JP2003049695A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP2003049695A
JP2003049695A JP2001240519A JP2001240519A JP2003049695A JP 2003049695 A JP2003049695 A JP 2003049695A JP 2001240519 A JP2001240519 A JP 2001240519A JP 2001240519 A JP2001240519 A JP 2001240519A JP 2003049695 A JP2003049695 A JP 2003049695A
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driving force
target driving
internal combustion
combustion engine
vehicle
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JP2001240519A
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Makoto Yokoyama
誠 横山
Gajender Sharma
ガジェンダー シャルマ
Koji Yasu
浩治 安
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Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸排気系の診断手段による診断の精度が悪化
することを防止できる車両の制御装置を提供する。 【解決手段】 運転者の要求に基づいて内燃機関の目標
駆動力を算出する第1目標駆動力算出手段65と、運転
者の要求とは独立して車両の運転状態に応じて内燃機関
の目標駆動力を算出する第2目標駆動力算出手段64
と、第1目標駆動力算出手段と第2目標駆動力算出手段
とで算出された目標駆動力のいずれか一方を選択する目
標駆動力選択手段66と、目標駆動力選択手段で選択さ
れた目標駆動力に基づいて内燃機関の実際の駆動力を制
御する駆動力制御手段68と、内燃機関の吸排気系のセ
ンサまたは制御装置の故障や劣化を診断する吸排気系の
診断手段67と、目標駆動力選択手段で第2目標駆動力
が選択されているとき、吸排気系の診断手段を禁止する
診断禁止手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の制御装置に係
り、特に車両の駆動輪の空転や、車両の横滑りを起こし
たとき等の、ブレーキ制御手段、車間距離制御手段、定
速度走行制御手段、自動変速機制御手段、トラクション
コントロール制御手段、車両安定化手段等で演算される
目標駆動力に対し、燃料カットや点火リタード、スロッ
トル開度制御、ブレーキ制御により内燃機関駆動力の増
減を図る手段を備えた車両における、吸排気系の診断装
置を備える車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、濡れた路面や雪路等の滑りやすい
路面において、加速によって駆動輪が空転(スリップ)
しそうになると、エンジン出力トルク、駆動輪のブレー
キ力をコントロールすることによって、駆動輪の空転を
回避し、滑りやすい路面における車両の発進性、加速性
を向上させ、車両の安定性向上を図る装置(以下、トラ
クションコントロール装置という)を備えた車両におい
て、駆動輪の空転発生時には、エンジントルクの低下や
駆動輪のブレーキ油圧(制動力)の増大を図り、駆動輪
の空転を回避するようになっている。なお、エンジント
ルクを低下させる方法としては、燃料供給の停止、点火
リタード、スロットル弁の閉制御などにより燃焼変動を
行っている。
【0003】前記のようなトラクションコントロール装
置を備えた車両において、エンジンの筒内圧(燃焼圧)
を検知し、失火診断を行う失火診断制御が知られている
が、前記エンジントルク低下時、エンジンの筒内圧が低
下したことを失火発生に因るものとして誤診断すること
があった。この、誤診断を防止するため、トラクション
コントロール要求による燃料供給停止時、失火診断を禁
止する技術が特開平7−217468号公報に開示され
ている。
【0004】また、ドライバの操作によるオーバーステ
ア状態からの脱出を妨害することなくオーバーステア状
態を回避することができ、トラクションコントロールシ
ステム(TCS)制御との両立を図ることができる車両
の挙動制御装置として、特開2000−104579号
公報に記載の技術がある。この技術は、前輪駆動の車両
がオーバーステア状態のとき、駆動力減少量を小さく
し、車両がオーバーステア状態でないときは、ヨーレー
ト偏差Δωから算出する第1駆動力減少量ΔEaと駆動
輪である前輪のスピン率Sfから算出した第2駆動力減
少量ΔEtの内、大きいほうの値を選択して駆動力減少
量とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記した前者の従来技
術においては、エンジン出力トルクの増減に伴い失火診
断を禁止しているが、駆動力増減に伴う燃焼変動に起因
した吸排気系のセンサや制御装置における診断手段への
影響については考慮していない。例えば、吸気管圧力に
基づいて故障診断を行うEGR診断、スワールコントロ
ールバルブ診断等では、前記燃焼変動に伴い吸気管圧力
変動が生じ、前記故障診断において誤って診断してしま
う惧れがある。また、酸素センサまたは空燃比センサ等
でフィードバック制御の周期に基づくセンサの応答劣化
診断等においても、燃焼変動に伴い酸素濃度の変動が生
じ、誤って診断してしまう惧れがある。
【0006】また、前記した後者の従来技術において
は、第1駆動力減少量と第2駆動力減少量との、大きい
値を選択して駆動力を減少するが、駆動力を減少してい
るときの吸排気系のセンサや制御装置を診断する診断手
段や、診断を禁止する手段については、何の記載もな
い。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、運転者の要求とは独立して算出された駆動力で
制御される場合の内燃機関駆動力の変動に伴って燃焼変
動が発生したとき、吸排気系のセンサ等の診断手段の診
断の精度が悪化することを回避し、確実に診断を行うこ
とができる車両の制御装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る車両の制御装置は、運転者の要求に基づい
て内燃機関の目標駆動力を算出する第1目標駆動力算出
手段と、運転者の要求とは独立して車両の運転状態に応
じて内燃機関の目標駆動力を算出する第2目標駆動力算
出手段と、前記第1目標駆動力算出手段と前記第2目標
駆動力算出手段とで算出された目標駆動力のいずれか一
方を選択する目標駆動力選択手段と、前記目標駆動力選
択手段で選択された目標駆動力に基づいて内燃機関の実
際の駆動力を制御する駆動力制御手段と、内燃機関の吸
排気系のセンサまたは制御装置の故障や劣化を診断する
吸排気系の診断手段と、前記目標駆動力選択手段で前記
第2目標駆動力が選択されているとき、前記吸排気系の
診断手段を禁止する診断禁止手段を備えたことを特徴と
する。
【0009】本発明に係る他の車両の制御装置は、運転
者の要求とは独立して車両の運転状態に応じて内燃機関
の目標駆動力を算出する第2目標駆動力算出手段と、前
記第2目標駆動力算出手段で算出された第2目標駆動力
に基づいて内燃機関の実際の駆動力を制御する駆動力制
御手段と、内燃機関の吸排気系のセンサまたは制御装置
の故障や劣化を診断する吸排気系の診断手段と、前記第
2目標駆動力で内燃機関が駆動されているとき、前記吸
排気系の診断手段を禁止する診断禁止手段を備えたこと
を特徴とする。
【0010】本発明に係る車両の制御装置の好ましい具
体的な態様としては、前記吸排気系の診断手段を禁止す
る診断禁止手段は、内燃機関が前記第2目標駆動力で駆
動されている間、前記第2目標駆動力での駆動が開始さ
れてから所定時間経過した後から第2目標駆動力での駆
動が終了するまでの間、前記第2目標駆動力での駆動が
開始された時から前記第2目標駆動力の駆動が終了して
から所定時間経過するまでの間、のいずれか1つまたは
複数の間に診断を禁止することを特徴とする。
【0011】また、前記第2目標駆動力で駆動されてか
ら所定時間経過した後から前記第2目標駆動力での駆動
が終了してから所定時間経過するまでの間、前記第2目
標駆動力で駆動する所定時間前から所定時間経過した間
と前記第2目標駆動力での駆動が終了する所定時間前か
ら所定時間経過した間、前記第2目標駆動力で駆動され
てから所定時間経過した間と前記第2目標駆動力での駆
動が終了してから所定時間経過した間、のいずれか1つ
または複数の間に診断を禁止してもよい。
【0012】本発明に係る車両の制御装置の好ましい具
体的な他の態様としては、前記吸排気系の診断手段は、
EGR診断手段、スワールコントロールバルブ診断手
段、触媒診断手段、酸素センサ診断手段、空燃比センサ
診断手段、NOxセンサ診断手段、COセンサ診断手
段、HCセンサ診断手段、のいずれか1つまたは複数の
診断手段であることを特徴とする。
【0013】本発明に係る車両の制御装置の好ましい具
体的なさらに他の態様としては、前記第2目標駆動力算
出手段で算出される目標駆動力は、ブレーキ制御手段、
車間距離制御手段、定速度走行制御手段、自動変速機制
御手段、トラクションコントロール制御手段、車両安定
化手段のいずれか1つまたは複数の目標駆動力であるこ
とを特徴とする。
【0014】このように構成された本発明の車両の制御
装置は、運転者の要求とは独立して駆動力が制御されて
いるとき、例えばトラクションコントロール制御手段に
より駆動力ダウンの要求が出ているときは、内燃機関の
目標駆動力が急激に変動し、それに伴う燃焼変動が生じ
て吸排気系の診断に悪影響を及ぼす可能性があるが、こ
のときには診断手段の診断を禁止するので、診断手段が
