JP2003047647A - 消臭剤及びそれを用いた繊維製品 - Google Patents
消臭剤及びそれを用いた繊維製品Info
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- JP2003047647A JP2003047647A JP2001238398A JP2001238398A JP2003047647A JP 2003047647 A JP2003047647 A JP 2003047647A JP 2001238398 A JP2001238398 A JP 2001238398A JP 2001238398 A JP2001238398 A JP 2001238398A JP 2003047647 A JP2003047647 A JP 2003047647A
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 とくにセルロース系繊維に対して消臭効果に
優れ、繊維の風合いを損なわず、洗濯回数を重ねても消
臭効果が高く維持される消臭剤を提供する。 【解決手段】 予め、ハイドロタルサイト(平均粒径
0.5μm)100部を水400部とトリポリ燐酸ナト
リウム6部とともにホモミキサーで高速攪拌して調製し
たハイドロタルサイトの微分散液25部、酸化亜鉛10
0部を水400部とポリアクリル酸ナトリウム5部とと
もにホモミキサーで高速攪拌して調製した酸化亜鉛の微
分散液25部、アクリルエマルジョン50部(固形分換
算19.5部)および末端メトキシ化ジメチルポリシロ
キサン0.7部を混合してなる消臭剤。
優れ、繊維の風合いを損なわず、洗濯回数を重ねても消
臭効果が高く維持される消臭剤を提供する。 【解決手段】 予め、ハイドロタルサイト(平均粒径
0.5μm)100部を水400部とトリポリ燐酸ナト
リウム6部とともにホモミキサーで高速攪拌して調製し
たハイドロタルサイトの微分散液25部、酸化亜鉛10
0部を水400部とポリアクリル酸ナトリウム5部とと
もにホモミキサーで高速攪拌して調製した酸化亜鉛の微
分散液25部、アクリルエマルジョン50部(固形分換
算19.5部)および末端メトキシ化ジメチルポリシロ
キサン0.7部を混合してなる消臭剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は繊維加工に適した消
臭剤およびそれを用いて加工してなる繊維製品に関す
る。詳しくは、とくにセルロース系繊維に対して消臭効
果に優れ、繊維の風合いを損なわず、洗濯回数を重ねて
も消臭効果が高く維持される消臭剤、および同消臭剤を
用いて加工してなる繊維製品に関する。
臭剤およびそれを用いて加工してなる繊維製品に関す
る。詳しくは、とくにセルロース系繊維に対して消臭効
果に優れ、繊維の風合いを損なわず、洗濯回数を重ねて
も消臭効果が高く維持される消臭剤、および同消臭剤を
用いて加工してなる繊維製品に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ソックス、ストッキング等の繊維
類の消臭加工が要求されている。消臭加工の例として
は、例えば、ハイドロタルサイト化合物をアクリルエマ
ルジョン等の適当なバインダーを用いて繊維表面に固定
する方法(例えば、特開平10−52478号公報等)
が提案されている。
類の消臭加工が要求されている。消臭加工の例として
は、例えば、ハイドロタルサイト化合物をアクリルエマ
ルジョン等の適当なバインダーを用いて繊維表面に固定
する方法(例えば、特開平10−52478号公報等)
が提案されている。
【0003】しかし、アクリルエマルジョンをバインダ
ーとして用いる従来の消臭剤では、繊維表面上に消臭剤
を長期間固定させることが難しく、とくに洗濯を繰り返
すと繊維表面から消臭剤が脱落して消臭性能が急激に低
下する等の問題がある。出願人は、このような問題を解
決すべく、ハイドロタルサイト化合物にアクリルエマル
ジョンと少量のオルガノポリシロキサンを添加すること
により、消臭剤をナイロン等の合成繊維表面上に良好に
固定させる方法を報告した。
ーとして用いる従来の消臭剤では、繊維表面上に消臭剤
を長期間固定させることが難しく、とくに洗濯を繰り返
すと繊維表面から消臭剤が脱落して消臭性能が急激に低
下する等の問題がある。出願人は、このような問題を解
決すべく、ハイドロタルサイト化合物にアクリルエマル
ジョンと少量のオルガノポリシロキサンを添加すること
により、消臭剤をナイロン等の合成繊維表面上に良好に
固定させる方法を報告した。
【0004】だが、繊維製品のなかでも、ワイシャツや
下着などに使用され、頻繁に洗濯が行われる綿製品等の
セルロース系繊維製品の場合は、消臭加工を施しても消
臭剤がかなりの割合で脱落するために消臭性能がなかな
か向上せず、その改良が望まれている。
下着などに使用され、頻繁に洗濯が行われる綿製品等の
セルロース系繊維製品の場合は、消臭加工を施しても消
臭剤がかなりの割合で脱落するために消臭性能がなかな
か向上せず、その改良が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、消臭
効果が大きく、とくに消臭加工を施した木綿などのセル
ロース系繊維製品について、洗濯を繰り返しても消臭効
果が低下しない消臭剤を提供することにある。そこで本
発明者は鋭意検討した結果、ハイドロタルサイト化合物
の粉末の水溶液を調製するときにトリポリ燐酸ナトリウ
ムを比較的多量に添加してハイドロタルサイト化合物を
微分散させ、これを用いて木綿製品を処理したところ、
洗濯を繰り返しても消臭効果が持続することを見出し、
この知見に基づき本発明を完成するに至った。
効果が大きく、とくに消臭加工を施した木綿などのセル
ロース系繊維製品について、洗濯を繰り返しても消臭効
果が低下しない消臭剤を提供することにある。そこで本
発明者は鋭意検討した結果、ハイドロタルサイト化合物
の粉末の水溶液を調製するときにトリポリ燐酸ナトリウ
ムを比較的多量に添加してハイドロタルサイト化合物を
微分散させ、これを用いて木綿製品を処理したところ、
洗濯を繰り返しても消臭効果が持続することを見出し、
この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、(1)乃至(5)が提供される。 (1)ハイドロタルサイト化合物、2価または3価金属
の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノポリシロキ
サン及びビルダーを含有してなる消臭剤。 (2)ハイドロタルサイト化合物100重量部と、これ
に対して2価または3価金属の酸化物20〜150重量
部、アクリルエマルジョン(固形分換算)50〜500
