JP2003047565A - 洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置 - Google Patents

洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置

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JP2003047565A
JP2003047565A JP2001250075A JP2001250075A JP2003047565A JP 2003047565 A JP2003047565 A JP 2003047565A JP 2001250075 A JP2001250075 A JP 2001250075A JP 2001250075 A JP2001250075 A JP 2001250075A JP 2003047565 A JP2003047565 A JP 2003047565A
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water
water supply
water discharge
cleaning ball
supply device
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JP2001250075A
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English (en)
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Masanao Hamazaki
正直 浜崎
Masanobu Wano
雅信 和野
Hirotaka Takou
宏崇 田幸
Mitsuaki Hashida
光明 橋田
Masato Kurihara
正人 栗原
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 髪の毛などが排水口から流れずに洗浄ボール
に残った場合においても洗浄ボールに放水することで洗
い流すことができ、より衛生性を維持することができ、
また施工性、水栓周りの清掃性がよく、さらに放水口を
ほとんど意識させることのない斬新的な外観性を有し
て、常に使用者が快適に手洗い行為をすることができる
洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 排水口を有した洗浄ボールと、給水管に
接続しこの洗浄ボール内に給水するための給水口を備え
た水栓とから構成されており、かつ、前記水栓は、洗浄
ボールに放水するための放水口を有した放水ユニットを
介在させて、洗浄ボール内に取り付けられていることを
特徴とする洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置
としたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄ボールに放水
する放水機能付き給水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特に公共施設では、前使用者が洗浄ボー
ルを汚してしまった状態(たとえば、髪の毛などが排水
口から流れずに洗浄ボールに残ってしまった状態)の場
合、次の使用者は、非常に不快感を感じながら使用しな
ければならない。
【0003】そこで、常に使用者が快適に洗浄ボールを
使用するため、洗浄ボール面に放水する放水機能付き給
水装置がある。この放水機能付き給水装置は、古くは実
開昭51−642339号に開示されている。しかしな
がら、この技術は、洗浄ボールの洗浄領域を広くするた
めに複数個の放水口を設けている。この理由は、洗浄ボ
ールにコーナー部が形成されており、洗浄のための放水
がこのコーナー部より遮られ先に流れていかず、洗浄ボ
ール面全域に渡って放水を行うことができないためであ
る。また、この洗浄ボールには、水栓とは別に放水口を
洗浄ボール内面に取付けるために、給水機能だけ設けら
れている洗浄ボールを流用することはできず、専用の洗
浄ボールを製造しなければならなかった。また、複数の
放水口を有しているため、取付け時間が長くかかってし
まう。
【0004】また、この洗浄ボール面に放水する他の従
来技術としては、本出願人が出願した特開平5−168
566号がある。そして、この技術を導入し、放水機能
付きの洗浄ボールを出願人は商品化している。この洗浄
ボールは、オフィスビルなどに設置されており、昼食
後、歯を磨くための洗浄ボールとして利用されている。
当時、日本において、生活習慣が変わり、昼食後に歯を
磨く人が増えた背景がある。通常手洗いなどで使用する
洗面ボールを使用した場合、口を濯いだときに歯磨き粉
(練歯磨き)が洗浄ボールに付着してしまうことがあ
る。そのため、付着した歯磨き粉を流すために、コップ
に水を汲んで何回も歯磨き粉に対して水をかけたり、手
で給水口から水を誘導して流す必要があった。そこで、
本出願人は、上述した歯磨き粉の付着を容易に流すため
に、洗浄ボール内面にコーナー部を設けず、洗浄ボール
広域に放水できるように、放水機能を持たせた歯磨き用
の洗浄ボールを開発したのである。なお、ここでは、オ
ーバーフロー孔を設けずに、洗浄ボールのリムの最も低
い位置が放水口よりも低くなるように設計することによ
って、エアギャップを確保して放水口が汚水に浸らない
ようにしている。
【0005】ここでも放水口を水栓とは別に洗浄ボール
内に設けている。そのため、専用の洗浄ボールを成形し
なければならなかった。さらに、歯磨き用の洗浄ボール
の設置が十分に確保できない場合があり、また口をゆす
いだ水を吐き出したときに洗浄ボール外に飛散しないよ
うに洗浄ボールをコンパクトにしている。通常手洗いで
使う洗浄ボールの直径が400〜500mm程度である
のに対して、商品化された歯磨き用の洗浄ボールの直径
は、300mm程度である。また、洗浄ボールへの放水
は、水栓に設けた操作部を手動で操作することで初めて
放水される。
【0006】また、特開平5−339966号において
は、水栓の側方に放水部が一体に突設している。そのた
め、上述した従来技術のように洗浄ボールに放水口を形
成する必要がない。しかしながら、水栓自体を特別に製
造しなければならず、また水栓周りがスッキリとした外
観とならず、清掃性が悪いほか使用者にとって快適性を
損ねることになる。また、放水口からの放水が洗浄ボー
ルに沿って流れるように水栓を取付ける必要があるた
め、洗浄ボールおよび水栓の製造精度を高めなければな
らないといった問題も生じる。さらには、取付け時の精
度も要求されることになる。また、洗浄ボールへの放水
は、水栓に設けた切替え手段を手動で操作することで初
めて放水される。そのため、ボール面に髪の毛などの汚
れが残っていたとしても、自動的には放水され洗い流さ
れることはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、上記問題を解決すべく、髪の毛などが排水口から流
