給される圧油供給源が2油圧ポンプ分から1油圧ポンプ分に急激に減少し、速度変化が余りにも大きいため操作性が悪化する。
【0018】
さらに、アームやブームの単独操作で速度を調整しながら行う作業、特に微操作を重要視する場合等には、2ポンプ分の圧油が供給源となるのでミニショベルなどの小型機では速度調整時の速度変化が速くなり操作性を低下させる。
【0019】
本発明は上記した従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ブームおよび/またはアームに対して上部旋回体の速度制御の完全な独立性を確保しつつ、ブームまたはアームの単独操作時の増速量が任意に設定でき、ブームまたはアームの単独操作から複合操作に切換えたときの速度変化が少なく、ブームまたはアームの単独操作時の操作性が良好な掘削旋回作業機の油圧回路を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の目的を達成するため請求項1に係わる発明は、第1、第2および第3の3つの油圧ポンプと、各油圧ポンプからブーム、アーム、バケットおよび上部旋回体等を駆動用する各油圧アクチュエータへ供給される圧油の方向と量を制御するための複数の方向切換弁とを備えた掘削旋回作業機の油圧回路において、
第1油圧ポンプに連絡する第1弁グループには少なくとも主としてブーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給するブーム用方向切換弁とアーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給するアーム増速用方向切換弁とを設け、第2油圧ポンプに連絡する第2弁グループには少なくとも主としてアーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給するアーム用方向切換弁とブーム駆動用各油圧アクチュエータに圧油を供給するブーム増速用方向切換弁とを設け、第3油圧ポンプに連絡する第3弁グループには少なくとも主として上部旋回体用油圧アクチュエータに圧油を供給する旋回用方向切換弁を設け、ブームとアームとを同時に駆動する場合に、前記第1弁グループにおいて前記第1油圧ポンプの圧油を前記ブーム用油圧アクチュエータに優先供給し、前記第2弁グループにおいて前記第2油圧ポンプの圧油を前記アーム用油圧アクチュエータに優先供給するよう、前記ブーム増速用方向切換弁と前記アーム増速用方向切換弁をそれぞれ配置し、前記ブーム増速用方向切換弁は、その切換ストローク位置に応じて前記第2油圧ポンプから前記ブーム用油圧アクチュエータヘ供給される圧油の前記センタバイパスラインよりブリードオフする油量が決定され、且つ最大切換ストローク位置で一定油量をブリードオフ可能に構成し、前記アーム増速用方向切換弁は、その切換ストローク位置に応じて前記第1油圧ポンプから前記アーム用油圧アクチュエータヘ供給される圧油の前記センタバイパスラインよりブリードオフする油量が決定され、且つ最大切換ストローク位置で一定油量をブリードオフ可能に構成されたものである。
【0021】
このように構成した請求項1に係わる発明では、上部旋回体とブームおよび/またはアームとの複合操作時に、上部旋回体駆動用油圧アクチュエータの速度制御がブームおよび/またはアーム等の駆動用油圧アクチュエータと完全に独立して行われ、且つブームまたはアームの単独操作時に2つの油圧ポンプの圧油を合流してブームまたはアーム駆動用油圧アクチュエータを駆動し、しかも最大速度が適切に制限される。また、ブームまたはアームの単独操作からブームとアームとの複合操作への切換時に急激な速度変化が起こらず、さらに微操作等アームやブームの速度を調整しながら行う作業では、合流油量が増速用方向切換弁の切換えストロークに応じて漸次に増加するので、急激な速度上昇が行われない。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
まず、本発明の第1の実施の形態による掘削旋回作業機の油圧回路を図1〜図4を用いて説明する。
【0024】
図4は本発明の適用される掘削旋回作業機の例としてのミニショベルの外観図を示すもので、ミニショベルは左右走行モータ4,7によって走行可能な下部走行体40と、運転室42を有し下部走行体40に対して旋回モータ11によって旋回可能な上部旋回体41と、スイングシリンダ12によって上部旋回体41に対して水平方向に回動可能なフロント装置43と、下部走行体40の前方側にブレードシリンダ10によって俯仰自在に設けられブレード44とを備え、前記フロント装置43は上部旋回体41の前部にブームシリンダ5の伸縮によって俯仰動可能に支持されたブーム45、ブーム45の先端部にアームシリンダ8によって回動可能に支持されたアーム46、アーム45の先端部にバケットシリンダ6によって回動可能に支持されたバケット47より構成されている。
【0025】
図1は本発明に係る3油圧ポンプ式油圧回路を有する掘削旋回作業機の油圧回路を示すもので、第1油圧ポンプ1、第2油圧ポンプ2および第3油圧ポンプ3は図示しないデーゼルエンジン等の原動機によって駆動される。
【0026】
