JP2003048240A - 射出成形機の加熱筒温度制御方法 - Google Patents

射出成形機の加熱筒温度制御方法

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heater zone
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裕 宇田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ヒータゾーンの設定温度に到達する時間を
同じにする。 【解決手段】 基準となるヒータゾーンの設定値に対す
る測定値の割合を求め、同様に、基準となるヒータゾー
ン以外の他の各ヒータゾーンの設定値に対する測定値の
割合を求めて、他の各ヒータゾーンの割合が、基準とな
るヒータゾーンの割合と同じになるように、他の各ヒー
タゾーンのヒータ操作量を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の加熱
筒温度制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、射出成形機の加熱筒
およびノズル部には、複数のヒータ1〜8が取り付けら
れている。これらのヒータ1〜8は、複数の熱電対9〜
13によりブロック分けされ、それぞれH1ゾーン、H
2ゾーン、H3ゾーン、H4ゾーン、NHゾーンとして
温度制御される。
【0003】成形を開始する時は、コントローラ上また
は画面上のヒータON/OFFスィッチをONすること
により、各ゾーンのヒータが一斉にONしてヒータの昇
温と温度制御が始まる。
【0004】成形途中において成形を中断した場合、樹
脂焼け等の不具合が発生しないように、樹脂が焼けない
程度まで温度を落として保温する保温モードがある。こ
の保温モードから再び成形を開始する時は、温度設定を
成形モードに変更する。この時も各ゾーンのヒータが一
斉にONして昇温するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒータ制御で
は、各ゾーンのヒータが一斉にONするため、加熱筒の
熱容量の大きさ、ヒータの容量、ゾーン温度設定等によ
って、各ゾーンの設定温度に到達する昇温時間が違って
くる。そのため、先に昇温したゾーンの滞留樹脂に樹脂
焼けが発生するという問題がある。
【0006】また、保温状態から成形温度への昇温にお
いても、各ゾーンのヒータが一斉にONするため、上記
と同様の不具合が発生する場合がある。
【0007】特に、ノズル部については、昇温時間が早
く、設定温度も比較的高いためこのような不具合が発生
しやすい。
【0008】このような問題を解決するため、本出願人
は、特開平5−77302号公報によって、ノズル部の
ヒータがONするタイミングを遅延させる方法を提案し
ている。この方法は、遅延時間の適性値が明確でなく、
各ヒータゾーンを同時に設定温度に到達させることが困
難であった。
【0009】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
するためになされたものであって、各ヒータゾーンの設
定温度に到達する時間を同じにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による射出成形機
の加熱筒温度制御方法は、基準となるヒータゾーンの昇
温状態と同様になるように、基準となるヒータゾーン以
外の他の各ヒータゾーンのヒータ操作量を制御し、基準
となるヒータゾーンと同じタイミングで他の各ヒータゾ
ーンも昇温させることを特徴とする。
【0011】さらに詳細には、基準となるヒータゾーン
の設定値に対する測定値の割合を求め、同様に、基準と
なるヒータゾーン以外の他の各ヒータゾーンの設定値に
対する測定値の割合を求めて、他の各ヒータゾーンの割
合が、基準となるヒータゾーンの割合と同じになるよう
に、他の各ヒータゾーンのヒータ操作量を制御すること
を特徴とする。
【0012】本発明による射出成形機の加熱筒温度制御
方法は、ヒータ昇温時に、温度測定スキャンニングタイ
ムで基準となるヒータゾーンの設定値に対する測定値の
割合を求め、同様に、基準となるヒータゾーン以外の他
の各ヒータゾーンの設定値に対する測定値の割合を求
め、次に、他の各ヒータゾーンの割合と基準となるヒー
タゾーンの割合をそれぞれ比較して、他の各ヒータゾー
ンの割合が基準となるヒータゾーンの割合より小さい場
合は、他の当該ヒータゾーンのヒータをONとし、逆の
場合は、他の当該ヒータゾーンのヒータをOFFとし、
他の各ヒータゾーンを基準となるヒータゾーンの温度割
合に追従して昇温させることを特徴とする。
【0013】前記基準となるヒータゾーンは、設定値に
到達するのに一番遅いヒータゾーンであることが好まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づき図面を参照して説明する。
【0015】図3に示すように、射出成形機の加熱筒お
よびノズル部には、複数のヒータ1〜8が取り付けられ
ている。これらのヒータ1〜8は、複数の熱電対により
ブロック分けされて温度制御される。
【0016】本実施例では、ヒータ1〜2は熱電対9
で、ヒータ3〜4は熱電対10で、ヒータ5は熱電対1
1で、ヒータ6〜7は熱電対12で、ヒータ8は熱電対
13で温度制御されている。この温度制御ゾーンは、そ
れぞれH1ゾーン、H2ゾーン、H3ゾーン、H4ゾー
ン、NHゾーンとされている。