れずに洗浄ボールに残った場合においても洗浄ボールに
放水することで洗い流すことができ、より衛生性を維持
し、また施工性、水栓周りの清掃性がよく、さらに放水
口をほとんど意識させることのない斬新的な外観性を有
して、常に使用者が快適に手洗い行為をすることができ
る洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記課
題を解決するために、請求項1の発明の洗浄ボールに放
水する放水機能付き給水装置においては、排水口を有し
た洗浄ボールと、給水管に接続しこの洗浄ボール内に給
水するための給水口を備えた水栓とから構成されてお
り、かつ、前記水栓は、洗浄ボールに放水するための放
水口を有した放水機能部を介在させて、洗浄ボール内に
取り付けられていることを特徴とする。
【0009】これにより、髪の毛などが排水口から流れ
ずに洗浄ボールに残った場合においても、放水口から洗
浄ボールに放水することで、簡単に洗い流すことがで
き、より洗浄ボールの衛生性を保つことが出来る。ま
た、洗浄ボール内に水栓を取付けているので、水栓周り
の清掃性がよく、さらに放水口をほとんど意識させるこ
とのない斬新的な外観性を有して、常に使用者が快適に
手洗い行為をすることができる。また、放水ユニットを
介在させているため、水栓の取付け箇所とは別に放水ユ
ニットを取り付けることがない。そのため、施工性なら
びに洗浄ボール内の清掃性がよい。また、水栓(給水機
能)だけを備えた洗浄ボールを利用することができるの
で、専用の洗浄ボールを製造せずに済む。
【0010】請求項2の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記洗浄ボール内面上
方に開口を設け、この開口に放水機能部を取付け、さら
にこの放水機能部の放水口以外の部分を被うように、水
栓を放水機能部に取付けたことを特徴とする。
【0011】これにより、放水ユニットがほとんど露出
することがなく水栓内に被い隠れるため、水栓周りをス
ッキリとした外観とすることができる。そのため、洗浄
ボール内に水栓取付け箇所以外に部分的に突設する箇所
がなく、放水による洗浄効果を得られやすい。また、水
栓周りの清掃性がよく、さらに放水口をほとんど意識さ
せることのない斬新的な外観性を有して、常に使用者が
快適に手洗い行為をすることができる。
【0012】請求項3の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記放水口から排水口
までの洗浄ボール面を、放水口から洗浄ボールへの放水
方向に対してなめらかな流線形で構成していることを特
徴とする。
【0013】これにより、スムーズに放水を洗浄ボール
面に沿って吐出させることができ、少量の水で汚れを洗
い排水口に洗い流せる。
【0014】請求項4の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記洗浄ボールは、上
側を片側縦断面視凸形状に湾曲形成して、かつ下側を片
側縦断面視凹形状に湾曲形成し、洗浄ボール奥側の断面
視凸形状部分に放水口を設けてなることを特徴とする。
【0015】これにより、放水口からの放水は上側の凸
形状に湾曲した部分により、重力で落下する速度が弱ま
り、洗浄ボール面全体にまんべんなく行き渡ることがで
きる。そのため、少ない水量でボール内面をしっかりと
放水することができる。
【0016】請求項5の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記洗浄ボール内面の
一部あるいは全周には、放水口からの放水方向に沿って
段差を設けてなることを特徴とする。
【0017】これにより、放水口からの放水は放水口か
らの放水方向に沿って設けた段差により、重力で落下す
る速度が弱まり、洗浄ボール面全体にまんべんなく行き
渡ることができる。そのため、ボール内面をしっかりと
放水することができる。
【0018】請求項6の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記水栓は、ブリッジ
形状をしており、給水口はブリッジ中央に設けてなり、
かつ、ブリッジ脚部のそれぞれに前記放水口を設けてな
ることを特徴とする。
【0019】これにより、認識しにくい場所に放水口を
2ヶ所設置することができ、より洗い流す力を増やすこ
とができる。また、給水口を前方に位置させやすく、車
椅子の身障者の方においても手洗い行為がし易くなる。
また、ブリッジが手すりの役割にもなり、高齢者で筋力
が低下している人や腰を痛めている人など、ブリッジを
持って身体を支持させながら前かがみの姿勢をして手洗
いをすることができる。
【0020】請求項7の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記水栓は、センサー
および給水口を備え、前記給水口に接続した給水管に
は、電磁弁を介在させ、前記センサーには、このセンサ
ーからの信号に基づいて前記電磁弁の開閉を制御するコ
ントローラを接続してなることを特徴とする。
【0021】これにより、水栓に接触することなく、人
体検知センサーに手を差し出すだけで給水されて手を洗
うことができる。そのため、衛生的であり、また、所定
の流量を給水することができるので、節水効果も得るこ
とが出来る。
【0022】請求項8の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放水
は、前記センサーにより検知した後に給水口から給水を
行って給水停止後に、自動的に行われることを特徴とす
る。
【0023】これにより、手洗い等の行為後に洗浄ボー
ルに汚れが残ったとしても、自動的に放水が行われるた
め、次に使用するときにも綺麗な洗浄ボールを使用する
ことができるので、衛生性ならびに快適性を維持でき
る。
【0024】請求項9の発明の洗浄ボールに放水する放
水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放水
は、給水停止状態が所定の時間経過した後自動的に行わ
れることを特徴とする。
【0025】これにより、手洗い等の行為後に洗浄ボー
ルに汚れが残ったとしても、自動的に放水が行われるた
め、次に使用するときにも綺麗な洗浄ボールを使用する
ことができるので、衛生性ならびに快適性を維持でき
る。給水停止後所定の時間経過して初めて放水されるの
で、特に、同一人が何度も給水を繰り返す場合におい
て、その度に放水がされることがない。そのため、使用
時に不快感を持たないで済み、快適性を向上できる。
【0026】請求項10の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、給水を使用した回数をカウントして、所定回数に
達したら、行われることを特徴とする。
【0027】これにより、不必要に放水されず、節水効
果を保ちつつ、快適性を維持することができる。