重量部、オルガノポリシロキサン0.1〜10重量部及
びビルダー2〜20重量部を含有してなる消臭剤。 (3)ハイドロタルサイト化合物、2価または3価金属
の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノポリシロキ
サン及びビルダーを含有し、固形分濃度が5〜50重量
%の水溶液または懸濁液である消臭剤。 (4)セルロース繊維用消臭剤である前記(1)乃至
(3)に記載された消臭剤。 (5)前記(1)乃至(4)に記載された消臭剤を用い
て消臭加工してなるセルロース繊維製品。
ば、(1)乃至(5)が提供される。 (1)ハイドロタルサイト化合物、2価または3価金属
の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノポリシロキ
サン及びビルダーを含有してなる消臭剤。 (2)ハイドロタルサイト化合物100重量部と、これ
に対して2価または3価金属の酸化物20〜150重量
部、アクリルエマルジョン(固形分換算)50〜500
重量部、オルガノポリシロキサン0.1〜10重量部及
びビルダー2〜20重量部を含有してなる消臭剤。 (3)ハイドロタルサイト化合物、2価または3価金属
の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノポリシロキ
サン及びビルダーを含有し、固形分濃度が5〜50重量
%の水溶液または懸濁液である消臭剤。 (4)セルロース繊維用消臭剤である前記(1)乃至
(3)に記載された消臭剤。 (5)前記(1)乃至(4)に記載された消臭剤を用い
て消臭加工してなるセルロース繊維製品。
【0007】さらに、本発明の好ましい態様は以下のと
おりである。 (6)2価または3価金属の酸化物が、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛または酸化アルミニウムである前記(1)
に記載された消臭剤。 (7)前記ポリオルガノシロキサンが末端にメトキシ基
を有するオルガノポリシロキサンである前記(1)記載
された消臭剤。 (8)平均粒径0.01〜2μmのハイドロタルサイト
化合物の分散液を含有してなる前記(1)に記載された
消臭剤。 (9)平均粒径0.01〜2μmの2価または3価金属
の酸化物の分散液を含有してなる前記(1)に記載され
た消臭剤。 (10)前記ビルダーが無機ビルダーである前記(1)
に記載された消臭剤。 (11)前記ビルダーがトリポリ燐酸ナトリウムである
前記(1)に記載された消臭剤。
おりである。 (6)2価または3価金属の酸化物が、酸化マグネシウ
ム、酸化亜鉛または酸化アルミニウムである前記(1)
に記載された消臭剤。 (7)前記ポリオルガノシロキサンが末端にメトキシ基
を有するオルガノポリシロキサンである前記(1)記載
された消臭剤。 (8)平均粒径0.01〜2μmのハイドロタルサイト
化合物の分散液を含有してなる前記(1)に記載された
消臭剤。 (9)平均粒径0.01〜2μmの2価または3価金属
の酸化物の分散液を含有してなる前記(1)に記載され
た消臭剤。 (10)前記ビルダーが無機ビルダーである前記(1)
に記載された消臭剤。 (11)前記ビルダーがトリポリ燐酸ナトリウムである
前記(1)に記載された消臭剤。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳述する。本発明
で使用するハイドロタルサイト化合物は、一般式〔Mg
1−xAlx(OH)2〕X +〔(CO3)X/2・m
H2O〕X −で表わされる不定比化合物であって、プラ
スに荷電した基本層(〔Mg1−xAlx(OH)2〕
X +)と、マイナスに荷電した中間層(〔(CO3)
X/2・mH2O〕X −)とからなる層状の結晶構造を
有する無機物質である。ここで、Xは0より大で0.3
3以下の範囲の数である。天然品は、(Mg6Al
2(OH)16CO3・4H2O)として得られ、合成
品は、主として(Mg4.5All2(OH)13CO
3・3.5H2O)の形のものが市販されている。ま
た、ハイドロタルサイト化合物は、前記ハイドロタルサ
イト化合物中のMgの一部をZnで置換した亜鉛変性型
を用いてもよい。
で使用するハイドロタルサイト化合物は、一般式〔Mg
1−xAlx(OH)2〕X +〔(CO3)X/2・m
H2O〕X −で表わされる不定比化合物であって、プラ
スに荷電した基本層(〔Mg1−xAlx(OH)2〕
X +)と、マイナスに荷電した中間層(〔(CO3)
X/2・mH2O〕X −)とからなる層状の結晶構造を
有する無機物質である。ここで、Xは0より大で0.3
3以下の範囲の数である。天然品は、(Mg6Al
2(OH)16CO3・4H2O)として得られ、合成
品は、主として(Mg4.5All2(OH)13CO
3・3.5H2O)の形のものが市販されている。ま
た、ハイドロタルサイト化合物は、前記ハイドロタルサ
イト化合物中のMgの一部をZnで置換した亜鉛変性型
を用いてもよい。
【0009】本発明においては、ハイドロタルサイト化
合物として、ハイドロタルサイト化合物と過塩素酸、過
臭素酸、過フッ素酸等の過ハロゲン酸とを水中で任意の
比率で反応させることにより、ハイドロタルサイト化合
物中の(CO3)の一部または全部を(ClO4)等の
過ハロゲン酸根に置換した過ハロゲン酸導入型ハイドロ
タルサイト(例えば、「過塩素酸型ハイドロタルサイ
ト」等。)を使用することが好ましい。過ハロゲン酸導
入型ハイドロタルサイトは、アンモニアやアミン等の塩
基性悪臭の除去効果が大きいからである。過ハロゲン酸
導入型ハイドロタルサイト化合物を得る方法としては、
例えば、ハイドロタルサイト化合物を懸濁させた水に所
定量の過ハロゲン酸や過ハロゲン酸金属塩の水溶液を加
えてよく攪拌してからろ過、乾燥する方法が挙げられ
る。
合物として、ハイドロタルサイト化合物と過塩素酸、過
臭素酸、過フッ素酸等の過ハロゲン酸とを水中で任意の
比率で反応させることにより、ハイドロタルサイト化合
物中の(CO3)の一部または全部を(ClO4)等の
過ハロゲン酸根に置換した過ハロゲン酸導入型ハイドロ
タルサイト(例えば、「過塩素酸型ハイドロタルサイ
ト」等。)を使用することが好ましい。過ハロゲン酸導
入型ハイドロタルサイトは、アンモニアやアミン等の塩
基性悪臭の除去効果が大きいからである。過ハロゲン酸
導入型ハイドロタルサイト化合物を得る方法としては、
例えば、ハイドロタルサイト化合物を懸濁させた水に所
定量の過ハロゲン酸や過ハロゲン酸金属塩の水溶液を加
えてよく攪拌してからろ過、乾燥する方法が挙げられ
る。
【0010】ハイドロタルサイト化合物は、微細粒子が
凝集した粒子形態をとることが多く、その平均粒径は、