誤診断することを回避することができ、精度の良い吸排
気系の診断が可能となる。また、定速度走行制御手段等
の他の手段により、駆動力アップ、駆動力ダウンの要求
が出ているときにも同様に精度の良い吸排気系の診断を
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1は本実施形態に係る車両の制御
装置における内燃機関とコントロールユニットと関係を
示す図であり、内燃機関本体1は、気筒2内を往復運動
するピストン3で燃焼室を構成し、燃焼室の上部に点火
コイルと接続された点火プラグ4が配置されている。各
気筒2には、吸気管5及び排気管6が連続しており、吸
気弁7及び排気弁8が開閉されることにより燃焼室と連
通する。吸気管5には運転状態検出手段の一つであっ
て、吸気管内の圧力を測定する吸気管圧力センサ9、及
び、スロットルバルブ10の開度を計測するスロットル
センサ11が各々の適宜位置に配置され、さらに、エン
ジン冷却水温を計測する冷却水温センサ12が燃焼室の
側面のウォータージャケットに設置され、内燃機関の回
転数を計測するクランク角センサ13がクランクシャフ
トに設置されている。
【0016】吸気管5の上流部に設けられたエアクリー
ナ14から流入された空気は、スロットルバルブ10で
流量を調整された後、燃料噴射弁(インジェクタ)15
から所定の角度で噴射されたガソリンと混合されて各気
筒2に供給される。吸気管5の途中にはスワール流を生
成させるためのスワールコントロールバルブ16が設け
られている。吸気管5には、スロットルバルブ10に近
接してアイドル時の内燃機関回転数を目標回転数になる
ように制御するアイドルスピードコントロールバルブ
(ISC)17が設けられている。
【0017】一方、燃料タンク20内の燃料は、燃料ポ
ンプ21によって、吸引・加圧された後、プレッシャー
レギュレータ22を備えた燃料管23を通って燃料噴射
弁15の燃料入口に導かれ、余分な燃料は、燃料タンク
20に戻される。各気筒2内の燃焼室で燃焼した排ガス
は、排気管6を経て触媒24に導かれ浄化された後、マ
フラー25を経由して大気へ排出される。排気管6に
は、排ガス中の酸素濃度を示す酸素センサ26が適宜位
置に配置され、触媒後方には触媒診断用に酸素センサ2
7が配置されている。また、排出ガスの一部は、排気管
6からEGR通路28を通り、EGRバルブ(制御弁)
29を介してコレクタボックス30に還流する。
【0018】吸気管圧力センサ9から得られる吸気管内
の圧力を示す出力信号と、スロットルセンサ11からの
出力信号と、冷却水温センサ12、クランク角センサ1
3、及び、酸素センサ26,27等からの各出力信号
は、内燃機関制御装置(内燃機関コントロールユニット
C/U)31に入力される。EGRバルブ29は、内燃
機関コントロールユニット31からの信号で駆動され
る。
【0019】内燃機関コントロールユニット31は、車
体あるいは内燃機関室内に配置され、前記種々のセンサ
から出力される内燃機関1の運転状態を示す電気的な信
号に基づいて、所定の演算処理を行い、運転状態に最適
な制御を行うべく、燃料を噴射供給する前記インジェク
タ15の開閉、点火プラグ4の駆動、及びアイドルスピ
ードコントロールバルブ(ISC)17の開閉を行う信
号を各々出力するとともに、燃料ポンプ21を制御す
る。そして、コントロールユニット31は、各気筒2の
吸気行程と燃料噴射のタイミングとを合せて、各気筒2
毎に燃料噴射を行っている。
【0020】図2は本実施形態の車両の全体構成を示す
図であり、図2において、車両Vの4つの車輪40に
は、それぞれの車輪速度を検出するための車輪速度セン
サ41が設けられている。また、車両のヨーレイトを検
出するヨーレイトセンサ45、横Gを検出する横Gセン
サ46、ステアリングの角度を検出するステアリング角
度センサ47が設けられている。車両Vには内燃機関本
体1が搭載され、駆動力を車輪40(駆動輪)に伝達し
ている。また、運転者によるブレーキペダル44の操作
により、キャリパー42に油を供給してブレーキパッド
をブレーキディスク43に押圧し制動操作を行う構成と
なっている。
【0021】前記ヨーレイトセンサ45、横Gセンサ4
6、ステアリング角度センサ47、車輪速度センサ41
の検出信号から、マイクロコンピュータを内蔵した車両
安定化コントロールユニット49により、駆動輪40の
空転や、車両Vの横滑り等を検知した場合には、4輪の
ブレーキを個々に制御し、駆動輪40の空転や車両Vの
横滑り等を回避する。また、駆動力の増減を図るため
に、第2の目標駆動力となる要求信号を内燃機関コント
ロールユニット31へ出力する。
【0022】車両安定化コントロールユニット49から
要求信号を受けた内燃機関コントロールユニット31
は、車両安定化要求、主に駆動力の増減の要求を満足す
るため、燃料供給量や点火時期、スロットル開度等を制
御し、出力駆動力の増減を図り、前記ブレーキ制御と合
せて駆動輪40の空転や車両Vの横滑りを回避するもの
である。
【0023】ここで、本実施形態のコントロールユニッ