第1油圧ポンプ1に連絡される第1弁グループ50は左走行モータ4へ供給される圧油の量と方向を制御する左走行用方向切換弁4aと、ブームシリンダ5へ供給される圧油の量と方向を制御するブーム用方向切換弁5aと、バケットシリンダ6へ供給される圧油の量と方向を制御するバケット用方向切換弁6aと、アームシリンダ8に合流する圧油の量と方向を制御するアーム増速用方向切換弁13aを包含しており、第1弁グループ50内でセンタバイパスライン50aが弁4a,5a,6a,13aをこの順序で貫通しており、センタバイパスライン50aの一端は第1油圧ポンプ1に接続され、多端はタンク30に接続されている。
【0027】
そして、左走行用方向切換弁4aは第1油圧ポンプ1の圧油を最優先で受け得るようにブーム用方向切換弁5aの上流でセンタバイパスライン50aに接続され、ブーム用方向切換弁5aは第1油圧ポンプ1の圧油をバケット用方向切換弁6aより優先的に受け得るようにバケット用方向切換弁6aの上流でセンタバイパスライン50aに接続され、バケット用方向切換弁6aは第1油圧ポンプ1の圧油をアーム増速用方向切換弁13aより優先的に受け得るようにアーム増速用方向切換弁13aの上流でセンタバイパスライン50aに接続されている。すなわち、各弁5a,6a,13aはその上流に位置する各弁4a,5a,6aに対してセンタバイパスライン50aにタンデムに接続されている。
【0028】
そして、ブーム用方向切換弁5aの入口ポートには後述する第2弁グループのブーム増速用方向切換弁14aを介して第2油圧ポンプ2の圧油を前記第1弁グループ50のセンタバイパスライン50aからの圧油に合流して供給するブーム合流用バイパスライン17が接続されている。
【0029】
またバケット用方向切換弁6aの入口ポートにはブーム増速用管路17から分岐したバイパスライン18が接続され、第2油圧ポンプ2の圧油を前記第1弁グループ50のセンタバイパスライン50aからの圧油に合流して供給するようになっている。そしてバイパスライン18には圧力調整手段としての絞り6eが設けられている。
【0030】
そして、ブーム用方向切換弁5aにはロードチェック5a1,5a2が、バケット用方向切換弁6aにはロードチェックバルブ6a1,6a2が、アーム増速用方向切換弁13aにはロードチェック弁13a1がそれぞれ配置されている。
【0031】
このような各方向切換弁の配列によって、左走行用方向切換弁4aに第1油圧ポンプ1の圧油が優先的に供給されるようになっており、また、ブーム用方向切換弁5aとバケット用方向切換弁6aとはパラレルにも接続されることとなり、第1油圧ポンプ1からの圧油と第2の油圧ポンプ2からの合流圧油との総油量がブームシリンダ5とバケットシリンダ6のそれぞれの回路負荷圧に応じて配分されるようになっているが、圧力調整手段としての絞り6eの働きによって各々の操作量に応じて適度に両シリンダに配分される。
【0032】
第2油圧ポンプ2に連絡される第2弁グループは右走行モータ7へ供給される圧油の量と方向を制御する右走行用方向切換弁7aと、アームシリンダ8へ供給される圧油の量と方向を制御するアーム用方向切換弁8aと、第1弁グループのブーム用方向切換弁5aに合流する第2油圧ポンプ2からの圧油の量と方向を制御するブーム増速用方向切換弁14aと、予備用として設けられ、予備の油圧アクチュエータへ供給される圧油の量と方向を制御する予備用方向切換弁9aとを包含しており、第2弁グループ60内でセンタバイパスライン60aが弁7a,8a,14a,9aをこの順序で貫通しており、センタバイパスライン60aの一端は第1油圧ポンプに接続され、多端はタンク30に接続されている。
【0033】
そして、右走行用方向切換弁7aは第2油圧ポンプ2の圧油を最優先で受け得るようにアーム用方向切換弁8aの上流でセンタバイパスライン60aに接続され、アーム用方向切換弁8aは第2油圧ポンプ2の圧油をブーム増速用方向切換弁14aより優先的に受け得るようブーム増速用方向切換弁14aの上流でセンタバイパスライン60aに接続され、ブーム増速用方向切換弁14aは第2油圧ポンプ2の圧油を予備用方向切換弁9aより優先的に受け得るよう予備用方向切換弁9aの上流でセンタバイパスライン60aに接続されている。すなわち、各弁8a,14a,9aはその上流に位置する各弁7a,8a,14aに対してセンタバイパスライン50aにタンデムに接続されている。
【0034】
そして、アーム用方向切換弁8aの入口ポートと前記予備用方向切換弁9aの入口ポートはバイパスライン19で接続されており、このバイパスライン19は右走行用方向切換弁7aとアーム用方向切換弁8aとの間のセンタバイパスライン60aに接続されている。したがって、アーム用方向切換弁8aと予備用方向切換弁9aは第2の油圧ポンプに対してパラレルにも接続されることとなる。
【0035】
したがって、アーム用方向切換弁8aと予備用方向切換弁9aとは第2油圧ポンプ2からの圧油がアームシリンダ8と予備用油圧アクチュエータ(図示せず)のそれぞれの回路の負荷圧に応じて配分されるようになっている。
【0036】
アーム用方向切換弁8aにはロードチェックバルブ8a1が、ブーム増速用方向切換弁14aにはロードチェックバルブ14a1が、予備用方向切換弁9aにはロードチェックバルブ9a1,9a2がそれぞれ配置されている。
【0037】