通常、0.01〜50μm、このましくは0.01〜5
μmである。本発明の消臭剤で繊維を消臭加工する際、
繊維製品の色が白、オフホワイト等白色系の場合は特別
の配慮を要しないが、繊維製品の色がそれ以外の例えば
黒色、赤色等有色の場合は、ハイドロタルサイト化合物
粉末に起因する白色がかった色に色合いが変化する傾向
がある。そのような場合、ハイドロタルサイト化合物と
して、より細かな、好ましくは平均粒径0.01〜2μ
mのものを、より好ましくは0.01〜1.5μmのも
のを使用すると、繊維製品の色合いの変化を抑えること
ができるので望ましい。微細粒子を安定に分散させるに
は、ビルダーで水媒体に分散させる方法が好ましい。
凝集した粒子形態をとることが多く、その平均粒径は、
通常、0.01〜50μm、このましくは0.01〜5
μmである。本発明の消臭剤で繊維を消臭加工する際、
繊維製品の色が白、オフホワイト等白色系の場合は特別
の配慮を要しないが、繊維製品の色がそれ以外の例えば
黒色、赤色等有色の場合は、ハイドロタルサイト化合物
粉末に起因する白色がかった色に色合いが変化する傾向
がある。そのような場合、ハイドロタルサイト化合物と
して、より細かな、好ましくは平均粒径0.01〜2μ
mのものを、より好ましくは0.01〜1.5μmのも
のを使用すると、繊維製品の色合いの変化を抑えること
ができるので望ましい。微細粒子を安定に分散させるに
は、ビルダーで水媒体に分散させる方法が好ましい。
【0011】本発明で使用する2価または3価の金属の
酸化物は、周期律表第2、3、12および13族の元素
の酸化物である。具体的には、酸化ベリリウム、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸
化バリウム等の第2族の元素の酸化物;酸化スカンジウ
ム、酸化イットリウム等の第3族の元素の酸化物;酸化
亜鉛、酸化カドミウム等の第12族の元素の酸化物;酸
化ホウ素、酸化アルミニウム、酸化ガリウム、酸化イン
ジウム等の第13族の元素の酸化物が例示される。なか
でも第2族、第12族および第13族の元素の酸化物が
好ましく、酸化マグネシウム、酸化亜鉛または酸化アル
ミニウムが特に好ましい。これらは1種用いても、2種
以上を組み合わせて使用することができる。
酸化物は、周期律表第2、3、12および13族の元素
の酸化物である。具体的には、酸化ベリリウム、酸化マ
グネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、酸
化バリウム等の第2族の元素の酸化物;酸化スカンジウ
ム、酸化イットリウム等の第3族の元素の酸化物;酸化
亜鉛、酸化カドミウム等の第12族の元素の酸化物;酸
化ホウ素、酸化アルミニウム、酸化ガリウム、酸化イン
ジウム等の第13族の元素の酸化物が例示される。なか
でも第2族、第12族および第13族の元素の酸化物が
好ましく、酸化マグネシウム、酸化亜鉛または酸化アル
ミニウムが特に好ましい。これらは1種用いても、2種
以上を組み合わせて使用することができる。
【0012】2価または3価の金属の酸化物の粒径は、
微細粒子が凝集した形態をとることが多く、平均粒径は
通常、0.01〜50μm、好ましくは0.01〜5μ
mである。本発明の消臭剤で繊維を消臭加工する際、2
価または3価金属の酸化物もハイドロタルサイト化合物
と同様に、繊維製品の色が有色の場合には白色がかった
色に色合いを変化させる傾向がある。その場合、2価ま
たは3価金属の酸化物として、より細かな、好ましくは
平均粒径0.01〜2μmのものを、より好ましくは
0.01〜1.5μmのものを使用すると、繊維製品の
色合いの変化を抑えることができるので望ましい。微細
粒子を安定に分散させるには、後述するビルダーを用い
て水媒体に分散させる方法を採ることが好ましい。
微細粒子が凝集した形態をとることが多く、平均粒径は
通常、0.01〜50μm、好ましくは0.01〜5μ
mである。本発明の消臭剤で繊維を消臭加工する際、2
価または3価金属の酸化物もハイドロタルサイト化合物
と同様に、繊維製品の色が有色の場合には白色がかった
色に色合いを変化させる傾向がある。その場合、2価ま
たは3価金属の酸化物として、より細かな、好ましくは
平均粒径0.01〜2μmのものを、より好ましくは
0.01〜1.5μmのものを使用すると、繊維製品の
色合いの変化を抑えることができるので望ましい。微細
粒子を安定に分散させるには、後述するビルダーを用い
て水媒体に分散させる方法を採ることが好ましい。
【0013】2価または3価金属の酸化物の使用量は、
ハイドロタルサイト化合物100重量部当たり、通常、
20〜150重量部、好ましくは50〜120重量部で
ある。2価または3価金属の酸化物の使用量が過度に少
ないと消臭剤としての効果が低下するおそれがある。一
方、過度に多いと繊維の風合いが低下する可能性があ
る。
ハイドロタルサイト化合物100重量部当たり、通常、
20〜150重量部、好ましくは50〜120重量部で
ある。2価または3価金属の酸化物の使用量が過度に少
ないと消臭剤としての効果が低下するおそれがある。一
方、過度に多いと繊維の風合いが低下する可能性があ
る。
【0014】本発明で使用するアクリルエマルジョン
は、(メタ)アクリレート系(この語は、アクリレート
系またはメタクリレート系の意味で用いる。)重合体
を、固形分の濃度として、5〜50重量%、好ましくは
10〜40重量%の割合で含有するエマルジョンであ
る。本発明においては、前記アクリルエマルジョンは、
消臭剤の成分であるハイドロタルサイトを繊維表面上に
固定するバインダーとして作用するものである。
は、(メタ)アクリレート系(この語は、アクリレート
系またはメタクリレート系の意味で用いる。)重合体
を、固形分の濃度として、5〜50重量%、好ましくは
10〜40重量%の割合で含有するエマルジョンであ
る。本発明においては、前記アクリルエマルジョンは、
消臭剤の成分であるハイドロタルサイトを繊維表面上に
固定するバインダーとして作用するものである。
【0015】ここで、(メタ)アクリレート系重合体と
は、(メタ)アクリレート系単量体を重合体構成単位の
50重量%以上含有する重合体である。本発明の繊維加
工用消臭剤においてアクリルエマルジョンは、前記ハイ
ドロタルサイト化合物を繊維に定着させるバインダーの
作用を担うものである。そのため、アクリルエマルジョ
ンは、室温で成膜性を有するものであることが好まし
く、重合体のガラス転移温度(Tg)は、通常、−30
〜30℃、好ましくは−20〜20℃である。
は、(メタ)アクリレート系単量体を重合体構成単位の
50重量%以上含有する重合体である。本発明の繊維加
工用消臭剤においてアクリルエマルジョンは、前記ハイ
ドロタルサイト化合物を繊維に定着させるバインダーの