【0028】請求項11の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、給水量を検知して、合計給水量が所定量達した
ら、行われることを特徴とする。
【0029】これにより、不必要に放水されず、節水効
果を保ちつつ、快適性を維持することができる。
【0030】請求項12の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、給水の作動時間を検知して、その作動合計時間が
所定時間達した後に、行われることを特徴とする。
【0031】これにより、不必要に放水されず、節水効
果を保ちつつ、快適性を維持することができる。
【0032】請求項13の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、排水量を検知して、その合計排水量が所定量達し
た後に、行われることを特徴とする。
【0033】これにより、不必要に放水されず、節水効
果を保ちつつ、快適性を維持することができる。
【0034】請求項14の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、光の透光量を検知する検濁計などを利用して、排
水の汚れ度を検知して、その汚れ度が所定量達していた
後に、行われることを特徴とする。
【0035】これにより、汚れが著しい場合のみ放水さ
れることになり、不必要に放水されず、節水効果を保ち
つつ、快適性を維持することができる。
【0036】請求項15の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、給水装置前に人が居ることを検知するセンサを設
けておき、このセンサが所定の時間感知して使用される
状態であることを認識したら、洗浄ボールを使用する前
に洗浄ボールを簡単に洗浄するための予備洗浄を行われ
ることを特徴とする。
【0037】これにより、洗浄ボールに残った汚れを使
用前に洗い流すことができるとともに、洗浄ボールに水
膜を作ることができるので、汚れが付着しにくくなり、
より衛生性を保ちやすくなる。
【0038】請求項16の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、時間的に一定の間隔毎に、行われることを特徴と
する。
【0039】これにより、不必要に放水されず、節水効
果を保ちつつ、快適性を維持することができる。
【0040】請求項17の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、一日のうちもっとも使用頻度の少ない時間を選択
して行われることを特徴とする。
【0041】これにより、不必要に放水されず、節水効
果を保つことができる。特に、公共施設においては、連
続して手洗いなどに使用する時間に放水することを避け
ることができるので、待ち行列を作って混雑し、使用者
をいらいらさせて不快感を与えることがない。
【0042】請求項18の発明の洗浄ボールに放水する
放水機能付き給水装置においては、前記放水口からの放
水は、前記給水口から給水が行なわれている場合は放水
させないようにコントローラにて制御してなることを特
徴とする。
【0043】これにより、給水するときに同時に放水さ
せないようにして、給水の出が悪くならないように給水
量を確保するとともに、給水中に急に放水が始まって使
用者に不快感を与えることがない。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を以下に説
明する。本発明の給水装置1は、排水口7を有した洗浄
ボール2と、給水管に接続され、この洗浄ボール2内に
給水するための給水口12を備えた水栓10と、から構
成されている。
【0045】そして、この水栓10は、洗浄ボール2内
面に設けられている。特に、洗浄ボール2の内面は、水
栓のみが突設されており、他に部分的な突起部を有さ
ず、連続した滑らかな流線形状をしている。水栓の取付
け方法としては、たとえば、洗浄ボール2に開口部6を
設け、この開口部6に給水管を挿通させてかつこの開口
部6を被うように水栓10を取り付ける方法がある。
(図20、23、24) または、洗浄ボール2にバーリング加工を施し、水栓取
付部のみを隆起して水栓10を取り付ける方法がある。
また、この場合は、水栓取付部と水栓10との継ぎ目に
段部を生じないものとする。さらに、溶接加工を施して
水栓10と洗浄ボール2との境界部分8が継ぎ目のない
なめらかな湾曲面で形成してもよい。(図19)
【0046】なお、ここで水栓10は、ハンドルレバー
により開閉弁を開閉して給水するようにしたものでもよ
いが、さらに、センサー13の検知により給水および止
水を行なう自動水栓10aとすることで、近未来的なデ
ザイン性ならびに使用性を向上させることができる。特
に、自動水栓の場合は、水栓10に触れずに給水・止水
を行うことが出来るので、より衛生的とも言える。この
水栓10の給水機能部は、少なくとも開閉弁と給水口1
2を備えている。特に、自動水栓10aの場合は、少な
くとも電磁開閉弁16(以下、電磁弁という)、この電
磁弁16の開閉を制御するコントローラ18、この開閉
の信号を送信するセンサー13、給水口12、電源を備
えている。なお、洗浄ボール2から遠い箇所の水栓外装
部11に、給水口12、センサー13、電磁弁16とコ
ントローラ18とを埋設させてもよいが、給水口12と
センサー13のみを埋設させて、他の機能部を水栓外装
部11の外部に設けることで、水栓10の形状を自由に
設計することができる。(図14、15)また、給水口
12の近傍に逆止弁を設けておくことが好ましい。
【0047】また、その水栓10と洗浄ボール2との境
界部分8の水栓10もしくは洗浄ボール2内に、洗浄ボ
ール2に沿って放水を行なう放水口20を設ける。特
に、水栓10は、洗浄ボール2に放水するための放水口
20を有した放水機能部(放水ユニット)を介在させ
て、洗浄ボール内に取り付けるようにすることが好まし
い。なお、放水ユニットとは、放水口20から扇状に洗
浄ボール2の内面に沿って放水することができるよう
に、少なくとも給水管17を接続する接続部17aとこ
の接続部17aから放水口20までの通水路を形成した
部材をいう。
【0048】この放水するための放水機能部は、少なく
とも放水口20(放水ユニット)、電磁弁22、電磁弁
22を開閉することを制御するコントローラ18、電磁
弁22を開閉する信号をコントローラ18に送信するセ
ンサー13、電源32を有している。また、放水口20
の近傍に逆止弁を設けておくことが好ましい。
【0049】また、放水口20の下流側には、継ぎ目が
なく、放水口20から排水口7までの洗浄ボール2面
を、放水口20から洗浄ボール2への放水方向に対して
なめらかな流線形で構成することがより好ましい。
【0050】なお、給水口12および放水口20は、洗
浄ボール2面内でかつ洗浄ボール2のリム5の最下位置
5aよりも高い位置に設けることが好ましい。特に排水