第3油圧ポンプ3に連絡される第3弁グループはブレードシリンダ10へ供給される圧油の量と方向を制御するブレード用方向切換弁10aと、旋回モータ11へ供給される圧油の量と方向を制御する旋回用方向切換弁11aと、スイングシリンダ12へ供給される圧油の量と方向を制御するスイング用方向切換弁12aとを包含しており、第3弁グループ70内でセンタバイパスライン70aが弁10a,11a,12a,この順序で貫通しており、センタバイパスライン70aの一端は第3油圧ポンプ3に接続され、多端はタンク30に接続されている。
【0038】
そして、ブレード用方向切換弁10a入口ポート、旋回用方向切換弁11aの入口ポートおよびスイング用方向切換弁12aの入口ポートがバイパスライン20aおよびバイパスライン20aから分岐したバイパスライン20bを介して接続されており、バイパスライン20aはブレード用方向切換弁10aの手前のセンタバイパスライン70aに接続されている。したがって、ブレード用方向切換弁10a、旋回用方向切換弁11aおよびスイング用方向切換弁12aは第3油圧ポンプ3に対してパラレルに接続されていこととなる。
【0039】
ブレード用方向切換弁10aにはロードチェックバルブ10a1が、旋回用方向切換弁11aにはロードチェックバルブ11a1が、スイング用方向切換弁12aにはロードチェックバルブ12a1がそれぞれ配置されている。
【0040】
そして、上述のアーム増速用方向切換弁13aの供給管路13b,13cはアーム用方向切換弁8aの供給管路8b,8cにそれぞれ接続され、アーム用方向切換弁8aおよびアーム増速用方向切換弁13aは、図示しないアーム用操作パイロット弁の操作方向と操作量に応じて発生するパイロット圧がパイロット管路15aまたは15bを介して両方向切換弁8a,13aの左または右の切換用ポートに作用することによって両方向切換弁8a,13aは左または右の同方向に連動して切換えられるようになっている。
【0041】
アーム増速用方向切換弁13aはアーム用方向切換弁8aと同様に3位置切換弁で、中立位置と左,右の切換位置が連続して切換えられるようになっており、左,右の切換位置は入口ポートと供給管路13b,13cへ繋がる出口ポートとを連通する通路、供給管路13c,13bへ繋がる戻りポートとタンクポートとを連通する通路およびバイパスライン50aを連通するブリードオフ通路13d,13eとを有している。
【0042】
ブリードオフ通路13d,13eはアーム増速用方向切換弁13aの左,右切換方向と切換ストロークに応じて第1油圧ポンプからアーム用油圧アクチュエータ8ヘ供給される圧油のセンタバイパスライン50aよりタンク30へブリードオフする油量を決定し、且つ、且つ最大ストロークで一定油量をブリードオフ可能なように構成されている。
【0043】
図2はアーム増速用方向切換弁13aの切換ストロークStに対するセンタバイパス開口面積(ブリ−ドオフ通路13d,13eの開口面積)Rとの関係および切換ストロークStに対するアーム増速用方向切換弁13aからアームシリンダ8への供給(合流)油量Q1の特性線図を示すもので、センタバイパス開口面積Rは切換ストロークStの増加に応じて図に示すように減少し、一方供給油量Q1は切換ストロークSt増加に応じて図に示すように増大するが、最大切換ストローク位置ではセンタバイパス開口面積Rは全閉しないでR1の開口面積を有するので、供給油量Q1は第1の油圧ポンプの吐出油量Qpより少ないQ1maxとなる。
【0044】
したがってアーム増速用方向切換弁13aは最大切換ストロークで(Qp−Q1max)の油量をブリ−ドオフ通路13d,13eからタンク30へブリードオフすることとなる。
【0045】
ブーム増速用方向切換弁14aからの圧油供給管路であるブーム増速用管路17は上述のように、ブーム用方向切換弁5aの入口ポートに接続され、ブーム増速用方向切換弁14aは、図示しないブーム用操作パイロット弁のブーム上げ方向操作と操作量に応じて発生するパイロット圧がパイロット管路16aを介してブーム用方向切換弁5aの左切換用ポート(上げ方向の切換ポート)とブーム増速用方向切換弁14aの左切換ポ用ポートに作用することによって両方向切換弁5a,14aは同方向(上げ切換方向)に連動して切換えられるようになっている。
【0046】
ブーム増速用方向切換弁14aは中立位置と左,右の3つの切換位置を持つブーム用方向切換弁5aと異なり2位置切換弁で、中立位置と左切換位置が連続して切換えられるようになっており、左切換位置は入口ポートとブーム合流用バイパスライン17へ繋がる出口ポートとを連通する通路およびセンタバイパスライン60aを連通するブリードオフ通路14bとを有している。
【0047】
ブリードオフ通路14bはブーム増速用方向切換弁14aの左切換位置の切換ストロークに応じて第2油圧ポンプからブーム用方向切換弁5aの入口ポートヘ供給される圧油のセンタバイパスライン60aよりタンク30へブリードオフする油量を決定し、且つ、且つ最大切換ストロークで一定油量をブリードオフ可能なように構成されている。
【0048】