作用を担うものである。そのため、アクリルエマルジョ
ンは、室温で成膜性を有するものであることが好まし
く、重合体のガラス転移温度(Tg)は、通常、−30
〜30℃、好ましくは−20〜20℃である。
【0016】前記(メタ)アクリレート系単量体として
は、分子中のエステル基に炭素数1〜12のアルキル基
を有するものが使用することができ、具体的には、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、n−オクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、n−ラウリルアクリレート、n−テ
トラデシルアクリレート、メトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、ベンジルアクリレート等のアクリレート類;
n−アミルメタクリレート、n−オクチルメタクリレー
ト、n−デシルメタクリレート、n−ラウリルメタクリ
レート、n−セチルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート、ブトキシエチルメタクリレート等のメタクリ
レート類が挙げられる。
は、分子中のエステル基に炭素数1〜12のアルキル基
を有するものが使用することができ、具体的には、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、n−オクチルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、n−ラウリルアクリレート、n−テ
トラデシルアクリレート、メトキシエチルアクリレー
ト、エトキシエチルアクリレート、シクロヘキシルアク
リレート、ベンジルアクリレート等のアクリレート類;
n−アミルメタクリレート、n−オクチルメタクリレー
ト、n−デシルメタクリレート、n−ラウリルメタクリ
レート、n−セチルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート、ブトキシエチルメタクリレート等のメタクリ
レート類が挙げられる。
【0017】また、上記の単量体と共重合可能な他の単
量体としては、ブタジエン、イソプレン等の共役ジエ
ン;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等
の芳香族ビニル系化合物;(メタ)アクリロニトリル、
シアン化ビニリデン等の不飽和ニトリル化合物;さら
に、2−ヒドロキシエチルフマレート、ヒドロキシブチ
ルビニルエーテル、モノブチルマレエート等が挙げられ
る。
量体としては、ブタジエン、イソプレン等の共役ジエ
ン;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等
の芳香族ビニル系化合物;(メタ)アクリロニトリル、
シアン化ビニリデン等の不飽和ニトリル化合物;さら
に、2−ヒドロキシエチルフマレート、ヒドロキシブチ
ルビニルエーテル、モノブチルマレエート等が挙げられ
る。
【0018】上記アクリルエマルジョンの製造法として
は、通常、上記単量体を乳化重合法、または微細懸濁重
合法により重合してエマルジョンを得る方法が行われ
る。重合温度に特に制限はないが、30〜80℃である
ことが好ましい。
は、通常、上記単量体を乳化重合法、または微細懸濁重
合法により重合してエマルジョンを得る方法が行われ
る。重合温度に特に制限はないが、30〜80℃である
ことが好ましい。
【0019】乳化重合法は、水を分散媒、アニオン性又
はノニオン性界面活性剤を乳化剤とし、水溶性の過酸化
物を重合開始剤として用い、単量体を含む界面活性剤ミ
セル層内で重合を進め、粒径0.05〜0.3μm程度
の微小球形重合体粒子をラテックスとして得るものであ
る。播種乳化重合法は、予め乳化重合して得たラテック
ス中の重合体粒子を種子として用い、これに単量体を被
覆する方法である。また、微細懸濁重合法は、水(分散
媒)、単量体、乳化剤、油溶性重合開始剤等の混合物
を、ホモジナイザ等を用いて均質化し、微細な液滴に分
散させた後重合する方法である。
はノニオン性界面活性剤を乳化剤とし、水溶性の過酸化
物を重合開始剤として用い、単量体を含む界面活性剤ミ
セル層内で重合を進め、粒径0.05〜0.3μm程度
の微小球形重合体粒子をラテックスとして得るものであ
る。播種乳化重合法は、予め乳化重合して得たラテック
ス中の重合体粒子を種子として用い、これに単量体を被
覆する方法である。また、微細懸濁重合法は、水(分散
媒)、単量体、乳化剤、油溶性重合開始剤等の混合物
を、ホモジナイザ等を用いて均質化し、微細な液滴に分
散させた後重合する方法である。
【0020】アクリルエマルジョンの使用量は、ハイド
ロタルサイト化合物100重量部当たり、アクリルエマ
ルジョン中の固形分換算で50〜500重量部、好まし
くは100〜400重量部になる量である。アクリルエ
マルジョンの使用量が過度に少ないと本発明の消臭剤で
消臭加工した繊維からハイドロタルサイト化合物が脱落
するおそれがある。アクリルエマルジョンの使用量が過
度に多いと消臭効果が低下する傾向がある。
ロタルサイト化合物100重量部当たり、アクリルエマ
ルジョン中の固形分換算で50〜500重量部、好まし
くは100〜400重量部になる量である。アクリルエ
マルジョンの使用量が過度に少ないと本発明の消臭剤で
消臭加工した繊維からハイドロタルサイト化合物が脱落
するおそれがある。アクリルエマルジョンの使用量が過
度に多いと消臭効果が低下する傾向がある。
【0021】本発明で使用するオルガノポリシロキサン
は、一般にシリコーンオイルと言われ、下記構造を有す
るシロキサンの重合体である。R1及びR2は、それぞ
れ水素、メチルまたはフェニル基である。R2は一部ま
たは全部がメトキシ基であってもよい。
は、一般にシリコーンオイルと言われ、下記構造を有す
るシロキサンの重合体である。R1及びR2は、それぞ
れ水素、メチルまたはフェニル基である。R2は一部ま
たは全部がメトキシ基であってもよい。
【0022】
【化1】
【0023】オルガノポリシロキサンの25℃での動粘
度は、通常、1〜1,000,000センチストークス
(cSt)、好ましくは10〜100,000cStで
ある。また、重量平均分子量は、通常、100〜1,0
00,000、好ましくは1,000〜100,000
である。本発明においては、前記オルガノポリシロキサ
ンは、前記アクリルエマルジョンと併用することによ
り、バインダーとしてのアクリルエマルジョンの作用を
強化する効果を奏するものと考えられる。
度は、通常、1〜1,000,000センチストークス
(cSt)、好ましくは10〜100,000cStで