トについて、図3を参照して説明する。図3は内燃機関
コントロールユニット31のブロック図である。まず、
内燃機関コントロールユニット31において、主にアク
セル操作による運転者の要求となる、スロットル開度と
内燃機関回転数から第1目標駆動力算出手段65で第1
目標駆動力を算出する。つぎに、第2目標駆動力につい
て説明するが、本実施形態では、第2目標駆動力算出手
段を車両安定化手段によるものとして説明する。車輪空
転検出手段60、ヨーレイト検出手段61、横G検出手
段62、ステアリング角度検出手段63により、駆動輪
の空転や車両の横滑り等を検出し、それを回避するため
の車両安定化目標駆動力(第2目標駆動力)を第2目標
駆動力算出手段64により算出する。ここでは、車両安
定化コントロールユニット49で、運転者要求とは別
に、主として危険回避つまり安全性の向上を目的とし第
2(車両安定化)目標駆動力が演算される。なお、車輪
空転検出手段60、ヨーレイト検出手段61、横G検出
手段62、ステアリング角度検出手段63は、前記した
図2の車輪速度センサ41、ヨーレイトセンサ45、横
Gセンサ46、ステアリング角度センサ47の検出信号
が供給される。
【0024】この運転者要求である第1目標駆動力と車
両安定化要求である第2目標駆動力のうちどちらか一方
を目標駆動力選択手段66により選択し、選択された目
標駆動力に基づいて駆動力制御手段68により実際の駆
動力を制御する。そして、吸排気系の診断手段67にお
いて吸排気系のセンサまたは制御装置の診断を行う構成
となっている。また、車両安定化コントロールユニット
49と内燃機関コントロールユニット31はCAN通信
による通信手段で接続されている。
【0025】つぎに、目標駆動力選択手段66での目標
駆動力の選択について説明する。図4に第1目標駆動力
と第2(車両安定化)目標駆動力、目標駆動力選択手段
で選択された内燃機関の目標駆動力の関係について示
す。図4は運転者要求である第1目標駆動力を示す。
図4に示すように運転者は一定状態を維持するような
アクセル操作をした場合について説明する。定速度走行
制御手段を使用した場合も同様な状態を示すことにな
る。
【0026】図4は車両安定化目標駆動力の1つであ
る駆動力ダウン要求値を示している。駆動力ダウン要求
値は通常は第1目標駆動力に対し、はるかに高い値を示
しているが、前述した車輪空転検出手段60、ヨーレイ
ト検出手段61、横G検出手段62、ステアリング角度
検出手段63の情報により、車両安定化コントロールユ
ニットで駆動力の減少が必要と判断されたときには、第
1目標駆動力よりも小さい値を示すように制御される。
【0027】また、図4は第2(車両安定化)目標駆
動力の残りの1つである駆動力アップ要求値を示してい
る。駆動力アップ要求値は、前記駆動力ダウン要求値と
は反対に通常は第1目標駆動力に対し、はるかに小さい
値を示し、必要に応じ第1目標駆動力よりも高い値を示
すことになる。このように、車両安定化コントロールユ
ニット49により、駆動力ダウンや駆動力アップの要求
が発生し、駆動力ダウン要求値が第1駆動力を下回った
場合、または駆動力アップ要求値が第1駆動力を上回っ
た場合には、内燃機関目標駆動力を第1目標駆動力から
第2(車両安定化)目標駆動力に切換えるものである。
そのときの内燃機関目標駆動力を表したものが図4で
ある。
【0028】このように、車両安定化による駆動力ダウ
ンやアップの要求が生じると図4に示すように内燃機
関目標駆動力が急激に変動し、それに伴い燃焼変動が生
じ吸排気系の診断に悪影響を及ぼすことが懸念される。
そのため、前記内燃機関目標駆動力が第1目標駆動力か
ら第2(車両安定化)目標駆動力に切換わったとき、ま
たは第2(車両安定化)目標駆動力に切換わっている間
等、つまり、燃焼状態に影響しているときに、燃焼変動
に起因するパラメータに基づいて吸排気系のセンサまた
は制御装置の診断を行う吸排気系の診断手段を禁止し、
誤診断を回避するものである。
【0029】図示しないが第2(車両安定化)目標駆動
力算出手段の他に、内燃機関の目標駆動力を算出する他
の目標駆動力算出手段(例えば、ブレーキ制御手段、車
間距離制御手段、定速度走行制御手段、自動変速機制御
手段、トラクションコントロール制御手段等の目標駆動
力算出手段)を設け、第1目標駆動力と第2(車両安定
化)目標駆動力と前記他の内燃機関の目標駆動力のいず
れか1つまたは複数の目標駆動力に基づいて、目標駆動
力選択手段により目標駆動力を選択するものであっても
良い。また、前記第2目標駆動力は、駆動力そのものを
表す絶対値でなく、第1目標駆動力を補正するものであ
っても良い。例えば、車両安定化で算出される要求値に
基づき第1目標駆動力を補正する補正値を算出するもの
である。
【0030】つぎに、前記診断手段の禁止区間を図5に
示す。目標駆動力選択手段66で選択される目標駆動力
が第1目標駆動力から第2(車両安定化)目標駆動力に
切換わった時から、第1目標駆動力に基づく演算に復帰
するまでの間診断を禁止するものとした(図5)。し