そして、ブーム増速用方向切換弁14aもアーム増速用方向切換弁13aと同様に、図2に示すような切換ストロークStに対するセンタバイパス開口面積(ブリ−ドオフ通路14bの開口面積)Rの関係および切換ストロークStに対するブーム増速用方向切換弁14aからブーム方向切換弁5aへの供給(合流)油量Q1の特性を有しており、供給油量Q1は切換ストロークStの増加に応じて図に示すように増大し、且つ最大ストローク位置で(第2油圧ポンプ2の全油量Qp−最大増速分油量Q1max)の油量をブリ−ドオフ通路14bからタンク30へブリードオフすることとなる。
【0049】
アーム増速用方向切換弁13aのセンタバイパス開口面積R1はアーム最大速度(第2の油圧ポンプ2の全油量Qp+第1油圧ポンプ1の最大増速分油量Q1max)が速すぎて操作性に支障が生じない範囲で最も作業能率の良い速度となるよう適宜任意に設定可能である。
【0050】
ブーム増速用方向切換弁13aのセンタバイパス開口面積R1についても同様に、ブーム最大速度(第1油圧ポンプ1の全油量Qp+第2油圧ポンプ2の最大増速分油量Q1max)が速すぎて操作性に支障が生じない範囲で最も作業能率の良い速度となるよう適宜任意に設定可能である。
【0051】
第1,第2,第3弁グループのセンタバイパスライン50a,60a,70aには各弁グループの油圧回路の最大圧を決定するメインリリーフ弁50b,60b,70bが接続されている。
【0052】
次に、本実施の形態に係わる掘削旋回作業機の油圧回路の作用について説明する。
【0053】
(1)ブーム単独操作
図示しないブーム操作用パイロット弁をブーム上げ方向に単独操作すると、操作用パイロット弁にパイロット圧が発生しパイロット管路16aを介して第1弁グループのブーム用方向切換弁5aと第2弁グループのブーム増速用方向切換弁14aが同時に切り換わり、第2の油圧ポンプ2の圧油がブーム増速用方向切換弁14a、合流管路17を介して第1弁グループのセンタバイパスライン50aからの圧油に合流し、ブーム用方向切換弁5aを経てブームシリンダ5のボトム側室に供給されてブーム上げ動作が行われる。
【0054】
この作業動作で、ブーム用操作パイロット弁をフル操作してブーム用方向切換弁5aとブーム増速用方向切換弁14aとを最大切換ストローク位置に切換えたときには、ブームシリンダ5のボトム側室に供給される圧油量が図3のQmax=(第1の油圧ポンプ1の全油量Qp+第2の油圧ポンプ2の最大増速分油量Q1max)となり、ブーム上げ速度は速すぎて操作性に支障が生じない範囲で最も作業能率の良い速度となるため操作性が良好となる。
【0055】
また、ブームをフル操作せずブーム速度を調整しながら操作する場合、特に微操作性を重要視する場合等には、操作開始前後に第1弁グループのセンタバイパスライン50aには第2油圧ポンプの最大増速分油量が流れることがなく、操作開始前にセンタバイパスライン50aの油圧は上昇しておらず、ブーム用方向切換弁5aおよびブーム増速用方向切換弁14aの切換え開始に伴ってブーム増速用方向切換弁14aからの合流油量がブーム増速用方向切換弁14aの切換ストロークに応じて図2のQ1で示すように徐々に増加し、図3に示すブーム用方向切換弁5aからブームシリンダ5への供給油量Qt1は各切換ストロークでほぼ図2の(Q1+Q2)となり切換ストロークに対応し漸次増加する。
【0056】
そして例えば、公知文献1のアーム増速の増速制限と同様の手段でブーム増速制限を行い、操作開始前に第1油圧ポンプ1の油量と第2油圧ポンプ2の最大増速分油量との総和油量がブーム用方向切換弁5aを配置したセンタバイパスライ50aを流れるようにした場合には、切換ストロークS1では、供給油量Qt2は図3に示すようにQt2:S1となり初期の操作時に急増するが、本実施の形態では供給油量Qt1はQt1:S1となり、供給油量Qt1は切換ストロークに応じて漸次増加するので速度調整時の操作性が良好となる。
【0057】
また、ブーム増速用方向切換弁14aからブーム合流用バイパスライン.17を通ってブーム用方向切換弁5aに供給される圧油は、センタバイパスライン60aからロードチェックバルブ14a1を通過してブーム用方向切換弁5aに入り、ロードチェックバ5a2を通過してブーム用方向切換弁5aに供給さるため、流れる方向がブーム増速用方向切換弁14aからブーム用方向切換弁5aへ一方向の流れに制限されるので、仮にブームシリンダ5駆動時の負荷圧が第2油圧ポンプ2に連絡されるセンタバイパスライン60aの圧力よりも大きい場合においても、ブーム増速用の圧油がブーム増速用方向切換弁14aの方に逆流することはない。
このため、ブームシリンダ5を駆動する際の最大圧力は、ブーム増速用方向切換弁14aに設けられたブリードオフ通路14bの開口から圧油がタンクにブリードオフすることによって低下する第2弁グループの圧力に左右されることなく、第1弁グループのセンタバイパスライン50aに接続されるメインリリーフ弁50bの設定圧力にのみによって決定され、常に最大駆動圧力が維持される。
【0058】
なお、ブーム下げ操作時はブーム用方向切換弁5aのみを下げ方向に切換えて行うが、ブーム下げ速度はブームの重量による慣性速度が加味されるので増速用方向切換弁を要しない
(2)アーム単独操作