ある。また、重量平均分子量は、通常、100〜1,0
00,000、好ましくは1,000〜100,000
である。本発明においては、前記オルガノポリシロキサ
ンは、前記アクリルエマルジョンと併用することによ
り、バインダーとしてのアクリルエマルジョンの作用を
強化する効果を奏するものと考えられる。
【0024】オルガノポリシロキサンの使用量は、ハイ
ドロタルサイト化合物100重量部部当たり、0.1〜
10重量部、好ましくは1〜5重量部である。消臭剤中
のオルガノポリシロキサンの量が過度に少ないと、繊維
製品を繰り返して洗濯した場合に消臭効果が著しく低下
する。逆にオルガノポリシロキサンの量が過度に多い
と、ハイドロタルサイト化合物や2価または3価金属の
酸化物が脱落する傾向がある。
ドロタルサイト化合物100重量部部当たり、0.1〜
10重量部、好ましくは1〜5重量部である。消臭剤中
のオルガノポリシロキサンの量が過度に少ないと、繊維
製品を繰り返して洗濯した場合に消臭効果が著しく低下
する。逆にオルガノポリシロキサンの量が過度に多い
と、ハイドロタルサイト化合物や2価または3価金属の
酸化物が脱落する傾向がある。
【0025】本発明で使用するビルダーは、一般に、界
面活性剤の界面活性を増加する作用を有する化合物とし
て知られているものであって、本発明においては無機ビ
ルダーおよび有機ビルダーを使用することができる。本
発明においては、前記ハイドロタルサイト化合物は、適
当なビルダーを用いて水中に微分散させることが好まし
い。本発明においては、とくに前記ビルダーを用いてハ
イドロタルサイトの微分散液を調製することにより、ハ
イドロタルサイトの水中における分散性が向上し、その
結果、消臭剤の粒子が繊維表面上に強固に固定されるも
のと考えられる。
面活性剤の界面活性を増加する作用を有する化合物とし
て知られているものであって、本発明においては無機ビ
ルダーおよび有機ビルダーを使用することができる。本
発明においては、前記ハイドロタルサイト化合物は、適
当なビルダーを用いて水中に微分散させることが好まし
い。本発明においては、とくに前記ビルダーを用いてハ
イドロタルサイトの微分散液を調製することにより、ハ
イドロタルサイトの水中における分散性が向上し、その
結果、消臭剤の粒子が繊維表面上に強固に固定されるも
のと考えられる。
【0026】そのような無機ビルダーとしては、炭酸ナ
トリウム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等
の炭酸塩;メタ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸ナトリウ
ム、オルソ珪酸ナトリウム等の珪酸塩;ピロ燐酸ナトリ
ウム、トリポリ燐酸ナトリウム、テトラ燐酸ナトリウ
ム、ヘキサメタ燐酸ナトリウム等の燐酸塩が挙げられ
る。
トリウム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム等
の炭酸塩;メタ珪酸ナトリウム、セスキ珪酸ナトリウ
ム、オルソ珪酸ナトリウム等の珪酸塩;ピロ燐酸ナトリ
ウム、トリポリ燐酸ナトリウム、テトラ燐酸ナトリウ
ム、ヘキサメタ燐酸ナトリウム等の燐酸塩が挙げられ
る。
【0027】有機ビルダーとしては、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース化合物;カルボキシメチルスター
チ、カルボキシメチルエチルベンジルスターチ等のでん
ぷん化合物;エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジ
アミンテトラ酢酸ナトリウム等のエチレンジアミンテト
ラ酢酸およびその塩類が挙げられる。
セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース等のセルロース化合物;カルボキシメチルスター
チ、カルボキシメチルエチルベンジルスターチ等のでん
ぷん化合物;エチレンジアミンテトラ酢酸、エチレンジ
アミンテトラ酢酸ナトリウム等のエチレンジアミンテト
ラ酢酸およびその塩類が挙げられる。
【0028】これらのビルダーのなかでも、無機ビルダ
ーが好ましく、さらに燐酸塩が好ましく、とくにトリポ
リ燐酸ナトリウムが好ましい。
ーが好ましく、さらに燐酸塩が好ましく、とくにトリポ
リ燐酸ナトリウムが好ましい。
【0029】前記ビルダーは、1種または2種以上併用
してもよい。従来、ハイドロタルサイトのような無機化
合物の分散液を調製する場合は、通常、無機化合物10
0重量部当りビルダー0.5〜1重量部程度を添加する
が、本発明においては、ビルダーの使用量は、通常の使
用量よりも多量に添加することが特徴である。本発明に
おけるビルダーの使用量は、ハイドロタルサイト化合物
100重量部当たり、通常、ビルダー2〜20重量部、
好ましくは6〜10重量部である。ビルダーの使用量が
過度に少ないと繊維表面から消臭剤が脱落して消臭性能
が急激に低下するおそれがある。ビルダーの使用量が過
度に多いと繊維製品の風合が低下するおそれがある。
してもよい。従来、ハイドロタルサイトのような無機化
合物の分散液を調製する場合は、通常、無機化合物10
0重量部当りビルダー0.5〜1重量部程度を添加する
が、本発明においては、ビルダーの使用量は、通常の使
用量よりも多量に添加することが特徴である。本発明に
おけるビルダーの使用量は、ハイドロタルサイト化合物
100重量部当たり、通常、ビルダー2〜20重量部、
好ましくは6〜10重量部である。ビルダーの使用量が
過度に少ないと繊維表面から消臭剤が脱落して消臭性能
が急激に低下するおそれがある。ビルダーの使用量が過
度に多いと繊維製品の風合が低下するおそれがある。
【0030】なお、前記2価または3価の金属の酸化物
の微分散液を調製する場合にも前記ビルダーを添加する
ことができる。その場合は、前記金属の酸化物の微分散
液を調製するために使用するビルダーの使用量と、前記
ハイドロタルサイト化合物の微分散液を調製する際に使
用するビルダーの使用量とを合計したビルダーの使用量
が、ハイドロタルサイト化合物100重量部当たりビル
ダー2〜20重量部の範囲内で使用する。
の微分散液を調製する場合にも前記ビルダーを添加する
ことができる。その場合は、前記金属の酸化物の微分散
液を調製するために使用するビルダーの使用量と、前記
ハイドロタルサイト化合物の微分散液を調製する際に使
用するビルダーの使用量とを合計したビルダーの使用量
が、ハイドロタルサイト化合物100重量部当たりビル
ダー2〜20重量部の範囲内で使用する。
【0031】なお、本発明においては、アニオン界面活
性剤、高分子ノニオン界面活性剤等の界面活性剤を併用