口に開閉できる排水栓(図示せず)を設けた場合は、オ
ーバーフロー孔(図示せず)を設け、給水口12および
放水口20をオーバーフロー孔よりも高い位置に設ける
ようにする。
【0051】また、上述した洗浄ボールの材質をステン
レスとすることで、陶器に比べて軽量化を図ることがで
きる。特に、公共施設などで使用される場合よりも悪条
件で使用される場合、耐久性、強度、腐食性、軽量性等
を考慮して、ステンレスとすることが好ましい。
【0052】なお、水栓10の水栓外装部11と洗浄ボ
ール2とを別の素材としてもよいが、さらに、水栓10
の水栓外装部11と洗浄ボール2とを、同素材もしくは
同色とした場合、洗浄ボール2から水栓10までを連続
した一体感をかもし出すことができ、使用者に対して、
快適な給水装置1を提供することができる。素材として
は、たとえば、ステンレス、アルミ、合成樹脂とするこ
とができる。そして、さらに、水栓10の水栓外装部1
1と前記洗浄ボール2とを同素材として溶接等を行なっ
て接続した後、研磨することで継ぎ目なく一体に形成し
た場合は、洗浄ボール2から水栓10までを連続した、
いままでにない一体感をかもし出すことができる。
【0053】次に、洗浄ボール2面に放水される放水機
能付きの給水装置1における具体的な実施の形態につい
て、図を参照しつつ、詳細に説明をする。
【0054】まず、本発明の一実施形態について図1乃
至3に基づき説明する。図1においては、上述した構成
に加え、水栓10が洗浄ボール2よりもかなり突出した
形状としている。そして、この水栓の先端部にセンサー
13と給水口12とを設けている。この水栓10の形状
により、給水口12と排水口7との間に手洗いを行なう
ための空間を確保することができる。そして、ここで用
いる洗浄ボール2は薄型形状(ここでは、リム5最下部
5aから洗浄ボール2の底面までの厚さを100mm程
度としている。通常は、150mm程度。)として、デ
ザイン性を向上させている。また、この洗浄ボール2を
薄型形状とにすることで洗浄ボール2下側の空間を十分
に確保することができ、車椅子などに乗った状態で、ま
たは椅子に腰掛けた状態で、洗浄ボール2下側の空間に
しっかりと脚を入れて楽な姿勢で手洗い等の動作を行な
うことができる。また、この洗浄ボール2は、リム5の
外周下端がフラットとしており、このリム5の外周下端
をカウンターの開口部に載置することで容易に給水装置
1を設置することができる形状をしている。さらに、リ
ム外周上端は、水栓が設置されている後方から前方にか
けて、下り勾配の傾斜を形成している。
【0055】なお、このように洗浄ボール2を薄型形状
とする場合、給水口12から給水が洗浄ボール2に当た
って、跳ね返ることにより洗浄ボール2周辺を濡らすお
それが高くなる。そこで、水跳ねを防止するために、給
水に気泡(微細な気泡とすることが好ましい)を混入す
るようにしている。給水に気泡を混入するための気泡混
入手段としては、水の流速による空気の巻き込みや強制
的にポンプにより空気を送り込む方法などがある。そし
て、気泡混入手段は、水栓10の給水口12もしくは給
水管経路内に備えることにより、給水に気泡を混入させ
ることができる。図4は、気泡混入手段35としての給
水口12の先端に取付ける泡沫キャップの一例を示す。
気泡をより微細にするために給水口12の給水方向に複
数の網目36(複数の微細な孔を給水方向に複数並設し
てもよい)を設けて気泡を拡散させることが好ましい。
これにより、従来の自動水栓10aでは、毎分5Lの給
水量であったが、毎分4L以下の給水量で十分な給水感
覚ならびに手洗いなどの洗浄効果を得ることが可能とな
る。そのため、公共施設などの頻繁に使用される場合に
おいては、大幅な節水が可能となる。また、気泡を混入
することで、洗浄ボール2面からの水跳ね防止にもな
り、特に洗浄ボール2が薄型の場合は有効となる。
【0056】また、放水口20は、洗浄ボール2の奥側
に位置し、かつ水栓10の根元に位置している。この放
水口20から放出される放水は、洗浄ボール2の前側ま
で達し、洗浄ボール2の全域(広域)に流れる。このよ
うに、放水が洗浄ボール2の全域(広域)に流れるよう
にするため、洗浄ボール2面を緩やかな湾曲形状とす
る。洗浄ボール面に水栓以外に突起部を有した形状や角
度のある形状とすると、そこで放水が遮られてしまい、
洗浄ボール2の全域に流せられず、複数の放水口20を
洗浄ボール2内に設けなければならなくなってしまうか
らである。
【0057】洗浄ボール2の形状は、上側を片側縦断面
視凸形状3に湾曲形成して、かつ下側を片側縦断面視凹
形状4に湾曲形成する。そして、この洗浄ボール2の奥
側の凸形状3部分に放水口を設けているので、放水が流
れるときに、放水口20から最初は上側の凸形状3上を
流れて、洗浄ボール2に沿って下方向への重力を抑え
て、放水は排水口7に直に流れ落ちずに洗浄ボール2全
域に放水を回すことができ、放水による洗浄領域を広げ
ることができる。
【0058】また、放水が洗浄ボール2全域に流れつか
ないうちに重力によって下方に流れ落ちないようにする
ために、図5に示すように、洗浄ボール2内面の一部あ
るいは全周には、放水口20からの放水方向(周方向)
に沿って段差9を設けて、洗浄ボール2全域に放水を流
し、放水による洗浄領域を広げることができる。なお、
できるだけ段差9はゆるやかな湾曲形状のなだらかな段
差9として、汚れが付きにくくするとよい。
【0059】なお、図2は、図1の給水装置1における
正面図である。給水口12と放水口20は、リム5の最
下位置5aよりも高くして、エアギャップをとってい
る。また、図3は、図1の給水装置1における側面図で
ある。図3に示すように、リム5を奥側から前方に向け
て傾斜させて、リム5の前方を最も低くしているため、
給水口12と排水口7との空間を十分に確保することが
でき、手を洗うときにその洗浄ボールの空間に手を入れ
やすくしている。
【0060】次に、別の実施形態について図6乃至8に
基づき説明する。図6に示す給水装置1においては、洗
浄ボール2のリム上端から水栓10がほとんど突出して
いない形状としている。図に示すように、この水栓10
は、丸みのおびた略三角錐形状として洗浄ボール内に設
けられている。そして、洗浄ボール2は、図1の給水装
置1における洗浄ボール2の形状とは異なっており、凹
形状4(ほぼ半球の形状)であり、ボールの奥側の深さ
(ここでは、リム5最上部から洗浄ボール2の底面まで
の厚さを150mm程度としている。ただし、リム5最
下部5aから洗浄ボール2の底面までの厚さは、図1と
同様に100mm程度としている)を有する形状とし
て、給水口12と排水口7との間に手洗いの空間を形成
するようにしている。この場合、リム5によって飛散水
を受けやすいため、洗浄ボール2の周りを濡らさずに済
む。なお、図7は、図6の給水装置1における正面図で
ある。給水口12と放水口20は、リム5の最下位置5
aよりも高くして、エアギャップをとっている。また、
図8は、図6の給水装置1における側面図である。この
場合、放水口20は、水栓10と洗浄ボール2との境界