かしながら、燃焼変動の状況に応じ禁止期間を変更して
も良いものとし、例えば切換後ディレイを持たせても良
いし(図5〜)、切換わりの前後所定期間のみの禁
止(図5〜)でも良いものである。また、これら禁
止区間を組み合せても良いものである。
【0031】吸排気系装置の診断禁止手段のフローを図
6に示す。まずステップ(以下Sと記載)100では、
第1目標駆動力算出手段において、第1目標駆動力を算
出する。つぎに、S101で車両安定化要求による第2
(車両安定化)目標駆動力を算出し、S102では目標
駆動力選択手段により選択された目標駆動力が、第1目
標駆動力か第2目標駆動力かのどちらかを判別し、第2
(車両安定化)目標駆動力が選択されている場合は、S
103に進み、吸排気系のセンサまたは制御装置の診断
禁止手段により診断を禁止する。切換わっていないとき
には、吸排気系のセンサまたは制御装置の診断を行うも
のとする。
【0032】このように、目標駆動力選択手段により選
択された目標駆動力が第1目標駆動力に代わって、車両
安定化要求である第2(車両安定化)目標駆動力に切換
わったとき、吸排気系のセンサまたは制御装置の診断を
禁止することにより、車両安定化要求による内燃機関の
燃焼変動による吸排気系装置の誤診断を回避するように
した。従って、車両安定化要求に伴って燃料カットや点
火リタード、スロットル開度制御、ブレーキ制御を行っ
た時に、吸排気系のセンサまたは制御装置の異常が誤っ
て診断されることがなく、診断の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0033】つぎに、吸排気系のセンサまたは制御装置
の診断手段の実施形態について、図7を参照して説明す
る。吸気管圧力値に基づいて診断は、ここではEGRが
OFFのときの吸気管圧力PE1と、EGRがONのと
きの吸気管圧力PE2との偏差ΔPEに基づいて診断を
行うEGR診断について説明する。吸気管圧力PE1の
チャートを図7(b)、PE2のチャートを図7(c)
に示す。本実施形態の吸気管圧力は、相対圧の測定値に
基づいて説明するが、絶対圧の測定値に基づいたもので
も良いものとする。EGRが正常な場合、EGRがON
のときとOFFのときとでは吸気管圧力が変動する。つ
まり、内燃機関の負圧により排気の一部を吸気にもどす
構造のEGRでは、ONすれば吸気管圧力は大気圧側に
下がる方向へ変化するため、ONとOFFで吸気管圧力
が変動し、|ΔPE|>所定値を示すことになる。
【0034】EGRがOFFのときの吸気管圧力測定時
に、図7(a)に示すように、内燃機関目標駆動力が
第1目標駆動力から駆動力ダウン要求である第2目標駆
動力に切換わったとき、吸気管圧力PE1は図7(b)
の実線で示すように大気圧側へ下がる。なお、点線は第
2目標駆動力への切換わり無し(車両安定化要求無)の
場合を示している。逆にEGRがONの吸気管圧力測定
時に、図7(a)に示すように、内燃機関目標駆動力
が第1目標駆動力から駆動力アップ要求の第2目標駆動
力に切換わったときは、吸気管圧力は図7(c)の実線
で示すように大気圧側とは逆方向に上がる。点線は第2
目標駆動力への切換わり無し(車両安定化要求無)の場
合を示している。このようなとき、PE1とPE2との
偏差|ΔPE|は図7(d)の実線を描き、第2(車両
安定化)目標駆動力への切換わりが無い場合(図7
(d)点線)に比べ、大きく減少することになる。その
ため、|ΔPE|>所定値を満足することができずEG
R異常と誤判定してしまう惧れがあるが、本実施形態で
は第2目標駆動力を選択しているときは診断を禁止する
ので、誤診断を回避することができる。
【0035】図8にEGR診断フローについて示す。S
110でEGRがOFFの時の吸気管内圧力PE1を算
出し、S111では、EGRがONの時の吸気管圧力P
E2を算出する。そして、S112において、PE1と
PE2の偏差ΔPEを算出し、|ΔPE|<所定値のと
きにはEGRに異常が発生したとし、S113において
EGR異常判定により異常と判定する。ここで、前述し
たような、内燃機関目標駆動力が第2(車両安定化)目
標駆動力に切換わり、それに伴う燃焼変動が発生する
と、吸気管圧力も変動することとなり、EGR診断中の
場合には誤判定をする惧れがある。このため、第2(車
両安定化)目標駆動力に基づいて内燃機関目標駆動力が
演算されているときにはEGR診断を禁止し、誤判定を
回避するものである。
【0036】つぎに、吸排気系のセンサまたは制御装置
の診断手段の別の実施形態ついて、図9を参照して説明
する。吸気管圧力値に基づいて診断する例として、ここ
ではスワールコントロールバルブONのときの吸気管圧
力PS1と、スワールコントロールバルブOFFのとき
の吸気管圧力PS2との偏差ΔPSに基づいて診断を行
うスワールコントロールバルブ診断について説明する。
吸気管圧力PS1のチャートを図9(b)、PS2のチ
ャートを図9(c)に示す。本実施形態の吸気管圧力
は、相対圧の測定値に基づいて説明するが、絶対圧の測
定値に基づいたものでも良いものとする。