することができる。アニオン界面活性剤としては、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル燐酸ナトリウ等;高分子ノニオン界面活
性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル等が挙げられる。界面活性
剤の使用量は、ハイドロタルサイト化合物100重量部
当たり、通常、0.2〜1重量部である。
性剤、高分子ノニオン界面活性剤等の界面活性剤を併用
することができる。アニオン界面活性剤としては、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル燐酸ナトリウ等;高分子ノニオン界面活
性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸部分エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル等が挙げられる。界面活性
剤の使用量は、ハイドロタルサイト化合物100重量部
当たり、通常、0.2〜1重量部である。
【0032】本発明の消臭剤は、ハイドロタルサイト化
合物、2価または3価金属の酸化物、アクリルエマルジ
ョン、オルガノポリシロキサンおよびビルダーを、通
常、水または有機溶媒に分散させた溶液または分散液の
形態で使用する。溶液または分散液における固形分濃度
は、通常、5〜50重量%、好ましくは10〜30重量
%である。有機溶媒としては、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、ジエチルエーテル等を使用することがで
きる。
合物、2価または3価金属の酸化物、アクリルエマルジ
ョン、オルガノポリシロキサンおよびビルダーを、通
常、水または有機溶媒に分散させた溶液または分散液の
形態で使用する。溶液または分散液における固形分濃度
は、通常、5〜50重量%、好ましくは10〜30重量
%である。有機溶媒としては、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、ジエチルエーテル等を使用することがで
きる。
【0033】本発明の消臭剤の調製方法はとくに限定さ
れないが、通常、ハイドロタルサイト化合物、2価また
は3価金属の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノ
ポリシロキサンおよびビルダーと、水または有機溶媒と
を、適当な混合機を使用して混合することにより調製す
る。ハイドロタルサイト化合物および2価または3価金
属の酸化物は、予め別々に水または有機溶媒と混合して
溶液または分散液の形態に調製することが好ましい。こ
れらの各成分を混合するための混合機は限定されず、例
えば、攪拌混合機、ホバートミキサー、ホモミキサー、
ホモジナイザー等が適宜使用される。
れないが、通常、ハイドロタルサイト化合物、2価また
は3価金属の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノ
ポリシロキサンおよびビルダーと、水または有機溶媒と
を、適当な混合機を使用して混合することにより調製す
る。ハイドロタルサイト化合物および2価または3価金
属の酸化物は、予め別々に水または有機溶媒と混合して
溶液または分散液の形態に調製することが好ましい。こ
れらの各成分を混合するための混合機は限定されず、例
えば、攪拌混合機、ホバートミキサー、ホモミキサー、
ホモジナイザー等が適宜使用される。
【0034】本発明の消臭剤を用いて繊維を消臭加工す
ることにより、消臭性能を有する繊維製品が得られる。
消臭加工することができる繊維としては、例えば、綿、
カポック、大麻、亜麻等のセルロース系天然繊維;ポリ
ノジック、ビスコースレーヨン、キュプラ等のセルロー
ス系再生繊維;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ド系合成繊維;ポリエチレンフタレート、ポリブチレン
フタレート等のポリエステル系合成繊維;ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフイン系合成繊維;ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン系合成
繊維;ポリウレタン繊維繊維等が挙げられる。なかでも
本発明の消臭剤を用いてセルロース系天然繊維製品に消
臭加工を施すと、繊維製品の洗濯を繰り返しても消臭効
果がなかなか低下しない。この現象は、とくに綿製品に
おいて著しい。
ることにより、消臭性能を有する繊維製品が得られる。
消臭加工することができる繊維としては、例えば、綿、
カポック、大麻、亜麻等のセルロース系天然繊維;ポリ
ノジック、ビスコースレーヨン、キュプラ等のセルロー
ス系再生繊維;ナイロン6、ナイロン66等のポリアミ
ド系合成繊維;ポリエチレンフタレート、ポリブチレン
フタレート等のポリエステル系合成繊維;ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフイン系合成繊維;ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等のハロゲン系合成
繊維;ポリウレタン繊維繊維等が挙げられる。なかでも
本発明の消臭剤を用いてセルロース系天然繊維製品に消
臭加工を施すと、繊維製品の洗濯を繰り返しても消臭効
果がなかなか低下しない。この現象は、とくに綿製品に
おいて著しい。
【0035】本発明の消臭剤を用いて繊維を消臭加工す
る方法としては、例えば、各種の繊維を紡糸、製糸また
は溶融紡糸した後、これらを本発明の消臭剤の水溶液ま
たは分散液に浸漬し、次いで脱水、乾燥する方法;各種
繊維による織布、編布また不織布を形成し、これらを本
発明の消臭剤の水溶液または分散液に浸漬し、次いで脱
水、乾燥する方法;各種繊維製品に本発明の消臭剤の水
溶液または分散液を塗布または噴霧してから乾燥する方
法等が挙げられる。
る方法としては、例えば、各種の繊維を紡糸、製糸また
は溶融紡糸した後、これらを本発明の消臭剤の水溶液ま
たは分散液に浸漬し、次いで脱水、乾燥する方法;各種
繊維による織布、編布また不織布を形成し、これらを本
発明の消臭剤の水溶液または分散液に浸漬し、次いで脱
水、乾燥する方法;各種繊維製品に本発明の消臭剤の水
溶液または分散液を塗布または噴霧してから乾燥する方
法等が挙げられる。
【0036】また、本発明の消臭加工を施すことができ
る繊維製品としては、とくに限定されないが、例えば、
ソックッス、ストッキング、下着等の編布;シャツ、ズ
ボン、上着等の織布;カーテン、ついたて等の住宅用
品;その他各種のフィルター等が挙げられる。
る繊維製品としては、とくに限定されないが、例えば、