部分8に形成されており、使用者の目には触れない場所
となっている。
【0061】次に、さらに別の実施形態について図9乃
至11に基づき説明する。図9に示す給水装置1におい
ては、この水栓10の水栓外装部11は、ブリッジ19
形状をしており、給水口12はブリッジ19中央に設け
ている。さらに、この水栓外装部11におけるブリッジ
脚部19aのそれぞれに前記放水口20を設けている。
このブリッジ19は、手すりとしても利用することもで
きる。なお、図10は、図9の給水装置1における正面
図である。給水口12と放水口20は、リム5の最下位
置5aよりも高くして、エアギャップをとっている。ま
た、図11は、図9の給水装置1における側面図であ
る。この水栓外装部11と洗浄ボール2とを溶接して一
体に形成することで、一体感を出して斬新なデザインと
使用性を出すとともに、強度を向上させることができる
ため、手すりとしても利用することができる。なお、こ
の洗浄ボール2の形状は、図1に示す形状と同じ形状と
しているため、説明を省略する。
【0062】なお、図12および図13は、それぞれ図
1および図9の給水装置1を壁に取付けた設置状態を示
している。いずれも、バックハンガ23を壁に取付け
て、このバックハンガ23に給水装置1の洗浄ボール2
と下部カバー24を取り付けている。そして、この下部
カバー24内で給水装置1に給水管17、排水管26、
等を接続している。この下部カバー24も洗浄ボール2
等と同じ材質とすることで、一体感を出すことができ
る。なお、洗浄ボール2内に水栓10、放水機能部を設
けているので、予め工場にて洗浄ボール2に組付けてお
くことができるので、施工者の熟練度に左右されないよ
うに現場での施工を容易にし、施工トラブルを低減する
ことができる。
【0063】次に、本発明の給水装置1を設置した場合
の全体の構成を、図14を用いて説明する。図14は、
図1の給水装置1をカウンター27上に設置した場合で
ある。カウンター27下にて、建築側に敷設された給水
管17に止水弁25を介在させて分岐する。分岐した一
方の給水管17は、電磁弁16を介して給水口12に接
続されている。また、分岐した他方の給水管17は、電
磁弁22を介して放水口20に接続されている。いずれ
の電磁弁16,22もコントローラ18に接続されてい
る。なお、このコントローラ18は、給水用と放水用と
を兼用してもよいし、また、別で設けてもよい。また、
電磁弁22やコントローラ18は、水栓10内に埋設し
てもよいが、カウンター27の下方や下部カバーの内側
に設置するとよい。
【0064】なお、図14では、センサー13は、人体
検知用のセンサーと給水用のセンサーとから構成されて
おり、給水口12近傍に設置されている。図中の矢印C
1が人体検知センサー13の投光方向を示し、矢印C2
が給水用のセンサー13の投光方向を示している。な
お、センサーは、給水用のセンサー13のみでもよい。
センサー13によりコントローラ18に信号を送り、各
電磁弁16,22の開閉を行なうようにしている。な
お、センサー13の投光素子から投光された赤外線C2
が、手洗いのために給水口12近傍に差し伸べた手に反
射され、その反射光の受光素子による受光量がある一定
の条件を満たすとコントローラ18から信号を発信して
電磁弁16が開閉し、給水を行う。なお、水栓10をシ
ングルレバーハンドル式水栓10として、水栓10に設
けたレバーハンドルを動かすことで開閉弁(流量調整
弁)の開閉を手動で行なうようにしてもよいが、自動水
栓10aとすることで、非接触で給水および止水を作動
させることができ衛生的であり、また、常に所定の流量
に抑えることができ、水を必要以上に瞬間流量を多く出
すこともないため、節水にも繋がると言える。また、セ
ンサー13は、赤外線のほか、たとえば超音波、等を用
いてもよく、非接触で人体を検知できるものであればよ
い。給水装置1前に人が居ることを検知するセンサであ
る人体検知センサー13は、給水口12の先端に設けて
もよいが、給水装置1を設置するカウンターの前垂板に
設けてもよい。
【0065】また、この給水装置1は、図15、16に
示すように、給水管17(少なくとも給水口12に繋が
る給水管17)の経路内に水流によって翼車31を回転
させてその駆動力を電流に変換して蓄電部32に蓄電す
る、自己発電機構30を設けている。そして、この蓄電
を利用してセンサー13の検知ならびに電磁弁16、2
2の開閉を行なうようにするとよい。自己発電機構30
は、具体的には、翼車31、磁石、コイル、コンデンサ
(蓄電部32)、から構成されている。自己発電の原理
は、水流(毎分3L以上の流量が好ましい)によって回
転する翼車31に取付けられた磁石が、コイル内を回転
することによって発生する電流をコンデンサ(蓄電部3
2)に蓄える。この蓄えられた電気により、センサー1
3と電磁弁16,22を駆動させるのである。なお、初
期は自己発電による蓄電がなされていないため、電池
(乾電池)33との併用をすることが好ましい。また、
電源を電池33と自己発電機構30とすることにより、
AC電源を必要としないため設置場所の制約がなくな
る。また、電磁弁16、22の開閉時に極力電力を消費
しないように、電磁弁16、22にはラッチングソレノ
イドを用いるとよい。
【0066】次に、洗浄ボール2と水栓10との取付け
方法を以下で説明する。図1に示す給水装置1におい
て、洗浄ボール2と水栓外装部11をステンレスで製造
した場合を例にとって説明する。なお、図6、図9に示
す他の給水装置1においても同様の製造方法で可能であ
る。まず、洗浄ボール2を成形するため、肉圧約1〜
1.5mmの板材43をプレス加工(例えば油圧プレ
ス、メカプレス、対向液圧プレスなど)あるいはNC加
工、へら絞り加工などによりボール状に加工する。図1
7では、上型40、下型41、複数のプレス型42を用
いて、洗浄ボール2の形状を数回のプレス工程によって
徐々にプレスして形状を作り、洗浄ボール2を作製して
いる。そして、水栓外装部11を取付けられるように、
さらに後加工で図18のように洗浄ボール2内面にバー
リング加工を施し、水栓取付部10を設けている。な
お、このように洗浄ボール2を成形するのにステンレス
をプレスする場合、洗浄ボール2の形状は、上側を片側
縦断面視凸形状3に湾曲形成して、かつ下側を片側縦断
面視凹形状4に湾曲形成して、プレス成形の場合脱型し
易くする。
【0067】一方、図19に示すように、水栓10の水
栓外装部11をその表側の部品11aと裏側の部品11
bとをそれぞれプレスで成形する。そして、水栓外装部
11(表側、裏側)との接合部を溶接にて接合する。さ
らに接合後、研磨加工を施すことにより継ぎ目を無く
し、滑らかに一体に形成する。最後に洗浄ボール2の水
栓取付部6aに、水栓外装部11を、溶接により接合し
一体に形成する。この水栓取付部6aと水栓外装部11
との接合部も同様に研磨加工を施し継ぎ目がなく滑らか
な形状にする。
【0068】また、放水機能部を設ける場合は、放水口
20からの放水が洗浄ボール2面に沿って流れるように