図示しないアーム用操作パイロット弁をアームシリンダ6の伸びまたは縮み方向に単独操作すると、操作パイロット弁にパイロット圧が発生しパイロット管路15aまたは15bを介して第2弁グループのアーム用方向切換弁8aと第1弁グループのアーム増速用方向切換弁13aが左または右方向位置に同時に切換わり、第1油圧ポンプ1からの圧油は合流管路13bまたは13cを通って供給管路8bまたは8cの第2の油圧ポンプ2からの圧油に合流しアームシリンダ8のロッド側室またはボトム側室に供給され、アームのダンプまたはクラウド動作が行われる。
【0059】
この作業動作で、アーム用操作パイロット弁をフル操作してアーム用方向切換弁8aとアーム増速用方向切換弁13aとを最大切換ストローク位置に切換えたときには、アームシリンダ8のロッド側室またはボトム側室に供給される圧油量が図3のQmax=(第2油圧ポンプ2の全量Qp+第1油圧ポンプ1の最大増速分油量Q1max)となり、アーム上げ速度は速すぎて操作性に支障が生じない範囲で最も作業能率の良い速度となるため操作性が良好となる。
【0060】
また、アームをフル操作せずアーム速度を調整しながら操作する場合、特に微操作性を重要視する場合等には、操作開始前に第1,第2弁グループのセンタバイパスライン50a,60aには第1,第2油圧ポンプ1,2のみの油量が流れるので、センタバイパスライン50a,60aの油圧は上昇しておらず、アーム用方向切換弁8aおよびアーム増速用方向切換弁13aの切換え開始に伴って、アームシリンダ8への供給油量Qt1は各ストローク位置でほぼ図2の(Q1+Q2)となりストローク位置に対応し漸次増加する。
【0061】
したがって、公知文献1でアーム増速の増速制限では、操作開始前第2油圧ポンプからの圧油量と第3油圧ポンプの最大増速分油量が第2油圧ポンプのセンタバイパスラインを通ってタンクに流れるため、切換ストロークS1では、供給油量Qt2は図3に示すようにQt2:S1となり初期の操作時に急増するが、本実施の形態では供給油量Qt1はQt1:S1となり、供給油量Qt1は切換ストロークに応じて漸次増加するので速度調整時の操作性が良好となる。
また、アーム増速用方向切換弁13aから合流管路13b,13cを通って供給管路8a,8bの圧油に合流しアームシリンダ8に供給される圧油は、センタバイパスライン50aからロードチェックバルブ13a1通過してアーム増速用方向切換弁13aに入り、流れる方向がアーム増速用方向切換弁13aからアームシリンダ8への一方向の流れに制限されるので、仮にアームシリンダ8駆動時の負荷圧が第1の油圧ポンプ1に連絡されるセンタバイパスライン50aの圧力よりも大きい場合においても、アーム増速用の圧油がアーム増速用方向切換弁13aの方に逆流することはない。
【0062】
このため、アームシリンダ8を駆動する際の最大圧力は、アーム増速用方向切換弁13aに設けられたブリードオフ通路13d,13eの開口から圧油がタンク30にブリードオフすることによって低下する第1弁グループの回路圧力に左右されることなく、第2弁グループのセンタバイパスライン60aに接続されるメインリリーフバルブ60aの設定圧力にのみによって決定され、常に最大駆動圧力が維持される。
【0063】
(3)ブームとアームの複合操作
ブームとアームの複合操作、例えば、ブーム上げ操作とアームクラウド操作を同時を行いバケット姿勢をほぼ一定にして掘削を行うような場合、第1弁グループ50で第1の油圧ポンプ1から供給される圧油はアーム増速用方向切換弁よりもブーム用方向切換弁5aに優先的に流れ、また、第2弁グループ60で、第2の油圧ポンプ2から供給される圧油はブーム増速用方向切換弁14aよりもアーム用方向切換弁8aに優先的に流れる。
【0064】
このように、ブームとアームの複合操作時にはブームシリンダ5とアームシリンダ8は別々の1つの油圧ポンプによって圧油の供給がなされるようになっている。
【0065】
そして、ブームまたはアームの単独操作からブームとアームの複合操作に切換えたとき、上記(1)および(2)で述べたようにブームまたはアームの最大速度は増速分油量が制限されて速すぎて操作性に支障が生じない範囲に抑えられているので、急激な速度低下は生じない。
【0066】
(4)上部旋回体とブームおよび/またはアームの複合操作
上部旋回体とブームまたはアームを同時に操作すると、上部旋回体用の油圧モータ11は第3の油圧ポンプ3のみによって圧油が供され、ブームシリンダ5またはアームシリンダ8は第1油圧ポンプおよび第2油圧ポンプからの圧油が供給され、油圧モータ11はブームシリンダ5またはアームシリンダ8の操作速度や回路負荷圧の影響を全く受けることがないので、上部旋回体の速度制御はブームまたはアーム操作と完全に独立して行える。
【0067】
旋回速度を調整しながらブームおよびアームを同時に操作して、例えば、斜め水平引き作業や、土砂積み込み作業を行う場合にも、上記のように上部旋回体用の油圧モータ11は第3油圧ポンプ3のみによって駆動され、ブームシリンダ5およびアームシリンダ8とは独立して速度制御が行えるのでブームおよびアームの操作や、ブームシリンダ5およびアームシリンダ8の負荷圧等の影響を受け旋回速度が変動することはなく複合操作性は良好に保たれる。
【0068】
(5)ブームとバケットの複合操作
ブームをとバケットを同時に操作すると、第1油圧ポンプ1の圧油と第2油圧ポンプ2からの合流圧油との総油量がブームシリンダ5とバケットシリンダ6のそれぞれの回路負荷圧に応じて配分されるようになっているが、バイパスライン18には圧力調整手段としての絞り6eが設けられているので、一般的にバケットシリンダ6の負荷圧はブームシリンダ5の負荷圧の負荷圧より低いものの、前記の総油量が一方的にバケットシリンダ6に流れることはなく、各々の操作量に応じて適度に両シリンダに配分される。