【0017】図2に示すように、コントローラ画面に
は、各ゾーンのヒータの昇温を同時制御するスイッチ2
0と、基準となるヒータゾーンを選択するスイッチ22
が表示されている。この基準となるヒータゾーンとし
て、通常、昇温に時間がかかるゾーンが選択される。
【0018】次に、本発明によるヒータ昇温時の温度制
御について説明する。
【0019】図2に示すコントローラ画面において、昇
温同時制御のスイッチ20をONして、基準ゾーンのス
イッチ21により基準となるヒータゾーン、例えばH3
を選択する。さらに、本実施例では、成形・保温切換用
スイッチ22で保温から成形に切り換える。次に、図示
しないコントローラボックスに設けられたヒータースイ
ッチをONする。
【0020】図1に示すように、上記ヒータースイッチ
ONにより、H1〜H4、NHの各ゾーンのヒータ1〜
8が一斉にONとなり昇温を始める(ステップS1)。
次に、温度測定スキャンニングタイムで、H1〜H4、
NHの各ゾーンの温度を測定する(ステップS2)。こ
こで、図示しない制御器により、図2のコントロール画
面に表示された基準となるヒータゾーン(この場合H
3)の設定値に対する測定値の割合α1(=H3測定値
/H3設定値*100%)を求め(ステップS3)、同
様に、H3以外の各ヒータゾーンの設定値に対する測定
値の割合α2〜α4を求める(ステップS4)。次に、
H3以外の各ゾーンの割合α2〜α4とH3ゾーンの割
合α1の差、例えばH1ゾーンでは、α2−α1を求め
(ステップS5)、α2−α1≦0の場合は、H1ゾー
ンのヒータをONし(ステップS6)、α2−α1>0
の場合は、H1ゾーンのヒータをOFFする(ステップ
S7)。ステップS6またはS2の終了後、温度測定ス
キャンニングタイムで、ステップS2に戻る。
【0021】このように、制御器により計算された基準
となるヒータゾーンの設定値に対する測定値の割合(昇
温率)と同じになるよう、制御器によってH3以外の他
の各ヒータゾーンに操作量を出力することによって、他
の各ヒータゾーンが基準となるヒータゾーンに追従して
昇温するため、各ヒータゾーンの昇温タイミングが一定
となる。
【0022】なお、上記実施例では、保温状態から成形
温度に切り換えた場合を説明したが、運転開始状態から
成形温度にする場合も同様である。
【0023】
【発明の効果】本発明による加熱筒温度制御方法によれ
ば、基準となるヒータゾーンと同じ昇温率で、基準とな
るヒータゾーン以外の各ヒータゾーンを昇温できるた
め、各ヒータゾーンの昇温時間が同じとなり、樹脂の滞
留による焼けを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温度制御方法を説明するためのフ
ローチャートである。
【図2】本発明による温度制御方法に用いられるコント
ロール画面である。
【図3】シリンダヒータ装着図である。
【符号の説明】
1〜8 ヒータ 9〜13 熱電対 20〜22 スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となるヒータゾーンの昇温状態と同
    様になるように、基準となるヒータゾーン以外の他の各
    ヒータゾーンのヒータ操作量を制御し、基準となるヒー
    タゾーンと同じタイミングで他の各ヒータゾーンも昇温
    させることを特徴とする射出成形機の加熱筒温度制御方
    法。
  2. 【請求項2】 基準となるヒータゾーンの設定値に対す
    る測定値の割合を求め、同様に、基準となるヒータゾー
    ン以外の他の各ヒータゾーンの設定値に対する測定値の
    割合を求めて、他の各ヒータゾーンの割合が、基準とな
    るヒータゾーンの割合と同じになるように、他の各ヒー
    タゾーンのヒータ操作量を制御することを特徴とする請
    求項1記載の射出成形機の加熱筒温度制御方法。
  3. 【請求項3】 ヒータ昇温時に、温度測定スキャンニン
    グタイムで基準となるヒータゾーンの設定値に対する測
    定値の割合を求め、同様に、基準となるヒータゾーン以
    外の他の各ヒータゾーンの設定値に対する測定値の割合
    を求め、次に、他の各ヒータゾーンの割合と基準となる
    ヒータゾーンの割合をそれぞれ比較して、他の各ヒータ
    ゾーンの割合が基準となるヒータゾーンの割合より小さ
    い場合は、他の当該ヒータゾーンのヒータをONとし、
    逆の場合は、他の当該ヒータゾーンのヒータをOFFと
    し、他の各ヒータゾーンを基準となるヒータゾーンの温
    度割合に追従して昇温させることを特徴とする射出成形
    機の加熱筒温度制御方法。
  4. 【請求項4】 前記基準となるヒータゾーンが、設定値
    に到達するのに一番遅いヒータゾーンであることを特徴
    する請求項1、2または3記載の射出成形機の加熱筒温
    度制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003080576A (ja) * 2001-09-10 2003-03-19 Fanuc Ltd 射出成形機の温度制御方法及び装置
JP2006088482A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Toshiba Mach Co Ltd 射出成形機における多点温度制御方法

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