するために、図20に示すように洗浄ボール2面に直接
開口6を設け、放水ユニットを洗浄ボール2面に設置で
きるようにする。つまり、図18に示すようなバーリン
グ加工を施さず、洗浄ボール2の面に隆起せずに設けた
開口6を設けている。そして、この開口6に直接水栓外
装部11を溶接して一体に形成し、給水機能部と放水機
能部とを取付けるようにするか、または、この開口6を
被うように水栓10と放水機能部とをねじ等により固定
するようにしている。
【0069】次に、給水機能部および放水機能部の取付
手順について説明する。図19および20のように洗浄
ボール2と一体に形成した水栓10本体の外装部11に
は、あらかじめ給水用の穴部14を設けている。図21
は、給水口12の部分の水栓10内部を拡大した構造を
示している。センサー13と給水口12からなる給水セ
ンサーユニット15を水栓10の表側に設けた取付用穴
部14に挿入してビス29固定している。なお、図示し
ないが、給水管接続部17aには予め可撓性のある給水
管17(給水ホース)が接続している。なお、この組立
て工程は工場で行なうことができる。そのため、現場で
の取り付け施工は、洗浄ボール2を設置し、給水管17
の接続と導電線28の接続を行なうだけでよい。また、
図22は、水栓10部分の拡大図である。水栓10と洗
浄ボール2の境界部分8に放水口20を設け、主に左右
方向に放水を行なうようにして、洗浄ボール2の広域に
放水が流れるようにしている。
【0070】放水機能部の一部である放水口20を備え
た放水ユニット21の取付は、以下の方法がある。図2
0に示すように、洗浄ボール2と水栓外装部11とを溶
接にて一体形成している場合は、洗浄ボール2の内面上
方に設けた開口6裏側から取付けて水栓10と洗浄ボー
ル2とに放水機能部(放水ユニット)を介在させるよう
にする。
【0071】また、図23、図24に示すように、水栓
10は、洗浄ボール2に放水するための放水口20を有
した放水機能部(放水ユニット21)を介在させて挟み
込むようにして、洗浄ボール2内に取り付けている。洗
浄ボール2に取付用の開口6を設けている。また、放水
機能部(放水ユニット21)の上部外周に段部37を形
成しておき、この段部37に水栓11の下端部38が嵌
まり込むようにしている。そして、水栓10とこの開口
6の周縁部に放水機能部(放水ユニット21)を挟み込
むように、水栓11から延設しているボルト39を放水
機能部(放水ユニット21)の開口44と洗浄ボールの
開口6に貫通させる。さらに、このボルト39に洗浄ボ
ール2裏から開口6よりも幅広の固定部材34を介在さ
せて固定ナット45をねじ込んで、放水機能部(放水ユ
ニット21)を介在させて水栓10を洗浄ボール2に固
定している。図24で示すように放水口20は洗浄ボー
ル2面に隣設している。また、放水機能部(放水ユニッ
ト21)に形成されている給水管17aが逆U字形状と
なっていて、上側から放水口20に向けて扇状に流し落
すようにして、洗浄ボール2に沿って広範囲に流れやす
くしている。なお、図示しないが、放水機能部(放水ユ
ニット21)と洗浄ボール2との間には、パッキンを介
在させて開口6から水が浸入しないようにする。また、
放水機能部の電磁弁、等(図示せず)は、放水ユニット
21とは別に洗浄ボール2の下方に設けるようにする。
【0072】図25、図26に示す取付け構造は、まず
開口6の周縁部に放水機能部(放水ユニット21)を取
付け、さらにこの放水ユニット21の少なくとも放水口
20以外の部分(放水口20と反対側の裏部分)を被う
ように、水栓10を放水ユニット21に取付けている。
放水機能部(放水ユニット21)は、放水口20を略半
円周側に設けている。その上部には段差37を設け、水
栓10の前方下端部38と当接して取り付けられる。ま
た、左右の縦方向に溝凹部47が形成されており、水栓
10の下端に形成した切欠側部48(折返し片を形成し
ている)が嵌合するようになっている。そして、水栓1
0の裏側からビス49にて水栓10と放水機能部(放水
ユニット21)とを固定している。なお、放水機能部
(放水ユニット21)と洗浄ボール2との間には、パッ
キン46を介在させている。上述の構成とすることによ
り、洗浄ボール2の開口6から水が浸入しないようにし
ている。図26で示すように放水口20は洗浄ボール2
側に位置している。また、放水機能部(放水ユニット2
1)に形成されている給水管17aが逆U字形状となっ
ていて、上側から放水口20に向けて流し落すようにし
て、洗浄ボール2に沿って流れやすくしている。また、
放水機能部の電磁弁(図示せず)は、放水ユニット21
とは別に洗浄ボール2の下方に設けるようにする。
【0073】次に、洗浄ボール2面への放水の作動方法
ついて、以下に順を追って説明する。洗浄ボール2面へ
の放水であるが、給水用のセンサー13を用いて給水と
連動させる以下の方法がある。 (1) 給水を使用して給水用のセンサー13が通常の
未使用状態の受光量となった後、所定流量を放水する方
法。たとえば、使用者が自動水栓10aを使い終わった
後、3秒後に放水を1秒間行う。 (2) 給水を使用した回数(センサー13の検知数)
をカウントして、所定回数に達したら、所定流量を放水
する方法。なお、放水後は、カウントをゼロにし、この
工程を繰返す。たとえば、使用回数10回毎に放水を1
回行なう。 (3) 給水量を検知して、合計給水量が所定量達した
ら、放水する方法。なお、放水後は、カウントをゼロに
し、この工程を繰返す。たとえば、合計給水量が20リ
ットル毎に放水を1回行なう。 (4) 給水の作動時間を検知して、その作動合計時間
が所定時間達したら、放水する方法。なお、放水後は、
カウントをゼロにし、この工程を繰返す。他の放水の仕
方としては、排水と連動させる方法として、 (5) 排水量を検知して、その合計排水量が所定量達
したら、放水する方法。 (6) 光の透光量を検知する検濁計などを利用して、
排水の汚れ度を検知して、その汚れ度が所定量達してい
た場合、放水する方法。他の放水の仕方としては、使用
前の洗浄として、 (7) 給水装置1前に人が居ることを検知する人体検
知センサー13を設けておき、この人体検知センサー1
3が所定の時間検知して使用される状態であることを認
識したら、洗浄ボール2を使用する前に洗浄ボール2を
簡単に洗浄するための予備洗浄を行なうようにする。他
の放水の仕方としては、給水と関係なく、 (8) 時間的に一定の間隔毎に、放水する方法。 (9) 一日のうちもっとも使用頻度の少ない時間を選
択して放水する方法。 なお、(1)から(9)のいずれの場合も、給水が行な
われている場合は放水させないように制御するようにす
ることがより好ましい。また、一回の放水において定量
の放水を行なうようにするため、定流量止水弁25を設
けてもよい。また、放水量をカウントし、所定回数に達
したら、放水量を多くしたり、放水する水圧を高くする
などして、洗浄能力を高める機能を追加することを行な
うことが好ましい。
【0074】さらに、上述した放水は、自動水栓10a
等との連動をせずに独立して、手動により使用者が洗浄