ソックッス、ストッキング、下着等の編布;シャツ、ズ
ボン、上着等の織布;カーテン、ついたて等の住宅用
品;その他各種のフィルター等が挙げられる。
【0037】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を詳細に説明
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお、部数は特に表記しない限り、重量基準であ
る。 (1)アクリルエマルジョンの調製 ステンレス製反応器に、水150部、メチルメタクリレ
ート40部、n−ブチルアクリレート60部、炭素数1
2〜18のアルキル基を有するソジウムアルキルサルフ
ェート1部および過硫酸カリウム0.1部を添加し、撹
拌しつつ昇温し、温度55℃にて乳化重合を行った。重
合率96%で反応を終了させ、固形分濃度39重量%の
アクリルエマルジョンを得た。共重合体のガラス転移温
度(Tg)は−10℃、重量平均分子量(Mw)は7
8,000であった。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお、部数は特に表記しない限り、重量基準であ
る。 (1)アクリルエマルジョンの調製 ステンレス製反応器に、水150部、メチルメタクリレ
ート40部、n−ブチルアクリレート60部、炭素数1
2〜18のアルキル基を有するソジウムアルキルサルフ
ェート1部および過硫酸カリウム0.1部を添加し、撹
拌しつつ昇温し、温度55℃にて乳化重合を行った。重
合率96%で反応を終了させ、固形分濃度39重量%の
アクリルエマルジョンを得た。共重合体のガラス転移温
度(Tg)は−10℃、重量平均分子量(Mw)は7
8,000であった。
【0038】(2)各ガス成分の濃度測定は、臭気成分
別の下記の検知管を使用した。 アンモニア:光明理化学工業(株)製、No.105S
D イソ吉草酸:光明理化学工業(株)製、No.216S
およびガステック(株)製GT No.81L
別の下記の検知管を使用した。 アンモニア:光明理化学工業(株)製、No.105S
D イソ吉草酸:光明理化学工業(株)製、No.216S
およびガステック(株)製GT No.81L
【0039】(3)平均粒径の測定
ハイドロタルサイト化合物および2価または3価金属の
酸化物の平均粒径は、レーザー回折散乱法による粒径測
定器〔SALD2000J、島津製作所(株)製〕で測
定した。即ち、試料粉末を水に添加して超音波洗浄器で
3分間よく分散させてから上記粒径測定器にて体積基準
の累積粒径分布を測定し、累積値50%に相当する粒径
を平均粒径とした。
酸化物の平均粒径は、レーザー回折散乱法による粒径測
定器〔SALD2000J、島津製作所(株)製〕で測
定した。即ち、試料粉末を水に添加して超音波洗浄器で
3分間よく分散させてから上記粒径測定器にて体積基準
の累積粒径分布を測定し、累積値50%に相当する粒径
を平均粒径とした。
【0040】(4)繊維加工用消臭剤の調製
消臭剤A〜D(本発明)
予め、ハイドロタルサイト(平均粒径0.5μm)10
0部を、水400部と表1に記載された部数のトリポリ
燐酸ナトリウムとともにホモミキサーで高速攪拌して調
製したハイドロタルサイトの微分散液を調製した。次
に、表1に記載した金属酸化物100部を、水400部
とポリアクリル酸ナトリウム5部とともにホモミキサー
で高速攪拌して金属酸化物の微分散液調製した。続い
て、前記ハイドロタルサイトの微分散液25部、金属酸
化物の微分散液25部、アクリルエマルジョン50部
(固形分換算19.5部)および末端メトキシ化ジメチ
ルポリシロキサン0.7部を混合して、消臭剤A〜Dを
調製した。なお、使用したハイドロタルサイト、酸化亜
鉛及び酸化マグネシウムの平均粒径は、それぞれ、ハイ
ドロタルサイト(平均粒径0.5μm)、酸化亜鉛(平
均粒径0.3μm)、酸化マグネシウム(平均粒径5μ
m)である。
0部を、水400部と表1に記載された部数のトリポリ
燐酸ナトリウムとともにホモミキサーで高速攪拌して調
製したハイドロタルサイトの微分散液を調製した。次
に、表1に記載した金属酸化物100部を、水400部
とポリアクリル酸ナトリウム5部とともにホモミキサー
で高速攪拌して金属酸化物の微分散液調製した。続い
て、前記ハイドロタルサイトの微分散液25部、金属酸
化物の微分散液25部、アクリルエマルジョン50部
(固形分換算19.5部)および末端メトキシ化ジメチ
ルポリシロキサン0.7部を混合して、消臭剤A〜Dを
調製した。なお、使用したハイドロタルサイト、酸化亜
鉛及び酸化マグネシウムの平均粒径は、それぞれ、ハイ
ドロタルサイト(平均粒径0.5μm)、酸化亜鉛(平
均粒径0.3μm)、酸化マグネシウム(平均粒径5μ
m)である。
【0041】消臭剤E、F(比較例)
ハイドロタルサイト100部を水400部とトリポリ燐
酸ナトリウム1部とを混合して調製したハイドロタルサ
イトの微分散液25部、酸化亜鉛100部を水400部
とポリアクリル酸ナトリウム5部と混合して調製した酸
化亜鉛の微分散液25部、アクリルエマルジョン50部
(固形分換算19.5部)を混合し、末端メトキシ化ジ
メチルポリシロキサンを添加せずに消臭剤Eを調製し
た。アクリルエマルジョンに代えて、ウレタン系エマル
ジョンをバインダーとして使用した以外は、消臭剤Aと
同様な成分を混合して消臭剤Fを調製した。
酸ナトリウム1部とを混合して調製したハイドロタルサ
イトの微分散液25部、酸化亜鉛100部を水400部
とポリアクリル酸ナトリウム5部と混合して調製した酸
化亜鉛の微分散液25部、アクリルエマルジョン50部
(固形分換算19.5部)を混合し、末端メトキシ化ジ
メチルポリシロキサンを添加せずに消臭剤Eを調製し
た。アクリルエマルジョンに代えて、ウレタン系エマル
ジョンをバインダーとして使用した以外は、消臭剤Aと
同様な成分を混合して消臭剤Fを調製した。
【0042】(5)繊維製品の消臭加工
木綿繊維5gからなる黒色の布片(10cm×20c
m)を消臭剤A〜F中にそれぞれ浸漬した後取り出し、
ペーパータオルにのせて水分を吸収させた後、90℃で
1時間乾燥させ、試料を調製した。
m)を消臭剤A〜F中にそれぞれ浸漬した後取り出し、
ペーパータオルにのせて水分を吸収させた後、90℃で
1時間乾燥させ、試料を調製した。
【0043】(6)消臭率の測定
洗濯前の布片および10回洗濯後(JIS L 021
7に準じて)の布片について、次の方法により消臭率を
測定した。容量3リットルのテドラーバッグに消臭加工
した木綿繊維製品の試料1枚を入れ、バッグ中の空気を
真空脱気し、次いでアンモニアを50ppm含有する空
気3リットルを注入し、30分後および120分後にバ
ッグ中のアンモニア濃度を検知管にて測定し、初期濃度