【0037】スワールコントロールバルブが正常な場
合、スワールコントロールバルブがONのときとOFF
のときとでは吸気管圧力が変動する。つまり、吸気管の
流路を絞ることによって空気流動を強化する構造のスワ
ールコントロールバルブでは、ONすれば吸気管圧力は
大気圧側とは逆に上がる方向へ変化するため、ONとO
FFで吸気管圧力が変動し、|ΔPS|>所定値を示す
ことになる。スワールコントロールバルブONのときの
吸気管圧力測定時に、図9(a)に示すように内燃機
関目標駆動力が第1目標駆動力から駆動力ダウン要求の
第2(車両安定化)目標駆動力に切換わったとき、吸気
管圧力PS1は図9(b)の実線で示すように大気圧側
へ下がる。なお、点線は第2目標駆動力への切換わり無
しのときを示している。
【0038】逆にスワールコントロールバルブOFFの
吸気管圧力測定時に、図9(a)に示すように、内燃
機関目標駆動力が第1目標駆動力から駆動力ダウン要求
の第2(車両安定化)目標駆動力に切換わったときは、
吸気管圧力は図9(c)の実線で示すように大気圧側と
は逆方向に上がる。点線は第2目標駆動力への切換わり
無しの場合を示している。このようなとき、PS1とP
S2との偏差|ΔPS|は図9(d)の実線を描き、第
2目標駆動力への切換わりが無い場合(図9(d)点
線)に比べ、大きく減少することになる。そのため、|
ΔPS|>所定値を満足することができず、スワールコ
ントロールバルブ異常と誤判定してしまう惧れがある
が、本実施形態では診断を禁止するので、誤診断を回避
することができる。
【0039】図10にスワールコントロールバルブ診断
フローについて示す。S120でスワールコントロール
バルブONの時の吸気管内圧力PS1を算出し、S12
1では、スワールコントロールバルブOFFの時の吸気
管圧力PS2を算出する。そして、S122において、
PS1とPS2の偏差ΔPSを算出し、|ΔPS|<所
定値のときにはスワールコントロールバルブに異常が発
生したとし、S123においてスワールコントロールバ
ルブ異常判定により異常と判定する。ここで、前述した
ような、内燃機関目標駆動力が第1目標駆動力から第2
目標駆動力に切換わり、それに伴う燃焼変動が発生する
と吸気管圧力も変動することとなり、スワールコントロ
ールバルブ診断中の場合には誤判定をする惧れがある。
このため、第2目標駆動力に基づいて内燃機関目標駆動
力が演算されているときには、スワールコントロールバ
ルブ診断を禁止し、誤判定を回避するものである。
【0040】つぎに、吸排気系のセンサまたは制御装置
の診断手段の別の実施形態について、図11を参照して
説明する。λフィードバック制御時の酸素センサ出力の
周期に基づいて、センサの応答性の診断を行う応答劣化
診断について説明する。図11(b)は酸素センサ出力
波形を示したものであり、図11(c)はその出力波形
の1周期の時間を示している。図11(a)の実線で示
すように、目標駆動力選択手段で選択される目標駆動力
が、第1目標駆動力から第2目標駆動力に切換わり、そ
れに伴う燃焼変動が生じると、例えばHCの増加により
酸素濃度が濃くなり、図11(b)実線のようにリッチ
側にへばりついてしまう。これにより、図11(c)実
線のようにフィードバック周期が長くなってしまう。ま
た、第2目標駆動力から第1目標駆動力に切換わるとき
も、同様にフィードバック周期が長くなる。
【0041】図12に酸素センサの応答劣化診断フロー
について示す。S130で酸素センサ出力値のフィード
バック周期Tmを算出する。S131では、S130で
算出した周期が所定値1<周期Tm<所定値2でないな
ら、S132の応答劣化異常判定により応答劣化異常と
判定する。すなわち、前述したような目標駆動力選択手
段において、第2目標駆動力が選択され、それに伴う燃
焼変動が発生すると、酸素センサ出力値が安定せず、そ
れに伴いフィードバック周期も正確な値を示さず、応答
劣化異常判定において誤判定する惧れがでてくる。この
ため、第2目標駆動力が目標駆動力として選択されてい
るときには酸素センサ応答劣化診断を禁止し、誤判定を
回避するものである。
【0042】ここでは、酸素センサの応答劣化診断につ
いて記載しているが、酸素センサの代わりに、空燃比セ
ンサ、NOxセンサ、HCセンサ、COセンサ等のセン
サでも良いものである。また、図示しないが応答劣化に
限らず、駆動力の増減による燃焼変動に起因しセンサ電
圧がHighまたはLow電圧側にはりついた状態が継
続した場合にはセンサオープン、ショートを検出してし
まう惧れがあるため、オープン、ショートの診断も禁止
しても良い。
【0043】つぎに、吸排気系のセンサまたは制御装置
の診断手段の別の実施形態について、図13を参照して
説明する。触媒24の前後の2つのセンサ、ここでは酸
素センサの出力に基づいて診断を行う触媒診断について
説明する。触媒前後の酸素センサ26、27の電圧V
1、V2を測定したチャートを、それぞれ図13
(b)、(c)に示す。図13(a)の実線で示すよう
に、目標駆動力選択手段で選択される目標駆動力が、第