ボール2の状態を見て放水したいときに、放水ボタン
(図示せず)を押して、定量を流し止水する定流量止水
弁25を設けてもよい。
【0075】図27には、放水と給水の作動を示す一フ
ローチャートを示す。これは、人体検知センサー13と
給水用のセンサー13とを備えてなり、給水装置1前に
使用者が立って人体検知センサー13にてたとえば2秒
以上(T≧Th)検知した場合、給水前に予備的な放水
(予備洗浄)を行なう。次に、給水用のセンサー13に
よりたとえば1秒以上(T≧Tw)検知した場合は、給
水を開始する。給水用のセンサー13で検知しなくなっ
たら、給水を止め、さらに人体検知センサー13にて検
知しなくなったら、再度洗浄ボール2面に放水(本洗
浄)を行なうようにしている。なお、本洗浄は、予備洗
浄より放水量(放水時間)を多くし、洗浄効果を挙げる
ことが好ましい。
【0076】図28には、放水と給水の作動を示す他の
フローチャートを示す。これは、給水用のセンサー13
のみを備えたものである。給水装置1前に使用者が立っ
て、給水口に手を差し出したときに、このセンサー13
がたとえば1秒以上(T≧Tw)検知した場合、給水を
開始する。そして、給水用のセンサー13で検知しなく
なったら、給水を止め、タイマーをスタートさせる。ま
た、使用回数N、総給水量もしくは総排水量V0、総給
水時間T0をカウントする。そして、初期設定により、
使用回数、総給水量、総排水量、総給水時間の少なくと
も何れか一つの項目により、放水を制御するかどうか選
択する。使用回数で制御する場合は、使用回数が所定回
数に達した場合(N>Ns)、放水を行なう。総給水量
で制御する場合は、総給水量が所定給水量に達した場合
(V0>Vs)、放水を行なう。総排水量で制御する場
合は、総排水量が所定排水量に達した場合(V0>V
s)、放水を行なう。総給水時間で制御する場合は、総
給水時間が所定時間に達した場合(T0>Ts)、放水
を行なう。そして、所定流量の放水を行なったのち、上
述した項目N、V0、T0の値をリセットする。なお、
給水停止後の時間tが所定時間(たとえば5秒)経過し
ない場合は、放水をしないように設定するようにするこ
とが好ましい。また、給水停止後の時間tが所定時間
(たとえば1時間)経過し、次の給水が行なわれない場
合は、放水を行なうように設定することもできる。
【0077】次に、放水の種類としては、上述したよう
に、洗浄ボール2への給水用の給水管17から分岐し、
水道水を用いる。なお、放水による洗浄効果を上げるた
め、以下のような付加機能を備え、放水することが好ま
しい。たとえば、給湯管と接続したり、給水管17に給
湯機(公共施設においては、電気的なヒーターによって
温水にする電気温水器が好ましい)などを介して、温水
を放水するようにする。この場合、放水の温度を調整で
きるようにすることが好ましい。また、給水管17に電
解層を介して、イオン水(酸性水、アルカリ性水)を放
水するようにしてもよい。また、芳香剤を混入して、放
水するようにしてもよい。また、別途石鹸水用やアルコ
ール水用のタンクを洗浄ボール2下方に設置してポンプ
を用いて石鹸水またはアルコール水を放水するようにし
てもよい。また、石鹸水に気泡を混入させてムース状に
して放水し、その後、水道水を流すようにしてもよい。
【0078】なお、本発明の給水装置1は、洗面所の洗
浄ボール2のほか、便所の手洗いボール、台所のシンク
ボール等の洗浄ボール2に用いることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明は上記構成により、髪の毛などが
排水口から流れずに洗浄ボールに残った場合においても
洗浄ボールに放水することで洗い流すことができるの
で、より衛生性を維持することができ、また施工性、水
栓周りの清掃性がよく、さらに放水口をほとんど意識さ
せることのない斬新的な外観性を有して、常に使用者が
快適に手洗い行為をすることができる洗浄ボールに放水
する放水機能付き給水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である給水装置を示す。
【図2】図1における給水装置の正面図を示す。
【図3】図1における給水装置の側面図を示す。
【図4】本発明の給水装置の給水口に取付けられる泡沫
キャップの断面図である。
【図5】本発明の給水装置における別の洗浄ボールの形
状を示す図である。
【図6】本発明における別の一実施の形態である給水装
置を示す。
【図7】図6における給水装置の正面図を示す。
【図8】図6における給水装置の側面図を示す。
【図9】本発明における別の一実施の形態である給水装
置を示す。
【図10】図9における給水装置の正面図を示す。
【図11】図9における給水装置の側面図を示す。
【図12】図1における給水装置を用いた壁掛けタイプ
の使用状態図である。
【図13】図9における給水装置を用いた壁掛けタイプ
の使用状態図である。
【図14】本発明における給水装置の設置した場合の全
体構成を示す図である。
【図15】給水機能部と放水機能部を示す概略図であ
る。
【図16】本発明の給水装置に組み込むことができる自
己発電機構を示す図である。
【図17】本発明の給水装置における洗浄ボールのプレ
ス加工工程を示す図である。
【図18】図17で示した工程にて製造された洗浄ボー
ルを示す図である。
【図19】水栓外装部と洗浄ボール部を一体に形成する
場合を示す図である。
【図20】放水口を有する場合の水栓外装部と洗浄ボー
ル部を一体に形成する場合を示す図である。
【図21】図1における水栓外装部の穴部に取付けられ
た給水センサーユニットの取付構造を示す図である。
【図22】図1における水栓周りの構造を示す図であ
る。
【図23】放水機能部を介在させて水栓を洗浄ボールに
取り付ける場合を示す図である。
【図24】図23における放水口の構造を示す図であ
る。
【図25】放水機能部を介在させて水栓を洗浄ボールに
取り付ける場合を示す図である。
【図26】図25における放水口の構造を示す図であ
る。
【図27】本発明の放水機能を有する給水装置の放水と
給水の作動を示すフローチャート図である。
【図28】本発明の放水機能を有する給水装置の放水と
給水の作動を示す他のフローチャート図である。
【符号の説明】