に対する減少率を消臭率とした。数値が大きいほど消臭
効果が大きい(単位%)。
7に準じて)の布片について、次の方法により消臭率を
測定した。容量3リットルのテドラーバッグに消臭加工
した木綿繊維製品の試料1枚を入れ、バッグ中の空気を
真空脱気し、次いでアンモニアを50ppm含有する空
気3リットルを注入し、30分後および120分後にバ
ッグ中のアンモニア濃度を検知管にて測定し、初期濃度
に対する減少率を消臭率とした。数値が大きいほど消臭
効果が大きい(単位%)。
【0044】また、アンモニアを50ppm含有する空
気3リットルを注入したテドラーバッグに替えて、イソ
吉草酸100ppm含有する空気3リットルを注入した
テドラーバッグを使用し、その他は同様にして、30分
後および120分後のイソ吉草酸濃度を検知管にて測定
し、初期濃度に対する減少率を消臭率とした。
気3リットルを注入したテドラーバッグに替えて、イソ
吉草酸100ppm含有する空気3リットルを注入した
テドラーバッグを使用し、その他は同様にして、30分
後および120分後のイソ吉草酸濃度を検知管にて測定
し、初期濃度に対する減少率を消臭率とした。
【0045】(7)色合いの評価
上記の消臭率を測定した木綿繊維製品について、色合い
が消臭加工により変化したか否かを調べ、次の基準で評
価した。
が消臭加工により変化したか否かを調べ、次の基準で評
価した。
【0046】○:消臭加工の前後で黒色の布片の色合い
が変わって見えない。 △:消臭加工後の布片が消臭加工する前よりやや白色が
かって見える。 ×:消臭加工後の布片が消臭加工する前より歴然と白色
がかって見える。
が変わって見えない。 △:消臭加工後の布片が消臭加工する前よりやや白色が
かって見える。 ×:消臭加工後の布片が消臭加工する前より歴然と白色
がかって見える。
【0047】(8)風合いの評価
木綿繊維製品を両手で揉み、風合を次の基準で評価し
た。 ○:柔らかな感触である。 △:やや柔らかい感触である。 ×:固い感触である。
た。 ○:柔らかな感触である。 △:やや柔らかい感触である。 ×:固い感触である。
【0048】実施例1〜4、比較例1および2
黒色の木綿繊維製品について消臭剤A〜Fを用いて消臭
加工し、これらの洗濯前と10回繰り返して洗濯した後
の消臭率、風合いおよび色合いにつき評価した。結果を
表1に記す。
加工し、これらの洗濯前と10回繰り返して洗濯した後
の消臭率、風合いおよび色合いにつき評価した。結果を
表1に記す。
【0049】
【表1】
【0050】表1より、消臭剤A〜D(本発明)を用い
て消臭加工した木綿繊維製品(実施例1〜4)は、風合
いが良く、アンモニアおよびイソ吉草酸に対する消臭率
は時間の経過とともに向上し、この効果は、洗濯を10
回繰り返してもほとんど低下しないことが分る。
て消臭加工した木綿繊維製品(実施例1〜4)は、風合
いが良く、アンモニアおよびイソ吉草酸に対する消臭率
は時間の経過とともに向上し、この効果は、洗濯を10
回繰り返してもほとんど低下しないことが分る。
【0051】これに対して、末端メトキシ化ジメチルポ
リシロキサンを添加せずに調製した消臭剤Eの場合(比
較例1)は、洗濯前の消臭剤としての効果は得られるも
のの、洗濯後の消臭効果が大きく低下することが分る。
また、ウレタン系エマルジョンをバインダーとして使用
した消臭剤Fの場合は(比較例2)は、洗濯前の繊維製
品の風合及び色合いが低下するとともに、洗濯後の消臭
効果が大きく低下することが分る。これらの比較例1及
び2の場合は、繊維表面の消臭剤が脱離した結果と理解
される。
リシロキサンを添加せずに調製した消臭剤Eの場合(比
較例1)は、洗濯前の消臭剤としての効果は得られるも
のの、洗濯後の消臭効果が大きく低下することが分る。
また、ウレタン系エマルジョンをバインダーとして使用
した消臭剤Fの場合は(比較例2)は、洗濯前の繊維製
品の風合及び色合いが低下するとともに、洗濯後の消臭
効果が大きく低下することが分る。これらの比較例1及
び2の場合は、繊維表面の消臭剤が脱離した結果と理解
される。
【0052】
【発明の効果】かくして本発明によれば、消臭効果が大
きく、とくに消臭加工を施した木綿などのセルロース系
繊維製品について、洗濯を繰り返しても消臭効果が低下
しない消臭剤が提供される。
きく、とくに消臭加工を施した木綿などのセルロース系
繊維製品について、洗濯を繰り返しても消臭効果が低下
しない消臭剤が提供される。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
// D06M 101:06 D06M 11/12
11/10
Fターム(参考) 4C080 AA07 BB02 CC12 HH05 JJ01
JJ05 KK08 MM01 MM02 MM26
MM29 NN01
4G066 AA16B AA18B AA50D AA66B
AC02C AC17D AC28D BA16
CA02 CA27 CA29 DA03 FA03
FA08 FA09 FA15 FA37
4L031 BA09 BA11 DA13
4L033 AA02 AC10 CA18 CA59 DA05
DA06
Claims (5)
- 【請求項1】 ハイドロタルサイト化合物、2価または
3価金属の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノポ
リシロキサン及びビルダーを含有してなる消臭剤。 - 【請求項2】 ハイドロタルサイト化合物100重量部
と、これに対して2価または3価金属の酸化物20〜1
50重量部、アクリルエマルジョン(固形分換算)50
〜500重量部、オルガノポリシロキサン0.1〜10
重量部及びビルダー2〜20重量部を含有してなる消臭
剤。 - 【請求項3】 ハイドロタルサイト化合物、2価または
3価金属の酸化物、アクリルエマルジョン、オルガノポ
リシロキサン及びビルダーを含有し、固形分濃度が5〜
50重量%の水溶液または懸濁液である消臭剤。 - 【請求項4】 セルロース繊維用消臭剤である請求項1
乃至請求項3に記載された消臭剤。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載された消臭
剤を用いて消臭加工してなるセルロース繊維製品。
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-
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- 2001-08-06 JP JP2001238398A patent/JP2003047647A/ja active Pending
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