1目標駆動力から第2目標駆動力に切換わり、それに伴
う燃焼変動が生じると、例えば、HCの増加により酸素
濃度も急激に増加する。そのときの酸素センサの出力電
圧V1、V2は、それぞれ図13(b)、(c)の実線
を示す。さらに、V1、V2の偏差|ΔV|は、図13
(d)の実線で示すように減少することとなる。
【0044】図14に触媒劣化診断フローについて示
す。S140で酸素センサ26、27の電圧V1、V2
を測定し、S141で両者の差ΔVを演算する。つぎに
S142で|ΔV|<所定値の場合、S143に進み、
触媒によるNの還元作用による酸素の増加分が少なか
ったと判断し触媒が劣化したと推測し、異常と判定す
る。つまり、触媒前後の酸素濃度差、V1、V2の差が
大きい方が触媒の還元作用が強く、劣化していないこと
になる。
【0045】ここで、触媒前後の電圧測定時に前記車両
安定化要求による燃焼変動が発生すると、HCや、NO
x等が急激に変動するため電圧V1、V2の測定結果が
燃焼変動によるものであるのに触媒の劣化であると誤っ
た判断をする惧れがある。そのため、第2目標駆動力が
目標駆動力として選択されているときには、触媒診断を
禁止するものとした。
【0046】ここでは、酸素センサによる触媒診断につ
いて示したが、酸素センサの代わりに、空燃比センサ、
NOxセンサ、HCセンサ、COセンサ等のセンサでも
良いものである。また、触媒に関しても、三元触媒、N
Ox触媒、HC触媒のいずれかであっても良いものであ
る。
【0047】以上、本発明の実施形態について記述した
が、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱するこ
となく設計において種々の変更ができるものである。例
えば、内燃機関コントロールユニットと車両安定化コン
トロールユニットとの通信手段はCANまたはLAN等
のシリアル通信、または無線通信等のいずれかの通信手
段であれば良いものである。
【0048】また、前記した実施形態では、車両安定化
制御手段においての第2目標駆動力算出手段について記
載したが、第2目標駆動力算出手段は、ブレーキ制御手
段、車間距離制御手段、定速度走行制御手段、自動変速
機制御手段、トラクションコントロール制御手段等、の
いずれか1つまたは複数の組み合せによるもので、他燃
焼変動に影響のある目標駆動力算出手段であれば良いも
のである。さらに、本実施形態の内燃機関の駆動力は、
駆動輪のトルクまたは回転力をベースに算出されるもの
でも良い。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明は、内燃機関の目標
駆動力が運転者の要求である目標駆動力から運転者とは
独立に算出される目標駆動力に切換わったときの内燃機
関の駆動力の増減に伴う燃焼変動が発生した場合、燃焼
変動に起因して吸排気系のセンサまたは制御装置の診断
を行う診断手段を禁止することにより、誤って異常を判
定するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の制御装置の一実施形態の内
燃機関とコントロールユニットとの関係を示す構成図。
【図2】本発明に係る車両の制御装置の一実施形態を示
す全体構成図。
【図3】図1のコントロールユニットのブロック図。
【図4】第1、第2目標駆動力算出手段と目標駆動力選
択手段の関係図。
【図5】目標駆動力と診断禁止区間の関係図。
【図6】診断禁止手段フローチャート。
【図7】EGR診断と車両安定化要求の関係を示すタイ
ムチャート。
【図8】EGR診断フローチャート。
【図9】スワールコントロールバルブ診断と車両安定化
要求の関係を示すタイムチャート。
【図10】スワールコントロールバルブ診断フローチャ
ート。
【図11】酸素センサ応答劣化診断と車両安定化要求の
関係を示すタイムチャート。
【図12】酸素センサ応答劣化診断フローチャート。
【図13】触媒診断と車両安定化要求の関係を示すタイ
ムチャート。
【図14】触媒診断フローチャート。
【符号の説明】
1…内燃機関、9…吸気管圧力センサ、11…スロット
ルセンサ、13…クランク角センサ、15…インジェク
タ、16…スワールコントロールバルブ、24…触媒、
26…酸素センサ、27…酸素センサ、29…EGRバ
ルブ、31…内燃機関コントロールユニット、41…車
輪速度センサ、45…ヨーレイトセンサ、46…横Gセ
ンサ、47…ステアリング角度センサ、49…車両安定
化コントロールユニット、65…第1目標駆動力算出手
段、64…第2目標駆動力算出手段、66…目標駆動力
選択手段、67…吸排気系の診断手段、68…駆動力制