【0069】
ブームをフル操作しないでブーム速度を調整しながら操作した場合、第1の油圧ポンプ1の圧油でブームシリンダ5へ供給されない圧油が第1弁グループのセンタバイパスライン50aからバケット用方向切換弁6aに流れ、またバイパス管路18からバケット用方向切換弁6aに絞り6eを介して供給される圧油と合流してバケットシリンダ6へ供給される。
【0070】
(6)ブームまたはアームとアタッチメント等
予備用方向切換弁9aはミニショベル等にクレーン用フックやブレーカ等を取り付けたときに、これらのアタッチメント用油圧アクチュエータ、例えば、油圧モータ等へ供給される第2油圧ポンプ2の圧油の量と方向を制御する。
【0071】
ブームまたはアームとアタッチメントとを同時に駆動したい場合、予備用方向切換弁9aは上流のアーム用方向切換弁8aまたはブーム増速用方向切換弁14aに第2油圧ポンプ2の圧油が優先供給されるが、アーム用方向切換弁8aの入口ポートと前記予備用方向切換弁9aの入口ポートはバイパスライン19で接続されており、このバイパスライン19は右走行用方向切換弁7aとアーム用方向切換弁8aとの間のセンタバイパスライン60aに接続されている。また、ブーム増速用方向切換弁14aのブリ−ドオフ通路14bは全閉しないので一部の圧油がセンタバイパス60aから予備用方向切換弁9aへ流れるので、ブームまたはアームとアタッチメントとが同時に駆動可能である。
【0072】
このように、第1の実施の形態によれば、油圧モータ11は、ブームシリンダ5および/またはアームシリンダ8とは完全に独立して速度制御が行えるのでブームおよびアームの操作量や、ブームシリンダ5および/またはアームシリンダ8の回路負荷圧等の影響を全く受けず、旋回速度が変動することはないので上部旋回体とブームおよび/またはアームの複合操作性が向上する。
【0073】
このため、ブーム、アームおよび上部旋回体を複合操作して行う、斜め水平引き作業では上部旋回体の微妙な旋回速度制御が可能となり所望の軌跡が得られる。また土砂積み込み作業においてもブームやアームを積み込み運搬車にぶっつけてしまう危険性が回避される。
【0074】
また、ブームまたはアームの単独操作時に、ブームシリンダ5またはアームシリンダ8は第1油圧ポン1および第2油圧ポンプ2の2つの油圧ポンプからの圧油が供給可能で、且つ一方の油圧ポンプの圧油に合流する他方の油圧ポンプの最大増速分油量を任意に設定することができるので、ブームシリンダ5またはアームシリンダ8へ供給する総油量をブームまたはアームの最大速度が速すぎて操作性に支障が生じない範囲で最も作業能率の良い速度に設定で可能となる。したがって、それぞれの単独操作性が良好となり、さらにブームまたはアームの単独操作時からブームとアームの複合操作に切換えたときの速度変化が急激でないので操作性が低下しない。
【0075】
しかも、ブーム増速用方向切換弁14aまたはアーム増速用方向切換弁13aからの合流油量がその切換ストロークに応じて徐々に増加するので、ブームシリンダ5またはアームシリンダ8へ供給される総油量も各切換弁の切換ストロークに応じて漸次増加するため、速度調整時、特に微操作時の操作性が良好となる。
【0076】
図5は本発明の第2の実施形態を示すもので、前記本発明の第1の実施の形態の第2弁グループ60におけるセンタバイパスライン60aに接続されたブーム増速用方向切換弁14aとアーム用方向切換弁8aとの配列順を入れ変えて、ブーム増速用方向切換弁14aの下流でアーム用方向切換弁8aを接続し、且つ、前記ブーム増速用方向切換弁の入口ポート、前記アーム用方向切換弁の入口ポートおよびを予備用方向切換弁9aの入口ポートをバイパスライン19aおよびバイパスライン19bで接続したものである。
【0077】
このような配列によってブーム増速用方向切換弁14a、アーム用方向切換弁8および予備用方向切換弁14aがパラレルにも接続されることとなり、ブームとアームの複合操作時には、通常アームシリンダ8の駆動圧力の方がブームシリンダ5の駆動圧力よりも低いことが多いので、第2油圧ポンプ2からの圧油はアーム用方向切換弁10a介してをアームシリンダ8に優先的に供給さることになり、第1弁グループでは第1の油圧ポンプ1からの圧油が優先的にブーム用方向切換弁5aを介してブームシリンダ5に供給されるので、ブームとアームは第1の実施の形態と同様にそれぞれ1つの油圧ポンプ分の圧油量で駆動される。
【0078】
さらに、この配列によって、ブーム増速用方向切換弁14a、アーム用方向切換弁8および予備用方向切換弁14aがパラレルに接続されるので、ブームまたはアームと予備用方向切換弁に接続された油圧アクチュエータで駆動される上記アタッチメントとの複合操作も可能である。
【0079】
第2の実施の形態によれば、ブーム増速用方向切換弁14aをアーム用方向切換弁8aの上流に配置したことによって、第2弁グループの弁内におけるブーム増速用方向切換弁14aからブーム用方向切換弁5aに到るブーム合流用バイパスライン17を第1の実施の形態より短縮できるので管路の圧損が少なくなり第2油圧ポンプ2の圧油をより有効に活用できるとともに第2弁グループの管路穴加工も容易となる。また、第1の実施の形態と全く同様の作用効果を奏することができる。