1 給水装置 2 洗浄ボール 3 洗浄ボールの上側の凸形状の湾曲部 4 洗浄ボールの下側の凹形状の湾曲部 5 リム 5a リム最下位置 6 開口 6a 水栓取付部 7 排水口 8 洗浄ボールと水栓の境界部分 9 段差 10 水栓 10a 自動水栓 11 水栓外装部 11a 水栓外装部の表側の部品 11b 水栓外装部の裏側の部品 12 給水口 13 センサー 14 取付用穴部 15 給水センサーユニット 16 電磁弁 17 給水管 17a 給水管接続部 18 コントローラ 19 ブリッジ 19a ブリッジ脚部 20 放水口 21 放水ユニット 22 電磁弁 23 バックハンガ 24 下部カバー 25 止水弁 26 排水管 27 カウンター 28 導電線 29 ビス 30 自己発電機構 31 翼車 32 蓄電部 33 電池 35 気泡混入手段 36 網目 40 上型 41 下型 42 プレス型 43 板材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/042 E03C 1/042 A B 1/05 1/05 1/14 1/14 Z (72)発明者 田幸 宏崇 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 橋田 光明 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 栗原 正人 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D060 BA03 BB09 BC07 BC12 BE02 BE04 BF03 BF09 CA02 CA04 CA15 CA20 2D061 BA01 BC18 BE08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水口を有した洗浄ボールと、給水管に
    接続しこの洗浄ボール内に給水するための給水口を備え
    た水栓とから構成されており、 かつ、前記水栓は、洗浄ボールに放水するための放水口
    を有した放水機能部を介在させて、洗浄ボール内に取り
    付けられていることを特徴とする洗浄ボールに放水する
    放水機能付き給水装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄ボール内面上方に開口を設け、
    この開口に放水機能部を取付け、さらにこの放水機能部
    の放水口以外の部分を被うように、水栓を放水機能部に
    取付けたことを特徴とする請求項1に記載の洗浄ボール
    に放水する放水機能付き給水装置。
  3. 【請求項3】 前記放水口から排水口までの洗浄ボール
    面を、放水口から洗浄ボールへの放水方向に対してなめ
    らかな流線形で構成していることを特徴とする請求項1
    または2に記載の洗浄ボールに放水する放水機能付き給
    水装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄ボールは、上側を片側縦断面視
    凸形状に湾曲形成して、かつ下側を片側縦断面視凹形状
    に湾曲形成し、 洗浄ボール奥側の断面視凸形状部分に放水口を設けてな
    ることを特徴とする請求項3に記載の洗浄ボールに放水
    する放水機能付き給水装置。
  5. 【請求項5】 前記洗浄ボール内面の一部あるいは全周
    には、放水口からの放水方向に沿って段差を設けてなる
    ことを特徴とする請求項3に記載の洗浄ボールに放水す
    る放水機能付き給水装置。
  6. 【請求項6】 前記水栓は、ブリッジ形状をしており、
    給水口はブリッジ中央に設けてなり、かつ、ブリッジ脚
    部のそれぞれに前記放水口を設けてなることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の洗浄ボールに放水する放水
    機能付き給水装置。
  7. 【請求項7】 前記水栓は、センサーおよび給水口を備
    え、 前記給水口に接続した給水管には、電磁弁を介在させ、 前記センサーには、このセンサーからの信号に基づいて
    前記電磁弁の開閉を制御するコントローラを接続してな
    ることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記
    載の洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置。
  8. 【請求項8】 前記放水口からの放水は、前記センサー
    により検知した後に給水口から給水を行って給水停止後
    に、自動的に行われることを特徴とする請求項7に記載
    の洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置。
  9. 【請求項9】 前記放水口からの放水は、給水停止状態
    が所定の時間経過した後自動的に行われることを特徴と
    する請求項7に記載の洗浄ボールに放水する放水機能付
    き給水装置。
  10. 【請求項10】 前記放水口からの放水は、給水を使用
    した回数をカウントして、所定回数に達したら、行われ
    ることを特徴とする請求項7に記載の洗浄ボールに放水
    する放水機能付き給水装置。
  11. 【請求項11】 前記放水口からの放水は、給水量を検
    知して、合計給水量が所定量達したら、行われることを
    特徴とする請求項7に記載の洗浄ボールに放水する放水
    機能付き給水装置。
  12. 【請求項12】 前記放水口からの放水は、給水の作動
    時間を検知して、その作動合計時間が所定時間達した後
    に、行われることを特徴とする請求項7に記載の洗浄ボ
    ールに放水する放水機能付き給水装置。
  13. 【請求項13】 前記放水口からの放水は、排水量を検
    知して、その合計排水量が所定量達した後に、行われる
    ことを特徴とする請求項7に記載の洗浄ボールに放水す
    る放水機能付き給水装置。
  14. 【請求項14】 前記放水口からの放水は、光の透光量
    を検知する検濁計などを利用して、排水の汚れ度を検知
    して、その汚れ度が所定量達していた後に、行われるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の洗浄ボールに放水する
    放水機能付き給水装置。
  15. 【請求項15】 前記放水口からの放水は、給水装置前
    に人が居ることを検知するセンサを設けておき、このセ
    ンサが所定の時間感知して使用される状態であることを
    認識したら、洗浄ボールを使用する前に洗浄ボールを簡
    単に洗浄するための予備洗浄を行われることを特徴とす
    る請求項7に記載の洗浄ボールに放水する放水機能付き
    給水装置。
  16. 【請求項16】 前記放水口からの放水は、時間的に一
    定の間隔毎に、行われることを特徴とする請求項7に記
    載の洗浄ボールに放水する放水機能付き給水装置。
  17. 【請求項17】 前記放水口からの放水は、一日のうち
    もっとも使用頻度の少ない時間を選択して行われること
    を特徴とする請求項7に記載の洗浄ボールに放水する放
    水機能付き給水装置。
  18. 【請求項18】 前記放水口からの放水は、前記給水口
    から給水が行なわれている場合は放水させないようにコ
    ントローラにて制御してなることを特徴とする請求項8
    乃至17のいずれか1つに記載の洗浄ボールに放水する
    放水機能付き給水装置。
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