御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 41/28 B60K 41/28 3G301 F02D 29/00 F02D 29/00 C 29/02 301 29/02 301C 301D 311 311A 41/10 310 41/10 310 330 330A F02M 25/07 550 F02M 25/07 550G 550L 550M 550R F02P 5/15 F02P 5/15 F (72)発明者 シャルマ ガジェンダー 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 安 浩治 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 3D041 AA74 AA80 AB01 AC01 AC14 AC26 AD02 AD04 AD10 AD14 AD50 AD51 AE04 AE07 AE09 AE31 AE41 AF01 3G022 AA03 AA10 BA01 CA04 DA02 EA08 GA01 GA08 GA09 3G062 BA02 BA06 CA05 CA09 FA04 FA17 FA20 FA22 GA02 GA04 GA06 GA17 GA21 GA25 GA29 3G084 BA02 BA05 BA13 BA17 BA20 BA21 CA04 DA04 DA17 DA27 EB22 FA10 FA20 FA29 FA38 3G093 BA01 BA04 CA07 CB06 DA05 DA06 DA07 DA11 DB00 DB05 EA02 EA05 EA09 EA13 EB04 FB05 3G301 HA01 HA13 JA08 JA38 KA12 KB06 LA01 LB01 MA11 MA24 NB11 PA11Z PD02Z PE03Z PE08Z PE09Z PF01Z PF15Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転者の要求に基づいて内燃機関の目標
    駆動力を算出する第1目標駆動力算出手段と、運転者の
    要求とは独立して車両の運転状態に応じて内燃機関の目
    標駆動力を算出する第2目標駆動力算出手段と、前記第
    1目標駆動力算出手段と前記第2目標駆動力算出手段と
    で算出された目標駆動力のいずれか一方を選択する目標
    駆動力選択手段と、前記目標駆動力選択手段で選択され
    た目標駆動力に基づいて内燃機関の実際の駆動力を制御
    する駆動力制御手段と、内燃機関の吸排気系のセンサま
    たは制御装置の故障や劣化を診断する吸排気系の診断手
    段と、前記目標駆動力選択手段で前記第2目標駆動力が
    選択されているとき、前記吸排気系の診断手段を禁止す
    る診断禁止手段を備えたことを特徴とする車両の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 運転者の要求とは独立して車両の運転状
    態に応じて内燃機関の目標駆動力を算出する第2目標駆
    動力算出手段と、前記第2目標駆動力算出手段で算出さ
    れた第2目標駆動力に基づいて内燃機関の実際の駆動力
    を制御する駆動力制御手段と、内燃機関の吸排気系のセ
    ンサまたは制御装置の故障や劣化を診断する吸排気系の
    診断手段と、前記第2目標駆動力で内燃機関が駆動され
    ているとき、前記吸排気系の診断手段を禁止する診断禁
    止手段を備えたことを特徴とする車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記吸排気系の診断手段を禁止する診断
    禁止手段は、内燃機関が前記第2目標駆動力で駆動され
    ている間、前記第2目標駆動力での駆動が開始されてか
    ら所定時間経過した後から第2目標駆動力での駆動が終
    了するまでの間、前記第2目標駆動力での駆動が開始さ
    れた時から前記第2目標駆動力の駆動が終了してから所
    定時間経過するまでの間、のいずれか1つまたは複数の
    間に診断を禁止することを特徴とする請求項1または2
    記載の車両の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記吸排気系の診断手段は、EGR診断
    手段、スワールコントロールバルブ診断手段、触媒診断
    手段、酸素センサ診断手段、空燃比センサ診断手段、N
    Oxセンサ診断手段、COセンサ診断手段、HCセンサ
    診断手段、のいずれか1つまたは複数の診断手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    の車両の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第2目標駆動力算出手段で算出され
    る目標駆動力は、ブレーキ制御手段、車間距離制御手
    段、定速度走行制御手段、自動変速機制御手段、トラク
    ションコントロール制御手段、車両安定化手段のいずれ
    か1つまたは複数の目標駆動力であることを特徴とする
    請求項1乃至4にいずれか一項に記載の車両の制御装
    置。
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