【0080】
なお、第1,第2の実施の形態において、アーム用方向切換弁8aとアーム増速用方向切換弁13aおよびブーム用方向切換弁5aとブーム増速用方向切換弁14aがそれぞれの操作パイロット弁の操作方向と操作量に応じて発生するパイロット圧がパイロット管路15a,15bまたは16aを介して各方向切換弁の切換ポートに作用することによって切換わる例で説明したが、本発明は操作信号が電気信号で発生され、上記各方向切換弁が電気信号によって切換えられる比例電磁式方向制御弁を採用しても良い。
【0081】
また、第1実施の形態において、アーム用方向切換弁8aの入口ポートと予備用方向切換弁9aの入口ポートとをバイパスライン19で接続し、このバイパスライン19を右走行用方向切換弁7aとアーム用方向切換弁8aとの間のセンタバイパスライン60aに接続したが、ブーム増速用方向切換弁14aの入口ポートと予備用方向切換弁9aの入口ポートとをバイパスラインで接続し、このバイパスラインを、アーム用方向切換弁8aブーム増速用方向切換弁14aとの間のセンタバイパスライン60aに接続しても良い。このような配列によっても、第1の実施の形態の発明と同様の効果を奏し、且つブームシリンダ5と予備用の油圧アクチュエータの同時駆動が可能である。
【0082】
さらに、第2の実施の形態において、アーム用方向切換弁8aの下流でブーム増速用方向切換弁14aをセンタバイパスライン60aに接続し、前記ブーム増速用方向切換弁の入口ポート、前記アーム用方向切換弁の入口ポートおよびを予備用方向切換弁9aの入口ポートをそれぞれバイパスラインで接続するようにしても第1の実施の形態の発明と同様の効果を奏する。
【0083】
【発明の効果】
本発明によれば、第1、第2、および第3の3つの油圧ポンプと、各油圧ポンプからブーム、アーム、バケットおよび上部旋回体等を駆動用する各油圧アクチュエータへ供給される圧油の量と方向を制御するための複数の方向切換弁とを備えた掘削旋回作業機の油圧回路において、上部旋回体とブームおよび/またはアームとの複合操作時に上部旋回体の速度制御がブームおよび/またはアームと完全に独立して行えるので複合操作性が良く、ブームまたはアームの単独操作時には、増速が行えるとともに増速量を任意にしかも別々に設定でき、単独操作時からブームとアームの複合操作に切換えたときの速度変化が急激とならずに操作性の低下を招くことがなく、且つ単独操作で微操作等を行う速度調整時に急激な速度上昇が行われないので操作性が良好である。
【0084】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による掘削旋回作業機の油圧回路を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による増速用方向切換弁の切換ストロークStに対するセンタバイパス開口面積Rおよび増速用方向切換弁からの供給油量Q1の特性線との関係を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による増速用方向切換弁の切換ストロークStに対するシリンダへの合計供給油量Qtとの関係を示す図である。
【図4】本発明の適用される掘削旋回作業機の例としてのミニショベルの外観図である
【図5】本発明の第2の実施の形態による掘削旋回作業機の油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 第1,第2,第3油圧ポンプ
5 ブームシリンダ
5a ブーム用方向切換弁
5a1,5a2,8a1,9a1,9a2,13a1,14a1,14a2 ロードチエック弁
6 バケットシリンダ
6a バケット用方向切換弁
6a1,6a2 ロードチエック弁
6e 圧力調整手段(絞り弁)
8 アームシリンダ
8a アーム用方向切換弁
8a1 ロードチエック弁
8b,8c 供給管路
11 旋回モータ
13a アーム増速用方向切換弁
13a1 ロードチエック弁
13b、13c 供給管路
13d,13e ブリードオフ通路(センタバイパス開口)
14a ブーム増速用方向切換弁
14a1 ロードチエック弁
14b ブリードオフ通路(センタバイパス開口)
15a,15b,16a パイロット管路
17 ブーム合流用バイパスライン
18,19、19a,19b、 バイパスライン
30 タンク
50,60,70 第1,第2,第3弁グループ
50a,60a,70a センタバイパスライン
50b,60b,70b メインリリーフ弁

Claims (8)

  1. 第1、第2および第3の3つの油圧ポンプと、各油圧ポンプからブーム、アーム、バケットおよび上部旋回体等を駆動用する各油圧アクチュエータへ供給される圧油の方向と量を制御するための複数の方向切換弁とを備えた掘削旋回作業機の油圧回路において、
    第1油圧ポンプに連絡する第1弁グループには少なくとも主としてブーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給するブーム用方向切換弁とアーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給するアーム増速用方向切換弁とを設け、
    第2油圧ポンプに連絡する第2弁グループには少なくとも主としてアーム駆動用油圧アクチュエータに圧油を供給するアーム用方向切換弁とブーム駆動用各油圧アクチュエータに圧油を供給するブーム増速用方向切換弁とを設け、
    第3油圧ポンプに連絡する第3弁グループには少なくとも主として上部旋回体用油圧アクチュエータに圧油を供給する旋回用方向切換弁を設け、
    ブームとアームとを同時に駆動する場合に、前記第1弁グループにおいて前記第1油圧ポンプの圧油を前記ブーム用油圧アクチュエータに優先供給し、前記第2弁グループにおいて前記第2油圧ポンプの圧油を前記アーム用油圧アクチュエータに優先供給するように、前記ブーム増速用方向切換弁と前記アーム増速用方向切換弁をそれぞれ配置し、
    前記ブーム増速用方向切換弁は、その切換ストローク位置に応じて前記第2油圧ポンプから前記ブーム用油圧アクチュエータヘ供給される圧油の前記センタバイパスラインよりブリードオフする油量が決定され、且つ最大切換ストローク位置で一定油量をブリードオフ可能に構成し、
    前記アーム増速用方向切換弁は、その切換ストローク位置に応じて前記第1油圧ポンプから前記アーム用油圧アクチュエータヘ供給される圧油の前記センタバイパスラインよりブリードオフする油量が決定され、且つ最大切換ストローク位置で一定油量をブリードオフ可能に構成したことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  2. 請求項1記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記第1弁グループの前記センタバイパスラインに前記ブーム用方向切換弁を前記第1油圧ポンプの圧油が優先供給されるように前記アーム増速用方向切換弁の上流で接続し、前記第2弁グループの前記センタバイパスラインに前記アーム用方向切換弁を前記第2油圧ポンプの圧油が優先供給されるように前記ブーム増速用方向切換弁の上流で接続したしたことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  3. 請求項1記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記第1弁グループの前記センタバイパスラインに前記ブーム用方向切換弁を前記第1油圧ポンプの圧油が優先供給されるように前記アーム増速用方向切換弁の上流で接続し、前記アーム用方向切換弁と前記ブーム増速用方向切換弁の入口ポートをバイパスラインで接続すると共に前記バイパスラインを前記第2弁グループの前記センタバイパスラインに接続したことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  4. 請求項3記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記第2弁グループの前記センタバイパスラインに前記ブーム増速用方向切換弁を前記アーム用方向切換弁の上流で接続したしたことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  5. 請求項1〜4いずれか記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記第1弁グループの前記センタバイパスラインにバケット用方向切換弁を接続するとともに前記第2弁グループの前記ブーム増速用方向切換弁からのブーム合流用バイパスラインを前記ブーム用方向切換弁の入口ポートに接続し、前記ブーム合流用バイパスラインに連絡するバイパスラインを前記バケット用方向切換弁入口ポートに接続したことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  6. 請求項5記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記第1弁グループの前記センタバイパスラインに前記ブーム用方向切換弁に前記第1油圧ポンプの圧油が優先供給されるように前記バケット用方向切換弁の上流で接続したことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  7. 請求項5記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記バイパスラインに圧力調整手段を設けたことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
  8. 請求項1〜7いずれか記載の掘削旋回作業機の油圧回路において、
    前記第2弁グループの前記センタバイパスラインの最下流に予備用方向切換弁配置し、この予備用方向切換弁の入口ポートと前記ブーム増速用方向切換弁および/または前記アーム用方向切換弁の入口ポートをバイパスラインで接続し、前記バイパスラインを前記第2弁グループの前記センタバイパスラインに接続したことを特徴とする掘削旋回作業機の油圧回路。
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